JP2003020849A - ピボットヒンジ - Google Patents

ピボットヒンジ

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JP2003020849A
JP2003020849A JP2001206015A JP2001206015A JP2003020849A JP 2003020849 A JP2003020849 A JP 2003020849A JP 2001206015 A JP2001206015 A JP 2001206015A JP 2001206015 A JP2001206015 A JP 2001206015A JP 2003020849 A JP2003020849 A JP 2003020849A
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秀樹 郷原
Shuhei Ono
修平 大野
Kazuo Koo
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Enomoto Co Ltd
Shinkansai Bearing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右方向への調整機能と前後方向への調整機
能とを備えた折戸用のピボットヒンジを提供する。 【解決手段】 戸パネル1に設けられるピボット軸27
と、床側に設けられるピボット軸受28とからなる。ピ
ボット軸受28は、扁平なケース32と、ケース32内
に配置されてピボット軸27を軸支する軸受プレート3
3と、第1・第2ボルト34・35とを含む。ケース3
2には、第1ボルト34の左右移動を許す第1調整穴4
6と、第2ボルト35の前後移動を許す第2調整穴47
と、ピボット軸27の前後・左右方向の移動を許す調整
開口48とを設ける。軸受プレート33には、ピボット
軸27を軸支する軸受部54と、左右方向の逃げ溝55
と、揺動穴56とを設ける。第1・第2ボルト34・3
5で、軸受プレート33をケース32に対して左右調整
可能に、かつ前後へ調整揺動可能に締結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として折戸に適
用されるピボット軸受、とくに前後および左右方向への
位置調整機能を備えているピボット軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】前後および左右方向への位置調整機能を
備えたピボットヒンジは、例えば特開平9−20964
1号公報にみられ、建物扉用に設けられている。本発明
のピボット軸受は主に折戸に適用されるが、この種のピ
ボットヒンジにおいて、軸受ソケットの左右位置を調整
可能とすることは特許第2848269号公報に公知で
ある。そこでは、床面に固定される固定ベースと、固定
ベースに左右移動可能に支持される可動ベースと、可動
ベースを任意の調整位置において固定する調整ボルトと
で調整機構を構成しており、可動ベースに軸受ソケット
が一体に設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、折戸に
おけるピボットヒンジは、左右調整機能を備えていれ
ば、上側のピボット軸と下側のピボット軸との中心を折
戸パネルの開閉に支障をきたさない程度にまで一致させ
ることができる。しかし、開口枠の経年変化に伴う歪み
等によって、上下のピボット軸の中心が前後にずれてし
まうと、下側のピボット軸に偏荷重が作用して早期に磨
耗し、あるいは異常音を発することがある。こうした場
合には、下側のピボット軸受を取り外して位置調整した
うえで、再度床やレールに固定する必要があり、調整作
業に多くの手間が掛かってしまう。左右調整機能に加え
て上下調整機能を付加することは不可能ではないが、折
戸の場合には、折戸パネルと床面との間の僅かな隙間に
ピボット軸受を収める必要があるため、先に挙げた建物
扉用のピボットヒンジのような構造をそのまま適用する
ことはできない。
【0004】本発明の目的は、前後および左右方向の位
置調整機能を備えているピボット軸受、とくに戸パネル
と床面との間の僅かな隙間に配置することができる扁平
なピボットヒンジを提供することにある。本発明の目的
は、戸パネルの調整結果を確認しながら前後および左右
調整が簡単に行え、全体構造が簡単で製造に要するコス
トが少なくて済むピボットヒンジを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のピボットヒンジ
