JP2003037098A - 基板洗浄方法 - Google Patents

基板洗浄方法

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JP2003037098A
JP2003037098A JP2002117419A JP2002117419A JP2003037098A JP 2003037098 A JP2003037098 A JP 2003037098A JP 2002117419 A JP2002117419 A JP 2002117419A JP 2002117419 A JP2002117419 A JP 2002117419A JP 2003037098 A JP2003037098 A JP 2003037098A
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substrate
semiconductor wafer
heating
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JP2002117419A
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Akira Yonemizu
昭 米水
Yuji Matsuyama
雄二 松山
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Tokyo Electron Ltd
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】種々の仕様に対応可能な基板洗浄方法を提供す
ること。 【解決手段】基板の両面を洗浄するにあたり、基板Wの
一方の面を基板を回転させながら液体を用いて第1の洗
浄を行い、基板Wの他方の面を基板を回転させながら液
体を用いて第2の洗浄を行う。そして、第1の洗浄と第
2の洗浄との間および第2の洗浄の後で加熱乾燥工程を
実施するか、第2の洗浄の後のみに加熱乾燥工程を実施
するか、または加熱乾燥工程を実施しないかのレシピを
選択し、このレシピに基づいて加熱乾燥工程を実施する
か、実施しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えば半導体ウエ
ハやLCD基板等の基板の両面を洗浄する洗浄方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程においては、
シリコンウエハに代表される半導体ウエハ上に例えば回
路や電極パターン等を形成するために、フォトリソグラ
フィ技術を用いて回路パターン等を縮小してフォトレジ
スト膜に転写し、これを現像処理する一連の処理が施さ
れる。
【0003】このような処理においては、半導体ウエハ
上にレジスト液を塗布し、その後露光工程、現像工程が
行われるが、このような一連の所定の処理を行う前に、
回路パターンの欠陥発生や配線のショートなどを防止す
るためにレジスト液が塗布される半導体ウエハの表面を
洗浄するとともに、露光時の焦点のずれやパーティクル
の発生を防止するためにその裏面をも洗浄する必要があ
る。
【0004】そこで、従来、半導体ウエハに洗浄液を供
給しながら、その表裏面をブラシ洗浄する洗浄装置が用
いられている。通常このような洗浄装置は、搬送路の両
側に表面洗浄ユニット、裏面洗浄ユニット、ウエハ反転
ユニット、加熱・冷却ユニットが配列され、搬送路を移
動する搬送機構を有している。そしてこのような装置に
より半導体ウエハの洗浄を行う場合には、予め設定され
たレシピに従って、搬送機構により各ユニットへ半導体
ウエハが搬送され、所定の処理が実施される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな洗浄処理においては、乾燥処理等において、種々の
ユーザーの仕様に対応可能な汎用性の高いことが要求さ
れており、一つのレシピに従って基板の洗浄処理を実施
するだけでは不十分である。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであって、種々の仕様に対応可能な基板洗浄方法を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、第1に、基板の一方の面を基板を回転させ
ながら液体を用いて洗浄する第1の洗浄工程と、基板の
他方の面を基板を回転させながら液体を用いて洗浄する
第2の洗浄工程とにより基板の両面を洗浄する基板洗浄
方法であって、第1の洗浄工程と第2の洗浄工程との間
