JP2003039477A - 射出発泡成形方法 - Google Patents
射出発泡成形方法Info
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- JP2003039477A JP2003039477A JP2001236558A JP2001236558A JP2003039477A JP 2003039477 A JP2003039477 A JP 2003039477A JP 2001236558 A JP2001236558 A JP 2001236558A JP 2001236558 A JP2001236558 A JP 2001236558A JP 2003039477 A JP2003039477 A JP 2003039477A
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- molten resin
- foaming agent
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Abstract
(57)【要約】
【課題】計量部で計量された溶融樹脂中の発泡剤含浸量
を各ショット毎にバラつきがないようにして所定の発泡
状態の成形品を安定して得ることができる射出発泡成形
方法を提供することを目的としている。 【解決手段】射出成形機のシリンダー内にてスクリュー
回転によって溶融状態になった溶融樹脂に、発泡剤を供
給して、発泡剤を溶融樹脂に混合し含浸させるととも
に、得られた発泡剤含浸溶融樹脂を計量して、金型キャ
ビティ内へ射出して発泡成形品を得る射出発泡成形方法
であって、計量開始後にシリンダー内への発泡剤の供給
を開始し、予め設定された1ショット分の発泡剤量がシ
リンダー内に供給され、シリンダー内への発泡剤の供給
を停止したのち発泡剤含有溶融樹脂を射出するようにし
た。
を各ショット毎にバラつきがないようにして所定の発泡
状態の成形品を安定して得ることができる射出発泡成形
方法を提供することを目的としている。 【解決手段】射出成形機のシリンダー内にてスクリュー
回転によって溶融状態になった溶融樹脂に、発泡剤を供
給して、発泡剤を溶融樹脂に混合し含浸させるととも
に、得られた発泡剤含浸溶融樹脂を計量して、金型キャ
ビティ内へ射出して発泡成形品を得る射出発泡成形方法
であって、計量開始後にシリンダー内への発泡剤の供給
を開始し、予め設定された1ショット分の発泡剤量がシ
リンダー内に供給され、シリンダー内への発泡剤の供給
を停止したのち発泡剤含有溶融樹脂を射出するようにし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出発泡成形方法
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】保温保冷容器として、軽量であることか
ら、発泡ポリスチレン系樹脂製容器が従来から用いられ
ている。この発泡ポリスチレン系樹脂製容器は、揮発性
発泡剤を含浸させた発泡性スチレンビーズに代表され
る、揮発性発泡剤を含浸させたポリスチレン系樹脂ビー
ズを用いる方法で製造されることが多いが、一般にポリ
スチレン系樹脂ビーズ発泡性スチレンビーズを予め予備
発泡させた後に1〜2日放置し、その後成形型に導入し
加熱発泡成形する如く、2段法を必要とし、生産性に難
点を有するものであった。
ら、発泡ポリスチレン系樹脂製容器が従来から用いられ
ている。この発泡ポリスチレン系樹脂製容器は、揮発性
発泡剤を含浸させた発泡性スチレンビーズに代表され
る、揮発性発泡剤を含浸させたポリスチレン系樹脂ビー
ズを用いる方法で製造されることが多いが、一般にポリ
スチレン系樹脂ビーズ発泡性スチレンビーズを予め予備
発泡させた後に1〜2日放置し、その後成形型に導入し
加熱発泡成形する如く、2段法を必要とし、生産性に難
点を有するものであった。
【0003】また、発泡ポリスチレン系樹脂製容器は、
剛性もしくは表面硬度が小さいので損傷を受け易く、損
傷部に汚れ等が付着し易く非衛生的であるため、再利用
のための処理がしにくくリサイクル性に乏しいという問
題があった。
剛性もしくは表面硬度が小さいので損傷を受け易く、損
傷部に汚れ等が付着し易く非衛生的であるため、再利用
のための処理がしにくくリサイクル性に乏しいという問
題があった。
【0004】他方、例えば特開平8−108440号公
報に開示されているように化学発泡剤(熱分解型発泡
剤)を用いて発泡熱可塑性樹脂製成形体を製造する場
合、化学発泡剤が人体に毒性を有する場合の多い、ま
た、製造された成形体中に未分解の発泡剤及び分解残渣
が残存するとともに、その量が一定ではないため、粉砕
してリサイクルしようとしても、粉砕品の樹脂物性が不
安定である。したがって、環境面及びリサイクル面で問
題がある。
報に開示されているように化学発泡剤(熱分解型発泡
剤)を用いて発泡熱可塑性樹脂製成形体を製造する場
合、化学発泡剤が人体に毒性を有する場合の多い、ま
た、製造された成形体中に未分解の発泡剤及び分解残渣
が残存するとともに、その量が一定ではないため、粉砕
してリサイクルしようとしても、粉砕品の樹脂物性が不
安定である。したがって、環境面及びリサイクル面で問
題がある。
【0005】そこで、二酸化炭素ガス等の環境に影響を
与えず、成形体内に残らない不活性ガスが高圧で浸透さ
れてなる溶融状態の発泡性熱可塑性樹脂を金型内に射出
した後、前記樹脂が溶融している状態で、金型キャビテ
ィの少なくとも一部拡開して熱可塑性樹脂を発泡させた
のち、熱可塑性樹脂を冷却固化させることを特徴とする
発泡成形体の製造方法を用いて製造した容器が既に提案
されている(特開2001−105447号公報)。
与えず、成形体内に残らない不活性ガスが高圧で浸透さ
れてなる溶融状態の発泡性熱可塑性樹脂を金型内に射出
した後、前記樹脂が溶融している状態で、金型キャビテ
ィの少なくとも一部拡開して熱可塑性樹脂を発泡させた
のち、熱可塑性樹脂を冷却固化させることを特徴とする
発泡成形体の製造方法を用いて製造した容器が既に提案
されている(特開2001−105447号公報)。
【0006】即ち、この製造方法によれば、得られる容
器が、内部発泡層と、この内部発泡層の周囲を被覆する
とともに、内部発泡層に比べ剛性高いスキン層とを備え
た構造となるため、表面の防汚性、剛性、耐摩耗性に優
れたものとなり、容器のリユース(再使用)を図ること
が可能となる。また、発泡剤として、環境や人体に影響
を与えないとともに、成形体内に残らない不活性ガスを
用いるようにしているので、マテリアルリサイクルも容
易なものとなる。
器が、内部発泡層と、この内部発泡層の周囲を被覆する
とともに、内部発泡層に比べ剛性高いスキン層とを備え
た構造となるため、表面の防汚性、剛性、耐摩耗性に優
れたものとなり、容器のリユース(再使用)を図ること
が可能となる。また、発泡剤として、環境や人体に影響
を与えないとともに、成形体内に残らない不活性ガスを
用いるようにしているので、マテリアルリサイクルも容
易なものとなる。
【0007】しかし、上記特開2001−105447
号公報に記載の発泡成形体の製造方法では、樹脂の計量
中たけでなく、射出中など他の工程時にもシリンダー内
にガスを連続的に供給していたため、ガスの含浸量にバ
ラつきがあり、成形品の発泡状態に問題があった。
号公報に記載の発泡成形体の製造方法では、樹脂の計量
中たけでなく、射出中など他の工程時にもシリンダー内
にガスを連続的に供給していたため、ガスの含浸量にバ
ラつきがあり、成形品の発泡状態に問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて、計量部で計量された溶融樹脂中の発泡剤
含浸量を各ショット毎にバラつきがないようにして所定
の発泡状態の成形品を安定して得ることができる射出発
泡成形方法を提供することを目的としている。
事情に鑑みて、計量部で計量された溶融樹脂中の発泡剤
含浸量を各ショット毎にバラつきがないようにして所定
の発泡状態の成形品を安定して得ることができる射出発
泡成形方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の請求項1に記載の射出発泡成形方法
(以下、「請求項1の成形方法」と記す)は、射出成形
機のシリンダー内にてスクリュー回転によって溶融状態
になった溶融樹脂に、発泡剤を供給して、発泡剤を溶融
樹脂に混合し含浸させるとともに、得られた発泡剤含浸
溶融樹脂を計量して、金型キャビティ内へ射出して発泡
成形品を得る射出発泡成形方法であって、計量開始後に
シリンダー内への発泡剤の供給を開始し、予め設定され
た1ショット分の発泡剤量がシリンダー内に供給され、
シリンダー内への発泡剤の供給を停止したのち発泡剤含
有溶融樹脂を射出するようにした。
るために、本発明の請求項1に記載の射出発泡成形方法
(以下、「請求項1の成形方法」と記す)は、射出成形
機のシリンダー内にてスクリュー回転によって溶融状態
になった溶融樹脂に、発泡剤を供給して、発泡剤を溶融
樹脂に混合し含浸させるとともに、得られた発泡剤含浸
溶融樹脂を計量して、金型キャビティ内へ射出して発泡
成形品を得る射出発泡成形方法であって、計量開始後に
シリンダー内への発泡剤の供給を開始し、予め設定され
た1ショット分の発泡剤量がシリンダー内に供給され、
シリンダー内への発泡剤の供給を停止したのち発泡剤含
有溶融樹脂を射出するようにした。
【0010】本発明の請求項2に記載の射出発泡成形方
法(以下、「請求庫2の成形方法」と記す)は、請求項
1の成形方法において、計量終了までに発泡剤の供給が
完了するように設定した。
法(以下、「請求庫2の成形方法」と記す)は、請求項
1の成形方法において、計量終了までに発泡剤の供給が
完了するように設定した。
【0011】本発明の請求項3に記載の射出発泡成形方
法(以下、「請求庫3の成形方法」と記す)は、請求項
1または請求項2の成形方法において、発泡剤として樹
脂に不活性なガスを用いるようにした。
法(以下、「請求庫3の成形方法」と記す)は、請求項
1または請求項2の成形方法において、発泡剤として樹
脂に不活性なガスを用いるようにした。
【0012】本発明で使用される樹脂としては、特に限
定されるものではないが、好ましくは、発泡に適した溶
融張力(具体的には、200℃で0.069N=7g,
以上)、伸張粘度特性を有するものであって、例えば、
ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂等のポリオ
レフィン系樹脂の他、ポリスチレン系樹脂、アクリルニ
トリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹
脂)、ポリ塩化ビニル系樹脂などが挙げられ、これらを
単独で、あるいは2種以上併用して用いることができる
が、これらの樹脂の内でも、ポリプロピレン系樹脂を用
いることがリサイクル性や物性等の点で特に好ましい。
定されるものではないが、好ましくは、発泡に適した溶
融張力(具体的には、200℃で0.069N=7g,
以上)、伸張粘度特性を有するものであって、例えば、
ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂等のポリオ
レフィン系樹脂の他、ポリスチレン系樹脂、アクリルニ
トリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹
脂)、ポリ塩化ビニル系樹脂などが挙げられ、これらを
単独で、あるいは2種以上併用して用いることができる
が、これらの樹脂の内でも、ポリプロピレン系樹脂を用
いることがリサイクル性や物性等の点で特に好ましい。
【0013】ここでいうポリプロピレン系樹脂は、ポリ
プロピレンのホモポリマーに限られず、他の共重合性モ
ノマーとのランダムコポリマーやブロックコポリマー等
の一般的なポリプロピレン、及び、メタロセンを触媒等
として得られたメタロセンポリプロピレン、またポリプ
ロピレンに長鎖分岐を持たせたもの、他成分をグラフト
重合したものも含み、これらは単独で使用されても良い
し、2種以上併用されても良い。
プロピレンのホモポリマーに限られず、他の共重合性モ
ノマーとのランダムコポリマーやブロックコポリマー等
の一般的なポリプロピレン、及び、メタロセンを触媒等
として得られたメタロセンポリプロピレン、またポリプ
ロピレンに長鎖分岐を持たせたもの、他成分をグラフト
重合したものも含み、これらは単独で使用されても良い
し、2種以上併用されても良い。
【0014】発泡剤としては、特に限定されないが、請
求項3の成形方法のように、樹脂に対して不活性なガス
(以下、「不活性ガス」と記す)を用いることが好まし
い。上記不活性ガスは、常温・常圧で気体である不活性
な無機物質であって、上記樹脂を劣化させないものであ
れば、特に限定されず使用できる。例えば、二酸化炭素
(CO2)ガス(以下、「炭酸ガス」と記す)、窒素、
アルゴン、ネオン、ヘリウム、酸素等が挙げられ、これ
らを単独で使用しても良いし、2種以上併用しても良い
が、樹脂に対する含浸度が高く、樹脂の溶融粘度の低下
が大きいため炭酸ガスを用いることが最も好ましい。
求項3の成形方法のように、樹脂に対して不活性なガス
(以下、「不活性ガス」と記す)を用いることが好まし
い。上記不活性ガスは、常温・常圧で気体である不活性
な無機物質であって、上記樹脂を劣化させないものであ
れば、特に限定されず使用できる。例えば、二酸化炭素
(CO2)ガス(以下、「炭酸ガス」と記す)、窒素、
アルゴン、ネオン、ヘリウム、酸素等が挙げられ、これ
らを単独で使用しても良いし、2種以上併用しても良い
が、樹脂に対する含浸度が高く、樹脂の溶融粘度の低下
が大きいため炭酸ガスを用いることが最も好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を、その実施の形
態をあらわす図を参照しつつ詳しく説明する。ただし、
本発明は、図示の実施形態に限定されるものではなく、
本発明の主旨を逸脱しない範囲の設計変更を含むもので
ある。図1〜図5は本発明の射出発泡成形方法に使用す
る射出成形装置の1つの実施の形態を示すものである。
態をあらわす図を参照しつつ詳しく説明する。ただし、
本発明は、図示の実施形態に限定されるものではなく、
本発明の主旨を逸脱しない範囲の設計変更を含むもので
ある。図1〜図5は本発明の射出発泡成形方法に使用す
る射出成形装置の1つの実施の形態を示すものである。
【0016】図1に示すように、射出成形装置Aは、射
出成形機1と、これに発泡剤としてのガスを送るガス注
入装置9とを備えている。
出成形機1と、これに発泡剤としてのガスを送るガス注
入装置9とを備えている。
【0017】射出成形機1は、図1および図2に示すよ
うに、シリンダー2と、その内部に配されたスクリュー
3と、シールボックス4とから主に構成され、他の部分
よりフライト間空間の内容積が大きくなるとともに上流
側よりも樹脂の送り速度が速くなっている拡大発泡剤含
浸ゾーン11がシリンダー2とスクリュー3との間に形
成されるようになっている。図1中、12は計量部、1
3は樹脂供給ホッパー、14はスクリュー駆動ユニッ
ト、15はシールボックス4の接続アームである。拡大
発泡剤含浸ゾーン11は、図2に示すように、スクリュ
ー3の先端(下流端)近く(先端からやや後端寄り、す
なわちホッパー寄り)に拡大発泡剤含浸ゾーン形成部3
1が設けられることによって形成されるようになってい
る。
うに、シリンダー2と、その内部に配されたスクリュー
3と、シールボックス4とから主に構成され、他の部分
よりフライト間空間の内容積が大きくなるとともに上流
側よりも樹脂の送り速度が速くなっている拡大発泡剤含
浸ゾーン11がシリンダー2とスクリュー3との間に形
成されるようになっている。図1中、12は計量部、1
3は樹脂供給ホッパー、14はスクリュー駆動ユニッ
ト、15はシールボックス4の接続アームである。拡大
発泡剤含浸ゾーン11は、図2に示すように、スクリュ
ー3の先端(下流端)近く(先端からやや後端寄り、す
なわちホッパー寄り)に拡大発泡剤含浸ゾーン形成部3
1が設けられることによって形成されるようになってい
る。
【0018】すなわち、拡大発泡剤含浸ゾーン形成部3
1は、スクリュー3の他の部分より、スクリュー溝が深
くなされ、且つ、前後スクリューフライト間のピッチが
大きくなされることによってシリンダー2との間に拡大
発泡剤含浸ゾーン11を形成するようになっている。シ
リンダー2は、その先端に、図1に示すように、シャッ
トオフ弁24が設けられ、後端側にホッパー13を備え
た原料樹脂供給口25が設けられている。
1は、スクリュー3の他の部分より、スクリュー溝が深
くなされ、且つ、前後スクリューフライト間のピッチが
大きくなされることによってシリンダー2との間に拡大
発泡剤含浸ゾーン11を形成するようになっている。シ
リンダー2は、その先端に、図1に示すように、シャッ
トオフ弁24が設けられ、後端側にホッパー13を備え
た原料樹脂供給口25が設けられている。
【0019】スクリュー3は、スクリューロッド3aの
内部にガス通路5を備え、スクリューロッド3aの先端
部に第1チェックリング3が外嵌され、スクリューロッ
ド3aの拡大発泡剤含浸ゾーン形成部31と可塑化部3
2との間に第2チェックリング39が外嵌されている。
可塑化部32は、図2に示すように、原料樹脂供給口2
5側から供給部、圧縮部、メルト部の3つの部分から構
成されている。
内部にガス通路5を備え、スクリューロッド3aの先端
部に第1チェックリング3が外嵌され、スクリューロッ
ド3aの拡大発泡剤含浸ゾーン形成部31と可塑化部3
2との間に第2チェックリング39が外嵌されている。
可塑化部32は、図2に示すように、原料樹脂供給口2
5側から供給部、圧縮部、メルト部の3つの部分から構
成されている。
【0020】ガス通路5は、図2〜図4に示すように、
シリンダー2外のスクリューロッド3aの後端側外壁面
に開口するガス導入口51と、スクリューロッド3aの
拡大発泡剤含浸ゾーン形成部31の外壁面に開口するガ
ス供給口52と、ガス供給口52の近傍に、図4に示す
ように、ガス供給口52からの溶融樹脂の逆流を防止す
るばね式の逆流防止弁7とを備えている。
シリンダー2外のスクリューロッド3aの後端側外壁面
に開口するガス導入口51と、スクリューロッド3aの
拡大発泡剤含浸ゾーン形成部31の外壁面に開口するガ
ス供給口52と、ガス供給口52の近傍に、図4に示す
ように、ガス供給口52からの溶融樹脂の逆流を防止す
るばね式の逆流防止弁7とを備えている。
【0021】逆流防止弁7は、図4に示すように、通
常、弁本体71がスプリング72によって閉弁方向(図
4の矢印X方向)に付勢されて閉じられた状態になって
いてガス通路5側に溶融樹脂が流入しないようになって
いるが、ガス通路5にガスが供給されて来ると、ガス圧
力によって弁本体71がスプリング72の付勢力に抗し
て開弁方向(図4の矢印Xと逆方向)に移動するように
なっている。すなわち、ガスが逆流防止弁7を通過し、
更にガス供給口52を経て、拡大発泡剤含浸ゾーン11
の溶融樹脂に供給されるようになっている。
常、弁本体71がスプリング72によって閉弁方向(図
4の矢印X方向)に付勢されて閉じられた状態になって
いてガス通路5側に溶融樹脂が流入しないようになって
いるが、ガス通路5にガスが供給されて来ると、ガス圧
力によって弁本体71がスプリング72の付勢力に抗し
て開弁方向(図4の矢印Xと逆方向)に移動するように
なっている。すなわち、ガスが逆流防止弁7を通過し、
更にガス供給口52を経て、拡大発泡剤含浸ゾーン11
の溶融樹脂に供給されるようになっている。
【0022】第1チェックリング38は、計量部12で
計量された計量樹脂が拡大発泡剤含浸ゾーン11側へ逆
流しないようにスクリューロッド3aの先端部に設けら
れている。第2チェックリング39は、拡大発泡剤含浸
ゾーン11の発泡剤含有溶融樹脂が、可塑化部32側に
逆流しないように設けられている。
計量された計量樹脂が拡大発泡剤含浸ゾーン11側へ逆
流しないようにスクリューロッド3aの先端部に設けら
れている。第2チェックリング39は、拡大発泡剤含浸
ゾーン11の発泡剤含有溶融樹脂が、可塑化部32側に
逆流しないように設けられている。
【0023】シールボックス4は、図1〜図3に示すよ
うに、環状をしていて、スクリュー3の前後進および回
転に対し,ガス導入口51との位置がずれないように、
射出成形機1の駆動ユニット14に接続アーム15を介
して固定されて、スクリュー3のガス導入口51形成部
分を囲繞している。また、シールボックス4は、ガス導
入口51が臨む位置にリング状の連通凹溝41が設けら
れているとともに、この連通凹溝41をスクリューロッ
ド3aの前後両側から挟むように、スクリューロッド3
aの酸化クロム皮膜39部分の周面に弾接し、連通凹溝
41内からのガスリークを防止するシール部材6が装着
されている。
うに、環状をしていて、スクリュー3の前後進および回
転に対し,ガス導入口51との位置がずれないように、
射出成形機1の駆動ユニット14に接続アーム15を介
して固定されて、スクリュー3のガス導入口51形成部
分を囲繞している。また、シールボックス4は、ガス導
入口51が臨む位置にリング状の連通凹溝41が設けら
れているとともに、この連通凹溝41をスクリューロッ
ド3aの前後両側から挟むように、スクリューロッド3
aの酸化クロム皮膜39部分の周面に弾接し、連通凹溝
41内からのガスリークを防止するシール部材6が装着
されている。
【0024】すなわち、シール部材6は、図7に示すよ
うに、断面略T字形をしたNBRやEPM等の合成ゴム
からなるリング状のシール本体61と、このシール本体
61のT字の縦辺部61aの両側面に沿うように配設さ
れるポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂からな
る一か所に切れ目62aが設けられた断面略C字形をし
た補強材62とから構成されている。そして、シール部
材6は、連通凹溝41の前後に設けられた収容凹溝42
に嵌まり込むように装着されていて、シール本体61の
T字の縦辺部61a先端がスクリューロッド3aの表面
に弾接し、連通凹溝41部分を気密状態に保持するよう
になっている。
うに、断面略T字形をしたNBRやEPM等の合成ゴム
からなるリング状のシール本体61と、このシール本体
61のT字の縦辺部61aの両側面に沿うように配設さ
れるポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂からな
る一か所に切れ目62aが設けられた断面略C字形をし
た補強材62とから構成されている。そして、シール部
材6は、連通凹溝41の前後に設けられた収容凹溝42
に嵌まり込むように装着されていて、シール本体61の
T字の縦辺部61a先端がスクリューロッド3aの表面
に弾接し、連通凹溝41部分を気密状態に保持するよう
になっている。
【0025】また、シールボックス4の連通凹溝41に
は、シールボックス4外に開口するガス注入装置Bから
注入される発泡剤としての炭酸ガスの注入口43が穿設
されている。ガス注入装置9は、図6に示すように、炭
酸ガスボンベ92と、液化炭酸ガスボンベ92の炭酸ガ
スを気化させるようになっているガス蒸発機92と、ガ
ス蒸発機93で気化した炭酸ガスを所定の圧力に圧縮す
るようになっているガス圧縮機94と、ガス圧縮機94
で圧縮されたガスをシールボックス4に送るガス配管9
1途中に設けられるソレノイドバルブ95と、このソレ
ノイドバルブ95を制御する制御装置96と、ガス流量
計(図示せず)を備えている。
は、シールボックス4外に開口するガス注入装置Bから
注入される発泡剤としての炭酸ガスの注入口43が穿設
されている。ガス注入装置9は、図6に示すように、炭
酸ガスボンベ92と、液化炭酸ガスボンベ92の炭酸ガ
スを気化させるようになっているガス蒸発機92と、ガ
ス蒸発機93で気化した炭酸ガスを所定の圧力に圧縮す
るようになっているガス圧縮機94と、ガス圧縮機94
で圧縮されたガスをシールボックス4に送るガス配管9
1途中に設けられるソレノイドバルブ95と、このソレ
ノイドバルブ95を制御する制御装置96と、ガス流量
計(図示せず)を備えている。
【0026】つぎに、この射出成形装置Aを用いた本発
明の射出発泡成形方法を詳しく説明する。まず、ホッパ
ー13から原料樹脂供給口32を経てシリンダー2内へ
原料樹脂を供給し、この原料樹脂をスクリュー3の回転
によって溶融混練しながらシリンダー2の先端方向へ送
り、シリンダー2先端部の計量部12で射出樹脂の計量
を開始する。
明の射出発泡成形方法を詳しく説明する。まず、ホッパ
ー13から原料樹脂供給口32を経てシリンダー2内へ
原料樹脂を供給し、この原料樹脂をスクリュー3の回転
によって溶融混練しながらシリンダー2の先端方向へ送
り、シリンダー2先端部の計量部12で射出樹脂の計量
を開始する。
【0027】一方、計量開始と同時にガス注入装置9の
制御装置96が、ソレノイドバルブ95を開き、ガス圧
縮機93で所定の圧力まで圧縮された炭酸ガスをシール
ボックス4およびガス通路5を経てガス供給口52から
拡大発泡含浸ゾーン11へ供給する。そして、ガス流量
計によってソレノイドバルブ95が開放され、シリンダ
ー2内へのガス供給が開始されてからの積算ガス供給量
を計測し、その積算ガス供給量が1ショットに必要なガ
ス供給量に達すると、制御装置96がソレノイドバルブ
95を閉じてシリンダー2内へのガスの供給を停止す
る。
制御装置96が、ソレノイドバルブ95を開き、ガス圧
縮機93で所定の圧力まで圧縮された炭酸ガスをシール
ボックス4およびガス通路5を経てガス供給口52から
拡大発泡含浸ゾーン11へ供給する。そして、ガス流量
計によってソレノイドバルブ95が開放され、シリンダ
ー2内へのガス供給が開始されてからの積算ガス供給量
を計測し、その積算ガス供給量が1ショットに必要なガ
ス供給量に達すると、制御装置96がソレノイドバルブ
95を閉じてシリンダー2内へのガスの供給を停止す
る。
【0028】計量部12に所定量の溶融樹脂が計量され
ると、スクリュー3を停止し、シャットオフ弁24を開
放し、金型(図示せず)内に炭酸ガス含浸溶融樹脂を射
出したのち、金型のキャビティ壁面を後退させ、樹脂の
溶融状態を保ちながら発泡させる。発泡後、金型内で樹
脂を冷却固化させたのち、金型を開放し成形品を金型か
ら取り出す。
ると、スクリュー3を停止し、シャットオフ弁24を開
放し、金型(図示せず)内に炭酸ガス含浸溶融樹脂を射
出したのち、金型のキャビティ壁面を後退させ、樹脂の
溶融状態を保ちながら発泡させる。発泡後、金型内で樹
脂を冷却固化させたのち、金型を開放し成形品を金型か
ら取り出す。
【0029】そして、キャビティ空間を最少状態に戻し
て金型を閉じ、上記工程を繰り返し連続して成形品を成
形するようになっている。
て金型を閉じ、上記工程を繰り返し連続して成形品を成
形するようになっている。
【0030】この射出発泡成形方法は、以上のように、
1ショット毎に、計量される溶融樹脂中に含浸されるガ
スの供給量を一定である。したがって、毎ショット、一
定のガスが含浸された発泡剤含有溶融樹脂が金型内に射
出され、毎ショット安定した品質の発泡成形品を得るこ
とができる。
1ショット毎に、計量される溶融樹脂中に含浸されるガ
スの供給量を一定である。したがって、毎ショット、一
定のガスが含浸された発泡剤含有溶融樹脂が金型内に射
出され、毎ショット安定した品質の発泡成形品を得るこ
とができる。
【0031】また、計量が終了する前に、1ショット分
の炭酸ガスの供給が完了するようになっているので、射
出サイクルを効率のよいものとすることができる。さら
に、発泡剤として樹脂に不活性な炭酸ガスを用いるよう
にしたので、樹脂を変質させたりすることなく、効率よ
く発泡させることができる。しかも、大気の汚染も極力
防止することができる。また、上記射出成形装置Aは、
計量部12より低圧の拡大発泡剤含浸ゾーン11部分で
炭酸ガスを溶融樹脂に含浸させるようにしたので、炭酸
ガスの供給圧をそれほど高くしなくても短時間で均一に
溶融樹脂中にガスを含浸させることができる。その結
果、高い生産性をもって、均質で微細な発泡成形体を提
供することができる。
の炭酸ガスの供給が完了するようになっているので、射
出サイクルを効率のよいものとすることができる。さら
に、発泡剤として樹脂に不活性な炭酸ガスを用いるよう
にしたので、樹脂を変質させたりすることなく、効率よ
く発泡させることができる。しかも、大気の汚染も極力
防止することができる。また、上記射出成形装置Aは、
計量部12より低圧の拡大発泡剤含浸ゾーン11部分で
炭酸ガスを溶融樹脂に含浸させるようにしたので、炭酸
ガスの供給圧をそれほど高くしなくても短時間で均一に
溶融樹脂中にガスを含浸させることができる。その結
果、高い生産性をもって、均質で微細な発泡成形体を提
供することができる。
【0032】本発明にかかる射出発泡成形方法は、上記
の実施の形態に限定されない。例えば、上記の実施の形
態ではガス通路5が1本であったが、複数本設け、各ガ
ス通路のガス導入口を臨む部分に個別にシールボックス
を設け、ガス供給口へのガス供給経路を個別に設けるよ
うにしても構わない。上記の実施の形態では、スクリュ
ーロッド3aにその内部を通るガス通路5を設け、この
ガス通路5を介してシリンダー2内の溶融樹脂に炭酸ガ
スを供給するようにしたが、シリンダーの壁面にガス供
給口を設け、このガス供給口からガスを供給するように
しても構わない。また、スクリューロッド側およびシリ
ンダー側の両側からガスを供給するようにしても構わな
い。上記の実施の形態では、ガス配管91の途中にガス
流量計を設け、ガス流量計で計測された積算ガス流量に
よって所定のガスが供給されたかどうかを判断するよう
にしているが、ソレノイドバルブの開放時、すなわち、
ガス供給開始からの時間をタイマーで計測し、所定の時
間が経過すると、制御装置がソレノイドバルブを閉じさ
せるようにしても構わない。
の実施の形態に限定されない。例えば、上記の実施の形
態ではガス通路5が1本であったが、複数本設け、各ガ
ス通路のガス導入口を臨む部分に個別にシールボックス
を設け、ガス供給口へのガス供給経路を個別に設けるよ
うにしても構わない。上記の実施の形態では、スクリュ
ーロッド3aにその内部を通るガス通路5を設け、この
ガス通路5を介してシリンダー2内の溶融樹脂に炭酸ガ
スを供給するようにしたが、シリンダーの壁面にガス供
給口を設け、このガス供給口からガスを供給するように
しても構わない。また、スクリューロッド側およびシリ
ンダー側の両側からガスを供給するようにしても構わな
い。上記の実施の形態では、ガス配管91の途中にガス
流量計を設け、ガス流量計で計測された積算ガス流量に
よって所定のガスが供給されたかどうかを判断するよう
にしているが、ソレノイドバルブの開放時、すなわち、
ガス供給開始からの時間をタイマーで計測し、所定の時
間が経過すると、制御装置がソレノイドバルブを閉じさ
せるようにしても構わない。
【0033】
【発明の効果】本発明にかかる射出発泡成形方法は、以
上のように構成されているので、計量部で計量された溶
融樹脂中の発泡剤含浸量を各ショット毎にバラつきがな
いようにすることができる。したがって、成形品間で発
泡状態のバラつきがなくなり、安定した品質の成形品を
精度よく得られるようになる。
上のように構成されているので、計量部で計量された溶
融樹脂中の発泡剤含浸量を各ショット毎にバラつきがな
いようにすることができる。したがって、成形品間で発
泡状態のバラつきがなくなり、安定した品質の成形品を
精度よく得られるようになる。
【0034】また、請求項2の成形方法のようにすれ
ば、計量が終了すればすぐに射出を行なう事ができ、生
産性に優れたものになる。請求項3の成形方法のように
すれば、ガスによる樹脂の劣化などがなく、より品質の
よい成形品を得ることができる。
ば、計量が終了すればすぐに射出を行なう事ができ、生
産性に優れたものになる。請求項3の成形方法のように
すれば、ガスによる樹脂の劣化などがなく、より品質の
よい成形品を得ることができる。
【図1】本発明にかかる射出発泡成形方法に使用する射
出成形装置の一つの実施の形態をあらわす断面図であ
る。
出成形装置の一つの実施の形態をあらわす断面図であ
る。
【図2】図1の射出成形装置の射出成形機部分を説明す
る断面図である。
る断面図である。
【図3】図1の射出成形装置のシールボックス部を説明
する断面図である。
する断面図である。
【図4】図1の射出成形装置のガス通路の逆止弁部分の
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図5】図1の射出成形装置のシールボックスのシール
部材をあらわし、同図(a)はその正面図、同図(b)
はその一部切欠側面図である。
部材をあらわし、同図(a)はその正面図、同図(b)
はその一部切欠側面図である。
【図6】図1の射出成形装置のガス注入装置を説明する
模式図である。
模式図である。
A 射出成形装置
1 射出成形機
2 シリンダー
3 スクリュー
Claims (3)
- 【請求項1】射出成形機のシリンダー内にてスクリュー
回転によって溶融状態になった溶融樹脂に、発泡剤を供
給して、発泡剤を溶融樹脂に混合し含浸させるととも
に、得られた発泡剤含浸溶融樹脂を計量して、金型キャ
ビティ内へ射出して発泡成形品を得る射出発泡成形方法
であって、計量開始後にシリンダー内への発泡剤の供給
を開始し、予め設定された1ショット分の発泡剤量がシ
リンダー内に供給され、シリンダー内への発泡剤の供給
を停止したのち発泡剤含有溶融樹脂を射出することを特
徴とする射出発泡成形方法。 - 【請求項2】計量終了までに発泡剤の供給が完了するよ
うに設定する請求項1に記載の射出発泡成形方法。 - 【請求項3】発泡剤が樹脂に対して不活性なガスである
請求項1または請求項2に記載の射出発泡成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001236558A JP2003039477A (ja) | 2001-08-03 | 2001-08-03 | 射出発泡成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001236558A JP2003039477A (ja) | 2001-08-03 | 2001-08-03 | 射出発泡成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003039477A true JP2003039477A (ja) | 2003-02-13 |
Family
ID=19067803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001236558A Withdrawn JP2003039477A (ja) | 2001-08-03 | 2001-08-03 | 射出発泡成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003039477A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017024333A (ja) * | 2015-07-24 | 2017-02-02 | 日立マクセル株式会社 | 射出成形方法 |
JP2021075037A (ja) * | 2020-06-16 | 2021-05-20 | 株式会社ソディック | 射出装置、射出装置のガス溶解方法および射出装置のプログラム |
-
2001
- 2001-08-03 JP JP2001236558A patent/JP2003039477A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017024333A (ja) * | 2015-07-24 | 2017-02-02 | 日立マクセル株式会社 | 射出成形方法 |
JP2021075037A (ja) * | 2020-06-16 | 2021-05-20 | 株式会社ソディック | 射出装置、射出装置のガス溶解方法および射出装置のプログラム |
JP6992127B2 (ja) | 2020-06-16 | 2022-01-13 | 株式会社ソディック | 射出装置、射出装置のガス溶解方法および射出装置のプログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080521 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20100113 |