JPH0820305B2 - 電子秤 - Google Patents

電子秤

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JPH0820305B2
JPH0820305B2 JP11807093A JP11807093A JPH0820305B2 JP H0820305 B2 JPH0820305 B2 JP H0820305B2 JP 11807093 A JP11807093 A JP 11807093A JP 11807093 A JP11807093 A JP 11807093A JP H0820305 B2 JPH0820305 B2 JP H0820305B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子秤に関し、特
に、予め設定された校正時刻になると自動的に校正操作
が行われる機能を備えた電子秤の改良技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電子秤などの秤量装置では、温,湿度な
どの環境条件の変化により、測定感度が変化し、測定誤
差に変動が発生するため、高精度の測定を阻害する要因
となり、極力回避する必要がある。そこで、この種の高
精度の秤量装置においては、装置内に感度の校正を行う
校正手段を内蔵させたものが提供されている。
【0003】このような校正手段を内蔵した秤量装置で
は、例えば、実開平3−30831号公報に開示されて
いるように、正確な質量が判っている校正用分銅と、こ
の校正用分銅を秤量装置に負荷ないしは除去する加除手
段とを有していて、加除手段により校正用分銅を秤量装
置に載置した時の校正荷重値から、正確な測定値が得ら
れるか否かを判断したり、あるいは、校正の更新を行っ
ている。
【0004】ところで、この種の高精度の秤量装置で
は、校正操作は、装置を使用する直前に行うことが最も
望ましい。しかし、秤量装置の使用開始時間は、必ずし
も一定の時間に行われるものでなく、使用開始時間を一
義的に予測することは、非常に難しく、実際には、殆ど
不可能である。そこで、従来は、例えば、上記公報に開
示されているように、校正すべき時刻を予め設定してお
き、この校正時刻になると、定期的かつ自動的に校正が
行われるようにする手段や、特願平4−83144号に
示されているように、秤量装置の使用状況をサンプリン
グし、その稼働パターンを抽出,記憶させておき、この
稼働パターンに基づいて、適切な校正時刻を決定しよう
とする手段が提案されている。しかしながら、このよう
な従来の秤量装置には、以下に説明する技術的課題があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、前者の構成
では、例えば、秤量装置が毎日ほぼ一定時間に使用され
る生産ラインの検査部門などの部署では有効な手段であ
るが、研究開発部門などのように非ルーチンワークの部
署においては必ずしも有効な手段とならない。また、前
者の構成では、校正時刻を設定する必要があるが、この
校正時刻を設定する際には、内蔵されている時計を現地
時間に合わせておかなければならず、また、生産ライン
で複数の秤量装置を使用している場合、生産シフトの変
更や、設置場所の変更などに合わせて、このような事情
が発生する度に、校正時刻の再設定をしなければなら
ず、このような校正時刻の設定作業が非常に面倒なもの
となっていた。
【0006】一方、後者の構成では、面倒な校正時刻の
設定を必要とせず、非ルーチンワークの部署でも有効で
あるが、稼働パターンの抽出のために、相当量のメモリ
ー容量を必要とし、このため、装置のコストが増加する
という問題があった。本発明は、このような従来の問題
点に鑑みてなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、面倒な校正時刻の設定作業を必要とせず、しか
も、安価な電子秤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、内蔵された校正用分銅と、荷重検出手段
と、前記校正用分銅を前記荷重検出手段に負荷ないしは
除去する加除手段と、予め設定された校正時刻に前記加
除手段に制御信号を送出して校正操作を行わせる自動校
正手段とを備え、前記荷重検出手段に負荷される測定対
象物の重量を測定する電子秤において、電子秤の使用開
始時を検出する使用状態検出手段と、前記使用状態検出
手段の検出値に基づいて、前記校正時刻から前記使用開
始時までの間隔を時およびまたは日単位で演算し、この
間隔の大小に対応して、前記校正時刻を前後にシフトさ
せる校正時刻修正手段とを有することを特徴とする。
【0008】前記電子秤には、秤の使用中や電源電圧,
環境条件の急変などの校正停止条件が満たされた時に、
前記自動校正手段に校正操作停止信号を送出する校正停
止手段を設けることができる。
【0009】
【作用】上記構成の電子秤によれば、内蔵された校正用
分銅と、荷重検出手段と、前記校正用分銅を荷重検出手
段に負荷ないしは除去する加除手段と、予め設定された
校正時刻に加除手段に制御信号を送出して校正操作を行
わせる自動校正手段とを備えているので、まず、基本的
には、設定された校正時刻になると自動的に校正操作が
行われる。
【0010】このとき、請求項2のように構成し、秤の
使用中や電源電圧,環境条件の急変などの校正停止条件
が満たされた時に、自動校正手段に校正操作停止信号を
送出する校正停止手段を設けると、校正操作に不都合な
場合には、校正時刻になったとしても校正操作が停止さ
れる。また、電子秤の使用開始時を検出する使用状態検
出手段と、使用状態検出手段の検出値に基づいて、校正
時刻から前記使用開始時までの間隔を時およびまたは日
単位で演算し、この間隔の大小に対応して、校正時刻を
前後にシフトさせる校正時刻修正手段を有しているの
で、電子秤の使用状況に応じて校正時刻が変更され、極
力使用される直前に校正操作を行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添附図
面を参照して詳細に説明する。図1から図5は、本発明
にかかる電子秤の一実施例を示している。同図に示す電
子秤は、図1にその機能ブロック図を示すように、校正
用分銅aと、荷重検出手段bと、加除手段cと、自動校
正手段dと、校正停止手段eと、使用状態検出手段f
と、校正時刻修正手段gとを有している。
【0012】校正用分銅aは、予め正確にその質量が求
められたものであって電子秤本体hの内部に内蔵されて
いる。荷重検出手段bは、定常状態においては、負荷さ
れる被測定対象物の重量を検出し、電子秤本体hに内蔵
されている。加除手段cは、校正用分銅aを荷重検出手
段bに負荷したり、あるいは、この負荷状態から校正用
分銅aを除去する。
【0013】自動校正手段dは、時計iの出力信号を受
けて、校正時刻設定手段jによって予め設定される校正
時刻T0 になると、加除手段cに制御信号を送出して、
所定の校正操作を行わせる。校正停止手段gは、環境セ
ンサkの出力信号および、使用状態検出手段fの出力信
号を受けて、秤が使用中の場合、環境条件や電源電圧が
急変している場合などの校正停止条件が満たされると、
自動校正手段dに校正操作停止信号を送出して、校正時
刻T0 になっていても、自動校正の操作を停止させる。
【0014】使用状態検出手段fは、荷重検出手段bの
出力信号を受けて、前記自動校正手段dによる校正操作
が行われた後に最初の使用開始時を検出する。校正時刻
修正手段gは、使用状態検出手段fの検出値に基づい
て、校正時刻T0 から最初の使用開始時までの間隔を時
およびまたは日単位で演算し、この間隔の大小に対応し
て、校正時刻T0 を前後にシフトさせる。
【0015】図2は、本発明の電子秤のより具体的な構
成例を示している。同図に示す電子秤は、電子秤本体部
10と、分銅加除機構12と、制御部14とから概略構
成されている。電子秤本体部10には、被測定対象物が
載置負荷される皿部10aと、この皿部10aに連動し
て作動する荷重検出部10bとが設けられ、本体部10
内には、校正用分銅16が内蔵されている。
【0016】また、本体部10には、温度や湿度を検出
する環境センサ18が付設されている。分銅加除機構1
2は、カムやリンク機構と駆動モータなどから構成され
た公知の機構であって、制御部14から送出される制御
信号に基づいて、校正用分銅16を皿部10aに載置負
荷したり、あるいは、この負荷状態から分銅16を皿部
10aから除去する機能を有している。
【0017】制御部14は、本実施例では、いわゆるマ
イクロコンピュータを主体とするものであって、CPU
14a、メモリ(R0M14b,RAM14c,不揮発
性RAM14d)、入出力インターフェイス(I/F)
14e、表示器14f、プリンタ14g、キーボード1
4h、時計14i、アナログデジタル(A/D)変換器
14jとを有している。
【0018】アナログデジタル変換器14jには、荷重
検出部10bと環境センサ18の出力側が接続されてい
て、荷重検出部10bで検出された測定値と、環境セン
サ18の検出値とが制御部14に入力される。ROM1
4bには、通常の測定用プログラムと、後述する使用/
不使用判断プログラム,校正時刻修正プログラムとが予
め記憶されている。
【0019】RAM14cには、A/D変換器14jを
介して取り込まれる荷重検出部10bの測定値が順次書
き込まれるデータエリアが設定されている。不揮発性R
AM14dには、校正時刻T0 などを記憶するエリアが
設定されている。表示器14fは、荷重検出部10bで
検出した測定対象物の重量を順次デジタル表示する。プ
リンタ14gは、荷重検出部10bで検出した測定対象
物の重量を順次デジタル印字する。キーボード14hか
らは、校正時刻T0 が入力されたり、あるいは、マニュ
アル校正する場合のコマンドが入力される。
【0020】制御部14で実行される通常の測定用プロ
グラムは、公知のものであり、その説明は省略し、図3
から図5に示した本発明の電子秤で実行される特有のプ
ログラムについて説明する。なお、以下の説明では、予
め設定される校正時刻T0 は、たとえば、秤の生産工場
から出荷されるときに、既に入力されているものとして
説明する。
【0021】図3に示した手順は、使用/不使用判断用
のものであって、手順がスタートすると、まず、ステッ
プs1で、荷重検出部10bの出力がA/D変換器14
jを介して取り込まれ、その荷重値が0の近傍で有るか
否かが判断され、荷重値が0の近傍にないと判断された
場合には、秤が使用されていることになるので、ステッ
プs2で使用中のフラグを立てて手順が終了する。
【0022】一方、ステップs1で荷重値が0近傍にあ
ると判断された場合には、ステップs3が実行される。
ステップs3では、荷重検出部10bの荷重値にバラツ
キが所定の限界値以上あるか否かが判断され、所定の限
界値以上のバラツキが有る場合には、皿部10aに測定
対象物を載せた直後ないしは、測定対象物を皿部10a
から除去した直後であると考えられるので、この場合に
は、秤は使用中であると判断して、ステップs2で使用
中のフラグを立てて手順が終了する。
【0023】ステップs3で荷重値のバラツキが限界値
以上でない判断された場合には、ステップs4が実行さ
れる。ステップs4では、過去T分以内にキーボード1
4hの操作があったか否かが判断され、T分以内にキー
ボード14hの操作が行われた場合には、秤は使用中で
あると判断して、ステップs2で使用中のフラグを立て
て手順が終了する。
【0024】ステップs4で過去T分以内にキーボード
14hが操作されていないと判断された場合には、ステ
ップs5が実行される。ステップs5では、過去T分以
内にコマンドの受信があったか否かが判断され、T分以
内にコマンドの受信があった場合には、制御部14から
何らかの信号が送出されいるので、秤は使用中であると
判断して、ステップs2で使用中のフラグを立てて手順
が終了する。
【0025】一方、ステップs5で、過去T分以内にコ
マンドの受信がないと判断された場合には、秤は不使用
状態にあることになるので、ステップs6で不使用のフ
ラグを立てて手順が終了する。図4,5は、校正時刻修
正プログラムの一例を示している。図4に示したプログ
ラムは、校正時刻T0 を前にシフトする場合を示してい
る。同図に示す手順がスタートすると、まず、ステツプ
s10で、校正時刻T0 になったか否かが、時計14i
の出力信号を受けているCPU14aで判断され、校正
時刻T0 になると、ステップs11に移行する。ステッ
プs11では、秤が使用されているか否かが判断され
る。このステップs11で実行される判断基準は、図3
に示した手順に基づいて行われる。
【0026】ステップs11で秤が使用中であると判断
された場合には、ステップs12で所定の保留時間T
(例えば、1時間程度)が経過した後にも使用が継続さ
れているか否かが判断される。このようなステップを設
けた理由は、秤が使用されているが、その使用がイレギ
ュラーのものであり、比較的短時間に使用状態が解除さ
れる場合には、次回の校正時刻の修正を行わないように
するためであり、ステップs12で時間Tの経過前に使
用状態が解除された時には、手順が終了する。
【0027】そして、ステップs12で時間Tが経過し
ても、使用状態が継続していると判断された場合には、
ステップs13で校正時刻T0 から1(時間)を減算し
て、新たな校正時刻T1 を設定して、手順が終了する。
一方、ステップs11で秤が使用中でないと判断された
場合には、ステップs14が実行される。ステップs1
4では、環境センサ18の出力がA/D変換器14jを
介して取り込まれ、その出力が安定しているか否かが判
断される。このときの判断基準は、例えば、所定時間内
のセンサ18の出力変動を演算することなどが採用され
る。
【0028】そして、出力が安定していないと判断され
た場合には、自動校正を行っても信頼性が確保できない
ので、手順を終了させる。ステップs14でセンサ18
の出力が安定していると判断した場合には、続くステッ
プs15で電源が安定しているか否かが判断される。こ
のステップを設けている理由は、電源オン後の一定時間
内は、荷重値の安定度がないので校正を中止するために
設けたものである。つまり、電源電圧は、通常安定化回
路で安定にされて各部に供給されており、電源オン直後
の一定時間内だけ校正をしないようにすればよいので、
電源が安定していないと判断された場合には、自動校正
を行っても信頼性が確保できないので、手順を終了させ
る。
【0029】そして、ステップs15で電源が安定して
いると判断した場合には、ステップs16で分銅加除機
構12に制御信号を送出し、自動校正の操作が行われ、
この操作が終了すると、手順も終了する。なお、この自
動校正の操作は、公知のものであるが、簡単に説明する
と、分銅16を加除機構12により皿部10aに載置
し、その時の荷重値を荷重検出部10bで求め、この荷
重値と予め入力されている分銅16の質量とを対比し、
その差が所定値内にあるか否かにより判断される。
【0030】図5は、校正時刻T0 を後にシフトする場
合のプログラムを示している。同図に示す手順では、ス
タートすると、まず、ステップs20で校正時刻T0
自動的に校正操作が行われ、その後に秤が使用された場
合に、校正時刻T0 と使用開始時との間の時間間隔Ta
が演算される。この時間間隔Ta の演算は、校正時刻T
0 が判っていて、最初の使用開始時は、図3に示した手
順により特定されるので、時計14iの出力から簡単に
演算できる。
【0031】時間間隔Ta が求められると、ステップs
21で、時間間隔Ta が0よりも大きく、かつ、2(時
間)よりも小さいか否かが判断され、時間間隔Ta がこ
の範囲内にあると判断された場合には、校正時刻T0
修正することなく手順は終了する。ここで設定した2時
間の判断基準は、校正から2時間程度以内に秤が使用さ
れるのであれば、校正の信頼性が実質的には確保される
ので、校正時刻T0 の修正が行われないようにしてい
る。
【0032】一方、ステップs21で時間間隔Ta が2
以上であると判断された場合には、ステップs22に移
行し、時間間隔Ta が2よりも大きく、かつ、6(時
間)よりも小さいか否かが判断され、時間間隔Ta がこ
の範囲内にあると判断された場合には、ステップs23
で校正時刻T0 から1(時間)を加算して、新たな校正
時刻をT2 に設定して、手順が終了する。
【0033】ここで設定した6時間の判断基準は、校正
から6時間程度経過しても秤が使用さないのであれば、
校正の信頼性が実質的には低下するので、次回の校正時
刻を後にシフトさせて、次回の使用時には、校正から少
なくとも5時間以内に秤が使用されるようにし、校正の
信頼性を向上させようとするものである。また、ステッ
プs23で校正時刻を後にシフトさせる場合は、≦Ta
≧6の時には、とりあえず校正時間を1時間ずらして様
子をみることにし、翌日も同時刻に使用されれば更に1
時間ずれることになり、最終的には、2時間前に校正さ
れる。この場合のとりあえず1時間というのは、翌日は
それよりも前に使用されることもあり得るから、一気に
a −1時間ずらしてしまうとその時刻に使用中となる
ことが考えられるからである。
【0034】そして、ステップs22で時間間隔Ta
6以上であると判断された場合には、ステップ24に移
行し、ステップs24では、時間間隔Ta が6時間以上
の日数が3日以上継続するか否かが判断され、このステ
ップで3日以上継続していると判断された場合には、ス
テップs25で、全く別の校正時刻T3 が使用開始時刻
から1時間を減算して設定され、手順が終了する。
【0035】ステップ24で継続が3日以内であると判
断された場合には、ステップs26で校正時刻T0 の修
正を保留して手順が終了する。ここで、ステップ24を
設けた理由は、例えば、電子秤が使用状況が全く異なる
場所に移動された場合や、時差のある海外に輸出され、
内蔵されている時計14iと現地時間とが大きく相違す
る場合を想定しており、或る日数(実施例では3日に設
定している)の間、秤の使用状況を観察し、校正時刻T
0 の修正が妥当であると判断される期間の後に、使用開
始時刻の前に校正時刻T3 を設定するようにしている。
【0036】また、或る日数(実施例では3日に設定し
ている)が経過しない前に使用された場合には、校正時
刻T0 の修正を保留するのは、例えば、近時、2日程度
の休暇は殆どの企業で採用されていて、休暇の後に前と
同じ時刻に使用することが予想されるので、このような
手順を設けている。さて、以上のような手順を採用した
電子秤によれば、まず、基本的には、設定された校正時
刻T0 になると自動的に校正操作が行われる。このと
き、秤の使用中や電源電圧,環境条件の急変などの校正
停止条件が満たされた時には、自動校正操作に不都合を
来すので、校正時刻T0 になったとしても自動校正操作
が停止される。
【0037】また、予め設定された校正時刻T0 から最
初の使用開始時までの時間間隔Taを時および日単位で
演算し、この時間間隔Ta の大小に対応して、校正時刻
0を前後にシフトさせるので、電子秤の使用状況に応
じて校正時刻が変更され、極力使用される直前に校正操
作を行うことができる。
【0038】
【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本発明にかかる電子秤によれば、以下の効果が得られ
る。 秤の使用者は、電子秤が自動校正される時刻を記憶し
ておく必要がなく、かつ、校正が自動的かつ定期的に行
われるので、秤の校正業務や管理が極めて容易に行え
る。 電子秤は、常に最新の使用状況に対応した時刻に校正
が完了しているので、任意の時刻に使用しても測定精度
が確保させる。 電子秤が使用中には、自動校正は停止されるので、使
用者は測定作業を中断されることがない。 校正時刻の修正は、秤の使用状況に即して行われるた
め、実時刻とは直接関係市内ので、秤の内蔵時計を必ず
しも現地時間に合わせる必要がない。 長期間に亘秤の使用状況を記憶する必要がなく、極め
て僅かのメモリ容量しか必要としないので、ハードウエ
アが安価になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電子秤の一実施例を示す機能ブ
ロック図である。
【図2】本発明にかかる電子秤のハードウエアを示すブ
ロック図である。
【図3】本発明にかかる電子秤で使用/不使用を判断す
る際のフローチャート図である。
【図4】本発明にかかる電子秤で校正時刻を修正する際
のフローチャート図である。
【図5】本発明にかかる電子秤で校正時刻を修正する際
のフローチャート図である。
【符号の説明】
10 電子秤本体部 10a 皿部 10b 荷重検出部 12 分銅加除機構 14 制御部 14a CPU 14d 不揮発性RAM 14f 表示器 14g プリンタ 18 環境センサ 20 電圧センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内蔵された校正用分銅と、荷重検出手段
    と、前記校正用分銅を前記荷重検出手段に負荷ないしは
    除去する加除手段と、予め設定された校正時刻に前記加
    除手段に制御信号を送出して校正操作を行わせる自動校
    正手段とを備え、前記荷重検出手段に負荷される測定対
    象物の重量を測定する電子秤において、 電子秤の使用開始時を検出する使用状態検出手段と、 前記使用状態検出手段の検出値に基づいて、前記校正時
    刻から前記使用開始時までの間隔を時およびまたは日単
    位で演算し、この間隔の大小に対応して、前記校正時刻
    を前後にシフトさせる校正時刻修正手段とを有すること
    を特徴とする電子秤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子秤は、秤の使用中や
    電源電圧,環境条件の急変などの校正停止条件が満たさ
    れた時に、前記自動校正手段に校正操作停止信号を送出
    する校正停止手段を有することを特徴とする電子秤。
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