JP2003042347A - 波付き管の結束体 - Google Patents

波付き管の結束体

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JP2003042347A
JP2003042347A JP2001227909A JP2001227909A JP2003042347A JP 2003042347 A JP2003042347 A JP 2003042347A JP 2001227909 A JP2001227909 A JP 2001227909A JP 2001227909 A JP2001227909 A JP 2001227909A JP 2003042347 A JP2003042347 A JP 2003042347A
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JP
Japan
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pipe
corrugated
width
tube
tubes
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JP2001227909A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Nishiyama
義博 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Kanzai Technics KK
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Kanzai Technics KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の通信ケーブルを埋設敷設する時に、外
管を必要とせず、管接続時に止水が良好であり、かつ個
々の管が互いに固定されて移動しないようにすることが
できる、通信ケーブル管を埋設敷設する際に用いられる
可撓性樹脂管の結束体を提供する。 【解決手段】 管軸方向に沿った管外壁が一定の幅の輪
状凹部と一定の幅の輪状凸部とが繰り返す波形とされた
可撓性樹脂製波付き管の結束体であって、上記波付き管
の凹部の幅が凸部の幅の2倍を越え、少なくとも複数の
上記波付き管が束ねられた時に、上記凹部に、隣接する
波付き管の凸部が嵌り込んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、個々に通信ケーブ
ル等が内挿される複数の波付き管を纏めて埋設する場合
に用いられる、可撓性樹脂製波付き管の結束体に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来、通信ケーブルを埋設施工するに
は、個々に通信ケーブルが内挿される複数の管を内管と
して纏めて外管内に挿入して通信ケーブル管とし、これ
を地下に埋設する方法がとられている。個々の内管は、
通常波付き管が用いられるが、外管内への挿入又は/及
び通信ケーブルの挿通の容易さから、管内外周面が平滑
な管が用いられることもある。 【0003】この場合、特に近年においては、内管又は
/及び外管として、例えばポリエチレン等の可撓性樹脂
管が用いられる機会が増えており、管の接続等の手間を
省き、同時に接続箇所からの止水性の確保の観点から、
200m以上の長尺管を可搬リール等に巻いてこれを工
事現場に持ちこみ、一気に埋設する埋設工事方法が採ら
れる例が増えている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来の埋設工事方法で
は、内管は外管内に挿通されるのみであり、内管と外
管、あるいは内管同士はそれぞれ固定されていない場合
が多く、施工後に、地下温度の変化等により内管が熱伸
縮し、例えば、通信ケーブル管埋設用のマンホール(ハ
ンドホール)に接続される箇所で、内管がハンドホール
内に突出するという問題点があった。 【0005】これを解決するために、WO 01/01
535号公報に示されるように、樹脂製螺旋状波付き外
管内に複数の樹脂製内管が挿入され内管と外管とが融着
固定されたケーブル用の複数経路を有するダクトの結束
体が知られている。このダクトの結束体における波付き
外管は、他の通常の通信ケーブル管の埋設に用いられる
外管と同じく、埋設されたあと内管を保護するための機
能を有するものである。従って、内管は外管により保護
されるという前提の下に設計され、外管で埋設強度を保
持するものである。 【0006】従って、必ず外管が必要であるためにコス
トが高く、通信ケーブル管の接続時には、一旦内管に融
着している外管を内管から剥ぎ取り、更に内管同士を接
