JP2003040435A - チップセレクト供給装置及びチップ供給取付装置 - Google Patents

チップセレクト供給装置及びチップ供給取付装置

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JP2003040435A
JP2003040435A JP2001231140A JP2001231140A JP2003040435A JP 2003040435 A JP2003040435 A JP 2003040435A JP 2001231140 A JP2001231140 A JP 2001231140A JP 2001231140 A JP2001231140 A JP 2001231140A JP 2003040435 A JP2003040435 A JP 2003040435A
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chip
sheet
chips
unit
plate
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English (en)
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Kiyoto Iemochi
清人 家持
Shinichi Komatsubara
伸一 小松原
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】厚紙容器を製函するための段ボールシート材料
や板紙シート材料に対してICを装着するためのIC装
着装置に対し、能率的にICチップを1枚ずつ整列させ
て供給し、段ボールシートや板紙シート上にICを能率
的に取り付ける。 【解決手段】水平軸を中心に回転する回転板3とその外
周に沿って立設した複数のセレクトピン4とを備えたI
Cチップ単一枚振出用の回転振出手段1と、前記回転板
に対し離間対向して水平軸を固定支持し、前記ピン外側
を所定クリアランスを持って環状に覆う外周板11を連
設し、外周板の下周部に振出口11aを設けた多数IC
チップ14を収容可能なカップ状ハウジング手段10と
により構成されたICチップセレクタ部Aと、ICチッ
プを1枚ずつ水平方向に搬送する水平搬送部Bと、垂直
方向にICチップを1枚ずつ水平に積み重ねスタックす
る垂直スタック部Cと、ICチップを供給するフィーダ
ー部Dとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報データを記録
し読み出しできる多数枚のチップを1枚ずつセレクトし
て供給するチップセレクト供給装置及び供給したチップ
を所定シート上に順次取り付けるチップセレクト供給取
付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙器、段ボール箱など厚紙容器に印刷さ
れているITF、JANコード等のバーコードは、近年
ほとんど全ての箱に採用されるようになっている。
【0003】このバーコードは、フレキソ印刷、オフセ
ット印刷、グラビア印刷など印刷工程で直接箱やケース
に印刷されたり、又はラベルにしてオフラインで貼り付
けられている。
【0004】外装箱では、ITFコード2個所、JAN
コード2個所、1つの箱に4つのバーコードが混在して
いて、例えば白地に黄色、茶色地に紫色などのバーコー
ドはバーコード読取手段では判読できない。
【0005】このように、カラーにより制限があり、ま
た段ボール印刷は100μm前後の凹凸のある段ボール
シート上に、ゴム凸版で印圧を掛けて印刷をするため、
印刷によるバーの太り量は印圧に大きく左右される。
【0006】ところが、段ボールシートは、段頂部と段
間部で印圧の差異が発生し、バー毎に、さらには1本の
バーでも左右のエッジで太り量が異なる問題がある。そ
のために、大きなバーコードしか印刷できない。また、
グラビア印刷の場合でも表面の粗い段ボールライナの場
合には、フィルムマスター(製版フィルム)の段階でバ
ーの太りの補正が必要となる。
【0007】バーコードリーダーは、近年、可視光半導
体レーザー素子の進歩により、高速なリーダーができ、
製造時の管理機としてリーダーが使われるが、あくまで
もリーダーであり、検証機ではないので、読み取り保証
値とはならず、特に段ボール印刷では、JANコードな
どは読めないものもある。
【0008】例えば、梱包では、マスターカートンへの
個装カートンの入れ違いや、マスターカートンへの種々
の個装の梱包間違いのチェックなどバーコードで行うに
は手間と時間がかかる。
【0009】バーコードリーダーは倉庫、店頭を問わ
ず、まとめて商品の情報を読み取り記録することはでき
ず、商品の一個一個のバーコード位置に、そのリーダー
の読み取りヘッドを近づけて、情報を読み取らなければ
ならない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】インターネット情報化
社会の流通革命においては、商売をやっている業者とし
ては、他のいずれの業者が自分のほしい商品の在庫を持
っているかを知りたいと望んでいるが、多数の業者が、
自分のほしい商品の在庫をもっていれば、最も安い価格
で納入してくれる業者が直ぐに判れば便利である。
【0011】現在の段階では、これらの情報サービスを
統合するための規格は存在しない。すなわち、商店や問
屋やメーカーの多くの在庫品を瞬時にリーダーで読み取
り、即座に品名、在庫量、納期、単価等web上のデー
タベースに表示できれば便利である。
【0012】IT(情報技術)ソフトウエアーの世界で
は、Microsoft NetFrameworkと
称して、プラットフォームの整備が進行しているが、商
業や流通業界においても同様に急務の課題である。
【0013】このような商業や流通業界の課題を、バー
コードに変わるICメモリチップや非接触ICメモリタ
グを厚紙容器に装着することで解決しようとすると、I
Cチップ(タグ)を1つ1つ作成して厚紙容器にラベル
貼りして行かなければならないため、コスト高となって
実用化できない。
【0014】そこで本発明の課題は、上記問題点を解決
するために、厚紙容器を製函するための段ボールシート
材料や板紙シート材料に対してICチップなど小片状の
チップを装着するためのチップ装着装置に対して、能率
的に非接触式ICや接触式IC(チップ、タグ)などの
小片状のチップを1枚ずつ整列させて供給できるように
するとともに、段ボールシート材料や板紙シート材料上
にチップを能率的に取り付けるようにすることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、水平軸を中心に駆動回転する回転板の片面外周
に沿って環状にチップ1枚分が通過する間隔を以て等間
隔に多数本のピンを立設配置したチップ単一枚振出用の
回転振出手段と、前記回転板に対し離間対向して水平軸
を固定支持し、且つ環状に配置した前記ピンの外側をチ
ップ1枚分のクリアランスを持って環状に覆う外周板を
連設し、且つ振出口を前記外周板の下周部に設けた多数
チップ収容可能なカップ状ハウジング手段とにより構成
されたチップセレクタ部と、該セレクタ部の振出口より
振り出されるチップを1枚ずつ水平方向に搬送する水平
搬送部と、該水平搬送部の下部に垂直方向にチップを1
枚ずつ水平に積み重ねスタックする垂直スタック部と、
該垂直スタック部の最下部にスタックされたチップを1
枚ずつ吸着保持して供給するフィーダー部とを備えるこ
とを特徴とするチップセレクト供給装置である。
【0016】本発明の請求項2に係る発明は、上記チッ
プセレクト供給装置において、前記フィーダー部が、前
記垂直スタック部の最下部にスタックされたチップを1
枚ずつ吸着保持して供給するバキューム吸着手段を備え
たフィーダーロール部であることを特徴とするチップセ
レクト供給装置である。
【0017】本発明の請求項3に係る発明は、水平軸を
中心に駆動回転する回転板の片面外周に沿って環状にチ
ップ1枚分が通過する間隔を以て等間隔に多数本のピン
を立設配置したチップ単一枚振出用の回転振出手段と、
前記回転板に対し離間対向して水平軸を固定支持し、且
つ環状に配置した前記ピンの外側をチップ1枚分のクリ
アランスを持って環状に覆う外周板を連設し、且つ振出
口を前記外周板の下周部に設けた多数チップ収容可能な
カップ状ハウジング手段とにより構成されたチップセレ
クタ部と、該セレクタ部の振出口より振り出されるチッ
プを1枚ずつ水平方向に搬送する水平搬送部と、該水平
搬送部の下部に垂直方向に、チップを1枚ずつ水平に積
み重ねスタックする垂直スタック部と、該垂直スタック
部の最下部にスタックされたチップを1枚ずつ吸着保持
して供給するバキューム吸着手段を備えたフィーダーロ
ール部と、該フィーダーロール部に対向するプレスロー
ル部とを備え、該フィーダーロール部に吸着保持して供
給されるチップを対向するプレスロール部との間に導入
したシート面に供給して取り付けることを特徴とするチ
ップセレクト供給取付装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のチップセレクト供給装置
を、図1の正面図、図2の側断面図、図3の部分拡大側
断面図に基づいて以下に詳細に説明する。
【0019】本発明のチップセレクト供給装置は、小片
状チップ(例えば送受信アンテナを備えた非接触式又は
接触式プロトコル方式のICメモリチップ、ICメモリ
タグなどのチップ)を単一枚ずつ選択して振り出す回転
振出手段1と、多数枚の小片状のチップを収容可能なカ
ップ状ハウジング手段10とにより構成されるチップセ
レクタ部Aと、水平搬送部Bと、垂直スタック部C(マ
ガジン部)とにより構成されている。
【0020】回転振出手段1は、水平回転軸2を中心に
駆動回転する回転板3を備え、その回転板3には、その
片面外周に沿って環状にチップ1枚分が通過する間隔を
以て等間隔に多数本の振り分け用のセレクトピン4、
4、4、・・・が立設配置している。なお、セレクトピ
ン4は、図1の正面図に示すように、水平回転軸2の中
心方向に向かって回転板3の片面の外周に沿って立設さ
れ、その中心方向に向かう各々ピン4の内端部には丸み
を持たせてある。また、図2の正面図に示すように、各
々ピン4は、その回転板3の片面に対して垂直に水平回
転軸2の軸方向に平行に立設されている。
【0021】水平回転軸2は、本体フレームFに取り付
けた軸受部8に軸支され、その一端部には伝達ギア5が
設けられ、電動モータ7により駆動回転する駆動ギア6
に噛合して伝達ギア5は水平回転軸2を駆動回転し、回
転板3を回転させる。
【0022】カップ状ハウジング手段10は、前記回転
板3の片面外周に沿って環状に配置した複数本のセレク
トピン4、4、4、・・・・・の外側を、チップ14の
1枚分の厚さに相当するクリアランス分の環状の隙間1
1cを持って環状に覆う外周板11と、該外周板11に
連設した環状の垂直板11aと、垂直板11aに連設し
たカップ状壁面部12(容器状又は碗状の壁面部)によ
り構成される。
【0023】前記外周板11の下周部には、チップ1枚
分が通過する面積を備えた振出口11bが設けられ、ま
た、カップ状壁面部12の後面の上部には、チップ14
を装填する装填口15が設けられている。
【0024】前記カップ状壁面部12の下部は、本体フ
レームFに一体的に取り付け支持され、該カップ状壁面
部12のカップ内には、そのカップの略中心部に筒状の
軸受部13が、前記回転板3の回転軸2を軸支して設け
られている。
【0025】このように、チップセレクタ部Aは、上記
回転振出手段1の回転板3と、カップ状ハウジング手段
10の外周板11及びカップ状壁面部12との間に空間
部が形成され、装填口15からチップ14が空間部内に
装填されて、その空間部内の下方における、例えば、略
半分〜下方の略1/3部分に多数枚のチップ14を分散
状態で収容可能になっている。
【0026】チップセレクタ部Aは、モーター7の駆動
により回転板3及び振り分け用ピン4、4、4、・・・
が回転して、空間部内の下方の略半分〜下方の略1/3
部分にて移動中の多数枚のチップのうち、回転板3の下
周部にある外周板11に接近するチップ14が、該外周
板11の内周面に対してチップ14の板厚分の隙間又は
板厚分より僅かに大きい隙間のクリアランス11cをも
って回転移動中のピン4、4、4、・・・により攪拌さ
れながら、その攪拌中のチップ14の1枚分がピン4、
4間にセレクトされ振り分けられて嵌入し、その1枚分
のチップ14が水平状態となって振出口11bに到達す
る。
【0027】水平搬送部Bは、前記セレクタ部Aの振出
口11bに対して直交方向に交差する水平方向に設けら
れた搬送路21を備え、該搬送路21は、振出口11b
に水平に到達した1枚分のチップ14のセレクタ部Aの
回転方向の幅と垂直方向(チップの厚さ方向)の高さよ
り僅かに大きいクリアランスを持ったサイズに設けられ
ている。
【0028】前記セレクタ部Aの振出口11bに水平状
態となって到達したチップ14は、その振出口11bか
らそのまま水平搬送部Bの水平搬送路21に導入され、
水平搬送路21に導入する押送ブローエアー22により
水平搬送路21に沿って水平前方(図2の右方向)に押
送搬送される。
【0029】前記押送ブローエアー22を使用する場合
は、図2に示すように水平搬送路21を上下と幅方向左
右のエアー密閉板23、24により構成して、図面左方
向から水平搬送路21内にブローエアーを送り込み、エ
アー排出口25より排出するようにする。
【0030】垂直スタック部Cは、前記水平搬送部Bの
終点下部に垂直方向にチップ14を1枚ずつ水平に多数
枚を積み重ねスタックするスタック枠体31を備え、押
送部材22により水平搬送路21に沿って前方(図2の
右方向)に水平に搬送されたチップ14は、そのスタッ
ク枠体31内に予め水平に積み重ねられているチップ1
4上に水平に到達して、その最上部のチップ14上に水
平状態に落下させて積み重ねる。
【0031】垂直スタック部Cのスタック枠体31下端
部には、水平に積み重ねられた複数枚のチップ14のう
ち最下部のチップ14の下面を、その左右両端にて水平
状態に一旦保持するための左右開閉式の水平保持手段3
2(保持爪部材)を備えることにより、垂直スタック部
Cのスタック枠体31内にチップ14を積み重ね保持す
ることができる。
【0032】垂直スタック部Cの下端部から最下部のチ
ップ14を1枚ずつ取り出す場合は、スタック枠体31
下端部の水平保持手段32を開放して、スタック枠体3
1の下端部にあるフィーダー部の吸着取出手段により、
最下部のチップ14の下面を吸着保持して、スタック枠
体31の外側に1枚ずつ順次取り出すようにすることが
できる。
【0033】このように、本発明のチップセレクト供給
装置は、ギヤによりモーターで回転する回転板3の外周
にピン4が多数配置してあり、このピン4の長さ、ピン
とピンの間は、チップ14が1枚通過できる間隔を形成
してあり、その外側を囲んで外周板11が設けられてい
る。
【0034】外周板11は固定されていて、回転板3の
ピン4が接する部分にチップ14の幅、厚さ相当のクリ
アランス11cが環状に設けられ、これが外周板11内
面と回転板3のピン4との間の隙間となって、ピン4、
4間を通過して選択されたチップ14の環状の整列通路
となるものである。
【0035】外周板11には、整列したチップ14のみ
を取り出すために、下部に水平搬送部Bとして直交した
エアー押送手段を備えた水平搬送路21に対して接続す
るチップ14の幅の振出口11b(通路、出口)があ
り、この水平搬送路21をチップセレクタ部Aの回転板
3の回転方向と直交して配置することにより、回転板3
のピン4、4間から、外周板11内面のクリアランス1
1c(環状整列通過路)内に整列したチップ14のみ選
択的に振出口11b(水平搬送路21)に取り出すこと
ができる。
【0036】チップ装填口15からチップ14を多数投
入すると、チップ14は回転板3と外周板11、環状垂
直板11a、カップ状壁面部12が囲む空間に溜まり、
モーターにより回転板3は時計方向に回転し、チップ1
4は多くのピン4によって攪拌され、チップ本体の自重
とピン4に押されて回転板31のピン4、4間から外周
板11内面のクリアランス11c内に導入されて時計方
向に移動する。
【0037】前記水平搬送部Bの水平搬送路21は、チ
ップセレクタ部Aに対して直角に配置することで、本セ
レクタ部A内の前記クリアランス11c内に整列しない
チップ14は、セレクタ部A内に回帰するようになって
いる。
【0038】チップセレクタ部Aの下部にある水平搬送
部Bの水平搬送路21からチップ14を取り出すため
に、水平搬送路21内には押送エアーが(図2中、左か
ら右方向に)流れていて、水平搬送路21内のチップ1
4はエアーの流れに導かれて移動する。
【0039】垂直スタック部C(マガジン部)で、押送
エアーは上方の小孔から排出され、押送されたチップ1
4は自重により落下し、チップ14は次々とスタック部
C内に積み上げられる。
【0040】次に、本発明のチップセレクト供給取付装
置の実施の形態を、図1、図2に基づいて以下に詳細に
説明する。
【0041】本発明のチップセレクト供給取付装置は、
図1、図2に示す上記チップセレクト供給装置を備え、
該供給装置の垂直スタック部Cの直下には、チップ14
(例えば送受信アンテナを備えた非接触式又は接触式プ
ロトコル方式のICメモリチップ、ICメモリタグ)を
垂直スタック部C(マガジン部)より取り出して供給す
るフィーダー部Dを備え、また必要に応じて、厚紙容器
を製函するための段ボールシートや厚紙シートなどシー
ト材料50上に接着剤を塗布する接着剤塗布部Eとを備
える。なお、チップセレクト供給装置は上述したので説
明は省略する。
【0042】図2に示すように、フィーダー部Dは、垂
直スタック部Cの最下部にスタックされたチップ14を
1枚ずつ吸着保持して駆動回転するフィーダーロール4
1と、該フィーダーロール41に対向して押圧する圧ロ
ール43(プレスロール)を備え、該フィーダーロール
41の外周面には、その回転方向の1個所又はn個所
(2乃至数個所)に等間隔に、チップ14を吸着保持す
るバキューム吸着手段42(例えば吸着用孔設部)を備
えている。
【0043】フィーダーロール41と圧ロール43との
間には、水平方向から厚紙容器を製函するためのシート
材料50が導入される。なお、図2中、61、62はシ
ート材料を搬送する対向する搬送ロール、63はシート
材料50の通過(又は到達)を検知する検知器である。
【0044】例えば、導入したシート材料50上の所定
領域には部分的に予め接着剤層(又は粘着剤層)が設け
られていて、その接着剤層上にフィーダーロール41に
より供給されたチップ14を貼着して取り付け固定する
ものである。
【0045】また、他の実施の形態としては、図2に示
すように接着剤塗布部Eを使用することができる。
【0046】接着剤塗布部Eは、図2に示すように、例
えば塗布ロール51と、接着剤供給手段52と、接着剤
貯留槽53と、塗布ロール51に対向する圧ロール54
を備え、所定パターン状に接着剤を塗布する塗布ロール
51と圧ロール54との間にシート材料50を導入し
て、塗布ロール51によりシート材料50上の所定領域
に接着剤を塗布してパターン状に接着剤層を設ける。
【0047】続いて、シート材料50を、回転するフィ
ーダーロール41と圧ロール43との間に、水平方向か
ら厚紙容器を製函するためのシート材料50を順次導入
し、フィーダーロール41により供給されたチップ14
をそのシート材料50の接着剤層上に貼着して順次取り
付け固定するものである。
【0048】フィーダー部Dは、回転するフィーダーロ
ール41のバキューム吸着手段42(バキューム吸着手
段42が垂直スタック部Cの最下部のチップ4の真下に
到達するタイミングにて水平保持手段32が開放する)
により、垂直スタック部Cに水平に積み重ねた最下部の
チップ14を、その垂直スタック部Cから1枚ずつ吸着
保持して取り出し、フィーダーロール41と圧ロール4
3との間に導入したシート材料50上に供給するもので
ある。
【0049】また、他の実施例としては、図2に示すよ
うに回転するフィーダーロール41のバキューム吸着手
段42の外周面には、水平状態のチップ4後端に嵌合し
て該チップ4を押送する段差部33を備えるようにして
もよい。
【0050】そして、バキューム吸着手段42は、段差
部33にてチップ4を押送開始すると同時に吸着動作を
開始してチップ4を吸着保持する。そして、回転するフ
ィーダーロール41によってチップ4がシート材料50
上に到達した段階で、バキューム吸着手段42は、エア
ー吸着動作を停止又はエアー吸着動作をエアー吹出動作
に切り換えて、チップ4をシート材料50上に受け渡す
ようにする。
【0051】フィーダーロール41外周の回転方向n個
所にあるバキューム吸着手段42のエアー吸着動作の停
止又はエアー吸着動作とエアー吹出動作の切り換えは、
フィーダーロール41の回転系に取り付けた回転位相位
置検出器45(回転角度検出器、ロータリーエンコー
ダ)による回転位相信号に基づいて(必要に応じてマイ
クロプロセッサ、シーケンスコントローラなど演算手段
を備えたコンピュータ制御器を用いて)エアー切替弁4
4を動作させ、正圧エアーと負圧エアーとに切り換え動
作させることにより、垂直スタック部Cの真下に到達し
たバキューム吸着手段42を順次エアー吸着動作させ、
シート材料50上に到達したバキューム吸着手段42を
順次エアー吹出動作させて行うことができる。
【0052】なお、本発明のチップセレクト供給取付装
置においては、フィーダーロール41は、連続回転、間
欠回転のいずれでもよいが、間欠回転の場合は、図2に
示すように、例えばステッピングモータ46にて伝達ギ
ア47、48を介してフィーダーロール41を間欠回転
させるようにしてもよい。
【0053】このようにして段ボールや厚紙などのシー
ト面に取り付けられたチップ14は可視状態で取り付け
られていてもよいし、取り付け後に、チップ14を隠蔽
性シートの貼着や隠蔽性コーティング剤の塗布により視
覚的に隠蔽処理してもよい。
【0054】このチップ14は、例えば、ICチップの
場合、書き込み記録(書き換えや再書き込み記録を含
む)と読み出しの両方が可能であってもよいし、又は予
め書き込み記録されている情報データの読み出しのみが
可能であって、書き込み記録(書き換えや再書き込み記
録を含む)が不可能であってもよい。
【0055】このICチップ14には、少なくとも厚紙
容器又はその容器内に包装されている商品など物品に関
する名称、製造者名、販売者名、バーコード等の情報が
記録されている。
【0056】また、ICチップ14には、容器本体又は
容器内容物に関する商品名称、製造者名、製造担当者、
販売者名、住所、電話番号、製造ロット、製造日付、型
番、製造機械等の製造情報、あるいは容器材質、容器構
成、MSDSなど容器材質情報などが記録されている。
【0057】また、厚紙容器本体にも、必要に応じて、
商品名、製造者名、販売者名、バーコード等の情報が印
刷等にて表示されていてもよい。
【0058】本発明におけるICチップ14は、予め書
き込み記録されている情報データの読み出しのみが可能
であることが適当であり、その場合の情報データは、そ
の対象容器、商品の製造者(または販売者)によって、
予めICチップ14に書き込み記録される。
【0059】また、ICチップ14への情報の書き込み
記録は、ICチップ14をシート材料50に取り付ける
前でもよいし、取り付けた後でもよい。また、書き込み
記録の作業は、ICチップ14の製造者や販売者、ある
いは厚紙容器の製造者や販売者、あるいは容器内容物の
商品を製造したり、製造した商品を包装したり、販売し
たりする商品製造者、あるいはICチップ14を取り付
ける製造者のいずれかが書込手段(図示せず)を用いて
行うことができる。
【0060】
【発明の効果】本発明のチップセレクト供給装置及びチ
ップ供給取付装置は、段ボールや板紙や厚紙などのシー
ト材料や、これらのシート材料を用いて製函した段ボー
ル製容器や厚紙容器に対して、ICメモリチップなど小
片状の各種チップを自動的に且つ能率的に供給して取り
付けることができる。
【0061】また、本発明装置は、商業や流通業界にお
いて、バーコードに変わる情報伝達表示方式として接触
式又は非接触式のICメモリチップを厚紙容器に容易に
装着することができ、容器に取り付けたICメモリチッ
プをリーダーで読み取って、段ボール製容器や厚紙容器
によって包装されている商店や問屋やメーカーの多くの
在庫品の情報を瞬時に得ることができ、例えば、即座に
品名、在庫量、納期、単価等web上のデータベースに
表示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の正面図。
【図2】本発明装置の側断面図。
【図3】本発明装置の部分拡大側断面図。
【符号の説明】
A…ICチップセレクタ部 B…水平搬送部 C…垂直
スタック部 D…フィーダー部 E…接着剤塗布部 F…本体フレー
ム 1…回転振出手段 2…回転軸 3…回転板 4…セレ
クトピン 10…カップ状ハウジング手段 11…環状外周板 1
1a…環状垂直板 11b…振出口 11c…環状クリアランス(環状隙
間) 12…カップ状壁板 13…軸受部 14…チップ(ICチップ) 15…装
填口 21…水平搬送路 22…押送エアー 31…スタック枠体 32…開閉式ICチップ保持手段 41…フィーダーロール 42…吸着保持手段 43…
圧ロール 44…エアー切替弁 45…回転位相検出器 50…シート材料 51…塗布ロール 52…接着剤供
給手段 53…接着剤貯留槽 54…圧ロール 61、62…搬送ロール 63…シート材料通過検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F030 AA08 AB02 CA01 CB01 3F080 AA13 AA19 BA02 BA05 BC08 BD15 BD19 BF04 BF11 CC04 CC10 CC14 CC26 CD05 CF05 CF23 CG11 CG13 DA18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平軸を中心に駆動回転する回転板の片面
    外周に沿って環状にチップ1枚分が通過する間隔を以て
    等間隔に多数本のピンを立設配置したチップ単一枚振出
    用の回転振出手段と、前記回転板に対し離間対向して水
    平軸を固定支持し、且つ環状に配置した前記ピンの外側
    をチップ1枚分のクリアランスを持って環状に覆う外周
    板を連設し、且つ振出口を前記外周板の下周部に設けた
    多数チップ収容可能なカップ状ハウジング手段とにより
    構成されたチップセレクタ部と、該セレクタ部の振出口
    より振り出されるチップを1枚ずつ水平方向に搬送する
    水平搬送部と、該水平搬送部の下部に垂直方向にチップ
    を1枚ずつ水平に積み重ねスタックする垂直スタック部
    と、該垂直スタック部の最下部にスタックされたチップ
    を1枚ずつ吸着保持して供給するフィーダー部とを備え
    ることを特徴とするチップセレクト供給装置。
  2. 【請求項2】前記フィーダー部が、前記垂直スタック部
    の最下部にスタックされたチップを1枚ずつ吸着保持し
    て供給するバキューム吸着手段を備えたフィーダーロー
    ル部であることを特徴とする請求項1記載のチップセレ
    クト供給装置。
  3. 【請求項3】水平軸を中心に駆動回転する回転板の片面
    外周に沿って環状にチップ1枚分が通過する間隔を以て
    等間隔に多数本のピンを立設配置したチップ単一枚振出
    用の回転振出手段と、前記回転板に対し離間対向して水
    平軸を固定支持し、且つ環状に配置した前記ピンの外側
    をチップ1枚分のクリアランスを持って環状に覆う外周
    板を連設し、且つ振出口を前記外周板の下周部に設けた
    多数チップ収容可能なカップ状ハウジング手段とにより
    構成されたチップセレクタ部と、該セレクタ部の振出口
    より振り出されるチップを1枚ずつ水平方向に搬送する
    水平搬送部と、該水平搬送部の下部に垂直方向にチップ
    を1枚ずつ水平に積み重ねスタックする垂直スタック部
    と、該垂直スタック部の最下部にスタックされたチップ
    を1枚ずつ吸着保持して供給するバキューム吸着手段を
    備えたフィーダーロール部と、該フィーダーロール部に
    対向するプレスロール部とを備え、該フィーダーロール
    部に吸着保持して供給されるチップを対向するプレスロ
    ール部との間に導入したシート面に供給して取り付ける
    ことを特徴とするチップセレクト供給取付装置。
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