JP2003048122A - 鋸 刃 - Google Patents
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Abstract
制せしめて切曲りを減少させて切削性能を十分発揮する
鋸刃を提供する。 【解決手段】 鋸刃の各歯を直歯SHと左アサリ歯LH
と右アサリ歯RHとの3歯からなる基本構成とする。直
歯SHと左アサリ歯LHと右アサリ歯RHのいずれか1
つ以上の歯の歯先を加工して帯幅を低くし、前記加工面
を直歯SHの歯先面と平行に設けているので、摩耗して
も直進性を保持するように作用し、切削時の切曲りが改
善され、より切削性能がアップする。切削時の切削抵抗
が減少したり、切曲りの直進性が向上する。
Description
て、例えば帯鋸,丸鋸,ハクソーなどの鋸刃で被削材を
切断する工具である鋸刃に関して、直歯と左右アサリ歯
の3歯を基本構成とする組合せ配置と鋸刃形状に関す
る。
3歯を基本構成とする鋸刃は、この3歯の配置の組合せ
により1つの区切りパターンが構成され、この同一パタ
ーンの繰り返しである。
サリ歯,右アサリ歯を単にそれぞれS,L,Rの記号で
表すと、図13(A),(B),(C)における鋸刃1
01は、帯厚がtで、S,L,Rの3枚構成鋸刃であ
り、L,Rの帯幅H1がSの帯幅H2よりも高く構成さ
れている。
の鋸刃103は5枚構成鋸刃で、図15の鋸刃105は
7枚構成鋸刃である。なお、図16は帯厚がtで、図1
4と図15の鋸刃の各歯の高さを示している。
たり、アサリ振出量をその高低差によって大小変化させ
た鋸刃がある。例えば、図17(A),(B)の鋸刃1
07は、高歯(帯幅H2)の直歯SH、低歯(帯幅H
3)でアサリ振出量が広い右アサリ歯Rw、高歯(帯幅
H1)でアサリ振出量が狭い左アサリ歯LH、高歯(帯
幅H1)でアサリ振出量が狭い右アサリ歯RH、低歯
(帯幅H3)でアサリ振出量が広い左アサリ歯Lwのパ
ターンを繰り返す5枚構成鋸刃である。図18(A),
(B)の鋸刃109は、SH、RH、Lw、Rw、LH
のパターンを繰り返す5枚構成鋸刃である。なお、図1
9は帯厚がtで、図17と図18の鋸刃の各歯の高さを
示している。
ナを面取りした鋸刃などが知られている。
においては、被削材は炭素工具鋼、合金鋼、ステンレス
鋼、超耐熱鋼など様々であるが、最近では高硬度化と新
素材の開発普及によって、より難削材化する傾向が大き
くなっている。したがって、図13〜図15に示されて
いるような基本構成の従来鋸刃101,103,105
では難削材の切断に十分な切削性能を発揮できず、早期
切曲り寿命が発生し、切断材料不良となるため、効率的
な切断作業ができないという問題点があった。
より切削現象が解明されつつあり、その原因として切削
時の切削抵抗の増加による鋸刃たわみが発生し切曲りが
発生しているとの考えから、切削時の切削抵抗を低減す
る対策鋸刃として図17や図18に示されているような
鋸刃107,109が開発され市販されている。しか
し、このような鋸刃は多機能な製造工程を必要としてい
るので、前者の鋸刃101,103,105よりも鋸刃
コストは高くなっている。
削材に対する切削性能においては後者の鋸刃(図17や
図18)が前者の鋸刃(図13〜図15)よりも顕著に
良好な結果を示している。また、図20(B)を参照す
るに、切断面積に対する切曲りにおいても後者の鋸刃1
07(図17)が前者の鋸刃101(図13)よりも良
好である。このように、被削材の高硬度化や難削化に対
して高低差を設けた後者の鋸刃107(図17)は、切
削抵抗を減らし切削性能を向上させており、有効な手段
であったと考えられる。
刃を交換することなく1本の鋸刃で多品種少量の被削材
を切断しているので、働き歯の少ない後者の鋸刃10
7,109(図17や図18)は時として切曲り易くな
る場合がある。つまり、鋸刃の構成を見るとアサリ歯の
歯先は直歯の歯先よりも帯幅方向では高くなっており、
直歯の歯先の水平面による直進性をアサリ振出加工によ
ってアサリ歯の帯幅方向の歯先点が直歯の歯先よりも突
起しているので、被削材との接触状態が歯先の点である
ために振られやすく鋸刃の直進性に悪影響があった。
工精度の変化によって切削性能にバラツキが生じてお
り、悪影響を受けている。言い換えれば、直進性を担う
直歯の働きがアサリ歯によって抑制されているという問
題点があった。
ては切断時の切屑を細分化できるのであるが、細分化す
ぎて軽量ゆえに切屑の排出性が良くないという問題点も
あった。
れたもので、その目的は、より鋸刃の直進性を重視し、
左右の振れを抑制せしめて切曲りを減少させて切削性能
を十分発揮する鋸刃を提供する。具体的に言えば、従来
の鋸刃(図17,図18)のように歯先に高低差を持た
せ、かつ、アサリ振出量に大小を付けて変化せしめて切
削抵抗を減少させるのみではなく、さらに直進性をも併
せ持ち、切断寿命の長い鋸刃を提供することにある。
に請求項1によるこの発明の鋸刃は、直歯と左アサリ歯
と右アサリ歯との3歯からなる基本構成とした鋸刃にお
いて、直歯と左アサリ歯と右アサリ歯のいずれか1つ以
上の歯の歯先を加工して帯幅を低くし、加工された加工
面が直歯の歯先面と平行に設けられていることを特徴と
するものである。
歯のいずれか1つ以上の歯の歯先が加工されて帯幅を低
くし、加工された加工面が直歯の歯先線と平行となるよ
うに加工されているので、摩耗しても直進性を保持する
ように作用する。これにより、切削時の切曲りが改善さ
れ、より切削性能がアップする。
歯と、帯幅方向に低い左右アサリ歯又は直歯とを組合せ
た鋸刃であるので、切削時の切削抵抗を減少させ、切曲
りが抑制され、直進性が向上する。
左アサリ歯と右アサリ歯との3歯からなる基本構成とし
た鋸刃において、左右アサリ歯の歯先における内側コー
ナを加工して帯幅を低くし、加工された加工面を直歯の
歯先面と平行に構成してなる第1構成パターンを1つ以
上備えていることを特徴とするものである。
内側コーナを加工して帯幅を低くし、加工された加工面
を、直歯よりも低くしかも直歯と平行に加工されている
ことにより、アサリ歯の歯先部による不安定切断がなく
なり、直歯の働きが推進され直進性を増加させるように
なる。
左アサリ歯と右アサリ歯との3歯からなる基本構成とし
た鋸刃において、帯幅の高い第2直歯を有する第2構成
パターンと、第3直歯の歯先を加工して前記第2構成パ
ターンの第2直歯の帯幅より低くし、加工された加工面
を前記第2直歯の歯先面と平行に構成してなる第3構成
パターンと、からなり、前記第2,第3構成パターンを
それぞれ1つ以上組み合せてなることを特徴とするもの
である。
よって直進性の保持を低下させることになるが、難削材
切削における切削抵抗を低減せしめることができる。
左アサリ歯と右アサリ歯との3歯からなる基本構成とし
た鋸刃において、左右アサリ歯の歯先における内側コー
ナを加工して直歯の帯幅より帯幅を低くし、加工された
加工面を直歯の歯先面と平行に構成してなる第1構成パ
ターンと、帯幅の高い第2直歯を有する第2構成パター
ンと、第3直歯の歯先を加工して前記第2構成パターン
の第2直歯の帯幅より低くし、加工された加工面を前記
第2直歯の歯先面と平行に構成してなる第3構成パター
ンと、からなり、帯幅の高い左右アサリ歯と、帯幅の低
い左右アサリ歯と、帯幅の高い直歯と、帯幅の低い直歯
と、を組合せてなることを特徴とするものである。
低差を設けることによって難削材切削における切削抵抗
を低減せしめることができる。なお、従来の図17のよ
うな難削材対応鋸刃においては、新たに帯幅の低い左右
アサリ歯に対応した低い直歯を設けることが可能となり
切削性能がアップする。
1〜4のうちのいずれか一つに記載の鋸刃において、前
