JP2002249224A - 搬送装置及び搬送用容器 - Google Patents

搬送装置及び搬送用容器

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JP2002249224A
JP2002249224A JP2001046365A JP2001046365A JP2002249224A JP 2002249224 A JP2002249224 A JP 2002249224A JP 2001046365 A JP2001046365 A JP 2001046365A JP 2001046365 A JP2001046365 A JP 2001046365A JP 2002249224 A JP2002249224 A JP 2002249224A
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container
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JP2001046365A
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English (en)
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Takaaki Shimizu
孝晃 清水
Akifumi Fujita
明文 藤田
Morio Yamada
守夫 山田
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House Foods Corp
Original Assignee
House Foods Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 殺菌装置内あるいは無菌処理室内をシンプル
な構造にすることができる磁石搬送機構を備えた搬送装
置を提供する。 【解決手段】 本発明の搬送装置は、複数のリテーナー
Rと、リテーナーRを移動させるための駆動装置とを含
む。リテーナーRには、リテーナーRを移動させる方向
と平行に、移動用永久磁石即ちリテーナー永久磁石10
4が、N極とS極を交互にして配列される。駆動装置
は、N極とS極を交互にして配列された駆動用磁石を備
える。移動用磁石と駆動用磁石との間に生じる吸引力に
よりリテーナーRを移動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送用容器を搬送
するための搬送装置に関する。さらに詳しくは、本発明
は、移動用磁石を備えた搬送用容器と、駆動用磁石を備
えた駆動装置とを含み、移動用磁石と駆動用磁石との間
に生じる吸引力により搬送用容器を移動させるように構
成した搬送装置と、このような搬送装置に用いられる搬
送用容器とに関する。
【0002】
【従来の技術】(1) 容器に食品を充填し、密封した
後加圧加熱殺菌を施したレトルト製品が上市されてい
る。かかる製品は、食品が容器内に密封された状態で加
圧加熱処理されるため、容器内に、加熱臭がこもり、食
品の味覚が低下するという問題があった。
【0003】(2)この問題を解決するために、一容器
に充填した食品を、容器を密封することなく加圧加熱殺
菌し、その後に、無菌包装するという新規な無菌包装製
品の開発が進められている。このような無菌包装製品の
製造装置として、例えば特開平9−84567号公報に
開示されているように、固形食品材料物をカップに充填
し、カップを複数個づつカセットに収納した後、このカ
セットを殺菌機に投入して固形物を蒸気で直接殺菌し、
殺菌後、クリーンブース内でカセットからカップを取り
出して、固形物を調味液とともに容器に充填して密封包
装するバッチ処理の固形物含有食品の殺菌装置が提案さ
れている。
【0004】しかしながら、前記特開平9−84567
号公報に開示されているようなバッチ処理装置では、殺
菌処理の生産性を高めるために、加圧と殺菌と減圧を制
御するための制御機構を備えた殺菌釜を準備する必要性
があり、バッチ処理装置の設備サイズが大きくなり、設
備費用が膨大のものになる問題があった。また、このよ
うなバッチ処理装置においては、殺菌処理を施した食品
を直ちにリテーナーから製品用容器に移し替えることが
できず、すなわち製品用容器への移し替えを待機するリ
テーナーを存在させなければならない。この待機のため
に、食品を殺菌後無菌包装する装置内は、事前に装置滅
菌され、無菌環境に保持されている。しかし、万一、当
該滅菌処理が不十分な箇所があった場合には、このよう
な移し替え待機中のリテーナーにおいても、食品の菌汚
染が発生するおそれが高いという問題があった。
【0005】(3)特開平7−67595号公報には、
加圧加熱殺菌を連続的に行う装置として、それぞれ上流
側に入口、下流側に出口を有する食品供給部、直線筒加
熱器、直線筒冷却器、排出部からなり、それぞれの出口
と入口とを密閉ゲートを介して、互いに平行あるいは直
角に接続した食品殺菌装置を開示している。前記食品供
給部等の各部の入口ゲートの上流側に剛性の容器を押し
込むための押し込み装置を設けている。
【0006】前記特開平7−67595号公報に開示さ
れているような連続処理装置においては、加圧加熱装置
(殺菌釜)に固形食品材料を充填したリテーナーを搬入す
る場合、殺菌された固形食品材料を収容したリテーナー
を殺菌釜から搬出する場合、常圧状態から加圧状態への
圧力の制御と、加圧状態から常圧状態へ減圧させる制御
とが必要であった。このような処理装置では、具体的に
は、殺菌釜の上流側及び下流側にそれぞれ設けた調圧室
の2つの遮断扉(バルブ)を、リテーナーを搬入するとき
と、リテーナーを搬出するときに、交互に開閉しなけれ
ばならなかった。このため、処理装置の操作が煩雑であ
り、さらに操作に一定の時間を必要とする問題があっ
た。
【0007】(4) また、密閉ゲートを設けることな
く連続的に加圧加熱処理する装置としては、特開昭52
−64470号に連続蒸米装置が開示されている。この
装置は、無端式に連続させたコンベヤベルトに走行方向
において一定間隔をおいて仕切板を設け、また前記コン
ベヤベルトの側方には側板を配置して複数の連続した収
容室を形成している。前記コンベヤベルトの走行路の一
部は蒸気加熱室を通過し、前記蒸気加熱室のコンベヤベ
ルトの入口部及び出口部は前記仕切板が微小の隙間を保
つ寸法のゲートを形成している。
【0008】この連続蒸米装置においては、コンベヤベ
ルトの構造が複雑になり、特にその洗浄が困難である問
題がある。また、コンベヤベルトは非常に長いものが必
要になり、連続蒸米装置が大型になることに加えて、コ
ンベヤベルトの熱膨張による撓みによる操作制御の困難
化やメンテナンスの困難化が避けられない。さらに、蒸
気加熱室の外部にコンベヤベルトの駆動部を設けなけれ
ばならず、連続蒸米装置の無菌性を維持することが困難
である。さらにまた、収容室は連続しているため、各収
容室において加圧加熱処理した米等を収容室毎に製品容
器に移し替えることが困難であり、利用できる被処理物
が限定されてしまう。
【0009】(5) 搬送中に各種の処理をする装置に
おいて、設備全体を小型化するために、被搬送物の搬送
路に進行方向を変更させる折返し部等を設け、限られた
スペース内に各種装置を配置する工夫がなされている。
被処理物が液体である場合には、液体を搬送する配管自
体をそのまま折返すことにより比較的容易に搬送路の方
向修正を行うことができる。しかし、搬送物が固形物で
ある場合には、特別な折返し機構の設置が必要となる。
搬送物の姿勢を変えることなく移載する折返し機構とし
ては、例えば特開昭55−161718号公報に開示さ
れいる。反対方向に移動する2つの平行隣接する各コン
ベヤの端部に対向させコンベヤ搬送路と直交する面内で
回転する回転盤を設け、該回転盤の支軸及び回転盤に取
り付けられた複数の受台の各支軸に設けたスプロケット
にチェーンを掛け渡し、回転盤の回転に伴って受台を水
平に保持し、被搬送物(瓦)を水平に維持して移載する装
置が知られている。
【0010】しかしながら、前記特開昭55−1617
18号公報に開示されているような折返し機構は、受台
を水平に保持するためにスプロケット、チェーン等の設
備が必要になるため、装置の構造が複雑になる。そのた
め、例えば食品装置等、菌汚染の問題が生じないように
シンプルな構造が求められる装置において、当該複雑な
機構を備えた折返し機構を採用することは好ましくな
い。
【0011】
【発明の目的】上記した通り、従来の搬送装置、連続殺
菌装置等は、殺菌装置内あるいは無菌処理室内に、ベル
トコンベヤ等の複雑な搬送機構を設置したものであり、
食品装置等において、菌汚染の問題が発生する要因を含
むおそれがあった。本発明の目的は、このような菌汚染
問題が発生する要因を解消し、殺菌装置内あるいは無菌
処理室内をシンプルな構造にすることができる磁石搬送
機構を備えた搬送装置を提供することにある。また、本
発明の他の目的は、このような搬送装置において、確実
に、搬送用容器を磁石搬送することができる搬送装置を
提供することにある。また、本発明の更に他の目的は、
このような搬送装置に用いられる搬送用容器を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決する手段】本発明は、搬送用容器を搬送す
るための搬送装置であって、この搬送装置は、搬送用容
器と、搬送用容器を移動させるための駆動装置とを含
む。本発明の搬送装置では、搬送用容器には、搬送用容
器を移動させる方向と平行に移動用磁石がN極とS極を
交互にして配列されている。本発明の搬送装置では、駆
動装置には、移動用磁石に磁力を加えて搬送用容器を移
動させるための駆動用磁石がN極とS極を交互にして配
列されており、駆動装置は、搬送用容器を移動させる方
向と平行に駆動用磁石を移動させるための駆動用磁石移
動手段を備える。また、本発明の搬送装置では、搬送用
容器を移動させる方向にそって搬送用容器を案内するた
めの搬送用容器案内手段が設けられる。
【0013】この本発明の搬送装置では、移動用磁石と
駆動用磁石は、互いに間隔を隔て、対面する磁石の磁極
が異なるように配置され、駆動用磁石移動手段を作動さ
せて駆動用磁石を移動させ、移動用磁石と駆動用磁石と
の間に生じる吸引力により、搬送用容器案内手段に案内
されるように搬送用容器を移動させるように構成されて
いる。この構成により、磁石を用いて搬送用容器を搬送
させる場合、当該搬送用容器を確実に移動させることが
できる。
【0014】更に、本発明は、磁力を用いて搬送するよ
うに構成された搬送装置に用いられる搬送用容器であっ
て、前記搬送用容器を移動させる方向と平行に、搬送用
容器の両側にそれぞれN極とS極を交互にして磁石が配
列されており、前記搬送用容器の両側の対応する位置に
ある磁石の磁極の極性が同じであることを特徴とする。
本発明の搬送用容器では、搬送用容器の両側にそれぞれ
配列された磁石の数が、奇数個であるのが好ましい。こ
の構成により、搬送用容器の前後が入れ替わった場合に
おいても、搬送用容器を駆動する駆動用磁石の配置、搬
送用容器を駆動する駆動装置の動作設定などを変更する
手間を必要としないで、定められた移動方向に確実に移
動する搬送用容器を実現することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明の搬送装置を用いると、移動用磁
石と駆動用磁石との間に生じる吸引力が高まり、搬送用
容器を確実に移動させることができる効果を有する。ま
た、搬送用容器の両側に設けた磁石の対応する位置にあ
る磁石の極性を同じにすることにより、搬送用容器の前
後が入れ替わった場合においても、搬送用容器の両側に
配置された駆動用磁石が順次送られてきて、搬送用容器
の前方部の移動用磁石と引き合うときに、配列が異なっ
た駆動用磁石を備えた駆動装置を搬送用容器の両側にそ
れぞれ配置する手間を必要とせずに、搬送用容器の移動
方向に当該搬送用容器を移動させることができる効果を
有する。
【0016】また、搬送用容器の両側に設けた磁石の数
を奇数個にすることにより、搬送用容器の前後が入れ替
わった場合においても、搬送用容器の両側に配置された
駆動用磁石が順次送られてきて、搬送用容器の前方部の
移動用磁石と引き合うときに、駆動装置の動作設定を変
更することなく、常に同一磁極で搬送用容器と引き合
い、定められた移動方向に当該搬送用容器を移動させる
ことができる効果を有する。
【0017】さらに、本発明では、リテーナーのような
搬送用容器を搬送するための搬送装置を磁力搬送するよ
うに構成することにより、搬送用容器を搬送する機構の
駆動部を管状搬送体の外部に配置することができ、本発
明の搬送装置を適用した連続処理装置の無菌性を容易に
確実に維持することができる。このような本発明の搬送
装置はまた、磁力吸着を確実に行うことができ、駆動装
置と搬送用容器の位置ずれを有効に防止して搬送用容器
を確実に搬送できる効果を有する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基づいて本
発明の好ましい実施形態を説明する。図1は、本発明の
搬送装置を適用した連続処理装置の全体を示す平面図で
ある。図2は、図1に示す連続処理装置の搬送パイプ及
び折返部の正面図である。図3は、図2に示す連続処理
装置の搬送パイプ及びそれに接続された複数の折返部の
右側面図である。図4は、リテーナーの斜視図である。
図5は、搬送パイプに取り付けられたリテーナー搬送駆
動系の断面図である。図6は、搬送折返部の側面一部断
面図である。図7は、図6の搬送折返部の正面図であ
る。図8は、搬送折返部のリテーナー支持部に設けた支
持方向安定部の側面説明図である。図9は、搬送折返部
のリテーナー支持部に設けた支持方向安定部の側面説明
図である。図10は、図6の水平断面図である。図11
は、容器供給部及び容器被せ部の垂直断面図である。図
12は、リテーナ容器反転部の水平断面図である。図1
3は、図12の線XIII一XIIIに沿った垂直断面図であ
る。図14は、当て止め部及び容器取出部の垂直断面図
である。図15は、リテーナー回転防止ローラーの斜視
図である。図16は、リテーナー支持部の斜視図であ
る。図17は、ラチェット機構の説明図である。図18
は、本発明の搬送装置の作動原理を説明するための概略
平面図である。
