JP2003034812A - 内燃式熱風炉の解体方法 - Google Patents

内燃式熱風炉の解体方法

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JP2003034812A JP2001224760A JP2001224760A JP2003034812A JP 2003034812 A JP2003034812 A JP 2003034812A JP 2001224760 A JP2001224760 A JP 2001224760A JP 2001224760 A JP2001224760 A JP 2001224760A JP 2003034812 A JP2003034812 A JP 2003034812A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周辺の設備を損傷させることなく、安全に、
かつ短期間に鉄皮や耐火物を解体できる内燃式熱風炉の
解体方法を提供する。 【解決手段】 直胴部10、コニカル部11及びドーム
部12を有し、外側が鉄皮13となって内部には内張り
煉瓦14を有し、更に燃焼室15と蓄熱室16が仕切り
煉瓦17によって分けられて隣り合わせに配置され、上
部で燃焼室15と蓄熱室16が連結された内燃式熱風炉
の解体方法であって、ドーム部12及びコニカル部11
を解体、撤去した後、蓄熱室16に配置されている蓄熱
煉瓦19上及び燃焼室15上に仮設された格子状の落下
防止用枠蓋20上を解体用重機21を移動させながら、
解体用重機21で解体した煉瓦屑21aを燃焼室15内
に落下排除し、更に解体用重機21は、直胴部10に仮
設された門型架構22に一端が支持されたバランサ付き
のワイヤ23によって支持され、解体作業を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上部にドーム部及
びコニカル部を有し、筒型鉄皮内に燃焼室と蓄熱室が隣
合わせにしかも連通されて配置された内燃式熱風炉の鉄
皮や耐火物を解体、撤去する内燃式熱風炉の解体方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱風炉の鉄皮や耐火物を解体する
方法として、特開平8−260011号公報に記載され
たものが知られている。この方法においては、外燃式熱
風炉の蓄熱室ドームと燃焼室ドームとを互いにつなぐド
ーム連結管の底壁部に解体用大型重機を配置して、燃焼
室ドーム及び蓄熱室ドームの耐火物を解体し、この解体
された耐火物を蓄熱室の耐火物に積み重ねて通路を形成
し、解体用大型重機を蓄熱室の耐火物上に載せ、蓄熱室
の耐火物を解体し、一方、燃焼室直胴部の耐火物を解体
する際には、解体用小型重機が積載された載置板を複数
のピンに支持させて順次降ろし、解体用小型重機を用い
て耐火物を解体している。この方法における熱風炉の形
式は外燃式であって、燃焼室と蓄熱室とが壁耐火物によ
って仕切られた一体構造の内燃式のものではなく、しか
も、鉄皮の解体は行っていない。また、特開平8−22
6238号公報に記載された外燃式熱風炉の燃焼室の耐
火物解体方法においては、燃焼室に充填された水砕スラ
グの表層上に解体用重機を設け、解体用重機により周壁
耐火物を水砕スラグと共に解体し、解体された耐火物は
水砕スラグと一緒に炉外に排出し、足場が順次下方に向
けて移動するので、周壁耐火物を全面にわたって解体す
ることができる。この解体方法は、燃焼室を解体するも
ので、蓄熱室については言及されておらず、また、特開
平8−260011号公報に記載のものと同様、耐火物
を解体するだけで、鉄皮は解体しないものである。燃焼
室及び蓄熱室を備えた内燃式熱風炉の鉄皮と耐火物を解
体する方法の一つとして、熱風炉の鉄皮下部を切り込
み、当部に発破をかけて熱風炉を横倒した後、鉄皮要所
を切り破り、耐火物を解体する方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の内燃式熱風炉の解体方法においては、未だ解決すべ
き以下のような問題があった。解体する熱風炉の周辺に
改修高炉設備が近接してスペースの無い現場において
は、発破や横倒しにより他の設備を損傷させたり、ま
た、横倒し後の解体作業において、安全性及び作業性の
問題があった。また、発破によって必ずしも横倒しする
ことができず、この際には、作業工数が大幅に増大する
