JP2000325894A - 基板洗浄装置 - Google Patents
基板洗浄装置Info
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- JP2000325894A JP2000325894A JP11135513A JP13551399A JP2000325894A JP 2000325894 A JP2000325894 A JP 2000325894A JP 11135513 A JP11135513 A JP 11135513A JP 13551399 A JP13551399 A JP 13551399A JP 2000325894 A JP2000325894 A JP 2000325894A
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- cleaning
- discharge nozzle
- cleaning liquid
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大型の基板であっても、洗浄水によりスルー
プットおよび洗浄能力を極めて高くして洗浄することが
できる基板洗浄装置を提供すること。 【解決手段】 基板Gに洗浄液を供給して基板を洗浄す
る基板洗浄装置は、基板Gを回転させる回転機構48
と、基板Gに洗浄液をライン状に吐出するライン状吐出
ノズル54と、ライン状吐出ノズル54を基板G上で移
動させる移動機構57とを具備する。この装置により、
基板回転機構48により基板Gを回転させ、かつ移動機
構57によりライン状吐出ノズル54を基板G上で移動
させつつ、ライン状吐出ノズル54から基板Gに洗浄液
を吐出させる。
プットおよび洗浄能力を極めて高くして洗浄することが
できる基板洗浄装置を提供すること。 【解決手段】 基板Gに洗浄液を供給して基板を洗浄す
る基板洗浄装置は、基板Gを回転させる回転機構48
と、基板Gに洗浄液をライン状に吐出するライン状吐出
ノズル54と、ライン状吐出ノズル54を基板G上で移
動させる移動機構57とを具備する。この装置により、
基板回転機構48により基板Gを回転させ、かつ移動機
構57によりライン状吐出ノズル54を基板G上で移動
させつつ、ライン状吐出ノズル54から基板Gに洗浄液
を吐出させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に洗浄液を供
給して基板を洗浄する基板洗浄装置に関する。
給して基板を洗浄する基板洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造プロセスにおいて
は、半導体ウエハにフォトレジスト液を塗布してレジス
ト膜を形成し、回路パターンに対応してレジスト膜を露
光し、これを現像処理するという、いわゆるフォトリソ
グラフィー技術により回路パターンが形成される。
は、半導体ウエハにフォトレジスト液を塗布してレジス
ト膜を形成し、回路パターンに対応してレジスト膜を露
光し、これを現像処理するという、いわゆるフォトリソ
グラフィー技術により回路パターンが形成される。
【0003】このようなフォトリソグラフィー技術にお
いては、半導体ウエハに対して必要に応じて紫外線照射
により表面改質・洗浄処理が行われた後、洗浄ユニット
によりブラシ洗浄および超音波水洗浄が施される。その
後、ウエハは、レジストの定着性を高めるために、アド
ヒージョン処理ユニットにて疎水化処理(HMDS処
理)され、引き続き、レジスト塗布が行われ、プリベー
ク後、露光装置にて所定のパターンが露光され、さらに
現像処理ユニットで現像処理され、ポストベーク処理さ
れて所定の回路パターンが形成される。
いては、半導体ウエハに対して必要に応じて紫外線照射
により表面改質・洗浄処理が行われた後、洗浄ユニット
によりブラシ洗浄および超音波水洗浄が施される。その
後、ウエハは、レジストの定着性を高めるために、アド
ヒージョン処理ユニットにて疎水化処理(HMDS処
理)され、引き続き、レジスト塗布が行われ、プリベー
ク後、露光装置にて所定のパターンが露光され、さらに
現像処理ユニットで現像処理され、ポストベーク処理さ
れて所定の回路パターンが形成される。
【0004】このような一連の処理工程のうち、洗浄ユ
ニットによる半導体ウエハの洗浄工程では、まず、回転
する半導体ウエハをブラシ洗浄し、その後、スポット状
に洗浄液を吐出するノズルがスキャンされて、ウエハが
洗浄される。
ニットによる半導体ウエハの洗浄工程では、まず、回転
する半導体ウエハをブラシ洗浄し、その後、スポット状
に洗浄液を吐出するノズルがスキャンされて、ウエハが
洗浄される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、液晶ディス
プレイ(LCD)を製造する工程においても、ガラス製
の矩形のLCD基板に、半導体ウエハの製造の場合と略
同様のフォトグラフィ工程が施されており、上述のよう
な半導体ウエハと同様な処理が行われている。
プレイ(LCD)を製造する工程においても、ガラス製
の矩形のLCD基板に、半導体ウエハの製造の場合と略
同様のフォトグラフィ工程が施されており、上述のよう
な半導体ウエハと同様な処理が行われている。
【0006】しかしながら、近年、LCD基板の大型化
の要求が高まっており、例えば830×650mmのよ
うな著しく大型のものが求められており、このような大
型のLCD基板に洗浄液を供給して洗浄する場合、半導
体ウエハの洗浄の場合と同様に回転するウエハにノズル
からスポット状に洗浄液を供給して洗浄を行う場合に
は、洗浄時間が長くならざるを得ず、洗浄のスループッ
トが低いという問題がある。また、洗浄能力を十分に発
揮できず、基板の清浄化の程度が十分でないということ
もある。
の要求が高まっており、例えば830×650mmのよ
うな著しく大型のものが求められており、このような大
型のLCD基板に洗浄液を供給して洗浄する場合、半導
体ウエハの洗浄の場合と同様に回転するウエハにノズル
からスポット状に洗浄液を供給して洗浄を行う場合に
は、洗浄時間が長くならざるを得ず、洗浄のスループッ
トが低いという問題がある。また、洗浄能力を十分に発
揮できず、基板の清浄化の程度が十分でないということ
もある。
【0007】一方、LCD基板の洗浄を行う際には、L
CD基板の周縁部をメカニカルな保持機構により保持し
てスピンチャックに固定するが、この状態で基板を回転
させ、かつノズルをスキャンしながら洗浄液を供給する
と、洗浄液が保持機構に当たって飛散することがあり、
この場合には後続の処理の妨げとなってしまう。したが
って、洗浄能力を低下させずにこのような洗浄液の飛散
を防止することが望まれる。
CD基板の周縁部をメカニカルな保持機構により保持し
てスピンチャックに固定するが、この状態で基板を回転
させ、かつノズルをスキャンしながら洗浄液を供給する
と、洗浄液が保持機構に当たって飛散することがあり、
この場合には後続の処理の妨げとなってしまう。したが
って、洗浄能力を低下させずにこのような洗浄液の飛散
を防止することが望まれる。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、大型の基板であっても、洗浄水によりスルー
プットおよび洗浄能力を極めて高くして洗浄することが
できる基板洗浄装置を提供することを目的とする。ま
た、基板の周縁部を保持する保持機構を有する場合に洗
浄能力を低下させることなく洗浄液の飛散を抑制するこ
とができる基板洗浄装置を提供することを目的とする。
であって、大型の基板であっても、洗浄水によりスルー
プットおよび洗浄能力を極めて高くして洗浄することが
できる基板洗浄装置を提供することを目的とする。ま
た、基板の周縁部を保持する保持機構を有する場合に洗
浄能力を低下させることなく洗浄液の飛散を抑制するこ
とができる基板洗浄装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の観点によれば、基板に洗浄液を供給
して基板を洗浄する基板洗浄装置であって、基板を回転
させる基板回転機構と、基板に洗浄液をライン状に吐出
するライン状吐出ノズルと、前記ライン状吐出ノズルを
基板上で移動させる移動機構とを具備し、前記基板回転
機構により基板を回転させ、かつ前記移動機構により前
記ライン状吐出ノズルを基板上で移動させつつ、前記ラ
イン状吐出ノズルから基板に洗浄液を吐出させることを
特徴とする基板洗浄装置が提供される。
に、本発明の第1の観点によれば、基板に洗浄液を供給
して基板を洗浄する基板洗浄装置であって、基板を回転
させる基板回転機構と、基板に洗浄液をライン状に吐出
するライン状吐出ノズルと、前記ライン状吐出ノズルを
基板上で移動させる移動機構とを具備し、前記基板回転
機構により基板を回転させ、かつ前記移動機構により前
記ライン状吐出ノズルを基板上で移動させつつ、前記ラ
イン状吐出ノズルから基板に洗浄液を吐出させることを
特徴とする基板洗浄装置が提供される。
【0010】このような構成によれば、洗浄液による基
板洗浄の際に、基板を回転させ、かつライン状吐出ノズ
ルを基板上で移動させつつ、ライン状吐出ノズルから基
板に洗浄液を吐出させるため、洗浄液をスポット状に吐
出する場合に比べて、大量の洗浄液を一度に吐出させる
ことができ、大型で洗浄面積の広い基板を洗浄する場合
であっても、洗浄のスループットが大きく、かつ十分な
洗浄能力を発揮させて基板の清浄化の程度を良好にする
ことができる。
板洗浄の際に、基板を回転させ、かつライン状吐出ノズ
ルを基板上で移動させつつ、ライン状吐出ノズルから基
板に洗浄液を吐出させるため、洗浄液をスポット状に吐
出する場合に比べて、大量の洗浄液を一度に吐出させる
ことができ、大型で洗浄面積の広い基板を洗浄する場合
であっても、洗浄のスループットが大きく、かつ十分な
洗浄能力を発揮させて基板の清浄化の程度を良好にする
ことができる。
【0011】ここで、このライン状吐出ノズルとして
は、洗浄液をスリットを介して吐出するスリットノズル
が好適である。また、洗浄能力をより一層高める観点か
ら、吐出する洗浄液に超音波を付与する超音波発振素子
を設けることが好適である。
は、洗浄液をスリットを介して吐出するスリットノズル
が好適である。また、洗浄能力をより一層高める観点か
ら、吐出する洗浄液に超音波を付与する超音波発振素子
を設けることが好適である。
【0012】本発明の第2の観点によれば、基板に洗浄
液を供給して基板を洗浄する基板洗浄装置であって、基
板の周縁部を保持する基板保持機構と前記基板保持機構
に保持された基板を回転させる基板回転機構と、基板に
洗浄液を吐出する吐出ノズルと、前記吐出ノズルを基板
上で移動させる移動機構と、前記吐出ノズルが基板の周
辺部に移動された際の基板の回転速度と、基板の中央部
に移動された際の基板の回転速度とが異なるように、前
記基板回転機構を制御する制御機構とを具備し、前記基
板回転機構により基板を回転させ、かつ前記移動機構に
より前記吐出ノズルを基板上で移動させつつ、前記吐出
ノズルから基板に洗浄液を吐出させることを特徴とする
基板洗浄装置が提供される。
液を供給して基板を洗浄する基板洗浄装置であって、基
板の周縁部を保持する基板保持機構と前記基板保持機構
に保持された基板を回転させる基板回転機構と、基板に
洗浄液を吐出する吐出ノズルと、前記吐出ノズルを基板
上で移動させる移動機構と、前記吐出ノズルが基板の周
辺部に移動された際の基板の回転速度と、基板の中央部
に移動された際の基板の回転速度とが異なるように、前
記基板回転機構を制御する制御機構とを具備し、前記基
板回転機構により基板を回転させ、かつ前記移動機構に
より前記吐出ノズルを基板上で移動させつつ、前記吐出
ノズルから基板に洗浄液を吐出させることを特徴とする
基板洗浄装置が提供される。
【0013】このような構成によれば、吐出ノズルが基
板の周辺部に移動された際の基板の回転速度と、基板の
中央部に移動された際の基板の回転速度とが異なるよう
に制御されるため、吐出ノズルが基板の周縁部に移動し
てきた際に、基板の回転速度が低く、洗浄液が基板の保
持機構に当たっても洗浄液の飛散を小さくすることがで
きる。また、この場合に、基板の中央部では、高回転速
度であるから洗浄能力が高いのに対して、基板周縁部で
は低回転速度であるから洗浄能力の低下が懸念される
が、基板の周縁部では中央部よりも周速度が高いため、
吐出ノズルが基板の周縁部に移動している時に基板の回
転速度を低減したとしても、基板周縁部の周速度を中央
部と同等にすることができ、基板の周縁部における洗浄
能力を良好に維持することができる。
板の周辺部に移動された際の基板の回転速度と、基板の
中央部に移動された際の基板の回転速度とが異なるよう
に制御されるため、吐出ノズルが基板の周縁部に移動し
てきた際に、基板の回転速度が低く、洗浄液が基板の保
持機構に当たっても洗浄液の飛散を小さくすることがで
きる。また、この場合に、基板の中央部では、高回転速
度であるから洗浄能力が高いのに対して、基板周縁部で
は低回転速度であるから洗浄能力の低下が懸念される
が、基板の周縁部では中央部よりも周速度が高いため、
吐出ノズルが基板の周縁部に移動している時に基板の回
転速度を低減したとしても、基板周縁部の周速度を中央
部と同等にすることができ、基板の周縁部における洗浄
能力を良好に維持することができる。
【0014】ここで、吐出ノズルは、洗浄液を直線状に
吐出するライン状吐出ノズルが好ましい。これにより、
大量の洗浄液を一度に吐出させることができ、大型で洗
浄面積の広い基板を洗浄する場合であっても、洗浄のス
ループットが大きく、かつ十分な洗浄能力を発揮させて
基板の清浄化の程度を良好にすることができる。このラ
イン状吐出ノズルとしては、洗浄液をスリットを介して
吐出するスリットノズルが好適である。また、洗浄能力
をより一層高める観点から、吐出する洗浄液に超音波を
付与する超音波発振子を設けることが好適である。さら
に、前記吐出ノズルは、基板の回転中心から外縁に向か
う方向に沿って配置され、前記移動機構は、前記吐出ノ
ズルの配置方向に直交する方向に前記吐出ノズルを移動
させることが好ましい。これにより基板の中央部と周縁
部とで一定の周速度を維持しつつ、単位面積当たりの洗
浄液供給量を一定に確保することができ、均一な洗浄効
果を得ることができる。
吐出するライン状吐出ノズルが好ましい。これにより、
大量の洗浄液を一度に吐出させることができ、大型で洗
浄面積の広い基板を洗浄する場合であっても、洗浄のス
ループットが大きく、かつ十分な洗浄能力を発揮させて
基板の清浄化の程度を良好にすることができる。このラ
イン状吐出ノズルとしては、洗浄液をスリットを介して
吐出するスリットノズルが好適である。また、洗浄能力
をより一層高める観点から、吐出する洗浄液に超音波を
付与する超音波発振子を設けることが好適である。さら
に、前記吐出ノズルは、基板の回転中心から外縁に向か
う方向に沿って配置され、前記移動機構は、前記吐出ノ
ズルの配置方向に直交する方向に前記吐出ノズルを移動
させることが好ましい。これにより基板の中央部と周縁
部とで一定の周速度を維持しつつ、単位面積当たりの洗
浄液供給量を一定に確保することができ、均一な洗浄効
果を得ることができる。
【0015】本発明の第3の観点によれば、基板に洗浄
液を供給して基板を洗浄する基板洗浄装置であって、基
板の周縁部を保持する基板保持機構と前記基板保持機構
に保持された基板を回転させる基板回転機構と、基板に
洗浄液を吐出する吐出ノズルと、前記吐出ノズルを基板
上で移動させる移動機構と、を具備し、前記吐出ノズル
は、基板の回転中心から外縁に向かう方向に沿って配置
され、前記移動機構は、前記吐出ノズルの配置方向に直
交する方向に前記吐出ノズルを移動させることを特徴と
する基板洗浄装置が提供される。
液を供給して基板を洗浄する基板洗浄装置であって、基
板の周縁部を保持する基板保持機構と前記基板保持機構
に保持された基板を回転させる基板回転機構と、基板に
洗浄液を吐出する吐出ノズルと、前記吐出ノズルを基板
上で移動させる移動機構と、を具備し、前記吐出ノズル
は、基板の回転中心から外縁に向かう方向に沿って配置
され、前記移動機構は、前記吐出ノズルの配置方向に直
交する方向に前記吐出ノズルを移動させることを特徴と
する基板洗浄装置が提供される。
【0016】このような構成によれば、吐出ノズルは、
基板の回転中心から外縁に向かう方向に沿って配置さ
れ、移動機構は、前記吐出ノズルの配置方向に直交する
方向に前記吐出ノズルを移動させるので、基板の回転速
度が変化した場合にも、基板の回転中心部分と周縁部と
で洗浄液の供給量を適宜増減させることができ、良好な
洗浄能力を確保しつつ、洗浄液の飛散を小さくすること
ができる。ここで、前記移動機構の移動速度が可変であ
ることが好ましい。
基板の回転中心から外縁に向かう方向に沿って配置さ
れ、移動機構は、前記吐出ノズルの配置方向に直交する
方向に前記吐出ノズルを移動させるので、基板の回転速
度が変化した場合にも、基板の回転中心部分と周縁部と
で洗浄液の供給量を適宜増減させることができ、良好な
洗浄能力を確保しつつ、洗浄液の飛散を小さくすること
ができる。ここで、前記移動機構の移動速度が可変であ
ることが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発
明が適用される塗布処理ユニットを備えたLCD基板の
レジスト塗布・現像処理システムを示す平面図である。
明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発
明が適用される塗布処理ユニットを備えたLCD基板の
レジスト塗布・現像処理システムを示す平面図である。
【0018】この塗布・現像処理システムは、複数の基
板Gを収容するカセットCを載置するカセットステーシ
ョン1と、基板Gにレジスト塗布および現像を含む一連
の処理を施すための複数の処理ユニットを備えた処理部
2と、露光装置(図示せず)との間で基板Gの受け渡し
を行うためのインターフェイス部3とを備えており、処
理部2の両端にそれぞれカセットステーション2および
インターフェイス部3が配置されている。
板Gを収容するカセットCを載置するカセットステーシ
ョン1と、基板Gにレジスト塗布および現像を含む一連
の処理を施すための複数の処理ユニットを備えた処理部
2と、露光装置(図示せず)との間で基板Gの受け渡し
を行うためのインターフェイス部3とを備えており、処
理部2の両端にそれぞれカセットステーション2および
インターフェイス部3が配置されている。
【0019】カセットステーション1は、カセットCと
処理部2との間でLCD基板の搬送を行うための搬送機
構10を備えている。そして、カセットステーション1
においてカセットCの搬入出が行われる。また、搬送機
構10はカセットの配列方向に沿って設けられた搬送路
10a上を移動可能な搬送アーム11を備え、この搬送
アーム11によりカセットCと処理部2との間で基板G
の搬送が行われる。処理部2は、前段部2aと中段部2
bと後段部2cとに分かれており、それぞれ中央に搬送
路12、13、14を有し、これら搬送路の両側に各処
理ユニットが配設されている。そして、これらの間には
中継部15、16が設けられている。
処理部2との間でLCD基板の搬送を行うための搬送機
構10を備えている。そして、カセットステーション1
においてカセットCの搬入出が行われる。また、搬送機
構10はカセットの配列方向に沿って設けられた搬送路
10a上を移動可能な搬送アーム11を備え、この搬送
アーム11によりカセットCと処理部2との間で基板G
の搬送が行われる。処理部2は、前段部2aと中段部2
bと後段部2cとに分かれており、それぞれ中央に搬送
路12、13、14を有し、これら搬送路の両側に各処
理ユニットが配設されている。そして、これらの間には
中継部15、16が設けられている。
【0020】前段部2aは、搬送路12に沿って移動可
能な主搬送装置17を備えており、搬送路12の一方側
には、2つの洗浄ユニット(SCR)21a、21bが
配置されており、搬送路12の他方側には紫外線照射装
置(UV)および冷却装置(COL)が上下に重ねられ
てなる紫外線照射/冷却ユニット25、2つの加熱処理
装置(HP)が上下に重ねられてなる加熱処理ユニット
26、および2つの冷却装置(COL)が上下に重ねら
れてなる冷却ユニット27が配置されている。
能な主搬送装置17を備えており、搬送路12の一方側
には、2つの洗浄ユニット(SCR)21a、21bが
配置されており、搬送路12の他方側には紫外線照射装
置(UV)および冷却装置(COL)が上下に重ねられ
てなる紫外線照射/冷却ユニット25、2つの加熱処理
装置(HP)が上下に重ねられてなる加熱処理ユニット
26、および2つの冷却装置(COL)が上下に重ねら
れてなる冷却ユニット27が配置されている。
【0021】また、中段部2bは、搬送路13に沿って
移動可能な主搬送装置18を備えており、搬送路13の
一方側には、レジスト塗布処理ユニット(CT)22お
よび基板Gの周縁部のレジストを除去する周縁レジスト
除去ユニット(ER)23が一体的に設けられており、
搬送路13の他方側には、2つの加熱装置(HP)が上
下に重ねられてなる加熱処理ユニット28、加熱処理装
置(HP)と冷却処理装置(COL)が上下に重ねられ
てなる加熱処理/冷却ユニット29、およびアドヒージ
ョン処理装置(AD)と冷却装置(COL)とが上下に
積層されてなるアドヒージョン処理/冷却ユニット30
が配置されている。
移動可能な主搬送装置18を備えており、搬送路13の
一方側には、レジスト塗布処理ユニット(CT)22お
よび基板Gの周縁部のレジストを除去する周縁レジスト
除去ユニット(ER)23が一体的に設けられており、
搬送路13の他方側には、2つの加熱装置(HP)が上
下に重ねられてなる加熱処理ユニット28、加熱処理装
置(HP)と冷却処理装置(COL)が上下に重ねられ
てなる加熱処理/冷却ユニット29、およびアドヒージ
ョン処理装置(AD)と冷却装置(COL)とが上下に
積層されてなるアドヒージョン処理/冷却ユニット30
が配置されている。
【0022】さらに、後段部2cは、搬送路14に沿っ
て移動可能な主搬送装置19を備えており、搬送路14
の一方側には、3つの現像処理ユニット(DEV)24
a、24b、24cが配置されており、搬送路14の他
方側には2つの加熱処理装置(HP)が上下に重ねられ
てなる加熱処理ユニット31、および加熱処理装置(H
P)と冷却装置(COL)が上下に積層されてなる2つ
の加熱処理/冷却ユニット32、33が配置されてい
る。
て移動可能な主搬送装置19を備えており、搬送路14
の一方側には、3つの現像処理ユニット(DEV)24
a、24b、24cが配置されており、搬送路14の他
方側には2つの加熱処理装置(HP)が上下に重ねられ
