JP2003047865A - 粉砕機 - Google Patents

粉砕機

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JP2003047865A
JP2003047865A JP2001239447A JP2001239447A JP2003047865A JP 2003047865 A JP2003047865 A JP 2003047865A JP 2001239447 A JP2001239447 A JP 2001239447A JP 2001239447 A JP2001239447 A JP 2001239447A JP 2003047865 A JP2003047865 A JP 2003047865A
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crushing
crushed
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rough
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JP2001239447A
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Akira Takahashi
章 高橋
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Daiyo Kikai Seisakusho Kk
Original Assignee
Daiyo Kikai Seisakusho Kk
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C4/00Crushing or disintegrating by roller mills
    • B02C4/02Crushing or disintegrating by roller mills with two or more rollers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C4/00Crushing or disintegrating by roller mills
    • B02C4/28Details
    • B02C4/30Shape or construction of rollers
    • B02C4/305Wear resistant rollers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 三段階の粉砕構造とすることで、従来例に比
して被粉砕物をより細かく粉砕することが可能となる画
期的な粉砕機を提供すること。 【解決手段】 表面に多数の凸部1Aを設けた荒粉砕ロ
ーラ1を所定の間隔を介して対向させてこの対向する荒
粉砕ローラ1間に木炭などの被粉砕物2を通すことで被
粉砕物2を荒粉砕し得るように構成した荒粉砕部3と、
細粉砕ローラ4を所定の間隔を介して対向させてこの対
向する細粉砕ローラ4間に前記荒粉砕部3で荒粉砕した
被粉砕物2を通すことで被粉砕物2を細粉砕し得るよう
に構成した第一細粉砕部5と、細粉砕ローラ4を前記第
一細粉砕部5の細粉砕ローラ4の対向間隔よりも微小な
間隔を介して対向させるか若しくは,細粉砕ローラ4を
対向当接させてこの対向する細粉砕ローラ4間に前記第
一細粉砕部5で細粉砕した被粉砕物2を通すことで被粉
砕物2を更に細粉砕し得るように構成した第二細粉砕部
6とを備えた粉砕機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木の廃材などを細
かく粉砕する粉砕機に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
この種の粉砕機としては、表面に多数の凸部を設けた荒
粉砕ローラを所定の間隔を介して対向させてこの対向す
る荒粉砕ローラ間に木炭などの被粉砕物を通すことで被
粉砕物を荒粉砕し得るように構成した荒粉砕部と、細粉
砕ローラを所定の間隔を介して対向させてこの対向する
細粉砕ローラ間に前記荒粉砕部で荒粉砕した被粉砕物を
通すことで被粉砕物を細粉砕し得るように構成した細粉
砕部とを備えたものが一般的である。
【0003】しかしながら、このように荒粉砕部で荒粉
砕した後、細粉砕ローラで細粉砕する二段階の粉砕構造
では、特に硬いものや大きい被粉砕物にあっては、細か
く粉砕されないことが往々にしてあった。
【0004】本発明は、このような現状に鑑み、細粉砕
部で細粉砕された被粉砕物を更に細粉砕する細粉砕部を
設けて三段階の粉砕構造とすることで、従来例に比して
被粉砕物をより細かく粉砕することが可能となる画期的
な粉砕機を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0006】表面に多数の凸部1Aを設けた荒粉砕ロー
ラ1を所定の間隔を介して対向させてこの対向する荒粉
砕ローラ1間に木炭などの被粉砕物2を通すことで被粉
砕物2を荒粉砕し得るように構成した荒粉砕部3と、細
粉砕ローラ4を所定の間隔を介して対向させてこの対向
する細粉砕ローラ4間に前記荒粉砕部3で荒粉砕した被
粉砕物2を通すことで被粉砕物2を細粉砕し得るように
構成した第一細粉砕部5と、細粉砕ローラ4を前記第一
細粉砕部5の細粉砕ローラ4の対向間隔よりも微小な間
隔を介して対向させるか若しくは,細粉砕ローラ4を対
向当接させてこの対向する細粉砕ローラ4間に前記第一
細粉砕部5で細粉砕した被粉砕物2を通すことで被粉砕
物2を更に細粉砕し得るように構成した第二細粉砕部6
とを備えたことを特徴とする粉砕機に係るものである。
【0007】また、機体Aに、支点により起伏回動可能
な可動部7を設けると共に、この可動部7は弾性体8の
付勢力に抗して起動回動し得るように構成し、この可動
部7に前記荒粉砕部3の対向する荒粉砕ローラ1の一方
を設けて、この一方の荒粉砕ローラ1を他方の荒粉砕ロ
ーラ1に対し弾性体8の付勢力に抗して可動部7と共に
起伏回動可能に設け、この対向する荒粉砕ローラ1間を
硬い前記被粉砕物2が通る際には、可動部7並びに一方
の荒粉砕ローラ1が弾性体8の付勢力に抗して逃げ起動
するように構成したことを特徴とする請求項1記載の粉
砕機に係るものである。
【0008】また、前記第一細粉砕部5の対向する細粉
砕ローラ4の少なくとも一方は,弾性体9によって他方
の細粉砕ローラ4に対し所定の間隔を置いた対向状態で
保持されるように構成すると共に、前記第二細粉砕部6
の対向する細粉砕ローラ4の少なくとも一方は,弾性体
10によって他方の細粉砕ローラ4に対し微小な間隔を置
いた対向状態若しくは対向当接状態で保持されるように
構成して、この第一細粉砕部5と第二細粉砕部6とに大
きな被粉砕物2が通る際には、前記弾性体9・10に抗し
て一方の細粉砕ローラ4が他方の細粉砕ローラ4から離
反移動することで、細粉砕ローラ4が回転停止すること
なく且つ被粉砕物2に弾性体9・10による圧縮粉砕力を
付与するように構成したことを特徴とする請求項1,2
のいずれか1項に記載の粉砕機に係るものである。
【0009】また、前記第一細粉砕部5と前記第二細粉
砕部6とは、細粉砕ローラ4を共用する構成としたこと
を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の粉砕
機に係るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0011】被粉砕物2は、先ず、荒粉砕部3の対向す
る荒粉砕ローラ1間を通って多数の凸部1Aによって荒
粉砕され、次いで、この荒粉砕された被粉砕物2は、第
一細粉砕部5の所定の間隔を置いて対向する細粉砕ロー
ラ4間を通って細粉砕され、次いで、この細粉砕された
被粉砕物2は、第二細粉砕部6の前記第一細粉砕部5の
対向間隔よりも微小な間隔を介して対向させるか若しく
は,細粉砕ローラ4を対向当接させた細粉砕ローラ4間
を通って更に細粉砕されることになる。
【0012】従って、荒粉砕,細粉砕,更に細粉砕とい
う三段階の粉砕工程により被粉砕物2を極めて細かく細
粉砕することができる極めて実用性に秀れた画期的な粉
砕機となる。
【0013】また、例えば、機体Aに、支点により起伏
回動可能な可動部7を設けると共に、この可動部7は弾
性体8の付勢力に抗して起動回動し得るように構成し、
この可動部7に前記荒粉砕部3の対向する荒粉砕ローラ
1の一方を設けて、この一方の荒粉砕ローラ1を他方の
荒粉砕ローラ1に対し弾性体8の付勢力に抗して可動部
7と共に起伏回動可能に設ければ、荒粉砕ローラ1間を
硬い被粉砕物2が通るときには、一方の荒粉砕ローラ1
が弾性体8の付勢力に抗し支点により起伏回動可能な可
動部7を介して上方へスムーズに逃げ起動することとな
るため、凸部1Aが硬い被粉砕物2に深く喰い込むよう
なことが防止されて、硬い被粉砕物2が荒粉砕ローラ1
間に詰まることで機械の動作が停止してしまうことが確
実に防止されることになり、しかも、この荒粉砕ローラ
1が支点により起伏回動可能な可動部7を介して上方へ
逃げ起動する構造によれば、例えば、機体A内に荒粉砕
ローラ1自体を弾圧状態に支持する弾圧機構を設けるよ
うな荒粉砕ローラ1の逃げ可動構造に比して、簡易な構
成であるために容易に設計実現可能となるなど、一層実
用的となる。
【0014】また、例えば、前記第一細粉砕部5の対向
する細粉砕ローラ4の少なくとも一方は,弾性体9によ
って他方の細粉砕ローラ4に対し所定の間隔を置いた対
向状態で保持されるように構成すると共に、前記第二細
粉砕部6の対向する細粉砕ローラ4の少なくとも一方
は,弾性体10によって他方の細粉砕ローラ4に対し微小
な間隔を置いた対向状態若しくは対向当接状態で保持さ
れるように構成して、この第一細粉砕部5と第二細粉砕
部6とに大きな被粉砕物2が通る際には、前記弾性体9
・10に抗して一方の細粉砕ローラ4が他方の細粉砕ロー
ラ4から離反移動することで、細粉砕ローラ4が回転停
止することなく且つ被粉砕物2に弾性体9・10による圧
縮粉砕力を付与するように構成すれば、大きな被粉砕物
2が細粉砕ローラ4間に詰まって機械の動作が停止して
しまうことが確実に防止される一層実用性に秀れた構成
となる。
【0015】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0016】本実施例は、箱型の機体A内に、木炭など
の被粉砕物2を荒粉砕し得るように構成した荒粉砕部3
と、この荒粉砕部3で荒粉砕した被粉砕物2を細粉砕し
得るように構成した第一細粉砕部5と、この第一細粉砕
部5で細粉砕した被粉砕物2を更に細粉砕し得るように
構成した第二細粉砕部6とを備えた構成としている。
【0017】具体的に説明すると、機体Aの図1,図2
における左上部に被粉砕物2を投入するための投入部11
を設け、この投入部11の下方に機体A内に向かって右下
に傾斜する案内部11Aを延設し、この案内部11Aの傾斜
下端の延長方向に前記荒粉砕部3を配設している。
【0018】荒粉砕部3について説明すると、表面に多
数の凸部1Aを設けた荒粉砕ローラ1を所定の間隔を介
して対向させてこの対向する荒粉砕ローラ1間に被粉砕
物2を通すことで被粉砕物2を荒粉砕し得るように構成
している。
【0019】また、本実施例では、機体Aに、支点によ
り起伏回動可能な可動部7を設けると共に、この可動部
7は弾性体8の付勢力に抗して起動回動し得るように構
成し、この可動部7に第一回動軸14を水平方向に軸支配
設して、この第一回動軸14に前記荒粉砕部3の対向する
荒粉砕ローラ1の一方を設けた構成としている。そし
て、この一方の荒粉砕ローラ1の図面左下位置であっ
て、機体A内の中程やや上部寄りの位置に設けた取付台
部13に第二回動軸15を水平方向に軸支配設し、この第二
回動軸15に他方の荒粉砕ローラ1を設けることで、この
他方の荒粉砕ローラ1を一方の荒粉砕ローラ1と対向状
態に設けている。
【0020】更に具体的に説明すると、可動部7は、図
3に示すように上から見て方形枠状に構成し、この枠状
の可動部7の図1,図2における右端部を、機体Aの上
部右側に水平方向に配した支点軸12に枢着することで、
この支点軸12を支点にして機体Aに対し起伏回動可能に
設けている。
【0021】また、この可動部7の図面左端部に垂下部
7Aを設け、この垂下部7Aに抗縮弾性を有する前記弾
性体8(コイルバネ)の付勢力に抗して下方へ突出スラ
イド可能な可動杆16を垂設状態に設け、この可動杆16の
垂下先端部を前記取付台部13に螺着固定することで、弾
性体8の付勢力に抗して可動部7が起動回動し得るよう
に構成している。
【0022】従って、通常は弾性体8によって可動体7
が起動することが阻止されているが、対向する荒粉砕ロ
ーラ1間を特に硬い被粉砕物2が通る際には、図2中の
想像線に示すように可動部7並びに一方の荒粉砕ローラ
1が弾性体8の付勢力に抗して逃げ起動し、これによっ
て凸部1Aが硬い被粉砕物2に深く喰い込んで抜けなく
なってしまうようなことを防止する構成としている。図
中符号17は弾性体8によって下方へ伏すよう付勢される
可動部7を適正な状態に維持し、対向する荒粉砕ローラ
1を適正な状態(間隔)に維持するストッパである。
【0023】また、本実施例では、この荒粉砕部3並び
に前記案内部11Aをカバー体18で囲い、このカバー体18
の下方には排出用開口部18Aを設けて、この排出用開口
部18Aから荒粉砕部3で荒粉砕された被粉砕物2が下方
へと落下排出されるように構成し、この排出用開口部18
Aの下方に前記第一細粉砕部5を設けている。
【0024】第一細粉砕部5について説明すると、表面
が滑らかな曲面に形成された細粉砕ローラ4を所定の小
間隔を介して対向させてこの対向する細粉砕ローラ4間
に前記荒粉砕部3で荒粉砕した被粉砕物2を通すことで
被粉砕物2を圧縮細粉砕し得るように構成している。
【0025】また、本実施例では、図面左側の他方の細
粉砕ローラ4Bを、右側の一方の細粉砕ローラ4Aをよ
りも大径とし、更に一方の細粉砕ローラ4Aと他方の細
粉砕ローラ4Bとは回転速度を異ならせて、対向する細
粉砕ローラ4A・4B間を荒粉砕された被粉砕物2が通
る際には、回転速度の異なる二つの細粉砕ローラ4A・
4Bによって擦り合わされて極めて良好に細粉砕される
ように構成している。
【0026】また、この第一細粉砕部5の一方の細粉砕
ローラ4Aは、弾性体9によって他方の細粉砕ローラ4
Bに対し所定の間隔を置いた対向状態で保持されるよう
に構成している。
【0027】具体的には、図面の略左右方向にスライド
移動可能で、且つ抗縮弾性を有する前記弾性体9(コイ
ルバネ)によって図面左側へ常に付勢されるローラ支持
体19を機体Aの中程やや下部寄りとなる機体A外部の図
1,図2における手前側と奥側とに夫々設け、この夫々
のローラ支持体19間に機体Aを貫通させて水平方向に第
三回動軸20を架設状態で軸支配設し、この第三回動軸20
の機体A内に位置する部位に一方の細粉砕ローラ4Aを
設けている。そして、この一方の細粉砕ローラ4Aに対
向する機体A内の図面左側位置に第四回動軸21を水平方
向に軸支配設し、この第四回動軸21に大径な他方の細粉
砕ローラ4Bを設けることで、この他方の細粉砕ローラ
4Bを一方の細粉砕ローラ4Aと対向状態に設けてい
る。
【0028】従って、この第一細粉砕部5に大きな被粉
砕物2が通る際には、前記弾性体9の付勢力に抗して一
方の細粉砕ローラ4Aが他方の細粉砕ローラ4Bから離
反移動することになり、これにより細粉砕ローラ4A・
4Bが被粉砕物2の詰まりによって回転停止することな
く、且つ被粉砕物2に弾性体9による良好な圧縮粉砕力
を付与するように構成している。
【0029】本実施例では、この第一細粉砕部5の下方
であって、この第一細粉砕部5で細粉砕した被粉砕物2
が落下する下方位置に前記第二細粉砕部6を設けてい
る。
【0030】第二細粉砕部6について説明すると、細粉
砕ローラ4を対向当接させてこの対向する細粉砕ローラ
4間に前記第一細粉砕部5で細粉砕した被粉砕物2を通
すことで被粉砕物2を更に細粉砕し得るように構成して
いる。
【0031】具体的には、前記第一細粉砕部5の図面右
側の小径な細粉砕ローラ4Aの下方に間隔を置いて小径
な細粉砕ローラ4Cを配設すると共に、この小径細粉砕
ローラ4Cを第一細粉砕部5の図面左側の大径細粉砕ロ
ーラ4Bに対向当接させ、この下方に配設された小径細
粉砕ローラ4Cと第一細粉砕部5の大径な細粉砕ローラ
4Bとで第二細粉砕部6を構成している。
【0032】即ち、第一細粉砕部5と第二細粉砕部6と
は、大径の細粉砕ローラ4Bを共用する構成としてい
る。
【0033】また、この第二細粉砕部6の小径の細粉砕
ローラ4Cは、弾性体10によって大径の細粉砕ローラ4
Bに対し対向当接状態で保持されるように構成してい
る。
【0034】具体的には、前記ローラ支持体19の下方
に、図面の左右方向にスライド移動可能で、且つ抗縮弾
性を有する前記弾性体10(コイルバネ)によって図面左
側へ常に付勢されるローラ支持体22を機体A外部の図
1,図2における手前側と奥側とに夫々設け、この夫々
のローラ支持体22間に機体Aを貫通させて水平方向に第
五回動軸23を架設状態で軸支配設し、この第五回動軸23
の機体A内に位置する部位に下方の細粉砕ローラ4Cを
設けると共に、この細粉砕ローラ4Cを前記大径細粉砕
ローラ4Bに対向当接させている。
【0035】従って、この第二細粉砕部6も、大きな被
粉砕物2が通る際には、前記弾性体10の勢力に抗して細
粉砕ローラ4Cが細粉砕ローラ4Bから離反移動するこ
とになり、これにより細粉砕ローラ4B・4Cが被粉砕
物2の詰まりによって回転停止することなく且つ被粉砕
物2に弾性体10による良好な圧縮粉砕力を付与するよう
に構成している。
【0036】また、この第二細粉砕部6の小径細粉砕ロ
ーラ4Cは、フリーで回動自在に設けられ、対向当接す
る大径細粉砕ローラ4Bの回動作動に伴って大径細粉砕
ローラ4Bと反対方向に回動するように構成している。
【0037】本実施例では、この第二細粉砕部6で更に
細粉砕された被粉砕物2は、この第二細粉砕部6の下方
に設けられた受部24に受収納される構成としている。
【0038】次に、本実施例の荒粉砕部3並びに第一細
粉砕部5並びに第二細粉砕部6の駆動構造を説明する
と、荒粉砕ローラ3と、細粉砕ローラ4A・4Bとは、
一つの動力源25によって駆動される構成としている。
【0039】具体的には、機体Aの右上部、即ち前記可
動部7の右上部に動力源25としてのモータ(以下モータ
25と称す。)を設けると共に、このモータ25は、モータ
軸25Aが機体Aの図面手前側へ突設するように配設し
て、このモータ軸22の突出先端部に第一スプロケット26
を付設している。
【0040】また、前記支点軸12を、機体A外の図面手
前側と奥側とに延長突設し、この支点軸12の機体A手前
側の延長突出部に第二スプロケット27を付設している。
【0041】そして、この第二スプロケット27と前記第
一スプロケット26との間に第一チェーン28を巻回装着し
て、この第一チェーン28を介して前記モータ25の回転動
力が支点軸12に伝達されるように構成している。
【0042】また、この第二スプロケット27には径小な
第四スプロケット29を一体的に設け、一方、前記第二回
動軸15を機体A外の図面手前側に延長突設してこの第二
回動軸15の機体A手前側の延長突出部に第五スプロケッ
ト30を付設している。
【0043】そして、この第五スプロケット30と第四ス
プロケット29との間に第二チェーン31を巻回装着してこ
の第二チェーン31を介して第二スプロケット27の回転動
力(支点軸12の回転動力)が第二回動軸15に伝達するよ
うに構成し、これによりこの第二回動軸15に設けた前記
荒粉砕部3の図1,図2における下側の荒粉砕ローラ1
が時計回りに回動作動するように構成している。
【0044】また、第五スプロケット30には径小な第六
スプロケット32を一体的に設け、一方、前記第四回動軸
21を機体A外の図面手前側と奥側とに延長突設してこの
第四回動軸21の機体A手前側の延長突出部に第七スプロ
ケット33を付設している。
【0045】そして、この第七スプロケット33と第六ス
プロケット32との間に第三チェーン34を巻回装着して、
この第三チェーン34を介して第六スプロケット32の回転
動力(第二回動軸15の回転動力)が第四回動軸21に伝達
するように構成し、これによりこの第四回動軸21に設け
た前記第一細粉砕部5の大径の細粉砕ローラ4Bが時計
回りに回動作動するように構成している。
【0046】また、本実施例では詳しく図示していない
が、図1,図2における機体Aの奥側外部に、前記支点
軸12の回転動力を第四チェーン35によって前記第一回動
軸14に反転回動力として伝達する第一伝達機構36を設
け、これにより第一回動軸14に設けた図1,図2におけ
る上側の前記荒粉砕ローラ1が、下側の荒粉砕ローラ1
に対して反対方向(反時計回り)に回動作動するように
設けている。
【0047】また、この第一伝達機構36の下方に、前記
第四回動軸21の回転動力をチェーンによって前記第三回
動軸20に反転回動力として伝達する第二伝達機構37を設
け、これにより第三回動軸20に設けた細粉砕ローラ4A
が、細粉砕ローラ4Bに対して反対方向(反時計回り)
に回動作動するように設けている。
【0048】従って、本実施例では、モータ25を作動さ
せると、前述した複数のスプロケットとチェーンとによ
る動力伝達構造により前記荒粉砕部3の荒粉砕ローラ1
と前記第一細粉砕部5と前記第二細粉砕部6との細粉砕
ローラ4が全て回動作動するように構成し、前記投入部
11から例えば、木廃材を燃やして炭のようにした被粉砕
物2を投入すれば、荒粉砕部3,第一細粉砕部5,第二
細粉砕部6による三段階の粉砕工程を介して被粉砕物2
が極めて良好に細粉砕されることになる構成としてい
る。
【0049】また、本実施例では、前記荒粉砕部3に、
この荒粉砕部3で被粉砕物2を荒粉砕する際に、一対の
荒粉砕ローラ1間で被粉砕物2が詰まったことを検知す
るセンサーを採用した詰まり検知機構(図示省略)を設
けると共に、この詰まり検知機構が一対の荒粉砕ローラ
1間で被粉砕物2が詰まったことを検知すると、この検
知作動により一時的にモータ25が逆回転して荒粉砕ロー
ラ1を少し逆回転させ、これによって詰まった被粉砕物
2を自動排出するように構成している。
【0050】尚、本発明は、本実施例に限られるもので
はなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るもの
である。
【0051】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、荒
粉砕,細粉砕,更に細粉砕という三段階の粉砕工程によ
り被粉砕物を極めて細かく細粉砕することができる極め
て実用性に秀れた画期的な粉砕機となる。
【0052】また、請求項2記載の発明においては、荒
粉砕ローラ間を硬い被粉砕物が通るときには、一方の荒
粉砕ローラが弾性体の付勢力に抗し支点により起伏回動
可能な可動部を介して上方へスムーズに逃げ起動するこ
ととなるため、凸部が硬い被粉砕物に深く喰い込むよう
なことが防止されて、硬い被粉砕物が荒粉砕ローラ間に
詰まることで機械の動作が停止してしまうことが確実に
防止されることになり、しかも、この荒粉砕ローラが支
点により起伏回動可能な可動部を介して上方へ逃げ起動
する構造によれば、例えば、機体内に荒粉砕ローラ自体
を弾圧状態に支持する弾圧機構を設けるような荒粉砕ロ
ーラの逃げ可動構造に比して、簡易な構成であるために
容易に設計実現可能となるなど、一層実用性に秀れた構
成の粉砕機となる。
【0053】また、請求項3記載の発明においては、大
きな被粉砕物が第一細粉砕部並びに第二細粉砕部の対向
する細粉砕ローラ間に詰まって機械の動作が停止してし
まうことが確実に防止される一層実用性に秀れた構成の
粉砕機となる。
【0054】また、請求項4記載の発明においては、第
一細粉砕部と第二細粉砕部とで細粉砕ローラを共用する
ので、部品点数を少なくできる上に、簡易構造により容
易に設計実現可能となり、量産性に秀れ安価な製品を提
供可能となる一層実用性に秀れた構成の粉砕機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の使用状態を示す説明図である。
【図2】本実施例の動力伝達構造を示す説明図である。
【図3】本実施例を示す動力源並びにカバー体を省略し
た説明平面図である。
【符号の説明】
1 荒粉砕ローラ 1A 凸部 2 被粉砕物 3 荒粉砕部 4 細粉砕ローラ 5 第一細粉砕部 6 第二細粉砕部 7 可動部 8 弾性体 9 弾性体 10 弾性体 A 機体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に多数の凸部を設けた荒粉砕ローラ
    を所定の間隔を介して対向させてこの対向する荒粉砕ロ
    ーラ間に木炭などの被粉砕物を通すことで被粉砕物を荒
    粉砕し得るように構成した荒粉砕部と、細粉砕ローラを
    所定の間隔を介して対向させてこの対向する細粉砕ロー
    ラ間に前記荒粉砕部で荒粉砕した被粉砕物を通すことで
    被粉砕物を細粉砕し得るように構成した第一細粉砕部
    と、細粉砕ローラを前記第一細粉砕部の細粉砕ローラの
    対向間隔よりも微小な間隔を介して対向させるか若しく
    は,細粉砕ローラを対向当接させてこの対向する細粉砕
    ローラ間に前記第一細粉砕部で細粉砕した被粉砕物を通
    すことで被粉砕物を更に細粉砕し得るように構成した第
    二細粉砕部とを備えたことを特徴とする粉砕機。
  2. 【請求項2】 機体に、支点により起伏回動可能な可動
    部を設けると共に、この可動部は弾性体の付勢力に抗し
    て起動回動し得るように構成し、この可動部に前記荒粉
    砕部の対向する荒粉砕ローラの一方を設けて、この一方
    の荒粉砕ローラを他方の荒粉砕ローラに対し弾性体の付
    勢力に抗して可動部と共に起伏回動可能に設け、この対
    向する荒粉砕ローラ間を硬い前記被粉砕物が通る際に
    は、可動部並びに一方の荒粉砕ローラが弾性体の付勢力
    に抗して逃げ起動するように構成したことを特徴とする
    請求項1記載の粉砕機。
  3. 【請求項3】 前記第一細粉砕部の対向する細粉砕ロー
    ラの少なくとも一方は,弾性体によって他方の細粉砕ロ
    ーラに対し所定の間隔を置いた対向状態で保持されるよ
    うに構成すると共に、前記第二細粉砕部の対向する細粉
    砕ローラの少なくとも一方は,弾性体によって他方の細
    粉砕ローラに対し微小な間隔を置いた対向状態若しくは
    対向当接状態で保持されるように構成して、この第一細
    粉砕部と第二細粉砕部とに大きな被粉砕物が通る際に
    は、前記弾性体に抗して一方の細粉砕ローラが他方の細
    粉砕ローラから離反移動することで、細粉砕ローラが回
    転停止することなく且つ被粉砕物に弾性体による圧縮粉
    砕力を付与するように構成したことを特徴とする請求項
    1,2のいずれか1項に記載の粉砕機。
  4. 【請求項4】 前記第一細粉砕部と前記第二細粉砕部と
    は、細粉砕ローラを共用する構成としたことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の粉砕機。
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Cited By (7)

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