JP2003036438A - 画像中の赤目を特定するプログラム、記録媒体、画像処理装置及び赤目特定方法 - Google Patents
画像中の赤目を特定するプログラム、記録媒体、画像処理装置及び赤目特定方法Info
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- JP2003036438A JP2003036438A JP2001224628A JP2001224628A JP2003036438A JP 2003036438 A JP2003036438 A JP 2003036438A JP 2001224628 A JP2001224628 A JP 2001224628A JP 2001224628 A JP2001224628 A JP 2001224628A JP 2003036438 A JP2003036438 A JP 2003036438A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像の赤目現象の生じている領域を適切に特
定する。 【解決手段】 対象画像401中の目を含む領域が対象
領域402として決定されると、コントラスト補正部2
07は対象領域402に対してコントラスト補正を行い
撮影時の影響を補正する。そして特徴領域抽出部204
が、対象領域の色相、彩度および明度の特徴量に基づい
て、瞳孔領域、虹彩領域および虹彩外領域を特徴領域と
して抽出する。特徴領域選別部208は、肌色の画素を
有する特徴領域を赤目領域の候補から除外する。さらに
赤目領域特定部205が、虹彩領域502と他の特徴領
域との接触関係や、特徴領域の階調特性および面積に基
づいて赤目領域を1つに特定する。これにより赤目領域
を適切に特定することができる。
定する。 【解決手段】 対象画像401中の目を含む領域が対象
領域402として決定されると、コントラスト補正部2
07は対象領域402に対してコントラスト補正を行い
撮影時の影響を補正する。そして特徴領域抽出部204
が、対象領域の色相、彩度および明度の特徴量に基づい
て、瞳孔領域、虹彩領域および虹彩外領域を特徴領域と
して抽出する。特徴領域選別部208は、肌色の画素を
有する特徴領域を赤目領域の候補から除外する。さらに
赤目領域特定部205が、虹彩領域502と他の特徴領
域との接触関係や、特徴領域の階調特性および面積に基
づいて赤目領域を1つに特定する。これにより赤目領域
を適切に特定することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像中の赤目を特
定する技術に関する。
定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】フラッシュを用いて撮影を行うと画像中
の人物の目が赤色あるいは黄金色に光って写る赤目現象
が生じることがある。このような赤目は不自然であるた
め、銀塩カメラにて取得された写真をスキャナにて取り
込むことにより、あるいは、デジタルカメラにて撮影す
ることにより取得された画像データに対して処理を施
し、画像中の赤目を通常の目へと補正する技術が従来よ
り提案されている。
の人物の目が赤色あるいは黄金色に光って写る赤目現象
が生じることがある。このような赤目は不自然であるた
め、銀塩カメラにて取得された写真をスキャナにて取り
込むことにより、あるいは、デジタルカメラにて撮影す
ることにより取得された画像データに対して処理を施
し、画像中の赤目を通常の目へと補正する技術が従来よ
り提案されている。
【0003】例えば、特開平9−261580号公報で
は、一対の目を含む領域とその中央点を操作者が指定
し、指定された領域を対象に赤目現象が生じている領域
(以下、「赤目領域」という。)を特定して補正する方
法が提案されている。
は、一対の目を含む領域とその中央点を操作者が指定
し、指定された領域を対象に赤目現象が生じている領域
(以下、「赤目領域」という。)を特定して補正する方
法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、赤目は
撮影された状況または被写体の個人差等によって色相等
の特徴量が異なること、画像内の瞳の占める割合が異な
ること等の理由から、赤目領域の特定が困難であった。
撮影された状況または被写体の個人差等によって色相等
の特徴量が異なること、画像内の瞳の占める割合が異な
ること等の理由から、赤目領域の特定が困難であった。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、様々な態様にて生じる赤目領域を適切に特定す
ることを目的とする。
であり、様々な態様にて生じる赤目領域を適切に特定す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、対象画像中の赤目を特定するプ
ログラムであって、コンピュータを、前記対象画像中の
目領域を含む対象領域の特徴量に基づいて、前記対象領
域から虹彩領域を含む赤目領域の候補となる複数の特徴
領域を抽出する特徴領域抽出手段と、前記虹彩領域と他
の特徴領域との接触関係と、前記特徴領域の特徴量の階
調特性と、前記特徴領域の面積に関する面積情報と、に
基づいて前記赤目領域を特定する赤目領域特定手段と、
を備える画像処理装置として機能させる。
め、請求項1の発明は、対象画像中の赤目を特定するプ
ログラムであって、コンピュータを、前記対象画像中の
目領域を含む対象領域の特徴量に基づいて、前記対象領
域から虹彩領域を含む赤目領域の候補となる複数の特徴
領域を抽出する特徴領域抽出手段と、前記虹彩領域と他
の特徴領域との接触関係と、前記特徴領域の特徴量の階
調特性と、前記特徴領域の面積に関する面積情報と、に
基づいて前記赤目領域を特定する赤目領域特定手段と、
を備える画像処理装置として機能させる。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
のプログラムにおいて、前記特徴領域抽出手段は、前記
対象領域の画素値から導出される色相、彩度および明度
のうち少なくとも2種類の特徴量に基づいて前記特徴領
域を抽出することを特徴とする。
のプログラムにおいて、前記特徴領域抽出手段は、前記
対象領域の画素値から導出される色相、彩度および明度
のうち少なくとも2種類の特徴量に基づいて前記特徴領
域を抽出することを特徴とする。
【0008】また、請求項3の発明は、請求項1または
2に記載のプログラムにおいて、前記赤目領域特定手段
は、前記階調特性と前記面積情報とから導出される評価
値に基づいて、前記赤目領域を1つに特定することを特
徴とする。
2に記載のプログラムにおいて、前記赤目領域特定手段
は、前記階調特性と前記面積情報とから導出される評価
値に基づいて、前記赤目領域を1つに特定することを特
徴とする。
【0009】また、請求項4の発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載のプログラムにおいて、前記面積情
報は、前記虹彩領域の面積と、該虹彩領域に接触する他
の特徴領域の面積と、を加算した面積に関する情報であ
ることを特徴とする。
3のいずれかに記載のプログラムにおいて、前記面積情
報は、前記虹彩領域の面積と、該虹彩領域に接触する他
の特徴領域の面積と、を加算した面積に関する情報であ
ることを特徴とする。
【0010】また、請求項5の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載のプログラムにおいて、前記階調特
性は、前記虹彩領域の特徴量のヒストグラムから導出さ
れる値を含むことを特徴とする。
4のいずれかに記載のプログラムにおいて、前記階調特
性は、前記虹彩領域の特徴量のヒストグラムから導出さ
れる値を含むことを特徴とする。
【0011】また、請求項6の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載のプログラムにおいて、前記階調特
性は、前記虹彩領域の特徴量の位置的な連続性から導出
される値を含むことを特徴とする。
4のいずれかに記載のプログラムにおいて、前記階調特
性は、前記虹彩領域の特徴量の位置的な連続性から導出
される値を含むことを特徴とする。
【0012】また、請求項7の発明は、請求項1ないし
6のいずれかに記載のプログラムにおいて、コンピュー
タを、前記対象領域の周辺領域の画素の色から肌色情報
を取得する手段と、前記特徴領域に含まれる画素の色が
前記肌色情報と一致する場合に、該特徴領域を前記赤目
領域の候補から除外する手段と、をさらに備える画像処
理装置として機能させる。
6のいずれかに記載のプログラムにおいて、コンピュー
タを、前記対象領域の周辺領域の画素の色から肌色情報
を取得する手段と、前記特徴領域に含まれる画素の色が
前記肌色情報と一致する場合に、該特徴領域を前記赤目
領域の候補から除外する手段と、をさらに備える画像処
理装置として機能させる。
【0013】また、請求項8の発明は、請求項7に記載
のプログラムにおいて、コンピュータを、前記対象画像
のサイズと前記対象領域のサイズとに基づいて前記肌色
情報を取得するための前記周辺領域のサイズを設定する
手段、をさらに備える画像処理装置として機能させる。
のプログラムにおいて、コンピュータを、前記対象画像
のサイズと前記対象領域のサイズとに基づいて前記肌色
情報を取得するための前記周辺領域のサイズを設定する
手段、をさらに備える画像処理装置として機能させる。
【0014】また、請求項9の発明は、対象画像中の赤
目を特定するプログラムであって、コンピュータを、前
記対象画像のコントラストを補正する手段と、コントラ
ストが補正された前記対象画像から、赤目領域を特定す
る赤目領域特定手段と、を備える画像処理装置として機
能させる。
目を特定するプログラムであって、コンピュータを、前
記対象画像のコントラストを補正する手段と、コントラ
ストが補正された前記対象画像から、赤目領域を特定す
る赤目領域特定手段と、を備える画像処理装置として機
能させる。
【0015】また、請求項10の発明は、コンピュータ
