JP4708609B2 - ピボットヒンジ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として折戸に適用されるピボット軸受、とくに前後および左右方向への位置調整機能を備えているピボット軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】
前後および左右方向への位置調整機能を備えたピボットヒンジは、例えば特開平9−209641号公報にみられ、建物扉用に設けられている。本発明のピボット軸受は主に折戸に適用されるが、この種のピボットヒンジにおいて、軸受ソケットの左右位置を調整可能とすることは特許第2848269号公報に公知である。そこでは、床面に固定される固定ベースと、固定ベースに左右移動可能に支持される可動ベースと、可動ベースを任意の調整位置において固定する調整ボルトとで調整機構を構成しており、可動ベースに軸受ソケットが一体に設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、折戸におけるピボットヒンジは、左右調整機能を備えていれば、上側のピボット軸と下側のピボット軸との中心を折戸パネルの開閉に支障をきたさない程度にまで一致させることができる。しかし、開口枠の経年変化に伴う歪み等によって、上下のピボット軸の中心が前後にずれてしまうと、下側のピボット軸に偏荷重が作用して早期に磨耗し、あるいは異常音を発することがある。こうした場合には、下側のピボット軸受を取り外して位置調整したうえで、再度床やレールに固定する必要があり、調整作業に多くの手間が掛かってしまう。左右調整機能に加えて上下調整機能を付加することは不可能ではないが、折戸の場合には、折戸パネルと床面との間の僅かな隙間にピボット軸受を収める必要があるため、先に挙げた建物扉用のピボットヒンジのような構造をそのまま適用することはできない。
【0004】
本発明の目的は、前後および左右方向の位置調整機能を備えているピボット軸受、とくに戸パネルと床面との間の僅かな隙間に配置することができる扁平なピボットヒンジを提供することにある。本発明の目的は、戸パネルの調整結果を確認しながら前後および左右調整が簡単に行え、全体構造が簡単で製造に要するコストが少なくて済むピボットヒンジを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のピボットヒンジが適用される戸パネル1は、図2に示すごとくその一側の上下が上下一対のピボットヒンジ4・5で軸支されている。下側のピボットヒンジ5は、図1および図5に示すごとく戸パネル1の下端隅部に設けられるピボット軸27と、床側に設けられてピボット軸27を軸支するピボット軸受28とを備えている。ピボット軸受28は、扁平なケース32と、ケース32内に配置されてピボット軸27を軸支する軸受プレート33と、調整用の第1・第2ボルト34・35と、ケース32内に配置されて第1ボルト34にねじ込まれる第1ボルト34用の雌ねじ体60と、ケース32内に配置されて第2ボルト35にねじ込まれる第2ボルト35用の雌ねじ体61とを含む。ケース32の上壁42には、第1ボルト34の左右移動を許す第1調整穴46と、第2ボルト35の前後移動を許す第2調整穴47と、ピボット軸27の前後・左右方向の移動を許す調整開口48とを設ける。軸受プレート33には、ピボット軸27を軸支する軸受部54と、第2ボルト35との動作干渉を避ける左右方向の逃げ溝55と、第1ボルト34が挿通される揺動穴56とを設ける。第1ボルト34用の雌ねじ体60は、板面中央にねじ穴64が形成されたバーリング部を備える板ナットからなり、ケース32内に組み付けた状態において、バーリング部が軸受プレート33の揺動穴56に嵌まり込んでいる。第2ボルト35用の雌ねじ体61は、板面中央にねじ穴65が形成されたバーリング部を備えるとともに、ビス63との接当干渉を避けるための切欠66を備える板ナットからなり、ケース32内に組み付けた状態において、バーリング部が軸受プレート33の逃げ溝55に係合している。ケース32内に組み付けた状態において、第1ボルト34用の雌ねじ体60は、ケース32内で回転不能に構成する。ケース32内に組み付けた状態において、第2ボルト35用の雌ねじ体61は、ケース32内で回転不能に、且つ前後揺動可能に構成する。第1調整穴46および揺動穴56に挿通した第1ボルト34と、第2調整穴47および逃げ溝55に挿通した第2ボルト35とで、軸受プレート33がケース32に対して左右方向へ移動調整可能に、かつ前後方向へ揺動調整可能に締結されている。軸受プレート33をケース32に対して左右方向へ移動させたとき、両雌ねじ体60・61がケース32内で左右方向へ移動し、軸受プレート33をケース32に対して前後方向へ移動させたとき、軸受プレート33および第2ボルト35用の雌ねじ体61が、第1ボルト34用の雌ねじ体60のバーリング部を中心にして前後揺動するように構成したことを特徴とする。
【0006】
上側のピボットヒンジ4は、ガイドレール2で移行案内されるランナー3を利用して構成する。そのランナー3は、図3に示すごとく戸パネル1に固定されるブラケット12と、ブラケット12に対してピン13で揺動可能に軸支されるアーム14と、アーム14で支持されるランナーブロック15とを含む。ランナーブロック15は、ガイドレール2に装着したストッパー22で移動不能にロック固定して、戸パネル1がピン13を中心にして揺動開閉できるようになっている。
【0007】
ピボット軸受28は、図5に示すごとく床面に固定されるベース31と、ベース31に固定される角箱状のケース32と、軸受プレート33とを含んで構成さており、ケース32の開口縁に設けた複数の突起45をベース31に設けた位置決め位置決め溝37に係合することにより、ケース32がベース31に位置決めされてビス63で固定されている。
【0008】
【発明の作用効果】
本発明では、扁平なケース32と、その内部に配置される軸受プレート33、および調整用の第1・第2ボルト34・35などでピボット軸受28を構成し、軸受プレート33をケース32の上壁42に沿って左右方向に移動調整でき、あるいは第1ボルト34を中心にして前後方向へ揺動調整できる。従って、例えば、戸パネル1を新規に設置する場合や、開口枠の経年変化に伴う歪み等によって、上下のピボット軸の中心が前後・左右にずれたような場合には、調整用の第1・第2ボルト34・35を緩めて軸受プレート33を調整操作するだけで、上下のピボット軸の中心を適正に一致させることができる。その結果、下側のピボット軸27に偏荷重が作用してこれが早期に磨耗したり、あるいは異常音を発したりするなどの不具合を一掃できる。2個のボルト34・35を操作するだけで調整作業が簡単に行え、戸パネル1を吊り込んだ状態のままで、つまり戸パネル1の調整結果を確認しながら前後および左右調整を簡単しかも速やかに行えるので、調整作業に要する手間を軽減できる。軸受プレート33や、第1・第2ボルト34・35、および雌ねじ体60・61などは、扁平なケース32に組み込むので、ピボットヒンジの全体高さを小さくでき、戸パネル1と床面との間の隙間が小さい場合にも支障なく適用できるピボットヒンジを提供できる。従来の調整機能を備えたこの種のピボットヒンジに比べて、全体構造を簡単化して製造コストを削減化できる。
【0009】
ランナーブロック15をガイドレール2に装着したストッパー22で移動不能にロック固定して、戸パネル1を支持するランナー3を上側のピボットヒンジ4として利用すると、専用部品を設ける必要がないので、その分だけ折戸などの構築に要する全体コストを節約でき、ストッパー22のガイドレール2に対する取り付け姿勢を左右に反転するだけで、右勝手と左勝手に対応できる点でも有利である。
【0010】
床面に固定されるベース31と、ベース31に固定されるケース32と、軸受プレート33とでピボット軸受28を構成し、ベース31に設けた位置決め溝37にケース32の突起45を係合して位置決めするピボット軸受28によれば、単純な形状のベース31を予め位置決めしておくだけでよい。以後は、軸受プレート33が組まれたケース32を単にベース31に係合装着したうえで、ケース32を床ないしベース31に固定することによって、ピボットヒンジを適正な位置に適正な姿勢で組み付けることができるので、戸パネル1を新規に設置する場合はもちろんのこと、部屋や収納部のリフォームに付随して戸パネル1を設置する場合などにも、上下のピボットヒンジの位置決めが簡単にしかも適正に行える。
【0011】
【実施例】
図1ないし図7は本発明に係るピボット軸受をアウトセット型の折戸に適用した実施例を示す。図2において折戸は、ヒンジを介して折り畳み開閉可能に連結された複数個の戸パネル1と、戸パネル1を開閉案内する上側のガイドレール2と、ガイドレール2で移行案内されるランナー3と、戸パネル1の吊元側の上下を揺動可能に軸支する上下一対のピボットヒンジ4・5などで構成されている。符号6は振止具である。この種のアウトセット型の折戸は、開口部の外面に戸パネル1を配置するので、戸パネル1の上下長の制約がなく、部屋やクロゼットのリフォームに適するが、もちろん新築家屋の折戸としても使用できる。
【0012】
図3において、戸パネル1の重量を負担するガイドレール2はアルミニウム条材からなり、開口周縁壁にビス11で固定される取付ベース7と、取付ベース7の下端から突設される断面L字状のレール部8とを備えている。レール部8の外面にはシール体9が装着されており、上端に部分縁弧状のガイド部10が形成してある。
【0013】
ランナー3は、戸パネル1に固定される逆L字状のブラケット12と、このブラケット12の上部に固定したピン13で水平揺動可能に軸支される逆L字状のアーム14と、アーム14に支持されるランナーブロック15とで構成してある。ランナーブロック15は角箱状の射出成形品からなり、その外下隅に設けたスライド溝16が前記ガイド部10に上方から受け止められている。ランナーブロック15とアーム14とは、アーム14に固定した水平のスプリングピン17と、ランナーブロック15に設けた上下に長い溝18とを介して連結されており、これにより両者14・15は相対的に上下動できる。スプリングピン17とランナーブロック15との間には、ばね19を介装してあり、このばね19でランナーブロック15が下向きに押し下げ付勢されている。符号20はランナーブロック15の下端に設けたロック用の突起である。
【0014】
戸パネル1の上側のピボットヒンジ4は、吊元側のランナー3を利用して構成する。詳しくは、図4に示すようにガイドレール2の内部に固定したストッパー22で前記突起20を受け止めて、吊元側のランナーブロック15を移動不能にロック固定し、これによりアーム14を軸支するピン13をピボット軸に利用している。ストッパー22は、ダイキャスト成形品からなるホルダー23と、ホルダー23で上下動可能に支持したロック軸24と、ロック軸24を押し上げ付勢するばね25とで構成してある。ロック軸24はロック用の突起20を受け止めて、ランナー3がガイドレール2に沿ってスライドするのを規制する。ばね25に抗してロック軸24を引き下げ操作すると、ランナー3のロック状態を開放でき、突起20、即ちランナー3は、ホルダー23から抜け出ることができる。
【0015】
図5において下側のピボットヒンジ5は、戸パネル1の下端隅部に設けられるピボット軸27と、床側に設けられてピボット軸27を軸支するピボット軸受28とからなる。ピボット軸27は、戸パネル1に埋設固定したケース29に組み込まれており、ケース29の下端に設けた調整ナット30を操作することにより、上下位置を変更調整できる。
【0016】
ピボット軸受28は、床面等に固定される下側のベース31と、ベース31の上面に固定されるケース32と、ケース32内に配置されてピボット軸27を軸支する軸受プレート33と、左右方向および前後方向への位置調整用の第1ボルト34と第2ボルト35、それに両ボルト34・35にねじ込まれる雌ねじ体60・61などで構成する。ベース31は左右横長の金属板材からなり、その板面にケース32を差し込み係合するための位置決め溝37を設け、一方の長辺部寄りの左右にビス穴39を設けてなる。位置決め溝37で囲まれる板面の2箇所には、ケース32を床に締結するためのビス穴40が形成してある。右勝手と左勝手のいずれの使用形態時にもベース31を共用するために、2個のビス穴40は左右対称位置に形成してある。
【0017】
ケース32は、横長四角形状の上壁42と、前後・左右の周側壁43・44とを備えて、下向きに開口する角箱状のプレス成形品からなる。前後・左右の周側壁43・44の下端縁には、それぞれ位置決め溝37と係合する突起45が設けてある。上壁42には、図5に向かって左側から右側へ向かって、左右横長の第1調整穴46と、ビス穴62と、前後に長い第2調整穴47と、ピボット軸27の前後・左右方向の移動を許す四角形状の調整開口48とがそれぞれ設けてある。第1・第2の調整穴46・47まわりには、調整方向を示す指標49・50をそれぞれ刻設してあり、各指標49・50の平行な目盛線によって、調整量が確認できる。なお、ケース32の前後幅は、戸パネル1の前後厚みと一致させてある。
【0018】
軸受プレート33は、図5に示すごとく帯板状の面壁52と、その右半部の前後縁に連続して折り曲げられた前後脚53とを一体に形成したプレス成形品からなり、面壁52にピボット軸27を軸支する軸受部54と、左右に長い逃げ溝55と、第1ボルト34が挿通される揺動穴56とが形成してある。面壁52の揺動穴56側の端部は、ケース32との接当干渉を避けるために丸く形成してあり、同様の理由から前後脚53は面壁52の端部へ向かって先すぼまり状に形成してある(図7参照)。
【0019】
第1ボルト34用の雌ねじ体60は、板面中央のバーリング部にねじ穴64を形成した四角形状の板ナットからなり、図1に示すようにケース32内に組み付けた状態において、バーリング部が軸受プレート33の揺動穴56に嵌まり込み、その短辺部がケース32の前後の周側壁43・43で回転不能に受け止められる(図7参照)。第2ボルト35用の雌ねじ体61も同様の板ナットで形成するが、その平面形状を横向きのY字状に形成して、ねじ穴65の隣にビス63との接当干渉を避ける切欠66が形成してある。この雌ねじ体61も先の雌ねじ体60と同様に、前後辺部がケース32の前後の周側壁43で回転不能に受け止められるが、前後揺動を許すために前後辺部のそれぞれが丸めてある(図5および図7参照)。雌ねじ体61のバーリング部は、軸受プレート33の逃げ溝55と係合する。
【0020】
ベース31、ケース32および軸受プレート33の三者は、次のように組む。まず、軸受部54が調整開口48に臨む状態で、軸受プレート33をケース32内に組み付け、第1ボルト34を、ケース32の上面側から第1調整穴46と揺動穴56とに挿通して、第1ボルト34を雌ねじ体60にねじ込む。同様に、第2ボルト35を第2調整穴47と逃げ溝55に挿通して雌ねじ体61にねじ込み、軸受プレート33とケース32とを一体化しておく。図6に示すように、開口部の縦枠にはL字状の入隅部Cが形成してあり、この入隅部Cにベース31の隅部を当てがって位置決めし、ビス穴39を介して床面にねじ込んだビス58でベース31を床面に固定する。次にケース32は、調整開口48が先の入隅部C側に位置する状態で、突起45をベース31の位置決め溝37に係合し、床面にベース31を介してケース32を位置決めする。最後に、ケース32のビス穴62にビス63を挿通し、ビス63をベース31のビス穴40を介して床にねじ込み、ケース32を固定する。この後に戸パネル1をガイドレール2に吊り掛けて、ピボット軸27を軸受部54に落とし込み、さらに上隅のランナー3をストッパー22でロックすることにより、戸パネル1を上下のピボットヒンジ4・5で軸支する。
【0021】
上記のようにベース31を入隅部Cで予め位置決めしておき、軸受プレート33が組まれたケース32をベース31に係合して、ケース32を位置決めするようにしたピボット軸受28によれば、ピボット軸受28の組み立てを少ない手間で簡単に行えるので、その分だけ折戸の施工に要するコストを削減できる。
【0022】
次に、ピボット軸27の左右方向および前後方向への位置調整の仕方を説明する。調整時には、戸パネル1を折り畳んで、第1・第2ボルト34・35の操作頭部を露出させ、軸受プレート33を動かせる程度に両ボルト34・35を緩める。次に、各指標48・49の目盛り線を目安にして、両ボルト34・35を左右、あるいは前後に操作してピボット軸27の中心を移動させる。左右方向へピボット軸27の中心を移動させた場合には、軸受プレート33が左右に動くが、この動きは逃げ溝55によって吸収されるので、第2ボルトが影響されることはない。前後方向へピボット軸27の中心を移動させる場合には、軸受プレート33は雌ねじ体60のバーリング部を中心にして前後揺動するので、第1ボルト34が影響されることはない。調整が終了したら、両ボルト34・35を締め込んで軸受プレート33を固定する。一連の調整操作は、戸パネル1を吊り込んだ状態のままでも支障なく行える。
【0023】
上記以外に、ケース32の開口縁に設けた締結壁をビスで床面に固定することにより、ベース31は省略することができる。ケース32はプラスチック成形品としてもよい。ピボット軸受28は、床面に埋設した状態で使用できる。また、床面に固定したガイドレールで振れ止めを移行案内する場合には、ピボット軸受28をガイドレールに固定してもよい。上側のピボットヒンジ4は、下側のピボットヒンジ5と同様の、ヒンジとしてのみ使用されるものであってもよい。第1・第2ボルト34・35は、図示例に代えて、皿ビスなどの小ねじや、六角穴付ねじなどを適用できる。本発明のピボットヒンジは、折戸以外の戸パネルを支持するためにも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ピボットヒンジの縦断正面図
【図2】折戸の正面図
【図3】ランナーの一部破断側面図
【図4】図3におけるA−A線断面図
【図5】ピボットヒンジの分解斜視図
【図6】図1におけるB−B線断面図
【図7】ピボットヒンジの横断平面図
【符号の説明】
1 戸パネル
2 ガイドレール
3 ランナー
4 上側のピボットヒンジ
5 下側のピボットヒンジ
12 ブラケット
13 ピン
14 アーム
15 ランナーブロック
22 ストッパー
27 ピボット軸
28 ピボット軸受
31 ベース
32 ケース
33 軸受プレート
34 第1ボルト
35 第2ボルト
37 位置決め溝
42 ケースの上壁
45 突起
46 第1調整穴
47 第2調整穴
54 軸受部
55 逃げ溝
56 揺動穴
63 ビス

Claims (3)

  1. 戸パネル(1)の一側の上下が、ピボットヒンジ(4・5)で軸支されており、
    下側のピボットヒンジ(5)は、戸パネル(1)の下端隅部に設けられるピボット軸(27)と、床側に設けられてピボット軸(27)を軸支するピボット軸受(28)とを備えており、
    ピボット軸受(28)は、扁平なケース(32)と、ケース(32)内に配置されてピボット軸(27)を軸支する軸受プレート(33)と、調整用の第1・第2ボルト(34・35)と、ケース(32)内に配置されて第1ボルト(34)にねじ込まれる第1ボルト(34)用の雌ねじ体(60)と、ケース(32)内に配置されて第2ボルト(35)にねじ込まれる第2ボルト(35)用の雌ねじ体(61)とを含み、
    ケース(32)の上壁(42)には、第1ボルト(34)の左右移動を許す第1調整穴(46)と、第2ボルト(35)の前後移動を許す第2調整穴(47)と、ピボット軸(27)の前後・左右方向の移動を許す調整開口(48)とが設けられており、
    軸受プレート(33)には、ピボット軸(27)を軸支する軸受部(54)と、第2ボルト(35)との動作干渉を避ける左右方向の逃げ溝(55)と、第1ボルト(34)が挿通される揺動穴(56)とが設けられており、
    第1ボルト(34)用の雌ねじ体(60)は、板面中央にねじ穴(64)が形成されたバーリング部を備える板ナットからなり、ケース(32)内に組み付けた状態において、バーリング部が軸受プレート(33)の揺動穴(56)に嵌まり込んでおり、
    第2ボルト(35)用の雌ねじ体(61)は、板面中央にねじ穴(65)が形成されたバーリング部を備えるとともに、ビス(63)との接当干渉を避けるための切欠(66)を備える板ナットからなり、ケース(32)内に組み付けた状態において、バーリング部が軸受プレート(33)の逃げ溝(55)に係合しており、
    ケース(32)内に組み付けた状態において、第1ボルト(34)用の雌ねじ体(60)は、ケース(32)内で回転不能に構成されており、
    ケース(32)内に組み付けた状態において、第2ボルト(35)用の雌ねじ体(61)は、ケース(32)内で回転不能に、且つ前後揺動可能に構成されており、
    第1調整穴(46)および揺動穴(56)に挿通した第1ボルト(34)と、第2調整穴(47)および逃げ溝(55)に挿通した第2ボルト(35)とで、軸受プレート(33)がケース(32)に対して左右方向へ移動調整可能に、かつ前後方向へ揺動調整可能に締結されており、
    軸受プレート(33)をケース(32)に対して左右方向へ移動させたとき、両雌ねじ体(60・61)がケース(32)内で左右方向へ移動し、
    軸受プレート(33)をケース(32)に対して前後方向へ移動させたとき、軸受プレート(33)および第2ボルト(35)用の雌ねじ体(61)が、第1ボルト(34)用の雌ねじ体(60)のバーリング部を中心にして前後揺動するように構成されていることを特徴とするピボットヒンジ。
  2. 上側のピボットヒンジ(4)が、ガイドレール(2)で移行案内されるランナー(3)を利用して構成されており、
    ランナー(3)は、戸パネル(1)に固定されるブラケット(12)と、ブラケット(12)に対してピン(13)で相対揺動可能に軸支されるアーム(14)と、アーム(14)で支持されるランナーブロック(15)とを含み、
    ランナーブロック(15)は、ガイドレール(2)に装着したストッパー(22)で移動不能にロック固定して、戸パネル(1)がピン(13)を中心にして揺動開閉できる請求項1記載のピボットヒンジ。
  3. ピボット軸受(28)が、床面に固定されるベース(31)と、ベース(31)に固定される角箱状のケース(32)と、軸受プレート(33)とを含んで構成されており、
    ケース(32)の開口縁に設けた複数の突起(45)をベース(31)に設けた位置決め溝(37)に係合することにより、ケース(32)がベース(31)に位置決めされてビス(63)で固定されている請求項1または2記載のピボットヒンジ。
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