JP2003044769A - 電子財布及び電子財布システム - Google Patents

電子財布及び電子財布システム

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JP2003044769A
JP2003044769A JP2001235689A JP2001235689A JP2003044769A JP 2003044769 A JP2003044769 A JP 2003044769A JP 2001235689 A JP2001235689 A JP 2001235689A JP 2001235689 A JP2001235689 A JP 2001235689A JP 2003044769 A JP2003044769 A JP 2003044769A
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electronic wallet
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JP2001235689A
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Yoshitake Inoue
喜勇 井上
Minoru Takami
高見  穣
Kazunori Hashimoto
和則 橋本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リアルタイムな通信を行わずに相手との電子的
貨幣価値の交換を行う。 【解決手段】電子財布端末100は出金側ICカード1
20aから指定額のバリュー残高238を減算し、出金
側ICカード120aのカード識別230、取引カウン
タ236、転出金額、および受取側のICカード120
bのカード識別230を含む転移情報を改ざん不能に暗
号化し、電子メールで受取者に送付する。受取側電子財
布端末は該転移情報から過去に同一の出金側ICカード
120aのカード識別230、取引カウンタ236での
転移情報に基づく価値の受け入れをしていないことを確
認し、受取側のICカード120bのバリュー残高23
8を加算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子的な価値を保
持する電子財布及びこれを用いた電子財布システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】電子マネーシステムとしては、たとえば
特許公報第2874341号に記載のような方法が提案されて
いる。ここでは、電子的な金額を保持する財布(以下電
子財布と表記)を用意し、電子財布内の貨幣価値による
支払いや振替においては送り出し財布から受け取り財布
に相当金額を移動させるように構成されている。この方
法によれば、貨幣価値を受け取った人がさらに別の支払
いに使用することもできる点で実際の貨幣と等価な使い
方ができる。このような電子財布システムにおいては、
不正行為によるやトラブルによる電子財布内残高の厳格
な管理と、貨幣価値の正確な転移が必須である。従っ
て、残高データを安全に保持する目的でICカードに電
子財布機能を持たせることが広く行われている。
【0003】電子財布の仕組みは、サービスや便宜を受
ける権利を数値的に管理するシステムにも応用できる。
たとえば、公衆電話の通話サービスを受ける時間を管理
するためのテレフォンカードや、物品、サービスの購入
に応じてポイントを発行し、ある点数になると景品と交
換するロイヤリティポイントサービスなどにも使用でき
る。電子財布を用いて貨幣価値やそれに類する価値の情
報管理システムを構成すると、個人間でそれらの値のや
り取りができるというメリットがある。たとえば、家族
のポイントを集めて1つの景品交換に利用したり、親し
い友人にサービス利用権をプレゼントするようなことが
データ交換により簡単に行える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電子財布システムで
は、前記の金額(もしくは管理する数値)を財布間で移
動する際に複数回、双方向にデータのやり取りを行う。
これは、不特定の相手との間で貨幣価値の正確な転移を
実現する、言い換えると、送り手と受け手の財布の持つ
貨幣価値の合計が常に変わらないことを保証するために
必然的な手順である。そのため、送り出し財布と受け取
り財布の間をオンラインで結ぶ、もしくはひとつの読取
装置に挿入して当該手順を実施していた。さらに言え
ば、送り出し財布の持ち主と受け取り財布の持ち主が同
じ場所かもしくはオンラインに通信可能な場所にいて必
要な操作を行うということが必要であった。
【0005】また、このことにより、時間的に重複して
多数の送り手が送金を行うような場合には、事前に複数
の受け取り財布を用意しておき、当該受け取り財布の使
用状況に応じて切り替えを行い、その財布からさらに1
つの財布に集計する操作を行う方法が採られていた。そ
のため、受け取り側のシステムが複雑になることが避け
られなかった。
【0006】ところで、現在広く利用されている電子メ
ールシステムのように、送り手が受け手の時間や場所を
特定せずに金額(もしくは管理する数値)の授受を行え
ると利便性を飛躍的に高まる。
【0007】このようなアイデアとして、再公表特許W
O97/02539に記載の方法が提案されている。同
再公表特許では、送り手と受け手がそれぞれ接続可能な
電子マネーサーバーを用意し、送り手が電子マネーサー
バーに接続されたICカードに金額(もしくは管理する
数値)を移動した後、受け手に送金した旨連絡を行い、
その後受け手が電子マネーサーバーに接続して当該金額
(もしくは管理する数値)を移動する。この方法によれ
ば、送り手、受け手の場所、時間を拘束することなく金
額(もしくは管理する数値)の受け渡しが可能である。
【0008】しかしながら、この方法では電子マネーサ
ーバーを経由して金額(もしくは管理する数値)の受け
渡しを行う必要があるため、専用の電子マネーサーバー
及び電子マネーサーバーに常時接続するICカードが必
要となる。さらに、電子マネーの送金を行いたい送り手
と受け手が、予めこの電子マネーサーバーに登録しなく
てはならないため、簡易に利用することはできなかっ
た。
【0009】本発明は以上の状況を鑑み、簡易な構成
で、送り手が受け手の時間や場所を特定せずに金額(も
しくは管理する数値)の授受が可能なシステムを提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為
に、本発明の譲渡元の電子財布に、電子的貨幣価値(も
しくは管理する数値)、つまり、電子バリューから指定
した価値分の電子バリューを減算すると共に、譲渡する
電子バリューの価値と、財布識別情報と、その価値を転
移させたい相手の電子財布の識別情報と、個々の譲渡を
特定可能なユニークな番号である譲渡管理番号を改ざん
不能なように暗号化して、減算した価値分の電子バリュ
ーと等価な価値を1度だけ他の電子財布で増加させる権
利を示す価値譲渡情報を生成する価値譲渡手段を設け
る。そして、譲渡された電子バリューを受け取る電子財
布には、暗号化された価値譲渡情報を入力して暗号を復
号化して、譲渡される電子バリューの価値情報と、譲渡
先の電子財布の識別情報と、譲渡管理番号を取り出し、
譲渡先の電子財布が持つ識別情報が一致し、電子財布に
記録されている過去に処理済の譲渡管理番号のリスト
に、前記複合化により取得した譲渡管理番号が含まれな
い場合に、電子バリュー価値情報に基づいて価値を生成
することにより、譲渡元の電子財布から取得した価値譲
渡情報に示された指定価値の電子バリューを1度だけ増
加させる受取処理を行う価値受取手段を設ける。
【0011】価値受取手段はさらに、価値の加算終了
後、譲渡管理番号と電子財布の識別番号を過去に処理済
の譲渡管理番号のリストに追加する。価値譲渡手段が生
成した価値譲渡情報は、電子情報として電子メールに添
付したり、フロッピー(登録商標)ディスクに格納した
り、あるいはバーコードとして読み取り可能なように記
録されればよい。価値受取手段によって価値譲渡情報が
受取処理を実行されるまでの期間は、譲渡元の電子財布
と、譲渡先の財布の価値合計が譲渡分だけマイナスにな
るが、価値譲渡情報が価値受取手段に入力された後は譲
渡元財布と、譲渡先財布の価値合計が一致する。従っ
て、従来の電子財布間の価値移動と得られる結果は変わ
らない。一方、価値譲渡情報を価値受取手段に与えるタ
イミングは価値譲渡手段が価値譲渡情報を作成後であれ
ば特に拘束されない。よって、受け取り側(譲渡先)の
都合に合わせて価値受取手段に入力することが可能であ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。以下では、価値譲渡情報をメールで
交換する電子財布端末と、メールホストで構成される蓄
積型情報交換システムでの実施形態を示す。図1に、電
子財布端末100と電子メールホスト装置130の構成
を示す。図の電子財布端末100において、103は演
算処理装置(CPU)、105はメモリ、107はキー
ボード、109はディスプレー、111aは出金側カー
ドインターフェース、111bは受取側カードインター
フェース、113は通信制御装置、115はバスであ
る。一方、電子メールホスト装置130において、13
3は演算処理装置(CPU)、135は通信制御装置、
137は記憶装置、139はメールボックス、141は
バスである。
【0013】電子財布端末100において、CPU10
3は電子財布端末100を統括し、その機能を実現する
為の制御を行う。メモリ105は電子財布端末100を
制御するプログラムや処理データを格納する。キーボー
ド107はユーザーの入力を受け付け、CPU103の
指示によりその結果を通知する。ディスプレー109は
ユーザーに対して文字等の表示を行う。出金側カードイ
ンターフェース111a、受取側カードインターフェー
ス111bはそれぞれ貨幣価値を保持するICカード1
20a、120bと電子財布端末100のデータ交換を
実現する。通信制御装置113は、電子メールホスト装
置130との公衆回線117を経由してのデータ交換を
実現する。これら電子財布端末100の構成機器はバス
115で接続され、バス115経由でCPU103の制
御を受ける。
【0014】電子メールホスト装置130において、C
PU133は電子メールホスト装置130を統括し、そ
の機能を実現する為の制御を行う。通信制御装置135
は、電子財布端末100との公衆回線117を経由して
のデータ交換を実現する。記憶装置137は、電子メー
ルホスト装置130を制御するプログラムや処理データ
を格納する。電子メールを格納するメールボックス13
9も記憶装置137に含まれる。これら電子メールホス
ト装置130の構成機器はバス141で接続され、バス
141経由でCPU133の制御を受ける。
【0015】図2に電子財布であるICカード120の
概観ならびに構成を示す。図2において、201は演算
処理装置(CPU)、203はカードインターフェー
ス、205はメモリー、240はバスである。
【0016】CPU201はICカード120を統括
し、その機能を実現する為の制御を行う。メモリ205
は電子財布端末100を制御する電子バリュー制御プロ
グラム210が置かれ、本発明の特徴である電子バリュ
ーの価値譲渡情報生成やその受取り、他のICカード1
20との間での電子バリューの交換を実現する。つま
り、電子バリュー制御プログラムに従って、CPUが動
作することにより、ICカードは、価値譲渡手段又は価
値受取手段として機能する。また、メモリ205には、
各ICカード120を唯一に特定する為のカード識別2
30、ICカード120相互の通信データを暗号化する
ために用いる発行者暗号鍵232、前記他のカードから
の転出(価値譲渡)情報を受け入れて電子バリューを生
成した際の情報を保持する転入履歴234、取引の管理
や取引ごとに通信データを変化させる目的で使用する取
引カウンター236、そしてICカード120が保持す
る電子バリューの絶対値を保持するバリュー残高238
が置かれている。なお、電子バリューとは、商品やサー
ビスの提供を受けるための権利と交換可能な価値を示す
電子的数値情報を意味する。もちろん、電子マネーも電
子バリューに含まれる。これらメモリ205上のプログ
ラム、データはカード120内で安全に格納され、外部
から値を観測されたり、プログラム210の制御に基づ
かない書き換えが行えないように保護されている。これ
らの保護機構については本発明の実現機能とは関連しな
い為、図示ならびに説明は省略する。
【0017】図3に、電子財布端末100の外観図を示
す。図のように本体100の左右にICカード120を
挿入する為の口が用意され、同時に2枚のICカードを
用いての処理が行える。本装置100においては、専ら
左側に挿したICカード120が電子バリューの出金
用、右側に挿したICカード120が電子バリューの入
金用に使用される。本体100前面には、上部にディス
プレー109、下部にキーボード107が配置される。
ディスプレー109には図に例示するようにメニューが
表示され、キーボードの数字でそのメニューの1つを選
択するというような操作が行える。本実施例において
は、電子財布端末100とICカード120により構成
されるシステムを電子財布システムと呼ぶことにする。
【0018】以下では、電子財布端末100のソフトウ
エアについて詳細に説明する。図4に、電子財布端末1
00を制御するプログラム400の流れを示す。電子財
布端末制御プログラム400は、電子財布端末100の
電源投入時に起動され、ステップS401で、ディスプ
レー109やキーボード107、カードインターフェー
ス111a、111b、通信制御装置113などを初期
状態に設定し、ステップS403で機能を一覧表示して
選択を受け付ける。このときディスプレー109の表示
は図3に例示したようになる。ここでは、電子財布端末
100にセットしたICカード120に対して操作を行
う「カード間操作」か、電子メールを利用して、離れた
場所の電子財布端末100に電子バリューを送ったり、
自分宛てのメールの中から電子バリューの送金用途のメ
ールを選んで受信する「メール送受信」の何れかを選ぶ
ことができる。キーボード107入力による選択が「カ
ード間操作」であった場合、ステップS405に移行
し、カード間操作処理を実行する。一方、ステップS4
03で「メール送受信」が選択された場合には、ステッ
プS407に移行し、メール送受信処理を実行する。
【0019】ステップS405、S407共、終了後は
S403に戻り、処理を繰り返す。
【0020】図5に、電子財布端末100からICカー
ド120への処理を指示するコマンド並びにそれに対す
る応答の形式を示す。ICカード120の各機能は、必
ず電子財布端末100からのコマンドによって処理を開
始し、その結果を応答して処理を終えるようにデザイン
されている。
【0021】図4で説明した「カード間操作」「メール
送受信」で行われる処理に関しては、図に示したように
8つのコマンドがあり、それに対する応答として5つの
形式が用意されている。以下では各コマンドの発行事由
と、応答との対応関係を説明する。カード120の電子
バリュー残高取得には残高取得コマンド550を用い
る。それに対してカード120は残高520を応答す
る。2枚のカード120a及び120b間で即時に電子
バリューを移動する場合には、出金側カード120aに
即時バリュー送出コマンド556を発行する。引き出し
金額V554をパラメータとして与える。即時バリュー
送出コマンド556に対しては、折り返しコマンド応答
526か、エラー応答530のいずれかを返す。折り返
しコマンド応答526には、折り返しコマンド応答識別
522の後に折り返しコマンド524が付加されてい
る。折り返しコマンド524は、電子財布端末100か
らではなくカード120から他方のカード120へ発行
するコマンドであり、電子財布端末100は該コマンド
524の中身については判定、変更することなく他方の
カードへ発行する。このような応答に含まれるコマンド
としては、即時バリュー受取コマンド568、送出情報
確認コマンド580、取引確定コマンド586、取引中
止コマンド598がある。それぞれのコマンド568、
580、586、598の関連については、即時バリュ
ー送出コマンド556、即時バリュー受取コマンド56
8に対するICカード120内ソフトウエアの説明時に
詳細に説明する。
【0022】取引確定コマンド586は、その結果を正
常終了応答識別528か、エラー応答識別530を返
す。2枚のカード120間で、電子メール経由で電子バ
リューを移動する場合には、出金側カード120aにバ
リュー転出コマンド590を発行する。出金側カード1
20aはコマンドに対する応答として転出情報応答53
8もしくはエラーがあることを示すエラー応答識別53
0を返す。転出情報応答538に含まれる暗号化転出情
報594を電子メールで受信者に送付し、電子メール受
信者の電子財布端末100が該情報594をメールから
分離して、それにバリュー転入コマンド識別592を付
加したバリュー転入コマンド596を受取側カード12
0bに発行すると、当該金額V554の移動処理が行
い、その結果を正常終了応答識別528か、エラー応答
識別530を返す。
【0023】図6にカード間操作処理ステップS405
の詳細と処理中のディスプレイ109表示例を示す。カ
ード間操作処理ステップS405では、まずステップS
501で、ディスプレイ109aに示すような機能一覧
を表示して選択を受け付ける。ここでは、電子財布端末
100にセットした出金側ICカード120aに対して
電子バリュー残高を確認する「残高確認」、出金側IC
カード120aから受取側ICカード120bに指定金
額の電子バリューを移動する「送金」の2種類を選択で
きる。キーボード107入力による選択が「残高確認」
であれば、出金側カードインターフェース111aにセ
ットされているICカード120aに対して、残高取得
コマンド識別550を発行してバリュー残高238の値
を取得し、ステップS505でその応答520の値をデ
ィスプレー109に表示してステップS405の処理を
終了する。ステップS501で、「送金」が選択された
場合には、S507に移行し、送金額554の入力を受
け付け、ステップS509で出金側カードインターフェ
ース111aにセットされているICカード120aに
対して、即時バリュー送出コマンド556を開始コマン
ドとしてカード間コマンド交換処理を実行する。ステッ
プS509終了後、ステップS405の処理を終了す
る。ステップS501での選択が「戻る」の場合には、
そのままステップS405を終了する。
【0024】ステップS509のカード間コマンド交換
処理を、図7を用いて詳細に説明する。まず、ステップ
S601で即時バリュー送出コマンド556を出金側カ
ード120aに発行し、ステップS603でコマンドに
対する応答を受け付ける。応答には、受取側カード12
0bへのコマンド524を含んだ折り返しコマンド応答
526、処理の正常終了528、エラー終了530の3
通りがある。出金側カード120aの応答が折り返しコ
マンド526の場合には、ステップS605に移行し、
当該コマンド部分524を前記応答526から切り出し
て受取側カード120bに発行し、ステップS607で
コマンドに対する応答を受け付ける。応答には、出金側
カード120aへのコマンド524を含んだ折り返しコ
マンド応答526、処理の正常終了528、エラー終了
530の3通りがある。受取側カード120bの応答が
折り返しコマンド応答526の場合には、ステップS6
09に移行し、当該コマンド部分524を前記応答52
6から切り出して出金側カード120aに発行し、ステ
ップS603に戻ってコマンド524に対する応答を受
け付ける。
【0025】ステップS603もしくはステップS60
7でカード120から正常終了応答528を受けた場合
には、ステップS611に移行し、ステップS509の
処理戻り値を「正常終了」に設定してステップS509
を終了する。また、ステップS603もしくはステップ
S607でカード120からエラー応答530を受けた
場合には、ステップS613に移行し、ステップS50
9の処理戻り値を「エラー」に設定してステップS50
9を終了する。
【0026】続いて、図4のメール送受信処理ステップ
S407の詳細と処理中のディスプレイ109表示例を
図8に示す。まず、ステップS701でディスプレイ1
09bに示すような機能一覧を表示して選択を受け付け
る。ここでは、電子財布端末100にセットした出金側
ICカード120aから指定金額の電子バリューを引き
出して指定した電子メールアドレス宛てに送付する「マ
ネーメール送信」か、電子メールホスト装置130に届
いている電子メールから電子バリューの送金用途のメー
ルを選んで受信し、受け取り用ICカード120bに当
該金額を発生させる「マネーメール受信」の何れかを選
ぶことができる。キーボード107入力による選択が
「マネーメール送信」であれば、ステップS703でマ
ネーメール送信処理を実行し、ステップS407を終了
する。また、キーボード107入力による選択が「マネ
ーメール受信」であれば、ステップS705でマネーメ
ール受信処理を実行し、ステップS407を終了する。
ステップS701での選択が「戻る」の場合には、その
ままステップS407を終了する。
【0027】電子財布端末100にセットした出金側I
Cカード120aから指定金額の電子バリューを引き出
して指定した電子メールアドレス宛てに送付するステッ
プS703のマネーメール送信処理を、図9を用いて詳
細に説明する。まず、処理の流れを説明する前に、電子
財布端末100が管理している電子バリュー送金先のリ
ストについて説明する。電子財布端末100のメモリ1
05には電子バリュー送金先リスト901が記憶されて
いる。これを図10に示す。電子バリュー送金先リスト
901は、電子財布端末100を用いて電子バリューを
送付する相手のメールアドレス905と、相手の通称名
903と、相手が保持するICカードのカード識別57
6の組を1つのレコードとするテーブルとなっている。
このテーブルは、後で述べるように電子財布端末100
のユーザーが入力した値を記憶させたものである。
【0028】ステップS703のマネーメール送信処理
では、図9に示したようにまずステップS801で電子
バリュー送金先リスト901から取り出した通称名90
3とICカードのカード識別576を列挙し、マネーメ
ールを送りたい相手をユーザーに選択させる。その例を
109cに示している。列挙した最後行には「新規」と
いう行を設け、これを選択した場合にはステップS80
5を、それ以外の電子バリュー送金先リスト901から
取り出した通称名903のいずれかを選択した場合に
は、ステップS803に移行する。ステップS803で
は、テーブル901で指定された通称名903に対応す
る相手のメールアドレス905と、相手が保持するIC
カードのカード識別576を取得し、ステップS807
に移行する。ステップS805では、宛先情報入力受付
をおこない、図9の109dで例示するように「名
前」、「メール」、「ID」の3項目をユーザーに入力
させ、電子バリュー送金先リスト901にレコードを追
加して、そのレコードの通称名903に入力された「名
前」、メールアドレス905に「メール」、ICカード
のカード識別576に「ID」にそれぞれ書き込まれた
値を設定する。以上のステップにより、選択、もしくは
入力されたメールアドレス905、カード識別576を
用いて、ステップS807以下の処理を実行する。ステ
ップS807では、送金する金額V554を入力する。
続いて、ステップS809で出金側カード120aにカ
ード識別230と金額V554をパラメータとしてバリ
ュー転出コマンド590を発行する。該コマンド590
は正常に処理が実行された場合、カード120aは送金
先に送る電子バリューの証明情報となる転出情報応答5
38を返す。ステップS811ではカード120aから
の応答を判定し、転出情報応答538が返された場合に
はステップS813に移行して、当該転出情報594を
添付ファイルとしてステップS803もしくはS805
で取得したメールアドレスに送付する。当該メールに
は、送金であることを示す「送金メール:」という題名
を付与する。そしてステップS703のマネーメール送
信処理を終了する。一方、ステップS811の判定で、
カード120aの応答がエラー530だった場合には、
ステップS815でディスプレーに処理が失敗したこと
を表示し(表示例190e)、ステップS703のマネ
ーメール送信処理を終了する。
【0029】電子メールホスト装置130に届いている
電子メールから電子バリューの送金用途のメールを選ん
で受信し、受け取り用ICカード120bに当該金額を
発生させるステップS705のマネーメール受信処理
を、図11を用いて詳細に説明する。マネーメール受信
処理ステップS705では、まずステップS901で電
子メールホスト装置130に接続を行い、ステップS9
03で新着メールの一覧を受信する。そして、ステップ
S905で「送金メール:」という題名を付与されたメ
ールがあるかどうかを調べ、ある場合には、ステップS
907でS905判定条件に該当する最も古いメールを
1件受信する。そしてステップS909でメールの添付
情報から転出情報594を取得し、ステップS911で
該転出情報594をパラメータとして受取側カード12
0bに転入コマンド596を発行する。該コマンド59
6は正常に処理が実行された場合、カード120bは正
常終了応答528を返す。ステップS913は受取側カ
ード120bの応答を判定し、正常終了応答528であ
れば電子バリューの転入が成功したと判断し、ステップ
S915で受信したメールを電子メールホスト装置13
0から削除し、ステップS905に戻る。ステップS9
13で、応答がエラー530の場合、ステップS905
に戻る。ステップS905で「送金メール:」という題
名を付与されたメールが無い場合、ステップS917に
移行し、電子メールホスト装置130との通信を切断し
てステップS705を終了する。
【0030】以上説明した電子財布端末100からのコ
マンドを受けて電子バリューの制御を実行するICカー
ド120のソフトウエアについて以下詳細に説明する。
図12に電子バリュー制御プログラム210の流れを示
す。電子バリュー制御210は、ICカード120を電
子財布端末100のカードI/F111にセットすると
呼び出される。まず、ステップS1001で各種カード
機能を初期設定し、ステップS1003で電子財布端末
100からのコマンド(図5参照)を受け付ける。
【0031】カードが受け付けるコマンドには、電子財
布端末100が主体となって発行するコマンドは残高取
得コマンド550、即時バリュー送出コマンド556、
バリュー転出コマンド590、バリュー転入コマンド5
96の4種と、他のカードが主体となって発行する即時
バリュー受け取りコマンド568、送出情報確認コマン
ド570、取引確定コマンド582、取引中止コマンド
590の4種、計8種がある。
【0032】ステップS1003ではこれらコマンドの
種別を判定し、残高取得コマンド550に対しては、残
高取得ステップS1005、即時バリュー送出コマンド
556に対しては即時バリュー送出ステップS100
7、即時バリュー受取コマンド568に対しては即時バ
リュー受取ステップS1009、バリュー転出コマンド
590に対してはバリュー転出ステップS1011、バ
リュー転入コマンド596に対してはバリュー転入コマ
ンドS1013をそれぞれ呼び出して対応した処理を行
う。各処理終了後ステップS1003に戻り新たなコマ
ンドを受け付ける。なお、送出情報確認コマンド570
は後で述べるように、即時バリュー送出ステップS10
07内で、取引確定コマンド582と取引中止コマンド
590は即時バリュー受取ステップS1009内でそれ
ぞれ受け付けられるコマンドである。
【0033】以下、各コマンド対応処理の内容を詳細に
説明する。図13に残高取得処理ステップS1005の
流れを示す。まずステップS1101でメモリ205上
のバリュー残高238を読み出し、ステップS1103
でその値を応答520として出力し、残高取得処理ステ
ップS1005を終了する。
【0034】図14に即時バリュー送出ステップS10
07の流れを示す。即時バリュー送出ステップは上述の
ように、出金側ICカード120aが受取側ICカード
120bに電子バリューを移動させる際に行うステップ
である。まずステップS1201でコマンド556に指
定された引出し金額V554以上のバリュー残高238
を持つかどうかを判定し、無ければステップS1227
でエラーの応答530を電子財布端末100に出力して
即時バリュー送出ステップS1007を終了する。ステ
ップS1201でコマンド556に指定された引出し金
額V554以上のバリュー残高238があれば、ステッ
プS1203に移行し、自カード120内の取引カウン
タ236の値562と引き出す金額V554とカード識
別230の値564を結合し、チェックサム566を付
加したデータ列を作成する。このデータ列を、価値譲渡
情報である送出情報と呼ぶ。続いてステップS1205
でその送出情報を発行者暗号鍵232を用いてDES暗
号化して暗号化送出情報560を作成し、電子バリュー
受取側カード120bへの即時バリュー受取コマンド5
68に変換する。そしてステップS1207で即時バリ
ュー受取コマンド568を折り返しコマンド524とし
て折り返しコマンド応答526を電子財布端末100に
出力する。
【0035】その後、ステップS1209で電子財布端
末100からのコマンドを待ち、コマンドを受けるとそ
の内容が送出情報確認コマンド580かどうか判定す
る。
【0036】ステップS1209で送出情報確認コマン
ド580を受信すると、ステップS1211で識別情報
570より後のデータ572を、発行者暗号鍵232を
用いてDES復号化し、ステップS1213でデータの
チェックサム578を確認する。チェックサム578が
正しければステップS1215に移行し、データ572
を復号化して得られた引出し金額V‘555が、コマン
ド556に指定された引出し金額V554と同一である
ことを判定する。この判定で一致が確認されると、ステ
ップS1217に移行し、バリュー残高238から引き
出す金額Vを引き、ステップS1219で自カード12
0内の取引カウンタ236を1加算する。
【0037】その後、ステップS1221で該自カード
120内の取引カウンタ236の値563と、送出情報
確認コマンド580で取得した受取側カード120bの
取引カウンタ236の値574を連結し、発行者暗号鍵
232を用いてDES暗号化して暗号化取引確定情報5
84を生成する。その情報584をステップS1223
でコマンド識別582をつけた取引確定コマンド586
を折り返しコマンド524とする折り返しコマンド応答
526を出力して即時バリュー送出ステップS1007
を終了する。
【0038】ステップS1209で送出情報確認コマン
ド580を受信した場合、ステップS1213でチェッ
クサム578が正しくないと判定した場合、およびステ
ップS1215でデータ572を復号化して得られた引
出し金額V‘555が、コマンド556に指定された引
出し金額V554と異なる場合には、ステップS122
5で取引中止コマンド識別598を折り返しコマンド5
24とする折り返しコマンド応答526を出力して即時
バリュー送出ステップS1007を終了する。
【0039】図15に即時バリュー受取ステップS10
09の流れを示す。即時バリュー受取ステップは、上述
のように、受取側ICカード120bが出金側ICカー
ド120aから送出された電子バリューを受け取る際に
行うステップである。まず、ステップS1301でコマ
ンドに付加されている暗号化送出情報560を、発行者
暗号鍵232を用いてDES復号化しステップS130
3で送出情報内のチェックサム566が出金側取引カウ
ンタ562、引き出し金額554、出金側カード識別5
64の連結データから計算される値と一致するか確認
し、一致するならば正常なチェックサムとしてステップ
S1305に移行し、出金側取引カウンタ562、引き
出し金額554、出金側カード識別564をそれぞれ前
記復号結果から取り出す。続いてステップS1307で
自カード(受取側)120bの取引カウンタ236の値
574と、ステップS1305で取得した引き出し金額
554と自カード(受取側)120bのカード識別23
0の値576を結合してチェックサムを付加し送出情報
を生成する。その後、ステップS1309で該送出情報
を発行者暗号鍵232を用いてDES暗号化し(暗号化
送出情報572)、送出情報確認コマンド識別570を
付加して送出情報確認コマンド580を生成し、ステッ
プS1311で該コマンド580を折り返しコマンド5
24とする折り返しコマンド応答526を出力してステ
ップS1313で電子財布端末100からのコマンドを
待ち、コマンドを受けるとその内容を判定する。コマン
ドが取引確定コマンド586であれば、ステップS13
15に移行してコマンド586に付加されている暗号化
取引カウンタ情報584を、発行者暗号鍵232を用い
てDES復号化し、ステップS1317で出金側取引カ
ウンタ(2)563の値が、ステップS1305で取得
した出金側取引カウンタ562の値+1になっているか
を判定する。それが真である場合にはステップS131
9で前記複合化データ内受取側取引カウンタ574の値
が自カード内取引カウンタ236の値と一致するか確認
し、一致する場合にステップS1321でバリュー残高
238にステップS1305で取得した引き出し金額5
54を加算する。そしてステップS1323で電子財布
端末100に正常終了応答528を出力して即時バリュ
ー受取ステップS1009を終了する。
【0040】ステップS1303で送出情報内のチェッ
クサム566が出金側取引カウンタ562、引き出し金
額554、出金側カード識別564の連結データから計
算される値と一致しない場合、あるいはステップS13
11で受信したコマンドが取引中止コマンド598の場
合、あるいはステップS1317で出金側取引カウンタ
(2)563の値が、ステップS1305で取得した出
金側取引カウンタ562の値+1と異なる場合、あるい
はステップS1319で前記複合化データ内受取側取引
カウンタ574の値が自カード内取引カウンタ236の
値と一致しない場合には、ステップS1325に移行
し、電子財布端末100にエラー応答530を出力して
即時バリュー受取ステップS1009を終了する。
【0041】図16にバリュー転出ステップS1011
の流れを示す。バリュー転出ステップは、上述のよう
に、送金者のICカード120から受取者のICカード
にメールで電子バリューを移動させる際に、送金者のI
Cカードにて行われるステップである。まずステップS
1401でコマンド590に指定された引出し金額V5
54以上のバリュー残高238を持つかどうかを判定
し、無ければステップS1411でエラーの応答530
を電子財布端末100に出力して即時バリュー送出ステ
ップS1011を終了する。
【0042】ステップS1401でコマンド590に指
定された引出し金額V554以上のバリュー残高238
があれば、ステップS1403に移行し、バリュー残高
238から引出し金額V554を差し引きし、ステップ
S1404で自カード(出金側)120aの取引カウン
タ236に1を加え、ステップS1405で該取引カウ
ンタ236の値562と、カード識別230の値56
4、ステップS1305で取得した引き出し金額554
とコマンド590に指定されたバリュー転出先のカード
識別576を結合してチェックサムを付加し、価値譲渡
情報である転出情報を生成する。このように、本実施例
においては、取引カウンタは、取引の都度にその数を更
新していくものであり、従って、取引カウンタの値は、
取引毎の唯一な番号(個々の譲渡を特定可能なユニーク
な番号)を有し、小さな数は取引の日時が古いことを示
す数となる。つまり、取引カウンタに記憶される値は取
引(譲渡)管理を示す譲渡管理番号である。その後、ス
テップS1407で該送出情報を、発行者暗号鍵232
を用いてDES暗号化し(暗号化転出情報594)、ス
テップS1409で該情報594に送出情報応答識別5
70を付加して送出情報応答538を生成し、電子財布
端末100に出力してバリュー送出ステップS1011
を終了する。
【0043】図17にバリュー転入ステップS1013
の流れを示す。バリュー転出ステップは、上述のよう
に、送金者のICカード120から受取者のICカード
にメールで電子バリューを移動させる際に、送金者のI
Cカードにて行われるステップである。まずステップS
1501でコマンド592に付加されている暗号化転出
情報594を、発行者暗号鍵232を用いてDES復号
化して転出情報とし、ステップS1503で該データの
内容から計算されるチェックサムと、転出情報内チェッ
クサム536が一致するか確認する。一致する場合は正
常と判断しステップS1505に移行し、転出情報内の
受取側カード識別576が自カード(受取側)識別23
0と一致するか確認する。一致する場合にはステップS
1507に移行し、転入履歴234に前記転出情報内の
出金側カード識別564が記録されているかを判定す
る。転入履歴234には過去にバリュー転入ステップS
1013を正常に終了した時の出金側カード識別564
と、同識別で最も最近(最後)にバリュー転入ステップ
S1013を行った際の出金側取引カウンター560の
値を組み合わせて保持している。ステップS1507で
は転入履歴234内に前記転出情報内の出金側カード識
別564があればステップS1509に、無ければステ
ップS1511に移行する。ステップS1509では、
転入履歴234で検出した出金側カード識別564と対
で記憶している出金側取引カウンター560の値と、転
出情報内の出金側取引カウンター560の値を比較し、
転出情報内の出金側取引カウンター560の値が大きけ
ればステップS1511に移行する。転入履歴に、転入
しようとする出金側カード取引カウンター560の値と
等しい、もしくはそれを超える取引カウンター560の
値が残っている場合、過去に転入済みのメールを再度転
入に使用したと判定し、ステップS1517に進み、エ
ラー応答を送出する。このような比較を行うことによ
り、過去にバリュー転入されていない送金メールの場合
だけステップS1511に進み、ステップS1511で
は、カード120のバリュー残高238に転出情報内の
引き出し金額V554の値を加算し、続いてステップS
1513では転入履歴234に転出情報内の出金側カー
ド識別564と該情報内の出金側取引カウンター560
の値の対を書き込む。このとき、既に同一の出金側カー
ド識別564が記憶済みの場合は、対となる出金側取引
カウンター560の値のみ更新する。その後、ステップ
S1515で正常終了応答528を電子財布端末100
に出力してバリュー転入ステップS1013を終了す
る。
【0044】ステップS1503で転出情報の内容から
計算されるチェックサムと、転出情報内チェックサム5
36が一致しない場合、あるいはステップS1505で
転出情報内の受取側カード識別576が自カード(受取
側)識別230と一致しない場合、あるいはステップS
1509で、転入履歴234で検出した出金側カード識
別564と対で記憶している出金側取引カウンター56
0の値と、転出情報内の出金側取引カウンター560の
値が一致、もしくは転出情報内の出金側取引カウンター
560の値が小さい場合、ステップS1517に移行
し、エラー応答530を電子財布端末100に出力して
バリュー転入ステップS1013を終了する。
【0045】このように、本実施例においては、取引毎
に取引カウンターの値を更新することにより、出金側の
ICカードから指定した価値を減算すると共に、減算し
た価値と等価な価値を1度だけ受取側のICカードで増
加させる権利を記録した価値譲渡情報を生成することを
実現しており、受取側のICカードにおいて、過去に転
入処理を行った取引カウンターの値よりも小さな取引カ
ウンターを持つ電子バリューの転入を禁止することによ
り、取得した価値譲渡情報に基づいて受取側ICカード
の保持する価値を1度だけ指定量増加させることを実現
している。
【0046】以上説明した電子財布端末100およびI
Cカード120のソフトウエアによって、電子バリュー
がメール経由で送付される過程を順に説明する。なお、
前提として出金側、受取側のICカードは共に同じ発行
者暗号鍵232を持っており、出金側カードは送金額以
上のバリュー残高238を持つことを前提とする。
【0047】まず電子財布端末100に対して、ユーザ
ーが図4の流れで「メール送受信」を選択し、S407
の流れ(図8)でさらに「マネーメール送信」を選択す
るとステップS703が実行される。図9に示したよう
にマネーメールの送信相手をメニューで選択(ステップ
S803)、もしくは新規に入力(ステップS805)
する。その後ステップS807で送金額V554を入力
すると、送金先のメールアドレス905、送金先のカー
ド識別576、送金額V554が確定し、このうちの送
金先のカード識別576、送金額V554を用いて電子
財布端末100のステップS809は出金側ICカード
120aに対してバリュー転出コマンド590を発行す
る。これに対してICカード120aは図12に示した
コマンド判定ステップS1003からバリュー転出ステ
ップS1011に移行し、図16に示したように送金額
V554以上のバリュー残高238があれば該バリュー
残高238から送金額V554を引いて(ステップS1
403)、ステップS1405〜S1409で、図5に
示したような転出情報応答538を生成して電子財布端
末100に返す。価値譲渡情報である転出情報応答53
8には、1)電子バリュー受取カードの識別576、
2)電子バリュー出金側カードの識別564、3)電子
バリュー出金側カードの取引カウンター560、4)送
金額554、5)チェックサム536、が暗号化された
状態で付加されている。電子財布端末100は、この応
答538から暗号化転出情報594を取り出して前記送
金先のメールアドレス905に送付する。
【0048】この一連の操作により、電子メールホスト
装置130の記憶装置137に置かれたメールボックス
139の送金先のメールアドレス905を保持するユー
ザーの記憶域に、暗号化転出情報を含み、「送金メー
ル:」という題名を付与された電子メールが蓄積され
る。
【0049】この後に、送金先のメールアドレス905
を保持するユーザーが電子財布端末100の図4の流れ
で「メール送受信」を選択し、S407の流れ(図8)
でさらに「マネーメール受信」を選択するとステップS
705が実行される。図11に示したようにステップS
705を実行するとステップS901で電子メールホス
ト装置130に接続して、ステップS903で当該ユー
ザー宛ての新着メールのリストを取得する。この後、ス
テップS905で、「送金メール:」という題名のメー
ルがあるかを判定し、(上記説明のように既に「送金メ
ール:」という題名で送付してあるので)ステップS9
07に移行して該当するメールのうち古い者から順に1
件受信してステップS909で受信メールから暗号化転
出情報594を取り出す。なお、前述の図8のステップ
S813でのメール送付時に暗号化転出情報594を添
付ファイルにしておけば図11のステップS909で容
易に分離できることは言うまでもない。分離した暗号化
転出情報594をステップS911ではバリュー転入コ
マンド596に変換し、受取側ICカード120bに発
行する。これに対してICカード120bは図12に示
したコマンド判定ステップS1003からバリュー転入
ステップS1013に移行し、図17に示したようにス
テップS1501で暗号化転出情報594から、1)電
子バリュー受取カードの識別576、2)電子バリュー
出金側カードの識別564、3)電子バリュー出金側カ
ードの取引カウンター560、4)送金額554、5)
チェックサム536、を取り出す。ステップS1503
によりチェックサム536が正しい、つまりデータが壊
れていないことを確認後、ステップS1505で電子バ
リュー受取カードの識別576が現在処理を行っている
ICカード120bの識別230と一致するかを確認す
る。これは、メールの転送などで誤った受信者に送金メ
ールが送付されたり、不正なユーザーが他人のメールを
受信して電子バリューを受け取るようなことを防ぐため
の処理である。次にステップS1507とS1509で
電子バリュー出金側カードの識別564が転入履歴23
4に含まれるか、含まれる場合に転入履歴234に記録
された当該出金側カード識別564の転入時の出金側カ
ード取引カウンター560と今回転入する時点での取引
カウンター560を比較する。
【0050】転入しようとする出金側カード取引カウン
ター560の値と等しい、もしくはそれを超える取引カ
ウンター560の値が転入履歴に残っている場合、過去
に転入済みのメールを再度転入に使用したと判定する。
過去に処理されていない送金メールの場合だけステップ
S1511に進み、受取側カードのバリュー残高が送金
額554だけ加算される。その後、ステップS1513
で今処理した転入処理の出金側カードの識別564と転
入する時点での取引カウンター560を転入履歴234
に書き込む。そして正常終了したことがICカード12
0bから電子財布端末100に応答で返される。これら
一連の処理により、電子メールでの電子バリューの授受
が実現される。
【0051】なお、電子メールは受信者から他の受信者
に転送することが容易に行え、その後再度元の受信者に
戻すことで2つ以上の複製を作ることも容易である。こ
のような複製手段で送金メール自体を複製することは可
能であるが、最初のメールに対するバリュー転入ステッ
プS1013で転入履歴234に出金側カード識別56
4と取引カウンター560を記憶し、過去に転入処理を
行った取引カウンターの値よりも小さな取引カウンター
を持つ電子バリューの転入を禁止することにより、2回
目以降の電子バリューの転入を阻止することができる。
【0052】なお、一般に電子メールの交換においては
中継経路の問題や、受信者のメールボックスの状況(容
量制限など)により送信に失敗することも少なくない。
このような場合には送信者に送信データが残るようにし
て問題が解消された時点で改めて送付する、あるいは送
付不能として送り返されてきたメールを問題が解消され
た時点で改めて送付すれば良い。
【0053】また、ここではメールでの送付という形で
の実施の形態を説明したが、図9のステップS813で
電子メールで送付している暗号化転出情報594をフロ
ッピーディスク等のメディアにファイルとして格納し、
受取先のユーザーに送付し、受取先ユーザーがそのファ
イルを電子財布端末100に入力して図11のステップ
S911を実行すれば、同様に電子バリューを受け取る
ことができる。
【0054】
【発明の効果】本発明の電子財布装置に拠れば、電子的
貨幣価値の移動の際に時間、場所の拘束を伴わず、しか
も取引の非特定性も確保した電子的貨幣価値流通が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例である電子財布端末100並
びに電子メールシステム130の構成の説明図である。
【図2】電子的貨幣価値を管理するICカード120の
構成の説明図である。
【図3】電子財布端末100の外観図である。
【図4】電子財布端末100の制御プログラム400の
流れの説明図である。
【図5】電子財布端末100がICカード120に発行
するコマンドと応答の説明図である。
【図6】電子財布端末100のカード間操作ステップS
405の流れの説明図である。
【図7】電子財布端末100のカード間コマンド交換ス
テップS509の流れの説明図である。
【図8】電子財布端末100のメール送受信ステップS
407の流れの説明図である。
【図9】電子財布端末100のマネーメール送信ステッ
プS703の流れの説明図である。
【図10】電子財布端末100が管理する電子バリュー
送金先リスト901の説明図である。
【図11】電子財布端末100のマネーメール受信ステ
ップS705の流れの説明図である。
【図12】ICカード120の電子バリュー制御プログ
ラム210の流れの説明図である。
【図13】ICカード120の残高取得ステップS10
05の流れの説明図である。
【図14】ICカード120の即時バリュー送出ステッ
プS1007の流れの説明図である。
【図15】ICカード120の即時バリュー受取ステッ
プS1009の流れの説明図である。
【図16】ICカード120のバリュー転出ステップS
1011の流れの説明図である。
【図17】ICカード120のバリュー転入ステップS
1013の流れの説明図である。
【符号の説明】 100…メール機能付電子財布、103…演算処理装置
(CPU)、105…メモリ、107…キーボード、1
09…ディスプレー、111a…出金側カードI/F、
111b…受取側カードI/F、113…通信制御装
置、115…バス、130…電子メールホスト装置、1
33…演算処理装置(CPU)、135…通信制御装
置、137…記憶装置、139…メールボックス、14
1…バス、120a…出金側ICカード、120b…受
取側ICカード、201…演算処理装置(CPU)、2
03…カードインターフェース、205…メモリー、2
40…バス、230…カード識別、232…発行者暗号
鍵、234…転入履歴、236…取引カウンター、23
8…バリュー残高、901…電子バリュー送金先リス
ト、905…相手のメールアドレス、903…相手の通
称名、576…相手が保持するICカードのカード識別
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高見 穣 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 橋本 和則 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 Fターム(参考) 3E044 AA20 BA06 CA10 DA03 DA06 DC05 DD01 DE01 EA01 EB01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子バリューを記憶する記憶手段と、 該記憶手段に記憶した電子バリューから指定した価値の
    電子バリューを減算すると共に、減算した価値の電子バ
    リューと等価な価値を1度だけ他の電子財布で増加させ
    る権利を示す価値譲渡情報を生成する価値譲渡手段とを
    有することを特徴とする電子財布。
  2. 【請求項2】前記価値譲渡情報には、少なくとも電子財
    布の識別情報と、個々の譲渡を特定可能なユニークな番
    号である譲渡管理番号と、譲渡する電子バリューの価値
    情報が含まれることを特徴とする請求項1に記載の電子
    財布。
  3. 【請求項3】前記価値譲渡情報は譲渡先である他の電子
    財布の識別情報を含むことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の電子財布。
  4. 【請求項4】前記価値譲渡情報は文字列情報で構成さ
    れ、前記価値譲渡情報を含むデータを電子メールによっ
    て他の電子財布に送付可能であることを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれか1項に記載の電子財布。
  5. 【請求項5】電子バリューを記憶する記憶手段と、 他の電子財布から取得した価値譲渡情報に示された価値
    の電子バリューを1度だけ前記記憶手段に増加させる受
    取処理を行う価値受取手段とを有することを特徴とする
    電子財布。
  6. 【請求項6】前記価値譲渡情報には、少なくとも他の電
    子財布の識別情報と、個々の譲渡を特定可能なユニーク
    な番号である譲渡管理番号と、譲渡される電子バリュー
    の価値情報が含まれており、 前記価値受取手段は、価値受取処理を実行したの前記他
    の電子財布の識別情報と前記譲渡管理番号を履歴として
    記録し、 新たに取得した価値譲渡情報に含まれる識別情報と譲渡
    管理番号が該履歴に含まれないことを確認した後に、前
    記価値譲渡情報に示された価値の電子バリューの受取処
    理を実行することを特徴とする電子財布。
  7. 【請求項7】前記電子財布は電子財布固有の識別情報を
    有し、 前記価値譲渡情報は譲渡先である電子財布の識別情報を
    含み、 前記価値受取手段は、価値譲渡情報の譲渡先である電子
    財布の識別情報と、前記電子財布固有の識別情報が一致
    することを確認した後に、価値譲渡情報に含まれる譲渡
    する価値の電子バリューの受取処理を実行することを特
    徴とする請求項6に記載の電子財布。
  8. 【請求項8】前記価値譲渡情報は文字列情報で構成さ
    れ、前記価値譲渡情報を含むデータを電子メールによっ
    て譲渡先である電子財布が受取可能であることを特徴と
    する請求項6又は7に記載の電子財布。
  9. 【請求項9】電子バリューを記憶する第1の記憶手段
    と、該記憶手段に記憶した電子バリューから指定した価
    値分の電子バリューを減算すると共に、減算した価値分
    の電子バリューと等価な価値を1度だけ他の電子財布で
    増加させる権利を示す価値譲渡情報を生成する価値譲渡
    手段とを有する第1の電子財布と、 第1の電子財布の価値譲渡情報を送信する機能を有する
    第1の電子財布端末と、 第1の電子財布端末から送信された価値譲渡情報を受信
    して第2の電子財布に入力する機能を有する第2の電子
    財布端末と電子バリューを記憶する第2の記憶手段と、
    第1の電子財布から取得した価値譲渡情報に示された指
    定価値の電子バリューを1度だけ前記記憶手段に増加さ
    せる受取処理を行う価値受取手段とを有する第2の電子
    財布と、 を有することを特徴とする電子財布システム。
  10. 【請求項10】前記第1の電子財布端末は、前記価値譲
    渡情報を電子メールにより第2の電子財布端末に送信
    し、 前記受取処理実行時に第1の電子財布端末と第2の電子
    財布端末間での電子データの授受を行わないことを特徴
    とする請求項9に記載の電子財布システム。
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