JP2003036107A - 設備処理時間算出方法、設備処理時間算出装置および設備処理時間算出プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

設備処理時間算出方法、設備処理時間算出装置および設備処理時間算出プログラムを記録した記録媒体

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JP2003036107A
JP2003036107A JP2001225369A JP2001225369A JP2003036107A JP 2003036107 A JP2003036107 A JP 2003036107A JP 2001225369 A JP2001225369 A JP 2001225369A JP 2001225369 A JP2001225369 A JP 2001225369A JP 2003036107 A JP2003036107 A JP 2003036107A
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JP
Japan
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processing
lot
work
equipment
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Naoki Kawamura
直希 河村
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NEC Corp
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    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
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    • G05B19/02Programme-control systems electric
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F17/00Digital computing or data processing equipment or methods, specially adapted for specific functions
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/46Multiprogramming arrangements
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
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    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/31From computer integrated manufacturing till monitoring
    • G05B2219/31407Machining, work, process finish time estimation, calculation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のロットに対して同時に処理を行うこと
のできる処理装置におけるロット処理時間を精度よく予
測できるようにする。 【解決手段】 スケジューラ1は、処理時間計算対象ロ
ットの情報を、設備処理時間算出装置2の処理時間計算
部201に送る。計算部201は設定情報保持部202
から処理を行う処理設備に対する回数上限値(同時作業
ロット数上限値)Xを取り出し、スケジューラ1に処理
を行う設備で過去に作業が行なわれたX回前までの作業
履歴を問い合せ、その回答を得る。計算部201は、処
理時間計算対象ロットの最短処理時間を示す数値SをS
数値保持部204から、処理時間計算対象ロットの最小
終了時刻差を示す数値RをR数値保持部203から取得
する。計算部201は、スケジューラ1から受け取った
情報、設定情報保持部202から受け取った情報、S数
値保持部204から受け取った情報、R数値保持部20
3から受け取った情報を用いて、処理時間を計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設備処理時間算出
方法、設備処理時間算出装置および設備処理時間算出プ
ログラムを記録した記録媒体に関し、特に複数のチャン
バが真空室の周囲に配置されたマルチチャンバ構成装置
や複数の処理槽が直列に並べられたウエット処理装置な
どを用いてロット単位で処理を行う際の設備処理時間算
出方法、設備処理時間算出装置および設備処理時間算出
プログラムを記録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程においては、
複数のチャンバが真空室の周囲に配置されたマルチチャ
ンバ構成装置や複数の処理槽が直列に並べられたウエッ
ト処理装置等が用いられるが、これらの処理設備ではあ
るロットにかかる処理時間は、その処理設備にそのロッ
トより前に投入されたロットにかかる処理時間の影響を
受ける。始めにこのような処理設備の構成およびその作
業状況について説明する。図12は、この種のマルチチ
ャンバ構成装置の概略の構成を示す平面図である。同図
に示すように、セパレーションチャンバ11の周囲に二
つのロードロックチャンバ12と、一つのエッチチャン
バ13と、一つのヒートチャンバ14と、4つのスパッ
タチャンバ15が配置され、ロードロックチャンバ12
の外側にはオートローダ部16が配置されている。この
処理設備を使用しての処理は以下のように行われる.こ
こで、スパッタチャンバ15での処理時間は、エッチチ
ャンバ13とヒートチャンバ14のそれの4倍であるも
