JP2003039966A - 車両の変速操作装置 - Google Patents

車両の変速操作装置

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JP2003039966A
JP2003039966A JP2001232403A JP2001232403A JP2003039966A JP 2003039966 A JP2003039966 A JP 2003039966A JP 2001232403 A JP2001232403 A JP 2001232403A JP 2001232403 A JP2001232403 A JP 2001232403A JP 2003039966 A JP2003039966 A JP 2003039966A
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篤志 草野
Yasuhiro Shigeta
康博 重田
Kazuhiro Osawa
和弘 大澤
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HAMANA PARTS INDUSTRY CO Ltd
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、ギヤシフトレバーおよびパー
キングレバーの内の何れか一方を操作する時に他方の状
態を保持することができ、しかも、省スペースな車両の
変速操作装置を提供する。 【解決手段】 操作レバー40でギヤシフトブラケット
52とパーキングブラケット62とを操作可能とした変
速操作装置20において、支持枠体30にインジケータ
31を設け、操作レバー40のディテントピン45に係
合して、操作レバー40の変位を規制するディテントカ
ム34を設け、ギヤシフトブラケット52を保持するボ
ールプランジャ35と、操作レバー40を保持するボー
ルプランジャ37を設け、操作レバー40に係合爪48
を設け、ギヤシフトブラケット52に係合溝52Nを設
け、パーキングブラケット62に係合溝62Nを設ける
ようにしたものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の変速操作装
置に関し、特に、1本の操作レバーでシフト操作とパー
キングブレーキ操作とを選択的にできるようにした変速
操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車体フレームの前・後部にそれぞ
れ左右一対の車輪が懸架され、その車体フレームの上部
に設けられたシートに乗員が鞍乗式に着座可能に構成さ
れた鞍乗型車両、特に、不整地走行車両として、いわゆ
るATV車両が知られている。
【0003】このATV車両における変速操作装置にお
いて、変速装置とパーキング装置とを一本の操作レバー
で選択的に切換え操作可能に構成されたものが知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造によると、操作レバーにより変速装置とパーキ
ング装置との何れか一方を操作する時に、他方の装置ま
でが動かないように固定する必要があり、構造が煩雑と
なるという問題点があった。
【0005】また、操作レバーを操作する際に、該操作
レバーの切換えを明確にするために切換え時の節度感
(クリック感)を付ける必要があり、その節度感を発生
させるための機構が大きくスペースを占有するため、変
速操作装置全体が大きくなり、レイアウト上の制約が多
くなるという問題点があった。
【0006】さらに、ATV車両においては、運転者の
前方に変速装置のギヤシフトレバーが有る方が操作し易
くなるが、通常は運転者の前方には燃料タンクがあるた
め、ギヤシフトレバーのレイアウトを考慮すると燃料タ
ンクの容量や形状が制限されるという問題点があった。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、簡単な構成で、操作レバーによる切換
え操作を可能にするとともに、ギヤシフトレバーおよび
パーキングレバーの内の何れか一方を操作する時に他方
の状態を保持することができ、しかも、コンパクトな装
置レイアウトにより省スペースな装置構成を実現できる
車両の変速操作装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両の変速操
作装置20に係り、変速操作装置20を構成する支持枠
体30に、前後および左右方向に揺動自在に軸支される
操作レバー40と、自動変速機に連結されるギヤシフト
レバー51と連動するギヤシフトブラケット52と、パ
ーキング機構に連結されるパーキングレバー61と連動
するパーキングブラケット62とを備え、前記ギヤシフ
トブラケット52とパーキングブラケット62との間に
操作レバー40を配設し、該操作レバー40を前記ギヤ
シフトブラケット52とパーキングブラケット62との
何れか一方と係合させて選択的に操作可能とした変速操
作装置20において、前記支持枠体30に、操作レバー
40をギヤシフトブラケット52のシフト操作方向に沿
って前後方向にガイドするシフト用ガイド部31aと、
前記操作レバー40をパーキングブラケット62のパー
キングブレーキ操作方向に沿って前後方向にガイドする
パーキング用ガイド部31bと、自動変速機のニュート
ラル位置で操作レバー40が前記シフト用ガイド部31
aとパーキング用ガイド部31bとの間で移動可能とし
たシフト/パーキング切換えガイド部31cとを備えた
操作レバーガイド(インジケータ)31を設けるととも
に、前記操作レバー40に突設されたディテントピン4
5に係合して、自動変速装置のニュートラル位置から操
作レバー40のシフト操作方向に沿った変位を規制する
ディテントカム34を設け、且つ、前記ギヤシフトブラ
ケット52を各シフト位置に保持するシフト保持部材
(例えばボールプランジャ)35と、前記操作レバー4
0を各シフト位置およびパーキング位置に保持するパー
キング保持部材(例えばボールプランジャ)37を設
け、前記操作レバー40に、ディテントカム34に係合
されるディテントピン45と、ギヤシフトブラケット5
2およびパーキングブラケット62それぞれに向かい両
方に突設された係合爪48を設け、前記ギヤシフトブラ
ケット52に、前記係合爪48の一方に係合する係合部
(係合溝)52Nと、各シフトレンジ位置で前記シフト
保持部材35と係合して該ギヤシフトブラケットを保持
する切欠凹部を設け、前記パーキングブラケット62
に、前記係合爪48の他方に係合する係合部(係合溝)
62Nを設けたことを特徴とするものである。
【0009】また、前記ギヤシフトブラケット52に設
けられる前記係合爪48の一方に係合する係合部52N
は、前記シフト保持部材と係合する切欠凹部の形状を深
溝状に形成することが好ましい。また、前記ギヤシフト
ブラケット52に設けられる前記係合爪48の一方に係
合する係合部52Nは、ギヤシフトブラケット52のシ
フト位置における自動変速機のニュートラル位置に形成
され、この切欠凹部の実質深さを、前記係合爪48が係
合することで他のシフト位置の切欠凹部より浅くなるよ
うに形成することが好ましい。
【0010】また、前記パーキング保持部37は、ブレ
ーキ操作に連動してパーキングブラケット62のニュー
トラル位置と作動位置とで係脱可能に係合し、ブレーキ
操作動作時に操作レバー40によるパーキング装置の係
脱操作を許容するインターロック装置64を兼用するこ
とが好ましい。また、前記ギヤシフトレバー51、パー
キングレバー61および操作レバー40の回動軸を、同
軸上に配置するとともにインターロックレバー(ブレー
キレバー)71の回動軸を平行に配置し、さらに、変速
装置、パーキング装置およびブレーキ装置に連結する各
レバーを、変速操作装置の一方側に集約して配置するこ
とが好ましい。
【0011】また、鞍乗型シート8と、該鞍乗型シート
8の前方に燃料タンク9を配置し、該燃料タンク9の前
方に左右一対の前輪3を操舵可能に形成したハンドルバ
ー7を備えた鞍乗型不整地走行車両において、前記燃料
タンク9の側方に変速操作装置20を配設し、該変速操
作装置20の各レバーを車体カバー6の車体幅方向内側
に配置するようにすることが好ましい。
【0012】本発明によれば、以下のような作用が得ら
れる。すなわち、車両の変速操作装置20において、該
変速操作装置20を構成する支持枠体30に、操作レバ
ー40をギヤシフトブラケット52のシフト操作方向に
沿って前後方向にガイドするシフト用ガイド部31a
と、前記操作レバー40をパーキングブラケット62の
パーキングブレーキ操作方向に沿って前後方向にガイド
するパーキング用ガイド部31bと、自動変速機のニュ
ートラル位置で操作レバー40が前記シフト用ガイド部
31aとパーキング用ガイド部31bとの間で移動可能
としたシフト/パーキング切換えガイド部31cとを備
えた操作レバーガイド31を設けることで、操作レバー
40を前記の各ガイド部に沿って容易に移動させたり、
ギヤシフト操作からパーキング操作に容易に切換えるこ
とができる。また、前記操作レバー40にディテントピ
ン45を突設し、該ディテントピン45に係合するディ
テントカム34を設けることで、ギヤシフト操作位置か
らパーキング操作位置への切換えポイントを容易に確認
することができ、ギヤシフト操作時において、各シフト
位置(リバースレンジ位置、ニュートラルレンジ位置、
ハイレンジ位置、ローレンジ位置等)に操作レバー40
を移動することができるとともに、不意に操作レバー4
0が所定のシフト位置より移動することがない。
【0013】さらに、支持枠体30にシフト保持部材と
して例えばボールプランジャ35を設け、ギヤシフトブ
ラケット52にボールプランジャ35と当接係合する切
欠凹部を設けることで、前記ディテントカム34ととも
に操作レバー40を各シフト位置に確実に移動させて位
置決め保持することができる。また、操作レバー40に
パーキング保持部材として例えばボールプランジャ37
を設け、支持枠体30にボールプランジャ37と当接係
合する切欠凹部を有する節度カム38を設けることで、
操作レバー40とともにパーキングブラケット62をパ
ーキング位置に確実に移動させて位置決め保持すること
ができる。また、前記操作レバー40のギヤシフトブラ
