JP2003049281A - 表面処理金属板および表面処理剤 - Google Patents
表面処理金属板および表面処理剤Info
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Abstract
亜鉛系めっき鋼板の使用の際に特別な排水処理が不要
で、従来の欠点を改良し、特に耐食性および湿潤密着性
に優れた有機皮膜を有する亜鉛系めっき鋼板を初めとす
る各種の有機皮膜を有する金属板の提供、さらに該有機
皮膜の形成に好適な表面処理剤の提供。 【解決手段】金属板の少なくとも片面に、エポキシ樹脂
およびグリコールウリル樹脂により形成した有機皮膜を
有する表面処理金属板、および、該表面処理金属板に適
用するエポキシ樹脂およびグリコールウリル樹脂を含有
する表面処理剤。
Description
り詳しくは、耐食性に優れた有機皮膜を有する表面処理
金属板、特に表面処理亜鉛系めっき鋼板、および該有機
皮膜の形成に好適な表面処理剤に関する。
めっき鋼板などの亜鉛系めっき鋼板は家電、自動車、建
築の分野で広く使用されている。これらの鋼板は、鋼板
の耐食性向上のために、めっきの上にクロメート被覆処
理を施して、もしくはクロメート被覆処理を施した上に
さらに有機皮膜を施して使用されている。クロメート皮
膜は約0.01μmの非常に薄い膜厚であるが、いわゆ
る自己修復機能を有するために耐食性に優れ、かつ非常
に薄いために優れた導電性を有する。またその上層に有
機皮膜を施す場合、有機皮膜との密着性が良好である。
や塗装密着性に優れているものの、6価クロムを含有す
るので、クロメート被覆処理工程において水質汚染防止
法に規定される特別な排水処理を行う必要があり、コス
トアップになる欠点を有していた。このため、鋼板、特
に亜鉛系めっき鋼板の白錆の発生を防止するために、ク
ロムを用いない表面処理技術が求められ、例えば、下記
のように数多く提案されている。
(a)少なくとも4個のフッ素原子と、Ti、Zrなど
の少なくとも1個の元素とからなる陰イオン成分(例え
ば、(TiF62-)で示されるフルオロチタン酸)、
(b)Co、Mgなどの陽イオン成分、(c)pH調節
のための遊離酸および(d)有機樹脂を含有するクロム
フリー組成物からなる金属の表面処理方法が提案されて
いる。
(a)水酸基含有有機樹脂、(b)リン酸、および
(c)Cu、Coなどの金属のリン酸塩を含有するクロ
ムフリー組成物からなる金属の表面処理方法が提案され
ている。
(a)ポリヒドロキシエーテルセグメントと不飽和単量
体の共重合体セグメントを有する樹脂、(b)リン酸お
よび(c)Cu、Coなどの金属のリン酸系化合物を含
有するクロムフリー組成物からなる金属の表面処理剤が
提案されている。
(a)Mn、Coなどの2価以上の金属イオン、(b)
フルオロ酸、リン酸などの酸、(c)シランカップリン
グ剤および(d)重合単位を2〜50の平均重合度で含
む水溶性重合体を水性媒体に溶解した水溶性表面処理剤
が提案されている。
(a)チオカルボニル基含有化合物、(b)リン酸イオ
ンおよび(c)水分散性シリカを含有する水性防錆コー
ティング剤を亜鉛被覆鋼にコーティングする方法が提案
されている。
な付着量の表面処理剤(被覆剤、コーティング剤)を被
覆した場合、すなわち、十分な膜厚の皮膜を施した場合
には、まずまずの耐食性が得られるが、例えば、金属板
の凸部などの一部が露出するような皮膜が施されていた
り、膜厚が薄過ぎる場合には、耐食性が極めて不十分で
あった。つまり、金属板上の皮膜に欠陥部や傷が入ると
その部分から、腐食が進行してしまうため耐食性が不十
分であった。
ル基含有化合物のような硫化物は、亜鉛などの金属表面
に吸着しやすく、さらにチオール基イオンは、リン酸イ
オンとの相乗作用により、コーティング時に活性な亜鉛
表面のサイトに吸着されて防錆効果を発揮する。この表
面処理方法で得られた亜鉛系めっき鋼板は、表面を−N
CS、−OCS基を有する層により被覆されると高耐食
