JP3017655B2 - 熱風炉解体方法 - Google Patents

熱風炉解体方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉に熱風を送る熱風
炉を解体する熱風炉解体方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高炉の周囲には、通常、3〜4基の熱風
炉が配置されており、数年毎にこれら熱風炉の改修工事
が行われる。この改修工事に当たっては、熱風炉に使わ
れている煉瓦のうちの一部または全部が解体される。熱
風炉の煉瓦を解体する方法としては、一般に、発破工法
が多く使用されている。発破工法としては、例えば、ド
ーム部に多数の発破を仕掛けてドーム部の鉄皮を撤去せ
ずに煉瓦を解体する方法が知られている(特開昭52−
044703号公報参照)。また、その他の方法として
は、クレーンとゴンドラを利用して主に人力によって煉
瓦を解体する方法(特開昭57−120605号公報参
照)や、主に人力によって、熱風炉の煉瓦のうちの一部
を解体して熱風炉内に堆積し、この堆積した煉瓦を足場
にして煉瓦の解体を続ける方法が知られている(特開昭
57−089414号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した解体方法のう
ち発破を使用する解体方法では、安全を確保するために
発破する際の立入禁止区域を広くし、また、誘導電流に
起因して誤って発破することを防止するために周辺を停
電させる。このため、複数基ある熱風炉を操業中に1基
ずつ改修する場合にはこの解体方法を使用できない。ま
た、上記した解体方法のうちクレーンとゴンドラを利用
して主として人力によって解体する方法では、ドーム部
のアーチ煉瓦を解体する際、煉瓦の上に乗って自分の足
元をブレーカーで解体することとなり危険が伴い、さら
に、解体した煉瓦を排出シュートに投入できる程度の大
きさに小割りする作業は大ハンマーを振る重筋作業であ
る。また、上記した解体方法のうち堆積した煉瓦を足場
にする方法は、側壁の煉瓦を熱風炉内側に倒して、大ハ
ンマによって小割りする重筋作業を伴う。
【0004】本発明は、上記事情に鑑み、操業中の他の
熱風炉を停止させずに、しかも従来に比べ重筋作業を低
減した熱風炉解体方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の熱風炉解体方法は、上部に燃焼室ドームを有
する燃焼室と、上部に蓄熱室ドームを有し上記燃焼室か
ら分離された蓄熱室と、上記燃焼室ドーム及び上記蓄熱
室ドームを互いにつなぐドーム連結管とを備えた熱風炉
を解体する熱風炉解体方法において、 (1)上記ドーム連結管の上壁部の鉄皮を撤去し、この
上壁部の煉瓦を重機を用いて解体するドーム連結管解体
工程 (2)上記燃焼室ドーム及び上記蓄熱室ドームそれぞれ
の鉄皮を撤去する鉄皮撤去工程 (3)上記ドーム連結管解体工程終了後に、上記ドーム
連結管の解体した部分から上記ドーム連結管の底壁部に
重機を配置し、この重機を用いて上記蓄熱室ドームの煉
瓦のうちの少なくとも一部の煉瓦及び上記燃焼室ドーム
の煉瓦を解体するドーム解体工程 (4)上記燃焼室及び上記蓄熱室それぞれの鉄皮に高さ
方向に複数の排出口を形成し、解体された煉瓦を外部に
排出する排出シュートを上記排出口に接続する排出シュ
ート形成工程 (5)上記燃焼室直胴部の鉄皮及び煉瓦それぞれに高さ
方向及び周方向に所定間隔で孔を形成し、この孔にそれ
ぞれ所定長さのピンを差し込むことにより上記燃焼室内
にこのピンを突出させ、重機が載置された載置板を、周
方向に差し込まれた複数のピンに支持させて順次に降ろ
