JP2003037949A - 非接触電力伝達装置 - Google Patents

非接触電力伝達装置

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JP2003037949A
JP2003037949A JP2001225472A JP2001225472A JP2003037949A JP 2003037949 A JP2003037949 A JP 2003037949A JP 2001225472 A JP2001225472 A JP 2001225472A JP 2001225472 A JP2001225472 A JP 2001225472A JP 2003037949 A JP2003037949 A JP 2003037949A
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coil
voltage
power
signal transmission
secondary coil
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JP2001225472A
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Takeshi Kojima
猛 児島
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電力供給部と負荷部との磁気的な結合状態が不
十分であっても安定した電力伝達を可能とする。 【解決手段】信号伝達用1次コイルNf1は、電力伝達
用2次コイルNm2と磁気的に結合された電圧源コイル
Nvと負荷23との直列回路に並列接続されている。而
して、信号伝達用1次コイルNf1には電圧源コイルN
vに応じた電圧が誘起され、負荷部20が電力供給部1
0の所定位置から若干ずれて配置された場合や電力伝達
用1次コイルNm1と電力伝達用2次コイルNm2との
密着度合いが充分でない場合においても、スイッチング
素子FET1を駆動するのに充分な電圧を信号伝達用2
次コイルNm2からバイアス電圧VBに重畳させて自励
発振回路を安定して発振させることができる。その結
果、電力供給部10と負荷部20との磁気的な結合状態
が不十分であっても安定した電力伝達が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源部側の電力伝
達用1次コイルと負荷部側の電力伝達用2次コイルとの
間で電磁誘導によって非接触で電力を伝達する非接触電
力伝達装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の非接触電力伝達装置とし
て、本出願人は図8に示すような回路構成のものを提案
している(特開平11−178249号公報参照)。こ
の従来装置は、互いに分離して形成された電力供給部1
0と負荷部20とを備え、電力供給部10に負荷部20
が着脱可能に構成されている。
【0003】まず、電力供給部10の回路構成について
説明する。電力供給部10は、直流電源E1や電力伝達
用1次コイルNm1などを備え、自励式C級共振型イン
バータを構成し、負荷部20が装着されると電磁誘導に
より負荷部20に電力を供給するものである。直流電源
E1及び電源スイッチS1からなる直列回路には、起動
抵抗R1及びコンデンサC1からなる直列回路が並列に
接続されている。この起動抵抗R1及びコンデンサC1
からなる直列回路によって、バイアス回路が構成されて
おり、起動抵抗R1とコンデンサC1の接続点には、コ
ンデンサC1の充電電圧によるバイアス電圧VC1が発生
するようになっている。
【0004】また、直流電源E1及び電源スイッチS1
からなる直列回路には、電力伝達用1次コイルNm1及
びスイッチング素子FET1からなる直列回路が並列に
接続されている。電力伝達用1次コイルNm1には、コ
ンデンサC2が並列接続されており、共振回路が構成さ
れている。信号伝達用2次コイルNf2は、起動抵抗R
1とコンデンサC1の接続点、すなわちバイアス電圧V
C1の発生点とスイッチング素子FET1のゲートとの間
に接続され、帰還コイルを兼用している。而して、上記
共振回路、スイッチング素子FET1及び信号伝達用2
次コイルNf2によって、自励発振回路が構成されてい
る。なお、起動抵抗R1とコンデンサC1の接続点にダ
イオードD1のアノードが接続され、ダイオードD1の
カソードは、スイッチング素子FET1のドレインに接
続されている。このダイオードD1は、発振安定のため
のバイアス制御回路を構成している。
【0005】次に、負荷部20の回路構成について説明
する。負荷部20は、電力伝達用2次コイルNm2、信