性を有するが、皮膜の膜厚を薄くするとチオカルボニル
基含有化合物で被覆されていない部分が出現し、発錆の
原因になる。また、金属板上の皮膜に欠陥部や傷が入る
とその部分から、腐食が進行してしまうため耐食性が不
十分であった。
も金属表面と表面処理剤が形成する皮膜とを界面で強固
に付着させる発想に基づく技術である。微視的に捕らえ
れば、金属表面と表面処理剤との密着が不完全なため、
湿潤環境での密着性(湿潤密着性)には限界があった。
すなわち、皮膜に損傷部があると、腐食環境下で発錆
し、ここを起点として腐食が周囲に進行してしまう問題
点があった。
鑑みてなされたもので、表面処理剤の被覆工程および得
られた表面処理亜鉛系めっき鋼板の使用の際に特別な排
水処理が不要で、従来の表面処理亜鉛系めっき鋼板が有
する欠点を改良し、特に耐食性と湿潤密着性に優れた有
機皮膜を有する亜鉛系めっき鋼板を初めとする各種の有
機皮膜を有する金属板を提供することを目的とし、さら
に該有機皮膜の形成に好適な表面処理剤を提供すること
を目的とするものである。
一は、金属板の少なくとも片面に、エポキシ樹脂および
グリコールウリル樹脂により形成した有機皮膜を有する
ことを特徴とする表面処理金属板である。
スフェノール型エポキシ樹脂である表面処理金属板であ
る。
がリン酸変性エポキシ樹脂である表面処理金属板であ
る。
が一級水酸基を有する変性エポキシ樹脂である表面処理
金属板である。
スフェノール型エポキシ樹脂、リン酸変性エポキシ樹脂
およびグリコールウリル樹脂により形成した有機皮膜で
ある表面処理金属板である。
スフェノール型エポキシ樹脂、一級水酸基を有する変性
エポキシ樹脂およびグリコールウリル樹脂により形成し
た有機皮膜である表面処理金属板である。
ン酸変性エポキシ樹脂、一級水酸基を有する変性エポキ
シ樹脂およびグリコールウリル樹脂により形成した有機
皮膜である表面処理金属板である。
スフェノール型エポキシ樹脂、リン酸変性エポキシ樹
脂、一級水酸基を有する変性エポキシ樹脂およびグリコ
ールウリル樹脂により形成した有機皮膜である表面処理
金属板である。
さらに撥水剤を含有する表面処理金属板である。
コールウリル樹脂を含有することを特徴とする表面処理
剤である。
キシ樹脂、リン酸変性エポキシ樹脂および一級水酸基を
有する変性エポキシ樹脂からなる群から選ばれた少なく
とも一種を含有する表面処理剤である。
に撥水剤を含有する表面処理剤である。
金属板用である表面処理剤である。
なる金属板には、特に制限はなく、例えば、電気亜鉛め
っき鋼板、電気亜鉛−ニッケルめっき鋼板、溶融亜鉛め
っき鋼板、亜鉛−アルミ(Zn−5%Al)溶融めっき
鋼板、亜鉛−アルミ(Zn−55%Al)溶融めっき鋼
板などの亜鉛系めっき鋼板、熱延鋼板、冷延鋼板、ステ
ンレス鋼板、銅めっき鋼板、アルミニウム板、溶融すず
−亜鉛(Sn−10%Zn)めっき鋼板、溶融アルミめ
っき鋼板、ターン(Pb−10%Sn)めっき鋼板など
が挙げられる。好ましいのは、亜鉛系めっき鋼板であ
り、特に好ましいのは電気亜鉛めっき鋼板である。
グリコールウリル樹脂により形成された有機皮膜であ
る。この有機皮膜は、エポキシ樹脂およびグリコールウ
リル樹脂により形成した硬化有機皮膜であり、基板であ
る金属板に強固に密着している。本発明において、硬化
は完全硬化、半硬化または部分硬化を言う。有機皮膜の
膜厚は0.5〜4.0μmであるのが好ましく、1.0
〜3.0μmであるのが特に好ましい。厚さが4.0μ
mを超えると、耐食性の向上効果はあるものの、厳しい
加工を受ける際に有機皮膜がパウダリングする場合があ
る。一方厚さが0.5μm未満であると、耐食性の向上
効果が小さくなる傾向がある。
は、グリコールウリルの1−,3−,4−,6−のアミ
ノ基の全部または一部にメチロール、ブチロールなどが
付加した誘導体、メチル化、メチル/エチル化、ブチル
化などのアルキルエーテル化誘導体、メチロール基など
