JP6894658B1 - 暗号資産両替システム、暗号資産両替方法および暗号資産両替プログラム - Google Patents

暗号資産両替システム、暗号資産両替方法および暗号資産両替プログラム Download PDF

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Abstract

暗号資産両替システムは、管理サーバーと、両替装置と、信用情報記憶部と、管理サーバーと通信可能であり、携帯端末装置と、を備える。管理サーバーは、ブロックチェーン上に受け取りウォレットのアドレスを含むトランザクションIDが発生しているか否かを確認する確認部と、確認部によりトランザクションIDが発生していることが確認されると、トランザクションIDのコード情報から送金用のウォレットのアドレスを取得するアドレス取得部と、アドレス取得部により取得された送金用のウォレットのアドレスの信用情報を信用情報記憶部から取得する信用情報取得部と、信用情報取得部により取得された送金用のウォレットのアドレスの信用情報に基づいて、出金処理部による出金の処理を許可するか否かを判断する第1判断部と、を含む。

Description

本開示は、暗号資産両替システム、暗号資産両替方法および暗号資産両替プログラムに関するものである。
暗号資産の取引に用いる取引装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2020−77157号公報
ユーザーが自らの保有する暗号資産を基に法定通貨を、たとえば現金として即時に入手したい場合がある。すなわち、ユーザーが自らの保有する暗号資産を、法定通貨に迅速に両替したい場合がある。特許文献1によると、利用者の暗号資産の口座と同一の管理手段により管理される口座を優先して送金先口座とする制御を行うことを特徴としている。しかし、このような構成では、同じ管理手段に口座が必要であり、管理手段に同じ口座がない場合に対応することができない。また、暗号資産を法定通貨に両替する際には、その安全性が求められる。
そこで、迅速かつ安全に暗号資産を法定通貨に両替することができる暗号資産両替システムを提供することを本開示の目的の1つとする。
本開示に従った暗号資産両替システムは、ユーザーからの要求に応じ、ブロックチェーンを利用してユーザーの保有する暗号資産を法定通貨に両替する暗号資産両替システムである。暗号資産両替システムは、暗号資産を法定通貨に両替するデータを管理する管理サーバーと、管理サーバーと通信可能な両替装置と、暗号資産のウォレットのアドレスの信用情報を記憶する信用情報記憶部と、管理サーバーと通信可能であり、ユーザーの所有する携帯端末装置と、を備える。両替装置は、情報を表示すると共に情報の入力を受け付ける第1操作部と、法定通貨を収納する法定通貨収納部と、両替装置の外部へデータを送信するよう制御する第1送信制御部と、暗号資産の法定通貨への両替の要求を受け付ける両替要求受け付け部と、法定通貨収納部から法定通貨の出金の処理を実行する出金処理部と、を含み、管理サーバーは、両替要求受け付け部により要求を受け付ければ、要求が行われた両替装置に対して暗号資産を受け取る受け取りウォレットのアドレスを送信するよう制御する第2送信制御部を含む。携帯端末装置は、情報を表示すると共に情報の入力を受け付ける第2操作部と、第2送信制御部から送信された受け取りウォレットのアドレスを受信すると、第2操作部に受け取りウォレットのアドレスを表示するよう制御する表示制御部と、を含む。管理サーバーは、ブロックチェーン上に受け取りウォレットのアドレスを含むトランザクションIDが発生しているか否かを確認する確認部と、確認部によりトランザクションIDが発生していることが確認されると、トランザクションIDのコード情報から送金用のウォレットのアドレスを取得するアドレス取得部と、アドレス取得部により取得された送金用のウォレットのアドレスの信用情報を信用情報記憶部から取得する信用情報取得部と、信用情報取得部により取得された送金用のウォレットのアドレスの信用情報に基づいて、出金処理部による出金の処理を許可するか否かを判断する第1判断部と、を含む。第2送信制御部は、第1判断部により出金の処理を許可すると判断されれば、出金処理部による出金の処理を実行するようデータを両替装置に送信するよう制御する。出金処理部は、第2送信制御部により送信された出金の処理を実行するデータを受信すれば、法定通貨の出金の処理を実行する。
上記暗号資産両替システムによれば、迅速かつ安全に暗号資産を法定通貨に両替することができる。
図1は、実施の形態1における暗号資産両替システムの外観を概略的に示す図である。 図2は、図1に示す暗号資産両替システムの構成を示すブロック図である。 図3は、第1制御部の具体的な構成を示すブロック図である。 図4は、第2制御部の具体的な構成を示すブロック図である。 図5は、実施の形態1における暗号資産両替システムを用いて暗号資産を法定通貨に両替する際の概略的な工程を示すフローチャートである。 図6は、本人確認処理の代表的な工程を示すフローチャートである。 図7は、両替処理の代表的な工程の一部を示すフローチャートである。 図8は、両替処理の代表的な工程の一部を示すフローチャートである。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。本開示に係る暗号資産両替システムは、ユーザーからの要求に応じ、ブロックチェーンを利用してユーザーの保有する暗号資産を法定通貨に両替する暗号資産両替システムである。暗号資産両替システムは、暗号資産を法定通貨に両替するデータを管理する管理サーバーと、管理サーバーと通信可能な両替装置と、暗号資産のウォレットのアドレスの信用情報を記憶する信用情報記憶部と、管理サーバーと通信可能であり、ユーザーの所有する携帯端末装置と、を備える。両替装置は、情報を表示すると共に情報の入力を受け付ける第1操作部と、法定通貨を収納する法定通貨収納部と、両替装置の外部へデータを送信するよう制御する第1送信制御部と、暗号資産の法定通貨への両替の要求を受け付ける両替要求受け付け部と、法定通貨収納部から法定通貨の出金の処理を実行する出金処理部と、を含み、管理サーバーは、両替要求受け付け部により要求を受け付ければ、要求が行われた両替装置に対して暗号資産を受け取る受け取りウォレットのアドレスを送信するよう制御する第2送信制御部を含む。携帯端末装置は、情報を表示すると共に情報の入力を受け付ける第2操作部と、第2送信制御部から送信された受け取りウォレットのアドレスを受信すると、第2操作部に受け取りウォレットのアドレスを表示するよう制御する表示制御部と、を含む。管理サーバーは、ブロックチェーン上に受け取りウォレットのアドレスを含むトランザクションIDが発生しているか否かを確認する確認部と、確認部によりトランザクションIDが発生していることが確認されると、トランザクションIDのコード情報から送金用のウォレットのアドレスを取得するアドレス取得部と、アドレス取得部により取得された送金用のウォレットのアドレスの信用情報を信用情報記憶部から取得する信用情報取得部と、信用情報取得部により取得された送金用のウォレットのアドレスの信用情報に基づいて、出金処理部による出金の処理を許可するか否かを判断する第1判断部と、を含む。第2送信制御部は、第1判断部により出金の処理を許可すると判断されれば、出金処理部による出金の処理を実行するようデータを両替装置に送信するよう制御する。出金処理部は、第2送信制御部により送信された出金の処理を実行するデータを受信すれば、法定通貨の出金の処理を実行する。
本開示における暗号資産両替システムでは、ブロックチェーンを利用して暗号資産を法定通貨に両替する取引における送金処理に関するデータを保持することとしている。したがって、改竄やデータの消失等のおそれを大きく低減することができる。また、両替を要求するユーザーによって送金処理が行われると、トランザクションIDが発生する。ブロックチェーン上に暗号資産を受け取る受け取りウォレットのアドレスを含むトランザクションIDが発生しているか否かを確認し、トランザクションIDが発生していることが確認されると、トランザクションIDのコード情報から送金用のウォレットのアドレスを取得する。そして、取得したウォレットのアドレスが両替を要求するユーザーのウォレットのアドレスであるとの推定の基に、取得したウォレットのアドレスの信用情報を取得し、信用情報に基づいて、両替処理を行うか否かを判断することとしている。したがって、より安全に両替処理の判断を行うことができる。この場合、ブロックチェーンにおけるマイニングによる承認が確立するまで両替処理を待機する必要はない。すなわち、マイニングによる承認を待たずに、両替処理の可否の判断に基づいて両替処理を行うことができる。したがって、このような暗号資産両替システムによると、迅速な両替処理を行うことができる。以上より、このような暗号資産両替システムによると、迅速かつ安全に暗号資産を法定通貨に両替することができる。