が適用される戸パネル1は、図2に示すごとくその一側
の上下が上下一対のピボッットヒンジ4・5で軸支され
ている。下側のピボットヒンジ5は、図1および図5に
示すごとく戸パネル1の下端隅部に設けられるピボット
軸27と、床側に設けられてピボット軸27を軸支する
ピボット軸受28とを備えている。ピボット軸受28
は、扁平なケース32と、ケース32内に配置されてピ
ボット軸27を軸支する軸受プレート33と、調整用の
第1・第2ボルト34・35とを含む。ケース32の上
壁42には、第1ボルト34の左右移動を許す第1調整
穴46と、第2ボルト35の前後移動を許す第2調整穴
47と、ピボット軸27の前後・左右方向の移動を許す
調整開口48とを設ける。軸受プレート33には、ピボ
ット軸27を軸支する軸受部54と、第2ボルト35と
の動作干渉を避ける左右方向の逃げ溝55と、第1ボル
ト34が挿通される揺動穴56とを設ける。かくして、
第1調整穴46および揺動穴56に挿通した第1ボルト
34と、第2調整穴47および逃げ溝55に挿通した第
2ボルト35とで、軸受プレート33がケース32に対
して左右方向へ移動調整可能に、かつ前後方向へ揺動調
整可能に締結されていることを特徴とする。
【0006】上側のピボットヒンジ4は、ガイドレール
2で移行案内されるランナー3を利用して構成する。そ
のランナー3は、図3に示すごとく戸パネル1に固定さ
れるブラケット12と、ブラケット12に対してピン1
3で揺動可能に軸支されるアーム14と、アーム14で
支持されるランナーブロック15とを含む。ランナーブ
ロック15は、ガイドレール2に装着したストッパー2
2で移動不能にロック固定して、戸パネル1がピン13
を中心にして揺動開閉できるようになっている。
【0007】ピボット軸受28は、図5に示すごとく床
面に固定されるベース31と、ベース31に固定される
角箱状のケース32と、軸受プレート33とを含んで構
成さており、ケース32の開口縁に設けた複数の突起4
5をベース31に設けた位置決め位置決め溝37に係合
することにより、ケース32がベース31に位置決めさ
れてビス63で固定されている。
【0008】
【発明の作用効果】本発明では、扁平なケース32と、
その内部に配置される軸受プレート33、および調整用
の第1・第2ボルト34・35などでピボット軸受28
を構成し、軸受プレート33をケース32の上壁42に
沿って左右方向に移動調整でき、あるいは第1ボルト3
4を中心にして前後方向へ揺動調整できる。従って、例
えば、戸パネル1を新規に設置する場合や、開口枠の経
年変化に伴う歪み等によって、上下のピボット軸の中心
が前後・左右にずれたような場合には、調整用の第1・
第2ボルト34・35を緩めて軸受プレート33を調整
操作するだけで、上下のピボット軸の中心を適正に一致
させることができる。その結果、下側のピボット軸27
に偏荷重が作用してこれが早期に磨耗したり、あるいは
異常音を発したりするなどの不具合を一掃できる。2個
のボルト34・35を操作するだけで調整作業が簡単に
行え、戸パネル1を吊り込んだ状態のままで、つまり戸
パネル1の調整結果を確認しながら前後および左右調整
を簡単しかも速やかに行えるので、調整作業に要する手
間を軽減できる。軸受プレート33や、第1・第2ボル
ト34・35、および雌ねじ体60・61などは、扁平
なケース32に組み込むので、ピボットヒンジの全体高
さを小さくでき、戸パネル1と床面との間の隙間が小さ
い場合にも支障なく適用できるピボットヒンジを提供で
きる。従来の調整機能を備えたこの種のピボットヒンジ
に比べて、全体構造を簡単化して製造コストを削減化で
きる。
【0009】ランナーブロック15をガイドレール2に
装着したストッパー22で移動不能にロック固定して、
戸パネル1を支持するランナー3を上側のピボットヒン
ジ4として利用すると、専用部品を設ける必要がないの
で、その分だけ折戸などの構築に要する全体コストを節
約でき、ストッパー22のガイドレール2に対する取り
付け姿勢を左右に反転するだけで、右勝手と左勝手に対
応できる点でも有利である。
【0010】床面に固定されるベース31と、ベース3
1に固定されるケース32と、軸受プレート33とでピ
ボット軸受28を構成し、ベース31に設けた位置決め
溝37にケース32の突起45を係合して位置決めする
ピボット軸受28によれば、単純な形状のベース31を
予め位置決めしておくだけでよい。以後は、軸受プレー
ト33が組まれたケース32を単にベース31に係合装
着したうえで、ケース32を床ないしベース31に固定
することによって、ピボットヒンジを適正な位置に適正
な姿勢で組み付けることができるので、戸パネル1を新
規に設置する場合はもちろんのこと、部屋や収納部のリ
フォームに付随して戸パネル1を設置する場合などに
も、上下のピボットヒンジの位置決めが簡単にしかも適
正に行える。
【0011】
【実施例】図1ないし図7は本発明に係るピボット軸受
をアウトセット型の折戸に適用した実施例を示す。図2
において折戸は、ヒンジを介して折り畳み開閉可能に連
結された複数個の戸パネル1と、戸パネル1を開閉案内
する上側のガイドレール2と、ガイドレール2で移行案
内されるランナー3と、戸パネル1の吊元側の上下を揺
動可能に軸支する上下一対のピボットヒンジ4・5など
で構成されている。符号6は振止具である。この種のア
ウトセット型の折戸は、開口部の外面に戸パネル1を配
置するので、戸パネル1の上下長の制約がなく、部屋や
クロゼットのリフォームに適するが、もちろん新築家屋
の折戸としても使用できる。
【0012】図3において、戸パネル1の重量を負担す
るガイドレール2はアルミニウム条材からなり、開口周
縁壁にビス11で固定される取付ベース7と、取付ベー
ス7の下端から突設される断面L字状のレール部8とを
備えている。レール部8の外面にはシール体9が装着さ
れており、上端に部分縁弧状のガイド部10が形成して
ある。
【0013】ランナー3は、戸パネル1に固定される逆
L字状のブラケット12と、このブラケット12の上部
に固定したピン13で水平揺動可能に軸支される逆L字
状のアーム14と、アーム14に支持されるランナーブ
ロック15とで構成してある。ランナーブロック15は
角箱状の射出成形品からなり、その外下隅に設けたスラ
イド溝16が前記ガイド部10に上方から受け止められ
ている。ランナーブロック15とアーム14とは、アー
ム14に固定した水平のスプリングピン17と、ランナ
ーブロック15に設けた上下に長い溝18とを介して連
結されており、これにより両者14・15は相対的に上
下動できる。スプリングピン17とランナーブロック1
5との間には、ばね19を介装してあり、このばね19
でランナーブロック15が下向きに押し下げ付勢されて
いる。符号20はランナーブロック15の下端に設けた
ロック用の突起である。
【0014】戸パネル1の上側のピボットヒンジ4は、
吊元側のランナー3を利用して構成する。詳しくは、図
4に示すようにガイドレール2の内部に固定したストッ
パー22で前記突起20を受け止めて、吊元側のランナ
ーブロック15を移動不能にロック固定し、これにより
アーム14を軸支するピン13をピボット軸に利用して
いる。ストッパー22は、ダイキャスト成形品からなる
ホルダー23と、ホルダー23で上下動可能に支持した
ロック軸24と、ロック軸24を押し上げ付勢するばね
25とで構成してある。ロック軸24はロック用の突起
20を受け止めて、ランナー3がガイドレール2に沿っ
てスライドするのを規制する。ばね25に抗してロック
軸24を引き下げ操作すると、ランナー3のロック状態
を開放でき、突起20、即ちランナー3は、ホルダー2
3から抜け出ることができる。
【0015】図5において下側のピボットヒンジ5は、
戸パネル1の下端隅部に設けられるピボット軸27と、
床側に設けられてピボット軸27を軸支するピボット軸
受28とからなる。ピボット軸27は、戸パネル1に埋
設固定したケース29に組み込まれており、ケース29
の下端に設けた調整ナット30を操作することにより、
上下位置を変更調整できる。
【0016】ピボット軸受28は、床面等に固定される
下側のベース31と、ベース31の上面に固定されるケ
ース32と、ケース32内に配置されてピボット軸27
を軸支する軸受プレート33と、左右方向および上下方
向への位置調整用の第1ボルト34と第2ボルト35、
それに両ボルト34・35にねじ込まれる雌ねじ体60
・61などで構成する。ベース31は左右横長の金属板
材からなり、その板面にケース32を差し込み係合する
ための位置決め溝37を設け、一方の長辺部寄りの左右
にビス穴39を設けてなる。位置決め溝37で囲まれる
板面の2箇所には、ケース32を床に締結するためのビ
ス穴40が形成してある。右勝手と左勝手のいずれの使
用形態時にもベース31を共用するために、2個のビス
穴40は左右対称位置に形成してある。
【0017】ケース32は、横長四角形状の上壁42
と、前後・左右の周側壁43・44とを備えて、下向き
に開口する角箱状のプレス成形品からなる。前後・左右
の周側壁43・44の下端縁には、それぞれ位置決め溝
37と係合する突起45が設けてある。上壁42には、
図5に向かって左側から右側へ向かって、左右横長の第
1調整穴46と、ビス穴62と、前後に長い第2調整穴
47と、ピボット軸27の前後・左右方向の移動を許す
四角形状の調整開口48とがそれぞれ設けてある。第1
・第2の調整穴46・47まわりには、調整方向を示す
指標49・50をそれぞれ刻設してあり、各指標49・
50の平行な目盛線によって、調整量が確認できる。な
お、ケース32の前後幅は、戸パネル1の前後厚みと一
致させてある。
【0018】軸受プレート33は、図5に示すごとく帯
板状の面壁52と、その右半部の前後縁に連続して折り
曲げられた前後脚53とを一体に形成したプレス成形品
からなり、面壁52にピボット軸27を軸支する軸受部
54と、左右に長い逃げ溝55と、第1ボルト34が挿
通される揺動穴56とが形成してある。面壁52の揺動
穴56側の端部は、ケース32との接当干渉を避けるた
めに丸く形成してあり、同様の理由から前後脚53は面
壁52の端部へ向かって先すぼまり状に形成してある
(図7参照)。
【0019】第1ボルト34用の雌ねじ体60は、板面
中央のバーリング部にねじ穴64を形成した四角形状の
板ナットからなり、図1に示すようにケース32内に組
み付けた状態において、バーリング部が軸受プレート3
3の揺動穴56に嵌まり込み、その短辺部がケース32
の前後の周側壁43・43で回転不能に受け止められる
(図7参照)。第2ボルト35用の雌ねじ体61も同様
の板ナットで形成するが、その平面形状を横向きのY字
状に形成して、ねじ穴65の隣にビス63との接当干渉
を避ける切欠66が形成してある。この雌ねじ体61も
先の雌ねじ体60と同様に、前後辺部がケース32の前
後の周側壁43で回転不能に受け止められるが、前後揺
動を許すために前後辺部のそれぞれが丸めてある(図5
および図7参照)。雌ねじ体61のバーリング部は、軸
受プレート33の逃げ溝55と係合する。
【0020】ベース31、ケース32および軸受プレー
ト33の三者は、次のように組む。まず、軸受部54が
調整開口48に臨む状態で、軸受プレート33をケース
32内に組み付け、第1ボルト34を、ケース32の上
面側から第1調整穴46と揺動穴56とに挿通して、第
1ボルト34を雌ねじ体60にねじ込む。同様に、第2
ボルト35を第2調整穴47と逃げ溝55に挿通して雌
ねじ体61にねじ込み、軸受プレート33とケース32
とを一体化しておく。図6に示すように、開口部の縦枠
にはL字状の入隅部Cが形成してあり、この入隅部Cに
ベース31の隅部を当てがって位置決めし、ビス穴39
を介して床面にねじ込んだビス58でベース31を床面
に固定する。次にケース32は、調整開口48が先の入
隅部C側に位置する状態で、突起45をベース31の位
置決め溝37に係合し、床面にベース31を介してケー
ス32を位置決めする。最後に、ケース32のビス穴6
2にビス63を挿通し、ビス63をベース31のビス穴
40を介して床にねじ込み、ケース32を固定する。こ
の後に戸パネル1をガイドレール2に吊り掛けて、ピボ
ット軸27を軸受部54に落とし込み、さらに上隅のラ
ンナー3をストッパー22でロックすることにより、戸
パネル1を上下のピボットヒンジ4・5で軸支する。
【0021】上記のようにベース31を入隅部Cで予め
位置決めしておき、軸受プレート33が組まれたケース
32をベース31に係合して、ケース32を位置決めす
るようにしたピボット軸受28によれば、ピボット軸受
28の組み立てを少ない手間で簡単に行えるので、その
分だけ折戸の施工に要するコストを削減できる。
【0022】次に、ピボット軸27の左右方向および前
後方向への位置調整の仕方を説明する。調整時には、戸
パネル1を折り畳んで、第1・第2ボルト34・35の
操作頭部を露出させ、軸受プレート33を動かせる程度
に両ボルト34・35を緩める。次に、各指標48・4
9の目盛り線を目安にして、両ボルト34・35を左
右、あるいは前後に操作してピボット軸27の中心を移
動させる。左右方向へピボット軸27の中心を移動させ
た場合には、軸受プレート33が左右に動くが、この動
きは逃げ溝55によって吸収されるので、第2ボルトが
影響されることはない。前後方向へピボット軸27の中
心を移動させる場合には、軸受プレート33は雌ねじ体
60のバーリング部を中心にして前後揺動するので、第
1ボルト34が影響されることはない。調整が終了した
ら、両ボルト34・35を締め込んで軸受プレート33
を固定する。一連の調整操作は、戸パネル1を吊り込ん
だ状態のままでも支障なく行える。
【0023】上記以外に、ケース32の開口縁に設けた
締結壁をビスで床面に固定することにより、ベース31
は省略することができる。ケース32はプラスチック成
形品としてもよい。ピボット軸受28は、床面に埋設し
た状態で使用できる。また、床面に固定したガイドレー
ルで振れ止めを移行案内する場合には、ピボット軸受2
8をガイドレールに固定してもよい。上側のピボットヒ
ンジ4は、下側のピボットヒンジ5と同様の、ヒンジと
してのみ使用されるものであってもよい。第1・第2ボ
ルト34・35は、図示例に代えて、皿ビスなどの小ね
じや、六角穴付ねじなどを適用できる。本発明のピボッ
トヒンジは、折戸以外の戸パネルを支持するためにも使
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ピボットヒンジの縦断正面図
【図2】折戸の正面図
【図3】ランナーの一部破断側面図
【図4】図3におけるA−A線断面図
【図5】ピボットヒンジの分解斜視図
【図6】図1におけるB−B線断面図
【図7】ピボットヒンジの横断平面図
【符号の説明】
1 戸パネル 2 ガイドレール 3 ランナー 4 上側のピボットヒンジ 5 下側のピボットヒンジ 12 ブラケット 13 ピン 14 アーム 15 ランナーブロック 22 ストッパー 27 ピボット軸 28 ピボット軸受 31 ベース 32 ケース 33 軸受プレート 34 第1ボルト 35 第2ボルト 37 位置決め溝 42 ケースの上壁 45 突起 46 第1調整穴 47 第2調整穴 54 軸受部 55 逃げ溝 56 揺動穴 63 ビス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新田 健 富山県東砺波郡井波町井波1番地の1 大 建工業株式会社内 (72)発明者 郷原 秀樹 富山県東砺波郡井波町井波1番地の1 大 建工業株式会社内 (72)発明者 大野 修平 大阪府東大阪市御厨1丁目5番3号 新関 西ベアリング株式会社内 (72)発明者 小尾 一男 大阪府大阪市西区南堀江2丁目10番10号 榎本金属株式会社内 Fターム(参考) 2E030 GA02 GB04 GC01 GC04 HA01 HB01 HC01 HC02 HD02 HE01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸パネル1の一側の上下が、ピボッット
    ヒンジ4・5で軸支されており、 下側のピボットヒンジ5は、戸パネル1の下端隅部に設
    けられるピボット軸27と、床側に設けられてピボット
    軸27を軸支するピボット軸受28とを備えており、 ピボット軸受28は、扁平なケース32と、ケース32
    内に配置されてピボット軸27を軸支する軸受プレート
    33と、調整用の第1・第2ボルト34・35とを含
    み、 ケース32の上壁42には、第1ボルト34の左右移動
    を許す第1調整穴46と、第2ボルト35の前後移動を
    許す第2調整穴47と、ピボット軸27の前後・左右方
    向の移動を許す調整開口48とが設けられており、 軸受プレート33には、ピボット軸27を軸支する軸受
    部54と、第2ボルト35との動作干渉を避ける左右方
    向の逃げ溝55と、第1ボルト34が挿通される揺動穴
    56とが設けられており、 第1調整穴46および揺動穴56に挿通した第1ボルト
    34と、第2調整穴47および逃げ溝55に挿通した第
    2ボルト35とで、軸受プレート33がケース32に対
    して左右方向へ移動調整可能に、かつ前後方向へ揺動調
    整可能に締結されているピボットヒンジ。
  2. 【請求項2】 上側のピボットヒンジ4が、ガイドレー
    ル2で移行案内されるランナー3を利用して構成されて
    おり、 ランナー3は、戸パネル1に固定されるブラケット12
    と、ブラケット12に対してピン13で相対揺動可能に
    軸支されるアーム14と、アーム14で支持されるラン
    ナーブロック15とを含み、 ランナーブロック15は、ガイドレール2に装着したス
    トッパー22で移動不能にロック固定して、戸パネル1
    がピン13を中心にして揺動開閉できる請求項1記載の
    ピボットヒンジ。
  3. 【請求項3】 ピボット軸受28が、床面に固定される
    ベース31と、ベース31に固定される角箱状のケース
    32と、軸受プレート33とを含んで構成されており、 ケース32の開口縁に設けた複数の突起45をベース3
    1に設けた位置決め溝37に係合することにより、ケー
    ス32がベース31に位置決めされてビス63で固定さ
    れている請求項1または2記載のピボットヒンジ。
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