JP3169001B2 - ロット搬送制御システム及びその搬送制御方法ならびに搬送制御プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

ロット搬送制御システム及びその搬送制御方法ならびに搬送制御プログラムを格納した記憶媒体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジョブショップ方
式の製造ラインにおいて、ベイに設置されている搬送棚
から製造対象であるロットを出庫して製造装置へ搬送す
る作業を制御するロット搬送制御システム及びその搬送
制御方法ならびに搬送制御プログラムを格納した記憶媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ジョブショップ方式の製造ライン
におけるこの種の搬送制御システムは、製造工程ごとに
設定されたスケジュールにしたがって製造対象であるロ
ットを搬送棚から製造装置へ搬送する。
【0003】すなわち、予めホストコンピュータに製造
工程ごとに搬送コードを記憶させておき、各製造装置か
らホストコンピュータへ作業可能な工程の搬送コードが
送られると、ホストコンピュータが受信した搬送コード
と搬送棚に格納されている製品の搬送コードとを比較す
る。そして、両搬送コードが一致した場合に、当該製品
のロットを製造装置に搬送させる。
【0004】複数の製造装置から同一の搬送コードが送
出された場合、ホストコンピュータは、仕掛かりロット
の最も少ない製造装置へ優先的に、製品のロットを搬送
するように搬送制御を行う。
【0005】このような、製品の製造スケジュールにし
たがってロットを搬送する従来の搬送制御技術の例とし
ては、例えば、特開平5−275888号公報や特開平
7−044614号公報に開示された技術がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した、製
造スケジュールに従う従来のロットの搬送制御技術は、
所定の工程の作業に要する時間が全ての製造装置におい
て同じでない場合、製造作業の完了時刻が遅くなる製造
装置へ当該ロットを搬送してしまうおそれがあるという
欠点があった。その理由は、複数の製造装置から同一の
搬送コードが送出された場合に、仕掛かりロットの個数
により搬送先の製造装置を決定するためである。
【0007】また、ホストコンピュターに登録された搬
送コードを使用して搬送先を決定するため、予めホスト
コンピュターに対して、工程ごとに搬送コードを登録す
る必要があり、メンテナンス工数がかかるという欠点が
あった。
【0008】本発明は、上記従来の欠点を解決し、製造
スケジュールやホストコンピュータに登録された搬送コ
ードを使用することなく、効率の良い搬送制御を行うこ
とができるロット搬送制御システム及びその搬送制御方
法ならびに搬送制御プログラムを格納した記憶媒体を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明は、搬送棚から製造対象であるロットを出庫して製
造装置へ搬送する作業を制御するロット搬送制御システ
ムにおいて、製造ラインにおけるロットの搬送制御を行
う搬送制御手段と、製造ラインに設けられた複数の前記
製造装置の中からロットの搬送先の前記製造装置を決定
する搬送先決定手段とを備え、前記搬送先決定手段は、
前記製造装置において所定の作業が実行可能かどうかを
判断し、実行可能と判断された前記製造装置において
仕掛かりロットの最終ロットの作業完了予定時刻と、仕
掛かりロットの最終ロットの作業から所定作業への条件
変更時間と、所定作業の作業時間を比較し、所定作業の
作業完了予定時刻が最も早いと判断された前記製造装置
を選択して前記ロットの搬送先として決定する演算手段
と、前記演算手段による処理に用いるデータを格納する
記憶手段とを備え、前記記憶手段は、前記製造装置の現
在の状態に関する情報として、稼働状況と、現在の使用
条件と、最終ロットの作業条件及びロット仕掛かり状況
と、仕掛かりロットの作業終了予定時間とを、リアルタ
イムで更新しながら記憶すると共に、前記製造装置の動
作条件に関する情報として、各製造装置における所定の
工程の作業時間と、他の所定の工程における最終ロット
の作業条件から前記所定の工程へ移行する際の条件変更
時間と、各製造装置において作業可能な工程とを記憶
し、前記演算手段は、前記搬送制御手段から次の作業に
関して該作業の工程名を含む情報を受け取り、前記記憶
手段に格納されている前記動作条件に関する情報のうち
の作業可能な工程と前記搬送制御手段から受け取った工
程名とを比較することにより、前記製造装置ごとに前記
次の作業が実行可能かどうかを判断し、前記記憶手段に
格納された前記製造装置の現在の状態に関する情報及び
前記製造装置の動作条件に関する情報に基づき、所定の
演算式を用いて前記次の作業を終了するまでに要する時
間を計算することを特徴とする。
【0010】請求項2の本発明のロット搬送制御システ
は、搬送棚から製造対象であるロットを出庫して製造
装置へ搬送する作業を制御するロット搬送制御システム
において、製造ラインにおけるロットの搬送制御を行う
搬送制御手段と、製造ラインに設けられた複数の前記製
造装置の中からロットの搬送先の前記製造装置を決定す
る搬送先決定手段とを備え、前記搬送先決定手段、前
記製造装置において所定の作業が実行可能かどうかを判
断し、実行可能と判断された前記製造装置において、仕
掛かりロットの最終ロットの作業完了予定時刻と、仕掛
かりロットの最終ロットの作業から所定作業への条件変
更時間と、所定作業の作業時間を比較し、所定作業の作
業完了予定時刻が最も早いと判断された前記製造装置を
選択して前記ロットの搬送先として決定する演算手段
と、前記演算手段による処理に用いるデータを格納する
記憶手段とを備え、前記記憶手段は、前記製造装置の現
在の状態に関する情報として、稼働状況と、現在の使用
条件と、最終ロットの作業条件及びロット仕掛かり状況
と、仕掛かりロットの作業終了予定時間とを、リアルタ
イムで更新しながら記憶すると共に、前記製造装置の使
用条件と、各製造装置における所定の作業条件の作業に
要する作業時間を計算するための演算式と、各製造装置
において他の所定の作業における最終ロットの作業条件
から前記所定の作業条件へ移行する際の条件変更時間を
計算するための演算式とを記憶し、前記演算手段は、前
記搬送制御手段から次の作業に関する情報を受け取り、
該情報と前記製造装置の使用条件とに基づいて、前記製
造装置ごとに前記次の作業が実行可能かどうかを判断
し、前記搬送制御手段から受け取った情報に基づき、所
定の演算式を用いて、前記次の作業が実行可能であると
判断された前記製造装置における前記次の作業の実行に
要する作業時間と、該製造装置における現在の作業の最
終ロットの作業条件から前記次の作業へ移行する際の条
件変更時間とを計算し、前記記憶手段に格納された前記
製造装置の現在の状態に関する情報と、算出された前記
作業時間及び前記条件変更時間とに基づき、所定の演算
式を用いて前記次の作業を終了するまでに要する時間を
計算することを特徴とする。
【0011】請求項3の本発明のロット搬送制御方法
は、搬送棚から製造対象であるロットを出庫して製造装
置へ搬送する作業を制御するロットの搬送制御方法にお
いて、前記製造装置において次の作業が実行可能かどう
かを判断するステップと、実行可能と判断された前記製
造装置において、仕掛かりロットの作業終了予定時刻
と、仕掛かりロットの最終ロットの作業から前記次の作
業への条件変更時間と、前記次の作業の作業時間から、
前記次の作業の作業完了予定時刻を算出するステップ
と、算出された前記次の作業の作業完了予定時刻が最も
早い前記製造装置を選択して前記ロットの搬送先として
決定するステップと、前記搬送先決定ステップにて決定
された搬送先の前記製造装置に前記次の作業に用いるロ
ットを搬送するように搬送制御を行うステップとを含
み、前記作業可否判断ステップにおいて、前記次の作業
の作業条件と予め前記製造装置ごとに設定された使用条
件とに基づいて、前記製造装置ごとに前記次の作業が実
行可能かどうかを判断し、前記作業終了時間計算ステッ
プが、前記次の作業の作業条件に基づき、所定の演算式
を用いて、前記次の作業が実行可能であると判断された
前記製造装置における前記次の作業の実行に要する作業
時間と、該製造装置における現在の作業の最終ロットの
作業条件から前記次の作業へ移行する際の条件変更時間
とを計算するステップと、前記製造装置の現在の状態に
関する情報と、算出された前記作業時間及び前記条件変
更時間とに基づき、所定の演算式を用いて前記次の作業
を終了するまでに要する時間を計算するステップとを含
むことを特徴とする。
【0012】請求項4の本発明の制御プログラムを格納
した記憶媒体は、搬送棚から製造対象であるロットを出
庫して製造装置へ搬送する作業を制御するロット搬送制
御システムの動作制御を行う制御プログラムを格納した
記憶媒体において、前記製造装置において次の作業が実
行可能かどうかを判断するステップと、実行可能と判断
された前記製造装置において、仕掛かりロットの最終ロ
ットの作業完了予定時刻と、仕掛かりロットの最終ロッ
トの作業から前記次の作業への条件変更時間と、前記次
の作業の作業時間から、前記次の作業の作業完了予定時
刻を算出するステップと、算出された前記次の作業の作
業完了予定時刻が最も早い前記製造装置を選択して前記
ロットの搬送先として決定するステップと、前記搬送先
決定ステップにて決定された搬送先の前記製造装置に前
記次の作業に用いるロットを搬送するように搬送制御を
行うステップとを含み、前記制御プログラムに含まれる
前記作業可否判断ステップにおいて、前記次の作業の作
業条件と予め前記製造装置ごとに設定された使用条件と
に基づいて、前記製造装置ごとに前記次の作業が実行可
能かどうかを判断し、前記制御プログラムに含まれる前
記作業終了時間計算ステップが、前記次の作業の作業条
件に基づき、所定の演算式を用いて、前記次の作業が実
行可能であると判断された前記製造装置における前記次
の作業の実行に要する作業時間と、該製造装置における
現在の作業の最終ロットの作業条件から前記次の作業へ
移行する際の条件変更時間とを計算するステップと、前
記製造装置の現在の状態に関する情報と、算出された前
記作業時間及び前記条件変更時間とに基づき、所定の演
算式を用いて前記次の作業を終了するまでに要する時間
を計算するステップとを含むことを特徴とする。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施形態によるロット
搬送制御システムの構成を示すブロック図である。図1
を参照すると、本実施形態のロット搬送制御システム
は、製造ラインにおけるロットの搬送制御を行うホスト
コンピュータ10と、ロットの搬送先の製造装置を決定
する搬送先決定装置70とを備える。当該製造ライン
は、ホストコンピュータ10に制御された、製品のロッ
トをストックする搬送棚(ロットストッカー)20と、
3台の製造装置40、50、60と、搬送棚20から製
造装置40、50、60へロットを運ぶ搬送ロボット3
0とを備える。図1において、実線矢印は情報の経路を
示し、破線矢印は製品の流れを示す。なお、図1には、
本実施形態における特徴的な構成のみを記載し、他の一
般的な構成については記載を省略してある。
【0018】搬送先決定装置70は、図1に示すよう
に、ロットの搬送先を決定するための演算を行う演算処
理部72と、演算処理部72による演算処理を制御する
演算制御部71と、演算処理部72による演算処理に用
いるデータを記憶する記憶部73とを備える。本実施形
態の搬送先決定装置70は、例えば、プログラム制御さ
れたCPUとRAMその他の内部メモリとで実現され
る。したがって、実際の運用においては、ホストコンピ
ュータ10と搬送先決定装置70とを物理的に同一のコ
ンピュータシステムにて構成し、搬送先決定装置70の
制御シーケンスを、ホストコンピュータ10における動
作として実現しても良い。CPUを制御して搬送先決定
装置70の機能を実現するコンピュータプログラムは、
例えば磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリ、その
他の一般的な記憶媒体に格納して提供される。
【0019】記憶部73は、製造装置40、50、60
の現在の状態に関する情報を格納する第1の記憶領域7
3aと、製造装置40、50、60の動作条件に関する
情報を格納する第2の記憶領域73bとを備える。具体
的には、第1の記憶領域73aは、製造装置40、5
0、60の各々に関して、稼働状況と、現在の使用条件
と、最終ロット作業条件及びロット仕掛かり状況と、仕
掛かりロット作業終了予定時間とを、リアルタイムで更
新しながら記憶する。また、第2の記憶領域73bは、
製造装置40、50、60における所定の工程[X]の
作業に要する時間(以下、作業時間と称す)と、他の所
定の工程[Y]における最終ロットの条件から前記所定
の工程[X]へ移行する際の条件変更に要する時間(以
下、条件変更時間と称す)と、各製造装置40、50、
60にて作業可能な工程とを記憶する。記憶領域73b
の記憶データは、製造装置40、50、60からの作業
報告(作業実績)を読み込むことにより自動更新しても
良いし、キーボードその他の入力装置80を用いて、外
部から入力するようにしても良い。
【0020】演算処理部72は、記憶部73の記憶領域
73a、73bから演算に必要なパラメータを受け取
り、予めプログラムされた演算式(下記、数1参照)に
より演算を行う。そして、最短の作業時間で工程[X]
の作業を終了できるように決定された搬送コードを演算
制御部71へ送る。
【0021】
【数1】
【0022】演算制御部71は、ホストコンピュター1
0から次の作業に関する情報を受け取り、当該作業が実
行可能かどうかを判断し、判断結果に応じて演算処理部
72を制御する。そして、演算処理部72の演算結果で
ある搬送コードを受け取り、ホストコンピュータ10へ
搬送要求として送出する。ホストコンピュター10から
送られる情報は、具体的には、搬送棚20から製造装置
40、50、60へ送る対象ロットの品名、ロットナン
バー、作業を行う工程[X]の工程名及び作業条件を含
む。演算制御部71は、これらの情報を受け取ると、ま
ず製造装置40、50、60が当該工程名にかかる工程
[X]を作業可能かどうか判断する。当該判断は、記憶
部73の第2の記憶領域73bに格納されている各製造
装置40、50、60の動作条件とホストコンピュータ
10から受け取った情報中の工程名とを比較することに
より行う。そして、作業可能と判断した製造装置に関し
て、上述したように演算処理部72による演算を実行さ
せ、演算結果である搬送先を示す搬送コードをホストコ
ンピュータ10に返送する。
【0023】ホストコンピュータ10は、製造装置4
0、50、60による製造対象である対象ロットの搬送
棚20における貯蔵状況を管理し、搬送先決定装置70
を制御して対象ロットの搬送先を決定し、搬送ロボット
30を制御して搬送棚20から所望の製造装置40、5
0、60へ所望の対象ロットを搬送させる。
【0024】搬送棚20、搬送ロボット30及び製造装
置40、50、60は、従来の製造ラインにて用いられ
ている搬送棚、搬送ロボット及び製造装置と同様であ
る。したがって、ホストコンピュータ10の制御の下、
搬送棚20に対象ロットが貯蔵され、搬送ロボット30
が搬送棚20に格納されている所定の対象ロットを所定
の製造装置40、50、60に搬送し、製造装置40、
50、60が製造作業を実行する。なお、図1に示す本
実施形態では、3台の製造装置40、50、60を備え
ることとしているが、製造装置の台数が3台に制限され
ないのは言うまでもない。
【0025】次に、図2及び図3のフローチャートを参
照して本実施形態の動作について説明する。図2は、本
実施形態により対象ロットの搬送先を決定し搬送するま
での動作を示すフローチャート、図3は、作業完了後の
動作を示すフローチャートである。
【0026】図2を参照すると、まず、ホストコンピュ
ター10が、次の工程(以下、対象工程と称す)[X]
における作業の対象として搬送棚20から製造装置4
0、50、60へ送る対象ロットの品名、ロットナンバ
ー、工程名及び作業条件を含む情報を、搬送先決定装置
70の演算制御部71に送る(ステップ201)。
【0027】演算制御部71は、受け取った情報中の工
程名と記憶領域73bの登録内容とを比較し、当該作業
を製造装置40、50、60で実行可能か判定する(ス
テップ202)。ここで、当該作業を実行不可能と判断
した製造装置は、以下の搬送先を決定する演算処理の対
象から除外する(ステップ209)。
【0028】次に、演算制御部71は、記憶部73の第
1の記憶領域73aから、作業可能と判断された製造装
置における現在作業中の工程[Y]の仕掛かりロットの
作業終了予定時間と、最終ロットの使用条件とを読出し
て演算処理部72に引き渡す(ステップ203)。ま
た、記憶部73の第2の記憶領域73bから、現在作業
中の工程[Y]の最終ロットの使用条件から対象工程
[X]へ移行する場合の条件変更時間と、対象工程
[X]の作業時間とを読出して演算処理部72へ引き渡
す(ステップ204)。
【0029】演算処理部72は、ステップ203及びス
テップ204で記憶部73から読出したデータを上述し
た演算式(数1)に代入し、各製造装置40、50、6
0における対象工程[X]の作業完了時間を算出する。
そして、得られた各製造装置40、50、60における
作業完了時間を比較する(ステップ205)。次に、比
較の結果、最短の作業時間で対象工程[X]の作業を完
了できると判断された製造装置の搬送コードを搬送先と
して演算制御部71に送る(ステップ206)。ここで
は、製造装置40が搬送先として決定されたものとす
る。
【0030】演算制御部71は、演算処理部72から受
け取った搬送コードを、搬送要求としてホストコンピュ
ター10へ送る(ステップ207)。ホストコンピュー
タ10は、搬送棚20へ対象ロットの出庫命令を送ると
共に、搬送ロボット30へ演算制御部71から受け取っ
た搬送コードを送る(ステップ208)。これにより、
搬送ロボット30が指示された対象ロットを搬送棚20
から取り出し、搬送先として指示された搬送コードを持
つ製造装置40へ搬送する。そして、当該製造装置40
において当該対象工程[X]の作業が実行される。
【0031】次に、図3を参照すると、対象ロットに対
する作業が完了した製造装置40、50、60は、作業
完了時刻、作業時間、作業条件等の情報を搬送先決定装
置70へ送る(ステップ301)。
【0032】次に、当該対象工程[X]の作業におい
て、対象ロットの搬送先を決定する際に使用した当該製
造装置における作業時間及び対象工程[X]の直前の工
程[Y]における最終ロットの使用条件から対象工程
[X]への条件変更時間が、記憶部73の第2記憶領域
73bから再度読出され、演算処理部72に送られる
(ステップ302)。
【0033】演算処理部72は、ステップ301で取得
した作業時間及び工程[Y]の最終ロットから工程
[X]への条件変更時間の実績時間と、ステップ302
で取得した作業時間及び工程[Y]の最終ロットから工
程[X]への条件変更時間の登録時間とを比較する。そ
して、実績時間と登録時間との差が予め設定された更新
許容時間以内かどうかを調べる(ステップ303)。こ
こで、更新許容時間は、入力装置80を用いて上限時間
と下限時間とを入力することにより設定される。すなわ
ち、演算処理部72は、実績時間と登録時間との差が、
設定された上限時間と下限時間との間にあるかどうかを
判断する。
【0034】実績時間と登録時間との差が更新許容時間
の範囲内にある場合は、本実施形態のロット搬送制御シ
ステムが正常に動作していることを示す。したがって、
さらに正確な搬送先の決定処理を実現するために、演算
処理部72で搬送先を決定する処理において用いる記憶
部73の第1の記憶領域73aの内容、すなわち登録さ
れている条件変更時間をステップ301で取得した実績
時間に置き換える(ステップ304)。そして、当該実
績時間の情報をホストコンピュター10へ送信する(ス
テップ305)。
【0035】一方、実績時間と登録時間との差が更新許
容時間の範囲を越えている場合は、本実施形態のロット
搬送制御システムに何らかの異常が発生していることを
示す。したがって、記憶部73の第1の記憶領域に登録
されている条件変更時間を更新せず(ステップ30
6)、システムに異常が発生していることを通知する警
告を、表示メッセージその他の手段で出力する(ステッ
プ307)。その後、当該実績時間の情報をホストコン
ピュター10へ送信する(ステップ305)。
【0036】図4は、本発明の他の実施形態によるロッ
ト搬送制御システムの構成を示すブロック図である。図
4を参照すると、本実施形態のロット搬送制御システム
は、製造ラインにおけるロットの搬送制御を行うホスト
コンピュータ10と、ロットの搬送先の製造装置を決定
する搬送先決定装置90とを備える。当該製造ライン
は、図1に示した第1の実施形態の場合と同様に、ホス
トコンピュータ10に制御された、搬送棚(ロットスト
ッカー)20と、製造装置40、50、60と、搬送ロ
ボット30とを備える。図4において、実線矢印は情報
の経路を示し、破線矢印は製品の流れを示す。なお、図
4には、本実施形態における特徴的な構成のみを記載
し、他の一般的な構成については記載を省略してある。
【0037】搬送先決定装置90は、図4に示すよう
に、ロットの搬送先を決定するための演算を行う演算処
理部92と、演算処理部92による演算処理を制御する
演算制御部91と、演算処理部92による演算処理に用
いるデータを記憶する記憶部93とを備える。本実施形
態の搬送先決定装置90は、例えば、プログラム制御さ
れたCPUとRAMその他の内部メモリとで実現され
る。したがって、実際の運用においては、ホストコンピ
ュータ10と搬送先決定装置90とを物理的に同一のコ
ンピュータシステムにて構成し、搬送先決定装置90の
制御シーケンスを、ホストコンピュータ10における動
作として実現しても良い。CPUを制御して搬送先決定
装置90の機能を実現するコンピュータプログラムは、
例えば磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリ、その
他の一般的な記憶媒体に格納して提供される。
【0038】記憶部93は、製造装置40、50、60
の現在の状態に関する情報を格納する。具体的には、製
造装置40、50、60の各々に関して、稼働状況と、
現在の使用条件と、最終ロット作業条件及びロット仕掛
かり状況と、仕掛かりロット作業終了予定時間とを、リ
アルタイムで更新しながら記憶する。すなわち、図1に
示した第1の実施形態における記憶部73の第1の記憶
領域73aに相当する。本実施形態は、第1の実施形態
における記憶部73の第2の記憶領域73bに相当する
構成要素を備えていない。
【0039】演算処理部92は、所定の工程[X]の作
業条件[X’]に基づいて、製造装置40、50、60
が当該作業を実行可能かどうかを判定する。作業可否の
判定は、予め演算処理部92に与えられている各製造装
置40、50、60の使用条件に基づいて行われる。製
造装置40、50、60の使用条件としては、例えば下
記のように、エネルギー、ドーズ量及びビーム電流の範
囲が定められる。 製造装置40について 10<エネルギー<90 1E13cm-2<ドーズ量 <1E15cm-2 1.1mA<ビーム電流<25mA 製造装置50について 10<エネルギー<250 1E12cm-2<ドーズ量 <1E14cm-2 1.01mA<ビーム電流<2mA 製造装置60について 10<エネルギー<3000 1E12cm-2<ドーズ量 <1E14cm-2 1.01mA<ビーム電流<5mA
【0040】また、演算処理部92は、作業条件
[X’]の作業を実行可能と判断された製造装置に関し
て、当該作業の実行にようする時間(作業時間)と、所
定の作業(作業条件[Y’])から当該作業へ移行する
移行する際の条件変更に要する時間(条件変更時間)と
を算出する。作業時間は、各製造装置40、50、60
の使用条件に基づいて次式により算出される。 (作業時間)=(ドーズ量)/(ビーム電流)*定数
【0041】また、条件変更時間は、変更前後の作業条
件の種類に応じて製造装置40、50、60ごとに予め
決定される。作業時間を計算する演算式と演算式に含ま
れる定数及び条件変更時間は、例えば記憶部93に予め
格納し保持しておく。
【0042】さらに、演算処理部92は、記憶部93か
ら演算に必要なパラメータを受け取り、かつ上気算出さ
れた各製造装置40、50、60における作業条件
[X’]の作業の作業時間及び他の所定の作業にて用い
られた最終ロットの使用条件(作業条件[Y’])から
作業条件[X’]の作業へ移行する際の条件変更時間を
用いて、予めプログラムされた演算式(下記、数2参
照)により演算を行う。そして、最短の作業時間で工程
[X]の作業を終了できるように決定された搬送コード
を演算制御部91へ送る。
【0043】
【数2】
【0044】演算制御部91は、ホストコンピュター1
0から次の作業に関する情報を受け取り、当該作業が可
能かどうかを判断し、判断結果に応じて演算処理部92
を制御する。そして、演算処理部92の演算結果である
搬送コードを受け取り、ホストコンピュータ10へ搬送
要求として送出する。ホストコンピュター10から送ら
れる情報は、具体的には、搬送棚20から製造装置4
0、50、60へ送る対象ロットの品名、ロットナンバ
ー、作業を行う工程[X]の作業条件[X’]を含む。
演算制御部71は、これらの情報を受け取ると、まず製
造装置40、50、60が当該作業条件[X’]の作業
を実行可能かどうか判断する。そして、作業可能と判断
した製造装置に関して、上述したように演算処理部72
による演算を実行させ、演算結果である搬送先を示す搬
送コードをホストコンピュータ10に返送する。
【0045】ホストコンピュータ10は、図1に示した
第1の実施形態におけるホストコンピュータ10と同一
であり、搬送棚20における貯蔵状況を管理し、搬送先
決定装置90及び搬送ロボット30を制御する。
【0046】次に、図5及び図6のフローチャートを参
照して本実施形態の動作について説明する。図5は、本
実施形態により対象ロットの搬送先を決定し搬送するま
での動作を示すフローチャート、図6は、作業完了後の
動作を示すフローチャートである。
【0047】図5を参照すると、まず、ホストコンピュ
ター10が、次の工程(対象工程)[X]における作業
の対象として搬送棚20から製造装置40、50、60
へ送る対象ロットの品名、ロットナンバー、作業条件
[X’]を含む情報を、搬送先決定装置90の演算制御
部91に送る(ステップ501)。
【0048】演算制御部91は、演算処理部92を制御
して、受け取った情報中の作業条件と製造装置40、5
0、60の使用条件とに基づいて、当該作業を製造装置
40、50、60で実行可能かどうかを判定する(ステ
ップ502)。ここで、当該作業を実行不可能と判断し
た製造装置は、以下の搬送先を決定する演算処理の対象
から除外する(ステップ509)。
【0049】次に、演算制御部91は、記憶部93か
ら、作業可能と判断された製造装置における現在作業中
の工程[Y]の仕掛かりロットの作業終了予定時間と、
最終ロットの使用条件[Y’]とを読出して演算処理部
92に引き渡す(ステップ503)。演算処理部92
は、上述した演算式に基づいて、作業条件[X’]の作
業時間と、作業条件[Y’]から作業条件[X’]へ変
更する場合の条件変更時間とを算出する。
【0050】次に、演算処理部92は、ステップ503
で記憶部93から読出したデータ及びステップ504で
算出されたデータを上述した演算式(数2)に代入し、
各製造装置40、50、60における対象工程[X]の
作業完了時間を算出する。そして、得られた各製造装置
40、50、60における作業完了時間を比較する(ス
テップ505)。そして、比較の結果、最短の作業時間
で対象工程[X]の作業を完了できると判断された製造
装置の搬送コードを搬送先として演算制御部71に送る
(ステップ506)。ステップ506以降の動作は、図
2に示した第1の実施形態の動作フローチャートにおけ
るステップ206以降の動作と同様であるため、説明を
省略する。
【0051】次に、図6を参照すると、対象ロットに対
する作業が完了した製造装置40、50、60は、作業
完了時刻、作業時間、作業条件等の情報を搬送先決定装
置90へ送る(ステップ601)。搬送先決定装置90
は、当該実績時間の情報をホストコンピュター10へ送
信する(ステップ602)。
【0052】以上のように、本実施形態によれば、搬送
先の決定に必要な情報と演算式とを予め与えておくこと
により、製造装置40、50、60における所定の工程
[X]の作業時間等の可変情報を、内容が変化するたび
に入力する作業を省略できる。また、構成上も第1実施
形態における記憶部73の第2の記憶領域73b(図1
参照)に相当する記憶手段を設ける必要がない。
【0053】以上好ましい実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるもの
ではない。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロット搬
送制御システム及びその搬送制御方法ならびに搬送制御
プログラムを格納した記憶媒体によれば、作業完了予定
時刻に基づいて作業を行わせる製造装置を選定するた
め、対象ロットを最短時間で次行程に進めることができ
る。これにより、製品TATを短縮することができると
いう効果がある。
【0055】また、作業完了予定時刻に基づいて作業を
行わせる製造装置を選定するため、予め搬送コードを固
定する必要がなく、また、搬送先決定装置に予め記憶さ
れた工程名や各製造装置の使用条件に基づいて各製造装
置での作業の可否を判定するため、製造装置のメンテナ
ンス工数を削減し、さらに作業適用条件の範囲を広げる
ことできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるロット搬送制御シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 本実施形態による搬送先決定処理の動作を示
すフローチャートである。
【図3】 製造装置において所定の作業が終了した後の
本実施形態の動作を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の他の実施形態によるロット搬送制御
システムの構成を示すブロック図である。
【図5】 本実施形態による搬送先決定処理の動作を示
すフローチャートである。
【図6】 製造装置において所定の作業が終了した後の
本実施形態の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ホストコンピュータ 20 搬送棚(ロットストッカー) 30 搬送ロボット 40、50、60 製造装置 70、90 搬送先決定装置 71、91 演算制御部 72、92 演算処理部 73、93 記憶部 73a 第1の記憶領域 73b 第2の記憶領域 80 入力装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送棚から製造対象であるロットを出庫し
    て製造装置へ搬送する作業を制御するロット搬送制御シ
    ステムにおいて、 製造ラインにおけるロットの搬送制御を行う搬送制御手
    段と、 製造ラインに設けられた複数の前記製造装置の中からロ
    ットの搬送先の前記製造装置を決定する搬送先決定手段
    とを備え、 前記搬送先決定手段は、 前記製造装置において所定の作業が実行可能かどうかを
    判断し、実行可能と判断された前記製造装置において、
    仕掛かりロットの最終ロットの作業完了予定時刻と、仕
    掛かりロットの最終ロットの作業から所定作業への条件
    変更時間と、所定作業の作業時間を比較し、所定作業の
    作業完了予定時刻が最も早いと判断された前記製造装置
    を選択して前記ロットの搬送先として決定する演算手段
    と、 前記演算手段による処理に用いるデータを格納する記憶
    手段とを備え、 前記記憶手段は、前記製造装置の現在の状態に関する情
    報として、稼働状況と、現在の使用条件と、最終ロット
    の作業条件及びロット仕掛かり状況と、仕掛かりロット
    の作業終了予定時間とを、リアルタイムで更新しながら
    記憶すると共に、 前記製造装置の動作条件に関する情報として、各製造装
    置における所定の工程の作業時間と、他の所定の工程に
    おける最終ロットの作業条件から前記所定の工程へ移行
    する際の条件変更時間と、各製造装置において作業可能
    な工程とを記憶し、 前記演算手段は、 前記搬送制御手段から次の作業に関して該作業の工程名
    を含む情報を受け取り、前記記憶手段に格納されている
    前記動作条件に関する情報のうちの作業可能な工程と前
    記搬送制御手段から受け取った工程名とを比較すること
    により、前記製造装置ごとに前記次の作業が実行可能か
    どうかを判断し、 前記記憶手段に格納された前記製造装置の現在の状態に
    関する情報及び前記製造装置の動作条件に関する情報に
    基づき、所定の演算式を用いて前記次の作業を 終了する
    までに要する時間を計算することを特徴とするロット搬
    送制御システム。
  2. 【請求項2】搬送棚から製造対象であるロットを出庫し
    て製造装置へ搬送する作業を制御するロット搬送制御シ
    ステムにおいて、 製造ラインにおけるロットの搬送制御を行う搬送制御手
    段と、 製造ラインに設けられた複数の前記製造装置の中からロ
    ットの搬送先の前記製造装置を決定する搬送先決定手段
    とを備え、 前記搬送先決定手段は、 前記製造装置において所定の作業が実行可能かどうかを
    判断し、実行可能と判断された前記製造装置において、
    仕掛かりロットの最終ロットの作業完了予定時刻と、仕
    掛かりロットの最終ロットの作業から所定作業への条件
    変更時間と、所定作業の作業時間を比較し、所定作業の
    作業完了予定時刻が最も早いと判断された前記製造装置
    を選択して前記ロットの搬送先として決定する演算手段
    と、 前記演算手段による処理に用いるデータを格納する記憶
    手段とを備え、 前記記憶手段は、 前記製造装置の現在の状態に関する情報として、稼働状
    況と、現在の使用条件と、最終ロットの作業条件及びロ
    ット仕掛かり状況と、仕掛かりロットの作業終了予定時
    間とを、リアルタイムで更新しながら記憶すると共に、 前記製造装置の使用条件と、各製造装置における所定の
    作業条件の作業に要する作業時間を計算するための演算
    式と、各製造装置において他の所定の作業における最終
    ロットの作業条件から前記所定の作業条件へ移行する際
    の条件変更時間を計算するための演算式とを記憶し、 前記演算手段は、 前記搬送制御手段から次の作業に関する情報を受け取
    り、該情報と前記製造装置の使用条件とに基づいて、前
    記製造装置ごとに前記次の作業が実行可能かどうかを判
    断し、 前記搬送制御手段から受け取った情報に基づき、所定の
    演算式を用いて、前記次の作業が実行可能であると判断
    された前記製造装置における前記次の作業の実 行に要す
    る作業時間と、該製造装置における現在の作業の最終ロ
    ットの作業条件から前記次の作業へ移行する際の条件変
    更時間とを計算し、 前記記憶手段に格納された前記製造装置の現在の状態に
    関する情報と、算出された前記作業時間及び前記条件変
    更時間とに基づき、所定の演算式を用いて前記次の作業
    を終了するまでに要する時間を計算することを特徴とす
    るロット搬送制御システム。
  3. 【請求項3】搬送棚から製造対象であるロットを出庫し
    て製造装置へ搬送する作業を制御するロットの搬送制御
    方法において、 前記製造装置において次の作業が実行可能かどうかを判
    断するステップと、 実行可能と判断された前記製造装置において、仕掛かり
    ロットの作業終了予定時刻と、仕掛かりロットの最終ロ
    ットの作業から前記次の作業への条件変更時間と、前記
    次の作業の作業時間から、前記次の作業の作業完了予定
    時刻を算出するステップと、 算出された前記次の作業の作業完了予定時刻が最も早い
    前記製造装置を選択して前記ロットの搬送先として決定
    するステップと、 前記搬送先決定ステップにて決定された搬送先の前記製
    造装置に前記次の作業に用いるロットを搬送するように
    搬送制御を行うステップとを含み、 前記作業可否判断ステップにおいて、 前記次の作業の作業条件と予め前記製造装置ごとに設定
    された使用条件とに基づいて、前記製造装置ごとに前記
    次の作業が実行可能かどうかを判断し、 前記作業終了時間計算ステップが、 前記次の作業の作業条件に基づき、所定の演算式を用い
    て、前記次の作業が実行可能であると判断された前記製
    造装置における前記次の作業の実行に要する作業時間
    と、該製造装置における現在の作業の最終ロットの作業
    条件から前記次の作業へ移行する際の条件変更時間とを
    計算するステップと、 前記製造装置の現在の状態に関する情報と、算出された
    前記作業時間及び前記条件変更時間とに基づき、所定の
    演算式を用いて前記次の作業を終了するまでに要する時
    間を計算するステップとを含むこと を特徴とするロット
    の搬送制御方法。
  4. 【請求項4】搬送棚から製造対象であるロットを出庫し
    て製造装置へ搬送する作業を制御するロット搬送制御シ
    ステムの動作制御を行う制御プログラムを格納した記憶
    媒体において、 前記製造装置において次の作業が実行可能かどうかを判
    断するステップと、 実行可能と判断された前記製造装置において、仕掛かり
    ロットの最終ロットの作業完了予定時刻と、仕掛かりロ
    ットの最終ロットの作業から前記次の作業への条件変更
    時間と、前記次の作業の作業時間から、前記次の作業の
    作業完了予定時刻を算出するステップと、 算出された前記次の作業の作業完了予定時刻が最も早い
    前記製造装置を選択して前記ロットの搬送先として決定
    するステップと、 前記搬送先決定ステップにて決定された搬送先の前記製
    造装置に前記次の作業に用いるロットを搬送するように
    搬送制御を行うステップとを含み、 前記制御プログラムに含まれる前記作業可否判断ステッ
    プにおいて、 前記次の作業の作業条件と予め前記製造装置ごとに設定
    された使用条件とに基づいて、前記製造装置ごとに前記
    次の作業が実行可能かどうかを判断し、 前記制御プログラムに含まれる前記作業終了時間計算ス
    テップが、 前記次の作業の作業条件に基づき、所定の演算式を用い
    て、前記次の作業が実行可能であると判断された前記製
    造装置における前記次の作業の実行に要する作業時間
    と、該製造装置における現在の作業の最終ロットの作業
    条件から前記次の作業へ移行する際の条件変更時間とを
    計算するステップと、 前記製造装置の現在の状態に関する情報と、算出された
    前記作業時間及び前記条件変更時間とに基づき、所定の
    演算式を用いて前記次の作業を終了するまでに要する時
    間を計算するステップとを含むことを特徴とする制御プ
    ログラムを格納した記憶媒体。
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