JP2003041469A - 水引テープおよびその製造方法 - Google Patents

水引テープおよびその製造方法

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JP2003041469A
JP2003041469A JP2001229701A JP2001229701A JP2003041469A JP 2003041469 A JP2003041469 A JP 2003041469A JP 2001229701 A JP2001229701 A JP 2001229701A JP 2001229701 A JP2001229701 A JP 2001229701A JP 2003041469 A JP2003041469 A JP 2003041469A
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JP2001229701A
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Koji Oike
幸治 尾池
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SAN OIKE KK
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SAN OIKE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数本の線状体を並列した形の水引テープにつ
いて、引き揃えに際して接着剤が表面に表れないように
することで、外観の美しさを得たり、コストの低減を図
ったりすることができるようにすること。 【解決手段】複数本の線状体を並列した形の水引テープ
1であって、複数本の線状体3を並列して芯材4を形成
し、該芯材4を、並列状態のまま被覆材2で包み込んで
一体化した水引テープ1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、慶弔時の進物や
各種の装飾などに用いられるような水引に関し、より詳
しくは、複数本の水引を引き揃えた状態のテープ状をな
す水引テープに関する。
【0002】
【従来の技術】水引テープはこれまで、図5に示したよ
うに断面円形で線状をなす水引101を形成した後、そ
の水引101を複数本並べて接着剤を用いて引き揃えて
テープ状に形成してきた。すなわち、まず、2ミリほど
の幅の細い被覆材102を形成するとともに、紙撚芯1
03に糊を塗布し、この紙撚芯103の表面に対して、
細幅の被覆材102を螺旋状に巻きつける。これにより
水引101が完成される。
【0003】次に、このようにして形成した水引101
を3本から10本など、適宜本数並列する。この状態で
図6に示したように接着剤104を塗布し、乾燥し、並
列状態での水引101の一体化を図る。この接着剤10
4の塗布および乾燥を3回繰り返し、水引テープ105
はようやく完成される。
【0004】このようにこれまでの方法では、多くの工
程が必要であるとともに、被覆材102を巻きつけると
きに重なる部分がある上に、外観上露出しない水引10
1同士の接触部分にも被覆材102が存在することにな
るので、被覆材102の使用量も多く、製造に手間もコ
ストもかかる難点があった。
【0005】また、接着剤104を水引101の表面に
塗布してテープ状にするため、水引101の表面には接
着剤104が被覆された状態になる。つまり、一体化の
状態を強くしようと接着剤104の塗布量を多くすれ
ば、特に金色や銀色の水引101では、表面がくもり、
商品価値が損なわれる。また接着剤104の塗布にむら
があると、図7に示したように割れ105aや剥げ10
5bが起こり、商品にならないことがある。水引101
の芯材である紙撚芯103は紙を撚って形成しており、
その撚る方向と同じ方向に被覆材102を巻きつけてい
るので、水引101自体がよじれる力を有しており、こ
れによっても割れ105aなどが起こりやすく、品質が
安定しない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、接
着剤が表面に表れないようにテープ状に形成すること
で、外観の美しさを得たり、コストの低減を図ったりす
ることができるようにすることを主たる課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのための手段は、複数
本の線状体を並列した形の水引テープであって、複数本
の線状体を並列して芯材を形成し、該芯材を、並列状態
のまま被覆材で包み込んで一体化した水引テープである
ことを特徴とする。
【0008】上記線状体には、例えば紙撚芯、糸、紙、
線状をなす合成樹脂等を用い、これを3本、5本、10
本などと適宜本数並列する。並列してから糊で仮止めし
て一体化するもよく、並列した形に予め形成したものを
用いるもよい。そしてこれを芯材として、被覆材で全体
を包み込み、芯材を隠蔽する。被覆材には、例えば表面
にアルミ蒸着層を有する金色や銀色などのアルミ箔紙、
布、紙、合成樹脂フィルム等、美麗なものを用いるとよ
い。その被覆材の内側面全体に接着剤を塗布し、接着剤
層を形成し、これを利用して芯材を包み込むように貼り
付ける。包み込みは、帯状に形成した被覆材を芯材に対
して螺旋状に巻きつけて包み込むもよく、また前記被覆
材を、形成する水引テープの少なくとも2倍以上の幅を
有する帯状に形成し、該被覆材を幅方向で折り曲げて、
つまり2つ折りしたり3つ折りしたりして前記芯材を包
み込むもよい。
【0009】また、前記線状体には、紙撚芯など同一の
材料のみではなく、針金などを混ぜて芯材を形成するも
よく、この場合には、形態安定性が生まれ、結んだり曲
げたりした適宜の形状を維持できる。
【0010】別の手段は、断面円形の複数本の線状体を
並列した形の水引テープの製造方法であって、並列した
複数本の線状体を芯材として、該芯材を、幅方向で折り
返したときに上記芯材を隠蔽可能な幅を有するとともに
内側面に接着剤層を形成した帯状の被覆材を用いて包み
込む水引テープの製造方法であることを特徴とする。
【0011】包み込んだ後は、並列した複数本の線状体
の形、すなわち芯材の形状が表れるように被覆材を芯材
に密着させる整形手段で押圧するとよい。整形手段は、
例えば、芯材の形状に対応する凹凸を有する一対の整形
ローラで構成するとよい。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を、以下
図面を用いて説明する。図1は、複数本の線状体を並列
した形、すなわちテープ状なす水引テープ1の平面図、
図2はその断面図であり、この水引テープ1は、被覆材
2の被覆でテープ状に形成している。
【0013】製造は次の手順で行う。まず、所定本数
(この例では5本)の長尺の紙撚芯3…(線状体)を用
意し、相互に接触させた状態で並べ、これを芯材4とす
る。
【0014】その一方で、上記被覆材として、表面にア
ルミ箔層を有し光沢のあるアルミ箔紙を用意し、これ
を、形成する水引テープの少なくとも2倍以上の幅の帯
状に切断する。形成する水引テープ1の少なくとも2倍
以上の幅とは、幅方向で折り曲げたとき、すなわち2つ
折りや3つ折りした時に、芯材4を隠蔽できる幅のこと
である。より具体的に最適な幅は、折り曲げたときに幅
方向の両側縁が若干相互に重なる程度の幅である。
【0015】この被覆材2の内側面全体に、図3に示し
たように接着剤を塗布し、接着剤層5を形成し、その接
着剤層5を利用して上記芯材4を並列状態のまま3つ折
りして包み込む。
【0016】この後、整形手段として図4に示したよう
な整形ローラ6,6を用いて整形し、芯材4を構成する
各紙撚芯3の円形断面の形が外観上分かるようにする。
包み込むときに、各紙撚芯3間を、溝を掻くように押圧
すれば、上記整形ローラ6,6を用いずとも各紙撚芯3
の円形断面の形が外観上分かるようにすることができ
る。
【0017】上記整形ローラ6は、回転可能に対設した
一対のローラ6の外周面における左右両側縁部に、適宜
幅の接触面7を形成し、これら接触面7の間に、円弧状
に湾曲した所定本数の凹溝8を形成している。包み込ん
でから整形ローラ6で上下両面を押圧すると、芯材4の
形に沿って、外観上凹凸ができて、複数本の線状の水引
を並設したのと同じ外観が得られる。
【0018】このようにして形成した水引テープ1は図
2に示したように、芯材4の上に被覆材2があり、この
被覆材2でテープ状に一体化された状態となり、きれい
な被覆材2の表面には接着剤が着いていない状態とな
る。このため図1に示したように外観上きれいであり、
金色や銀色などの光沢が損なわれず、高い商品価値を得
られる。
【0019】しかもテープ状に一体化するために表面に
接着剤を塗布し、またその接着剤を乾かす必要もないの
で、製造に必要な工数が少なく、手間がかからない。そ
の上、被覆材2は、並列した紙撚芯3からなる芯材4の
表面を覆うので、水引一本一本に細幅の被覆材を巻き付
けるのに比して、作業の手間を省くとともに、被覆材2
の使用量を少なくすることができる。このため、製造を
短時間で行え、コストを抑えることもできる。
【0020】さらに、接着剤で一体化するのに比して、
作業はばらつきなく、均質に行えるので、製品の質が安
定し、ロスが少なく、生産効率が格段に向上し、これに
よってもコストの低減を図ることが可能となる。このよ
うに有益な水引テープ1が得られる。
【0021】以上の構成における紙撚芯3は、特許請求
の範囲における線状体に対応し、整形ローラ6は、整形
手段に対応するが、この発明は上記構成に限定されるも
のではない。
【0022】例えば、芯材4を構成する線状体は、紙撚
芯3のほか、断面円形の柔軟な合成樹脂棒やパイプなど
で形成するもよく、この場合には、溶着等で一体化して
おくも、予め一体化した形に形成しておくもよい。
【0023】また、芯材4を構成する線状体のすべてを
紙撚芯3で構成せずに、少なくとも一本を形態保持可能
な針金等で構成すると、結んだり、曲げたりした形態を
保持できるのでよい。
【0024】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、複数本
の線状体を並列したものを芯材として使用し、これを被
覆材で包み込んでテープ状にするので、線状の芯材に一
本ずつ被覆材を巻いて水引を形成し、これらをまとめて
テープ状にするのに比して、様々な利点を有する。
【0025】つまり、接着剤が表面に出ないので、曇っ
たりすることはなく、きれいな被覆材を用いたときには
そのままのきれいさを得ることができ、高い商品価値を
得られる。
【0026】芯材全体を包み込んで一体化するので、接
着剤の力でテープ状にするのに比して、強度が高く、割
れたり剥げたりすることを完全に防止できる。
【0027】工程がはるかに少ないので、製造が容易に
短時間でできる。
【0028】被覆材の使用量を少なくできるので、工数
を低減できることと相俟って、コストを抑えることが可
能となる。
【0029】さらに、接着剤の塗布でテープ状に一体化
していた場合と異なり、品質が安定するので、ロスが少
なくなり、この点からも生産の効率化やコストの低減を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 水引テープの平面図。
【図2】 水引テープの断面図。
【図3】 水引テープの分解斜視図。
【図4】 整形手段の一例を示す斜視図。
【図5】 従来の水引テープの分解斜視図。
【図6】 従来の水引テープの断面図。
【図7】 従来の水引テープの平面図。
【符号の説明】
1…水引テープ 2…被覆材 3…紙撚芯 4…芯材 5…接着剤層 6…整形ローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の線状体を並列した形の水引テープ
    であって、複数本の線状体を並列して芯材を形成し、該
    芯材を、並列状態のまま被覆材で包み込んで一体化した
    水引テープ。
  2. 【請求項2】前記被覆材を、形成する水引テープの少な
    くとも2倍以上の幅を有する帯状に形成し、該被覆材を
    幅方向で折り曲げて前記芯材を包み込んだ請求項1に記
    載の水引テープ。
  3. 【請求項3】前記被覆材が、表面にアルミ箔層を有する
    アルミ箔紙である請求項1または請求項2に記載の水引
    テープ。
  4. 【請求項4】複数本の線状体を並列した形の水引テープ
    の製造方法であって、並列した複数本の線状体を芯材と
    して、該芯材を、幅方向で折り返したときに上記芯材を
    隠蔽可能な幅を有するとともに内側面に接着剤層を形成
    した帯状の被覆材を用いて包み込む水引テープの製造方
    法。
  5. 【請求項5】前記包み込みの後、並列した複数本の線状
    体の形を表すべく、被覆材を芯材に密着させる整形手段
    で押圧する請求項4に記載の水引テープの製造方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01132855A (ja) * 1987-11-18 1989-05-25 Amamitsu Tsuzuki フイルム巻き水引き帯とその製造方法
JPH0217586A (ja) * 1988-07-06 1990-01-22 Oki Electric Ind Co Ltd 傾き抽出装置

Patent Citations (2)

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