JP6773065B2 - バーナー部の解体方法 - Google Patents

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Description

本発明は、外燃式熱風炉の燃焼室底部に形成されているバーナー部の解体方法に関する。
高炉に熱風を送る外燃式熱風炉の解体方法としては、例えば特許文献1に記載の解体方法がある。
特許文献1には、外燃式熱風炉の解体として、熱風炉内に重機を投入し、重機によって煉瓦を解体することが記載されている。
特開平8−260011号公報
しかしながら、燃焼室底部に有するバーナー部の解体の際に、バーナー煉瓦部の上に直接、重機を載せると、下部が空洞になっていることから、バーナー煉瓦部の煉瓦が崩落する可能がある。
このため、従来、燃焼室底部の煉瓦解体は、手作業で実施されているのが現状である。
なお、燃焼室の外周に重機を載置する仮設ステージを形成して行う方法も考えられるが、燃焼室全周に亘って仮設ステージを形成する必要があると共に、煉瓦解体につれて、その仮設ステージの高さを変更する必要があることから、大規模な仮設ステージとなる可能性がある。
本発明は、上記のような点に着目してなされたもので、外燃式熱風炉の燃焼室底部の煉瓦解体を短期間で行うことを目的とする。
課題を解決するために、本発明の一態様は、燃焼空気が供給される第1の空洞部及び燃焼ガスが供給される第2の空洞部に充填材を充填した後に、上記バーナー煉瓦部の上に重機を載せて、上記重機によって上記バーナー煉瓦部の煉瓦を解体することを要旨とする。
本発明の一態様によれば、バーナー部の上に安全に重機を載せて、当該重機でバーナー煉瓦部の煉瓦の解体作業が出来るので、手作業で行う場合に比べて、外燃式熱風炉の燃焼室底部の煉瓦解体を、安全且つ短期間に行うことが可能となる。
直胴部の解体を説明する概念図である。 バーナー煉瓦部の工程例を示す図である。 開孔工程を説明する上面図である。 開孔工程を説明する側面図である。 開孔工程を説明する側面図である。 充填材注入工程を説明する側面図である。 煉瓦解体工程の開始状態を説明する側面図である。 煉瓦解体工程の後期の状態を説明する側面図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態の外燃式熱風炉における燃焼室の解体は、燃焼室のドーム及び直胴部の解体と、燃焼室底部のバーナー部の解体に区分される。
本実施形態では、燃焼室内に重機を投入し、その重機によって、燃焼室の煉瓦を上側から順次解体していく。重機で解体した煉瓦は、クレーンで吊って燃焼室内に搬入した、バックホッパーなどの回収容器に入れて排出する。
<燃焼室のドーム及び直胴部の解体>
本実施形態では、燃焼室のドーム及び直胴部の解体は、特許文献1に記載の解体方法に準じて行う場合を例に挙げて説明する。本発明は、燃焼室直胴部の解体方法については、公知の解体方法を適宜、採用すればよいが、特許文献1に記載の解体方法に準じた解体方法を適用することが好ましい。
燃焼室のドームの煉瓦解体は、例えば、燃焼室直胴部の上部に上部デッキを設置して閉塞してバーナー煉瓦部への煉瓦落下を防止しつつ、燃焼室と蓄熱室との連結部若しくは上部デッキの上に、クレーンで重機を吊り上げて載置する。そして、重機でドームの煉瓦を解体して、クレーンで搬入した回収容器によって、解体した煉瓦を排出する。
燃焼室直胴部2については、図1に示すように、燃焼室直胴部2の鉄皮及び煉瓦からなる壁部に対し、所定高さ毎に周方向に沿って複数のピン孔を形成し、そのピン孔に、燃焼室1内部に突出するようにピン10を設置する。そして、クレーン等で吊り挙げた炉内デッキ11を燃焼室1内に上側から入れて、目的の高さのピン10に支持させる。その炉内デッキ11に重機12を載置して、炉内デッキの高さよりも上方に燃焼室1の煉瓦を解体する。解体した煉瓦は、クレーンで搬入した回収容器によって適宜排出する。
これを繰り返すことで、燃焼室直胴部2の煉瓦を上側から順番に解体する。
また、燃焼室直胴部2の煉瓦と共に、若しくは燃焼室直胴部2の煉瓦解体後に、煉瓦解体が完了した燃焼室直胴部2の壁部を構成していた鉄皮も解体する。
炉内デッキを燃焼室直胴部2の壁部に支持させることで、燃焼室直胴部2の解体について、バーナー煉瓦部を保護しながら実施することができる。
<燃焼室1底部のバーナー部3の解体>
バーナー部3の上方に位置する煉瓦解体が完了したら、燃焼室1底部のバーナー部3の解体を行う。
ここで、バーナー部3は、燃焼ガス及び燃焼空気が通過可能な通路が上下に向けて形成されたバーナー煉瓦部3Bと、上記バーナー煉瓦部3Bの下部に配置されて、燃焼空気が供給される第1の空洞部3C及び燃焼ガスが供給される第2の空洞部3Dとを有する(図4参照)。第1の空洞部3C及び第2の空洞部3Dは、バーナー煉瓦部3Bの煉瓦によって壁面が形成され、バーナー煉瓦部3Bに形成された通路を通じて、直胴部2の空間に燃焼ガスや燃焼空気が供給されるようになっている。
第1の空洞部3C及び第2の空洞部3Dは、バーナー煉瓦部3Bの煉瓦によってアーチ状の壁面となっているが、バーナー煉瓦部3Bの上に直接、重機12を載置して煉瓦解体を行うと、空洞部3C、3Dが崩落する可能性がある。このため、本実施形態では、空洞部3C、3Dに充填材を充填して、バーナー煉瓦部3Bの上を強固な足場とすることで、重機12による燃焼室1底部の煉瓦解体を可能とするものである。
バーナー部3の解体は、図2に示すように、充填工程20と煉瓦解体工程21を有する。
<充填工程20>
充填工程20は、第1の空洞部3C及び第2の空洞部3Dに充填材を充填する工程である。
本実施形態の充填工程20は、開孔工程20Aと充填材注入工程20Bを有する。
(開孔工程20A)
開孔工程20Aは、バーナー煉瓦部3Bに対し、バーナー煉瓦部3B上面から第1の空洞部3C及び第2の空洞部3Dに貫通する貫通孔24をそれぞれ開孔する工程である。
まず、図3及び図4に示すように、燃焼室1底部の壁部3Aの上端にフレーム22を架設する。フレーム22は、上面視で見て、第1の空洞部3C及び第2の空洞部3Dの対向方向に沿った方向に配設する。フレーム22は例えばH形鋼を採用する。図3中、符号30は、貫通孔の形成位置を示す。
次に、そのフレーム22に対し、削孔機23を、軸を上下にして支持させる。そして、削孔機23で、バーナー煉瓦部3Bを上下に貫通する貫通孔24を開孔する。
貫通する位置は、平面視で、第1の空洞部3C及び第2の空洞部3Dの天井面と重なる位置とする。この例では、第1の空洞部3C及び第2の空洞部3Dにそれぞれ連通する貫通孔24を2個ずつ開孔する場合を例示している。貫通孔24の開口断面積は、バーナー煉瓦部3Bの上端面に開口している通路の開口部の開口断面積よりも大きいことが好ましい。また貫通孔24の開口断面積は、充填する充填材26の径よりも大きくなるように設定する。
本実施形態では、充填材26として平均粒径20〜30mm程度の砕き石からなる粒状体を採用した。また、バーナー煉瓦部3Bの上端面に開口している通路の開口部は、130mm×280mmであった。そして、貫通孔24の開口径を300mmΦとした。
なお、重機12による解体作業に対するバーナー煉瓦部3Bの強度を考慮して、貫通孔24の数や最大開孔径を設計する。
(充填材注入工程20B)
充填材注入工程20Bは、貫通孔24を介して上記第1の空洞部3C及び第2の空洞部3Dに上記充填材26を流し込む工程である。
まず、図5のように、第1の空洞部3C及び第2の空洞部3Dに連通する各配管を取り外し、その配管連通路3E、3Fの開口に封止板25を取り付けて封止する。
次に、開閉ホッパー29に充填材26を入れて、開閉ホッパー29を各貫通孔24の上に吊り上げて設置し、図6のように、開閉ホッパー29内の充填材26を貫通孔24内に落とし込む。
これを繰り返すことで、第1の空洞部3C、第2の空洞部3D及び貫通孔24内に充填材26を充填する。
なお、適宜高圧水を貫通孔24内に噴射して、投入した充填材26が第1の空洞部3C及び第2の空洞部3D内で広がるようにするようにしても良い。この場合、封止板25は、水が漏れ出ることが可能なメッシュ体などであることが好ましい。
<煉瓦解体工程21>
煉瓦解体工程21は、充填工程20の後に、図7のように、バーナー煉瓦部3Bの上に重機12を載せて、重機12によってバーナー煉瓦部3Bの煉瓦や壁面の煉瓦を解体する工程である。
すなわち、クレーンで重機12を吊り上げてバーナー煉瓦部3Bの上に載置する。そして、重機12でバーナー煉瓦部3Bの煉瓦や壁面の煉瓦を解体して、クレーンで搬入した回収容器30によって、解体した煉瓦を排出する。これを繰り返して、上側から下側に向けて順番にバーナー煉瓦部3Bの煉瓦や壁面の煉瓦を解体する。
図8は、煉瓦解体工程21の後期の状態を示す。図8中、符号3Gは、壁部3Aを構成していた鉄皮である。
ここで、上記説明では、充填材26として砕き石などからなる粒状体を例示したが、充填材26は、粉状体であっても良い。だたし、回収容器30での排出を考慮すると、粉状体よりも粒状体や粉状体の方が好ましい。
また、充填材26としてコンクリートやモルタルなどを流し込んで充填しても良いが、重機12での解体を考慮すると粒状体の方が好ましい。
また、上記実施形態では、貫通孔24を開孔し、貫通孔24を介して充填材26を第1の空洞部3C及び第2の空洞部3Dに充填しているが、バーナー煉瓦部3Bに形成されている通路を通じて充填材26を第1の空洞部3C及び第2の空洞部3Dに充填するようにしても良い。ただし、直線状に上下に延びる貫通孔24を介して充填材26を投入する方が、より確実に充填することが可能となる。
また、上記説明では、貫通孔24内にも充填材26を充填しているが、貫通孔24内には充填材26が完全に充填されていなくても良い。
また、充填材26が注入時にコンクリートやモルタルなどの液体に近い流体状であれば、配管連通路3E、3Fから充填材26を圧入して充填するようにしても良い。
以上のように、本実施形態にあっては、バーナー部3の上に安全に重機12を載せて、当該重機12でバーナー煉瓦部3Bの煉瓦の解体作業が出来るので、手作業で行う場合に比べて、外燃式熱風炉の燃焼室1底部の煉瓦解体を、安全且つ短期間に行うことが可能となる。
1 燃焼室
2 直胴部
3 バーナー部
3A 壁部
3B バーナー煉瓦部
3C 第1の空洞部
3D 第2の空洞部
3E、3F 連通路
3G 鉄皮
10 ピン
11 炉内デッキ
12 重機
20 充填工程
20A 開孔工程
20B 充填材注入工程
21 煉瓦解体工程
22 フレーム
23 削孔機
24 貫通孔
25 封止板
26 充填材
30 回収容器

Claims (3)

  1. 燃焼ガス及び燃焼空気が通過可能な通路が形成されたバーナー煉瓦部と、上記バーナー煉瓦部の下部に配置されて、燃焼空気が供給される第1の空洞部及び燃焼ガスが供給される第2の空洞部とを有するバーナー部が燃焼室の底部に形成された、外燃式熱風炉における上記バーナー部の解体方法であって、
    上記第1の空洞部及び第2の空洞部に充填材を充填する充填工程と、
    上記充填工程の後に、上記バーナー煉瓦部の上に重機を載せて、上記重機によって上記バーナー煉瓦部の煉瓦を解体する煉瓦解体工程と、
    を有することを特徴とするバーナー部の解体方法。
  2. 上記充填材は、粒状体若しくは粉状体の少なくとも一方からなることを特徴とする請求項1に記載したバーナー部の解体方法。
  3. 上記充填工程は、
    上記バーナー煉瓦部に対し、バーナー煉瓦部上面から上記第1の空洞部及び第2の空洞部に貫通する貫通孔をそれぞれ開孔する開孔工程と、
    上記貫通孔を介して上記第1の空洞部及び第2の空洞部に上記充填材を流し込む充填材注入工程と、を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したバーナー部の解体方法。
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