および第2の洗浄工程の後で加熱乾燥工程を実施する
か、第2の洗浄工程の後のみに加熱乾燥工程を実施する
か、または加熱乾燥工程を実施しないかのうちからいず
れか1つのレシピを選択するレシピ選択工程と、前記レ
シピ選択工程において選択されたレシピに従って加熱乾
燥工程を実施する、あるいは実施しない工程とを有する
ことを特徴とする基板洗浄方法を提供する。
【0008】第2に、基板の一方の面を基板を回転させ
ながら液体を用いて洗浄する第1の洗浄工程と、基板の
他方の面を基板を回転させながら液体を用いて洗浄する
第2の洗浄工程とにより基板の両面を洗浄する基板洗浄
方法であって、第1の洗浄工程と第2の洗浄工程との間
および第2の洗浄工程の後で加熱乾燥工程を実施する
か、第2の洗浄工程の後のみに加熱乾燥工程を実施する
か、または加熱乾燥工程を実施しないかのうちからいず
れか1つのレシピを選択する第1のレシピ選択工程と、
前記第1の洗浄工程に先立って、基板の前記一方の面に
紫外線を照射するか、照射しないかのいずれかのレシピ
を選択する第2のレシピ選択工程と、前記第1のレシピ
選択工程において選択されたレシピに従って加熱乾燥工
程を実施する、あるいは実施しない工程と、前記第2の
レシピ選択工程において選択されたレシピに従って基板
の一方の面に紫外線を照射する、あるいは照射しない工
程とを有することを特徴とする基板洗浄方法を提供す
る。
【0009】第1の発明においては、洗浄液による基板
洗浄後の加熱乾燥の態様を選択可能であるから、種々の
仕様に対応可能である。すなわち、基板を回転させなが
ら液体により基板を洗浄する場合は、洗浄後に基板を回
転させることにより洗浄液を振り切れば洗浄液はほとん
ど残存しないから、あえて加熱乾燥工程を行わなくても
よいし、また、洗浄液をより完全に乾燥しようとする場
合には第2の洗浄の後に加熱乾燥を行うことが考えられ
るし、さらに、第1の洗浄の後および第2の洗浄の後に
加熱乾燥を行うことも考えられる。したがって、これら
を選択的に実行可能とすることで、極めて自由度の高い
洗浄処理が実現される。
【0010】第2の発明においては、洗浄液による基板
洗浄後の加熱乾燥の態様を選択可能であり、しかも紫外
線照射による洗浄の有無も選択可能であるから、さらに
自由度の高い洗浄処理が実現される。
【0011】なお、上記第1および第2の発明において
は、加熱乾燥工程の後に基板を冷却する冷却工程を実施
することが好ましい。また、第2の発明において、紫外
線を照射する工程では、基板の一方の面に紫外線を照射
すると同時に基板の他方の面を加熱することが好まし
い。これにより紫外線照射による有機物の除去効果を一
層高めることができる。そして、加熱の有無にかかわら
ず、紫外線を照射した後は、基板を冷却することが好ま
しい。また、いずれの場合でも、第1の洗浄工程と第2
の洗浄工程との間よび第2の洗浄工程の後に基板反転工
程を実施することが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形
態に係る半導体ウエハの洗浄装置を示す斜視図である。
【0013】この洗浄装置は、複数の半導体ウエハWを
収容するカセットCを載置するカセットステーション1
と、複数のユニットを有する洗浄処理ステーション2と
を具備している。
【0014】上記カセットステーション1は、被処理体
としての半導体ウエハWを複数枚例えば25枚単位でウ
エハカセットCに搭載された状態で他の装置からこの装
置へ搬入またはこの装置から他の装置へ搬出したり、洗
浄処理ステーション2との間でウエハWの受け渡しを行
うためのものである。このカセットステーション1の洗
浄処理ステーション2側には、カセットCの配列方向に
沿って通路10が設けられている。そして、この通路1
0に沿って移動するカセットステーションアーム11が
設けられており、このカセットステーションアーム11
により各カセットCと洗浄処理ステーション2との間で
半導体ウエハWの搬送が行われる。
【0015】洗浄処理ステーション2は、中央に通路2
0を有しており、この通路20は上述の通路10とT字
型に交わっている。また、洗浄処理ステーション2は、
通路20の両側に配置された複数のユニットを有してい
る。すなわち、通路20の一方の側には、2つの表面洗
浄ユニット21および熱系ユニット群22が並置されて
おり、他方の側には、2つの裏面洗浄ユニット23およ
び反転ユニット群24が並置されている。熱系ユニット
群22は、4つのユニットが重ねられており、上3段が
加熱ユニット25であり、最下段が冷却ユニット26で
ある。なお、加熱ユニット25の最上段は紫外線照射ラ
ンプを備え、半導体ウエハ25の上面に紫外線を照射す
ることが可能となっている。また、反転ユニット群24
は、2つのユニットが重ねられており、上段の反転ユニ
ット27は半導体ウエハの反転機構のみを有しており、
下段の反転ユニット28は半導体ウエハの反転機構の
他、半導体ウエハのアライメント機構を有している。
【0016】また、洗浄処理ステーション2は、通路2
0に沿って移動可能な半導体ウエハ搬送用の搬送機構3
を有している。この搬送機構3は前後移動、回転移動お
よび垂直移動が可能な搬送メインアーム31を有してお
り、このメインアーム31により、カセットステーショ
ンアーム11との間の半導体ウエハの受け渡し、各ユニ
ットへの半導体ウエハの搬送および各ユニットに対する
半導体ウエハの搬入出が実施される。
【0017】表面洗浄ユニット21および裏面洗浄ユニ
ット23は、図2の断面図および図3の平面図に示すよ
うな構造を有している。これら洗浄ユニットは、本体4
1と、半導体ウエハWを回転可能に支持するスピンチャ
ック42と、スピンチャック42に保持された半導体ウ
エハWの上面を洗浄する洗浄部43と、超音波振動水を
供給するための超音波水供給機構44と、半導体ウエハ
の表面にリンス液(例えば純水)を供給するためのリン
ス液ノズル45とを備えている。また、スピンチャック
42の周囲には、洗浄液等が周囲に飛散することを防止
するためのカップ46が設けられている。
【0018】スピンチャック42は、図4に示すよう
に、その本体42aの周囲に3個の可動ピン71と6個
の固定ピン72が設けられており、半導体ウエハは可動
ピン71によりロックされて保持される。この場合のロ
ック機構は、図5に示すようなものである。すなわち、
可動ピン71は、軸71aを中心として回動可能なかぎ
状をなしており、この可動ピン71の水平部分71bと
本体42aとの間にはスプリング74が設けられてい
て、可動ピン71の水平部分71bの下方にはシリンダ
73が設けられている。したがって、シリンダ73のピ
ストン73aが退入した状態ではスプリング74の付勢
力により可動ピン71が内側へ回動して半導体ウエハW
がロックされる。さらに、ウエハWが回転する際の遠心
力により、ウエハWが確実にロックされる。また、ピス
トン73aが突出することにより、可動ピン71の水平
部分71bが押されて可動ピン71が外側へ回動しロッ
クが解除される。このような機械的な保持機構を用いる
ことにより、半導体ウエハを反転する際のアライメント
が不要となる。なお、半導体ウエハの保持手段として
は、このような機械的なものに限らず、真空吸着等他の
手段を用いることが可能であるが、その際の半導体ウエ
ハの反転には、アライメント機構を有する反転ユニット
28を用いる必要がある。
【0019】洗浄部43は、図2および図3に示すよう
に、本体41のベースにおけるスピンチャック42の側
方に配設されている。この洗浄部43は、支持柱57に
回動可能に取り付けられたアーム51を有し、アーム5
1の先端部には軸54を介して洗浄ブラシ53が設けら
れている。支持柱57は支持部材55により本体41に
支持され、その上方には、ブラシ53を回転させるため
のステッピングモータ56が設けられている。また、図
示はしていないが、本体41の下には、アーム51を回
動させるためのステッピングモータおよびブラシ53を
上下動させるためのシリンダが設けられている。
【0020】アーム51は、モータにより図3の2点鎖
線で示す待機位置と半導体ウエハW上の洗浄位置との間
で回動される。待機位置において洗浄ブラシ53は洗浄
ブラシ洗浄部58の中で洗浄される。半導体ウエハWを
洗浄するに際しては、ブラシ53が上昇した状態でアー
ム51が半導体ウエハW上に回動され、ブラシ53が下
降されることにより図2に示すようにブラシ53がウエ
ハWの表面に当接する。この状態で半導体ウエハWを回
転させるとともに、ブラシ53に洗浄液(例えば純水)
を供給しながらブラシ53を回転させて洗浄を行う。
【0021】超音波水供給機構44は、図2および図3
に示すように、本体41のベースにおける、スピンチャ
ック42を挟んで洗浄部43と反対側に設けられてい
る。この超音波水供給機構44は支持柱63に回動可能
に取り付けられたアーム61を有し、アーム61の先端
に超音波水ノズル62が設けられ、支持柱63は支持部
材65により本体41に支持されている。そして、アー
ム61は図示しない駆動機構により、図3に示す退避位
置と半導体ウエハWの上方の洗浄位置との間で回動され
洗浄位置において、超音波水ノズル62から所定の周波
数で励振された洗浄液が半導体ウエハWに噴射される。
なお、このような超音波水供給機構に代えて高圧ジェッ
ト水をスプレーして洗浄する機構を設けてもよい。
【0022】リンス液ノズル45は、スピンチャック4
2の外側に設けられており、半導体ウエハWの洗浄後の
残留物を洗い流すために、その上面にリンス液(例えば
純水)を供給するためのものである。このリンス液ノズ
ル45は、リンス液の吐出方向が調整可能となってい
る。
【0023】このような洗浄ユニットにおいては、スピ
ンチャック42に半導体ウエハWを保持させた状態で、
半導体ウエハWに洗浄液を供給しながら洗浄ブラシ53
によりブラシ洗浄を行う。あるいは、超音波水ノズル6
2から半導体ウエハWに超音波水を供給して超音波洗浄
を行う。洗浄処理後、リンス液ノズル45から半導体ウ
エハWにリンス液を供給してウエハW表面の残留物を洗
い流す。そして、最後に半導体ウエハを回転させて振り
切り乾燥を行う。
【0024】次に、加熱ユニット25について図6を参
照しながら説明する。この加熱ユニットは、振り切り乾
燥された半導体ウエハWをさらに乾燥させるためのもの
である。加熱ユニット25は、筐体80を有し、その中
に半導体ウエハWを加熱して乾燥させるための熱板81
がその面を水平にして配置されている。この熱板81に
はヒーター(図示せず)が装着されており、所望の温度
に設定可能となっている。
【0025】この熱板81の表面には、複数のスペーサ
82が設けられており、このスペーサ82によって半導
体ウエハWが保持される。すなわち、プロキシミティー
方式が採用されており、熱板81と半導体ウエハWとの
直接の接触を避け、熱板81からの放熱によって半導体
ウエハWを加熱するようになっている。これにより熱板
81からの半導体ウエハWの汚染が防止される。各スペ
ーサー82には位置決め部材83がねじ止めされてお
り、これにより半導体ウエハWが位置決めされる。これ
ら位置決め部材83は、いわゆる落とし込みにより半導
体ウエハWを位置決めするようになっている。
【0026】熱板81にはリフトピン84が設けられて
おり、このリフトピン84は駆動機構85により上下動
し、突没可能となっている。そして、半導体ウエハの搬
入の際には、リフトピン84が突出して半導体ウエハW
を受け取り、搬出の際には半導体ウエハWを持ち上げ
る。そして、加熱乾燥の際にはリフトピン84は熱板8
1内に退入した状態となる。
【0027】紫外線照射ランプ86は、加熱ユニット2
5のうち最上段のものに設けられている。この紫外線照
射ランプ86は、半導体ウエハWの上方位置になるよう
に筐体80の上壁部に設けられており、半導体ウエハW
の上面に紫外線を照射することにより有機物の除去を行
う。この際に、熱板81により半導体ウエハWの下面を
加熱しながら紫外線を照射することにより、有機物の除
去効果が一層高まる。この紫外線照射ランプ86による
紫外線の照射は、必要に応じて、洗浄液による洗浄に先
立って行われる。
【0028】なお、冷却ユニット26は、加熱ユニット
25により加熱された半導体ウエハWを冷却するもので
あり、冷却板の上にスペーサーを介して半導体ウエハW
を載置し、プロキシミティー方式により冷却するもので
ある。
【0029】次に、図7を参照しながら、この装置の制
御系について説明する。この装置では、予め設定された
レシピに基づいて、CPU90により制御が行われる。
CPU90には、メモリ93が接続されており、ここに
後述する種々の洗浄シーケンスに対応するレシピが記憶
されている。また、操作部91において、所望のシーケ
ンスを選択してCPU90に信号を送ることにより、レ
シピコントローラ92が所望のレシピを選択し、そのレ
シピに基づいて、CPU90が、各ユニット、搬送機
構、および紫外線ランプを制御する。
【0030】このように構成される洗浄装置において
は、まず、カセットステーション1において、カセット
ステーションアーム11がカセットステーション1上の
未処理のウエハWを収容しているカセットCにアクセス
して、そのカセットCから1枚のウエハWを取り出す。
ウエハWのセンタリングを行った後、カセットステーシ
ョンアーム11から洗浄処理ステーション2における搬
送機構3のメインアーム31にウエハWが受け渡され
る。
【0031】その後、メインアーム31上の半導体ウエ
ハWは、所定のレシピに従って所定のユニットに搬入さ
れ、その後そのレシピに基づいてメインアーム31によ
り各ユニットに搬送され一連処理が行われる。
【0032】本実施形態においては、表面洗浄ユニット
21における半導体ウエハ表面の洗浄、反転ユニット2
7または28における半導体ウエハの反転、裏面洗浄ユ
ニット23における半導体ウエハ裏面の洗浄、および反
転ユニット27または28における半導体ウエハの再反
転を基本とし、操作部91により各洗浄ユニットの後の
加熱乾燥、表面洗浄ユニット21における表面洗浄に先
立って行われる紫外線照射が選択的に設定され、それに
対応してレシピコントローラ92が所望のレシピを選択
し、そのレシピに基づいて、CPU90が各ユニット、
搬送機構、および紫外線ランプを制御する。
【0033】具体的には、図8の(1)〜(6)の工程
を選択することができる。(1)においては、カセット
ステーション1からメインアーム31が半導体ウエハW
を受け取った後(ST1)、最上段の加熱ユニット25
に半導体ウエハWを搬入し、半導体ウエハWの下面(裏
面)を加熱しながら、紫外線ランプ86により半導体ウ
エハWの上面(表面)に紫外線を照射し、有機物の除去
を行う(ST2)。その後、メインアーム31により半
導体ウエハWをいずれかの表面洗浄ユニット21に搬入
し、そこで半導体ウエハWの表面の洗浄および振り切り
乾燥を行う(ST3)。そして、メインアーム31によ
り半導体ウエハWをいずれかの加熱ユニット25に搬入
し、そこで加熱乾燥した後、冷却ユニット26に搬入し
て半導体ウエハWを冷却する(ST4)。その後、メイ
ンアーム31により半導体ウエハを反転ユニット27ま
たは28に搬入して反転させ(ST5)、次いでいずれ
かの裏面洗浄ユニット23に搬入し、そこで半導体ウエ
ハWの裏面洗浄および振り切り乾燥を行う(ST6)。
その後、メインアーム31により再び半導体ウエハWを
反転ユニット27または28に搬入して反転させ(ST
7)、加熱乾燥および冷却を行い(ST8)、最後にカ
セットステーション1の処理済みウエハ用のカセットに
戻して一連の処理が終了する(ST9)。このように、
紫外線照射工程を入れることにより、有機物を除去する
ことができ、さらに、表面洗浄後および裏面洗浄後の両
方に加熱乾燥工程を入れることにより、確実に乾燥する
ことができる。
【0034】(2)は、(1)からST2の紫外線照射
工程を除いたものである。有機物の除去が不要な場合に
は、この工程を選択すればよい。また、(3)は、
(1)からST4の表面洗浄後の加熱乾燥工程を除いた
ものであり、ST8の裏面乾燥後の加熱乾燥で十分な場
合には、この工程を選択すればよい。さらに、(4)
は、(3)からST2の紫外線照射工程を除いたもので
あり、(3)において有機物の除去が不要な場合には、
この工程を選択すればよい。さらにまた、(5)は
(3)からST8の裏面洗浄後の加熱乾燥工程を除いた
ものであり、振り切り乾燥で十分な場合には、この工程
を選択すればよい。さらにまた、(6)は、(5)から
ST2の紫外線照射工程を除いたものであり、(5)に
おいて有機物の除去が不要な場合には、この工程を選択
すればよい。
【0035】このように、基板洗浄後の加熱乾燥を種々
の態様から選択可能であり、しかも紫外線照射による洗
浄の有無も選択可能であるから、種々の仕様に対応可能
であり、極めて自由度の高い洗浄処理を実現することが
できる。
【0036】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ることなく種々変形が可能である。例えば、上記実施の
形態では、紫外線照射の有無を選択可能としたが、常に
紫外線を照射するようにしてもよいし、常に紫外線を照
射しないようにしてもよい。また、上記実施の形態で
は、半導体ウエハの表面から洗浄するようにしたが、裏
面から洗浄するようにしてもよい。さらに、被洗浄基板
も半導体ウエハに限らず、LCD基板、ガラス基板、C
D基板、フォトマスク、プリント基板等種々のものに適
用可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
洗浄液による基板洗浄後の加熱乾燥の態様を選択可能で
あるから、種々の仕様に対応可能であり、極めて自由度
の高い洗浄処理が実現される。また、さらに紫外線照射
の有無も選択可能とすることにより、さらに自由度の高
い洗浄処理が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る基板洗浄装置を示す
斜視図。
【図2】図1の基板洗浄装置における洗浄ユニットを示
す断面図。
【図3】図1の基板洗浄装置における洗浄ユニットを示
す平面図。
【図4】洗浄ユニットに用いられる機械的保持機構を備
えたスピンチャックを示す平面図。
【図5】図4のスピンチャックのロック機構を示す側面
図。
【図6】図1の基板洗浄装置における加熱ユニットを示
す断面図。
【図7】図1の基板洗浄装置の制御系を示すブロック
図。
【図8】図1の基板洗浄装置による洗浄動作を示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1……カセットステーション 2……洗浄処理ステーション 3……搬送機構 10,20……通路 11……カセットステーションアーム 21……表面洗浄ユニット 22……熱系ユニット群 23……裏面洗浄ユニット 24……反転ユニット群 25……加熱ユニット 26……冷却ユニット 27,28……反転ユニット 86……紫外線照射ランプ 90……CPU 91……操作部 92……レシピコントローラ 93……メモリ W……半導体ウエハ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の一方の面を基板を回転させながら
    液体を用いて洗浄する第1の洗浄工程と、基板の他方の
    面を基板を回転させながら液体を用いて洗浄する第2の
    洗浄工程とにより基板の両面を洗浄する基板洗浄方法で
    あって、 第1の洗浄工程と第2の洗浄工程との間および第2の洗
    浄工程の後で加熱乾燥工程を実施するか、第2の洗浄工
    程の後のみに加熱乾燥工程を実施するか、または加熱乾
    燥工程を実施しないかのうちからいずれか1つのレシピ
    を選択するレシピ選択工程と、 前記レシピ選択工程において選択されたレシピに従って
    加熱乾燥工程を実施する、あるいは実施しない工程とを
    有することを特徴とする基板洗浄方法。
  2. 【請求項2】 基板の一方の面を基板を回転させながら
    液体を用いて洗浄する第1の洗浄工程と、基板の他方の
    面を基板を回転させながら液体を用いて洗浄する第2の
    洗浄工程とにより基板の両面を洗浄する基板洗浄方法で
    あって、 第1の洗浄工程と第2の洗浄工程との間および第2の洗
    浄工程の後で加熱乾燥工程を実施するか、第2の洗浄工
    程の後のみに加熱乾燥工程を実施するか、または加熱乾
    燥工程を実施しないかのうちからいずれか1つのレシピ
    を選択する第1のレシピ選択工程と、 前記第1の洗浄工程に先立って、基板の前記一方の面に
    紫外線を照射するか、照射しないかのいずれかのレシピ
    を選択する第2のレシピ選択工程と、 前記第1のレシピ選択工程において選択されたレシピに
    従って加熱乾燥工程を実施する、あるいは実施しない工
    程と、 前記第2のレシピ選択工程において選択されたレシピに
    従って基板の一方の面に紫外線を照射する、あるいは照
    射しない工程とを有することを特徴とする基板洗浄方
    法。
  3. 【請求項3】 前記加熱乾燥工程の後に基板を冷却する
    冷却工程を実施することを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の基板洗浄方法。
  4. 【請求項4】 前記紫外線を照射する工程において、基
    板の一方の面に紫外線を照射すると同時に基板の他方の
    面を加熱することを特徴とする請求項2に記載の基板洗
    浄方法。
  5. 【請求項5】 前記紫外線を照射する工程の後に基板を
    冷却する冷却工程を実施することを特徴とする請求項2
    または請求項4に記載の基板洗浄方法。
  6. 【請求項6】 第1の洗浄工程と第2の洗浄工程との間
    および第2の洗浄工程の後に基板反転工程を有すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に
    記載の基板洗浄方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005093745A (ja) * 2003-09-18 2005-04-07 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置
JP2017059569A (ja) * 2015-09-14 2017-03-23 株式会社荏原製作所 反転機および基板研磨装置
CN113857125A (zh) * 2021-09-28 2021-12-31 杭州中欣晶圆半导体股份有限公司 一种全自动硅片表面高效刷洗清洁装置及操作方法

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