を介して縮合してなるオリゴマーおよびそれらのアルキ
ル誘導体を言う。好適なのはテトラメチロール化グリコ
ールウリルとそのオリゴマーである。
性に優れ、さらに耐食性にも優れるが、これは前述の通
りエポキシ樹脂とグリコールウリル樹脂が硬化すること
により達成される。グリコールウリル樹脂の柔軟な構造
で硬化皮膜を形成することにより硬く脆い構造が強靱性
を増す。また、硬化皮膜のグリコールウリル単位によっ
て、下地素材との密着性も増す。このことより、有機皮
膜への腐食因子の侵入の抑止力が増すとともに、有機皮
膜/下地境界面への毛細管現象による腐食因子の侵入抑
止力も増すため耐食性が改善される。
ノール型エポキシ樹脂、(b)リン酸変性エポキシ樹脂
および(c)一級水酸基を有する変性エポキシ樹脂から
なる群より選ばれる少なくとも一種とすることが好まし
い。
エポキシ当量が500〜5000のビスフェノール型エ
ポキシ樹脂であるのが好ましく、900〜4000であ
るのがさらに好ましい。エポキシ当量が500未満であ
ると、グリコーリウリル樹脂との反応率が上がらず、所
望の硬化皮膜が得られず、耐食性が低下するおそれがあ
る。逆にエポキシ当量が5000を超えると、エポキシ
基が反応しにくくなり、所望の硬化皮膜が得られず、耐
食性が劣化するおそれがある。
シ当量が500以下のビスフェノール型エポキシ樹脂に
リン酸化合物を反応させて得られたものが好ましい。エ
ポキシ当量が500を超えると、得られる(b)リン酸
変性エポキシ樹脂のP−OH基の含有量が少なくなるた
め、所望の硬化皮膜が得られないおそれがある。
基を2個以上有するリン酸類であり、五酸化二リンを水
和して得られる酸を総称したものである。具体的には、
メタリン酸、ピロリン酸、オルトリン酸、三リン酸、四
リン酸などが挙げられるが、好ましいのはオルトリン酸
である。また、モノメチルリン酸、モノオクチルリン
酸、モノフェニルリン酸などのリン酸モノエステルを使
用することもできる。
アミン化合物で中和することによってより安定な水性樹
脂組成物を生成するので、その使用が好ましい。アミン
化合物としては、例えば、アンモニア、ジメタノールア
ミン、トリエタノールアミンなどのアルカノールアミ
ン;ジエチルアミン、トリエチルアミンなどのアルキル
アミン;ジメチルエタノールアミンなどのアルキルアル
カノールアミンなどが挙げられる。
H基当量が150〜1000、好ましくは300〜80
0である。P−OH基当量が150未満の場合には、塗
料として使用した場合に、べたつきを生じて使用が困難
となり、1000を超えた場合には、基材との密着性が
低下するおそれがある。
脂は、ビスフェノール型エポキシ樹脂(ビスフェノール
型エポキシ樹脂のエポキシ当量は、好ましくは500〜
5000、さらに好ましくは900〜4000)を、一
級アミン、二級アミン、2,2−ジメチロールプロピオ
ン酸、2,2−ジメチロールブタン酸、またはカルボン
酸化合物などと反応させて得たエポキシポリオール樹脂
であるのが好ましい。(c)一級水酸基を有する変性エ
ポキシ樹脂のエポキシ当量は好ましくは550〜400
00、さらに好ましくは600〜25000である。エ
ポキシ当量が550未満であると、グリコールウリル樹
脂との反応率が上がらず、所望の硬化皮膜が得られず、
耐食性が低下するおそれがある。逆に、40000を超
えると、エポキシ基の反応が起きにくく、所望の硬化皮
膜が得られず、耐食性が低下するおそれがある。
ェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂などであり、さらにはそれらの二級水酸基をポリ
イソシアネートなどで架橋したものでもよい。
脂を製造する際に使用される一級アミンまたは二級アミ
ンとしては、モノエタノールアミン、メチルエタノール
アミン、ブチルエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、ジイソプロパノールアミン、ジメチルアミノプロピ
ルエタノールアミンまたはジブチルアミン、ジオクチル
アミンなどのジアルキルアミン化合物などのアルカノー
ルアミン化合物が挙げられる。中でも、ジエタノールア
ミンなどを用いて得られる一級水酸基を有するエポキポ
リオール樹脂は低温でも硬化が可能となるため好まし
い。
ロールプロピオン酸、2,2−ジメチロールブタン酸ま
たはカルボン酸化合物などのビスフェノール型エポキシ
樹脂に対する当量比率は、生成される(c)一級水酸基
を有する変性エポキシ樹脂のエポキシ当量を好ましくは
600〜25000に維持できるように決定されるが、
通常はエポキシ基1当量に対して0.1〜0.9当量、
好ましくは0.2〜0.8当量である。
の硬化は、下記の機構であると推定される。 (a)ビスフェノール型エポキシ樹脂、(b)リン酸変
性エポキシ樹脂および(c)一級水酸基を有する変性エ
ポキシ樹脂からなる群から選ばれる少なくとも一種のエ
ポキシ樹脂各々が有するエポキシ基と水酸基[(b)リ
ン酸変性エポキシ樹脂の場合、リン原子に結合した水酸
基]とが互いに付加して高分子化される際に生成した水
酸基、およびエポキシ樹脂中に存在していた水酸基が、
表面処理剤を150〜240℃近辺の温度で焼付けする
際に、グリコールウリル樹脂の水酸基(メチロール基、
アルキルメチロール基など)と脱水(脱アルコール)縮
合して、エポキシ樹脂が硬化される。硬化されたエポキ
シ樹脂のグリコールウリル単位および水酸基単位が、金
属板の素地との強固な湿潤密着性に寄与し、優れた耐食
性を発現するものと推定される。
を用いることが好ましい。(b)リン酸変性エポキシ樹
脂にはリン原子に結合した水酸基が存在し、これがエポ
キシ基と反応し、エポキシ樹脂の高分子化を進め、高分
子化したエポキシ樹脂が、グリコールウリル樹脂により
硬化され、優れた耐食性が得られるからである。さらに
好ましいのは、(b)リン酸変性エポキシ樹脂および
(a)ビスフェノール型エポキシ樹脂、または(b)リ
ン酸変性エポキシ樹脂および(c)一級水酸基を有する
変性エポキシ樹脂を用いる場合である。
ポキシ樹脂を含有すると、(a)ビスフェノール型エポ
キシ樹脂および/または(b)リン酸変性エポキシ樹脂
と高分子化した後に、より低温でグリコールウリル樹脂
との脱水(脱アルコール)縮合が生じる。したがって、
低温焼付けにより硬化を図る場合には、(c)一級水酸
基を有する変性エポキシ樹脂を用いると有利である。ま
た、本発明の有機皮膜に、(c)一級水酸基を有するエ
ポキシ樹脂が含有されると、有機皮膜の緻密性、空気遮
断性が改善され、耐食性が向上することから、(c)一
級水酸基を有するエポキシ樹脂を用いることがさらに好
ましい。
性に優れ、さらに耐食性にも優れるが、さらなる耐食性
の改善を図る場合には、強靱な皮膜を形成し得るウレタ
ン樹脂が含有されるとが効果的である。すなわち、ウレ
タン樹脂の含有により、有機皮膜への腐食因子の侵入の
抑止力が上がり、耐食性が改善される。その上、有機皮
膜の密着性も改善される。ウレタン樹脂としては、エー
テル骨格またはさらにエーテル・エステル骨格を有する
自己乳化型のアニオン性ウレタン樹脂が好適である。ウ
レタン樹脂は、表面処理剤の固形分に対して5〜20質
量%含有されるのが好ましい。
することが好ましい。撥水剤は疎水性であるため、有機
皮膜の表層に濃化する傾向がある。そのため、有機皮膜
への腐食因子の侵入を表層で抑止し、耐食性を改善す
る。その上、皮膜密着性をも改善する。撥水剤はフッ素
樹脂、ポリエチレンワックス、ポリエチレンワックスで
被覆した樹脂などである。撥水剤は、表面処理剤の固形
分に対して5〜20質量%含有されるのが好ましい。本
発明の有機皮膜には、有機皮膜に添加して各種性能を付
与、向上させることができる各種添加剤をさらに含有さ
せることができる。例えば、シランカップリング剤など
を含有させることができる。
算でエポキシ樹脂/グリコールウリル樹脂=50/50
〜95/5、好ましくは=60/40〜90/10であ