記加工された加工面における左アサリ歯の外側加工端と
右アサリ歯の外側加工端との距離が、ゼロより大きく且
つ左右アサリ歯の振出端の間の距離より小さく構成され
ていることを特徴とするものである。
右アサリ歯の外側加工端間の距離が、左右アサリ歯の振
出端の間の距離より小さいので、左右アサリ歯の振出端
の摩耗が抑制され、切り粉の排出方向が制御される。な
お、前記加工された加工面が直歯と平行であるので、左
右アサリ歯の被削材への食い込み特性が改善され、切曲
り及びうねりが抑制される。
1〜5のうちのいずれか一つに記載の鋸刃において、前
記左右アサリ歯の振出量が同一であることを特徴とする
ものである。
が同一であっても実施して効果を発揮する。
1〜5のうちのいずれか一つに記載の鋸刃において、前
記左右アサリ歯の振出量が異なることを特徴とするもの
である。
が異なるものであっても実施して効果を発揮する。
1〜7のうちのいずれか一つに記載の鋸刃において、鋸
刃の背から鋸刃ガレットの歯底までの高さが同一で、且
つ同一アサリ歯、同一直歯からなる構成で、各歯の歯高
に異なる構成を有することを特徴とするものである。
うことが可能である鋸刃形状であるので製造工程を変更
しなくても良い。また鋸刃の背から鋸刃ガレットの歯底
までの変化による鋸刃胴寿命への影響も従来通りでよ
い。ただし、歯先加工などの加工工程は増加するが、そ
の分切削性能の増加で十分捕うことが可能である。
1〜8のうちのいずれか一つに記載の鋸刃において、直
歯のコーナに角取りを設けてなることを特徴とするもの
である。
のチャンファーが設けられることによりアサリ歯の切削
幅が増加するので、より一層鋸刃の安定性が図られる。
について図面を参照して説明する。
に、本実施の形態に係わる鋸刃1は、第1構成パターン
を構成するものである。
17の鋸刃107と同じように帯幅の高い直歯SH、低
い右アサリ歯Rw、高い左アサリ歯LH、高い右アサリ
歯RH、低い左アサリ歯Lwの5歯で構成されている。
本実施の形態では構成する5歯の中で帯幅の高い右アサ
リ歯RHと左アサリ歯LHの歯先が直歯SHよりも低く
なるように研磨加工などの加工が行われている。
tで帯幅の高い左右アサリ歯LH,RHの歯先が直歯S
Hよりも帯幅方向で低く且つ水平面に加工されており、
ワークとの接触面が従来の鋸刃の点接点から面当たりに
なるように構成されている。なお、上記の水平面(加工
面)は研磨加工などで加工されており、図1(C)の矢
印マークに示されているように左右アサリ歯LH,RH
の歯先点間P3−P4線とP5−P6線が直歯SHの歯
先点間P1−P2歯先線と平行になるように構成されて
いる。
は左右アサリ歯LH,RHとも同等であるようにL1=
L2とされ、且つ鋸刃1の加工された水平距離Lkがゼ
ロより大きく且つアサリのセット幅Ln未満(0<Lk
<Ln)になるように構成されている。これにより、切
削時の鋸刃1の安定度が増加し、直進性が向上して切削
性能がアップする。
に、本実施の形態に係わる鋸刃3は、第1構成パターン
を構成するものである。
17の鋸刃107と同じように帯幅の高い直歯SH、低
い右アサリ歯Rw、高い左アサリ歯LH、高い右アサリ
歯RH、低い左アサリ歯Lwの5歯で構成されている。
本実施の形態では構成する5歯の中で帯幅の低い右アサ
リ歯Rwと左アサリ歯Lwの歯先が直歯SHの歯先面と
平行になるように研磨加工などの加工が行われている。
tで帯幅の低い左右アサリ歯Lw,Rwの歯先が水平面
(加工面)になるように研磨加工などで加工されてお
り、鋸刃3による切削に伴って摩耗が進行してもワーク
との接触面が従来の鋸刃3の点接点から面当たりになる
ように構成されている。なお、上記の水平面は、図2
(C)の矢印マークに示されているように左右アサリ歯
Lw,Rwの歯先点間P7−P8線とP9−P10線が
直歯SHの歯先点間P1−P2歯先線と平行になるよう
に構成されている。
は左右アサリ歯Lw,Rwとも同等であるようにL3=
L4とされ、且つ鋸刃3の加工された水平距離Ldが、
ゼロより大きく且つアサリのセット幅Ls未満(0<L
d<Ls)になるように構成されている。これにより、
鋸刃3による切削が行われて歯先の摩耗が進行しても鋸
刃3の安定度が増加し、直進性が向上して切削性能をア
ップさせるように構成されている。
に、本実施の形態に係わる鋸刃5は、第2構成パターン
及び第3構成パターンを構成するものである。
17の鋸刃107と同じように帯幅の高い直歯SH、低
い右アサリ歯Rw、高い左アサリ歯LH、高い右アサリ
歯RH、低い左アサリ歯Lwの5歯で構成されている。
本実施の形態では構成する5歯の中で直歯に注目し、帯
幅の低い右アサリ歯Rwと左アサリ歯Lwに対応するた
めの低い直歯SLを形成せしめ、且つ帯幅の高い直歯S
Hと低い直歯SLが交互に繰り返されている構成であ
る。
帯幅の高い直歯SHの歯先面と平行になるように研磨加
工などの加工が行われている。
tで帯幅の低い直歯SLの歯先が水平面(加工面)にな
るように研磨加工などで加工されており、鋸刃5による
切削に伴って摩耗が進行してもワークとの接触面が面当
たりになるように構成されている。なお、上記の水平面
は、図3(C)の矢印マークに示されているように帯幅
の低い直歯SLの歯先点間P11−P12線が帯幅の高
い直歯SHの歯先点間P1−P2歯先線と平行になるよ
うに構成されている。
歯先の摩耗が進行しても鋸刃5の安定度が増加し、直進
性が向上し切削性能をアップさせるように構成されてい
る。
照するに、直歯を低くする加工においては、図4
(B),(C),(D)に示されているような3種類の
要素を考慮して、被削材に対応した組合せができる。図
4(B)の直歯は水平加工が行われており、図4
(C),(D)の直歯は水平加工に対して歯先間の間隔
が狭くするように垂直加工が行われている。
材である炭素工具鋼や工具鋼などに対応し、図4
(C),(D)の直歯はステンレス鋼や耐熱鋼などの難
削材に採用すると効果的である。
用により、切断時の鋸刃の切断能力をより発揮すること
が可能となり、新鋼種の切断や高効率切断、長寿命化へ
の対応ができるようになった。
に、本実施の形態に係わる鋸刃7は、第1構成パターン
と第2構成パターンと第3構成パターンを構成するもの
である。
17の鋸刃107と同じように帯幅の高い直歯SH、低
い右アサリ歯Rw、高い左アサリ歯LH、高い右アサリ
歯RH、低い左アサリ歯Lwの5歯で構成されている。
本実施の形態では図1の鋸刃1と図3の鋸刃5とを組み
合わせた構成となっており、構成する5歯の中で帯幅の
高い左アサリ歯LHと右アサリ歯RHの歯先が直歯SH
よりも低くなるようにし、さらに帯幅の低い右アサリ歯
Rwと左アサリ歯Lwに対応するための低い直歯SLを
形成するように研磨加工などの加工が行われ、且つ帯幅
の高い直歯SHと低い直歯SLが交互に繰り返されてい
る構成である。
tで帯幅の高い左右アサリ歯LH,RHの歯先が直歯S
Hよりも帯幅方向で低く且つ水平面に加工されており、
ワークとの接触面が従来の鋸刃の点接点から面当たりに
なるように構成されている。
などで加工されており、図5(C)の矢印マークに示さ
れているように帯幅の低い直歯SLの歯先点間P11−
P12線が帯幅の高い直歯SHの歯先点間P1−P2歯
先線と平行になるように構成されている。また、図5
(C)の矢印マークに示されているように左右アサリ歯
LH,RHの歯先点間P3−P4線とP5−P6線が直
歯SHの歯先点間P1−P2歯先線と平行になるように
して切断時における鋸刃の振れを防止するように構成さ
れている。
された水平面距離L1,L2は左右アサリ歯LH,RH
とも同等であるようにL1=L2とされ、且つ鋸刃7の
加工された水平距離Lkがゼロより大きく且つアサリの
セット幅Ln未満(0<Lk<Ln)になるように構成
