JP2003039567A - 繊維強化プラスチック成形品の製造方法 - Google Patents

繊維強化プラスチック成形品の製造方法

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JP2003039567A
JP2003039567A JP2001227499A JP2001227499A JP2003039567A JP 2003039567 A JP2003039567 A JP 2003039567A JP 2001227499 A JP2001227499 A JP 2001227499A JP 2001227499 A JP2001227499 A JP 2001227499A JP 2003039567 A JP2003039567 A JP 2003039567A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプレイアップ成形法によってFRPを成形
するに際し、ずれ落ちを防止し、さらに脱泡作業時の残
気泡を少なくして成形品の空洞率を低下させることがで
き、また成形品の強度に優れ生産性や品質に優れた成形
品を得ることができる繊維強化プラスチック成形品の製
造方法を提供する。 【解決手段】 (A)(a)不飽和二塩基酸、飽和二塩
基酸、ジアルキレングリコール及びアルキレングリコー
ルを反応させて得られる分子量が1500〜2500の
不飽和ポリエステル、(b)架橋性単量体、(c)1.
0〜3.0重量%の揺変性付与剤、(d)0.03〜
0.25重量%のグリセリン及び(e)0.5〜15p
pmのナフテン酸銅を含有してなる樹脂組成物並びに
(B)充填材からなる成形用樹脂組成物と、(C)スチ
レン未溶解率50〜70重量%である繊維強化材とを、
スプレイアップ機により成形型に吹き付ける繊維強化プ
ラスチック成形品の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維強化プラスチ
ック(以下、FRPと記すことがある)成形品の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】浄化槽、浴槽などの繊維強化プラスチッ
ク成形品の製造法の中でハンドレイアップ成形法や、ス
プレイアップ成形法のオープンモールド成形法は、常温
常圧で多品種少量生産が可能であり、また、設備費が安
いことから広く採用されている。この中でもスプレイア
ップ成形法は、予め製作した型の表面に離型剤を塗布し
た後、必要に応じてゲルコート層を設け、その表面にガ
ラス繊維等の短繊維からなる繊維強化材及び不飽和エス
テル等を含む成形用樹脂組成物を吹き付けて繊維補強層
を形成する方法である。この時、成形作業中もしくは作
業完了後に、成形型へ吹き付けた成形用樹脂組成物と繊
維強化材のずれ落ちやタレなどの問題が発生しやすい。
このずれ落ちが発生した場合は、人手作業によって手直
しを行うが、場合によっては成形が不可能となる。ま
た、手直しをしても、成形品の厚みのバラツキが大きく
なり、優れた成形品を得ることができないため、生産性
や品質確保に問題があった。これらの問題を解決する手
段として、成形用樹脂組成物の粘度や揺変性(チクソト
ロピー)を高くしたり、また、揺変性付与剤の添加に加
えて四級アンモニウム塩と高分子非イオン性界面活性剤
を組み合わせて添加することにより、ずれ落ちを防止す
る方法(特公昭59−17127号公報参照)が提案さ
れている。しかしながら、粘度や揺変性が高くなると、
脱泡ロールを用いて気泡を除去する時に時間がかかるこ
とや、作業時の疲労が激しくなる。さらに、気泡が除去
できずに残りやすくなることから、浄化槽では水漏れの
不良が発生し易いという問題がある。また、界面活性剤
の添加は、従来のシリコーン系離型剤や、カルナバーワ
ックスなどの離型剤を用いた場合には効果があるもの
の、現在で多く用いられているポリマー系の離型剤で
は、厚みが大きくなるとズレ落ちることから、厚みを薄
くして吹き付け、成形を2〜3度にわける対策を講じる
ことが必要となるため、生産性を低下させる問題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、スプレイア
ップ成形法によってFRPを成形するに際し、ずれ落ち
を防止し、さらに脱泡作業時の残気泡を少なくして成形
品の空洞率を低下させることができ、また成形品の強度
に優れ生産性や品質に優れた成形品を得ることができる
繊維強化プラスチック成形品の製造方法を提供するもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)(a)
不飽和二塩基酸、飽和二塩基酸、ジアルキレングリコー
ル及びアルキレングリコールを反応させて得られる分子
量が1500〜2500の不飽和ポリエステル、(b)
架橋性単量体、(c)1.0〜3.0重量%の揺変性付
与剤、(d)0.03〜0.25重量%のグリセリン及
び(e)0.5〜15ppmのナフテン酸銅を含有して
なる樹脂組成物並びに(B)充填材からなる成形用樹脂
組成物と、(C)スチレン未溶解率50〜70重量%で
ある繊維強化材とを、スプレイアップ機により成形型に
吹き付けることを特徴とする繊維強化プラスチック成形
品の製造方法に関する。本発明は、また、樹脂組成物
(A)に架橋性単量体(b)が45〜53重量%含有さ
れ、樹脂組成物(A)の25℃における粘度が0.2〜
0.5Pa・s、揺変度が3.5〜5.5である前記の
繊維強化プラスチック成形品の製造方法に関する。本発
明は、また、繊維強化材(C)が、成形用樹脂組成物と
成形型に吹き付ける際に20〜40mmの長さに切断し
た後に1.00〜2.20mgの重量に分割する繊維強
化材である前記の繊維強化プラスチック成形品の製造方
法に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる成形用樹脂組
成物の含有成分となる不飽和ポリエステルの合成には、
不飽和二塩基酸として好ましくは無水マレイン酸、フマ
ル酸等が用いられ、飽和二塩基酸として好ましくは、無
水フタル酸、オルソフタル酸、アジピン酸、テレフタル
酸等が用いられ、ジアルキレングリコールとしては好ま
しくはジエチレングリコール、ジプロピレングリコール
等が用いられ、アルキレングリコールとして好ましくは
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレン
グリコールが用いられ、これらを反応させて不飽和ポリ
エステルを得る。この合成に用いられる不飽和二塩基酸
の組成比率は、適当な硬化性を与えるため、酸成分全体
に対して好ましくは10〜90モル%、より好ましくは
30〜80モル%の範囲とされる。また、飽和二塩基酸
の組成比率は、酸成分全体に対して好ましくは90〜1
0モル%、より好ましくは70〜20モル%の範囲とさ
れる。またジアルキレングリコールの組成比率は、ずれ
落ちを防止するため、グリコール成分全体に対して好ま
しくは10〜90モル%、より好ましくは30〜80モ
ル%の範囲とされる。アルキレングリコールは、グリコ
ール成分全体に対して好ましくは90〜10モル%、よ
り好ましくは70〜20モル%の範囲とされる。不飽和
ポリエステルの合成法は、酸成分とアルコール成分を同
時に仕込み縮合反応させる1段合成法と、一部の酸成分
とアルコール成分を縮合反応させ、途中で、残りの酸成
分、アルコール成分を仕込んで反応させる2段合成法等
により行うことができ、その他製造条件に特に制限はな
い。また不飽和ポリエステル樹脂の酸価に制限はない
が、成形用樹脂組成物の粘度、成形品の離型性等を考慮
して、好ましくは80〜1、より好ましくは50〜5の
範囲とされる。また、不飽和ポリエステルの数平均分子
量は、1500〜2500の範囲とし、好ましくは18
00〜2100の範囲である。この範囲を外れると、数
平均分子量が小さい場合は強度が低くなり、一方大きい
場合は、成形用樹脂組成物の粘度が高くなり、良好な脱
泡作業性が得られず工数を低減する効果が失われる。
【0006】本発明で用いられる樹脂組成物の含有成分
となる架橋性単量体に特に制限はないが、例えば、スチ
レン、ビニルトルエン、p−メチルスチレン、α−メチ
ルスチレン、t−ブチルスチレン、ジビニルベンゼン等
の芳香族ビニル化合物、クロルスチレン等のハロゲン化
スチレン、ピバリン酸ビニル、2−エチルヘキサン酸ビ
ニル、ラウリル酸ビニル、安息香酸ビニル等のカルボン
酸モノビニルエステル類、ジアリルフタレート、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
ブチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アク
リレート、トリアリルシアヌレート、トリメチロールプ
ロパン又はトリ(メタ)アクリレート等が挙げられ、こ
れらの内1種若しくは2種以上を使用することができ
る。これらの中では、粘度と硬化性のバランスが良いス
チレン等の芳香族ビニル化合物が好ましい。ここで、本
発明に用いられる架橋性単量体は、樹脂組成物に含まれ
る割合を好ましくは45〜53重量%の範囲とする。よ
り好ましくは、47〜52重量%の範囲であり、架橋性
単量体が45重量%より少ない場合には、粘度が高くな
り作業性が悪くなること及びずれ落ちが防止できなくな
る傾向があり、53重量%より多い場合には良好な硬化
性が得られなくなる傾向がある。
【0007】本発明で用いられる揺変性付与剤として
は、微細シリカなどの無機質をはじめ、公知のポリエス
テルアミド、エトキシル化したポリアミドなどの有機質
からなるものが好ましく用いられる。揺変性付与剤は、
樹脂組成物に含まれる割合が、1.0〜3.0重量%の
範囲であり、1重量%より少ない場合にはずれ落ちが防
止できなくなり、3.0重量%より多い場合には良好な
脱泡作業性が得られず、工数を低減する効果が失われ
る。また、樹脂組成物の25℃における粘度は0.2〜
0.5Pa・s、揺変度は3.5〜5.5の範囲が好ま
しい。この範囲の値より小さい場合にはずれ落ちが防止
できなくなる傾向があり、この範囲の値より大きい場合
には脱泡作業性が悪くなる傾向がある。
【0008】本発明に用いられるグリセリンは、樹脂組
成物に含まれる割合を0.03〜0.25重量%の範囲
とする。好ましくは、0.05〜0.12重量%の範囲
であり、グリセリンが0.03重量%より少ない場合に
はずれ落ちが防止できなくなる。また、0.25重量%
より多い場合には良好な硬化性が得られなくなる。
【0009】本発明に用いられるナフテン酸銅は、樹脂
組成物に含まれる割合を0.5〜15重量ppmの範囲
とする。ナフテン酸銅が0.5重量ppmより少ない場
合にはずれ落ちが防止できなくなる。また、15重量p
pmより多い場合には良好な硬化性が得られなくなる。
本発明で用いられる成形用樹脂組成物には必要に応じて
安定剤や脱泡剤、消泡剤などの各種添加剤、界面活性剤
を配合しても良い。
【0010】また、本発明の成形用樹脂組成物には、硬
化性を調整するために、2,6−ジターシャリブチルフ
ェノール、2,4−ジメチル−6−ターシャリブチルフ
ェノール、2,6−ジターシャリブチル−4−メチルフ
ェノール等のフェノール類、パラベンゾキノン、トルキ
ノン、ナフトキノン、フェナンスラキノン、2,5−ジ
フェニルパラベンゾキノン等のキノン類、トルハイドロ
キノン、ハイドロキノン、ターシャリブチルカテコー
ル、モノターシャリブチルハイドロキノン、2,5−ジ
ターシャリブチルハイドロキノン等のハイドロキノン
類、アセトアミジンアセテート等のアミジン類、フェニ
ルヒドラジン塩酸塩等のヒドラジン類、トリメチルベン
ジルアンモニウムクロライド等の第4級アンモニウム塩
類等の重合禁止剤、また、ナフテン酸コバルト、オクテ
ン酸コバルト、オクテン酸マンガン等の金属石鹸類、
N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン
等の芳香族3級アミン類、N,N−ジメチルアセトアセ
タミド、N,N−ジエチルアセトアセタミド、アセト酢
酸メチル、アセト酢酸エチル、アセチルアセトン、ジメ
ドン、ジベンゾイルメタン、アセチルシクロペンタン、
アセチルブチロラクトン、フェニルジエタノールアミン
等の硬化促進剤の1種又は2種以上を必要に応じて用い
ても良い。その使用量は、要求される硬化性により適宜
決定されるが、樹脂組成物に対して3重量%以下である
ことが好ましく、0.01〜1重量%であることがより
好ましい。
【0011】また、本発明の成形用樹脂組成物には、公
知の顔料、染料等の着色剤、模様材等、ステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸カルシウム等の内部離型剤、粘度調整
剤、湿潤剤、紫外線吸収剤等の添加成分を必要に応じて
用いてもよい。その使用量は特に制限はないが、好まし
くは成形用樹脂組成物に対して20重量%以下であるこ
とが好ましく、0.01〜5重量%であることがより好
ましい。
【0012】また、本発明に用いられる充填材には、平
均粒径30μm以下の炭酸カルシウム、水酸化アルミニ
ウム、ガラス粉末、クレー、タルク、カオリン、石英粉
末、粉砕石等の無機充填剤等が好ましく用いられる。中
でも、成形品の剛性を上げることから炭酸カルシウムが
適している。その使用量は樹脂組成物100重量部に対
して70〜5重量部であることが好ましく、50〜10
重量部であることがより好ましい。充填材量が多いと比
重が高くなり、ずれ落ちが防止できなくなる傾向があ
る。充填材が少ないと成形品の空洞率が高くなりやす
く、浄化槽では水漏れ不良などの原因となる傾向があ
る。また充填材が少ないと成形品の剛性が小さくなる傾
向がある。
【0013】また本発明の成形用樹脂組成物を硬化させ
る際には、必要に応じて硬化触媒としてメチルエチルケ
トンパーオキシド、メチルイソブチルケトンパーオキシ
ド、シクロヘキサノンパーオキシド等のケトンパーオキ
シド類、ベンゾイルパーオキシド、イソブチルパーオキ
シド等のジアシルパーオキシド類、クメンハイドロパー
オキシド、t−ブチルハイドロパーオキシド等のハイド
ロパーオキシド類、ジクミルパーオキシド、ジ−t−ブ
チルパーオキシド等のジアルキルパーオキシド類、1,
1−ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサノン、2,2−ジ−(t−ブチルパーオ
キシ)−ブタン等のパーオキシケタール類、t−ブチル
パーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシ−2−
エチルヘキサノエート、t−アミルパーオキシ−2−エ
チルヘキサノエート、t−ヘキシルパーオキシ−2−エ
チルヘキサノエート、2,4,4−トリメチルペンチル
パーオキシ−2−エチルヘキサノエート等のアルキルパ
ーエステル類、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)
パーオキシジカーボネイト、t−ブチルパーオキシイソ
ブチルカーボネイト等のパーカーボネイト類などの有機
過酸化物等を1種若しくは2種以上を併用して用いても
良い。硬化触媒の種類及び量は、成形温度によって決定
されるもので、この組み合わせに制限はないが、良好な
反応性を得るため、有機過酸化物を成形用樹脂組成物に
対して0.1〜3重量%用いることが好ましい。
【0014】本発明に用いられる繊維強化材としては、
ガラス繊維を用いることが好ましい。このガラス繊維
は、スチレン未溶解率50〜70%のものが好ましい。
このスチレン未溶解率は、ガラス繊維の表面処理に用い
られたカップリング剤、集束剤等のバインダー成分がス
チレンモノマーに溶解しない割合を示し、スチレン未溶
解率がこれらの範囲から外れるとずれ落ちの防止と良好
な脱泡作業性が得られない。スチレン未溶解率は、次の
ようにして測定される。カップリング剤、集束剤等のバ
インダー成分により一本に束ねられて連続した長繊維と
なっている、いわゆるガラスロービングを10gの重量
になる長さに切断し、ガラスビーカー内に秤量した30
0gのスチレンモノマーに1分間浸漬させ、ガラスビー
カーから取り出して室温(23℃)にてるつぼ内で乾燥
させこの重量(A)gを測定し、その後、約600℃の
電気炉にて焼成して、焼成後の残分の重量(B)gを測
定し、スチレンモノマーに溶解したバインダー成分の量
(10−A)g及びバインダー成分の総量(10−B)
gを求める。スチレン未溶解率は100−[(10−
A)/(10−B)]×100として求められる。ま
た、ガラス繊維強化材であるガラスロービングは、成形
用樹脂組成物と成形型に吹き付ける際に、スプレイガン
に取り付けられているカッター刃によって、一本の束が
20〜40mmの長さに切断された後に、各々の束が
1.00〜2.20mgの重量に分割されるようなもの
が好ましい。分割される重量がこれらの範囲から外れる
と、良好な脱泡作業性が得られない傾向がある。本発明
に用いる繊維強化材の含有割合は、成形用樹脂組成物と
繊維強化材との総量中、繊維強化材が22〜36重量%
とすることが好ましい。22重量%より低い場合にはず
れ落ちが防止できなくなる傾向があり、36重量%より
多い場合には良好な脱泡作業性が得られない傾向があ
る。
【0015】また、本発明のFRP成形品の製造方法
は、スプレイアップ成形法により行われるが、この方法
では、予め製作した成形型の表面に離型剤を塗布し、そ
の表面に成形用樹脂組成物と繊維強化材を吹き付け、ア
ルミ製、豚毛製、ジュラコン製などの脱泡ロールを用い
てロール掛けするなどの脱泡作業を行った後に硬化さ
せ、FRP成形品を製造する。
【0016】次に、本発明における成形用樹脂組成物を
成形してなる成形品について説明する。本発明における
成形品としては、特に制限はないが、例えば浄化槽、浴
室ユニット(壁、防水パン、天井、エプロン、カウンタ
ー等)、浴槽、洗面台、キッチンカウンター、壁材等の
各種住宅機器、各種のパイプ、タンク製品、梁、グレー
チング等の建設資材、カップ、トレイ等の雑貨品、また
船艇、車両部材等の成形品等がある。
【0017】
【実施例】次に本発明の実施例を説明するが、本発明は
これらによって制限されるものではない。なお、例中特
に断らない限り「部」は「重量部」、「%」は「重量
%」を意味する。また実施例中で説明する粘度、揺変度
及びゲル化時間は、JIS K 6901に従って測定
した。なお、ゲル化時間の測定に際しては、硬化剤とし
てメチルエチルケトンパーオキサイド(商品名パーメッ
クN、日本油脂(株)製)を樹脂組成物に対して1重量
%となるように用いた。
【0018】合成例1(不飽和ポリエステルA−1の合
成)無水マレイン酸 4.5モル、無水フタル酸 5.
5モル、ジエチレングリコール 5モル、プロピレング
リコール 5.7モルを、攪拌機、コンデンサ、温度計
及び不活性ガス導入口付の2リットルの四つ口フラスコ
に仕込み、窒素ガス導入下に160℃まで昇温し、4時
間をかけて220℃まで昇温して酸価が35になったと
ころで終了した。このものにハイドロキノン 0.00
6部を仕込み、数平均分子量1900の不飽和ポリエス
テルA−1を得た。そこで、不飽和ポリエステル70部
にスチレン30部を加えて100部とし、樹脂組成物A
−1とした。
【0019】合成例2(不飽和ポリエステルA−2の合
成)無水マレイン酸 5モル、無水フタル酸 5モル、
ジエチレングリコール 3モル、プロピレングリコール
7.8モルを、攪拌機、コンデンサ、温度計及び不活
性ガス導入口付の2リットルの四つ口フラスコに仕込
み、窒素ガス導入下に160℃まで昇温し、4時間をか
けて220℃まで昇温して酸価が35になったところで
終了した。このものにハイドロキノン0.006部を仕
込み、数平均分子量2200の不飽和ポリエステルA−
2を得た。そこで、不飽和ポリエステル68部にスチレ
ン32部を加えて100部とし、樹脂組成物A−2とし
た。
【0020】配合例1 合成例1で得られた樹脂組成物A−1 100部に、揺
変性付与剤(シリカ粉、商品名アエロジル#200、日
本アエロジル(株)製)1.5部、グリセリン0.1
部、5%ナフテン酸銅 0.01部、6%ナフテン酸コ
バルト 0.4部、ジメチルアニリン 0.15部、ス
チレン 38部、ハイドロキノン 0.025部を混合
し、粘度 0.27Pa・s、揺変度4.4、スチレン
含有率50%、ゲル化時間9分とした樹脂組成物B−1
を調製した。樹脂組成物B−1100部に、炭酸カルシ
ウム(商品名R重炭、丸尾カルシウム(株)製)50部
を混合し、成形用樹脂組成物C−1を得た。
【0021】配合例2 合成例1で得られた樹脂組成物A−1 100部に、揺
変性付与剤(シリカ粉、商品名アエロジル#200、日
本アエロジル(株)製)1.4部、グリセリン0.2
部、5%ナフテン酸銅 0.003部、6%ナフテン酸
コバルト 0.4部、ジメチルアニリン 0.15部、
スチレン 30部、ハイドロキノン 0.02部を混合
し、粘度 0.45Pa・s、揺変度4.1、スチレン
含有率46%、ゲル化時間9分とした樹脂組成物B−2
を調製した。樹脂組成物B−2100部に、炭酸カルシ
ウム(商品名R重炭、丸尾カルシウム(株)製)50部
を混合し、成形用樹脂組成物C−2を得た。
【0022】配合例3 合成例1で得られた樹脂組成物A−1 100部に、揺
変性付与剤(シリカ粉、商品名アエロジル#200、日
本アエロジル(株)製)2.2部、グリセリン0.1
部、5%ナフテン酸銅 0.015部、6%ナフテン酸
コバルト 0.4部、ジメチルアニリン 0.15部、
スチレン 30部、ハイドロキノン 0.02部を混合
し、粘度 0.48Pa・s、揺変度4.8、スチレン
含有率48%、ゲル化時間9分とした樹脂組成物B−3
を調製した。樹脂組成物B−3100部に、炭酸カルシ
ウム(商品名R重炭、丸尾カルシウム(株)製)30部
を混合し、成形用樹脂組成物C−3を得た。
【0023】配合例4 合成例2で得られた樹脂組成物A−2 100部に、揺
変性付与剤(シリカ粉、商品名アエロジル#200、日
本アエロジル(株)製)1.5部、グリセリン0.1
部、5%ナフテン酸銅 0.01部、6%ナフテン酸コ
バルト 0.4部、ジメチルアニリン 0.15部、ス
チレン 38部、ハイドロキノン 0.025部を混合
し、粘度 0.35Pa・s、揺変度4.4、スチレン
含有率51%、ゲル化時間9分とした樹脂組成物B−4
を調製した。樹脂組成物B−4100部に、炭酸カルシ
ウム(商品名R重炭、丸尾カルシウム(株)製)50部
を混合し、成形用樹脂組成物C−4を得た。
【0024】配合例5 合成例2で得られた樹脂組成物A−2 100部に、揺
変性付与剤(シリカ粉、商品名アエロジル#200、日
本アエロジル(株)製)1.4部、グリセリン0.2
部、5%ナフテン酸銅 0.01部、6%ナフテン酸コ
バルト 0.4部、ジメチルアニリン 0.15部、ス
チレン 38部、ハイドロキノン 0.025部を混合
し、粘度 0.45Pa・s、揺変度4.0、スチレン
含有率49%、ゲル化時間9分とした樹脂組成物B−5
を調製した。樹脂組成物B−5100部に、炭酸カルシ
ウム(商品名R重炭、丸尾カルシウム(株)製)20部
を混合し、成形用樹脂組成物C−5を得た。
【0025】配合例6 合成例1で得られた樹脂組成物A−2 100部に、揺
変性付与剤(シリカ粉、商品名アエロジル#200、日
本アエロジル(株)製)2.2部、グリセリン0.1
部、5%ナフテン酸銅 0.02部、6%ナフテン酸コ
バルト 0.4部、ジメチルアニリン 0.15部、ス
チレン 42部、ハイドロキノン 0.02部を混合
し、粘度 0.45Pa・s、揺変度4.8、スチレン
含有率 52%、ゲル化時間9分とした樹脂組成物B−
6を調製した。樹脂組成物B−6100部に、炭酸カル
シウム(商品名R重炭、丸尾カルシウム(株)製)10
部を混合し、成形用樹脂組成物C−6を得た。
【0026】実施例1 室温が8〜10℃において、成形型に離型剤(商品名ケ
ムリース70、ケムリースアジア(株)製)を塗布して
処理した。その後で、成形用樹脂組成物C−1中の樹脂
組成物B−1に対して硬化剤1%の割合のメチルエチル
ケトンパーオキサイド(商品名パーメックN、日本油脂
(株)製)、及び、スチレン未溶解率が58%で25m
mに切断した後に、1.95mgに分割する繊維強化材
であるガラスロービング(商品名RS340 FG−6
25、日東紡(株)製)を、成形用樹脂組成物C−1と
繊維強化材の総量に対して25%となるように、成形品
厚さを7mmに成形型に塗布して15分間放置した。そ
の後、脱泡して繊維強化プラスチック成形品を得た。
【0027】実施例2〜8 実施例1同様に、成形型に離型剤を塗布して処理した。
その後で、表1に示す各々の成形用樹脂組成物を用い
て、各々の樹脂組成物に対して硬化剤1%の割合のメチ
ルエチルケトンパーオキサイド(商品名パーメックN、
日本油脂(株)製)、及び、スチレン未溶解率が58%
で25mmに切断した後に1.95mgに分割する繊維
強化材であるガラスロービング(商品名RS340 F
G−625、日東紡(株)製)を、成形用樹脂組成物と
繊維強化材の総量に対して表1に示す割合となるよう
に、成形品厚さを7mmに成形型に塗布して15分間放
置した。その後、脱泡して繊維強化プラスチック成形品
を得た。
【0028】実施例9 実施例1同様に、成形型に離型剤を塗布して処理した。
その後で、成形用樹脂組成物C−1中の樹脂組成物B−
1に対して硬化剤1%の割合のメチルエチルケトンパー
オキサイド(商品名パーメックN、日本油脂(株)
製)、及び、スチレン未溶解率が43%で25mmに切
断した後に2.4mgに分割する繊維強化材であるガラ
スロービング(商品名RS340 F−628、日東紡
(株)製)を、成形用樹脂組成物と繊維強化材の総量に
対して表1に示す割合となるように、成形品厚さを7m
mに成形型に塗布して15分間放置した。その後、脱泡
して繊維強化プラスチック成形品を得た。
【0029】比較例1〜4 合成例3(不飽和ポリエステルA−3の合成) 無水マレイン酸 5モル、無水フタル酸 5モル、プロ
ピレングリコール 10.8モルを、攪拌機、コンデン
サ、温度計及び不活性ガス導入口付の2リットルの四つ
口フラスコに仕込み、窒素ガス導入下に160℃まで昇
温し、4時間をかけて220℃まで昇温して酸価が35
になったところで終了した。このものにハイドロキノン
0.006部を仕込み、数平均分子量2200の不飽
和ポリエステルA−1を得た。そこで、不飽和ポリエス
テル68部にスチレン32部を加えて100部とし、樹
脂組成物A−3とした。
【0030】合成例4(不飽和ポリエステルA−4の合
成) 無水マレイン酸 5モル、無水フタル酸 5モル、ジエ
チレングリコール 3モル、プロピレングリコール
8.0モルを、攪拌機、コンデンサ、温度計及び不活性
ガス導入口付の2リットルの四つ口フラスコに仕込み、
窒素ガス導入下に160℃まで昇温し、4時間をかけて
220℃まで昇温して酸価が40になったところで終了
した。このものにハイドロキノン0.006部を仕込
み、数平均分子量1400の不飽和ポリエステルA−2
を得た。そこで、不飽和ポリエステル72部にスチレン
28部を加えて100部とし、樹脂組成物A−4とし
た。
【0031】配合例10 合成例3で得られた樹脂組成物A−3 100部に、揺
変性付与剤(シリカ粉、商品名アエロジル#200、日
本アエロジル(株)製)1.6部、グリセリン0.1
部、5%ナフテン酸銅 0.01部、6%ナフテン酸コ
バルト 0.4部、ジメチルアニリン 0.15部、ス
チレン 35部、ハイドロキノン 0.02部を混合
し、粘度 0.28Pa・s、揺変度4.4、スチレン
含有率 50%、ゲル化時間9分とした樹脂組成物B−
10を調製した。樹脂組成物B−10 100部に、炭
酸カルシウム(商品名R重炭、丸尾カルシウム(株)
製)50部を混合し、成形用樹脂組成物C−10を得
た。
【0032】配合例11 合成例3で得られた樹脂組成物A−3 100部に、揺
変性付与剤(シリカ粉、商品名アエロジル#200、日
本アエロジル(株)製)2.2部、グリセリン0.15
部、5%ナフテン酸銅 0.02部、6%ナフテン酸コ
バルト 0.4部、ジメチルアニリン 0.15部、ス
チレン 41部、ハイドロキノン 0.02部を混合
し、粘度 0.48Pa・s、揺変度5.2、スチレン
含有率52%、ゲル化時間9分とした樹脂組成物B−1
1を調整した。樹脂組成物B−11 100部に、炭酸
カルシウム(商品名R重炭、丸尾カルシウム(株)製)
30部を混合し、成形用樹脂組成物C−11を得た。
【0033】配合例12 合成例4で得られた樹脂組成物A−4 100部に、揺
変性付与剤(シリカ粉、商品名アエロジル#200、日
本アエロジル(株)製)1.6部、グリセリン0.1
部、5%ナフテン酸銅 0.01部、6%ナフテン酸コ
バルト 0.4部、ジメチルアニリン 0.15部、ス
チレン 33部、ハイドロキノン 0.02部を混合
し、粘度 0.35Pa・s、揺変度4.4、スチレン
含有率 46%、ゲル化時間9分とした樹脂組成物B−
10を調製した。樹脂組成物B−10 100部に、炭
酸カルシウム(商品名R重炭、丸尾カルシウム(株)
製)50部を混合し、成形用樹脂組成物C−12を得
た。
【0034】比較例1 実施例1同様に、成形型に離型剤を塗布して処理した。
その後で、成形用樹脂組成物C−10中の樹脂組成物B
−10に対して硬化剤1%の割合のメチルエチルケトン
パーオキサイド(商品名パーメックN、日本油脂(株)
製)、及び、スチレン未溶解率が58%で25mmに切
断した後に1.95mgに分割する繊維強化材であるガ
ラスロービング(商品名RS340 FG−625、日
東紡(株)製)を、成形用樹脂組成物と繊維強化材の総
量に対して25%の割合となるように、成形品厚さを7
mmに成形型に塗布して15分間放置した。その後、脱
泡して繊維強化プラスチック成形品を得た。
【0035】比較例2 実施例1同様に、成形型に離型剤を塗布して処理した。
その後で、成形用樹脂組成物C−11中の樹脂組成物B
−11に対して硬化剤1%の割合のメチルエチルケトン
パーオキサイド(商品名パーメックN、日本油脂(株)
製)、及び、スチレン未溶解率が43%で25mmに切
断した後に2.4mgに分割する繊維強化材であるガラ
スロービング(商品名RS340 F−628、日東紡
(株)製)を、成形用樹脂組成物と繊維強化材の総量に
対して28%の割合となるように、成形品厚さを7mm
に成形型に塗布して15分間放置した。その後、脱泡し
て繊維強化プラスチック成形品を得た。
【0036】比較例3 実施例1同様に、成形型に離型剤を塗布して処理した。
その後で、成形用樹脂組成物C−12中の樹脂組成物B
−12に対して硬化剤1%の割合のメチルエチルケトン
パーオキサイド(商品名パーメックN、日本油脂(株)
製)、及び、スチレン未溶解率が58%で25mmに切
断した後に1.95mgに分割する繊維強化材であるガ
ラスロービング(商品名RS340 FG−625、日
東紡(株)製)を、成形用樹脂組成物と繊維強化材の総
量に対して25%の割合となるように、成形品厚さを7
mmに成形型に塗布して15分間放置した。その後、脱
泡して繊維強化プラスチック成形品を得た。
【0037】比較例4 実施例1同様に、成形型に離型剤を塗布して処理した。
その後で、成形用樹脂組成物C−12中の樹脂組成物B
−12に対して硬化剤1%の割合のメチルエチルケトン
パーオキサイド(商品名パーメックN、日本油脂(株)
製)、及び、スチレン未溶解率が43%で25mmに切
断した後に2.4mgに分割する繊維強化材であるガラ
スロービング(商品名RS340 F−628、日東紡
(株)製)を、成形用樹脂組成物と繊維強化材の総量に
対して25%の割合となるように、成形品厚さを7mm
に成形型に塗布して15分間放置した。その後、脱泡し
て繊維強化プラスチック成形品を得た。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【発明の効果】本発明は、オープンモールド工法によっ
てFRPを成形するに際し、成形型を処理した離型剤の
影響によるずれ落ちを防止して、さらに脱泡作業時の残
気泡を少なくして成形品の空洞率が低減でき、また成形
品の強度に優れ生産性や品質に優れた厚肉の成形品を得
ることができるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/053 C08K 5/098 5/098 C08L 67/06 C08L 67/06 B29C 67/14 E Fターム(参考) 4F072 AA02 AA07 AB09 AC04 AC06 AD38 AE01 AE26 AF06 AF25 AF26 AH02 AK12 AL06 AL07 AL16 AL17 4F100 AG00B AK44B AL05B AT00A BA02 CA02B CA30B DG02 DG03A DH02 EH61 EJ96 JA06B JA20 JL08B 4F205 AA41E AB03 AB11 AB19A AB25 AD04 AH49 AM32 AR12 AR17 HA04 HA14 HA29 HA33 HA36 HA39 HB01 HB13 HC16 HF25 HK17 HM05 HT02 HT04 HT09 HT24 4J002 BQ001 CF221 CL082 DJ016 DL009 EC057 EG048 FA049 FB089

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)(a)不飽和二塩基酸、飽和二塩
    基酸、ジアルキレングリコール及びアルキレングリコー
    ルを反応させて得られる分子量が1500〜2500の
    不飽和ポリエステル、(b)架橋性単量体、(c)1.
    0〜3.0重量%の揺変性付与剤、(d)0.03〜
    0.25重量%のグリセリン及び(e)0.5〜15p
    pmのナフテン酸銅を含有してなる樹脂組成物並びに
    (B)充填材からなる成形用樹脂組成物と、(C)スチ
    レン未溶解率50〜70重量%である繊維強化材とを、
    スプレイアップ機により成形型に吹き付けることを特徴
    とする繊維強化プラスチック成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 樹脂組成物(A)に架橋性単量体(b)
    が45〜53重量%含有され、樹脂組成物(A)の25
    ℃における粘度が0.2〜0.5Pa・s、揺変度が
    3.5〜5.5である請求項1記載の繊維強化プラスチ
    ック成形品の製造方法。
  3. 【請求項3】 繊維強化材(C)が、成形用樹脂組成物
    と成形型に吹き付ける際に20〜40mmの長さに切断
    した後に1.00〜2.20mgの重量に分割する繊維
    強化材である請求項1記載の繊維強化プラスチック成形
    品の製造方法。
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