JP2003044135A - 永久磁石を用いた搬送装置 - Google Patents

永久磁石を用いた搬送装置

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JP2003044135A
JP2003044135A JP2001225820A JP2001225820A JP2003044135A JP 2003044135 A JP2003044135 A JP 2003044135A JP 2001225820 A JP2001225820 A JP 2001225820A JP 2001225820 A JP2001225820 A JP 2001225820A JP 2003044135 A JP2003044135 A JP 2003044135A
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retainer
permanent magnet
transport
permanent magnets
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JP2001225820A
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English (en)
Inventor
Takaaki Shimizu
孝晃 清水
Akifumi Fujita
明文 藤田
Shuji Sakuratani
修司 櫻谷
Shingo Amino
信吾 網野
Morio Yamada
守夫 山田
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House Foods Corp
Original Assignee
House Foods Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲線搬送路にそって搬送用部材を移動させる
ことができる搬送装置を提供する。 【解決手段】 本発明の搬送装置は、曲線搬送路904
と、搬送用部材910を保持して曲線搬送路904にそ
って移動させるための保持部材912と、保持部材91
2を作動させるための保持部材作動機構と、保持部材9
12に回転可能に取り付けられた3列の保持方向決定用
永久磁石912m1〜912m3を含む保持方向決定手
段と、保持部材912の方向を定めるための1列の案内
用永久磁石940を含む案内手段とを備える。保持方向
決定用永久磁石は、隣り合う列の磁極が異なる。中間の
列に含まれる保持方向決定用永久磁石と、1列の案内用
永久磁石とは、向かい合う磁極が異なり、保持部材の方
向は保持方向決定用永久磁石と案内用永久磁石との間の
磁力により決められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送用容器のよう
な搬送用部材を搬送するための搬送装置に関する。さら
に詳しくは、本発明は、曲線部分を含む搬送路を備え、
搬送用部材の保持部材の方向が、保持方向決定用永久磁
石と案内用永久磁石との間の磁力により決められるよう
に構成された搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】容器に食品を充填し、密封した後加圧加
熱殺菌を施したレトルト製品が上市されている。かかる
製品は、食品が容器内に密封された状態で加圧加熱処理
されるため、殺菌時間が長くなり、食品の色調、食感な
どの品質が低下すると共に、容器内に、加熱臭がこも
り、食品の味覚が低下するという問題があった。
【0003】(1)特開平9−84567号公報に開示
されている従来技術 この問題を解決するために、一容器に充填した食品を、
容器に密封することなく加圧加熱殺菌し、その後に、無
菌包装するという新規な無菌包装製品の開発が進められ
ている。このような無菌包装製品の製造装置として、例
えば、特開平9−84567号公報に開示されているよ
うに、固形食品材料物をカップに充填し、カップを複数
個づつカセットに収納した後、このカセットを殺菌機に
投入して固形物を蒸気で直接殺菌し、殺菌後、クリーン
ブース内でカセットからカップを取り出して、固形物を
調味液とともに容器に充填して密封包装するバッチ処理
の固形物含有食品の殺菌装置が提案されている。
【0004】しかしながら、特開平9−84567号公
報に開示されているようなバッチ処理装置では、殺菌処
理の生産性を高めるために、加圧と殺菌と減圧を制御す
るための制御機構を備えた殺菌釜を準備する必要性があ
り、バッチ処理装置の設備サイズが大きくなり、設備費
用が膨大のものになる問題があった。また、このような
バッチ処理装置においては、殺菌処理を施した食品を直
ちにリテーナーから製品用容器に移し替えることができ
ず、すなわち製品用容器への移し替えを待機するリテー
ナーを存在させなければならない。この待機のために、
食品を殺菌後無菌包装する装置内は、事前に装置滅菌さ
れ、無菌環境に保持されている。しかし、万一、当該滅
菌処理が不十分な箇所があった場合には、このような移
し替え待機中のリテーナーにおいても、食品の菌汚染が
発生するおそれが高いという問題があった。
【0005】(2)特開平7−67595号公報に開示
されている従来技術 特開平7−67595号公報には、加圧加熱殺菌を連続
的に行う装置として、それぞれ上流側に入口、下流側に
出口を有する食品供給部、直線筒加熱器、直線筒冷却
器、排出部からなり、それぞれの出口と入口とを密閉ゲ
ートを介して、互いに平行あるいは直角に接続した食品
殺菌装置を開示している。前記食品供給部等の各部の入
口ゲートの上流側に剛性の容器を押し込むための押し込
み装置を設けている。
【0006】特開平7−67595号公報に開示されて
いるような連続処理装置においては、加圧加熱装置(殺
菌釜)に固形食品材料を充填したリテーナーを搬入する
場合、殺菌された固形食品材料を収容したリテーナーを
殺菌釜から搬出する場合、常圧状態から加圧状態への圧
力の制御と、加圧状態から常圧状態へ減圧させる制御と
が必要であった。このような処理装置では、具体的に
は、殺菌釜の上流側及び下流側にそれぞれ設けた調圧室
の2つの遮断扉(バルブ)を、リテーナーを搬入するとき
と、リテーナーを搬出するときに、交互に開閉しなけれ
ばならなかった。このため、処理装置の操作が煩雑であ
り、さらに操作に一定の時間を必要とする問題があっ
た。
【0007】(3)特開昭52−64470号に開示さ
れている従来技術 また、密閉ゲートを設けることなく連続的に加圧加熱処
理する装置としては、特開昭52−64470号に連続
蒸米装置が開示されている。この装置は、無端式に連続
させたコンベヤベルトに走行方向において一定間隔をお
いて仕切板を設け、また前記コンベヤベルトの側方には
側板を配置して複数の連続した収容室を形成している。
前記コンベヤベルトの走行路の一部は蒸気加熱室を通過
し、前記蒸気加熱室のコンベヤベルトの入口部及び出口
部は前記仕切板が微小の隙間を保つ寸法のゲートを形成
している。
【0008】この連続蒸米装置においては、コンベヤベ
ルトの構造が複雑になり、特にその洗浄が困難である問
題がある。また、コンベヤベルトは非常に長いものが必
要になり、連続蒸米装置が大型になることに加えて、コ
ンベヤベルトの熱膨張による撓みによる操作制御の困難
化やメンテナンスの困難化が避けられない。さらに、蒸
気加熱室の外部にコンベヤベルトの駆動部を設けなけれ
ばならず、連続蒸米装置の無菌性を維持することが困難
である。さらにまた、収容室は連続しているため、各収
容室において加圧加熱処理した米等を収容室毎に製品容
器に移し替えることが困難であり、利用できる被処理物
が限定されてしまう。搬送中に各種の処理をする装置に
おいて、設備全体を小型化するために、被搬送物の搬送
路に進行方向を変更させる折返し部等を設け、限られた
スペース内に各種装置を配置する工夫がなされている。
被処理物が液体である場合には、液体を搬送する配管自
体をそのまま折返すことにより比較的容易に搬送路の方
向修正を行うことができる。しかし、搬送物が固形物で
ある場合には、特別な折返し機構の設置が必要となる。
【0009】(4)特開昭55−161718号公報に
開示されている従来技術 搬送物の姿勢を変えることなく移載する折返し機構とし
ては、例えば、特開昭55−161718号公報に開示
されいる。反対方向に移動する2つの平行隣接する各コ
ンベヤの端部に対向させコンベヤ搬送路と直交する面内
で回転する回転盤を設け、該回転盤の支軸及び回転盤に
取り付けられた複数の受台の各支軸に設けたスプロケッ
トにチェーンを掛け渡し、回転盤の回転に伴って受台を
水平に保持し、被搬送物(瓦)を水平に維持して移載する
装置が知られている。
【0010】しかしながら、特開昭55−161718
号公報に開示されているような折返し機構は、受台を水
平に保持するためにスプロケット、チェーン等の設備が
必要になるため、装置の構造が複雑になる。そのため、
例えば食品装置等、菌汚染の問題が生じないようにシン
プルな構造が求められる装置において、当該複雑な機構
を備えた折返し機構を採用することは好ましくない。
【0011】
【発明の目的】本発明の目的は、従来のこのような課題
を解決するために、加圧加熱殺菌室のような圧力制御室
内への固形物の搬入、及び圧力制御室内で殺菌処理など
を施された固形物の圧力制御室からの搬出を、加減圧の
操作工程の複雑な制御機構を必要とせず、単純な工程で
連続的に行うことが可能であり、シンプルな機構であっ
て、設備の小型化が可能な折返し機構を備えた連続処理
装置に適用可能であり、曲線部分を含む搬送路にそって
複数の搬送用容器のような搬送用部材を確実に移動させ
ることができる搬送装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送用部材を
搬送するための搬送装置であって、曲線部分を含む曲線
搬送路と、搬送用部材を保持して曲線搬送路にそって移
動させるための保持部材と、搬送用部材が曲線搬送路に
そって移動するように保持部材を作動させるための保持
部材作動機構と、保持部材に回転可能に取り付けられた
3列の保持方向決定用永久磁石を含む保持方向決定手段
と、保持部材の方向を定めるための1列の案内用永久磁
石を含む案内手段とを備えるように構成した。前記3列
の保持方向決定用永久磁石は、隣り合う列の磁極が異な
るように配置されている。本発明の搬送装置では、3列
の保持方向決定用永久磁石のうちの中間の列に含まれる
保持方向決定用永久磁石と、1列の案内用永久磁石と
は、向かい合う磁極が異なるように構成され、それによ
って、保持部材の方向が、保持方向決定用永久磁石と案
内用永久磁石との間の磁力により決められるように構成
されている。
【0013】また、本発明の搬送装置は、保持部材に回
転可能に取り付けられた1列の保持方向決定用永久磁石
を含む保持方向決定手段と、保持部材の方向を定めるた
めの3列の案内用永久磁石を含む案内手段とを備えるよ
うに構成することもできる。このように構成した本発明
の搬送装置では、前記3列の案内用永久磁石は、隣り合
う列の磁極が異なるように配置される。このように構成
した本発明の搬送装置では、3列の案内用永久磁石のう
ちの中間の列に含まれる案内用永久磁石と、1列の保持
方向決定用永久磁石とは、向かい合う磁極が異なるよう
に構成され、それによって、保持部材の方向が、保持方
向決定用永久磁石と案内用永久磁石との間の磁力により
決められるように構成する。
【0014】また、本発明の搬送装置では、案内用永久
磁石は環形状に形成され、保持部材作動機構は、保持方
向決定手段を案内用永久磁石の環形状のうちの少なくと
も一部にそって移動させることができ、それによって、
保持部材の方向を一定にして保持部材を移動させること
ができるように構成するのが好ましい。また、本発明の
搬送装置では、保持方向決定用永久磁石は、案内用永久
磁石にそう方向に配置された複数の永久磁石を含むよう
に構成するのが好ましい。この構成により、曲線部分を
含む搬送路にそって複数の搬送用容器のような搬送用部
材を確実に移動させることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明の搬送装置を用いることにより、
回転ストレージ装置内への搬入箇所と搬出箇所における
ワークの方向を一定に保つことができ、複数の搬送用容
器の移動時のぶれも防げ、安定した搬送を行うことがで
きる。また、本発明の搬送装置を用いることにより、曲
線部分を含む搬送路にそって、複数の搬送用容器のよう
な搬送用部材を確実に移動させることができる。また、
本発明の搬送装置を用いることにより、レール等に直接
接触させることなく、搬送用部材を安定搬送することが
できる。そのため、搬送用部材及びレール等に摩耗等が
生じないため、本発明の搬送装置は非常に衛生的であ
る。
【0016】また、本発明の搬送装置を適用した連続処
理装置では、折返し部の構造により、リテーナーを支軸
に吊設しているため、折返し部の構造をシンプルにする
ことができ、装置内の無菌性を高めることができる効果
を有する。また、本発明の搬送装置を適用した連続処理
装置では、折返し部の構造により、リテーナーを水平状
態に維持させたまま移動させるリテーナー支持部材が下
降した位置にある時、リテーナーRをリテーナー送出し
部に正確に移載(位置決め)させることができる。そのた
め、当該リテーナーを、リテーナーに設けた絞り片との
間に僅かのすき間しか形成されない管状搬送体内に確実
に送り出すことができる効果を有する。
【0017】
【発明の実施の形態】(1)連続処理装置の全体構造 以下、添付図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を
説明する。本発明の搬送装置を適用した連続処理装置に
おいて、連続処理装置1は、図1ないし図3に示すよう
に、搬送用容器即ちリテーナーRを搬送する管状搬送体
すなわち断面が円形の搬送パイプ14をエンドレスに連
結した搬送路に、洗浄された固形物を充填したリテーナ
ーRを供給するリテーナー供給部10、リテーナーRを
搬送し加圧蒸気によってリテーナーR内の固形物を殺菌
する搬送処理部16、搬送処理部16内で搬送路を折返
しさせる複数の折返部20、容器Cを容器供給部21か
ら受け取りリテーナーRに被せる容器被せ部22、容器
Cを被せたリテーナーRを反転させ、リテーナーR内の
殺菌済固形物を容器Cに移し替えるリテーナー容器反転
部24、容器Cを被せたリテーナーRの内壁に付着した
ままの殺菌済固形物の残留物をリテーナーRに衝撃を与
えることによって容器C内へ落下させる当て止め部2
8、及び容器取出部30を、リテーナー搬送方向に沿っ
て順次配置してなる。
【0018】容器Cを容器供給部21から受け取りリテ
ーナーRに被せる容器被せ部22、容器Cを被せたリテ
ーナーRを反転させ、リテーナーR内の殺菌済固形物を
容器Cに移し替えるリテーナー容器反転部24、容器C
を被せたリテーナーRの内壁に付着したままの殺菌済固
形物の残留物をリテーナーRに衝撃を与えることによっ
て容器C内へ落下させる当て止め部28、容器取出部3
0、及び後述する容器シール部710は、エアシャワー
32を有するクリーンルーム34内に配置されている。
【0019】連続処理装置1は、図1ないし図3に示す
ように、搬送パイプ14Aないし14Hを順次折返すよ
うに連結してなる。すなわち、連結された搬送パイプ1
4Aは、固形物を常圧で予備加熱する。連結された搬送
パイプ14Bは、段階的に圧力が上昇するラビリンスシ
ールを形成してその上流側の加圧状態を保持する。搬送
パイプ14Bの下流側に連結された搬送パイプ14Cな
いし14Gは、蒸気供給部を適宜配置することにより所
望の加熱加圧状態を形成して固形物を殺菌する。搬送パ
イプ14Hは、段階的に圧力が下降するラビリンスシー
ルを形成してその下流側の加圧状態を保持する。
【0020】(2)連続処理装置のリテーナー供給部 リテーナー供給部10は、所定に大きさに切断され洗浄
された固形物を充填したリテーナーRを順次供給する。
リテーナーRは、図4に示すように、水平に延びたリテ
ーナーフレーム100の前後にラビリンスシールを形成
するための絞り片すなわち円盤状ラビリンスプレート1
02を取り付けてなる。リテーナーフレーム100の左
右の各縁部には適当な間隔をおいて5個のリテーナー永
久磁石104がN極、S極を交互にして埋め込まれてい
る。リテーナーフレーム100は保持板106を取り外
し可能に保持し、該保持板106は中央部に楕円開口1
08が形成され、該楕円開口108にリテーナーバスケ
ット109が配置されている。リテーナーバスケット1
09は、概ね楕円筒形の収容部110を有し、底部11
2に複数の蒸気通過孔116を設け、外側にリテーナー
フレーム100に係合するフランジ120が設けられて
いる。なお、底部に上記複数の蒸気通過孔116を設け
ないリテーナーバスケットを用いてもよい。この場合、
リテーナーバスケットの側壁部に小孔を数個設けておく
ことが望ましい。これにより、加圧加熱前にリテーナー
を回転傾斜させ、前記搬送パイプ14Aにおいて固形物
を常圧で予備加熱したときに生じたドリップを、上記小
孔から取出すことができる。その後、傾斜したリテーナ
ーを正常位置(水平状態)に戻し、前記搬送パイプ14
Bへ移動させる。そのため、加圧加熱中にリテーナーか
ら大量のドリップが搬送パイプに垂れ落ちないため、装
置内部の衛生性を高めることができる。
【0021】リテーナーバスケット109の上方部はフ
ランジ120の上面より上方に突出している。容器被せ
部22において、容器Cをリテーナーバスケット109
に被せると、リテーナーバスケット109の上方に突出
した部分が、容器Cの側壁の上方内側に接触した状態
で、すなわち、リテーナーRと容器Cとの間に隙間がな
い状態で、両者が嵌合される。また、上記リテーナーバ
スケット109の上方に突出した部分は、容器Cを被せ
たときに、容器Cの底部コーナー部が搬送パイプすなわ
ち筒状搬送体の内壁部にほぼ接触した状態になるように
形成される。これにより、リテーナーRと容器Cが密着
した状態で、リテーナーRと容器Cを反転させることが
できる。したがって、本発明の搬送装置は、複数の搬送
用容器即ちリテーナーRを搬送するための搬送装置であ
って、この搬送装置は、複数のリテーナーRと、リテー
ナーRを移動させるための駆動装置とを含む。リテーナ
ーRには、前述したように、リテーナーRを移動させる
べき方向にそって間隔を隔てて、奇数個の移動用永久磁
石、例えば、5個のリテーナー永久磁石104が、N極
とS極を交互にして配列されている。
【0022】ラビリンスプレート102には、リテーナ
ーフレーム100を取り付けるための2本のネジ13
0、ラビリンスプレート102を互いに固定するために
3本の支柱部材141、及び保持板106をリテーナー
フレーム100に固定するための固定ハンドル131が
取り付けられている。ラビリンスプレート102にはさ
らに、前後のリテーナーRに対し一定の間隔を保持する
ための突き当て部材132、ラビリンスプレート102
を搬送パイプ14の内面に対し均一な間隔を保持して摺
動させるための複数の合成樹脂製のスケート部材140
Aないし140E、及びリテーナーRの位置を検出させ
るためのリテーナー検出用永久磁石144が設けられて
いる。
【0023】スケート部材140Aないし140Eは、
ラビリンスプレート102の頂上部のスケート部材14
0A,リテーナー永久磁石144を避けた左右位置のス
ケート部材140B、140C、下方の2位置のスケー
ト部材140D、140Eである。頂上部に配置したス
ケート部材140AはリテーナーRが搬送パイプ14内
で上下反転したときにも安定して搬送するために有効で
あり、また左右位置に配置したスケート部材140B、
140CはリテーナーRが一方のみの駆動チエーン21
0の駆動永久磁石202によって安定して搬送するため
に有効である。スケート部材のラビリンスプレート10
2への取付けは、スケート部材におけるねじ等による取
付位置と搬送パイプ14内面への接触面との距離が小さ
い程、スケート部材の熱膨張の影響を小さくでき、好ま
しい。
【0024】リテーナー検出用永久磁石144は、前後
のラビリンスプレート102のそれぞれに、それらを前
方、後方から見たときに同じ位置になるような位置に
(すなわち、リテーナー水平断面の対角位置に)配置さ
れる。リテーナー検出用永久磁石144をこのように配
置することによって、後述する搬入リテーナーセンサー
355、搬出リテーナーセンサー381を搬送パイプ1
4等の一方の側のみに配置した構成においても、リテー
ナーRを前後方向入れ替えた使用を可能にし、またリテ
ーナーRの上下反転状態を容易に検出できる利点を有す
る。ラビリンスプレート102は、3本の支柱部材14
1によって固定されているので、高い圧力負荷がかかっ
た場合においても、ラビリンスプレート102は強固に
互いに平行に保たれ、ラビリンスシールを確実に形成す
ることができる。
【0025】(3)連続処装置の搬送処理部 次に、本発明の搬送装置を適用した連続処理装置におい
て、搬送処理部16について説明する。搬送処理部16
は、図5に示すように、搬送パイプ14が架台200に
よって支持されている。搬送パイプ14の端部は、折返
部20に連結されている。搬送パイプ14は、ステンレ
ス製で、内面を滑らかな円筒面に仕上げてなる。複数の
直線状の搬送パイプ14は、図1の平面図において互い
に平行に、図2の正面図において傾斜又は水平であるよ
うに配置されている。1度ないし5度、例えば1.5度
傾斜した搬送パイプ14においては、蒸気によるドレイ
ンが重力により容易に一方向に流出し、搬送パイプ14
内が菌汚染されるおそれが少ない。
【0026】また、例えば、図14に示すように、搬送
パイプ14のラビリンスシールを形成する部分の圧力制
御領域を除く領域の内面に、リテーナーRの搬送方向に
沿って延びた複数の溝を設けることにより、搬送パイプ
14内に圧力差がなくなり、搬送パイプ14内において
リテーナーRがが所定位置からずれることを防止する。
また、この搬送パイプ14内の溝により、ドレインの排
出をより効率的に行うことができる。
【0027】搬送パイプ14にはまた、リテーナーRが
ラビリンスシールを形成した部分における圧力差によっ
て搬送方向と逆の方向に走行を阻止するために、図17
に示すように、リテーナーRが所定搬送方向には走行可
能であるが、反対方向の走行を機械的に阻止するラチェ
ット機構15を適所に設け、リテーナーRの飛び出しや
逆走行による事故を未然に防いでいる。特に、このラチ
ェット機構15は、段階的に圧力が上昇するラビリンス
シールを形成している搬送パイプ14Bの始端側に設置
するのが望ましい。一方、搬送パイプ14には、複数箇
所で温度及び圧力を制御された水蒸気が入れられ、この
蒸気の温度、圧力、によって固形物が殺菌等の処理が行
われる。上述したように、搬送パイプ14への水蒸気の
供給位置を選択することによって、処理領域の長さ(大
きさ)や位置を任意に選択することができる。
【0028】搬送パイプ14の両側には、駆動チエーン
210が平行して配置され、駆動チエーン210にはリ
テーナー永久磁石104と同じ間隔で駆動永久磁石20
2が取り付けられている。両側の駆動チエーン210
は、駆動モータ211、可撓性駆動力伝達系212によ
って同速で駆動される。駆動チエーン210の近傍に
は、駆動チエーン210の走行を検出するための光電式
の駆動チエーン走行センサー(図示せず)が設けられて
いる。駆動チエーン走行センサー(図示せず)の出力に
よって駆動チエーン210の間欠走行を制御するように
構成されている。これにより、例えば、駆動チエーン2
10の駆動永久磁石202の磁極SNSNSと、リテイ
ナー永久磁石104の磁極NSNSNとの強力な磁力吸
着関係を成立させ、駆動チエーン210はリテイナーR
を強力な吸着力によって搬送パイプ14内で搬送する。
【0029】駆動チエーン210は、図5に示すよう
に、駆動永久磁石202を保持する磁石ホルダー230
の上下端部にガイドローラー232が取り付けられ、ガ
イドローラー232はガイドレール236内を走行す
る。このガイドローラー232及びガイドレール236
の構成によって、走行中の駆動永久磁石202と搬送パ
イプ14の間隔、すなわち駆動永久磁石202とリテー
ナー永久磁石104の間隔を高精度に一定に保つことが
できる。駆動チエーン210はまた、駆動永久磁石20
2の上方あるいは下方に磁力線を遮断する金属板(図示
せず)を配置して、後述する搬入リテーナーセンサー3
55、搬出リテーナーセンサー381等の磁力線センサ
ーの誤検出を防止している。このような金属板は、同様
の目的で後述するリテイナー永久磁石104、折返搬入
永久磁石390、362、364、折返搬出永久磁石3
74、375、900、376に設けることが望まし
い。
【0030】駆動チエーン210のない部分、例えばリ
テーナー供給部10、駆動チエーン210の間のリテー
ナー引渡し部、折返部20へのリテーナー引渡し部及び
受け取り部等にリテーナー回転防止ローラー250が配
置されている。リテーナー回転防止ローラー250は、
図15に示すように、回転自在の回転軸252に支持さ
れたデスク254の周縁に、リテーナーフレーム100
の縁部に埋め込まれた5個のリテーナー永久磁石104
の間隔にほぼ等しい間隔でN極、S極を交互に位置する
ように複数の永久磁石260を埋め込んで構成されてい
る。従って、リテーナー回転防止ローラー250の近傍
をリテーナーRが通過すると、そのリテーナー永久磁石
104とリテーナー回転防止ローラー250の永久磁石
260が吸着し合い、リテーナーRは永久磁石260に
よって定められる所定の吸着方向に維持されて搬送され
る。これにより、駆動チエーン210のない部分におい
て、リテーナーRが搬送パイプ14の中心軸を中心とし
て回転してしまうことを防止することができる。
【0031】(4)連続処理装置のリテーナー折返部 折返部20は、図6ないし図10に示すように、底部3
00を有する円筒形ハウジング302を横向きに配置
し、該円筒形ハウジング302の開口部を、凸構造の蓋
部材304によって開閉可能に密閉してなる。蓋部材3
04には、前方(図6及び図10の左側方向)の左右端
部に、搬送パイプ14に連通された搬入円筒部材310
及び他の搬送パイプ14に連通された搬出円筒部材31
2が固着されている。円筒形ハウジング302内の搬入
円筒部材312の先端部には、後述するリテーナー支持
部330の2本の支持部材340が両側を通過すること
ができる幅と長さの樋状支持部材357が設けられてい
る。
【0032】底部300の内部中心には、図7に示すよ
うに、十字型アーム部材320の各アーム322によっ
て支持されたリング部材321が回転可能に取り付けら
れている。リング部材321には、8個のリテーナー支
持部330が等間隔を置いて揺動可能に吊設されてい
る。リテーナー支持部330は、図16に示すように、
軸部332、軸部332から軸部332の軸線に直交す
る方向に延び略三角形を形成する半径部336、半径部
336の先端部から軸部332の軸線と平行に前方へ延
びた2本の支持部材340からなる。搬入円筒部材31
0から搬入されたリテーナーRは、樋状支持部材357
によって支持されるまで搬送される。樋状支持部材35
7によって支持されたリテーナーRは、そこへ回転移動
してきた2本の支持部材340によって持ち上げられ、
円軌道で搬送される。
【0033】180度円軌道で搬送されたリテーナーR
は、反対側に設けられた樋状支持部材357上の両側を
支持部材340が上方から通過するときに、樋状支持部
材357上に載置され、そこから、搬出円筒部材312
に搬出される。これによって、支持部材340は樋状支
持部材357との正しい位置関係で確実にリテーナーR
を受け渡しをすることができる。
【0034】円筒形ハウジング302の底部300の後
側すなわち外側には、図6に示すように、十字型アーム
部材320を間欠的に回転させるためのモータ350及
び駆動軸352が配置されている。折返部20の調整や
洗浄のために、円筒形ハウジング302は、固定の蓋部
304から分離して図6に一点鎖線によって示す位置へ
移動可能である。円筒形ハウジング302の底部300
の内側には、支持部材340を揺動させることなく、水
平状態を保持したまま、リテーナーRを円軌道に沿って
搬送するために、図6に示すように、永久磁石のN極を
円周に沿って隙間なく並べた磁気レール800が配置さ
れている。磁気レール800の直径はリテーナー支持部
330の軸部332を設けた円周の直径に等しく、磁気
レール800の中心は、十字型アーム部材の中心から垂
直下方に、リテーナー支持部材330の中心より後述す
る揺動アーム812の軸間長さlずれた点に位置する。
【0035】リテーナー支持部330の後方すなわちリ
ング部材321の後側には、図6に示すように、軸部3
32と軸線を同じくして一体の揺動軸部810が設けら
れている。揺動軸部810には、図8及び図9に示すよ
うに、軸間長さlの揺動アーム812が固着され、揺動
アーム812の下端に磁石板814が軸支されている。
磁気レール800の近傍でこれに対面する磁石板814
は、図8に示すように、軸点817を中心とする点対称
形であって、その後面を縦横3等分して、後面の中心に
縦に永久磁石のS極が3個並び、その両側にN極が3個
づつ並ぶように配置してある。
【0036】このような構成によって、磁気レール80
0のN極と磁気板814のS極の吸着及び磁気レール8
00のN極と磁気板814のN極との反力によって、磁
石板814は磁気レール800の位置に対応した回転姿
勢に位置し、磁気板814のS極の列は常に磁気レール
800の上にある。そして、磁気レール800とリテー
ナー支持部材330の軸部332の軸線との距離が揺動
アーム812の軸間長さlに等しいから、揺動アーム8
12は常に垂直であり、リテーナーRはリテーナー支持
部340によって傾くことなく支持される。特に、リテ
ーナーRが載置される樋状支持部材357の位置におい
て、揺動する支持部材の揺動幅を最も小さくすることが
できるため、リテーナーRの載置を確実に行うことがで
きる。
【0037】(5)水平面にある曲線搬送路を含む搬送
装置 次に、本発明の水平面にある曲線搬送路を含む搬送装置
の実施形態について詳細に説明する。 (5・1)本発明の搬送装置の実施形態の構造 最初に、本発明の曲線搬送路を含む搬送装置の実施形態
の構造について詳細に説明する。図18および図19を
参照すると、本発明の搬送装置は搬送用部材を水平面上
で搬送するために用いられる搬送装置である。特に、本
発明の搬送装置は、複数の搬送用部材を搬送するのに使
用することができる。本発明の搬送装置の実施形態にお
いて、搬送装置は、上流側に配置された直線状の上流側
搬送機構902と、下流側に配置された直線状の下流側
搬送機構906と、上流側搬送機構902と下流側搬送
機構906との間に配置された曲線部分を含む曲線搬送
路904とを備える。曲線搬送路904は、円弧形状で
形成されるのが好ましい。曲線搬送路904の幅方向の
中心を通る円は、中心が904cであり、半径(以下、
有効半径という)はRKである。上流側搬送機構902
と下流側搬送機構906は平行であって、それぞれの搬
送方向が逆方きであるように配置されている。上流側搬
送機構902の搬送方向と下流側搬送機構906の搬送
方向が平行でないように構成してもよい。例えば、曲線
搬送路904は、前述した折返部20に適用することが
できる。上流側搬送機構902は上流側駆動機構(図示
せず)を備える。下流側搬送機構906は下流側駆動機
構(図示せず)を備える。上流側駆動機構、下流側駆動
機構は、例えば、モータ、ギア、チェーン、無端ベルト
を含むように構成することができる。
【0038】リテーナーRのような搬送用部材910が
上流側搬送機構902から矢印902Aの方向に移動さ
れ、矢印904Aの方向に回転しながら曲線搬送路90
4を通過し、下流側搬送機構906に移動され、矢印9
06Aの方向に移動されるように構成される。図18に
示す実施形態では、搬送用部材910を保持して移動さ
せるための保持部材912が8個、曲線搬送路904に
対して配置される。保持部材912の数は1個であって
もよいし、2個以上であってもよい。保持部材912の
数は、偶数個であるのがよい。それぞれの保持部材91
2は曲線搬送路904に対して回転可能に設けられる。
腕部分912bが保持部材912からほぼ水平に延びる
ように設けられる。すなわち、腕部分912bの基部
は、保持部材912に固定される。或いは、腕部分91
2bを保持部材912と一体に形成してもよい。磁石ケ
ーシング912cが腕部分912bの先端部において、
腕部分912bに対して回転可能に取り付けられる。
【0039】4本の支持アーム914が曲線搬送路90
4から曲線搬送路904の中心904cに向かって延び
る。中心支持軸916が、曲線搬送路904の中心のと
ころに、曲線搬送路904の中心904cを中心として
回転可能に配置される。それぞれの支持アーム914は
中心支持軸916に固定される。したがって、曲線搬送
路904と支持アーム914は一体になって、曲線搬送
路904の中心904cを回転中心として回転するよう
に構成される。図18には、4本の支持アーム914を
示すが、支持アーム914の数は2本以上であるのが好
ましく、4本であるのが更に好ましい。曲線搬送路90
4を回転させるための曲線搬送路駆動機構918が中心
支持軸916に連結される。曲線搬送路駆動機構918
は、例えば、モータ及びギアを含むように構成すること
ができる。図18および図19に示す実施形態では、曲
線搬送路駆動機構918が作動することにより、曲線搬
送路904は、45度ずつ間欠的に矢印904Aの方向
に、曲線搬送路904の中心904cを回転中心として
回転することができるように構成される。したがって、
保持部材912を作動させるための保持部材作動機構
は、支持アーム914、中心支持軸916、曲線搬送路
駆動機構918を含むように構成される。
【0040】搬送用部材910を上流側搬送機構902
から矢印930Aの方向に保持部材912に移動させる
ための上流側移動機構930が、上流側搬送機構902
の終端部902tに設けられる。搬送用部材910を保
持部材912から矢印932Aの方向に下流側搬送機構
906に移動させるための下流側移動機構932が、下
流側搬送機構906の始端部906sに設けられる。上
流側移動機構930、下流側移動機構932は、例え
ば、ピストン及びシリンダを含むように構成することが
できる。曲線搬送路904の中心904cから矢印90
2Aの方向に偏心した位置を中心として円環形状に形成
された1列の案内用永久磁石940が設けられる。案内
用永久磁石940は、保持部材912の方向を定めるた
めの案内手段を構成する。案内用永久磁石940の幅方
向の中心を通る円は、中心が940cであり、半径(以
下、有効半径という)はRHである。案内用永久磁石9
40の磁極はN極である。案内用永久磁石940の幅方
向の中心を通る円の中心940cと、曲線搬送路904
の中心904cとの間の偏心量はHNである。
【0041】図19から図21を参照すると、3列に配
列された保持方向決定用永久磁石912m1〜912m
3が磁石ケーシング912c内に収容される。保持方向
決定用永久磁石912m1〜912m3は保持方向決定
手段を構成する。保持方向決定用永久磁石は、第1列を
構成する永久磁石912m1と、第2列を構成する永久
磁石912m2と、第3列を構成する永久磁石912m
3とを含む。永久磁石912m1の磁極は永久磁石91
2m2の磁極と異なるように構成される。永久磁石91
2m2の磁極は永久磁石912m3の磁極と異なるよう
に構成される。永久磁石912m1の磁極はN極であ
り、永久磁石912m2の磁極はS極であり、永久磁石
912m3の磁極はN極であるように構成される。すな
わち、3列の保持方向決定用永久磁石は、隣り合う列の
磁極が異なるように配置される。それぞれの永久磁石9
12m1〜912m3は細長い形状、例えば、ほぼ長方
形の形状を有するのが好ましい。
【0042】永久磁石912m1の長手方向軸線と、永
久磁石912m2の長手方向軸線と、永久磁石912m
3の長手方向軸線とは、それぞれ互いに平行であるよう
に構成される。永久磁石912m1の長手方向の長さ
と、永久磁石912m2の長手方向の長さと、永久磁石
912m3の長手方向の長さとは、それぞれほぼ等しく
なるように構成されるのが好ましい。永久磁石912m
1の幅と、永久磁石912m2の幅と、永久磁石912
m3の幅とは、それぞれほぼ等しくなるように構成され
るのが好ましい。
【0043】腕部分912bに対する磁石ケーシング9
12cの回転中心912dに永久磁石912m2の長手
方向軸線の中間点(永久磁石の全長の半分の位置)が配
置されるように、永久磁石912m2は磁石ケーシング
912cに固定される。図20および図21に示すよう
に、永久磁石912m1〜912m3は、それぞれ、複
数の磁石片を含むように構成することができる。図20
には、永久磁石912m1〜912m3が、それぞれ、
3個の磁石片を含む実施形態を示すが、磁石片の数は2
個であってもよく、4個以上であってもよい。永久磁石
940は、複数の磁石片を含むように構成することがで
きる。図20、図21には、ほぼ正方形の磁石片を含む
実施形態を示すが、磁石片の形状は長方形であってもよ
く、円形であってもよい。
【0044】本発明の搬送装置の実施形態では、3列の
保持方向決定用永久磁石のうちの中間の列に含まれる保
持方向決定用永久磁石912m2の磁極は、案内用永久
磁石940の磁極と異なるように構成される。本発明の
構成では、保持方向決定用永久磁石912m2と、案内
用永久磁石940とは引き合い、保持方向決定用永久磁
石912m1および912m3と、案内用永久磁石94
0とは反発する。したがって、保持方向決定用永久磁石
912m2と案内用永久磁石940との間の吸引力と、
保持方向決定用永久磁石912m1および912m3と
案内用永久磁石940との間の反発力とにより、磁石ケ
ーシング912cは回転中心912dを回転中心として
回転し、それによって、腕部分912bが回転すること
なしに、保持部材912の方向が常に一定になるように
維持することができる。
【0045】変形例として、保持方向決定用永久磁石9
12m1および912m3の磁極はS極であり、保持方
向決定用永久磁石912m2の磁極はN極であるように
構成し、案内用永久磁石940の磁極はS極であるよう
に構成してもよい。すなわち、本発明の搬送装置の実施
形態においては、N極の永久磁石のかわりにS極の永久
磁石を用い、かつ、S極の永久磁石のかわりにN極の永
久磁石を用いるように構成することができる。
【0046】以上説明したように、本発明の搬送装置の
実施形態では、案内用永久磁石は環形状に形成され、保
持部材作動機構は、案内手段を案内用永久磁石の環形状
のうちの少なくとも一部にそって移動させることがで
き、それによって、曲線搬送路904に対する保持部材
の方向を一定にしたままで保持部材を回転移動させるこ
とができる。また、本発明の搬送装置の実施形態では、
保持方向決定用永久磁石は、案内用永久磁石にそう方向
に配置された複数の永久磁石を含んでいる。この構成に
より、曲線部分を含む搬送路にそって複数の搬送用容器
のような搬送用部材を確実に移動させることができる。
【0047】(5・2)本発明の搬送装置の他の実施形
態の構造 次に、本発明の搬送装置の他の実施形態について説明す
る。本発明の搬送装置の他の実施形態では、搬送装置
は、保持部材に回転可能に取り付けられた1列の保持方
向決定用永久磁石を含む保持方向決定手段と、保持部材
の方向を定めるための3列の案内用永久磁石を含む案内
手段とを備えるように構成することもできる。以下に、
本発明の搬送装置の他の実施形態の構造のうち、図18
および図19に示す構造と異なる箇所についてのみ説明
する。
【0048】図22から図24を参照すると、曲線搬送
路904の中心から矢印902Aの方向に偏心した位置
940cを中心として円環形状に形成され、互いに同心
であるように3列に配列された案内用永久磁石960m
1〜960m3が設けられる。案内用永久磁石960m
1は外側に配置される第1列の案内用永久磁石を構成
し、案内用永久磁石960m2は中間に配置される第2
列の案内用永久磁石を構成し、案内用永久磁石960m
3は内側に配置される第3列の案内用永久磁石を構成す
る。案内用永久磁石960m1〜960m3は、保持部
材912の方向を定めるための案内手段を構成する。
【0049】永久磁石960m1の磁極は永久磁石96
0m2の磁極と異なるように構成される。永久磁石96
0m2の磁極は永久磁石960m3の磁極と異なるよう
に構成される。案内用永久磁石960m1および960
m3の磁極はS極であり、案内用永久磁石960m2の
磁極はN極である。すなわち、3列の案内用永久磁石
は、隣り合う列の磁極が異なるように配置される。案内
用永久磁石960m2の有効半径はRHである。案内用
永久磁石960m2の幅方向の中心を通る円の中心94
0cと、曲線搬送路904の中心904cの偏心量はH
Nである。
【0050】1列の保持方向決定用永久磁石962が磁
石ケーシング912c内に収容される。保持方向決定用
永久磁石962は保持方向決定手段を構成する。保持方
向決定用永久磁石962は長方形の形状を有するように
構成されるのが好ましい。腕部分912bに対する磁石
ケーシング912cの回転中心912dに永久磁石96
2の長手方向軸線の中間点(永久磁石の全長の半分の位
置)が配置されるように、永久磁石962は磁石ケーシ
ング912cに取り付けられる。永久磁石960m1〜
960m3は、それぞれ、複数の磁石片を含むように構
成することができる。永久磁石962は、複数の磁石片
を含むように構成することができる。図23、図24に
は、ほぼ正方形の磁石片を含む実施形態を示すが、磁石
片の形状は長方形であってもよく、円形であってもよ
い。図23、図24には、永久磁石962が3個の磁石
片を含む実施形態を示すが、磁石片の数は2個であって
もよく、4個以上であってもよい。
【0051】本発明の搬送装置の他の実施形態では、3
列の案内用永久磁石のうちの中間の列に含まれる案内用
永久磁石960m2の磁極は、保持方向決定用永久磁石
962の磁極と異なるように構成される。本発明の搬送
装置の他の実施形態では、案内用永久磁石960m2と
保持方向決定用永久磁石962とは引き合い、案内用永
久磁石960m1および960m3と保持方向決定用永
久磁石962とは反発する。したがって、案内用永久磁
石960m2と保持方向決定用永久磁石962との間の
吸引力と、案内用永久磁石960m1および960m3
と保持方向決定用永久磁石962との間の反発力とによ
り磁石ケーシング912cが回転中心912dを中心と
して回転し、それによって、腕部分912bが回転する
ことなしに、保持部材912の方向を常に一定になるよ
うに維持することができる。
【0052】変形例として、案内用永久磁石960m1
および960m3の磁極はN極であり、案内用永久磁石
960m2の磁極はS極であるように構成し、保持方向
決定用永久磁石962の磁極はN極であるように構成し
てもよい。すなわち、この変形例においても、N極の永
久磁石のかわりにS極の永久磁石を用い、かつ、S極の
永久磁石のかわりにN極の永久磁石を用いるように構成
することができる。
【0053】(5・3)本発明の搬送装置の実施形態の
作動 次に、本発明の搬送装置の実施形態の作動について説明
する。図18および図19を参照すると、搬送装置にお
いて、上流側搬送機構902が作動して、搬送用部材9
10を矢印902Aの方向に移動させる。第1の搬送用
部材910が上流側搬送機構902の終端部902tに
送られると、搬送用部材910が終端部902tにある
ことを終端部センサ(図示せず)が検出して、上流側搬
送機構902の作動を停止させる。
【0054】曲線搬送路駆動機構918が作動すること
により、曲線搬送路904は45度、矢印904Aの方
向に回転して、第1の保持部材912を終端部902t
に対応する位置904dに配置させ、他の保持部材91
2うちの1つを下流側搬送機構906の始端部906s
に対応する位置904hに配置させる。残りの6個の保
持部材912は、終端部902tと始端部906sとの
間の位置904e、904f、904g、904j、9
04k、904mに、それぞれ等しい角度間隔(45
度)で配置される。例えば、図20を参照すると、1つ
の保持部材912が位置904fにある状態では、位置
保持方向決定用永久磁石912m2と、案内用永久磁石
940とは引き合い、保持方向決定用永久磁石912m
1および912m3と、案内用永久磁石940とは反発
する。したがって、図20に示す状態では、保持方向決
定用永久磁石912m2の長手方向軸線が案内用永久磁
石940の接線方向に一致している。その結果、保持方
向決定用永久磁石と案内用永久磁石との間の吸引力およ
び反発力の協動する効果により、磁石ケーシング912
cは腕部分912bに対して回転して、保持部材912
の保持方向を一定に維持することができる。
【0055】また、図21を参照すると、1つの保持部
材912が位置904hにある状態では、保持方向決定
用永久磁石912m2の長手方向軸線は案内用永久磁石
940の接線方向に一致する。その結果、この状態で
は、保持方向決定用永久磁石と案内用永久磁石との間の
吸引力および反発力の協動する効果により、磁石ケーシ
ング912cは、腕部分912bに対して回転して、保
持部材912の保持方向を同じ方向に維持することがで
きる。同様に、搬送用部材910が位置904e、90
4f、904g、904j、904k、904mにある
状態でも、保持方向決定用永久磁石962の長手方向軸
線は案内用永久磁石960m2の接線方向に一致する。
その結果、それぞれのの状態では、保持方向決定用永久
磁石と案内用永久磁石との間の吸引力および反発力の協
動する効果により、磁石ケーシング912cは、腕部分
912bに対して回転して、保持部材912の保持方向
を同じ方向に維持することができる。
【0056】次に、上流側搬送機構902の終端部90
2tにおいて、上流側移動機構930が、第1の搬送用
部材910を上流側搬送機構902から矢印930Aの
方向に、第1の保持部材912に移動させる。次に、曲
線搬送路駆動機構918が作動することにより、曲線搬
送路904は45度、矢印904Aの方向に中心904
cを回転中心として回転して、第2の保持部材912を
終端部902tに対応する位置904dに配置させ、他
の保持部材912のうちの1つを下流側搬送機構906
の始端部906sに対応する位置904hに配置させ
る。残りの6個の保持部材912は、終端部902tと
始端部906sとの間の位置904e、904f、90
4g、904j、904k、904mに、それぞれ等し
い角度間隔(45度)で配置される。
【0057】この状態では、保持方向決定用永久磁石9
12m2の長手方向軸線は案内用永久磁石940の接線
方向に一致する。その結果、保持方向決定用永久磁石と
案内用永久磁石との間の吸引力および反発力の協動する
効果により、磁石ケーシング912cは腕部分912b
に対して回転して、保持部材912の保持方向を一定に
維持することができる。次に、上流側搬送機構902が
作動して、搬送用部材910を矢印902Aの方向に移
動させる。第2の搬送用部材910が上流側搬送機構9
02の終端部902tに送られると、搬送用部材910
が終端部902tにあることを終端部センサ(図示せ
ず)が検出して、上流側搬送機構902の作動を停止さ
せる。次に、上流側搬送機構902の終端部902tに
おいて、上流側移動機構930が、第2の搬送用部材9
10を上流側搬送機構902から矢印930Aの方向
に、第2の保持部材912に移動させる。
【0058】次に、上流側搬送機構902が作動して、
搬送用部材910を矢印902Aの方向に移動させる。
第3の搬送用部材910が上流側搬送機構902の終端
部902tに送られると、終端部センサ(図示せず)が
搬送用部材910が終端部902tにあることを検出し
て、上流側搬送機構902の作動を停止させる。次に、
曲線搬送路駆動機構918が作動することにより、曲線
搬送路904は45度、矢印904Aの方向に回転し
て、第3の保持部材912を終端部902tに対応する
位置に配置させ、他の保持部材912のうちの1つを下
流側搬送機構906の始端部906sに対応する位置に
配置させる。残りの6個の保持部材912は、終端部9
02tと始端部906sとの間の位置904e、904
f、904g、904j、904k、904mに、それ
ぞれ等しい角度間隔(45度)で配置される。
【0059】この状態でも、それぞれの保持方向決定用
永久磁石912m2の長手方向軸線は案内用永久磁石9
40の接線方向に一致する。その結果、保持方向決定用
永久磁石と案内用永久磁石との間の吸引力および反発力
の協動する効果により、それぞれの磁石ケーシング91
2cは、それぞれの腕部分912bに対して回転して、
それぞれの保持部材912の保持方向を同じ方向に維持
することができる。上記の作動を繰り返して、第1の搬
送用部材910を収容した第1の保持部材912が位置
904hに配置される。
【0060】第1の搬送用部材910が位置904hに
配置されると、下流側移動機構932が、第1の搬送用
部材910を第1の保持部材912から矢印932Aの
方向に下流側搬送機構906に移動させる。同様な作動
を繰り返すことにより、搬送用部材910の方向を一定
方向に保ちながら、複数の搬送用部材910を上流側搬
送機構902から下流側搬送機構906に移動させるこ
とができる。したがって、本発明の搬送装置を用いるこ
とにより、回転ストレージ装置内への搬入箇所と搬出箇
所における搬送用部材の方向を一定に保つことができ、
搬送用部材の移動時のぶれを防ぐことができ、搬送用部
材の安定した搬送を行うことができる。
【0061】次に、本発明の他の実施形態の作動につい
て説明する。以下の説明は、本発明の他の実施形態の作
動のうち、図18および図19に示す構造の作動と異な
る内容についてのみ説明する。例えば、図23を参照す
ると、1つの搬送用部材910が位置904fにある状
態では、案内用永久磁石960m2と、保持方向決定用
永久磁石962とは引き合い、案内用永久磁石960m
1および960m3と、保持方向決定用永久磁石962
とは反発する。したがって、図23に示す状態では、保
持方向決定用永久磁石962の長手方向軸線が案内用永
久磁石960m2の接線方向に一致している。その結
果、保持方向決定用永久磁石と案内用永久磁石との間の
吸引力および反発力の協動する効果により、磁石ケーシ
ング912cは腕部分912bに対して回転して、保持
部材912の保持方向を一定に維持することができる。
【0062】また、図24を参照すると、1つの搬送用
部材910が位置904hにある状態では、保持方向決
定用永久磁石962の長手方向軸線は案内用永久磁石9
60m2の接線方向に一致する。その結果、この状態で
は、保持方向決定用永久磁石と案内用永久磁石との間の
吸引力および反発力の協動する効果により、磁石ケーシ
ング912cは、腕部分912bに対して回転して、保
持部材912の保持方向を同じ方向に維持することがで
きる。同様に、搬送用部材910が位置904e、90
4f、904g、904j、904k、904mにある
状態でも、保持方向決定用永久磁石962の長手方向軸
線は案内用永久磁石960m2の接線方向に一致する。
その結果、それぞれの状態では、保持方向決定用永久磁
石と案内用永久磁石との間の吸引力および反発力の協動
する効果により、磁石ケーシング912cは、腕部分9
12bに対して回転して、保持部材912の保持方向を
同じ方向に維持することができる。
【0063】上記の本発明の搬送装置の実施形態につい
ての説明は、本発明の搬送装置を平らな搬送路に適用し
た場合について行ったが、本発明の搬送装置は、平らな
曲線部分を含む搬送路にも適用できるし、傾斜した曲線
部分を含む搬送路にも適用できるし、また、垂直な曲線
部分を含む搬送路にも適用できる。
【0064】(6)連続処装置の折返搬入部及び折返搬
出部 次に、図10を参照して、折返搬入部354及び折返搬
出部356の構造について説明する。搬入円筒部材31
0及び搬出円筒部材312内において、搬送パイプ14
内の圧力と折返部20内の圧力の差やリテーナーRの慣
性力によって、リテーナーRが所定位置に停止せず又所
定位置から移動することを防ぎ、かつ所定時機にリテー
ナーRをリテーナー支持部330へ送るために、搬入円
筒部材310及び搬出円筒部材312の左右外側には、
図10に示すように、リテーナーRをリテーナー受け取
り部332へ送るための折返搬入部354及びリテーナ
ー送り出し部333からリテーナーRを取り出して搬送
パイプ14へ送るための折返搬出部356を有する。
【0065】折返搬入部354は、搬送方向に摺動可能
な搬入フレーム360に、搬送方向においてリテーナー
Rの長さより少し長い中心間隔をおいて配置された一対
の折返搬入永久磁石362,364と、搬入フレーム3
60を搬送方向に沿って往復移動させる搬入エアシリン
ダ366を取り付けてなる。折返搬入永久磁石362、
364は、これらをリテーナー永久磁石104への吸着
位置と非吸着位置に移動させるための搬入磁石エアシリ
ンダ368,370を介して搬入フレーム360に支持
されている。
【0066】折返搬入部354にはまた、位置(イ)に
あるリテーナーRが折返搬入永久磁石362、364に
よって吸着されていないときのみリテーナーRを磁力に
よって吸着する折返搬入保持磁石390が配置されてい
る。折返搬入保持磁石390は、保持磁石シリンダー3
92によってリテーナーRの吸着位置と非吸着位置に変
位可能に支持されている。折返搬入保持磁石390は、
リテーナーRを磁気吸着して、リテーナーRが搬送パイ
プ14内の圧力と円筒形ハウジング302内の圧力の差
によって移動することを阻止する。
【0067】折返搬入部354にはさらに、搬送パイプ
14内の圧力と円筒形ハウジング302内の圧力の差が
生じることがあり、これによって、位置(ア)及び
(イ)にあるリテーナーRが移動することを減少させる
ために、図10に示すように、搬送パイプ14と円筒形
ハウジング302内を結ぶバイパス管377を設けてい
る。折返搬入部354はまた、搬入円筒部材310の外
側にリテーナーRの存在を検出するためにリテーナーR
のリテーナー検出用永久磁石144を検出する搬入リテ
ーナーセンサー355が設けられている。
【0068】折返搬出部356は、図10に示すよう
に、搬出フレーム372に、搬送方向においてリテーナ
ーRの長さより少し長い中心間隔をおいて配置された一
対の折返搬出永久磁石374、375と、搬出フレーム
372を搬送方向に沿って往復移動させる搬出エアシリ
ンダ380を取り付けてなる。折返搬出永久磁石37
4、375は、これらをリテーナー永久磁石104への
吸着位置と非吸着位置に移動させるための搬出磁石エア
シリンダ394,396を介して支持されている。
【0069】折返搬出部356にはまた、位置(キ)に
あるリテーナーRが折返搬出永久磁石374、375に
よって吸着されていないときのみリテーナーRを磁力に
よって吸着して移動を阻止する折返搬出固定磁石376
が配置されている。折返搬出固定磁石376は、保持磁
石シリンダー378によってリテーナーRの吸着位置と
非吸着位置に変位可能に支持されている。折返搬出固定
磁石376は、リテーナーRを吸着して、リテーナーR
が搬送パイプ14内の圧力と円筒形ハウジング302内
の圧力の差によって移動することを阻止する。
【0070】折返搬出部356にはさらに、位置(カ)
及び(キ)にあるリテーナーRが搬送パイプ14内の圧
力と円筒形ハウジング302内の圧力の差によって移動
することを阻止するために、図6及び図10に示すよう
に、搬送パイプ14と円筒形ハウジング302内を結ぶ
バイパス管377を設けている。折返搬出部356にも
また、搬出円筒部材312の外側にリテーナーRの走行
を検出するための搬出リテーナーセンサー381が設け
られている。搬出リテーナーセンサー381は、折返搬
入部354の搬入リテーナーセンサー355と同じ構成
である。折返搬出部356にはさらに、折返搬出部35
6のリテーナーRの搬送力を高めるために、補助搬出フ
レーム377に、補助折返搬出永久磁石900と、補助
搬出フレーム377を搬送方向に沿って往復移動させる
補助搬出エアシリンダ902を取り付けている。補助折
返搬出永久磁石900は、これらをリテーナー永久磁石
104への吸着位置と非吸着位置に移動させるための補
助搬出磁石エアシリンダ910を介して支持されてい
る。
【0071】折返部20の作動は以下のとおりである。
折返搬入部354においては、搬入リテーナーセンサー
355によってリテーナーRが搬入円筒部材310の位
置(ア)に存在することが検出されると、駆動チエーン
210の走行を停止させ、前後のリテーナーRが相互衝
突することを防止している。一方、リテーナーRが搬送
パイプ14から押出されて上述した構成の搬入円筒部材
310の位置(ア)に到着したことが検出されると、搬
入磁石シリンダ368、370が伸長して折返搬入永久
磁石362、364がリテーナー永久磁石104を吸着
する。
【0072】次に、搬入エアシリンダ366を作動させ
て既に位置(イ)に搬送されていて折返搬入永久磁石3
64によって吸着されているリテーナーRを前進させて
樋状支持部材357へ搬送する。これと同時に位置
(ア)にあって折返搬入永久磁石362によって吸着さ
れているリテーナーRは、位置(イ)へ移動させられ
る。一方、モータ350を作動させて、十字型アーム部
材320が回転して何も支持していない空のリテーナー
支持部330が樋状支持部材357によって支持されて
いたリテーナーRを下から掬い上げる。これらのリテー
ナーRの搬入作動の間、折返搬入保持磁石390は、保
持磁石シリダー392によってリテーナーRの非吸着位
置に保持されている。
【0073】続いて、モータ350が作動して、十字型
アーム部材320を45°ずつ間欠的に回転させ、十字
型アーム部材320を180°回転させた時点におい
て、前記リテーナーRを搬出円筒部材312に対向した
位置に移動させ、支持部材340によって支持されてい
たリテーナーRを折返搬出部356の樋状支持部357
に載せる。この十字型アーム部材320の回転作動と並
行して、折返搬入部354が次の搬入の準備作動を行
う。すなわち、保持磁石シリダー392が作動して搬入
保持磁石390がリテーナーRを吸着してその位置に保
持する。この状態で、搬入磁石エアシリンダ368,3
70が短縮し、折返搬入永久磁石362、364がリテ
ーナーRを吸着しなくなり、次に搬入エアシリンダ36
6が短縮する。その後、搬入磁石エアシリンダ368,
370が伸長して折返搬入永久磁石362、364がリ
テーナーRを吸着し、一方保持磁石シリダー392が作
動して搬入保持磁石390がリテーナーRを吸着しなく
なり、図10に示す状態に戻る。
【0074】折返搬出部356においては、折返搬出永
久磁石374、375がリテーナー永久磁石104を吸
着していない状態で搬出エアシリンダ380を伸長作動
させて搬出フレーム372を円筒形ハウジング302の
側方まで移動させ、搬出磁石エアシリンダ394,39
6を作動させて折返搬出永久磁石374、375が位置
(カ)にあるリテーナー支持部330から樋状支持部材
357に乗り移ったリテーナーRのリテーナー永久磁石
104を吸着するようにする。次に、搬出エアシリンダ
380を縮小作動させ、位置(カ)にあるリテーナー受
け部357に載っているリテーナーRを搬出円筒部材3
12の位置(キ)へ移動させる。これと同時に、位置
(キ)にあったリテーナーRは、これを吸着している折
返搬出永久磁石374の搬出エアシリンダ380と補助
折返搬出永久磁石900の補助搬出エアシリンダ902
の両方の伸長によって、位置(ク)へ搬送される。位置
(ク)にあったリテーナーRは、位置(ク)に移動させ
られたリテーナーRによって搬送パイプ14の位置
(ケ)へ押出される。位置(ケ)にリテーナーRが押し
出されるまでは、駆動チエーン210の走行は停止して
おり、駆動チエーン210の停止位置は駆動チエーン2
10の駆動永久磁石202が上述した押出されるリテー
ナーRのリテーナー永久磁石104と所定の吸着関係と
なるように決められている。そして、リテーナーRが位
置(ケ)へ押出されるときに、上記駆動チエーン210
が走行を開始する。
【0075】その後、保持磁石シリダー378が伸長し
て搬出保持磁石376がリテーナーRを吸着してその位
置に保持する。この状態で、搬出磁石エアシリンダ39
4、396が短縮し、折返搬出永久磁石374、375
がリテーナーRを吸着しなくなり、次に搬出エアシリン
ダ380が伸長する。同様に、補助折返搬出エアシリン
ダ810が短縮して、補助折返搬出永久磁石800がリ
テーナーRを吸着しなくなり、補助搬出エアシリンダ8
02が短縮して、補助フレーム377が図10に示すも
との位置に戻る。
【0076】(7)連続処装置の容器供給部 容器供給部21は、図11に示すように、堆積された容
器Cを一個ずつ搬送殺菌部400に送る。搬送殺菌部4
00は、搬送ベルト401がエンドレスに移動して容器
Cを連続的あるいは間欠的に搬送する。搬送殺菌部40
0は、搬送ベルト401による搬送路が低くなって凹部
を形成している部分であって、該凹部においてその上流
側の無菌空気供給口402から供給され、無菌空気供給
口402の上流側及び下流端側に配置された排気口40
4,406から排気される無菌空気に曝すこと、及び搬
送路の上下に配置されたUVランプ410によって紫外
線照射することによって容器Cを殺菌する。搬送ベルト
401を凹部を形成しかつ殺菌部400よりも上方に排
気口404を設けることによって、搬送パイプ14から
流れる蒸気の界面403を排気口404の位置に安定さ
せることができる。このように構成することによって殺
菌部400内に蒸気やそのドレーンが流れ込むことがな
く、確実かつ安定した殺菌処理を行うことができる。
【0077】(8)連続処装置の容器被せ部 容器被せ部22は、図11に示すように、殺菌された容
器Cを容器吸着器420によって吸着し、容器吸着器4
20を支持する搬送エアシリンダ422によって吸着し
た容器Cを、搬送パイプ14内の所定位置へ搬送されて
きたリテーナーRに被せる。容器CをリテーナーRに被
せると、容器Cの底部コーナー部が搬送パイプ14の内
壁部にほぼ接触した状態になることが望ましい。また、
リテーナーRの開口部周縁には、容器Cの側壁の上方内
側面に嵌合する嵌合部を設けることが望ましい。
【0078】(9)連続処装置のリテーナー容器反転部 リテーナー容器反転部24は、図12及び図13に示す
ように、搬送パイプ14の周囲に、モータ500によっ
て回転させられる反転ドラム510と、搬送エアシリン
ダ512によって搬送方向に往復移動する搬送枠514
を有する。反転ドラム510には、1対の吸着エアシリ
ンダ520によってリテーナー永久磁石104との吸着
位置及び非吸着位置へ移動可能な1対の反転永久磁石5
22が載置されている。搬送枠514には、2対の吸着
エアシリンダ530、532によってリテーナーRのリ
テーナー永久磁石104との吸着位置、非吸着位置へ移
動可能な2対の反転搬送永久磁石534,538が載置
されている。
【0079】このように構成されたリテーナー容器反転
部24は、容器Cを被せられたリテーナーRが図12の
位置(サ)まで押されて搬送されると、吸着エアシリン
ダ520によって反転永久磁石522がリテーナー永久
磁石104の吸着位置へ移動させられる。次に、モータ
500が作動して反転ドラム510を180°回転さ
せ、反転ドラム510の回転に伴って容器Cを被せられ
たリテーナーRが180°回転させられ、容器Cをリテ
ーナーRの下側で上向きにする。このようにして、リテ
ーナーR内の殺菌済固形物が容器Cに移し替えられる。
【0080】続いて、吸着エアシリンダ530、532
を作動させて非吸着位置にあった反転搬送永久磁石53
4,538をリテーナー永久磁石104の吸着位置へ移
動させる。次に、搬送エアシリンダ512を作動させて
位置(サ)にあった転搬送永久磁石534及びこれによ
って吸着されているリテーナー永久磁石104を有する
リテーナーRを反転搬送永久磁石538によって吸着さ
れているリテーナーRの位置(シ)へ搬送させる。反転
搬送永久磁石538によって吸着されて位置(シ)にあ
ったリテーナーRは、当て止め部28へ搬送される。
【0081】(10)連続処装置の当て止め部 当て止め部28は、反転させたリテーナーR内に付着し
て残留している殺菌済固形物を容器Cに取出すために、
図14に示すように、搬送パイプ14における長さがリ
テーナーRの長さに等しく下側180°に広がる領域が
落下開口600として抜けており、ここに上面の中央部
が高く前後方向が徐々に下がり、さらに前後方向にドレ
ン溝650を設けた円筒面受け部材612が打ち当てシ
リンダ610よって昇降自在に配置されている。このよ
うに構成された当て止め部28は、リテーナー検出装置
(図示せず)によってリテーナーRが所定位置に到着し
たことが検出されると、シリンダ610が短縮してリテ
ーナーRが載った容器Cを載置している円筒面受け部材
612と一体の部材652が、高さ位置調整可能な突き
当て部材654に衝突して、急停止する。
【0082】この急停止による衝撃によって、リテーナ
ー容器反転部245において容器Cが被せられたリテー
ナーRが反転させられて下向きになったにもかかわらず
リテーナーRの底部等に付着したままであった殺菌済の
固形物が落下して、上向きの容器Cに移し替えられる。
その後、シリンダ610が伸長して円筒面受け部材61
2が搬送パイプ14の内面と一致した位置に戻り、容器
C及びリテーナーRが搬送できるようになる。
【0083】(11)連続処装置の容器取出部 容器取出部30においては、図1に示すように、リテー
ナーRと容器Cとを分離する。リテーナーRは搬送パイ
プ14を介してリテーナー洗浄部700に搬送される。
容器Cは、容器シール部710においてシールされて、
梱包装置(図示せず)へ続く製品コンベヤ720へ送ら
れる。リテーナー洗浄部700で洗浄されたリテーナー
Rは、リテーナーコンベヤでリテーナー供給部10に搬
送される。
【0084】(12)リテーナー追跡装置 上述した構成においてさらに、リテーナー追跡装置を設
けることによってリテーナー搬送の異常を早期に検知し
て、装置の大きな破損を防いだり、被処理物の無駄を最
小限に抑えることができる。リテーナー追跡装置は、折
返部20、容器被せ部22、リテーナー容器反転部2
4、当て止め部28等において、リテーナーRのあるべ
き規定位置と、リテーナー検出用永久磁石144を利用
して検出したリテーナーRの位置とを比較してリテーナ
ーRが所定の移動を行っているか否かを判断する。リテ
ーナー検出用永久磁石144を検出するためのセンサ
ー、例えば、搬入リテーナーセンサー355、搬出リテ
ーナーセンサー381を配置することが構造上困難な場
合には、このセンサーに替えてリテーナー永久磁石10
4を検出するリテーナー永久磁石検出センサー(図示せ
ず)を備え、該リテーナー永久磁石検出センサー(図示
せず)の出力を利用してリテーナー追跡や折返部20を
制御することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の搬送装置を適用した連続処装
置の実施態様の全体構成を示す平面図である。
【図2】図2は、図1に示す連続処理装置の正面図であ
る。
【図3】図3は、図1に示す連続処理装置の右側面図で
ある。
【図4】図4は、リテーナーRの斜視図である。
【図5】図5は、搬送パイプに取り付けられたリテーナ
ー搬送駆動系の断面図である。
【図6】図6は、搬送折返部の側面一部断面図である。
【図7】図7は、図6の搬送折返部の正面図である。
【図8】図8は、搬送折返部のリテーナー支持部に設け
た支持方向安定部の側面説明図である。
【図9】図9は、搬送折返部のリテーナー支持部に設け
た支持方向安定部の正面説明図である。
【図10】図10は、図6の水平断面図である。
【図11】図11は、容器供給部及び容器被せ部の垂直
断面図である。
【図12】図12は、リテーナー容器反転部の水平断面
図である。
【図13】図13は、図12の線XIII一XIIIに沿った垂
直断面図である。
【図14】図14は、当て止め部及び容器取出部の垂直
断面図である。
【図15】図15は、リテーナー回転防止ローラーの斜
視図である。
【図16】図16は、リテーナー支持部の斜視図であ
る。
【図17】図17は、ラチェット機構の説明図である。
【図18】図18は、円弧からなる曲線部分を含む搬送
路において本発明の搬送装置の作動原理を説明するため
の概略平面図である。
【図19】図19は、円弧からなる曲線部分を含む搬送
路において本発明の搬送装置の作動原理を説明するため
の概略部分断面図である。
【図20】図20は、上流側移動機構930と下流側移
動機構932の中間の位置における案内用永久磁石と保
持方向決定用永久磁石の関係を示す拡大平面図である。
【図21】図21は、下流側移動機構932の始端部に
一番近い位置における案内用永久磁石と保持方向決定用
永久磁石の関係を示す拡大平面図である。
【図22】図22は、他の実施形態において、案内用永
久磁石と保持方向決定用永久磁石の概略構造を示す拡大
部分断面図である。
【図23】図23は、他の実施形態において、上流側移
動機構930と下流側移動機構932の中間の位置にお
ける案内用永久磁石と保持方向決定用永久磁石の関係を
示す拡大平面図である。
【図24】図24は、他の実施形態において、下流側移
動機構932の始端部に一番近い位置における案内用永
久磁石と保持方向決定用永久磁石の関係を示す拡大平面
図である。
【符号の説明】 R リテーナー C 容器 1 連続処理装置 10 リテーナー供給部 14 搬送パイプ 16 搬送処理部 20 折返部 21 容器供給部 22 容器被せ部 24 リテーナー容器反転部 28 当て止め移替部 30 容器取出シール部 32 エアシャワー 34 クリーンルーム 100 リテーナーフレーム 102 円盤状ラビリンスプレート 104 リテーナー永久磁石 109 リテーナーバスケット 140 スケート部材 144 リテーナー検出用永久磁石 210 駆動チエーン 300 底部 302 円筒形ハウジング 304 蓋部材 310 搬入円筒部材 312 搬出円筒部材 320 十字型アーム部材 330 リテーナー支持部 332 折返搬入部 354 折返搬入部 356 折返搬出部 510 反転ドラム 520 吸着エアシリンダ 522 反転永久磁石 612 円筒面受け部材 700 リテーナー洗浄部 902 上流側搬送機構 904 曲線搬送路 906 下流側搬送機構 910 搬送用部材 912 保持部材 912m1〜912m3 保持方向決定用永久磁石 914 支持アーム 916 中心支持軸 918 曲線搬送路駆動機構 930 上流側移動機構 932 下流側移動機構 940 案内用永久磁石 960m1〜960m3 案内用永久磁石 962 保持方向決定用永久磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻谷 修司 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品株式会社内 (72)発明者 網野 信吾 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品株式会社内 (72)発明者 山田 守夫 神奈川県横浜市保土ヶ谷区権太坂1−51− 4 Fターム(参考) 3F072 AA07 GE03 KC01 KC05 KC12 KE01 4B021 LA01 LP01 LP07 LT02 5H301 AA02 AA09 BB05 CC06 EE02 GG07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送用部材を搬送するための搬送装置で
    あって、 曲線部分を含む曲線搬送路と、 前記搬送用部材を保持して前記曲線搬送路にそって移動
    させるための保持部材と、 前記搬送用部材が前記曲線搬送路にそって移動するよう
    に、前記保持部材を作動させるための保持部材作動機構
    と、 前記保持部材に回転可能に取り付けられた3列の保持方
    向決定用永久磁石を含む保持方向決定手段と、 前記保持部材の方向を定めるための1列の案内用永久磁
    石を含む案内手段とを備え、 前記3列の保持方向決定用永久磁石は、隣り合う列の磁
    極が異なるように配置されており、 前記3列の保持方向決定用永久磁石のうちの中間の列に
    含まれる保持方向決定用永久磁石と、前記1列の案内用
    永久磁石とは、向かい合う磁極が異なるように構成さ
    れ、それによって、前記保持部材の方向が、前記保持方
    向決定用永久磁石と前記案内用永久磁石との間の磁力に
    より決められるように構成される、ことを特徴とする搬
    送装置。
  2. 【請求項2】 搬送用部材を搬送するための搬送装置で
    あって、 曲線部分を含む曲線搬送路と、 前記搬送用部材を保持して前記曲線搬送路にそって移動
    させるための保持部材と、 前記搬送用部材が前記曲線搬送路にそって移動するよう
    に、前記保持部材を作動させるための保持部材作動機構
    と、 前記保持部材に回転可能に取り付けられた1列の保持方
    向決定用永久磁石を含む保持方向決定手段と、 前記保持部材の方向を定めるための3列の案内用永久磁
    石を含む案内手段とを備え、 前記3列の案内用永久磁石は、隣り合う列の磁極が異な
    るように配置されており、 前記3列の案内用永久磁石のうちの中間の列に含まれる
    案内用永久磁石と、前記1列の保持方向決定用永久磁石
    とは、向かい合う磁極が異なるように構成され、それに
    よって、前記保持部材の方向が、前記保持方向決定用永
    久磁石と前記案内用永久磁石との間の磁力により決めら
    れるように構成される、ことを特徴とする搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記案内用永久磁石は環形状に形成さ
    れ、前記保持部材作動機構は、前記保持方向決定手段を
    前記案内用永久磁石の環形状のうちの少なくとも一部に
    そって移動させることができ、それによって、前記保持
    部材の方向を一定にして前記保持部材を移動させること
    ができるように構成されていることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記保持方向決定用永久磁石は、前記案
    内用永久磁石にそう方向に配置された複数の永久磁石を
    含むことを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
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