JP2003035266A - 電磁式ダイヤフラムポンプ - Google Patents

電磁式ダイヤフラムポンプ

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Koichi Kamiyama
幸一 神山
Masaki Horikawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用する吐出口の切り換えに際して、逆流が
生じるおそれがなく、しかも空気室の設定の制約が少な
く構造のシンプル化を図ることが可能な電磁式ダイヤフ
ラムポンプを提供する。 【解決手段】 本発明の電磁式ダイヤフラムポンプは、
ダイヤフラムの変形を利用し、ダイヤフラムで仕切られ
るケース内の容積変化と、弁の作用により圧縮気体を連
続的に吐出させるポンプ本体と、該ポンプ本体より連続
的に吐出される圧縮気体を通過させるとともにバッファ
的機能を果たすタンク容器を備え、前記タンク容器は少
なくとも2つの吐出口を有しており、当該少なくとも2
つの吐出口を交互に直接塞ぐことのできる吐出口封止切
り換え機構部が設けられているように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイヤフラムの変
形を利用し、ダイヤフラムで仕切られるケース内の容積
変化と、弁の作用により圧縮気体を連続的に吐出させる
電磁式ダイヤフラムポンプに関する。このような電磁式
ダイヤフラムポンプは、例えば、曝気式浄化槽の曝気
用、養魚の酸素補給用、泡風呂等のエアー噴気用、小型
コンプレッサー等に用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、浄化槽の曝気用や養
魚の酸素補給用のポンプの一つとして、電磁式ダイヤフ
ラムポンプが使用されている。
【0003】電磁式ダイヤフラムポンプは、通常、箱状
の電磁石ケースと、この電磁石ケースの中に対向するよ
うに配置され固着された一対の電磁石と、この一対の電
磁石の対向面の間に介在され電磁石の極性変化に伴い往
復運動する振動子を備えており、さらに、該振動子の両
端部には、対向するように配置された一対のダイヤフラ
ムが形成された構造を備えている。
【0004】そして、電磁式ダイヤフラムポンプは、電
磁石の極性変化に伴い振動子が往復運動し、この振動子
に連結されたダイヤフラムを振動させることによって、
外部空気の圧縮室内への吸入、および吸入した空気の圧
縮吐出という動作が連続的に繰り返されるように作用す
る。外部に空気を吐出させる際には、一般に電磁式ダイ
ヤフラムポンプの下部に設けられたバッファ的機能を果
たすタンク容器を介して実際の吐出操作が行われる。
【0005】このような電磁式ダイヤフラムポンプを、
例えば浄化槽に利用する場合、タンク容器の吐出口を2
つ設けて、制御装置等で時間的に吐出操作する吐出口を
切り換える仕様が要望されることがある。この仕様のも
とに、例えば、一方の吐出口は好気処理を行う好気濾床
槽への暴気操作ができるように好気濾床槽に連通され、
他方の吐出口は濾床の閉塞を防止するために、濾床の下
方に設けられた吐出管から定期的に空気を吐出させる、
いわゆる逆洗操作ができるように槽下部に連通される。
【0006】上記の要望に応じるべく、特開平10−2
38473号公報には、空気流路切換装置を有するエア
タンクを備えたダイアフラム型エアーポンプが提案され
ている。空気流路切換装置は、空気流路を塞ぐ分岐口と
弁体をそなえ、空気流路の切替はコントロール装置を介
して弁体の動作によって制御されるとしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に提案のものは、例えば、当該公報の図1(a),
(b)に示されように直接、吐出口を弁で塞ぐ構成を採
択していない。すなわち、シリンダ内のピストン移動位
置により、流路を分岐させており、分岐口から吐出口ま
では空気室で連通されており、吐出口は直接、弁で塞が
れていない。そのため空気室の密封が部分的に不十分な
場合には、流路の切り換え時に汚水が逆流するおそれが
ある(逆流した場合、空気流路切換装置の駆動系がダメ
ージをうける)。
【0008】また、分岐口にて途中で流路を分岐させる
方法では、所定個数の空気室を区分して設ける必要があ
り、エアタンクの仕切り構造が複雑になってしまう。
【0009】このような実状のもとに本発明は創案され
たものであり、その目的は、使用する吐出口の切り換え
に際して、逆流が生じるおそれがなく、しかも空気室の
設定の制約が少なく構造のシンプル化を図ることが可能
な電磁式ダイヤフラムポンプを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の電磁式ダイヤフラムポンプは、ダイ
ヤフラムの変形を利用し、ダイヤフラムで仕切られるケ
ース内の容積変化と、弁の作用により圧縮気体を連続的
に吐出させるポンプ本体と、該ポンプ本体より連続的に
吐出される圧縮気体を通過させるとともにバッファ的機
能を果たすタンク容器を備え、前記タンク容器は少なく
とも2つの吐出口を有しており、当該少なくとも2つの
吐出口を交互に直接塞ぐことのできる吐出口封止切り換
え機構部が設けられているように構成される。
【0011】本発明の好ましい態様として、前記吐出口
封止切り換え機構部は、吐出口を直接塞ぐことができる
シール突起部を吐出口の数にあわせて備える切り換え弁
プレートと、切り換え弁プレートの回動運動の支軸とな
るプレート支持部材と、プレート支持部材を支軸として
回動運動させるためにプレート支持部材に連接されるス
トローク装置とを有し構成される。
【0012】本発明の好ましい態様として、前記切り換
え弁プレートのシール突起部は、吐出口に実質的に対向
するように配置され、かつ回動運動の支軸となるプレー
ト支持部材の両側にそれぞれ配置されてなるように構成
される。
【0013】本発明の好ましい態様として、前記ストロ
ーク装置は、ソレノイドを有し構成される。
【0014】本発明の好ましい態様として、前記ソレノ
イドと切り換え弁プレートの間には連結部材としてのジ
ョイントアダプタが介在され、ジョイントアダプタと切
り換え弁プレートとがリンク接続されるように構成され
る。
【0015】本発明の好ましい態様として、前記吐出口
には、前記シール突起部とのシールを確実にするための
ゴムシール部が形成される。
【0016】本発明の好ましい態様として、吐出口封止
切り換えのための制御装置がさらに組み込まれてなるよ
うに構成される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について詳細に説明する。図1は、本発明の電磁式ダイ
ヤフラムポンプの必要箇所を断面で示した半片正面図、
図2は、本発明の電磁式ダイヤフラムポンプの主として
ポンプ本体の必要箇所を断面で示した半片平面図であ
る。図3は、本発明の要部であるタンク容器の概略斜視
図である。
【0018】本発明の電磁式ダイヤフラムポンプは、ダ
イヤフラムの変形を利用し、ダイヤフラムで仕切られる
ケース内の容積変化と弁の作用により圧縮気体を連続的
に吐出させるポンプ本体2と、該ポンプ本体2より連続
的に吐出される圧縮気体を通過させるとともにバッファ
的機能を果たすタンク容器200とを主要構成部材とし
て備えている。本発明の要部は、タンク容器200の構
成に係るものではあるが、この説明をする前に本質的な
ポンプ機能を果たすポンプ本体2の好適な一例を最初に
簡単に説明しておく。
【0019】(ポンプ本体2の構成説明)図1に示され
るようにタンク容器200の上面には、板状の底部基台
プレート7が、密封状態となるように被着固定される。
この板状の底部基台プレート7の略中央付近の上に、電
磁石ケース10が設置されている。電磁石ケース10
は、一般に、底部基台プレート7の上に直接載置される
のではなく、実質的にクッション作用が働くように、例
えば、防振ゴム9を介して設置されている。
【0020】電磁石ケース10は、本実施の形態の場
合、開口部を有する有底容器状の電磁石ケース本体11
と、通常、この開口部を覆うための板状の電磁石ケース
蓋体(図示していない)を有し構成される。
【0021】電磁石ケース10の中には、図2に示され
るように対向するように配置された一対の電磁石21,
25と、この一対の電磁石21,25の対向面の間に介
在され、電磁石の極性変化に伴い、電磁石の対向方向に
対して直角方向に往復運動する振動子30が挿着され
る。さらに、振動子30は、その両端部に連結用シャフ
ト31が固定配置されており、これにより振動子30の
両端部に対向する一対のダイヤフラム40が配置され
る。
【0022】ダイヤフラム40の中央部には、ダイヤフ
ラム電磁石側センタープレート70と、ダイヤフラム弁
ケース側センタープレート80とが挟持された状態で固
定されており、これらの結合プレート70,80に実質
的に振動子30(連結用シャフト3)が固定される。
【0023】ダイヤフラム40の外周面は電磁石ケース
10の側面に固定され、このダイヤフラム40を押しつ
けるように弁ケース本体50および弁ケース蓋体60
が、電磁石ケース10の両側に固着される。
【0024】弁ケース蓋体60は、外部に突出したホー
ス連結部61を備え、この連結部61にL型ゴムホース
90の上部口91が挿着され、L型ゴムホース90の下
部口95は、底部基台プレート7の孔部7aに挿着され
る。
【0025】このようにして底部基台プレート7の上
に、配置された電磁石ケース10およびそれに固着され
る上記の主要部材は、通常、外包ケース(図示していな
い)によってすっぽりと覆われ、外包ケースの底部は、
通常、下部のタンク容器200の周縁あるいは底部基台
プレート7の周縁と当接しつつ密封状態に固着される。
【0026】図1および図2に基づき、本発明の電磁式
ダイヤフラムポンプの基本的構造をさらに詳細に説明す
る。
【0027】図1および図2に示されるように、対向し
て配置される一対の電磁石21,25は、それぞれ、E
型の電磁石コア22,26と、電磁石コイル23,27
が巻かれた電磁石ボビン24,28とを備えている。電
磁石ボビン24,28はそれぞれ、両端にフランジ部2
4aおよび28aを有する筒状形態をなし、これらの電
磁石ボビン24,28は、それぞれ、E型の電磁石コア
22,26の中央コア22a,26aに挿入された形態
で組み立てられる。電磁石21,25の電磁石コイル2
3,27には交流電源が接続され、交流電源の周波数と
同一回数の磁極の変化(極性変化)が生じるようになっ
ている。
【0028】このような一対の電磁石21,25の対向
面の間隙には、電磁石21,25の極性変化に伴い往復
運動する振動子30が電磁石と接触しないように装着さ
れている。振動子30は、本実施の形態の場合、プレー
ト本体部35と、その両端に形成される連結用シャフト
31を有し、プレート本体部35には、四角状の4つの
極性の異なる永久磁石、すなわち永久磁石37,37
(例えばS極)、および中心線を基準に永久磁石37,
37と鏡像関係に位置する図示していない永久磁石(例
えばN極)が埋設されている
【0029】振動子30の両端部には、一対の中央穴あ
き円盤状の弾性体(例えばゴム)ダイヤフラム40が対
向するように配置されており、一対のダイヤフラム40
の外周フランジ部41は、電磁石ケース10と、弁ケー
ス本体50により挟持固定されている。ダイヤフラム4
0の内周部45は、ダイヤフラム電磁石側センタープレ
ート70と、ダイヤフラム弁ケース側センタープレート
80とによって挟持された状態で固定されており、これ
らの結合プレート70,80に振動子30が固定されて
いる(連結用シャフト31の先端部で螺子止めされてい
る)。
【0030】図2に示されるように、電磁石ケース10
に固着される弁ケース本体50および弁ケース蓋体60
により、吸気室150が形成され、この吸気室150
は、連通孔59で電磁石ケース10内部に連通してい
る。吸気室150を区画する弁ケース本体50の吸気側
外側壁51には、吸入弁120が内側から装着されてい
る。この吸入弁120の弁作用により、外側壁51に形
成された弁通気孔121を通して、空気がダイヤフラム
室160に吸入される。ダイヤフラム室160は、ダイ
ヤフラム40と、弁ケース本体50の吸気側外側壁51
と吐出側外側壁55とによって区画されており、吐出側
外側壁55には吐出弁130が外側から装着されてい
る。この吐出弁130の弁作用により、吐出側外側壁5
5に形成された弁通気孔131を通して、ダイヤフラム
室160の空気は、吐出室170に吐出されるようにな
っている。吐出室170に吐出された空気は、L型ゴム
ホース90内を通過して、下部に位置するタンク容器2
00内に入り、タンク容器200に形成された吐出口
(後述する)を通して吐出される。
【0031】なお、吸入弁120および吐出弁130の
弁作用は、以下の動作に基づき行われる。すなわち、交
流電源に接続された電磁石21,25の極性変化に伴い
振動子30は、交流電源と同じ周波数で図面の矢印
(イ)および矢印(ロ)方向に往復運動する。この振動
子30の動きに同期して振動子30の両端部に配置され
たダイヤフラム40は、そのダイヤフラム40の中央部
を中心にして振動子30のストロークと同じ変位量で変
形する。これにより、ダイヤフラム室160の容量の変
化が生じ、図2の右方向側のダイヤフラム室160に注
目すると、ダイヤフラム40が矢印(イ)方向に変形し
た場合、ダイヤフラム室160は膨張して負圧になり、
吸入弁120は開いて、空気がダイヤフラム室160内
に吸入される。この逆に、ダイヤフラム40が矢印
(ロ)方向に変形した場合、ダイヤフラム室160は圧
縮され正圧になり、吐出弁130は開いて、空気がダイ
ヤフラム室160内から吐出室170に吐出される。こ
れらの動作が交互に連続的に行われ、圧縮空気が連続的
に吐出される。なお、このような弁機構を含む基本的な
動作原理そのものは、すでに公知の技術となっている。
また、上述してきたポンプ本体2の構成は好適な一例を
例示したものであり、上記構成に限定されるものではな
い。
【0032】(タンク容器200の構成説明)図3に
は、本発明の要部であるタンク容器200の概略斜視図
が示されている。タンク容器200は、前述したように
タンク容器200の上部に位置するポンプ本体2から連
続的に送り出される圧縮気体を通過させるとともに一時
的に吐出すべき圧縮空気を滞留させて流体の流れを安定
化させるバッファ的機能を果たし、最終的にタンク容器
200から外部に圧縮空気が吐出されるようになってい
る。
【0033】図3に示されるようにタンク容器200
は、外部に通じる2つの吐出口211,215を有して
いる。3つ以上の吐出口を備える場合にも本発明の適用
は可能であるが、ここでは発明の理解が容易となり、か
つ実施の可能性の高い2つの吐出口の場合を例にとって
説明している。タンク容器200内には、吐出口封止切
り換え機構部300がタンク内に設置されており、これ
により、2つの吐出口211,215を交互に直接塞ぐ
ことができるようになっている。
【0034】吐出口封止切り換え機構部300は、吐出
口211,215をそれぞれ交互に直接塞ぐことができ
るシール突起部311,315を備える切り換え弁プレ
ート310と、この切り換え弁プレート310の回動運
動の支軸となるプレート支持部材320と、プレート支
持部材320を支軸として回動運動させるためにプレー
ト支持部材310の片端に実質的に連接されるストロー
ク装置350を有し構成されている。
【0035】切り換え弁プレート310の所定位置に突
出して形成されるシール突起部311,315は、吐出
口211,215に実質的に略対向するように配置さ
れ、かつ回動運動の支軸となるプレート支持部材320
を境にしてその両側にそれぞれ配置されている。そし
て、プレート支持部材320を支軸として切り換え弁プ
レート310を交互に逆方向に回動運動させる(揺動運
動させる)ことにより、シール突起部311と吐出口2
11との嵌合による吐出口211の封止、あるいはシー
ル突起部315と吐出口215との嵌合による吐出口2
15の封止が行われるようになっている。
【0036】ストローク装置350は、ソレノイド35
1を有し構成される。本発明の実施形態では、ソレノイ
ド351と切り換え弁プレート310の間には連結部材
としてのジョイントアダプタ330が介在され、ジョイ
ントアダプタ330のU字部材330aと切り換え弁プ
レート310の連結凸部310aとがリンク接続される
ように構成されている。なお、ソレノイド351に関し
ては、それ単独で矢印(イ)方向および(ロ)方向の両
方に可動できる機構のものを用いても良いし、また、ソ
レノイド単独では(イ)方向のみの可動ができ、(ロ)
方向への可動はソレノイド351の後部にリターンばね
を設け、このリターンばねで(ロ)方向への移動を可能
にするようにしてもよい。低コスト化のためには後者が
好ましい。前記吐出口211,215の実質的なシール
部分には、前記シール突起部311,315とのシール
を確実にするためのゴムシール部211a,215aを
形成しておくことが好ましい。
【0037】なお、図面では図示していないが、吐出口
封止切り換えのための制御装置を本発明の電磁式ダイヤ
フラムポンプに組み込んで一体化しておくことが好まし
い。装置のコンパクト化を図るためである。
【0038】上述してきたタンク容器200の吐出口封
止切り換え機構の動作を簡単に説明しておく。図3の状
態は、2つの吐出口のうち、一方の吐出口211が開放
されている状態にあり、他方の吐出口215は、シール
突起部315により封止されている状態にある。ストロ
ーク装置350は(ロ)方向に移動(後退)した状態に
ある。ここで吐出口を変える場合、ストローク装置35
0は(イ)方向に前進し、これにより、切り換え弁プレ
ート310はプレート支持部材320を支軸として回動
運動し、シール突起部311を備えるプレート側は前進
して吐出口211と嵌合して吐出口211が封止され
る。この一方で、シール突起部315を備えるプレート
側は後退して吐出口215との嵌合が外れ、吐出口21
5が開放の状態になり、流路が変わる。
【0039】
【発明の効果】上述してきたように、本発明の電磁式ダ
イヤフラムポンプは、ダイヤフラムの変形を利用し、ダ
イヤフラムで仕切られるケース内の容積変化と、弁の作
用により圧縮気体を連続的に吐出させるポンプ本体と、
該ポンプ本体より連続的に吐出される圧縮気体を通過さ
せるとともにバッファ的機能を果たすタンク容器を備
え、前記タンク容器は少なくとも2つの吐出口を有して
おり、当該少なくとも2つの吐出口を交互に直接塞ぐこ
とのできる吐出口封止切り換え機構部が設けられている
ように構成されるので、使用する吐出口の切り換えに際
して、逆流が生じるおそれがない。しかも空気室の設定
の制約が少なく構造のシンプル化を図ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁式ダイヤフラムポンプの必要箇所
を断面で示した半片正面図である。
【図2】本発明の電磁式ダイヤフラムポンプの主として
ポンプ本体の必要箇所を、断面で示した半片平面図であ
る。
【図3】本発明の要部であるタンク容器の概略斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…電磁式ダイヤフラムポンプ 2…ポンプ本体 200…下部タンク容器 211、215…吐出口 310…切り換え弁プレート 311、315…シール突起部 320…プレート支持部材 350…ストローク装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // A01K 63/04 F04B 21/02 G 45/04 103A (72)発明者 堀川 正樹 福島県原町市上北高平字植松268 藤倉ゴ ム工業株式会社原町工場内 Fターム(参考) 2B104 EB19 ED36 3H071 AA01 BB01 CC47 DD13 DD35 DD42 DD51 DD75 DD84 3H077 AA02 CC02 CC17 DD05 EE40 FF01 FF06 FF12 FF21 FF32 FF54

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイヤフラムの変形を利用し、ダイヤフ
    ラムで仕切られるケース内の容積変化と、弁の作用によ
    り圧縮気体を連続的に吐出させるポンプ本体と、 該ポンプ本体より連続的に吐出される圧縮気体を通過さ
    せるとともにバッファ的機能を果たすタンク容器を備
    え、 前記タンク容器は少なくとも2つの吐出口を有してお
    り、当該少なくとも2つの吐出口を交互に直接塞ぐこと
    のできる吐出口封止切り換え機構部が設けられているこ
    とを特徴とする電磁式ダイヤフラムポンプ。
  2. 【請求項2】 前記吐出口封止切り換え機構部は、吐出
    口を直接塞ぐことができるシール突起部を吐出口の数に
    あわせて備える切り換え弁プレートと、切り換え弁プレ
    ートの回動運動の支軸となるプレート支持部材と、プレ
    ート支持部材を支軸として回動運動させるためにプレー
    ト支持部材に連接されるストローク装置とを有し構成さ
    れる請求項1に記載の電磁式ダイヤフラムポンプ。
  3. 【請求項3】 前記切り換え弁プレートのシール突起部
    は、吐出口に実質的に対向するように配置され、かつ回
    動運動の支軸となるプレート支持部材の両側にそれぞれ
    配置されてなる請求項2に記載の電磁式ダイヤフラムポ
    ンプ。
  4. 【請求項4】 前記ストローク装置は、ソレノイドを有
    し構成される請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の電磁式ダイヤフラムポンプ。
  5. 【請求項5】 前記ソレノイドと切り換え弁プレートの
    間には連結部材としてのジョイントアダプタが介在さ
    れ、ジョイントアダプタと切り換え弁プレートとがリン
    ク接続される請求項4に記載の電磁式ダイヤフラムポン
    プ。
  6. 【請求項6】 前記吐出口には、前記シール突起部との
    シールを確実にするためのゴムシール部が形成される請
    求項1ないし請求項5のいずれかに記載の電磁式ダイヤ
    フラムポンプ。
  7. 【請求項7】 吐出口封止切り換えのための制御装置が
    さらに組み込まれてなる請求項1ないし請求項6のいず
    れかに記載の電磁式ダイヤフラムポンプ。
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WO2012141125A1 (ja) 2011-04-15 2012-10-18 株式会社テクノ高槻 電磁振動型ダイヤフラムポンプ
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JP2017223672A (ja) * 2016-06-13 2017-12-21 有限会社カワムラ ポンプ装置におけるガスロック検出装置
KR102624668B1 (ko) * 2023-03-29 2024-01-12 주식회사 그린터보 안전 스위치 부착 및 용접형 다이어프램 펌프

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