のとする。まず、例えば26枚のウエハで組まれたある
ロット(ロットAとする)のカセットがオートローダ部
16を介して右側のロードロックチャンバ12(ロード
ロックチャンバ#1)に搬入される。セパレーションチ
ャンバ11内に設置されたロボットによりロットAの1
枚目のウエハが取り出されエッチチャンバ13内に搬入
される。1枚目のウエハはエッチチャンバ13での処理
が終了した後、ヒートチャンバ14内に搬入される。続
いて、2枚目のウエハがエッチチャンバ13に搬入され
る。エッチチャンバ13とヒートチャンバ14での処理
が終了すると、1枚目のウエハはスパッタチャンバの一
つ、例えば右側のスパッタチャンバ(チャンバ#1)に
搬入され、2枚目のウエハはヒートチャンバ14内に搬
入される。
【0003】続いて、3枚目のウエハがエッチチャンバ
13に搬入される。エッチチャンバ13とヒートチャン
バ14での処理が終了すると、2枚目のウエハはスパッ
タチャンバの一つ、例えば右から2番目のスパッタチャ
ンバ(チャンバ#2)に搬入され、3枚目のウエハはヒ
ートチャンバ14内に搬入される。以下、同様にして、
ウエハは次々に処理チャンバ内に搬入されて処理が加え
られる。そして、スパッタチャンバでの処理が終了した
ウエハは右側のロードロックチャンバ12(チャンバ#
1)内にカセットに戻される。ロットAのすべてのウエ
ハについての処理が完了しすべてのウエハがカセットに
戻されると、そのカセットはオートローダ部16を介し
て処理設備20外に取り出される。ロットAについての
処理がロードロックチャンバ#1を使用して行われてい
る間に、この処理設備を使用して処理が加えられる次の
ロット(ロットBとする)が、ロードロックチャンバ#
2内に搬入される。ロットAの最後のウエハについての
処理が終わり、そのウエハがロードロックチャンバ#1
のカセットに戻されると、直ちにセパレーションチャン
バ11内に設置されたロボットにより、ロードロックチ
ャンバ#2内のロットBの1枚目のウエハが取り出され
エッチチャンバ13内に搬入される。以下、ロットBの
ウエハに対してロットAのウエハに対して行われた処理
と同様の処理が行われる。ところで、このようなマルチ
チャンバ構成装置においては、常にすべてのチャンバが
稼働可能であるとは限らない。例えば4つのスパッタチ
ャンバ15の内稼働可能なチャンバ(以下、稼働チャン
バ)が2つのみであることが起こり得る。この場合に
は、稼働チャンバが4である場合に比較して、ロットに
ついての処理時間は約倍になる。
【0004】図13は、複数のロットが連続して投入さ
れるウエット処理装置の概略の構成を示す斜視図であ
る。この処理設備20では、7個の処理槽17が直列に
配置されている。図示された例では、ロットAはすべて
の処理槽17において処理を受けるが、ロットBは左か
ら2番目と3番目の処理槽(処理槽#2と#3)におい
ては処理を受けない。まず、ロットAのウエハを保持す
るコンテナーがウエハごと処理槽#1内に搬入され、そ
の処理槽の処理を受ける。処理槽#1での処理が終了す
るとロットAのウエハを保持するコンテナーは処理槽#
2に搬入される。すると、続いてロットBのウエハはこ
れを保持するコンテナーごと処理槽#1に搬入されて処
理を受ける。ロットAのウエハは、処理槽#2での処理
が終了すると、処理槽#3に搬入されてその処理槽での
処理を受け、以下同様にして処理槽#7までの処理を受
けた後、処理設備20から外部へ搬出される。一方、ロ
ットBは、処理槽#1での処理が終了してもロットAが
処理槽#4の処理が完了して処理槽#5へ搬出されるま
で待機を続ける。その後、処理槽#4に搬入されて処理
を受け、以下同様にして処理槽#7までの処理を受け
る。
【0005】図14は、上述した処理設備を使用して複
数のロットが処理される際の時間的経過の例を示す図で
ある。時刻t1においてロットAについての作業が開始
され、時刻t2においてロットBについての作業が開始
される。また、ロットCについては時刻t3において作
業開始が予定されている。また、ロットAについては時
刻t4において作業が完了している。これらの時刻t1
〜t4については、作業開始と共にあるいは作業終了と
共に処理設備側から製造制御装置側へ報告がなされる。
図示されたような処理過程においては、ロットBの処理
時間(作業終了時刻と作業開始時刻との差)はロットA
の処理時間の影響を受ける可能性がある。同様に、ロッ
トCの処理時間はロットBの処理時間の影響を受ける可
能性がある。本発明は、これから作業が開始されようと
している、あるいは作業が開始されたロットCの処理時
間を予測することに係る。各ロットの処理時間を決定す
る要因としては、それ以前のロットの処理時間の外以下
のことが考えられる。ロット内に含まれるウエハの枚
数、各チャンバや処理槽での処理時間、処理設備のロー
ドロック数、稼働チャンバ数等。
【0006】図15は、従来のスケジューラを用いた処
理方法を説明するためのブロック図である。図15にお
いて、スケジューラ1は、処理設備により処理されるに
要する時間(処理時間)を処理時間データ保持装置8に
問い合せる。処理時間データ保持装置8は、問合せに対
し、処理作業が行われる処理設備の種類、また、作業条
件の種類毎に保持している推定値をスケジューラ1に返
す。スケジューラ1は、受け取った推定値をもとに終了
時刻を予測し、その終了予測時刻を元に、処理対象のロ
ットの作業順番、ロットの作業予測を決定する。スケジ
ューラ1は、搬送制御装置6にロットの作業予測を渡
し、搬送制御装置6は、ロットの作業予測に従い、搬送
装置10により、処理対象のロットを保管している自動
棚9からそのロットを処理設備20に搬送させ、処理設
備20において処理を行わせる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のライン
スケジューラを用いた処理作業においては、次のような
課題がある。第1の課題は、設備の処理時間が、前ロッ
トの作業状況によらず、各処理設備の型式、作業条件で
一定の時間であるとみなして処理時間を推定するしくみ
のため、処理設備の型式毎、作業条件毎で推定した一定
値と、前ロットの作業状況に依存する実際の処理時間と
の間に誤差が発生し、スケジューラの出力するロット作
業の予定が実際と異なる結果となる。そのため、スケジ
ューラの出力により処理装置を余分に待たせる制御とな
ったり、作業待ち時間がなくなるように予定したロット
を作業待ちにしてしまう制御となってしまう。第2の課
題は、単位作業毎に一定の時間を設定する従来の方式に
より、処理設備内のチャンバ処理時間、処理設備内のロ
ボット搬送時間、ロードロックの時間などに分割して詳
細に記述して、予測処理時間の精度を上げようとした場
合には、設定する処理時間の数が膨大となり、手動設定
するには無理となる。本発明の目的は、第1に、処理設
備の状況や、前に処理されたロットの状態を考慮して処
理時間を計算し、従来の固定値を使用する装置に比べて
著しく誤差の少ない処理時間を計算する機能を有した設
備処理時間算出装置を提供できるようにすることであ
り、第2に、膨大な数の設定を行うことなく精度の高い
処理時間予測を行い得るようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明によれば、複数のロットを連続してあるいは
並行して処理することのできる設備を使用して作業を行
う際の処理時間の算出方法であって、処理時間算出の対
象となっている対象ロットの最短処理時間S0、現在処
理が行われているロットの作業内容、および、作業が完
了したロットの内最近に作業が完了のしたロットの実処
理時間を認識し、これらに基づいて対象ロットの処理時
間を算出することを特徴とする設備処理時間算出方法
と、その設備処理時間算出方法を実行させるプログラム
を記録した媒体と、が提供される。
【0009】また、上記の目的を達成するため、本発明
によれば、複数のロットを連続してあるいは並行して処
理することのできる設備を使用して作業を行う際の処理
時間の算出する機能を有する設備処理時間算出装置であ
って、連続する2つのロットの最小終了時刻差を保持な
いし計算する最小終了時刻差部と、各ロットの最短処理
時間を保持ないし計算する最短処理時間部と、処理時間
算出の対象となっている対象ロットの情報と、処理設備
の履歴と、前記最小終了時刻差部および前記最短処理時
間部のデータと、を受け取り、前記処理設備の履歴と前
記最小終了時刻と前記最短処理時間とを用いて対象ロッ
トの処理時間を算出する処理時間計算部と、を備えるこ
とを特徴とする設備処理時間算出装置、が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】[原理]本発明の実施の形態の説
明に先立って、本発明の原理について説明する。図1
は、本発明の原理を説明するための図であって、図1
(a)には、処理設備20の1例として、7個の処理槽
17を有するウエット処理設備が示されている。処理時
間計算の対象となっているロットをロット0とし、その
1つ前のロットをロット1、2つ前のロットをロット2
とする(以下、同様)。
【0011】(Sの定義)各ロットの処理時間は、それ
ぞれ1つ前のロットの処理時間の影響を受けるものと考
えられるが、前のロットとの作業開始時刻の差が十分に
大きければ、前のロットの影響を受けずに一定の時間で
作業が完了するものと考えられる。これをそのロットの
最短処理時間として、ロット0、1、2、…についての
それをそれぞれS0、S1、S2、…と表す〔図1
(b)〕。本発明の実施の形態においては、これらの数値
については推定値が用いられる。
【0012】(Rの定義)連続する2つのロットの作業
終了時刻差は、それらのロットの作業開始時刻が大きく
離れていれば作業開始時刻差に近いものとなるが、作業
開始時刻の差が小さければ、ほぼ一定値になるものと考
えられる。この作業開始時刻差に依らず一定値となる時
間を最小終了時刻差としてR0、R1、…と表す〔図1
(c)〕。ここで、Rkは、ロットkにロット(k+1)
により処理待ちが生じた場合の両ロット間の終了時刻差
である。本発明の実施の形態においては、この最小終了
時刻差についても推定値が用いられる。
【0013】(Tの定義)ロット(k+1)の作業開始
時刻とロットkの作業開始時刻との差を開始時刻差とし
てTkと表す〔図1(d)〕。但し、ロット0の作業開始
時刻は予定作業開始時刻であり、それ以外のロットの作
業開始時刻は、現実の作業開始時刻であって、ロット0
の作業開始時刻を除いて処理設備から報告のあった時刻
が用いられる。
【0014】(S、Rの推定)本発明において、SとR
は、処理時間計算前に設定しておくパラメータであり、
それを事前に準備しておく必要がある。計算によりこれ
らを求めるもことも可能であるが、扱うべきデータ量が
膨大になることから現実的ではない。そこで、本発明の
実施の形態では、過去の実績値から推定する方法を採用
している。その推定方法について説明する。ある作業条
件のロットの処理時間と、そのロットと直前ロットとの
作業開始時刻差との関係を考えると、作業開始時刻の差
が大きければ、その処理装置内でそのロットが直前ロッ
トにより作業待ちにされることはなく、最短時間で作業
が終了するものと考えられる。これに対し、開始時刻の
差が小さければ、直前ロットにより作業待ちを受けるこ
とになり、処理時間がその分長くなると考えられる。よ
って、縦軸に処理時間、横軸に開始時刻差をとって実績
をプロットすると、図2に示すグラフが得られる。すな
わち、各作業条件のロットの最短処理時間Sの推定値を
得るには、図2の開始時刻差t1を閾値として、開始時
刻差がそれ以上の処理時間を最短処理時間Sと推定すれ
ばよいことになる。また、あるロットの作業条件とその
直前ロットの作業条件の組合せについて、両者の開始時
刻差、終了時刻差の関係を考えてみると、開始時刻差が
小さければ、直前ロットにより作業待ちを受けることに
なるため、終了時刻差は、作業待ちが発生した場合の一
定値となると考えられる。一方、開始時刻差が大きけれ
