JP2003046688A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2003046688A
JP2003046688A JP2001229567A JP2001229567A JP2003046688A JP 2003046688 A JP2003046688 A JP 2003046688A JP 2001229567 A JP2001229567 A JP 2001229567A JP 2001229567 A JP2001229567 A JP 2001229567A JP 2003046688 A JP2003046688 A JP 2003046688A
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JP2001229567A
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English (en)
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Mikihiro Hayashi
林  幹広
Teruki Matsuyama
輝樹 松山
Kenji Ogasawara
健二 小笠原
Takeshi Yamaguchi
山口  剛
Yuki Shibayama
由紀 柴山
Masahiro Inoue
雅弘 井上
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信原稿を最終ページから読み取り,受信原
稿の印刷面を上向きに出力するタイプのファクシミリ装
置において,限られたメモリを有効活用して可能な限り
本来のページ順序で原稿を送受信するファクシミリ装置
を提供すること。 【解決手段】 全ての原稿の画像データを画像メモリに
一時記憶させ(S101),読み取った又は受信したペ
ージ順序とは逆の順序で画像データを送信又は印刷する
反転送信(S111→S112)又は反転印刷モード
と,読み取った又は受信した順序で画像データを順次送
信又は印刷し,送信又は印刷済みの画像データを画像メ
モリから順次消去する順次送信(S106)又は順次印
刷モードとを,画像メモリ残量,カラー又はモノクロの
読み取りモード,読み取り実績枚数,画像データの圧縮
度合い,原稿サイズ等の情報に基づいて切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】全ての送信原稿を読み取って
から送信するメモリ送信機能,又は,全ての受信原稿を
受信してから印刷するメモリ印刷機能を有するファクシ
ミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からファクシミリ装置には,原稿を
送信或いは受信する際に,読み取った原稿或いは受信し
た原稿の画像データ全てを一旦画像メモリへ蓄積し,該
画像メモリから画像データを相手のファクシミリ装置に
送信(以下,メモリ送信という)或いは印刷部により印
刷(以下,メモリ印刷という)するものがある。これに
より,相手側ファクシミリと原稿を送受信する際に,送
信速度或いは印刷速度が遅い場合であっても,原稿の読
み取り或いは受信が早く完了するため,待ち時間が短く
て済む。一方,デジタルカメラやカラープリンタ等の普
及に伴い,ファクシミリ装置においてもカラー原稿を送
受信できることが要求されている。しかしながら,カラ
ー画像のデータ量はモノクロ画像のデータ量に比べては
るかに大きくなるため,前記メモリ送信又はメモリ印刷
を行う場合,処理の途中で画像メモリの容量が不足して
正常に送信或いは印刷できないという問題点があった。
また,これを防止するには非常に大容量の前記画像メモ
リが必要となるためメモリコストが増大するという問題
点もあった。この問題を解決するため,特開平7−20
3223号公報では,送信原稿をモノクロモードで送信
するか或いはカラーモードで送信するかを選択する手段
を設け,モノクロモードが選択された場合には前記メモ
リ送信を行い,カラーモードが選択された場合には送信
原稿の画像データを読み取ったページから順次送信する
ファクシミリ装置が提案されている。(従来技術1) ところで,ファクシミリ装置には,送信原稿の読み取り
面或いは受信原稿の印刷面を上向きに排出するタイプ
(以下,フェースアップ出力タイプという)とその逆の
タイプのものがある。前記フェースアップ出力タイプの
ファクシミリは,排出される原稿を1ページずつ確認し
ながら送受信できるメリットがある。その反面,複数の
送信原稿を1枚目からページ順序に従って読み取り及び
排出(排紙)を行うと,送信原稿が本来のページ順序と
は逆の順序で積み重ねられてしまう。同様に,相手ファ
クシミリ装置から原稿を受信する場合も,受信原稿が受
信したページ順序とは逆の順序で積み重ねられてしま
う。このため,前記フェースアップ出力タイプのファク
シミリ装置には,原稿を送信する際に,送信原稿を最終
ページから順次読み取り,読み取った画像データを所定
の画像メモリへ一時記憶させ,該一時記憶させた画像デ
ータを読み取ったページ順序とは逆の順序に反転させて
相手のファクシミリ装置に送信するものがある。これに
より,送信原稿が本来のページ順序で排出されるととも
に,相手のファクシミリ装置にも本来のページ順序でデ
ータ送信される。これも前記メモリ送信の一種である
が,読み取ったページ順序とは逆の順序で送信する点に
特徴がある。(従来技術2)また,原稿の受信時におい
ても同様に,受信した原稿の画像データを所定の画像メ
モリへ一時記憶させ,該一時記憶させた画像データを受
信したページ順序とは逆の順序で印刷するものがある。
これにより,印刷後の原稿が受信したページ順序で並ぶ
よう排出させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,前記フ
ェースアップ出力タイプのファクシミリ装置に前記公報
に示される前記従来技術1を適用すると,送信原稿が常
に本来のページ順序とは逆の順序で排出されてしまうと
いう問題点があった。また,前記従来技術2では,送信
原稿が例えばカラー原稿である等,そのデータ量が大き
い場合にメモリ不足が生じやすくなり正常に送信できな
いことが頻発するという問題点があった。さらに,メモ
リ不足が生じないよう画像メモリの容量を増やすとコス
トがアップするという問題点もあった。従って,本発明
は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とす
るところは,フェースアップ出力タイプのファクシミリ