続してから、再び外管を補修して接続しなければなら
ず、剥ぎ取り作業や外管補修作業時に手間が掛かると同
時に、再接続後に波形状が螺旋状であるために止水等が
完全には行い難いという問題点があった。 【0007】本発明の波付き管の結束体は、上記従来の
技術が有する問題点を解決し、複数の通信ケーブルを埋
設敷設する時に、外管を必要とせず、管接続時に止水が
良好であり、かつ個々の管が互いに固定されて移動しな
いようにすることができる、通信ケーブル管を埋設敷設
する際に用いられる可撓性樹脂管の結束体を提供する目
的でなされたものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の波付き管の結束体は、管軸方向に沿った管外
壁が、一定の幅の輪状凹部と一定の幅の輪状凸部とが繰
り返す波形とされた可撓性樹脂製波付き管の結束体であ
って、上記波付き管の凹部の幅が凸部の幅の2倍を越
え、少なくとも複数の上記波付き管が束ねられた時に、
上記凹部に、隣接する波付き管の凸部が嵌り込んでいる
ことを特徴とする波付き管の結束体である。 【0009】(作用)本発明の波付き管の結束体は、管
壁が一定の幅の凹部と一定の幅の凸部とが繰り返す波形
とされているので、圧縮強度が高く、外管なしに埋設が
可能である。 【0010】又、該波形が管軸方向に輪状に積み重ねら
れた可撓性樹脂製波付き管であるので、接続時に、通常
の止水ゴム等を用いることにより良好な止水性が得られ
る。 【0011】更に、上記波付き管の凹部の幅が凸部の幅
の2倍を越えているので、少なくとも複数の上記波付き
管が束ねられた時に、上記凹部に隣接する波付き管の凸
部が嵌り込む構造となり、熱等による伸縮があっても互
いの管同士にずれが生じない。 【0012】 【発明の実施の形態】次に本発明の波付き管の結束体
を、図面を参照して説明する。図1は本発明の波付き管
の結束体に用いられる波付き管の一例の一部破断側面図
である。 【0013】波付き管1は、埋設されたときに損傷しな
い強度と、可搬リール(後述)等に巻き取れる程度の可
撓性とを有しているものが好適である。そのために、管
壁が一定の幅の凹部2と一定の幅の凸部3とが繰り返す
波形とされた可撓性樹脂製である。なお、可撓性樹脂の
中には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン;
これらの樹脂とアルミニウム等金属箔又はシート等との
複合樹脂;これらの樹脂と有機又は無機繊維や線との複
合樹脂等が含まれる。 【0014】凹部2の幅(W1)は、凸部3の幅(W
2)の2倍を越える幅とされている。図2(a)は3本
の波付き管11,21、31が束ねられて組み合わされ
た場合の一例の配列図であり、図2(b)はその管同士
の相対的な位置を、平面に広げて示した説明図である。
第1の波付き管11の凸部13は、隣り合う第2の波付
き管21の凹部22に嵌り込むが、該凹部22には第3
の波付き管31の凸部33が嵌り込む隙間が残されてい
る。 【0015】同様に、第2の波付き管21の凸部23
は、隣り合う第3の波付き管31の凹部32に嵌り込む
が、該凹部32には第1の波付き管11の凸部13が嵌
り込む隙間が残されており、第3の波付き管31の凸部
33は、隣り合う第1の波付き管11の凹部12に嵌り
込むが、該凹部12には第2の波付き管21の凸部23
が嵌り込む隙間が残されていることになる。 【0016】このように、これら3本の波付き管11,
21、31は、互いにその凹凸が噛み合って、結束帯
(図示せず)等で結束された場合には、軸方向にずれな
いように結束されることになる。 【0017】凹部2の幅(W1)は、凸部3の幅(W
2)の2倍を越えるようにされるが、あまりに大きい
と、噛み合わされた凹凸部の軸方向のガタつきが大きく
なり温度変化等による波付き管の伸縮時に、伸縮の許容
範囲を超えてしまう恐れが出てくる。又、小さいと、波
付き管の噛み合わせや結束作業が困難となり、更に、波
付き管の結束体を小さな曲がり半径で曲げた時に、結束
が不充分であると噛み合いが外れてしまう恐れがある。 【0018】従って、通常は2倍を越えることが望まし
く、埋設強度を確保する観点から、実用的には、2倍を
越え3倍程度とされることが好ましい。但し、この範囲
は、波付き管1の管径、材質や、凹凸の深さ、凹凸部側
壁面の傾き等によって、適宜選択して決められれば良い
ことはいうまでもない。 【0019】3本以上の波付き管1を結束する場合に
は、その凹凸部の噛み合いは、3本の波付き管1を組み
合わせて束ねる場合と同じである。即ち、その配列の例
を挙げると、図3は4本を組み合わせた一例の場合、図
4は5本を組み合わせた一例の場合、図5は6本を組み
合わせた一例の場合、図6は7本を組み合わせた一例の
場合、図7は9本を組み合わせた一例の場合の、それぞ
れ配列図である。勿論、これ以外の本数の場合もある
