JP2003035717A - 回転検出装置および転がり軸受装置 - Google Patents

回転検出装置および転がり軸受装置

Info

Publication number
JP2003035717A
JP2003035717A JP2001221549A JP2001221549A JP2003035717A JP 2003035717 A JP2003035717 A JP 2003035717A JP 2001221549 A JP2001221549 A JP 2001221549A JP 2001221549 A JP2001221549 A JP 2001221549A JP 2003035717 A JP2003035717 A JP 2003035717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detected
detection
bearing device
rotation
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001221549A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Murata
順司 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP2001221549A priority Critical patent/JP2003035717A/ja
Publication of JP2003035717A publication Critical patent/JP2003035717A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/723Shaft end sealing means, e.g. cup-shaped caps or covers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C41/00Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
    • F16C41/007Encoders, e.g. parts with a plurality of alternating magnetic poles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/14Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
    • F16C19/18Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls
    • F16C19/181Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact
    • F16C19/183Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles
    • F16C19/184Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2326/00Articles relating to transporting
    • F16C2326/01Parts of vehicles in general
    • F16C2326/02Wheel hubs or castors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パルサーリングをハブホイールに圧入して取
付ける回転検出装置では圧入精度のばらつきが発生し易
く、センサが検出する軌跡円の中心とパルサーリングの
回転中心とが偏心してパルサーリングの各磁極のピッチ
誤差が発生し、正確なアンチロックブレーキシステムの
制御ができない。 【解決手段】 検出素子10を環状磁極板29の周方向
に180°置きに対で二組設けることにより、検出素子
10が一個の場合に、パルサーリング9を内輪部材20
に圧入することによって発生するピッチ誤差を解消で
き、従って、検出素子10を環状磁極板29の周方向に
180°置きに対で設けただけの簡単な構成で、内輪部
材20の外周面にパルサーリング9を圧入する精度を向
上させなくても、ABSの制御を正確に行い得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車輪の回転
速度を検出するための回転速度検出装置および回転速度
検出装置を備えた車軸用軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に車両において、アンチロックブレ
ーキシステム(ABS)を制御することは、車輪の回転
速度を検出することで行なわれる。
【0003】ところで図7および図8に示すように、従
来の車軸用の転がり軸受装置1は、車体側に非回転に支
持される外輪部材2と、この外輪部材2に複列の転動体
(玉)3,4を介して軸心5回りに回転自在に支持され
るハブホイール6とを備え、この転がり軸受装置1に付
設されて車輪の回転速度を検出するための回転検出装置
7は、前記ハブホイール6の車両インナ側Aに芯金8を
圧入・嵌着したパルサーリング9(トーンホイールとも
いう)9と、このパルサーリング9のN極・S極の着磁
面に対向する位置に検出素子10が配置されるよう外輪
部材2に取付けられた単一のセンサ11とを備えてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の転がり軸受
装置1における回転検出装置7では、パルサーリング9
の芯金8をハブホイール6に圧入・嵌着して取付ける際
に圧入精度のばらつきが発生し易い。例えばパルサーリ
ング9の回転中心とセンサ11を取付けた外輪部材2の
中心とが偏心していると、図9に示すように、センサ1
1の検出素子10が検出する(トレースする)軌跡円1
2の中心14とパルサーリング9の回転中心13とが偏
心してしまうことになり、この場合図10で示すよう
に、パルサーリング9の着磁面において180°周方向
に離間した位置でのセンサ11の出力電圧波形における
半波15,16どうしに、基準波形に対する時間ずれが
生じ、検出されるパルス17,18の幅が異なってしま
う。これによってパルサーリング9の各磁極のピッチ誤
差が発生し、正確なアンチロックブレーキシステムの制
御ができなくなってしまう。
【0005】そこで本発明は、上記課題を解決し得る回
転検出装置および転がり軸受装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
手段は、静止体と、この静止体に転動体を介して軸心回
りに回転可能に支持された回転体とを有する転がり軸受
装置の、前記回転体の回転状態を検出するために、前記
静止体または回転体の何れか一方の周面に圧入して嵌着
された環状の被検出体と、この被検出体に対向配置する
位置で静止体または回転体のうちの他方に取付けられる
検出体とが設けられ、この検出体は、前記被検出体の周
方向に沿って180°置きに対で配置されている。
【0007】また、前記被検出体の周方向に沿って18
0°置きに対で配置された検出体が、少なくとも二組以
上設けられている。
【0008】また、前記被検出体が回転体に取付けら
れ、検出体が静止体に取付けられている。
【0009】また、前記被検出体としてパルサリングが
用いられ、検出体として磁気センサが用いられている。
【0010】さらに、前記静止体が転がり軸受装置の外
輪部材とされ、回転体が転がり軸受装置の内輪部材とさ
れている。
【0011】上記構成において、検出体と被検出体とが
回転体に伴なって軸心回りに相対的に回転すると、検出
体が被検出体から回転信号を検出して、回転体の回転状
態が検出される。このとき、この検出体は、被検出体の
周方向に沿って180°置きに対で配置されているの
で、被検出体と検出体との中心が偏心していたとして
も、被検出体の圧入によって発生するピッチ誤差が解消
され、検出体が一個の場合に比べて回転体の回転状態を
正確に検出することができる。
【0012】また、本発明における課題解決手段は、支
持部材に非回転に取付けられる静止体と、この静止体に
転動体を介して軸心回りに回転可能に支持される回転体
とを備え、前記静止体または回転体の何れか一方の周面
に圧入して嵌着された環状の被検出体およびこの被検出
体に対向配置する位置で静止体または回転体のうちの他
方に取付けられる検出体を備えて前記回転体の回転状態
を検出するための回転検出装置が設けられ、前記検出体
は、被検出体の周方向に沿って180°置きに対で配置
されている。
【0013】また、被検出体の周方向に沿って180°
置きに対で配置された検出体が、少なくとも二組以上設
けられている。
【0014】また、被検出体が回転体に取付けられ、検
出体が静止体に取付けられている。
【0015】また、被検出体としてパルサリングが用い
られ、検出体として磁気センサが用いられている。
【0016】さらに、静止体が外輪部材として車体側に
支持部材を介して非回転に取付けられ、回転体がハブホ
イールとして外輪部材に転動体を介して軸心回りに回転
可能に支持されている。
【0017】上記構成において、検出体と被検出体とが
回転体に伴なって軸心回りに相対的に回転すると、検出
体が被検出体から回転信号を検出して、回転体の回転状
態が検出される。このとき、この検出体は、被検出体の
周方向に沿って180°置きに対で配置されているの
で、被検出体と検出体との中心が偏心していたとして
も、被検出体の圧入によって発生するピッチ誤差が解消
され、検出体が一個の場合に比べて回転体の回転状態を
正確に検出することができるので、特に、車両(車輪)
用の転がり軸受装置では、検出体を被検出体の周方向に
沿って180°置きに対で配置したという簡単な構成で
あったとしても、回転体の回転数を正確に把握すること
で、例えばアンチロックブレーキシステムの制御の精度
が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
回転検出装置および転がり軸受装置を図面に基づいて説
明する。
【0019】まず、本発明の実施の第一形態を図1ない
し図3に基づいて説明する。本発明の実施の第一形態に
係る転がり軸受装置1は車両の従動輪として用いられた
場合であり、車体側に支持部材としてのキャリア(ナッ
クルともいう)を介して非回転に支持される筒状の外輪
部材2(静止体)と、この外輪部材2の内方に複列の玉
(アンギュラ玉軸受)3,4を介して軸心5回りに回転
可能に支持されて軸心5方向に一対の内輪部材20,2
1と、前記各列の玉3,4をそれぞれ円周等配位置に保
持するための冠形保持器22と、前記内輪部材20,2
1の内周面に圧入によって挿通される回転体としてのハ
ブホイール6と、外輪部材2と一方すなわち車両アウタ
側Bの内輪部材21との間の隙間をシールするためのシ
ール部材23とを有している。
【0020】前記外輪部材2には、車両インナ側Aの外
周面に、径方向外向きに突出する取付けフランジ24が
形成され、外輪部材2はこの取付けフランジ24を介し
て前記ナックルに取付けられている。
【0021】前記一方列の玉3は一方の内輪部材20の
外周面を内輪軌道面とし、他方列の玉4は他方の内輪部
材21の外周面をそれぞれ内輪軌道面とし、外輪部材2
の内周面を共通の外輪軌道面としている。
【0022】前記ハブホイール6の車両アウタ側Bは外
輪部材2から突出してその外周面に径方向外向きのハブ
フランジ25が形成され、このハブフランジ25には図
示しないブレーキディスクロータおよびタイヤホイール
を取付けるためのハブボルト26が周方向所定間隔置き
に圧入され、ハブホイール6の車両インナ側A端部にナ
ット27が螺着されて一方の内輪部材20に対して締付
けられることで両内輪部材20,21およびハブホイー
ル6が軸心5回りに一体的に回転可能に構成されてい
る。
【0023】上記構成の転がり軸受装置1に付設される
回転検出装置7は、車両においてアンチロックブレーキ
システム(以下「ABS」という)を制御するために、
内輪部材20の回転速度を検出することで車輪の回転速
度を検出するものであり、この回転検出装置7は、パル
サーリング9と、磁気センサ11とから構成され、前記
パルサーリング9は、一方の内輪部材20の外周面に圧
入して嵌着される断面L字形の環体(芯金ともいう)2
8と、この環体28の径方向面28aに固着されて、磁
性粉末を含有した合成ゴムあるいは合成樹脂を用いてN
極とS極とを周方向に交互に同幅に着磁した環状磁極板
29(被検出体)とから構成されている。
【0024】そして前記磁気センサ11は、環状本体3
0が外輪部材2の車両インナ側A内周面に径方向内向き
に嵌着され、この環状本体30の車両アウタ側B面に取
付けられてパルサーリング9の環状磁極板29に対向す
る検出素子10(検出体)を有している。この検出素子
10は磁束の変化に応じて出力を変化させるアクティブ
タイプと呼ばれるものであり、この検出素子10は、環
状本体30すなわち環状磁極板29の周方向に180°
置きに対に配置して二組設けられている。換言すれば、
前記検出素子10は、環状磁極板29の周方向に90°
置きに四個配置されている。そして、検出素子10とし
ては、例えば半導体回路、ホール素子、あるいは磁気抵
抗素子が用いられ、図示しないABSの制御回路に電気
的に接続され、この制御回路は検出素子10の出力を波
形整形する機能を有している。
【0025】図の符号31は、回転検出装置7を泥水等
から保護するためのカバー31を示し、このカバー31
は、外輪部材2の車両インナ側A端部内周面に嵌着して
固定されている。図2は図1におけるC−C線矢視図で
あり、図3は図1におけるD−D線矢視図である。
【0026】上記構成の転がり軸受装置1は、上記構成
の回転検出装置7を付設した状態での転がり軸受ユニッ
トとして提供される。
【0027】上記構成において、車両の走行に伴なって
車輪が回転すると、ハブホイール6とともにパルサーリ
ング9が軸心5回りに回転し、環状磁極板29のN極と
S極とが順次交互に磁気センサ11の検出素子10に対
向することになり、これによって磁気センサ11の検出
素子10が回転信号を検出して交流電圧波形が出力さ
れ、これが制御回路でパルス波に整流処理される。
【0028】このとき、検出素子10が環状磁極板29
の周方向に180°置きに対で二組設けられているの
で、一方の内輪部材20の外周面に環体28が圧入され
た際、圧入精度のばらつきによりパルサーリング9の回
転中心と磁気センサ11の環状本体30の中心とが偏心
することで発生するピッチ誤差(図9参照)を、前述の
ように対で設けた検出素子10によって解消(キャンセ
ル)できる。
【0029】従って、検出素子10を環状磁極板29の
周方向に180°置きに対で設けただけの簡単な構成
で、内輪部材20の外周面に環体28を圧入する精度を
向上させなくても、ABSの制御を正確に行い得る。
【0030】次に、本発明の実施の第二形態を、図4お
よび図5に基づいて説明する。上記実施の第一形態で
は、回転検出装置7は、パルサーリング9と、磁気セン
サ11とから構成し、この磁気センサ11は、環状本体
30を外輪部材2の車両インナ側A内周面に取付け、こ
の環状本体30の車両アウタ側B面に、パルサーリング
9の環状磁極板に対向する検出素子10を取付けた構成
としたが、本発明の実施の第二形態では、磁気センサ1
1は、回転検出装置7を泥水等から保護するためのカバ
ー31に、その周方向に180°置きに対で、取付け部
材31aを介して二組配置され、カバー31を車両アウ
タ側Bに貫通した部分の先端32に、環状磁極板29に
軸心5方向に対向するように検出素子10が取付けられ
ている。図5は図4におけるE−E線矢視図である。
【0031】また、本発明の実施の第二形態において、
ハブホイール6とは別体の内輪部材20は、ハブホイー
ル6の車両アウタ側Aに一個嵌着されており、一方列の
玉3はこの内輪部材20の外周面を内輪軌道面とし、他
方列の玉4はハブホイール6の外周面を内輪軌道面とし
て、外輪部材2の内周面を共通の外輪軌道面としてい
る。他の構成は上記実施の第一形態と同様であるので、
その説明を省略する。
【0032】上記構成において、車両の走行に伴なって
車輪が回転すると、ハブホイール6とともにパルサーリ
ング9が軸心5回りに回転し、環状磁極板29のN極と
S極とが順次交互に磁気センサ11の検出素子10に対
向することになり、これにより磁気センサ11の検出素
子10が回転信号を検出して交流電圧波形が出力され、
これが制御回路でパルス波に整流処理される。このと
き、検出素子10が環状磁極板29の周方向に180°
置きに対で二組設けられているので、内輪部材20の外
周面に環体28が圧入された際、圧入精度のばらつきが
発生することで、パルサーリング9の回転中心磁気セン
サ11の環状本体30の中心とが偏心することで発生す
るピッチ誤差を、前述のように対で設けた検出素子10
によって解消(キャンセル)できる。従って、検出素子
10を環状磁極板29の周方向に180°置きに対で設
けただけの簡単な構成で、内輪部材20の外周面に環体
28を圧入する精度を向上させなくても、ABSの制御
を正確に行い得る。
【0033】また、上記実施の第二形態では、磁気セン
サ11は、回転検出装置7を泥水等から保護するための
カバー31に、その周方向に180°置きに対で取付け
部材31aを介して二組配置したが、例えば図6に示す
ように、磁気センサ11はカバー31に、180°置き
に対で一組配置した構成とすることもでき、この場合
も、検出素子10が一個の場合に発生するピッチ誤差
を、対で設けた検出素子10によって解消でき、従っ
て、検出素子10を環状磁極板29の周方向に180°
置きに対で設けただけの簡単な構成で、内輪部材20の
外周面に環体28を圧入する精度を向上させなくても、
ABSの制御を正確に行い得る。
【0034】さらに上記各実施の形態では、回転検出装
置7を従動輪として用いる転がり軸受装置1に適用させ
た例を示したが、図示しないが本発明の回転検出装置を
駆動輪に用いる転がり軸受装置に適用させることも可能
であり、この場合も上記各実施の形態と同様の作用効果
を奏し得る。
【0035】また上記各実施の形態では、軸心5回りに
回転自在な内輪部材2にパルサーリング9を圧入するよ
うにして取付け、キャリアを介して車体側に非回転に支
持される外輪部材2側に磁気センサ11を設けたが、こ
れに限定されるものではなく、例えば内輪部材20側を
車体にキャリアを介して非回転に設け、複列の玉3,4
を介して外輪部材2を軸心5回り回転自在に設けた構成
において、パルサーリング9を外輪部材2に嵌着するよ
うにして取付け、磁気センサ11をパルサーリング9の
周方向に沿って180°間隔で配置してこれを内輪部材
20側に取付けるようにしてもよく、この場合も上記各
実施の形態と同様の作用効果を奏し得る。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明
は、静止体または軸心回りに回転自在な回転体の何れか
一方の周面に圧入して嵌着した環状の被検出体と、この
被検出体に対向配置する位置で静止体または回転体のう
ちの他方に取付けられる検出体とを設け、この検出体
は、前記被検出体の周方向に沿って180°置きに対で
配置したので、被検出体と検出体との中心が偏心してい
たとしても、被検出体の圧入によって発生するピッチ誤
差を解消することができ、従って、被検出体の圧入精度
を向上させることなく検出体を被検出体の周方向に沿っ
て180°置きに配置したという簡単な構成で、回転体
の回転状態を正確に検出することができる。
【0037】また、静止体または回転体の何れか一方の
周面に圧入して嵌着された環状の被検出体およびこの被
検出体に対向配置する位置で静止体または回転体のうち
の他方に取付けられる検出体を備えて前記回転体の回転
状態を検出するための回転検出装置を設け、前記検出体
は、被検出体の周方向に沿って180°置きに対で配置
したので、被検出体と検出体との中心が偏心していたと
しても、被検出体の圧入によって発生するピッチ誤差を
解消することができる。そして、検出体を被検出体の周
方向に沿って180°置きに対で配置したという簡単な
構成で回転体の回転状態を正確に検出することができ、
特に、車両(車輪)用の転がり軸受装置では、例えばア
ンチロックブレーキシステムの制御の精度を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の第一形態を示す回転検出装置
を備えた転がり軸受装置の全体構成を示す断面図であ
る。
【図2】 同じく図1におけるC−C線矢視図である。
【図3】 同じく図1におけるD−D線矢視図である。
【図4】 本発明の実施の第二形態を示す回転検出装置
を備えた転がり軸受装置の全体構成を示す断面図であ
る。
【図5】 同じく図4におけるE−E線矢視図である。
【図6】 他の実施の形態を示す回転検出装置を備えた
転がり軸受装置の車両インナ側からの正面図である。
【図7】 従来の回転検出装置を備えた転がり軸受装置
の全体構成を示す断面図である。
【図8】 同じく車両インナ側からの正面図である。
【図9】 同じくパルサーリングに対する検出素子が検
出する軌跡円を描いた模式図である。
【図10】 同じく磁気センサの出力電圧波形およびそ
れに対応するパルス波を表すグラフ図である。
【符号の説明】
1 転がり軸受装置 2 外輪部材 6 ハブホイール 7 回転検出装置 9 パルサーリング 10 検出素子 11 磁気センサ 20 内輪部材 28 環体 29 環状磁極板 30 環状本体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止体と、この静止体に転動体を介して
    軸心回りに回転可能に支持された回転体とを有する転が
    り軸受装置の、前記回転体の回転状態を検出するための
    回転検出装置であって、 前記静止体または回転体の何れか一方の周面に圧入して
    嵌着された環状の被検出体と、この被検出体に対向配置
    する位置で静止体または回転体のうちの他方に取付けら
    れる検出体とが設けられ、この検出体は、前記被検出体
    の周方向に沿って180°置きに対で配置されたことを
    特徴とする回転検出装置。
  2. 【請求項2】 被検出体の周方向に沿って180°置き
    に対で配置された検出体が、少なくとも二組以上設けら
    れたことを特徴とする請求項1記載の回転検出装置。
  3. 【請求項3】 被検出体が回転体に取付けられ、検出体
    が静止体に取付けられたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の回転検出装置。
  4. 【請求項4】 被検出体としてパルサリングが用いら
    れ、検出体として磁気センサが用いられたことを特徴と
    する請求項1ないし請求項3記載の何れかに記載の回転
    検出装置。
  5. 【請求項5】 静止体が転がり軸受装置の外輪部材とさ
    れ、回転体が転がり軸受装置の内輪部材とされたことを
    特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載の回
    転検出装置。
  6. 【請求項6】 支持部材に非回転に取付けられる静止体
    と、この静止体に転動体を介して軸心回りに回転可能に
    支持される回転体とを備えた転がり軸受装置であって、 前記静止体または回転体の何れか一方の周面に圧入して
    嵌着された環状の被検出体およびこの被検出体に対向配
    置する位置で静止体または回転体のうちの他方に取付け
    られる検出体を備えて前記回転体の回転状態を検出する
    ための回転検出装置が設けられ、前記検出体は、被検出
    体の周方向に沿って180°置きに対で配置されたこと
    を特徴とする転がり軸受装置。
  7. 【請求項7】 被検出体の周方向に沿って180°置き
    に対で配置された検出体が、少なくとも二組以上設けら
    れたことを特徴とする請求項6記載の転がり軸受装置。
  8. 【請求項8】 被検出体が回転体に取付けられ、検出体
    が静止体に取付けられたことを特徴とする請求項6また
    は請求項7記載の転がり軸受装置。
  9. 【請求項9】 被検出体としてパルサリングが用いら
    れ、検出体として磁気センサが用いられたことを特徴と
    する請求項6ないし請求項8の何れかに記載の転がり軸
    受装置。
  10. 【請求項10】 静止体が外輪部材として車体側に支持
    部材を介して非回転に取付けられ、回転体がハブホイー
    ルとして外輪部材に転動体を介して軸心回りに回転可能
    に支持されたことを特徴とする請求項6ないし請求項9
    の何れかに記載の転がり軸受装置。