し、この載置板に載置された重機で燃焼室の煉瓦を解体
しながら、解体された煉瓦を上記排出シュートを通して
外部に排出する燃焼室解体工程 (6)上記ドーム解体工程で解体された煉瓦を上記蓄熱
室の煉瓦に積み重ねることにより、上記ドーム連結管の
上記底壁部に配置された上記重機が上記蓄熱室に移動す
る通路を形成し、この重機をこの通路により移動させ、
移動したこの重機を用いて上記蓄熱室ドームの煉瓦のう
ちの残った部分を解体し、上記蓄熱室の煉瓦をこの煉瓦
の上部から解体し始め、解体された煉瓦を上記排出シュ
ートを通して外部に排出しながら上記蓄熱室の煉瓦を解
体し続ける蓄熱室解体工程を含むことを特徴とするもの
である。
【0006】ここで、 (7)上記ドーム連結管解体工程が、上記ドーム連結管
の上壁部の鉄皮を撤去し、この上壁部の煉瓦を重機を用
いて解体し、解体された煉瓦を上記ドーム連結管の底壁
部に貯めておくものであり、 (8)上記ドーム解体工程に先立って、燃焼室直胴部の
煉瓦の天端部に蓋をすると共に、蓄熱室の煉瓦のうち非
改修煉瓦の閉塞を防ぐ栓を改修煉瓦の下端のカナール孔
及びこの非改修煉瓦の上端のカナール孔のうちの少なく
とも一方に挿入する閉塞防止工程を含むことが好まし
い。
【0007】
【作用】本発明の熱風炉解体方法によれば、重機を用い
てドーム連結管の上壁部の煉瓦を解体して、底壁部に重
機を配置して燃焼室ドームと蓄熱室ドームの煉瓦を解体
し、この解体された煉瓦を蓄熱室の煉瓦に積み重ねて通
路を形成し、重機が蓄熱室の煉瓦に乗れるようにしたの
で、蓄熱室ドームの煉瓦を全て重機で解体できる。ま
た、この重機を用いて蓄熱室の煉瓦を解体するので、蓄
熱室の煉瓦解体作業を機械化できる。燃焼室直胴部の煉
瓦を解体するに当たっては、重機が載置された載置板を
複数のピンに支持させて順次に降ろし、重機を用いて煉
瓦を解体するので、燃焼室の煉瓦解体作業も機械化でき
る。さらに、解体された煉瓦を排出シュートから外部に
排出できるので、煉瓦排出作業も機械化でき、従来に比
べ重筋作業を低減できる。この熱風炉解体方法は、他の
熱風炉の操業とは独立して行えるので、操業中の他の熱
風炉を停止させず行える。
【0008】ここで、上記(7)及び(8)の方法を採
用した場合は、熱風炉の煉瓦のうちの一部を解体すると
き、燃焼室及び蓄熱室双方の下部の非改修煉瓦を損傷さ
せることなく解体できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の熱風炉解体方
法の一実施例について説明する。図1に、熱風炉解体方
法のうちのドーム連結管解体方法を示す。熱風炉10の
ドームの煉瓦を重機を用いて解体するために、ドーム連
結管12の側方に、作業半径の小さい小型重機14を載
置するデッキ16を設置する。ドーム連結管12の上壁
部の鉄皮を撤去し、小型重機14を使って上壁部の煉瓦
12aを解体し、解体された煉瓦をドーム連結管12の
底壁部13(図2参照)に貯める。
【0010】次に、大型重機18をクレーンで吊り上
げ、図2に示すように、ドーム連結管12の、解体され
た上壁部を通して底壁部13に貯められた煉瓦13aの
上に大型重機18を載置する。大型重機18としては、
燃焼室20上部の燃焼室ドーム22に張り付けられた燃
焼室ドーム煉瓦24を全て解体できるだけの作業半径を
もったものを使用する。燃焼室ドーム鉄皮26及び蓄熱
室ドーム鉄皮36を撤去し、その後、大型重機18を使
って、燃焼室ドーム煉瓦24、及び蓄熱室30の蓄熱室
ドーム32に張り付けられた蓄熱室ドーム煉瓦34を解
体する。この解体に先立って、燃焼室直胴部40の煉瓦
の天端部に煉瓦受デッキ(本発明にいう蓋の一例)42
を置き、さらに、蓄熱室30の煉瓦のうち非改修煉瓦3
8の閉塞を防ぐ栓(図示せず)を非改修煉瓦38のカナ
ール孔に挿入する。煉瓦受デッキ42を置くに当たって
は、ドーム連結管12を解体よりも前に、燃焼室ドーム
鉄皮26及び燃焼室ドーム煉瓦24に開口部28を形成
し、この開口部28から煉瓦受デッキ42の部材を取り
込んで組み立てる。このように、燃焼室直胴部40の煉
瓦の天端部に煉瓦受デッキ42を置くと、解体された燃
焼室ドーム煉瓦34が煉瓦受デッキ42に受け止められ
るため、燃焼室20の下部のバーナ煉瓦44を保護でき
る。この煉瓦受デッキ42の目的は、次の(1)〜
(3)である。 (1)下部バーナ煉瓦等の流用部を保護する (2)ドーム煉瓦解体屑の排出を容易にする(バーナ煉
瓦上に落下させると、炉内デッキ64の障害となり機械
化できない) (3)大型重機18の作業半径が燃焼室ドームの全てを
カバーできないときこの蓋の上に煉瓦屑を溜めて斜路と
し、燃焼室側へ移動してドーム煉瓦全てを解体すること
を可能にする 大型重機18が載置された高さと、蓄熱室30のチェッ
カー煉瓦上端50の高さとの差が大きくて大型重機18
が移動できないため、解体された燃焼室ドーム煉瓦34
を蓄熱室30のチェッカー煉瓦上端50に積み重ねて傾
斜した通路52を形成する。この通路52により、大型
重機18をチェッカー煉瓦上端50に移動させることが
でき、底壁部13に置いた大型重機18では解体できな
い範囲の蓄熱室ドーム煉瓦34を解体でき、これによ
り、蓄熱室ドーム煉瓦34を全て大型重機18を使って
解体できる。この大型重機18は、一般にパワーショベ
ルと呼ばれるもので、先端のアタッチメントを取替える
ことによって油圧ブレーカとして機能するものである。
尚、ドーム連結管12の底壁部13に溜めた煉瓦13a
の処理は、大型重機18を用いて煉瓦13aを蓄熱室3
0側に移動させ、排出シュート60に投入することによ
り行う。また、底壁部煉瓦の解体も大型重機18を用い
て行う。
【0011】ここで、燃焼室20及び蓄熱室30それぞ
れの鉄皮20a,30aに高さ方向に複数の排出口(図
示せず)を形成し、解体された煉瓦を外部に排出する排
出シュート60を排出口に接続しておく。蓄熱室30の
改修煉瓦54を解体するに当たっては、改修煉瓦54の
上部から解体し始め、解体された煉瓦を排出シュート6
0を通して外部に排出しながら改修煉瓦54を解体し続
ける。解体した蓄熱室ドーム煉瓦34も排出シュート6
0を通して外部に排出する。
【0012】次に、図4を参照して燃焼室直胴部46の
煉瓦を解体する方法を説明する。燃焼室直胴部46の煉
瓦48を重機で解体するに当たっては、重機をゴンドラ
で吊り下げる方法を採用すると、吊りワイヤが障害とな
り重機では解体できない。そこで、ここでは、炉内デッ
キ(本発明にいう載置板の一例)64を使う方法を採用
した。
【0013】この炉内デッキ64を使う方法では、先
ず、燃焼室直胴部46の鉄皮62及び煉瓦48それぞれ
に高さ方向及び周方向に所定間隔で孔を形成する。この
孔にそれぞれ所定長さのピン68a,68b,68c,
68dを差し込むことにより燃焼室20の内部にこのピ
ン68a,68b,68c,68dを突出させる。重機
70が載置された炉内デッキ64をホイスト72で吊り
下げて、周方向に差し込まれた最上段の複数のピン68
aに支持させる。炉内デッキ64からホイスト72を取
り外し、重機70で煉瓦48を解体しながら、解体され
た煉瓦を排出シュート60を通して外部に排出する。複
数のピン68aに支持された炉内デッキ64の位置での
解体作業が終了すると、ピン68aを抜き取り、重機7
0が載置された炉内デッキ64をホイスト72で再び吊
り下げて、周方向に差し込まれた次段の複数のピン68
bに支持させて解体作業を上記と同様にして行う。この
解体作業が終了すると、重機70が載置された炉内デッ
キ64をホイスト72で再び吊り下げ順次に複数のピン
68c,68dに支持させて、上記と同様に解体作業を
行う。これにより、燃焼室直胴部46の煉瓦48の解体
作業を重機を使って行うことができる。
【0014】ここで、上記ピン68a,68b,68
c,68dを差し込む間隔について説明する。周方向の
間隔は、上記の炉内デッキ64を確実に支持できる間隔
でよく、燃焼室20のサイズによって決められる。高さ
方向の間隔が長い場合、炉内デッキ64から煉瓦48ま
での距離が長くなり、解体した煉瓦が重機70に倒れる
おそれがあって危険である。このため、高さ方向の間隔
を2.5〜3.0mにして炉内デッキ64の移動ピッチ
を2.5〜3.0m程度にする。ところが、この間隔で
鉄皮62及び煉瓦48に孔を形成しようとしても、炉外
の既設デッキや管座等が障害となることがある。そこ
で、図5に示すように、炉内デッキ64に高さの異なる
脚64a,64bを取り付け、ピン68a,68b,6
8c,68dの上に例えば脚64aをのせて炉内デッキ
64を支持する。炉内デッキ64の高さを変えるとき
は、炉内デッキ64をホイスト72で少し吊り上げて回
転させ、脚64bをピン68の上にのせて炉内デッキ6
4を支持する。これにより、炉内デッキ64の高さを容
易に変えることができる。この高さを変える他の方法と
しては、炉内デッキ64を回転させずにホイスト72で
炉内デッキ64を少し吊り上げ、例えば脚64aを支持
しているピン68を、炉内に張り出している長さ分抜
く。そして例えば脚64bを支持するピン68を差し込
んでホイスト72を所定の高さだけ下げて高さを変える
方法もある。
【0015】以上のように機械を使う解体方法によって
熱風炉煉瓦を解体するので、人力による解体作業が大幅
に削減され重筋作業や危険作業がなくなる。尚、大型重
機と小型重機を使い分けたが、これに限るものではな
く、熱風炉の大きさ等に合わせて選定すればよい。さら
に熱風炉煉瓦を部分解体するような場合について説明し
たがこれに限るものではなく、全ての耐火物を解体する
場合に適用してもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の熱風炉解体
方法によれば、熱風炉の煉瓦の全部を解体、又は煉瓦の
うちの一部を解体するような場合において、重機の能力
(重機の大きさ)と設置場所を容易に変更できるので、
従来人力によって解体していた煉瓦を機械力によって解
体できる。また、発破工法を使用しなくても解体できる
ので、熱風炉を1基づつ停止して高炉の操業を継続しな
がら熱風炉の改修を安全に施工できるという効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の熱風炉解体方法のうちのド
ーム連結管解体方法を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施例の熱風炉解体方法のうちの蓄
熱室ドーム煉瓦を解体する方法を示す模式図である。
【図3】本発明の一実施例の熱風炉解体方法のうちの蓄
熱室の煉瓦を解体する方法を示す模式図である。
【図4】燃焼室直胴部の煉瓦を解体する方法を示す模式
図である。
【図5】炉内デッキを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 熱風炉 12 ドーム連結管 13 底壁部 14 小型重機 18 大型重機 20 燃焼室 22 燃焼室ドーム 24 燃焼室ドーム煉瓦 26 燃焼室ドーム鉄皮 30 蓄熱室 32 蓄熱室ドーム 34 蓄熱室ドーム煉瓦 36 蓄熱室ドーム鉄皮 38 非改修煉瓦 40 燃焼室直胴部 42 煉瓦受デッキ 52 通路 60 排出シュート 64 炉内デッキ 68a,68b,68c,68d ピン 70 重機
フロントページの続き (72)発明者 古川 泰光 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社 水島製鉄所内 (72)発明者 亀岡 克史 東京都千代田区神田須田町2丁目11番地 川鉄マシナリー株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21B 9/10 302

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に燃焼室ドームを有する燃焼室と、
    上部に蓄熱室ドームを有し前記燃焼室から分離された蓄
    熱室と、前記燃焼室ドーム及び前記蓄熱室ドームを互い
    につなぐドーム連結管とを備えた熱風炉を解体する熱風
    炉解体方法において、 前記ドーム連結管の上壁部の鉄皮を撤去し、該上壁部の
    煉瓦を重機を用いて解体するドーム連結管解体工程と、 前記燃焼室ドーム及び前記蓄熱室ドームそれぞれの鉄皮
    を撤去する鉄皮撤去工程と、 前記ドーム連結管解体工程終了後に、前記ドーム連結管
    の解体した部分から前記ドーム連結管の底壁部に重機を
    配置し、該重機を用いて前記蓄熱室ドームの煉瓦のうち
    の少なくとも一部の煉瓦及び前記燃焼室ドームの煉瓦を
    解体するドーム解体工程と、 前記燃焼室及び前記蓄熱室それぞれの鉄皮に高さ方向に
    複数の排出口を形成し、解体された煉瓦を外部に排出す
    る排出シュートを前記排出口に接続する排出シュート形
    成工程と、 前記燃焼室直胴部の鉄皮及び煉瓦それぞれに高さ方向及
    び周方向に所定間隔で孔を形成し、該孔にそれぞれ所定
    長さのピンを差し込むことにより前記燃焼室内に該ピン
    を突出させ、重機が載置された載置板を、周方向に差し
    込まれた複数のピンに支持させて順次に降ろし、該載置
    板に載置された重機で燃焼室の煉瓦を解体しながら、解
    体された煉瓦を前記排出シュートを通して外部に排出す
    る燃焼室解体工程と、 前記ドーム解体工程で解体された煉瓦を前記蓄熱室の煉
    瓦に積み重ねることにより、前記ドーム連結管の前記底
    壁部に配置された前記重機が前記蓄熱室に移動する通路
    を形成し、該重機を該通路により移動させ、移動した該
    重機を用いて前記蓄熱室ドームの煉瓦のうちの残った部
    分を解体し、前記蓄熱室の煉瓦を該煉瓦の上部から解体
    し始め、解体された煉瓦を前記排出シュートを通して外
    部に排出しながら前記蓄熱室の煉瓦を解体し続ける蓄熱
    室解体工程とを含むことを特徴とする熱風炉解体方法。
  2. 【請求項2】 前記ドーム連結管解体工程が、前記ドー
    ム連結管の上壁部の鉄皮を撤去し、該上壁部の煉瓦を重
    機を用いて解体し、解体された煉瓦を前記ドーム連結管
    の底壁部に貯めておくものであり、 前記ドーム解体工程に先立って、燃焼室直胴部の煉瓦の
    天端部に蓋をすると共に、蓄熱室の煉瓦のうち非改修煉
    瓦の閉塞を防ぐ栓を改修煉瓦の下端のカナール孔及び該
    非改修煉瓦の上端のカナール孔のうちの少なくとも一方
    に挿入する閉塞防止工程を含むことを特徴とする請求項
    1記載の熱風炉解体方法。
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