JP2003045204A - 照明装置および映像装置 - Google Patents

照明装置および映像装置

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JP2003045204A JP2001225957A JP2001225957A JP2003045204A JP 2003045204 A JP2003045204 A JP 2003045204A JP 2001225957 A JP2001225957 A JP 2001225957A JP 2001225957 A JP2001225957 A JP 2001225957A JP 2003045204 A JP2003045204 A JP 2003045204A
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健司 亀山
Keishin Aisaka
敬信 逢坂
Kazuya Miyagaki
一也 宮垣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光利用効率の低減を小さく、被照明物体への
最大入射角度を小さくすることができ、小型、低コスト
で、信頼性にすぐれ、より高い光利用効率の照明装置お
よび映像装置を得る。 【解決手段】 光源1から放出される照明光を回転体反
射鏡2で反射する照明装置において、回転体反射鏡2に
より反射された照明光を、回転体反射鏡2の回転軸を中
心とする輪体形状の照明光とする第1光学素子4と、輪
体形状照明光の外輪径を小さくするとともに外輪径と内
輪径の比を増大せしめかつ回転体反射鏡2の回転軸を光
軸とする第2光学素子5とを有する。この照明装置を用
いた映像装置であって、照明装置によって被照明物体の
背面側から照明光を照射し、被照明物体の像を投射す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源からの照明光
を、反射鏡を用いて反射したあと、特定の大きさ、照明
角で被照明物体を照明する照明装置に関し、さらにこの
照明装置を利用した例えば液晶プロジェクターに代表さ
れる拡大観察装置、拡大投影装置などの映像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】拡大観察装置、拡大投影装置、液晶プロ
ジェクターなどの映像装置、その他に用いられる照明装
置においては、照明光の面分布と照明光角度分布を制御
することが重要であり、照明光角度分布はその均一性と
最大入射角度が特に重要である。照明光の最大入射角度
は照明光最大入射角(θmaxまたは照明NAまたは照
明F値)とよばれ、この照明光最大入射角(θmax)
にあわせて、被照明物体を拡大観察する拡大観察装置の
拡大観察光学系または拡大投影する拡大投影装置の拡大
投影光学系が決定される。
【0003】反射鏡を用いた場合の照明系NAは、一般
には光源の大きさ(光源の長さ)と被照明物体の大きさ
で決定される(光技術コンタクト、P.607,No.
9,1999)。反射鏡の大きさは、この反射鏡の開口
径と、これから出射する照明光の最大出射角度および被
照明物体の大きさで決定される。このため、例えば放電
管からなる光源の長さを短くする努力が行われ、以前は
1.5mm程度の光源長であったものが、最近では1.
2mm程度となっている。
【0004】いま、被表示物体としてライトバルブ(以
下「LV」という)を用い、このLVの短軸の大きさ1
2mmとするならば(4:3のLVで約0.79型の場
合)、照明光最大入射角θmaxは、反射鏡を放物面と
し、光源の最大取り込み角を実用的な120度とした場
合に、約12.9度である。このような仕様によれば、
LVとして透過型液晶ディスプレイパネル(LCD)を
用いた場合には、明るい投射レンズと組み合わせること
により拡大投影装置を実現できる。しかし、反射型LV
を用いた場合には、ダイクロイックプリズム(DP)や
偏向ビームスプリッタ(PBS)やLV自体の入射角度
による光学特性値の変動により、面内の均一性に優れた
映像品質を得ることが困難である。このため、照明光学
装置内で入射角度の大きい照明光を損失させ、あるい
は、暗い投射レンズを用いて光の利用効率を低減させる
と同時に実効的なθmaxを低減させており、光の利用
効率の低減量を小さくしながら、θmaxを増大するこ
とが望まれている。
【0005】反射鏡の開口を小さくし、開口以外には反
射鏡部分を設けることにより光を再起させることによ
り、開口を小さくしながらも、開口を通過する実質的な
光量を増加させる照明装置が特開平6−203603号
公報に記載されている。図29(a) は従来の照射装
置の例を示す断面図、図23(b)はその正面図であ
る。この従来の照明装置は図23(a)に示すように、
たとえばショートアークタイプのメタルハライドランプ
など、点状の光源170、この光源170の位置に焦点
Dを有する放物面反射鏡165、放物面反射鏡165の
前側(以下、光源から放射された照明光が進む側を「前
側」という)に設けられた平面反射鏡166、平面反射
鏡166の外縁位置から放物面反射鏡165との隙間を
覆うように設けられた球面反射鏡167で構成されてい
る。
【0006】平面反射鏡166は、焦点Dを通る光軸O
を法線とする平面上に反射面を有し、かつ光軸Oを含む
矩形の開口部171を有している。球面反射鏡167
は、反射面を形成する球面の中心Eが焦点Dを通る光軸
O上にあり、かつ焦点Dと中心Eとの距離が、光軸Oと
平面反射鏡166の反射面を延長した仮想平面との交点
Hから焦点Dまでの距離の約2倍、すなわち中心Eと焦
点Dとの中点が交点Hとなるように配置したものであ
る。
【0007】放物面反射鏡165の焦点Dに位置する光
源160からは照射光が放射状に照射される。光源16
0からの照射光のうち、放物面反射鏡165の開口縁部
付近に向かって進んだ照射光168aは放物面反射鏡1
65で反射され、さらに平面反射鏡166で反射された
後、同じ光路を通って光源170に戻り、光源170を
通り過ぎて今度は放物面反射鏡165の底部寄りの位置
で反射された後、光軸Oと平行な有効光168bとなっ
て開口部171を経て、被照射面(図示せず)に照射さ
れる。一方、光源170から放射され、放物面反射鏡1
65で反射されることなく平面反射鏡166に直接向か
う照射光19aは平面反射鏡16で外側に向かって反射
され、さらに球面反射鏡167で反射された後、同じ光
路を通って光源170に戻り、光源170を通り過ぎて
今度は放物面反射鏡165の底部寄りの位置で反射され
た後、光軸Oに平行な有効光169bとなって開口部1
71を通り、被照射面(図示せず)に照射される。
【0008】したがって、光源170から平面反射鏡1
66に直接照射される照射光、および平面反射鏡166
に照射される放物面反射鏡165からの反射光の両方が
光軸Oに平行な有効光として利用できるとともに、平面
反射鏡166に開口部171を設けていることから、開
口部171において照射光を損失することなく利用でき
る。
【0009】しかしながら、この照明装置は、実際には
光源が放電管としてガラス容器に内包されているため
に、このガラスの作製時の厚さムラに基づくレンズ作用
のばらつきにより理想的な再起光学系とはならない。ま
た放物面の焦点以外の光軸に関しては、反射により元の
距離の2倍以上の位置に再起するため、この点からも理
想的な再起光学系とはならない。このため、開口から取
り出せる光量としては反射鏡がない場合よりも大きくな
るが、被照明物体の照明に適したθmax以内の照明光
の増加量はそれよりも小さく、開口を小さくした影響の
方がはるかに大きい。このため、θmaxを低減して光
利用効率の低減を小さくするという目的が効果的に達成
されるわけではない。
【0010】一方、反射鏡の前面に光学素子を設けて照
明光の光学特性を変化させる照明装置が、特開平5−3
4824号公報、特開平8−201759号公報、特開
平9−54280号公報、特開2000−321529
号公報に記載されている。これらは、それぞれ、小型化
を目的とした照明エリアの拡大、照度均一化を目的とし
た中央の照明光の偏向、照度均一化を目的とした周辺の
照明光の偏向、複数光源の利用を目的とした輪体形状照
明の形成であり、反射鏡の開口の大きさとその最大出射
角度に影響される照明光の最大入射角度であるθmax
およびこれとトレードオフとなる光の利用効率を考慮し
たものではない。
【0011】また、反射鏡の前面に照明光の光束を縮小
する光学素子を設けた照明装置が、特開平11−449
20号公報、特開平11−119149号公報、特開平
11−316535号公報に記載されている。これら
は、複数光源の利用を目的として、複数の光源の光軸を
近づけるために使用しているものであり、離して配置し
た複数光源の隙間を光学的に隣接させることにより、複
数光源からなる照明光の実効的開口径を小さくすること
により、光利用効率はあるレベルに維持したままθma
xを低減しようというものである。しかし、反射鏡自体
の光軸が反射鏡で反射された照明光と同様に偏向されて
おり、反射鏡の光軸に対する角度および光源からの距離
に対応した照明光の有する光学的特性を配慮したもので
はなく、複数光源の仮想的な中心位置を光軸として、照
明光エリアを単に光軸に直角な平面方向に縮小しただけ
である。このため、前述の従来と同様に、主に光源の大
きさ(光源長)と被照明物体の大きさで決定されるθm
axが、単に開口が小さくなったことによる光利用効率
の低減から推測できる値以上になるものではない。
【0012】ところで、この種照明装置には、光源から
の照明光を反射鏡で反射した後に、特定の偏光で被照明
物体を照明するものがある。かかる照明装置において
も、照明光の面分布と照明光角度分布を制御することが
重要であり、照明光角度分布はその均一性と照明光最大
入射角度θmaxが特に重要である。また、照明を均一
化するために2つのフライアイレンズを用い、さらにこ
の部分にPBSアレイと位相板アレイからなる偏光変換
素子を用いるのが一般的である。この場合には2つのフ
ライアイレンズのうち、被照明物体側の第2フライアイ
レンズの開口が1/2になるので、この部分で照明光が
ケラレないようにすることが重要である。さらに、前述
の従来例と同様に、光の利用効率の低減量を小さくしな
がら、θmaxを増大することが望まれている。
【0013】また、上記第2フライアイレンズ上(また
はPBSアレイ上)での光源像の大きさは、光源の大き
さ、反射鏡の焦点距離、光源の取り込み角、光源の最大
取り込み角、第1フライアイレンズと第2フライアイレ
ンズとの距離で決定される。通常、フライアイレンズの
数は8×8程度であり、これが、偏光変換素子のために
横方向に分割されて16×8となり、光源の像の大きい
照明光は光束の中央部付近がケラレ、照明光の光束の周
辺部はケラレないようにして、フライアイレンズの数の
増加による照度の均一化と光利用効率の向上とのトレー
ドオフとなる光学設計をしている。このため、第2フラ
イアイレンズを分割する必要のない偏光変換素子が望ま
れている。
【0014】反射鏡の開口や発散角を変化させることな
く、照明光のうち1つの偏光に対して偏光変換を行い、
光利用効率を向上させる照明装置が、特開平7−294
851号公報、特開平9−50000号公報に記述され
ている。以下、図面を参照しながら特開平7−2948
51号公報に記載されている従来例について説明する。
図30において、発光源201は例えばキセノンランプ
あるいはメタルハライドランプ等の放電発光体からな
る。また、上記発光源201を内部に収容する回転体反
射鏡202を備えている。ここで、「回転体」反射鏡と
は、特定の線を軸の周りに回転させることによって描か
れる反射面をもった反射鏡のことである。本例では回転
楕円体形状を有する反射鏡を用いている。なお回転体反
射鏡202の底部には発光源201を挿入するための切
欠開口が設けられており、反射面が一部除去されてい
る。この結果、回転体反射鏡202は中央シャドー部2
03を含む光源光束204を前方に放射する。なお、シ
ャドー部203は前述した切欠開口の寸法に応じて所定
の出射角θ1を有している。回転体反射鏡202から出
射した発散性でかつ無偏光の光源光束204はコリメー
タレンズ205により平行光束に変換される。
【0015】コリメータレンズ205の前方には偏光ビ
ームスプリッタ(PBS)206が配設されており、光
源光束204を互いに直交する直線偏光成分(S偏光成
分およびP偏光成分)に分割し、一方のS偏光成分を偏
光照明光束207として出射する。残された他方のP偏
光成分は複数のミラー部材(本例では3枚のミラー部材
208,209,210)により繰り返し反射されある
程度偏光を解除した戻り光束211に変換される。すな
わち、PBS6を通過したP偏光成分は第1ミラー部材
208、第2ミラー部材209、第3ミラー部材210
によって繰り返し反射される間に偏光解除が起り、戻り
光束211にはP偏光成分に加えS偏光成分も相当程度
含まれることになる。
【0016】この偏光照明装置はさらに混合手段を備え
ており、戻り光束211を光源光束204の中央シャド
ー部203に合流させる。この混合手段は、戻り光束2
11を収束させる集束レンズ212と中央シャドー部2
03の光路中に介在する傾斜ミラー213とからなる。
集束レンズ212は平行な戻り光束211を集束して傾
斜ミラー13に照射する。この傾斜ミラー213は例え
ば直径が10mm程度の寸法を有しており、光源光束2
04の光軸に対して所定の角度傾斜して配置されてい
る。このため、集束した戻り光束211を中央シャドー
部203の光路と整合して混合することが可能である。
前述したように、合流した戻り光束211は相当程度の
S偏光成分を含んでいる。従ってコリメータレンズ20
5を通過した後、偏光ビームスプリッタ206によりS
偏光成分が分離され、偏光照明光束207に加えられる
ことになる。
【0017】この従来例では、戻り光束211の通過光
路中に偏光変換手段214を備えている。この偏光変換
手段214は第2ミラー部材209と第3ミラー部材2
10の間に介在しており、戻り光束211の出射角θ3
およびθ4を調整して棒状導光部材217中で複数回の
全反射を実現するとともに、戻り光を平行光にもどして
いる。この偏光変換手段214は開口数の同じ一対のレ
ンズ215および216を含んでいる。また、一対のレ
ンズ215,216の間には空気に比し高屈折率の棒状
導光部材217が装着されており、戻り光束を無偏光状
態にする。図30から容易に理解されるように、偏光変
換手段214に含まれる一対のレンズ215,216は
戻り光束211の絞りとして機能し、絞られた戻り光束
211は集束レンズ212を通過した後所望の出射角θ
2が与えられることになる。この出射角θ2は、前述し
たように光源光束204に含まれる中央シャドー部20
3の出射角θ1と整合するか、もしくは包含するように
設定される。戻り光束211の出射角θ2は、集束レン
ズ212に開口数を適宜設定することにより最適に調整
できる。
【0018】しかしながら、図30からわかるように、
従来の照明装置は、PBS207で照明光のうち1つの
偏光を取り出した後、反射を3回繰り返すとともに長い
光路長を有する反射光学系を経て照明光を再起させてお
り、これに加えて部品点数も多いため、照明装置が大型
化し、また高コストであり、さらには衝撃や振動に対す
る信頼性に関して問題が生じやすい難点があった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
の問題点に鑑みてなされたもので、光利用効率の低減を
小さくし、かつ被照明物体への最大入射角度を小さくす
ることができる照明装置を実現すること、また、小型の
照明装置、低コストの照明装置、信頼性にすぐれた照明
装置、さらには、最大入射角度の照明装置、より高い光
利用効率の照明装置を実現することを目的とする。
【0020】本発明はまた、光源から放出される照明光
を回転体反射鏡で反射する照明装置において、反射鏡の
開口や発散角を変化させることなく、照明光のうち1つ
の偏光に対して偏光変換を行う、小型、低コストで信頼
性に優れ、高い光利用効率の照明装置を実現することで
ある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、面状に配列された複数の光源からの照明光を空
間的に複数の光束に分割し、その空間的に複数の光束に
分割する分割状態を複数の光源の配列状態に対して関連
づけた照明光学手段を用いることにより、上記課題を達
成しうることを見出した。以下、請求ごとに本出願に係
る発明の要旨を示す。
【0022】請求項1記載の発明は、光源から放出され
る照明光を回転体反射鏡で反射する照明装置において、
上記回転体反射鏡により反射された照明光を、上記回転
体反射鏡の回転軸を中心とする輪体形状の照明光とする
第1光学素子と、上記輪体形状照明光の外輪径を小さく
するとともに外輪径と内輪径の比を増大せしめかつ上記
回転体反射鏡の回転軸を光軸とする第2光学素子とを有
することを特徴とする。
【0023】請求項2記載の発明は、光源から放出され
る照明光を回転体反射鏡で反射する照明装置において、
上記回転体反射鏡の回転軸を光軸とするとともに光軸に
回転対称であり、上記回転体反射鏡の前側に配置され、
上記回転体反射鏡により反射された照明光を光軸に近づ
く方向に偏向する第1偏向手段と、第1偏向手段の前側
に配置され照明光を光軸から遠ざかる方向に偏向する光
軸に回転対称な第2偏向手段とを有することを特徴とす
る。
【0024】請求項3記載の発明は、光源から放出され
る照明光を回転体反射鏡で反射し略平行な光束からなる
照明光とする照明装置において、上記回転体反射鏡の回
転軸を光軸としてこの回転体反射鏡の前側に配置され、
上記光軸に近づく方向に照明光の進路を偏向する回転体
形状の第1偏向手段と、第1偏向手段の前側に配置さ
れ、光軸から遠ざかる方向に照明光の進路を偏向する回
転体形状の第2偏向手段とを有することを特徴とする。
【0025】請求項4記載の発明は、光源から放出され
る照明光を回転体反射鏡で反射し略平行な光束からなる
照明光とする照明装置において、上記回転体反射鏡の前
側に配置され、回転体反射鏡の回転軸を光軸とし、光軸
に近づく方向に照明光を集光する回転体形状の集光手段
と、上記集光手段の前側に配置され、光軸に近づく方向
に照明光の進路を偏向する回転体形状の第1偏向手段
と、第1偏向手段の前側に配置され、光軸から遠ざかる
方向に照明光の進路を偏向する回転体形状の第2偏向手
段とを有することを特徴とする。
【0026】請求項5記載の発明は、光源から放出され
る照明光を回転体反射鏡で反射し収束光束からなる照明
光とする照明装置において、上記回転体反射鏡の前側に
配置され、光軸に近づく方向に照明光の進路を偏向する
回転形状の第1偏向手段と、第1偏向手段の前側に配置
され、光軸から遠ざかる方向に照明光の進路を偏向する
回転体形状の第2偏向手段とを有することを特徴とす
る。
【0027】請求項6記載の発明は、光源から放出され
る照明光を回転体反射鏡で反射し発散光束からなる照明
光とする照明装置において、上記回転体反射鏡の前側に
配置され、光軸に近づく方向に照明光を偏向する回転体
形状の第1偏向手段と、第1偏向手段の前側に配置さ
れ、光軸から遠ざかる方向に照明光の進路を偏向する回
転体形状の第2偏向手段とを有することを特徴とする。
【0028】請求項7記載の発明は、請求項2、3、4
または6に記載の発明において、回転体反射鏡の回転軸
を光軸とし、上記回転反射体の光軸を含む面での断面が
放物曲線を有し、この放物曲線の幾何学的頂点が光軸以
外にあることを特徴とする。
【0029】請求項8記載の発明は、請求項2から6の
いずれかに記載の発明において、回転体反射鏡は、その
回転軸を光軸とし、光軸を含む面での断面が楕円曲線を
なし、この楕円曲線の幾何学的長軸または短軸が光軸以
外にあることを特徴とする。
【0030】請求項9記載の発明は、光源から放出され
る照明光を回転体反射鏡で反射する照明装置において、
上記回転体反射鏡の回転軸を光軸として回転体反射鏡の
前側に配置され、断面形状が照明光の進行方向に頂点を
有する2等辺三角形状で光軸に回転対称な第1偏向手段
としての第1回転体プリズムと、第1回転体プリズムの
前側に配置され、断面形状が光軸に向かって薄くなるク
サビ形状で光軸に回転対称な第2偏向手段としての第2
回転体プリズムとを有することを特徴とする。
【0031】請求項10記載の発明は、光源から放出さ
れる照明光を回転体反射鏡で反射する照明装置におい
て、上記回転体反射鏡の回転軸を光軸として回転体反射
鏡の前側に配置され、断面形状が照明光の進行方向に閉
じたハの字形状で光軸に回転対称な第1偏向手段として
の第1回転体反射鏡と、第1回転体反射鏡の前側に配置
され、第1回転反射鏡の外径よりも小さい外径でかつ断
面形状が照明光の進行方向に閉じたハの字形状で光軸に
回転対称な第2偏向手段としての第2回転体反射鏡とを
有することを特徴とする。
【0032】請求項11記載の発明は、光源から放出さ
れる照明光を回転体反射鏡で反射する照明装置におい
て、上記回転体反射鏡の回転軸を光軸とし、光軸に近づ
く方向に照明光を偏向する第1偏向手段としての第1ホ
ログラムと、第1ホログラムの前側に配置され、光軸か
ら遠ざかる方向に照明光を偏向する第2偏向手段として
の第2ホログラムとを有することを特徴とする。
【0033】請求項12記載の発明は、光源から放出さ
れる照明光を回転体反射鏡で反射する照明装置におい
て、上記回転体反射鏡の回転軸を光軸とし、光軸に方向
に照明光を偏向する第1偏向手段としてのホログラム
と、このホログラムの前側に配置され、断面形状が光軸
に向かって薄くなるクサビ形状で光軸に回転対称な第2
偏向手段としての回転体プリズムとを有することを特徴
とする。
【0034】請求項13記載の発明は、光源から放出さ
れる照明光を回転体反射鏡で反射する照明装置におい
て、上記回転体反射鏡の回転軸を光軸とし、光軸に近づ
く方向に照明光を偏向する第1偏向手段としてのホログ
ラムと、このホログラムの前側に配置され、断面形状が
照明光の進行方向に閉じたハの字形状で光軸に回転対称
な第2偏向手段としての回転体反射鏡とを有することを
特徴とする。
【0035】請求項14記載の発明は、光源から放出さ
れる照明光を回転体反射鏡で反射する照明装置におい
て、上記回転体反射鏡の回転軸を光軸として回転体反射
鏡の前側に配置され、断面形状が照明光の進行方向に頂
点を有する2等辺三角形状で光軸に回転対称な第1偏向
手段としての回転体プリズムと、この回転体プリズムの
前側に配置され、光軸から遠ざかる方向に照明光を偏向
する第2偏向手段としてのホログラムとを有することを
特徴とする。
【0036】請求項15記載の発明は、光源から放出さ
れる照明光を回転体反射鏡で反射する照明装置におい
て、上記回転体反射鏡の回転軸を光軸として回転体反射
鏡の前側に配置され、断面形状が照明光の進行方向に頂
点を有する2等辺三角形状で光軸に回転対称な第1偏向
手段としての回転体プリズムと、この回転体プリズムの
前側に配置され、断面形状が照明光の進行方向に閉じた
ハの字形状で光軸に回転対称な第2偏向手段としての回
転体反射鏡とを有することを特徴とする。
【0037】請求項16記載の発明は、光源から放出さ
れる照明光を回転体反射鏡で反射する照明装置におい
て、上記回転体反射鏡の回転軸を光軸として回転体反射
鏡の前側に配置され、断面形状が照明光の進行方向に閉
じたハの字形状で光軸に回転対称な第1偏向手段として
の回転体反射鏡と、この回転体反射鏡の前側に配置さ
れ、断面形状が光軸に向かって薄くなるクサビ形状で光
軸に回転対称な第2偏向手段としての回転体プリズムと
を有することを特徴とする。
【0038】請求項17記載の発明は、光源から放出さ
れる照明光を回転体反射鏡で反射する照明装置におい
て、上記回転体反射鏡の回転軸を光軸として回転体反射
鏡の前側に配置され、断面形状が照明光の進行方向に閉
じたハの字形状で光軸に回転対称な第1偏向手段として
の回転体反射鏡と、この回転体反射鏡の前側に配置さ
れ、光軸から遠ざかる方向に照明光を偏向する第2偏向
手段としてのホログラムとを有することを特徴とする。
【0039】請求項18記載の発明は、請求項2から1
7のいずれかに記載の発明において、光源の中央部から
放出された照明光の第1偏向手段による偏向角度より
も、光源の中央部から放出された照明光の第2偏向手段
による偏向角度が小さいことを特徴とする。
【0040】請求項19記載の発明は、請求項1から1
8のいずれかに記載の発明において、回転反射鏡から第
2光学素子までの領域に、光軸を含む断面で光軸と交差
する照明光を吸収する光軸に回転対称な吸収板が配置さ
れていることを特徴とする。
【0041】請求項20記載の発明は、請求項1から1
8のいずれかに記載の発明において、回転反射鏡から第
2光学素子までの領域に、光軸を含む断面で光軸と交差
する照明光を反射する光軸に回転対称な反射板が配置さ
れていることを特徴とする。
【0042】請求項21記載の発明は、光源から放出さ
れる照明光を回転体反射鏡で反射する照明装置におい
て、上記回転体反射鏡の回転軸を光軸として回転反射鏡
の前側に配置され、回転反射鏡により反射された輪体形
状の照明光のうち1つの偏光成分を優先的に光軸に近づ
く方向に偏向させる偏光偏向光学素子と、この偏光偏向
光学素子の前側に配置され偏光偏向光学素子により偏向
された照明光を光軸から遠ざかる方向に偏向させる偏向
光学素子と、上記偏光偏向光学素子により偏向された照
明光に作用する位相板とを有することを特徴とする。
【0043】請求項22記載の発明は、請求項21に記
載の発明において、偏光偏光光学素子がホログラム素子
を有することを特徴とする。請求項23記載の発明は、
請求項21または22記載の発明において、回転体反射
鏡が回転放物鏡であることを特徴とする。
【0044】請求項24記載の発明は、請求項23記載
の発明において、回転放物鏡と偏光偏向光学素子との間
に別の集光光学素子が配置されていることを特徴とす
る。請求項25記載の発明は、請求項21または22記
載の発明において、回転体反射鏡が回転楕円鏡であるこ
とを特徴とする。
【0045】請求項26記載の発明は、請求項24また
は25に記載の発明において、偏光偏向光学素子と集光
光学素子による集光点または回転楕円鏡の焦点との間
に、発散光学素子が配置されていることを特徴とする。
請求項27記載の発明は、請求項21、22,23,2
4,25または26記載の発明において、回転体反射鏡
と偏光偏向光学素子との間に別の偏向光学素子が配置さ
れていることを特徴とする。
【0046】請求項28記載の発明は、請求項1〜27
のいずれかに記載の照明装置を用いた映像装置であっ
て、照明装置によって被照明物体の背面側から照明光を
照射し、被照明物体の像を投射することを特徴とする。
請求項29記載の発明は、請求項28記載の発明におい
て、被照明物体は、液晶パネルであることを特徴とす
る。
【0047】
【本発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発
明の実施例を説明する。図1は、本発明にかかる照明装
置の第1の実施形態を示す。図1において、符号1は高
圧水銀ランプの発光部分からなる光源、2は回転体反射
鏡となる回転体放物面鏡、3aは回転体放物面鏡2で反
射された円柱状の平行光束、3bは輪体形状の照明光、
4は回転体放物面鏡2の前側に配置されて輪体形状の照
明光3bを形成する第1光学素子、3dは照明光3bの
外輪径よりも小さくかつ外輪径と内輪径との比が増大し
た照明光、5は第1光学素子4の前側に配置され輪体形
状の照明光3bを上記照明光3dに変換する第2光学素
子、6は光軸をそれぞれ示している。ここでの前側と
は、光源からの照明光が反射鏡で反射された後に進行す
る方向を意味する。また、すべての回転体の中心は一致
しており、またこれが光軸と一致している。
【0048】光源1から放射された照明光は、回転体放
物面鏡2で反射されて平行光束3aとなり、この平行光
束3aは第1光学素子4を透過することによって、回転
体放物面鏡2の回転軸を中心とする輪体形状の照明光3
bとなる。この輪体形状の照明光3bは、第2光学素子
5を透過することによって、外輪径が小さく、かつ、外
輪径と内輪径の比が増大して横断面が円形の平行光束と
なる。
【0049】図1において、第1光学素子4を回転体放
物面鏡2の反射面の近傍に配置し、かつ第2光学素子5
を第1光学素子4の近傍に配置することにより、縮小せ
しめた開口部分であるにもかかわらず、従来の光源の発
光角度分布、発光面積分布および大きさから推測できる
光量以上の照明光の取り出しが可能となり、これにより
照明光の最大入射角であるθmaxを小さくしながら
も、光利用効率の低減を小さくした照明装置を実現する
ことができ、これにより、低消費電力で明るい照明装置
を提供することができる。
【0050】第1光学素子4および第2光学素子5とし
て、レンズや反射鏡、多層誘電膜等の古典的な光学素子
を用いることができ、それ以外にも、ホログラム、複合
ホログラム、複屈折材料、電気光学材料、フォトリフラ
クティブ材料、フォトニクス結晶材料等を用いることに
より実現することができる。また、光学素子(A)およ
び光学素子(B)は、複数の光学素子により構成するこ
ともでき、また光学素子(A)と光学素子(B)の一部
または全部を複合した素子として構成することもでき
る。
【0051】上記実施形態の動作を図2に示す。図2
は、光源1からの照明光が回転放物面鏡2で反射される
状態を縦断面で示したものである。図2において、光源
1は直径0.3mm、長さ1.2mmの円筒形状であ
り、回転放物面鏡2は焦点6mm、反射面の曲率12m
m(ただし、外側の曲率は24mm)、開口直径60m
mである。符号7a,7b,7cはそれぞれ光源1の中
央、右端部、左端部から放出された光軸と垂直な方向に
対して±30度の範囲の照明光を複数の光線として示
す。符号8は回転放物面の近傍前側にある照度の測定面
を示す。光源1は焦点を中央として光軸方向に横長に配
置し、右端部は上記焦点から+0.6mmの位置、左端
部は上記焦点から−0.6mmの位置となるように設定
している。
【0052】図2からわかるように、これらの照明光
は、測定面8において、中央部に光線が入射しない輪体
状となる。実際には、光源からの照明光は±90度の角
度で放出されるが、その発光角度分布は、すべての方向
に均一ではなく、ランバートに近い分布となる。このた
め、±30度の範囲に多くのエネルギーが含まれるの
で、この部分を有効に利用して開口を小さくした。これ
により、従来の照明装置のように単に開口を中心付近に
設けた場合と比較して、より大きい光利用効率を実現で
きる。
【0053】図3に、図2における測定面の位置を光軸
方向に移動させた場合の照度分布変化をシミュレーショ
ンした結果を示す。(a)は測定面と光源1との距離が
25mmの場合であり、同様に(b)、(c)、(d)
はそれぞれ50mm,100mm,150mmの場合で
ある。また、縦軸の単位はW/mであり、横軸は光軸
6を含む断面での光軸に対し垂直方向の距離で、単位は
mmであり、30mmが光軸となる。このとき、光源の
エネルギーは1Wであり、簡略化のため角度分布はラン
バートに従い光軸と垂直な方向に対して±30度の範囲
で放出されるとし、面内分布は均一とした。小型の回転
放物面鏡では、回転放物面鏡の最大径や光源としての放
電管(LV)を通す貫通孔により、実質的に±30度の
範囲程度しか回転放物面鏡で利用できない場合が多い。
【0054】図3(a)は、光源と測定面との距離が2
5mmであって、LVを配置する位置が光源に近い場合
には中央部の照度が高い。これは特開平8−20175
9号公報等に記述されていて、よく知られている照度分
布である。しかし、(b)では光源と測定面との距離が
50mmに離れた場合には中央部の照度に低減がみら
れ、さらに(c)、(d)のように光源と測定面との距
離が長くなるにつれて、中央部の照度の低減量およびそ
の範囲が増加している。これは、図2において、符号7
a,7b,7cの光線から説明することもできる。この
ことからも、±30度の範囲の輪体状照明光を有効に利
用して開口を小さくすることにより、従来の照明装置の
ように単に開口を中心部分付近に設けた場合と比較し
て、より高い光利用効率を実現できることになる。
【0055】図4は、図3における(d)の場合におい
て、光源の角度分布および面内分布を、150Wの高圧
水銀ランプの実測データを用いて、より詳細にシミュレ
ーションした結果を示す。ただし、シミュレーションと
しては、光源のエネルギーを比較するために、図3と同
じ1Wとして計算した。あとは、図3と同様である。ま
た、(a)は(d)に対して光源の角度分布および面内
分布を変更したのみであり、(b)は±90度の範囲の
全照明光に関してシミュレーションした場合である。ま
た、(c)、(d)はそれぞれ、(a)および(b)の
場合における光軸からの距離内に含まれるエネルギーで
あり、最大値は光源のエネルギーの1Wに等しくなる。
【0056】図4(a)を参照すると、図3(d)と比
較して、中央部の照度の低減量が大きくなっている。こ
れは実際の光源の発光分布がランバートの場合よりも、
光軸と垂直方向により強い分布を有していることによ
る。また、図4(b)が示すように、すべての照明光が
回転放物面鏡に入射した場合においても、光軸付近に大
きな照度の低減現象が生じることがわかる。
【0057】図4(c)に示すように、光軸から7mm
(全体の半径約21mmの3分の1)の部分に相当する
中央部分の照明光を除去しても、約3%程度の光量低減
にしかならないが、第1、第2光学素子が無収差であれ
ば、開口は14mmの半径とすることができるので、最
大入射角を元の21mmとした場合と比べて33%も低
減することができる。また、これは、すべての照明光が
回転放物面鏡に入射した図4(d)の場合においても同
様であり、開口25mmとして利用した場合、88%の
光を取り込むことができる。このとき光軸から7mm
(全体の半径約25mmの28%)の部分に相当する中
央部分の照明光を除去しても、約3%程度の光量の低減
にしかならないため、83%の光利用効率で、かつ、第
1、第2光学素子が無収差であれば、開口は18mmの
半径とすることができるので、最大入射角を元の25m
mにした場合と比べて28%も低減することができる。
実際には、中心部よりの10%程度は、光源LV用の回
転放物面鏡の孔により、あるいは、成形時の制約や強度
保持のために、放物面の曲率変更により利用できない場
合が多く、この場合にはさらに最大入射角を低減するこ
とができる。
【0058】図5に照明装置の第2実施形態を示す。図
5において、斜線部分に付した符号9d、9eは、光源
から放出され回転体反射部材である回転体放物面鏡2で
反射された平行光束からなる照明光の輪体形状部分を示
す。符号10は回転体反射鏡2の前側に設けた光軸に回
転対称な第1偏向手段を示している。第1偏向手段10
は照明光を光軸6に近づく方向に偏向する。符号9bは
第1偏向手段10により偏向された輪体形状の照明光
束、11は第1偏向手段10の前側に設けた光軸に回転
対称な第2偏向手段を示す。第2偏向手段11は上記照
明光束9bを光軸6から遠ざかる方向に偏向するもので
ある。符号9cは第2偏向手段11により偏向された光
軸から遠ざかる方向に進行する輪体形状の照明光束を示
す。
【0059】図5に示す実施形態では、回転体放物面鏡
2で反射された輪体形状の照明光9d、9eのうち、光
軸6を中心とする中央部付近の照明光が第1偏光手段1
0により光軸6と実質的に交差し、光軸6に対して反対
側になるので、偏向方向が光軸に近づく方向となり、結
果として光軸方向に対して大きく角度が異なる光線とな
り、この中央部付近の照明光を除去することができる。
これに対して、輪体形状の照明光9d,9eは、第1の
偏向手段10により光軸に近づく平行光束となり、その
後、第2偏向手段11により偏向され光軸と平行な平行
光束9dとなる。これにより、簡単な2つの偏向光学素
子10、11により、開口を小さくして照明最大入射角
度を小さくした場合に、単に回転体放物鏡2の中央部を
小さくした場合以上の大きな光利用効率を得ることがで
きる。
【0060】図5において、偏向手段10、11は、収
束または発散作用があっても構わない。しかし、図5に
示すように中央部分の照明光を効率よく除去するために
は、凸レンズと凹レンズの組み合わせのようなガリレオ
式のビーム径変換器またはケプラー式ビーム径変換器の
類よりは、照明光の入射位置の違いで第1、第2偏向手
段10、11による偏向角度の差が一定値であることが
好ましい。また、より好ましくは、第1、第2偏向手段
10、11による偏向角度が同じ場合であり、直線形状
を有する偏向手段の方が適している。
【0061】また、図5において、回転体反射鏡は、回
転放物面である必要はないし、かつ、この回転体反射鏡
の反射面で反射される光束が平行光束である必要はな
い。回転体反射鏡は回転球面、回転楕円体、回転双曲
線、回転高次非球面、回転多角形であってもよいし、回
転球面、回転放物面、回転楕円体等であってもよく、そ
の中心や焦点に光源を配置していなくてもよい。また、
第2偏向手段11は、照明光の進行方向が光軸から離れ
る方向である必要はなく、光軸と平行であってもよく、
また光軸に向かう方向でもよく、第2の偏向手段11に
より偏向として作用する進行方向に対して加算する偏向
ベクトルの方向が光軸から離れて行く方向であればいよ
い。
【0062】図6は、本発明にかかる照明装置の第3実
施形態を示す。図6において、斜線部分に付された符号
12a、12bは、光源1から放出され回転反射体であ
る回転体放物面鏡2で反射された照明光の輪体形状部分
を示しており、回転体放物面鏡2で反射された直後では
平行光束となっている。符合13は集光作用を有する凸
レンズ、14は第1偏向手段、15は第2偏向手段、1
6は凸レンズ13の焦点位置、17は第1および第2偏
向手段14、15を経た後の照明光の集光位置をそれぞ
れ示している。
【0063】図6からわかるように、回転体放物面鏡2
と第1偏向手段14との間に凸レンズ13が設けられ、
かつ第1偏向手段14とその前側に第2偏向手段15が
設けられているので、光学系をビーム径小型変換の前段
階としたり、回転フィルタを用いたりすることができ、
光学系の小型化を実現しながら、かつ開口を小さくして
照明最大入射角度を小さくした場合に、単に回転体放物
面鏡2の中央部を小さくした場合以上の大きな光利用効
率を得ることができる。
【0064】図7に、本発明にかかる照明装置の第4実
施形態を示す。図7において、斜線部分に付した18
a、18bは、1光源から放出され回転反射体である回
転体楕円反射鏡21で反射された照明光の輪体形状部分
を示しており、回転体楕円反射鏡21で反射された直後
では収束光束となっている。符合19は第1偏向手段、
20は第2偏向手段、16は回転体楕円反射鏡21の第
2焦点位置、22bは第1および第2偏向手段19、2
0を経た後の照明光の集光位置を示す。
【0065】図7からわかるように、回転体反射鏡とし
て、回転体放物面鏡の代わりに、回転体楕円反射鏡21
を設け、かつ、第1偏向手段19と第2偏向手段20を
設けているので、部品点数を増加させることなく簡単な
構成で、光学系をビーム径小型変換の前段階としたり、
回転フィルタを用いたりすることができ、光学系の小型
化を実現しながら、かつ、開口を小さくして照明光の最
大入射角度を小さくした場合に、単に回転体放物面鏡の
中央部を小さくした場合以上の大きな光利用効率を得る
ことができる。また、このような照明装置を用いること
によって、ひとつのLVのみを使用した低コストの拡大
映像装置を小型に実現することができる。
【0066】図8は、本発明にかかる照明装置の第5実
施形態を示す。図8において、斜線部分に付した符号2
3a、23bは、光源1から放出され回転反射体である
回転体楕円反射鏡21で反射された照明光の輪体形状部
分であり、回転体楕円反射鏡21で反射された直後では
収束光束となっている。回転体楕円反射鏡21の第2焦
点位置22cより先は発散光となり、この発散光の進行
方向に、光束を収束させる第1偏向手段24と、光束を
発散させる第2偏向手段25がこの順に配置されてい
る。
【0067】図8からわかるように、回転体楕円反射鏡
21の第2焦点22c以降に第1偏向手段24と第2偏
向手段25を設けているので、光源1からの偏向手段を
遠くに配置することができ、光源1からの空気や部材を
介した熱伝導による偏向手段24、25の熱的劣化を低
減することができる。これによって、偏向手段24、2
5として、低コスト、高信頼性、高性能の部材や構成を
使用することができるので、低コストまたは高信頼性ま
たはより高い光利用効率の照明装置を実現することがで
きる。
【0068】図9は、本発明にかかる照明装置の第6実
施形態を示す。図9において、斜線部分に付した符号3
0a、30bは、光源から放出され回転反射体26aお
よび26bでそれぞれ反射された照明光の輪体形状部分
を示す。上記回転反射体26a,26bは2つの異なる
頂点を有する放物線から構成され、図9上部の回転反射
体26aは頂点27aでありその主軸は28aであり、
図9下部の回転反射体26bは頂点27bでありその主
軸は28bである。上記二つの主軸28a,28bは光
源1の中心位置で交差している。上記2つの放物線を実
際の光軸6に対して回転させた回転体を回転反射体26
a,26bとし、この回転反射体26a,26bは第1
偏向手段を兼用している。符号31は回転反射体26
a,26bの前方に配置された第2偏向手段を示す。
【0069】図9からわかるように、回転反射体26a
および26bが第1偏向手段を兼用しているため、光学
素子の点数を減少させると同時に、第2偏向手段31を
回転反射体26aおよび26bに近づけることができ、
より小型で低コストの照明装置を実現することができ
る。
【0070】図10は、本発明にかかる照明装置の第7
実施形態を示す。図10において、斜線部分に付した符
号36a、36bは、光源から放出され回転反射体32
aおよび32bでそれぞれ反射された照明光の輪体形状
部分を示す。回転反射体32a,32bは2つの異なる
頂点を有する楕円から構成され、図10上部の回転反射
体32aの頂点を符号33aで、主軸を34aで示す。
図10下部の回転反射体32bの頂点を符号33bで、
主軸を34bで示す。二つの主軸34a,34bは光源
1の中心位置で交差している。これらの2つの楕円を実
際の光軸6を中心にして回転させた回転体を回転反射体
32a,32bとする。この回転反射体32a,32b
は第1偏向手段を兼用している。符号37は回転反射体
32a,32bの前方に配置された第2偏向手段、38
aおよび38bはそれぞれ回転反射体32aおよび回転
反射体32bの第2焦点、39は回転反射体32aおよ
び回転反射体32bの第2焦点38aおよび38bが第
2の偏向手段37により略同位置となった実際の集光点
を示す。
【0071】図10からわかるように、回転反射体32
aおよび32bが第1偏向手段を兼用しているので、光
学素子の点数を減少させることができると同時に、第2
偏向手段37を回転反射体26aおよび26bに近づけ
ることができるので、焦点または収束光を有する照明装
置であって、より小型で低コストの照明装置を実現する
ことができる。
【0072】図11は、本発明の第8実施形態を示す。
図11において、符号41は回転体反射鏡40の前側に
配置された回転体プリズムを示す。回転体プリズム41
は、断面が照明光の進行方向に頂点を有する2等辺三角
形状を有する光軸に回転対称なプリズムである。符号4
2は回転体プリズム41の前側に設けた断面が照明光の
進行方向と逆の方向にクサビ形状を有する、換言すれ
ば、断面形状が光軸に向かって薄くなる楔形状を有す
る、光軸に回転対称な回転体プリズムを示す。光源1は
直径0.3mm、長さ1.2mmの円筒形状で、長さ方
向を光軸方向に向けて配置されている。回転体反射鏡4
0は回転体放物面鏡をなし、焦点6mm、曲率12mm
(ただし、外側は12mm)、開口直径60mmであ
る。符号43a,43b,43cはそれぞれ光源の中
央、右端部、左端部から放出された光軸と垂直な方向に
対して±30度の範囲の照明光を複数の光線として示
す。
【0073】図11において、光源から放出された±3
0度の範囲の照明光は回転体放物面鏡40で反射された
平行光束からなる輪体形状の照明光であり、これは第1
偏向手段である回転体プリズム41と第2偏向手段であ
る回転体プリズム42により、外輪の径および内輪の径
が略平行光束のまま縮小されて開口が小さくなり、開口
を小さくして照明最大入射角度を小さくした場合に、単
に回転体放物鏡40の中央部を小さくした場合以上の大
きな光利用効率を得ることができる。また、図示はして
いないが、±30度の範囲以外の、中央部の照明光は、
回転体プリズム41と回転体プリズム42により、光軸
に平行な方向とは大きく異なる方向に偏向されることに
よって除去される。
【0074】図11において、回転体プリズム41また
は回転体プリズム42は、断面形状が2等辺三角形のみ
に限定されるものではなく、屋根型プリズムの屋根部分
が2等辺三角形になっているものでもよく、台形であっ
て2等辺三角形の左右の稜辺を有しているものでもよ
い。また、2等辺三角形の回転体プリズムと同等の幾何
光学的作用を行う光学素子であってもよく、例えばこれ
を光軸と垂直な方向に数個に分割してノコギリ状形状と
して厚さを減少させたものや、微細な構造を有するフレ
ネルレンズ形状にして平板化してもよい。また、完全な
2等辺三角形状である必要はなく、場合により回転体を
扁平な形状した場合も、被照明物体が円形または正方形
でないときには有効となる場合がある。
【0075】図11からわかるように、断面が直線の簡
単な回転体を2つ組み合わせることによって、開口を小
さくして照明最大入射角度を小さくした場合に、単に回
転放物鏡の中央部を小さくした場合以上の大きな光利用
効率を簡単に得ることができる。
【0076】図12は本発明の第9実施形態を示す。図
12において、符号46は、回転体放物面反射鏡45の
前側に配置された、断面が照明光の進行方向に閉じたハ
の字形状を有する光軸に回転対称な回転体反射鏡を示
す。符号47は、上記回転体反射鏡46の前側に配置さ
れ、かつ、この回転反射鏡46の外径よりも小さい外径
で、断面が照明光の進行方向に閉じたハの字形状を有す
る光軸に回転対称な回転体反射鏡を示す。符号48a
は、光源1から放出された照明光が回転体放物面反射鏡
45で反射されることによって得られる輪体形状の平行
光束を示し、符号48bは、第1偏向手段としての回転
反射鏡46および第2偏向手段としての回転体反射鏡回
転放物面鏡47で上記輪体形状の平行光束が反射される
ことによって得られる平行光束を示す。
【0077】図12において、光源1から放出され、回
転体放物面反射鏡45で反射された輪体形状の照明光4
8aは、第1偏向手段である回転体反射鏡46と第2偏
向手段である回転体反射鏡47により、外輪の径および
内輪の径が略平行光束のまま縮小されて開口が小さくな
り、開口を小さくして照明最大入射角度を小さくした場
合に、単に回転放物鏡の中央部を小さくした場合以上の
大きな光利用効率を得ることができる。また、図示はし
ていないが±30度の範囲以外の、中央部の照明光は、
回転体反射鏡46および回転体反射鏡47により、光軸
が照明光の進行方向と大きく異なる方向に偏向されるこ
とによって除去される。
【0078】図12において、回転体反射鏡46または
回転体反射鏡47は、断面が照明光の進行方向に閉じた
直線からなる完全なハの字形状を有する光軸に回転対称
な回転体反射鏡にのみ限定されるわけではなく、ハの字
の上部が接している形状であってもよいし、ハの字が曲
線を有していたりしていてもよい。また、これを光軸と
垂直な方向に数個に分割して厚さを減少させたものや、
フレネル反射板化して平板化したものでもよい。
【0079】図12からわかるように、断面が直線の簡
単な回転反射鏡46、47を2つ組み合わせることによ
って、開口を小さくして照明最大入射角度を小さくした
場合に、単に回転放物鏡の中央部を小さくした場合以上
の大きな光利用効率を簡単に得ることができる。また、
屈折を利用するものと比較して、照明装置の重量を低減
することができる。
【0080】図13は、本発明の第10の実施形態を示
す。図13において、符号49は、回転体反射鏡45の
前側に配置され、光軸方向に近づく方向に照明光を偏向
する第1変更手段としてのホログラムを示す。符号50
は、ホログラム49の前側に配置され、光軸から遠ざか
る方向に照明光を偏向する第2偏向手段としてのホログ
ラムを示す。符号51a,51bは、回転放物面鏡45
で反射された輪体形状の照明光を示す。
【0081】図13において、光源1から放出され回転
放物面鏡45で反射された輪体形状の照明光51a,5
1bは、第1偏向手段であるホログラム49と第2偏向
手段であるホログラム50により、外輪の径および内輪
の径が略平行光束のまま縮小されて開口が小さくなり、
開口を小さくして照明最大入射角度を小さくした場合
に、単に回転放物鏡の中央部を小さくした場合以上の大
きな光利用効率を得ることができる。また、図示はして
いないが±30度の範囲以外の、中央部の照明光は、ホ
ログラム49およびホログラム50によって光軸が照明
光の進行方向と大きく異なる方向に偏向されることによ
り除去される。
【0082】図13において、ホログラム49およびホ
ログラム50は、位相ホログラムでも体積ホログラムで
もよい。また、同一基板の表と裏にホログラム49とホ
ログラム50を一体に設けてもよい。また、ホログラム
49およびホログラム50は複数のホログラムにより形
成してもよい。
【0083】図13からわかるように、平板のホログラ
ムを2つ組み合わせることによって、開口を小さくして
照明最大入射角度を小さくした場合に、単に回転放物鏡
の中央部を小さくした場合以上の大きな光利用効率を簡
単に得ることができる。また、屈折や反射を利用するも
のと比較して、照明装置の重量を低減することができ、
また、照明装置を小型化することができる。
【0084】図14は、本発明の第11実施形態を示
す。図14において、符号53は、回転体反射鏡45の
前側に配置された、光軸に近づく方向に照明光を偏向す
るホログラム、54は、ホログラム53の前側に配置さ
れた、断面が照明光の進行方向と逆の方向にクサビ形状
を有する、換言すれば、断面形状が光軸に向かって薄く
なるクサビ形状を有する、光軸に回転対称な回転体プリ
ズムを示す。符号55a,55bは、回転放物面鏡45
で反射された輪体形状の照明光を示す。
【0085】図14において、光源1から放出され、回
転放物面鏡45で反射された輪体形状の照明光55a,
55bは、第1偏向手段であるホログラム53と第2偏
向手段である回転体プリズム54により、外輪の径およ
び内輪の径が略平行光束のまま縮小されて開口が小さく
なる。したがって、開口を小さくして照明最大入射角度
を小さくした場合に、単に回転放物鏡の中央部を小さく
した場合以上の大きな光利用効率を得ることができる。
また、ガラスの色分散とホログラムの色分散が反対方向
であるので、色収差を低減することにより色むらの少な
い照明装置を実現できる。
【0086】図15は、本発明の第12実施形態を示
す。図15において、符号56は、回転体反射鏡45の
前側に配置された、光軸に近づく方向に照明光を偏向す
るホログラムを示す。ホログラム56の前側には、断面
が照明光の進行方向に狭まるクサビ形状を有する、光軸
に回転対称な回転体反射鏡57が配置されている。
【0087】光源1から放出される照明光は、回転体反
射鏡45で反射されて輪体形状の照明光59a,59b
となって光軸に平行に進み、第1偏向手段としてのホロ
グラム56で光軸に近づく方向に偏向され、さらに、第
2偏向手段としての回転体反射鏡57で光軸から遠ざか
る方向に偏向され、結果として、外輪の径および内輪の
径が略平行光束のまま縮小された照明光60a、60b
となって、図示されない被照明体を照明する。このよう
に、この実施形態によっても、これまで説明してきた実
施形態と同様の効果を得ることができる。また、1枚の
平板ホログラムと回転体反射鏡とを用いているため、図
13に示す実施形態のように2枚のホログラムを用いる
場合と比べて、あるいは、図14に示す実施形態のよう
に回転体プリズムを用いるものに比べて、低コストで、
軽量な照明装置を得ることができる。
【0088】図16は、本発明の第13実施形態を示
す。図16において、符号61は、回転体反射鏡45の
前側に配置された、光軸に近づく方向に照明光を偏向す
る第1偏向手段としての回転体プリズムを示す。回転体
プリズム61は、光軸に対して回転対称で、断面形状が
光軸に近づくにしたがって厚くなる形をしている。回転
体プリズム61の前側には第2偏向手段としてのホログ
ラム63が配置されている。
【0089】光源1から放出される照明光は、回転体反
射鏡45で反射されて輪体形状の照明光64a,64b
となって光軸に平行に進み、第1偏向手段としての回転
体プリズム61で光軸に近づく方向に偏向され、さら
に、第2偏向手段としてのホログラム63で光軸から遠
ざかる方向に偏向され、結果として、外輪の径および内
輪の径が略平行光束のまま縮小された照明光となって、
図示されない被照明体を照明する。このように、この実
施形態によっても、これまで説明してきた実施形態と同
様の効果を得ることができる。また、プリズムの素材で
あるガラスの色分散とホログラムの色分散が反対方向で
あることから、色収差を低減して色むらの少ない照明光
を得ることができる。また、ホログラムの大きさを小さ
くすることができ、さらには、ホログラムを光源から離
すことにより、耐熱性の低い有機材料からなる回折率の
高い高分子型体積ホログラムを用いることが可能にな
り、色むらの少ない低コストで光利用効率の高い照明装
置を得ることができる。
【0090】図17は、本発明にかかる照明装置の第1
4実施形態を示す。図17において、符号66は、回転
体反射鏡65の前側に配置された、光軸に近づく方向に
照明光を偏向する第1偏向手段としての回転体プリズム
を示す。回転体プリズム66は、光軸に対して回転対称
で、断面形状が光軸に近づくにしたがって厚くなる形を
している。回転体プリズム66の前側には第2偏向手段
としての回転体反射鏡67が配置されている。回転体反
射鏡67は、断面が照明光の進行方向に狭まるクサビ形
状で光軸に回転対称な形をしている。
【0091】光源1から放出される照明光は、回転体反
射鏡65で反射されて輪体形状の照明光69a,69b
となって光軸に平行に進み、第1偏向手段としての回転
体プリズム66で光軸に近づく方向に偏向され、さら
に、第2偏向手段としての回転体反射鏡67で光軸から
遠ざかる方向に偏向され、結果として、外輪の径および
内輪の径が略平行光束のまま縮小された照明光69c,
69dとなって、図示されない被照明体を照明する。こ
のように、この実施形態によっても、これまで説明して
きた実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0092】図18は、本発明にかかる照明装置の第1
5実施形態を示す。図18において、符号71は、回転
体反射鏡70の前側に配置された、光軸に近づく方向に
照明光を偏向する第1偏向手段としての回転体反射鏡を
示す。回転体反射鏡71は、光軸に対して回転対称で、
照明光の進行方向に径が緩やかに小さくなる円錐形状を
している。回転体反射鏡71の前端部内周には第2偏向
手段としての回転体プリズム73が配置されている。回
転体プリズム73は、光軸に対して回転対称で、断面形
状が光軸に近づくにしたがって薄くなる形をしている。
【0093】光源1から放出される照明光は、回転体反
射鏡70で反射されて輪体形状の照明光74a,74b
となって光軸に平行に進み、第1偏向手段としての回転
体反射鏡71で光軸に近づく方向に偏向され、さらに、
第2偏向手段としての回転体プリズム73で光軸から遠
ざかる方向に偏向され、結果として、外輪の径および内
輪の径が略平行光束のまま縮小された照明光となって、
図示されない被照明体を照明する。このように、この実
施形態によっても、これまで説明してきた実施形態と同
様の効果を得ることができる。また、図17に示す実施
形態に比べて、回転体プリズムを小さくすることができ
るため、軽量な照明装置を得ることができる。
【0094】図19は、本発明にかかる照明装置の第1
6実施形態を示す。図19において、符号76は、回転
体反射鏡75の前側に配置された、光軸に近づく方向に
照明光を偏向する第1偏向手段としての回転体反射鏡を
示す。回転体反射鏡76は、光軸に対して回転対称で、
照明光の進行方向に径が緩やかに小さくなる円錐形状を
している。回転体反射鏡76の前端には第2偏向手段と
してのホログラム77が配置されている。ホログラム7
7は、照明光を広げる機能を持っている。
【0095】光源1から放出される照明光は、回転体反
射鏡75で反射されて輪体形状の照明光78a,78b
となって光軸に平行に進み、第1偏向手段としての回転
体反射鏡76で光軸に近づく方向に偏向され、さらに、
第2偏向手段としてのホログラム77で光軸から遠ざか
る方向に偏向され、結果として、外輪の径および内輪の
径が略平行光束のまま縮小された照明光となって、図示
されない被照明体を照明する。このように、この実施形
態によっても、これまで説明してきた実施形態と同様の
効果を得ることができる。また、図15に示す実施形態
と比較して、ホログラムを小さくすることができるた
め、低コストで、軽量な照明装置を得ることができる。
【0096】図20(a)は、本発明の第17実施形態
を示す。図20に示す実施形態は、図11に示す実施形
態の場合の遠視野に相当する照明光の角度分布を示す。
図20において、左側の2つの矢印(→、および↑)で
示される原点部分に、図11に示す実施形態と同様の構
成の、光源1、回転放物面、回転体プリズム41、およ
び回転体プリズム42が設けてある。光源1は直径0.
3mm、長さ1.2mmの円筒形状であり、回転放物面
鏡は焦点6mm、曲率12mm(ただし、外側は12m
m)、開口直径60mmである。符号7a,7b,7c
はそれぞれ光源の中央、右端部、左端部から放出された
光軸と垂直な方向に対して±30度の範囲の照明光を複
数の光線として示しており、それぞれ21本の等間隔の
光線から形成される。
【0097】図20(b)は、回転体プリズム41と回
転体プリズム42の対向した屈折面を平行にした場合で
あり、放物面の頂点の距離が異なるため、照明光7aと
7bは光軸に対して対称とならず、照明光7cの光軸と
なす平均的な角度が、照明光7bの光軸となす平均的な
角度より大きくなる。これは、回転体プリズム41およ
び回転体プリズム42を設けない場合の回転放物面の場
合も同様である。もとの、照明光7b,7cは図20の
下側つまりは光軸から離れる側に光源から放出された照
明光であり、照明光7cを除いて、光源の端部から放出
された照明光7aおよび7bからなる照明光は、光軸に
対してその光源の位置に依存して発散する形になる。
【0098】このため、回転体プリズム41と回転体プ
リズム42の角度を調整することで、第1の偏向手段で
ある回転体プリズム41による偏向角度よりも、光源の
略中央部から放出された光線の第2偏向手段である回転
体プリズム42による偏向角度を小さくすることによ
り、凸レンズ等による集光作用を行うことなく、図20
(a)に示すように、照明光7aおよび7bは、光軸に
対して対称にすることができる。この結果として、照明
装置の最大入射角度が照明光7aよび7bに対応した同
じ値となる本当の最小値にすることができる。集光作用
を有する光学素子で発散角を低減させる場合には、今度
は完全に平行光束である光源の中心から放出された照明
光が発散することになり、結果として最大入射角度が増
加する場合がある。
【0099】このように、回転体プリズムにより集光作
用を行うことなく偏向することにより、照明光7aおよ
び7bは、光軸に対して対称にし、この結果として照明
装置の最大入射角を照明光7aよび7bと同じ値となる
本当の最小値にすることは、回転体プリズム1つのみで
も可能であり、これは開口を変化させない場合にも適用
することができる。
【0100】図21は、本発明の第18実施形態を示
す。図21に示す実施形態は、図13に示す実施形態と
ほぼ同様であり、図13に示す実施形態と異なる点は、
第1の偏向手段となるホログラム49の中央部の領域
に、カーボンブラックを混入した樹脂塗料の被覆層85
が形成されている点である。光源1の中心から、光軸と
なす角が小さい角度で放出される照明光であって最終的
に利用しない照明光88aが上記被覆層85に照射され
る。
【0101】図13に示す実施形態では、第1の偏向手
段となるホログラム49の中央部を透過した照明光が迷
光88bとなっていたが、図21に示す実施形態では、
最終的に利用しない照明光を上記樹脂塗料の被覆層85
で吸収して強制的に除去するので、迷光が少なくなり、
結果としてコントラストの高い照明光を実現することが
できる。
【0102】図22は、本発明の第19実施実施形態を
示す。図22に示す実施形態は、図21に示す実施形態
とほぼ同様の構成であり、図21に示す実施形態と異な
る点は、第1の偏向手段となるホログラム49の中央部
の領域に、平面鏡74が設けられている点である。光源
1の中心から光軸となす角が小さい角度で放出された照
明光であって最終的に利用しない照明光89a,89b
はホログラム49の中央部領域に照射される。そこでこ
の中央部領域に平面鏡74を設けたものである。符号8
7a、87bは、光源1から放出され、回転体反射鏡4
5で反射される輪体形状の照明光を示す。
【0103】図22からわかるように、最終的に利用し
ない照明光のうち一部の光線89bは、回転放物面から
なる回転体反射鏡45で反射され、次に平面鏡74で反
射され、さらに回転体反射鏡45で反射されて光源1に
戻り、180度異なる方向の照明光となる。実際には、
光源1の中心からのずれ、光源1を構成する管球の厚さ
ムラ、反射鏡の角度ズレ、反射鏡の散乱性、吸収性、透
過性により、減衰したり、位置がずれたりしながら戻っ
てくる。また、最終的に利用しない照明光のうち他の光
線89aは、平面鏡86で反射され、次に回転体反射鏡
45で反射され、照明光を進行させる方向とは全く関係
のない方向に進行する。結果として、これらの不要な照
明光が回転体反射鏡45と平面反射鏡74との広い空間
の種々の面で吸収して除去されるので、特定の箇所の温
度が吸収により増加することがなく、信頼性に優れた照
明装置を提供することができる。
【0104】次に、光源から放出される照明光を回転体
反射鏡で反射する照明装置の実施形態について説明す
る。図23は、本発明にかかる照明装置の第20実施形
態を示す。図23において、符号1は光源を示してお
り、例えば、高圧水銀ランプの発光部分からなる。符号
90は回転反射鏡となる回転放物面鏡、91は偏光偏向
光学素子となる同心円状パターンを有するホログラム、
92は偏向素子となる同心円状パターンを有するホログ
ラム、95a〜95fは、光源1から放出された照明
光、93は45度傾けたλ/2位相板をそれぞれ示して
いる。すべての回転体の中心は一致しており、またこれ
が光軸と一致している。説明を簡単にするため、高圧水
銀ランプのチューブ、電極、配線等は省略してある。照
明光5aは説明の都合上無偏光の照明光とし、照明光5
eはP偏光の照明光とする。回転放物面鏡90の焦点距
離は6mmであり、光源中心は焦点に配置され、焦点か
ら偏光偏向光学素子91および偏向光学素子92までの
距離は、それぞれ20mm、40mmであり、偏光偏向
光学素子91および偏向光学素子92を構成するホログ
ラム回折格子の平均ピッチは1.40ミクロンである。
【0105】図23において、光源1から放出された照
明光のうち、光軸に対して90度方向を中心とする照明
光が回転放物面鏡90で反射されて輪体形状の照明光9
5a、95eとなる。光源1からの照明光は実際には±
90度の角度で放出されるが、その発光角度に対応した
強度分布はすべての方向に均一ではなく、光軸に垂直な
方向の照明光の強度が強くなっている。特に光軸と垂直
方向に±30度の範囲にエネルギーとして多く含まれる
ので、この角度に対応する輪体形状の照明が回転体反射
鏡90から放出されている。このため、この角度内の照
明光となる輪体形状の照明光を優先的に使用することに
よって高効率な照明を実現することができる。
【0106】回転放物面鏡で反射された照明光のうち光
軸に垂直な方向に対して±20度以内に相当する光源9
5a,および95eの照明光に対して、偏光偏向光学素
子91は、P偏光となる照明光を0次光として透過し、
S偏光となる照明を偏光するように設計する。これは、
微小レリーフを刻んだガラス板内に、配向方向を揃えた
複屈折液晶材料を封入することにより実現できる。これ
により、S偏光のみに関して輪体形状の照明光を、その
外輪径を小さくすると同時に外輪径と内輪径との比を増
大せしめ、かつ、光軸に向かって進行する照明光95c
を形成することができる。この照明光95cを、偏向光
学素子92に入射せしめて、光軸と略平行な方向に偏向
させることにより、もとの輪体形状の内輪をほぼ外径と
する円柱形状の平行光束からなる照明光95dを形成す
ることができる。偏向光学素子92は、偏向分離性を有
する必要がないので、体積ホログラムでもレリーフホロ
グラムでもよく、その他多くの種類の中から簡易なホロ
グラムを選択して用いることができる。このとき、偏向
光学素子92の中央領域を透過する照明光95dは、λ
/2位相板93により偏光方向が90度回転されてお
り、もとのS偏光がP偏光となっている。
【0107】一方、P偏光の輪体形状の照明光は、偏光
偏向光学素子91によって偏向されないので、P偏向の
まま、95b、95fに示すように、そのまま輪体形状
の平行光束の照明光となる。このため、結果として、開
口を大きくすることなく、また発散角を大きくすること
なくS偏光をP偏光に偏光変換することができ、かつ輪
体形状の内側に偏光変換したP偏光を導入することによ
り円形状のP偏光の照明光を実現できる。さらには、低
消費電力で、小型で、低コストの、信頼性に優れた、明
るい照明装置を提供できる。
【0108】実際には、ホログラムによる偏向の効率や
収差、さらには取り込める光源の発散角の問題が生じ
る。しかしながら、ホログラムの効率が80%であった
場合には、2面のみの仕様であるので、64%の偏向効
率が得られる。ホログラムのみのロスを考慮すると、
(0.5+0.5×0.64)/0.5=1.6と通常
の偏光変換素子と同程度の効果がある。また、利用する
発散角が、図23の場合に光軸に垂直な方向に対して±
20度以内と小さい角度ではあるが、このために、大き
い角度を取り込むと輪体形状照明の外輪の大きさが小さ
くなり、最大照明角度を低減することができる。
【0109】光源長が1.2mm、回転放物面鏡90の
焦点距離が6mm、ライトバルブ(LV)の短径が12
mmとしたときに、±30度で12.9度であるライト
バルブ上での理論的最大照明入射角度が、±20度では
10.3度となって約2割小さくすることができる。反
射型LVの色むら等は、偏光ビームスプリッター(PB
S)の影響により約12.0度を超えると急激に劣化す
るため、これを低減することができる。照明光として取
り出せる最大の効率自体は、150Wの高圧水銀ランプ
では、実測では、±30度で83%であるのに対して、
±20度以内では50%と、1/1.6となっている。
このため、偏光変換の効率と合わせると、効率としての
向上はほとんどないことになる。しかしながら、開口を
同じにしたまま、かつ発散角が減少しているので、反射
型ライトバルブ用のように発散角を大きくできない照明
装置の場合には非常に有効である。また、ライトバルブ
での最大入射角をこの場合で10.3度よりも大きくし
てよい場合には、光源からの光を±30度で取り込ん
で、偏光光学素子92の部分でP偏光よびS偏光ともケ
ラレる形で設計することにより、偏光度が劣化するかわ
りに、これよりも大きい光利用効率を達成できる。
【0110】偏光偏向光学素子91および偏向光学素子
92は、光の進行方向を略同一方向に静的に偏向するも
のである。ホログラムに限定されるものではなく、従来
のレンズ、プリズム、反射鏡、多層誘電膜、さらにはこ
れらと複合した複合ホログラム、また複屈折材料、電気
光学材料、フォトリフラクティブ材料、フォトニクス結
晶材料等を用いることにより実現することができる。ま
た、偏光偏向光学素子91および偏向光学素子92は、
複数の光学素子により構成することもできるし、一体化
することもできる。ただし、ホログラムの場合には、平
面上で偏向を行うことができるので、非常に小型化でき
る。
【0111】ホログラムを2枚同時に用いた場合は、こ
の2枚で色収差をうち消す作用も生じ、色分散性を低減
することもできる。また、通常の光学素子と比較して軽
量化することもできる。ホログラムの場合には、単純な
一定ピッチの回折格子である必要はなく、ピッチが周期
的にまたは非周期的に変化する回折格子からなっていて
もよい。また、動的にモードを切り替えるために、PD
LCからなる液晶偏向スイッチ(例えば、デジレンズ/
米国デジレンズ社)を用いてもよい。また、ランプの管
球や電極部分を貫通孔としてできるだけ光源中心部に近
づけて小型化してもよい。
【0112】回転体反射鏡90は、回転放物鏡に限定さ
れるわけではなく、球面鏡、回転双曲線、回転高次非球
面、回転多角形回転放物面鏡であってもよい。しかし、
回転放物面鏡の場合は、平行光束が入射するので、面内
でより均一な偏向角度、さらには2回の偏向の伴う均一
なシフト量を実現することにより、より高い光利用効率
を実現することができる。
【0113】図24は、本発明にかかる照明装置の第2
1実施形態を示す。図24において、符号1は高圧水銀
ランプの発光部分からなる光源、96は回転反射鏡とな
る回転楕円鏡、97は偏光偏向光学素子となる同心円状
パターンを有するホログラム、98は偏向素子となる同
心円状パターンを有するホログラム、101a〜101
fは、光源1から放出される照明光、99は45度傾け
たλ/2位相板をそれぞれ示している。すべての回転体
の中心は一致しており、また光軸と一致している。説明
を簡単にするため、高圧水銀ランプのチューブ、電極、
配線等は省略してある。また、説明の都合上照明光10
1aはP偏光の照明光とし、照明光101cはS偏光の
照明光とする。また、回転楕円鏡96の焦点距離は1
1.29mmであり、コーニック定数は−0.548で
あり、焦点間距離は74.06mmであり、光源中心は
第1焦点に配置され、第1焦点から偏光偏向光学素子9
7および偏向光学素子98までの距離は、それぞれ20
mm、37.8mmであり、偏光偏向光学素子97およ
び偏向光学素子98のホログラム回折格子の平均ピッチ
はそれぞれ、1.75ミクロンと1.11ミクロンであ
る。
【0114】図24に示す実施形態おいては、図23に
示す実施形態と同様に、符号101d、101eを付し
た斜線部分の照明光は、光源から放出され回転反射鏡で
ある回転楕円鏡96で反射された収束光束からなる照明
光の輪体形状部分であり、偏光偏向光学素子97は、回
転体反射鏡96の前側に設けられて、照明光を光軸と近
づく方向に偏向する、光軸に回転対称な偏光偏向光学素
子を示す。符号101dは、偏光偏向偏光光学素子97
により偏向されて光軸に近づく方向に進行する輪体形状
の照明光束、98は偏光偏向光学素子97の前側に設け
られて、照明光を光軸から遠ざかる方向に偏向する、光
軸に回転対称な偏向光学素子、101eは偏向光学素子
98により偏向されて光軸から遠ざかる方向に進行する
輪体形状の照明光束をそれぞれ示す。この照明光束10
1eは、回転楕円鏡96の第2焦点100付近で集光す
る。
【0115】回転楕円鏡96で反射された照明光のうち
光軸にほぼ垂直(照明光の進行方向に対して85度)方
向に対して±30度以内にある照明光101a,および
10eに対して、偏光偏向光学素子97は、P偏光とな
る照明光を0次光として透過し、S偏光となる照明を偏
光するように設計する。これは、配向方向を揃えた複屈
折液晶材料を、微小レリーフを刻んだガラス板内に封入
することにより実現できる。これにより、S偏光のみに
関して輪体形状の照明光をその外輪径を小さくすると同
時に外輪径と内輪径との比を増大せしめて光軸に向かっ
て進行する照明光101dを形成することができる。こ
の照明光を、偏向光学素子98に入射せしめて、再び光
軸上の第2焦点100の方向に偏向させることにより、
もとの輪体形状の内輪をほぼ外径とする円形状の集光光
束の照明光101eを形成することができる。偏向光学
素子98は、偏向分離性を有する必要がないので、体積
ホログラムでもレリーフホログラムでもよく、多くの種
類の中から簡易なホログラムを選択して用いることがで
きる。このとき、照明光101eは、λ/2位相板99
により偏光方向を90度回転されており、もとのS偏光
がP偏光となっている。
【0116】一方、P偏光の輪体形状の照明光は、偏光
偏向光学素子97によって偏向されないので、P偏向の
まま、符号101a、101bに示すように、そのまま
輪体形状の平行光束の照明光となる。このため、結果と
して、開口を大きくすることなく、また発散角を大きく
することなくS偏光をP偏光に偏光変換することがで
き、かつ輪体形状の内側に偏光変換したP偏光を導入す
ることにより、円形状のP偏光の照明光を実現できる。
さらには、低消費電力で、小型で、低コストの、信頼性
に優れた明るい照明装置を提供できる。また、回転楕円
鏡96で第2焦点100に集光しているので、回転フィ
ルタやカラースイッチ(カラーリンク社)やデジレンズ
(デジレンズ社)等による色分解を利用した単板フィー
ルドシーケンシャル表示を行う、小型で低コストな照明
装置を実現することができる。
【0117】図25は、光源の出力エネルギーが1Wの
ときに、実際の150Wの高圧水銀等を用いた場合をシ
ミュレーションした光軸中心からの距離と偏光偏向光学
素子97の場所での積算照明光量との関係を示す。図2
5からわかるように、偏光偏向光学素子97の中央部半
径10mm以内の積算照明光量は10%程度であるの
で、この部分をカットしても大きなロスとはならない。
輪体形状の内輪径が10mmで外輪径が30mmの場合
の、上記中央部以外の残り90%の積算光量が存在する
が、回転楕円鏡96に反射で反射されず、実際には照明
に利用できない直接光が10%程度存在するので、80
%が実力値となる。そして、この幅20mmの輪体形状
の照明光を、回転楕円鏡96による集光力とホログラム
による集光力とを利用して、光軸から幅10mm程度の
円形状の部分にロスを少なくして伝播させることができ
る。実際には、偏光偏向光学素子97と偏向光学素子9
8の収束作用と発散作用の不完全さにより、若干の発散
角の増加が生じるものの、もとの光源の発散角をほぼ±
30度の80%近い分を取り込んでいるので、平行のま
ま偏光偏向を行う場合よりも、設計に自由度が生じ、高
効率の照明装置を実現することができる。
【0118】図26に、本発明にかかる照明装置の第2
2実施形態を示す。図26において、符号1は光源、9
60は回転反射鏡となる回転放物鏡を示す。符号103
は偏光偏向光学素子となる同心円状パターンを有するホ
ログラム、104は偏向素子となる同心円状パターンを
有するホログラム、106a〜106fは、光源から放
出される照明光、99は45度傾けてホログラム104
の中央部に配置されたλ/2位相板を示す。すべての回
転体の中心は一致しており、また光軸と一致している。
光源である高圧水銀ランプのチューブ、電極、配線等は
省略してある。照明光106aはP偏光とし、照明光1
06cはS偏光とする。回転放物面鏡960の焦点距離
は6mmであり、光源中心は焦点に配置されている。符
号102は、半径75mmの曲率を両面に有するBK7
からなる両凸レンズを示す。この凸レンズ102は、回
転放物面鏡960とホログラム103との間に、ホログ
ラム103に近接して配置されている。光源位置からホ
ログラム103およびホログラム104までの距離は、
それぞれ25mm、45mmであり、第1偏向光学素子
としてのホログラム103および第2偏向光学素子とし
てのホログラム104の回折格子平均ピッチは1.40
ミクロンである。
【0119】図26にかかる実施形態は、図24に示す
実施形態とほぼ同様であり、回転楕円鏡96のかわり
に、収束作用のある単凸レンズ102を回転法物鏡96
0と偏光偏向光学素子103の間に設けてある。このた
め、斜線部分の照明光106d、106eは、光源から
放出され回転反射鏡である回転楕円鏡960で反射され
た収束光束からなる照明光の輪体形状部分である。ホロ
グラム103は回転体反射鏡960の前側に配置され
た、照明光を光軸に近づく方向に偏向する光軸に回転対
称な偏光偏向光学素子であり、照明光束106dは偏光
偏向光学素子103により偏向されて光軸に近づく方向
に進行する輪体形状の照明光束であり、ホログラム10
4は偏光偏向光学素子103の前側に設けられ、照明光
を光軸から遠ざかる方向に偏向する光軸に回転対称な偏
向光学素子であり、照明光束106eは、偏向光学素子
104により偏向されて光軸から遠ざかる方向に進行す
る輪体形状の照明光束である。照明光束は、単凸レンズ
102の第2焦点105付近で集光する。
【0120】回転法物鏡960で反射された照明光のう
ち光軸にほぼ垂直(照明光の進行方向に対して90度)
方向に対して±25度以内にある照明光106a,およ
び106eに対して、偏光偏向光学素子103は、P偏
光となる照明光を0次光として透過し、S偏光となる照
明を偏光するように設計する。これは、配向方向を揃え
た複屈折液晶材料を、微小レリーフを刻んだガラス板内
に封入することにより実現できる。これにより、S偏光
のみに関して輪体形状の照明光を、その外輪径を小さく
すると同時に外輪径と内輪径との比を増大せしめて、光
軸に向かって進行する照明光106dを形成することが
できる。この照明光を、偏向光学素子104に入射せし
めて、光軸から遠ざかる方向に偏向し、光軸上の焦点1
6にさせ、もとの輪体形状の、内輪をほぼ外径とする円
形状の集光光束の照明光106eを形成することができ
る。偏向光学素子104は、偏向分離性を有する必要が
ないので、体積ホログラムでもレリーフホログラムで
も、その他多くの種類の中から簡易なホログラムを用い
ることができる。このとき、照明光106eは、λ/2
位相板99により偏光方向を90度回転されており、も
とのS偏光がP偏光となっている。
【0121】一方、P偏光の輪体形状の照明光は、偏光
偏向光学素子103によって偏向されないので、P偏向
のまま、符号106a、106bに示すように、そのま
ま輪体形状の平行光束の照明光となる。このため、結果
として、開口を大きくすることなく、また発散角を大き
くすることなくS偏光をP偏光に偏光変換することがで
き、かつ輪体形状の内側に偏光変換したP偏光を導入す
ることにより、円形状のP偏光の照明光を実現できる。
さらには、低消費電力で、小型で、低コストの信頼性に
優れた明るい照明装置を提供できる。また、回転放物鏡
960と単凸レンズ102により焦点105付近に照明
光を集光しているので、回転フィルタやカラースイッチ
(カラーリンク社)やデジレンズ(デジレンズ者)等に
よる色分解を利用した単板フィールドシーケンシャル表
示を行う、小型で低コストな照明装置を実現することが
できる。さらには、凸レンズ102による集光作用を利
用しているので、凸レンズ102の曲率を変えること
で、簡単に設計変更ができ、部品の共通化ができること
から、より低コストの照明装置を提供できる。
【0122】図27は、本発明にかかる照明装置の第2
3実施形態を示す。図27(a)は全体図、図27
(b)は集光部分の拡大図である。図27において、符
号1は高圧水銀ランプの発光部分からなる光源、113
は回転反射鏡となる回転楕円鏡、114は偏光偏向光学
素子となる同心円上パターンを有するホログラム、11
5は偏向素子となる同心円状パターンを有するホログラ
ム、116は45度傾けてホログラム115の中央部に
配置されたλ/2位相板、117はホログラム115の
中央部にλ/2位相板116と対向させて配置された平
凹レンズをそれぞれ示す。すべての回転体の中心は一致
しており、また光軸と一致している。
【0123】光源1からの照明光118aは、説明の都
合上P偏光の照明光とし、偏光偏向光学素子114を透
過した照明光118cはS偏光の照明光とする。また、
回転楕円鏡113の焦点距離は11.29mm、コーニ
ック定数は−0.548、焦点間距離は74.06mm
である。光源中心は第1焦点に配置され、第1焦点から
偏光偏向光学素子114および偏向光学素子115まで
の距離は、それぞれ20mm、37.8mmであり、偏
光偏向光学素子114および偏向光学素子115のホロ
グラム回折格子の平均ピッチはそれぞれ、1.75ミク
ロンと1.11ミクロンであり、平凹レンズ117は3
9.5mmの開始位置に光源側が55mmの曲率を有す
る厚さ1.5mmのBK7からなるガラス材である。
【0124】図27においては、符号118d,118
eを付した斜線部分は、光源1から放出され回転体反射
鏡である回転楕円鏡113で反射された収束光束からな
る照明光の輪体形状部分を示している。偏光偏向光学素
子114は、回転体反射鏡の前側に配置され、照明光を
光軸に近づく方向に偏向する、光軸に回転対称な光学素
子である。照明光118dは、偏光偏向光学素子114
により偏向された光軸に近づく方向に進行する輪体形状
の照明光束である。偏向光学素子115は、偏光偏向光
学素子114の前側に配置されて、照明光を光軸から遠
ざかる方向に偏向する、光軸に回転対称な光学素子で手
段である。符号118fは、偏向光学素子115により
光軸から遠ざかる方向に偏向される輪体形状の照明光束
を示す。照明光束118e,118fは、回転楕円鏡1
13の第2焦点120付近で集光する。
【0125】回転楕円鏡113で反射された照明光のう
ち光軸にほぼ垂直(照明光の進行方向に対して85度)
方向に対して±30度以内にある照明光118bに対し
て、偏光偏向光学素子114は、P偏光となる照明光を
0次光として透過し、S偏光となる照明を偏光するよう
に設計する。これは、配向方向を揃えた複屈折液晶材料
を、微小レリーフを刻んだガラス板内に封入することに
より実現できる。これにより、S偏光のみに関して輪体
形状の照明光をその外輪径を小さくすると同時に、外輪
径と内輪径との比を増大せしめた光軸に向かって進行す
る照明光118cを形成することができる。この照明光
118cを、偏向光学素子115に入射せしめて、再び
光軸から遠ざかる方向に偏向させ、第2焦点120に収
束させることにより、もとの輪体形状の内輪をほぼ外径
とする円形状の集光光束の照明光118fを形成するこ
とができる。偏向光学素子115は、偏向分離性を有す
る必要がないので、体積ホログラムでもレリーフホログ
ラムでもよく、多くの種類の中から簡易なホログラムを
選択して用いることができる。このとき、照明光118
fは、λ/2位相板116により偏光方向を90度回転
されており、もとのS偏光がP偏光となっている。
【0126】一方、P偏光の輪体形状の照明光は、偏光
偏向光学素子114によって偏向されないので、P偏向
のまま、118d,118eに示すように、そのまま輪
体形状の平行光束の照明光となる。
【0127】凹レンズ117は、2回の偏向によって光
路長が長くなった方の照明光の焦点距離を、発散作用に
よって元にわずかに戻す機能を有する。これにより、結
像がP偏向とS偏向で同じように小さくできることにな
り、収差による発散角の増加を低減することにより、よ
り光利用効率の大きい照明装置とすることができ、さら
に反射型LVに用いた場合には色むら等を減少するこが
できるようになり、高品質の照明装置を実現できる。結
果として、開口を大きくすることなく、また発散角を大
きくすることなくS偏光をP偏光に偏光変換することが
でき、かつ輪体形状の内側に偏光変換したP偏光を導入
することにより円形状のP偏光の照明光を実現できる。
さらには、低消費電力で、小型で、低コストの、信頼性
に優れた明るい照明装置を提供できる。また、回転楕円
鏡113で第2焦点120に集光しているので、回転フ
ィルタやカラースイッチ(カラーリンク社)やデジレン
ズ(デジレンズ社)等による色分解を利用した単板フィ
ールドシーケンシャル表示を行う小型で低コストな照明
装置を実現することができる。
【0128】図28に、本発明にかかる照明装置の第2
4実施形態を示す。図28において、符号1は光源、1
07は回転反射鏡となる回転楕円鏡、108は無偏光性
偏向素子、109は偏光偏向光学素子となる同心円状パ
ターンを有するホログラム、110は偏向素子となる同
心円上パターンを有するホログラム、111は45度傾
けたλ/2位相板をそれぞれ示す。符号124aは、光
源1をとおる回転反射鏡107の光軸、124bは最終
的な円形状の照明光の中心をとおる回転反射鏡の光軸、
123a〜123gは、光源から放出された光線をそれ
ぞれ示す。すべての回転体の中心は一致しておらず、シ
フトまたは偏向した状態となっている。説明の都合上、
光源1としての高圧水銀ランプのチューブ、電極、配線
等は省略してある。照明光123aは説明の都合上P偏
光の照明光とし、123dはS偏光の照明光とする。
【0129】図28においては、図23と同様に、斜線
を付した部分の照明光123a、123dは、光源から
放出され回転体反射鏡107で反射された平行光束から
なる輪体形状の照明光である。無偏光性偏光光学素子1
08は、偏光にかかわらず一様に上記照明光123a、
123dを45度偏向する。これにより、照明光123
a、123dは、それぞれ符号123bおよび123e
で示すように偏向されることになる。偏光偏向光学素子
109は、光軸に回転対称な偏光偏向光学素子であり、
上記照明光123a、123dを光軸に対し45度偏向
して、進行する照明光のうちのS偏光を光軸に近づく方
向に偏向する。照明光123fは、偏光偏向光学素子1
09により偏向されて光軸に近づく方向に進行する輪体
形状の照明光束を示す。偏向光学素子110は、偏光偏
向光学素子109の前側に配置されて照明光を光軸から
遠ざかる方向に偏向する光軸に回転対称な光学素子であ
る。照明光123gは、偏向光学素子110により光軸
から遠ざかる方向に偏向され、結果的に光軸と略同一方
向に進行する平行光束となった輪体形状の照明光束であ
る。
【0130】回転体放物面鏡107で反射された照明光
のうち光軸にほぼ垂直(照明光の進行方向に対して85
度)方向に対して±20度以内にある照明光123a,
および123dに対して、偏光偏向光学素子109は、
P偏光となる照明光を0次光として透過し、S偏光とな
る照明を偏光するように設計する。これにより、S偏光
のみに関して輪体形状の照明光をその外輪径を小さくす
ると同時に外輪径と内輪径との比を増大せしめ、光軸に
向かって進行する照明光123fを形成することができ
る。この照明光123fを、偏向光学素子110に入射
せしめ、光軸と平行な方向に偏向させることにより、も
との輪体形状の、内輪をほぼ外径とする円形状の平行光
束からなる照明光123gを形成することができる。偏
向光学素子110は、偏向分離性を有する必要がないの
で、体積ホログラムでもレリーフホログラムでもよく、
多くの種類の中から簡易なホログラムを選択して用いる
ことができる。さらに、照明光123gは、λ/2位相
板111により偏光方向を90度回転されており、もと
のS偏光がP偏光となっている。
【0131】一方、P偏光の輪体形状の照明光は、偏光
性偏向光学素子109で偏向されないので、P偏向のま
ま、符号123a、123b、123cで示すように、
2回偏向した結果、その進行方向が光軸の方向と一致し
て、そのまま輪体形状の平行光束の照明光となる。
【0132】偏光性偏向光学素子109に入射する照明
光123b、123eはあらかじめ無偏向性偏向素子1
08により偏向する角度がどちらも大きくなるように偏
向されているので、ホログラムによる偏光分離が容易と
なり、この結果、高効率でP偏光、S偏光とも偏向する
ことができるようになる。このため、開口を大きくする
ことなく、また発散角を大きくすることなく、S偏光を
より高効率でかつより高い偏向分離比でP偏光に偏光変
換することができ、かつ輪体形状の内側により高効率で
偏光変換したP偏光を導入することにより、円形状のP
偏光のより明るい照明光を実現できる。さらには、低消
費電力で、小型で低コストの信頼性に優れた明るい照明
装置を提供できる。
【0133】無偏光性偏向光学素子108のかわりに、
偏光性をもたせた偏向光学素子を用いて、次の偏向性偏
向光学素子109と合わせて、偏向分離性を大きくして
もよい。また、最終的な円形状の光軸が、もとの光軸と
平行である必要はなく、照明光123c、123gが一
様に平行光のまま偏向していてもよい。
【0134】以上説明した各実施形態に係る照明装置の
用途として映像装置がある。すなわち、この映像装置
は、これまで説明してきた何れかの実施形態にかかる照
明装置を有し、この照明装置から出射される照明光を被
照明物体の背面側から照射し、被照明物体の像を、当エ
イレンズを通してスクリーンに投射するようになってい
る。上記被照明物体が液晶パネルであれば、この液晶パ
ネルに表示される画像をスクリーンに投射することがで
きる、いわゆる液晶プロジェクターが構成されることに
なる。上記被照明物体としては、そのほかに映画フイル
ム、スライド投影用フイルムなどがある。
【0135】
【発明の効果】以上、詳細かつ具体的説明から明らかな
ように、本発明においては、光源からの放出光が角度分
布と有限の面積を有することに伴う反射鏡による照明光
の光学特性に着目し、反射鏡の前面に輪体形状の照明光
を形成する第1光学手段と、この輪体形状の外輪径を小
さくすると同時に外輪径と内輪径の比を増大せしめる第
2光学手段とを設けているので、光源から放出された照
明光のうち、強度が大きい角度の照明光が光軸付近の小
さな開口内から効率よく出射し、これによって、光利用
効率の低減を小さくすることができ、被照明物体への最
大入射角度を小さくすることが可能な照明装置を提供す
ることができる。また、小型で、低コストで、軽量で、
信頼性にすぐれた照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる照明装置の第1実施形態を示す
光学配置図である。
【図2】上記実施形態の動作原理を説明するための光路
図である。
【図3】上記実施形態において測定面の位置を光軸方向
に移動させた場合の照度分布変化をシミュレーションし
た結果を示すグラフである。
【図4】上記実施形態において光源の角度分布および面
内分布をより詳細にシミュレーションした結果を示すグ
ラフである。
【図5】本発明にかかる照明装置の第2実施形態を示す
光学配置図である。
【図6】本発明にかかる照明装置の第3実施形態を示す
光学配置図である。
【図7】本発明にかかる照明装置の第4実施形態を示す
光学配置図である。
【図8】本発明にかかる照明装置の第5実施形態を示す
光学配置図である。
【図9】本発明にかかる照明装置の第6実施形態を示す
光学配置図である。
【図10】本発明にかかる照明装置の第7実施形態を示
す光学配置図である。
【図11】本発明にかかる照明装置の第8実施形態を示
す光学配置図である。
【図12】本発明にかかる照明装置の第9実施形態を示
す光学配置図である。
【図13】本発明にかかる照明装置の第10実施形態を
示す光学配置図である。
【図14】本発明にかかる照明装置の第11実施形態を
示す光学配置図である。
【図15】本発明にかかる照明装置の第12実施形態を
示す光学配置図である。
【図16】本発明にかかる照明装置の第13実施形態を
示す光学配置図である。
【図17】本発明にかかる照明装置の第14実施形態を
示す光学配置図である。
【図18】本発明にかかる照明装置の第15実施形態を
示す光学配置図である。
【図19】本発明にかかる照明装置の第16実施形態を
示す光学配置図である。
【図20】本発明にかかる照明装置の第17実施形態を
示す光学配置図である。
【図21】本発明にかかる照明装置の第18実施形態を
示す光学配置図である。
【図22】本発明にかかる照明装置の第19実施形態を
示す光学配置図である。
【図23】本発明にかかる照明装置の第20実施形態を
示す光学配置図である。
【図24】本発明にかかる照明装置の第21実施形態を
示す光学配置図である。
【図25】第21実施形態において光軸中心から偏光偏
向光学素子の位置までの距離と積算照明光量との関係を
シミュレーションした結果を示すグラフである。
【図26】本発明にかかる照明装置の第22実施形態を
示す光学配置図である。
【図27】本発明にかかる照明装置の第23実施形態を
示す光学配置図である。
【図28】本発明にかかる照明装置の第24実施形態を
示す光学配置図である。
【図29】従来の照明装置の一例を示す(a)は断面
図、(b)は半体の正面図である。
【図30】従来の照明装置の別の例を示す光学配置図で
ある。
【符号の説明】
1 光源 2 回転体反射鏡 4 第1光学素子 5 第2光学素子 10 第1光学素子 11 第2光学素子 14 第1光学素子 15 第2光学素子 21 回転体反射鏡 19 第1光学素子 20 第2光学素子 24 第1光学素子 25 第2光学素子 40 回転体反射鏡 41 第1光学素子 42 第2光学素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 27/28 G02F 1/1335 3K042 G02F 1/13 505 1/13357 1/1335 G03B 21/00 E 1/13357 21/14 A G03B 21/00 F21Y 101:00 21/14 F21M 1/00 R // F21Y 101:00 (72)発明者 亀山 健司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 逢坂 敬信 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 宮垣 一也 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H049 CA01 CA05 CA08 CA17 CA19 CA22 2H052 BA03 BA06 BA14 2H088 EA12 HA21 HA23 HA28 MA06 2H091 FA17Z FA19Z FA21Z FA41Z LA30 MA07 2H099 AA11 BA09 CA08 CA11 CA17 3K042 AA01 BB03 BB05 BC09 BE08

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から放出される照明光を回転体反射
    鏡で反射する照明装置において、 上記回転体反射鏡により反射された照明光を、上記回転
    体反射鏡の回転軸を中心とする輪体形状の照明光とする
    第1光学素子と、 上記輪体形状照明光の外輪径を小さくするとともに外輪
    径と内輪径の比を増大せしめかつ上記回転体反射鏡の回
    転軸を光軸とする第2光学素子とを有することを特徴と
    する照明装置。
  2. 【請求項2】 光源から放出される照明光を回転体反射
    鏡で反射する照明装置において、 上記回転体反射鏡の回転軸を光軸とするとともに光軸に
    回転対称であり、上記回転体反射鏡の前側に配置され、
    上記回転体反射鏡により反射された照明光を光軸に近づ
    く方向に偏向する第1偏向手段と、 第1偏向手段の前側に配置され照明光を光軸から遠ざか
    る方向に偏向する光軸に回転対称な第2偏向手段とを有
    することを特徴とする照明装置。
  3. 【請求項3】 光源から放出される照明光を回転体反射
    鏡で反射し略平行な光束からなる照明光とする照明装置
    において、 上記回転体反射鏡の回転軸を光軸としてこの回転体反射
    鏡の前側に配置され、上記光軸に近づく方向に照明光の
    進路を偏向する回転体形状の第1偏向手段と、 第1偏向手段の前側に配置され、光軸から遠ざかる方向
    に照明光の進路を偏向する回転体形状の第2偏向手段と
    を有することを特徴とする照明装置。
  4. 【請求項4】 光源から放出される照明光を回転体反射
    鏡で反射し略平行な光束からなる照明光とする照明装置
    において、 上記回転体反射鏡の前側に配置され、回転体反射鏡の回
    転軸を光軸とし、光軸に近づく方向に照明光を集光する
    回転体形状の集光手段と、 上記集光手段の前側に配置され、光軸に近づく方向に照
    明光の進路を偏向する回転体形状の第1偏向手段と、 第1偏向手段の前側に配置され、光軸から遠ざかる方向
    に照明光の進路を偏向する回転体形状の第2偏向手段と
    を有することを特徴とする照明装置。
  5. 【請求項5】 光源から放出される照明光を回転体反射
    鏡で反射し収束光束からなる照明光とする照明装置にお
    いて、 上記回転体反射鏡の前側に配置され、光軸に近づく方向
    に照明光の進路を偏向する回転形状の第1偏向手段と、 第1偏向手段の前側に配置され、光軸から遠ざかる方向
    に照明光の進路を偏向する回転体形状の第2偏向手段と
    を有することを特徴とする照明装置。
  6. 【請求項6】 光源から放出される照明光を回転体反射
    鏡で反射し発散光束からなる照明光とする照明装置にお
    いて、 上記回転体反射鏡の前側に配置され、光軸に近づく方向
    に照明光を偏向する回転体形状の第1偏向手段と、 第1偏向手段の前側に配置され、光軸から遠ざかる方向
    に照明光の進路を偏向する回転体形状の第2偏向手段と
    を有することを特徴とする照明装置。
  7. 【請求項7】 回転体反射鏡の回転軸を光軸とし、上記
    回転反射体の光軸を含む面での断面が放物曲線を有し、
    この放物曲線の幾何学的頂点が光軸以外にあることを特
    徴とする請求項2、3、4または6に記載の照明装置。
  8. 【請求項8】 回転体反射鏡は、その回転軸を光軸と
    し、光軸を含む面での断面が楕円曲線をなし、この楕円
    曲線の幾何学的長軸または短軸が光軸以外にあることを
    特徴とする請求項2から6のいずれかに記載の照明装
    置。
  9. 【請求項9】 光源から放出される照明光を回転体反射
    鏡で反射する照明装置において、 上記回転体反射鏡の回転軸を光軸として回転体反射鏡の
    前側に配置され、断面形状が照明光の進行方向に頂点を
    有する2等辺三角形状で光軸に回転対称な第1偏向手段
    としての第1回転体プリズムと、 第1回転体プリズムの前側に配置され、断面形状が光軸
    に向かって薄くなるクサビ形状で光軸に回転対称な第2
    偏向手段としての第2回転体プリズムとを有することを
    特徴とする照明装置。
  10. 【請求項10】 光源から放出される照明光を回転体反
    射鏡で反射する照明装置において、 上記回転体反射鏡の回転軸を光軸として回転体反射鏡の
    前側に配置され、断面形状が照明光の進行方向に閉じた
    ハの字形状で光軸に回転対称な第1偏向手段としての第
    1回転体反射鏡と、 第1回転体反射鏡の前側に配置され、第1回転反射鏡の
    外径よりも小さい外径でかつ断面形状が照明光の進行方
    向に閉じたハの字形状で光軸に回転対称な第2偏向手段
    としての第2回転体反射鏡とを有することを特徴とする
    照明装置。
  11. 【請求項11】 光源から放出される照明光を回転体反
    射鏡で反射する照明装置において、 上記回転体反射鏡の回転軸を光軸とし、光軸に近づく方
    向に照明光を偏向する第1偏向手段としての第1ホログ
    ラムと、 第1ホログラムの前側に配置され、光軸から遠ざかる方
    向に照明光を偏向する第2偏向手段としての第2ホログ
    ラムとを有することを特徴とする照明装置。
  12. 【請求項12】 光源から放出される照明光を回転体反
    射鏡で反射する照明装置において、 上記回転体反射鏡の回転軸を光軸とし、光軸に方向に照
    明光を偏向する第1偏向手段としてのホログラムと、 このホログラムの前側に配置され、断面形状が光軸に向
    かって薄くなるクサビ形状で光軸に回転対称な第2偏向
    手段としての回転体プリズムとを有することを特徴とす
    る照明装置。
  13. 【請求項13】 光源から放出される照明光を回転体反
    射鏡で反射する照明装置において、 上記回転体反射鏡の回転軸を光軸とし、光軸に近づく方
    向に照明光を偏向する第1偏向手段としてのホログラム
    と、 このホログラムの前側に配置され、断面形状が照明光の
    進行方向に閉じたハの字形状で光軸に回転対称な第2偏
    向手段としての回転体反射鏡とを有することを特徴とす
    る照明装置。
  14. 【請求項14】 光源から放出される照明光を回転体反
    射鏡で反射する照明装置において、 上記回転体反射鏡の回転軸を光軸として回転体反射鏡の
    前側に配置され、断面形状が照明光の進行方向に頂点を
    有する2等辺三角形状で光軸に回転対称な第1偏向手段
    としての回転体プリズムと、 この回転体プリズムの前側に配置され、光軸から遠ざか
    る方向に照明光を偏向する第2偏向手段としてのホログ
    ラムとを有することを特徴とする照明装置。
  15. 【請求項15】 光源から放出される照明光を回転体反
    射鏡で反射する照明装置において、 上記回転体反射鏡の回転軸を光軸として回転体反射鏡の
    前側に配置され、断面形状が照明光の進行方向に頂点を
    有する2等辺三角形状で光軸に回転対称な第1偏向手段
    としての回転体プリズムと、 この回転体プリズムの前側に配置され、断面形状が照明
    光の進行方向に閉じたハの字形状で光軸に回転対称な第
    2偏向手段としての回転体反射鏡とを有することを特徴
    とする照明装置。
  16. 【請求項16】 光源から放出される照明光を回転体反
    射鏡で反射する照明装置において、 上記回転体反射鏡の回転軸を光軸として回転体反射鏡の
    前側に配置され、断面形状が照明光の進行方向に閉じた
    ハの字形状で光軸に回転対称な第1偏向手段としての回
    転体反射鏡と、 この回転体反射鏡の前側に配置され、断面形状が光軸に
    向かって薄くなるクサビ形状で光軸に回転対称な第2偏
    向手段としての回転体プリズムとを有することを特徴と
    する照明装置。
  17. 【請求項17】 光源から放出される照明光を回転体反
    射鏡で反射する照明装置において、 上記回転体反射鏡の回転軸を光軸として回転体反射鏡の
    前側に配置され、断面形状が照明光の進行方向に閉じた
    ハの字形状で光軸に回転対称な第1偏向手段としての回
    転体反射鏡と、 この回転体反射鏡の前側に配置され、光軸から遠ざかる
    方向に照明光を偏向する第2偏向手段としてのホログラ
    ムとを有することを特徴とする照明装置。
  18. 【請求項18】 光源の中央部から放出された照明光の
    第1偏向手段による偏向角度よりも、光源の中央部から
    放出された照明光の第2偏向手段による偏向角度が小さ
    いことを特徴とする請求項2から17のいずれかに記載
    の照明装置。
  19. 【請求項19】 回転反射鏡から第2光学素子までの領
    域に、光軸を含む断面で光軸と交差する照明光を吸収す
    る光軸に回転対称な吸収板が配置されていることを特徴
    とする請求項1から18のいずれかに記載の照明装置。
  20. 【請求項20】 回転反射鏡から第2光学素子までの領
    域に、光軸を含む断面で光軸と交差する照明光を反射す
    る光軸に回転対称な反射板が配置されていることを特徴
    とする請求項1から18のいずれかに記載の照明装置。
  21. 【請求項21】 光源から放出される照明光を回転体反
    射鏡で反射する照明装置において、 上記回転体反射鏡の回転軸を光軸として回転反射鏡の前
    側に配置され、回転反射鏡により反射された輪体形状の
    照明光のうち1つの偏光成分を優先的に光軸に近づく方
    向に偏向させる偏光偏向光学素子と、 この偏光偏向光学素子の前側に配置され偏光偏向光学素
    子により偏向された照明光を光軸から遠ざかる方向に偏
    向させる偏向光学素子と、 上記偏光偏向光学素子により偏向された照明光に作用す
    る位相板とを有することを特徴とする照明装置。
  22. 【請求項22】 偏光偏光光学素子がホログラム素子を
    有することを特徴とする請求項21に記載の照明装置。
  23. 【請求項23】 回転体反射鏡が回転放物鏡であること
    を特徴とする請求項21または22記載の照明装置。
  24. 【請求項24】 回転放物鏡と偏光偏向光学素子との間
    に別の集光光学素子が配置されていることを特徴とする
    請求項23記載の照明装置。
  25. 【請求項25】 回転体反射鏡が回転楕円鏡であること
    を特徴とする請求項21または22記載の照明装置。
  26. 【請求項26】 偏光偏向光学素子と集光光学素子によ
    る集光点または回転楕円鏡の焦点との間に、発散光学素
    子が配置されていることを特徴とする請求項24または
    25に記載の照明装置。
  27. 【請求項27】 回転体反射鏡と偏光偏向光学素子との
    間に別の偏向光学素子が配置されていることを特徴とす
    る請求項21、22,23,24,25または26記載
    の照明装置。
  28. 【請求項28】 請求項1〜27のいずれかに記載の照
    明装置を用いた映像装置であって、照明装置によって被
    照明物体の背面側から照明光を照射し、被照明物体の像
    を投射することを特徴とする映像装置。
  29. 【請求項29】 被照明物体は、液晶パネルである請求
    項28記載の映像装置。
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