てなる加熱処理ユニット31、および加熱処理装置(H
P)と冷却装置(COL)が上下に積層されてなる2つ
の加熱処理/冷却ユニット32、33が配置されてい
る。
【0023】上記主搬送装置17,18,19は、それ
ぞれ水平面内の2方向のX軸駆動機構、Y軸駆動機構、
および垂直方向のZ軸駆動機構を備えており、さらにZ
軸を中心に回転する回転駆動機構を備えており、それぞ
れ基板Gを支持するアーム17a,18a,19aを有
している。
ぞれ水平面内の2方向のX軸駆動機構、Y軸駆動機構、
および垂直方向のZ軸駆動機構を備えており、さらにZ
軸を中心に回転する回転駆動機構を備えており、それぞ
れ基板Gを支持するアーム17a,18a,19aを有
している。
【0024】なお、処理部2は、搬送路を挟んで一方の
側に洗浄処理ユニット21a、レジスト処理ユニット2
2、現像処理ユニット24aのようなスピナー系ユニッ
トのみを配置しており、他方の側に加熱処理ユニットや
冷却処理ユニット等の熱系処理ユニットのみを配置する
構造となっている。
側に洗浄処理ユニット21a、レジスト処理ユニット2
2、現像処理ユニット24aのようなスピナー系ユニッ
トのみを配置しており、他方の側に加熱処理ユニットや
冷却処理ユニット等の熱系処理ユニットのみを配置する
構造となっている。
【0025】また、中継部15、16のスピナー系ユニ
ット配置側の部分には、薬液供給ユニット34が配置さ
れており、さらにメンテナンスが可能なスペース35が
設けられている。
ット配置側の部分には、薬液供給ユニット34が配置さ
れており、さらにメンテナンスが可能なスペース35が
設けられている。
【0026】インターフェイス部3は、処理部2との間
で基板を受け渡しする際に一時的に基板を保持するエク
ステンション36と、さらにその両側に設けられた、バ
ッファーカセットを配置する2つのバッファーステージ
37と、これらと露光装置(図示せず)との間の基板G
の搬入出を行う搬送機構38とを備えている。搬送機構
38はエクステンション36およびバッファステージ3
7の配列方向に沿って設けられた搬送路38a上を移動
可能な搬送アーム39を備え、この搬送アーム39によ
り処理部2と露光装置との間で基板Gの搬送が行われ
る。
で基板を受け渡しする際に一時的に基板を保持するエク
ステンション36と、さらにその両側に設けられた、バ
ッファーカセットを配置する2つのバッファーステージ
37と、これらと露光装置(図示せず)との間の基板G
の搬入出を行う搬送機構38とを備えている。搬送機構
38はエクステンション36およびバッファステージ3
7の配列方向に沿って設けられた搬送路38a上を移動
可能な搬送アーム39を備え、この搬送アーム39によ
り処理部2と露光装置との間で基板Gの搬送が行われ
る。
【0027】このように各処理ユニットを集約して一体
化することにより、省スペース化および処理の効率化を
図ることができる。
化することにより、省スペース化および処理の効率化を
図ることができる。
【0028】このように構成される塗布・現像処理シス
テムにおいては、カセットC内の基板Gが、処理部2に
搬送され、処理部2では、まず、前段部2aの紫外線照
射/冷却ユニット25の紫外線照射装置(UV)で表面
改質・洗浄処理が行われ、その後そのユニットの冷却装
置(COL)で冷却された後、洗浄ユニット(SCR)
21a,21bでスクラバー洗浄が施され、前段部2a
に配置された加熱処理装置(HP)の一つで加熱乾燥さ
れた後、冷却ユニット27のいずれかの冷却装置(CO
L)で冷却される。
テムにおいては、カセットC内の基板Gが、処理部2に
搬送され、処理部2では、まず、前段部2aの紫外線照
射/冷却ユニット25の紫外線照射装置(UV)で表面
改質・洗浄処理が行われ、その後そのユニットの冷却装
置(COL)で冷却された後、洗浄ユニット(SCR)
21a,21bでスクラバー洗浄が施され、前段部2a
に配置された加熱処理装置(HP)の一つで加熱乾燥さ
れた後、冷却ユニット27のいずれかの冷却装置(CO
L)で冷却される。
【0029】その後、基板Gは中段部2bに搬送され、
レジストの定着性を高めるために、ユニット30の上段
のアドヒージョン処理装置(AD)にて疎水化処理(H
MDS処理)され、下段の冷却装置(COL)で冷却
後、レジスト塗布ユニット(CT)22でレジストが塗
布され、周縁レジスト除去ユニット(ER)23で基板
Gの周縁の余分なレジストが除去される。その後、基板
Gは、中段部2bに配置された加熱処理装置(HP)の
一つでプリベーク処理され、ユニット29または30の
下段の冷却装置(COL)で冷却される。
レジストの定着性を高めるために、ユニット30の上段
のアドヒージョン処理装置(AD)にて疎水化処理(H
MDS処理)され、下段の冷却装置(COL)で冷却
後、レジスト塗布ユニット(CT)22でレジストが塗
布され、周縁レジスト除去ユニット(ER)23で基板
Gの周縁の余分なレジストが除去される。その後、基板
Gは、中段部2bに配置された加熱処理装置(HP)の
一つでプリベーク処理され、ユニット29または30の
下段の冷却装置(COL)で冷却される。
【0030】その後、基板Gは中継部16から主搬送装
置19にてインターフェイス部3を介して露光装置に搬
送されてそこで所定のパターンが露光される。そして、
基板Gは再びインターフェイス部3を介して搬入され、
必要に応じて後段部2cのいずれかの加熱処理装置(H
P)でポストエクスポージャーベーク処理を行った後、
現像処理ユニット(DEV)24a,24b,24cの
いずれかで現像処理され、所定の回路パターンが形成さ
れる。現像処理された基板Gは、後段部2cのいずれか
の加熱処理装置(HP)にてポストベーク処理が施され
た後、冷却装置(COL)にて冷却され、主搬送装置1
9,18,17および搬送機構10によってカセットス
テーション1上の所定のカセットに収容される。
置19にてインターフェイス部3を介して露光装置に搬
送されてそこで所定のパターンが露光される。そして、
基板Gは再びインターフェイス部3を介して搬入され、
必要に応じて後段部2cのいずれかの加熱処理装置(H
P)でポストエクスポージャーベーク処理を行った後、
現像処理ユニット(DEV)24a,24b,24cの
いずれかで現像処理され、所定の回路パターンが形成さ
れる。現像処理された基板Gは、後段部2cのいずれか
の加熱処理装置(HP)にてポストベーク処理が施され
た後、冷却装置(COL)にて冷却され、主搬送装置1
9,18,17および搬送機構10によってカセットス
テーション1上の所定のカセットに収容される。
【0031】次に、LCD基板の表面をスクラバー洗浄
する洗浄ユニット(SCR)21a,21bについて説
明する。図2はLCD基板の表面をスクラバー洗浄する
洗浄ユニットを模式的に示す側面図であり、図3は図2
に示した洗浄ユニットを模式的に示す平面図である。
する洗浄ユニット(SCR)21a,21bについて説
明する。図2はLCD基板の表面をスクラバー洗浄する
洗浄ユニットを模式的に示す側面図であり、図3は図2
に示した洗浄ユニットを模式的に示す平面図である。
【0032】これらの図に示すように、洗浄ユニット
(SCR)21a,21bはそれぞれシンク41を有
し、このシンク41の上方には、基板Gを搬出入するた
めの基板受渡シャッター42が設けられ、基板Gを受渡
するためのリフター43が昇降自在に設けられている。
シンク41の下側には、2つの下カップ44,45が設
けられ、この下カップ44の内側に、カップ46が昇降
自在に設けられている。このカップ46の内方に、基板
Gの周縁を挟持して機械的に保持する機構を備えたチャ
ック47が設けられ、このチャック47は、その下方に
設けられた回転駆動機構48により回転されるようにな
っている。また、図3に示すように、このチャック機構
47の四隅には、それぞれ、基板Gを保持する際に基板
Gを案内するための基板ガイド48が設けられている。
(SCR)21a,21bはそれぞれシンク41を有
し、このシンク41の上方には、基板Gを搬出入するた
めの基板受渡シャッター42が設けられ、基板Gを受渡
するためのリフター43が昇降自在に設けられている。
シンク41の下側には、2つの下カップ44,45が設
けられ、この下カップ44の内側に、カップ46が昇降
自在に設けられている。このカップ46の内方に、基板
Gの周縁を挟持して機械的に保持する機構を備えたチャ
ック47が設けられ、このチャック47は、その下方に
設けられた回転駆動機構48により回転されるようにな
っている。また、図3に示すように、このチャック機構
47の四隅には、それぞれ、基板Gを保持する際に基板
Gを案内するための基板ガイド48が設けられている。
【0033】また、シンク41内には、ロールブラシ用
アーム51が基板G上をスキャン可能に設けられてお
り、このロールブラシ用アーム51の下側には、ロール
ブラシ52が設けられている。これにより、スクラバー
洗浄時には、静止した基板G上をロールブラシ用アーム
51がスキャンし、ロールブラシ52により基板Gがス
クラバー洗浄される。ロールブラシ用アーム51はリニ
ア駆動機構56により矢印方向に沿ってベルト駆動され
る。
アーム51が基板G上をスキャン可能に設けられてお
り、このロールブラシ用アーム51の下側には、ロール
ブラシ52が設けられている。これにより、スクラバー
洗浄時には、静止した基板G上をロールブラシ用アーム
51がスキャンし、ロールブラシ52により基板Gがス
クラバー洗浄される。ロールブラシ用アーム51はリニ
ア駆動機構56により矢印方向に沿ってベルト駆動され
る。
【0034】さらに、ロールブラシ用アーム51の反対
側には、ラインシャワーアーム53が基板G上をスキャ
ン可能に設けられている。このラインシャワーアーム5
3には、その下側に、純水などの洗浄液をライン状に吐
出するラインシャワースリットノズル(ライン状吐出ノ
ズル)54およびスプレーノズル55が設けられてい
る。ラインシャワーアーム53はリニア駆動機構57に
より矢印方向に沿ってベルト駆動される。ラインシャワ
ースリットノズル54から基板Gへ洗浄液を吐出する際
には基板Gが回転される。
側には、ラインシャワーアーム53が基板G上をスキャ
ン可能に設けられている。このラインシャワーアーム5
3には、その下側に、純水などの洗浄液をライン状に吐
出するラインシャワースリットノズル(ライン状吐出ノ
ズル)54およびスプレーノズル55が設けられてい
る。ラインシャワーアーム53はリニア駆動機構57に
より矢印方向に沿ってベルト駆動される。ラインシャワ
ースリットノズル54から基板Gへ洗浄液を吐出する際
には基板Gが回転される。
【0035】ラインシャワースリットノズル54は、図
4の正面図(a)、底面図(b)、側面図(c)に示す
ように、その底面にスリット61を有し、そのスリット
61から洗浄液が吐出される。スリット61の有効洗浄
幅は、図4に符号dで示す範囲となっており、洗浄液の
吐出量は、例えば、25l/minである。また、図示
しない供給源から洗浄液を供給するための供給管を接続
するためのジョイント61がそれぞれスリットノズル5
4の両側に設けられている。
4の正面図(a)、底面図(b)、側面図(c)に示す
ように、その底面にスリット61を有し、そのスリット
61から洗浄液が吐出される。スリット61の有効洗浄
幅は、図4に符号dで示す範囲となっており、洗浄液の
吐出量は、例えば、25l/minである。また、図示
しない供給源から洗浄液を供給するための供給管を接続
するためのジョイント61がそれぞれスリットノズル5
4の両側に設けられている。
【0036】さらに、スリットノズル54の上部には、
吐出する洗浄液に超音波を付与するための2個の超音波
発振素子62が設けられている。これにより、スリット
ノズル54から吐出する洗浄液には、超音波が付与され
ているため、洗浄液が基板Gに当たった際には、極めて
高い洗浄能力を発揮することができる。
吐出する洗浄液に超音波を付与するための2個の超音波
発振素子62が設けられている。これにより、スリット
ノズル54から吐出する洗浄液には、超音波が付与され
ているため、洗浄液が基板Gに当たった際には、極めて
高い洗浄能力を発揮することができる。
【0037】なお、スプレーノズル55は、基板Gの中
央部において必要に応じて洗浄液をスプレーするもので
あり、補助的な洗浄機能を有している。
央部において必要に応じて洗浄液をスプレーするもので
あり、補助的な洗浄機能を有している。
【0038】図5に示すように、チャック47を回転さ
せる回転駆動機構48、ならびにロールブラシ用アーム
51およびラインシャワーアーム53をそれぞれ駆動す
るリニア駆動機構56,57は、いずれも制御装置70
により制御されるようになっている。そして、この制御
装置70により、基板Gを固定してロールブラシ用アー
ム51をスキャンさせながらブラシ洗浄を行い、または
基板Gを回転させてラインシャワーアーム53をスキャ
ンさせながら洗浄液洗浄を行うように制御される。
せる回転駆動機構48、ならびにロールブラシ用アーム
51およびラインシャワーアーム53をそれぞれ駆動す
るリニア駆動機構56,57は、いずれも制御装置70
により制御されるようになっている。そして、この制御
装置70により、基板Gを固定してロールブラシ用アー
ム51をスキャンさせながらブラシ洗浄を行い、または
基板Gを回転させてラインシャワーアーム53をスキャ
ンさせながら洗浄液洗浄を行うように制御される。
【0039】さらに制御装置70は、ラインシャワーア
ーム53を基板Gの周縁部と中央部との間をスキャンさ
せながら洗浄液洗浄を行うように制御する。この際のス
キャン速度は可変とされる。この場合に、ラインシャワ
ースリットノズル54は、基板Gの回転中心から外縁に
向かう方向に沿って配置される。そして、制御装置70
は、ラインシャワーアーム53が基板Gの周縁部にある
時の基板Gの回転速度が、ラインシャワーアーム53が
基板Gの中央部にある時よりも低減されるように回転駆
動機構48を制御する。例えば、ラインシャワーアーム
53が基板Gの中央部に位置している時には、150r
pmであるが、基板Gの周辺部に位置している時には、
50rpmにされる。これにより、後述するように、洗
浄能力を低下させることなく、洗浄液の飛散が防止され
る。
ーム53を基板Gの周縁部と中央部との間をスキャンさ
せながら洗浄液洗浄を行うように制御する。この際のス
キャン速度は可変とされる。この場合に、ラインシャワ
ースリットノズル54は、基板Gの回転中心から外縁に
向かう方向に沿って配置される。そして、制御装置70
は、ラインシャワーアーム53が基板Gの周縁部にある
時の基板Gの回転速度が、ラインシャワーアーム53が
基板Gの中央部にある時よりも低減されるように回転駆
動機構48を制御する。例えば、ラインシャワーアーム
53が基板Gの中央部に位置している時には、150r
pmであるが、基板Gの周辺部に位置している時には、
50rpmにされる。これにより、後述するように、洗
浄能力を低下させることなく、洗浄液の飛散が防止され
る。
【0040】次に、このように構成された洗浄ユニット
(SCR)21a,21bにおける洗浄動作について説
明する。まず、基板Gが基板受渡シャッターおよびリフ
ター43を介して搬入され、チャック47により保持さ
れると、ロールブラシ用アーム51のスキャンが開始さ
れる。この際、図2に仮想線で示すように、ロールブラ
シ用アーム51は、基板Gの位置にさしかかると、若干
上昇されてスキャンする。これにより、静止された基板
G上をロールブラシ用アーム51がスキャンし、ロール
ブラシ52により基板Gがスクラバー洗浄される。
(SCR)21a,21bにおける洗浄動作について説
明する。まず、基板Gが基板受渡シャッターおよびリフ
ター43を介して搬入され、チャック47により保持さ
れると、ロールブラシ用アーム51のスキャンが開始さ
れる。この際、図2に仮想線で示すように、ロールブラ
シ用アーム51は、基板Gの位置にさしかかると、若干
上昇されてスキャンする。これにより、静止された基板
G上をロールブラシ用アーム51がスキャンし、ロール
ブラシ52により基板Gがスクラバー洗浄される。
【0041】このロールブラシ52よるスクラバーが終
了すると、ロールブラシ用アーム51が退避され、ライ
ンシャワーアーム53のスキャンが開始されるととも
に、基板Gが所定の回転速度で回転される。これによ
り、ラインシャワースリットノズル54から例えば25
l/minの洗浄液吐出させながら、ラインシャワーア
ーム53が回転する基板G上をスキャンされる。
了すると、ロールブラシ用アーム51が退避され、ライ
ンシャワーアーム53のスキャンが開始されるととも
に、基板Gが所定の回転速度で回転される。これによ
り、ラインシャワースリットノズル54から例えば25
l/minの洗浄液吐出させながら、ラインシャワーア
ーム53が回転する基板G上をスキャンされる。
【0042】この場合に、ラインシャワーアーム53
は、基板G周縁と中央との間をスキャンするように制御
される。これにより、基板Gの回転速度が変化した場合
にも、基板Gの回転中心部分と周縁部とで洗浄液の供給
量を適宜増減させることができる。この際に、スキャン
速度を可変とすることが好ましい。また、このように基
板G周縁と中央との間をスキャンするラインシャワーア
ーム53が基板Gの周縁部にある時の基板Gの回転速度
と、基板Gの中央部にある時の速度とが異なるように、
具体的には周縁部にある時よりも中央部にある時のほう
が回転速度が低くなるように回転駆動機構48が制御さ
れる。このような制御を行わない場合には、基板Gの中
央部から周辺部まで移動するラインシャワーアーム53
の位置に拘わらずに基板Gの回転速度が常時一定にされ
ることとなるが、その場合には、周速度の小さい中心部
でも良好な洗浄能力を得るために、回転速度を150r
pm程度にする必要があり、ラインシャワーアーム53
が基板Gの周縁部に移動して洗浄液を吐出している際、
基板Gの周辺を保持するチャック47(特に、基板ガイ
ド48)に洗浄液が当たって大量の洗浄液が飛散する。
これに対して、ラインシャワーアーム53が周縁部に来
た時に基板回転数を低下させることにより、洗浄液が基
板Gの周辺のチャック47(特に、基板ガイド48)に
当たっても洗浄液があまり飛散せず、結果として洗浄液
の飛散を著しく低減させることができる。
は、基板G周縁と中央との間をスキャンするように制御
される。これにより、基板Gの回転速度が変化した場合
にも、基板Gの回転中心部分と周縁部とで洗浄液の供給
量を適宜増減させることができる。この際に、スキャン
速度を可変とすることが好ましい。また、このように基
板G周縁と中央との間をスキャンするラインシャワーア
ーム53が基板Gの周縁部にある時の基板Gの回転速度
と、基板Gの中央部にある時の速度とが異なるように、
具体的には周縁部にある時よりも中央部にある時のほう
が回転速度が低くなるように回転駆動機構48が制御さ
れる。このような制御を行わない場合には、基板Gの中
央部から周辺部まで移動するラインシャワーアーム53
の位置に拘わらずに基板Gの回転速度が常時一定にされ
ることとなるが、その場合には、周速度の小さい中心部
でも良好な洗浄能力を得るために、回転速度を150r
pm程度にする必要があり、ラインシャワーアーム53
が基板Gの周縁部に移動して洗浄液を吐出している際、
基板Gの周辺を保持するチャック47(特に、基板ガイ
ド48)に洗浄液が当たって大量の洗浄液が飛散する。
これに対して、ラインシャワーアーム53が周縁部に来
た時に基板回転数を低下させることにより、洗浄液が基
板Gの周辺のチャック47(特に、基板ガイド48)に
当たっても洗浄液があまり飛散せず、結果として洗浄液
の飛散を著しく低減させることができる。
【0043】例えば、図6に示すように、ラインシャワ
ーアーム53が基板Gの中央部に位置している時には1
50rpmとし、ラインシャワーアーム53が中央部か
ら周縁部に移動するに従って基板回転速度を直線状に低
下させ、ラインシャワーアーム53が基板Gの周縁部に
位置している時には50rpmに低下させることによ
り、洗浄液の飛散が問題にならない程度に低減すること
ができた。
ーアーム53が基板Gの中央部に位置している時には1
50rpmとし、ラインシャワーアーム53が中央部か
ら周縁部に移動するに従って基板回転速度を直線状に低
下させ、ラインシャワーアーム53が基板Gの周縁部に
位置している時には50rpmに低下させることによ
り、洗浄液の飛散が問題にならない程度に低減すること
ができた。
【0044】この場合に、基板Gの中央部では、高回転
速度であるから洗浄能力が高いのに対して、基板Gの周
縁部では低回転速度であるから洗浄能力の低下が懸念さ
れるが、基板Gの周縁部では中央部よりも周速度が高い
ため、吐出ノズルが基板の周縁部に移動している時に基
板Gの回転速度を低下させたとしても、基板Gの周縁部
の周速度は低下させないようにすることができ、基板G
の周縁部における洗浄能力を低下させないようにするこ
とができる。
速度であるから洗浄能力が高いのに対して、基板Gの周
縁部では低回転速度であるから洗浄能力の低下が懸念さ
れるが、基板Gの周縁部では中央部よりも周速度が高い
ため、吐出ノズルが基板の周縁部に移動している時に基
板Gの回転速度を低下させたとしても、基板Gの周縁部
の周速度は低下させないようにすることができ、基板G
の周縁部における洗浄能力を低下させないようにするこ
とができる。
【0045】また、図7に示すように、スリットノズル
の場合、基板Gの中央部では領域Aに洗浄液を供給しな
ければならないのに対し、周縁部では領域Bに洗浄液を
供給すればよく、基板Gの中央部と周縁部とは、洗浄液
を供給すべき基板の面積が異なり、周縁部のほうが小さ
くなるから、その意味でも基板周縁部における洗浄能力
は高く維持される。
の場合、基板Gの中央部では領域Aに洗浄液を供給しな
ければならないのに対し、周縁部では領域Bに洗浄液を
供給すればよく、基板Gの中央部と周縁部とは、洗浄液
を供給すべき基板の面積が異なり、周縁部のほうが小さ
くなるから、その意味でも基板周縁部における洗浄能力
は高く維持される。
【0046】さらに、このように基板Gの周縁部では周
速度が速くなり、かつスリットノズルの洗浄液を供給す
べき基板の面積が小さくなるのであるから、上述のよう
にラインシャワーノズル53が基板Gの周縁に行くに従
って基板Gの回転数を低下することにより、むしろ洗浄
液が適度に供給されて洗浄能力が上昇することもあり得
ると考えられる。
速度が速くなり、かつスリットノズルの洗浄液を供給す
べき基板の面積が小さくなるのであるから、上述のよう
にラインシャワーノズル53が基板Gの周縁に行くに従
って基板Gの回転数を低下することにより、むしろ洗浄
液が適度に供給されて洗浄能力が上昇することもあり得
ると考えられる。
【0047】実際に、図6に示したように基板Gの回転
速度を変化させて洗浄した場合と、基板Gの回転を15
0rpmと一定にした場合とで洗浄能力を比較した結
果、回転速度一定の場合には、初期のパーティクル数
(粒径1μm以上)が3040個であったのが洗浄後に
は288個となり除去率は90.5%となったのに対
し、回転速度を変化させた場合には、初期のパーティク
ル数(粒径1μm以上)が3642個であったのが洗浄
後には277個となり除去率が92.4%となり、洗浄
能力が低下せず、むしろ若干向上したことが確認され
た。なお、この場合には、洗浄液として純水を用いて流
量24.8L/minで供給し、ノズル高さ22mm、
ノズルスキャン速度23mm/s、スキャン幅470m
mとし、超音波発振素子への投入パワーを430Wとし
た。
速度を変化させて洗浄した場合と、基板Gの回転を15
0rpmと一定にした場合とで洗浄能力を比較した結
果、回転速度一定の場合には、初期のパーティクル数
(粒径1μm以上)が3040個であったのが洗浄後に
は288個となり除去率は90.5%となったのに対
し、回転速度を変化させた場合には、初期のパーティク
ル数(粒径1μm以上)が3642個であったのが洗浄
後には277個となり除去率が92.4%となり、洗浄
能力が低下せず、むしろ若干向上したことが確認され
た。なお、この場合には、洗浄液として純水を用いて流
量24.8L/minで供給し、ノズル高さ22mm、
ノズルスキャン速度23mm/s、スキャン幅470m
mとし、超音波発振素子への投入パワーを430Wとし
た。
【0048】このスリットノズル54からの洗浄液によ
る洗浄が終了すると、スプレーノズル55を基板の中央
に位置させて、必要に応じてそこから基板Gに洗浄液が
吐出される。その後、基板Gが高速回転され、洗浄液が
振り切られ、基板Gが乾燥され、基板受渡シャッターお
よびリフター43を介して搬出される。
る洗浄が終了すると、スプレーノズル55を基板の中央
に位置させて、必要に応じてそこから基板Gに洗浄液が
吐出される。その後、基板Gが高速回転され、洗浄液が
振り切られ、基板Gが乾燥され、基板受渡シャッターお
よびリフター43を介して搬出される。
【0049】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態
では、レジスト塗布・現像処理システムにおける基板洗
浄装置について説明したが、これに限らず、基板を回転
させながら洗浄液を供給して基板を洗浄する装置であれ
ば適用可能である。また、被処理基板としてはLCD基
板に限定されず、例えばLCD基板のカラーフィルター
や半導体ウエハ等、他の基板にも適用することができ
る。
ず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態
では、レジスト塗布・現像処理システムにおける基板洗
浄装置について説明したが、これに限らず、基板を回転
させながら洗浄液を供給して基板を洗浄する装置であれ
ば適用可能である。また、被処理基板としてはLCD基
板に限定されず、例えばLCD基板のカラーフィルター
や半導体ウエハ等、他の基板にも適用することができ
る。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
洗浄液による基板洗浄の際に、基板を回転させ、かつラ
イン状吐出ノズルを基板上で移動させつつ、ライン状吐
出ノズルから基板に洗浄液を吐出させるため、洗浄液を
スポット状に吐出する場合に比べて、大量の洗浄液を一
度に吐出させることができ、大型で洗浄面積の広い基板
を洗浄する場合であっても、洗浄のスループットが大き
く、かつ十分な洗浄能力を発揮させて基板の清浄化の程
度を良好にすることができる。
洗浄液による基板洗浄の際に、基板を回転させ、かつラ
イン状吐出ノズルを基板上で移動させつつ、ライン状吐
出ノズルから基板に洗浄液を吐出させるため、洗浄液を
スポット状に吐出する場合に比べて、大量の洗浄液を一
度に吐出させることができ、大型で洗浄面積の広い基板
を洗浄する場合であっても、洗浄のスループットが大き
く、かつ十分な洗浄能力を発揮させて基板の清浄化の程
度を良好にすることができる。
【0051】また、吐出ノズルが基板の周辺部に移動さ
れた際の基板の回転速度と、基板の中央部に移動された
際の基板の回転速度とが異なるように制御されるため、
吐出ノズルが基板の周縁部に移動してきた際に、基板の
回転速度が低く、洗浄液が基板の保持機構に当たっても
洗浄液の飛散を小さくすることができる。この場合に、
基板の中央部では、高回転速度であるから洗浄能力が高
いのに対して、基板周縁部では低回転速度であるから洗
浄能力の低下が懸念されるが、基板の周縁部では中央部
よりも周速度が高いため、吐出ノズルが基板の周縁部に
移動している時に基板の回転速度を低減したとしても、
基板周縁部の周速度を中央部と同等にすることができ、
基板の周縁部における洗浄能力を良好に維持することが
できる。
れた際の基板の回転速度と、基板の中央部に移動された
際の基板の回転速度とが異なるように制御されるため、
吐出ノズルが基板の周縁部に移動してきた際に、基板の
回転速度が低く、洗浄液が基板の保持機構に当たっても
洗浄液の飛散を小さくすることができる。この場合に、
基板の中央部では、高回転速度であるから洗浄能力が高
いのに対して、基板周縁部では低回転速度であるから洗
浄能力の低下が懸念されるが、基板の周縁部では中央部
よりも周速度が高いため、吐出ノズルが基板の周縁部に
移動している時に基板の回転速度を低減したとしても、
基板周縁部の周速度を中央部と同等にすることができ、
基板の周縁部における洗浄能力を良好に維持することが
できる。
【0052】さらに、吐出ノズルは、基板の回転中心か
ら外縁に向かう方向に沿って配置され、移動機構は、前
記吐出ノズルの配置方向に直交する方向に前記吐出ノズ
ルを移動させるので、基板の回転速度が変化した場合に
も、基板の回転中心部分と周縁部とで洗浄液の供給量を
適宜増減させることができ、良好な洗浄能力を確保しつ
つ、洗浄液の飛散を小さくすることができる。
ら外縁に向かう方向に沿って配置され、移動機構は、前
記吐出ノズルの配置方向に直交する方向に前記吐出ノズ
ルを移動させるので、基板の回転速度が変化した場合に
も、基板の回転中心部分と周縁部とで洗浄液の供給量を
適宜増減させることができ、良好な洗浄能力を確保しつ
つ、洗浄液の飛散を小さくすることができる。
【図1】本発明が適用されるLCD基板のレジスト塗布
・現像処理システムを示す平面図。
・現像処理システムを示す平面図。
【図2】図1のレジスト塗布・現像処理システムに組み
込まれた、本発明の一実施形態に係る洗浄ユニットを模
式的に示す側面図。
込まれた、本発明の一実施形態に係る洗浄ユニットを模
式的に示す側面図。
【図3】図2に示した洗浄ユニットを模式的に示す平面
図。
図。
【図4】図2および図3に示した洗浄ユニットに装着さ
れるラインシャワーアームの正面図、底面図および側面
図。
れるラインシャワーアームの正面図、底面図および側面
図。
【図5】図2および図3に示した洗浄ユニットにおける
制御系を示すブロック図。
制御系を示すブロック図。
【図6】ラインシャワーアームの位置と基板の回転数と
の関係の一例を示すグラフ。
の関係の一例を示すグラフ。
【図7】ラインシャワーアームが基板の中央部にある時
と、周縁部にある時の洗浄能力を説明するための図。
と、周縁部にある時の洗浄能力を説明するための図。
21a,21b;洗浄ユニット 47;チャック 48;回転駆動機構 49;基板ガイド 53;ラインシャワーアーム 54;ラインシャワースリットノズル(ライン状吐出ノ
ズル) 57;リニア駆動機構(移動機構) 63;超音波発振素子 70;制御装置 G;LCD基板
ズル) 57;リニア駆動機構(移動機構) 63;超音波発振素子 70;制御装置 G;LCD基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐田 徹也 熊本県菊池郡大津町大字高尾野字平成272 番地の4 東京エレクトロン九州株式会社 大津事業所内 (72)発明者 太田 義治 熊本県菊池郡大津町大字高尾野字平成272 番地の4 東京エレクトロン九州株式会社 大津事業所内 Fターム(参考) 3B116 AA02 AB23 AB42 BA02 BA14 BA34 BB32 BB55 BB85 CC05 3B201 AA02 AB24 AB34 AB42 BA02 BA14 BA34 BB32 BB55 BB85 BB93 CB12 CC13 CC21
Claims (11)
- 【請求項1】 基板に洗浄液を供給して基板を洗浄する
基板洗浄装置であって、 基板を回転させる基板回転機構と、 基板に洗浄液をライン状に吐出するライン状吐出ノズル
と、 前記ライン状吐出ノズルを基板上で移動させる移動機構
とを具備し、 前記基板回転機構により基板を回転させ、かつ前記移動
機構により前記ライン状吐出ノズルを基板上で移動させ
つつ、前記ライン状吐出ノズルから基板に洗浄液を吐出
させることを特徴とする基板洗浄装置。 - 【請求項2】 前記ライン状吐出ノズルは、洗浄液をス
リットを介して吐出するスリットノズルであることを特
徴とする請求項1に記載の基板洗浄装置。 - 【請求項3】 前記ライン状吐出ノズルは、吐出する洗
浄液に超音波を付与する超音波発振素子を有しているこ
とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の基板洗
浄装置。 - 【請求項4】 基板に洗浄液を供給して基板を洗浄する
基板洗浄装置であって、 基板の周縁部を保持する基板保持機構と前記基板保持機
構に保持された基板を回転させる基板回転機構と、 基板に洗浄液を吐出する吐出ノズルと、 前記吐出ノズルを基板上で移動させる移動機構と、 前記吐出ノズルが基板の周辺部に移動された際の基板の
回転速度と、基板の中央部に移動された際の基板の回転
速度とが異なるように、前記基板回転機構を制御する制
御機構とを具備し、 前記基板回転機構により基板を回転させ、かつ前記移動
機構により前記吐出ノズルを基板上で移動させつつ、前
記吐出ノズルから基板に洗浄液を吐出させることを特徴
とする基板洗浄装置。 - 【請求項5】 前記吐出ノズルは、洗浄液をライン状に
吐出するライン状吐出ノズルであることを特徴とする請
求項4に記載の基板洗浄装置。 - 【請求項6】 前記吐出ノズルは、基板の回転中心から
外縁に向かう方向に沿って配置され、前記移動機構は、
前記吐出ノズルの配置方向に直交する方向に前記吐出ノ
ズルを移動させることを特徴とする請求項4または請求
項5に記載の基板洗浄装置。 - 【請求項7】 前記吐出ノズルは、洗浄液をスリットを
介して吐出するスリットノズルであることを特徴とする
請求項6に記載の基板洗浄装置。 - 【請求項8】 前記吐出ノズルは、吐出する洗浄液に超
音波を射出する超音波発振子を有していることを特徴と
する請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載の基
板洗浄装置。 - 【請求項9】 基板に洗浄液を供給して基板を洗浄する
基板洗浄装置であって、 基板の周縁部を保持する基板保持機構と前記基板保持機
構に保持された基板を回転させる基板回転機構と、 基板に洗浄液を吐出する吐出ノズルと、 前記吐出ノズルを基板上で移動させる移動機構と、を具
備し、 前記吐出ノズルは、基板の回転中心から外縁に向かう方
向に沿って配置され、前記移動機構は、前記吐出ノズル
の配置方向に直交する方向に前記吐出ノズルを移動させ
ることを特徴とする基板洗浄装置。 - 【請求項10】 前記移動機構の移動速度が可変である
ことを特徴とする請求項9に記載の基板洗浄装置。 - 【請求項11】 さらに、基板をスクラバー洗浄するた
めのブラシを具備することを特徴とする請求項1ないし
請求項10のいずれか1項に記載の基板洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11135513A JP2000325894A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 基板洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11135513A JP2000325894A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 基板洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000325894A true JP2000325894A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15153529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11135513A Pending JP2000325894A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 基板洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000325894A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003245622A (ja) * | 2002-02-22 | 2003-09-02 | Shibuya Machinery Co Ltd | パレット洗浄装置 |
JP2006128238A (ja) * | 2004-10-27 | 2006-05-18 | Aqua Science Kk | 対象物処理装置および対象物処理方法 |
CN102343343A (zh) * | 2011-10-02 | 2012-02-08 | 广州市嘉特斯机电制造有限公司 | 内孔干式清洗机及其清洗方法 |
US9099298B2 (en) | 2010-03-18 | 2015-08-04 | Tokyo Electron Limited | Substrate cleaning apparatus and substrate cleaning method |
-
1999
- 1999-05-17 JP JP11135513A patent/JP2000325894A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003245622A (ja) * | 2002-02-22 | 2003-09-02 | Shibuya Machinery Co Ltd | パレット洗浄装置 |
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CN102343343A (zh) * | 2011-10-02 | 2012-02-08 | 广州市嘉特斯机电制造有限公司 | 内孔干式清洗机及其清洗方法 |
CN102343343B (zh) * | 2011-10-02 | 2013-04-10 | 广州市嘉特斯机电制造有限公司 | 内孔干式清洗机及其清洗方法 |
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