号伝達用1次コイルNf1、整流回路21及び負荷22
を備えている。整流回路21は、電磁誘導により電力伝
達用2次コイルNm2に誘起される電圧を整流するもの
である。負荷22は、モータなどからなり、整流回路2
1により整流された電圧によって駆動されるものであ
る。信号伝達用1次コイルNf1は、電力伝達用2次コ
イルNm2に並列に接続されている。すなわち、信号伝
達用1次コイルNf1は、電力伝達用2次コイルNm2
に電気的に結合されている。これによって、電力伝達用
2次コイルNm2の両端間に電圧が誘起されると、信号
伝達用1次コイルNf1の両端間にも電圧が発生するこ
ととなる。
【0006】次に、図9を参照して各コイルの配置につ
いて説明する。なお、図9には示していないが、電力供
給部10及び負荷部20は、例えば案内構造を有する
等、負荷部20の電力供給部10への装着が特定位置と
なるように構成されている。電力供給部10の電力伝達
用1次コイルNm1と、負荷部20の電力伝達用2次コ
イルNm2とは、負荷部20が電力供給部10に装着さ
れたときに、互いに対向するようにそれぞれ配置されて
いる。また、電力供給部10の信号伝達用2次コイルN
f2は、電力伝達用1次コイルNm1が巻かれているト
ランス用ポットコアK1の外側、すなわち電力伝達用1
次コイルNm1による磁束ループ、及び、電力伝達用1
次、2次コイルNm1,Nm2のトランスによる磁束ル
ープの外側に配置されている。また、負荷部20の信号
伝達用1次コイルNf1は、電力供給部10に負荷部2
0が装着されたときに電力供給部10の信号伝達用2次
コイルNf2に対向する位置、すなわち電力伝達用2次
コイルNm2が巻かれているトランス用ポットコアK2
の外側に配置されている。
【0007】これによって、信号伝達用2次コイルNf
2は、電力伝達用1次、2次コイルNm1,Nm2のト
ランスにより形成される磁束ループの外側に配置される
ことで、すなわちその内側で磁束が打ち消しあうことと
なり、信号伝達用2次コイルNf2に磁束が鎖交しない
ので、電力伝達用1次コイルNm1が発生する磁束によ
って信号伝達用2次コイルNf2に起電力が発生するこ
とはない。すなわち、信号伝達用2次コイルNf2と電
力伝達用1次コイルNm1とは、電気的にも磁気的にも
結合されていない、あるいはその結合状態が無視できる
程度(漏れ磁束分)になっている。
【0008】一方、電力供給部10に負荷部20が装着
されると、電力伝達用1次コイルNm1と電力伝達用2
次コイルNm2、信号伝達用1次コイルNf1と信号伝
達用2次コイルNf2は、それぞれ磁気的に結合される
こととなる。
【0009】次に、負荷部20が電力供給部10に装着
されている場合の動作について説明する。
【0010】電源スイッチS1がオンされると、直流電
源E1により起動抵抗R1を介してコンデンサC1が充
電される。このとき、電力供給部10の信号伝達用2次
コイルNf2には電圧が発生していないため、スイッチ
ング素子FET1のゲート電圧Vgはバイアス電圧VC1
に等しい。ゲート電圧Vgが上昇していって、スイッチ
ング素子FET1をオンできるスレショルド電圧に達す
ると、スイッチング素子FET1はオンになり、これに
よってドレイン電圧Vdは、ほぼアース電位になる。こ
のとき、コンデンサC2の共振電圧VC2は直流電源E1
の電圧にほぼ等しくなり、電力供給部10の電力伝達用
1次コイルNm1には、ほぼ単調に増加するコイル電流
L1が流れ始める。
【0011】電力供給部10の電力伝達用1次コイルN
m1にコイル電流IL1が流れると、負荷部20の電力伝
達用2次コイルNm2にも、電磁誘導の作用により電圧
が誘起され、これによって、電気的に接続されている負
荷部20の信号伝達用1次コイルNf1にも電圧が発生
する。この発生電圧によって、負荷部20の信号伝達用
1次コイルNf1と磁気的に結合している電力供給部1
0の信号伝達用2次コイルNf2にも、電磁誘導の作用
により電圧Vnf2が誘起される。このとき、ゲート電圧
gはVC1+Vnf2となるので、スイッチング素子FET
1は安定したオン状態になる。
【0012】一方、ドレイン電圧Vdがほぼアース電位
になったため、ダイオードD1及びスイッチング素子F
ET1のオン抵抗を介してコンデンサC1の電荷が放電
されるので、バイアス電圧VC1は低下する。なお、この
放電電流はその電流が流れる経路の抵抗値に依存するの
で、放電時間を長くしたい場合には、ダイオードD1に
直列に抵抗素子を挿入すればよい。
【0013】コンデンサC1の放電によってバイアス電
圧VC1は徐々に低下し、それに応じてゲート電圧Vg
低下する。そして、ゲート電圧Vgがスイッチング素子
FET1をオフにさせるスレショルド電圧まで低下する
と、スイッチング素子FET1のオン抵抗が増大し始
め、これによってドレイン電圧Vdが増大する。ドレイ
ン電圧Vdが増大すると、コンデンサC2、すなわち電
力伝達用1次コイルNm1の共振電圧VC2が低下する。
これに応じて、電力伝達用2次コイルNm2の誘起電圧
も低下し始めるので、信号伝達用1次コイルNf1の発
生電圧も低下し始める。これによって、更に信号伝達用
2次コイルNf2の誘起電圧Vnf2も低下し始めるた
め、ゲート電圧Vgは更に低下する。この結果、スイッ
チング素子FET1は急速にオフ状態に移行する。
【0014】その結果、コンデンサC2の共振電圧VC2
は、コンデンサC2と電力伝達用1次コイルNm1との
共振作用により正弦波状となり、電力伝達用1次コイル
Nm1に流れるコイル電流IL1も正弦波状になる。
【0015】ドレイン電圧Vdとバイアス電圧VC1との
関係がVd>VC1となる期間においては、ドレイン電圧
dによるコンデンサC1の充電は、ダイオードD1に
よって阻止されているが、起動抵抗R1を介する直流電
源E1からコンデンサC1への充電電流は常に流れてお
り、バイアス電圧VC1が上昇する。コンデンサC2の共
振電圧VC2が1サイクル終了近くになるとドレイン電圧
dはアース電位に近づき、そのときの電力伝達用1次
コイルNm1の誘起電圧によって、電力伝達用2次コイ
ルNm2、信号伝達用1次コイルNf1及び信号伝達用
2次コイルNf2からなるフィードバックループで信号
伝達用2次コイルNf2の発生電圧Vnf2が増加し、こ
の結果、ゲート電圧Vgが上昇して、再びスイッチング
素子FET1をオンにさせる。
【0016】以上の動作が繰り返されて発振が継続し、
電力供給部10から負荷部20に電力が供給されること
となる。
【0017】次に、負荷部20が電力供給部10に装着
されていない場合の動作について説明する。
【0018】電源スイッチS1がオンされると、負荷部
20が装着されている場合と同様に、直流電源E1によ
り起動抵抗R1を介してコンデンサC1が充電される。
このとき電力供給部10の信号伝達用2次コイルNf2
には電圧が発生していないため、スイッチング素子FE
T1のゲート電圧Vgは、バイアス電圧VC1に等しい。
ゲート電圧Vgが上昇していって、スイッチング素子F
ET1をオンできるスレショルド電圧に達すると、スイ
ッチング素子FET1はオンになり、これによってドレ
イン電圧Vdは、ほぼアース電位になる。このとき、コ
ンデンサC2の共振電圧VC2は直流電源E1の電圧にほ
ぼ等しくなり、電力供給部10の電力伝達用1次コイル
Nm1には、ほぼ単調に増加するコイル電流IL1が流れ
始める。しかし、負荷部20が装着されていないので、
電力伝達用1次コイルNm1、電力伝達用2次コイルN
m2、信号伝達用1次コイルNf1及び信号伝達用2次
コイルNf2からなるフィードバックループが構成され
ておらず、信号伝達用2次コイルNf2の両端には電圧
が発生しない。
【0019】このため、スイッチング素子FET1が一
旦オンになっても、直ぐにダイオードD1を介する放電
によりバイアス電圧VC1が低下するので、スイッチング
素子FET1をオンさせるのに必要なゲート電圧Vg
保持することができず、スイッチング素子FET1は直
ぐにオフになり、共振電圧VC2は減衰振動によって直ぐ
に低下してしまう。
【0020】そして、起動抵抗R1を介する直流電源E
1からコンデンサC1への充電によって、バイアス電圧
C1がスイッチング素子FET1をオンにさせるゲート
電圧Vgに上昇するまで発振は停止したままとなる。従
って、電力供給部10に負荷部20が装着されていない
ときには、電力供給部10における発振動作は間欠発振
となる。
【0021】このように、自励発振回路のフィードバッ
クループの経路を電力供給部10から外部の負荷部20
側へ一旦出して、再び電力供給部10内へ戻すように構
成することにより、電力供給部10に負荷部20が装着
されていない状態ではフィードバックループが形成され
ず、これによって電力供給部10における自励発振が間
欠発振となり、電力供給部10の電力損失は、ほとんど
無視できるレベルにすることができる。また、金属製の
異物等が電力供給部10の近傍に置かれた場合でも、誘
導加熱などによる当該異物の発熱を防止することができ
る。
【0022】特に、起動抵抗R1及びコンデンサC1の
定数を適宜の値に設定することにより、例えば負荷部2
0の電力供給部10への装着状態における発振周期10μ
sec程度に対し、非装着状態における間欠周期を数百mse
c程度に設定可能である。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来装置
では、信号伝達用1次コイルNf1が電力伝達用2次コ
イルNm2と電気的に結合されているが、信号伝達用1
次コイルNf1には電力伝達用2次コイルNm2に発生
する電圧レベル以上の電圧は発生せず、従って、信号伝
達用2次コイルNf2に発生する電圧はコイルNf2の
自己インダクタンスと信号伝達用1次コイルNf1との
磁気的結合強度とによって決まるため、ある程度限度が
ある。
【0024】一方、信号伝達用1次コイルNf1が電力
伝達用2次コイルNm2と磁気的に結合されている場
合、信号伝達用1次コイルNf1は信号伝達用2次コイ
ルNf2と対向させる必要があるが、信号伝達用2次コ
イルNf2は電力伝達用1次コイルNm1が形成する磁
束経路を外れた位置にあるので、信号伝達用1次コイル
Nf1は電力伝達用2次コイルとの磁気的結合度が低
く、漏れ磁束程度の磁束しか利用できないために信号伝
達用1次コイルNf1に発生可能な電圧をあまり大きく
することができない。
【0025】而して、電力伝達用2次コイルNm2に発
生する電圧があまり大きくなく、信号伝達用1次コイル
Nf1に発生可能な電圧がスイッチング素子FET1の
スレショルド電圧に対して余裕が取れない場合、負荷部
20と電力供給部10の装着状態が不十分になる(例え
ば、位置ずれや密着不足など)と、信号伝達用1次コイ
ルNf1に発生可能な電圧がスイッチング素子FET1
のスレショルド電圧に達せず、自励発振回路が連続発振
できなくなる虞がある。これに対して信号伝達用1次コ
イルNf1に発生可能な電圧を大きくするためには、信
号伝達用1次コイルNf1が電力伝達用2次コイルNm
2と磁気的に結合されている場合においては信号伝達用
1次コイルNf1の巻数を多くしなければならず、信号
伝達用1次コイルNf1が大型化し、コストアップにな
るという問題が生じる。
【0026】本発明は上記事情に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、電力供給部と負荷部と
の磁気的な結合状態が不十分であっても安定した電力伝
達が可能な非接触電力伝達装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、電力伝達用1次コイルを内蔵し
た電力供給部の所定位置に電力伝達用2次コイルを内蔵
した負荷部が配置された状態において電力伝達用1次コ
イルから電力伝達用2次コイルへ電磁誘導により非接触
で電力を供給する非接触電力伝達装置であって、電力供
給部は、直流電源と、電力伝達用1次コイルと、制御端
子に印加されるバイアス電圧がスレショルド電圧を超え
たときにオンして直流電源から電力伝達用1次コイルに
電流を流すスイッチング素子を具備した自励発振回路
と、スイッチング素子の制御端子にバイアス電圧を与え
るバイアス回路と、負荷部側からの信号を受信するとと
もに受信した信号レベルに応じた電圧をバイアス電圧に
重畳する信号伝達用2次コイルとを備え、負荷部は、電
力供給部の所定位置に配置した状態で電力伝達用1次コ
イルに磁気的に結合する電力伝達用2次コイルと、電力
伝達用2次コイルと磁気的に結合された電圧源コイル
と、電圧源コイルに電気的に接続され上記状態で信号伝
達用2次コイルに磁気的に結合する信号伝達用1次コイ
ルとを備え、上記状態で電力伝達用1次コイルと電力伝
達用2次コイルの間を往復し且つ信号伝達用1次コイル
並びに信号伝達用2次コイルと鎖交する磁束の総和が略
ゼロとなるように上記各コイルを配置したことを特徴と
し、信号伝達用1次コイルには電力伝達用2次コイルと
磁気的に結合された電圧源コイルに応じた電圧を誘起さ
せ、負荷部が電力供給部の所定位置から若干ずれて配置
された場合や電力伝達用1次コイルと電力伝達用2次コ
イルとの密着度合いが充分でない場合においても、スイ
ッチング素子を駆動するのに充分な電圧を信号伝達用2
次コイルからバイアス電圧に重畳させて自励発振回路を
安定して発振させることができ、電力供給部と負荷部と
の磁気的な結合状態が不十分であっても安定した電力伝
達が可能となる。しかも、信号伝達用2次コイルに誘起
される電圧を大きくするために信号伝達用1次コイルの
寸法を大きくしたり巻数を増加する必要がなく、装置の
大型化及びコストアップを抑えることができる。
【0028】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、信号伝達用1次コイルに共振用のコンデンサを直列
又は並列に接続したことを特徴とし、コンデンサとの共
振動作によって信号伝達用1次コイルに誘起される電圧
を増大することができ、信号伝達用1次コイルの巻数を
減らしても自励発振回路を安定して発振させることがで
きる。
【0029】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、信号伝達用2次コイルに共振用のコンデンサ
を直列又は並列に接続したことを特徴とし、コンデンサ
との共振動作によって信号伝達用2次コイルに誘起され
る電圧を増大することができ、自励発振回路をさらに安
定して発振させることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は本実施形態
を示す回路図、図2は電力供給部10並びに負荷部20
の各コイルの配置を示す図である。但し、本実施形態の
基本的な回路構成は従来例と共通であるから、共通する
構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、本実施
形態の特徴となる構成についてのみ説明する。
【0031】図1に示すように、電力供給部10の回路
構成は従来例と同一であって、図示しない抵抗とコンデ
ンサの直列回路によってバイアス回路11が構成されて
いる。
【0032】一方、負荷部20においては、信号伝達用
1次コイルNf1が電力伝達用2次コイルNm2から電
気的且つ磁気的に切り離され、電力伝達用2次コイルN
m2と磁気的に結合された電圧源コイルNvと抵抗など
の負荷23との直列回路に信号伝達用1次コイルNf1
が並列接続されている。
【0033】ここで、図2を参照して各コイルの具体的
な配置構造を説明する。信号伝達用2次コイルNf2は
電力伝達用1次コイルNm1が巻回されたトランス用U
型コアK1の外側、すなわち、電力伝達用1次コイルN
m1による磁束、並びに電力伝達用1次コイルと電力伝
達用2次コイルの間を往復する磁束と鎖交する総和が略
ゼロとなる位置に配置されている。また、電力伝達用2
次コイルNm2と電圧源コイルNvとがトランス用U型
コアK2に巻回され、信号伝達用1次コイルNf1はト
ランス用U型コアK2の外側、すなわち、電力伝達用1
次コイルと電力伝達用2次コイルの間を往復する磁束と
鎖交する総和が略ゼロとなる位置に配置されている。し
たがって、信号伝達用1次コイルNf1並びに信号伝達
用2次コイルNf2は、それぞれ電力伝達用2次コイル
Nm2及び電力伝達用1次コイルNm1と磁気的に結合
されず、電力伝達用2次コイルNm2及び電力伝達用1
次コイルNm1に発生する磁束によって起電力が誘起さ
れることはない。つまり、信号伝達用2次コイルNf2
と電力伝達用1次コイルNm1とは電気的にも磁気的に
も結合されていない、あるいはその結合分が無視できる
程度(漏れ磁束分)になっている。なお、図示は省略し
ているが、電力供給部10及び負荷部20は、例えば案
内構造等により、電力供給部10の所定位置に配置(装
着)されるように構成されている。
【0034】次に、図1並びに図3を参照して、電力供
給部10の所定位置に負荷部20が配置(装着)されて
いる場合の動作を説明する。なお、図3は負荷部20の
装着状態における電力供給部10の各部の波形を示して
いる。
【0035】電源スイッチS1がオンされると、直流電
源E1によりバイアス回路11の起動抵抗(図示せず)
を介してコンデンサ(図示せず)が充電される。このと
き、電力供給部10の信号伝達用2次コイルNf2には
電圧が発生していないため、スイッチング素子FET1
のゲート電圧Vgはバイアス電圧VB(上記コンデンサの
両端電圧)に等しい。ゲート電圧Vgが上昇していっ
て、スイッチング素子FET1をオンできるスレショル
ド電圧に達すると、スイッチング素子FET1はオンに
なり、これによってドレイン電圧Vdは、ほぼアース電
位になる。このとき、コンデンサC2の共振電圧VC2
直流電源E1の電圧にほぼ等しくなり、電力供給部10
の電力伝達用1次コイルNm1には、ほぼ単調に増加す
るコイル電流IL1が流れ始める。
【0036】電力供給部10の電力伝達用1次コイルN
m1にコイル電流IL1が流れると、負荷部20の電力伝
達用2次コイルNm2にも電磁誘導の作用により電圧が
誘起され、電力伝達用2次コイルNm2と磁気的に結合
されている電圧源コイルNvにも電圧が誘起されるか
ら、電圧源コイルNvと電気的に接続されている負荷側
20の信号伝達用1次コイルNf1にも電圧が発生す
る。この発生電圧によって、負荷部20の信号伝達用1
次コイルNf1と磁気的に結合している電力供給部10
の信号伝達用2次コイルNf2にも、電磁誘導の作用に
より電圧Vnf2が誘起される。このとき、信号伝達用2
次コイルNf2に誘起される電圧Vnf2は、電圧源コイ
ルNvの設定(巻数など)に応じて、スイッチング素子
FET1のスレショルド電圧に対して充分大きな電圧に
設定可能である。よって、ゲート電圧VgはVC1+Vnf2
となるので、スイッチング素子FET1は安定したオン
状態になる。
【0037】一方、ドレイン電圧Vdがほぼアース電位
になったため、ダイオードD1及びスイッチング素子F
ET1のオン抵抗を介してバイアス回路11のコンデン
サの電荷が放電されるので、バイアス電圧VBは低下す
る。
【0038】上記コンデンサの放電によってバイアス電
圧VBは徐々に低下し、それに応じてゲート電圧Vgも低
下する。そして、ゲート電圧Vgがスイッチング素子F
ET1をオフにさせるスレショルド電圧まで低下する
と、スイッチング素子FET1のオン抵抗が増大し始
め、これによってドレイン電圧Vdが増大する。ドレイ
ン電圧Vdが増大すると、コンデンサC2、すなわち電
力伝達用1次コイルNm1の共振電圧VC2が低下する。
これに応じて、電力伝達用2次コイルNm2の誘起電圧
も低下し始めるので、信号伝達用1次コイルNf1の発
生電圧も低下し始める。これによって、更に信号伝達用
2次コイルNf2の誘起電圧Vnf2も低下し始めるた
め、ゲート電圧Vgは更に低下する。この結果、スイッ
チング素子FET1は急速にオフ状態に移行する。
【0039】その結果、コンデンサC2の共振電圧VC2
は、コンデンサC2と電力伝達用1次コイルNm1との
共振作用により正弦波状となり、電力伝達用1次コイル
Nm1に流れるコイル電流IL1も正弦波状になる。
【0040】ドレイン電圧Vdとバイアス電圧VBとの関
係がVd>VBとなる期間においては、ドレイン電圧Vd
によるコンデンサの充電は、ダイオードD1によって阻
止されているが、起動抵抗を介する直流電源E1からコ
ンデンサへの充電電流は常に流れており、バイアス電圧
Bが上昇する。コンデンサC2の共振電圧VC2が1サ
イクル終了近くになるとドレイン電圧Vdはアース電位
に近づき、そのときの電力伝達用1次コイルNm1の誘
起電圧によって、電力伝達用2次コイルNm2、信号伝
達用1次コイルNf1及び信号伝達用2次コイルNf2
からなるフィードバックループで信号伝達用2次コイル
Nf2の発生電圧Vnf2が増加し、この結果、ゲート電
圧Vgが上昇して、再びスイッチング素子FET1をオ
ンにさせる。
【0041】以上の動作が繰り返されて自励発振回路の
発振が継続し、電力供給部10から負荷部20に電力が
供給されることとなる。
【0042】次に、図1及び図4を参照して負荷部20
が電力供給部10に装着されていない場合の動作につい
て説明する。なお、図4は負荷部20の非装着状態にお
ける電力供給部10の各部の波形を示している。
【0043】電源スイッチS1がオンされると、負荷部
20が装着されている場合と同様に、直流電源E1によ
り起動抵抗を介してコンデンサが充電される。このとき
電力供給部10の信号伝達用2次コイルNf2には電圧
が発生していないため、スイッチング素子FET1のゲ
ート電圧Vgは、バイアス電圧VBに等しい。ゲート電圧
gが上昇していって、スイッチング素子FET1をオ
ンできるスレショルド電圧に達すると、スイッチング素
子FET1はオンになり、これによってドレイン電圧V
dは、ほぼアース電位になる。このとき、コンデンサC
2の共振電圧VC 2は直流電源E1の電圧にほぼ等しくな
り、電力供給部10の電力伝達用1次コイルNm1に
は、ほぼ単調に増加するコイル電流IL1が流れ始める。
しかし、負荷部20が装着されていないので、電力伝達
用1次コイルNm1、電力伝達用2次コイルNm2、信
号伝達用1次コイルNf1及び信号伝達用2次コイルN
f2からなるフィードバックループが構成されておら
ず、信号伝達用2次コイルNf2の両端には電圧が発生
しない。
【0044】このため、スイッチング素子FET1が一
旦オンになっても、直ぐにダイオードD1を介する放電
によりバイアス電圧VBが低下するので、スイッチング
素子FET1をオンさせるのに必要なゲート電圧Vg
保持することができず、スイッチング素子FET1は直
ぐにオフになり、共振電圧VC2は減衰振動によって直ぐ
に低下してしまう。
【0045】そして、起動抵抗を介する直流電源E1か
らコンデンサへの充電によって、バイアス電圧VBがス
イッチング素子FET1をオンにさせるゲート電圧Vg
に上昇するまで発振は停止したままとなる。従って、電
力供給部10に負荷部20が装着されていないときに
は、電力供給部10における発振動作は間欠発振とな
る。したがって、従来例と同様に電力供給部10に負荷
部20が装着されていない状態ではフィードバックルー
プが形成されず、これによって電力供給部10における
自励発振が間欠発振となり、電力供給部10の電力損失
は、ほとんど無視できるレベルにすることができる。ま
た、金属製の異物等が電力供給部10の近傍に置かれた
場合でも、誘導加熱などによる当該異物の発熱を防止す
ることができる。
【0046】而して、本実施形態は上述のように構成し
たものであるから、信号伝達用1次コイルNf1には電
力伝達用2次コイルNm2と磁気的に結合された電圧源
コイルNvに応じた電圧が誘起され、負荷部20が電力
供給部10の所定位置から若干ずれて配置された場合や
電力伝達用1次コイルNm1と電力伝達用2次コイルN
m2との密着度合いが充分でない場合においても、スイ
ッチング素子FET1を駆動するのに充分な電圧を信号
伝達用2次コイルNm2からバイアス電圧VBに重畳さ
せて自励発振回路を安定して発振させることができ、電
力供給部10と負荷部20との磁気的な結合状態が不十
分であっても安定した電力伝達が可能となる。しかも、
電力伝達用1次コイルNm1から発生する磁束と鎖交す
る総和が略ゼロとなるように信号伝達用2次コイルNf
2を配置する必要上、信号伝達用2次コイルNf2に大
きな電圧を誘起させる場合に、コアK1の外側に配置す
ると寸法が大きくなり、コアK1の内側に配置するには
コアK1の寸法がある程度大きくなければならないが、
本実施形態によれば、信号伝達用2次コイルNf2に誘
起される電圧を大きくするために信号伝達用1次コイル
Nf1の寸法を大きくしたり巻数を増加する必要がな
く、装置の大型化及びコストアップを抑えることができ
る。なお、本実施形態では自励発振回路のスイッチング
素子として電界効果トランジスタを例示したが、これに
限定する趣旨ではなく、バイポーラトランジスタやその
他のスイッチング機能を有する素子を用いても良い。
【0047】(実施形態2)図5は本実施形態を示す回
路図である。但し、本実施形態の基本構成は実施形態1
と共通であるから、共通する構成要素には同一の符号を
付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる構成につ
いてのみ説明する。
【0048】本実施形態は、負荷部20の信号伝達用1
次コイルNf1に共振用のコンデンサCf1を並列に接
続した点に特徴がある。但し、本実施形態の動作は実施
形態1と共通であるから説明は省略する。
【0049】而して、信号伝達用1次コイルNf1に共
振用のコンデンサCf1を並列に接続したことにより、
コンデンサCf1との共振動作によって信号伝達用1次
コイルNf1に誘起される電圧を増大することができ、
信号伝達用1次コイルNf1の巻数を減らしても電力供
給部10の自励発振回路を安定して発振させることがで
きる。
【0050】なお、図6に示すように共振用のコンデン
サCf1を信号伝達用1次コイルNf1に直列に接続し
ても同様の効果を奏し得る。この場合、負荷23は省略
しても良い。
【0051】(実施形態3)図7は本実施形態を示す回
路図である。但し、本実施形態の基本構成は実施形態1
と共通であるから、共通する構成要素には同一の符号を
付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる構成につ
いてのみ説明する。
【0052】本実施形態は、電力供給部10の信号伝達
用2次コイルNf2に共振用のコンデンサCf2を並列
に接続した点に特徴がある。但し、本実施形態の動作は
実施形態1と共通であるから説明は省略する。
【0053】而して、信号伝達用2次コイルNf2に共
振用のコンデンサCf2を接続したことにより、コンデ
ンサCf2との共振動作によって信号伝達用2次コイル
Nf2に誘起される電圧を増大することができ、自励発
振回路をさらに安定して発振させることができる。な
お、本実施形態においても実施形態2と同様に信号伝達
用1次コイルNf1に共振用のコンデンサCf1を接続
する構成とすれば、信号伝達用2次コイルNf2に誘起
される電圧をさらに増大させて自励発振回路をより一層
安定して発振させることができる。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明は、電力伝達用1次コイ
ルを内蔵した電力供給部の所定位置に電力伝達用2次コ
イルを内蔵した負荷部が配置された状態において電力伝
達用1次コイルから電力伝達用2次コイルへ電磁誘導に
より非接触で電力を供給する非接触電力伝達装置であっ
て、電力供給部は、直流電源と、電力伝達用1次コイル
と、制御端子に印加されるバイアス電圧がスレショルド
電圧を超えたときにオンして直流電源から電力伝達用1
次コイルに電流を流すスイッチング素子を具備した自励
発振回路と、スイッチング素子の制御端子にバイアス電
圧を与えるバイアス回路と、負荷部側からの信号を受信
するとともに受信した信号レベルに応じた電圧をバイア
ス電圧に重畳する信号伝達用2次コイルとを備え、負荷
部は、電力供給部の所定位置に配置した状態で電力伝達
用1次コイルに磁気的に結合する電力伝達用2次コイル
と、電力伝達用2次コイルと磁気的に結合された電圧源
コイルと、電圧源コイルに電気的に接続され上記状態で
信号伝達用2次コイルに磁気的に結合する信号伝達用1
次コイルとを備え、上記状態で電力伝達用1次コイルと
電力伝達用2次コイルの間を往復し且つ信号伝達用1次
コイル並びに信号伝達用2次コイルと鎖交する磁束の総
和が略ゼロとなるように上記各コイルを配置したので、
信号伝達用1次コイルには電力伝達用2次コイルと磁気
的に結合された電圧源コイルに応じた電圧を誘起させ、
負荷部が電力供給部の所定位置から若干ずれて配置され
た場合や電力伝達用1次コイルと電力伝達用2次コイル
との密着度合いが充分でない場合においても、スイッチ
ング素子を駆動するのに充分な電圧を信号伝達用2次コ
イルからバイアス電圧に重畳させて自励発振回路を安定
して発振させることができ、電力供給部と負荷部との磁
気的な結合状態が不十分であっても安定した電力伝達が
可能となり、しかも、信号伝達用2次コイルに誘起され
る電圧を大きくするために信号伝達用1次コイルの寸法
を大きくしたり巻数を増加する必要がなく、装置の大型
化及びコストアップを抑えることができるという効果が
ある。
【0055】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、信号伝達用1次コイルに共振用のコンデンサを直列
又は並列に接続したので、コンデンサとの共振動作によ
って信号伝達用1次コイルに誘起される電圧を増大する
ことができ、信号伝達用1次コイルの巻数を減らしても
自励発振回路を安定して発振させることができるという
効果がある。
【0056】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、信号伝達用2次コイルに共振用のコンデンサ
を直列又は並列に接続したので、コンデンサとの共振動
作によって信号伝達用2次コイルに誘起される電圧を増
大することができ、自励発振回路をさらに安定して発振
させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す回路図である。
【図2】同上におけるコイルの配置構成を示す斜視図で
ある。
【図3】同上において負荷部が装着された状態における
電力供給部の各部の波形図である。
【図4】同上において負荷部が装着されていない状態に
おける電力供給部の各部の波形図である。
【図5】実施形態2を示す回路図である。
【図6】同上の他の構成を示す回路図である。
【図7】実施形態3を示す回路図である。
【図8】従来例を示す回路図である。
【図9】同上におけるコイルの配置構成を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 電力供給部 11 バイアス回路 20 負荷部 Nm1 電力伝達用1次コイル Nm2 電力伝達用2次コイル Nf1 信号伝達用1次コイル Nf2 信号伝達用2次コイル Nv 電圧源コイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力伝達用1次コイルを内蔵した電力供
    給部の所定位置に電力伝達用2次コイルを内蔵した負荷
    部が配置された状態において電力伝達用1次コイルから
    電力伝達用2次コイルへ電磁誘導により非接触で電力を
    供給する非接触電力伝達装置であって、電力供給部は、
    直流電源と、電力伝達用1次コイルと、制御端子に印加
    されるバイアス電圧がスレショルド電圧を超えたときに
    オンして直流電源から電力伝達用1次コイルに電流を流
    すスイッチング素子を具備した自励発振回路と、スイッ
    チング素子の制御端子にバイアス電圧を与えるバイアス
    回路と、負荷部側からの信号を受信するとともに受信し
    た信号レベルに応じた電圧をバイアス電圧に重畳する信
    号伝達用2次コイルとを備え、負荷部は、電力供給部の
    所定位置に配置した状態で電力伝達用1次コイルに磁気
    的に結合する電力伝達用2次コイルと、電力伝達用2次
    コイルと磁気的に結合された電圧源コイルと、電圧源コ
    イルに電気的に接続され上記状態で信号伝達用2次コイ
    ルに磁気的に結合する信号伝達用1次コイルとを備え、
    上記状態で電力伝達用1次コイルと電力伝達用2次コイ
    ルの間を往復し且つ信号伝達用1次コイル並びに信号伝
    達用2次コイルと鎖交する磁束の総和が略ゼロとなるよ
    うに上記各コイルを配置したことを特徴とする非接触電
    力伝達装置。
  2. 【請求項2】 信号伝達用1次コイルに共振用のコンデ
    ンサを直列又は並列に接続したことを特徴とする請求項
    1記載の非接触電力伝達装置。
  3. 【請求項3】 信号伝達用2次コイルに共振用のコンデ
    ンサを直列又は並列に接続したことを特徴とする請求項
    1又は2記載の非接触電力伝達装置。
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