JP2003035592A - 計量装置 - Google Patents

計量装置

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JP2003035592A
JP2003035592A JP2001218781A JP2001218781A JP2003035592A JP 2003035592 A JP2003035592 A JP 2003035592A JP 2001218781 A JP2001218781 A JP 2001218781A JP 2001218781 A JP2001218781 A JP 2001218781A JP 2003035592 A JP2003035592 A JP 2003035592A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のロードセルを使用している計量装置に
おいて、いずれのロードセルに異常が生じているか判定
できる。 【解決手段】 複数のロードセル4に、被計量物支持体
を介して被計量物の重量が印加される。これらロードセ
ル4からの荷重信号に基づいてCPU14が前記被計量
物の重量を表す信号を出力する。初期荷重設定用無負荷
状態における前記各ロードセル4からの荷重信号に対応
するロードセル初期荷重値それぞれをCPU14に付属
するロードセル初期荷重値メモリが記憶している。初期
荷重値設定用無負荷状態以外の無負荷状態での各ロード
セル4からの荷重信号にそれぞれ対応するロードセル無
負荷荷重値と、これらロードセル無負荷荷重値にそれぞ
れ対応する前記ロードセル初期荷重値との差の絶対値の
うち、予め定めた基準値以上のものが存在するとき、C
PU14が出力信号を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のロードセル
によって荷重を測定する計量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のロードセルを使用した計量装置と
しては、例えばトラックスケールやホッパスケールがあ
る。この計量装置では、例えば1つの載台に対して複数
のロードセルを設けてある。載台に被計量物を載荷して
いない状態での各ロードセルからの荷重信号の合計値を
初期荷重値として予め記憶しておき、載台に被計量物を
載荷した状態での各ロードセルからの荷重信号の合計値
から初期荷重値を減算する。実際には、この他にスパン
調整を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ロードセルは、これが
備えている検出素子や、この検出素子の信号をデジタル
信号に変換するA/D変換器に異常が発生すると、出力
信号が変動する。変動量が小さい間、零点調整によって
カバーできる。しかし、変動量が大きくなると、故障状
態或いは故障しかかっていると判定して、警報する必要
がある。しかし、複数のロードセルの荷重信号を合計す
る計量装置の場合、各ロードセルの荷重信号の変動の極
性が様々な方向であると、変動が相殺されて、正確にい
ずれのロードセルで故障が生じようとしているのか判定
することができない。
【0004】本発明は、複数のロードセルを使用してい
ても、いずれのロードセルに故障が生じようとしている
のか判定できる計量装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様の計量装
置は、被計量物支持体を介して被計量物の重量が印加さ
れる複数のロードセルを有している。被計量物支持体と
しては、種々のものがあるが、例えば載台またはホッパ
のような物品収容槽を使用することができる。これらロ
ードセルからの荷重信号に基づいて前記被計量物の重量
を表す信号を出力する秤演算手段が設けられている。秤
演算手段としては、例えば複数のロードセルからの荷重
信号の合計値から、初期荷重値(初期荷重設定用無負荷
状態における各ロードセルの荷重信号の合計値)を減算
する初期荷重値処理手段、初期荷重値処理された合計値
が、正しく被計量物の荷重値を表すように係数を乗算す
るスパン調整処理、初期荷重値の変動を補正する零点調
整処理等がある。初期荷重設定用無負荷状態における前
記各ロードセルからの荷重信号に対応するロードセル初
期荷重値のそれぞれは、ロードセル初期荷重値記憶手段
が記憶している。これらロードセル初期荷重値記憶手段
の記憶値を用いて、前記各ロードセルの初期荷重値を評
価する評価手段が設けられている。評価手段としては、
例えば、前記初期荷重値設定用無負荷状態以外の無負荷
状態での前記各ロードセルからの荷重信号にそれぞれ対
応するロードセル無負荷荷重値と、これらロードセル無
負荷荷重値にそれぞれ対応する前記ロードセル初期荷重
値との差の絶対値のうち、予め定めた基準値以上のもの
が存在するとき、出力信号を発生するものとすることが
できる。あるいは、前記各ロードセル初期荷重値と、こ
れらに対応する理論基準値との差の絶対値のうち予め定
めた基準値以上のものが存在するとき、出力信号を発生
するものとすることもできる。
【0006】このように構成された計量装置では、計量
装置にロードセルを組込んで調整を開始する時点で、各
ロードセルごとの初期荷重値が得られ、かつそれらは、
ロードセル初期荷重値記憶手段に記憶される。そして、
評価手段が、各ロードセルの計重信号の初期荷重値を評
価している。例えば、評価手段では、ロードセル初期荷
重値記憶手段に初期荷重値を記憶させたとき以外の無負
荷状態において、各ロードセルごとに、そのときのロー
ドセル無負荷荷重値と、対応するロードセル初期荷重値
との差の絶対値が、予め定めた基準値と比較され、いず
れかが基準値以上のとき、異常のあるロードセルが存在
するとして、出力信号を発生する。或いは、計量装置の
載台を支持する各ロードセル初期荷重値は、予め載台の
設計構造による理論値から決まるので、これら理論値
と、これらに対応する初期荷重値との差の各絶対値が、
予め定めた基準値と比較され、いずれかが基準値以上の
とき、異常のあるロードセルが存在するとして、出力信
号を発生する。
【0007】本発明の他の態様の計量装置は、上述した
態様と同様に、複数のロードセルと、秤演算手段とを有
している。さらに、各ロードセルの荷重信号の初期値の
変動分、即ち零点の変動分または初期荷重値設定用無負
荷状態における前記各ロードセルからの荷重信号に対す
る初期荷重値の変動分の累積値、即ち零点の瞬時変動分
の累積値を用いて、評価手段が、各ロードセルの初期荷
重値の変動の大きさを評価している。例えば評価手段
は、各初期荷重値変動分またはこれらの累積値のうち、
予め定めた基準値以上の値のものが存在するとき、出力
信号を発生する。これら初期荷重値の変動分またはこれ
らの累積値は、各ロードセルに対応して設けた記憶手段
に記憶されている。
【0008】このように構成した計量装置では、各ロー
ドセルごとに零点の変動分(例えば零点調整を行うごと
の初期荷重値の変動分)を検出、記憶しており、これら
零点の変動分を元に各ロードセルを、評価手段が診断し
ている。例えば、評価手段は、零点の変動分または変動
分の累積値に、予め定めた基準値以上の値のものが存在
するとき、異常のあるロードセルが存在するとして、出
力信号を発生する。
【0009】本発明の別の態様の計量装置は、上述した
態様と同様に、複数のロードセルと、秤演算手段を有し
ている。更に、前記各ロードセルごとに設けられ、荷重
信号のドリフト量を累積するドリフト量累積手段も有し
ている。また、この各ドリフト量の累積値に基づいて、
各ロードセルを評価手段が評価している。例えば、評価
手段は、初期荷重設定用無負荷状態における各ロードセ
ルからの荷重信号に対応するロードセル初期荷重値を記
憶するロードセル初期荷重値記憶手段と、零点調整時に
おける前記各ロードセルからの荷重信号にそれぞれ対応
するロードセル無負荷荷重値と、これらロードセル無負
荷荷重値にそれぞれ対応する初期荷重値との差である各
零点変動値を記憶する零点変動値記憶手段と、制御手段
と、比較手段とを含んでいる。制御手段は、前記初期荷
重設定用無負荷状態及び前記零点調整状態以外の無負荷
状態における前記各ロードセルからの荷重信号にそれぞ
れ対応するロードセル無負荷荷重値と、これらロードセ
ル無負荷荷重値にそれぞれ対応する初期荷重値、零点変
動値及びドリフト量累積手段からのドリフト量累積値と
の差の絶対値が、予め定めた第1基準値よりも大きいと
き、対応する前記ドリフト量累積手段に前記第1基準値
を累積させるか、或いは上記差を累積させる。比較手段
が、前記各ドリフト量累積手段の各累積値のうち、予め
定めた第2基準値以上になるものがあったとき、出力信
号を発生する。
【0010】このように構成すると、各ロードセルごと
に、ドリフト量の累積値に基づいて、各ロードセルを評
価することができる。例えば、無負荷状態において、ロ
ードセルの荷重信号から、初期荷重値と、零点変動分
と、ドリフト分とを減算し、その減算値の絶対値が第1
の基準値よりも大きいとき、ドリフト量累積手段に第1
の基準値または上記減算値が累積される。従って、ドリ
フト量累積手段には、ドリフト量の累積値がほぼ記憶さ
れている。いずれかのロードセルにおいて、ドリフト量
の累積値が第2の基準値以上になったとき、異常のある
ロードセルが存在するとして、出力信号が発生される。
【0011】なお、上記の各態様において、秤演算手段
を各ロードセルのうちいずれかに設けることもできる
し、各ロードセルに秤演算手段を設け、これら秤演算手
段のうちいずれかのみを作動させるように構成すること
もできる。この場合、各ロードセルを通信手段を介して
汎用情報機器に接続し、この汎用情報機器によっていず
れのロードセルに設けられた秤演算手段を作動させるか
を決定しても良い。また、特定の秤演算手段を特定のロ
ードセルに設ける場合、各態様におけるロードセル及び
秤演算手段以外の各手段をその秤演算手段と同様に特定
のロードセルにのみ設けてもよいし、各ロードセルに秤
演算手段を設ける場合、各ロードセルに各態様における
ロードセル及び秤演算手段以外の各手段を設けてもよ
い。この場合、汎用情報機器からの制御信号に基づい
て、或るロードセルに設けられた各手段を動作させる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の1実施の形態の重量測定
システムは、図1に示すように、複数、例えば4つのデ
ジタルロードセル2を有している。これらデジタルロー
ドセル2は、図示していないが、例えば矩形の載台の4
隅に配置され、載台上に載置された被計量物の重量を測
定する。
【0013】これらデジタルロードセル2は、いずれも
同一の構成であって、アナログロードセル4を有してい
る。このアナログロードセル4は、図2(a)に示すよ
うに、起歪体6を備えている。これら起歪体6には、荷
重検出素子、例えばストレインゲージ8が、複数配置さ
れている。これらストレインゲージ8は、ブリッジ回路
を構成している。各起歪体6は、上述した載台や載台上
の被計量物品の重量を分散して支持する。ストレインゲ
ージ8からなるブリッジ回路は、印加された荷重に応じ
てアナログ荷重信号を発生する。
【0014】この起歪体6には、プリント基板10が取
り付けられている。このプリント基板10上には、測定
演算回路が設けられている。即ち、図1に示すように、
測定演算回路は、アナログ荷重信号をデジタル信号に変
換するA/D変換器12を含み、更に、このデジタル信
号を演算処理する制御部、例えばCPU14を有してい
る。このCPU14が他のデジタルロードセル2や後述
する汎用情報機器16と通信するための通信装置18
と、通信用のシリアルインターフェース20とが設けら
れている。なお、A/D変換器12とストレインゲージ
8のブリッジ回路との間には、図示していないが、アナ
ログ荷重信号を増幅するための増幅器が設けられてい
る。
【0015】図2(a)に示すように、起歪体6及びプ
リント基板10は、保護ケース22によって包囲されて
いる。この保護ケース22の外壁22aに、シリアルイ
ンターフェース20の共通バスラインに接続された1対
のコネクタ24a、24bが設けられている。各コネク
タ24bは、他のデジタルロードセル2の対応するコネ
クタ24aに、伝送線路26aを介してシリアル接続さ
れ、さらに、シリアル伝送線路26を介して汎用情報機
器16にもシリアル接続されている。汎用情報機器16
としては、例えばパーソナルコンピュータまたはプログ
ラマブルロジックコントローラを使用することができ
る。
【0016】このように通信装置18、インターフェー
ス20を介して各デジタルロードセル2は相互に通信可
能であり、かつ汎用情報機器16とも通信可能である。
【0017】各デジタルロードセル2のCPU14は、
デジタル荷重変換手段及び秤機能演算手段として機能す
るようにプログラムされている。
【0018】デジタル荷重変換手段とは、アナログロー
ドセル4が発生するアナログ荷重信号を、デジタル化し
たデジタル信号に対して、演算処理、例えばスパン調整
を行って、デジタル荷重信号に変換して出力するもので
ある。
【0019】秤機能演算手段とは、各デジタルロードセ
ル2の使用者が、これらデジタルロードセル2を使用し
て秤を製造するときに、これらデジタルロードセル2か
らのデジタル荷重信号を統合して処理し、秤として機能
させるための演算手段である。秤機能演算としては、少
なくともイニシャル荷重処理、スパン調整及び零点調整
がある。
【0020】イニシャル荷重処理は、デジタルロードセ
ル2が載台等に載置されたときに、各デジタルロードセ
ル2によって支持される載台の荷重等を、イニシャル荷
重として記憶しておき、載台上に被計量物品が載荷され
たときに、各デジタルロードセル2からのデジタル荷重
信号の合計値から、イニシャル荷重を減算するものであ
る。
【0021】スパン調整は、各デジタルロードセル2か
らのデジタル荷重信号の合計値からイニシャル荷重を減
算した値が、被計量物品の重量を表すように、減算値に
所定の係数を乗算するものである。
【0022】零点調整は、重量測定システムの使用中
に、アナログロードセル4に付属する電気回路における
ドリフトや、載台等への付着物によって生じるデジタル
荷重信号の変動分を記憶し、これを相殺するものであ
る。
【0023】各デジタルロードセル2は、上述したデジ
タル荷重変換手段と、秤機能演算手段とを備えている。
しかし、汎用情報機器16によって親ロードセルと指定
されたデジタルロードセル2のみがデジタル荷重変換手
段と秤機能演算手段を動作させる。他のデジタルロード
セル、即ち汎用情報機器16によって子ロードセルと指
定されたデジタルロードセル2は、デジタル荷重変換手
段のみを動作させ、親ロードセルが秤機能演算を実行す
るために、デジタル荷重信号を親ロードセルに伝送す
る。また、親ロードセルは、秤機能演算手段によって各
デジタル荷重信号を処理した結果を、汎用情報機器16
に伝送する。
【0024】このようにいずれのデジタルロードセル2
を親ロードセルとして作動させるか、子ロードセルとし
て機能させるかの指定や、秤機能演算手段におけるイニ
シャル処理を開始させるための指示、スパン調整を行わ
せるための指示、零点調整を行わせるための指示等は、
汎用情報機器16の使用者に対して、デジタルロードセ
ル2のメーカが、各指定や指示に対応させて予め公開し
ているコード信号を、使用者が汎用情報機器16からデ
ジタルロードセル2に伝送することによって行われる。
従って、汎用情報機器16の使用者は、どのように秤機
能演算手段を構築するかについての知識を持つ必要がな
い。
【0025】デジタルロードセルのデジタル荷重変換手
段に対して行うスパン調整について説明する。アナログ
ロードセル4のアナログ荷重信号には、無負荷状態で
も、起歪体6に装着されたブリッジの不平衡分の電圧が
含まれている。この状態での出力信号を原点として規定
のフルスケール荷重負荷を起歪体6に印加したとき、無
負荷時とフルスケール荷重負荷時の電圧出力差を負荷荷
重のスパン電圧という。デジタルロードセル2におい
て、デジタルロードセル2の無負荷時に、デジタルロー
ドセル2から出力されるデジタル荷重信号と、ロードセ
ルの容量分の重量を持つ基準分銅をロードセル2に印加
したときに出力されるデジタル荷重信号との差が、常に
基準分銅に重量値に等しくなるように、デジタルロード
セル2は調整される。これが、デジタルロードセルのス
パン調整である。
【0026】このスパン調整は、例えば図3に示すよう
に行われる。デジタルロードセル2が無負荷時のA/D
変換器12のデジタル信号の大きさをwi、フルスケー
ル時のデジタル信号の大きさをwfとする。まず、デジ
タルロードセル2を無負荷状態とし、CPU14に外部
から命令を与えて、wiを記憶させる(ステップS
2)。このデジタルロードセル2の使用に規定された容
量分の基準分銅をデジタルロードセル2に載荷する(ス
テップS4)。このとき、A/D変換器12のデジタル
信号がwfとなる。スパン係数記憶命令を外部からCP
U14に与えると、CPU14は、wfからwiを減算
して、その減算値を記憶し(ステップS6)、基準分銅
の重量wsを(wf−wi)で除算し、ロードセルスパ
ン係数koを算出し、これを記憶しておく(ステップS
8)。
【0027】A/D変換器12の出力をwadとする
と、任意のロードセル負荷荷重に対するデジタル荷重出
力値weは、上記のように決めたロードセルスパン係数
koを用いて、 we=ko(wad−wi) と表される。wiはデジタルロードセル2のスパン調整
時には記憶する必要があるが、スパン調整後には必ずし
も記憶させる必要はない。これは、デジタルロードセル
2単体では計量装置ではないので、デジタルロードセル
2単体のイニシャル荷重を記憶させてもあまり意味がな
いからである。そこで、デジタルロードセル2から出力
されるデジタル荷重信号には、ブリッジ回路の不平衡電
圧成分などロードセルの負荷荷重に直接に関係のない荷
重相当分の電気信号も加わった総合のデジタル荷重信号
を出力するように、図4に示すように、ko・wadの
演算を行ったWe’を出力する(ステップS10)。こ
れを上述した親ロードセルに送信する(ステップS1
2)。
【0028】秤機能演算について、まず1台のデジタル
ロードセル2からなる計量装置を例に説明する。ロード
セルを載台に接続したとき、被計量物が載台上にないと
きでも、ロードセルの無負荷調整時点の荷重信号wi
に、載台の重量成分や、載台への付着物、ロードセル調
整時点から変動した増幅器のオフセットドリフト成分、
ブリッジ回路の不平衡成分が加わり、これがA/D変換
器12によってデジタル信号に変換される。ロードセル
調整時点の無負荷荷重信号wi以外に加わる荷重成分を
wioと置くと、載台に被計量物が存在しない場合のA
/D変換器12の出力wadは、 wad=wi+wio である。従って、デジタル荷重信号We’は、 We’=ko・wad=ko・(wi+wio) となる。ここで、はかりの調整時点における載台に被計
量物が乗っていない状態でのデジタル荷重信号の大きさ
をイニシャル値Wiと定義すると、Wiは、 We’=ko・(wi+wio)=Wi となる。重量測定システムは、被計量物の重量のみを表
示することが要求されるので、はかりの調整時点におい
てイニシャル値記憶命令によってCPU14のイニシャ
ル値記憶用メモリにWiを記憶させ、被計量物を載台上
に置くことによってロードセルから出力される荷重We
2=ko・wadから、はかりの無負荷時のイニシャル
荷重Wiを減算することによって被計量物の荷重が求め
られるようにする。例えば、被計量物の重量をWpとす
ると、Wpは、 Wp=ko・wad−Wi として算出される。
【0029】この実施の形態のように4台のデジタルロ
ードセル2によって載台を指示する場合、4台のデジタ
ルロードセル2の合計出力によって被計量物の負荷荷重
が得られる。各デジタルロードセル2におけるデジタル
荷重信号を Wen’=kon・wadn 但し、n=1,2、3、
4 としたとき、複数のデジタルロードセル2によって荷重
支持された従来の荷重演算方式に倣うと、子ロードセル
のデジタル荷重信号は伝送路26を介して親ロードセル
に伝送され、親ロードセルにおけるデジタル荷重信号も
含めて、4台のデジタルロードセル2からのデジタル荷
重信号が親ロードセルによって合計され、計量装置とし
ての荷重信号に表される。
【0030】各デジタルロードセル2のデジタル荷重信
号の合計値をWetとすると、 Wet=We1’+We2’+We3’+We4’ =ko1・wad1+・・・・ko4・wad4 と親ロードセルのCPU14において演算処理する。
【0031】デジタルロードセル4台分の調整時点にお
けるイニシャル重量の合計値Witは、載台上に被計量
物が存在しないときの4台のデジタルロードセル2のデ
ジタル荷重信号We1’、We2’ We3’ We4’
の合計値Wetの値である。この値を外部情報機器16
からのイニシャル値記憶命令によって、親ロードセルの
CPU14のイニシャル値記憶用メモリに記憶させ、被
計量物の重量を Wet−Wit として演算する。
【0032】この差の値は、被計量物の計量値を表現す
るデータ(表示計量値)を得るための基本データとな
る。
【0033】物体の重量を正しく表すには、基準をなす
重量を持つ基準分銅を載台に乗せたとき、基準分銅の重
量が、基準分銅によるWet−Witによって表される
ようにしなければならない。基準分銅の重量値Wsと、
Wet−Witの間に変換係数Ktを設けて、 Ws=Kt・(Wet−Wit) が成立するように変換係数Ktを定める。このKtを秤
機能演算手段において決定する動作がスパン調整であ
る。
【0034】変換係数Ktを決定した後に、計量装置と
しての計量値Wqtを、 Wqt=Kt・(Wet−Wit) と表す。しかし、デジタル指示計を計量器国際基準に準
拠させるためには、上述した表示計量値よりも、同じ重
量に対してWqtが4倍以上高い分解能を持つようにし
なければならない。そのため、A/D変換器12からの
デジタル信号が、この基準に対応できるように、表示計
量値に対して充分に分解能が高いデジタル荷重値が得ら
れるように、A/D変換器12及びアナログロードセル
4を構成しておく。
【0035】スパンの調整後にも、デジタル荷重信号は
電気的、機械的要因によってドリフトするので、無負荷
時にWqt≠0になることがある。従って、計量装置と
して使用できるようにするためには、スパン調整完了後
の無負荷状態において零点調整する必要がある。即ち、
無負荷状態においてWqtを元にした計量表示値が0に
なるように調整する。
【0036】この調整は、次のように行う。即ち、親ロ
ードセルに汎用情報機器16から零点調整命令が与えら
れたとき、その時点でのWqtの値を親ロードセルのC
PU14に付属する零点メモリ回路に記憶させる。零点
処理を含んだ内部計量値をWrt、零点メモリに記憶さ
れている荷重値をWztとすると、Wrtは Wrt=Kt・(Wet−Wit)−Wzt によって求められる。零点調整命令を受けると、親ロー
ドセルのCPU14は、そのときのWrtの値をWzt
に記憶させる。これによってWrtの値は、0となる。
【0037】零点処理機能を含んだ内部計量値Wrt
は、それよりも分解能の低い表示計量値へ次のような演
算によって変換される。重量測定システムの最小表示量
は、0、1、2・・・か、0、2、4、6・・・か、
0、5、0,5・・・または、これらの数値に10
(mは整数)を乗算した値で増減する。これら最小表
示量をC、最小表示量当たりのカウント数(Wrtの
値)Dが与えられると、重力測定システムの表示計量値
Wdtは、 Wdt=Wrt・C/D によって算出される。
【0038】このような秤機能演算手段を、各デジタル
ロードセル2が有し、汎用情報機器16によって指定さ
れたデジタルロードセル2が親ロードセルとして、秤機
能演算手段を動作させる。
【0039】このような演算や操作を汎用情報機器16
から行う場合、図5に示すように、各デジタルロードセ
ル2に公開コードによる命令を送信して、親子ロードセ
ルの設定を行う(ステップS14)。汎用情報機器16
において、上述したC、D及び計量装置のスパン調整に
使用する基準分銅荷重Ws’を設定する(ステップS1
6)。汎用情報機器16から親ロードセルに、公開コー
ドを付して、C、D、Ws’を送信する(ステップS1
8)。ここで、公開コードは、どの値がC、D、Ws’
であるかを、親ロードセルが識別できるように付されて
いる。親ロードセルでは、C、D、Ws’が記憶される
(ステップS20)。親ロードセルでは、CPU14
が、Ws’の値をスパン算出計算に備えて、 Ws=Ws’・(D/C) と演算し、CPU14に付属するメモリに記憶する(ス
テップS22)。
【0040】スパン調整を行う場合、図6に示すように
スパン調整モード命令の公開されたコード信号を汎用情
報機器16から親ロードセルに送信する(ステップS2
4)。親ロードセルは、スパン調整モードで動作を開始
する。調整作業者が、載台に何も乗っていないことを確
認して、イニシャル記憶命令を表す予め公開されたコー
ド信号を送信する(ステップS26)。親ロードセル
は、この命令を受けると、WetをCPU14に付属す
るイニシャル値メモリに記憶する(ステップS28)。
この記憶によってWet−Witが0になったことを確
認して、載台上に基準分銅を載荷する(ステップS3
0)。なお、Wet−Witが0になったことを汎用情
報機器16において確認するために、親ロードセルは、
汎用情報機器16に対して、Wet−Witを識別コー
ドを付して送信している。この他に、A/D変換器12
のデジタル信号wad、デジタル荷重信号Wen’もそ
れぞれ識別コードを付して、送信している。
【0041】分銅が載せられたことを確認した上で、汎
用情報機器16からスパン調整命令を表す公開されたコ
ード信号が親ロードセルに送信される(ステップS3
2)。親ロードセルは、この命令を受けると、Kt=W
s/(Wet−Wit)の演算を行い、スパン係数Kt
を算出し、親ロードセルのCPU14に付属するメモリ
に記憶し(ステップS34)、予め公開されたスパン係
数を表す識別コードを付して汎用情報機器16に送信す
る(ステップS36)。汎用情報機器16では、送信さ
れたKtを不揮発性メモリに記憶し(ステップS3
8)、親ロードセルを故障等によって交換する際、汎用
情報機器16からKtを送信して、再度スパン調整を行
う手間を省いている。
【0042】このようにしてイニシャル荷重の調整、ス
パン調整が行われた後、図7に示すように、公開された
コード信号によって表される稼働モード命令を汎用情報
機器16から親ロードセルに伝送する(ステップS4
0)。親ロードセルは、上述したようにWrt、Wdt
を算出し、これらに識別コードを付して、汎用情報機器
16に伝送する(ステップS42)。
【0043】図8に示すように、汎用情報機器16から
公開されたコード信号による零点調整命令が親ロードセ
ルに与えられると(ステップS44)、親ロードセルに
おいてそのときのWrtをWztとして記憶させられる
(ステップS46)。以後、Wrt及びWdtの値は共
に零となる。
【0044】上記のように親ロードセルにおいて子ロー
ドセルからの荷重信号の合計値によって零点調整を行っ
ていると、各デジタルロードセル2において個別に異な
る極性でデジタル荷重信号の変動が生じた場合、相殺し
て変動量が少なくなり、特定のデジタルロードセルにお
いて故障が生じていたり、故障が生じかけていたりして
も、それを零点の変動から判別することができない。
【0045】そこで、親ロードセルにおいて、トータル
のイニシャル値Wit以外に、各デジタルロードセル2
に対応させて、ロードセルイニシャル値記憶用のメモリ
wi1、wi2、wi3、wi4を設ける。そして、計
量装置としてスパンを調整するときに、イニシャル値記
憶命令によって、各デジタルロードセルのイニシャル値
の合計値と共に、その時点での各ロードセルからの荷重
信号Wen’を、ロードセルイニシャル値として、対応
するロードセルイニシャル値記憶用のメモリに記憶させ
る。
【0046】この計量装置に電源が供給されるごとに、
そのときの各デジタルロードセル2のデジタル荷重信号
We1、We2、We3、We4と、これらに対応する
ロードセルイニシャル値wi1、wi2、wi3、wi
4との差の絶対値を算出し、これら絶対値と、予め設定
された基準値、例えばイニシャル基準値よりも大きい値
のものが存在する場合、そのデジタルロードセル2に故
障があるか電源投入時に載台上に物品が存在する旨を表
すコード信号を汎用情報機器16に出力する。
【0047】零点調整についても、同様な処理が行われ
ている。使用中のデジタルロードセルに異常が発生する
と、計量装置の零点が変動するので、使用者は零点調整
を行う。しかし、この零点の調整量が大きいときには、
デジタルロードセル2のいずれかに異常があるとみな
す。
【0048】即ち、イニシャル値と同様に、デジタルロ
ードセル2ごとに、零点の移動量を記憶するロードセル
零点移動量メモリを設け、デジタルロードセル2ごとに
内部計量値を求める演算式を、 wrn=kon・(wen’−win)−wzn とすると(但し、wrn=内部計量値、kon=スパン
係数、wen’=デジタルロードセル2からのデジタル
荷重信号、win=デジタルロードセル2ごとのイニシ
ャル値、wzn=デジタルロードセルごとの零点変動
量、nは1乃至4)、秤機能演算手段が、零点調整の命
令を汎用情報機器16から受けたとき、wrnは零点変
動分を意味する。wrnの値が基準値と比べて大きい場
合には、零点調整は無効として警報を出力する。小さい
場合には、デジタルロードセル2ごとに零点調整を行う
前のwrnの値をwznとして記憶させる。そして、こ
れらwznの絶対値を、予め定めた基準値、即ち零点変
動基準値と比較し、wznの中に基準値以上のものが存
在する場合、零点変動基準値以上の変動を生じているデ
ジタルロードセルを特定して、このデジタルロードセル
に零点の異常がある旨のコード信号を汎用情報機器16
に報知する。このように、1回の零点変動及び累積の零
点変動分のそれぞれに警報機能を備える。
【0049】また、秤演算機能の中には、自動零点調整
機能を有するものがある。この機能は、Wrt=Kt・
(Wet−Wit)−Wztに対して新たにドリフト量
メモリの値Wftを加えて、 |Wrt|=|Kt・(Wet−Wit)−Wzt−W
ft|≧d の条件が成立するなら、|Wrt|=0になる方向に自
動的に、第1の基準値であるdをWftに加算または減
算するものである。
【0050】例えば内部計量値4カウントで最小表示量
の数値を出力する表示計量値演算の場合、内部計量値が
+0、−0、+1、−1の場合、表示計量値は0である
が、表示計量値が0であっても、内部計量値が+1か−
1の場合、内部計量値が0になる方向に、d(=1)を
Wftに加算(−1の場合)、または減算(+1の場
合)を行う。或いは、dを加算または減算するのに代え
て、Kt・(Wet−Wit)−Wztの値をWftに
加減算して、ドリフト量メモリに記憶させる。いずれの
場合も、以後、 Wrt=Kt・(Wet−Wit)−Wzt−Wft の演算を行う。
【0051】計量装置では、被計量物からの落下物や載
台への付着物等で零点が移動するが、この零点の移動は
比較的大きい値であるので、ドリフト量メモリにWft
として累積せずに、人為的に零調整しなければならな
い。一方、デジタルロードセル2における温度や時間ド
リフトは徐々に零点を移動させる。その移動量はわずか
であるので、自動零補正の機能があれば、ドリフトによ
る零点移動量はドリフト量メモリにWftとして累積さ
れる。Wftの値は、ロードセルの温度、経時特性診断
を行うのに好都合であり、例えばWftが、第2の基準
値、例えば予め定めた一定値以上に大きくなるときに
は、いずれかのロードセルに異常が発生していると判定
される。
【0052】そこで、デジタルロードセル2ごとに、ド
リフト量メモリWf1、Wf2、Wf3、Wf4を設
け、デジタルロードセルごとに、 |wrn|=|kon・(wen’−win)−wzn
−wfn|≧d (但し、wrn=内部計量値、kon=スパン係数、w
en’=デジタルロードセル2からのデジタル荷重信
号、win=デジタルロードセル2ごとのイニシャル
値、wzn=デジタルロードセルごとの零点変動量、w
fn=デジタルロードセル2ごとのドリフト量、nは1
乃至4、dは第1の基準値)が満たされるか判断し、満
たされたときには、wfnの値にdを、wfnの値が零
に近づくように加算または減算するか、wfnの値にk
on・(wen’−win)−wznの値を、wfnの
値が零に近づくように加算または減算する。
【0053】そして、各wfnの値のうち予め定めた第
2の基準値以上となるものが発生すると、当該デジタル
ロードセル2が異常である旨を表すコード信号を、汎用
情報機器16に送信する。
【0054】上述したように、1台のロードセルで1つ
の載台を支持する場合、wiはko・(wi+wio)
によって表わされる。4台のロードセルで1つの載台を
支持する場合、win(nは1、2、3、4)は、ko
n(win+wion)であり、各ロードセルの初期荷
重値を表わす。ロードセル2を計量装置に組込んだ調整
開始時点では、wionは、載台の重量であり、この調
整時点での無負荷荷重信号winの値は小さいので、調
整開始時点のwinの大きさと、載台の荷重のうち1台
のロードセルが負担すると計算上導かれた計算重量値と
の差の絶対値が予め定めた値よりも大きいか比較するこ
とによって、調整時点での各ロードセルの良、不良やロ
ードセルの組込み状態の良、不良を評価できる。
【0055】なお、上述したような各デジタルロードセ
ル2でのイニシャル値の変動、零点の変動、ドリフト量
の変動の演算を親ロードセルで行う場合、安定したデジ
タル計重信号を使用する必要があるので、各デジタルロ
ードセルでの固有振動数を考慮した時定数を持つデジタ
ルフィルタを通過させた後に、上記演算を行う。一方、
計量装置としての計量値を得るためには、計量装置の据
え付け場所の床振動等を考慮したデジタルフィルタを通
過させてから、計量値を得るための演算を行う。これら
デジタルフィルタの選択も、汎用情報機器16から行う
ことができる。このように秤機能演算手段が、評価手段
として機能している。
【0056】上記の実施の形態では、4台のデジタルフ
ィルタを使用したが、これに限ったものではなく、2台
以上のデジタルフィルタを使用することができる。ま
た、上記の実施の形態では、各デジタルフィルタ2によ
って載台を支持したが、載台に限ったものではなく、例
えばホッパ等の物品収容槽を支持するように構成するこ
ともできる。また、上記の実施の形態では、親ロードセ
ルにおいて、各デジタルロードセル2でのイニシャル値
の変動、零点の変動、ドリフト量の変動の演算を行った
が、例えば各子ロードセルにおいて個別に行うこともで
きるし、秤演算手段が、例えばデジタル指示計に組み込
まれ、各デジタルロードセルからはデジタル荷重信号が
出力されるだけの場合には、デジタル指示計において、
各デジタルロードセル2でのイニシャル値の変動、零点
の変動、ドリフト量の変動等の評価手段としての演算を
行っても良い。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
ロードセルを使用していても、各ロードセルを評価する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態の重量測定システムのブロ
ック図である。
【図2】図1の重量測定システムで使用しているデジタ
ルロードセル及びそれの変形例を示す図である。
【図3】図1の重量測定システムにおけるデジタルロー
ドセルでのスパン調整のフローチャートである。
【図4】図1の重量測定システムにおけるデジタルロー
ドセルでのデジタル荷重信号の出力のフローチャートで
ある。
【図5】図1の重量測定システムにおける初期設定のフ
ローチャートである。
【図6】図1の重量測定システムにおけるスパン調整の
フローチャートである。
【図7】図1の重量測定システムにおける重量測定のフ
ローチャートである。
【図8】図1の重量測定システムにおける零点調整のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
2 デジタルロードセル 4 アナログロードセル 6 起歪体 8 ストレインゲージ 12 A/D変換器 14 CPU 16 通信装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被計量物支持体を介して被計量物の重量
    が印加される複数のロードセルと、 これらロードセルからの荷重信号に基づいて前記被計量
    物の重量を表す信号を出力する秤演算手段と、 初期荷重設定用無負荷状態における前記各ロードセルか
    らの荷重信号に対応するロードセル初期荷重値を用い
    て、前記各ロードセルの初期荷重値を評価する評価手段
    とを、具備する計量装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の計量装置において、前記
    評価手段は、 前記各ロードセル初期荷重値と予め定めた理論基準値と
    の差の絶対値のうち、または前記初期荷重値設定用無負
    荷状態以外の無負荷状態での前記各ロードセルからの荷
    重信号にそれぞれ対応するロードセル無負荷荷重値と、
    これらロードセル無負荷荷重値にそれぞれ対応する前記
    ロードセル初期荷重値との差の絶対値のうち、予め定め
    た基準値以上のものが存在するとき、出力信号を発生す
    る計量装置。
  3. 【請求項3】 被計量物支持体を介して被計量物の重量
    が印加される複数のロードセルと、 これらロードセルからの荷重信号に基づいて前記被計量
    物の重量を表す信号を出力する秤演算手段と、 前記各ロードセルからの荷重信号初期荷重値の変動分ま
    たは初期荷重値設定用無負荷状態における前記各ロード
    セルの荷重信号に対する初期荷重値の変動分である初期
    荷重値の変動分の累積値を用いて、前記各ロードセルの
    初期荷重値の変動を評価する評価手段とを、具備する計
    量装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の計量装置において、前記
    評価手段は、各初期荷重値の変動分中に、または各初期
    値の変動分の累積値中に予め定めた基準値以上のものが
    存在するとき、出力信号を発生する計量装置。
  5. 【請求項5】 被計量物支持体を介して被計量物の重量
    が印加される複数のロードセルと、 これらロードセルからの荷重信号に基づいて前記被計量
    物の重量を表す信号を出力する秤演算手段と、 前記各ロードセルごとに設けられ、前記各荷重信号のド
    リフト量がそれぞれ累積されるドリフト量累積手段と、 これらドリフト量累積値を用いて、前記各ロードセルの
    荷重信号のドリフト量を評価する評価手段とを、具備す
    る計量装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の計量装置において、前記
    評価手段は、 初期荷重設定用無負荷状態における前記各ロードセルか
    らの荷重信号に対応するロードセル初期荷重値それぞれ
    を記憶しているロードセル初期荷重値記憶手段と、 前零点調整時における前記各ロードセルからの荷重信号
    にそれぞれ対応するロードセル無負荷荷重値と、これら
    ロードセル無負荷荷重値にそれぞれ対応する初期荷重値
    との差である各零点変動値を記憶する零点変動値記憶手
    段と、 前記初期荷重設定用無負荷状態及び前記零点調整状態以
    外の無負荷状態における前記各ロードセルからの荷重信
    号にそれぞれ対応するロードセル無負荷荷重値と、これ
    らロードセル無負荷荷重値にそれぞれ対応する初期荷重
    値、零点変動値及び前記ドリフト量累積手段からのドリ
    フト量累積値との差の絶対値が、予め定めた第1基準値
    よりも大きいとき、対応する前記ドリフト量累積手段に
    前記第1基準値または前記差を累積させる制御手段と、 前記各ドリフト量累積手段の各累積値のうち、予め定め
    た第2基準値以上になるものがあったとき、出力信号を
    発生する比較手段とを、具備する計量装置。
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