装置において,限られたメモリを有効活用して可能な限
り本来のページ順序で原稿を送受信するファクシミリ装
置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本出願における第1の発明は,送信原稿を読み取る送
信原稿読取手段と,前記送信原稿読取手段により読み取
った画像データを一時記憶する画像メモリと,該画像メ
モリに記憶された前記画像データを読み出して相手側フ
ァクシミリ装置へ送信する送信手段とを具備するファク
シミリ装置において,前記送信原稿読取手段による全て
の前記送信原稿の読み取り終了後に,該読み取りが行わ
れたページ順序とは逆の順序で前記画像データを前記送
信手段により送信する反転送信モードと,前記送信原稿
読取手段により前記送信原稿の読み取りが行われたペー
ジ順序で前記画像データを前記送信手段により順次送信
する順次送信モードと,のいずれの送信モードにより前
記画像データを送信するかを所定の送信モード切替規則
に基づいて切り替えるよう構成されてなることを特徴と
するファクシミリ装置である。さらに,前記順次送信モ
ードにより前記送信原稿を送信する場合に,送信済みの
前記画像データを前記画像メモリから消去するよう構成
してもよい。これにより,前記順次送信モードによれ
ば,送信原稿が本来のページ順序とは逆の順序で読み取
られて送信されるが,原稿の読み取りと並行して読み取
った画像データを順次送信できるので,例えば,画像メ
モリの残量が不足する前に印刷済みの画像データの消去
等を行うこともでき,画像メモリの不足が発生しにくく
なる。また,前記反転送信モードによれば,画像メモリ
の容量の制約はあるが,送信原稿を本来のページ順序で
送信でき,これら2つの送信モードを状況に応じて切り
替えることが可能となる。
【0005】また,前記送信モード切替規則としては,
前記送信原稿をカラーモード或いはモノクロモードのい
ずれで読み取るかに関する設定情報,前記画像メモリの
メモリ残量,前記画像データを前記画像メモリに記憶さ
せる際のデータの圧縮度合いに関する設定情報,前記送
信原稿の原稿サイズに関する入力情報のいずれか1つ又
は複数に基づいて前記送信モードを切り替えるものが考
えられる。これにより,例えば,カラーモードで原稿を
読み取る場合や画像データの圧縮度合いが低く設定され
た場合或いは送信原稿のサイズが大きい場合等,一般に
送信原稿の画像データ量が大きいと予測される場合や,
画像メモリのメモリ残量が少ない場合に前記順次送信モ
ードにより原稿を送信するよう構成すれば,画像メモリ
の不足が生じることを極力未然に防止できる。また,逆
に送信原稿の画像データ量が小さいと予測される場合
や,画像メモリに余裕がある場合に前記反転送信モード
により原稿を送信するよう構成すれば,本来のページ順
序で原稿を送信できる。
【0006】また,前記送信モード切替規則としては,
前記送信原稿読取手段による全ての前記送信原稿の読み
取りが終了する前に,前記画像メモリのメモリ残量が第
1の所定量を下回った場合には,そのときから前記順次
送信モードにより前記画像データを送信させ,そうでな
い場合には前記反転送信モードにより前記画像データを
送信させるものも考えられる。これにより,送信原稿の
読み取り途中で画像メモリが一杯になる前に画像メモリ
から画像データの送信及び消去が開始されるので,メモ
リ不足の発生を極力防止できる。同時に,画像メモリの
メモリ残量が所定量を下回らない限りは,画像メモリが
有効に活用されて,前記順次送信モードにより本来のペ
ージ順序で原稿を送信できる。さらに,前記送信原稿読
取手段による全ての前記送信原稿の読み取りが終了する
前に,前記画像メモリのメモリ残量が前記第1の所定量
を下回った場合には,そのときから前記メモリ残量が前
記第1の所定量若しくは前記第1の所定量より前記メモ
リ残量の多い第2の所定量を上回るまで前記送信原稿読
取手段による前記送信原稿の読み取りを一時中断させ,
送信済みの前記画像データを前記画像メモリから消去す
るよう構成したものも考えられる。これにより,画像デ
ータの送信速度よりも読み取り速度の方が速い場合であ
っても,確実にメモリ不足の発生を防止できる。また,
例えば,送信原稿の各ページの読み取り途中で,その読
み取りを中断できないファクシミリ装置である等の場合
には,前記送信原稿読取手段による前記送信原稿の読み
取りの前記一時中断が,前記送信原稿の各ページの読み
取り完了後,次のページの読み取り開始前にのみ行われ
るものであってもよい。
【0007】また,他の条件にかかわらず専ら前記順次
送信モードにより前記画像データを送信する順次送信専
用モード設定手段を備えたものであってもよい。
【0008】また,本出願における第2の発明は,相手
側ファクシミリ装置からカラー又はモノクロ原稿の画像
データを受信する受信手段と,該受信手段により受信し
た前記画像データを一時記憶する画像メモリと,該画像
メモリから前記画像データを読み出してカラー又はモノ
クロで印刷し,印刷後の受信原稿を印刷面を上向きに排
出する受信原稿印刷排出手段とを具備するファクシミリ
装置において,前記受信手段による全ての前記画像デー
タの受信が終了した後に,受信したページ順序とは逆の
順序で前記画像データを前記印刷排出手段により印刷す
る反転印刷モードと,前記受信手段により受信したペー
ジ順序で前記画像データを前記印刷排出手段により順次
印刷する順次印刷モードと,のいずれの印刷モードによ
り前記画像データを印刷するかを所定の印刷モード切替
規則に基づいて切り替えるよう構成されてなることを特
徴とするファクシミリ装置である。さらに,前記順次印
刷モードにより前記画像データを印刷する場合に,印刷
済みの前記画像データを前記画像メモリから消去するよ
う構成してもよい。これにより,前記順次印刷モードに
よれば,印刷後の原稿が受信したページ順序とは逆の順
序で排紙されるが,原稿の受信と並行して受信した画像
データを順次印刷できるので,例えば,画像メモリの残
量が不足する前に印刷済みの画像データの消去等も行う
ことができ,画像メモリの不足が発生しにくくなる。ま
た,前記反転印刷モードによれば,画像メモリの容量の
制約はあるが,受信原稿を受信したページ順序で印刷で
き,これら2つの印刷モードを状況に応じて切り替える
ことが可能となる。
【0009】また,前記印刷モード切替規則が,前記受
信手段により受信した画像データがカラーデータである
場合には,前記順次印刷モードに切り替えるものが考え
られる。これにより,例えば,一般に受信原稿の画像デ
ータ量が大きいと予測されるカラーデータを受信する場
合には,前記順次印刷モードで印刷されるので,画像メ
モリの不足が発生することを極力未然に防止できる。
【0010】また,前記印刷モード切替規則が,前記受
信手段による前記相手側ファクシミリ装置からのデータ
受信が完了する前に,前記画像メモリのメモリ残量が所
定量を下回った場合には,そのときから前記順次印刷モ
ードにより前記画像データを印刷させ,そうでない場合
には前記反転印刷モードにより前記画像データを印刷さ
せるものも考えられる。これにより,原稿の受信途中で
画像メモリのメモリ残量が所定量を下回った場合には,
そのときから前記順次印刷モードによる印刷が開始さ
れ,印刷済みの画像データが画像メモリから順次消去さ
れるので,メモリ不足の発生を極力防止できる。同時
に,画像メモリのメモリ残量が所定量を下回らない限り
は,画像メモリが有効に活用されて,前記順次印刷モー
ドにより本来のページ順序で原稿が並ぶように印刷でき
る。
【0011】また,前記第1及び第2の発明において,
前記画像メモリ内に,前記送信原稿から読み取った前記
画像データを記憶するための専用領域,又は前記相手の
ファクシミリ装置から受信した前記画像データを記憶す
るための専用領域のいずれか一方又は両方を設けたもの
であってもよい。これにより,他の処理によって画像メ
モリが消費されることによるメモリ不足の発生を防止で
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照しながら,本
発明の実施の形態及び実施例について説明し,本発明の
理解に供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本
発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を
限定する性格のものではない。ここに,図1は本発明の
実施の形態に係るファクシミリ装置Aの斜視図,図2は
本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置Aの原稿読
取・排出部を説明する図,図3は本発明の実施の形態に
係るファクシミリ装置Aの原稿受信部を説明する図,図
4は本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置Aの概
略構成を表すブロック図,図5は本発明の実施の形態に
係るファクシミリ装置Aにおける原稿送信の処理手順を
表すフローチャート,図6は本発明の実施の形態に係る
ファクシミリ装置Aにおける原稿受信の処理手順を表す
フローチャート,図7は本発明の実施例に係るファクシ
ミリ装置A1における原稿送信の処理手順を表すフロー
チャート,図8は本発明の実施例に係るファクシミリ装
置A1における原稿受信の処理手順を表すフローチャー
トである。
【0013】ファクシミリ装置Aは,図1に示すように
その外観上,大きくは本体部10,原稿読取・排出部2
0,原稿印刷・排出部30,操作パネル40から構成さ
れる。前記原稿読取・排出部20には,送信原稿を載置
する原稿台21,該原稿台21に載置した送信原稿の幅
に合わせてスライドさせることにより送信原稿をガイド
するスライドガイド22,読み取った後の送信原稿が排
出される部分である原稿排出部23が設けられている。
また,前記原稿印刷・排出部30には,受信した画像デ
ータを印刷する用紙を載置するための給紙トレイ31及
び,印刷後の原稿が排出される部分である排紙トレイ3
2が設けられている。また,前記操作パネル40には,
液晶パネル等の表示部41とシートキー等の操作部42
とが設けられている。
【0014】次に,図4を用いて本ファクシミリ装置A
の構成について説明する。ファクシミリ装置Aは,図4
に示すように,制御部11,NCU12(Network Cont
rol Unit),モデム13,画像メモリ14,作業用RA
M15,ROM16,前記表示部41,前記操作部4
2,前記原稿読取・排出部20,JPEG符号/復号部
17,原稿印刷・排出部30を備えている。前記制御部
11は,不図示のMPU及びその周辺機器で構成され,
前記ROM16に予め記憶されたプログラムに従い,本
ファクシミリ装置Aにおける原稿の送受信その他の処理
を制御する。前記NCU12は,電話回線へのダイヤル
信号の発信等の通信制御を行う。また,前記モデム13
は,送受信する信号の変調・復調を行う。これら前記N
CU12及びモデム13により,前記画像メモリ14か
ら画像データを読み出して相手側ファクシミリ装置へ送
信し,相手側ファクシミリ装置からの受信データを前記
画像メモリ14へ格納する。この際,データの送受信が
行われる前に,相手側がファクシミリ装置であること,
相手側ファクシミリ装置と相互に共通する符号化能力と
すること,カラーデータ或いはモノクロデータのいずれ
の送受信を行うか等について相互に確認し,通信方法を
決定するネゴシエーション処理が行われる。前記画像メ
モリ14及び作業用RAM15は,DRAM等の一時記
憶装置であり,前記画像メモリ14には,前記JPEG
符号/復号部17によって符号化或いは復号化された画
像データが格納される。前記作業用RAM15には,例
えば相手先電話番号や管理テーブル等,画像データ以外
の各種データが格納される。前記画像メモリ14内の一
部の領域は,前記送信原稿Pa1から読み取った画像デ
ータ専用のデータ領域として予め定められている。
【0015】原稿読取・排出部20は,送信原稿の画像
を読み取ってカラー或いはモノクロの画像データを生成
し,JPEG符号/復号部17に出力する。ここで,カ
ラー画像データを生成する(以下,カラー読取モードと
いう)か,モノクロ画像データを生成する(以下,モノ
クロ読取モードという)かは,前記操作部42によって
選択可能である。また,前記原稿読取・排出部20に設
けられた前記スライドガイド22には,該スライドガイ
ド22の位置を検出することによって送信原稿の幅を検
出する原稿幅検出器が設けられている。該原稿幅検出器
によって検出された送信原稿の幅情報は前記制御部11
へ出力され,該幅情報により送信原稿の大きさが判別さ
れる。また,前記原稿読取・排出部20は,送信原稿P
a1の読み取り面を上にして排紙する前記フェースアッ
プ出力タイプである。以下,図2を用いて,前記原稿読
取・排出部20における送信原稿の送り機構について説
明する。前記操作部42により送信原稿Pa1の読み取
り開始の操作が行われると,原稿台21に読み取り面を
下にして載置された1枚又は複数枚の送信原稿Pa1
は,最上部の原稿(即ち,最終ページの原稿)から順次
給紙ローラR1によって送り出され,分離ローラR2に
よって原稿Pa1が1枚ずつ分離されて搬送路P1へ送
り込まれる。搬送路P1に送り込まれた原稿Pa1は,
通過検出センサSによってその通過が検出された後,P
SローラR3によって原稿読読取位置P2へ導かれる。
原稿読取位置P2へ導かれた原稿Pa1は,原稿読取位
置P2の下部に設けられたCCD等の光学系で構成され
る原稿読取部24によって送信原稿の画像が読み取られ
た後,中間ローラR4及び排紙ローラR5によって原稿
排出部23へ排出される。このとき,原稿Pa1の進行
方向が反転され,原稿Pa1はその読み取り面が上にな
るように排出される。また,各ローラR1〜R5はモー
タMによって駆動される。このように,送信原稿Pa1
は,最終ページから順次読み取られ,原稿排出部23に
上向きに排出されるので,送信原稿Pa1は本来のペー
ジ順次で並ぶように積み重ねられる。
【0016】前記JPEG符号/復号部17は,前記原
稿読取・排出部20によって生成された画像データを圧
縮してJPEG符号化し,前記画像メモリ14へ格納す
る。このとき,前記操作部42によって,「スーパーフ
ァイン」,「ファイン」,「ノーマル」等の複数段階で
原稿の送信画質を選択可能であり,「スーパーファイ
ン」→「ファイン」→「ノーマル」の順で画像データの
分解能を下げる等によってより高い圧縮率(圧縮度合
い)でデータが圧縮処理される。即ち,「スーパーファ
イン」が選択された場合は,高画質の画像データが送信
される反面,画像データのデータ量が大きくなる。一
方,「ノーマル」が選択された場合は,低画質となる反
面,画像データのデータ量が小さくなる。また,当該J
PEG符号/復号部17は,相手側ファクシミリ装置か
ら受信した画像データを前記画像メモリ14から読み出
して復号化し,前記印刷・排出部30へ出力することに
よって印刷する。
【0017】前記印刷・排出部30は,前記JPEG符
号/複合部17によって前記画像メモリ14から読み出
され複合化された画像データを用紙に印刷する。このと
き,前記画像メモリ14内の画像データは,印刷が終了
したものから順次消去される。また,印刷後の原稿を印
刷面を上にして排紙するフェースアップ出力タイプであ
る。以下,図3を用いて原稿印刷・排出部30における
用紙の送り機構について説明する。相手ファクシミリ装
置から受信した画像データを印刷する際,前記給紙トレ
イ31に載置された用紙Pa0は,ピックアップローラ
P6によって送り出され,第1の給紙ローラR7によっ
て用紙搬送路P3へ送り込まれる。そして,用紙搬送路
P3において進行方向が反転された用紙Pa0は,第2
の給紙ローラR8によって印刷位置P4に導かれる。該
印刷位置P4では,受信した画像データに従って,印刷
位置P4の上部に設けられたインクヘッドIhが,これ
を支持するインクキャリッジIcにより用紙Pa0の幅
方向に走査させられるとともに,インクヘッドIhから
用紙Pa0の表面にインクが吐出される。インクキャリ
ッジIcによる1ラインの走査が終了すると,該1ライ
ン分の印刷距離(インクヘッドIhのインク吐出幅)に
相当する分だけ第1及び第2の給紙ローラR7,R8及
び,印刷位置P4の後段に設けられた排紙ローラR9に
より用紙Pa0が搬送される。この処理が繰り返される
ことによって,用紙Pa0の表面に画像が形成されると
ともに,廃止トレイ32上に印刷面が上向きになるよう
に用紙Pa0が排出される。このように,印刷後の原稿
は,印刷が行われたページ順序とは逆の順序で原稿が排
紙トレイ2上に積み重ねられる。以上説明した本ファク
シミリ装置Aの構成は,前記フェースアップ出力タイプ
の従来公知のファクシミリ装置と同様の構成である。本
ファクシミリ装置Aの特徴は,前記制御部11よって制
御される原稿の送信及び受信の手順にある。
【0018】(第1の発明)次に,図5を用いてファク
シミリ装置Aにおける原稿の送信手順(前記第1の発明
による処理手順に相当)について説明する。以下,S1
01,S102,,は処理手順(ステップ)の番号を表
す。図5の処理が開始される前に,予め前記原稿台21
に送信原稿が載置され,前記カラー読取モード又は前記
モノクロ読取モードのいずれで送信するかの選択,及び
相手側ファクシミリ装置の電話番号入力が前記操作部4
2よりなされているものとし,前記操作部42より所定
の読み取り開始操作がなされることにより,図5の処理
が開始されるものとする。読み取り開始操作がなされる
と,まず,S101において前記原稿読取・排出部20
によって送信原稿の読み取りが開始される。ここで,送
信原稿の読み取りが終了するまでは,前記原稿台21に
載置された送信原稿が順次継続して読み取られるものと
する。このとき,読み取られた画像データは,前記JP
EG符号/復号部17によって符号化されて前記画像メ
モリ14に順次蓄積される。次に,S102へ移行し,
前記カラー読取モードが選択されていると判別された場
合は,S106へ移行し,前記モデム13により,前記
画像メモリ14から画像データが蓄積されたものから順
次読み出され,相手側ファクシミリ装置への送信が開始
される。即ち,読み取った画像データの全てが前記画像
メモリ14に蓄積されるのを待つことなく,蓄積された
ものから順次送信する。S106においてデータ送信が
開始された後は,前記画像メモリ14に蓄積される画像
データが順次継続して送信される。このとき,送信済み
の画像データが順次前記画像メモリ14から消去され
る。S106においてデータ送信が開始された後は,全
ての送信原稿の読み取りが終了するまでデータの読み取
り及び送信が継続(S107のNo側)され,データの
読み取りが終了(S107のYes側)した後,前記画
像メモリ14に蓄積された全ての画像データが送信され
るのを待って(S113のNo側),送信終了(S11
3のYes側)後に処理が終了する(S106→S10
7→S113が前記順次送信モードに相当)。
【0019】一方,S102において,前記モノクロ読
取モードが選択されている(前記カラー読取モードが選
択されていない)と判別された場合は,S103へ移行
し,送信原稿の読み取りが終了したか否かが判別され
る。ここで,送信原稿の読み取りが終了していないと判
別された場合は,S104へ移行し,前記画像メモリ1
4のメモリ残量が極少ない所定の量以下(以下,この状
態をメモリフルという)であるか否かが判別される。S
104において,前記メモリフルでないと判別された場
合は,S103へ戻って読み取り終了の判別が繰り返さ
れる。送信原稿の読み取りが終了する前に,前記メモリ
フルが発生(S104のYes側)した場合には,前記
表示部41にその旨のメッセージを表示して処理が中断
(S105)する。
【0020】一方,前記メモリフルが発生せずに送信原
稿の読み取りが終了した場合(S103のYes側)
は,前記画像メモリ14に蓄積した画像データを,読み
取ったページ順序とは逆の順序に並べ替える反転処理
(S111)が行われた後,反転後のページ順序に従っ
て前記画像メモリ14内の画像データを読み出して前記
モデム13及びNCU12により相手側ファクシミリ装
置への画像データの送信が開始(S112)される。こ
こで,前記画像メモリ14内の画像データは,送信が完
了したものから順次消去される。S112において送信
が開始された後は,前記画像メモリ14に蓄積された全
ての画像データの送信が終了するまでデータの送信が継
続され(S113のNo側),全ての画像データの送信
が終了(S113のYes側)した後に処理が終了する
(S111〜S113が前記反転送信モードに相当)。
このように,一般にデータ量が少ない前記モノクロ読取
モードの場合は,送信原稿が読み取ったページ順序(本
来の送信原稿の順序とは逆の順序)とは逆の順序で送信
(S111〜S113,前記反転送信モードに相当)さ
れるので,本来のページ順序で原稿を送信することがで
きる。また,一般にデータ量が多い前記カラー読取モー
ドの場合は,本来のページ順序とは逆の順序で原稿が送
信(S106→S107→S113,前記順次送信モー
ドに相当)されるが,前記メモリフルが生じて送信でき
なくなる状態を回避できる。
【0021】図5の例では,S102において,前記カ
ラー読取モードの場合は常に,全ての送信原稿の読み取
りを待たずにデータ送信(S106)するよう構成され
ているが,例えば,S102において,「前記カラー読
取モードが選択されており,かつ前記ファインモード以
上の送信データの前記画質が選択されている(即ち,圧
縮度合いが低い)場合」や,「前記カラー読取モードが
選択されており,かつ前記原稿幅検出器により検出され
る送信原稿の幅が所定の幅より広い(即ち,原稿サイズ
が所定の大きさより大きい)場合」,或いは「前記カラ
ー読取モードが選択されており,かつ前記画像メモリの
メモリ残量が所定量を下回る場合」にのみ全ての送信原
稿の読み取りを待たずにデータ送信(S106)するよ
う構成する等,送信原稿の画像データ量に関する各種情
報に基づいて原稿の読み取り方法を切り替えるよう構成
することも考えられる。
【0022】(第2の発明)次に,図6を用いてファク
シミリ装置Aにおける原稿の受信手順(前記第2の発明
による処理手順に相当)について説明する。 図6の処
理は,相手側ファクシミリ装置から電話の呼び出し信号
を受信したときから開始されるものとする。電話の呼び
出し信号を受信すると,S301において前記NCU1
2及びモデム13によりデータの受信処理が開始され
る。このとき,前記ネゴシエーション処理が行われ,受
信データがカラー画像であるかモノクロ画像であるのか
が認識される。データの受信処理が開始されると,全て
のデータ受信が終了するまで継続して受信処理が行わ
れ,受信した画像データは順次前記JPEG符号/復号
部17に送られ,復号化された後に前記画像メモリ14
に蓄積される。次に,S302において,受信データが
カラー画像であると判別された場合には,前記原稿印刷
・排出部30により前記画像メモリ14に蓄積された画
像データが先頭から順次読み出され,印刷処理が開始さ
れる。このとき,印刷済みの画像データが順次前記画像
メモリ14から消去される。S305において印刷処理
が開始された後は,相手側ファクシミリ装置からのデー
タ受信が終了するまでデータの受信及び印刷が継続(S
306のNo側)され,データ受信が終了(S306の
Yes側)した後,前記画像メモリ14に蓄積された全
ての画像データが印刷されるのを待って(S313のN
o側),印刷終了(S313のYes側)後に処理が終
了する(S305→S306→S313が前記順次印刷
モードに相当)。
【0023】一方,S302において,受信データがモ
ノクロ画像である(カラー画像でない)と判別された場
合には,S303へ移行し,相手側ファクシミリ装置か
らのデータ受信が終了したか否かが判別される。ここ
で,データ受信が終了していないと判別された場合は,
S304に移行し,前記画像メモリ14のメモリ残量が
所定の量(例えば,送信原稿1ページ分相当のデータ
量)以下(以下,この状態をメモリニアフルという)で
あるか否かが判別される。S304において,前記メモ
リニアフルでないと判別された場合は,S303へ戻っ
てデータ受信終了の判別が繰り返される。ここで,デー
タの受信が終了する前に,前記メモリニフルが発生(S
304のYes側)した場合には,S305へ移行し,
前述した印刷処理(S305→S306→S313)が
行われた後,処理が終了する。これにより,受信データ
がモノクロ画像である場合でも,ページ数が多い等によ
り前記画像メモリ14に余裕がなくなった場合には,画
像データの蓄積の途中で印刷が開始されるので,受信し
たデータ量が多いために途中で受信が中断されることが
なくなる。
【0024】一方,S303において,前記メモリニア
フルが発生(S304のYes側)する前に,データ受
信が終了(S303のYes側)した場合には,前記画
像メモリ14に蓄積した画像データを,読み取ったペー
ジ順序とは逆の順序に並べ替える反転処理(S311)
が行われた後,反転後のページ順序に従って前記画像メ
モリ14内の画像データを読み出して前記原稿印刷・排
出部30により印刷が開始(S312)される。ここ
で,前記画像メモリ14内の画像データは,印刷が終了
したものから順次消去される。S312において印刷が
開始された後は,前記画像メモリ14に蓄積された全て
の画像データの印刷が終了するまでデータの印刷処理が
継続され(S313のNo側),印刷が終了(S313
のYes側)した後に処理が終了する(S311〜S3
13が前記反転印刷モードに相当)。このように,一般
にデータ量が少ない前記モノクロ読取モードの場合は,
受信原稿が受信したページ順序とは逆の順序で印刷(S
311〜S313,前記反転印刷モードに相当)される
ので,前記フェースアップ出力タイプにおいては,本来
のページ順序で原稿を前記排紙トレイ32に排出するこ
とができる。また,一般にデータ量が多い前記カラー読
取モードの場合は,本来のページ順序とは逆の順序で前
記排紙トレイ32に並ぶよう原稿が印刷(S305→S
306→S313,前記順次印刷モードに相当)される
が,途中で前記画像メモリ14が一杯になって全てのデ
ータを受信できなくなることを回避できる。さらに,受
信データを前記画像メモリ14に蓄積しながら並行して
印刷処理がなされるので,紙詰まり等のトラブルで前記
原稿印刷・排出部30による印刷が中断された場合で
も,トラブル復旧後に中断された部分から印刷を続行さ
せることも可能となる。
【0025】前記ファクシミリ装置Aでは,画像データ
がカラーであるかモノクロであるかの情報に基づいて,
データの送受信方法を切り替えるものであったが,該情
報を用いずにデータの送信方法を切り替える実施例であ
る,ファクシミリ装置A1について以下に説明する。
【0026】(第1の発明)まず,図7を用いてファク
シミリ装置A1における原稿の送信手順(前記第1の発
明による処理手順に相当)について説明する。図7の処
理が開始される前に,予め前記原稿台21に送信原稿が
載置され,相手側ファクシミリ装置の電話番号入力が前
記操作部42よりなされているものとし,前記操作部4
2より所定の読み取り開始操作がなされることにより,
図7の処理が開始されるものとする。読み取り開始操作
がなされると,まず,S201において前記原稿読取・
排出部24によって送信原稿の読み取りが開始される。
ここで,読み取りが開始された後は,該読み取りの停止
処理が行われるまでは,前記原稿台21に載置された送
信原稿が順次継続して読み取られるものとする。このと
き,読み取られた画像データは,前記JPEG符号/復
号部17によって符号化されて前記画像メモリ14に順
次蓄積される。
【0027】次に,S202において,送信原稿の読み
取りが終了したか否か(例えば前記通過検出センサSに
よって原稿の通過が一定時間以上検出されなくなったか
否か)が判別される。ここで,送信原稿の読み取りが終
了していないと判別された場合は,S203に移行し,
前記画像メモリ14のメモリ残量が極少ない所定の量以
下(以下,この状態をメモリフルという)であるか否か
が判別される。S203において,前記メモリフルでな
いと判別された場合は,S202へ戻って読み取り終了
の判別が繰り返される。前記メモリフルが発生する前
に,送信原稿の読み取りが終了(S202のYes側)
した場合は,前記画像メモリ14に蓄積した画像データ
を,読み取ったページ順序とは逆の順序に並べ替える反
転処理(S221)が行われた後,反転後のページ順序
に従って前記画像メモリ14内の画像データを読み出し
て前記モデム13及びNCU12により相手側ファクシ
ミリ装置への画像データの送信が開始(S222)され
る。ここで,前記画像メモリ14内の画像データは,送
信が完了したものから順次消去される。データ送信が開
始された後は,前記画像メモリ14に蓄積された全ての
画像データの送信が終了するまでデータの送信が継続さ
れ(S223のNo側),データの送信が終了した(S
223のYes側)時点で処理が終了する(S221〜
S223が前記反転送信モードに相当)。このように,
送信原稿のデータ量が前記画像メモリ14の容量の範囲
内であれば,送信原稿が読み取ったページ順序(本来の
送信原稿の順序とは逆の順序)とは逆の順序で送信され
るので,本来のページ順序で原稿を送信することができ
る。
【0028】一方,送信原稿の読み取りが終了する前
に,前記メモリフルが発生(S203のYes側)した
場合には,送信原稿の読み取りを一時停止(S204)
させ,S205へ移行し,前記モデム13により,前記
画像メモリ14から画像データが蓄積されたものから順
次読み出され,相手側ファクシミリ装置への送信が開始
される(前記順次送信モードによる送信の開始に相
当)。該送信が開始された後は,前記画像メモリ14に
蓄積される画像データが順次継続して送信される。この
とき,送信済みの画像データが順次前記画像メモリ14
から消去される。
【0029】次に,S206において,前記画像メモリ
14に所定以上の空き領域が存在するまでデータの送信
が継続され(S206のNo側),前記画像メモリ14
に所定以上の空き領域ができた(S206のYes側)
時点でS207へ移行し,送信原稿の読み取り処理が再
開される。次に,S208及びS209において,前述
したS202及びS203と同様に,全ての送信原稿の
読み取りが終したか否か及び前記メモリフルが発生した
か否かが繰り返し判別(S208→S209→S20
8)される。送信原稿の読み取りが終了する前に前記メ
モリフルが発生(S209のYes側)した場合には,
再度S206へ戻って,全ての送信原稿の読み取りが終
了(S208のYes側)まで前述した処理が繰り返さ
れる。一方,前記メモリフルが発生する前に送信原稿の
読み取りが終了(S208のYes側)した場合は,S
223へ移行し,全てのデータが送信されるのを待って
(S223のNo側),送信終了(S223のYes
側)の後に処理が終了する。このように,前記送信原稿
の読み取り途中で前記メモリフル発生した場合には,そ
のときから順次データ送信が開始(S205,前記順次
送信モードによる送信が開始)され,前記送信原稿の読
み取りが一時中断されるので,メモリ不足により画像デ
ータが消失することがない。また,前記画像メモリ14
のメモリ残量が所定量を下回らない限りは,前記画像メ
モリ14が有効に活用されて,本来のページ順序で原稿
を送信(S221〜S223,前記反転送信モードに相
当)できる。また,前記送信原稿の各ページの読み取り
途中で中断できないファクシミリ装置である場合には,
S204の原稿読み取りの一時中断を,前記送信原稿の
各ページの読み取り完了後,次のページの読み取り開始
前にのみ行うよう構成してもよい。また,所定の操作が
前記操作部42からなされた場合には,前記画像メモリ
14のメモリ残量等の条件にかかわらず,ページ順序を
反転しての送信は行わず,常に読み取った原稿から順次
送信する(S201からS208へ移行させる)順次送
信専用モードに切り替わるよう構成することも考えられ
る。
【0030】(第2の発明)次に,図8を用いてファク
シミリ装置A1における原稿の受信手順(前記第2の発
明による処理手順に相当)について説明する。 図8の
処理は,相手側ファクシミリ装置から電話の呼び出し信
号を受信したときから開始されるものとする。電話の呼
び出し信号を受信すると,S401において前記NCU
12及びモデム13によりデータの受信処理が開始され
る。このとき,前記ネゴシエーション処理が行われ,受
信データがカラー画像であるかモノクロ画像であるのか
が認識される。データの受信処理が開始されると,全て
のデータ受信が終了するまで継続して受信処理が行わ
れ,受信した画像データは順次前記JPEG符号/復号
部17に送られ,復号化された後に前記画像メモリ14
に蓄積される。次に,S402へ移行し,相手側ファク
シミリ装置からのデータ受信が終了したか否かが判別さ
れる。ここで,データ受信が終了していないと判別され
た場合は,S403へ移行し,前記画像メモリ14のメ
モリ残量が所定の量(例えば,送信原稿1ページ分相当
のデータ量)以下(以下,この状態をメモリニアフルと
いう)であるか否かが判別される。S304において,
前記メモリニアフルでないと判別された場合は,S40
2へ戻ってデータ受信終了の判別が繰り返される。ここ
で, データの受信が終了する前に,前記メモリニフル
が発生(S403のYes側)した場合には,S404
へ移行する。S404では,前記原稿印刷・排出部30
により前記画像メモリ14に蓄積された画像データが先
頭から順次読み出され,印刷処理が開始される。このと
き,印刷済みの画像データが順次前記画像メモリ14か
ら消去される。S404において印刷処理が開始された
後は,相手側ファクシミリ装置からのデータ受信が終了
するまでデータの受信及び印刷が継続(S405のNo
側)され,データ受信が終了(S405のYes側)し
た後,前記画像メモリ14に蓄積された全ての画像デー
タが印刷されるのを待って(S413のNo側),印刷
終了(S413のYes側)後に処理が終了する(S4
04→S405→S413が前記順次印刷モードに相
当)。
【0031】一方,S402において,前記メモリニア
フルが発生(S403のYes側)する前に,データ受
信が終了(S402のYes側)した場合には,前記画
像メモリ14に蓄積した画像データを,読み取ったペー
ジ順序とは逆の順序に並べ替える反転処理(S411)
が行われた後,反転後のページ順序に従って前記画像メ
モリ14内の画像データを読み出して前記原稿印刷・排
出部30により印刷が開始(S412)される。ここ
で,前記画像メモリ14内の画像データは,印刷が終了
したものから順次消去される。S412において印刷が
開始された後は,前記画像メモリ14に蓄積された全て
の画像データの印刷が終了するまでデータの印刷処理が
継続され(S413のNo側),印刷が終了(S413
のYes側)した後に処理が終了する(S411〜S4
13が前記反転印刷モードに相当)。
【0032】これにより,受信データのデータ量が比較
的少ない(前記メモリニアフルが発生しない範囲であ
る)場合には,受信原稿が受信したページ順序とは逆の
順序で印刷(S411〜S413,前記反転印刷モード
に相当)されるので,前記フェースアップ出力タイプに
おいては,本来のページ順序で原稿を前記排紙トレイ3
2に排出することができる。また,受信データのデータ
量が多い(前記メモリニアフルが発生する)場合は,本
来のページ順序とは逆の順序で前記排紙トレイ32に並
ぶよう原稿が印刷(S404→S405→S413,前
記順次印刷モードに相当)されるが,途中で前記画像メ
モリ14が一杯になって全てのデータを受信できなくな
ることを回避できる。さらに,受信データを前記画像メ
モリ14に蓄積しながら並行して印刷処理がなされるの
で,紙詰まり等のトラブルで前記原稿印刷・排出部30
による印刷が中断された場合でも,トラブル復旧後に中
断された部分から印刷を続行させることも可能となる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
特にフェースアップ出力タイプのファクシミリ装置にお
いて,限られたメモリを有効活用して可能な限り本来の
ページ順序で原稿を送受信することができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置A
の斜視図。
【図2】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置A
の原稿読取・排出部を説明する図。
【図3】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置A
の原稿受信部を説明する図。
【図4】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置A
の概略構成を表すブロック図。
【図5】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置A
における原稿送信の処理手順を表すフローチャート。
【図6】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置A
における原稿受信の処理手順を表すフローチャート。
【図7】本発明の実施例に係るファクシミリ装置A1に
おける原稿送信の処理手順を表すフローチャート。
【図8】本発明の実施例に係るファクシミリ装置A1に
おける原稿受信の処理手順を表すフローチャート。
【符号の説明】
10…本体部 11…制御部 12…NCU 13…モデム 14…画像メモリ 15…作業用RAM 16…ROM 17…JPEG符号/復号部 20…原稿読取・排出部 21…原稿台 22…スライドガイド 23…原稿排出部 24…原稿読取部 30…原稿印刷・排出部 31…給紙トレイ 32…排紙トレイ 40…操作パネル 41…表示部 42…操作部 Ih…インクヘッド Ic…インクキャリッジ M…モータ P1…搬送路 P2…原稿読取位置 Pa1…送信原稿 Pa0…用紙 R1…給紙ローラ R2…分離ローラ R3…PSローラ R4…中間ローラ R5,R9…排紙ローラ R6…ピックアップローラ R7,R8…第1及び第2の給紙ローラ S…通過検出センサ S101,S102,,…処理手順(ステップ)の番号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小笠原 健二 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号シャ ープ株式会社内 (72)発明者 山口 剛 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号シャ ープ株式会社内 (72)発明者 柴山 由紀 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号シャ ープ株式会社内 (72)発明者 井上 雅弘 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号シャ ープ株式会社内 Fターム(参考) 5C062 AA02 AB42 AB46 AC23 AC25 AC41 AE03 AF10 BA00 5C073 BC02 CD12 5C075 CA08 CD25 CE12 5C079 HA02 HA13 LA31 NA10 PA01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信原稿を読み取る送信原稿読取手段
    と,前記送信原稿読取手段により読み取った画像データ
    を一時記憶する画像メモリと,該画像メモリに記憶され
    た前記画像データを読み出して相手側ファクシミリ装置
    へ送信する送信手段とを具備するファクシミリ装置にお
    いて,前記送信原稿読取手段による全ての前記送信原稿
    の読み取り終了後に,該読み取りが行われたページ順序
    とは逆の順序で前記画像データを前記送信手段により送
    信する反転送信モードと,前記送信原稿読取手段により
    前記送信原稿の読み取りが行われたページ順序で前記画
    像データを前記送信手段により順次送信する順次送信モ
    ードと,のいずれの送信モードにより前記画像データを
    送信するかを所定の送信モード切替規則に基づいて切り
    替えるよう構成されてなることを特徴とするファクシミ
    リ装置。
  2. 【請求項2】 前記順次送信モードにより前記送信原稿
    を送信する場合に,送信済みの前記画像データを前記画
    像メモリから消去するよう構成された請求項1に記載の
    ファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記送信モード切替規則が,前記送信原
    稿をカラーモード或いはモノクロモードのいずれで読み
    取るかに関する設定情報,前記画像メモリのメモリ残
    量,前記画像データを前記画像メモリに記憶させる際の
    データの圧縮度合いに関する設定情報,前記送信原稿の
    原稿サイズに関する入力情報のいずれか1つ又は複数に
    基づいて前記送信モードを切り替えるものである請求項
    1又は2のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記送信モード切替規則が,前記送信原
    稿読取手段による全ての前記送信原稿の読み取りが終了
    する前に,前記画像メモリのメモリ残量が第1の所定量
    を下回った場合には,そのときから前記順次送信モード
    により前記画像データを送信させ,そうでない場合には
    前記反転送信モードにより前記画像データを送信させる
    ものである請求項1から3のいずれかに記載のファクシ
    ミリ装置。
  5. 【請求項5】 前記送信モード切替規則が,前記送信原
    稿読取手段による全ての前記送信原稿の読み取りが終了
    する前に,前記画像メモリのメモリ残量が第1の所定量
    を下回った場合には,そのときから前記順次送信モード
    により前記画像データを送信させ,そうでない場合には
    前記反転送信モードにより前記画像データを送信させる
    ものであり,前記送信原稿読取手段による全ての前記送
    信原稿の読み取りが終了する前に,前記画像メモリのメ
    モリ残量が前記第1の所定量を下回った場合には,その
    ときから前記メモリ残量が前記第1の所定量若しくは前
    記第1の所定量より前記メモリ残量の多い第2の所定量
    を上回るまで前記送信原稿読取手段による前記送信原稿
    の読み取りを一時中断させるよう構成された請求項2に
    記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 前記送信原稿読取手段による前記送信原
    稿の読み取りの前記一時中断が,前記送信原稿の各ペー
    ジの読み取り完了後,次のページの読み取り開始前にの
    み行われるものである請求項5に記載のファクシミリ装
    置。
  7. 【請求項7】 他の条件にかかわらず専ら前記順次送信
    モードにより前記画像データを送信する順次送信専用モ
    ード設定手段を備えてなる請求項1から6のいずれかに
    記載のファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 相手側ファクシミリ装置からカラー又は
    モノクロ原稿の画像データを受信する受信手段と,該受
    信手段により受信した前記画像データを一時記憶する画
    像メモリと,該画像メモリから前記画像データを読み出
    してカラー又はモノクロで印刷し,印刷後の受信原稿を
    印刷面を上向きに排出する受信原稿印刷排出手段とを具
    備するファクシミリ装置において,前記受信手段による
    全ての前記画像データの受信が終了した後に,受信した
    ページ順序とは逆の順序で前記画像データを前記印刷排
    出手段により印刷する反転印刷モードと,前記受信手段
    により受信したページ順序で前記画像データを前記印刷
    排出手段により順次印刷する順次印刷モードと,のいず
    れの印刷モードにより前記画像データを印刷するかを所
    定の印刷モード切替規則に基づいて切り替えるよう構成
    されてなることを特徴とするファクシミリ装置。
  9. 【請求項9】 前記順次印刷モードにより前記画像デー
    タを印刷する場合に,印刷済みの前記画像データを前記
    画像メモリから消去するよう構成された請求項8に記載
    のファクシミリ装置。
  10. 【請求項10】 前記印刷モード切替規則が,前記受信
    手段により受信した画像データがカラーデータである場
    合には,前記順次印刷モードに切り替えるものである請
    求項8又は9のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  11. 【請求項11】 前記印刷モード切替規則が,前記受信
    手段による前記相手側ファクシミリ装置からのデータ受
    信が完了する前に,前記画像メモリのメモリ残量が所定
    量を下回った場合には,そのときから前記順次印刷モー
    ドにより前記画像データを印刷させ,そうでない場合に
    は前記反転印刷モードにより前記画像データを印刷させ
    るものである請求項8から10のいずれかに記載のファ
    クシミリ装置。
  12. 【請求項12】 前記画像メモリ内に,前記送信原稿か
    ら読み取った前記画像データを記憶するための専用領
    域,又は前記相手のファクシミリ装置から受信した前記
    画像データを記憶するための専用領域のいずれか一方又
    は両方を設けてなる請求項1から11のいずれかに記載
    のファクシミリ装置。
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