JP2001221549A 2001-07-23 2001-07-23 回転検出装置および転がり軸受装置 Pending JP2003035717A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001221549A JP2003035717A (ja) 2001-07-23 2001-07-23 回転検出装置および転がり軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001221549A JP2003035717A (ja) 2001-07-23 2001-07-23 回転検出装置および転がり軸受装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003035717A true JP2003035717A (ja) 2003-02-07

Family

ID=19055198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001221549A Pending JP2003035717A (ja) 2001-07-23 2001-07-23 回転検出装置および転がり軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003035717A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009054449A1 (ja) * 2007-10-23 2009-04-30 Jtekt Corporation 保護カバー、この保護カバーを有する車輪用転がり軸受装置
US11434957B2 (en) * 2020-05-25 2022-09-06 Aktiebolaget Skf Method for centering the magnetic center of an impulse ring of a bearing unit on the center of rotation of the bearing unit

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009054449A1 (ja) * 2007-10-23 2009-04-30 Jtekt Corporation 保護カバー、この保護カバーを有する車輪用転がり軸受装置
US8356939B2 (en) 2007-10-23 2013-01-22 Jtekt Corporation Protective cover and wheel rolling bearing device incorporating the protective cover
US11434957B2 (en) * 2020-05-25 2022-09-06 Aktiebolaget Skf Method for centering the magnetic center of an impulse ring of a bearing unit on the center of rotation of the bearing unit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004198378A (ja) 転がり軸受装置
US8087831B2 (en) Rotary support for wheel with encoder
JP2004003918A (ja) 荷重測定装置付車輪支持用転がり軸受ユニット
US6375359B1 (en) Rolling bearing unit with rotation speed sensor
JPH09196946A (ja) 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット
JP3656530B2 (ja) エンコーダ付組み合わせシールリングとこれを組み込んだ車輪支持用転がり軸受ユニット
JPH05107255A (ja) 回転速度検出用転がり軸受ユニツト
JP4114438B2 (ja) 転がり軸受装置
JP2004084848A (ja) 転がり軸受装置
JP4310975B2 (ja) 転がり軸受装置
JP2003294048A (ja) 密封装置
JP2003035717A (ja) 回転検出装置および転がり軸受装置
JP2003042175A (ja) エンコーダ付転がり軸受ユニット
JP3491395B2 (ja) 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット
JP4218275B2 (ja) 車軸用転がり軸受の製造方法
JPH1048230A (ja) 軸受組立体
JP2003294560A (ja) 車輪用回転検出装置
JP4492436B2 (ja) 磁気エンコーダ及びこれを用いた転がり軸受装置
JP2000162222A (ja) 回転速度検出装置付き車輪軸受装置
JP4140293B2 (ja) 回転検出器用のパルサーリングおよび転がり軸受装置
JP4062992B2 (ja) 転がり軸受装置
JP2004176730A (ja) エンコーダ付車輪用転がり軸受ユニット
JPH01237249A (ja) 車輪用軸受ユニット
JP2003042150A (ja) 転がり軸受装置
JPH09203742A (ja) 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット