JP2003294048A - 密封装置 - Google Patents
密封装置Info
- Publication number
- JP2003294048A JP2003294048A JP2002099822A JP2002099822A JP2003294048A JP 2003294048 A JP2003294048 A JP 2003294048A JP 2002099822 A JP2002099822 A JP 2002099822A JP 2002099822 A JP2002099822 A JP 2002099822A JP 2003294048 A JP2003294048 A JP 2003294048A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealing
- sealing member
- mounting
- sealing device
- slinger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/7869—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward
- F16C33/7879—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward with a further sealing ring
- F16C33/7883—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward with a further sealing ring mounted to the inner race and of generally L-shape, the two sealing rings defining a sealing with box-shaped cross-section
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C41/00—Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
- F16C41/007—Encoders, e.g. parts with a plurality of alternating magnetic poles
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/14—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
- F16C19/18—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls
- F16C19/181—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact
- F16C19/183—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles
- F16C19/184—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement
- F16C19/185—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement with two raceways provided integrally on a part other than a race ring, e.g. a shaft or housing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2326/00—Articles relating to transporting
- F16C2326/01—Parts of vehicles in general
- F16C2326/02—Wheel hubs or castors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Abstract
プは、スリンガーの嵌着部外周面、側面に接触し得るよ
う配置されているため、パルサーリングの装着用凹部
は、スリンガーの径方向外方位置に決まってしまい、従
って、磁気センサの径方向位置が、狭い範囲に限定され
てしまう。 【解決手段】 密封装置18の、ラジアルリップ26
a,26bとアキシャルリップ28とを、径方向に離反
して配置することで、パルサーリング34を取付けるた
めの装着用凹部35を、ラジアルリップ26a,26b
とアキシャルリップ28の間に相当する位置であれば自
由に選択することができ、このため、磁気センサ37の
位置を、パルサーリング34の位置に応じて自由に選択
することができ、パルサーリング34取付けの際の、設
計の自由度があがるとともに、磁気センサ37取付けの
際の、設計の自由度をあげることができる。
Description
がり軸受装置等に付設される密封装置に関する。
れる密封装置80部分を拡大した断面図である。この密
封装置(シール装置ともいう)80は、固定輪81Aの
内周面に嵌着される芯金82と、回転輪81Bの外周面
に嵌着されるスリンガー83と、芯金82に固着される
弾性シール体84とを有する。この密封装置80は、ア
ンチロック・ブレーキ・システム(ABS)に用い得る
よう、車速を検出するする車速検出部として兼用され
る。このため密封装置80は、被検出体としてのパルサ
ーリング88を有する。
85とアキシャルリップ86とを有する。ラジアルリッ
プ85は、スリンガー83の嵌着部外周面に接触するも
のである。アキシャルリップ86は、スリンガー83の
側面に接触するものである。これらアキシャルリップ8
6とラジアルリップ85とは、弾性シール体84に二股
状に形成されて、互いに回転輪81Bに近い位置でスリ
ンガー83に接触している。スリンガー83は、その径
方向外方箇所に装着用凹部87を有し、この装着用凹部
87は、スリンガー83を芯金82に向けて折曲するこ
とで形成される。
グ88が接着されている。パルサーリング88は、磁性
粒子を添加したエラストマから成るとともに、周方向に
等ピッチでN極とS極とが交互に多極的に着磁されてい
る。パルサーリング88からの磁束の変化に応じて出力
を変化させる磁気センサ89が、パルサーリング88と
軸心方向で対向配置されている。
りに回転することにより、スリンガー83が軸心回りに
回転するので、パルサーリング88の磁極が磁気センサ
89の前面を横切ることになる。この動作により、磁気
センサ89は磁束密度の変化を検出し、回転輪81Bの
回転速度に対応する周波数を有する出力信号を出力す
る。不図示の制御装置は、この出力信号に基づいて回転
輪81Bの回転速度を演算し、アンチロック・ブレーキ
・システムが構築される。
いて、ラジアルリップ85およびアキシャルリップ86
は、それぞれスリンガー83の嵌着部外周面、スリンガ
ー83の側面に接触し得るよう弾性シール体84に配置
されている。また、密封装置80の軸心方向幅は制限さ
れている。このため装着用凹部87を形成して、この装
着用凹部87にパルサーリング88を装着している。従
って、パルサーリング88を装着するための装着用凹部
87は、スリンガー83の径方向外方位置に決まってし
まう。しかしこうなると、磁気センサ89の径方向位置
が、狭い範囲に限定されてしまう。
に、本発明の密封装置は、径方向内外に同心に配置され
る固定部材および回転部材の間の環状空間を、軸心方向
一方で密封するために、前記固定部材および回転部材の
うち、一方の部材の周面に嵌着される第一密封用部材
と、固定部材および回転部材のうち、他方の部材の周面
に嵌着される第二密封用部材と、前記第一密封用部材お
よび第二密封用部材のうち少なくとも一方に取付けられ
る弾性シール体とを含み、前記第一密封用部材は、第二
密封用部材に対して軸心方向一側に配置されるととも
に、回転部材の回転状態を検出する回転検出部材を取付
けるための取付け部材として兼用されるものであり、前
記第一密封用部材と第二密封用部材とは、互いに対向す
る対向面を有し、前記弾性シール体は、前記第一密封用
部材および第二密封用部材のうちの、少なくとも一方の
対向面に接触するとともに、径方向内外位置に振分けら
れて接触する複数のシールリップを有し、前記第一密封
用部材は、第二密封用部材側に向けて凹となって、前記
回転検出部材を装着するための装着用凹部を有し、この
装着用凹部は、前記シールリップ間に相当する位置に設
けられている。
第二密封用部材のうち、少なくとも一方の部材に取付け
られる弾性シール体のシールリップを、他方の部材の対
向面に径方向内外位置に振分けて接触させることで、回
転検出部材を装着するための装着用凹部を、第一密封用
部材のシールリップ間に相当する位置に設ける。これに
より、装着用凹部を、第一密封用部材のシールリップ間
に相当する位置で、かつ径方向の必要な位置に配置可能
となり、設計の自由度があがる。
方向内外位置に振分けられて接触する複数のシールリッ
プを有する弾性シール体は、第二密封用部材に装着され
ている。あるいは、前記弾性シール体は、第一密封用部
材および第二密封用部材に個別に装着されることで複数
のシールリップが径方向内外位置に振分けられている。
を、第一密封用部材のシールリップ間に相当する位置
で、かつ径方向の必要な位置に配置可能となり、設計の
自由度があがる。
プおよびアキシャルリップとして、これらシールリップ
を径方向内外に振分けてもよい。また、シールリップは
ラジアルリップのみとし、これらラジアルリップを径方
向内外に振分けてもよい。
封装置を、図面を参照して説明する。この実施形態は、
密封装置を車軸用転がり軸受装置に適用させている。こ
の車軸用転がり軸受装置は、従動輪に適用させた構成を
有する。
の全体構成を示す断面図、図2は、図1における密封装
置を含む部分の一部拡大断面図、図3は密封装置の単体
拡大断面図である。
体構成を説明する。この転がり軸受装置1は、ハブ軸2
を軸心回りに回転自在に支持する転がり軸受3を有す
る。この転がり軸受3は、固定部材として単一の外輪部
材4と、回転部材として軸心方向に並べて一対で配置さ
れる内輪部材5,6と、外輪部材4および各内輪部材
5,6との間に配置される2列の玉7,8とを有する。
8の外輪軌道面を有する。各内輪部材5,6は、その外
周面に各列の玉7,8の内輪軌道面を有する。外輪部材
4はまた、その外周面に、不図示の車体側に組込まれる
ナックルに取付けられる取付けフランジ9を有する。各
列の玉7,8は、冠形保持器10,11によって円周方
向等配位置に保持されている。
向きに突出するハブフランジ12を有する。このハブフ
ランジ12には、不図示のブレーキディスクおよびタイ
ヤホイールが取付けられる。図中の符号13は、ハブフ
ランジ12に、ブレーキディスクおよびタイヤホイール
を取付けるためのハブボルトを示す。
ナ側に一体的に軸部14を有する。この軸部14は、両
内輪部材5,6を車両アウタ側から挿通するように嵌着
される。軸部14は、その車両インナ側端部に不図示の
ねじ部が形成され、このねじ部にナット部材15が螺着
される。両内輪部材5,6とハブ軸2とは、ねじ部にナ
ット部材15が所定の締結力で螺着されることにより軸
心回りに回転一体とされるとともに、両列の玉7,8に
対して所定の予圧が付与される。
材5,6の間の環状空間16を軸心方向両側で密封する
密封装置(シール装置ともいう)17,18を有する。
各密封装置17,18としては、パックシールと呼ばれ
る密封装置が用いられる。
4の内周面に嵌着される芯金19と、一方の内輪部材5
の外周面に嵌着されるスリンガー21と、芯金19に取
付けられる弾性シール体23とを有する。弾性シール体
23は、芯金19にそれぞれ径方向および軸心方向で対
向するスリンガー21上の対向面に接触するラジアルリ
ップ25およびアキシャルリップ27を有する。
置18は、外輪部材4の内周面に装着される芯金20
と、この芯金20に対して車両インナ側に配置されると
ともに、他方の内輪部材6の外周面に装着されるスリン
ガー22と、芯金20に取付けられる弾性シール体24
とを有する。スリンガー22は第一密封用部材に相当
し、芯金20は第二密封用部材に相当する。従って、ス
リンガー22は、この場合芯金20に対して磁気センサ
37が配置される軸心方向一側、すなわち車両インナ側
に配置される。
外輪部材4の内周面に嵌着される円筒部29と、この円
筒部29の端部に径方向内向きに折曲して一体形成され
る環状部31とから、断面略L字形に形成されている。
スリンガー22は、内輪部材6の外周面に嵌着される円
筒部30と、この円筒部30の端部に径方向外向きに折
曲して一体形成される取付部33とから、断面略L字形
に形成されている。芯金20の円筒部29とスリンガー
22の円筒部30とは、径方向内外で対向する対向面を
有している。芯金20の環状部31とスリンガー22の
取付部33とは、軸心方向で対向する対向面を有してい
る。
配置して形成される二股のラジアルリップ26a,26
bと、径方向外位置に配置して形成されるアキシャルリ
ップ28とを有する。ラジアルリップ26a,26b
は、スリンガー22の円筒部30の対向面(外周面)に
接触している。アキシャルリップ28はスリンガー22
の取付部33の対向面(側面)で、その径方向外側位置
に接触している。このように、ラジアルリップ26a,
26bとアキシャルリップ28は、径方向内外位置に振
分けられている。
る径方向途中位置に、回転検出部材としてのパルサーリ
ング(磁性リング)34を装着するための環状の装着用
凹部35を有する。この装着用凹部35は、芯金20側
に凹となって形成されている。すなわちこのスリンガー
22は、パルサーリング34を取付けるための取付け部
材として兼用される。
状態として、車速を検出するために用いられる。このパ
ルサーリング34はまた、周方向に等ピッチでN極とS
極とが交互に多極的に着磁されている。
じて出力を変化させる前記磁気センサ37が、パルサー
リング34と軸心方向で対向配置されている。この磁気
センサ37は、本体38と、検出素子39とを有する。
磁気センサ37は、不図示の車体側に設けたナックルに
取付けられる。
8上に、パルサーリング34に軸心方向で対向する位置
に配置される。検出素子39は、パルサーリング34か
らの磁束の変化に応じて出力を変化させるアクティブタ
イプと呼ばれるものである。この検出素子39として
は、半導体回路、ホール素子、あるいは磁気抵抗素子が
用いられる。この検出素子39は、アンチロック・ブレ
ーキ・システムの不図示の制御回路に電気的に接続され
る。この制御回路は、検出素子39の出力を波形整形す
る機能を有する。
走行に伴ないハブ軸2が軸心回りに回転する。そうする
と、ハブ軸2の回転に伴なって内輪部材5,6が軸心回
りに回転し、内輪部材6に取付けられているスリンガー
22が軸心回りに回転し、このスリンガー22とともに
パルサーリング34が軸心回りに回転する。そうする
と、パルサーリング34からの磁束の変化に応じて磁気
センサ37が出力を変化させ、その信号が制御装置に出
力されて車速が演算される。
のラジアルリップ26a,26bは、スリンガー22の
円筒部30の対向面に接触して環状空間内の潤滑剤が外
部へ漏出するのを防止している。弾性シール体24のア
キシャルリップ28は、スリンガー22の取付部33の
対向面に接触して、外部から泥水などが環状空間内に侵
入するのを防止している。
は、スリンガー22の円筒部30の対向面に接触してお
り、アキシャルリップ28は、スリンガー22の取付部
33の対向面でその径方向外側位置に接触している。こ
のように、ラジアルリップ26a,26bとアキシャル
リップ28とは、径方向に振分ける離反して配置されて
いる。
ているため、パルサーリング34をスリンガー22に取
付ける場合は、その取付けのために、スリンガー22の
取付部33を芯金20側に向けて折曲して装着用凹部3
5を形成する必要がある。そしてこの密封装置18で
は、ラジアルリップ26a,26bとアキシャルリップ
28とは、径方向に振分けて配置しているので、パルサ
ーリング34を取付けるための装着用凹部35を、ラジ
アルリップ26a,26bとアキシャルリップ28の間
に相当する径方向位置であれば、任意に選択することが
できる。
リング34に軸心方向で対向する検出素子39の位置
を、パルサーリング34の位置に応じて径方向で任意に
選択することができることになる。これにより、パルサ
ーリング34の取付けの際の、設計の自由度があがると
ともに、磁気センサ37取付けの際の、設計の自由度を
あげることができる。
態に係る密封装置50の拡大断面図を示す。この密封装
置50は、車両インナ側の密封装置50であり、第一密
封用部材51と、第二密封用部材52と、弾性シール体
53,54とを有する。第一密封用部材51は、内輪部
材6の外周面に嵌着される円筒部55と、この円筒部5
5の端部に径方向内向きに折曲して一体形成される取付
部57とから、断面略L字形に形成されている。第二密
封用部材52は、外輪部材4の内周面に嵌着される円筒
部56と、この円筒部56の端部に径方向外向きに折曲
して一体形成される環状部58とから、断面略L字形に
形成されている。第一密封用部材51の円筒部55の対
向面(外周面)と、第二密封用部材52の円筒部56の
対向面(内周面)とは、径方向内外で対向している。第
一密封用部材51の取付部57と第二密封用部材52の
環状部58の側面どうしは、軸心方向で対向している。
材51および第二密封用部材52のそれぞれに取付けら
れる。第一密封用部材51側の弾性シール体53は、第
一密封用部材51の取付部57の径方向外方位置に取付
けられる。この弾性シール体53は、第二密封用部材5
2の円筒部56の対向面に接触する二股のラジアルリッ
プ59a,59bを有する。第二密封用部材52側の弾
性シール体54は、第二密封用部材52の環状部58の
径方向内方位置に取付けられる。この弾性シール体54
は、第一密封用部材51の円筒部55の対向面に接触す
る二股のラジアルリップ60a,60bを有する。この
ように、ラジアルリップ59a,59bとラジアルリッ
プ60a,60bとは、径方向内外位置に離間して振分
けられている。
径方向途中が第二密封用部材52側に折曲されることで
径方向外側に装着用凹部61を有する。この装着用凹部
61に、パルサーリング62が接着される。このパルサ
ーリング62およびこのパルサーリング62に対向する
磁気センサ37の構成は、上記実施形態と同様であるの
で、その説明を省略する。また、転がり軸受装置1の他
の構成は、上記実施形態と同様であるので、図1を参照
するものとして、その説明を省略する。
磁束の変化に応じて磁気センサ37が出力を変化させ、
その信号が制御装置に出力されて車速が演算されること
は、第一の実施形態と同様である。
ているため、パルサーリング62を第一密封用部材51
に取付ける場合は、その取付けのために、第一密封用部
材51の取付部57を第二密封用部材52側に向けて折
曲して装着用凹部61を形成する必要がある。そしてこ
の密封装置50では、ラジアルリップ53,54どうし
は、径方向に離反して配置されているので、パルサーリ
ング62を取付けるための装着用凹部61を、ラジアル
リップ59a,59bとラジアルリップ60a,60b
との間に相当する位置であれば自由に選択することがで
きる。
リング62に軸心方向で対向する検出素子39の位置
を、パルサーリング62の位置に応じて自由に選択する
ことができる。これにより、パルサーリング62取付け
の際の、設計の自由度があがるとともに、磁気センサ3
7取付けの際の、設計の自由度をあげることができる。
18,50は、従動輪側の転がり軸受装置1に適用させ
たが、駆動輪側の転がり軸受装置にも適用できることは
勿論である。いずれにしても、径方向内外に配置される
固定部材および回転部材の間の環状空間を密封する密封
装置で、回転部材に磁性リングを取付ける構成の装置で
あれば、適用可能である。
よれば、装着用凹部は、磁性リング取付け用部材のシー
ルリップ間に相当する位置で、かつ径方向の必要な位置
に配置可能となり、設計の自由度をあげることができ
る。
置の全体構成を示す断面図である。
部拡大断面図である。
面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 径方向内外に同心に配置される固定部材
および回転部材の間の環状空間を、軸心方向一方で密封
する密封装置であって、 前記固定部材および回転部材のうち、一方の部材の周面
に嵌着される第一密封用部材と、固定部材および回転部
材のうち、他方の部材の周面に嵌着される第二密封用部
材と、前記第一密封用部材および第二密封用部材のうち
少なくとも一方に取付けられる弾性シール体とを含み、 前記第一密封用部材は、第二密封用部材に対して軸心方
向一側に配置されるとともに、回転部材の回転状態を検
出する回転検出部材を取付けるための取付け部材として
兼用されるものであり、前記第一密封用部材と第二密封
用部材とは、互いに対向する対向面を有し、 前記弾性シール体は、前記第一密封用部材および第二密
封用部材のうちの、少なくとも一方の対向面に接触する
とともに、径方向内外位置に振分けられて接触する複数
のシールリップを有し、 前記第一密封用部材は、第二密封用部材側に向けて凹と
なって、前記回転検出部材を装着するための装着用凹部
を有し、この装着用凹部は、前記シールリップ間に相当
する位置に設けられている、ことを特徴とする密封装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載の密封装置であって、 前記対向面に径方向内外位置に振分けられて接触する複
数のシールリップを有する弾性シール体が、第二密封用
部材に装着されている、ことを特徴とする密封装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の密封装置であって、 前記弾性シール体が、第一密封用部材および第二密封用
部材に個別に装着されることで複数のシールリップが径
方向内外位置に振分けられている、ことを特徴とする密
封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002099822A JP4221944B2 (ja) | 2002-04-02 | 2002-04-02 | 密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002099822A JP4221944B2 (ja) | 2002-04-02 | 2002-04-02 | 密封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003294048A true JP2003294048A (ja) | 2003-10-15 |
JP4221944B2 JP4221944B2 (ja) | 2009-02-12 |
Family
ID=29241087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002099822A Expired - Fee Related JP4221944B2 (ja) | 2002-04-02 | 2002-04-02 | 密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4221944B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006064066A (ja) * | 2004-08-26 | 2006-03-09 | Nok Corp | ロータリエンコーダ付き密封装置 |
JP2006250192A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Ntn Corp | 密封型転がり軸受 |
WO2006126469A1 (ja) * | 2005-05-23 | 2006-11-30 | Uchiyama Manufacturing Corp. | トーンホイール付密封装置 |
JP2007270992A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Nok Corp | 密封装置 |
JP2010025153A (ja) * | 2008-07-15 | 2010-02-04 | Uchiyama Manufacturing Corp | ベアリングシール |
JP2010025252A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Jtekt Corp | 転がり軸受用密封装置 |
US20110075958A1 (en) * | 2008-05-27 | 2011-03-31 | Kunihiro Yamaguchi | Rolling bearing sealing device |
JP2011117608A (ja) * | 2011-03-07 | 2011-06-16 | Ntn Corp | 密封型転がり軸受 |
JP2017067166A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 日本精工株式会社 | 密封装置及び密封装置付ハブユニット軸受 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4264660B2 (ja) | 2006-06-09 | 2009-05-20 | ソニー株式会社 | 撮像装置、および撮像装置制御方法、並びにコンピュータ・プログラム |
-
2002
- 2002-04-02 JP JP2002099822A patent/JP4221944B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4535253B2 (ja) * | 2004-08-26 | 2010-09-01 | Nok株式会社 | ロータリエンコーダ付き密封装置 |
JP2006064066A (ja) * | 2004-08-26 | 2006-03-09 | Nok Corp | ロータリエンコーダ付き密封装置 |
JP2006250192A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Ntn Corp | 密封型転がり軸受 |
WO2006126469A1 (ja) * | 2005-05-23 | 2006-11-30 | Uchiyama Manufacturing Corp. | トーンホイール付密封装置 |
JP2006329212A (ja) * | 2005-05-23 | 2006-12-07 | Uchiyama Mfg Corp | トーンホイール付密封装置 |
US7926816B2 (en) | 2005-05-23 | 2011-04-19 | Uchiyama Manufacturing Corp. | Sealing device with tone wheel |
JP2007270992A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Nok Corp | 密封装置 |
WO2007122919A1 (ja) * | 2006-03-31 | 2007-11-01 | Nok Corporation | 密封装置 |
US8087673B2 (en) | 2006-03-31 | 2012-01-03 | Nok Corporation | Sealing device |
US8353519B2 (en) | 2006-03-31 | 2013-01-15 | Nok Corporation | Sealing device |
KR101364677B1 (ko) * | 2006-03-31 | 2014-02-19 | 엔오케이 가부시키가이샤 | 밀봉장치 |
US20110075958A1 (en) * | 2008-05-27 | 2011-03-31 | Kunihiro Yamaguchi | Rolling bearing sealing device |
US8585296B2 (en) | 2008-05-27 | 2013-11-19 | Jtekt Corporation | Rolling bearing sealing device |
JP2010025153A (ja) * | 2008-07-15 | 2010-02-04 | Uchiyama Manufacturing Corp | ベアリングシール |
JP2010025252A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Jtekt Corp | 転がり軸受用密封装置 |
JP2011117608A (ja) * | 2011-03-07 | 2011-06-16 | Ntn Corp | 密封型転がり軸受 |
JP2017067166A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 日本精工株式会社 | 密封装置及び密封装置付ハブユニット軸受 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4221944B2 (ja) | 2009-02-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6328476B2 (en) | Rolling bearing unit with encoder | |
JP3862453B2 (ja) | 車輪軸受装置 | |
US5852361A (en) | Rolling bearing unit having a plurality of rolling members between a stationary raceway and a rotatable raceway and a rotating speed sensor | |
JP4626979B2 (ja) | 車輪用軸受装置 | |
JP2000289405A (ja) | エンコーダ付組み合わせシールリング | |
US8087831B2 (en) | Rotary support for wheel with encoder | |
JP2005147298A (ja) | 車輪用軸受装置 | |
JP4221944B2 (ja) | 密封装置 | |
JPH09196946A (ja) | 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット | |
JP2007198486A (ja) | 転がり軸受装置 | |
JP2004205008A (ja) | 転がり軸受装置 | |
JP4114438B2 (ja) | 転がり軸受装置 | |
JP2008175382A (ja) | 回転速度検出装置付車輪支持用転がり軸受ユニット | |
JP4310975B2 (ja) | 転がり軸受装置 | |
JP4952035B2 (ja) | エンコーダ付シールリングの製造方法とエンコーダ付転がり軸受ユニット | |
JP2002206547A (ja) | シールリング及びシールリング付車輪用軸受ユニット | |
JP2008286267A (ja) | 回転速度検出装置付き車輪用軸受装置 | |
JP2001083166A (ja) | 駆動車輪用軸受装置 | |
JP4218275B2 (ja) | 車軸用転がり軸受の製造方法 | |
JP2009002385A (ja) | 回転速度検出装置付き車輪用軸受装置 | |
JP2004176730A (ja) | エンコーダ付車輪用転がり軸受ユニット | |
JP2002228675A (ja) | エンコーダ及びエンコーダ付転がり軸受ユニット | |
JP2019035421A (ja) | 組み合わせシールリング付ハブユニット軸受 | |
JP2007232150A (ja) | エンコーダ付きシール及び軸受ユニット | |
JP2006132779A (ja) | 駆動車輪用軸受装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050210 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080108 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080307 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080624 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080825 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081028 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081110 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |