JP2003045931A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JP2003045931A
JP2003045931A JP2001230727A JP2001230727A JP2003045931A JP 2003045931 A JP2003045931 A JP 2003045931A JP 2001230727 A JP2001230727 A JP 2001230727A JP 2001230727 A JP2001230727 A JP 2001230727A JP 2003045931 A JP2003045931 A JP 2003045931A
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wafer
exposure apparatus
opening
gas
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Hidekazu Kikuchi
秀和 菊地
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Sendai Nikon Corp
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Nikon Corp
Sendai Nikon Corp
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/70716Stages
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/70733Handling masks and workpieces, e.g. exchange of workpiece or mask, transport of workpiece or mask
    • G03F7/7075Handling workpieces outside exposure position, e.g. SMIF box

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インラインにて接続された基板処理装置との
間で基板を搬送する際に、そのスループットを向上させ
る 【解決手段】 バッファユニット29が、C/D200
から搬入される未露光のウエハ及びC/Dに戻される露
光済みのウエハを多数枚同時に収容可能となっている。
このため、C/D側(インライン・インタフェース部を
含む)と露光装置本体21側との間で処理能力に差が生
じても、同時に多数枚のウエハをバッファユニット29
に一時保管することにより、待ち時間、すなわち時間の
ロスがないようにすることが可能である。従って、イン
ラインにて接続された基板処理装置との間で基板を搬送
する際に、そのスループットを向上させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光装置に係り、
特にコータ・デベロッパ等の基板処理装置にインライン
にて接続される露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体素子等を製造するため
のリソグラフィ工程では、いわゆるステッパやいわゆる
スキャニング・ステッパ等の露光装置が主として用いら
れており、近時においては、これらの露光装置の露光用
の光源としてKrFエキシマレーザあるいはArFエキ
シマレーザなどのエキシマレーザが比較的多く用いられ
るようになってきた。また、近時においては、これらの
露光装置を、ウエハに対するレジスト塗布、及び露光後
(パターン転写後)のウエハの現像を行うコータ・デベ
ロッパ(Coater/Developer:以下、適宜「C/D」と
略述する)とインライン接続したリソグラフィシステム
が主流となりつつある。これは、リソグラフィ工程で
は、レジスト塗布、露光、現像の各処理が一連の処理と
して行われ、いずれの処理工程においても装置内への塵
等の侵入を防止する必要があるとともに上記の一連の処
理を出来るだけ効率良く行う等のためである。
【0003】インラインにてC/Dと露光装置本体のウ
エハステージとの間でウエハを搬送する運用の場合、ウ
エハの搬送は、大略次のような手順で行われていた。
【0004】C/D側から直接あるいはインライン・イ
ンタフェース部を介して搬送系により未露光のウエハ
が、露光装置のウエハ搬送系の大部分が収容されたロー
ダチャンバ内のC/D側寄りの位置に設置されたインラ
イン・インタフェース・ロードアーム(以下、「インラ
インI/F・ロードアーム」と略述する)に搬入され
る。そして、ウエハ搬送系を構成するロボットにより、
その搬入されたウエハがインラインI/F・ロードアー
ムから取り出され、以後、ウエハ搬送系により所定の手
順及び経路に従ってウエハステージまで搬送される。
【0005】一方、露光が終了した露光済みのウエハ
は、ウエハ搬送系により搬送され、上記ロボットに受け
渡される。そして、ロボットにより、インライン・イン
タフェース・アンロードアーム(以下、「インラインI
/F・アンロードアーム」と略述する)に搬入される。
そして、インラインI/F・アンロードアームに搬入さ
れた露光済みのウエハは、インライン・インタフェース
部又はC/D側の搬送系により、インラインI/F・ア
ンロードアームから搬出される。この他、露光済みのウ
エハが、ウエハ搬送系を構成するアンロードテーブルか
らインラインI/F・アンロードアームに渡されるもの
も知られている(国際公開WO00/02239号公報
参照)。
【0006】図4には、上記国際公開公報にも開示され
る、C/D側(インライン・インタフェース部を含む)
と露光装置との接点として露光装置内部に配置されるイ
ンラインI/F・ロードアーム130及びインラインI
/F・アンロードアーム138が、露光装置内部のロボ
ット132とともに、側面図にて示されている。この図
4において、紙面手前側がインライン・インタフェース
部側(C/D側)であり、紙面奥側が露光装置の内部側
である。この図4からもわかるように、露光済みのウエ
ハW’が載置されるインラインI/F・アンロードアー
ム138の上方に未露光のウエハWが載置されるインラ
インI/F・ロードアーム130が配置されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、インライン・インタフェース部側(C/D
側)との接点が、それぞれ各1つのインラインI/F・
ロードアーム130、インラインI/F・アンロードア
ーム138によって構成されていたことから、インライ
ン・インタフェース部からのウエハの搬送スループット
と露光装置のスループットとに差が生じれば、どちらか
遅い方に合わせる必要があった。このため、いずれかの
装置の側に、待ち時間が生じ、その分、スループットが
遅くなってしまう。特に、同一のロボット・アームによ
りインラインI/F・ロードアーム130からの未露光
のウエハの搬出とインラインI/F・アンロードアーム
138に対する露光済みのウエハの搬入とを行う露光装
置では、インライン側のウエハの搬送のスループットよ
りも露光装置側の処理能力が高く、スループットが早い
場合には、インラインI/F・アンロードアーム138
上に先にアンロードした露光済みのウエハが滞っている
ために、次の露光済みのウエハをロボット・アームから
インラインI/F・アンロードアーム138に渡すこと
が出来ず、その結果、次の未露光のウエハをロボット・
アームによりインラインI/F・ロードアーム130か
ら取り出す動作ができないという事態が生じることがあ
った。
【0008】また、半導体素子の高集積化に伴ない回路
パターンが微細化し、露光装置内部が純度の高い不活性
ガス空間となった場合、当然、ウエハローダチャンバ
も、不活性ガス空間となるが、インラインとの接点とな
る前述したインラインI/F・ロードアーム130、イ
ンラインI/F・アンロードアーム138などの装置
(以下、「中継装置」と呼ぶ)は、最初の不活性ガスパ
ージ空間(いわゆるロードロック室)に設置されること
になる。この場合、ウエハのロード(及びアンロード)
を1枚ずつ行い、ガス置換を行うのでは、露光装置本体
の処理速度が上がっても、中継装置が設置されるロード
ロック室のガス置換が障害となって、スループットを上
げることは困難になる。
【0009】本発明は、かかる事情の下になされたもの
で、その目的は、インラインにて接続された基板処理装
置との間で基板を搬送する際に、そのスループットを向
上させることができる露光装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基板処理装置(200)とインラインにて接続され
る露光装置であって、露光対象の基板(W)が載置され
る基板ステージ(WST)を含む露光装置本体(21)
と;前記基板処理装置から搬入される基板及び前記基板
処理装置に戻される基板を多数枚同時に収容可能なバッ
ファユニット(29)と;前記バッファユニットと前記
基板ステージとの間で基板を搬送する基板搬送系(10
0)と;を備える露光装置である。
【0011】これによれば、バッファユニットが、基板
処理装置から搬入される基板(未露光の基板)及び基板
処理装置に戻される基板(露光済みの基板)を多数枚同
時に収容可能となっている。このため、基板処理装置側
(インライン・インタフェース部を含む)と露光装置本
体側との間で処理能力に差が生じても、同時に多数枚の
基板をバッファユニットに一時保管することにより、待
ち時間、すなわち時間のロスがないようにすることが可
能である。例えば、露光装置本体側の処理能力の方が高
い場合には、バッファユニットから露光済みの基板が基
板処理装置側に搬出される速度に比べて露光済みの基板
が露光装置本体からバッファユニットに搬入される速度
の方が速くなるが、バッファユニットに露光済みの基板
を複数枚同時に収容することにより、何らの待ち時間な
く、基板搬送系ではバッファユニットから未露光の基板
を搬出して基板ステージに搬入することができる。従っ
て、インラインにて接続された基板処理装置との間で基
板を搬送する際に、そのスループットを向上させること
ができる。
【0012】この場合において、バッファユニットの構
成は、横に並べて、すなわち基板を立てて多数枚収容す
る構成とすることも勿論できるが、請求項2に記載の露
光装置の如く、前記バッファユニットは、前記多数毎の
基板を上下方向に所定間隔を隔てて収容可能な多段の棚
(231〜236)を有することとすることができる。
【0013】この場合において、基板搬送系のうち基板
を保持する保持部を含むその少なくとも一部とバッファ
ユニットとを上下方向に相対移動可能とすることが好ま
しく、例えば、請求項3に記載の露光装置の如く、前記
バッファユニットを、上下方向に駆動する駆動機構(2
5)を更に備えることとすることができる。
【0014】上記請求項1〜3に記載の各露光装置にお
いて、請求項4に記載の露光装置の如く、前記バッファ
ユニットと前記基板搬送系の一部とがその内部に配置さ
れる搬送系チャンバ(12)を更に備えることとするこ
とができる。
【0015】この場合において、請求項5に記載の露光
装置の如く、前記搬送系チャンバには、前記基板処理装
置と前記バッファユニットとの間で搬送される基板の出
し入れのための開口(12b)が設けられ、該開口がシ
ャッタ(98a)によって開閉されるとともに、前記搬
送系チャンバの内部が不活性ガスで置換可能に構成され
ていることとすることができる。
【0016】この場合において、請求項6に記載の露光
装置の如く、前記搬送系チャンバの内部空間が、前記バ
ッファユニットが収容された第1のガス置換室(68
B)を含む複数の空間に区画され、前記第1のガス置換
室が、前記搬送系チャンバ外部に対して陽圧にされてい
ることとすることができる。
【0017】上記請求項4に記載の露光装置において、
請求項7に記載の露光装置の如く、前記露光装置本体と
前記基板搬送系の残りの一部とを収容するとともに、そ
の内部が不活性ガスで置換された本体チャンバ(14)
を更に備える場合には、前記搬送系チャンバの内部が不
活性ガスで置換可能に構成されていることとすることが
できる。
【0018】この場合において、請求項8に記載の露光
装置の如く、前記搬送系チャンバの内部空間が、前記バ
ッファユニットが収容された第1のガス置換室(68
B)を含む複数のガス置換室に区画され、相互に隣接す
る前記ガス置換室同士は、シャッタによって開閉可能な
開口を介して連通可能に構成されていることとすること
ができる。
【0019】この場合において、請求項9に記載の露光
装置の如く、前記複数のガス置換室の内部圧力は、前記
本体チャンバに隣接する第2のガス置換室(68A)が
最も高く、前記第1のガス置換室(68B)が最も低く
維持されることとすることができる。
【0020】上記請求項8及び9に記載の各露光装置に
おいて、請求項10に記載の露光装置の如く、前記複数
のガス置換室の不活性ガスの濃度は、前記本体チャンバ
に隣接する第2のガス置換室が最も高く、前記第1のガ
ス置換室が最も低く維持されることが望ましい。
【0021】この場合において、請求項11に記載の露
光装置の如く、前記相互に隣接するガス置換室間に設け
られた開口の、基板の出し入れ時の開口面積は、前記第
1のガス置換室と隣接するガス置換室との間の開口が最
も小さく、前記第2のガス置換室と隣接するガス置換室
との間の開口が最も大きくなるように設定されることと
することができる。ここで、各開口における基板の出し
入れ時の開口面積の設定は、それぞれの開口自体の面積
をそれぞれ所望の面積とすることによって設定しても良
いし、全ての開口を同一の面積にし、基板の出し入れの
際に各開口を開閉するシャッタの開度を調整することに
よって、それぞれの開口の開口面積をそれぞれ所望の値
に設定することとしても良い。
【0022】上記請求項11に記載の露光装置におい
て、請求項12に記載の露光装置の如く、前記第1のガ
ス置換室内部と前記搬送系チャンバの外部とを区画する
壁には、基板の出し入れ時の開口面積が更に小さく設定
される開口(12b)が設けられていることとすること
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜図3に基づいて説明する。
【0024】図1には、一実施形態に係る露光装置10
の横断面図(平面断面図)が基板搬送系を中心として概
略的に示されている。この露光装置10は、基板処理装
置としてのコータ・デベロッパ(以下「C/D」と略述
する)200にインライン・インタフェース部22を介
して接続(インライン接続)されている。なお、インラ
イン・インタフェース部を介することなく、C/D20
0と露光装置10とをインラインにて接続することも可
能である。
【0025】この露光装置10は、クリーンルーム内に
設置された搬送系チャンバ12と、該搬送系チャンバ1
2の+Y側(図1における上側)に隣接して設置された
本体チャンバ14とを備えている。搬送系チャンバ12
内には、基板搬送系としてのウエハローダ系100の大
部分が収納され、本体チャンバ14内には、マスクとし
てのレチクル(不図示)のパターンを投影光学系PLを
介して基板ステージとしてのウエハステージWST上に
載置された基板としてのウエハWに転写する露光装置本
体21(ウエハステージWST及び投影光学系PL以外
の構成は図示省略)が収納されている。露光装置本体2
1としては、例えばステップ・アンド・リピート方式あ
るいはステップ・アンド・スキャン方式でレチクルのパ
ターンを投影光学系PLを介してウエハ上の複数のショ
ット領域に順次転写する逐次移動型の投影露光装置の露
光装置本体が用いられている。
【0026】本実施形態では、露光装置本体21の露光
用光源として、一例として波長193nmの紫外域のパ
ルスレーザ光を発振するArFエキシマレーザが用いら
れている。なお、露光用光源として出力波長が248n
mのKrFエキシマレーザ、あるいはArFエキシマレ
ーザより短波長の紫外パルス光を出力するF2レーザ
(出力波長157nm)などを用いることも可能であ
る。
【0027】本実施形態のように、露光用照明光として
波長200nm以下の真空紫外域に属する光(以下、
「真空紫外光」と呼ぶ)を使用する場合、真空紫外光
は、通常の大気中に存在する酸素、水蒸気、炭化水素系
ガス(二酸化炭素等)、有機物、及びハロゲン化物等の
吸光物質(不純物)によって大きく吸収されるため、露
光用照明光の減衰を防止するためには、これらの吸光物
質の気体中の濃度を露光用照明光の光路上で平均的に1
0ppm〜100ppm程度以下に抑えることが望まし
い。そこで、本実施形態では、本体チャンバ14内の露
光用照明光の光路上の気体を、露光用照明光が透過する
気体、すなわち窒素(N2)ガス、又はヘリウム(H
e)、ネオン(Ne)、アルゴン(Ar)、クリプトン
(Kr)、キセノン(Xe)、若しくはラドン(Rn)
よりなる希ガス等の露光用照明光に対して高透過率で化
学的に安定であると共に、吸光物質が高度に除去された
気体(以下、「パージガス」とも呼ぶ)で置換する。以
下においては、窒素ガス及び希ガスをまとめて不活性ガ
スとも呼ぶ。
【0028】なお、その吸光物質(不純物)の濃度(又
はその許容値)は、露光用照明光の光路上に存在する吸
光物質の種類に応じて異ならせても良く、例えば有機系
の吸光物質の濃度を1〜10ppm程度以下として最も
厳しく管理し、それに続いて水蒸気、及びその他の物質
の順にその濃度を緩くしても良い。
【0029】ここで、窒素ガスは、真空紫外域中でも波
長150nm程度までは露光用照明光が透過する気体
(パージガス)として使用することができる。また、希
ガスの中では屈折率の安定性、及び高い熱伝導率等の観
点より、ヘリウムガスを使用することが望ましいが、ヘ
リウムガスは高価であるため、運転コスト等を重視する
場合には他の希ガスを使用してもよい。そこで、本実施
形態では、露光用照明光の波長が193nmであること
を考慮し、窒素ガスをパージガスとして使用するものと
する。
【0030】なお、パージガスとしては、単一の種類の
気体を供給するだけでなく、例えば窒素ガスとヘリウム
ガスとを所定比で混合した気体のような混合気体を供給
するようにしても良い。
【0031】そのため、クリーンルームの床上には、本
体チャンバ14内の露光装置本体を構成する投影光学系
PLや照明光学系などを収容する気密室や、搬送系チャ
ンバ12内の複数の気密室(これについては後述する)
に対して高純度のパージガスを供給し、それらの気密室
を流れた気体を回収して再利用するための気体供給装置
(図示省略)が設置されている。更に、本実施形態で
は、ウエハステージWST等の位置を計測するレーザ干
渉計の計測ビームの光路にもそのパージガスと同じ気体
が供給されている。
【0032】また、同一の吸光物質であっても複数の気
密室でその濃度(上限値)を異ならせても良く、例え
ば、投影光学系PL及び照明光学系を収容する気密室に
おけるその濃度を最も厳しく(その濃度が低くなるよう
に)管理し、他の気密室でその濃度を比較的緩く(高く
なるように)管理しても良い。このとき、投影光学系P
L及び照明光学系の少なくとも一方の気密室に供給した
パージガスの少なくとも一部を、引き続いて、他の気密
室、例えば、本体チャンバ14の内部空間にウエハステ
ージWSTを収容するステージ室を設ける場合、このス
テージ室の内部空間などに供給するように構成しても良
い。さらに、この構成により、下流側に配置される他の
気密室で吸光物質の濃度がその上限値を超えるときは、
パージガスから吸光物質を取り除くケミカルフィルタを
他の気密室の手前に設けても良い。
【0033】前記搬送系チャンバ12は、実際には、上
部チャンバと下部チャンバとに2分割された分割チャン
バであり、下部チャンバ内に、ウエハローダ系100の
大部分が収容されている。なお、このような分割チャン
バを備えた露光装置については、例えば特開平7−24
0366号公報などに詳細に開示されている。
【0034】また、搬送系チャンバ12内部は、図1に
示されるように、仕切り壁により複数の空間に仕切られ
ている。これらの複数の空間のうち、−X側に位置する
第1の空間68Bは、−X側にインライン・インタフェ
ース部22が接続された第1のガス置換室としてのロー
ドロック室とされている。以下、この第1の空間をロー
ドロック室68Bと呼ぶ。
【0035】このロードロック室68Bの+X側に位置
する中央の大きな第2の空間は、その内部にウエハロー
ダ系100の大半を収容するほぼ気密状態の気密室であ
る第2のガス置換室としてのローダ室とされている。以
下、第2の空間をローダ室68Aと呼ぶ。
【0036】このローダ室68Aの+X側に位置する第
3の空間68Cは、内部に後述する水平多関節ロボット
92が収容されたロボット室とされている。以下、この
第3の空間をロボット室68Cと呼ぶ。
【0037】前記ロードロック室68Bは、仕切り壁
(隔壁)101により、ローダ室68Aと仕切られてい
る。仕切り壁101の所定高さの位置には、図2に示さ
れるような段付の形状をした開口101aが形成されて
いる。この開口101aは、上下方向にスライドするシ
ャッタ98bによって開閉されるようになっている。こ
のシャッタ98bの開閉が、不図示の搬送系制御系によ
って制御されるようになっている。
【0038】ロードロック室68Bの−X側の隔壁は、
搬送系チャンバ12の−X側の側壁によって形成されて
いる。この搬送系チャンバ12の−X側の側壁には、前
述した開口101aにほぼ対向する位置に、開口101
aと同様の段付形状の開口12bが形成されている。こ
の開口12bは、全体的には開口101aと同様の形状
を有しているが、上半部の高さ寸法(図2に示される寸
法H参照)が、開口101aに比べて小さく設定されて
おり、開口面積も、開口101aより小さく設定されて
いる。
【0039】開口12bは、上下方向にスライドするシ
ャッタ98aによって開閉されるようになっている。こ
のシャッタ98aの開閉が、不図示の搬送系制御系によ
って制御されるようになっている。
【0040】開口12bが開放された状態では、ロード
ロック室68B内とインライン・インタフェース部22
の内部とが連通されるので、以下においては、開口12
bをIF開口とも呼ぶ。
【0041】ロードロック室68B内には、インライン
・インタフェース部22とウエハローダ系100との接
点部を構成する中継装置30が設置されている。
【0042】この中継装置30は、図3の斜視図に示さ
れるように、多数枚(ここでは6枚)のウエハWを上下
方向に所定間隔を隔てて保持可能な多数段(ここでは6
段)の棚としてのウエハ保持棚231から236が設けら
れた概略U字状の形状を有するバッファユニット29
と、該バッファユニット29の下方に設置され、駆動軸
(上下動軸)27を介してバッファユニット29を上下
方向に所定ストロークで駆動する上下動装置25とを備
えている。
【0043】バッファユニット29は、図3からも分か
るように、アーム34などを+X側、(開口98b側)
及び−X側(IF開口12b側)のいずれの方向からで
も挿入可能な構成となっている。すなわち、ウエハロー
ダ系100を構成する後述するロボット32のアーム3
4及び不図示のインタフェース部ロボットによるウエハ
の搬入及び搬出がともに可能な構成となっている。
【0044】本実施形態のように、開口を介してバッフ
ァユニット29内にウエハを搬入したり、搬出したりす
る構成の場合、開口の位置が固定であるため、バッファ
ユニット29の全ての段のウエハ保持棚231〜236
アクセスするためには、バッファユニット29が上下動
することが重要である。なお、本実施形態ではウエハロ
ーダ系の少なくとも一部、例えばロボットアームなどが
上下動可能に構成されていれば、必ずしもバッファユニ
ット29が上下動しなくても良い。
【0045】図1に戻り、ロードロック室68Bの内部
には、前述したパージガスが不図示の気体供給装置から
供給されるようになっている。通常、このロードロック
室68Bの内部の圧力は、外気(インライン・インタフ
ェース部22内部の気体)に対して陽圧になるように不
図示のパージ制御系によって制御されている。
【0046】前記ローダ室68Aの内部には、前述した
パージガスが不図示の気体供給装置から供給されるよう
になっている。通常、このローダ室68Aの内部の圧力
は、ロードロック室68B及び前述したロボット室68
Cより高くなるように、不図示のパージ制御系によって
制御されている。また、ローダ室68A内のパージガス
中の不純物の濃度(上限値)は、ロードロック室68B
及びロボット室68Cに比べて厳しく管理されている。
【0047】この場合、ローダ室68A内のパージガス
中の不純物の濃度(上限値)及び圧力は、本体チャンバ
14内部のウエハステージWSTが配置された空間(本
体チャンバ14内にステージ室を別に設ける場合には該
ステージ室内部空間)と同程度あるいはそれより僅かに
緩やかに、パージ制御系によって管理されている。
【0048】前記ウエハローダ系100は、搬送系チャ
ンバ12のローダ室68A内における本体チャンバ14
寄りの部分に、Y軸方向に所定間隔を隔ててX軸方向
(図1における左右方向)にそれぞれ延びる第1、第2
のXガイド16、18と、この上方(図1における紙面
手前側)に位置し、Y軸方向に延びるYガイド20とを
備えている。この内、第1のXガイド16がアンロード
用搬送ガイドを構成し、第2のXガイド18がロード用
搬送ガイドを構成する。Yガイド20は、搬送系チャン
バ12の開口12a及び本体チャンバ14の開口14a
を介して搬送系チャンバ12側から本体チャンバ14側
に延びている。
【0049】前記第1のXガイド16は、搬送系チャン
バ12のX軸方向ほぼ中央部にて、X軸方向に延設され
ている。また、この第1のXガイド16の上面には、不
図示のリニアモータ等により該Xガイド16に沿って駆
動されるスライダ26が載置され、このスライダ26の
上面には、アンロードX軸テーブル28が固定されてい
る。
【0050】前記第2のXガイド18は、搬送系チャン
バ12のほぼ中央部にて、第1のXガイド16と同様、
X軸方向に延設されている。第2のXガイド18の上面
には、不図示のリニアモータ等により該Xガイド18に
沿って駆動されるスライダ40が載置され、このスライ
ダ40の上面には、回転テーブルとしてのロードX軸タ
ーンテーブル42が設けられている。
【0051】このロードX軸ターンテーブル42は、ス
ライダ40上面に配置され、ウエハWを保持する基板保
持部と該基板保持部を回転駆動する駆動装置とによって
構成されている。また、第2のXガイド18の−Y側近
傍には、不図示の発光素子(例えば発光ダイオード)と
受光素子(例えばフォトダイオードあるいはCCDライ
ンセンサ等)とから成るウエハエッジセンサ48a〜4
8cが設けられている。このウエハエッジセンサ48a
〜48cは、後述するウエハWの概略位置合わせに用い
られる。
【0052】前記第1のXガイド16と第2のXガイド
18の−X側(図1における左側)で、前述した開口1
01aに対向する位置には、水平多関節型ロボット(ス
カラーロボット)32が配置されている。この水平多関
節型ロボット32(以下、適宜「ロボット32」と略述
する)は、伸縮及びXY面内での回転が自在のアーム3
4と、このアーム34を駆動する駆動部36とを備えて
いる。このロボット32のアーム34により、前述した
バッファユニット29に対するアクセスが行われる。
【0053】前記Yガイド20には、リニアモータの可
動子を含む不図示の上下動・スライド機構によって駆動
され、該Yガイド20に沿って移動するロードY軸アー
ム50、アンロードY軸アーム52が設けられている。
【0054】ロードY軸アーム50は、不図示の上下動
・スライド機構により駆動され、図1中に、仮想線5
0’で示される位置近傍のYガイド20の−Y方向の移
動端部近傍位置から実線50で示される所定のローディ
ング位置(ウエハ受け渡し位置)まで移動可能でかつ上
下方向にも所定範囲で可動となっている。
【0055】また、アンロードY軸アーム52は、不図
示の上下動・スライド機構により駆動され、図1中に、
仮想線52’で示される位置から前述したローディング
位置の近傍の実線で示されるアンローディング位置ま
で、ロードY軸アーム50の移動面より下方の移動面に
沿って移動可能でかつ上下方向にも所定範囲で可動とな
っている。
【0056】前記ロボット室68Cは、平面視(上から
見て)T字状の仕切り壁102によって、ローダ室68
Aに対して仕切られた2つの空間のうちの+Y側の空間
によって構成されている。このロボット室68Cの−X
側の壁には、前述した開口101aとほぼ同一高さの位
置に開口101aと同様な形状で幾分横の長さが長い開
口102bが形成されている。この開口102bは、上
下方向(Z軸方向)にスライド可能なシャッタ98cに
より開閉されるようになっている。シャッタ98cが、
不図示の搬送系制御系によって制御される。
【0057】ロボット室68C内部には、第1のXガイ
ド16と第2のXガイド18の+X側の位置に、前述し
た水平多関節ロボット32と同様の水平多関節ロボット
92が配置されている。但し、このロボット92では、
アームが所定ストロークで上下動することも可能な構成
となっている。
【0058】一方、仕切り壁102によって、ローダ室
68Aに対して仕切られた2つの空間のうちの−Y側の
空間(搬送系チャンバ12内部の+X側端部かつ−Y側
端部の空間)68Dには、フロントオープニングユニフ
ァイドポッド(Front Opening Unified Pod:以下、
「FOUP」と略述する)106を載置するためのFO
UP台104が配置されている。FOUP106は、P
GV(手動型搬送車)又はAGV(自走型搬送車)など
により外部から搬送され、搬送系チャンバ12の−Y側
の壁の+X側端部に形成された開口12dを介して搬入
され、FOUP台104上に載置される。なお、OHT
(Over Head Transfer)を用いて、上方からFOUP1
06をFOUP台104上に設置しても勿論構わない。
【0059】FOUP106は、ウエハを複数枚上下方
向に所定間隔を隔てて収納するとともに、前面(図1に
おける+Y側の面)のみに開口部が設けられ、該開口部
を開閉する前扉108を有する開閉型のコンテナ(ウエ
ハカセット)であって、例えば特開平8−279546
号公報に開示される搬送コンテナと同様のものである。
このFOUP106内には、複数段、例えば25段のウ
エハ保持棚が設けられている。
【0060】このFOUP106が対向する仕切り壁1
02部分には、開口部102aが形成されている。この
開口102aは、例えば、仕切り壁102に床面からの
高さ概略600mm付近から概略900mmより少し低
い位置にかけて形成されている。
【0061】FOUP台104は、チャンバ12の底面
に固定された不図示のスライド機構によってY軸方向に
駆動される駆動軸の上面に固定されている。
【0062】FOUP106内のウエハを取り出すため
には、FOUP106を仕切り壁102の開口部102
aの部分に押し付けて、その前扉108を該開口部10
2aを介して開閉する必要がある。そのため、本実施形
態では、仕切り壁102の+Y側のロボット室68C内
部の部分に前扉108の開閉機構(オープナ)112が
設置されている。
【0063】開閉機構112の内部には前扉108を真
空吸引あるいはメカニカル連結して係合するとともに、
その前扉108に設けられた不図示のキーを解除する機
構を備えた不図示の開閉部材が収納されている。開閉機
構112による前扉108の開閉方法と同様の方法は、
上記特開平8−279546号公報等に詳細に開示され
ている。開閉機構112は、通常の状態(FOUPがセ
ットされていない状態)では、仕切り壁102の内側
(ロボット室68Cの内部)が外部に対して開放状態と
ならないように、開口部102aに嵌合して該開口部1
02aを閉塞している。本実施形態では、開閉機構11
2及びFOUP台104を駆動するスライド機構も、ウ
エハローダ系100の各部を制御する不図示の搬送系制
御系によって制御されるようになっている。
【0064】次に、上述のようにして構成された本実施
形態の露光装置10の動作についてウエハ搬送シーケン
スを中心として、図1を中心に説明する。
【0065】まず、C/D200との間でウエハのやり
取りを行う運用の際の動作について説明する。なお、以
下の各部の動作は、不図示の主制御系の管理下にある、
前述した搬送系制御系、パージ制御系、及びウエハステ
ージWST及び不図示のレチクルステージを制御するス
テージ制御系等の制御系によって実行されるが、以下に
おいては、説明の煩雑化を避けるため、特に必要な場合
を除き、制御系に関する説明は省略する。また、同様の
理由により、ウエハの受け渡しの際のバキュームチャッ
ク等のオン・オフ動作についての説明も省略するものと
する。
【0066】a. まず、C/D200にてレジストの
塗布が終了したウエハWを保持した不図示のインタフェ
ースロボットが開口12bに近づくと、不図示のセンサ
により感知され、シャッタ98aが開成される。そし
て、インタフェースロボットのアームが開口12bを介
してチャンバ12内に挿入され、ウエハWが図3に示さ
れる中継装置30を構成するバッファユニット29の所
定段のウエハ保持部23n(n=1,2,…,6)に−
X側から受け渡される。ここで、この受け渡しに際して
は、インタフェースロボットがウエハWを搬入する目標
の段のウエハ保持棚23nが、IF開口12bのやや下
側に位置するように、バッファユニット29が上下動装
置25によって予め高さ調整が行われる。そして、未露
光のウエハを保持するインタフェースロボットのアーム
がIF開口12bを介してバッファユニット29の内部
に挿入された時点で、上下動装置25によりバッファユ
ニット29が僅かに上昇駆動されることにより、バッフ
ァユニット29の所定の段のウエハ保持棚23nにイン
タフェースロボットのアームからウエハが受け渡され
る。その後、インタフェースロボットのアームは、IF
開口12bを介してインライン・インタフェース部22
内に退避する。このインタフェースロボットのアームの
退避を前述したセンサが感知すると、シャッタ98aが
閉じられる。
【0067】上記a.の手順を繰り返し、複数枚、例え
ば3枚の未露光のウエハWがバッファユニット29内の
複数段のウエハ保持棚23n上にそれぞれ搬入される。
【0068】b. そして、3枚目のウエハWの搬入が
終了すると、ロードロック室68B内部にパージガスが
供給され、ガス置換が行われる。これは、上記のウエハ
の搬入により、シャッタ98aが複数回開閉され、その
開閉の度毎に、インライン・インタフェース部22内部
の外気がIF開口12bを介してロードロック室68B
内に混入しているため、前述した吸光物質(不純物)が
外気とともに混入し、ロードロック室68B内のパージ
ガスの純度が規定値よりも低くなっているためである。
【0069】このロードロック室68B内のガス置換
は、シャッタ98a,98bの両方が閉成された状態で
不図示のパージ制御系により、ロードロック室68B内
部のガスが排気された後、ロードロック室68B内にパ
ージガスを供給することにより行われる。そして、パー
ジガス中の不活性ガスの純度が所定値以上(不純物の濃
度が所定値以下)となり、かつその圧力が所定値に達し
たのを、不図示のガスセンサ、圧力センサの出力に基づ
いて検知すると、パージ制御系は、それ以後、その状態
を維持するように、パージガスを所定の流量でフローし
続ける。
【0070】c. その後、ロボット32の駆動部36
によりアーム34が制御され、シャッタ98bに近づく
と、これが不図示のセンサにより検知され、シャッタ9
8bが開く。このとき、バッファユニット29の高さ調
整は完了しているものとする。そして、ロボット32の
駆動部36によりアーム34が開口101aを介してバ
ッファユニット29の所定段のウエハ保持棚23nに保
持されたウエハWの下方に挿入され、上下動装置25に
よりバッファユニット29が僅かに下降駆動されること
により、バッファユニット29からロボット32のアー
ム34にウエハWが受け渡される。図1には、このウエ
ハWの受け渡しのために、アーム34がバッファユニッ
ト29内部に挿入された状態が示されている。
【0071】d. 次に、ウエハWを保持したロボット
32のアーム34が駆動部36により回転及び伸縮され
て、ウエハWを保持したアーム34が開口101aを介
してローダ室68A内に戻る。そして、このアーム34
の退避が前述したセンサにより検知されると、シャッタ
98bが閉じる。
【0072】その後、ウエハWはアーム34により仮想
線W2で示される位置まで搬送される。このとき、ロー
ドX軸ターンテーブル42は仮想線42’で示される位
置に移動している。次に、ロードX軸ターンテーブル4
2が上昇駆動されウエハWがロボット32のアーム34
からロードX軸ターンテーブル42に渡される。
【0073】e. 次に、スライダ40と一体的にウエ
ハWを保持したロードX軸ターンテーブル42が+X方
向に駆動され、ウエハWが図1に仮想線W3で示される
位置まで搬送される。
【0074】f. この搬送が終了すると、ロードX軸
ターンテーブル42を介して該ロードX軸ターンテーブ
ル42に保持されたウエハWが回転される。このウエハ
Wの回転中に、搬送系制御系によりウエハエッジセンサ
48a〜48cを用いて、ウエハWの方向(ノッチ(又
はオリエンテーションフラット)の方向)と、ウエハW
中心のロードX軸ターンテーブル42中心に対するXY
2次元方向の偏心量とが検出される。なお、このウエハ
Wの方向とウエハ中心の偏心量の求め方の具体的方法
は、例えば特開平10−12709号公報に開示されて
いる。
【0075】次いで、不図示の搬送系制御系により、上
で求めたノッチの方向が所定の方向、例えば−Y方向に
一致するようにロードX軸ターンテーブル42の回転角
度が制御される。また、そのときのウエハ中心の偏心量
のX方向成分に応じて、ロードX軸ターンテーブル42
のX方向移動の停止位置が決定され、その位置にロード
X軸ターンテーブル42が停止される。このようにして
ウエハWの回転とX方向位置ずれが補正される。
【0076】ウエハWが仮想線W3で示される位置まで
搬送された時点では、ロードY軸アーム50は、仮想線
W3の位置にあるウエハWと干渉しない範囲で仮想線5
0’で示される位置に近づいた位置で待機している。そ
して、上記の位置ずれ補正終了後ロードY軸アーム50
が仮想線50’で示される位置に向けて駆動され、ウエ
ハW中心とロードY軸アーム50の爪部の中心とが一致
する位置でロードY軸アーム50が停止される。このよ
うに、ロードY軸アーム50の停止位置の制御により、
上記の偏心量のY方向成分が補正される。すなわち、こ
のようにしてウエハWの概略位置合わせが行われる。
【0077】g. 上記のウエハWの概略位置合わせが
終了すると、ロードX軸ターンテーブル42からロード
Y軸アーム50に対するウエハWの受け渡しが行われ
る。このウエハWの受け渡しは、例えばロードY軸アー
ム50の上昇(あるいはロードX軸ターンテーブル42
の下降)によって行われる。
【0078】h. 上記のウエハWのロードY軸アーム
50への受け渡し終了後、ロードY軸アーム50が図1
の仮想線50’の位置から実線で示されるローディング
ポジションにまで移動する。これにより、ウエハWが図
1に仮想線W4で示される位置まで搬送される。
【0079】ロードY軸アーム50がローディングポジ
ションに向けて移動開始した後、ロードX軸ターンテー
ブル42は次のウエハの搬送のため、仮想線42’で示
される左端移動位置へ移動する。
【0080】このとき、ウエハステージWST上ではそ
れ以前にウエハステージWST上に搬送された別のウエ
ハWの露光処理(アライメント、露光)が行われてい
る。また、この露光中、アンロードY軸アーム52は、
ローディングポジションの近傍で待機している。また、
ロードY軸アーム50は、ローディングポジションでウ
エハWを保持して、かつアンロードY軸アーム52より
上方の位置で待機している。
【0081】i. そして、ウエハステージWST上で
ウエハWの各ショット領域に対してレチクルのパターン
の転写、すなわち露光が終了すると、ウエハステージW
STが図1に示される露光終了位置からローディングポ
ジションに向けて移動され、露光済みのウエハWがアン
ローディングポジション(すなわちローディングポジシ
ョン)まで搬送される。
【0082】このウエハステージWSTのローディング
ポジションへの移動後、ウエハステージWSTでは、セ
ンタピンCPが上昇駆動され、アンロードY軸アーム5
2先端の吸着部が設けられた爪部がウエハの下側に入り
込む。そして、センタピンCPの下降駆動によりアンロ
ードY軸アーム52にウエハが受け渡されるので、ウエ
ハステージWST上から露光済みのウエハWがアンロー
ドY軸アーム52によりアンロードされることになる。
【0083】j. 次に、露光済みのウエハWを保持し
たアンロードY軸アーム52が、図1中に仮想線52’
で示される位置に移動する。これにより、アンロードY
軸アーム52によってウエハWが仮想線W4で示される
ローディングポジションから仮想線W5で示される位置
まで搬送される。
【0084】但し、前シーケンスの動作未了でアンロー
ドX軸テーブル28が実線で示される位置にない場合
は、例えばアンロードY軸アーム52は図1中に実線で
示される位置で待機する。
【0085】k. アンロードY軸アーム52がローデ
ィングポジションから退避すると、ローディングポジシ
ョンの上方の位置で待機していたロードY軸アーム50
からウエハステージWST上のウエハホルダWHにウエ
ハWが受け渡される。この受け渡しは、ウエハWを保持
するロードY軸アーム50が所定量下降した後、ウエハ
ステージWST上のウエハホルダWHに設けられたセン
タピンCPの上昇によりセンタピンCPにウエハWが受
け渡されるとともに、ウエハWを支持したセンタピンが
下降することにより行われる。上記の受け渡しにおい
て、センタピンCPに対するウエハWの受け渡しが終了
すると、次のウエハの搬送のため、ロードY軸アーム5
0は仮想線50’で示される位置へ向けて移動が開始さ
れる。
【0086】一方、未露光のウエハWがロードされたウ
エハステージWSTは、ステージ制御系により+Y方向
に駆動され露光シーケンスの開始位置(図1に示される
位置)へ移動する。その後、ウエハホルダWH上のウエ
ハWに対する露光シーケンス(サーチアライメント、E
GA等のファインアライメント、露光)が開始される。
なお、この露光シーケンスは、通常のスキャニング・ス
テッパと同様であるので、詳細な説明は省略する
【0087】l. 一方、仮想線W5で示される位置ま
で露光済みのウエハWが搬送されると、例えばアンロー
ドY軸アーム52が下降(あるいはアンロードX軸テー
ブル28が上昇)され、アンロードY軸アーム52から
アンロードX軸テーブル28にウエハWが渡される。
【0088】この受け渡しが終了すると、次のウエハの
搬送のため、アンロードY軸アーム52はローディング
ポジションに移動して次のウエハのアンロードのために
待機する。
【0089】アンロードY軸アーム52が搬送系チャン
バ12の開口12a近傍のウエハと干渉しない位置まで
移動すると、スライダ26と一体的にアンロードX軸テ
ーブル28が図1中の仮想線28’で示される位置まで
移動する。これにより、ウエハWが仮想線W5の位置か
ら図1に仮想線W6で示される位置まで搬送される。
【0090】m. 露光済みのウエハWが、仮想線W6
で示される位置まで搬送されると、ロボット32の駆動
部36によりアーム34が駆動され、アンロードX軸テ
ーブル28に保持されたウエハWの下方に挿入される。
そして、アンロードX軸テーブル28が所定量下降する
ことにより、ウエハWがアンロードX軸テーブル28か
ら、ロボット32のアーム34に渡される。
【0091】n. その後、露光済みのウエハWを保持
したロボット32のアーム34が駆動部36により制御
され、シャッタ98bに近づくと、これが不図示のセン
サにより検知され、シャッタ98bが開く。このとき、
バッファユニット29の高さ調整は完了しているものと
する。そして、ロボット32の駆動部36によりアーム
34が開口101aを介してバッファユニット29の所
定段のウエハ保持棚23 nの僅かに上方の位置に挿入さ
れ、上下動装置25によりバッファユニット29が僅か
に上昇駆動されることにより、ロボット32のアーム3
4からバッファユニット29にウエハWが受け渡され
る。この受け渡しが完了すると、アンロードX軸テーブ
ル28は図1中に実線で示される位置へ移動する。
【0092】次に、ロボット32のアーム34が駆動部
36により回転及び伸縮されて開口101aを介してロ
ーダ室68A内に戻る。そして、このアーム34の退避
が前述したセンサにより検知されると、シャッタ98b
が閉じる。
【0093】一方、露光済みのウエハWのバッファユニ
ット29からの搬出は、次のようにして行われる。
【0094】o. 上記のバッファユニット29への露
光済みのウエハWの搬入後、アーム34のロードロック
室68Bからの退避及びシャッタ98bの閉成を確認す
ると、搬送系制御系からC/D200側にその旨が通知
される。これにより、不図示のインタフェースロボット
のアームがIF開口12bに近づくと、不図示のセンサ
により感知され、シャッタ98aが開成される。このと
き、バッファユニット29の高さは所望の高さに設定さ
れているものとする。そして、インタフェースロボット
のアームが開口12bを介してバッファユニット29の
所定段のウエハ保持棚23nに保持されたウエハWの下
方に挿入される。そして、バッファユニット29が僅か
に下降することにより、露光済みのウエハWがバッファ
ユニット29からインタフェースロボットのアームに受
け渡される。その後、露光済みのウエハWを保持したイ
ンタフェースロボットのアームは、IF開口12bを介
してインライン・インタフェース部22内に戻り、その
ウエハWをC/D200に向かって搬送する。このと
き、上記のインタフェースロボットのアームの退避を前
述したセンサが感知すると、シャッタ98aが閉じられ
る。
【0095】以上のような手順で、C/D200との間
でウエハのやり取りを行う運用が実行される。
【0096】次に、FOUPによりウエハを保管・運搬
して使用する場合の運用の動作について簡単に説明す
る。
【0097】ここでは、説明の簡略化のため、FOUP
106の前扉108が開放されている状態を前提として
説明する。
【0098】まず、ロボット92の駆動部によりアーム
が回転及び伸縮され、FOUP106内の目的のウエハ
の下にロボット92のアームが挿入され、僅かに上昇さ
れる。これにより、ウエハWがFOUP106からロボ
ット92のアームに受け渡される。次いで、ロボット9
2のアームが制御されウエハWがFOUP106外に取
り出される。
【0099】次いで、未露光のウエハWを保持したロボ
ット92のアームが回転及び伸縮され、シャッタ98c
に近づくと、これが不図示のセンサにより検知され、シ
ャッタ98cが開く。このとき、ロボット92のアーム
の高さ調整は終了しているものとする。そして、ロボッ
ト92の駆動部によりアームが移動され、該アームによ
ってウエハWが開口102bを介して図1中に仮想線W
7で示される位置まで搬送される。このとき、ロードX
軸ターンテーブル42は、図1中に仮想線42”で示さ
れる右端移動位置に移動しているものとする。
【0100】次に、ロードX軸ターンテーブル42が上
昇駆動されウエハWがロボット32のアーム34からロ
ードX軸ターンテーブル42に渡される。
【0101】上記の受け渡しの完了後、ロボット92の
アームが駆動部により回転及び伸縮されて、開口101
aを介してロボット室68C内に戻る。そして、このア
ームの退避が前述したセンサにより検知されると、シャ
ッタ98cが閉じる。
【0102】その後、上述した(C/D200とのイン
ライン接続の場合)のe〜lと同様の搬送動作シーケン
スが行われ、露光済みのウエハWが、図1中に仮想線W
8で示される位置まで搬送される。
【0103】ウエハWが仮想線W8で示される位置まで
搬送されると、搬送系制御系の指示に基づき、ロボット
92の駆動部によりアームが回転及び伸縮され、シャッ
タ98cに近づくと、これが不図示のセンサにより検知
され、シャッタ98cが開く。このとき、ロボット92
のアームの高さ調整は終了しているものとする。そし
て、ロボット92の駆動部によりアーム制御され、開口
102bを介して仮想線28”の位置にあるアンロード
X軸テーブル28に保持されたウエハWの下方に挿入さ
れる。そして、アンロードX軸テーブル28が所定量下
降することにより、露光済みのウエハWがアンロードX
軸テーブル28からロボット92のアームに移載され
る。次いで、ロボット32のアーム34が伸縮・回転及
び上下動され、ウエハWが仮想線W8で示される位置か
ら仮想線W9で示されるFOUP106内の所定の保持
棚に搬入される。このとき、開口102bを介してウエ
ハWを保持したロボット92のアームがロボット室68
C内に退避すると、シャッタ98cが閉成する。
【0104】上記のFOUP106内へのウエハWの搬
入は、具体的には、ロボット92のアームによりウエハ
Wを収納すべき高さまで搬送し、ロボット92のアーム
を伸ばしてFOUP106内の収納段の僅かに上方にウ
エハWを挿入した後、ロボット92のアームを下降させ
てウエハWを収納段の保持棚に渡し、ロボット92のア
ームを縮めてFOUP106外に退避することにより行
われる。
【0105】このようなウエハの搬送、及び露光処理シ
ーケンスをFOUP106内の全てのウエハについて繰
り返し行い、FOUP106内のウエハの処理が全て終
了した時点で、FOUP106の前扉108が、開閉機
構120により前と逆の経路で移動され、扉閉動作が行
われる。この扉閉動作の終了後、FOUP台104が−
Y側にスライドされ、PGV、AGV、OHT等による
FOUP106の搬送のために待機する。
【0106】以上説明したように、本実施形態に係る露
光装置10によると、インライン・インタフェース部2
2との接点を構成する中継装置30がC/D200から
インタフェースロボットを介して搬入されるウエハ(未
露光のウエハ)及びC/D200に戻されるウエハ(露
光済みのウエハ)を多数枚同時に収容可能なバッファユ
ニット29を備えている。このため、C/D200側、
すなわちインライン・インタフェース部22と露光装置
本体21側との間で処理能力に差が生じても、同時に多
数枚のウエハをバッファユニット29に一時保管するこ
とにより、待ち時間、すなわち時間のロスがないように
することが可能である。例えば、露光装置本体21側の
処理能力の方が高い場合には、バッファユニット29か
ら露光済みのウエハがC/D200側に搬出される速度
に比べて露光済みのウエハが露光装置本体21からバッ
ファユニットに搬入される速度の方が速くなるが、バッ
ファユニット29に露光済みのウエハを複数枚同時に収
容することにより、何らの待ち時間なく、ウエハローダ
系100ではバッファユニット29から未露光のウエハ
を搬出してウエハステージWSTに搬入することができ
る。従って、インラインにて接続されたC/D200と
の間でウエハを搬送する際に、そのスループットを向上
させることができる。
【0107】また、バッファユニット29は、多数毎の
ウエハを上下方向に所定間隔を隔てて収容可能な多段
(例えば6段)のウエハ保持棚231〜236を有し、か
つ駆動機構25によって上下方向に駆動されるようにな
っている。このため、ロボット32のアーム34をバッ
ファユニット29の目的とするウエハ保持棚23nの僅
かに下方に挿入し、駆動機構25によりバッファユニッ
ト29を僅かに下降駆動するだけで、バッファユニット
29からロボット32のアーム34に未露光のウエハを
受け渡すことができる。一方、露光済みのウエハを保持
したロボット32のアーム34を、目的のウエハ保持棚
23nの僅かに上方に挿入し、駆動機構25によりバッ
ファユニット29を僅かに上昇駆動するだけで、ロボッ
ト32のアーム34からバッファユニット29に露光済
みのウエハを受け渡すことができる。インタフェースロ
ボットによるバッファユニット29内へのウエハの搬
入、搬出も同様にして行うことができる。
【0108】しかも、本実施形態のようなバッファユニ
ット29が上下動可能な構成では、IF開口12bや開
口101aを介してバッファユニット29の全ての段の
ウエハ保持棚231〜236に、ロボット32のアーム3
4や、インタフェースロボットのアームによるアクセス
を支障なく実現することができる。
【0109】また、本実施形態の露光装置10では、バ
ッファユニット29を含む中継装置30が、内部気体を
不活性ガス(パージガス)で置換可能なロードロック室
68B内に配置され、該ロードロック室68Bの一側の
側壁を構成する搬送系チャンバ12には、C/D200
とバッファユニット29との間で搬送されるウエハの出
し入れのためのIF開口12bが設けられ、該開口12
bがシャッタ98aによって開閉可能な構成となってい
る。このため、シャッタ98aを開いて開口12bを介
してインライン側の搬送系(インタフェースロボット)
によりバッファユニット29に未露光のウエハを搬入し
た後、シャッタ98aを閉じ、ロードロック室68B内
部の気体を不活性ガス(パージガス)にガス置換するこ
とにより、バッファユニット29の周囲のガス環境を前
述した酸素、水蒸気、炭化水素系ガス(二酸化炭素
等)、有機物、及びハロゲン化物等の吸光物質(不純
物)を殆ど含まない環境に設定することができる。従っ
て、その後、ローダ室68A側のシャッタ98bを開い
てロボット32のアーム34により、バッファユニット
29からウエハを取り出してローダ室68Aに搬入して
も、そのウエハとともに吸光物質がローダ室68A内に
混入して、ローダ室68A内のパージガス中の吸光物質
の含有濃度を殆ど増加させない。従って、ウエハの搬入
の際にローダ室68A内のケミカルクリーン度が低下す
ることが殆どない。
【0110】また、ロードロック室68Bは、通常の状
態では、搬送系チャンバ12外部に対して陽圧にされて
いるので、インライン・インタフェース部22から空気
(外気)が流入するのを阻止することができる。
【0111】同様に、ロボット室68Cは、搬送系チャ
ンバ12外部に対して陽圧にされているので、搬送系チ
ャンバ12外部から外気が流入するのを阻止することが
できる。
【0112】また、搬送系チャンバ12の内部空間が、
バッファユニット29を含む中継装置30が収容された
ロードロック室68Bを含む複数の空間に区画され、そ
れらの空間のうちの複数のガス置換室、すなわちロード
ロック室68B、ローダ室68A、及びロボット室68
Cの内部圧力は、本体チャンバ14に隣接するローダ室
68Aが最も高く、搬送系チャンバ12外部から外気が
混入する可能性のあるロードロック室68Bが最も低く
維持されるようになっている。このため、ローダ室68
A内に、ロードロック室68B内部の気体、及びロボッ
ト室68C内部の気体が混入するのが効果的に防止され
ている。特に、本実施形態では、内部にウエハステージ
WSTが収容され、露光用照明光の照明光路が形成され
る本体チャンバ14に隣接するローダ室68A内部の不
活性ガスの濃度が最も高く、外気に接する機会のあるロ
ードロック室68B内部の不活性ガスの濃度が最も低く
維持されるので、上記のようにそれぞれのガス置換室の
内部圧力を設定することの効果は大きい。これにより、
濃度管理が緩い(吸光物質の許容濃度が高い)ガス置換
室から濃度管理が厳しい(吸光物質の許容濃度が低い)
ガス置換室へのパージガスの流入阻止を図ることができ
るからである。
【0113】また、本実施形態の露光装置10では、イ
ンライン・インタフェース部22とロードロック室68
Bとの間のIF開口12b、ロードロック室68Bとロ
ーダ室68Aとの間の開口101a、ロボット室68C
とローダ室68Aとの間の開口102bの順に、その開
口面積が順に大きくなるように設定されている。これ
は、シャッタ98aの開成時に、インライン・インタフ
ェース部22内部の気体(外気)と接続されるロードロ
ック室68Bでは、パージガスが外部に流出したり、外
気の流入などによって吸光物質の濃度が悪化(増加)し
得るから、この濃度の増加を極力抑制できるようにIF
開口12bの開口面積を最も小さく設定したものであ
る。ロボット室68Cは、外気の流入の可能性がロード
ロック室68Bに比べて明らかに小さいので、開口10
1aの開口面積が大きくても支障はない。
【0114】ここで、各開口における開口面積の大小
は、ウエハの搬送時に実際に開口する部分の開口面積の
大小が問題となる。ウエハの搬送(出し入れ)時の開口
面積の設定は、本実施形態と同様にそれぞれの開口自体
の面積をそれぞれ所望の面積とすることによって設定し
ても良いし、全ての開口を同一の面積にし、ウエハの出
し入れの際に各開口を開閉するシャッタの開度を調整す
ることによって、それぞれの開口の開口面積をそれぞれ
所望の値に設定することとしても良い。また、前述の実
施形態ではIF開口などの開閉をシャッタで行うものと
したが、この開閉部材はシャッタに限られるものではな
いし、IF開口は段付き形状に限られるものでもない。
【0115】また、本実施形態の露光装置10による
と、バッファユニット29内に複数枚(上記の説明で
は、例えば3枚)のウエハを収容した状態で、ロードロ
ック室68Bの内部気体をパージガスで置換するので、
ウエハを一枚一枚バッファに収容してガスパージを行う
場合に比べて、シャッタ98a等の開閉回数及び、ガス
置換回数が減るため、この点においてもウエハの搬送に
関するスループットの向上が可能になる。
【0116】なお、上記実施形態で説明したバッファユ
ニット29の構成は、一例であって本発明がこれに限定
されないことは勿論である。例えば、ウエハ保持棚の段
数は、何段でも良く、インライン側の搬送系の処理能力
と露光装置本体側の処理能力とに応じて、必要な棚の段
数を定めれば良い。
【0117】また、上記実施形態では、波長193nm
の露光用照明光に対してパージガスとして窒素ガスを使
用する場合について説明したが、窒素ガスは波長が15
0nm程度以下の光に対してはほぼ吸光物質として作用
するようになる。そこで、波長が150nm程度以下の
露光用照明光、例えば波長157nmのF2レーザ光、
あるいはそれより短波長の露光用照明光を用いる場合に
は、パージガスとしては希ガスを使用することが望まし
い。希ガスの中では屈折率の安定性、及び高い熱伝導率
等の観点より、ヘリウムガスが望ましい。しかし、ヘリ
ウムガスは高価であるため、ヘリウムガスをパージガス
として使用する場合には、ヘリウムガスの使用量を抑制
するため、照明光学系や投影光学系PLのみならず、ウ
エハステージWST及び不図示のレチクルステージもよ
り小型の気密室(サブチャンバ)で覆う必要がある。こ
の場合、ウエハステージが収容されたサブチャンバ(ウ
エハ室)が、ローダ室68Aに接続されることになる。
この場合において、搬送系チャンバ12の内部構成は、
上記実施形態と同様の構成であっても良いが、ウエハ室
と、インライン・インタフェース部22との間に、3つ
以上の気密室(ガス置換室)を設けても良い。かかる場
合において、相互に隣接するガス置換室同士は、上記実
施形態と同様に、シャッタによって開閉可能な開口を介
して連通可能に構成することができる。そして、相互に
隣接するガス置換室間に設けられた開口の、ウエハの出
し入れ時の開口面積は、インライン・インタフェース部
に隣接する第1のガス置換室(上記実施形態のロードロ
ック室に相当)とこれに隣接するガス置換室との間の開
口が最も小さく、ウエハ室に隣接する第2のガス置換室
とこれに隣接するガス置換室との間の開口が最も大きく
なるように設定することが望ましい。
【0118】勿論、この場合も、各開口におけるウエハ
の出し入れ時の開口面積の設定は、それぞれの開口自体
の面積をそれぞれ所望の面積とすることによって設定し
ても良いし、全ての開口を同一の面積にし、基板の出し
入れの際に各開口を開閉するシャッタの開度を調整する
ことによって、それぞれの開口の開口面積をそれぞれ所
望の値に設定することとしても良い。また、この場合
も、上記実施形態のIF開口12bに相当する開口のウ
エハの出し入れ時の開口面積を最も小さくすることが、
外気の流入による不活性ガスの濃度低下を抑制する観点
からは望ましい。
【0119】また、複数のガス置換室の内部圧力は、ウ
エハ室に隣接する第2のガス置換室が最も高く、第1の
ガス置換室が最も低く維持され、複数のガス置換室の不
活性ガスの濃度は、第2のガス置換室が最も高く、第1
のガス置換室が最も低く維持されることが望ましい。勿
論、ウエハ室は、第2のガス置換室と同程度あるいはそ
れ以上の内部圧力及び不活性ガスの濃度に維持するいこ
とが望ましい。
【0120】なお、上記実施形態では、搬送系チャンバ
12及び本体チャンバ14の内部が不活性ガスで置換さ
れる場合について説明したが、本発明がこれに限定され
るものではない。すなわち、波長248nmのKrFエ
キシマレーザ光や、超高圧水銀ランプからの紫外域の輝
線(i線、g線)などを露光用照明光として用いる場合
には、搬送系チャンバ12内部は勿論、本体チャンバ1
4の内部も不活性ガスで置換しなくとも良い。この場
合、搬送系チャンバ12内部の空間を複数の空間に仕切
る必要もなく、上記実施形態におけるロードロック室6
8Bなどは存在しなくなるが、かかる場合であっても、
中継装置30やウエハローダ系100は、構成を特に変
更することなくそのまま用いることができる。従って、
搬送系チャンバ12の内部を不活性ガスで置換しないタ
イプの露光装置に本発明を適用しても、上記実施形態と
同様に、インラインにて接続されたC/Dとの間でウエ
ハを搬送する際に、そのスループットを向上させること
ができる。
【0121】但し、このような場合には、中継装置30
などの構造の変更が可能である。すなわち、ロボット3
2のアーム34を上下動可能な構造にすることにより、
バッファユニット29は、固定のままであっても良い。
この場合、上下動機構25は不要となる。この場合、ロ
ボット32のアーム34が、バッファユニット29の全
ての段のウエハ保持棚にアクセスできる程度のアーム3
4の上下動ストロークが必要である。勿論、バッファユ
ニット29及びロボット32のアーム34の両者が上下
動可能な構成であっても良い。なお、窒素、ヘリウムな
どのパージガスの代わりに、化学的にクリーンなドライ
エア又は空気を用いても良く、この場合には搬送系チャ
ンバ12内を複数の空間に仕切っても仕切らなくても良
い。
【0122】また、バッファユニット29は、横に並べ
てすなわち基板を立てて多数枚収容する構成であっても
良く、かかる場合には、それに応じたロボットの構造、
例えばバッファユニット29から取り出したウエハを9
0°回転させた後、ロードX軸ターンテーブルなどに渡
すことができる構造を採用すれば良い。
【0123】また、上記では、露光用照明光としてKr
Fエキシマレーザ光(248nm)、ArFエキシマレ
ーザ光(193nm)、g線(436nm)、i線(3
65nm)、F2レーザ光(157nm)などを用いる
場合について説明したが、これに限らず、銅蒸気レー
ザ、YAGレーザ、半導体レーザなどの高調波等を露光
用照明光として用いることができる。
【0124】また、上記実施形態の露光装置において、
投影光学系は縮小系、等倍あるいは拡大系のいずれを用
いても良いし、屈折系、反射屈折系、及び反射系のいず
れであっても良い。
【0125】なお、本発明は、ステップ・アンド・スキ
ャン方式の投影露光装置、ステップ・アンド・リピート
型の投影露光装置の他、プロキシミティ方式の露光装置
など他の露光装置にも適用できる。
【0126】また、本発明は、半導体製造用の露光装置
に限らず、液晶表示素子などを含むディスプレイの製造
に用いられる、デバイスパターンをガラスプレート上に
転写する露光装置、薄膜磁気ヘッドの製造に用いられる
デバイスパターンをセラミックウエハ上に転写する露光
装置、及び撮像素子(CCDなど)、マイクロマシン、
DNAチップなどの製造に用いられる露光装置などにも
適用することができる。
【0127】また、半導体素子などのマイクロデバイス
だけでなく、光露光装置、EUV露光装置、X線露光装
置、及び電子線露光装置などで使用されるレチクル又は
マスクを製造するために、ガラス基板又はシリコンウエ
ハなどに回路パターンを転写する露光装置にも本発明を
適用できる。ここで、DUV(遠紫外)光やVUV(真
空紫外)光などを用いる露光装置では一般的に透過型レ
チクルが用いられ、レチクル基板としては石英ガラス、
フッ素がドープされた石英ガラス、螢石、フッ化マグネ
シウム、又は水晶などが用いられる。また、プロキシミ
ティ方式のX線露光装置、又は電子線露光装置などでは
透過型マスク(ステンシルマスク、メンブレンマスク)
が用いられ、マスク基板としてはシリコンウエハなどが
用いられる。
【0128】半導体デバイスは、デバイスの機能・性能
設計を行うステップ、この設計ステップに基づいたレチ
クルを製作するステップ、シリコン材料からウエハを製
作するステップ、前述した実施形態の露光装置によりレ
チクルのパターンをウエハに転写するステップ、デバイ
ス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工
程、パッケージ工程を含む)、検査ステップ等を経て製
造される。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の露光装置
によれば、インラインにて接続された基板処理装置との
間で基板を搬送する際に、そのスループットを向上させ
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る露光装置の概略構成を示す平
面断面図である。
【図2】図1のロードロック室68Bとローダ室68A
の境界部に設けられた開口101a部分を拡大して示す
図である。
【図3】図1の中継装置30を示す斜視図である。
【図4】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
10…露光装置、12…搬送系チャンバ、12b…IF
開口(開口)、14…本体チャンバ、21…露光装置本
体、231〜236…ウエハ保持棚(棚)、25…駆動機
構、29…バッファユニット、68B…ロードロック室
(第1のガス置換室)、68A…ローダ室(第2のガス
置換室)、98a,98b,98c…シャッタ、100
…ウエハローダ系(基板搬送系)、101a…開口、1
02b…開口、200…C/D(基板処理装置)、W…
ウエハ(基板)、WST…ウエハステージ(基板ステー
ジ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F031 CA02 CA05 DA08 DA17 EA14 FA01 FA07 FA11 FA12 FA14 FA15 FA19 GA02 GA08 GA35 GA42 GA43 GA46 GA47 GA48 GA49 GA50 HA33 HA57 HA59 JA01 JA03 JA05 JA10 JA22 JA28 JA29 JA34 JA35 JA47 KA08 KA10 KA11 KA13 KA14 LA08 MA13 MA24 MA26 MA27 NA04 NA07 NA09 NA10 NA11 NA15 NA17 PA02 5F046 BA04 BA05 CA04 CD01 CD05 DA27

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板処理装置とインラインにて接続され
    る露光装置であって、 露光対象の基板が載置される基板ステージを含む露光装
    置本体と;前記基板処理装置から搬入される基板及び前
    記基板処理装置に戻される基板を多数枚同時に収容可能
    なバッファユニットと;前記バッファユニットと前記基
    板ステージとの間で基板を搬送する基板搬送系と;を備
    える露光装置。
  2. 【請求項2】 前記バッファユニットは、前記多数毎の
    基板を上下方向に所定間隔を隔てて収容可能な多段の棚
    を有することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記バッファユニットを、上下方向に駆
    動する駆動機構を更に備えることを特徴とする請求項2
    に記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記バッファユニットと前記基板搬送系
    の一部とがその内部に配置される搬送系チャンバを更に
    備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に
    記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送系チャンバには、前記基板処理
    装置と前記バッファユニットとの間で搬送される基板の
    出し入れのための開口が設けられ、該開口がシャッタに
    よって開閉されるとともに、前記搬送系チャンバの内部
    が不活性ガスで置換可能に構成されていることを特徴と
    する請求項4に記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送系チャンバの内部空間が、前記
    バッファユニットが収容された第1のガス置換室を含む
    複数の空間に区画され、 前記第1のガス置換室が、前記搬送系チャンバ外部に対
    して陽圧にされていることを特徴とする請求項5に記載
    の搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記露光装置本体と前記基板搬送系の残
    りの一部とを収容するとともに、その内部が不活性ガス
    で置換された本体チャンバを更に備え、 前記搬送系チャンバの内部が不活性ガスで置換可能に構
    成されていることを特徴とする請求項4に記載の露光装
    置。
  8. 【請求項8】 前記搬送系チャンバの内部空間が、前記
    バッファユニットが収容された第1のガス置換室を含む
    複数のガス置換室に区画され、 相互に隣接する前記ガス置換室同士は、シャッタによっ
    て開閉可能な開口を介して連通可能に構成されているこ
    とを特徴とする請求項7に記載の露光装置。
  9. 【請求項9】 前記複数のガス置換室の内部圧力は、前
    記本体チャンバに隣接する第2のガス置換室が最も高
    く、前記第1のガス置換室が最も低く維持されることを
    特徴とする請求項8に記載の露光装置。
  10. 【請求項10】 前記複数のガス置換室の不活性ガスの
    濃度は、前記本体チャンバに隣接する第2のガス置換室
    が最も高く、前記第1のガス置換室が最も低く維持され
    ることを特徴とする請求項8又は9に記載の露光装置。
  11. 【請求項11】 前記相互に隣接するガス置換室間に設
    けられた開口の、基板の出し入れ時の開口面積は、前記
    第1のガス置換室と隣接するガス置換室との間の開口が
    最も小さく、前記第2のガス置換室と隣接するガス置換
    室との間の開口が最も大きくなるように設定されること
    を特徴とする請求項10に記載の露光装置。
  12. 【請求項12】 前記第1のガス置換室内部と前記搬送
    系チャンバの外部とを区画する壁には、基板の出し入れ
    時の開口面積が更に小さく設定される開口が設けられて
    いることを特徴とする請求項11に記載の露光装置。
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