JP2003035063A - 既設ドア枠利用の簡易改装ドア - Google Patents

既設ドア枠利用の簡易改装ドア

Info

Publication number
JP2003035063A
JP2003035063A JP2001225815A JP2001225815A JP2003035063A JP 2003035063 A JP2003035063 A JP 2003035063A JP 2001225815 A JP2001225815 A JP 2001225815A JP 2001225815 A JP2001225815 A JP 2001225815A JP 2003035063 A JP2003035063 A JP 2003035063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
new
frame
existing
door frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001225815A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3634776B2 (ja
Inventor
Yoshitaka Ito
義高 伊藤
Sada Takei
貞 武井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYODO KIZAI KK
IS KK
Original Assignee
KYODO KIZAI KK
IS KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYODO KIZAI KK, IS KK filed Critical KYODO KIZAI KK
Priority to JP2001225815A priority Critical patent/JP3634776B2/ja
Publication of JP2003035063A publication Critical patent/JP2003035063A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3634776B2 publication Critical patent/JP3634776B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hinges (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設ドア枠を用いて新設ドアを設置すること
によってドア改装を簡易に行なうようにする。 【解決手段】 既設ドア枠10の既設ドア及び既設ヒン
ジを撤去して,既設ドア枠10の吊元側の上下コーナー
部にL字状の枠固定部21を突き当て状にネジ50固定
するとともに新設ドア30に平板状のドア固定部25を
上下位置調整可能にネジ50固定することによって新設
ドア30を新設ヒンジ20によって吊り支持し,新設ド
ア30の内側外周に設置した気密材31を既設ドア枠1
0のドア受用段部14に対接するようにして簡易改装ド
アAを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,公共住宅,マンシ
ョン等玄関のドア改装に関し,特にドア改装を簡易にな
し得るように既設ドア枠を利用して設置した既設ドア枠
利用の簡易改装ドアに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】この種
玄関のドア改装として,例えば鋼製の既設ドア枠を取付
ベースとしこれを被覆するように新設ドア枠を金具によ
って設置するとともに該新設ドア枠に新設ドアを設置す
ることによってドア枠とドアの双方を取替えるようにし
た,いわゆるカバー工法による改装ドアが知られてい
る。
【0003】しかし乍ら,この場合既設ドア枠の全体に
新設ドア枠を設置するために,工事が煩雑化し,時間が
掛る傾向が強く,設置した新設ドア枠によって得られる
開口,特に幅寸法が狭くなるとともにこれに応じて新設
ドアの寸法も縮小し,居住者に圧迫感を感じさせたり,
家具等の搬出入に支障を来すといった問題点を残してい
る。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で,その解決課題とするところは,既設ドア枠を可及的
に活用して,ドアの改装を可及的に効率的且つ確実にな
し得て,ドアの改装による開口の狭まりを可及的に小さ
くして改装後の開口,特に幅寸法を可及的に広く確保で
きるようにするとともに気密性能等の玄関ドアとしての
性能を高度に確保できるようにした既設ドア枠利用の簡
易改装ドアを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題に沿って本発明
は,既設ドア枠には一般に腐食や損傷のないことも多い
ことから,可及的にこれを利用し,既設ドア枠から既設
ドアとこれを吊り支持している既設ヒンジを撤去し,該
既設ドア枠に新設ヒンジを介して新設ドアを吊り支持す
ることによって,既設ドア枠の開口をそのまま維持して
簡易なドア改装をなし得るようにするとともに,新設ヒ
ンジの設置を,一般に上方及び下方の既設ヒンジ設置箇
所と変位した既設ドア枠の上下コーナー部にその交差す
る室外側枠部の端部2面に亘るようにL字状に対接して
ネジ固定することによって行うようにして,既設ドア枠
のネジ固定位置を避け,ネジの効きを確保できる既設ド
ア枠における新規部分に対して確実に行うようにすると
ともに新設ドアの荷重を充分に安定して支持するヒンジ
の吊り強度を確保できるようにし,また既設ドア枠への
新設ドアの設置を,上記新設ヒンジのドア固定部を新設
ドアに内蔵設置した上下動調整自在の調整裏板に締着す
ることによって,新設ドアに新設ヒンジのドア固定部を
仮止めし,該ドア固定部を上記上下コーナー部のL字状
枠固定部に軸支し,新設ドアを既設ドア枠に仮に吊り設
置した状態で,ドア固定部を上下動調整して,新設ドア
の既設ドア枠開口に対する良好な納まりを確保できるよ
うにし,更に既設ドア枠は,一般に玄関用片面フラッシ
ュ開き戸,公共住宅用プレスドア(KJドア)等が多
く,ドア閉成時の騒音を防止するようにプッシュボタン
式の防音戸当りゴムが所定間隔に設置されるに止まって
おり,既設ドアとの間でも気密性を確保し得ないものと
されることから,上記新設ドアの代替設置に際して,新
設ドアに気密材を設置してこれを既設ドア枠のドア受用
段部に対接することによって,例えば断熱ドア,防音ド
ア等の新設ドアを用いても,既設ドア枠と新設ドアの充
分な気密性を確保できるようにしたものであって,即ち
請求項1に記載の発明を,既設ドアと該既設ドア用の既
設ヒンジを撤去することによって残存した既設ドア枠に
その見込方向中間のドア受用段部より室外側に位置する
室外側枠部に上下の新設ヒンジを介して新設ドアを吊り
支持した改装ドアであって,上記上下の新設ヒンジをL
字状の枠固定部と平板状のドア固定部とを回動自在に軸
支したコーナー対接用とすることによって上記L字状の
枠固定部を既設ドア枠の吊元側上下コーナー部にその交
差する室外側枠部の端部2面に亘るように対接してネジ
固定する一方,上記ドア固定部を新設ドアの吊元側端部
に上下動調整自在に内蔵設置した調整裏板に締着するこ
とによって該ドア固定部を新設ドアに対して上下位置調
整自在にネジ固定し且つ上記新設ドアの室内面外周に上
記既設ドア枠のドア受用段部に対接することによって該
既設ドア枠との間で気密性を確保する気密材を設置して
なることを特徴とする既設ドア枠利用の簡易改装ドアと
したものである。
【0006】請求項2に記載の発明は,上記に加えて,
既設ドア枠に歪みが存在することによって新設ヒンジの
上記L字状の対接を確実になし得ないときに,その歪み
を吸収して新設ヒンジの確実な設置をなし得るものとす
るように,これを,上記既設ドア枠の室外側枠部に対す
る新設ヒンジにおける枠固定部のネジ固定を,交差する
室外側枠部の一方又は双方との間に該室外側枠部の歪み
吸収用調整部材を介設して行なってなることを特徴とす
る請求項1に記載の既設ドア枠利用の簡易改装ドアとし
たものである。
【0007】請求項3に記載の発明は,同じく上記に加
えて,簡易な構造によって改装ドアに手挟み防止機能を
備えたものとすることによって安全性を確保した高機能
の改装ドアとするように,これを,上記新設ドアを,そ
の少なくとも吊元側及び/又は戸当側の側端部にその長
手方向部分的又は全体的な手挟み防止用室内側の段差空
隙を備えて形成し,該段差空隙を埋めるようにこれに上
記ドア受用段部に対接する気密材を設置してなることを
特徴とする請求項1又は2に記載の既設ドア枠利用の簡
易改装ドアとしたものである。
【0008】請求項4に記載の発明は,同じく上記に加
えて,上記調整裏板を上下に一体のものとして上下動調
整を簡易になし得るものとするとともに上記手挟み防止
機能を備えた改装ドアとするように,これを,上記新設
ドアの吊元側端部に上下動調整自在に内蔵設置した調整
裏板を,新設ドアの長手方向中間を室内側において凹嵌
することによって長手方向部分的に幅狭部を配置した上
下に一体の調整裏板とする一方,上記新設ドアを,その
少なくとも吊元側及び/又は戸当側の側端部に上記調整
裏板の幅狭部の長さに応じた長手方向部分的な手挟み防
止用室内側の段差空隙を備えて形成し,該段差空隙を埋
めるようにこれに上記ドア受用段部に対接する気密材を
設置してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の
既設ドア枠利用の簡易改装ドアとしたものである。
【0009】請求項5に記載の発明は,同じく上記に加
えて,上記調整裏板を上下に一体のものとするとともに
既設ドア枠に新設ドアを仮に吊り設置した状態で調整作
業の空間を確保できる新設ドアの上面の上下動調整を行
うことによって新設ドアの設置を可及的簡易になし得る
ものとするように,これを,上記新設ドアの吊元側端部
に内蔵設置した調整裏板を,上下に一体にして少なくと
も上端に折曲片を備えた一体の調整裏板とするとともに
上記新設ドアの吊元側端部上面に上向きに設置した調整
ネジの回転によって該上端の折曲片を上下動することに
よって新設ドアに対して上下動調整自在としてなること
を特徴とする請求項1,2,3又は4に記載の既設ドア
枠利用の簡易改装ドアとしたものである。
【0010】請求項6に記載の発明は,同じく上記に加
えて,上記調整裏板を新設ドアの内側で確実に上下方向
に移動して,スムーズな調整をなし得るものとするよう
に,これを,上記新設ドアに内蔵設置した調整裏板を上
下方向に案内する前後揺動防止用の上下動ガイドを追加
的に備えてなることを特徴とする請求項1,2,3,4
又は5に記載の既設ドア枠利用の簡易改装ドアとしたも
のである。
【0011】本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨とし
て上記課題解決の手段としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図面の例に従って本発明を更に具
体的に説明すれば,図1乃至図7においてAは簡易改装
ドアであり,該簡易改装ドアAは,既設ドアと該既設ド
ア用の既設ヒンジを撤去することによって残存した既設
ドア枠10にその見込方向中間のドア受用段部14より
室外側に位置する室外側枠部16に上下の新設ヒンジ2
0を介して新設ドア30を吊り支持したものとしてあ
り,上記上下の新設ヒンジ20をL字状の枠固定部21
と平板状のドア固定部25とを回動自在に軸支したコー
ナー対接用とすることによって上記L字状の枠固定部2
1を既設ドア枠10の吊元側上下コーナー部にその交差
する室外側枠部16の端部2面に亘るように対接してネ
ジ50固定する一方,上記ドア固定部25を新設ドア3
0の吊元側端部に上下動調整自在に内蔵設置した調整裏
板37に締着することによって該ドア固定部25を新設
ドア30に対して上下位置調整自在にネジ50固定し且
つ上記新設ドア30の室内面外周に上記既設ドア枠10
のドア受用段部14に対接することによって該既設ドア
枠10との間で気密性を確保する気密材31を設置した
ものとしてある。
【0013】本例にあって新設ドア30を設置する既設
ドア枠10は,例えば,その既設上枠11,既設縦枠1
2及び既設下枠13の見込寸法を約6.5cm程度,既
設ドアの厚さ(框厚さ)を約3.5cm程度にして,既
設ドア枠10の見込方向中間にドア受用段部14を,そ
の室内外に室内側枠部15及び室外側枠部16を,室外
側を拡開するように段差をなして配置し見込方向に一体
の鋼製のものとした,一般にKJドアと称されていた公
共住宅用プレスドアにおけるものとしてある。
【0014】該既設ドア枠10は,その厚肉鋼製の単板
をプレス成形することによって構成することによって断
熱性,防音性を備えない図示省略の既設ドア及びこれを
吊り支持していた既設縦枠12の上下端部近傍の既設ヒ
ンジを撤去するとともに,上記既設ヒンジ位置と変位し
て,新設ヒンジ20を,既設ドア枠10の室内側枠部1
6の上下コーナー部にL字状に対接固定し,該新設ヒン
ジ20によって,上記既設ドアに代替して,例えば断熱
性,防音性に優れた高機能の新設ドア30を設置するこ
とによって高機能の簡易改装ドアAとしてある。
【0015】コーナー対接用の新設ヒンジ20は,L字
状の枠固定部21と平板状のドア固定部25とを備え,
枠固定部21にドア固定部25を回動自在に軸支した鋼
製のヒンジとしてあり,枠固定部21は既設ドア枠20
における吊元側の上下コーナー部に合せて直角又はこれ
に近い角度をなすようにヒンジ羽根をなす縦片22と横
片23とを交差して折曲乃至溶接したものとしたL字状
一体のものとしてあり,該枠固定部21はこれら縦片2
2と横片23にそれぞれ上記ネジ50固定用複数の透孔
27を,例えば縦片22において多数の6ヶ所,横片2
3において同じく多数の4ヶ所設置してあり,またドア
固定部25は同じくヒンジ羽根をなす垂直の平板状のも
のとし,同じくネジ50固定用複数の透孔27を,本例
にあって多数の5ヶ所設置してあり,このとき本例にあ
って上記枠固定部21にはその一側端部に上向き太径の
支軸24を,ドア固定部25には下向き開口の軸受26
をそれぞれ垂直に備え,該支軸24に軸受26を被嵌状
に嵌合することによってドア固定部25を枠固定部21
に回動自在に軸支するようにしてあり,このとき本例の
新設ヒンジ20は,いずれも上向きの支軸24を備える
ようにすることによって,上方コーナー用と下方コーナ
ー用にそれぞれ専用の2種類のものとしてある。
【0016】該新設ヒンジ20は,上記L字状の枠固定
部21を既設ドア枠10の吊元側上下コーナー部に突き
当てるようして,その交差する室外側枠部16,即ち縦
枠12と上枠11及び縦枠12と下枠13の端部2面に
亘るように突き当て対接して,各複数の透孔27からネ
ジ50を,例えばバーリング加工した既設ドア枠10の
タップ孔に螺入するようにしてネジ50固定するように
してあり,これによって該枠固定部21は,既設ドア枠
10の上下コーナー部にL字状に対接した状態で強固に
対接固定される。
【0017】このとき既設ドア枠10に,例えば歪みが
存在する場合のように,新設ヒンジ20の枠固定部21
の上下コーナー部に対するL字状の対接を確実になし得
ないときには,該ネジ50固定を,上記交差する室外側
枠部16の一方又は双方との間に該室外側枠部16の歪
み吸収用調整部材を介設して行なうようすることがで
き,例えば該調整部材として薄肉の平板状ライナー,薄
肉の楔状ライナー等を用いて,これを室外側枠部16と
枠固定部21の縦片22及び/又は横片23との間に介
設することによって,その歪みを吸収するようにすれば
よい。
【0018】一方新設ヒンジ20の上記ドア固定部25
は,これを新設ドア30に内蔵の調整裏板37に締着す
ることによって新設ドア30吊元側端部に,上記枠固定
部21位置に合せるように固定し,枠固定部21の支軸
24に軸受26を被嵌することによって該新設ドア30
の既設ドア枠10への設置を行なってあり,このとき上
記調整裏板37を新設ドア30に上下動自在とすること
によって,該ドア固定部25は,締着用のネジ50が新
設ドア30の図示省略の端面開口を貫通することによっ
て,該新設ドア30に対して上下位置調整自在としてあ
り,これによって既設ドア枠10に新設ドア30を仮に
吊り設置し,ドア固定部25の上下位置調整を行なうこ
とによって,既設ドア枠10の開口,即ち室外側枠部1
6に新設ドア30が良好に納まり,その上記気密材31
が既設ドア枠10のドア受用段部14に対接するように
するものとしてある。
【0019】本例の調整裏板37は,上下に一体にして
少なくとも上端に折曲片38を備えた一体のものとする
とともに上記新設ドア30の吊元側端部上面に上向きに
設置した調整ネジ39の回転によって該上端の折曲片3
8を上下動することによって新設ドア30に対して上下
動調整自在としたものとしてあり,このとき上記新設ド
ア30は,これに内蔵設置した調整裏板37を上下方向
に案内する前後揺動防止用の上下動ガイドを備えたもの
としてある。
【0020】本例にあって調整裏板37は,これを,新
設ドア30の厚さより細幅としその上下端にそれぞれド
ア内側に向けた折曲片38を備えた鋼製長尺の一体のも
のとし,上端の折曲片38に螺孔を,下端の折曲片38
に透孔をそれぞれ配置したものとしてあり,上記上端の
折曲片38の螺孔には,新設ドア30の内骨34又は必
要に応じて設置した厚肉プレート36に回転自在に螺装
した調整ネジ39を螺装し,下端の折曲片38の透孔に
は,同様に上記内骨34又は同じく必要に応じて設置し
た厚肉プレート36に起立固定したガイドピン40を挿
通してあり,これにより上記調整ネジ39を新設ドア3
0の上面において回転操作することによって,下端の折
曲片38に挿通したガイドピン40が上下動を案内し
て,上端の折曲片38を上下動し,該上端の折曲片38
を介して上記調整裏板37を上下動し,これと締着固定
した新設ヒンジ20のドア固定部25の上下位置調整を
なし得るようにしてある。
【0021】本例において用いた調整裏板37の上記上
下動ガイドは,これを該調整裏板37の上下中間位置に
螺装したガイドネジ41と,該ガイドネジ41を新設ド
ア30の吊元側端面と内骨34に設置し,調整裏板37
の上下動を許容する長さを有するガイド孔42とによる
中間ガイドによるものとしてあり,また調整裏板37の
上下動スペースをドア面内側で画するように内骨34に
新設ドア30の吊元側端部内側を前後に横断するように
設置したガイド板43によるものとしてあり,ガイドネ
ジ41を緩めて上記調整ネジ39の回転操作を行なうこ
とによってガイド孔42とガイド板43が調整裏板37
を上下方向に垂直に案内し,その前後の揺動を防止して
安定したスムーズな上下調整をなし得るようにしてあ
る。
【0022】新設ドア30はその室内面外周に気密材3
1を設置して既設ドア枠10の室外側枠部16との間で
気密性を確保するようにしてあり,本例にあって該気密
材31の設置は,新設ドア30の室内面外周に気密材嵌
着溝46を凹嵌形成し,該気密材嵌着溝46に気密材3
1の基部を嵌着固定することによって,気密材31が新
設ドア30の同一面に同一突出幅を有するように設置す
るものとしてあり,このとき本例の新設ドア30にあっ
ては,その少なくとも吊元側及び/又は戸当側の側端部
にその長手方向部分的又は全体的な手挟み防止用室内側
の段差空隙45を備えて形成し,該段差空隙45を埋め
るようにこれに上記ドア受用段部14に対接する気密材
31を設置したものとしてあり,本例にあって上記段差
空隙45は,これを新設ドア30の外周全体の四周につ
いて行い,これによって吊元側及び戸当側の双方に長手
方向全体的な同一形態となるように手挟み防止機能を備
えたものとするとともに新設ドア30の外周に同一形状
の気密材31を用いてこれを段差空隙45に設置し,該
同一形状の気密材31によって同一突出幅を容易に確保
し得るようにしてある。
【0023】なお気密材31の設置は,段差空隙45の
面内側周縁に気密材嵌着溝46を形成し,該気密材嵌着
溝46に気密材31の基部を嵌着固定することによっ
て,これを行なうようにしてある。
【0024】本例の新設ドア30における上記段差空隙
45の設置は,新設ドア30の表面板を室外側と室内側
とで,前者を幅及び高さを大きく,後者を小さく形成す
るとともに室外側の表面板の外周端部をドア厚さに比し
て突出幅を小さくし,これら表面板を,室外側と室内側
とで同じく大きさを変えることによって,室外側の外周
端部の突出幅を小さくした内外別形成の内骨34に固定
することによって,外側の表面板の外周端部が室内側に
露出し,室内側の表面板の表面位置より凹嵌した状態と
することによって,これを形成したものとしてある。
【0025】図8乃至図10は,新設ドア30の他の例
を示すもので,本例にあって新設ドア30は,これに内
蔵設置した調整裏板37を,新設ドア30の長手方向中
間を室内側において凹嵌することによって長手方向部分
的に幅狭部47を配置した上下に一体のものとする一
方,上記新設ドア30を,その少なくとも吊元側及び/
又は戸当側の側端部に上記調整裏板37の幅狭部47の
長さに応じた長手方向部分的な手挟み防止用室内側の段
差空隙45を備えて形成し,該段差空隙45を埋めるよ
うにこれに上記ドア受用段部14に対接する気密材31
を設置した例であり,本例の新設ドア30にあって,上
記段差空隙45は,これを戸当側一方に単独で設けると
ともに該中間の段差空隙45における段差幅,即ち前後
幅を更に拡大するように,ドアの端部構造において外周
に気密材嵌着溝46を形成するようにするとともに段差
空隙45部分を上記気密材嵌着溝46と同じ深さ位置の
面とこれより更に凹嵌した凹嵌溝47の2段の段差構造
とし,面内側の上記気密材嵌着溝と同じ深さ位置の面と
室内側の表面板端部との間で手挟み防止機能を確保する
ようにし,またこのとき上記2段の段差構造における上
記凹嵌溝47と段差空隙45を同一位置とすることによ
って,例えば基部の長さを1倍及び2倍とした気密材3
1を用いて2倍の長さの基部を有する気密材31を凹嵌
溝47に嵌着固定し,1倍の長さの基部を有する気密材
31を気密材嵌着溝46に嵌着固定することによって,
あるいは2倍の基部の長さを有する気密材31を用いて
これを凹嵌溝47に嵌着固定し,基部を1/2に切断し
て気密材嵌着溝46に嵌着固定することによって,それ
ぞれ気密材31の同一突出幅を容易に確保し得るように
してある。
【0026】このように形成した簡易改装ドアAは,例
えば上記既設ドアと既設ヒンジを撤去した既設ドア枠1
0の吊元側の上下コーナー部に,上記新設ヒンジ20の
枠固定部21をネジ50によってL字状に対接固定する
一方,新設ヒンジ20のドア固定部25を新設ドア30
に仮固定し,枠固定部21にドア固定部25を軸支する
ことによってして,既設ドア枠10に新設ドア30を仮
に吊り設置し,新設ドア30を開いた状態で,天井まで
の空間を利用して戸当側の上面で調整ネジ39の回転操
作を行い,これによる調整裏板37の上下動に伴い,新
設ヒンジ20のドア固定部25を上下動調整するように
すれば,既設ドア枠10及びこれに設置した新設ヒンジ
20に対する新設ドア30の位置を調整し,新設ヒンジ
20の枠固定部21とドア固定部25の確実な嵌合とこ
れによる新設ドア30の既設ドア枠10開口に対する良
好な納まりを確保したドア改装を簡易な作業によって短
時間に行なうことができる。
【0027】そして本例の簡易改装ドアAは,既設ドア
枠10を可及的に活用して,ドアの改装を可及的に効率
的且つ確実になし得て,ドアの改装による開口の狭まり
を可及的に小さくして改装後の開口,特に幅寸法を可及
的に広く確保できるようにするとともに気密性能等の玄
関ドアとしての性能を高度に確保し且つ既設ドア枠10
と新設ドア30との間に手挟み防止機能を備えたものと
することができる。
【0028】図中32は新設ドア30のドアハンドル,
33はドアチェック,35は断熱材を示す。
【0029】図示した例は以上のとおりとしたが,既設
ドア枠,既設ドア,既設ヒンジ,新設ヒンジ,枠固定
部,ドア固定部,新設ドア,調整裏板,気密材,必要に
応じて用いる歪み吸収用調整部材,段差空隙,調整裏板
の上下動ガイド等の各具体的寸法,形状,構造,材質,
これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要
旨に反しない限り様々な形態のものとすることができ
る。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上のとおりに構成したから,
請求項1に記載の発明は,既設ドア枠を可及的に活用し
て,ドアの改装を可及的に効率的且つ確実になし得て,
ドアの改装による開口の狭まりを可及的に小さくして改
装後の開口,特に幅寸法を可及的に広く確保できるよう
にするとともに気密性能等の玄関ドアとしての性能を高
度に確保できるようにした既設ドア枠利用の簡易改装ド
アを提供することができるとともに上記新設ヒンジをL
字状の枠固定部と平板状のドア固定部を軸支したものと
することによって,既設ドア枠のネジ固定位置を避け,
ネジの効きを確保できる既設ドア枠における新規部分に
対して確実に行うようにするとともに新設ドアの荷重を
充分に安定して支持するヒンジの吊り強度を確保できる
ようにし,また上記新設ヒンジのドア固定部を新設ドア
に内蔵設置した上下動調整自在の調整裏板に締着するこ
とによって,既設ドア枠への新設ドアの設置を,新設ド
アにドア固定部を仮止めし,該ドア固定部を上記上下コ
ーナー部のL字状枠固定部に軸支して,新設ドアを既設
ドア枠に仮に吊り設置した状態で,ドア固定部を上下動
調整することによって新設ドアの既設ドア枠開口に対す
る良好な納まりを確保したドア改装を簡易な作業によっ
て短時間に行うことが可能になる。
【0031】請求項2に記載の発明は,上記に加えて,
既設ドア枠に歪みが存在することによって新設ヒンジの
上記L字状の対接を確実になし得ないときに,その歪み
を吸収して新設ヒンジの確実な設置をなし得るものとす
ることができる。
【0032】請求項3に記載の発明は,同じく上記に加
えて,簡易な構造によって改装ドアに手挟み防止機能を
備えたものとすることによって安全性を確保した高機能
の改装ドアとすることができる。
【0033】請求項4に記載の発明は,同じく上記に加
えて,上記調整裏板を上下に一体のものとして上下動調
整を簡易になし得るものとするとともに上記手挟み防止
機能を備えた改装ドアとすることができる。
【0034】請求項5に記載の発明は,同じく上記に加
えて,上記調整裏板を上下に一体のものとするとともに
既設ドア枠に新設ドアを仮に吊り設置した状態で調整作
業の空間を確保できる新設ドアの上面の上下動調整を行
うことによって新設ドアの設置を可及的簡易になし得る
ものとすることができる。
【0035】請求項6に記載の発明は,同じく上記に加
えて,上記調整裏板を新設ドアの内側で確実に上下方向
に移動して,スムーズな調整をなし得るものとすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】簡易改装ドアの斜視図である。
【図2】簡易改装ドアの縦断面図である。
【図3】簡易改装ドアの横断面図である。
【図4】上方コーナー用の新設ヒンジの斜視図である。
【図5】下方コーナー用の新設ヒンジの斜視図である。
【図6】調整裏板設置の状態を示す正面図である。
【図7】調整裏板設置の状態を示す側面図である。
【図8】他の例に係る簡易改装ドアの中間部分横断面図
である。
【図9】図8の簡易改装ドアの下方部分横断面図であ
る。
【図10】図8の簡易改装ドアに用いた調整裏板の斜視
図である。
【符号の説明】
A 簡易改装ドア 10 既設ドア枠 14 ドア受用段部 16 室外側枠部 20 新設ヒンジ 21 枠固定部 24 支軸 25 ドア固定部 26 軸受 30 新設ドア 31 気密材 37 調整裏板 38 折曲片 39 調整ネジ 44 幅狭部 45 段差空隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武井 貞 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目5番16号 株式会社アイ・エス内 Fターム(参考) 2E030 AB02 AB03 BB03 CA01 CB01 CC01 CC03 GA01 GB01 GC01 2E036 AA02 BA01 CA01 DA02 EB02 EC05 GA02 GA03 HB14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設ドアと該既設ドア用の既設ヒンジを
    撤去することによって残存した既設ドア枠にその見込方
    向中間のドア受用段部より室外側に位置する室外側枠部
    に上下の新設ヒンジを介して新設ドアを吊り支持した改
    装ドアであって,上記上下の新設ヒンジをL字状の枠固
    定部と平板状のドア固定部とを回動自在に軸支したコー
    ナー対接用とすることによって上記L字状の枠固定部を
    既設ドア枠の吊元側上下コーナー部にその交差する室外
    側枠部の端部2面に亘るように対接してネジ固定する一
    方,上記ドア固定部を新設ドアの吊元側端部に上下動調
    整自在に内蔵設置した調整裏板に締着することによって
    該ドア固定部を新設ドアに対して上下位置調整自在にネ
    ジ固定し且つ上記新設ドアの室内面外周に上記既設ドア
    枠のドア受用段部に対接することによって該既設ドア枠
    との間で気密性を確保する気密材を設置してなることを
    特徴とする既設ドア枠利用の簡易改装ドア。
  2. 【請求項2】 上記既設ドア枠の室外側枠部に対する新
    設ヒンジにおける枠固定部のネジ固定を,交差する室外
    側枠部の一方又は双方との間に該室外側枠部の歪み吸収
    用調整部材を介設して行なってなることを特徴とする請
    求項1に記載の既設ドア枠利用の簡易改装ドア。
  3. 【請求項3】 上記新設ドアを,その少なくとも吊元側
    及び/又は戸当側の側端部にその長手方向部分的又は全
    体的な手挟み防止用室内側の段差空隙を備えて形成し,
    該段差空隙を埋めるようにこれに上記ドア受用段部に対
    接する気密材を設置してなることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の既設ドア枠利用の簡易改装ドア。
  4. 【請求項4】 上記新設ドアの吊元側端部に上下動調整
    自在に内蔵設置した調整裏板を,新設ドアの長手方向中
    間を室内側において凹嵌することによって長手方向部分
    的に幅狭部を配置した上下に一体の調整裏板とする一
    方,上記新設ドアを,その少なくとも吊元側及び/又は
    戸当側の側端部に上記調整裏板の幅狭部の長さに応じた
    長手方向部分的な手挟み防止用室内側の段差空隙を備え
    て形成し,該段差空隙を埋めるようにこれに上記ドア受
    用段部に対接する気密材を設置してなることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の既設ドア枠利用の簡易改装ド
    ア。
  5. 【請求項5】 上記新設ドアの吊元側端部に内蔵設置し
    た調整裏板を,上下に一体にして少なくとも上端に折曲
    片を備えた一体の調整裏板とするとともに上記新設ドア
    の吊元側端部上面に上向きに設置した調整ネジの回転に
    よって該上端の折曲片を上下動することによって新設ド
    アに対して上下動調整自在としてなることを特徴とする
    請求項1,2,3又は4に記載の既設ドア枠利用の簡易
    改装ドア。
  6. 【請求項6】 上記新設ドアに内蔵設置した調整裏板を
    上下方向に案内する前後揺動防止用の上下動ガイドを追
    加的に備えてなることを特徴とする請求項1,2,3,
    4又は5に記載の既設ドア枠利用の簡易改装ドア。
JP2001225815A 2001-07-26 2001-07-26 既設ドア枠利用の簡易改装ドア Expired - Fee Related JP3634776B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001225815A JP3634776B2 (ja) 2001-07-26 2001-07-26 既設ドア枠利用の簡易改装ドア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001225815A JP3634776B2 (ja) 2001-07-26 2001-07-26 既設ドア枠利用の簡易改装ドア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003035063A true JP2003035063A (ja) 2003-02-07
JP3634776B2 JP3634776B2 (ja) 2005-03-30

Family

ID=19058743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001225815A Expired - Fee Related JP3634776B2 (ja) 2001-07-26 2001-07-26 既設ドア枠利用の簡易改装ドア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3634776B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009127392A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 新設ドアの取付構造
JP2009221757A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Is:Kk 改装ドア及びこれに用いる気密材
JP2009221756A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Is:Kk 改装ドアの気密構造
WO2016187329A1 (en) * 2015-05-18 2016-11-24 Houston Shutters, LLC Shutters with rails off-set from stiles
ES2947864A1 (es) * 2023-06-09 2023-08-23 Aguilar Galder Maria Marco para puertas de seguridad de instalacion rapida

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009118052A2 (en) 2008-03-26 2009-10-01 Vkr Holding A/S Hinge for a window or door assembly

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009127392A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 新設ドアの取付構造
JP2009221757A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Is:Kk 改装ドア及びこれに用いる気密材
JP2009221756A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Is:Kk 改装ドアの気密構造
WO2016187329A1 (en) * 2015-05-18 2016-11-24 Houston Shutters, LLC Shutters with rails off-set from stiles
WO2016187332A1 (en) * 2015-05-18 2016-11-24 Houston Shutters, LLC Shutters and shutter hinge elements
US10253555B2 (en) 2015-05-18 2019-04-09 Houston Shutters Llc Shutters with rails off-set from stiles
ES2947864A1 (es) * 2023-06-09 2023-08-23 Aguilar Galder Maria Marco para puertas de seguridad de instalacion rapida

Also Published As

Publication number Publication date
JP3634776B2 (ja) 2005-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9115535B2 (en) Sliding screen door mechanism
JP2003035063A (ja) 既設ドア枠利用の簡易改装ドア
JP2006342542A (ja) 引違いサッシの下枠改装構造
JP2010126890A (ja) 折畳み式防火扉装置
KR101897988B1 (ko) 모듈 타입 유니버셜 도어
JP6335593B2 (ja) 非常解除型開放ストッパー装置付引戸装置
JP2013096199A (ja) 吊り戸装置
JP2017193826A (ja) 支持金物変形防止部材
US20060010774A1 (en) Pocket door mounting system
US5884683A (en) System for converting sliding doors to hung doors
JP4708609B2 (ja) ピボットヒンジ
KR102307231B1 (ko) 브라켓 및 이를 이용한 패널 어셈블리
JP5121580B2 (ja) 袖扉装置
JP7260152B2 (ja) 建具の付け枠構造
JP7083725B2 (ja) 扉改装ユニット
JP5148160B2 (ja) 引戸装置
JP2024080159A (ja) メンテナンスパネルの取付方法
JPH09177417A (ja) 蝶 番
JP2005145589A (ja) エレベータ乗場のドア開閉部構造
JP2023012375A (ja) スライドパネルの取付構造、カバー部材、及びスライドパネルの設置方法
JP2023028012A (ja) 改装建具
JP2020122346A (ja) 開き戸装置
KR200365003Y1 (ko) 천정 점검구 프레임 고정구조
JP2022012492A (ja) 改装建具用巾木取付部材
JP2024113796A (ja) 建具

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041224

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080107

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090107

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100107

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100107

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110107

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110107

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120107

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees