JP2003039569A - 両面歯付ベルトの製造方法と製造装置 - Google Patents

両面歯付ベルトの製造方法と製造装置

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JP2003039569A JP2001229763A JP2001229763A JP2003039569A JP 2003039569 A JP2003039569 A JP 2003039569A JP 2001229763 A JP2001229763 A JP 2001229763A JP 2001229763 A JP2001229763 A JP 2001229763A JP 2003039569 A JP2003039569 A JP 2003039569A
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belt sleeve
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Hiroshi Yamaguchi
博 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加硫成形時間を短縮し、また工程数を低減し
た両面歯付ベルトの製造方法と製造装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 溝付き金型2に帆布、心線、ゴムシー
ト、そして帆布を順次積層したベルトスリーブ16を成
形する成形工程、ベルトスリーブ16を成形した金型2
を設置し、この金型2の内部へ熱媒体を流してこれを加
熱する金型加熱工程、上記金型2の外周部を包囲するよ
うに配置した複数の溝付きプレート6を同時に中心方向
へ向けて集積移動させてベルトスリーブ16を加圧し、
両歯部を成型する加圧加硫工程、ベルトスリーブ16
を、加圧した状態で冷却した金型2を移動させながら取
り出す脱型工程、からなる両面歯付ベルトの製造方法に
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は両面歯付ベルトの製
造方法と製造装置に係り、加硫成形時間を短縮し、また
工程数を低減した両面歯付ベルトの製造方法と製造装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では片面に歯部をもつ歯付ベルトだ
けでななく、両面に歯部をもつ両面歯付ベルトが事務機
器、OA機器、搬送用装置に使用されるようになってき
た。この両面歯付ベルトの製造法は、例えば特公平6−
43106号公報に開示されているように、第一工程と
して歯布を溝付モールドの外周面に沿って巻き付け、そ
の上に心線をスパイラルに巻き、更に未加硫ゴムシート
そして同様の歯布を巻いてベルト成形体を作製し、第二
工程としてこのベルト成形体を加熱加圧して未加硫の予
備成形体を作製し、第三工程として上記溝付モールドか
ら取り出した予備成形体を軸間距離調節可能な2つの歯
付プーリに掛架し、上下一対の歯付モールドからなるプ
レス金型により上記予備成形体を加圧して上歯部と下歯
部を成形加硫し、第四工程として加硫し終わった部位を
移動して、次の歯部の形成加硫を繰り返し行う工程から
なっていた。
【0003】他の方法としては、特公平2−16694
号公報には、歯布を溝付モールドの外周面に沿って巻き
付け、その上に心線をスパイラルに巻き、更に未加硫ゴ
ムシートを巻いて歯付ベルトを作製し、該ベルト背面に
未加硫ゴムシートと歯布を巻いた予備成形体を前述の通
り軸間距離調節可能な2つの歯付プーリに掛架し、上下
一対の歯付モールドからなるプレス金型により上記予備
成形体を加圧して上歯部と下歯部を成形加硫し、そして
加硫し終わった部位を移動して、次の歯部の形成加硫を
繰り返し行う工程からなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記両面歯付
ベルトの製造法においては、ベルト成形体を加熱加圧し
て未加硫の予備成形体を作製する予備成形工程におい
て、未加硫物を作製するための微妙な温度条件を設定す
る必要があった。また、予備成形体を加圧して上歯部と
下歯部を成形加硫し、加硫し終わった部位を移動して、
次の歯部の形成加硫を繰り返し行う加硫成形工程では、
多くの加硫時間を要し、更には工程数も多いという問題
があった。
【0005】本発明はこのような問題点を改善するもの
であり、加硫成形時間を短縮し、また工程数を低減した
両面歯付ベルトの製造方法と製造装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本願請求項1記載
の発明では、長さ方向に沿って配置した複数の上歯部と
下歯部を設け、該上歯部と下歯部との間に心線を介在
し、該両歯部の表面に歯布を被覆した両面歯付ベルトの
製造方法において、溝付き金型に帆布、心線、ゴムシー
ト、そして帆布を順次積層したベルトスリーブを成形す
る成形工程、ベルトスリーブを成形した金型を設置し、
該金型の内部へ熱媒体を流してこれを加熱する金型加熱
工程、上記金型の外周部を包囲するように配置した複数
の溝付きプレートを同時に中心方向へ向けて集積移動さ
せてベルトスリーブを加圧し、両歯部を成型する加圧加
硫工程、ベルトスリーブを、加圧した状態で冷却した金
型を移動させながら取り出す脱型工程、からなる両面歯
付ベルトの製造方法にある。
【0007】この発明では、とりわけ金型の外周部を包
囲するように配置した複数の溝付きプレートを中心方向
へ向けて集束移動してベルトスリーブを加圧し、上下両
歯部を同時に成型するために、加硫成形時間が大きく短
縮でき、また脱型工程では溝付きプレートを使用でき、
ベルトスリーブの脱型が容易になる。
【0008】本願請求項2記載の発明では、長さ方向に
沿って配置した複数の上歯部と下歯部を設け、該上歯部
と下歯部との間に心線を介在し、該上下両歯部の表面に
歯布を被覆した両面歯付ベルトの製造装置において、内
部に空間部を有する溝付き金型と、上記金型を両端軸で
支持固定する金型把持手段と、上記金型内部へ熱もしく
は冷却媒体を流して金型温度を調節する温調手段と、上
記金型の外周部を包囲するように複数の溝付きプレート
を配置し、各溝付きプレートを中心方向へ向って集積移
動させてベルトスリーブを加圧成型する分割外型手段
と、ベルトスリーブを、分割外型手段で加圧して金型の
移動によって脱型するスリーブ脱型手段と、を備えた両
面歯付ベルトの製造装置にある。
【0009】上記製造装置では、加硫成形時間を大きく
短縮でき、また溝付きプレートを使用してベルトスリー
ブの脱型が容易になる。
【0010】本願請求項3記載の発明では、金型固着手
段の一方が旋回可能になっている両面歯付ベルトの製造
装置にあり、金型の分割外型手段への出し入れを容易に
している。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る両面歯付ベル
トの製造装置の概略図、図2は図1の平面図、図3は図
1のA−A断面図、図4は本発明の両面歯付ベルトの製
造方法においてベルトスリーブを成形した金型の断面
図、図5は本発明の両面歯付ベルトの製造方法において
分割外型手段をベルトスリーブに当接させた状態を示す
図、図6は本発明の両面歯付ベルトの製造方法において
ベルトスリーブを分割外型手段によって加圧成型してい
る状態を示す図、図7は本発明の両面歯付ベルトの製造
方法においてベルトスリーブの脱型状態を示す概略図、
そして図8は本発明で得られた両面歯付ベルトの断面図
である。
【0012】図1、図2に示すように本発明の両面歯付
ベルトの製造装置1では、溝付き金型2と、上記金型2
を両端軸で支持固定する金型把持手段3と、上記金型2
内部へ熱もしくは冷却媒体を流して金型温度を調節する
温調手段4と、上記金型2の外周部を包囲するように複
数の溝付きプレート6を配置し、各溝付きプレート6を
中心方向へ向って集積移動させてベルトスリーブを加圧
成型する分割外型手段15と、ベルトスリーブを分割外
型手段で加圧して金型の移動によって脱型するスリーブ
脱型手段7を備えている。
【0013】金型2は軸方向と平行に延びた溝部11と
歯部12を円周方向に交互に有し、この面上で内帆布1
3a、心線14、ゴムシート15、そして外帆布13b
を順次積層したベルトスリーブ16を成形する。金型内
部の空間部17には、熱あるいは冷却媒体を一時的に収
容して温度調節の働きをし、また金型2の両端部では外
方へ突出した支持軸20a、20bがあり、金型把持手
段3によって嵌着固定され、安定した位置に設置され
る。
【0014】上記金型把持手段3では、一対のチャック
21a、21bが金型の支持軸20a、20bを嵌着
し、下側チャック21bはパイプ22を介してシリンダ
ー24に連結し、シリンダー24の稼動によって上下動
し、他方の上側チャック21aも同様にシリンダー25
のロッド26に連結したパイプ27に接続して移動可能
になっている。これらのパイプ22、27は蒸気、加熱
油等の熱媒体あるいは水等の冷却媒体を循環させ、金型
の温度を加圧加硫工程では140〜180℃、脱型工程
では40℃以下に調節する温調手段4になっている。上
記パイプ22には、熱媒体あるいは冷却媒体を金型2内
部から排出するためのバルブ32が装着している。
【0015】上側チャック21aはこれに接続したパイ
プ27を軸として原動機(図示せず)によって90°旋
回可能になり、金型2の出し入れ時に図2に示す位置に
移動する。
【0016】分割外型手段5では、図3に示すように溝
付きプレート6が中心に設置されたベルトスリーブ16
付きの金型2の外周部を包囲するように配置され、各溝
付きプレート6に装着したシリンダー30を同時に作動
させることで各プレート6を中心方向へ向って集積移動
させてベルトスリーブ16を加圧し、未加硫のゴムを塑
性流動させた後、加硫して上下両歯部を成形する。上記
シリンダー30は筒状の本体壁31に固着され、溝付き
プレート6を所定ストロークだけ安定して往復動させ
る。
【0017】溝付きプレート6は、溝部8を有するプレ
ート本体にロッド9を介してシリンダー30に固定され
ている。溝部7は2以上設けてもよい。
【0018】溝付きプレート6の配置数は金型2の外径
によって変わるが、通常2〜36枚である。溝付きプレ
ート6の移動距離はベルトのPLD値(図8に示す)を
考慮して決定するが、通常金型2と溝付きプレート6の
間隔をPLD値分だけ設けておく必要がある。また、溝
付きプレート6の周方向の合わせは、面当たりが好まし
く、溝付きプレート6を押し当てていくときに外帆布1
3bの噛み込みや、表面段差を少なくするようになって
いる。
【0019】スリーブ脱型手段7では、ベルトスリーブ
16を溝付きプレート6で加圧し、そして金型2をシリ
ンダー24の稼動によって上昇させながらベルトスリー
ブ16を脱型する。この場合、溝付きプレート6の加圧
力は前工程の加圧加硫工程よりやや小さく調節され、金
型の温度は40℃以下に調節される。
【0020】以下に本発明に係る両面歯付ベルトの製造
装置を用いて、本発明の両面歯付ベルトの製造方法につ
いて説明する。
【0021】(ベルトスリーブの成形)まず、予めRF
L液で接着処理した伸縮可能な内帆布13aを、図4に
示す溝部11と歯部12を交互にもった溝付き金型2の
外周面に沿って巻き付け、その上に心線14を一定張力
下でスパイラルに巻き付ける。更に、その上に両歯を形
成する容積をもった一定厚みの未加硫ゴムシート15、
そして上記と同種の外帆布13bを巻いてベルトスリー
ブ16を成形する。
【0022】ゴムシート15に使用される原料ゴムは、
水素化ニトリルゴムを始めとして、クロロプレンゴム、
クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、アルキル化
クロロスルホン化ポリエチレン(ACSM)、EPDM
などの耐熱老化性の改善されたゴムや、天然ゴム、スチ
レンブタジエンゴム、ニトリルゴム等が使用される。上
記ゴムの中には配合剤として、カーボンブラック、亜鉛
華、ステアリン酸、可塑剤、老化防止剤等が添加され、
また加硫剤として硫黄、有機過酸化物があるが、これら
の配合剤や加硫剤は、特に制限されない。
【0023】上記心線14としては、Eガラスまたは高
強度ガラスの5〜9μmのフィラメントを撚り合わせた
ものを、ゴムコンパウンドからなる保護剤あるいは接着
剤であるRFL液等で処理されたものである。また、有
機繊維としては応力に対して伸びが小さく、引張強度が
大きいパラ系アラミド繊維(商品名:ケブラー、テクノ
ーラ)の0.5〜2.5デニールのフィラメントを撚り
合わせ、RFL液、エポキシ溶液、イソシアネート溶液
とゴムコンパウンドとの接着剤で処理された撚りコード
が使用される。しかし、本発明ではこれらに限定される
ことはない。
【0024】内外帆布13a、13bとしては、6ナイ
ロン、66ナイロン、ポリエステル、アラミド繊維等で
あって、単独あるいは混合されたものであってもよい。
帆布の経糸(ベルト幅方向)や緯糸(ベルト長さ方向)
の構成も前記繊維のフィラメント糸または紡績糸であ
り、織構成も平織物、綾織物、朱子織物でいずれでもよ
い。なお、緯糸には伸縮性を有するウレタン弾性糸を一
部使用するのが好ましい。
【0025】上記内外帆布13a、13bは、RFL液
によって処理され、RFL液が乾燥して得られたRFL
液の固形分付着量が30〜50重量%になっている。上
記RFL液の固形分は、RFの樹脂とラテックスの固形
分からなっている。このRFL液は、レゾルシンとホル
マリンとの初期縮合物をラテックスに混合したものであ
り、レゾルシンとホルマリンとのモル比は1対1〜3で
ある。また、レゾルシンとホルマリンとの初期縮合物と
ラテックスとの重量%比は、1対1〜10である。
【0026】ここで使用するラテックスとしてはスチレ
ン−ブタジエン−ビニルピリジン三元共重合体、水素化
ニトリルゴム、クロロスルフォン化ポリエチレン、エピ
クロルヒドリンなどのラテックスである。
【0027】(金型の設置)ベルトスリーブ16を成形
した金型2は、図5に示すように、ホイストによって降
下して金型把持手段3の下側チャック21bに嵌着され
るが、この場合上側チャック21aは初期位置に設置さ
れ、また分割外型手段5の溝付きプレート6も径が拡大
する方向へ移動して金型2を挿入しやすくしている。そ
して、金型2を設置すると、上側チャック21aを初期
位置から90°旋回して、支持軸20aに嵌着する。
【0028】(加圧加硫工程)金型2の設置が完了する
と、温調手段4によって金型2内に蒸気、加熱油等の熱
媒体を循環させて金型の温度を140〜180℃に調節
する。その後、図6に示すように、各溝付きプレート6
を移動してベルトスリーブ16に当接させた後、ベルト
スリーブ16を50〜200kg/cmの加圧力で、
30〜60分間加圧する。この際、未加硫のゴムが加熱
加圧によって流動し、心線14間の隙間より上下帆布1
3a、13bを伸ばしながら金型2の溝内に流れ込み、
両歯部が形成される。
【0029】(脱型工程)加圧加硫工程が完了すると、
温調手段4によって金型2内に水等の冷却媒体を循環さ
せて金型温度を40℃以下まで調節した後、図7に示す
ように、各溝付きプレート6の加圧力を減圧した後、シ
リンダー24を稼動させて金型2を上方へ移動させてベ
ルトスリーブ16を脱型する。このとき、上側チャック
21aも金型2の上昇とともに移動する。その後、冷却
媒体の循環を停止するとともに金型2中の冷却媒体を排
出し、上下側チャック21a、21bの嵌着を解放し
て、金型2をホイストに吊って移動できるようにする。
【0030】得られた両面歯付ベルト40は、図8に示
すように長さ方向に沿って配置した複数の上歯部41と
下歯部42を有し、該上歯部41と下歯部42との間に
心線43を配置し、該上下両歯部41、42の表面に歯
布44を被覆している。
【0031】
【発明の効果】以上のように本願請求項記載の両面歯付
ベルトの製造方法では、内部に空間部を有する溝付き金
型に帆布、心線、ゴムシート、そして帆布を順次積層し
たベルトスリーブを成形する成形工程、ベルトスリーブ
を成形した金型を設置し、該金型の内部へ熱媒体を流し
てこれを加熱する金型加熱工程、上記金型の外周部を包
囲するように配置した複数の溝付きプレートを同時に中
心方向へ向けて集積移動させてベルトスリーブを加圧
し、両歯部を成型する加圧加硫工程、ベルトスリーブ
を、加圧した状態で冷却した金型を移動させながら取り
出す脱型工程からなり、金型の外周部を包囲するように
配置した複数の溝付きプレートを中心方向へ向けて集束
移動してベルトスリーブを加圧し、上下両歯部を同時に
成型するために、加硫成形時間が大きく短縮でき、また
脱型工程では溝付きプレートを使用でき、ベルトスリー
ブの脱型が容易になり、作業効率も良好になる効果があ
る。
【0032】また、本願請求項記載の両面歯付ベルトの
製造装置では、内部に空間部を有する溝付き金型と、上
記金型を両端軸で支持固定する金型把持手段と、上記金
型内部へ熱もしくは冷却媒体を流して金型温度を調節す
る温調手段と、上記金型の外周部を包囲するように複数
の溝付きプレートを配置し、各溝付きプレートを中心方
向へ向って集積移動させてベルトスリーブを加圧成型す
る分割外型手段と、ベルトスリーブを、分割外型手段で
加圧して金型の移動によって脱型するスリーブ脱型手段
とを備えており、加硫成形時間を大きく短縮でき、また
溝付きプレートを使用してベルトスリーブの脱型が容易
になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る両面歯付ベルトの製造装置の概略
図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】本発明の両面歯付ベルトの製造方法においてベ
ルトスリーブを成形した金型の断面図である、
【図5】本発明に係る両面歯付ベルトの製造方法におい
て、分割外型手段をベルトスリーブに当接させた状態を
示す図である。
【図6】本発明に係る両面歯付ベルトの製造方法におい
て、ベルトスリーブを分割外型手段によって加圧成型し
ている状態を示す図である。
【図7】本発明に係る両面歯付ベルトの製造方法におい
て、ベルトスリーブの脱型状態を示す概略図である。
【図8】本発明で得られた両面歯付ベルトの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 両面歯付ベルトの製造装置 2 金型 3 金型把持手段 4 温調手段 6 溝付きプレート 7 スリーブ脱型手段 15 分割外型手段 16 ベルトスリーブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向に沿って配置した複数の上歯部
    と下歯部を設け、該上歯部と下歯部との間に心線を介在
    し、該両歯部の表面に歯布を被覆した両面歯付ベルトの
    製造方法において、 溝付き金型に帆布、心線、ゴムシート、そして帆布を順
    次積層したベルトスリーブを成形する成形工程、 ベルトスリーブを成形した金型を設置し、該金型の内部
    へ熱媒体を流してこれを加熱する金型加熱工程、 上記金型の外周部を包囲するように配置した複数の溝付
    きプレートを同時に中心方向へ向けて集積移動させてベ
    ルトスリーブを加圧し、両歯部を成型する加圧加硫工
    程、 ベルトスリーブを、加圧した状態で冷却した金型を移動
    させながら取り出す脱型工程、からなることを特徴とす
    る両面歯付ベルトの製造方法。
  2. 【請求項2】 長さ方向に沿って配置した複数の上歯部
    と下歯部を設け、該上歯部と下歯部との間に心線を介在
    し、該上下両歯部の表面に歯布を被覆した両面歯付ベル
    トの製造装置において、 内部に空間部を有する溝付き金型と、 上記金型を両端軸で支持固定する一対の金型固着手段
    と、 上記金型内部へ熱もしくは冷却媒体を流して金型温度を
    調節する温調手段と、 上記金型の外周部を包囲するように複数の溝付きプレー
    トを配置し、各溝付きプレートを中心方向へ向って集積
    移動させてベルトスリーブを加圧成型する分割外型手段
    と、 ベルトスリーブを、分割外型手段で加圧して金型の移動
    によって脱型するスリーブ脱型手段と、を備えたことを
    特徴とする両面歯付ベルトの製造装置。
  3. 【請求項3】 金型固着手段の一方が旋回可能になって
    いる請求項2記載の両面歯付ベルトの製造装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007015345A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Bridgestone Corp ゴムクローラ製造装置及びゴムクローラの製造方法
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