JP2003036756A - エナメル線製造装置 - Google Patents

エナメル線製造装置

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JP2003036756A
JP2003036756A JP2001221354A JP2001221354A JP2003036756A JP 2003036756 A JP2003036756 A JP 2003036756A JP 2001221354 A JP2001221354 A JP 2001221354A JP 2001221354 A JP2001221354 A JP 2001221354A JP 2003036756 A JP2003036756 A JP 2003036756A
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enameled wire
wire
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wire manufacturing
enamel
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Naoki Karasawa
直希 唐沢
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】エナメル線製造装置を複数台連結して成るエナ
メル線製造装置において、個々のエナメル線製造装置同
志の熱量を効率的に融通することができ、その結果優れ
た省エネルギー性を発揮することができる装置を提供す
ること。 【解決手段】エナメル線製造装置200,300を複数
台連結して成るエナメル線製造装置において、それら複
数台のエナメル線製造装置の給気配管同志を熱交換量制
御ダンパー211,311及び分配量制御ダンパー21
2、312を介して連結して成ることを特徴とするエナ
メル線製造装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエナメル線製造装置
に関するものである。更に詳述すれば本発明は細径のエ
ナメル線を製造することができる横型のエナメル線製造
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エナメル線は導線、例えば銅線やアルミ
線の上にエナメル線用塗料を塗布、焼き付けすることに
よって製造されている。ここにおいてエナメル線用塗料
の塗布、焼き付け作業は1回だけで行うことはなく、通
常3〜15回繰り返し行うことが多い。
【0003】これら3〜15回の繰り返しのエナメル線
用塗料の塗布、焼き付け作業を1種類のエナメル線用塗
料だけで行なって得られるエナメル線はシングルコート
エナメル線と呼ばれている。
【0004】また、3〜15回の繰り返しのエナメル線
用塗料の塗布、焼き付け作業を下層側と上層側とで異な
る2種類のエナメル線用塗料を用いて得られるエナメル
線はダブルコートエナメル線と呼ばれている。
【0005】更に、3〜15回の繰り返しのエナメル線
用塗料の塗布、焼き付け作業において、エナメル線の下
層側、中間層、上層側がそれぞれ異なる3種類のエナメ
ル線用塗料を用いて得られるエナメル線はトリプルコー
トエナメル線と呼ばれている。
【0006】このようなダブルコートエナメル線やトリ
プルコートエナメル線はそれらの個々のシングルコート
エナメル線の優れた特長を合わせ持つと共にそれらの個
々の難点の特性を改善することができる。
【0007】このような訳でダブルコートエナメル線や
トリプルコートエナメル線は広く実用されるようになっ
てきている。
【0008】しかし、エナメル線用塗料の最適焼き付け
温度は個々のエナメル線用塗料によって異なるのが通例
である。従ってダブルコートエナメル線の焼き付け作業
では下層側の焼き付け温度と上層側の焼き付け温度が異
なることになる。また、トリプルコートエナメル線の焼
き付け作業では下層側の焼き付け温度、中間層の焼き付
け温度、上層側の焼き付け温度がそれぞれ異なることに
なる。
【0009】他方、あるエナメル線製造装置の焼付炉内
温度は炉内位置により若干の温度差があるもののほぼ同
一温度レベル範囲内にある。従って同一のエナメル線製
造装置では2種類のエナメル線用塗料を焼き付けるダブ
ルコートエナメル線を製造することができない。まして
や同一のエナメル線製造装置では3種類のエナメル線用
塗料を焼き付けるトリプルコートエナメル線を製造する
こともできない。そこで、従来のダブルコートエナメル
線の製造では、まず焼付炉温度が異なる2台のエナメル
線製造装置を連結してその内の1台で下層側の焼き付け
作業を行い、他の1台で上層側の焼き付け作業を行って
いる。
【0010】図2は従来のエナメル線製造装置を示した
横断面説明図である。
【0011】図2において1は導線、2はシングルコー
トエナメル線、100は従来のエナメル線製造装置、1
01はエナメル線焼付炉、102はエナメル線用塗料塗
布機構、103は加熱ヒータ、104は高温空気、10
5は排気ファン、106は白金触媒、107は熱交換
器、108は給気ファン、109は新鮮外気である。こ
こにおいて熱交換器107は4台あり、これら4台は所
定間隔をおいて設置されている。
【0012】この図2に示す従来のエナメル線製造装置
100の主要構成部材は横型のエナメル線焼付炉101
である。このエナメル線焼付炉101の内部には新鮮外
気109の流入する上側空洞とエナメル線を焼き付ける
下側空洞とが設けられている。その下側空洞の下部には
加熱ヒータ103が設置されており、炉内を加熱するよ
うになっている。
【0013】まず、図示しない導線送出機構から送り出
された導線1はエナメル線用塗料塗布機構102に入
り、そこでその導線1上にエナメル線用塗料が塗布され
る。
【0014】次に、そのエナメル線用塗料が塗布された
導線1は焼付炉101内を通過することによってエナメ
ル線用塗料が焼き付けられる。
【0015】このエナメル線用塗料塗布作業と焼き付け
作業とを複数回繰り返し行うことによってエナメル線2
が製造される。このようにして製造されたエナメル線2
は図示しない巻取機構により巻き取られるようになって
いる。
【0016】前述のようにエナメル線用塗料が塗布され
た導線1は焼付炉101内を通過することによってエナ
メル線用塗料が焼き付けられるが、この際エナメル線用
塗料の樹脂分は導線1上にエナメル線皮膜として残る
が、有機溶剤分は焼付炉101内で蒸発する。
【0017】次に、この蒸発した有機溶剤分と高温空気
104とは排気ファン105により吸引されて白金触媒
106内を通過する。有機溶剤分はこの白金触媒106
内を通過するとき燃焼する。この有機溶剤分の燃焼によ
り高温燃焼ガスが発生する。
【0018】次に、この白金触媒106で発生した高温
燃焼ガスは熱交換器107内を通過する。
【0019】この熱交換器107内には給気ファン10
8により吸入された冷たい新鮮外気109が入ってきて
いるので、その冷たい新鮮外気109は前述の白金触媒
106で発生した高温燃焼ガスと熱交換し、昇温され
る。ここで昇温された新鮮外気109は焼付炉101の
上側空洞を通って下側空洞内に入るようになっている。
【0020】新鮮外気109の温度は熱交換器107の
稼動率、交換面積、熱交換路の長さ等を変えることによ
って調整する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の従
来のエナメル線製造装置100では、焼付炉101の温
度が高かったり、有機溶剤蒸気濃度が高かったりした場
合、白金触媒106が高温になり、その結果白金触媒1
06後段にある熱交換器107においては冷たい新鮮外
気109を昇温するための熱交換量に余りができる。当
然、余った熱量は排気ファン105を介して外界へ排出
しなければならない。
【0022】即ち、焼付炉101の温度が高かったり、
有機溶剤蒸気濃度が高かったりした場合、白金媒106
で発生する熱量も大きくなり、その結果給気ファン10
8により吸入された冷たい新鮮外気109もより高温に
昇温される。その高温に昇温された新鮮外気109は焼
付炉101の上側空洞を通って下側空洞内に入ることか
ら焼付炉101の下側空洞内の温度が設定温度より高め
になり、その結果適正温度での焼き付け作業が困難とな
るのである。
【0023】そこで従来の従来のエナメル線製造装置1
00では、焼付炉101の温度が高かったり、有機溶剤
蒸気濃度が高かったりした場合、熱交換器107による
熱交換量を減らすために白金触媒106通過時に触媒燃
焼した高温燃焼ガスの一部を外気中に排出するようにし
ていた。このことは折角発生した大量の熱エネルギーを
外気中に捨てることを意味する。
【0024】また、従来のエナメル線製造装置100で
は、焼付炉101の温度が低かったり、有機溶剤蒸気濃
度が低かったりした場合、白金触媒106通過時に触媒
燃焼して発生する高温燃焼ガスの量が少なく、且つ低い
温度であるため給気ファン108から吸入した冷たい新
鮮外気109を十分に昇温することができない。このよ
うに十分に昇温されない新鮮外気109が焼付炉101
の上側空洞を通って下側空洞内に入ってきた場合には、
加熱ヒータ103の稼動率が上がり、その結果消費電力
が増大してしまうという難点があった。
【0025】特に、焼付炉温度が異なる従来のエナメル
線製造装置100を2台連結し、その1台で下層側の焼
き付け作業を行い、他の1台で上層側の焼き付け作業を
行うようにするダブルコートエナメル線の製造において
は各エナメル線製造装置の熱交換量のアンバランスが大
きく、その結果熱損失が大きかった。
【0026】本発明はかかる点に立って為されたもので
あって、その目的とするところは前記した従来技術の欠
点を解消し、エナメル線製造装置を複数台連結して成る
連結エナメル線製造装置において、構成する個々のエナ
メル線製造装置同志の熱量を効率的に融通することがで
き、その結果優れた省エネルギー性を発揮することがで
きる連結エナメル線製造装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、エナメル線製造装置を複数台連結して成るエナメ
ル線製造装置において、それら複数台のエナメル線製造
装置の給気配管同志を連結して成ることを特徴とするエ
ナメル線製造装置にある。
【0028】本発明において給気配管には外気給気バル
ブが取り付けられていることが好ましい。更に、本発明
において給気配管には外気給気バルブと熱交換量制御ダ
ンパーとが取り付けられていることがより好ましい。
【0029】本発明においてエナメル線製造装置には外
気給気バルブと熱交換量制御ダンパーとを消費電力が最
小になるように制御することができる演算制御回路が設
置して成ることが好ましい。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明のエナメル線製造装
置の実施の形態について説明する。
【0031】図1は本発明の連結エナメル線製造装置の
一実施例を示した横断面説明図である。
【0032】図1において1は導線、2はシングルコー
トエナメル線、3はダブルコートエナメル線、200は
第1エナメル線製造装置、201は第1エナメル線焼付
炉、202は第1エナメル線用塗料塗布機構、203は
第1加熱ヒータ、204は第1高温空気、205は第1
排気ファン、206は第1白金触媒、207は第1熱交
換器、208は第1給気ファン、209は第1新鮮外
気、210は第1新鮮外気給気バルブ、211は第1熱
交換量制御ダンパー、212は第1分配量制御ダンパー
である。ここにおいて第1熱交換器207は4台あり、
これら4台が所定間隔をおいて設置されている。
【0033】また、図1において300は第2エナメル
線製造装置、301は第2エナメル線焼付炉、302は
第2エナメル線用塗料塗布機構、303は第2加熱ヒー
タ、304は第2高温空気、305は第2排気ファン、
306は第2白金触媒、307は第2熱交換器、308
は第2給気ファン、309は第2新鮮外気、310は第
2新鮮外気給気バルブ、311は第2熱交換量制御ダン
パー、312は第2分配量制御ダンパーである。ここに
おいて第2熱交換器307は4台あり、これら4台が所
定間隔をおいて設置されている。
【0034】図1において有機溶剤蒸気を含んだ第1高
温空気204、有機溶剤蒸気を含んだ第2高温空気30
4、第1新鮮外気209及び第2新鮮外気309の流れ
は矢印で示されている。
【0035】図1において第1熱交換器熱交換器207
及び第2熱交換器307は単純な層構造のもの、スパイ
ラル構造のもの、ループ状構造のもの等がある。また、
これらに使用される熱交換器用伝熱管はローフィンチュ
ーブ、楕円チューブのもの等がある。
【0036】図1から判るように本発明の一実施例の連
結エナメル線製造装置は第1エナメル線製造装置200
と第2エナメル線製造装置300とを連結して成るもの
である。
【0037】この本発明の一実施例のエナメル線製造装
置では、まず図示しない導線送出機構から送り出された
導線1が第1エナメル線製造装置200内へ入り、そこ
で下層塗布のエナメル線塗料の塗布、焼き付けを複数回
行うことによりシングルコートエナメル線2に加工され
る。次に、このシングルコートエナメル線2は第2エナ
メル線製造装置300に入り、そこで上層塗布のエナメ
ル線塗料の塗布、焼き付けを複数回行うことによりダブ
ルコートエナメル線3が製造されるようになっている。
【0038】図1において第1エナメル線製造装置20
0の第1エナメル線焼付炉201、第1エナメル線用塗
料塗布機構202、第1加熱ヒータ203、第1高温空
気204、第1排気ファン205、第1白金触媒20
6、第1熱交換器207、第1給気ファン208及び第
1新鮮外気209は、従来のエナメル線製造装置100
のそれぞれ該当するものと実質的に同一である。
【0039】同様に、図1において第2エナメル線製造
装置300の第2エナメル線焼付炉301、第2エナメ
ル線用塗料塗布機構302、第2加熱ヒータ303、第
2高温空気304、第2排気ファン305、第2白金触
媒306、第2熱交換器307、第2給気ファン308
及び第2新鮮外気309も、従来のエナメル線製造装置
100のそれぞれ該当するものと実質的に同一である。
【0040】第1エナメル線製造装置200の特徴とす
るところは、第1熱交換器207へ給気する第1新鮮外
気209の給気量を制御できるようにするため、第1新
鮮外気給気バルブ210と、第1熱交換量制御ダンパー
211と、第1分配量制御ダンパー212とを付加設置
したことにある。
【0041】そして第1熱交換器207の4台には第1
新鮮外気209を給気するための給気配管回路がそれぞ
れ配管されており、更にこれら給気配管同志は第1新鮮
外気給気バルブ210と第1熱交換量制御ダンパー21
1とを介して連結されている。そしてこれらの給気配管
は第1分配量制御ダンパー212を介して第2エナメル
線製造装置300の第2熱交換器307へも連結してい
る。
【0042】同様に、第2エナメル線製造装置300の
特徴とするところは、第2熱交換器307へ給気する第
2新鮮外気309の給気量を制御できるようにするた
め、第2新鮮外気給気バルブ310と、第2熱交換量制
御ダンパー311と、第2分配量制御ダンパー312と
を付加設置したことにある。
【0043】そして第2熱交換器307の4台にも第2
新鮮外気309を給気するための給気配管回路がそれぞ
れ配管されており、更にこれら給気配管同志は第2新鮮
外気給気バルブ310と第2熱交換量制御ダンパー31
1とを介して連結されている。そしてこれらの給気配管
は第2分配量制御ダンパー312を介して第1エナメル
線製造装置200の第1熱交換器207へも連結してい
る。
【0044】次に、この本発明の一実施例のエナメル線
製造装置の動作について説明する。まず、第1エナメル
線製造装置200側では、エナメル線用塗料を塗布した
導線1の焼き付けで蒸発した有機溶剤蒸気は第1高温空
気204と混ざる。
【0045】次に、この有機溶剤蒸気を含んだ第1高温
空気204は第1排気ファン205に吸引されて第1白
金触媒206に入り、そこで有機溶剤蒸気は触媒作用を
受けて燃焼して高温の燃焼ガスとなる。
【0046】次に、第1高温空気204はその高温の燃
焼ガスにより高温に昇温され、そしてその高温に昇温さ
れた第1高温空気204は4台の第1熱交換器207に
それぞれ入る。
【0047】次に、これら4台の第1熱交換器207に
入った第1高温空気204は、同じくこれら4台の内の
2台に第1熱交換器207に給気ファン208により大
気中から給気された第1新鮮外気209と熱交換する。
【0048】同様に、第2エナメル線製造装置300側
では、エナメル線用塗料を塗布したシングルコートエナ
メル線2上の焼き付けで蒸発した有機溶剤蒸気が第2高
温空気304と混ざる。
【0049】次に、この有機溶剤蒸気を含んだ第2高温
空気304は第2排気ファン305に吸引されて第2白
金触媒306に入り、そこで有機溶剤蒸気は触媒作用を
受けて燃焼して高温の燃焼ガスとなる。
【0050】次に、第2高温空気304はその高温の燃
焼ガスにより高温に昇温され、そしてそのより高温に昇
温された第2高温空気304は4台の第2熱交換器30
7にそれぞれ入る。
【0051】次に、これら4台の第1熱交換器307に
入った第2高温空気304は、同じくこれら4台の内の
2台に第1熱交換器307に給気ファン308により給
気された第2新鮮外気309と熱交換する。
【0052】図1に示すように第1エナメル線製造装置
200側では、4台の第1熱交換器307の内の2台の
第2熱交換器307へ給気ファン208によって大気中
から第1新鮮外気209を給気することができるように
構成されているが、通常運転時にはそれら2台の第2熱
交換器307の内の1台側へのみ給気ファン208によ
って大気中から第1新鮮外気209を給気する。更に、
その第1新鮮外気209の温度に応じて第1分配量制御
ダンパー212を調整して給気配管の長さを変え、それ
によって第1新鮮外気209の温度を適宜調整する。
【0053】また、第1エナメル線製造装置200の第
1熱交換器207において高温の昇温空気が必要な場合
には、第1新鮮外気給気バルブ210と第2新鮮外気給
気バルブ310とを開き、且つ第1熱交換量制御ダンパ
ー211と第2熱交換量制御ダンパー311とを適宜調
整し、しかも第1分配量制御ダンパー212と第2分配
量制御ダンパー312とを適量開いて供給する。
【0054】ここにおいて第1新鮮外気給気バルブ21
0、第2新鮮外気給気バルブ310、第1新鮮外気給気
バルブ210及び第2新鮮外気給気バルブ310の調整
は、手動調節または自動調節の両方ができるようになっ
ている。
【0055】また、これらの調整作業は第1エナメル線
製造装置200側の第1エナメル線焼付炉201の第1
加熱ヒータ203の温度及び消費電力、第2エナメル線
製造装置300側の第2エナメル線焼付炉301の温度
及び第2加熱ヒータ303の消費電力、給気した第1新
鮮外気209の温度、給気した第2新鮮外気309の温
度、第1白金触媒206の温度、第2白金触媒306の
温度等に応じて個々にフィードバック制御するか、複合
的にフィードバック制御する。そしてそれらの制御は図
示しないコンピュータで演算制御するか、手動で制御す
る。
【0056】このように本発明では必要に応じて給気配
管の長さを変えたり、また熱交換を第1エナメル線製造
装置200と第2エナメル線製造装置300との相互間
でも行ったりすることが特徴である。
【0057】例えば、第1エナメル線製造装置200側
が交換する熱量が不足する場合には、第2エナメル線製
造装置300側の第2高温空気304を供給して貰う。
逆に第1エナメル線製造装置200側が交換する熱量が
余る場合には、その余った第1高温空気204を第2エ
ナメル線製造装置300側へ供給する。このように第1
エナメル線製造装置200側と第2エナメル線製造装置
300側との間で熱量の交換を行うことにより、熱交換
器の稼動率が上昇する。
【0058】また、第1新鮮外気209や第2新鮮外気
309の給気量を大きくしたときには、第1白金触媒2
06や第2白金触媒306の過熱劣化を抑止できると共
に第1エナメル線焼付炉201と第2エナメル線焼付炉
301の炉内温度を均一化することができる。なお、本
発明のエナメル線製造装置の技術は他の加熱炉や乾燥炉
等にも応用することができる。
【0059】
【発明の効果】本発明のエナメル線製造装置は優れた省
エネルギーを発揮できると共に高品質の複合エナメル線
を効率よく生産できるものであり、工業上有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエナメル線製造装置の一実施例を示し
た横断面説明図である。
【図2】従来のエナメル線製造装置を示した横断面説明
図である。
【符号の説明】
1 導線 2 シングルコートエナメル線 3 ダブルコートエナメル線 100 従来のエナメル線製造装置 101 エナメル線焼付炉 102 エナメル線用塗料塗布機構 103 加熱ヒータ 104 高温空気 105 排気ファン 106 白金触媒 107 熱交換器 108 給気ファン 109 新鮮外気 200 第1エナメル線製造装置 201 第1エナメル線焼付炉 202 第1エナメル線用塗料塗布機構 203 第1加熱ヒータ 204 第1高温空気 205 第1排気ファン 206 第1白金触媒 207 第1熱交換器 208 第1給気ファン 209 第1新鮮外気 210 第1新鮮外気給気バルブ 211 第1熱交換量制御ダンパー 212 第1分配量制御ダンパー 300 第2エナメル線製造装置 301 第2エナメル線焼付炉 302 第2エナメル線用塗料塗布機構 303 第2加熱ヒータ 304 第2高温空気 305 第2排気ファン 306 第2白金触媒 307 第2熱交換器 308 第2給気ファン 309 第2新鮮外気 310 第2新鮮外気給気バルブ 311 第2熱交換量制御ダンパー 312 第2分配量制御ダンパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01B 13/00 517 H01B 13/00 517

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導線の送出機構と該導線上にエナメル線用
    塗料を塗布してエナメル線用塗料塗布導線とすることが
    できるエナメル線用塗料塗布機構と該エナメル線用塗料
    塗布導線を高温で焼き付けることができるエナメル線焼
    付炉と該エナメル線焼付炉で蒸発した有機溶剤蒸気を触
    媒燃焼させることができる白金触媒と該白金触媒で触媒
    燃焼した高温空気と大気中から給気ファンと給気配管と
    を介して給気した新鮮外気との熱交換をすることができ
    る熱交換器と該熱交換器で熱交換した排ガスを大気中へ
    排気させることができる排気ファンと得られたエナメル
    線を巻き取ることができるエナメル線巻取機構とを具備
    したエナメル線製造装置を複数台連結して成るエナメル
    線製造装置において、前記複数台のエナメル線製造装置
    の給気配管同志を連結して成ることを特徴とするエナメ
    ル線製造装置。
  2. 【請求項2】給気配管には、外気給気バルブが取り付け
    られていることを特徴とする請求項1記載のエナメル線
    製造装置。
  3. 【請求項3】給気配管には、外気給気バルブと熱交換量
    制御ダンパーとが取り付けられていることを特徴とする
    請求項1記載のエナメル線製造装置。
  4. 【請求項4】エナメル線製造装置には、外気給気バルブ
    と熱交換量制御ダンパーとを消費電力が最小になるよう
    に制御することができる演算制御回路が設置して成るこ
    とを特徴とする請求項1記載のエナメル線製造装置。
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