JP2003040051A - 移動体の管理装置 - Google Patents
移動体の管理装置Info
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Abstract
準を設け、この基準に達したエラーコードのみを管理者
側に送信するようにして、真の異常(故障など)である
か否かの判断を容易に行えるようにするとともに、通信
コストを抑える。 【解決手段】自己の移動体33の状態が異常値に達した
場合に、異常値に達した異常状態を識別する異常状態識
別データを出力する。自己の移動体33で発生する異常
状態の種類毎に、重要度を複数のレベルA、B、Cにラ
ンク付けして、一定レベル以上(B以上)の異常状態識
別データの各エラーコード)を、端末装置11に送信す
べき異常状態識別データとして設定する。そして移動体
33は、出力された異常状態識別データ(エラーコー
ド)が、設定された一定レベル以上である場合に、その
異常状態識別データを、自己の移動体33から端末装置
11に送信する。
Description
体で発生した故障等の異常を判断しその判断結果に応じ
て修理等の異常処理を行うことで移動体を管理する装置
に関するものである。
ーザ、ホイールローダなどの建設機械は、施主が要求す
る工期までに完工するように工事現場などで連続して稼
動されることが多い。このため建設機械で故障等の異常
が発生した場合には修理等を迅速に行い極力ダウンタイ
ムを短くする必要がある。しかも建設機械は高価であ
り、プール地に保管している機種、台数、レンタルに供
される機種、台数が限られていることから、代替えの建
設機械を即座に工事現場に投入することは難しい。
ぼ同額のサービス費用(パーツ代、工賃等)が必要であ
りサービス費用が高コストになっている。
を早期に事前に正確に判断して、部品を早期に手配した
り修理を迅速に行うことが、サービス費用のコストの低
減を図り、工事現場等における稼働率を向上させる上で
必要となる。たとえばエンジンが重大な損傷を受ける前
に適切な部品を交換したり調整を行えばサービス費用を
低減でき、修理に要する時間も短くなる。
設機械まで出向き、目視で確認するか若しくは建設機械
にパーソナルコンピュータを接続することによって建設
機械内部のメモリに書き込まれた建設機械に関するデー
タをダウンロードすることで建設機械に関する情報(サ
ービスメータの計時値、燃料消費量、エンジン回転数な
ど)を取得するようにしていた。そして複数の建設機械
から収集されたデータを建設機械のメーカの管理部のコ
ンピュータのメモリに記憶格納させることで、複数の建
設機械を管理するようにしていた。
ているため、建設機械の数が多数になるほど情報収集は
煩雑なものとなり情報収集の作業効率は良くないという
問題がある。
公報(以下第1公報)、特開平11144312号公報
(以下第2公報)にみられるように、建設機械の情報の
取得を人手に頼ることなく通信手段を用いて自動的に行
う試みがなされている。
態の検出データ、検出データに基づくエラーコード、目
視によるエラーコードを、通信装置を介してメーカなど
の管理部に送信し管理部側の表示画面にエラーコードを
表示することで人手により建設機械の異常を判断し、修
理等をサービスマンに依頼するというものである。
動状態の検出データに基づくエラーコードと、エラーコ
ード直前の検出データつまりスナップショットデータを
一時的に建設機械に設けたメモリに記憶し、メモリに記
憶されたデータを通信装置を介してメーカなどの管理部
に送信し管理部側でエラーコードとスナップショットデ
ータから建設機械の異常を自動的に判断し、異常である
と判断された場合に修理等をサービスマンに依頼すると
いうものである。
載の発明によれば、エラーコードが発生しこれを管理者
が受け取れば建設機械で何らかの異常が発生したものと
推認される。
(故障など)を意味するものではない。すなわちエラー
コードは建設機械の内部のコントローラで生成される。
コントローラは安全性を高めるために僅かな異常であっ
てもエラーコードを生成するような規格で製造されてい
る。たとえば建設機械が下り坂等でオーバーランした場
合を想定する。この場合エンジン回転数が過回転になる
たびに、実際にはエンジン損傷、ブレーキ損傷等の異常
が発生していないにもかかわらず、オーバーランを示す
エラーコードが生成されてしまう。そしてこのエラーコ
ードを受け取った管理者が真の異常であると判断して、
現場にサービスマンを派遣したとしても実際には修理を
要するほどの緊急度を要する異常ではなかったという事
態が数多く発生している。
ときのみにエラーコードを生成するような規格にする
と、軽微な異常発生を事前に見逃してしまい、建設機械
で致命的な損傷(たとえばエンジンブロー)を生じてか
ら修理にとりかかるような事態となり、ダウンタイムが
多大なものになるおそれがある。
ドが生成されることをもって異常であると一義的に判断
しているため、エラーコードの生成の基準を低く見積も
れば緊急度の低い状態であるにもかかわらず真の異常で
あると判断したり、逆にエラーコードの生成の基準を高
く見積もれば、軽微な異常発生を見逃してしまうという
問題があった。
トラック、ブルドーザ、ホイールローダ等々と、その機
種は多岐にわたり、型式の違いも含めれば、その種類は
膨大な数にわたる。
ーコードの種類(故障の種類)も異なる。管理者によっ
ては、多種類にわたる建設機械のエラーコードの内容個
々に熟知しているわけではなく、エラーコードをみただ
けで、その建設機械にとって真の異常であるか否かを判
断できないことが多い。また建設機械の種類毎にエラー
コードの種類、内容が異なるため、多種類にわたる建設
機械に対して、均質なサービスを提供することが難しい
のが現状である。
ーコードを選別することなく全てのエラーコードを管理
者側に送信することは、通信コストの増大を招く結果に
なる。
体について統一的な基準を設け、この基準に達したエラ
ーコードのみを管理者側に送信するようにして、真の異
常(故障など)であるか否かの判断を容易に行えるよう
にするとともに、通信コストを抑えることを解決課題と
するものである。
複数の移動体から、これら複数の移動体を管理する側に
設けられた端末装置に対して情報を送信可能に、前記複
数の移動体と前記端末装置とを通信手段によって接続
し、前記複数の移動体から当該移動体の状態を示す情報
を、前記端末装置に送信し、前記端末装置は、送信され
た情報に基づいて前記複数の移動体を管理するようにし
た移動体の管理装置において、自己の移動体の状態が異
常値に達した場合に、異常値に達した異常状態を識別す
る異常状態識別データを出力する異常状態識別データ出
力手段と、自己の移動体で発生する異常状態の種類毎
に、重要度を複数のレベルにランク付けして、一定レベ
ル以上の異常状態識別データを、前記端末装置に送信す
べき異常状態識別データとして設定する設定手段とを前
記複数の移動体それぞれに設け、前記複数の移動体それ
ぞれは、前記異常状態識別データ出力手段から出力され
る異常状態識別データが、前記設定手段で設定された一
定レベル以上である場合に、その異常状態識別データ
を、自己の移動体から前記端末装置に送信するようにし
たことを特徴とする。
装置から前記複数の移動体に対してレベル変更指令を送
信することによって、前記設定手段の設定内容を変更す
ることを特徴とする。
に、自己の移動体33の状態(冷却水温)が異常値(冷
却水オーバーヒート)に達した場合に、異常値に達した
異常状態を識別する異常状態識別データ(「冷却水オー
バーヒート」のエラーコード)を出力する。自己の移動
体33で発生する異常状態の種類(「冷却水オーバーヒ
ート」、「作業機角度センサ断線」、「エンジン回転規
格外」、「油圧ポンプ異常」)毎に、重要度を複数のレ
ベルA、B、Cにランク付けして、一定レベル以上(B
以上)の異常状態識別データ(「冷却水オーバーヒー
ト」、「エンジン回転規格外」、「油圧ポンプ異常」の
各エラーコード)を、端末装置11に送信すべき異常状
態識別データとして設定する。そして移動体33は、出
力された異常状態識別データ(エラーコード)が、設定
された一定レベル以上(B以上)である場合に、その異
常状態識別データ(「冷却水オーバーヒート」、「エン
ジン回転規格外」、「油圧ポンプ異常」の各エラーコー
ド)を、自己の移動体33から端末装置11に送信す
る。他の移動体31、32についても移動体33と同様
に、同じ一定レベル以上(B以上)の異常状態識別デー
タ(エラーコード)のみを端末装置11に送信する。第
2発明によれば、端末装置11から複数の移動体31、
32、33に対してレベル変更指令を送信することによ
って、移動体31、32、33から送信されるべき異常
状態識別データ(エラーコード)のレベルがたとえば
「B以上」から「A以上」に変更される。
ば、複数(複数種類)の移動体について統一的な基準を
設け、この基準に達した異常状態識別データ(エラーコ
ード)のみを管理者側に送信するようにしたので、真の
異常(故障など)であるか否かの判断を容易に行うこと
ができる。また異常状態識別データ(エラーコード)す
べてを送信した場合に比較して、送信すべきデータ量が
少なくなるので通信コストを抑えることができる。
移動体の管理装置について説明する。なお実施形態で
は、移動体として建設機械を想定し、油圧ショベル、ブ
ルドーザ、ダンプトラックを代表させて説明する。
装置(管理システム)を示している。本実施形態では建
設機械のメーカ10で生産される多数の建設機械とし
て、31(ダンプトラック)、32(油圧ショベル)、
33(ブルドーザ)を代表させて示している。
について説明する。
3の通信端末と、複数の端末装置14、51、61と、
サーバ装置11は相互に通信衛星5、インターネット
1、イントラネット13などの通信装置によって相互に
通信可能に接続されている。なおインターネットとは、
複数のLAN(ローカルエリアネットワーク)をゲート
ウエイ、ブリッジにより相互に通信自在に接続した世界
的通信網のことである。インターネットは電子メール
(インターネットを介して送受信する「手紙」)、WW
W(ワールドワイドウエブ;インターネット上の情報検
索システム)などのサービスを提供している。イントラ
ネットとはインターネットの技術に基づき構築された企
業内通信網のことである。
テムで行われるサービス(以下管理情報提供サービス)
を提供する。サーバ装置11は建設機械のメーカ本社1
0に設けられている。
ている。後述するようにデータベース12は、建設機械
31、32、33を管理するために必要な建設機械のオ
ンボード情報Dを記憶する。
られている。サーバ装置11と端末装置14とは相互に
送受信可能にイントラネット13により接続されてい
る。
は相互に送受信可能にインターネット1により接続され
ている。
ーバ装置11は通信衛星5を介して双方向に送受信可能
に接続されている。通信は無線の通信回線6によって行
われる。
衛星5、イントラネット13との間のデータの入出力を
管理するとともに、データベース12に記憶されたオン
ボード情報Dに基づいて、建設機械31、32、33を
構成する各コンポーネントの健康状態(損傷状態)を監
視したりメンテナンス(点検)したり改修(修理)した
りするのに適切な管理情報に加工する。なお建設機械は
エンジン、トランスミッション、油圧ポンプ等の各コン
ポーネントから構成されている。
を販売し点検、修理等のサービスを行う代理店50に設
けられている。端末装置51は代理店50のサービス部
門に設けられている。
をレンタルまたはリース(貸与)するリース/レンタル
会社60に設けられている。本実施形態ではリース/レ
ンタル会社60が建設機械31、32、33の所有者で
あると仮定する。
側の管理者、代理店50の端末装置51側のサービスマ
ン、リース/レンタル会社60の端末装置61側の社員
が、サーバ装置11で提供される管理情報提供サービス
を受けるものとする。各端末装置14、51、61には
それぞれサーバ装置11から提供される管理情報を表示
する表示装置が設けられている。
流れについて説明する。
ド情報Dが収集される。
2、33に取り付けられた各種センサ41の検出信号を
入力してコントローラ40で収集される情報のことであ
る。オンボード情報Dは、センサ41の検出信号が異常
値を示した(センサの断線も含む)ときに生成されるエ
ラーコード、その他建設機械内部で取得される情報のこ
とである。
各建設機械31、32、33毎に異なる。したがってエ
ラーコードの種類も、各建設機械31、32、33毎に
異なる。
ら生成されるエラーコードを、図3を併せ参照して説明
する。
ンジンの冷却水の温度を検出するセンサ、エアフィルタ
の目詰まりを検出するセンサ、バッテリへの充電電圧を
検出するセンサ、ワイパの異常を検出するセンサなどが
設けられている。したがって建設機械31で生成される
エラーコードは、「冷却水オーバーヒート」、「エアフ
ィルタ目詰まり」、「充電不良」、「ワイパ異常」とな
る。
ジンの冷却水の温度を検出するセンサ、圧力センサ(圧
力センサの断線を検出するセンサ)、ルームライトのス
イッチ(ルームライトの断線を検出するセンサ)、電磁
弁の短絡を検出するセンサなどが設けられている。した
がって建設機械32で生成されるエラーコードは、「冷
却水オーバーヒート」、「圧力センサ断線」、「ルーム
ライト断線」、「電磁弁短絡」となる。
ンの冷却水の温度を検出するセンサ、作業機の角度を検
出するセンサ(角度センサの断線を検出するセンサ)、
エンジン回転数を検出するセンサ、油圧ポンプの異常を
検出するセンサなどが設けられている。したがって建設
機械32で生成されるエラーコードは、「冷却水オーバ
ーヒート」、「作業機角度センサ断線」、「エンジン回
転規格外」、「油圧ポンプ異常」となる。
ービスメータが設けられている。サービスメータはエン
ジンの稼動時間を計時する。
PSセンサが設けられている。GPSセンサはGPS衛
星から送信される電波を受信して、自己の建設機械の絶
対位置を検出する。
レンダ、タイマが設けられている。
(時、分、秒)を計時する。
ラ40ではセンサ群41の検出値に基づきオンボード情
報Dが収集され、記憶される。すなわち建設機械31、
32、33の車体内にはコントローラ40と他のコント
ローラとがシリアル通信が可能となるように信号線によ
ってデジーチェーン状に接続されており、車体内ネット
ワークを構成している。車体内のコントローラ間の信号
線を介して所定のプロトコルのフレーム信号が伝送され
る。フレーム信号が各コントローラ間に伝送されるとフ
レーム信号に記述されたデータに従い各コントローラに
接続されたアクチュエータ(油圧ポンプ、ガバナ、制御
弁など)に駆動信号が出力されこれらアクチュエータが
駆動制御されるとともに、各コントローラに接続された
センサ群41で検出された検出データあるいは機器内部
の情報を示すデータが取得されフレーム信号に記述され
る。こうしてコントローラ40にはフレーム信号を介し
てセンサ群41の検出値のデータが取り込まれる。セン
サの検出値が異常値に達した場合にはエラーコードが生
成される。
になった場合には「冷却水オーバーヒート」を示すエラ
ーコードが生成される。
ーバ装置11との間では通信衛星5を介して無線の通信
回線6によって相互に送受信がなされる。これによって
建設機械31、32、33内で取得されたオンボード情
報Dは無線通信回線6、通信衛星5を介してサーバ装置
11に送信される。
ーバ装置11へ送信する基準は、以下に示す重要度レベ
ルによって定められる。
るので、すぐに建設機械を停止させる必要がある。
と重大な故障が発生するので、作業を停止させる必要が
ある。
生しているので、点検、整備が、必要。
る。
B、C、Dが対応づけられている。
1、32、33のコントローラ40では、エラーコード
と重要度レベルとの対応関係が設定されている。
まり重要度レベルBとAのエラーコードのみをサーバ端
末11へ送信するように、コントローラ40で「送信の
基準レベル」が設定されている。
成されると、そのエラーコードに対応づけられている重
要度レベルが「B」以上であるか否かが判断され、
「B」以上である場合には、そのエラーコードを送信す
べく通信端末に送る。そして、通信端末から、そのエラ
ーコードをオンボード情報Dとして送信する。
するタイミングは、以下のとおりである。
ードが生成される毎に、その生成をトリガにして建設機
械31、32、33はそのエラーコードを自動送信す
る。
ードが生成される毎に、その生成をトリガにして建設機
械31、32、33は自動送信するが、同じ日に2回以
上同じエラーコードが生成された場合には2回以降のエ
ラーコードは自動送信しない。
ードが生成する毎に、そのエラーコードを記憶してお
き、たとえばサービスメータが24時間計時する毎に、
まとめて、建設機械31、32、33はその記憶データ
を自動送信する。
ードが生成する毎に、そのエラーコードを記憶してお
き、たとえばカレンダ、タイマで1日が計時される毎
に、まとめて、建設機械31、32、33はその記憶デ
ータを自動送信する。
ードが生成する毎に、そのエラーコードを記憶してお
き、サーバ装置11からの要求に応じて、建設機械3
1、32、33は記憶したエラーコードをまとめて返信
する(自動送信しない)。
ードが生成する毎に、そのエラーコードを記憶してお
き、その記憶データを携帯用端末装置(ノート型パーソ
ナルコンピュータ、PDAなど)にダウンロードしてイ
ンターネット1を経由してサーバ装置11に送信する
(自動送信しない)。
して、上記1)〜6)のうち、いずれかのタイミング
で、オンボード情報Dがサーバ装置11へ送信される。
報Dには、エラーコードの他、サービスメータ計時値S
MR(エンジン稼動時間)、GPSセンサ検出値(建設
機械31、32、33の位置)、カレンダ、タイマの計
時値(年、月、日、時刻)を含ませることができる。こ
の場合、サーバ装置11へ送信されるGPSセンサ検出
値は、エラーコードが生成された時点の建設機械31、
32、33の位置のデータであり、サーバ装置11へ送
信されるカレンダ、タイマの計時値は、エラーコードが
生成された時点の年、月、日、時刻のデータである。ま
たサーバ装置11へ送信されるサービスメータ計時値S
MRは、エラーコードが生成された日あるいはエラーコ
ードが生成されるまでの建設機械31、32、33のエ
ンジン稼動時間のデータである。
端末装置14、51、61の表示画面上で、オンボード
情報Dを加工した管理情報を検索する処理を行うための
Webページ(先頭ページに続くリンクされた一連のペ
ージで構築されているリンク構造のデータであり、イン
ターネット1、イントラネット13における情報画面の
意味で使用する)が格納されている。
61からの要求に応じてデータベース12に記憶された
内容をこれら端末装置に提供するとともに、あるいは所
定の端末装置から入力されたデータに応じてデータベー
ス12の記憶内容を書き換える。すなわち各端末装置1
4、51、61からデータベース12の記憶データをア
クセスすることにより、端末装置の表示画面上でWeb
ページを表示させ管理情報提供サービスを受けることが
できる。
11のデータベース12の記憶データをアクセスする
と、端末装置の表示画面上で、以下のような情報を得る
ことができる。
上となっているエラーコード b)図3において重要度レベルが「B」以上となってい
るエラーコードと、そのエラーコードが生成された時点
の年、月、日、時刻 c)図3において重要度レベルが「B」以上となってい
るエラーコードと、そのエラーコードが生成された時点
の建設機械31、32、33の位置 d)図3において重要度レベルが「B」以上となってい
るエラーコードと、そのエラーコードが生成された日あ
るいはエラーコードが生成されるまでの建設機械31、
32、33の稼動時間(サービスメータ計時値SMR) また重要度が「B」であるか「A」であるかという情報
も、エラーコードに対応づけて、表示することができ
る。
いて、端末装置14側の管理者は、「建設機械31、3
2、33の運転をこのまま運転を継続すると重大な故障
が発生する」(重要度レベルB)、あるいは「建設機械
32、33で重大な故障が発生している」(重要度レベ
ルA)と容易に判断でき、作業の停止を建設機械31、
32、33に対して指示したり(重要度レベルB)、す
ぐに建設機械を停止するように、建設機械32、33に
対して指示するなど、的確な指示を与えることができ
る。
断を行うことができ、迅速にサービスを行うことができ
る。
ことができ、所有している建設機械のサービスを迅速に
依頼することができる。
の故障内容と重要度レベルとの間にずれが生じた場合に
は、オンボード情報Dをサーバ装置11へ送信する基準
となる重要度レベルを変更することができる。
「A」に変更することができる。この場合、サーバ装置
11は、「送信の基準レベルをAに変更する」ことを示
すデータを無線通信回線6、通信衛星5を介して各建設
機械31、32、33に送信する。
ントローラ40で「送信の基準レベル」が「A」に設定
し直される。以後建設機械31、32、33側からは重
要度レベルが「A」のエラーコードのみがサーバ装置1
1へ送信されることになる。
更して、重要度レベルC以上、つまり重要度レベルCと
BとAのエラーコードのみをサーバ端末11へ送信して
もよく、送信の基準レベルを「D」に変更して、重要度
レベルD以上、つまり重要度レベルDとCとBとAのエ
ラーコードをサーバ端末11へ送信してもよい。
に、サーバ装置11から特定の建設機械に対して、現在
の送信基準レベルよりも低いレベルのデータを送信する
ように要求することもできる。
あるとすれば、サーバ装置11は建設機械31に対し
て、「重要度レベルCのエラーコードを送信せよ」との
データを無線通信回線6、通信衛星5を介して、送信す
る。
から重要度レベルがC以上のエラーコードが読み出さ
れ、サーバ装置11へ送信されることになる。
階(A、B、C、D)に分割しているが、これは一例で
あり、5段階以上に分割してもよく、3段階以下に分割
してもよい。
ーザ、油圧ショベル、ダンプトラックといった機種毎
に、エラーコードと重要度レベルとの対応づけを行って
いるが、同じ機種であっても型式が違う場合にはエラー
コードの種類が異なることがある。このため更に型式毎
に、エラーコードと重要度レベルとの対応づけを行うよ
うにしてもよい。
(複数種類)の建設機械について統一的な基準を設け、
この基準に達したエラーコードのみを管理者側に送信す
るようにしたので、真の異常(故障など)であるか否か
の判断を容易に行うことができる。またエラーコードす
べてを送信した場合に比較して、送信すべきデータ量が
少なくなるので通信コストを抑えることができる。また
建設機械の種類いかんによらず重要度が等しいエラーコ
ードが収集されるので、多種類にわたる建設機械に提供
するサービスの質を均質化することができる。
2、33側からサーバ装置11側への通信は通信衛星5
による無線通信回線6にて行われる。一般に通信衛星5
によるデータの通信は通信の即時性を確保しようとする
と情報量に制約がある。たとえば1回の通信当たりの情
報量のサイズは1kバイト以下に制約される。しかも通
信料金が高いという問題がある。
示すように地上波を利用した通信形態を採用してもよ
い。
示す通信衛星5の代わりに地上波基地局2を経由して通
信が行われる。地上波基地局2はたとえば携帯基地局で
ある。
端末と地上波基地局2との間で、パケット通信による無
線通信6が行われる。地上波基地局2は、バケット通信
ネットワーク3の一部を構成している。パケット通信ネ
ットワーク3はゲートウエイ4、専用線5を介してイン
トラネット13に接続している。ゲートウエイ4はパケ
ット通信のプロトコルとイントラネット13のプロトコ
ルとのプロトコル変換を行うものであり、既存の「イン
ターネット接続サービス」を利用することができる。
してもよい。
られる。この場合既存の衛星通信の設備でデータ通信を
行う場合には、通信障害が発生する。
5との通信を確保する中継局を新たに設置し、この中継
局を経由してデータ通信を行うようにしてもよい。
置11との間の通信回線を、2以上冗長に設ける実施も
可能である。このように通信回線を冗長に設けることに
よって、通信不可能と判断される確率をきわめて小さく
することができる。
いるが、本発明は、一般の自動車、二輪車等、各種移動
体を管理する場合にも適用することができる。
成を示す図である。
る。
係を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の移動体から、これら複数の移動
体を管理する側に設けられた端末装置に対して情報を送
信可能に、前記複数の移動体と前記端末装置とを通信手
段によって接続し、前記複数の移動体から当該移動体の
状態を示す情報を、前記端末装置に送信し、前記端末装
置は、送信された情報に基づいて前記複数の移動体を管
理するようにした移動体の管理装置において、 自己の移動体の状態が異常値に達した場合に、異常値に
達した異常状態を識別する異常状態識別データを出力す
る異常状態識別データ出力手段と、 前記異常状態識別データを記憶する記憶手段と、 自己の移動体で発生する異常状態の種類毎に、重要度を
複数のレベルにランク付けして、一定レベル以上の異常
状態識別データを、前記端末装置に送信すべき異常状態
識別データとして設定する設定手段とを前記複数の移動
体それぞれに設け、 前記複数の移動体それぞれは、前記異常状態識別データ
出力手段から出力される異常状態識別データが、前記設
定手段で設定された一定レベル以上である場合に、その
異常状態識別データを、自己の移動体から前記端末装置
に送信するようにしたことを特徴とする移動体の管理装
置。 - 【請求項2】 前記端末装置から前記複数の移動体に
対してレベル変更指令を送信することによって、前記設
定手段の設定内容を変更することを特徴とする請求項1
記載の移動体の管理装置。 - 【請求項3】 前記端末装置から特定の移動体に対し
て、端末装置で指定するレベル以上の異常状態識別デー
タを要求し、 特定の移動体は、その要求を受信することによって記憶
手段から、対応する異常状態識別データを読み出して、
端末装置に送信することを特徴とする請求項1記載の移
動体の管理装置。
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