されている。これにより、切削時の鋸刃7の安定度が増
加し、直進性が向上して切削性能がアップする。
果として、切削性能グラフが図6(A)に示され、切削
初期の鋸刃7の切曲りグラフが図6(B)に示されてい
る。本実施の形態の鋸刃7は図17の従来の鋸刃107
よりも切削初期の鋸刃7の振れ性も改善され、初期切曲
りが抑制されている。したがって、切削性能もアップし
ている。この実施の形態の鋸刃7は一般的な被削材であ
る炭素工具鋼や工具鋼などに効果を発揮するものであ
る。
に、本実施の形態に係わる鋸刃9は、第1構成パターン
と第2構成パターンと第3構成パターンを構成するもの
である。
図5の鋸刃7と同様に、従来の図17の鋸刃107と同
じように帯幅の高い直歯SH、低い右アサリ歯Rw、高
い左アサリ歯LH、高い右アサリ歯RH、低い左アサリ
歯Lwの5歯で構成されている。本実施の形態ではステ
ンレス鋼や耐熱鋼などの難削材に対応するために、上述
した図5の鋸刃7の歯の構成に加えて、構成する5歯の
中で帯幅の低い右アサリ歯Rwと左アサリ歯Lwの歯先
が低い直歯SLの歯先面よりも低くなるようにし、且つ
加工された帯幅の低い右左アサリ歯Rw,Lwの歯先線
と2種類の直歯SH,SLの歯先線とが平行になるよう
に研磨加工などの加工が行われている構成である。
tで帯幅の低い左右アサリ歯Lw,Rwの歯先が水平面
(加工面)になるように研磨加工などで加工されてお
り、鋸刃9による切削に伴って歯先摩耗が進行しても、
ワークとの接触面が従来の鋸刃の点接点から面当たりに
なるように構成されている。
(C)の矢印マークに示されているように帯幅の低い左
右アサリ歯Rw,Lwの歯先点間P7−P8線とP9−
P10線は、帯幅の高い直歯SHの歯先点間P1−P2
歯先線と、低い直歯SLの歯先点間P11−P12歯先
線と、帯幅の高い左右アサリ歯LH,RHの歯先点間P
3−P4線とP5−P6線と平行になるように構成され
ている。
同様に、加工された水平面距離L1,L2;L3,L4
は左右アサリ歯LH,RHとも同等であるようにL1=
L2,L3=L4とされ、且つ鋸刃9の加工された水平
距離Ldがゼロより大きく且つアサリのセット幅Ls未
満(0<Ld<Ls)になるように構成されている。
サリ歯の加工により初期切削での切曲り性が改善され、
また、帯幅の低い左右アサリ歯の加工により歯先の摩耗
が進行しても鋸刃が安定し、切削性能をアップせしめる
ように構成されている。すなわち、本実施の形態の加工
は左右アサリ歯のみではなく、直歯の“倒れ”による切
削性能不良に対しても補正するように直歯自身の歯先加
工も行なわれているので、より直歯の直進性が発揮され
るような構成である。これにより難削材切断における直
進性と切削抵抗の低減が図れる。
果として、切削性能グラフが図8(A)に示され、切削
抵抗グラフが図8(B)に示されている。鋸刃の摩耗量
グラフが図9(A)に示され、切曲りグラフが図9
(B)に示されている。本実施の形態の鋸刃9は図16
の従来の鋸刃107よりも切削抵抗を低減することがで
き、切曲り性が改善されているので切削性能がアップし
ている。特に、図9(B)に示されているように切断初
期には前述した図1の鋸刃1や図3の鋸刃5と同様の効
果が発揮されており、また切断後期には図2の鋸刃3と
同様の効果が発揮されて切曲りが低減している。
歯の歯先摩耗が抑制されて図17の従来の鋸刃107よ
りも少なくなり鋸刃寿命を長くすることになる。この実
施の形態の鋸刃9はステンレス鋼や耐熱鋼などの難削材
に効果を発揮するものである。
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
鋸刃107のようにアサリ振出量が複数の種類を有し、
アサリ歯の高低差を有する鋸刃に対して水平面の加工を
施している場合について記載しているが、アサリ振出量
が同一である図14や図15などの従来の鋸刃103,
105に対して本発明の特徴を採用しても構わない。
参照するに、本実施の形態に係わる鋸刃11は、アサリ
振出量が同一である鋸刃11で、第1構成パターンと第
2構成パターンと第3構成パターンを構成するものであ
る。
の高い直歯SH、高い左アサリ歯LH、高い右アサリ歯
RHとすると、従来の図15の鋸刃105と同じように
SH、RH、LH、RH、LH、RH、LHの7歯で構
成されている。この鋸刃に対して前述した実施の形態と
同様に、左右アサリ歯は直歯より帯幅を低く加工するこ
とや、低く加工した加工面が直歯の歯先線と平行である
ことや、加工面の水平距離がゼロ以上セット幅以下とす
るなどの本発明の特徴を備えている。詳細説明は省略す
る。
磨加工などの加工例としては、図4(A),(B)の場
合を採用しているが、図4(C),(D)のような加工
を行って採用しても構わない。
(C)、図2(C)、図5(C)、図7(C)、図10
(C)において、水平面に加工された左右アサリ歯は、
図11に示されている左右アサリ歯LQ,RQのように
加工しても構わない。すなわち、図11を参照するに、
左右アサリ歯LQ,RQの歯先が直歯SHよりも帯幅方
向で低く且つ研磨加工などで水平面に加工されている。
なお、上記の左アサリ歯LQの加工面L5と右アサリ歯
RQの加工面L6は直歯SHの歯先線L7と平行になる
ように構成されている。
は左右アサリ歯LQ,RQとも同等であるようにL5=
L6とされ、且つ鋸刃の加工された水平距離Lb(左右
アサリ歯の外側加工端間の距離)がゼロより大きく且つ
左右アサリ歯LQ,RQのセット幅La未満(0<Lb
<La)になるように構成されている。
いるので、左右アサリ歯LQ,RQの外側コーナ(振出
端)、つまり左右アサリ歯LQ,RQの歯先点PQの摩
耗が抑制され、切り粉の排出方向が制御されて切り粉が
大きくなるので切り粉の排出性が改善される。また、上
記の加工面L5,L6が直歯SHの歯先線L7と平行で
あることから直線性が良くなるので、左右アサリ歯L
Q,RQの被削材への食い込み特性が改善され、切曲り
及びうねりが抑制される。
えた鋸刃について記載しているが、図12(A),
(B),(C)に示されているように直歯のコーナに角
取りとしての歯先チャンファー13を設け、この歯先チ
ャンファー13付きの直歯と左右アサリ歯との種々の組
み合わせ鋸刃に対して本発明の特徴を採用しても構わな
い。
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、直歯と
左アサリ歯と右アサリ歯のいずれか1つ以上の歯先が加
工されて帯幅を低くし、加工された加工面が直歯の歯先
線と平行となるように加工されているので、鋸刃による
切削に伴って歯先が摩耗しても直進性を保持できる。そ
の結果、切削時の切曲りを改善でき、より切削性能をア
ップできる。
歯と、帯幅方向に低い左右アサリ歯又は直歯とを組合せ
た鋸刃であるので、切削時の切削抵抗を減少することが
できるため切削性能を伸ばすことができる。また、切曲
りが抑制されて直進性を向上できる。
少させる多少の効果になるが、アサリ歯と組み合わせた
方がより切削性能をアップすることができる。また、直
歯による切屑の方がアサリ歯の切屑より重量をもつこと
になり切屑の排出性を良くすることができる。
アサリ歯がともに連続している時、アサリ歯の歯先を直
歯より帯幅方向に低くしかも直歯と平行に加工し、ワー
クとの接触を点接触から面接触にすることにより、アサ
リ歯の歯先部による不安定切断をなくすことができ、直
歯の働きを推進して振れを抑制できるので直進性を増加
させ、切曲りを改善でき切削性能を伸ばすことができ
る。
設けることによって直進性の保持を低下させることにな
るが、2種類の直歯の第2、第3構成パターンを組み合
せたことにより直歯による切削抵抗を減少でき鋸刃のた
わみを減少できる。難削材における切削抵抗を低減でき
ることにより、切断性能を保持できるようになる。
少させる多少の効果になるが、アサリ歯と組み合わせた
方がより切削性能をアップすることができる。
よび直歯に高低差を設けたので、難削材における切削抵
抗を低減せしめ切削性能を良くすることができると共に
高効率切断も可能となる。さらに、一般材でも難削材で
も対応した鋸刃として使用可能である。
面における左右アサリ歯の外側加工端間の距離を、左右
アサリ歯の振出端の間の距離より小さくしたので、左右
アサリ歯の外側コーナーの摩耗を抑制でき、切り粉の排
出方向を制御できる。なお、前記加工された加工面を直
歯と平行にしたので、左右アサリ歯の被削材への食い込
み特性を改善でき、切曲り及びうねりを抑制できる。
アサリ振出量が同一であっても実施して効果を発揮す
る。
アサリ振出量が異なるものであっても実施して効果を発
揮する。
切り加工を行うことが可能な鋸刃形状であるので製造工
程を変更しなくても加工による胴寿命への悪影響はな
い。また、鋸刃の背から鋸刃ガレットの歯底までの変化
による鋸刃胴寿命への悪影響もない。むしろ、逆に鋸刃
ガレットの歯底から歯先までの歯高を低くして歯先の振
れ性を改善させることができるので振動を抑制すること
ができる。
角取りとしてのチャンファーを設けたことからアサリ歯
の切削幅が増加するので、より一層鋸刃の安定性を図れ
る。
(A)は鋸刃の平面図で、(B)は側面図で、(C)は
各歯の単体部品を説明する模式的正面図である。
(A)は鋸刃の平面図で、(B)は側面図で、(C)は
各歯の単体部品を説明する模式的正面図である。
(A)は鋸刃の平面図で、(B)は側面図で、(C)は
各歯の単体部品を説明する模式的正面図である。
(A)の直歯を水平加工した正面図で、(C)と(D)
は(A)の直歯を水平垂直加工した正面図である。
(A)は鋸刃の平面図で、(B)は側面図で、(C)は
各歯の単体部品を説明する模式的正面図である。
刃における切削データを示すもので、(A)は一般材に
対する切削性能を示すグラフで、(B)は切断面積と切
曲りの関係のグラフである。
(A)は鋸刃の平面図で、(B)は側面図で、(C)は
各歯の単体部品を説明する模式的正面図である。
刃における切削データを示すもので、(A)は難削材に
対する切削性能を示すグラフ、(B)は切断面積と切削
抵抗の関係のグラフである。
刃における切削データを示すもので、(A)は切断面積
と摩耗量の関係のグラフで、(B)は切断面積と切曲り
の関係のグラフである。
で、(A)は鋸刃の平面図で、(B)は側面図で、
(C)は各歯の単体部品を説明する模式的正面図であ
る。
で、各歯の単体部品を説明する模式的正面図である。
を設けた直歯との組合せを示す鋸刃の模式的正面図であ
る。
面図で、(B)は鋸刃の側面図で、(C)は鋸刃を構成
する各歯の単体部品を説明する模式的正面図である。
部品を説明する模式的正面図である。
面図で、(B)は鋸刃の側面図である。
面図で、(B)は鋸刃の側面図である。
部品を説明する模式的正面図である。
で、(A)は難削材に対する切削性能を示すグラフ、
(B)は切断面積と切曲りの関係のグラフである。
Claims (9)
- 【請求項1】 直歯と左アサリ歯と右アサリ歯との3歯
からなる基本構成とした鋸刃において、 直歯と左アサリ歯と右アサリ歯のいずれか1つ以上の歯
の歯先を加工して帯幅を低くし、加工された加工面が直
歯の歯先面と平行に設けられていることを特徴とする鋸
刃。 - 【請求項2】 直歯と左アサリ歯と右アサリ歯との3歯
からなる基本構成とした鋸刃において、 左右アサリ歯の歯先における内側コーナを加工して帯幅
を低くし、加工された加工面を直歯の歯先面と平行に構
成してなる第1構成パターンを1つ以上備えていること
を特徴とする鋸刃。 - 【請求項3】 直歯と左アサリ歯と右アサリ歯との3歯
からなる基本構成とした鋸刃において、 帯幅の高い第2直歯を有する第2構成パターンと、第3
直歯の歯先を加工して前記第2構成パターンの第2直歯
の帯幅より低くし、加工された加工面を前記第2直歯の
歯先面と平行に構成してなる第3構成パターンと、から
なり、 前記第2,第3構成パターンをそれぞれ1つ以上組み合
せてなることを特徴とする鋸刃。 - 【請求項4】 直歯と左アサリ歯と右アサリ歯との3歯
からなる基本構成とした鋸刃において、 左右アサリ歯の歯先における内側コーナを加工して直歯
の帯幅より帯幅を低くし、加工された加工面を直歯の歯
先面と平行に構成してなる第1構成パターンと、帯幅の
高い第2直歯を有する第2構成パターンと、第3直歯の
歯先を加工して前記第2構成パターンの第2直歯の帯幅
より低くし、加工された加工面を前記第2直歯の歯先面
と平行に構成してなる第3構成パターンと、からなり、 帯幅の高い左右アサリ歯と、帯幅の低い左右アサリ歯
と、帯幅の高い直歯と、帯幅の低い直歯と、を組合せて
なることを特徴とする鋸刃。 - 【請求項5】 前記加工された加工面における左アサリ
歯の外側加工端と右アサリ歯の外側加工端との距離が、
ゼロより大きく且つ左右アサリ歯の振出端の間の距離よ
り小さく構成されていることを特徴とする請求項1〜4
のうちのいずれか一つに記載の鋸刃。 - 【請求項6】 前記左右アサリ歯の振出量が同一である
ことを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか一つに
記載の鋸刃。 - 【請求項7】 前記左右アサリ歯の振出量が異なること
を特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか一つに記載
の鋸刃。 - 【請求項8】 鋸刃の背から鋸刃ガレットの歯底までの
高さが同一で、且つ同一アサリ歯、同一直歯からなる構
成で、各歯の歯高に異なる構成を有することを特徴とす
る請求項1〜7のうちのいずれか一つに記載の鋸刃。 - 【請求項9】 直歯のコーナに角取りを設けてなること
を特徴とする請求項1〜8のうちのいずれか一つに記載
の鋸刃。
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---|---|
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JP4837847B2 JP4837847B2 (ja) | 2011-12-14 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007290097A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-08 | Nachi Fujikoshi Corp | 鋸刃 |
JP2014168847A (ja) * | 2014-06-26 | 2014-09-18 | Amada Co Ltd | 帯鋸刃 |
JP2016043463A (ja) * | 2014-08-26 | 2016-04-04 | 株式会社アマダホールディングス | 鋸刃 |
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JP2003532546A (ja) * | 2000-01-24 | 2003-11-05 | カプマン アクティエボラーグ | 真っ直ぐな歯とあさり歯とを備える金属切削用鋸、及びその製造方法 |
-
2001
- 2001-08-09 JP JP2001242158A patent/JP4837847B2/ja not_active Expired - Fee Related
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