【0019】本発明の搬送装置を適用した連続処理装置
において、連続処理装置1は、図1ないし図3に示すよ
うに、搬送用容器即ちリテーナーRを搬送する管状搬送
体すなわち断面が円形の搬送パイプ14をエンドレスに
連結した搬送路に、洗浄された固形物を充填したリテー
ナーRを供給するリテーナー供給部10、リテーナーR
を搬送し加圧蒸気によってリテーナーR内の固形物を殺
菌する搬送処理部16、搬送処理部16内で搬送路を折
返しさせる複数の折返部20、容器Cを容器供給部21
から受け取りリテーナーRに被せる容器被せ部22、容
器Cを被せたリテーナーRを反転させ、リテーナーR内
の殺菌済固形物を容器Cに移し替えるリテーナー容器反
転部24、容器Cを被せたリテーナーRの内壁に付着し
たままの殺菌済固形物の残留物をリテーナーRに衝撃を
与えることによって容器C内へ落下させる当て止め部2
8、及び容器取出部30を、リテーナー搬送方向に沿っ
て順次配置してなる。
【0020】容器Cを容器供給部21から受け取りリテ
ーナーRに被せる容器被せ部22、容器Cを被せたリテ
ーナーRを反転させ、リテーナーR内の殺菌済固形物を
容器Cに移し替えるリテーナー容器反転部24、容器C
を被せたリテーナーRの内壁に付着したままの殺菌済固
形物の残留物をリテーナーRに衝撃を与えることによっ
て容器C内へ落下させる当て止め部28、容器取出部3
0、及び後述する容器シール部710は、エアシャワー
32を有するクリーンルーム34内に配置されている。
【0021】連続処理装置1は、図1ないし図3に示す
ように、搬送パイプ14Aないし14Hを順次折返すよ
うに連結してなる。すなわち、連結された搬送パイプ1
4Aは、固形物を常圧で予備加熱する。連結された搬送
パイプ14Bは、段階的に圧力が上昇するラビリンスシ
ールを形成してその上流側の加圧状態を保持する。搬送
パイプ14Bの下流側に連結された搬送パイプ14Cな
いし14Gは、蒸気供給部を適宜配置することにより所
望の加熱加圧状態を形成して固形物を殺菌する。搬送パ
イプ14Hは、段階的に圧力が下降するラビリンスシー
ルを形成してその下流側の加圧状態を保持する。
【0022】リテーナー供給部10は、所定の大きさに
カットし洗浄された固形物を充填したリテーナーRを順
次供給する。
【0023】リテーナーRは、図4に示すように、水平
に延びたリテーナーフレーム100の前後にラビリンス
シールを形成するための絞り片すなわち円盤状ラビリン
スプレート102を取り付けてなる。リテーナーフレー
ム100の左右の各縁部には適当な間隔をおいて5個の
リテーナー永久磁石104がN極、S極を交互にして埋
め込まれている。リテーナーフレーム100は保持板1
06を取り外し可能に保持し、該保持板106は中央部
に楕円開口108が形成され、該楕円開口108にリテ
ーナーバスケット109が配置されている。リテーナー
バスケット109は、概ね楕円筒形の収容部110を有
し、底部112に複数の蒸気通過孔116を設け、外側
にリテーナーフレーム100に係合するフランジ120
が設けられている。
【0024】リテーナーバスケット109の上方部はフ
ランジ120の上面より上方に突出している。容器被せ
部22において、容器Cをリテーナーバスケット109
に被せると、リテーナーバスケット109の上方に突出
した部分が、容器Cの側壁の上方内側に接触した状態
で、すなわち、リテーナーRと容器Cとの間に隙間がな
い状態で、両者が嵌合される。また、上記リテーナーバ
スケット109の上方に突出した部分は、容器Cを被せ
たときに、容器Cの底部コーナー部が搬送パイプすなわ
ち筒状搬送体の内壁部にほぼ接触した状態になるように
形成される。これにより、リテーナーRと容器Cが密着
した状態で、リテーナーRと容器Cを反転させることが
できる。したがって、本発明の搬送装置は、複数の搬送
用容器即ちリテーナーRを搬送するための搬送装置であ
って、この搬送装置は、複数のリテーナーRと、リテー
ナーRを移動させるための駆動装置とを含む。
【0025】リテーナーRには、前述したように、リテ
ーナーRを移動させるべき方向にそって間隔を隔てて、
奇数個の移動用永久磁石、例えば、5個のリテーナー永
久磁石104が、N極とS極を交互にして配列されてい
る。
【0026】ラビリンスプレート102には、リテーナ
ーフレーム100を取り付けるための2本のネジ13
0、ラビリンスプレート102を互いに固定するために
支柱部材を取付ける3本のネジ141、及び保持板10
6をリテーナーフレーム100に固定するための固定ハ
ンドル131が取り付けられている。ラビリンスプレー
ト102にはさらに、前後のリテーナーRに対し一定の
間隔を保持するための突き当て部材132、ラビリンス
プレート102を搬送パイプ14の内面に対し均一な間
隔を保持して摺動させるための複数の合成樹脂製のスケ
ート部材140Aないし140E、及びリテーナーRの
位置を検出させるためのリテーナー検出用永久磁石14
4が設けられている。
【0027】スケート部材140Aないし140Eは、
ラビリンスプレート102の頂上部のスケート部材14
0A,リテーナー永久磁石144を避けた左右位置のス
ケート部材140B、140C、下方の2位置のスケー
ト部材140D、140Eである。頂上部に配置したス
ケート部材140AはリテーナーRが搬送パイプ14内
で上下反転したときにも安定して搬送するために有効で
あり、また左右位置に配置したスケート部材140B、
140CはリテーナーRが一方のみの駆動チェーン21
0の駆動永久磁石202によって安定して搬送するため
に有効である。スケート部材のラビリンスプレート10
2への取付けは、スケート部材におけるねじ等による取
付位置と搬送パイプ14内面への接触面との距離が小さ
い程、スケート部材の熱膨張の影響を小さくでき、好ま
しい。
【0028】リテーナー検出用永久磁石144は、前後
のラビリンスプレート102のそれぞれに、それらを前
方、後方から見たときに同じ位置になるような位置に
(すなわち、リテーナー水平断面の対角位置に)配置さ
れる。リテーナー検出用永久磁石144をこのように配
置することによって、後述する搬入リテーナーセンサー
355、搬出リテーナーセンサー381を搬送パイプ1
4等の一方の側のみに配置した構成においても、リテー
ナーRを前後方向入れ替えた使用を可能にし、またリテ
ーナーRの上下反転状態を容易に検出できる利点を有す
る。ラビリンスプレート102は、3本の支柱部材14
1によって固定されているので、高い圧力負荷がかかっ
た場合においても、ラビリンスプレート102は強固に
互いに平行に保たれ、ラビリンスシールを確実に形成す
ることができる。
【0029】次に、図18を参照して、本発明の搬送装
置の作動原理を詳細に説明する。この図18は、管状搬
送体の中にリテーナーRを配置した状態を表わす切断部
分横断面図である。本発明の搬送装置は、複数の搬送用
容器710と、搬送用容器710を移動させるための駆
動装置720とを含む。図面を簡略にするために、図1
8には、搬送用容器710を1個だけ図示している。駆
動装置720は、搬送用容器710の移動を案内するた
めの案内用管722、724と、駆動チェーン726、
728と、駆動用磁石720m1〜720m10とを備
える。
【0030】本発明の搬送装置では、搬送用容器710
には、搬送用容器710を移動させる方向と平行に複数
の移動用磁石710m1〜710m5と、移動用磁石7
10m6〜710m10とが、N極とS極を交互にして
配列されている。移動用磁石710m1〜710m5は
搬送用容器710の一方の側面に配置され、移動用磁石
710m6〜710m10は搬送用容器710の他方の
側面に配置される。搬送用容器710の一方の側面に配
置される移動用磁石の数は、搬送用容器710の他方の
側面に配置される移動用磁石の数と等しいのがよい。ま
た、本発明の搬送装置では、移動用磁石710m1〜7
10m10と駆動用磁石720m1〜720m10は、
互いに案内用管722、724を介して、対面する磁石
の磁極が異なるように配置される。したがって、移動用
磁石710m1〜710m5と駆動用磁石720m1〜
720m5との間には、隙間TGが設けられ、移動用磁
石710m6〜710m10と駆動用磁石720m6〜
720m10との間には、隙間TGが設けられる。この
構成により、図18に矢印708で示すような定められ
た移動方向に確実に移動する搬送用容器を実現すること
ができる。
【0031】駆動装置720には、搬送用容器710の
移動用磁石710m1〜710m10に磁力を加えて搬
送用容器710を移動させるための駆動用磁石720m
1〜720m5と、駆動用磁石720m6〜720m1
0とが、N極とS極を交互にして配列されている。例え
ば、移動用磁石710m1、710m3、710m5、
710m6、710m8、710m10がN極を駆動用
磁石に向けて配置され、駆動用磁石720m1、720
m3、720m5、720m6、720m8、720m
10がS極を移動用磁石に向けて配置され、移動用磁石
710m2、710m4、710m7、710m9がS
極を駆動用磁石に向けて配置され、駆動用磁石720m
2、720m4、720m7、720m9がN極を移動
用磁石に向けて配置される。
【0032】あるいは、この構成と反対に、移動用磁石
710m1、710m3、710m5、710m6、7
10m8、710m10がS極を駆動用磁石に向けて配
置され、駆動用磁石720m1、720m3、720m
5、720m6、720m8、720m10がN極を移
動用磁石に向けて配置され、移動用磁石710m2、7
10m4、710m7、710m9がN極を駆動用磁石
に向けて配置され、駆動用磁石720m2、720m
4、720m7、720m9がS極を移動用磁石に向け
て配置されるように構成してもよい。
【0033】この構成により、移動用磁石710m1〜
710m10と駆動用磁石720m1〜720m10と
の間に生じる吸引力により搬送用容器710を確実に移
動させることができる。搬送用容器710を移動させる
方向と平行に駆動用磁石720m1〜720m10を移
動させるための駆動用磁石移動手段が設けられる。駆動
用磁石移動手段は、駆動用磁石720m1〜720m5
を配置した駆動チェーン726と、駆動用磁石720m
6〜720m10を配置した駆動チェーン728と、駆
動チェーン726、728を作動させるための駆動モー
タ(図示せず)と、駆動モータの回転力を駆動チェーン
に伝達するための駆動力伝達系(図示せず)とを含む。
駆動モータの作動によって駆動チェーン726、728
を走行させるように構成されている。これにより、駆動
用磁石720m1〜720m10を移動させ、移動用磁
石710m1〜710m10と駆動用磁石720m1〜
720m10との間に生じる吸引力により、搬送用容器
案内手段(案内用管722、724)に案内されるよう
に搬送用容器710を移動させることができる。
【0034】また、移動用磁石710m1〜710m1
0の磁石と、駆動用磁石720m1〜720m10の磁
石とがともにN極とS極を交互にして配列されているの
で、例えば、移動用磁石710m3と駆動用磁石720
m2との間には反発力が生じ、同時に、移動用磁石71
0m3と駆動用磁石720m4との間には反発力が生じ
るので、対面する移動用磁石710m3と駆動用磁石7
20m3との間の吸引力が高くなる。また、本発明の搬
送装置では、それぞれの移動用磁石710m1〜710
m10の搬送用容器を移動させる方向(図18に矢印7
08で示す方向)の長さLMと、それぞれの駆動用磁石
720m1〜720m10の搬送用容器を移動させる方
向の長さLMは等しいのがよい。
【0035】本発明の搬送装置では、駆動用磁石720
m1〜720m10は、移動用永久磁石710m1〜7
10m10を配列した間隔と同じ間隔となるように配列
され、かつ、搬送用容器710を搬送用容器710を移
動させる方向と平行に移動可能なように構成された複数
の駆動用永久磁石720m1〜720m10を含むよう
に構成するのがよい。また、本発明の搬送装置では、駆
動用磁石は、移動用磁石710m1〜710m10を配
列した間隔と同じ間隔となるように、搬送用容器710
を搬送用容器710を移動させる方向と平行に配列され
た複数の電磁石(図示せず)を含むように構成してもよ
い。
【0036】更に、本発明の搬送用容器710では、搬
送用容器710を移動させる方向と平行に、搬送用容器
710の両側にそれぞれ間隔を隔てて、奇数個の永久磁
石710m1〜710m5、710m6〜710m10
が、N極とS極を交互にして配列され、搬送用容器の両
側の対応する位置にある永久磁石の磁極の極性は同じで
あるのが好ましい。すなわち、永久磁石710m1の磁
極の極性は永久磁石710m6の磁極の極性は同じであ
り、永久磁石710m2の磁極の極性は永久磁石710
m7の磁極の極性は同じであり、永久磁石710m3の
磁極の極性は永久磁石710m8の磁極の極性は同じで
あり、永久磁石710m4の磁極の極性は永久磁石71
0m9の磁極の極性は同じであり、永久磁石710m5
の磁極の極性は永久磁石710m10の磁極の極性は同
じであるのがよい。この構成により、図18に示すよう
な駆動チェーン726、728を含み、同一配列の駆動
用磁石を備えた駆動装置を用いて、定められた移動方向
に搬送用容器を確実に移動させることができる。
【0037】また、搬送用容器の両側に設けた磁石の数
を奇数個にすることにより、搬送用容器の前後が入れ替
わった場合においても、搬送用容器の両側に配置された
駆動用磁石が順次送られてきて、搬送用容器の前方部の
移動用磁石と引き合うときに、駆動装置の動作設定を変
更することなく、常に同一磁極で搬送用容器と引き合
い、定められた移動方向に当該搬送用容器を移動させる
ことができる。本発明の搬送用容器710では、搬送用
容器710を移動させる方向と平行に間隔を隔てて、奇
数個の永久磁石710m1〜710m5、710m6〜
710m10が、N極とS極を交互にして配列されるの
がよい。図18には、搬送用容器710の一方の側面に
5個の永久磁石を配置した構成を示すけれども、搬送用
容器710の一方の側面に配置する永久磁石の個数は、
3個、7個、9個、11個などの奇数であってもよい。
【0038】次に、本発明の搬送装置を適用した連続処
理装置において、搬送処理部16について説明する。搬
送処理部16は、図5に示すように、搬送パイプ14が
架台200によって支持されている。搬送パイプ14の
端部は、折返部20に連結されている。搬送パイプ14
は、ステンレス製で、内面を滑らかな円筒面に仕上げて
なる。複数の直線状の搬送パイプ14は、図1の平面図
において互いに平行に、図2の正面図において傾斜又は
水平であるように配置されている。1度ないし5度、例
えば1.5度傾斜した搬送パイプ14においては、蒸気
によるドレインが重力により容易に一方向に流出し、搬
送パイプ14内が菌汚染されるおそれが少ない。
【0039】また、例えば、図14に示すように、搬送
パイプ14のラビリンスシールを形成する部分の圧力制
御領域を除く領域の内面に、リテーナーRの搬送方向に
沿って延びた複数の溝を設けることにより、搬送パイプ
14内に圧力差がなくなり、搬送パイプ14内において
リテーナーRがが所定位置からずれることを防止する。
また、この搬送パイプ14内の溝により、ドレインの排
出をより効率的に行うことができる。
【0040】搬送パイプ14にはまた、リテーナーRが
ラビリンスシールを形成した部分における圧力差によっ
て搬送方向と逆の方向に走行を阻止するために、図17
に示すように、リテーナーRが所定搬送方向には走行可
能であるが、反対方向の走行を機械的に阻止するラチェ
ット機構15を適所に設け、リテーナーRの飛び出しや
逆走行による事故を未然に防いでいる。特に、このラチ
ェット機構15は、段階的に圧力が上昇するラビリンス
シールを形成している搬送パイプ14Bの始端側に設置
するのが望ましい。一方、搬送パイプ14には、複数箇
所で温度及び圧力を制御された水蒸気が入れられ、この
蒸気の温度、圧力、によって固形物が殺菌等の処理が行
われる。上述したように、搬送パイプ14への水蒸気の
供給位置を選択することによって、処理領域の長さ(大
きさ)や位置を任意に選択することができる。
【0041】搬送パイプ14の両側には、駆動チェーン
210が平行して配置され、駆動チェーン210にはリ
テーナー永久磁石104と同じ間隔で駆動永久磁石20
2が取り付けられている。両側の駆動チェーン210
は、駆動モータ211、可撓性駆動力伝達系212によ
って同速で駆動される。駆動チェーン210の近傍に
は、駆動チェーン210の走行を検出するための光電式
の駆動チェーン走行センサー(図示せず)が設けられて
いる。駆動チェーン走行センサー(図示せず)の出力に
よって駆動チェーン210の間欠走行を制御するように
構成されている。これにより、例えば、駆動チェーン2
10の駆動永久磁石202の磁極SNSNSと、リテイ
ナー永久磁石104の磁極NSNSNとの強力な磁力吸
着関係を成立させ、駆動チェーン210はリテイナーR
を強力な吸着力によって搬送パイプ14内で搬送する。
【0042】駆動チェーン210は、図5に示すよう
に、駆動永久磁石202を保持する磁石ホルダー230
の上下端部にガイドローラー232が取り付けられ、ガ
イドローラー232はガイドレール236内を走行す
る。このガイドローラー232及びガイドレール236
の構成によって、走行中の駆動永久磁石202と搬送パ
イプ14の間隔、すなわち駆動永久磁石202とリテー
ナー永久磁石104の間隔を高精度に一定に保つことが
できる。駆動チェーン210はまた、駆動永久磁石20
2の上方あるいは下方に磁力線を遮断する金属板(図示
せず)を配置して、後述する搬入リテーナーセンサー3
55、搬出リテーナーセンサー381等の磁力線センサ
ーの誤検出を防止している。このような金属板は、同様
の目的で後述するリテイナー永久磁石104、折返搬入
永久磁石390、362、364、折返搬出永久磁石3
74、375、900、376に設けることが望まし
い。
【0043】駆動チェーン210のない部分、例えばリ
テーナー供給部10、駆動チェーン210の間のリテー
ナー引渡し部、折返部20へのリテーナー引渡し部及び
受け取り部等にリテーナー回転防止ローラー250が配
置されている。リテーナー回転防止ローラー250は、
図15に示すように、回転自在の回転軸252に支持さ
れたデスク254の周縁に、リテーナーフレーム100
の縁部に埋め込まれた5個のリテーナー永久磁石104
の間隔にほぼ等しい間隔でN極、S極を交互に位置する
ように複数の永久磁石260を埋め込んで構成されてい
る。従って、リテーナー回転防止ローラー250の近傍
をリテーナーRが通過すると、そのリテーナー永久磁石
104とリテーナー回転防止ローラー250の永久磁石
260が吸着し合い、リテーナーRは永久磁石260に
よって定められる所定の吸着方向に維持されて搬送され
る。これにより、駆動チェーン210のない部分におい
て、リテーナーRが搬送パイプ14の中心軸を中心とし
て回転してしまうことを防止することができる。
【0044】折返部20は、図6ないし図10に示すよ
うに、底部300を有する円筒形ハウジング302を横
向きに配置し、該円筒形ハウジング302の開口部を、
凸構造の蓋部材304によって開閉可能に密閉してな
る。蓋部材304には、前方(図6及び図10の左側方
向)の左右端部に、搬送パイプ14に連通された搬入円
筒部材310及び他の搬送パイプ14に連通された搬出
円筒部材312が固着されている。円筒形ハウジング3
02内の搬入円筒部材312の先端部には、後述するリ
テーナー支持部330の2本の支持部材340が両側を
通過することができる幅と長さの樋状支持部材357が
設けられている。
【0045】底部300の内部中心には、図7に示すよ
うに、十字型アーム部材320の各アーム322によっ
て支持されたリング部材321が回転可能に取り付けら
れている。リング部材321には、8個のリテーナー支
持部330が等間隔を置いて揺動可能に吊設されてい
る。リテーナー支持部330は、図16に示すように、
軸部332、軸部332から軸部332の軸線に直交す
る方向に延び略三角形を形成する半径部336、半径部
336の先端部から軸部332の軸線と平行に前方へ延
びた2本の支持部材340からなる。搬入円筒部材31
0から搬入されたリテーナーRは、樋状支持部材357
によって支持されるまで搬送される。樋状支持部材35
7によって支持されたリテーナーRは、そこへ回転移動
してきた2本の支持部材340によって持ち上げられ、
円軌道で搬送される。
【0046】180度円軌道で搬送されたリテーナーR
は、反対側に設けられた樋状支持部材357上の両側を
支持部材340が上方から通過するときに、樋状支持部
材357上に載置され、そこから、搬出円筒部材312
に搬出される。これによって、支持部材340は樋状支
持部材357との正しい位置関係で確実にリテーナーR
を受け渡しをすることができる。
【0047】円筒形ハウジング302の底部300の後
側すなわち外側には、図6に示すように、十字型アーム
部材320を間欠的に回転させるためのモータ350及
び駆動軸352が配置されている。折返部20の調整や
洗浄のために、円筒形ハウジング302は、固定の蓋部
304から分離して図6に一点鎖線によって示す位置へ
移動可能である。
【0048】円筒形ハウジング302の底部300の内
側には、支持部材340を揺動させることなく、水平状
態を保持したまま、リテーナーRを円軌道に沿って搬送
するために、図6に示すように、永久磁石のN極を円周
に沿って隙間なく並べた磁気レール800が配置されて
いる。磁気レール800の直径はリテーナー支持部33
0の軸部332を設けた円周の直径に等しく、磁気レー
ル800の中心は、十字型アーム部材の中心から垂直下
方に、リテーナー支持部材330の中心より後述する揺
動アーム812の軸間長さlずれた点に位置する。
【0049】リテーナー支持部330の後方すなわちリ
ング部材321の後側には、図6に示すように、軸部3
32と軸線を同じくして一体の揺動軸部810が設けら
れている。揺動軸部810には、図8及び図9に示すよ
うに、軸間長さlの揺動アーム812が固着され、揺動
アーム812の下端に磁石板814が軸支されている。
磁気レール800の近傍でこれに対面する磁石板814
は、図8に示すように、軸点817を中心とする点対称
形であって、その後面を縦横3等分して、後面の中心に
縦に永久磁石のS極が3個並び、その両側にN極が3個
づつ並ぶように配置してある。
【0050】このような構成によって、磁気レール80
0のN極と磁気板814のS極の吸着及び磁気レール8
00のN極とN極との反力によって、磁石板814は磁
気レール800の位置に対応した回転姿勢に位置し、磁
気板814のS極の列は常に磁気レール800の上にあ
る。そして、磁気レール800とリテーナー支持部材3
30の軸部332の軸線との距離が揺動アーム812の
軸間長さlに等しいから、揺動アーム812は常に垂直
であり、リテーナーRはリテーナー支持部340によっ
て傾くことなく支持される。特に、リテーナーRが載置
される樋状支持部材357の位置において、揺動する支
持部材の揺動幅を最も小さくすることができるため、リ
テーナーRの載置を確実に行うことができる。
【0051】搬入円筒部材310及び搬出円筒部材31
2内において、搬送パイプ14内の圧力と折返部20内
の圧力の差やリテーナーRの慣性力によって、リテーナ
ーRが所定位置に停止せず又所定位置から移動すること
を防ぎ、かつ所定時機にリテーナーRをリテーナー支持
部330へ送るために、搬入円筒部材310及び搬出円
筒部材312の左右外側には、図10に示すように、リ
テーナーRをリテーナー受け取り部332へ送るための
折返搬入部354及びリテーナー送り出し部333から
リテーナーRを取り出して搬送パイプ14へ送るための
折返搬出部356を有する。
【0052】折返搬入部354は、搬送方向に摺動可能
な搬入フレーム360に、搬送方向においてリテーナー
Rの長さより少し長い中心間隔をおいて配置された一対
の折返搬入永久磁石362,364と、搬入フレーム3
60を搬送方向に沿って往復移動させる搬入エアシリン
ダ366を取り付けてなる。折返搬入永久磁石362、
364は、これらをリテーナー永久磁石104への吸着
位置と非吸着位置に移動させるための搬入磁石エアシリ
ンダ368,370を介して搬入フレーム360に支持
されている。
【0053】折返搬入部354にはまた、位置(イ)に
あるリテーナーRが折返搬入永久磁石362、364に
よって吸着されていないときのみリテーナーRを磁力に
よって吸着する折返搬入保持磁石390が配置されてい
る。折返搬入保持磁石390は、保持磁石シリンダー3
92によってリテーナーRの吸着位置と非吸着位置に変
位可能に支持されている。折返搬入保持磁石390は、
リテーナーRを磁気吸着して、リテーナーRが搬送パイ
プ14内の圧力と円筒形ハウジング302内の圧力の差
によって移動することを阻止する。
【0054】折返搬入部354にはさらに、搬送パイプ
14内の圧力と円筒形ハウジング302内の圧力の差が
生じることがあり、これによって、位置(ア)及び
(イ)にあるリテーナーRが移動することを減少させる
ために、図10に示すように、搬送パイプ14と円筒形
ハウジング302内を結ぶバイパス管377を設けてい
る。折返搬入部354はまた、搬入円筒部材310の外
側にリテーナーRの存在を検出するためにリテーナーR
のリテーナー検出用永久磁石144を検出する搬入リテ
ーナーセンサー355が設けられている。
【0055】折返搬出部356は、図10に示すよう
に、搬出フレーム372に、搬送方向においてリテーナ
ーRの長さより少し長い中心間隔をおいて配置された一
対の折返搬出永久磁石374、375と、搬出フレーム
372を搬送方向に沿って往復移動させる搬出エアシリ
ンダ380を取り付けてなる。折返搬出永久磁石37
4、375は、これらをリテーナー永久磁石104への
吸着位置と非吸着位置に移動させるための搬出磁石エア
シリンダ394,396を介して支持されている。
【0056】折返搬出部356にはまた、位置(キ)に
あるリテーナーRが折返搬出永久磁石374、375に
よって吸着されていないときのみリテーナーRを磁力に
よって吸着して移動を阻止する折返搬出固定磁石376
が配置されている。折返搬出固定磁石376は、保持磁
石シリンダー378によってリテーナーRの吸着位置と
非吸着位置に変位可能に支持されている。折返搬出固定
磁石376は、リテーナーRを吸着して、リテーナーR
が搬送パイプ14内の圧力と円筒形ハウジング302内
の圧力の差によって移動することを阻止する。
【0057】折返搬出部356にはさらに、位置(カ)
及び(キ)にあるリテーナーRが搬送パイプ14内の圧
力と円筒形ハウジング302内の圧力の差によって移動
することを阻止するために、図6及び図10に示すよう
に、搬送パイプ14と円筒形ハウジング302内を結ぶ
バイパス管377を設けている。折返搬出部356にも
また、搬出円筒部材312の外側にリテーナーRの走行
を検出するための搬出リテーナーセンサー381が設け
られている。搬出リテーナーセンサー381は、折返搬
入部354の搬入リテーナーセンサー355と同じ構成
である。折返搬出部356にはさらに、折返搬出部35
6のリテーナーRの搬送力を高めるために、補助搬出フ
レーム377に、補助折返搬出永久磁石900と、補助
搬出フレーム377を搬送方向に沿って往復移動させる
補助搬出エアシリンダ902を取り付けている。補助折
返搬出永久磁石900は、これらをリテーナー永久磁石
104への吸着位置と非吸着位置に移動させるための補
助搬出磁石エアシリンダ910を介して支持されてい
る。
【0058】折返部20の作動は以下のとおりである。
折返搬入部354においては、搬入リテーナーセンサー
355によってリテーナーRが搬入円筒部材310の位
置(ア)に存在することが検出されると、駆動チェーン
210の走行を停止させ、前後のリテーナーRが相互衝
突することを防止している。一方、リテーナーRが搬送
パイプ14から押出されて上述した構成の搬入円筒部材
310の位置(ア)に到着したことが検出されると、搬
入磁石シリンダ368、370が伸長して折返搬入永久
磁石362、364がリテーナー永久磁石104を吸着
する。
【0059】次に、搬入エアシリンダ366を作動させ
て既に位置(イ)に搬送されていて折返搬入永久磁石3
64によって吸着されているリテーナーRを前進させて
樋状支持部材357へ搬送する。これと同時に位置
(ア)にあって折返搬入永久磁石362によって吸着さ
れているリテーナーRは、位置(イ)へ移動させられ
る。一方、モータ350を作動させて、十字型アーム部
材320が回転して何も支持していない空のリテーナー
支持部330が樋状支持部材357によって支持されて
いたリテーナーRを下から掬い上げる。これらのリテー
ナーRの搬入作動の間、折返搬入保持磁石390は、保
持磁石シリダー392によってリテーナーRの非吸着位
置に保持されている。
【0060】続いて、モータ350が作動して、十字型
アーム部材320を45°ずつ間欠的に回転させ、十字
型アーム部材320を180°回転させた時点におい
て、前記リテーナーRを搬出円筒部材312に対向した
位置に移動させ、支持部材340によって支持されてい
たリテーナーRを折返搬出部356の樋状支持部357
に載せる。この十字型アーム部材320の回転作動と並
行して、折返搬入部354が次の搬入の準備作動を行
う。すなわち、保持磁石シリダー392が作動して搬入
保持磁石390がリテーナーRを吸着してその位置に保
持する。この状態で、搬入磁石エアシリンダ368,3
70が短縮し、折返搬入永久磁石362、364がリテ
ーナーRを吸着しなくなり、次に搬入エアシリンダ36
6が短縮する。その後、搬入磁石エアシリンダ368,
370が伸長して折返搬入永久磁石362、364がリ
テーナーRを吸着し、一方保持磁石シリダー392が作
動して搬入保持磁石390がリテーナーRを吸着しなく
なり、図10に示す状態に戻る。
【0061】折返搬出部356においては、折返搬出永
久磁石374、375がリテーナー永久磁石104を吸
着していない状態で搬出エアシリンダ380を伸長作動
させて搬出フレーム372を円筒形ハウジング302の
側方まで移動させ、搬出磁石エアシリンダ394,39
6を作動させて折返搬出永久磁石374、375が位置
(カ)にあるリテーナー支持部330から樋状支持部材
357に乗り移ったリテーナーRのリテーナー永久磁石
104を吸着するようにする。次に、搬出エアシリンダ
380を縮小作動させ、位置(カ)にあるリテーナー受
け部357に載っているリテーナーRを搬出円筒部材3
12の位置(キ)へ移動させる。これと同時に、位置
(キ)にあったリテーナーRは、これを吸着している折
返搬出永久磁石374の搬出エアシリンダ380と補助
折返搬出永久磁石900の補助搬出エアシリンダ902
の両方の伸長によって、位置(ク)へ搬送される。位置
(ク)にあったリテーナーRは、位置(ク)に移動させ
られたリテーナーRによって搬送パイプ14の位置
(ケ)へ押出される。位置(ケ)にリテーナーRが押し
出されるまでは、駆動チェーン210の走行は停止して
おり、駆動チェーン210の停止位置は駆動チェーン2
10の駆動永久磁石202が上述した押出されるリテー
ナーRのリテーナー永久磁石104と所定の吸着関係と
なるように決められている。そして、リテーナーRが位
置(ケ)へ押出されるときに、上記駆動チェーン210
が走行を開始する。
【0062】その後、保持磁石シリダー378が伸長し
て搬出保持磁石376がリテーナーRを吸着してその位
置に保持する。この状態で、搬出磁石エアシリンダ39
4、396が短縮し、折返搬出永久磁石374、375
がリテーナーRを吸着しなくなり、次に搬出エアシリン
ダ380が伸長する。同様に、補助折返搬出エアシリン
ダ810が短縮して、補助折返搬出永久磁石800がリ
テーナーRを吸着しなくなり、補助搬出エアシリンダ8
02が短縮して、補助フレーム377が図10に示すも
との位置に戻る。
【0063】容器供給部21は、図11に示すように、
堆積された容器Cを一個ずつ搬送殺菌部400に送る。
搬送殺菌部400は、搬送ベルト401がエンドレスに
移動して容器Cを連続的あるいは間欠的に搬送する。搬
送殺菌部400は、搬送ベルト401による搬送路が低
くなって凹部を形成している部分であって、該凹部にお
いてその上流側の無菌空気供給口402から供給され、
無菌空気供給口402の上流側及び下流端側に配置され
た排気口404,406から排気される無菌空気に曝す
こと、及び搬送路の上下に配置されたUVランプ410
によって紫外線照射することによって容器Cを殺菌す
る。搬送ベルト401を凹部を形成しかつ殺菌部400
よりも上方に排気口404を設けることによって、搬送
パイプ14から流れる蒸気の界面403を排気口404
の位置に安定させることができる。このように構成する
ことによって殺菌部400内に蒸気やそのドレーンが流
れ込むことがなく、確実かつ安定した殺菌処理を行うこ
とができる。
【0064】容器被せ部22は、図11に示すように、
殺菌された容器Cを容器吸着器420によって吸着し、
容器吸着器420を支持する搬送エアシリンダ422に
よって吸着した容器Cを、搬送パイプ14内の所定位置
へ搬送されてきたリテーナーRに被せる。容器Cをリテ
ーナーRに被せると、容器Cの底部コーナー部が搬送パ
イプ14の内壁部にほぼ接触した状態になることが望ま
しい。また、リテーナーRの開口部周縁には、容器Cの
側壁の上方内側面に嵌合する嵌合部を設けることが望ま
しい。
【0065】リテーナー容器反転部24は、図12及び
図13に示すように、搬送パイプ14の周囲に、モータ
500によって回転させられる反転ドラム510と、搬
送エアシリンダ512によって搬送方向に往復移動する
搬送枠514を有する。反転ドラム510には、1対の
吸着エアシリンダ520によってリテーナー永久磁石1
04との吸着位置及び非吸着位置へ移動可能な1対の反
転永久磁石522が載置されている。搬送枠514に
は、2対の吸着エアシリンダ530、532によってリ
テーナーRのリテーナー永久磁石104との吸着位置、
非吸着位置へ移動可能な2対の反転搬送永久磁石53
4,538が載置されている。
【0066】このように構成されたリテーナー容器反転
部24は、容器Cを被せられたリテーナーRが図12の
位置(サ)まで押されて搬送されると、吸着エアシリン
ダ520によって反転永久磁石522がリテーナー永久
磁石104の吸着位置へ移動させられる。次に、モータ
500が作動して反転ドラム510を180°回転さ
せ、反転ドラム510の回転に伴って容器Cを被せられ
たリテーナーRが180°回転させられ、容器Cをリテ
ーナーRの下側で上向きにする。このようにして、リテ
ーナーR内の殺菌済固形物が容器Cに移し替えられる。
【0067】続いて、吸着エアシリンダ530、532
を作動させて非吸着位置にあった反転搬送永久磁石53
4,538をリテーナー永久磁石104の吸着位置へ移
動させる。次に、搬送エアシリンダ512を作動させて
位置(サ)にあった転搬送永久磁石534及びこれによ
って吸着されているリテーナー永久磁石104を有する
リテーナーRを反転搬送永久磁石538によって吸着さ
れているリテーナーRの位置(シ)へ搬送させる。反転
搬送永久磁石538によって吸着されて位置(シ)にあ
ったリテーナーRは、当て止め部28へ搬送される。
【0068】当て止め部28は、反転させたリテーナー
R内に付着して残留している殺菌済固形物を容器Cに取
出すために、図14に示すように、搬送パイプ14にお
ける長さがリテーナーRの長さに等しく下側180°に
広がる領域が落下開口600として抜けており、ここに
上面の中央部が高く前後方向が徐々に下がり、さらに前
後方向にドレン溝650を設けた円筒面受け部材612
が打ち当てシリンダ610よって昇降自在に配置されて
いる。このように構成された当て止め部28は、リテー
ナー検出装置(図示せず)によってリテーナーRが所定
位置に到着したことが検出されると、シリンダ610が
短縮してリテーナーRが載った容器Cを載置している円
筒面受け部材612と一体の部材652が、高さ位置調
整可能な突き当て部材654に衝突して、急停止する。
【0069】この急停止による衝撃によって、リテーナ
ー容器反転部245において容器Cが被せられたリテー
ナーRが反転させられて下向きになったにもかかわらず
リテーナーRの底部等に付着したままであった殺菌済の
固形物が落下して、上向きの容器Cに移し替えられる。
その後、シリンダ610が伸長して円筒面受け部材61
2が搬送パイプ14の内面と一致した位置に戻り、容器
C及びリテーナーRが搬送できるようになる。
【0070】容器取出部30においては、図1に示すよ
うに、リテーナーRと容器Cとを分離する。リテーナー
Rは搬送パイプ14を介してリテーナー洗浄部700に
搬送される。容器Cは、容器シール部710においてシ
ールされて、梱包装置(図示せず)へ続く製品コンベヤ
720へ送られる。リテーナー洗浄部700で洗浄され
たリテーナーRは、リテーナーコンベヤでリテーナー供
給部10に搬送される。
【0071】上述した構成においてさらに、リテーナー
追跡装置を設けることによってリテーナー搬送の異常を
早期に検知して、装置の大きな破損を防いだり、被処理
物の無駄を最小限に抑えることができる。リテーナー追
跡装置は、折返部20、容器被せ部22、リテーナー容
器反転部24、当て止め部28等において、リテーナー
Rのあるべき規定位置と、リテーナー検出用永久磁石1
44を利用して検出したリテーナーRの位置とを比較し
てリテーナーRが所定の移動を行っているか否かを判断
する。リテーナー検出用永久磁石144を検出するため
のセンサー、例えば、搬入リテーナーセンサー355、
搬出リテーナーセンサー381を配置することが構造上
困難な場合には、このセンサーに替えてリテーナー永久
磁石104を検出するリテーナー永久磁石検出センサー
(図示せず)を備え、該リテーナー永久磁石検出センサ
ー(図示せず)の出力を利用してリテーナー追跡や折返
部20を制御することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の搬送装置を適用した連続処理
装置の実施形態の全体構成を示す平面図である。
【図2】図2は、図1に示す連続処理装置の正面図であ
る。
【図3】図3は、図1に示す連続処理装置の右側面図で
ある。
【図4】図4は、リテーナーRの斜視図である。
【図5】図5は、搬送パイプに取り付けられたリテーナ
ー搬送駆動系の断面図である。
【図6】図6は、搬送折返部の側面一部断面図である。
【図7】図7は、図6の搬送折返部の正面図である。
【図8】図8は、搬送折返部のリテーナー支持部に設け
た支持方向安定部の側面説明図である。
【図9】図9は、搬送折返部のリテーナー支持部に設け
た支持方向安定部の正面説明図である。
【図10】図10は、図6の水平断面図である。
【図11】図11は、容器供給部及び容器被せ部の垂直
断面図である。
【図12】図12は、リテーナー容器反転部の水平断面
図である。
【図13】図13は、図12の線XIII一XIIIに沿った垂
直断面図である。
【図14】図14は、当て止め部及び容器取出部の垂直
断面図である。
【図15】図15は、リテーナー回転防止ローラーの斜
視図である。
【図16】図16は、リテーナー支持部の斜視図であ
る。
【図17】図17は、ラチェット機構の説明図である。
【図18】図18は、本発明の搬送装置の作動原理を説
明するための概略平面図である。
【符号の説明】
R リテーナー C 容器 1 連続処理装置 14 搬送パイプ 10 リテーナー供給部 12 固形物供給部 16 搬送処理部 20 折返部 21 容器供給部 22 容器被せ部 24 リテーナー容器反転部 28 当て止め移替部 30 容器取出シール部 32 エアシャワー 34 クリーンルーム 100 リテーナーフレーム 102 円盤状ラビリンスプレート 104 リテーナー永久磁石 109 リテーナーバスケット 140 スケート部材 144 リテーナー検出用永久磁石 210 駆動チェーン 300 底部 302 円筒形ハウジング 304 蓋部材 310 搬入円筒部材 312 搬出円筒部材 320 十字型アーム部材 330 リテーナー支持部 332 折返搬入部 354 折返搬入部 356 折返搬出部 510 反転ドラム 520 吸着エアシリンダ 522 反転永久磁石 612 円筒面受け部材 700 リテーナー洗浄部 710 搬送用容器 710m1〜710m10 移動用磁石 720 駆動装置 720m1〜720m10 駆動用磁石 722 案内用管 724 案内用管 726 駆動チェーン 728 駆動チェーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 守夫 神奈川県横浜市保土ヶ谷区権太坂1−51− 4 Fターム(参考) 3F021 AA01 BA03 CA06 DA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送用容器を搬送するための搬送装置で
    あって、 該搬送装置は、搬送用容器と、該搬送用容器を移動させ
    るための駆動装置とを含み、 前記搬送用容器には、搬送用容器を移動させる方向と平
    行に移動用磁石がN極とS極を交互にして配列されてお
    り、 前記駆動装置には、前記移動用磁石に磁力を加えて前記
    搬送用容器を移動させるための駆動用磁石がN極とS極
    を交互にして配列されており、 前記駆動装置は、前記搬送用容器を移動させる方向と平
    行に前記駆動用磁石を移動させるための駆動用磁石移動
    手段を備え、 前記搬送用容器を移動させる方向にそって前記搬送用容
    器を案内するための搬送用容器案内手段が設けられ、 前記移動用磁石と前記駆動用磁石は、互いに間隔を隔
    て、対面する磁石の磁極が異なるように配置され、前記
    駆動用磁石移動手段を作動させて前記駆動用磁石を移動
    させ、前記移動用磁石と前記駆動用磁石との間に生じる
    吸引力により、前記搬送用容器案内手段に案内されるよ
    うに前記搬送用容器を移動させるように構成されてい
    る、ことを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 磁力を用いて搬送するように構成された
    搬送装置に用いられる搬送用容器であって、前記搬送用
    容器を移動させる方向と平行に、搬送用容器の両側にそ
    れぞれN極とS極を交互にして磁石が配列されており、
    前記搬送用容器の両側の対応する位置にある磁石の磁極
    の極性が同じであることを特徴とする搬送用容器。
  3. 【請求項3】 搬送用容器の両側にそれぞれ配列された
    磁石の数が、奇数個であることを特徴とする請求項2に
    記載の搬送用容器。
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