JP2003039511A - 射出発泡成形方法 - Google Patents

射出発泡成形方法

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JP2003039511A
JP2003039511A JP2001236559A JP2001236559A JP2003039511A JP 2003039511 A JP2003039511 A JP 2003039511A JP 2001236559 A JP2001236559 A JP 2001236559A JP 2001236559 A JP2001236559 A JP 2001236559A JP 2003039511 A JP2003039511 A JP 2003039511A
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injection
resin
slide
die
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JP2001236559A
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Inventor
Masashi Shibayama
昌史 芝山
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な金型構造で、スライド型が、射出時の射
出樹脂圧でずれ動いて成形不良が発生したりすることの
ない射出発泡成形方法を提供することを目的としてい
る。 【解決手段】型閉めした金型内に発泡剤を含有した溶融
樹脂を射出成形機から射出する射出工程と、射出された
樹脂の溶融状態を保ちながら、金型のキャビティ壁面を
後退させて金型内で樹脂を発泡させる発泡工程と、発泡
後樹脂を金型内で冷却する冷却工程とを備える射出発泡
成形方法において、金型のキャビティ壁面の一部を構成
し、可動型本体内でスライド可能に設けられたスライド
型の動きを可動型の型閉め圧により射出位置に規制した
状態で樹脂を金型のキャビティ内に射出するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出発泡成形方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】保温保冷容器として、軽量であることか
ら、発泡ポリスチレン系樹脂製容器が従来から用いられ
ている。この発泡ポリスチレン系樹脂製容器は、揮発性
発泡剤を含浸させた発泡性スチレンビーズに代表され
る、揮発性発泡剤を含浸させたポリスチレン系樹脂ビー
ズを用いる方法で製造されることが多いが、一般にポリ
スチレン系樹脂の発泡性スチレンビーズを予め予備発泡
させた後に1〜2日放置し、その後成形型に導入し加熱
発泡成形する如く、2段法を必要とし、生産性に難点を
有するものであった。
【0003】また、発泡ポリスチレン系樹脂製容器は、
剛性もしくは表面硬度が小さいので損傷を受け易く、損
傷部に汚れ等が付着し易く非衛生的であるため、再利用
のための処理がしにくくリサイクル性に乏しいという問
題があった。
【0004】他方、例えば特開平8−108440号公
報に開示されているように化学発泡剤(熱分解型発泡
剤)を用いて発泡熱可塑性樹脂製成形体を製造する場
合、化学発泡剤が人体に毒性を有する場合の多い、ま
た、製造された成形体中に未分解の発泡剤及び分解残渣
が残存するとともに、その量が一定ではないため、粉砕
してリサイクルしようとしても、粉砕品の樹脂物性が不
安定である。したがって、環境面及びリサイクル面で問
題がある。
【0005】そこで、本発明の出願人においても、二酸
化炭素ガス等の環境に影響を与えず、成形体内に残らな
い不活性ガスが高圧で浸透されてなる溶融状態の発泡性
熱可塑性樹脂を金型内に射出した後、前記樹脂が溶融し
ている状態で、金型キャビティの少なくとも一部拡開し
て熱可塑性樹脂を発泡させたのち、熱可塑性樹脂を冷却
固化させることを特徴とする発泡成形体の製造方法を既
に提案している(特開2001−105447号公
報)。
【0006】即ち、この製造方法によれば、得られる容
器が、内部発泡層と、この内部発泡層の周囲を被覆する
とともに、内部発泡層に比べ剛性の高いスキン層とを備
えた構造となるため、表面の防汚性、剛性、耐摩耗性に
優れたものとなり、容器のリユース(再使用)を図るこ
とが可能となる。また、発泡剤として、環境や人体に影
響を与えないとともに、成形体内に残らない不活性ガス
を用いるようにしているので、マテリアルリサイクルも
容易なものとなる。
【0007】ところで、先に提案された特開2001−
105447号公報の方法では、キャビティ空間を極小
状態にしておき、発泡時に、キャビティ壁面を構成する
スライド型を各スライド型に設けられた油圧シリンダを
操作して金型内部のスライド型後方に設けられたスライ
ド空間にスライド後退させてキャビティを射出時より拡
開させるようにしていた。
【0008】しかし、射出成形の場合、樹脂を射出成形
機から金型キャビティ内に射出する際に、キャビティ壁
面にかなり大きな力が加わる。したがって、大型の成形
品を得るような場合、射出時にスライド型の後方にスラ
イド空間が有るような構造にすると、射出樹脂圧で各ス
ライド型がずれ動き、射出完了後スライド型を後退させ
てキャビティを拡開して樹脂を発泡させても、1ショッ
トごとに発泡状態の異なる成形品が形成される恐れがあ
る。一方、上記問題を解決するために各スライド型を作
動させる油圧機構などを大きなものにすると、金型構造
が複雑になりメンテナンス性が悪くなるとともに、金型
コストがかかるという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて、簡単な金型構造で、スライド型が、射出
時の射出樹脂圧でずれ動いて成形不良が発生したりする
ことのない射出発泡成形方法を提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の請求項1に記載の射出発泡成形方法
(以下、「請求項1の成形方法」と記す)は、型閉めし
た金型内に発泡剤を含有した溶融樹脂を射出成形機から
射出する射出工程と、射出された樹脂の溶融状態を保ち
ながら、金型のキャビティ壁面を後退させて金型内で樹
脂を発泡させる発泡工程と、発泡後樹脂を金型内で冷却
する冷却工程とを備える射出発泡成形方法において、金
型のキャビティ壁面の一部を構成し、可動型本体内でス
ライド可能に設けられたスライド型の動きを可動型の型
閉め圧により射出位置に規制した状態で樹脂を金型のキ
ャビティ内に射出するようにした。
【0011】本発明の請求項2に記載の射出発泡成形方
法(以下、「請求項2の成形方法」と記す)は、請求項
1の成形方法において、射出完了後、可動型本体と固定
型と閉合した状態で可動型のダイプレートを後退駆動さ
せ、ダイプレートの後退駆動力で前記スライド型をキャ
ビティ壁面が後退する方向にスライドさせて樹脂を発泡
させるようにした。本発明の請求項3に記載の射出発泡
成形方法(以下、「請求項3の成形方法」と記す)は、
請求項1の成形方法において、射出完了後、可動型本体
と固定型とを閉合した状態で可動型のダイプレートを後
退駆動させ、可動型内にスライド型のスライド空間を形
成し、前記スライド型をキャビティ壁面が後退する方向
にスライドさせて樹脂を発泡させるようにした。
【0012】本発明の請求項4に記載の射出発泡成形方
法(以下、「請求項3の成形方法」と記す)は、請求項
1〜請求項3のいずれかの成形方法において、発泡剤と
して樹脂に対して不活性なガスを用いるようにした。
【0013】本発明で使用される樹脂としては、特に限
定されるものではないが、好ましくは、発泡に適した溶
融張力(具体的には、200℃で0.069N=7g,
以上)、伸張粘度特性を有するものであって、例えば、
ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂等のポリオ
レフィン系樹脂の他、ポリスチレン系樹脂、アクリルニ
トリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹
脂)、ポリ塩化ビニル系樹脂などが挙げられ、これらを
単独で、あるいは2種以上併用して用いることができる
が、これらの樹脂の内でも、ポリプロピレン系樹脂を用
いることがリサイクル性や物性等の点で特に好ましい。
【0014】ここでいうポリプロピレン系樹脂は、ポリ
プロピレンのホモポリマーに限られず、他の共重合性モ
ノマーとのランダムコポリマーやブロックコポリマー等
の一般的なポリプロピレン、及び、メタロセンを触媒等
として得られたメタロセンポリプロピレン、またポリプ
ロピレンに長鎖分岐を持たせたもの、他成分をグラフト
重合したものも含み、これらは単独で使用されても良い
し、2種以上併用されても良い。
【0015】発泡剤としては、特に限定されないが、請
求項3の成形方法のように、樹脂に対して不活性なガス
(以下、「不活性ガス」と記す)を用いることが好まし
い。上記不活性ガスは、常温・常圧で気体である不活性
な無機物質であって、上記樹脂を劣化させないものであ
れば、特に限定されず使用できる。例えば、二酸化炭素
(CO2)ガス(以下、「炭酸ガス」と記す)、窒素、
アルゴン、ネオン、ヘリウム、酸素等が挙げられ、これ
らを単独で使用しても良いし、2種以上併用しても良い
が、樹脂に対する含浸度が高く、樹脂の溶融粘度の低下
が大きいため炭酸ガスを用いることが最も好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を、その実施の形
態をあらわす図を参照しつつ詳しく説明する。ただし、
本発明は、図示の実施形態に限定されるものではなく、
本発明の主旨を逸脱しない範囲の設計変更を含むもので
ある。図1〜図5は本発明の射出発泡成形方法に使用す
る射出成形装置の1つの実施の形態を示し、図6は金型
の1つの実施の形態をあらわしている。
【0017】図1に示すように、射出成形装置Aは、射
出成形機1と、射出成形機1に発泡剤としての炭酸ガス
を送るガス注入装置9とを備えている。
【0018】射出成形機1は、図1および図2に示すよ
うに、シリンダ2と、その内部に配されたスクリュー3
と、シールボックス4とから主に構成され、他の部分よ
りフライト間空間の内容積が大きくなるとともに上流側
よりも樹脂の送り速度が速くなっている拡大発泡剤含浸
ゾーン11がシリンダ2とスクリュー3との間に形成さ
れるようになっている。図1中、12は計量部、13は
樹脂供給ホッパー、14はスクリュー駆動ユニット、1
5はシールボックス4の接続アームである。拡大発泡剤
含浸ゾーン11は、図2に示すように、スクリュー3の
先端(下流端)近く(先端からやや後端寄り、すなわち
ホッパー寄り)に拡大発泡剤含浸ゾーン形成部31が設
けられることによって形成されるようになっている。
【0019】すなわち、拡大発泡剤含浸ゾーン形成部3
1は、スクリュー3の他の部分より、スクリュー溝が深
くなされ、且つ、前後スクリューフライト間のピッチが
大きくなされることによってシリンダ2との間に拡大発
泡剤含浸ゾーン11を形成するようになっている。シリ
ンダ2は、その先端に、図1に示すように、シャットオ
フ弁24が設けられ、後端側にホッパー13を備えた原
料樹脂供給口25が設けられている。
【0020】スクリュー3は、スクリューロッド3aの
内部にガス通路5を備え、スクリューロッド3aの先端
部に第1チェックリング3が外嵌され、スクリューロッ
ド3aの拡大発泡剤含浸ゾーン形成部31と可塑化部3
2との間に第2チェックリング39が外嵌されている。
可塑化部32は、図2に示すように、原料樹脂供給口2
5側から供給部、圧縮部、メルト部の3つの部分から構
成されている。
【0021】ガス通路5は、図2〜図4に示すように、
シリンダ2外のスクリューロッド3aの後端側外壁面に
開口するガス導入口51と、スクリューロッド3aの拡
大発泡剤含浸ゾーン形成部31の外壁面に開口するガス
供給口52と、ガス供給口52の近傍に、図4に示すよ
うに、ガス供給口52からの溶融樹脂の逆流を防止する
ばね式の逆流防止弁7とを備えている。
【0022】逆流防止弁7は、図4に示すように、通
常、弁本体71がスプリング72によって閉弁方向(図
4の矢印X方向)に付勢されて閉じられた状態になって
いてガス通路5側に溶融樹脂が流入しないようになって
いるが、ガス通路5にガスが供給されて来ると、ガス圧
力によって弁本体71がスプリング72の付勢力に抗し
て開弁方向(図4の矢印Xと逆方向)に移動するように
なっている。すなわち、ガスが逆流防止弁7を通過し、
更にガス供給口52を経て、拡大発泡剤含浸ゾーン11
の溶融樹脂に供給されるようになっている。
【0023】第1チェックリング38は、計量部12で
計量された計量樹脂が拡大発泡剤含浸ゾーン11側へ逆
流しないようにスクリューロッド3aの先端部に設けら
れている。第2チェックリング39は、拡大発泡剤含浸
ゾーン11の発泡剤含有溶融樹脂が、可塑化部32側に
逆流しないように設けられている。
【0024】シールボックス4は、図1〜図3に示すよ
うに、環状をしていて、スクリュー3の前後進および回
転に対し,ガス導入口51との位置がずれないように、
射出成形機1の駆動ユニット14に接続アーム15を介
して固定されて、スクリュー3のガス導入口51形成部
分を囲繞している。また、シールボックス4は、ガス導
入口51が臨む位置にリング状の連通凹溝41が設けら
れているとともに、この連通凹溝41をスクリューロッ
ド3aの前後両側から挟むように、スクリューロッド3
aの酸化クロム皮膜39部分の周面に弾接し、連通凹溝
41内からのガスリークを防止するシール部材6が装着
されている。
【0025】すなわち、シール部材6は、図7に示すよ
うに、断面略T字形をしたNBRやEPM等の合成ゴム
からなるリング状のシール本体61と、このシール本体
61のT字の縦辺部61aの両側面に沿うように配設さ
れるポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂からな
る一か所に切れ目62aが設けられた断面略C字形をし
た補強材62とから構成されている。そして、シール部
材6は、連通凹溝41の前後に設けられた収容凹溝42
に嵌まり込むように装着されていて、シール本体61の
T字の縦辺部61a先端がスクリューロッド3aの表面
に弾接し、連通凹溝41部分を気密状態に保持するよう
になっている。
【0026】また、シールボックス4の連通凹溝41に
は、シールボックス4外に開口するガス注入装置9から
注入される発泡剤としての炭酸ガスの注入口43が穿設
されている。ガス注入装置9は、炭酸ガスボンベ92か
らガス配管91を介してシールボックス4の所定あつの
炭酸ガスを供給するようになっている。
【0027】図6に示すように、金型8は、固定型81
と可動型82とを備えている。固定型81は、スプルー
81aと、ランナー81bと、冷却水、熱水を通す熱媒
体流路(図示せず)とを備えている。
【0028】可動型82は、可動型本体83と、ダイプ
レート85と、スライド型84と、油圧装置86と冷却
水、熱水を通す熱媒体流路(図示せず)とを備えてい
る。可動型本体83は、スライド型84が固定型81方
向にスライド自在に嵌め込まれたスライド孔87が穿設
されている。
【0029】スライド孔87は、固定型81側に大断面
部87a、ダイプレート85側に小断面部87bを備
え、大断面部87aと小断面部87bとの間にテーパ部
87cが設けられている。スライド型84は、大断面部
87aをほぼ同じ断面形状をしてスライド方向の長さが
大断面部87aの長さより短い本体部84aと、小断面
部87bと同じ断面形状をして、小断面部87bより大
断面部87aの長さと本体部84aの長さの差分だけ長
くなってダイプレート85に連結される連結部84b
と、テーパ部87cに沿う形状の段部'84cとを備え
ている。
【0030】ダイプレート85は、油圧装置86によっ
て、固定型81方向に進退するようになっている。
【0031】つぎに、この射出成形装置Aを用いた本発
明の射出発泡成形方法を詳しく説明する。まず、ホッパ
ー13から原料樹脂供給口32を経てシリンダ2内へ原
料樹脂を供給し、この原料樹脂をスクリュー3の回転に
よって溶融混練しながらシリンダ2の先端方向へ送り、
シリンダ2先端部の計量部12で射出樹脂の計量を開始
する。
【0032】一方、計量開始と同時にガス注入装置9の
制御装置96が、ソレノイドバルブ95を開き、ガス圧
縮機93で所定の圧力まで圧縮された炭酸ガスをシール
ボックス4およびガス通路5を経てガス供給口52から
拡大発泡含浸ゾーン11へ供給する。そして、ガス流量
計によってソレノイドバルブ95が開放され、シリンダ
2内へのガス供給が開始されてからの積算ガス供給量を
計測し、その積算ガス供給量が1ショットに必要なガス
供給量に達すると、制御装置96がソレノイドバルブ9
5を閉じてシリンダ2内へのガスの供給を停止する。
【0033】計量部12に所定量の溶融樹脂が計量され
ると、スクリュー3を停止し、シャットオフ弁24を開
放し、図6(a)に示すように、型閉めされ、キャビテ
ィKが最も収縮した状態にスライド型84が位置し、型
閉め圧によって、スライド型84の位置が規制された状
態のキャビティK内に炭酸ガス含浸溶融樹脂Pを射出す
る。
【0034】つぎに、可動型本体83と固定型81との
閉合状態を保ちながら、図6(b)に示すように、油圧
装置86によって、ダイプレート85およびスライド型
84をスライド型84の段部84cがスライド孔87の
テーパ部87cにほぼ当接するまで後退させることによ
って、キャビティKの型面を可動型82方向に拡開させ
樹脂を溶融状態を保ちながら発泡させる。発泡後、金型
8内で樹脂を冷却固化させたのち、油圧装置86を作動
させ、ダイプレート85をさらに後退させることによっ
て、可動型本体83も固定型81から離れる方向に移動
させ、'金型8を開放し成形品Wを金型8から取り出
す。
【0035】この射出発泡成形方法は、以上のように、
射出時に型閉め圧によってスライド型84の動きを規制
するようにしたので、複雑な金型構造としなくても、ス
ライド型84が、射出時の射出樹脂圧で後退して成形不
良を起こすといった問題がない。すなわち、所定の発泡
状態の成形品を安定して供給することができる。しか
も、スライド型84をダイプレート85とともにスライ
ドできるようにしたので、型閉め用の油圧装置86以外
の油圧装置を金型に設ける必要がなく金型8をより小型
化できる。
【0036】さらに、発泡剤として樹脂に不活性な炭酸
ガスを用いるようにしたので、樹脂を変質させたりする
ことなく、効率よく発泡させることができる。しかも、
大気の汚染も極力防止することができる。また、上記射
出成形装置Aは、計量部12より低圧の拡大発泡剤含浸
ゾーン11部分で炭酸ガスを溶融樹脂に含浸させるよう
にしたので、炭酸ガスの供給圧をそれほど高くしなくて
も短時間で均一に溶融樹脂中にガスを含浸させることが
できる。その結果、高い生産性をもって、均質で微細な
発泡成形体を提供することができる。
【0037】図7は、本発明にかかる射出発泡成形方法
の第2の実施の形態に用いる金型をあらわしている。図
7に示すように、この金型100は、可動型110が、
可動型本体111と、スライド型112と、ダイプレー
ト113と、油圧シリンダ114とを備えている。
【0038】可動型本体111は、スライド型112が
油圧シリンダ114を介して固定型120方向にスライ
ド自在に内蔵されている。ダイプレート113は、図7
(a)に示すように、型閉め時に可動型本体111内に
臨むダイプレート113の脚部115が、スライド型1
12に当接し、スライド型112の動きを規制するよう
になっている。
【0039】すなわち、この金型100を用いた成形方
法は、図7(a)に示すように、スライド型112が最
も固定型120側になり、キャビティKがもっとも狭小
となる位置にスライド型112に保持し、ダイプレート
113の脚部115によって型閉め圧により、スライド
型112の動きを規制した状態でキャビティK内に炭酸
ガス含浸溶融樹脂Pを射出する。
【0040】つぎに、可動型本体111と固定型120
との閉合状態を保ちながら、図7(b)に示すように、
ダイプレート113を後退させてダイプレート113の
脚部115によるスライド型112の規制を解除したの
ち、油圧シリンダ114を作動させてスライド型112
を固定型120から離れる方向にスライドさせ、キャビ
ティKの型面を可動型本体111方向に拡開させ樹脂を
溶融状態を保ちながら発泡させる以外は、上記第1の実
施の形態と同様になっている。
【0041】この成形方法は、以上のように、第1の実
施の形態と同様に射出時にスライド型112が型閉め圧
によってしっかりとその動きが規制されているので、ス
ライド型112が射出圧でその位置がずれ動いたりする
ことなく、正確に射出工程を完了させることができる。
しかも、ダイプレート113を後退させてスライド型1
12への型閉め圧を解除したのち、油圧シリンダ114
でスライド型112をスライドさせるようにしたので、
スライド型112のスライド速度などをコントロールし
て発泡状態を微妙に変化させることができる。
【0042】図8は、本発明にかかる射出発泡成形方法
の第3の実施の形態に用いる金型をあらわしている。図
8に示すように、この金型200は、固定型210と可
動型220との閉合により矩形の箱型をしたキャビティ
Kが形成されるようになっているとともに、可動型22
0が、ダイプレート221と、可動型本体222と、底
用スライド型223と、4つの側壁用スライド型(図で
は2つしか表れていない。)224と、スライド型押さ
えブロック225と、油圧シリンダ226とを備えてい
る。
【0043】スライド型押さえブロック225は、ブロ
ック本体225aと、スライド脚部225bと、圧接脚
部225cと、位置規制脚部225dとを備え、油圧シ
リンダ226によって可動型本体222に対して固定型
210方向に進退自在になっている。スライド脚部22
5bは、その先端に設けられたテーパ部225eが側壁
用スライド型224の外壁面にレール嵌合し、油圧シリ
ンダ226によってブロック本体225aが可動型本体
222からはなれる方向に動かされると、側壁用スライ
ド型224を図8(c)に示すようにキャビティKの型
面を後退させる方向にスライドさせるようになってい
る。
【0044】圧接脚部225cは、ブロック本体225
aに金型の内外方向にスライド自在に支持されていると
ともに、一端が側壁用スライド型224に設けられたス
ライド穴224a内に臨み、型閉め時にスライド穴22
4aの底にその先端が当節し、側壁用スライド型224
を固定型210に圧接するようになっている。位置規制
脚部225dは、型閉め時に底用スライド型223の固
定型210から離れる方向への動きを抑えるようになっ
ている。
【0045】底用スライド型223は、リンク227を
介して各側壁用スライド型224と接続されていて、図
8(c)に示すように、側壁用スライド型224がキャ
ビティKの壁面を後退させる方向にスライドすると同時
にリンク227によって、キャビティKの壁面を後退さ
せる方向、すなわち固定型210から遠ざかる方向にス
ライドするようになっている。
【0046】すなわち、この金型200を用いた成形方
法は、まず、図8(a)に示すように、型閉めを行い、
底用スライド型223および側壁用スライド型224の
動きを型閉め圧によって規制され、キャビティKがもっ
とも狭小になった状態でキャビティK内に炭酸ガス含浸
溶融樹脂Pを射出する。そして、射出が完了したら、図
8(b)に示すように、可動型本体222と固定型21
0との閉合状態を保持した状態でダイプレート221の
みを後退させる。
【0047】つぎに、図8(c)に示すように、油圧シ
リンダ226を作動させて可動型本体222と固定型2
10との閉合状態を保持した状態で、スライド型押さえ
ブロック225を後退させ、側壁用スライド型224を
型面が後退しキャビティKが拡開する方向にスライドさ
せるとともに、側壁用スライド型224のスライドに伴
って、底用スライド型223も型面が後退しキャビティ
Kが拡開する方向にスライドさせて、底および4方の側
壁が発泡状態になった成形体を成形するようにした以外
は、上記第1の実施の形態と同様になっている。
【0048】この成形方法は、以上のように、第1の実
施の形態と同様に射出時に底用スライド型223および
側壁用スライド型224が型閉め圧によってしっかりと
その動きが規制されているので、底用スライド型223
および側壁用スライド型224が射出圧でその位置がず
れ動いたりすることなく、正確に射出工程を完了させる
ことができる。しかも、ダイプレート221を後退させ
て底用スライド型223および側壁用スライド型224
への型閉め圧を解除したのち、油圧シリンダ226で底
用スライド型223および側壁用スライド型224をス
ライドさせるようにしたので、底用スライド型223お
よび側壁用スライド型224のスライド速度などをコン
トロールして発泡状態を微妙に変化させることができ
る。
【0049】図9は、本発明にかかる射出発泡成形方法
の第4の実施の形態に用いる金型をあらわしている。図
9に示すように、この金型300は、可動型310と固
定型320とを閉合することによって箱型のキャビティ
Kが形成されるようになっているとともに、可動型31
0が、ダイプレート311と、可動型本体312と、4
つの側壁用スライド型(図では2つしか表れていな
い。)313とを備えている。
【0050】ダイプレート311は、ダイプレート本体
311aと、このダイプレート本体311aと一体化さ
れた外枠311bとを備えている。外枠311bは、図
9(a)に示すように、型閉め状態で、そのテーパ部3
11cが側壁用スライド型313の外壁面に当接して側
壁用スライド型313の動きを規制するようになってい
る。
【0051】可動型本体312は、雄型部312aと、
油圧シリンダ312bと、スライドブロック312cと
を備えている。油圧シリンダ312bは、雄型部312
aに対してスライドブロック312cを固定型320方
向に進退させるようになっている。
【0052】スライドブロック312cは、その脚部3
12dが側壁用スライド型313に設けられたスライド
穴313bにスライド自在に嵌合し、型閉め状態で、脚
部312dの先端が、スライド穴313bの底に当接し
側壁用スライド型313のダイプレート311方向の動
きを規制するとともに、図9(c)に示すように、スラ
イドブロック312cが油圧シリンダ312bにより雄
型部312aから離れる方向に移動するに伴って図示し
ていない油圧装置によって、外枠311b方向に移動し
て側壁用スライド型313を外枠311b方向に移動さ
せるようになっている。
【0053】すなわち、この金型300を用いた成形方
法は、まず、図9(a)に示すように、型閉めを行い、
型閉め圧によって規制され、キャビティKがもっとも狭
小になった状態でキャビティK内に炭酸ガス含浸溶融樹
脂Pを射出する。そして、射出が完了したら、図9
(b)に示すように、可動型本体312と固定型320
との閉合状態を保持した状態でダイプレート311のみ
を後退させる。
【0054】つぎに、図9(c)に示すように、油圧シ
リンダ312bを作動させて雄型部312aと固定型3
20との閉合状態を保持した状態で、スライドブロック
312cを固定型320から離れる方向に移動させると
ともに、スライドブロック312cの脚部312dを外
枠311b方向にスライドさせて、側壁用スライド型3
13を型面が後退しキャビティKが拡開する方向にスラ
イドさせて、底が発泡せず、4方の側壁が発泡状態にな
った成形体を成形するようにした以外は、上記第3の実
施の形態と同様になっている。
【0055】図10は、本発明にかかる射出発泡成形方
法の第5の実施の形態に用いる金型をあらわしている。
図10に示すように、この金型300’は、固定型32
0’が固定型本体321と、可動ブロック322とから
構成されていて、可動ブロック322に設けられたピニ
オンギヤ323に、固定型本体321に固定された第1
ラック324および可動型本体312のスライドブロッ
ク312cに設けられた第2ラック318が噛み合うよ
うに構成されている以外は、上記金型300と同様にな
っている。
【0056】すなわち、この金型300’を用いた成形
方法は、まず、図10(a)に示すように、型閉めを行
い、型閉め圧によって規制され、キャビティKがもっと
も狭小になった状態でキャビティK内に炭酸ガス含浸溶
融樹脂Pを射出する。そして、射出が完了したら、図1
0(b)に示すように、可動型本体312と固定型32
0’との閉合状態を保持した状態でダイプレート311
のみを後退させる。
【0057】つぎに、図10(c)に示すように、油圧
シリンダ312bを作動させて雄型部312aと固定型
320’との閉合状態を保持した状態で、スライドブロ
ック312cを固定型320’から離れる方向に移動さ
せるとともに、スライドブロック312cの脚部312
dを外枠311b方向にスライドさせて、側壁用スライ
ド型313を型面が後退しキャビティKが拡開する方向
にスライドさせてると同時に第2ラック318がスライ
ドブロック312cとともに、固定型320から離れる
方向に移動することによって、ピニオンギヤ323を回
転させ、第1ラック324を介して可動ブロック322
を固定型本体321から離れる方向に移動させ、キャビ
ティKの底部分も拡開させ、底および4方の側壁が発泡
状態になった成形体を成形するようにした以外は、上記
第4の実施の形態と同様になっている。
【0058】本発明にかかる射出発泡成形方法は、上記
の実施の形態に限定されない。例えば、上記の実施の形
態では、得られる成形体が板状あるいは矩形の箱状であ
ったが、円筒形や、多角形の筒状でも構わない。上記の
実施の形態では、ガス通路5が1本であったが、複数本
設け、各ガス通路のガス導入口を臨む部分に個別にシー
ルボックスを設け、ガス供給口へのガス供給経路を個別
に設けるようにしても構わない。
【0059】上記の実施の形態では、スクリューロッド
3aにその内部を通るガス通路5を設け、このガス通路
5を介してシリンダ2内の溶融樹脂に炭酸ガスを供給す
るようにしたが、シリンダの壁面にガス供給口を設け、
このガス供給口からガスを供給するようにしても構わな
い。また、スクリューロッド側およびシリンダ側の両側
からガスを供給するようにしても構わない。また、樹脂
への炭酸ガスの含浸は、耐圧ホッパー内で固体状態の樹
脂に含浸させるようにしても構わない。
【0060】
【発明の効果】本発明にかかる射出発泡成形方法は、以
上のように、スライド型が可動型の型閉め圧でその動き
が規制されるので、射出時の大きな樹脂圧でスライド型
がずれ動いたりすることがない。すなわち、簡単な金型
構造で、スライド型が、射出時の射出樹脂圧でずれ動い
て成形不良が発生したりすることがなくなり、安定して
良質の発泡成形品を製造することができる。また、金型
も小型化でき、コストダウンを図ることができる。
【0061】特に、請求項2の成形方法のようにすれ
ば、スライド型の駆動手段を別途設ける必要がなく、よ
り金型の小型化を図ることができる。
【0062】請求項3の成形方法のようにすれば、スラ
イド型のスライド幅や速度を微調整することができ、発
泡状態を容易にコントロールできる。
【0063】また、請求項4の成形方法によれば、ガス
による樹脂の劣化などがなく、より品質のよい成形品を
得ることができるとともに、環境汚染の問題もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる射出発泡成形方法の第1の実施
の形態に使用する射出成形装置の一つの実施の形態をあ
らわす断面図である。
【図2】図1の射出成形装置の射出成形機部分を説明す
る断面図である。
【図3】図1の射出成形装置のシールボックス部を説明
する断面図である。
【図4】図1の射出成形装置のガス通路の逆止弁部分の
拡大断面図である。
【図5】図1の射出成形装置のシールボックスのシール
部材をあらわし、同図(a)はその正面図、同図(b)
はその一部切欠側面図である。
【図6】本発明にかかる射出発泡成形方法に使用する金
型の一つの実施の形態をあらわし同図(a)はその射出
工程の断面図、同図(b)はその発泡工程の断面図であ
る。
【図7】本発明にかかる射出発泡成形方法の第2の実施
の形態に使用する金型の一つの実施の形態をあらわし、
同図(a)はその射出工程時(型閉め状態)の断面図、
同図(b)はそのダイプレート後退時の断面図、同図
(c)はそん発泡工程時の断面図である。
【図8】本発明にかかる射出発泡成形方法の第3の実施
の形態に使用する金型の一つの実施の形態をあらわし、
同図(a)はその射出工程時(型閉め状態)の断面図、
同図(b)はそのダイプレート後退時の断面図、同図
(c)はそん発泡工程時の断面図である。
【図9】本発明にかかる射出発泡成形方法の第4の実施
の形態に使用する金型の一つの実施の形態をあらわし、
同図(a)はその射出工程時(型閉め状態)の断面図、
同図(b)はそのダイプレート後退時の断面図、同図
(c)はそん発泡工程時の断面図である。
【図10】本発明にかかる射出発泡成形方法の第5の実
施の形態に使用する金型の一つの実施の形態をあらわ
し、同図(a)はその射出工程時(型閉め状態)の断面
図、同図(b)はそのダイプレート後退時の断面図、同
図(c)はそん発泡工程時の断面図である。
【符号の説明】
A 射出成形装置 1 射出成形機 8,100,200,300,300' 金型 81,120,210,320,320' 固定型 82,110,220,310 可動型 83,111,222,312 可動型本体 84,112 スライド型 85,113,221,311 ダイプレート 86 油圧装置 223 底用スライド型 224,313 側壁用スライド型 K キャビティ W 成形品

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型閉めした金型内に発泡剤を含有した溶融
    樹脂を射出成形機から射出する射出工程と、射出された
    樹脂の溶融状態を保ちながら、金型のキャビティ壁面を
    後退させて金型内で樹脂を発泡させる発泡工程と、発泡
    後樹脂を金型内で冷却する冷却工程とを備える射出発泡
    成形方法において、金型のキャビティ壁面の一部を構成
    し、可動型本体内でスライド可能に設けられたスライド
    型の動きを可動型の型閉め圧により射出位置に規制した
    状態で樹脂を金型のキャビティ内に射出することを特徴
    とする射出発泡成形方法。
  2. 【請求項2】射出完了後、可動型本体と固定型とを閉合
    した状態で可動型のダイプレートを後退駆動させ、ダイ
    プレートの後退駆動力で前記スライド型をキャビティ壁
    面が後退する方向にスライドさせて樹脂を発泡させる請
    求項1に記載の射出発泡成形方法。
  3. 【請求項3】射出完了後、可動型本体と固定型とを閉合
    した状態で可動型のダイプレートを後退駆動させ、可動
    型内にスライド型のスライド空間を形成し、前記スライ
    ド型をキャビティ壁面が後退する方向にスライドさせて
    樹脂を発泡させる請求項1に記載の射出発泡成形方法。
  4. 【請求項4】発泡剤が樹脂に対して不活性なガスである
    請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の射出発泡成
    形方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102209618A (zh) * 2008-12-05 2011-10-05 埃西勒国际通用光学公司 注射模塑模设计、用于透镜模内涂层的方法和涂膜透镜
CN105328855A (zh) * 2015-12-09 2016-02-17 天津城建大学 多腔模pp细长杆注塑成型工艺

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CN102209618B (zh) * 2008-12-05 2014-05-14 埃西勒国际通用光学公司 注射模塑模设计、用于透镜模内涂层的方法和涂膜透镜
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