JP2003038550A - 湿潤性付与カバー - Google Patents

湿潤性付与カバー

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JP2003038550A
JP2003038550A JP2001235217A JP2001235217A JP2003038550A JP 2003038550 A JP2003038550 A JP 2003038550A JP 2001235217 A JP2001235217 A JP 2001235217A JP 2001235217 A JP2001235217 A JP 2001235217A JP 2003038550 A JP2003038550 A JP 2003038550A
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skin
cover
epidermal
adhesive
film
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JP2001235217A
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Takehiro Morimoto
剛弘 森本
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COGIT KK
Cogit Co Ltd
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COGIT KK
Cogit Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 踵や肘などにできた角質層に湿潤性を付与
し、これによって角質層の硬化、ひび割れを防止するこ
とができるとともに、皮膚を滑らかにすることができ、
また角質層を軟化させることができる湿潤性付与カバー
を提供する。 【解決手段】 角質化した皮膚の部分を覆い、かつ気密
性を有するフィルム4が布製の表地6の裏面に貼着され
てなる被覆部材3を、角質化した皮膚を有する部位周辺
を包み込むようにして装着されるカバー本体2に縫合に
より接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、踵や踝、膝、肘、
手などの部位における角質化した皮膚に湿潤性を付与す
る湿潤性付与カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、踵や踝、膝、肘、手などの部位
の皮膚は角質化しやすく、それらの部位の皮膚が角質化
すると美容上好ましくないだけでなく、その角質化した
部分が厚肉化すると皮膚にひび割れが生じて痛くなった
り、病原菌の侵入口となったりして健康の上でも好まし
くない。そこで、従来、入浴後/中に軽石などの用具で
角質化した皮膚をこすり取るという物理的手法が行われ
たり、尿素やサリチル酸などを含むクリームを角質化し
た皮膚に塗り込んで皮膚を軟化させるという化学的手法
が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、入浴後
/中に軽石などの用具で角質化した皮膚をこすり取ると
いう物理的手法では、たとえ角質部分が湯でふやけてい
るといっても軽石などでこすり取る際に、皮膚を傷めた
り、また除去できない部分が残ってしまうという問題点
がある。一方、クリームを塗り込むという化学的方法で
は、皮膚がべたついたり、衣服を汚したりするという問
題点がある。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、踵や肘などにできた角質層に湿潤性を付与
し、これによって角質層の硬化、ひび割れを防止するこ
とができるとともに、皮膚を滑らかにすることができ、
また角質層を軟化させることができる湿潤性付与カバー
を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前記目
的を達成するために、本発明による湿潤性付与カバー
は、角質化した皮膚に湿潤性を付与するための湿潤性付
与カバーであって、少なくとも角質化した皮膚の部分を
覆う位置に、気密性を有するフィルムが配置されてなる
ことを特徴とするものである。
【0006】本発明によれば、前記フィルムによってヒ
トの新陳代謝に伴う角質層からの水分の蒸散が阻止され
て角質層が湿潤状態(ふやけた状態)にされるので、角
質層の硬化、ひび割れを防止することができるととも
に、皮膚を滑らかにすることができる。また、このよう
に角質層が湿潤状態にされることによって、角質層を容
易かつ安全、衛生的に除去することができるという効果
を奏する。
【0007】本発明において、前記フィルムが布製の表
地に接着剤を介して固着される構成とされ、このフィル
ムには皮膚表皮柔軟剤および/または皮膚表皮保湿剤が
含浸されるのが好ましい(第2発明)。このようにすれ
ば、前記フィルムに含浸された皮膚表皮柔軟剤および/
または皮膚表皮保湿剤の作用によって、角質化した細胞
を軟化させたり、長時間に亘って湿潤性を保持したりす
ることができるという効果を奏する。
【0008】また、本発明において、前記フィルムが布
製の表地に接着剤を介して固着される構成とされ、前記
接着剤には、皮膚表皮柔軟剤および/または皮膚表皮保
湿剤が含有されるとともに、前記フィルムには、前記接
着剤による接着層と連通する多数の孔が形成されるのが
好ましい(第3発明)。このようにすれば、前記接着剤
に含有された皮膚表皮柔軟剤および/または皮膚表皮保
湿剤が前記多数の孔を通じて角質化した皮膚に供給され
るので、前記第2発明と同様の作用効果を奏する。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明による湿潤性付与カ
バーの具体的な実施の形態につき、図面を参照しつつ説
明する。なお、本発明による湿潤性付与カバーは、角質
化した皮膚が何処にあるかにより、ソックス(足袋)タ
イプ、サポータータイプ(肘、膝用)、手袋タイプ、指
サックタイプなどの形態とすることができるが、いずれ
のタイプであっても、基本的な作用効果は同じであるの
で、以下に述べる実施形態では、本発明がソックスタイ
プに適用された例について説明することとする。
【0010】図1(a)には、本発明の一実施形態に係
る湿潤性付与カバーを足に装着した状態の説明図が示さ
れている。また、図1(b)には、踵被覆部材の要部縦
断面図が示されている。
【0011】本実施形態の湿潤性付与カバー1は、足に
装着した際に土踏まずより先の部分が露出するようにさ
れたソックス形のカバーであって、踝の上方部から土踏
まず近傍までの踵部分を除いた足部を被覆するように装
着されるカバー本体2と、踵部分を被覆する踵被覆部材
3とが縫合により接合されて構成されている。ここで、
前記カバー本体2を構成する素材としては、例えばナイ
ロントリコットなどの伸縮性繊維素材が用いられる。
【0012】前記踵被覆部材3は、踵部分を覆うのに必
要十分な形状と大きさとされ、ナイロントリコットなど
の伸縮性繊維素材からなる布製の表地6の裏面にポリウ
レタンフィルム4が接着剤5により貼着されて構成され
ている。ここで、接着剤5としては、バインダーに、角
質を柔らかくするための物質である尿素(本発明の皮膚
表皮柔軟剤に相当する)や、湿潤性を保持させるための
物質であるスクワラン(本発明の皮膚表皮保湿剤に相当
する)等を適宜配合して調製されたものが用いられる。
また、前記ポリウレタンフィルム4には、前記接着剤5
によって形成される接着層と連通する孔4aがフィルム
全体に万遍なく所要数穿設されている。
【0013】こうして、前記ポリウレタンフィルム4で
ヒトの新陳代謝に伴う角質層からの水分の蒸散を阻止
し、角質層を湿潤状態(ふやけた状態)にするようにさ
れる。また、そのポリウレタンフィルム4で踵部分から
の熱の放散を抑制し、その踵部分からの熱によって接着
剤5に含有される尿素やスクワラン等を溶融または溶融
気化させ、この溶融または溶融気化された尿素やスクワ
ラン等を前記孔4aを通じて踵部分の皮膚組織に供給す
るようにされている。
【0014】本実施形態において、前記踵被覆部材3
は、ナイロントリコットとポリウレタンフィルムとが尿
素、スクワラン等を含有する接着剤を介して固着されて
なる素材シートを打抜加工機で踵部分を被覆するような
形状と大きさに打ち抜くことによって製造される。ま
た、本実施形態では、素材シートを打ち抜く際に使用さ
れる打抜き型に針状部材が装着されており、素材シート
を所望の形状に打抜くと同時に前記孔4aを形成するこ
とができるようにされている。
【0015】以上述べたように構成される本実施形態の
湿潤性付与カバー1では、ポリウレタンフィルム4が踵
部分における角質層の水分の蒸散を阻止しその角質層を
湿潤状態(ふやけた状態)にすることで、角質層の硬
化、ひび割れを防止するとともに、皮膚を滑らかにす
る。また、このように角質層を湿潤状態にすることによ
って、角質層の容易かつ安全、衛生的な除去が可能とな
る。また、そのポリウレタンフィルム4を介して伝熱さ
れた踵部分の熱によって接着剤5に含有される尿素やス
クワラン等を溶融または溶融気化し、この溶融または溶
融気化された尿素やスクワラン等を孔4aを通じて角質
化した細胞に供給して、角質化した細胞を軟化させた
り、長時間に亘って湿潤性を保持させたりする。
【0016】本実施形態の変形例としては、前記ポリウ
レタンフィルム4に代えて、尿素等の皮膚表皮柔軟剤お
よび/またはスクワラン等の皮膚表皮保湿剤を含浸させ
たポリウレタンフィルムを採用した例が挙げられる。こ
のような構成によっても、角質層を湿潤状態(ふやけた
状態)にすることができるとともに、尿素やスクワラン
等を角質化した細胞に供給することができるので、本実
施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0017】本変形例においては、尿素等の皮膚表皮柔
軟剤および/またはスクワラン等の皮膚表皮保湿剤がポ
リウレタンフィルムに含浸される構成とされているの
で、本実施形態における孔4aを設けなくても所望の効
果を得ることができるのは言うまでもない。しかしなが
ら、フィルムに含浸された皮膚表皮柔軟剤および/また
は皮膚表皮保湿剤の角質化細胞への供給を助長するとい
う目的で、本実施形態における孔4aに相当する孔を設
けても良い。また、本変形例において用いられるフィル
ム固着用接着剤は、本実施形態における接着剤5のよう
に皮膚表皮柔軟剤および/または皮膚表皮保湿剤を含有
してなる接着剤であっても良く、また皮膚表皮柔軟剤お
よび/または皮膚表皮保湿剤を含有しない通常の接着剤
であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の一実施形態に係る湿潤
性付与カバーを足に装着した状態の説明図であり、図1
(b)は、踵被覆部材の要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 湿潤性付与カバー 2 カバー本体 3 踵被覆部材 4 ポリウレタンフィルム 4a 孔 5 接着剤 6 表地

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角質化した皮膚に湿潤性を付与するため
    の湿潤性付与カバーであって、少なくとも角質化した皮
    膚の部分を覆う位置に、気密性を有するフィルムが配置
    されてなることを特徴とする湿潤性付与カバー。
  2. 【請求項2】 前記フィルムが布製の表地に接着剤を介
    して固着される構成とされ、このフィルムには皮膚表皮
    柔軟剤および/または皮膚表皮保湿剤が含浸される請求
    項1に記載の湿潤性付与カバー。
  3. 【請求項3】 前記フィルムが布製の表地に接着剤を介
    して固着される構成とされ、前記接着剤には、皮膚表皮
    柔軟剤および/または皮膚表皮保湿剤が含有されるとと
    もに、前記フィルムには、前記接着剤による接着層と連
    通する多数の孔が形成される請求項1に記載の湿潤性付
    与カバー。
JP2001235217A 2001-08-02 2001-08-02 湿潤性付与カバー Pending JP2003038550A (ja)

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