が、その全てを例示することはしない。 【0020】例えば図3の場合では、第4の波付き管4
1は、その管41が隣り合っていない第2の波付き管2
1と同じ位置に凹凸がくるようにされれば良く、結局、
3本の管の組み合わせ時の2本の波付き管21、31
に、第1の波付き管11の代わりに他の波付き管41が
噛み合うだけであるので、確実な噛み合いとなる。 【0021】本数が更に増え、図4から図7の例におい
ても、同様であるので繰り返し説明はしない。 【0022】組み合わせて束ねられる波付き管1は、そ
の外径が全て同じである必要はなく、凹部12の幅と凸
部13の幅とが全ての波付き管同士で同じであれば、異
なる外径の波付き管が組み合わされても良い(図8参
照)。即ち、凹凸の幅が同じであれば、管径に関係なく
噛み合わせが可能であるからである。 【0023】これら個々の波付き管1は複数本が組み合
わされて結束帯等で結束され、個々の波付き管が全体と
して軸方向にずれない結束体とされる。結束帯は、吸水
性が少なく高張力に優れた一般の結束用材料がそのまま
適用可能である。例えば、プラスチック、天然繊維、無
機繊維、金属又はこれらの複合材料からなる紐状又は帯
状のものであって、輪状に上記波付き管の結束体の外周
を巻回されて、その両端部を互いに固定出来るものあれ
ばどのような物であっても構わないが、可能なら、地中
に埋設されたあと腐食されにくい材料、例えばプラスチ
ック等が好ましい。 【0024】結束箇所は、波付き管の軸方向に適当な間
隔の箇所とされれば良く、特に限定されないが、あまり
に間隔が広いと結束箇所以外の波付き管同士が分離して
しまう恐れがあり、不必要に短いと結束の手間が掛かる
から、波付き管の管径、結束本数等によって適宜選択し
て決められれば良い。 【0025】この波付き管結束体は、通常、長尺(20
0m以上)の管結束体として可搬リール(図示せず)に
巻き取られて、埋設工事現場に持ちこまれる。巻き取り
直径は、波付き管の材質や結束体全体の見かけ外径、結
束本数、凹部又は凸部のそれぞれの幅等によってその巻
き取り可能直径が変わる。従って可搬リールの直径は、
巻き取り可能直径に応じて適宜選択されれば良く、状況
に合わせて適宜決定されれば良い。 【0026】 【発明の効果】以上の通りであるので、本発明の波付き
管の結束体は、複数の通信ケーブル埋設時に外管を必要
とせず、管接続時に止水が良好であり、かつ個々の管が
互いに固定されて移動しないようにすることができる、
通信ケーブル管を埋設する際に用いられる管の結束体と
なるのである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の波付き管の結束体に用いられる波付き
管の一例の一部破断側面図である。 【図2】(a) 3本の波付き管が束ねられて組み合わ
された一例の配列図である。 (b) それを平面に広げたときの管同士の相対的な位
置を示す説明図である。 【図3】4本を組み合わせた一例の配列図である。 【図4】5本を組み合わせた一例の配列図である。 【図5】6本を組み合わせた一例の配列図である。 【図6】7本を組み合わせた一例の配列図である。 【図7】9本を組み合わせた一例の配列図である。 【図8】直径が異なる波付き管が組み合わされた一例の
配列図である。 【符号の説明】 1 波付き管 2 凹部 3 凸部 11 第1の波付き管 12 第1の波付き管の凹部 13 第1の波付き管の凸部 21 第2の波付き管 22 第2の波付き管の凹部 23 第2の波付き管の凸部 31 第3の波付き管 32 第3の波付き管の凹部 33 第3の波付き管の凸部 41 第4の波付き管 W1 凹部の幅 W2 凸部の幅

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 管軸方向に沿った管外壁が、一定の幅の
    輪状凹部と一定の幅の輪状凸部とが繰り返す波形とされ
    た可撓性樹脂製波付き管の結束体であって、上記波付き
    管の凹部の幅が凸部の幅の2倍を越え、少なくとも複数
    の上記波付き管が束ねられた時に、上記凹部に、隣接す
    る波付き管の凸部が嵌り込んでいることを特徴とする波
    付き管の結束体。
JP2001227909A 2001-07-27 2001-07-27 波付き管の結束体 Pending JP2003042347A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012130192A (ja) * 2010-12-16 2012-07-05 Furukawa Electric Co Ltd:The インナー管、外部配管へのインナー管の挿通方法および配管構造

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