読み取り可能な記録媒体であって、請求項1ないし9の
いずれかに記載のプログラムを記録している。
読み取り可能な記録媒体であって、請求項1ないし9の
いずれかに記載のプログラムを記録している。
【0016】また、請求項11の発明は、対象画像中の
赤目を特定する画像処理装置であって、前記対象画像中
の目領域を含む対象領域の特徴量に基づいて、前記対象
領域から虹彩領域を含む赤目領域の候補となる複数の特
徴領域を抽出する特徴領域抽出手段と、前記虹彩領域と
他の特徴領域との接触関係と、前記特徴領域の特徴量の
階調特性と、前記特徴領域の面積に関する面積情報と、
に基づいて前記赤目領域を特定する赤目領域特定手段
と、を備えている。
赤目を特定する画像処理装置であって、前記対象画像中
の目領域を含む対象領域の特徴量に基づいて、前記対象
領域から虹彩領域を含む赤目領域の候補となる複数の特
徴領域を抽出する特徴領域抽出手段と、前記虹彩領域と
他の特徴領域との接触関係と、前記特徴領域の特徴量の
階調特性と、前記特徴領域の面積に関する面積情報と、
に基づいて前記赤目領域を特定する赤目領域特定手段
と、を備えている。
【0017】また、請求項12の発明は、対象画像中の
赤目を特定する方法であって、前記対象画像中の目領域
を含む対象領域の特徴量に基づいて、前記対象領域から
虹彩領域を含む赤目領域の候補となる複数の特徴領域を
抽出する工程と、前記虹彩領域と他の特徴領域との接触
関係と、前記特徴領域の特徴量の階調特性と、前記特徴
領域の面積に関する面積情報と、に基づいて前記赤目領
域を特定する工程と、を備えている。
赤目を特定する方法であって、前記対象画像中の目領域
を含む対象領域の特徴量に基づいて、前記対象領域から
虹彩領域を含む赤目領域の候補となる複数の特徴領域を
抽出する工程と、前記虹彩領域と他の特徴領域との接触
関係と、前記特徴領域の特徴量の階調特性と、前記特徴
領域の面積に関する面積情報と、に基づいて前記赤目領
域を特定する工程と、を備えている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。
実施の形態について説明する。
【0019】<1.第1の実施の形態>図1は、本発明
の第1の実施の形態に係る画像処理装置1の外観図であ
る。画像処理装置1は、プログラムを実行することによ
り対象とする画像中の赤目領域を特定して補正を行うコ
ンピュータである。画像処理装置1は、図1に示すよう
に使用者からの入力を受け付けるキーボード111およ
びマウス112、並びに、使用者に対する指示メニュー
や取得した画像等の表示を行うディスプレイ12を備え
る。
の第1の実施の形態に係る画像処理装置1の外観図であ
る。画像処理装置1は、プログラムを実行することによ
り対象とする画像中の赤目領域を特定して補正を行うコ
ンピュータである。画像処理装置1は、図1に示すよう
に使用者からの入力を受け付けるキーボード111およ
びマウス112、並びに、使用者に対する指示メニュー
や取得した画像等の表示を行うディスプレイ12を備え
る。
【0020】画像処理装置1は、内部に画像のデータ等
を記憶する固定ディスク161を有しており、さらに、
プログラムを格納した記録ディスク91や画像データを
格納したメモリカード92が、コンピュータ読み取り可
能な記録媒体としてそれぞれ読取装置162やカードス
ロット163に装填可能となっている。
を記憶する固定ディスク161を有しており、さらに、
プログラムを格納した記録ディスク91や画像データを
格納したメモリカード92が、コンピュータ読み取り可
能な記録媒体としてそれぞれ読取装置162やカードス
ロット163に装填可能となっている。
【0021】図2は、画像処理装置1の構成を示すブロ
ック図である。画像処理装置1は、CPU13、RAM
14およびROM15をバスラインに接続した一般的な
コンピュータシステムの構成となっている。バスライン
にはさらに、ディスプレイ12、操作者からの入力を受
け付けるキーボード111およびマウス112、データ
やプログラム等を保存する固定ディスク161、記録デ
ィスク91(光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディス
ク等)との間で情報の受け渡しを行う読取装置162、
並びに、メモリカード92との間で情報の受け渡しを行
うカードスロット163が、適宜、インターフェイス
(I/F)を介する等して接続される。
ック図である。画像処理装置1は、CPU13、RAM
14およびROM15をバスラインに接続した一般的な
コンピュータシステムの構成となっている。バスライン
にはさらに、ディスプレイ12、操作者からの入力を受
け付けるキーボード111およびマウス112、データ
やプログラム等を保存する固定ディスク161、記録デ
ィスク91(光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディス
ク等)との間で情報の受け渡しを行う読取装置162、
並びに、メモリカード92との間で情報の受け渡しを行
うカードスロット163が、適宜、インターフェイス
(I/F)を介する等して接続される。
【0022】RAM14、固定ディスク161、読取装
置162およびカードスロット163は互いにデータの
受け渡しが可能とされており、CPU13の制御の下、
ディスプレイ12には各種情報やRAM14、固定ディ
スク161、メモリカード92等に記憶されている画像
の表示が可能とされる。
置162およびカードスロット163は互いにデータの
受け渡しが可能とされており、CPU13の制御の下、
ディスプレイ12には各種情報やRAM14、固定ディ
スク161、メモリカード92等に記憶されている画像
の表示が可能とされる。
【0023】図2に示すプログラム141は、記録ディ
スク91から読取装置162を介して固定ディスク16
1に記憶され、固定ディスク161からRAM14へと
転送されたものであり、CPU13による実行が可能と
される。画像処理装置1がコンピュータ通信手段を備え
ている場合は、インターネット等のコンピュータ通信を
介してプログラム141が固定ディスク161に記憶さ
れてもよい。
スク91から読取装置162を介して固定ディスク16
1に記憶され、固定ディスク161からRAM14へと
転送されたものであり、CPU13による実行が可能と
される。画像処理装置1がコンピュータ通信手段を備え
ている場合は、インターネット等のコンピュータ通信を
介してプログラム141が固定ディスク161に記憶さ
れてもよい。
【0024】図3は、CPU13がRAM14内のプロ
グラム141に従って動作することにより実現される機
能構成を他の構成とともに示す図である。図3に示す構
成のうち、表示制御部201、対象領域決定部202、
特徴領域抽出部204、コントラスト補正部207、特
徴領域選別部208、赤目領域特定部205および補正
部206が、CPU13等により実現される機能を示
す。
グラム141に従って動作することにより実現される機
能構成を他の構成とともに示す図である。図3に示す構
成のうち、表示制御部201、対象領域決定部202、
特徴領域抽出部204、コントラスト補正部207、特
徴領域選別部208、赤目領域特定部205および補正
部206が、CPU13等により実現される機能を示
す。
【0025】表示制御部201は、画像データに基づい
てディスプレイ12上による画像の表示を制御する。対
象領域決定部202は、マウス112を介して画像デー
タ301が示す対象画像中の処理を行う対象領域の指定
を使用者から受け付ける。
てディスプレイ12上による画像の表示を制御する。対
象領域決定部202は、マウス112を介して画像デー
タ301が示す対象画像中の処理を行う対象領域の指定
を使用者から受け付ける。
【0026】特徴領域抽出部204は、対象領域の特徴
量に応じて赤目領域の候補となる複数種類の特徴領域を
抽出する。なお、特徴量としては色相、彩度および明度
が用いられる。コントラスト補正部207は、特徴領域
抽出部204が特徴領域を抽出する前に対象画像中の対
象領域のコントラスト補正を行い明度のバランスを調整
する。特徴領域選別部208は、抽出された特徴領域に
含まれる画素の色相が肌色であるか否かを判定すること
により特徴領域を選別する。赤目領域特定部205は、
選別された複数の特徴領域のうち赤目領域を構成する特
徴領域を特定する。補正部206は特定された赤目領域
に対して補正を行い、画像中の赤目を正常な色の目へと
補正する。補正後の画像のデータは補正済画像データ3
02としてRAM14に記憶される。
量に応じて赤目領域の候補となる複数種類の特徴領域を
抽出する。なお、特徴量としては色相、彩度および明度
が用いられる。コントラスト補正部207は、特徴領域
抽出部204が特徴領域を抽出する前に対象画像中の対
象領域のコントラスト補正を行い明度のバランスを調整
する。特徴領域選別部208は、抽出された特徴領域に
含まれる画素の色相が肌色であるか否かを判定すること
により特徴領域を選別する。赤目領域特定部205は、
選別された複数の特徴領域のうち赤目領域を構成する特
徴領域を特定する。補正部206は特定された赤目領域
に対して補正を行い、画像中の赤目を正常な色の目へと
補正する。補正後の画像のデータは補正済画像データ3
02としてRAM14に記憶される。
【0027】図4は、特徴領域選別部208の機能構成
を示すブロック図である。特徴領域選別部208は、肌
色となる色相の取得を目的とする領域(以下、「肌色検
索領域」という。)のサイズを設定する肌色検索領域設
定部211と、肌色検索領域の画素から肌色となる色相
(以下、「肌色色相」という。)を肌色情報として取得
する肌色情報取得部212と、特徴領域に含まれる画素
の色相が肌色色相と一致した場合に当該特徴領域を赤目
領域の候補から除外する特徴領域除外部213を備えて
いる。
を示すブロック図である。特徴領域選別部208は、肌
色となる色相の取得を目的とする領域(以下、「肌色検
索領域」という。)のサイズを設定する肌色検索領域設
定部211と、肌色検索領域の画素から肌色となる色相
(以下、「肌色色相」という。)を肌色情報として取得
する肌色情報取得部212と、特徴領域に含まれる画素
の色相が肌色色相と一致した場合に当該特徴領域を赤目
領域の候補から除外する特徴領域除外部213を備えて
いる。
【0028】また図5は、赤目領域特定部205の機能
構成を示すブロック図である。赤目領域特定部205
は、特徴領域選別部208にて選別された特徴領域間の
接触関係を検出する接触関係検出部221、特徴領域の
特徴量の階調特性を取得する階調特性取得部222、特
徴領域の面積に関する情報を取得する面積情報取得部2
23、およびこれらの情報に基づいて赤目領域を特定す
る特定部224を備えている。これら図3ないし図5に
示した機能ブロックの機能の詳細については後述する。
構成を示すブロック図である。赤目領域特定部205
は、特徴領域選別部208にて選別された特徴領域間の
接触関係を検出する接触関係検出部221、特徴領域の
特徴量の階調特性を取得する階調特性取得部222、特
徴領域の面積に関する情報を取得する面積情報取得部2
23、およびこれらの情報に基づいて赤目領域を特定す
る特定部224を備えている。これら図3ないし図5に
示した機能ブロックの機能の詳細については後述する。
【0029】図6ないし図9は、画像処理装置1が赤目
領域を特定して補正する際の動作の流れを示す図であ
る。以下、図3ないし図9を参照して画像処理装置1が
赤目領域を特定して補正を行う動作について説明する。
領域を特定して補正する際の動作の流れを示す図であ
る。以下、図3ないし図9を参照して画像処理装置1が
赤目領域を特定して補正を行う動作について説明する。
【0030】まず、使用者がディスプレイ12を見なが
らキーボード111やマウス112を用いてメモリカー
ド92や固定ディスク161内の画像データ301のう
ち所望のものを対象画像として選択すると、選択された
画像データ301がRAM14に読み込まれるとともに
表示制御部201が画像データ301に基づいて対象画
像をディスプレイ12に表示する(ステップS11)。
らキーボード111やマウス112を用いてメモリカー
ド92や固定ディスク161内の画像データ301のう
ち所望のものを対象画像として選択すると、選択された
画像データ301がRAM14に読み込まれるとともに
表示制御部201が画像データ301に基づいて対象画
像をディスプレイ12に表示する(ステップS11)。
【0031】使用者は赤目補正が必要な領域をマウス1
12を用いて指定することにより、対象領域決定部20
2が演算対象となる対象領域を決定する(ステップS1
2)。具体的には、図10に示すように使用者が対象画
像401中の対象領域402の対角の2点を指定するこ
とにより、1つの目に対応する赤目領域を含む矩形の対
象領域402が決定される。
12を用いて指定することにより、対象領域決定部20
2が演算対象となる対象領域を決定する(ステップS1
2)。具体的には、図10に示すように使用者が対象画
像401中の対象領域402の対角の2点を指定するこ
とにより、1つの目に対応する赤目領域を含む矩形の対
象領域402が決定される。
【0032】対象領域402が決定されると、特徴領域
抽出部204は、対象領域402の各画素のRGB値を
L*a*b*表色系の色空間へと変換する。さらに、L*a
*b*値を色相、彩度、明度に変換し、これらを各画素の
特徴量として得る(ステップS13)。
抽出部204は、対象領域402の各画素のRGB値を
L*a*b*表色系の色空間へと変換する。さらに、L*a
*b*値を色相、彩度、明度に変換し、これらを各画素の
特徴量として得る(ステップS13)。
【0033】次に、特徴領域抽出部204は、これらの
特徴量に基づいて特徴領域を抽出する前にコントラスト
補正部207に対象領域402のコントラスト補正を行
わせる(ステップS14)。対象画像401には、撮影
状況等により明暗部の差がはっきりとしている画像や、
明暗部の差があまり無く明度の分布が偏っている画像が
存在する。特に赤目現象が発生している画像はフラッシ
ュを使用して撮影されているため明度が高明度に偏って
いる場合が多い。このため、コントラスト補正を行うこ
とによりどのような対象画像401であっても同一の明
度基準に基づいて特徴領域の抽出を行えるようにする。
特徴量に基づいて特徴領域を抽出する前にコントラスト
補正部207に対象領域402のコントラスト補正を行
わせる(ステップS14)。対象画像401には、撮影
状況等により明暗部の差がはっきりとしている画像や、
明暗部の差があまり無く明度の分布が偏っている画像が
存在する。特に赤目現象が発生している画像はフラッシ
ュを使用して撮影されているため明度が高明度に偏って
いる場合が多い。このため、コントラスト補正を行うこ
とによりどのような対象画像401であっても同一の明
度基準に基づいて特徴領域の抽出を行えるようにする。
【0034】ここでコントラスト補正部207が行うコ
ントラスト補正処理の一例について説明する。まず、コ
ントラスト補正部207により対象領域402における
明度と画素数との関係を示すヒストグラムが作成され
る。図11は、対象領域402から得られるヒストグラ
ムを例示する図である。なお、本実施の形態において明
度の最小値は0とし最大値は255としている。
ントラスト補正処理の一例について説明する。まず、コ
ントラスト補正部207により対象領域402における
明度と画素数との関係を示すヒストグラムが作成され
る。図11は、対象領域402から得られるヒストグラ
ムを例示する図である。なお、本実施の形態において明
度の最小値は0とし最大値は255としている。
【0035】図11中、符号62にて示すように明度が
最小値から最大値にかけて分布している場合は、明暗部
の差がはっきりとしている画像となる。しかしながら、
図11中、符号61にて示すように明度の分布が高明度
領域に偏っている場合には、全体的に淡い画像となり明
度としての特徴が明確でない。したがって、符号62と
符号61とに示す画像において同一の明度基準を適用す
ることは困難であるとともに同一の明度基準を適用した
場合は誤った特徴領域を抽出しかねない。このため、コ
ントラスト補正部207は対象画像401の明度の分布
が偏っている場合には対象領域402に対してコントラ
スト補正を行う。
最小値から最大値にかけて分布している場合は、明暗部
の差がはっきりとしている画像となる。しかしながら、
図11中、符号61にて示すように明度の分布が高明度
領域に偏っている場合には、全体的に淡い画像となり明
度としての特徴が明確でない。したがって、符号62と
符号61とに示す画像において同一の明度基準を適用す
ることは困難であるとともに同一の明度基準を適用した
場合は誤った特徴領域を抽出しかねない。このため、コ
ントラスト補正部207は対象画像401の明度の分布
が偏っている場合には対象領域402に対してコントラ
スト補正を行う。
【0036】明度の分布が偏っていた場合、コントラス
ト補正部207は作成したヒストグラムを最大値から最
小値までの幅を有するように変形を行う。図12は対象
領域402から得られるヒストグラム601の一例を示
す図であり、図13は図12のヒストグラム601を変
形したヒストグラム602を示す図である。図13にお
いて平行斜線を示した領域612は、図12に示すクリ
ップ値よりも上の領域と同じ面積を有する。すなわち、
図12のヒストグラム601から領域611を削除し、
領域612を加えることによって図13のヒストグラム
602が生成される。これにより、クリップ値よりも画
素数の多い明度範囲の画素数が抑えられ、最大値から最
小値までの幅を持つヒストグラムが生成される。
ト補正部207は作成したヒストグラムを最大値から最
小値までの幅を有するように変形を行う。図12は対象
領域402から得られるヒストグラム601の一例を示
す図であり、図13は図12のヒストグラム601を変
形したヒストグラム602を示す図である。図13にお
いて平行斜線を示した領域612は、図12に示すクリ
ップ値よりも上の領域と同じ面積を有する。すなわち、
図12のヒストグラム601から領域611を削除し、
領域612を加えることによって図13のヒストグラム
602が生成される。これにより、クリップ値よりも画
素数の多い明度範囲の画素数が抑えられ、最大値から最
小値までの幅を持つヒストグラムが生成される。
【0037】次に、コントラスト補正部207は、図1
4に示すようにヒストグラム602の累積曲線620を
生成する。そして、図14において横軸を0から255
までの入力明度とし、縦軸も0から255までの出力明
度として扱うことにより、累積曲線620が対象領域4
02の各画素の明度を変換する変換曲線として利用され
る。コントラスト補正部207は、対象領域402内の
注目画素の明度を累積曲線620を用いて変換し、注目
画素を順次切り替えることにより対象領域402全体に
ついて明度の変換すなわちコントラスト補正が行われる
こととなる。
4に示すようにヒストグラム602の累積曲線620を
生成する。そして、図14において横軸を0から255
までの入力明度とし、縦軸も0から255までの出力明
度として扱うことにより、累積曲線620が対象領域4
02の各画素の明度を変換する変換曲線として利用され
る。コントラスト補正部207は、対象領域402内の
注目画素の明度を累積曲線620を用いて変換し、注目
画素を順次切り替えることにより対象領域402全体に
ついて明度の変換すなわちコントラスト補正が行われる
こととなる。
【0038】このような処理により、対象領域402の
明度の分布の偏りが補正され、対象画像401がどのよ
うな明度分布であっても特徴領域の抽出を同一の明度基
準に基づいて行うことが可能となり、個々の対象画像4
01の撮影状況等による影響を受けずに特徴領域の抽出
を精度よく且つ適切に行うことができるようになる。
明度の分布の偏りが補正され、対象画像401がどのよ
うな明度分布であっても特徴領域の抽出を同一の明度基
準に基づいて行うことが可能となり、個々の対象画像4
01の撮影状況等による影響を受けずに特徴領域の抽出
を精度よく且つ適切に行うことができるようになる。
【0039】次に、特徴領域抽出部204により、対象
領域402の各画素の特徴量に基づいて瞳孔領域、虹彩
領域および虹彩外領域がそれぞれ特徴領域として対象領
域402から抽出される。具体的には、彩度および明度
が一定の範囲にある領域(彩度、明度ともに低い範囲に
ある領域)が瞳孔領域として抽出され、色相および彩度
が一定の範囲にある領域(色相は赤からやや黄色、彩度
は高い範囲にある領域)が虹彩領域として抽出される。
さらに、瞳孔領域と同じ明度範囲であり、虹彩領域と同
じ色相範囲の領域が虹彩外領域として抽出される(ステ
ップS15)。
領域402の各画素の特徴量に基づいて瞳孔領域、虹彩
領域および虹彩外領域がそれぞれ特徴領域として対象領
域402から抽出される。具体的には、彩度および明度
が一定の範囲にある領域(彩度、明度ともに低い範囲に
ある領域)が瞳孔領域として抽出され、色相および彩度
が一定の範囲にある領域(色相は赤からやや黄色、彩度
は高い範囲にある領域)が虹彩領域として抽出される。
さらに、瞳孔領域と同じ明度範囲であり、虹彩領域と同
じ色相範囲の領域が虹彩外領域として抽出される(ステ
ップS15)。
【0040】図15および図16は、特徴領域抽出部2
04により、対象領域402から抽出される特徴領域を
例示する図である。符号501は瞳孔領域、符号502
(502a,502b)は虹彩領域、符号503は虹彩
外領域を示す。赤目の状態によっては、各種特徴領域は
抽出されない場合もあれば複数抽出される場合もある。
04により、対象領域402から抽出される特徴領域を
例示する図である。符号501は瞳孔領域、符号502
(502a,502b)は虹彩領域、符号503は虹彩
外領域を示す。赤目の状態によっては、各種特徴領域は
抽出されない場合もあれば複数抽出される場合もある。
【0041】各種特徴領域の抽出に用いられる特徴量の
範囲は、赤目現象の生じていない正常時の特徴量から定
められるものではなく、赤目現象が生じている場合の特
徴量から統計的に定められる。したがって、このような
特徴量に該当する各特徴領域は赤目現象の生じている可
能性がある領域すなわち赤目領域の候補として抽出され
ていることを意味する。逆に、いずれの特徴領域として
も抽出されなかった領域は赤目補正が必要でない領域と
判定されたこととなる。
範囲は、赤目現象の生じていない正常時の特徴量から定
められるものではなく、赤目現象が生じている場合の特
徴量から統計的に定められる。したがって、このような
特徴量に該当する各特徴領域は赤目現象の生じている可
能性がある領域すなわち赤目領域の候補として抽出され
ていることを意味する。逆に、いずれの特徴領域として
も抽出されなかった領域は赤目補正が必要でない領域と
判定されたこととなる。
【0042】特徴領域は対象領域402の画素値から導
かれる色相、彩度および明度のうち少なくとも2種類の
特徴量に基づいて瞳孔領域501、虹彩領域502およ
び虹彩外領域503として抽出されることから、1種類
の特徴量による抽出に比べて個々の対象画像401の撮
影状況等による影響を受けにくくすることができ、特徴
領域の特定を精度よく行うことが実現される。
かれる色相、彩度および明度のうち少なくとも2種類の
特徴量に基づいて瞳孔領域501、虹彩領域502およ
び虹彩外領域503として抽出されることから、1種類
の特徴量による抽出に比べて個々の対象画像401の撮
影状況等による影響を受けにくくすることができ、特徴
領域の特定を精度よく行うことが実現される。
【0043】特徴領域抽出部204により、抽出された
特徴領域は、色相、彩度および明度という特徴量が一定
の範囲内にあることに基づいて判定されたものである。
従って、抽出された各特徴領域には実際は目の領域でな
いものも含まれている可能性がある。このため以降の処
理においては、特徴領域選別部208が抽出された特徴
領域を選別し、赤目領域特定部205が選別された特徴
領域から赤目領域を特定する処理を行う。
特徴領域は、色相、彩度および明度という特徴量が一定
の範囲内にあることに基づいて判定されたものである。
従って、抽出された各特徴領域には実際は目の領域でな
いものも含まれている可能性がある。このため以降の処
理においては、特徴領域選別部208が抽出された特徴
領域を選別し、赤目領域特定部205が選別された特徴
領域から赤目領域を特定する処理を行う。
【0044】特徴領域が目の領域で無い場合は人物の肌
の領域である可能性が高い。このため、特徴領域選別部
208は各特徴領域に含まれる画素の色相が肌色色相と
一致するかを判断し、一致する画素を有していた場合は
当該特徴領域を赤目領域の候補から除外することによっ
て特徴領域を選別する。肌色色相は個人差があるため対
象画像中の肌色となる領域から肌色色相を取得するよう
にしている。以下、特徴領域選別部208が特徴領域を
選別する処理について説明する。
の領域である可能性が高い。このため、特徴領域選別部
208は各特徴領域に含まれる画素の色相が肌色色相と
一致するかを判断し、一致する画素を有していた場合は
当該特徴領域を赤目領域の候補から除外することによっ
て特徴領域を選別する。肌色色相は個人差があるため対
象画像中の肌色となる領域から肌色色相を取得するよう
にしている。以下、特徴領域選別部208が特徴領域を
選別する処理について説明する。
【0045】まず、肌色色相を取得するための肌色検索
領域が、肌色検索領域設定部211により設定される
(図7:ステップS21)。図17は、設定される肌色
検索領域404の一例を示す図である。対象領域402
は1つの目を囲むように指定されるものであるため、対
象領域402の外縁は人物の肌の領域であると予想する
ことができる。したがって、対象領域402の外縁近傍
の周辺領域を肌色検索領域として設定することができ
る。具体的には、図17に示すように対象領域402と
重心および縦横比を同一とする拡大領域(以下、「拡大
対象領域」という。)403を設定し、対象領域402
の外縁と拡大対象領域403の外縁との間の平行斜線で
示す領域404を、肌色検索領域404として設定す
る。
領域が、肌色検索領域設定部211により設定される
(図7:ステップS21)。図17は、設定される肌色
検索領域404の一例を示す図である。対象領域402
は1つの目を囲むように指定されるものであるため、対
象領域402の外縁は人物の肌の領域であると予想する
ことができる。したがって、対象領域402の外縁近傍
の周辺領域を肌色検索領域として設定することができ
る。具体的には、図17に示すように対象領域402と
重心および縦横比を同一とする拡大領域(以下、「拡大
対象領域」という。)403を設定し、対象領域402
の外縁と拡大対象領域403の外縁との間の平行斜線で
示す領域404を、肌色検索領域404として設定す
る。
【0046】拡大対象領域403のサイズWrは、対象
領域402のサイズS1および対象画像401のサイズ
S2に基づいて数1にて示す関数Frにより与えられ
る。それぞれの領域のサイズS1,S2は画素数を用い
ればよい。
領域402のサイズS1および対象画像401のサイズ
S2に基づいて数1にて示す関数Frにより与えられ
る。それぞれの領域のサイズS1,S2は画素数を用い
ればよい。
【0047】
【数1】
【0048】関数Frは、対象画像401のサイズS2
に対する対象領域402のサイズS1の相対値が大きい
ほど、出力する拡大対象領域403のサイズWrを大き
くする関数であり、例えば数1は数2にて示す式で表す
ことができる。なお、数2においてkは定数である。
に対する対象領域402のサイズS1の相対値が大きい
ほど、出力する拡大対象領域403のサイズWrを大き
くする関数であり、例えば数1は数2にて示す式で表す
ことができる。なお、数2においてkは定数である。
【0049】
【数2】
【0050】前述したように対象領域402は1つの目
を囲むように指定されるものであるため、対象画像40
1のサイズS2に対する対象領域402のサイズS1の
相対値が大きいということは、対象画像401に占める
人物の顔となる領域すなわち肌色色相を取得可能な領域
も大きくなることが容易に予想できる。このため、上記
のような関数Frを用いることにより、サイズS2に対
するサイズS1の相対値が大きいほど肌色検索領域40
4のサイズが大きくなるように設定する。これにより、
以降の処理において、できるだけ大きな領域の画素から
色相を取得することができ、より精度の高い肌色色相を
取得することが可能となる。
を囲むように指定されるものであるため、対象画像40
1のサイズS2に対する対象領域402のサイズS1の
相対値が大きいということは、対象画像401に占める
人物の顔となる領域すなわち肌色色相を取得可能な領域
も大きくなることが容易に予想できる。このため、上記
のような関数Frを用いることにより、サイズS2に対
するサイズS1の相対値が大きいほど肌色検索領域40
4のサイズが大きくなるように設定する。これにより、
以降の処理において、できるだけ大きな領域の画素から
色相を取得することができ、より精度の高い肌色色相を
取得することが可能となる。
【0051】次に、肌色情報取得部212により肌色検
索領域404に含まれる各画素の色相が取得される。そ
して、取得された色相それぞれの画素数を比較し、最も
画素数の多い色相が肌色色相として取得される(ステッ
プS22)。
索領域404に含まれる各画素の色相が取得される。そ
して、取得された色相それぞれの画素数を比較し、最も
画素数の多い色相が肌色色相として取得される(ステッ
プS22)。
【0052】次に、特徴領域除外部213により一の特
徴領域が処理対象(以下、「注目特徴領域」という。)
として決定される(ステップS23)。そして、注目特
徴領域に含まれる画素の色相が取得されて該色相が肌色
色相と一致しているか否かが特徴領域除外部213によ
り判定され(ステップS24)、肌色色相と一致した場
合、注目特徴領域は赤目領域の候補となる特徴領域から
除外される(ステップS25)。
徴領域が処理対象(以下、「注目特徴領域」という。)
として決定される(ステップS23)。そして、注目特
徴領域に含まれる画素の色相が取得されて該色相が肌色
色相と一致しているか否かが特徴領域除外部213によ
り判定され(ステップS24)、肌色色相と一致した場
合、注目特徴領域は赤目領域の候補となる特徴領域から
除外される(ステップS25)。
【0053】一の注目特徴領域についての画素の色相の
判定が終了すると次の注目特徴領域が決定され(ステッ
プS26,S23)、再度、画素の色相の判定が行われ
る。以下、同様の処理が行われて最終的に全ての特徴領
域の画素の色相の判定が行われる。
判定が終了すると次の注目特徴領域が決定され(ステッ
プS26,S23)、再度、画素の色相の判定が行われ
る。以下、同様の処理が行われて最終的に全ての特徴領
域の画素の色相の判定が行われる。
【0054】このような処理によって、人物の肌の領域
が特徴領域として抽出された場合であっても当該特徴領
域を赤目領域の候補から除外することができる。これに
より特徴領域は選別され、その結果、赤目領域を特定す
る精度を向上させることができる。
が特徴領域として抽出された場合であっても当該特徴領
域を赤目領域の候補から除外することができる。これに
より特徴領域は選別され、その結果、赤目領域を特定す
る精度を向上させることができる。
【0055】続いて、特徴領域選別部208により選別
された特徴領域から赤目領域特定部205が赤目領域を
特定する処理を行う。以下、赤目領域特定部205の赤
目領域を特定する処理について説明する。
された特徴領域から赤目領域特定部205が赤目領域を
特定する処理を行う。以下、赤目領域特定部205の赤
目領域を特定する処理について説明する。
【0056】まず、接触関係検出部221により一の虹
彩領域502が処理対象(以下、「注目虹彩領域」とい
う。)として決定される(ステップS31)。次に、注
目虹彩領域が、瞳孔領域501または虹彩外領域503
と接触しているか否かの接触関係が判定される(ステッ
プS32)。接触していた場合は特定部224により、
注目虹彩領域と、該注目虹彩領域に接触している瞳孔領
域501および虹彩外領域503とを含めた全体の領域
が、赤目領域の候補として以降の処理対象単位となる1
つの領域(以下、「赤目候補領域」という。)として設
定される(ステップS33)。
彩領域502が処理対象(以下、「注目虹彩領域」とい
う。)として決定される(ステップS31)。次に、注
目虹彩領域が、瞳孔領域501または虹彩外領域503
と接触しているか否かの接触関係が判定される(ステッ
プS32)。接触していた場合は特定部224により、
注目虹彩領域と、該注目虹彩領域に接触している瞳孔領
域501および虹彩外領域503とを含めた全体の領域
が、赤目領域の候補として以降の処理対象単位となる1
つの領域(以下、「赤目候補領域」という。)として設
定される(ステップS33)。
【0057】一の注目虹彩領域についての接触関係の判
定が終了すると次の注目虹彩領域が決定され(ステップ
S34,S31)、再度、接触関係の判定が行われる。
以下、同様の処理が行われて最終的に全ての虹彩領域の
接触関係の判定が行われる。
定が終了すると次の注目虹彩領域が決定され(ステップ
S34,S31)、再度、接触関係の判定が行われる。
以下、同様の処理が行われて最終的に全ての虹彩領域の
接触関係の判定が行われる。
【0058】一般に、赤目現象の特徴として赤目領域は
分散して存在するのではなく、虹彩領域502およびそ
の周囲に存在している。したがって、虹彩領域502に
接触している他の特徴領域を含めて1つの赤目候補領域
とされるとともに、他の特徴領域に接触していない虹彩
領域502は赤目候補領域とはされない。
分散して存在するのではなく、虹彩領域502およびそ
の周囲に存在している。したがって、虹彩領域502に
接触している他の特徴領域を含めて1つの赤目候補領域
とされるとともに、他の特徴領域に接触していない虹彩
領域502は赤目候補領域とはされない。
【0059】例えば、図15に示す虹彩領域502b
や、図16に示す虹彩領域502においては、瞳孔領域
501や虹彩外領域503と接触していない(図16で
は、瞳孔領域501および虹彩外領域503の周囲が特
徴領域となっていない。)ため、目領域でない可能性
や、赤目現象が生じていない可能性が高い。そこで、こ
れらの虹彩領域502は赤目候補領域とはされない。一
方、図15に示す虹彩領域502aは瞳孔領域501お
よび虹彩外領域503と接触しているため、赤目現象が
生じている可能性が高い。そこで、虹彩領域502a、
瞳孔領域501および虹彩外領域503を含めた領域が
1つの赤目候補領域とされる。このように、虹彩領域5
02と他の特徴領域との接触関係に基づいて、赤目候補
領域を設定することにより、結果として赤目領域を適切
に特定することができる。
や、図16に示す虹彩領域502においては、瞳孔領域
501や虹彩外領域503と接触していない(図16で
は、瞳孔領域501および虹彩外領域503の周囲が特
徴領域となっていない。)ため、目領域でない可能性
や、赤目現象が生じていない可能性が高い。そこで、こ
れらの虹彩領域502は赤目候補領域とはされない。一
方、図15に示す虹彩領域502aは瞳孔領域501お
よび虹彩外領域503と接触しているため、赤目現象が
生じている可能性が高い。そこで、虹彩領域502a、
瞳孔領域501および虹彩外領域503を含めた領域が
1つの赤目候補領域とされる。このように、虹彩領域5
02と他の特徴領域との接触関係に基づいて、赤目候補
領域を設定することにより、結果として赤目領域を適切
に特定することができる。
【0060】続いて、特定部224は、上記のように設
定された複数の赤目候補領域から1つの赤目領域を特定
するために、各赤目候補領域の赤目らしさを評価する値
を赤目評価値Wとして算出し、最も赤目評価値Wが高く
なる赤目候補領域を赤目領域として特定する処理を行
う。
定された複数の赤目候補領域から1つの赤目領域を特定
するために、各赤目候補領域の赤目らしさを評価する値
を赤目評価値Wとして算出し、最も赤目評価値Wが高く
なる赤目候補領域を赤目領域として特定する処理を行
う。
【0061】まず、特定部224により一の赤目候補領
域が処理対象(以下、「注目赤目候補領域」という。)
として決定される(図9:ステップS41)。次に、階
調特性取得部222および面積情報取得部223により
注目赤目候補領域の赤目評価値Wのパラメータが算出さ
れる(ステップS42)。
域が処理対象(以下、「注目赤目候補領域」という。)
として決定される(図9:ステップS41)。次に、階
調特性取得部222および面積情報取得部223により
注目赤目候補領域の赤目評価値Wのパラメータが算出さ
れる(ステップS42)。
【0062】図18は、赤目評価値Wのパラメータ算出
処理の流れを示す図である。まず、階調特性取得部22
2により、注目赤目候補領域に含まれる虹彩領域502
における色相と画素数との関係を示すヒストグラムが作
成される。同様に、注目赤目候補領域に含まれる虹彩領
域502における彩度と画素数との関係を示すヒストグ
ラムが作成される(ステップS101)。そして、作成
された色相のヒストグラムおよび彩度のヒストグラムか
らそれぞれ、色相の分散VHおよび彩度の分散VSが赤
目評価値Wのパラメータとして求められる(ステップS
102)。つまり、注目赤目候補領域の階調特性として
色相および彩度の分散VH,VSが求められる。
処理の流れを示す図である。まず、階調特性取得部22
2により、注目赤目候補領域に含まれる虹彩領域502
における色相と画素数との関係を示すヒストグラムが作
成される。同様に、注目赤目候補領域に含まれる虹彩領
域502における彩度と画素数との関係を示すヒストグ
ラムが作成される(ステップS101)。そして、作成
された色相のヒストグラムおよび彩度のヒストグラムか
らそれぞれ、色相の分散VHおよび彩度の分散VSが赤
目評価値Wのパラメータとして求められる(ステップS
102)。つまり、注目赤目候補領域の階調特性として
色相および彩度の分散VH,VSが求められる。
【0063】次に、面積情報取得部223により、注目
赤目候補領域の面積ASが赤目評価値Wのパラメータと
して求められる(ステップS103)。面積ASは、注
目赤目候補領域の全体の画素数が用いられる。前述した
ように赤目候補領域には虹彩領域502と該虹彩領域5
02に接触する瞳孔領域501および虹彩外領域503
が含まれているため、これらの全体の面積を加算した面
積が面積ASとして求められる。
赤目候補領域の面積ASが赤目評価値Wのパラメータと
して求められる(ステップS103)。面積ASは、注
目赤目候補領域の全体の画素数が用いられる。前述した
ように赤目候補領域には虹彩領域502と該虹彩領域5
02に接触する瞳孔領域501および虹彩外領域503
が含まれているため、これらの全体の面積を加算した面
積が面積ASとして求められる。
【0064】上記のようにして赤目評価値Wのパラメー
タが算出されると、次に、注目赤目候補領域の赤目評価
値Wが数3にて示す関数Faにより求められる(ステッ
プS43)。
タが算出されると、次に、注目赤目候補領域の赤目評価
値Wが数3にて示す関数Faにより求められる(ステッ
プS43)。
【0065】
【数3】
【0066】関数Faは、色相の分散VHが小さいほ
ど、また、彩度の分散VSが大きいほど、さらに、面積
ASが大きいほど、出力する赤目評価値Wを大きくする
特性を有する。
ど、また、彩度の分散VSが大きいほど、さらに、面積
ASが大きいほど、出力する赤目評価値Wを大きくする
特性を有する。
【0067】一般に、赤目現象の特徴として赤目領域に
は赤(赤目の色相)以外の色が混色していることは少な
く色相の範囲は狭くなることから、色相の分散VHが小
さいほど赤目領域である可能性は高くなる。また、赤目
領域は鮮やかな赤色を有してる場合が多いため、彩度の
分散VSが大きいほど赤目領域である可能性は高くな
る。さらに、対象領域402は赤目現象が発生している
領域が最低限含まれるように設定されているものである
ため、面積ASが大きいほど赤目領域である可能性は高
くなる。したがって、上記の関数Faを用いて算出され
る赤目評価値Wが高くなる赤目候補領域ほど、赤目領域
である可能性が高くなるわけである。
は赤(赤目の色相)以外の色が混色していることは少な
く色相の範囲は狭くなることから、色相の分散VHが小
さいほど赤目領域である可能性は高くなる。また、赤目
領域は鮮やかな赤色を有してる場合が多いため、彩度の
分散VSが大きいほど赤目領域である可能性は高くな
る。さらに、対象領域402は赤目現象が発生している
領域が最低限含まれるように設定されているものである
ため、面積ASが大きいほど赤目領域である可能性は高
くなる。したがって、上記の関数Faを用いて算出され
る赤目評価値Wが高くなる赤目候補領域ほど、赤目領域
である可能性が高くなるわけである。
【0068】次に、算出された赤目評価値Wが、最大値
Wmaxと比較され(ステップS44)、最大値Wmaxより
大きい場合は赤目評価値Wが新たに最大値Wmaxとして
設定される(ステップS45)。そして、注目赤目候補
領域が赤目領域(正確には、処理過程において最も赤目
領域である可能性が高い領域)として設定される(ステ
ップS46)。なお、最初の処理対象となる注目赤目候
補領域の場合はステップS44は実行されず、ステップ
S45およびS46が必ず実行される。
Wmaxと比較され(ステップS44)、最大値Wmaxより
大きい場合は赤目評価値Wが新たに最大値Wmaxとして
設定される(ステップS45)。そして、注目赤目候補
領域が赤目領域(正確には、処理過程において最も赤目
領域である可能性が高い領域)として設定される(ステ
ップS46)。なお、最初の処理対象となる注目赤目候
補領域の場合はステップS44は実行されず、ステップ
S45およびS46が必ず実行される。
【0069】一の注目赤目候補領域についての赤目評価
値Wの算出が終了すると次の注目赤目候補領域が決定さ
れ(ステップS47,S41)、再度、赤目評価値Wの
算出及び最大値Wmaxとの比較が行われる。以下、同様
の処理が行われることにより全ての赤目候補領域の赤目
評価値Wの算出が行われ、最終的に赤目評価値Wが最大
となる赤目候補領域が赤目領域として特定される。つま
り、赤目評価値Wの大小を比較することにより赤目領域
が1つに特定されることとなる。
値Wの算出が終了すると次の注目赤目候補領域が決定さ
れ(ステップS47,S41)、再度、赤目評価値Wの
算出及び最大値Wmaxとの比較が行われる。以下、同様
の処理が行われることにより全ての赤目候補領域の赤目
評価値Wの算出が行われ、最終的に赤目評価値Wが最大
となる赤目候補領域が赤目領域として特定される。つま
り、赤目評価値Wの大小を比較することにより赤目領域
が1つに特定されることとなる。
【0070】赤目領域が特定されると、赤目領域の色を
瞳に近似する所定の色に置換する処理が補正部206に
より行われ正常な目の色に補正される。補正後のデータ
は対象領域402以外の画像データ301と合成されて
補正済画像データ302とされる(ステップS48)。
なお、生成される補正済画像データ302には、補正済
であることを示す識別子が付加されてもよい。
瞳に近似する所定の色に置換する処理が補正部206に
より行われ正常な目の色に補正される。補正後のデータ
は対象領域402以外の画像データ301と合成されて
補正済画像データ302とされる(ステップS48)。
なお、生成される補正済画像データ302には、補正済
であることを示す識別子が付加されてもよい。
【0071】<2.第2の実施の形態>次に、本発明の
第2の実施の形態について説明する。本実施の形態の画
像処理装置の構成は、図1ないし図5に示す画像処理装
置1と同様である。また、本実施の形態の画像処理装置
1の赤目領域を特定して補正する際の動作も図6ないし
図9に示すものと同様であるが、赤目候補領域の赤目評
価値Wの算出方法のみが相違する。このため以下では、
赤目評価値Wの算出処理について説明を行う。
第2の実施の形態について説明する。本実施の形態の画
像処理装置の構成は、図1ないし図5に示す画像処理装
置1と同様である。また、本実施の形態の画像処理装置
1の赤目領域を特定して補正する際の動作も図6ないし
図9に示すものと同様であるが、赤目候補領域の赤目評
価値Wの算出方法のみが相違する。このため以下では、
赤目評価値Wの算出処理について説明を行う。
【0072】図19は、本実施の形態の赤目評価値Wの
パラメータ算出処理(図9:ステップS42)の流れを
示す図である。まず、階調特性取得部222により注目
赤目候補領域に含まれる虹彩領域502の特徴量の位置
的な連続性から階調勾配情報が取得される(ステップS
201)。
パラメータ算出処理(図9:ステップS42)の流れを
示す図である。まず、階調特性取得部222により注目
赤目候補領域に含まれる虹彩領域502の特徴量の位置
的な連続性から階調勾配情報が取得される(ステップS
201)。
【0073】具体的にはまず、虹彩領域502に対して
図20の如く3つの切断線CL1〜CL3が設定され、
設定された3つの切断線における特徴量(彩度および明
度)の値のグラフがそれぞれ生成される。図21は一の
切断線における特徴量のグラフ71の例を示す図であ
り、横方向は切断線上の位置を示し縦方向は特徴量の値
を示す。図のようにしてグラフ71が生成されると、次
に、特徴量の値が最大となる位置75においてグラフ7
1は2つの領域72,73に分割され、2つに分割され
たグラフ72,73それぞれをヒストグラムに見立てて
累積曲線が図22の如く生成される。さらに図22に示
すように、生成された累積曲線710の最小値711と
最大値712を結ぶ基本線720が設定され、この基本
線720が横軸に一致するように座標変換が行われて階
調評価曲線が得られる。
図20の如く3つの切断線CL1〜CL3が設定され、
設定された3つの切断線における特徴量(彩度および明
度)の値のグラフがそれぞれ生成される。図21は一の
切断線における特徴量のグラフ71の例を示す図であ
り、横方向は切断線上の位置を示し縦方向は特徴量の値
を示す。図のようにしてグラフ71が生成されると、次
に、特徴量の値が最大となる位置75においてグラフ7
1は2つの領域72,73に分割され、2つに分割され
たグラフ72,73それぞれをヒストグラムに見立てて
累積曲線が図22の如く生成される。さらに図22に示
すように、生成された累積曲線710の最小値711と
最大値712を結ぶ基本線720が設定され、この基本
線720が横軸に一致するように座標変換が行われて階
調評価曲線が得られる。
【0074】図23は、上記処理により得られた階調評
価曲線730の例を示す図である。階調評価曲線730
は虹彩領域502の切断線における階調の位置的な変化
特性を示すこととなる。例えば、曲線731のようにそ
の値の絶対値が所定値Sよりも大きくなる場合は、虹彩
領域502において急激に階調が変化する領域が存在す
ると判断することができる。また、曲線733のように
横軸と交差する場合(値の正負が逆転する場合)は、虹
彩領域502において突出した階調の変化領域が存在す
ると判断することができる。
価曲線730の例を示す図である。階調評価曲線730
は虹彩領域502の切断線における階調の位置的な変化
特性を示すこととなる。例えば、曲線731のようにそ
の値の絶対値が所定値Sよりも大きくなる場合は、虹彩
領域502において急激に階調が変化する領域が存在す
ると判断することができる。また、曲線733のように
横軸と交差する場合(値の正負が逆転する場合)は、虹
彩領域502において突出した階調の変化領域が存在す
ると判断することができる。
【0075】一般に、赤目現象が発生している虹彩領域
502の彩度及び明度は位置的に連続するなだらかな階
調変化(グラデーション)を有している。このため、階
調評価曲線730が曲線731や曲線733となる場合
の虹彩領域502は赤目領域として不適格といえる。一
方、曲線732のように横軸との交差が無く且つその値
の絶対値が所定値Sよりも小さい場合は、虹彩領域50
2は赤目領域の特徴を有しているといえる。
502の彩度及び明度は位置的に連続するなだらかな階
調変化(グラデーション)を有している。このため、階
調評価曲線730が曲線731や曲線733となる場合
の虹彩領域502は赤目領域として不適格といえる。一
方、曲線732のように横軸との交差が無く且つその値
の絶対値が所定値Sよりも小さい場合は、虹彩領域50
2は赤目領域の特徴を有しているといえる。
【0076】このため、階調評価曲線730が曲線73
2のようになる場合はその値の絶対値のうち最大となる
値が階調勾配値Tとして取得され、階調評価曲線が曲線
731や曲線733のようになる場合は階調勾配値Tは
初期値(例えば0)とされる。なお、所定値Sは予め統
計的に求められた値が使用される。
2のようになる場合はその値の絶対値のうち最大となる
値が階調勾配値Tとして取得され、階調評価曲線が曲線
731や曲線733のようになる場合は階調勾配値Tは
初期値(例えば0)とされる。なお、所定値Sは予め統
計的に求められた値が使用される。
【0077】ここで、階調勾配値Tは3つの切断線にお
けるグラフ71を2つに分割した領域それぞれについて
取得されるため、6つの階調勾配値Tが取得されること
となる。階調特性取得部222はこれら6つの階調勾配
値Tのうち最大となる値を階調勾配情報として取得す
る。この階調勾配情報は彩度及び明度についてそれぞれ
取得されることから、最終的に彩度の階調勾配情報TS
及び明度の階調勾配情報TLが取得されることとなる。
けるグラフ71を2つに分割した領域それぞれについて
取得されるため、6つの階調勾配値Tが取得されること
となる。階調特性取得部222はこれら6つの階調勾配
値Tのうち最大となる値を階調勾配情報として取得す
る。この階調勾配情報は彩度及び明度についてそれぞれ
取得されることから、最終的に彩度の階調勾配情報TS
及び明度の階調勾配情報TLが取得されることとなる。
【0078】次に、虹彩領域502において赤目現象が
生じている場合の階調勾配情報の理想値と、取得された
階調勾配情報TS,TLと、が比較され理想値からの乖
離値が求められる(図19:ステップS202)。具体
的には、彩度の乖離値TSd及び明度の乖離値TLd
が、階調特性取得部222により下記の数4及び数5に
よって求められる。
生じている場合の階調勾配情報の理想値と、取得された
階調勾配情報TS,TLと、が比較され理想値からの乖
離値が求められる(図19:ステップS202)。具体
的には、彩度の乖離値TSd及び明度の乖離値TLd
が、階調特性取得部222により下記の数4及び数5に
よって求められる。
【0079】
【数4】
【0080】
【数5】
【0081】TS0,TL0はそれぞれ彩度、明度の階
調勾配情報の理想値であり予め統計的に求められてい
る。求められた乖離値TSd,TLdは、後述する処理
において赤目評価値Wのパラメータとして使用される。
調勾配情報の理想値であり予め統計的に求められてい
る。求められた乖離値TSd,TLdは、後述する処理
において赤目評価値Wのパラメータとして使用される。
【0082】次に、面積情報取得部223により注目赤
目候補領域において赤色画素の占める面積の割合(以
下、「赤色画素割合」)HRが赤目評価値Wのパラメー
タとして求められる(ステップS203)。具体的に
は、注目赤目候補領域に含まれる各画素の色相が取得さ
れ、赤目現象が生じている場合の理想値となる色相を有
する赤色画素の画素数が算出される。赤目現象が発生し
ている場合の理想値となる色相は予め統計的に求められ
ている。そして、注目赤目候補領域の全体の画素数(面
積)が求められ、注目赤目候補領域の画素数に対する赤
色画素の画素数の相対値が、赤色画素割合HRとして求
められる。つまり、赤色画素割合HRは、注目赤目候補
領域の面積に関する面積情報となる。
目候補領域において赤色画素の占める面積の割合(以
下、「赤色画素割合」)HRが赤目評価値Wのパラメー
タとして求められる(ステップS203)。具体的に
は、注目赤目候補領域に含まれる各画素の色相が取得さ
れ、赤目現象が生じている場合の理想値となる色相を有
する赤色画素の画素数が算出される。赤目現象が発生し
ている場合の理想値となる色相は予め統計的に求められ
ている。そして、注目赤目候補領域の全体の画素数(面
積)が求められ、注目赤目候補領域の画素数に対する赤
色画素の画素数の相対値が、赤色画素割合HRとして求
められる。つまり、赤色画素割合HRは、注目赤目候補
領域の面積に関する面積情報となる。
【0083】上記のようにして、赤目評価値Wのパラメ
ータが算出されると、次に、注目赤目候補領域の赤目評
価値Wが数6にて示す関数Fbにより求められる(図
9:ステップS43)。
ータが算出されると、次に、注目赤目候補領域の赤目評
価値Wが数6にて示す関数Fbにより求められる(図
9:ステップS43)。
【0084】
【数6】
【0085】関数Fbは、彩度の乖離値TSdが小さい
ほど、また、明度の乖離値TLdが小さいほど、さら
に、赤色画素割合HRが大きいほど、出力する赤目評価
値Wを大きくする特性を有する。つまり、関数Fbは注
目赤目候補領域が理想の赤目領域に近似するほど、出力
する赤目評価値Wを大きくする特性を有している。換言
すれば、上記の関数Fbを用いて算出される赤目評価値
Wが高くなる赤目候補領域ほど、赤目領域である可能性
が高くなる。したがって、本実施の形態においてもこの
赤目評価値Wの大小を比較することにより赤目領域を1
つに特定することができることとなる。
ほど、また、明度の乖離値TLdが小さいほど、さら
に、赤色画素割合HRが大きいほど、出力する赤目評価
値Wを大きくする特性を有する。つまり、関数Fbは注
目赤目候補領域が理想の赤目領域に近似するほど、出力
する赤目評価値Wを大きくする特性を有している。換言
すれば、上記の関数Fbを用いて算出される赤目評価値
Wが高くなる赤目候補領域ほど、赤目領域である可能性
が高くなる。したがって、本実施の形態においてもこの
赤目評価値Wの大小を比較することにより赤目領域を1
つに特定することができることとなる。
【0086】<3.変形例>以上、本発明の一の実施の
形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態
に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態
に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
【0087】例えば、上記実施の形態では、肌色検索領
域は対象領域402と拡大対象領域403との間の領域
を使用していたが、対象領域402の外縁は人物の肌の
領域として予想することができるため、この外縁のみを
肌色検索領域として利用してもよい。
域は対象領域402と拡大対象領域403との間の領域
を使用していたが、対象領域402の外縁は人物の肌の
領域として予想することができるため、この外縁のみを
肌色検索領域として利用してもよい。
【0088】また、上記実施の形態では、コントラスト
補正の方法として、明度の累積ヒストグラムを変換曲線
として利用する手法を用いているが、平均明度に応じて
予め準備された変換曲線を選択する手法等の他の手法が
用いられてもよい。また、対象領域402のみに対して
コントラスト補正を行っていたが、対象画像401の全
体に対してコントラスト補正を行ってもよい。
補正の方法として、明度の累積ヒストグラムを変換曲線
として利用する手法を用いているが、平均明度に応じて
予め準備された変換曲線を選択する手法等の他の手法が
用いられてもよい。また、対象領域402のみに対して
コントラスト補正を行っていたが、対象画像401の全
体に対してコントラスト補正を行ってもよい。
【0089】また、上記実施の形態では、赤目領域に対
する補正の方法として、赤目領域の色を瞳に近似する所
定の色に置換するという手法を用いているが、補正方法
は上記の方法に限定されるものではない。例えば、赤目
現象は瞳が鮮やかな赤色に強調されることによって生じ
るのであるから、画素値のRGBの値のうちRの値を下
げる、または明度を下げる等の方法によって補正されて
もよい。
する補正の方法として、赤目領域の色を瞳に近似する所
定の色に置換するという手法を用いているが、補正方法
は上記の方法に限定されるものではない。例えば、赤目
現象は瞳が鮮やかな赤色に強調されることによって生じ
るのであるから、画素値のRGBの値のうちRの値を下
げる、または明度を下げる等の方法によって補正されて
もよい。
【0090】また、画像処理装置1への画像のデータの
取得方法は、上記実施の形態のようにメモリカード92
から読み込まれるのではなく、例えば、ケーブル接続、
通信回線または無線等により画像処理装置1と他の装置
とが信号の送受信を行うことによって画像のデータの取
得がされてもよい。画像処理装置1に撮像部を設けて画
像のデータが取得されてもよい。
取得方法は、上記実施の形態のようにメモリカード92
から読み込まれるのではなく、例えば、ケーブル接続、
通信回線または無線等により画像処理装置1と他の装置
とが信号の送受信を行うことによって画像のデータの取
得がされてもよい。画像処理装置1に撮像部を設けて画
像のデータが取得されてもよい。
【0091】また、画像処理装置1では、一連の画像処
理が全てCPUによるソフトウェア的処理で実行されて
いるが、それらの処理の一部または全部を専用の回路に
より実現することも可能である。特に、反復演算をロジ
ック回路にて構築することにより、迅速な画像処理が実
現される。
理が全てCPUによるソフトウェア的処理で実行されて
いるが、それらの処理の一部または全部を専用の回路に
より実現することも可能である。特に、反復演算をロジ
ック回路にて構築することにより、迅速な画像処理が実
現される。
【0092】また、上記実施の形態では、対象領域40
2の形状を矩形としたがこれに限られるものではない。
例えば、楕円形状や使用者が任意に指定する形状等であ
ってもよい。さらに、上記の実施の形態では、対象領域
402は使用者によって指定されたが、画像認識または
特徴量による判定等により自動的に対象領域402が決
定されてもよい。
2の形状を矩形としたがこれに限られるものではない。
例えば、楕円形状や使用者が任意に指定する形状等であ
ってもよい。さらに、上記の実施の形態では、対象領域
402は使用者によって指定されたが、画像認識または
特徴量による判定等により自動的に対象領域402が決
定されてもよい。
【0093】また、上記実施の形態では特徴量として色
相、彩度、明度が用いられるが、L *a*b*、LUV、
XYZ等の表色系における値が特徴量として利用されて
もよく、RGBの値がそのまま特徴量とされてもよい。
相、彩度、明度が用いられるが、L *a*b*、LUV、
XYZ等の表色系における値が特徴量として利用されて
もよく、RGBの値がそのまま特徴量とされてもよい。
【0094】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1ないし
12の発明によれば、虹彩領域と他の特徴領域との接触
関係と、虹彩領域の特徴量の階調特性と、特徴領域の面
積に関する面積情報と、に基づいて赤目領域を特定する
ため、赤目領域を適切に特定することができる。
12の発明によれば、虹彩領域と他の特徴領域との接触
関係と、虹彩領域の特徴量の階調特性と、特徴領域の面
積に関する面積情報と、に基づいて赤目領域を特定する
ため、赤目領域を適切に特定することができる。
【0095】また、請求項2の発明によれば、対象領域
の色相、彩度および明度のうち少なくとも2つの特徴量
に基づいて特徴領域を抽出するため、特徴領域を精度よ
く適切に抽出することができる。
の色相、彩度および明度のうち少なくとも2つの特徴量
に基づいて特徴領域を抽出するため、特徴領域を精度よ
く適切に抽出することができる。
【0096】また、請求項3の発明によれば、階調特性
と面積情報とから算出される評価値に基づいて赤目領域
を特定するため、精度よく赤目領域を1つに特定するこ
とができる。
と面積情報とから算出される評価値に基づいて赤目領域
を特定するため、精度よく赤目領域を1つに特定するこ
とができる。
【0097】また、請求項4の発明によれば、虹彩領域
の面積と、該虹彩領域に接触する他の特徴領域の面積
と、を加算した面積に関する情報を面積情報とするた
め、赤目が発生している領域全体の面積に基づいて赤目
領域の特定をすることができ、精度よく赤目領域を特定
することができる。
の面積と、該虹彩領域に接触する他の特徴領域の面積
と、を加算した面積に関する情報を面積情報とするた
め、赤目が発生している領域全体の面積に基づいて赤目
領域の特定をすることができ、精度よく赤目領域を特定
することができる。
【0098】また、請求項5の発明によれば、虹彩領域
の特徴量のヒストグラムから導出される値に基づいて赤
目領域を特定するため、精度よく赤目領域を特定するこ
とができる。
の特徴量のヒストグラムから導出される値に基づいて赤
目領域を特定するため、精度よく赤目領域を特定するこ
とができる。
【0099】また、請求項6の発明によれば、一般に、
赤目領域の特徴量は位置的に連続するなだらかな階調変
化を有するため、虹彩領域の特徴量の位置的な連続性か
ら導出される値に基づいて赤目領域を特定することによ
り、精度よく赤目領域を特定することができる。
赤目領域の特徴量は位置的に連続するなだらかな階調変
化を有するため、虹彩領域の特徴量の位置的な連続性か
ら導出される値に基づいて赤目領域を特定することによ
り、精度よく赤目領域を特定することができる。
【0100】また、請求項7の発明によれば、肌色とな
る特徴領域を赤目領域の候補の領域から除外するため、
赤目でない肌の領域を赤目領域であると判定されること
が無くなり、赤目領域の誤判定を防止することができ
る。
る特徴領域を赤目領域の候補の領域から除外するため、
赤目でない肌の領域を赤目領域であると判定されること
が無くなり、赤目領域の誤判定を防止することができ
る。
【0101】また、請求項8の発明によれば、肌色情報
を取得するための周辺領域を、対象画像のサイズと対象
領域のサイズに応じて適切なサイズに設定することがで
き、対象画像中の肌色情報を精度よく取得することがで
きる。
を取得するための周辺領域を、対象画像のサイズと対象
領域のサイズに応じて適切なサイズに設定することがで
き、対象画像中の肌色情報を精度よく取得することがで
きる。
【0102】また、請求項9の発明によれば、対象画像
のコントラストを補正することにより、対象画像の撮影
状況による影響を受けずに、同一の基準に基づいて赤目
領域を特定することができる。
のコントラストを補正することにより、対象画像の撮影
状況による影響を受けずに、同一の基準に基づいて赤目
領域を特定することができる。
【図1】本発明に係る画像処理装置の外観図である。
【図2】画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】画像処理装置の赤目領域を特定する機能構成を
示す図である。
示す図である。
【図4】特徴領域選別部の機能構成を示す図である。
【図5】赤目領域特定部の機能構成を示す図である。
【図6】画像処理装置が赤目領域を特定する動作の流れ
を示す図である。
を示す図である。
【図7】画像処理装置が赤目領域を特定する動作の流れ
を示す図である。
を示す図である。
【図8】画像処理装置が赤目領域を特定する動作の流れ
を示す図である。
を示す図である。
【図9】画像処理装置が赤目領域を特定する動作の流れ
を示す図である。
を示す図である。
【図10】対象領域を指定する際のディスプレイを示す
図である。
図である。
【図11】明度のヒストグラムを例示する図である。
【図12】コントラスト補正における変換曲線を求める
様子を説明するための図である。
様子を説明するための図である。
【図13】コントラスト補正における変換曲線を求める
様子を説明するための図である。
様子を説明するための図である。
【図14】コントラスト補正における変換曲線を例示す
る図である。
る図である。
【図15】抽出された特徴領域の例示する図である。
【図16】抽出された特徴領域の例示する図である。
【図17】肌色検索領域を例示する図である。
【図18】第1の実施の形態における赤目評価値のパラ
メータ算出処理の流れを示す図である。
メータ算出処理の流れを示す図である。
【図19】第2の実施の形態における赤目評価値のパラ
メータ算出処理の流れを示す図である。
メータ算出処理の流れを示す図である。
【図20】階調勾配情報を求める様子を説明するための
図である。
図である。
【図21】階調勾配情報を求める様子を説明するための
図である。
図である。
【図22】階調勾配情報を求める様子を説明するための
図である。
図である。
【図23】階調勾配情報を求める様子を説明するための
図である。
図である。
1 画像処理装置
92 メモリカード
141 プログラム
204 特徴領域抽出部
205 赤目領域特定部
207 コントラスト補正部
208 特徴領域選別部
501 瞳孔領域
502 虹彩領域
503 虹彩外領域
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H04N 5/21 H04N 5/907 B 5C079
5/907 1/46 Z 5L096
5/91 9/79 G
9/79 5/91 J
Fターム(参考) 5B057 AA20 BA24 CA01 CA08 CA12
CB01 CB08 CB12 CC03 CE16
CH01 DA08 DA16 DB02 DB06
DB09 DC16 DC25
5C021 RA06 RB03 XA03 YC13 ZA01
5C052 AA17 GA02 GE08
5C053 FA08 HA06 LA11
5C055 AA03 EA05 GA01 HA14
5C079 HB01 HB06 HB08 LA06 MA01
MA11
5L096 AA02 AA06 BA20 CA24 DA01
FA06 FA37 FA59 GA41 HA08
Claims (12)
- 【請求項1】 対象画像中の赤目を特定するプログラム
であって、コンピュータを、 前記対象画像中の目領域を含む対象領域の特徴量に基づ
いて、前記対象領域から虹彩領域を含む赤目領域の候補
となる複数の特徴領域を抽出する特徴領域抽出手段と、 前記虹彩領域と他の特徴領域との接触関係と、前記特徴
領域の特徴量の階調特性と、前記特徴領域の面積に関す
る面積情報と、に基づいて前記赤目領域を特定する赤目
領域特定手段と、を備える画像処理装置として機能させ
るためのプログラム。 - 【請求項2】 請求項1に記載のプログラムにおいて、 前記特徴領域抽出手段は、前記対象領域の画素値から導
出される色相、彩度および明度のうち少なくとも2種類
の特徴量に基づいて前記特徴領域を抽出することを特徴
とするプログラム。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載のプログラムに
おいて、 前記赤目領域特定手段は、 前記階調特性と前記面積情報とから導出される評価値に
基づいて、前記赤目領域を1つに特定することを特徴と
するプログラム。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のプ
ログラムにおいて、 前記面積情報は、前記虹彩領域の面積と、該虹彩領域に
接触する他の特徴領域の面積と、を加算した面積に関す
る情報であることを特徴とするプログラム。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のプ
ログラムにおいて、 前記階調特性は、前記虹彩領域の特徴量のヒストグラム
から導出される値を含むことを特徴とするプログラム。 - 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかに記載のプ
ログラムにおいて、 前記階調特性は、前記虹彩領域の特徴量の位置的な連続
性から導出される値を含むことを特徴とするプログラ
ム。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載のプ
ログラムにおいて、コンピュータを、 前記対象領域の周辺領域の画素の色から肌色情報を取得
する手段と、 前記特徴領域に含まれる画素の色が前記肌色情報と一致
する場合に、該特徴領域を前記赤目領域の候補から除外
する手段と、をさらに備える画像処理装置として機能さ
せるためのプログラム。 - 【請求項8】 請求項7に記載のプログラムにおいて、
コンピュータを、 前記対象画像のサイズと前記対象領域のサイズとに基づ
いて前記肌色情報を取得するための前記周辺領域のサイ
ズを設定する手段、をさらに備える画像処理装置として
機能させるためのプログラム。 - 【請求項9】 対象画像中の赤目を特定するプログラム
であって、コンピュータを、 前記対象画像のコントラストを補正する手段と、 コントラストが補正された前記対象画像から、赤目領域
を特定する赤目領域特定手段と、を備える画像処理装置
として機能させるためのプログラム。 - 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体。 - 【請求項11】 対象画像中の赤目を特定する画像処理
装置であって、 前記対象画像中の目領域を含む対象領域の特徴量に基づ
いて、前記対象領域から虹彩領域を含む赤目領域の候補
となる複数の特徴領域を抽出する特徴領域抽出手段と、 前記虹彩領域と他の特徴領域との接触関係と、前記特徴
領域の特徴量の階調特性と、前記特徴領域の面積に関す
る面積情報と、に基づいて前記赤目領域を特定する赤目
領域特定手段と、を備えることを特徴とする画像処理装
置。 - 【請求項12】 対象画像中の赤目を特定する方法であ
って、 前記対象画像中の目領域を含む対象領域の特徴量に基づ
いて、前記対象領域から虹彩領域を含む赤目領域の候補
となる複数の特徴領域を抽出する工程と、 前記虹彩領域と他の特徴領域との接触関係と、前記特徴
領域の特徴量の階調特性と、前記特徴領域の面積に関す
る面積情報と、に基づいて前記赤目領域を特定する工程
と、を備えることを特徴とする赤目特定方法。
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US20030021478A1 (en) | 2003-01-30 |
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