ことになった。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、周辺の設備を損傷させることなく、安全に、か
つ短期間に鉄皮や耐火物を解体できる内燃式熱風炉の解
体方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る内燃式熱風炉の解体方法は、立設された直胴部及び
直胴部の上にコニカル部を介して連結されるドーム部を
有し、外側が鉄皮となって内部には内張り煉瓦を有し、
更に燃焼室と蓄熱室が仕切り煉瓦によって分けられて隣
り合わせに配置され、上部で燃焼室と蓄熱室が連結され
た内燃式熱風炉の解体方法であって、ドーム部及びコニ
カル部を解体、撤去した後、蓄熱室に配置されている蓄
熱煉瓦上及び燃焼室上に仮設された格子状の落下防止用
枠蓋上を解体用重機を移動させながら、解体用重機で解
体した煉瓦屑を燃焼室内に落下排除し、更に、解体用重
機は、直胴部に仮設された門型架構に一端が支持された
バランサ付きのワイヤによって支持されて、解体作業を
行う。これによって、解体用重機は、蓄熱煉瓦上及び落
下防止用枠蓋上を移動しながら、落下の心配無く耐火物
を解体することができると共に、解体した煉瓦屑を燃焼
室内に落下排除でき、しかも、解体用重機の移動により
ワイヤが弛むことがない。
【0006】本発明に係る内燃式熱風炉の解体方法にお
いて、門型架構は、直胴部の順次切り下げられる鉄皮に
固定されるように構成することもできる。これによっ
て、より安全に、かつ鉄皮及び煉瓦を共に解体、撤去で
きる。本発明に係る内燃式熱風炉の解体方法において、
門型架構には、落下防止用枠蓋の昇降手段が設けられ
て、燃焼室の解体を行う場合には、落下防止用枠蓋を上
げて行うように構成することもできる。これによって、
落下防止用枠蓋の昇降を、門型架構を介して確実に行う
ことができ、しかも、落下防止用枠蓋を門型架構に確実
に保持できる。
【0007】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る内燃式熱風炉の解体方法に用いる解体装置の正
面図、図2は図1の矢視A−A断面図、図3は本発明の
一実施の形態に係る内燃式熱風炉の解体方法に用いる解
体装置の門型架構の平面図、図4は同側面図、図5
(A)、(B)はそれぞれ門型架構の鉄皮への固定方法
を示す説明図、図6はバランサ付きのワイヤの取付けを
示す説明図、図7はドーム頂部の鉄皮の撤去を示す説明
図、図8はドーム頂部の耐火煉瓦の解体を示す説明図、
図9はドーム部の上側鉄皮の撤去を示す説明図、図10
はドーム部及びコニカル部の耐火煉瓦の解体を示す説明
図、図11はコニカル部の耐火煉瓦の解体とドーム部及
びコニカル部の下側鉄皮の撤去を示す説明図、図12は
直胴部の解体、撤去を示す説明図である。
【0008】図1、図2及び図7〜図12に示すよう
に、本発明の一実施の形態に係る内燃式熱風炉の解体方
法は、立設された直胴部10及び直胴部10の上にコニ
カル部11を介して連結されるドーム部12を有し、外
側が鉄皮13となって内部には内張り煉瓦14を有し、
更に燃焼室15と蓄熱室16が仕切り煉瓦17によって
分けられて隣り合わせに配置され、上部で燃焼室15と
蓄熱室16が連結された内燃式熱風炉の解体方法であっ
て、さらに、詳細には、ドーム部12及びコニカル部1
3の耐火物及び鉄皮を解体、撤去した後の解体方法に関
するものである。
【0009】図1〜図4に示すように、本発明の一実施
の形態に係る内燃式熱風炉の解体方法を適用する解体装
置18は、蓄熱室16に配置されている蓄熱煉瓦19上
及び燃焼室15上に仮設された格子状の落下防止用枠蓋
20上を解体用重機21を移動させながら、解体用重機
21で解体した煉瓦屑21aを燃焼室15内の底部に落
下排除し、更に、解体用重機21は、直胴部10に仮設
された門型架構22に一端が支持されたバランサ付きの
ワイヤ23によって支持されて、解体作業を行うように
構成されている。以下、これらについて詳しく説明す
る。
【0010】図1〜図4に示すように、門型架構22は
下部の4箇所が、切断された直胴部10の鉄皮13の上
部に仮設された4本のH形鋼からなる垂直部材24〜2
7と、垂直部材24〜27の上端に4隅部の下面が固定
された矩形状の架台枠28とを備えている。図3に示す
ように、架台枠28は、鉄皮13の上面29の直径Dよ
り少し短いH形鋼からなる2本の長尺材30、31が、
直径Dの約半分の長さの平行間隔Tを開けて配置されて
おり、長尺材30、31の両端部が同じサイズのH形鋼
からなる2本の短尺材32、33によりそれぞれ連結さ
れて4角形状の枠を形成している。図3に示すように、
短尺材32、33の内側の長尺材30、31間には、小
さいサイズのH形鋼からなる2本の補強部材34、35
が平行間隔hを開けて配置されており、補強部材34、
35の内側には、さらに、小さいサイズのH形鋼からな
る2本の支持部材36、37が平行間隔tを開けて配置
されている。また、水平に設けられた斜部材38〜43
が、図に示すように配置されて架台枠28を補強してい
る。図1及び図4に示すように、架台枠28を構成する
長尺材30、31、短尺材32、33の下面と隣接する
垂直部材24〜27の内側の側面との間には、補強用の
斜部材44〜47が、図に示すように配置されて門型架
構22を補強している。
【0011】図5(A)、(B)に示すように、垂直部
材24(25〜27も同じ)の下端には矩形状の座板4
8が固着されており、座板48の下面には矩形状で長尺
の板の先端部を外側に傾斜させた一対のガイド板49、
50が所定の平行間隔を開けて設けられている。門型架
構22を直胴部10に仮設する際、ガイド板49、50
の先端部により、鉄皮13の上端部がガイドされるよう
になっている。ガイド板49、50の上部には、鉄皮1
3に形成された取付け孔51に挿通する固定ピン52が
嵌入する嵌入孔53がそれぞれ形成されており、固定ピ
ン52は座金54を介して割りピン55によりガイド板
49、50に固定されている。
【0012】図1、図3、図4及び図6に示すように、
門型架構22の架台枠28の支持部材36、37の中心
部には、解体用重機21に取付け金具(図示せず)を介
して取付けられたワイヤ23用のプーリー56が、軸受
けブラケット57を介して回転可能に設けられている。
プーリー56に対応するプーリー58が、架台枠28の
短尺材32の中央部に軸受けブラケット59を介して回
転可能に設けられている。
【0013】図6に示すように、架台枠28の短尺材3
2の下面60には所定の平行間隔を開けて、長尺で矩形
状の一対の摺動ガイド板61、62が垂下されて設けら
れている。摺動ガイド板61、62間には、摺動ガイド
板61、62にガイドされて上下動可能なプーリー63
が、軸受けブラケット64を介して回転可能に設けられ
ている。軸受けブラケット64の下部にはボルト・ナッ
トにより着脱可能なバランサの一例であるカウンターウ
エイト用の矩形板状のウエイトピース65が複数枚積層
されて取付けられている。ウエイトピース65の枚数を
調整することによってワイヤ13の張力(解体用重機2
1の移動によってもワイヤ13が弛まない程度の張力)
を調整することができる。
【0014】図1に示すように、解体用重機21に一端
が固定されたワイヤ23の他端は、プーリー56、プー
リー58、プーリー63を介して、架台枠28の下面6
0に取付けられたワイヤ固定金具66に固定されてい
る。また、図6に示すように、摺動ガイド板61、62
間の短尺材32の下面60には、上下に摺動する軸受け
ブラケット64の上面67と当接するストッパー68が
設けられている。従って、解体用重機21の移動に合わ
せてワイヤ23が追随して導出、入され、しかもストッ
パー68によりワイヤ23の導出量を規制することがで
きるので、ワイヤ23が弛んで解体用重機21の移動や
解体用重機21による解体の邪魔となることは無く、し
かも解体用重機21の落下を確実に防止することができ
る。
【0015】図2を参照して落下防止用枠蓋20の構造
について説明する。落下防止用枠蓋20は、平行間隔を
開けて配置された一対の主横材69、70と、主横材6
9、70の外側又は主横材69、70間に主横材69、
70に直交させて設けられた主縦材71〜76とを備え
ている。さらに、主横材69、70の両端部を接続する
補助縦材77、78と、主縦材71、72の先端部、及
び主縦材73、74の先端部を接続する補助横材79、
80と、主横材69、70の両端部と隣接する主縦材7
1〜74の先端部とを接続する斜め材81〜84とを備
え、さらに、図に示すように、主横材69、70に平行
に複数の補助縦材が設けられている。従って、落下防止
用枠蓋20は、順次補助横材79、斜め材82、補助縦
材78、斜め材84、補助横材80、斜め材83、補助
縦材77及び斜め材81からなる8本の外形部材により
連結された偏平の8角形に形成されると共に、煉瓦屑2
1aが通過して落下するために格子状に形成されてい
る。なお、落下防止用枠蓋20は、H形鋼や溝形鋼等の
形鋼からなる材料により構成されている。
【0016】図1に示すように、門型架構22には、落
下防止用枠蓋20をチェーン等からなる吊り部20aを
介して昇降する昇降手段(図示せず、例えば、ホイスト
等)が設けられており、燃焼室15の解体を行う場合に
は、実線で示すように、落下防止用枠蓋20を上げて行
ない、一方、蓄熱室16側の煉瓦の解体を行う場合に
は、必要に応じて、2点鎖線で示すように、落下防止用
枠蓋20を燃焼室15の開口部上に配置し、解体用重機
21が落下防止用枠蓋20上を移動するようになってい
る。
【0017】次いで、解体装置18を用いた本発明の一
実施の形態に係る内燃式熱風炉の解体方法について、図
1及び図7〜図12を参照しながら説明する。 (1)複数の内燃式熱風炉のドーム部12の頂部に重機
載置用架台85(図8参照)を設置する。 (2)図7に示すように、ドーム部12のドーム頂部鉄
皮86をガス切断し、撤去して開孔する。 (3)図8に示すように、大型重機(ブレーカー)87
を重機載置用架台85上に載置し、大型重機87により
ドーム煉瓦88を解体し煉瓦屑を炉内に落とす。 (4)図9に示すように、ドーム頂部鉄皮86の開孔部
を切断により拡大し、撤去した後、大型重機87でドー
ム煉瓦88を解体する。 (5)図10に示すように、解体用重機21を蓄熱室1
6上に搭載した後、門型架構22をセットし、解体用重
機21にバランサ付き(緊張用カウンターウエイト付
き)のワイヤ23を取付けて、ドーム煉瓦88をさらに
解体する。
【0018】(6)図11に示すように、直胴部10迄
(コニカル部11の下方約1m)耐火煉瓦を落とした
後、鉄皮13と既設デッキ89を縦割りで切断、撤去す
る。 (7)図12に示すように、直胴部10の蓄熱煉瓦19
上面に解体用重機21を載置した後、門型架構22を鉄
皮13の残部上に仮設する(図5参照)。 (8)図1に示すように、燃焼室15の開口部に落下防
止用枠蓋20を仮設し、解体用重機21にバランサ付き
のワイヤ23を取付ける。 (9)解体用重機21を蓄熱煉瓦19及び落下防止用枠
蓋20上を移動させ、しかも、必要に応じて、落下防止
用枠蓋20を昇降手段により適宜昇降させながら、直胴
部10の煉瓦を解体し、煉瓦屑21aは落下防止用枠蓋
20を介して燃焼室15底部の一か所に落下させる。 (10)解体レベルに応じてレベルを下げて鉄皮13を
切断し、門型架構22を直胴部10の切り下げられた鉄
皮13に移設、固定する。 (11)以降、前記(9)、(10)を繰り返して解体
作業を行う。なお、状況に応じて、大型重機87の代わ
りに解体用重機21を使用することもできる。
【0019】前記実施の形態においては、直胴部10の
解体時に、鉄皮13を切断、撤去して、門型架構22
を、直胴部10の順次切り下げられる鉄皮13に固定す
るようにしたが、これに限定されず、必要に応じて、鉄
皮13の切断、撤去を行わなくても構わない。門型架構
22に落下防止用枠蓋20の昇降手段を設け、燃焼室1
5の解体を行う場合には、落下防止用枠蓋20を上げて
行うようにしたが、これに限定されず、落下防止用枠蓋
20をその他の方法で昇降させることもできる。解体用
重機21に取付けたワイヤ23は、カウンターウエイト
を設けた動滑車(プーリー63)を介して緊張させた
が、これに限定されず、その他の方法により、ワイヤ2
3を緊張させることもでき、また、導出量が小さい場合
等には、ワイヤ23を固定滑車を介して緊張させること
もできる。
【0020】落下防止用枠蓋20は、形鋼を格子状に構
成した構造としたが、これに限定されず、解体用重機2
1の搭載、移動に対して十分な強度を有し、しかも、煉
瓦屑21aを通過できる大きさの孔が形成され、かつ、
燃焼室15の上端に配置できるならば、どの様な構造の
ものであっても構わない。門型架構22には架台枠28
の下面60に4本の垂直部材24〜27を設けたが、こ
れに限定されず、状況に応じて、架台枠に垂直部材を3
本又は5本以上とすることもできる。
【0021】
【発明の効果】請求項1〜3記載の内燃式熱風炉の解体
方法においては、解体用重機は、蓄熱煉瓦上及び落下防
止用枠蓋上を移動しながら、落下の心配無く耐火物を解
体することができると共に、解体した煉瓦屑を燃焼室内
に落下排除できるので、安全かつ簡単に解体作業及び排
出作業ができると同時に、しかも、解体用重機の移動に
よりワイヤが弛むことがないので、解体用重機がワイヤ
を踏んだり、損傷することが無く、安全性が向上する。
特に、請求項2記載の内燃式熱風炉の解体方法において
は、より安全に、かつ鉄皮及び煉瓦を共に解体、撤去で
きるので、解体作業の安全性及び作業性が向上する。請
求項3記載の内燃式熱風炉の解体方法においては、落下
防止用枠蓋の昇降を、門型架構を介して確実に行うこと
ができ、しかも、落下防止用枠蓋を門型架構に確実に保
持できるので、さらに安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る内燃式熱風炉の解
体方法に用いる解体装置の正面図である。
【図2】図1の矢視A−A断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る内燃式熱風炉の解
体方法に用いる解体装置の門型架構の平面図である。
【図4】同側面図である。
【図5】(A)、(B)はそれぞれ門型架構の鉄皮への
固定方法を示す説明図である。
【図6】バランサ付きのワイヤの取付けを示す説明図で
ある。
【図7】ドーム頂部の鉄皮の撤去を示す説明図である。
【図8】ドーム頂部の耐火煉瓦の解体を示す説明図であ
る。
【図9】ドーム部の上側鉄皮の撤去を示す説明図であ
る。
【図10】ドーム部及びコニカル部の耐火煉瓦の解体を
示す説明図である。
【図11】コニカル部の耐火煉瓦の解体とドーム部及び
コニカル部の下側鉄皮の撤去を示す説明図である。
【図12】直胴部の解体、撤去を示す説明図である。
【符号の説明】
10:直胴部、11:コニカル部、12:ドーム部、1
3:鉄皮、14:内張り煉瓦、15:燃焼室、16:蓄
熱室、17:仕切り煉瓦、18:解体装置、19:蓄熱
煉瓦、20:落下防止用枠蓋、20a:吊り部、21:
解体用重機、21a:煉瓦屑、22:門型架構、23:
ワイヤ、24〜27:垂直部材、28:架台枠、29:
上面、30、31:長尺材、32、33:短尺材、3
4、35:補強部材、36、37:支持部材、38〜4
3:斜部材、44〜47:斜部材、48:座板、49、
50:ガイド板、51:取付け孔、52:固定ピン、5
3:嵌入孔、54:座金、55:割りピン、56:プー
リー、57:軸受けブラケット、58:プーリー、5
9:軸受けブラケット、60:下面、61、62:摺動
ガイド板、63:プーリー、64:軸受けブラケット、
65:ウエイトピース、66:ワイヤ固定金具、67:
上面、68:ストッパー、69、70:主横材、71〜
76:主縦材、77、78:補助縦材、79、80:補
助横材、81〜84:斜め材、85:重機載置用架台、
86:ドーム頂部鉄皮、87:大型重機、88:ドーム
煉瓦、89:既設デッキ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立設された直胴部及び該直胴部の上にコ
    ニカル部を介して連結されるドーム部を有し、外側が鉄
    皮となって内部には内張り煉瓦を有し、更に燃焼室と蓄
    熱室が仕切り煉瓦によって分けられて隣り合わせに配置
    され、上部で前記燃焼室と前記蓄熱室が連結された内燃
    式熱風炉の解体方法であって、前記ドーム部及び前記コ
    ニカル部を解体、撤去した後、前記蓄熱室に配置されて
    いる蓄熱煉瓦上及び前記燃焼室上に仮設された格子状の
    落下防止用枠蓋上を解体用重機を移動させながら、前記
    解体用重機で解体した煉瓦屑を前記燃焼室内に落下排除
    し、更に、前記解体用重機は、前記直胴部に仮設された
    門型架構に一端が支持されたバランサ付きのワイヤによ
    って支持されて、解体作業を行うことを特徴とする内燃
    式熱風炉の解体方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の内燃式熱風炉の解体方法
    において、前記門型架構は、前記直胴部の順次切り下げ
    られる鉄皮に固定されることを特徴とする内燃式熱風炉
    の解体方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の内燃式熱風炉の解
    体方法において、前記門型架構には、前記落下防止用枠
    蓋の昇降手段が設けられて、前記燃焼室の解体を行う場
    合には、前記落下防止用枠蓋を上げて行うことを特徴と
    する内燃式熱風炉の解体方法。
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