ば、直前ロットにより作業待ちを受けることはなくなる
ので、開始時刻差の大きさに応じた終了時刻差が生じ
る。すなわち、縦軸を終了時刻差、横軸を開始時刻差と
して実測値をプロットすると、図3に示すグラフが得ら
れる。よって、作業条件と作業条件の組合せ毎に決まる
最小終了時刻差Rを推定するとき、図3における開始時
刻差t2を閾値として、開始時刻差がそれ以下の終了時
刻差を最小終了時刻差Rと推定すればよいことになる。
【0015】(処理時間の計算)ここで、ロット2に続
いてロット1の作業が開始され、それに引き続いて処理
時間の計算対象となっているロット0の作業が開始され
るものとする。ロット0とロット1の最短処理時間をそ
れぞれS0、S1とし、またロット1−ロット0間と、
ロット2−ロット1間の最小終了時刻差をそれぞれR
0、R1とする。そして、ロット0の作業が開始される
時点では、ロット2の作業は完了しており、その処理時
間はPTであったものとする。また、ロット1−ロット
0間と、ロット2−ロット1間の開始時刻差をそれぞれ
T0、T1とする。この場合に、ロット0は、ロット
1により処理待ちを受けることなく作業が終了する〔こ
のケースを図4(a)に示す〕、ロット1はロット2
により処理待ちを受けることなく、かつ、ロット0はロ
ット1により処理待ちを受ける〔このケースを図4
(b)に示す〕、ロット1はロット2により処理待ち
を、かつ、ロット0はロット1により処理待ちを受ける
〔このケースを図4(c)に示す〕、の3つのケースが
起こり得る。それぞれのケースについて、処理時間候補
Aを求めると、のケースでは、処理時間候補Aはロッ
ト0の最短処理時間S0となる。すなわち、 A=S0 のケースでは、処理時間候補Aは、ロット0がロット
1により処理待ちを受けるS0′となる。そして、S
0′は、S1+R0−T0と算出される。すなわち、 A=S1+R0−T0 のケースでは、処理時間候補Aは、ロット0がロット
1により処理待ちを受けるS0″となり、またロット1
の処理時間は、ロット1がロット2により処理待ちを受
けるS1′となる。そして、S0″=S0′+R0−T
0、S0′=PT+R1−T1であることにより、 A=PT+R1+R0−T1−T0 となる。そして、本発明においては、このようにして得
られた3つ処理時間候補Aの中の最大のAをロット0の
処理時間であると推定する。
【0016】以上は、ロット0についての作業が開始さ
れる前にロット2の作業が終了した場合についての説明
であったが、これをより一般化するために、ロット0に
ついての作業が開始される前の最近の作業終了ロットを
ロットXとする(Xは2以上の整数)。そして、処理時
間算出の対象となっている対象ロットとそれ以前のロッ
トの最短処理時間S0〜SX、連続した二つのロット間
の最小終了時刻差R0〜R(X−1)、連続した二つの
ロット間の開始時刻差T0〜T(X−1)、および、最
近終了ロットの実処理時間PTを用い、次のようにし
て、3種類、(X+1)個の処理時間候補Aを得る。 (1)A=S0とする。 (2)式をn=0からn=(X−2)まで計算する。 A=S(n+1)+Σ{Rm−Tm} … (但し、Σはm=0からm=nまでの和を意味する) (3)式を計算する。 A=PT+Σ{Rm−Tm} … (但し、Σはm=0からm=X−1までの和を意味する) そして、このようにして得られた(X+1)個のAの
内、最大のAを処理時間算出の対象となっている対象ロ
ットの処理時間とする。
【0017】[実施の形態1]図5は、処理設備20を
複数個備え、本発明に係る設備処理時間算出装置2を備
えた生産システムの概略の構成を示すブロック図であ
る。ここで、A−1、A−2と符号の付された処理装置
は同種の処理装置であり、A−1、B−1、C−1と符
号の付された処理装置はそれぞれ異なる種類の処理装置
である。図5において、生産制御システム4は、各処理
設備20から、ロット毎に、作業開始報告、作業終了報
告、作業条件、作業枚数、設備状態を受け取り、履歴と
して保存する。生産制御システム4は、各処理設備から
の報告の状況および作業手順情報から、現在の各処理設
備20の仕掛り情報を保持している。スケジューラ1
は、生産制御システム4から、過去一定期間から現在の
各処理の作業条件、作業開始時刻、作業終了時刻、作業
枚数、処理設備の履歴を記録している作業履歴データお
よび現在の各処理設備20の仕掛りデータを取得し、各
処理設備の各チャンバ毎の稼働状況を含んだ設備の稼働
状況の履歴を取得する。そして、各処理設備への作業割
り当てを行うロットの予定作業条件、作業枚数、各処理
設備の各チャンバ毎の稼働状況を含んだ設備の稼働状
況、および、開始予定時刻を設備処理時間算出装置2に
送る。
【0018】設備処理時間算出装置2は、スケジューラ
1から受け取った情報を元にさらにスケジューラ1から
受け取る過去作業履歴データ、および、処理時間パラメ
ータ推定装置3が推定したパラメータを用いて、設備処
理時間(作業終了時刻)を算出する。設備処理時間算出
装置2は、スケジューラ1に設備処理時間を送り、スケ
ジューラ1は、受けとった設備処理時間をもとに、ロッ
トの処理順番や、ロットの作業予測を搬送制御装置6と
生産制御システム4に出力する。搬送制御装置6は、ス
ケジューラ1からロットの作業予測情報を受け取り、搬
送装置10により、ロットを保管している自動棚からロ
ットを取り出して、処理設備20に搬送する。処理設備
20は、生産制御システム4からの制御信号に基づいて
ロットに対する処理作業を行う。
【0019】図6は、本発明の実施の形態1の設備処理
時間算出装置の構成を示すブロック図である。図6に示
すように、スケジューラ1は、処理時間計算対象物の情
報(処理条件、処理枚数、処理開始時刻、処理を行なう
設備)を、設備処理時間算出装置2に渡す。設備処理時
間算出装置2は、スケジューラ1から受け取った情報
を、処理時間計算部201に送る。処理時間計算部20
1は、スケジューラから送られた情報を元に、設定情報
保持部202から処理を行なう処理設備に対する回数上
限値(同時作業ロット数上限値)Xを取り出す。処理時
間計算部201は、スケジューラ1に処理を行なう設備
で過去に作業が行なわれたX回前までの作業履歴を問い
合せる。スケジューラ1は、問い合せられたX回前まで
の作業履歴(作業開始時刻、作業終了時刻(終了してい
ない場合は空欄とする)、処理条件 、処理枚数、設備
の稼働状態)を設備処理時間算出装置2にわたす。設備
処理時間算出装置2は、スケジューラ1から受け取った
情報を、処理時間計算部201に送る。処理時間計算部
201は、処理時間計算対象物の処理条件および過去0
〜X−1回の各処理条件に対する最短処理時間を示す数
値SをS数値保持部204から取得する。処理時間計算
部201は、処理時間計算対象物の処理条件と直前の作
業の処理条件の組み合わせ、および、過去作業履歴のn
回前とn+1回前(nは0からX−1までの数字を表
す)の組み合わせに対する最小終了時刻差を示す数値R
をR数値保持部203から取得する。処理時間計算部2
01は、スケジューラ1から受け取った情報、設定情報
保持部202から受け取った情報、S数値保持部204
から受け取った情報、R数値保持部203から受け取っ
た情報を用いて、処理時間を計算する。設備処理時間算
出装置2は、処理時間計算部201が計算した処理時間
を、スケジューラ1に渡す。設備処理時間算出装置2
は、設定情報入力装置5から入力された設定情報を、設
定情報保持部202に保存する。
【0020】図7は、本発明の実施の形態1の処理時間
パラメータ推定装置3の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、処理時間パラメータ推定装置3は、
処理設備設定情報(各処理設備の最大処理ロット数、数
値S推定用開始時刻差下限値(図2のt1)、数値R推定
用開始時刻差上限値(図3のt2)、各作業条件の所属グ
ループ、最大稼働チャンバ数、最大稼働ロードロック
数)を保存している部分である設定情報保持部303、
パラメータ推定を行う部分であるパラメータ推定部30
1、履歴をパラメータ推定がしやすいように集計し直す
履歴集計部302を保有している。生産制御システム4
は、各処理設備の過去一定期間の履歴である、ロット作
業履歴(各ロットの作業開始時刻、作業終了時刻、処理
設備、作業枚数、作業条件)・設備状態履歴(各処理設
備の各チャンバ、各ロードロックの稼働可能となった時
刻、稼働不可となった時刻、各処理設備の各作業報告毎
の稼働チャンバ数、稼働ロードロック数)401を保持
している。設備処理時間算出装置2は、S数値保持部2
04にて、各処理設備の型式、作業枚数、各条件のグル
ープ、稼働チャンバ数、稼働ロードロック数毎に数値S
を保持しており、R数値保持部203にて、各処理設備
の型式、各条件のグループとその1つ前の作業で行われ
た作業条件のグループについて、作業枚数・稼働チャン
バ数・稼働ロードロック数毎に数値Rを保持している。
【0021】処理時間パラメータ推定装置3は、生産制
御システム4から、ロット作業履歴・設備状態履歴40
1を取得する。処理時間パラメータ推定装置3は、取得
した履歴を履歴集計部302に送り、履歴集計部302
は、設定情報保持部303に設定情報を問い合わせ、設
定情報を取得する。履歴集計部302は、取得した設定
情報を元に履歴を集計し、パラメータ推定部301に集
計結果を渡す。パラメータ推定部301は、集計結果を
渡されると設定情報保持部303に設定情報を問い合
せ、設定情報を取得する。パラメータ推定部301は、
履歴集計部302から受け取った集計結果および設定情
報保持部303から取得した設定情報からそれぞれの処
理設備、処理条件毎の数値S、処理設備および処理条件
の組み合わせ毎の数値Rを推定する。処理時間パラメー
タ推定装置3は、パラメータ推定部301が推定した数
値S、Rを設備処理時間算出装置2のS数値保持部20
4、R数値保持部203に渡す。処理時間パラメータ推
定装置3は、設定情報入力装置5から入力された設定情
報を、設定情報保持部303に保存する。以上、設備処
理時間算出装置2、処理時間パラメータ推定装置3の構
成と動作について説明したが、図5に示すスケジューラ
1、生産制御システム4、搬送制御装置6は、当業者に
とってよく知られており、また本発明の核心をなす部分
ではないので、その構成の詳細な説明は省略する。
【0022】次に、本発明の処理時間算出方法を示すフ
ローチャートである図8を参照して、図6に示す装置の
動作についてより詳しく説明する。まず、シミュレータ
1より処理時間計算対象データが、処理時間計算部20
1に与えられる(ステップS101)。処理時間計算部
201は、その処理時間計算対象データから、作業対象
処理設備を取り出す。処理時間計算部201は、その処
理装置の同時作業ロット数上限値Xを設定情報保持部2
02から取得する(ステップS102)。処理時間計算
部201は、X回前までの作業報告の過去履歴(作業開
始時刻、作業終了時刻、作業条件、作業枚数、稼働チャ
ンバ数・稼働ロードロック数の推移を含む設備の稼働状
態の履歴。ただし、作業終了報告がされていない報告
は、作業終了時刻を空欄とする。また、チャンバ構成を
持たない設備や、ロードロックを持たない設備は、稼働
チャンバ数、稼働ロードロック数を空欄とする。)をス
ケジューラ1に要求して、X回前までの過去履歴を受け
取り、作業終了報告が存在する履歴報告のうち、最低回
数前の回数を取得し、それをXと定義し直す。そして、
そのX回前の処理時間をPTとする(ステップS10
3)。
【0023】処理時間計算部201は、X回前までの作
業報告の過去履歴から、X−1回に含まれる各作業条件
のグループ・各作業枚数・稼働チャンバ数・稼働ロード
ロック数で決まる数値Sを、S数値保持部204から取
得し、X回に含まれる各作業条件のグループおよびその
1つ前の作業の作業条件のグループ・各作業枚数・稼働
チャンバ数・稼働ロードロック数で決まる数値Rを、R
数値保持部203から取得する (ステップS104) 。
処理時間計算部201は、過去作業履歴から、対象処理
設備に対する、ロット0の作業開始予定時刻と前回作業
開始時刻との差であるT0、前回作業開始時刻と前々回
作業開始時刻との差であるT1など、m回前の作業開始
時刻とm+1回前の作業開始時刻との差をTmとして、
m=X−1までTmを計算する(ステップS105)。n
に0を入力する(ステップS106)。処理時間候補で
あるAに、S数値保持部204から取得した最短処理時
間S0を入力する(ステップS107)。
【0024】次に、S数値保持部204から取得した、
n+1回前の作業条件グループ・作業枚数・設備稼働チ
ャンバ数・稼働ロードロック数で決まる数値S(n+1)
と、R数値保持部203から取得した、m(m=0〜
n)回前とm+1回前の作業条件のグループの組み合わ
せおよびm回前とm+1回前の作業枚数・設備稼働チャ
ンバ数、稼働ロードロック数で決まる数値Rmと、スケ
ジューラ1から取得した(m+1)回前とm回前との開
始時刻差であるTmを用い、式により、B(n+1)
を求める(ステップS107)。 B(n+1)=S(n+1)+Σ{Rm−Tm} … (但し、Σはm=0からm=nまでの和を意味する)
【0025】得られたB(n+1)と処理時間候補Aの大
きさを比較する(ステップS109)。B(n+1)>A
であるならばAにB(n+1)を入力する(ステップS1
10)。nに、n+1を代入する(ステップS11
1)。nとX−1の大きさを比較する(ステップS11
2)。n<(X−1)であれば、ステップS107に戻
る。n≧(X−1)であれば、X回前の実処理時間PT
と、m(m=0〜X−1)回前とm+1回前の作業条件
のグループの組み合わせおよびm回前とm+1回前の作
業枚数・設備稼働チャンバ数、稼働ロードロック数で決
まる数値Rmと、(m+1)回前とm回前との開始時刻
差であるTmを用い、式により、Bxを求める(ステ
ップS113)。 Bx=PT+Σ{Rm−Tm} … (但し、Σはm=0からm=X−1までの和を意味する) そして、BxとAの大きさを比較する(ステップS11
4)。Bx>AであるならばAに、Bxを入力する(ステ
ップS115)。処理時間計算部201は、得られたA
を処理時間としてスケジューラ1宛て出力する(ステッ
プS116)。このようにして、本願発明では、X回前
までの作業開始時刻、処理条件、処理設備の状態の情報
を取得して、作業開始時刻差、各処理条件に対する数値
S、X回前までの作業処理条件の組み合わせで決定され
る数値Rを用いて処理時間を計算しているので、設備と
処理条件で一定値を用いるよりも正確に設備処理時間
(作業終了時刻)を推定できる。
【0026】次に、図7の処理時間パラメータ推定装置
3の動作を図9に示すフローチャートを使用して説明す
る。図9に示すように、処理時間パラメータ推定装置3
は、生産制御システム4に、過去一定期間の各ロットの
作業開始時刻、作業終了時刻、作業処理設備、作業枚
数、作業条件であるロット作業履歴、各処理設備の各チ
ャンバ、各ロードロックの稼働可能となった時刻、稼働
不可となった時刻、各処理設備の各作業報告毎の稼働チ
ャンバ数、稼働ロードロック数である設備状態履歴を要
求し受け取る(ステップS201)。処理時間パラメー
タ推定装置3は、設定情報保持部303から、各処理設
備の最大処理ロット数、数値S推定用開始時刻差下限
値、数値R推定用開始時刻差上限値、各作業条件の所属
グループ、最大稼働チャンバ数、最大稼働ロードロック
数を受け取る(ステップS202)(チャンバ構成でな
い設備や、ロードロックを持たない設備は、空欄情報と
なっている。)。履歴集計部302は、履歴から各処理
設備のロットの作業開始時刻の間隔を集計し、各作業条
件の所属グループ毎に、数値S推定用開始時刻差下限値
以上の報告をS推定元データとして集計する(ステップ
S203)。また、各作業条件の所属グループと1つ前
の作業の条件が所属する所属グループの組み合わせ毎
に、数値R推定用開始時刻差上限値以下の報告をR推定
元データとして集計する(ステップS204)。履歴集
計部302は、集計した結果をパラメータ推定部301
に渡す(ステップS205)。パラメータ推定部301
は、S推定元データから、各設備の型式、各条件のグル
ープ、作業枚数、稼働チャンバ数、稼働ロードロック数
毎に、各開始時刻と終了時刻の差をとった絶対値(処理
時間)を母体として、数値Sを推定する(ステップS2
06)。パラメータ推定部301は、R推定元データか
ら、各設備の型式、各条件のグループとその1つ前の作
業で行われた作業条件のグループ・作業枚数・稼働チャ
ンバ数・稼働ロードロック数毎に、終了時刻の差を母体
として、数値Rを推定する(ステップS207)。処理時
間パラメータ推定装置3は、パラメータ推定部301が
推定した数値Sと数値Rを、設備処理時間算出装置2の
S数値保持部204、R数値保持部203に渡す(ステ
ップS208)。
【0027】[実施の形態2]図10は、本発明の実施
の形態2を示すブロック図である。本実施の形態におい
て、計算式パラメータ推定装置3aの計算式パラメータ
推定部304は、SおよびRを計算式によって求めるた
めのパラメータを推定する。すなわち、計算式パラメー
タ推定部304は、推定元データを各設備の型式・各条
件のグループ・稼働ロードロック毎に分けて、S数値
を、稼働チャンバ数Cの逆数および処理枚数Mに比例す
る一次式S=D×M/C+Eとして算出するためのパラ
メータD、Eを推定し、また、R推定元データを各設備
の型式、各条件のグループとその1つ前の作業で行われ
た作業条件のグループ・1つ前の作業の稼働ロードロッ
ク毎に分けて、R数値を、1つ前の作業の稼働チャンバ
数Cの逆数および1つ前の作業の処理枚数Mに比例する
一次式R=F×M/C+Gとして算出するためのパラメ
ータF、Gを推定し、これらのパラメータを設備処理時
間算出装置2に渡す。そして、設備処理時間算出装置2
のS計算式保持部206およびR計算式保持部205
は、処理時間計算部201の要求に応じて、上記パラメ
ータと上記一次式とを用いて、S数値とR数値とを計算
し、その結果を処理時間計算部201に渡す。それ以外
の構成は先の実施の形態と同様である。
【0028】[実施の形態3]図11は、本発明の実施
の形態3を示すブロック図である。本実施の形態におい
ては、スケジューラを用いることなく、短期予測に用い
られるラインシミュレータが出力するシミュレーション
データに基づいて設備処理時間の予測を行う。図11に
おいて、シミュレータ7は、シミュレーション上の作業
履歴予測データおよびシミュレーション上の予測仕掛り
データおよび各処理設備への作業割り当てを行うロット
の情報および作業開始時刻を設備処理時間算出装置2に
送る。設備処理時間算出装置2は、シミュレータ7から
受け取った、作業履歴データと予測仕掛りデータおよ
び、処理時間パラメータ推定装置3が推定したパラメー
タを用いて、設備処理時間(作業終了時刻)を算出す
る。設備処理時間算出装置2は、シミュレータ7に設備
処理時間を送り、シミュレータ7は、受けとった設備処
理時間をもとに、ラインシミュレーションを実行する。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、同一設備の過去履歴から各開始時刻の間隔と、過去
履歴の各処理条件毎、処理設備の状態毎の組み合わせで
決まる数値を求め、これを使用して処理時間を計算して
いるので、実際の値と予測処理時間との誤差を極めて少
なくすることが出来る。従って、本発明によれば、処理
装置を余分に待たせる制御となったり、作業待ち時間が
なくなるように予定したロットを作業待ちにしてしまう
事態を回避することができる。また、処理設備内の処理
を、チャンバ処理時間、処理設備内のロボット搬送時
間、ロードロックの時間などに分割して詳細に記述し
て、予測処理時間を得るものではないので、膨大なデー
タ入力の工数を要することなく、上記の高い精度の予測
作業時間を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を説明するための処理設備の斜
視図と処理ロットのタイムチャート。
【図2】 本発明の原理を説明するための、開始時刻差
と処理時間との関係を示すグラフ。
【図3】 本発明の原理を説明するための、開始時刻差
と終了時刻差との関係を示すグラフ。
【図4】 本発明の原理を説明するための、処理ロット
のタイムチャート。
【図5】 本発明に係る生産システムのブロック図。
【図6】 本発明の一実施の形態の設備処理時間算出装
置のブロック図。
【図7】 本発明の一実施の形態の処理時間パラメータ
推定装置のブロック図。
【図8】 本発明の一実施の形態の設備処理時間算出装
置の動作を示すフローチャート。
【図9】 本発明の一実施の形態の処理時間パラメータ
推定装置を示すフローチャート。
【図10】 本発明の他の実施の形態を示すブロック
図。
【図11】 本発明のさらに他の実施の形態を示すブロ
ック図。
【図12】 処理設備の一例を示す概略平面図。
【図13】 処理設備の他の例を示す概略斜視図。
【図14】 従来例を説明するための、処理ロットのタ
イムチャート。
【図15】 従来の生産システムのブロック図。
【符号の説明】
1 スケジューラ 2 設備処理時間算出装置 3 処理時間パラメータ推定装置 3a 計算式パラメータ推定装置 4 生産制御システム 5 設定情報入力装置 6 搬送制御装置 7 シミュレータ 8 処理時間データ保持装置 9 自動棚 10 搬送装置 11 セパレーションチャンバ 12 ロードロックチャンバ 13 エッチチャンバ 14 ヒートチャンバ 15 スパッタチャンバ 16 オートローダ部 17 処理層 20 処理設備 201 処理時間計算部 202 設定情報保持部 203 R数値保持部 204 S数値保持部 205 R計算式保持部 206 S計算式保持部 301 パラメータ推定部 301 パラメータ推定部 302 履歴集計部 303 設定情報保持部 304 計算式パラメータ推定部 401 ロット作業履歴・設備状態履歴

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のロットを連続してあるいは並行し
    て処理することのできる設備を使用して作業を行う際の
    設備処理時間の算出方法であって、処理時間算出の対象
    となっている対象ロットの最短処理時間S0、現在処理
    が行われているロットの作業内容、および、作業が完了
    したロットの内最近に作業が完了のしたロットの実処理
    時間を認識し、これらに基づいて対象ロットの処理時間
    を算出することを特徴とする設備処理時間算出方法。
  2. 【請求項2】 現在処理が行われているロットの前記作
    業内容が、作業開始時刻および作業条件を含んでいるこ
    とを特徴とする請求項1記載の設備処理時間算出方法。
  3. 【請求項3】 複数のロットを連続してあるいは並行し
    て処理することのできる設備を使用して作業を行う際の
    処理時間の算出方法であって、処理時間算出の対象とな
    っている対象ロットとそれ以前のロットの最短処理時間
    S、連続した二つのロット間の最小作業終了時刻差R、
    および、連続した二つのロット間の作業開始時刻差Tに
    基づいて対象ロットの処理時間を算出することを特徴と
    する設備処理時間算出方法。
  4. 【請求項4】 複数のロットを連続してあるいは並行し
    て処理することのできる設備を使用して作業を行う際の
    処理時間の算出方法であって、 (1)既に処理が完了しているロットの内、最近終了ロ
    ットが何ロット前のロットであるかを認識し、その数値
    Xを得る過程と、 (2)処理時間算出の対象となっている対象ロットとそ
    れ以前のロットの最短処理時間S0〜SX、連続した二
    つのロット間の最小作業終了時刻差R0〜R(X−
    1)、連続した二つのロット間の作業開始時刻差T0〜
    T(X−1)、および、最近終了ロットの実処理時間P
    Tを得る過程と、 (3)A=S0とし、 式をn=0からn=(X−2)まで計算し、 A=S(n+1)+Σ{Rm−Tm} … (但し、Σはm=0からm=nまでの和を意味する) 式を計算して、 A=PT+Σ{Rm−Tm} … (但し、Σはm=0からm=X−1までの和を意味する) (X+1)個のAを求める過程と、 (4)得られた(X+1)個のAの内、最大のAを処理
    時間算出の対象となっている対象ロットの処理時間とす
    る過程と、を有することを特徴とする設備処理時間算出
    方法。
  5. 【請求項5】 複数のロットを連続してあるいは並行し
    て処理することのできる設備を使用して作業を行う際の
    処理時間の算出方法であって、 (1)既に処理が完了しているロットの内、最近終了ロ
    ットが何ロット前のロットであるかを認識し、その数値
    Xを得る過程と、 (2)処理時間算出の対象となっている対象ロットとそ
    れ以前のロットの最短処理時間S0〜SX、連続した二
    つのロット間の最小作業終了時刻差R0〜R(X−
    1)、連続した二つのロット間の作業開始時刻差T0〜
    T(X−1)、および、最近終了ロットの実処理時間P
    Tを得る過程と、 (3)n=0とする過程と、 (4)A=S0とする過程と、 (5)式を計算し、B(n+1)>Aである場合に
    は、A=B(n+1)とする操作をnをインクリメント
    しつつnが0からX−2となるまで続ける過程と、 B(n+1)=S(n+1)+Σ{Rm−Tm} … (但し、Σはm=0からm=nまでの和を意味する) (6)式を計算し、Bx>Aである場合には、A=B
    xとするとする過程と、 Bx=PT+Σ{Rm−Tm} … (但し、Σはm=0からm=X−1までの和を意味する)
    を有し、Aを処理時間算出の対象となっている対象ロッ
    トの処理時間とすることを特徴とする設備処理時間算出
    方法。
  6. 【請求項6】 処理時間算出の対象となっている対象ロ
    ットとそれ以前のロットの最短処理時間S0〜SX、お
    よび、連続した二つのロット間の最小作業終了時刻差R
    0〜R(X−1)、は過去の作業実績から推定された値
    を用いることを特徴とする請求項4または5記載の設備
    処理時間算出方法。
  7. 【請求項7】 処理時間算出の対象となっている対象ロ
    ットとそれ以前のロットの最短処理時間S0〜SX、お
    よび、連続した二つのロット間の最小作業終了時刻差R
    0〜R(X−1)、は過去の作業実績から求められたパ
    ラメータを用いて算出された値を用いることを特徴とす
    る請求項4または5記載の設備処理時間算出方法。
  8. 【請求項8】 連続した二つのロット間の作業開始時刻
    差T0〜T(X−1)、および、最近終了ロットの実処
    理時間PT、は処理が行われる設備からの報告に基づい
    て算出されるものであることを特徴とする請求項4〜7
    のいずれかに記載の設備処理時間算出方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載された処
    理時間算出方法をコンピュータに実行させるための設備
    処理時間算出プログラムを記録した記録媒体。
  10. 【請求項10】 複数のロットを連続してあるいは並行
    して処理することのできる設備を使用して作業を行う際
    の処理時間の算出する機能を有する設備処理時間算出装
    置であって、 連続する2つのロットの最小終了時刻差を保持ないし計
    算する最小終了時刻差部と、 各ロットの最短処理時間を保持ないし計算する最短処理
    時間部と、 処理時間算出の対象となっている対象ロットの情報と、
    処理設備の履歴と、前記最小終了時刻差部および前記最
    短処理時間部のデータと、を受け取り、前記処理設備の
    履歴と前記最小終了時刻と前記最短処理時間とを用いて
    対象ロットの処理時間を算出する処理時間計算部と、を
    備えることを特徴とする設備処理時間算出装置。
  11. 【請求項11】 前記処理時間計算部は、前記対象ロッ
    トの情報と処理設備の前記履歴とを、スケジューラまた
    はシミュレータから受け取ることを特徴とする請求項1
    0記載の設備処理時間算出装置。
  12. 【請求項12】 処理装置の同時作業可能なロット数X
    が設定される設定情報保持部が更に備えられており、前
    記処理時間計算部は、前記設定情報保持部が保持するデ
    ータに基づいて対象ロットの処理時間を算出することを
    特徴とする請求項10または11記載の設備処理時間算
    出装置。
  13. 【請求項13】 前記処理時間計算部は、前記対象ロッ
    トの情報を受け取った後、前記設定情報保持部が保持す
    るデータに基づいて前記スケジューラまたはシミュレー
    タに処理設備の前記履歴を問い合わせ該履歴を受け取る
    ことを特徴とする請求項12記載の設備処理時間算出装
    置。
  14. 【請求項14】 前記最小終了時刻差部と前記最短処理
    時間部とは、処理設備の履歴に基づいて前記最小終了時
    刻差と前記最短処理時間とを推定する処理時間パラメー
    タ推定装置が出力するデータをそれぞれ保持しているこ
    とを特徴とする請求項10〜13のいずれかに記載の設
    備処理時間算出装置。
  15. 【請求項15】 前記最小終了時刻差部と前記最短処理
    時間部とは、処理設備の履歴に基づいて前記最小終了時
    刻差と前記最短処理時間とを計算するための計算式パラ
    メータ推定装置が出力するデータにより前記最小終了時
    刻差と前記最短処理時間とを計算することを特徴とする
    請求項10〜13のいずれかに記載の設備処理時間算出
    装置。
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