上記暗号資産両替システムにおいて、管理サーバーは、両替要求受け付け部により両替の要求を受け付けると、暗号資産の法定通貨への両替にのみ用いられる使い捨てウォレットを生成する使い捨てウォレット生成部をさらに含んでもよい。第2送信制御部は、受け取りウォレットとして使い捨てウォレットのアドレスを送信するよう制御してもよい。このようにすることにより、使い捨てウォレットは、その場で生成されるものであり、何の取引履歴もない。したがって、確認部によるブロックチェーン上に使い捨てウォレットである受け取りウォレットのアドレスを含むトランザクションIDが発生しているか否かを容易に確認することができる。その結果、より安全に両替処理を行うことができる。
上記暗号資産両替システムにおいて、管理サーバーは、受け取りウォレットのデータを含むバーコード画像を生成するバーコード画像生成部をさらに含んでもよい。携帯端末装置は、バーコード画像を読み取る画像読み取り部と、画像読み取り部により読み取られたバーコード画像からバーコード画像に含まれる受け取りウォレットのデータを抽出して表示する表示制御部を含んでもよい。このようにすることにより、受け取りウォレットのアドレスを誤って入力するおそれを低減することができ、安全性を確保しながら、ユーザーによる処理をスムースにすることができる。
上記暗号資産両替システムにおいて、管理サーバーは、受け取り暗号資産枚数が両替装置に表示された暗号資産枚数未満であるか否かを判断する第2判断部をさらに含んでもよい。出金処理部は、第2判断部により受け取り暗号資産枚数が両替装置に表示された暗号資産枚数未満であると判断されれば、第1判断部の判断結果に関わらず出金処理部による出金の処理を許可しなくてもよい。このようにすることにより、より堅実に両替処理を行うことができる。
上記暗号資産両替システムにおいて、管理サーバーは、第1判断部により出金処理部による出金の処理を許可しないと判断されれば、出金の処理を行わない旨の表示を行うよう制御してもよい。このようにすることにより、ユーザーが出金されない旨を容易に把握することができる。
上記暗号資産両替システムにおいて、管理サーバーと通信可能に制御され、信用情報記憶部を有する信用情報記憶装置をさらに備えてもよい。このようにすることにより、より信頼性の高い取引を行うことができる。
本開示に係る暗号資産両替方法は、ユーザーからの要求に応じ、ブロックチェーンを利用してユーザーの保有する暗号資産を法定通貨に両替する暗号資産両替システムに用いられる暗号資産両替方法である。暗号資産両替システムは、暗号資産を法定通貨に両替するデータを管理する管理サーバーと、管理サーバーと通信可能な両替装置と、暗号資産のウォレットのアドレスの信用情報を記憶する信用情報記憶部と、管理サーバーと通信可能であり、ユーザーの所有する携帯端末装置と、を備える。両替装置は、情報を表示すると共に情報の入力を受け付ける第1操作部と、法定通貨を収納する法定通貨収納部と、両替装置の外部へデータを送信するよう制御する第1送信制御部と、暗号資産の法定通貨への両替の要求を受け付ける両替要求受け付け部と、法定通貨収納部から法定通貨の出金の処理を実行する出金処理部と、を含む。管理サーバーは、両替要求受け付け部により要求を受け付ければ、要求が行われた両替装置に対して暗号資産を受け取る受け取りウォレットのアドレスを送信するよう制御する第2送信制御部を含む。携帯端末装置は、情報を表示すると共に情報の入力を受け付ける第2操作部と、第2送信制御部から送信された受け取りウォレットのアドレスを受信すると、第2操作部に受け取りウォレットのアドレスを表示するよう制御する表示制御部と、を含む。暗号資産両替方法は、ブロックチェーン上に受け取りウォレットのアドレスを含むトランザクションIDが発生しているか否かを確認する工程と、確認する工程によりトランザクションIDが発生していることが確認されると、トランザクションIDのコード情報から送金用のウォレットのアドレスを取得する工程と、アドレスを取得する工程により取得された送金用のウォレットのアドレスの信用情報を信用情報記憶部から取得する工程と、信用情報記憶部から取得する工程により取得された送金用のウォレットのアドレスの信用情報に基づいて、出金処理部による出金の処理を許可するか否かを判断する工程と、を含む。第2送信制御部は、出金の処理を許可するか否かを判断する工程により出金の処理を許可すると判断されれば、出金処理部による出金の処理を実行するようデータを両替装置に送信するよう制御する。出金処理部は、第2送信制御部により送信された出金の処理を実行するデータを受信すれば、法定通貨の出金の処理を実行する。
このような暗号資産両替方法によれば、迅速かつ安全に暗号資産を法定通貨に両替することができる。
本開示に係る暗号資産両替プログラムは、ユーザーからの要求に応じ、ブロックチェーンを利用してユーザーの保有する暗号資産を法定通貨に両替する暗号資産両替システムに用いられる暗号資産両替プログラムである。暗号資産両替システムは、暗号資産を法定通貨に両替するデータを管理する管理サーバーと、管理サーバーと通信可能な両替装置と、暗号資産のウォレットのアドレスの信用情報を記憶する信用情報記憶部と、管理サーバーと通信可能であり、ユーザーの所有する携帯端末装置と、を備える。両替装置は、情報を表示すると共に情報の入力を受け付ける第1操作部と、法定通貨を収納する法定通貨収納部と、両替装置の外部へデータを送信するよう制御する第1送信制御部と、暗号資産の法定通貨への両替の要求を受け付ける両替要求受け付け部と、法定通貨収納部から法定通貨の出金の処理を実行する出金処理部と、を含む。管理サーバーは、両替要求受け付け部により要求を受け付ければ、要求が行われた両替装置に対して暗号資産を受け取る受け取りウォレットのアドレスを送信するよう制御する第2送信制御部を含む。携帯端末装置は、情報を表示すると共に情報の入力を受け付ける第2操作部と、第2送信制御部から送信された受け取りウォレットのアドレスを受信すると、第2操作部に受け取りウォレットのアドレスを表示するよう制御する表示制御部と、を含む。暗号資産両替プログラムは、コンピューターを、ブロックチェーン上に受け取りウォレットのアドレスを含むトランザクションIDが発生しているか否かを確認する確認部、確認部によりトランザクションIDが発生していることが確認されると、トランザクションIDのコード情報から送金用のウォレットのアドレスを取得するアドレス取得部、アドレス取得部により取得された送金用のウォレットのアドレスの信用情報を信用情報記憶部から取得する信用情報取得部、および信用情報取得部により取得された送金用のウォレットのアドレスの信用情報に基づいて、出金処理部による出金の処理を許可するか否かを判断する第1判断部として機能させ、第2送信制御部は、第1判断部により出金の処理を許可すると判断されれば、出金処理部による出金の処理を実行するようデータを両替装置に送信するよう制御し、出金処理部は、第2送信制御部により送信された出金の処理を実行するデータを受信すれば、法定通貨の出金の処理を実行するための暗号資産両替プログラムである。
このような暗号資産両替プログラムによれば、迅速かつ安全に暗号資産を法定通貨に両替することができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
次に、本開示の暗号資産両替システムの一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
本開示の実施の形態1における暗号資産両替システムの構成について説明する。図1は、実施の形態1における暗号資産両替システムの外観を概略的に示す図である。図2は、図1に示す暗号資産両替システムの構成を示すブロック図である。なお、図1において、データの主な流れを矢印で示している。
図1および図2を参照して、実施の形態1における暗号資産両替システム11は、ユーザーからの要求に応じ、ブロックチェーンを利用してユーザーの保有する暗号資産を法定通貨に両替する。暗号資産両替システム11は、両替装置21と、管理サーバー41と、管理サーバー41と通信可能であり、ユーザー12が所有する携帯端末装置61と、信用情報管理装置71と、を含む。暗号資産から法定通貨への両替については、両替会社13によって取り扱われる。ここで、暗号資産両替システム11において両替の対象として取り扱われる暗号資産としては、たとえばビットコインやイーサリアム、ネム、リップル等が挙げられる。法定通貨としては、たとえば日本円や米ドル等が挙げられる。なお、ユーザー12は、暗号資産から法定通貨へ両替することを許可されたユーザーであることが予め登録された(磁気情報として有する)会員カード(図示せず)を所有している。本実施形態においては、両替会社13は、暗号資産両替システム11を管理している。また、暗号資産取り扱い会社86は、暗号資産の取引口座の開設や管理等を行う。
両替装置21は、人間が操作しやすいように自立している箱型の装置である。両替装置21は、たとえば駅前やビル内等、暗号資産を法定通貨に両替したいユーザー12が、ユーザー12の望むタイミングで赴いて利用可能な場所に設置されている。両替装置21は、両替会社13によって管理されている。
両替装置21は、両替装置21自身を制御する両替装置制御部としての第1制御部22と、外部装置とのデータの送受信を行う際にネットワーク19と接続するための両替装置ネットワークインターフェース部としての第1ネットワークインターフェース部23と、データを記憶する両替装置記憶部としての第1記憶部24と、情報を表示すると共に情報の入力を受け付けるインターフェースとなるタッチパネル形式の両替装置操作部としての第1操作部25と、両替装置21の内部に設けられ、法定通貨を収納する法定通貨収納部26と、カード情報を読み取るカード情報読み取り部27と、法定通貨のうちの紙幣を出力する紙幣出力口28aと、法定通貨のうちの硬貨を出力する硬貨出力口28bと、を含む。
両替装置21は、第1ネットワークインターフェース部23により、インターネット等のネットワーク19を介して、外部装置、たとえば管理サーバー41とのデータの送受信が可能である。第1記憶部24には、種々のデータ、たとえばネットワーク19上において両替装置21にそれぞれ割り振られた個別の識別番号のデータや両替装置21を特定するMACアドレス等が記憶されている。なお、本実施形態においては、両替装置21を特定する識別番号として、「10番」が割り振られているものとする。法定通貨収納部26には、法定通貨である紙幣と硬貨とがそれぞれ保管されている。ユーザーは、タッチパネル形式の第1操作部25の表示画面に表示された情報を読み取ることができる。また、ユーザーは、タッチパネル形式の第1操作部25の表示画面から、情報を入力することができる。なお、第1操作部25の表示画面には、取り扱いできる暗号資産の種類、両替できる法定通貨の種類および両替のレート等が常時表示されている。両替のレートについては、暗号資産の取引を行う暗号資産取引所76から交換レートに関する情報を定期的に管理サーバー41が受け取り、受け取った交換レートに関する情報を基に定期的に更新されている。暗号資産取引所76と管理サーバー41とは、たとえばAPI(Application Programming Interface)接続により接続されている。両替のレートについては、暗号資産を両替する両替会社13の利益も考慮して設定される。第1制御部22の具体的な構成については、後に詳述する。
次に管理サーバー41の構成について説明する。管理サーバー41についても、両替会社13によって管理されている。管理サーバー41は、管理サーバー41自身を制御する管理サーバー制御部としての第2制御部42と、外部装置とのデータの送受信を行う際にネットワーク19と接続するための管理サーバーネットワークインターフェース部としての第2ネットワークインターフェース部43と、データを記憶する管理サーバー記憶部としての第2記憶部44と、を含む。第2記憶部44には、ユーザー12の会員情報、すなわち、暗号資産を保有するユーザー12が所有する携帯端末装置61のアドレス、会員カードの情報、暗号資産と法定通貨の交換レート等、種々のデータが記憶されている。管理サーバー41は、図1においては物理的に図示しているが、クラウドサーバーによって構成されている。第2制御部42の具体的な構成については、後に詳述する。
携帯端末装置61は、ユーザー12によって所有されている。携帯端末装置61は、各ユーザー12と一対一で紐付けられている。携帯端末装置61は、携帯端末装置61自身を制御する携帯端末装置制御部としての第3制御部62と、外部装置とのデータの送受信を行う際にネットワーク19と接続するための携帯端末装置ネットワークインターフェース部としての第3ネットワークインターフェース部63と、データを記憶する携帯端末装置記憶部としての第3記憶部64と、情報を表示すると共に情報の入力を受け付けるインターフェースとなるタッチパネル形式の携帯端末装置操作部としての第2操作部65と、画像を読み取る画像読み取り部66と、を含む。携帯端末装置61としては、たとえばユーザー12の所有するスマートフォンやタブレットPCが相当する。ユーザー12は、携帯端末装置61の第2操作部65を介して、種々の情報を確認することができる。
信用情報管理装置71は、信用情報管理装置71自身を制御する信用情報管理装置制御部としての第4制御部72と、外部装置とのデータの送受信を行う際にネットワーク19と接続するための信用情報管理装置ネットワークインターフェース部としての第4ネットワークインターフェース部73と、データを記憶する信用情報管理装置記憶部としての第4記憶部74と、を含む。第4記憶部74は、暗号資産のウォレットのアドレスの信用情報のデータを記憶する。すなわち、信用情報管理装置71は、暗号資産のウォレットのアドレスの信用情報を格納するデータベースとして機能する。信用情報管理装置71によって管理される信用情報は、定期的に更新される。信用情報管理装置71は、暗号資産のウォレットリスク等の調査といった信用調査を行う信用情報管理会社(図示せず)によって管理されている。
暗号資産を受け取る受け取りウォレット14は、本実施形態においては、使い捨てウォレットであり、暗号資産を法定通貨に両替する際に、一時的に生成される。受け取りウォレット14である使い捨てウォレットは、後述する使い捨てウォレット生成部57により生成される。
次に、第1制御部22の構成について説明する。図3は、第1制御部22の具体的な構成を示すブロック図である。図3を併せて参照して、第1制御部22は、第1送信制御部31と、両替要求受け付け部32と、出金処理部33と、を含む。第1送信制御部31は、両替装置21の外部へデータを送信するよう制御する。両替要求受け付け部32は、暗号資産の法定通貨への両替の要求を受け付ける。出金処理部33は、法定通貨収納部26から法定通貨の出金の処理を実行する。これらの具体的な構成については、後に詳述する。
次に、第2制御部42の構成について説明する。図4は、第2制御部42の具体的な構成を示すブロック図である。図4を併せて参照して、第2制御部42は、第2送信制御部51と、確認部52と、アドレス取得部53と、信用情報取得部54と、第1判断部55と、を含む。第2送信制御部51は、両替要求受け付け部32により要求を受け付ければ、要求が行われた両替装置21に暗号資産を受け取る使い捨てウォレットである受け取りウォレット14のアドレスを送信するよう制御する。確認部52は、ブロックチェーン上に受け取りウォレット14のアドレスを含むトランザクションIDが発生しているか否かを確認する。ここで、確認部52は、定期的に使い捨てウォレットである受け取りウォレット14に対してポーリングを行って確認する。なお、ポーリングの間隔は、たとえば数秒、数十秒、数分と任意に定められる。アドレス取得部53は、確認部52によりトランザクションIDが発生していることが確認されると、トランザクションIDのコード情報から送金用のウォレットのアドレスを取得する。信用情報取得部54は、アドレス取得部53により取得した送金用のウォレットのアドレスの信用情報を信用情報記憶部としての第4記憶部74から取得する。第1判断部55は、信用情報取得部54により取得した送金用のウォレットのアドレスの信用情報に基づいて、出金処理部33による出金の処理を許可するか否かを判断する。また、第2送信制御部51は、第1判断部55により出金の処理を許可すると判断されれば、出金処理部33による出金の処理を実行するようデータを両替装置21に送信するよう制御する。
また、第2制御部42は、一時パスワード生成部56と、使い捨てウォレット生成部57と、バーコード画像生成部58と、第2判断部59と、枚数算出部60と、を含む。一時パスワード生成部56は、本人確認処理における一時パスワードを生成する。使い捨てウォレット生成部57は、両替要求受け付け部32により両替の要求を受け付けると、暗号資産の法定通貨への両替にのみ用いられる受け取りウォレット14である使い捨てウォレットを生成する。バーコード画像生成部58は、受け取りウォレット14のアドレスのデータを含むバーコード画像を生成する。第2判断部59は、受け取り暗号資産枚数が両替装置21に表示された暗号資産枚数未満であるか否かを判断する。枚数算出部60は、法定通貨の金額を受信し、要求された法定通貨の金額に相当する暗号資産の枚数を、要求された法定通貨の金額および交換レートのデータを基に算出する。また、第2送信制御部51は、受け取りウォレットとして使い捨てウォレットのアドレスを送信するよう制御する。第2制御部42に含まれるこれらの具体的な構成については、後に詳述する。
次に、このような暗号資産両替システム11を用いて、会員番号を「789」とするユーザー12が自らの保有する暗号資産を法定通貨に両替する場合について説明する。図5は、実施の形態1における暗号資産両替システム11を用いて暗号資産を法定通貨に両替する際の概略的な工程を示すフローチャートである。
図1〜図5を参照して、自らの保有する暗号資産を法定通貨にして入手したいユーザー12は、識別番号として「10番」が割り振られている両替装置21が設置してある場所に赴く。そして、両替装置21による操作を開始する。本実施形態においては、ユーザー12自らの保有する暗号資産の種類の一つであるビットコインを法定通貨である円に両替する場合について説明する。具体的には、ユーザー12が「2万円」を取得したい場合について説明する。
最初にユーザー12は、両替装置21の第1操作部25を操作して、第1操作部25の表示画面に表示されているビットコインと円との両替のレートを確認した後、暗号資産から法定通貨への両替を要求する。具体的には、ユーザー12自らが保有する暗号資産のビットコインから円貨を得たい旨の両替の要求を行う。この場合、たとえば第1操作部25の表示画面に表示された「ビットコインから円貨への両替」というアイコンをタップすることにより行う。両替要求受け付け部32は、暗号資産を法定通貨に両替する要求をユーザー12から受け付ける(図5において、ステップS11においてYES、以下、「ステップ」を省略する)。そうすると、暗号資産両替システム11は、ユーザー12の本人確認処理(S12)を行う。本人確認処理が終了した後、暗号資産両替システム11は、両替処理(S13)を行って処理を終了する。
次に、S12に規定する本人確認処理の具体的な処理の流れについて説明する。図6は、本人確認処理の代表的な工程を示すフローチャートである。図6を併せて参照して、まず、ユーザー12は、予め登録されたユーザー12が携帯する会員カードをカード情報読み取り部27により読み取らせると共に、第1操作部25を介して暗証番号を入力する。そうすると、両替装置21は、会員カードに記憶された会員カードの情報をカード情報読み取り部27により読み取ると共に、ユーザー12から第1操作部25を介して入力された暗証番号の入力を受け付ける。そして、読み取られた会員カードの情報および入力された暗証番号の情報を第1送信制御部31により管理サーバー41に送信する(S21)。この時、両替装置21を特定する識別番号「10番」というデータも共に送信する。ここで、管理サーバー41は、識別番号「10番」の両替装置21からの両替の要求であることを把握する。
次に、管理サーバー41は、読み取られ、送信された会員カードの情報および入力された暗証番号の情報を受信する(S22)。そうすると、次に管理サーバー41の一時パスワード生成部56は、本人確認に使用する一時パスワードを生成する(S23)。そして、会員番号が「789」であるユーザー12の所有する携帯端末装置61に送信する(S24)。本実施形態においては、生成された一時パスワードは、「4617」とする。すなわち、この送信は、両替装置21を介さず、管理サーバー41からネットワーク19を介して、会員番号が「789」であるユーザー12の所有する携帯端末装置61に直接送信されることとなる。一時パスワードは、ワンタイムパスワードとも呼ばれるものであり、生成された一時パスワードは、この本人確認処理にのみ用いられる。また、一時パスワードの生成と共に、生成された一時パスワードは、第2記憶部44に記憶される。
次に、携帯端末装置61は、一時パスワードを受信した後、一時パスワードを第2操作部65の表示画面に表示する(S25)。また、両替装置21は、第1操作部25の表示画面に、一時パスワードの入力欄を表示する(S26)。その後、ユーザー12は、携帯端末装置61に送信された一時パスワードを見て、両替装置21の第1操作部25を介して、一時パスワード「4617」を入力する。両替装置21は、一時パスワードの入力を受け付けると、第1送信制御部31により入力された一時パスワードを管理サーバー41に送信する(S27)。管理サーバー41は、第2記憶部44に記憶された一時パスワードに基づいて、入力された一時パスワードが正しいかどうかを判断する(S28)。入力された一時パスワードが正しければ(S28において、YES)、本人確認が成功したと判断し、次に両替処理(S13)へ移行する(S29)。一方、入力された一時パスワードが一致しないか(S28において、NO)、またはタイムアウトすれば(S30において、YES)、両替装置21は、両替処理の終了を第1操作部25の表示画面に表示し(S31)、処理を終了する。このようにして、本人確認処理を行う。このような本人確認処理によると、一時パスワードをユーザー12の携帯する携帯端末装置61に送信しているため、両替装置21を操作しているユーザー12の本人確認をより確実に行うことができる。
次に、本人確認処理が終了した後に移行するS13に規定する両替処理について説明する。図7および図8は、両替処理の代表的な工程の一部を示すフローチャートである。図8は、図7におけるS53の処理の詳細を示している。まず図7を併せて参照して、まず、両替装置21は、暗号資産の種類は既に両替の要求時に行われているため、両替により入手したい法定通貨の金額の入力欄を第1操作部25の表示画面に表示する(S41)。そして、ユーザー12は、入手したい法定通貨の金額を入力する。この場合、「2万円」と入力する。そうすると、両替装置21の第1送信制御部31は、入力された法定通貨の金額の入力を受け付け、管理サーバー41に送信する(S42)。
枚数算出部60は、法定通貨の金額を受信し、要求された法定通貨の金額に相当する暗号資産の枚数を、要求された法定通貨の金額および交換レートのデータを基に算出する(S43)。この場合、「2万円」に相当するビットコインの枚数として「0.025枚」を導出する。ここで、管理サーバー41の第2制御部42の使い捨てウォレット生成部57は、受け取りウォレット14としての使い捨てウォレットを生成する(S44)。使い捨てウォレットとは、ユーザー12および両替装置21による今回の両替取引にのみ用いられる暗号資産のウォレットのことであり、今回の両替取引が終了すれば用いられないものである。使い捨てウォレットである受け取りウォレット14については、概念的に図1において破線で図示している。本実施形態においては、使い捨てウォレットである受け取りウォレット14のアドレスを「12345A」とする。そして、バーコード画像生成部58は、生成した使い捨てウォレットのアドレスを含む二次元バーコード(QRコード(登録商標))データを生成する。二次元バーコード15については、概念的に図1において図示している。
そして、第2送信制御部51は、算出された暗号資産の枚数のデータを、生成した使い捨てウォレットである受け取りウォレット14のアドレスおよび生成した二次元バーコードデータと共に両替装置21に送信する(S45)。両替装置21は、暗号資産の枚数のデータ、受け取りウォレット14のアドレスのデータおよび二次元バーコードデータを受信した後に、受信したデータを基に、暗号資産の枚数、使い捨てウォレットである受け取りウォレット14のアドレス「12345A」および二次元バーコードを第1操作部25の表示画面に表示する(S46)。ここで、管理サーバー41の確認部52は、ブロックチェーン上に受け取りウォレット14のアドレスを含むトランザクションIDがあるか否かを確認する。具体的には、確認部52は、受け取りウォレット14のアドレスに対するポーリングを実施する(S47)。ここで、受け取りウォレット14については、この両替処理用に新しく生成されたウォレットであるため、何らの取引履歴はないものである。また、ユーザー12からの送金処理の取引が、受け取りウォレット14の取引履歴の1番目となる。管理サーバー41は、新しく生成されたウォレットのアドレスを把握しているからこそ、受け取りウォレット14のアドレスを含むトランザクションIDを認識でき、取引履歴を確認できるものである。このようにして、ブロックチェーン上に受け取りウォレット14のアドレスを含むトランザクションIDが発生しているか否かをチェックする(S48)。トランザクションIDが発生していない状況においては、両替装置21は、管理サーバー41からの出金を許可する指示か、出金を許可しない指示か、いずれかの指示が送られてくるのを待っている状態である。ここで、両替装置21は、第1操作部25の表示画面に、たとえば「暗号資産が送金されないので30秒以内に送金してください」とのメッセージを表示するよう制御してもよい。
ユーザー12は、携帯端末装置61を利用して、受け取りウォレット14のアドレス「12345A」に自らのウォレットから0.025枚のビットコインを送金する暗号資産の送金処理を行う。この場合、画像読み取り部66により二次元バーコードを読み取って、受け取りウォレット14のアドレスを入力してもよいし、受け取りウォレット14のアドレス「12345A」をそのまま直接手入力で入力してもよい。一方、ユーザー12が交換レートに不満を有する等の理由でユーザー12が送金処理を行わなかった場合、トランザクションIDは発生しない。そうすると、確認部52は、トランザクションIDの発生を確認できない(S48において、NO)。そして、タイムアウトすれば(S49において、YES)、両替装置21は、取引の終了を第1操作部25の表示画面に表示し、処理を終了する。
確認部52によりトランザクションIDが発生していることが確認されると(S48において、YES)、アドレス取得部53は、トランザクションIDのコード情報から送金用のウォレットのアドレスを取得する(S50)。本実施形態においては、送金用のウォレットのアドレスを「578BXQ」とする。この送金用のアドレスは、ユーザー12により送金処理を行った際に発生したトランザクションIDのコード情報に含まれているものである。すなわち、「12345A」という受け取りウォレット14のアドレスにおいては、「578BXQ」というウォレットのアドレスから「0.025」枚のビットコインを受け取ったというトランザクションが1番目の取引履歴として残るものである。ここで、この送金用のウォレットのアドレス「578BXQ」については、ユーザー12の送金処理に基づいて取得されたウォレットのアドレスであるため、会員番号「789」のユーザー12の保有する暗号資産のウォレットのアドレスと推定することができる。なお、このトランザクションについては、マイニングを行う者によって分散台帳に複数回、たとえば20回記帳されることとなる。この記帳は数十分、たとえば30分程度要する。そして、複数回記帳された後、このトランザクションのステータスが承認済となり、アドレスが「12345A」であるウォレットのビットコインの枚数が0.025枚となる。本開示においては、この数十分要する承認を待たずに暗号資産から法定通貨への両替を実現するものである。
次に、信用情報取得部54は、信用情報管理装置71の第4記憶部74に記憶された、送金用のウォレットのアドレスの信用情報を取得する(S51)。すなわち、ウォレットのアドレス「578BXQ」の信用情報を取得する。そして、第1判断部55は、信用情報取得部54により取得された、送金用のウォレットのアドレスの信用情報に基づいて、送金用のウォレットのアドレスのリスクが低いか否かを判断する(S52)。リスクとしては、たとえば数値が低いほどリスクが低く、数値が高くなればそれだけリスクも高くなるという0〜10までの整数で段階的に示された信用情報の数値として示されている。そして、リスクの高低の閾値を7とし、数値が7以下であればリスクが低いと判断する。もちろんリスクの評価として、整数で段階的に示さなくともよいし、閾値をたとえば5とか6に設定してもよい。
リスクが低いと判断されれば(S52において、YES)、出金を許可する出金許可データを第2送信制御部51により両替装置21へ送信する(S53)。そして、図8に示す出金処理部33による出金処理へ移行する(S54)。一方、S52において、リスクが低いと判断されなければ(S52において、NO)、すなわち、リスクが高いと判断されれば、出金を許可しない出金不許可データを第2送信制御部51により両替装置21へ送信する(S55)。そうすると、第1制御部22は、出金できない旨を第1操作部25の表示画面に表示する(S56)。その後、送金された暗号資産については、暗号資産一時保管用ウォレット16に送金し(S57)、処理を終了する。暗号資産一時保管用ウォレット16に送金された暗号資産の返金に関しては、たとえば後日、両替会社13から会員番号「789」のユーザー12に返金方法を問い合わせ、返金処理を行う。
次に、S54に規定する出金処理について説明する。具体的には、図8を参照して、出金処理部33は、第2送信制御部51により送信された出金許可データを受信すれば、第2判断部59は、受け取り暗号資産枚数が両替装置21に表示された暗号資産枚数と同じであるか否かを判断する(S58)。受け取り暗号資産枚数が両替装置21に表示された暗号資産枚数と同じであると判断されれば(S58において、YES)、出金処理部33による法定通貨の出金の処理を実行する(S59)。具体的には、法定通貨収納部26に収納されている法定通貨である円貨の「2万円」を、紙幣出力口28aおよび硬貨出力口28bを利用して出金する。このようにして、ユーザー12は、取引内容に沿った暗号資産に相当する法定通貨17を入手する。
次に、受け取りウォレット14に送金された暗号資産については、両替会社暗号資産保有用ウォレット81へ送金される(S60)。すなわち、両替会社13においては、自らが保有する法定通貨を、両替装置21から顧客であるユーザー12に渡し、ユーザー12が保有していた暗号資産を買い取ったことになる。そして、処理を終了する。なお、使い捨てウォレットである受け取りウォレット14のアドレスの取引履歴としては、アドレス「578BXQ」のウォレットからビットコイン「0.025枚」を受け取ったトランザクションと、アドレス「12345A」である受け取りウォレット14から両替会社暗号資産保有用ウォレット81へのビットコイン「0.025枚」の送金処理のトランザクションのみが残り、受け取りウォレット14の残高はゼロとなる。この受け取りウォレット14は、今後使用されることはない。なお、使い捨てウォレットである受け取りウォレット14に関する秘密鍵を記載したメモ等については、取引処理の後、破棄することにしてもよい。こうすることにより、受け取りウォレット14から別の任意のウォレットへの暗号資産の送金を不可能にすることができる。
ここで、S58において、受け取り暗号資産枚数が両替装置21に表示された暗号資産枚数と同じであると判断されなければ(S58において、NO)、受け取り暗号資産枚数が両替装置21に表示された暗号資産枚数よりも多いか否かを判断する(S61)。この判断は、第2判断部59により行われる。第2判断部59により、受け取り暗号資産枚数が両替装置21に表示された暗号資産枚数よりも多いと判断されれば(S61において、YES)、受け取り暗号資産枚数と両替装置21に表示された暗号資産枚数の差分を算出して、暗号資産一時保管用ウォレット16に送金する(S62)。具体的にはたとえば、アドレス「578BXQ」のウォレットからビットコイン「0.026枚」が送金された場合、差分として「0.026−0.025」である「0.001枚」のビットコインが、暗号資産一時保管用ウォレット16に送金される。暗号資産一時保管用ウォレット16に送金された暗号資産の返金に関しては、上記と同様に、たとえば後日、両替会社13から会員番号「789」のユーザー12に返金方法を問い合わせ、返金処理を行う。その後、上記した受け取り暗号資産枚数が両替装置21に表示された暗号資産枚数と同じであると判断された場合と同様に、出金処理部33による法定通貨の出金の処理を実行する(S59)。受け取りウォレット14に送金された暗号資産については、両替会社暗号資産保有用ウォレット81へ送金される(S60)。
一方、S61において、第2判断部59により、受け取り暗号資産枚数が両替装置21に表示された暗号資産枚数よりも多いと判断されなければ(S61において、NO)、すなわち、受け取り暗号資産枚数が両替装置21に表示された暗号資産枚数未満であると判断された場合には、異常取引と判断され、第1制御部22は、出金できない旨を第1操作部25の表示画面に表示する(S63)。その後、送金された暗号資産については、暗号資産一時保管用ウォレット16に送金し(S64)、処理を終了する。具体的にはたとえば、アドレス「578BXQ」のウォレットからビットコイン「0.022枚」が送金された場合、0.025枚に満たないため、0,022枚のビットコインがそのまま、暗号資産一時保管用ウォレット16に送金される。暗号資産一時保管用ウォレット16に送金された暗号資産の返金に関しては、上記と同様に、たとえば後日、両替会社13から会員番号「789」のユーザー12に返金方法を問い合わせ、返金処理を行う。
本開示の暗号資産両替システム11によると、ブロックチェーンを利用して暗号資産を法定通貨に両替する取引における送金処理に関するデータを保持することとしている。したがって、改竄やデータの消失等のおそれを大きく低減することができる。また、両替を要求するユーザー12によって送金処理が行われると、トランザクションIDが発生する。ブロックチェーン上に暗号資産を受け取る受け取りウォレット14のアドレスを含むトランザクションIDが発生しているか否かを確認し、トランザクションIDが発生していることが確認されると、トランザクションIDのコード情報から送金用のウォレットのアドレスを取得する。そして、取得した送金用のウォレットのアドレスが両替を要求するユーザーのウォレットのアドレスであるとの推定の基に、取得した送金用のウォレットのアドレスの信用情報を取得し、信用情報に基づいて、両替処理を行うか否かを判断することとしている。したがって、より安全に両替処理の判断を行うことができる。この場合、ブロックチェーンにおけるマイニングによる承認が確立するまで両替処理を待機する必要はない。すなわち、マイニングによる承認を待たずに、両替処理の可否の判断に基づいて両替処理を行うことができる。したがって、このような暗号資産両替システム11によると、迅速な両替処理を行うことができる。以上より、このような暗号資産両替システム11によると、迅速かつ安全に暗号資産を法定通貨に両替することができる。
上記の実施の形態によれば、管理サーバー41は、両替要求受け付け部32により両替の要求を受け付けると、暗号資産の法定通貨への両替にのみ用いられる使い捨てウォレットを生成する使い捨てウォレット生成部57を含む。第2送信制御部51は、使い捨てウォレットである受け取りウォレット14のアドレスを送信するよう制御する。よって、使い捨てウォレットは、その場で生成されるものであり、何の取引履歴もない。したがって、確認部52によるブロックチェーン上に使い捨てウォレットである受け取りウォレット14のアドレスを含むトランザクションIDが発生しているか否かを容易に確認することができる。その結果、より安全に両替処理を行うことができる。
上記の実施の形態によれば、管理サーバー41は、受け取りウォレット14のデータを含むバーコード画像を生成するバーコード画像生成部58を含む。携帯端末装置61は、バーコード画像を読み取る画像読み取り部66と、画像読み取り部66により読み取られたバーコード画像からバーコード画像に含まれる受け取りウォレット14のデータを抽出して表示する表示制御部としての第3制御部62を含む。よって、受け取りウォレット14のアドレスを誤って入力するおそれを低減することができ、安全性を確保しながら、ユーザー12による処理をスムースにすることができる。
上記の実施の形態によれば、管理サーバー41は、受け取り暗号資産枚数が両替装置に表示された暗号資産枚数未満であるか否かを判断する第2判断部59を含む。出金処理部33は、第2判断部59により受け取り暗号資産枚数が両替装置に表示された暗号資産枚数未満であると判断されれば、第1判断部55の判断結果に関わらず出金処理部33による出金の処理を許可しない。このようにすることにより、より堅実に両替処理を行うことができる。
上記の実施の形態によれば、管理サーバー41は、第1判断部55により出金処理部33による出金の処理を許可しないと判断されれば、出金の処理を行わない旨の表示を行うよう制御する。よって、ユーザー12が出金されない旨を容易に把握することができる。
上記の実施の形態によれば、暗号資産両替システム11は、管理サーバー41と通信可能に制御され、信用情報記憶部である第4記憶部74を有する信用情報記憶装置を備える。よって、より信頼性の高い取引を行うことができる。
(他の実施の形態)
なお、上記の実施の形態においては、管理サーバーは、クラウド上に存在するサーバー、すなわち、クラウドサーバーであることとしたが、これに限らず、管理サーバーは、物理的にハードな構成として存在するサーバーであってもよい。
また、上記の実施の形態において、両替装置21は、第1操作部25の前面の領域を撮影するカメラをさらに備えることにしてもよい。そして、カメラにより第1操作部25を操作するユーザーを撮影して、ユーザーの虹彩の情報を取得し、本人認証に利用することにしてもよい。このようにすることにより、より安全性を担保することができる。
また、上記の実施の形態においては、信用情報記憶部は、信用情報管理装置に含まれることとしたが、これに限らず、管理サーバーの筐体内に内包される構成としてもよい。
また、上記の実施の形態において、使い捨てウォレット生成部を含まない構成としてもよい。この場合、両替会社13自身が管理する、暗号資産取引所において開設した暗号資産ウォレットで受け取ることとしてもよいし、ブロックチェーン上のウォレットで受け取ることにしてもよいし、ハードウェアウォレットのようなコールドウォレットで受け取ることにしてもよい。なお、この場合、確認部については、受け取る側のウォレットのアドレスは管理できているので、受け取る側のウォレットのアドレスに対するポーリングを行い、トランザクションIDが発生しているか否かをチェックすることにしてもよい。また、処理能力の高い管理サーバーを利用して、ブロックチェーン上にそのままポーリングを実施して確認することにしてもよい。
また、上記の実施の形態において、バーコード画像生成部を含まない構成としてもよい。この場合、ユーザーは、受け取りアドレスをそのまま入力することにより対応することができる。
なお、上記の実施の形態において、S61において、第2判断部59により、受け取り暗号資産枚数が両替装置21に表示された暗号資産枚数よりも多いと判断されなければ(S61において、NO)、すなわち、受け取り暗号資産枚数が両替装置21に表示された暗号資産枚数未満であると判断された場合には、不足分を算出し、不足分の送金を第1操作部25の表示画面を介して不足分の送金の督促を行うようにしてもよい。このようにすることにより、よりユーザーフレンドリーな処理を行うことができる。
なお、本開示における暗号資産両替方法は、ユーザーからの要求に応じ、ブロックチェーンを利用してユーザーの保有する暗号資産を法定通貨に両替する暗号資産両替システムに用いられる暗号資産両替方法である。暗号資産両替システムは、暗号資産を法定通貨に両替するデータを管理する管理サーバーと、管理サーバーと通信可能な両替装置と、暗号資産のウォレットのアドレスの信用情報を記憶する信用情報記憶部と、管理サーバーと通信可能であり、ユーザーの所有する携帯端末装置と、を備える。両替装置は、情報を表示すると共に情報の入力を受け付ける第1操作部と、法定通貨を収納する法定通貨収納部と、両替装置の外部へデータを送信するよう制御する第1送信制御部と、暗号資産の法定通貨への両替の要求を受け付ける両替要求受け付け部と、法定通貨収納部から法定通貨の出金の処理を実行する出金処理部と、を含む。管理サーバーは、両替要求受け付け部により要求を受け付ければ、要求が行われた両替装置に対して暗号資産を受け取る受け取りウォレットのアドレスを送信するよう制御する第2送信制御部を含む。携帯端末装置は、情報を表示すると共に情報の入力を受け付ける第2操作部と、第2送信制御部から送信された受け取りウォレットのアドレスを受信すると、第2操作部に受け取りウォレットのアドレスを表示するよう制御する表示制御部と、を含む。暗号資産両替方法は、ブロックチェーン上に受け取りウォレットのアドレスを含むトランザクションIDが発生しているか否かを確認する工程と、確認する工程によりトランザクションIDが発生していることが確認されると、トランザクションIDのコード情報から送金用のウォレットのアドレスを取得する工程と、アドレスを取得する工程により取得された送金用のウォレットのアドレスの信用情報を信用情報記憶部から取得する工程と、信用情報記憶部から取得する工程により取得された送金用のウォレットのアドレスの信用情報に基づいて、出金処理部による出金の処理を許可するか否かを判断する工程と、を含む。第2送信制御部は、出金の処理を許可するか否かを判断する工程により出金の処理を許可すると判断されれば、出金処理部による出金の処理を実行するようデータを両替装置に送信するよう制御する。出金処理部は、第2送信制御部により送信された出金の処理を実行するデータを受信すれば、法定通貨の出金の処理を実行する。
このような暗号資産両替方法によれば、迅速かつ安全に暗号資産を法定通貨に両替することができる。
また、本開示に係る暗号資産両替プログラムは、ユーザーからの要求に応じ、ブロックチェーンを利用してユーザーの保有する暗号資産を法定通貨に両替する暗号資産両替システムに用いられる暗号資産両替プログラムである。暗号資産両替システムは、暗号資産を法定通貨に両替するデータを管理する管理サーバーと、管理サーバーと通信可能な両替装置と、暗号資産のウォレットのアドレスの信用情報を記憶する信用情報記憶部と、管理サーバーと通信可能であり、ユーザーの所有する携帯端末装置と、を備える。両替装置は、情報を表示すると共に情報の入力を受け付ける第1操作部と、法定通貨を収納する法定通貨収納部と、両替装置の外部へデータを送信するよう制御する第1送信制御部と、暗号資産の法定通貨への両替の要求を受け付ける両替要求受け付け部と、法定通貨収納部から法定通貨の出金の処理を実行する出金処理部と、を含む。管理サーバーは、両替要求受け付け部により要求を受け付ければ、要求が行われた両替装置に対して暗号資産を受け取る受け取りウォレットのアドレスを送信するよう制御する第2送信制御部を含む。携帯端末装置は、情報を表示すると共に情報の入力を受け付ける第2操作部と、第2送信制御部から送信された受け取りウォレットのアドレスを受信すると、第2操作部に受け取りウォレットのアドレスを表示するよう制御する表示制御部と、を含む。暗号資産両替プログラムは、コンピューターを、ブロックチェーン上に受け取りウォレットのアドレスを含むトランザクションIDが発生しているか否かを確認する確認部、確認部によりトランザクションIDが発生していることが確認されると、トランザクションIDのコード情報から送金用のウォレットのアドレスを取得するアドレス取得部、アドレス取得部により取得された送金用のウォレットのアドレスの信用情報を信用情報記憶部から取得する信用情報取得部、および信用情報取得部により取得された送金用のウォレットのアドレスの信用情報に基づいて、出金処理部による出金の処理を許可するか否かを判断する第1判断部として機能させ、第2送信制御部は、第1判断部により出金の処理を許可すると判断されれば、出金処理部による出金の処理を実行するようデータを両替装置に送信するよう制御し、出金処理部は、第2送信制御部により送信された出金の処理を実行するデータを受信すれば、法定通貨の出金の処理を実行するための暗号資産両替プログラムである。
このような暗号資産両替プログラムによれば、迅速かつ安全に暗号資産を法定通貨に両替することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した意味ではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本開示の暗号資産両替システム、暗号資産両替方法および暗号資産両替プログラムは、迅速かつ安全な暗号資産の両替が求められる場合において特に有利に適用される。
11 暗号資産両替システム、12 ユーザー、13 両替会社、14 受け取りウォレット、15 二次元バーコード、16 暗号資産一時保管用ウォレット、17 法定通貨、19 ネットワーク、21 両替装置、22 第1制御部、23 第1ネットワークインターフェース部、24 第1記憶部、25 第1操作部、26 法定通貨収納部、27 カード情報読み取り部、28a 紙幣出力口、28b 硬貨出力口、31 第1送信制御部、32 両替要求受け付け部、33 出金処理部、41 管理サーバー、42 第2制御部、43 第2ネットワークインターフェース部、44 第2記憶部、51 第2送信制御部、52 確認部、53 アドレス取得部、54 信用情報取得部、55 第1判断部、56 一時パスワード生成部、57 使い捨てウォレット生成部、58 バーコード画像生成部、59 第2判断部、60 枚数算出部、61 携帯端末装置、62 第3制御部、63 第3ネットワークインターフェース部、64 第3記憶部、65 第2操作部、66 画像読み取り部、71 信用情報管理装置、72 第4制御部、73 第4ネットワークインターフェース部、74 第4記憶部、76 暗号資産取引所、81 両替会社暗号資産保有用ウォレット、86 暗号資産取り扱い会社。

Claims (8)

  1. ユーザーからの要求に応じ、ブロックチェーンを利用して前記ユーザーの保有する暗号資産を法定通貨に両替する暗号資産両替システムであって、
    前記暗号資産両替システムは、
    前記暗号資産を前記法定通貨に両替するデータを管理する管理サーバーと、
    前記管理サーバーと通信可能な両替装置と、
    前記暗号資産のウォレットのアドレスの信用情報を記憶する信用情報記憶部と、
    前記管理サーバーと通信可能であり、前記ユーザーの所有する携帯端末装置と、を備え、
    前記両替装置は、
    情報を表示すると共に情報の入力を受け付ける第1操作部と、
    前記法定通貨を収納する法定通貨収納部と、
    前記両替装置の外部へデータを送信するよう制御する第1送信制御部と、
    前記暗号資産の前記法定通貨への両替の要求を受け付ける両替要求受け付け部と、
    前記法定通貨収納部から前記法定通貨の出金の処理を実行する出金処理部と、を含み、
    前記管理サーバーは、
    前記両替要求受け付け部により前記要求を受け付ければ、前記要求が行われた前記両替装置に対して前記暗号資産を受け取る受け取りウォレットのアドレスを送信するよう制御する第2送信制御部を含み、
    前記携帯端末装置は、
    情報を表示すると共に情報の入力を受け付ける第2操作部と、
    前記第2送信制御部から送信された前記受け取りウォレットのアドレスを受信すると、前記第2操作部に前記受け取りウォレットのアドレスを表示するよう制御する表示制御部と、を含み、
    前記管理サーバーは、
    前記ブロックチェーン上に前記受け取りウォレットのアドレスを含むトランザクションIDが発生しているか否かを確認する確認部と、
    前記確認部により前記トランザクションIDが発生していることが確認されると、前記トランザクションIDのコード情報から送金用のウォレットのアドレスを取得するアドレス取得部と、
    前記アドレス取得部により取得された前記送金用のウォレットのアドレスの信用情報を前記信用情報記憶部から取得する信用情報取得部と、
    前記信用情報取得部により取得された前記送金用のウォレットのアドレスの信用情報に基づいて、前記出金処理部による出金の処理を許可するか否かを判断する第1判断部と、を含み、
    前記第2送信制御部は、前記第1判断部により前記出金の処理を許可すると判断されれば、前記出金処理部による出金の処理を実行するようデータを前記両替装置に送信するよう制御し、
    前記出金処理部は、前記第2送信制御部により送信された前記出金の処理を実行するデータを受信すれば、前記法定通貨の出金の処理を実行する、暗号資産両替システム。
  2. 前記管理サーバーは、
    前記両替要求受け付け部により前記両替の要求を受け付けると、前記暗号資産の前記法定通貨への両替にのみ用いられる使い捨てウォレットを生成する使い捨てウォレット生成部をさらに含み、
    前記第2送信制御部は、前記受け取りウォレットとして前記使い捨てウォレットのアドレスを送信するよう制御する、請求項1に記載の暗号資産両替システム。
  3. 前記管理サーバーは、前記受け取りウォレットのアドレスのデータを含むバーコード画像を生成するバーコード画像生成部をさらに含み、
    前記携帯端末装置は、前記バーコード画像を読み取る画像読み取り部と、
    前記画像読み取り部により読み取られた前記バーコード画像から前記バーコード画像に含まれる前記受け取りウォレットのデータを抽出して表示する表示制御部を含む、請求項1または請求項2に記載の暗号資産両替システム。
  4. 前記管理サーバーは、受け取り暗号資産枚数が前記両替装置に表示された暗号資産枚数未満であるか否かを判断する第2判断部をさらに含み、
    前記出金処理部は、前記第2判断部により前記受け取り暗号資産枚数が前記両替装置に表示された暗号資産枚数未満であると判断されれば、前記第1判断部の判断結果に関わらず前記出金処理部による出金の処理を許可しない、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の暗号資産両替システム。
  5. 前記管理サーバーは、前記第1判断部により前記出金処理部による出金の処理を許可しないと判断されれば、前記出金の処理を行わない旨の表示を行うよう制御する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の暗号資産両替システム。
  6. 前記管理サーバーと通信可能に制御され、前記信用情報記憶部を有する信用情報記憶装置をさらに備える、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の暗号資産両替システム。
  7. ユーザーからの要求に応じ、ブロックチェーンを利用して前記ユーザーの保有する暗号資産を法定通貨に両替する暗号資産両替システムに用いられる暗号資産両替方法であって、
    前記暗号資産両替システムは、
    前記暗号資産を前記法定通貨に両替するデータを管理する管理サーバーと、
    前記管理サーバーと通信可能な両替装置と、
    前記暗号資産のウォレットのアドレスの信用情報を記憶する信用情報記憶部と、
    前記管理サーバーと通信可能であり、前記ユーザーの所有する携帯端末装置と、を備え、
    前記両替装置は、
    情報を表示すると共に情報の入力を受け付ける第1操作部と、
    前記法定通貨を収納する法定通貨収納部と、
    前記両替装置の外部へデータを送信するよう制御する第1送信制御部と、
    前記暗号資産の前記法定通貨への両替の要求を受け付ける両替要求受け付け部と、
    前記法定通貨収納部から前記法定通貨の出金の処理を実行する出金処理部と、を含み、
    前記管理サーバーは、
    前記両替要求受け付け部により前記要求を受け付ければ、前記要求が行われた前記両替装置に対して前記暗号資産を受け取る受け取りウォレットのアドレスを送信するよう制御する第2送信制御部を含み、
    前記携帯端末装置は、
    情報を表示すると共に情報の入力を受け付ける第2操作部と、
    前記第2送信制御部から送信された前記受け取りウォレットのアドレスを受信すると、前記第2操作部に前記受け取りウォレットのアドレスを表示するよう制御する表示制御部と、を含み、
    前記暗号資産両替方法は、
    前記ブロックチェーン上に前記受け取りウォレットのアドレスを含むトランザクションIDが発生しているか否かを確認する工程と、
    前記確認する工程により前記トランザクションIDが発生していることが確認されると、前記トランザクションIDのコード情報から送金用のウォレットのアドレスを取得する工程と、
    前記アドレスを取得する工程により取得された前記送金用のウォレットのアドレスの信用情報を前記信用情報記憶部から取得する工程と、
    前記信用情報記憶部から取得する工程により取得された前記送金用のウォレットのアドレスの信用情報に基づいて、前記出金処理部による出金の処理を許可するか否かを判断する工程と、を含み、
    前記第2送信制御部は、前記出金の処理を許可するか否かを判断する工程により前記出金の処理を許可すると判断されれば、前記出金処理部による出金の処理を実行するようデータを前記両替装置に送信するよう制御し、
    前記出金処理部は、前記第2送信制御部により送信された前記出金の処理を実行するデータを受信すれば、前記法定通貨の出金の処理を実行する、暗号資産両替方法。
  8. ユーザーからの要求に応じ、ブロックチェーンを利用して前記ユーザーの保有する暗号資産を法定通貨に両替する暗号資産両替システムに用いられる暗号資産両替プログラムであって、
    前記暗号資産両替システムは、
    前記暗号資産を前記法定通貨に両替するデータを管理する管理サーバーと、
    前記管理サーバーと通信可能な両替装置と、
    前記暗号資産のウォレットのアドレスの信用情報を記憶する信用情報記憶部と、
    前記管理サーバーと通信可能であり、前記ユーザーの所有する携帯端末装置と、を備え、
    前記両替装置は、
    情報を表示すると共に情報の入力を受け付ける第1操作部と、
    前記法定通貨を収納する法定通貨収納部と、
    前記両替装置の外部へデータを送信するよう制御する第1送信制御部と、
    前記暗号資産の前記法定通貨への両替の要求を受け付ける両替要求受け付け部と、
    前記法定通貨収納部から前記法定通貨の出金の処理を実行する出金処理部と、を含み、
    前記管理サーバーは、
    前記両替要求受け付け部により前記要求を受け付ければ、前記要求が行われた前記両替装置に対して前記暗号資産を受け取る受け取りウォレットのアドレスを送信するよう制御する第2送信制御部を含み、
    前記携帯端末装置は、
    情報を表示すると共に情報の入力を受け付ける第2操作部と、
    前記第2送信制御部から送信された前記受け取りウォレットのアドレスを受信すると、前記第2操作部に前記受け取りウォレットのアドレスを表示するよう制御する表示制御部と、を含み、
    前記暗号資産両替プログラムは、コンピューターを、
    前記ブロックチェーン上に前記受け取りウォレットのアドレスを含むトランザクションIDが発生しているか否かを確認する確認部、
    前記確認部により前記トランザクションIDが発生していることが確認されると、前記トランザクションIDのコード情報から送金用のウォレットのアドレスを取得するアドレス取得部、
    前記アドレス取得部により取得された前記送金用のウォレットのアドレスの信用情報を前記信用情報記憶部から取得する信用情報取得部、および
    前記信用情報取得部により取得された前記送金用のウォレットのアドレスの信用情報に基づいて、前記出金処理部による出金の処理を許可するか否かを判断する第1判断部として機能させ、
    前記第2送信制御部は、前記第1判断部により前記出金の処理を許可すると判断されれば、前記出金処理部による出金の処理を実行するようデータを前記両替装置に送信するよう制御し、
    前記出金処理部は、前記第2送信制御部により送信された前記出金の処理を実行するデータを受信すれば、前記法定通貨の出金の処理を実行するための暗号資産両替プログラム。
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