ケット52およびパーキングブラケット62それぞれと
対向する位置に係合爪48を突設し、前記ギヤシフトブ
ラケット52およびパーキングブラケット62それぞれ
に形成された係合部に前記係合爪48を係合するように
したので、簡単で且つ省スペースな構造で、容易に操作
レバー40をギヤシフトブラケット52およびパーキン
グブラケット62とを係合させることができる。
【0014】また、ギヤシフトブラケット52に設けら
れる前記係合爪48の一方に係合する係合部52Nは、
シフト保持部材35と係合する切欠凹部の形状を深溝状
に形成したことで、操作レバー40に設けられる係合爪
48を係合させることができる。また、該係合爪48と
係合する係合部52Nの位置を、ギヤシフトブラケット
52のシフト位置における自動変速機のニュートラル位
置に形成して、この切欠凹部の実質深さは、前記係合爪
48が係合することで他のシフト位置の切欠凹部より浅
くなるように形成したことで、ボールプランジャ35が
当接係合した時に、他のシフト位置との節度感に違いを
持たせることができる。
【0015】また、パーキング保持部として例えばブレ
ーキ装置に連動するブレーキレバー71を設け、ブレー
キ操作に連動してパーキングブラケット62のニュート
ラル位置とブレーキ作動位置とで係脱可能に係合し、ブ
レーキ操作動作時に操作レバー40によるパーキング装
置の係脱操作を許容するインターロック装置を兼用した
ことで、パーキング操作を行うときには、必ずブレーキ
操作が必要となり、不意にシフト操作に移った場合であ
っても車両を停止する状態になっているので、安全性の
高い変速操作装置を提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して詳細に説明する。図1〜図10は発明を実
施する形態の一例であって、図1は本発明の実施形態に
係るバギー車両の全体構成を示す側面図、図2は本実施
形態の変速操作装置の構成を示す側面図、図3は前記変
速操作装置の平面図、図4は図3のA矢視図、図5は前
記変速操作装置の構成を示す分解説明図、図6は前記変
速操作装置のギヤシフトレバーのニュートラルレンジN
位置を示す側面図、図7は前記変速操作装置のローレン
ジL位置を示す側面図、図8は図6のB矢視図、図9は
操作レバーをパーキングレバーに切換えた状態を示す側
面図、図10は図9のC矢視図である。
【0017】本実施形態は、図1に示すように、車体フ
レーム2の前後に車体幅方向両側端に各々一対の車輪を
配置した前輪3及び後輪4を備え、この前輪3と後輪4
との間の略中央に後輪4を駆動するエンジン5を配置す
るとともに、前記車体フレーム2、前輪3及び後輪4を
車体カバー6で覆い、かつ、前記車体フレーム2上方に
前記前輪3を操舵可能なハンドルバー7を備えるととも
に、前記ハンドルバー7の車体前後方向後方に鞍乗型シ
ート8を備えたバギー車両1であって、変速操作装置2
0は、車体フレーム2に支持され、操作レバー40が前
記ハンドルバー7近傍の車体カバー6から上方に突設さ
れたものである。
【0018】図1に示すように、前記エンジン5の上方
で且つ前記鞍乗型シート8の前方には、車体幅方向両側
面がカウリング11に覆われた燃料タンク9が配置され
ている。前記車体カバー6は、前記一対の前輪3を各々
上方から後方に亘り覆う前輪泥除け部、いわゆるフロン
トフェンダ12を備えるとともに、前記一対の後輪4を
各々前方から上方に亘り覆う後輪泥除け部、いわゆるリ
ヤフェンダ13を備えている。前記フロントフェンダ1
2後端部からリヤフェンダ13前端部に亘り、運転者の
足を載せるためのフロア部14が略水平に延設されてい
る。
【0019】前記変速操作装置20は、図1に示すよう
に、車体カバー6の車両進行方向に向かい、車体幅方向
に向って突設された左右のフロントフェンダ12の左側
フロントフェンダ基部12aに設けられ、反対側の右側
フロントフェンダには収納容器10が配設されている。
【0020】前記変速操作装置20は、図2〜図5に示
すように、フロントフェンダ12内側に配置される支持
枠体30に、車両前後方向および車両幅方向に沿って揺
動自在に軸支される操作レバー40と、自動変速機(図
示省略)に連結されるギヤシフトレバー51と連動する
ギヤシフトブラケット52と、パーキング機構(図示省
略)に連結されるパーキングレバー61と連動するパー
キングブラケット62とを備えている。前記ギヤシフト
ブラケット52とパーキングブラケット62との間に前
記操作レバー40を配設し、該操作レバー40を前記ギ
ヤシフトブラケット52とパーキングブラケット62と
の何れか一方と係合させて選択的に操作可能にしてい
る。
【0021】前記変速操作装置20のフロントフェンダ
12上部の外側に配置される部分には、図1、図2に示
すように、支持枠体30の上部および操作レバー40の
ロッド42部分を覆うようにグリップ41下部から支持
枠体30の上部にかけて、シフトカバー21が設けられ
ている。
【0022】前記支持枠体30の上側には、図3に示す
ように、操作レバー40を、車両進行方向前方よりロー
レンジL、ハイレンジH、ニュートラルレンジN、リバ
ースレンジRの順に配置されるシフト位置に沿って前後
方向にガイドするギヤシフト用ガイド部31aと、パー
キングレンジP位置で車両進行方向前方より入位置O
N、切位置OFFの順に配置されるシフト位置に沿って
行われるパーキングブレーキ操作を前後方向にガイドす
るパーキング用ガイド部31bと、操作レバー40をニ
ュートラルレンジNの位置でギヤシフト用ガイド部31
aからパーキング用ガイド部31bに切換える操作を左
右方向にガイドするシフト/パーキング切換えガイド部
31cとを形成したインジケータ31が設けられてい
る。
【0023】前記インジケータ31は、図3、図5に示
すように、前記ギヤシフト用ガイド部31aとパーキン
グ用ガイド部31bとを車両幅方向に沿って略平行に並
設し、前記切換えガイド部31cを前記ギヤシフト用ガ
イド31aのニュートラルレンジNの位置と前記パーキ
ング用ガイド部31bの切(OFF)位置とを対向させ
た位置で連通するように形成して、操作レバー40がガ
イドされる切欠開口部をリバースレンジRのガイド部分
が後方(操作上では手前側)に入り込んで開口された略
逆h字形状の貫通溝を形成している。
【0024】前記操作レバー40は、図2〜図5に示す
ように、運転者が操作するためのグリップ41と、該グ
リップ41下端部に連結されて操作動作を伝達するため
のロッド42と、該ロッド42の他端部が連結されると
ともに前記支持枠体30側に係合される取付ブラケット
43を備え、十字状の操作レバー揺動軸49により支持
枠体30に対して回動自在に保持されるとともに、捩じ
りコイルバネ49aにより常にギヤシフト側に付勢され
ている。
【0025】前記ロッド42内部には、ディテントロッ
ド44が内蔵されており、該ディテントロッド44の下
方端部には、前記ロッド42を挿通してディテントピン
45が車両幅方向に向かい突設され、該ディテントロッ
ド44の上方端部には、前記グリップ41の車両前方に
向かい車両幅方向右側に出没自在に設けられたディテン
トボタン46に係合されている。前記ロッド42の外周
部には、前記ディテントピン45をガイドするためのガ
イド溝47が軸心方向に沿って形成されている。
【0026】前記ディテントボタン46をプッシュ操作
(左手の親指で押し込む)することで、ディテントロッ
ド44がスプリング(図示省略)の付勢力に抗して下動
し、これに伴いロッド軸心方向にガイド溝47に沿って
ディテントピン45が下動するとともに、プッシュ操作
終了(ディテントボタンから指を離す)により前記ディ
テントロッド44がスプリングの付勢力により上動し、
これに伴い、ディテントピン45が上動するようにされ
ている。
【0027】前記支持枠体30の前記ロッド42に沿っ
て立ち上り形成された側壁部32には、前記ディテント
ピン45が係合されるディテントカム34が切欠形成さ
れている。前記ディテントカム34は、ディテントピン
45と係合して、自動変速装置のニュートラルレンジN
位置から操作レバー40のシフト操作方向に沿った変位
を規制するように構成されている。
【0028】詳しく説明すると、前記ディテントカム3
4は、図2、図5に示すように、自動変速装置のニュー
トラルレンジN位置で、ディテントボタン46を押さな
い状態、すなわちディテントピン45が上方に上がりき
った位置で係合するニュートラルレンジ部34Nと、デ
ィテントボタン46を少し押し込んだ状態で、ディテン
トピン45が少し下がった位置とリバースレンジR位置
で係合するリバースレンジ部34Rと、前記リバースレ
ンジ部と略同様に、ディテントボタン46を少し押し込
んだ状態で、ディテントピン45が少し下がった位置と
ハイレンジH位置とで係合するハイレンジ部34Hと、
ディテントボタン46をさらに押し込んだ状態で、ディ
テントピン45がさらに下がった位置とローレンジL位
置とで係合するローレンジ位置34Lと、を備えた段付
き山型状に開口形成されている。
【0029】また、前記操作レバー40は、図5に示す
ように、ギヤシフトブラケット52およびパーキングブ
ラケット62それぞれに対向して突設された係合爪48
が設けられている。
【0030】前記側壁部32の外側には、図5に示すよ
うに、パーキングレバー61と一体的に形成されたパー
キングレバー軸63により、ギヤシフトレバー51とパ
ーキングレバー61とが同軸上で前後方向に回動自在に
軸支されるとともに、図4に示すように、自由端部がブ
レーキワイヤ70に連結されたブレーキレバー71が設
けられている。
【0031】前記ギヤシフトレバー51は、ギヤシフト
ブラケット52と一体的に形成され、前記ギヤシフトブ
ラケット52を側壁部32の外側に近接して配置すると
ともに、該ギヤシフトレバー51の外側にパーキングレ
バー61を配置している。
【0032】前記パーキングレバー軸63は、操作レバ
ー40を車両幅方向に沿って回動自在に軸支する十字状
の操作レバー揺動軸49を、支持枠体30内部で前後方
向に回動自在に保持するとともに、他側壁部33を挿通
して該他側壁部の外側でパーキングブラケット62に係
合されている。
【0033】前記パーキングブラケット62は、図5に
示すように、自動変速装置のニュートラルレンジN位置
で係合爪48の他方と係合する係合溝62Nが設けられ
ている。
【0034】また、前記側壁部32には、ギヤシフトブ
ラケット52を各シフトレンジ位置、すなわち、ローレ
ンジL位置、ハイレンジH位置、ニュートラルレンジN
位置、リバースレンジR位置、で保持するためのシフト
保持部材としてボールプランジャ35がギヤシフトブラ
ケット52と対向して設けられている。該ボールプラン
ジャ35はコイルスプリング(図示省略)により外側に
向かい付勢されている。
【0035】前記ギヤシフトブラケット52には、図
6、図7に示すように、自動変速装置のニュートラルレ
ンジN位置で係合爪48の一方に係合する係合溝52N
と、ローレンジL位置、ハイレンジH位置、リバースレ
ンジR位置、で前記ボールプランジャ35と対向する位
置に切欠凹部52L、52H、52Rが形成されてい
る。
【0036】また、操作レバー40には、支持枠体30
の内部で該操作レバー40を各シフト位置、すなわちロ
ーレンジL位置、ハイレンジH位置、ニュートラルレン
ジN位置、リバースレンジR位置、およびパーキング位
置、で保持するためのパーキング保持部材としてコイル
スプリング37aにより付勢されたボールプランジャ3
7が設けられている。
【0037】前記支持枠体30の内側の前記ボールプラ
ンジャ37と対向する位置、すなわち、前記操作レバー
40のローレンジL位置、ハイレンジH位置、ニュート
ラルレンジN位置、リバースレンジR位置、およびパー
キングP位置における前記ボールプランジャ37に対向
する位置には、各々の位置で当接される複数の切欠凹部
38R、38N、38H、38Lと前記切欠凹部とほぼ
平行に隣接して切欠凹部38Pが形成された節度カム3
8が配置されている。
【0038】また、側壁部32には、ブレーキレバー7
1と連結されて連動するインターロックアーム72が設
けられている。前記インターロックアーム72の自由端
側の端部には、前記パーキングブラケット62に形成さ
れたインターロックカム64に係合されるインターロッ
クピン73が突設されている。
【0039】前記インターロックカム64は、操作レバ
ー40がニュートラルレンジN位置でパーキングブラケ
ット62の係合溝62Nと操作レバー40の係合爪48
とが係合可能な位置で、ブレーキ操作が行われていない
状態(ブレーキワイヤが引かれていない状態)でインタ
ーロックピン73が係合される切欠部64aと、ブレー
キ操作が行われて(ブレーキワイヤが引かれて)インタ
ーロックピン73が変位した位置で、パーキングブレー
キ操作によるパーキングブラケットが揺動可能な範囲で
干渉しないように形成された切欠部64bと、パーキン
グブレーキ操作終了位置で、ブレーキ操作が行われてい
ない状態(ブレーキワイヤが引かれていない状態)でイ
ンターロックピン73が係合される切欠部64cとを有
し、略コ字形状に開口形成されている。
【0040】次に、本実施形態の変速操作装置20の作
用について図面を参照して説明する。まず、バギー車両
に搭載された変速操作装置20の操作レバー40により
ギヤシフト操作をする場合について説明する。ギヤシフ
ト操作は、図1に示すように、運転者がシート8に着座
した状態で、左手で変速操作装置20の操作レバー40
のグリップ41を握り操作する。
【0041】ここでは、図2、図3に示すように、車両
が停止した状態でシフト位置がニュートラルレンジN位
置になっている。この時、操作レバー40の位置を決め
るディテントピン45は、支持枠体30のディテントカ
ム34の中央よりやや後方側のニュートラルレンジN位
置に形成された切欠部34Nに係合されるとともに、図
6に示すように、ギヤシフトブラケット52の係合溝5
2Nに操作レバー40の係合爪48の一方端が係合さ
れ、さらに、ボールプランジャ35が該係合爪48の上
部を係合押圧することで、操作レバー40をニュートラ
ルN位置に位置決め保持している。さらに、また、操作
レバー40に設けられたボールプランジャ37が支持枠
体30内部に設けられた節度カム38の切欠凹部38N
を係合押圧することで、操作レバー40をニュートラル
レンジN位置に位置決め保持している。
【0042】この状態からハイレンジH位置にギヤシフ
トする場合は、グリップ41のディテントボタン46を
プッシュ操作して、これに伴いディテントピン45が押
し下げられて切欠部34Nから離脱する。そして、操作
レバー40が前後方向に揺動自在となったところで、グ
リップ41側を前方に揺動移動して操作レバー40をハ
イレンジH位置に移動する。
【0043】この時、前記ディテントピン45は、支持
枠体30のディテントカム34のやや中央のハイレンジ
H位置に形成された切欠部34N上で変位する。ローレ
ンジL位置へは段差があるため移動できない。また、ギ
ヤシフトブラケット52の係合溝52Nに操作レバー4
0の係合爪48の一方端が係合しているので、操作レバ
ー40を前方へ揺動すると、それに伴いギヤシフトブラ
ケット52も前方に揺動する。そして、ボールプランジ
ャ35が自動変速装置のハイレンジ位置に対応して形成
されたギヤシフトブラケット52上部の切欠凹部53H
を係合押圧することで、操作レバー40がハイレンジH
位置に位置決め保持される。さらに、操作レバー40の
ボールプランジャ37が前記節度カム38の切欠凹部3
8Hを係合押圧することで、操作レバー40がハイレン
ジH位置に位置決め保持される。
【0044】また、ローレンジL位置にギヤシフトする
場合は、グリップ41のディテントボタン46をさらに
プッシュ操作して、ディテントピン45を切欠部34H
から離脱する位置まで押し下げる。そして、切欠部34
L上で操作レバー40が前後方向に揺動自在となったと
ころで、グリップ41側を前方に揺動移動して操作レバ
ー40をローレンジL位置に移動する。
【0045】この時、ボールプランジャ35が自動変速
装置のローレンジ位置に対応して形成されたギヤシフト
ブラケット52上部の切欠凹部53Lを係合押圧するこ
とで、操作レバー40がローレンジL位置に位置決め保
持される。さらに、前記節度カム38の切欠凹部38L
を操作レバー40のボールプランジャ37が係合押圧す
ることで、操作レバー40がローレンジL位置に位置決
め保持される。
【0046】操作レバー40をローレンジL位置からニ
ュートラルレンジN位置へ戻す場合は、ディテントカム
34の切欠部の形状は上方に向かい切欠形成されてお
り、ディテントピン45もまた上方に向かい付勢される
ので、ディテントボタン46をプッシュ操作しなくとも
切欠部に引っ掛かることなく変位でき、ギヤシフトブラ
ケット52上の切欠凹部や支持枠体30内部の節度カム
38により節度感を出しながら、ローレンジL位置→ハ
イレンジH位置→ニュートラルレンジN位置と順次ギヤ
シフトを行うことができる。
【0047】また、リバースレンジR位置にギヤシフト
する場合は、グリップ41のディテントボタン46をプ
ッシュ操作して、ディテントピン45を切欠部34Nか
ら離脱する位置まで押し下げる。そして、切欠部34R
上で操作レバー40が前後方向に揺動自在となったとこ
ろで、グリップ41側を後方に揺動移動して操作レバー
40をリバースレンジR位置に移動する。
【0048】この時、ボールプランジャ35が自動変速
装置のリバースレンジ位置に対応して形成されたギヤシ
フトブラケット52上部の切欠凹部53Rを係合押圧す
ることで、操作レバー40がリバースレンジR位置に位
置決め保持される。さらに、操作レバー40のボールプ
ランジャ37が前記節度カム38の切欠凹部38Rを係
合押圧することで、操作レバー40がリバースレンジR
位置に位置決め保持される。
【0049】以上のように構成したので、本実施形態に
よれば、操作レバー40に係合爪48を設けることで、
従来の操作レバーの係合方式と比較して、簡単な構成
で、しかも確実に前記操作レバー40とギヤシフトブラ
ケット52またはパーキングブラケット62とを係合す
ることができる。また、本実施形態によれば、ギヤシフ
トブラケット52をギヤシフトレンジ位置で保持するた
めのシフト保持部材としてボールプランジャ35を、支
持枠体30の側壁部32に設けたので、操作レバー40
のギヤシフト操作時に、シフトレンジ毎の節度感を発生
させることができるとともに、車両幅方向に大きく突出
することなく省スペースで変速操作装置を構成できる。
【0050】また、本実施形態によれば、操作レバー4
0にパーキング保持部材としてボールプランジャ37を
設け、支持枠体30の内側に操作レバー40のローレン
ジL位置、ハイレンジH位置、ニュートラルレンジN位
置、リバースレンジR位置、およびパーキングP位置に
対応して切欠凹部38R、38N、38H、38Lと前
記切欠凹部とほぼ平行に隣接して切欠凹部38Pが形成
された節度カム38を設けて、操作レバー40のギヤシ
フト操作時に、前記ボールプランジャ37を前記切欠凹
部に係合するようにしたので、シフトレンジ毎の節度感
を発生させることができるとともに、車両幅方向に大き
く突出することなく省スペースな変速操作装置を構成で
きる。
【0051】このように、シフト保持部材やパーキング
部材を設けたことで、操作レバー40を従来のように手
探り状態で前後に回動させたり、操作レバー40のシフ
ト位置が分かりにくいという不安も無くなる。さらに、
操作レバー40を車両幅方向に揺動させてパーキングブ
レーキ操作からシフト操作に切換える場合、必ず操作レ
バー40はニュートラルレンジNに位置するため、駆動
操作とブレーキ操作とを確実に切り離して切換え操作を
行うので安全性が格段に向上する。
【0052】また、本実施形態によれば、インターロッ
ク装置としてブレーキ装置に連動するブレーキレバー7
1に連動するインターロックアーム72を設けて、パー
キングブラケット62に形成したインターロックカムに
前記インターロックアーム72のインターロックピン7
3を係合するようにして、手動ブレーキ操作またはフッ
トブレーキ操作が行われた状態でなければ、パーキング
ブレーキ操作ができないようにしたので、安全に操作レ
バー40の切換え操作を行うことができる。
【0053】尚、本発明の車両の変速操作装置は、上述
の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。
【0054】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の請求項
1〜6に記載の車両の変速操作装置によれば、簡単な構
成で、操作レバーによる切換え操作を可能にするととも
に、ギヤシフトレバーおよびパーキングレバーの内の何
れか一方を操作する時に他方の状態を保持することがで
き、しかも、コンパクトな装置レイアウトにより省スペ
ースな変速操作装置を実現できる。詳しくは、車両の変
速操作装置において、該変速操作装置を構成する支持枠
体に、操作レバーをギヤシフトブラケットのシフト操作
方向に沿って前後方向にガイドするシフト用ガイド部
と、前記操作レバーをパーキングブラケットのパーキン
グブレーキ操作方向に沿って前後方向にガイドするパー
キング用ガイド部と、自動変速機のニュートラル位置で
操作レバーが前記シフト用ガイド部とパーキング用ガイ
ド部との間で移動可能としたシフト/パーキング切換え
ガイド部とを備えた操作レバーガイドを設けることで、
操作レバーを前記の各ガイド部に沿って容易に移動させ
たり、ギヤシフト操作からパーキング操作に容易に切換
えることができる。また、前記操作レバーにディテント
ピンを突設し、該ディテントピンに係合するディテント
カムを設けることで、ギヤシフト操作位置からパーキン
グ操作位置への切換えポイントを容易に確認することが
でき、ギヤシフト操作時において、各シフト位置(バッ
クギヤ位置、ニュートラル位置、前進ギヤ位置等)に操
作レバーを移動することができるとともに、不意に操作
レバーが所定のシフト位置より移動することがないとい
う優れた効果を奏する。
【0055】さらに、支持枠体にシフト保持部材として
例えばボールプランジャを設け、ギヤシフトブラケット
にボールプランジャと当接係合する切欠凹部を設けるこ
とで、前記ディテントカムとともに操作レバーを各シフ
ト位置に確実に移動させて位置決め保持することができ
る。また、操作レバーにパーキング保持部材として例え
ばボールプランジャを設け、支持枠体にボールプランジ
ャと当接係合する切欠凹部を設けることで、操作レバー
とともにパーキングブラケットをパーキング位置に確実
に移動させて位置決め保持することができる。また、前
記操作レバーのギヤシフトブラケットおよびパーキング
ブラケットそれぞれと対向する位置に係合爪を突設し、
前記ギヤシフトブラケットおよびパーキングブラケット
それぞれに形成された係合部に前記係合爪を係合するよ
うにしたので、簡単で且つ省スペースな構造で、容易に
操作レバーをギヤシフトブラケットおよびパーキングブ
ラケットとを係合させることができるという優れた効果
を奏する。
【0056】また、ギヤシフトブラケットに設けられる
前記係合爪の一方に係合する係合部は、シフト保持部材
と係合する切欠凹部の形状を深溝状に形成したことで、
操作レバーに設けられる係合爪を係合させることができ
る。また、該係合爪と係合する係合部の位置を、ギヤシ
フトブラケットのシフト位置における自動変速機のニュ
ートラル位置に形成して、この切欠凹部の実質深さは、
前記係合爪が係合することで他のシフト位置の切欠凹部
より浅くなるように形成したことで、ボールプランジャ
が当接係合した時に、他のシフト位置との節度感に違い
を持たせることができるという優れた効果を奏する。
【0057】また、パーキング保持部として例えばブレ
ーキ装置に連動するブレーキレバーを設け、ブレーキ操
作に連動してパーキングブラケットのニュートラル位置
とブレーキ作動位置とで係脱可能に係合し、ブレーキ操
作動作時に操作レバーによるパーキング装置の係脱操作
を許容するインターロック装置を兼用したことで、パー
キング操作を行うときには、必ずブレーキ操作が必要と
なり、不意にシフト操作に移った場合であっても車両を
停止する状態になっているので、安全性の高い変速操作
装置を提供することができるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るバギー車両の全体構成
を示す側面図である。
【図2】本実施形態の変速操作装置の構成を示す側面図
である。
【図3】前記変速操作装置の平面図である。
【図4】図3のA矢視図である。
【図5】前記変速操作装置の構成を示す分解説明図であ
る。
【図6】前記変速操作装置のギヤシフトレバーのニュー
トラルレンジN位置を示す側面図である。
【図7】前記変速操作装置のローレンジL位置を示す側
面図である。
【図8】図6のB矢視図である。
【図9】操作レバーをパーキングレバーに切換えた状態
を示す側面図である。
【図10】図9のC矢視図である。
【符号の説明】
1 バギー車両 20 変速操作装置 30 支持枠体 31 インジケータ 31a ギヤシフト用ガイド部 31b パーキング用ガイド部 31c シフト/パーキング切換えガイド部 32 側壁部 33 他側壁部 34 ディテントカム 35、37 ボールプランジャ 38 節度カム 40 操作レバー 43 取付ブラケット 45 ディテントピン 48 係合爪 51 ギヤシフトレバー 52 ギヤシフトブラケット 61 パーキングレバー 62 パーキングブラケット 63 パーキングレバー軸 64 インターロックカム 70 ブレーキワイヤ 71 ブレーキレバー 72 インターロックアーム 73 インターロックピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 重田 康博 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内 (72)発明者 大澤 和弘 静岡県湖西市鷲津933−1 浜名部品工業 株式会社内 Fターム(参考) 3D040 AA03 AA10 AA14 AA35 AB10 AC03 AC57 AD13 AE19 AF08 AF11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速操作装置を構成する支持枠体に、前
    後および左右方向に揺動自在に軸支される操作レバー
    と、自動変速機に連結されるギヤシフトレバーと連動す
    るギヤシフトブラケットと、パーキング機構に連結され
    るパーキングレバーと連動するパーキングブラケットと
    を備え、前記ギヤシフトブラケットとパーキングブラケ
    ットとの間に操作レバーを配設し、該操作レバーを前記
    ギヤシフトブラケットとパーキングブラケットとの何れ
    か一方と係合させて選択的に操作可能とした変速操作装
    置において、 前記支持枠体に、操作レバーをギヤシフトブラケットの
    シフト操作方向に沿って前後方向にガイドするシフト用
    ガイド部と、前記操作レバーをパーキングブラケットの
    パーキングブレーキ操作方向に沿って前後方向にガイド
    するパーキング用ガイド部と、自動変速機のニュートラ
    ル位置で操作レバーが前記シフト用ガイド部とパーキン
    グ用ガイド部との間で移動可能としたシフト/パーキン
    グ切換えガイド部とを備えた操作レバーガイドを設ける
    とともに、前記操作レバーに突設されたディテントピン
    に係合して、自動変速装置のニュートラル位置から操作
    レバーのシフト操作方向に沿った変位を規制するディテ
    ントカムを設け、且つ、前記ギヤシフトブラケットを各
    シフト位置に保持するシフト保持部材と、前記操作レバ
    ーを各シフト位置およびパーキング位置に保持するパー
    キング保持部材を設け、 前記操作レバーに、ディテントカムに係合されるディテ
    ントピンと、ギヤシフトブラケットおよびパーキングブ
    ラケットそれぞれに向かい両方に突設された係合爪を設
    け、 前記ギヤシフトブラケットに、前記係合爪の一方に係合
    する係合部と、各シフトレンジ位置で前記シフト保持部
    材と係合して該ギヤシフトブラケットを保持する切欠凹
    部を設け、 前記パーキングブラケットに、前記係合爪の他方に係合
    する係合部を設けたことを特徴とする車両の変速操作装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ギヤシフトブラケットに設けられる
    前記係合爪の一方に係合する係合部は、前記シフト保持
    部材と係合する切欠凹部の形状を深溝状に形成したこと
    を特徴とする請求項1に記載の車両の変速操作装置。
  3. 【請求項3】 前記ギヤシフトブラケットに設けられる
    前記係合爪の一方に係合する係合部は、ギヤシフトブラ
    ケットのシフト位置における自動変速機のニュートラル
    位置に形成形成され、この切欠凹部の実質深さを、前記
    係合爪が係合することで他のシフト位置の切欠凹部より
    浅くなるように形成したことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の車両の変速操作装置。
  4. 【請求項4】 前記パーキング保持部は、ブレーキ操作
    に連動してパーキングブラケットのニュートラル位置と
    作動位置とで係脱可能に係合し、ブレーキ操作動作時に
    操作レバーによるパーキング装置の係脱操作を許容する
    インターロック装置を兼用したことを特徴とする請求項
    1乃至3のうちの何れか一項に記載の車両の変速操作装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ギヤシフトレバー、パーキングレバ
    ーおよび操作レバーの回動軸を、同軸上に配置するとと
    もにインターロックレバーの回動軸を平行に配置し、さ
    らに、変速装置、パーキング装置およびブレーキ装置に
    連結する各レバーを、変速操作装置の一方側に集約して
    配置したことを特徴とする請求項1乃至4に記載の車両
    の変速操作装置。
  6. 【請求項6】 鞍乗型シートと、該鞍乗型シートの前方
    に燃料タンクを配置し、該燃料タンクの前方に左右一対
    の前輪を操舵可能に形成したハンドルバーを備えた鞍乗
    型不整地走行車両において、 前記燃料タンクの側方に変速操作装置を配設し、該変速
    操作装置の各レバーを車体カバーの車体幅方向内側に配
    置するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の車
    両の変速操作装置。
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