る。該組成比が50/50未満であるとグリコールウリ
ル樹脂の残存率が高くなり、耐食性が劣化する。また該
組成比が95/5超であるとグリコールウリル樹脂が不
足し、十分な硬化皮膜が得られず耐食性が劣化する。
脂と(b)リン酸変性エポキシ樹脂を併用する場合、
(b)/(a)=10/90〜50/50、好ましくは
15/85〜40/60である。該組成比が10/90
未満であると基材との密着性が得られないおそれがあ
り、50/50を超えた場合には、耐食性などの性能が
低下するおそれがある。
(c)一級水酸基を有する変性エポキシ樹脂を併用する
場合、(a)/(c)=5/95〜30/70、好まし
くは10/90〜20/80である。該組成比が5/9
5未満であるとエポキシ樹脂へのグリコールウリル樹脂
の硬化、脱水(脱アルコール)反応量が過剰となり、耐
食性が劣化する。また30/70超であると、逆にエポ
キシ樹脂とグリコールウリル樹脂の硬化が不足し、耐食
性が劣化する。
級水酸基を有する変性エポキシ樹脂を併用する場合、
(b)/(c)=5/95〜40/60、好ましくは7
/93〜20/80である。該組成比が5/95未満で
あるとエポキシ樹脂の高分子化が不十分で、脱水(脱ア
ルコール)縮合に関与するグリコールウリル樹脂が不足
し、耐食性が劣化する。また40/60超であると、同
様に高分子化が不十分で、脱水(脱アルコール)縮合に
関与するグリコールウリル樹脂が不足し、耐食性が劣化
する。
(b)リン酸変性エポキシ樹脂と(c)一級水酸基を有
する変性エポキシ樹脂を用いる場合、(a)/(b)/
(c)=10/10/80〜10/40/50、好まし
くは10/20/70〜10/30/60である。該組
成比から逸脱する場合には、エポキシ樹脂の高分子化が
不十分で、脱水縮合に関与するグリコールウリル樹脂が
不足し、耐食性が劣化する。
る各種成分を含有する表面処理剤を調製し、それを塗布
することにより形成される。表面処理剤は、エポキシ樹
脂、グリコールウリル樹脂、撥水剤、要すれば、さらに
ウレタン樹脂などを、水性溶媒に添加し、攪拌混合して
調製された水性溶液または水性分散液である。必要に応
じて、加熱し、ノニオン系乳化剤を使用して水性化し、
調製してもよい。この表面処理剤の濃度は、有機樹脂の
安定性が確保される固形分範囲であればよく、固形分濃
度として5〜35質量%程度である。
処理剤をロールコート、スプレー塗装、刷毛塗り、浸漬
塗装、カーテンフローなどの手段により接触させ、リン
ガーロールで押圧し、乾燥して、焼付けすることによ
り、水性溶媒が揮発し、エポキシ樹脂の硬化が進行する
ことにより形成される。金属板表面は、有機皮膜の形成
前に、予め前処理してもよく、リン酸塩処理などの化成
処理を施してもよい。塗布量・付着量は前記した有機皮
膜の膜厚の範囲内となるように調整するが、化成処理層
などを設けた場合の全皮膜の膜厚は0.5〜4.0μm
であるのが好ましい。
スフェノール型エポキシ樹脂および/または(b)リン
酸変性エポキシ樹脂のみを用いる場合には、200〜2
40℃程度の比較的高温で実施される。一方、(c)一
級水酸基を有する変性エポキシ樹脂を用いる場合には、
150〜200℃程度の比較的低温で実施される。焼付
け温度が下限値を下回る場合には、硬化がやや不足した
り、有機皮膜中への溶媒の残存により、やや耐食性に劣
ることがある。また焼付け温度が上限値を上回る場合に
は、特に問題はないが、有機皮膜中の成分の部分的な分
解による黄変が認められることがある。
する。 [発明例1〜60、比較例61〜75]下記エポキシ樹
脂(a)〜(c)、グリコールウリル樹脂A〜D、ベン
ゾグアナミン樹脂E〜Fとメラミン樹脂G〜H(以上2
樹脂をアミノ樹脂と称する)、ウレタン樹脂A〜G、撥
水剤A〜Dを表1に記載した割合(全固形分100質量
部に対する割合)で、水に添加し、常温で攪拌混合して
水性表面処理剤を調製した。得られた表面処理剤を、下
記金属板A〜Nに、ロールコート塗装した。20秒で金
属板温度が160℃、180℃、220℃となるように
加熱して、膜厚が0.05〜6μmの有機皮膜を形成さ
せ、試験片を作製した。試験片の有機皮膜の特性を表1
に示した。
20g/m2 ) 板B;電気亜鉛−ニッケルめっき鋼板(板厚:1.0m
m、Zn+Ni:20g/m2 、Ni:12質量%) 板C;溶融亜鉛めっき鋼板(板厚:1.0mm、Zn:
60g/m2 ) 板D;合金化溶融亜鉛めっき鋼板(板厚:1.0mm、
Zn:60g/m2 、Fe:10質量%) 板E;亜鉛5%アルミニウム鋼板(板厚:1.0mm、
60g/m2 、Al:5質量%) 板F;亜鉛55%アルミニウム鋼板(板厚:1.0m
m、60g/m2 、Al:55質量%)
m) 板J;銅めっき鋼板(板厚:1.0mm、Cu:30g
/m2 ) 板K;アルミニウム板 JIS 5052(Al−Mg
合金系)(板厚:1.0mm) 板L;溶融すず−亜鉛めっき鋼板(板厚:1.0mm、
Sn:60g/m2 、Zn:10質量%) 板M;溶融亜鉛めっき鋼板(板厚:1.0mm、Al:
50g/m2 ) 板N;ターンめっき鋼板(板厚:1.0mm、Pb:4
0g/m2 、Sn:10質量%)
下記の方法で製造した。エポキシ当量1950のビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂(a)680gにプロピレン
グリコールモノメチルエーテル132gを添加し、次い
でノニオン系乳化剤(“アデカプルロニックF68”)
84gを添加し、均一溶液にした後、3軸ミキサーを用
いて、水649gを徐々に添加して、エポキシ当量40
00、固形分濃度50質量%のエポキシ樹脂エマルジョ
ンを得た。
方法で製造した。 (b1)リン酸変性エポキシ樹脂のアミン中和物(アニ
オン型) オルトリン酸85gおよびプロピレングリコールモノメ
チルエーテル140gを仕込み、エポキシ当量250の
ビスフェノールA型エポキシ樹脂425gを徐々に添加
し、80℃で2時間反応させた。反応終了後、50℃以
下で、29質量%アンモニア水溶液150gを徐々に添
加し、さらに水1150gを添加して、酸価35、固形
分濃度25質量%のリン酸変性エポキシ樹脂のアミン中
和物を得た。
ン乳化物 オルトリン酸95gおよびプロピレングリコールモノメ
チルエーテル198gを仕込み、エポキシ当量250の
ビスフェノールA型エポキシ樹脂396gを徐々に添加
し、80℃で2時間反応させた。反応終了後、80℃以
下で、ノニオン系乳化剤(“アデカプルロニックF6
8”)25gを徐々に添加し、均一になった後さらに水
264gを添加して、酸価65、固形分濃度50質量%
のリン酸変性エポキシ樹脂を得た。
中和物(アニオン型) オルトリン酸85gおよびプロピレングリコールモノメ
チルエーテル140gを仕込み、エポキシ当量475の
ビスフェノールA型エポキシ樹脂807gを徐々に添加
し、80℃で2時間反応させた。反応終了後、50℃以
下で、29質量%アンモニア水溶液150gを徐々に添
加し、さらに水2386gを添加して、酸価21、固形
分濃度25質量%のリン酸変性エポキシ樹脂のアミン中
和物(アニオン型)を得た。
脂は、下記の方法で製造した。 (c1)エポキシ当量1950のビスフェノール型エポ
キシ樹脂1950gをプロピレングリコールモノメチル
エーテル876gに溶解し、次いでジエタノールアミン
78.8gを添加して、100℃、3時間反応させ、エ
ポキシ当量11600の変性エポキシ樹脂エマルジョン
を得た。次いでノニオン系乳化剤(“アデカプルロニッ
クF68”)256gを添加し、均一にした後、3軸ミ
キサーを用いて、水2553gを徐々に添加して、エポ
キシ当量22500、固形分40重量%の一級水酸基を
有する変性エポキシ樹脂エマルジョンを得た。
ノール型エポキシ樹脂1950gをプロピレングリコー
ルモノメチルエーテル876gに溶解し、次いで2,2
−ジメチロールプロピオン酸100gを添加し、均一に
した後、触媒にジメチルベンジルアミン1gを添加し
て、130℃で3時間反応させ、エポキシ当量が120
00であることを確認した。ついで、ノニオン系乳化剤
(“アデカプルロニックF68”)513gを添加し、
均一にした後、水2296gを徐々に添加して、エポキ
シ当量22300、固形分濃度40質量%の一級水酸基
を有する変性エポキシ樹脂エマルジョンを得た。
ール型エポキシ樹脂950gをプロピレングリコールモ
ノメチルエーテル380gに溶解し、次いでジエタノー
ルアミン79gを添加し、100℃で3時間反応させ、
エポキシ当量が5640のエポキシポリオール樹脂エマ
ルジョンを得た。次いで、ノニオン系乳化剤(“アデカ
プルロニックF68”)127gを添加し、均一にした
後、3軸ミキサーを用いて、水1354gを徐々に添加
して、エポキシ当量11500、固形分濃度40質量%
の一級水酸基を有する変性エポキシ樹脂を得た。
テック(株)製、“サイメル1170”) 樹脂B:メチル/エチル混合アルキル化グリコールウリ
ル樹脂(三井サイテック(株)製、“サイメル117
1”) 樹脂C:テトラメチロール化グリコールウリル樹脂(三
井サイテック(株)製、“サイメル1172”) 樹脂D:完全メチル化グリコールウリル樹脂(三井サイ
テック(株)製、“サイメル1174”)
ルキル化ベンゾグアナミン樹脂、三井サイテック(株)
製、) 樹脂F:“サイメル106”(完全メチル化ベンゾグア
ナミン樹脂、三井サイテック(株)製、) 樹脂G:“サイメル303”(完全メチル化メラミン樹
脂、三井サイテック(株)製、) 樹脂H:“サイメル370”(部分メチル化メラミン樹
脂、三井サイテック(株)製、)
・エーテル系、アニオン性、第一工業製薬(株)製) ウレタンB:“スーパーフレックス110”(エーテル
系、アニオン性、第一工業製薬(株)製) ウレタンC:“スーパーフレックス130”(エーテル
系、アニオン性、第一工業製薬(株)製) ウレタンD:“スーパーフレックス150”(エステル
・エーテル系、アニオン性、第一工業製薬(株)製)
0”(カーボネート系、アニオン性、第一工業製薬
(株)製) ウレタンF:“スーパーフレックス700”(芳香族イ
ソシアネート系、アニオン性、第一工業製薬(株)製) ウレタンG:“スーパーフレックスE4000”(エー
テル系、ノニオン性、第一工業製薬(株)製)
マルジョン、旭硝子フルオロポリマーズ(株)製) 撥水剤B:“アフロンーQAD938”(フッ素樹脂エ
マルジョン、旭硝子フルオロポリマーズ(株)製) 撥水剤C:“Hydrocer6099”(ポリエチレン外殻被
覆フッ素樹脂エマルジョン、シャムロック(株)製) 撥水剤D:“HYTEC 9017”(ポリエチレンワックス
エマルジョン、東邦化学(株)製)
での平板部耐食性およびクロスカット部密着性、CCT
環境での加工部および平面部耐食性、上塗り塗装密着
性、耐指紋性)を下記の試験方法に従って評価した。 (SST環境での平板部耐食性)試験片を70mm×1
50mmの大きさに剪断後、端面部をシールし、塩水噴
霧試験(JIS Z2371)を行い、各試験片表面の
面積の5%に錆が発生するまでに要する時間を下記の評
価基準に従って評価した。結果を表2に示した。 ◎; 120時間以上 ○; 96時間以上 120時間未満 △; 72時間以上 96時間未満 ×; 72時間未満
湿潤密着性)加工材;試験片を50mm×150mmの
大きさに剪断後、凹部が表面となるように、エリクセン
9mm張り出しを行なう。上記加工材の平面部に地鉄に
到達するクロスカット傷をカッターナイフでつけたとき
の有機皮膜の傷跡からの平均剥離幅(片側)で評価す
る。結果を表2に示した。 ◎; 0mm ○; 0mm超 1mm以下 △; 1mm超 2mm以下 ×; 2mm超
件としてSST8時間−休止16時間を1サイクルとし
て、上記加工材の各部位に錆が発生するまでのサイクル
数で評価する。結果を表2に示した。 ◎; 4サイクル以上 ○; 3サイクル △; 2サイクル ×; 1サイクル
サイクル後における平面部での表面電気抵抗を表面電気
抵抗計(三菱化学(株)製、“ロレスタGP”)を用
い、ESPプローブにて測定後、下記基準で評価した。
結果を表2に示した。 ○; 1mΩ以下 △; 1mΩ超 10mΩ以下 ×; 10mΩ超
0に準拠して、メラミン/アルキッド系樹脂(“オルガ
セレクト120ホワイト”、日本ペイント(株)製)
を、膜厚20μmになるようにバーコート塗装し、13
5℃で15分間焼付けした後、各試験片上の有機皮膜を
貫通して金属板素地に達する切り傷をカッターナイフで
1mm間隔で碁盤目状に付け、この碁盤目の上にセロテ
ープ(登録商標)を貼り、剥がした後の皮膜の付着状態
を目視により観察し、下記の評価基準に従って評価し
た。結果を表2に示した。 ◎; 皮膜残存率100% ○; 皮膜残存率95%超 △; 皮膜残存率85%以上95%未満 ×; 皮膜残存率65%以上85%未満 ××;皮膜残存率65%未満
布する前後の色調(L値、a値、b値)の変化を分光式
色差計(“SQ2000”、日本電色(株)製)を用い
て測定し、下記式(1)で示すΔEを用いて、下記の評
価基準に従って評価した。結果を表2に示した。 ◎; ΔE1以下 ○; ΔE1超 2以下 △; ΔE2超 3以下 ×; ΔE3超
しない、いわゆるクロメートフリー処理金属板であり、
特に耐食性が優れているので、従来の自動車、家電、建
材分野で使用されているクロメート処理鋼板に代替し得
るものである。さらに、クロむを含有しないことから、
容器関連、食器関連、屋内用建材に至るまでの広い用途
に使用可能である。また、本発明の表面処理剤は、上記
のクロメートフリー処理金属板を製造するのに極めて有
効である。
Claims (13)
- 【請求項1】金属板の少なくとも片面に、エポキシ樹脂
およびグリコールウリル樹脂により形成した有機皮膜を
有することを特徴とする表面処理金属板。 - 【請求項2】前記エポキシ樹脂がビスフェノール型エポ
キシ樹脂である請求項1に記載の表面処理金属板。 - 【請求項3】前記エポキシ樹脂がリン酸変性エポキシ樹
脂である請求項1に記載の表面処理金属板。 - 【請求項4】前記エポキシ樹脂が一級水酸基を有する変
性エポキシ樹脂である請求項1に記載の表面処理金属
板。 - 【請求項5】前記有機皮膜がビスフェノール型エポキシ
樹脂、リン酸変性エポキシ樹脂およびグリコールウリル
樹脂により形成した有機皮膜である請求項1に記載の表
面処理金属板。 - 【請求項6】前記有機皮膜がビスフェノール型エポキシ
樹脂、一級水酸基を有する変性エポキシ樹脂およびグリ
コールウリル樹脂により形成した有機皮膜である請求項
1に記載の表面処理金属板。 - 【請求項7】前記有機皮膜がリン酸変性エポキシ樹脂、
一級水酸基を有する変性エポキシ樹脂およびグリコール
ウリル樹脂により形成した有機皮膜である請求項1に記
載の表面処理金属板。 - 【請求項8】前記有機皮膜がビスフェノール型エポキシ
樹脂、リン酸変性エポキシ樹脂、一級水酸基を有する変
性エポキシ樹脂およびグリコールウリル樹脂により形成
した有機皮膜である請求項1に記載の表面処理金属板。 - 【請求項9】前記有機皮膜がさらに撥水剤を含有する請
求項1〜8のいずれかに記載の表面処理金属板。 - 【請求項10】エポキシ樹脂およびグリコールウリル樹
脂を含有することを特徴とする表面処理剤。 - 【請求項11】前記エポキシ樹脂がビスフェノール型エ
ポキシ樹脂、リン酸変性エポキシ樹脂および一級水酸基
を有する変性エポキシ樹脂からなる群から選ばれた少な
くとも一種を含有する請求項10に記載の表面処理剤。 - 【請求項12】前記表面処理剤がさらに撥水剤を含有す
る請求項10または11に記載の表面処理剤。 - 【請求項13】前記表面処理剤が金属板用である請求項
10〜12のいずれかに記載の表面処理剤。
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