JP2003032795A - 超音波振動子 - Google Patents

超音波振動子

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JP2003032795A
JP2003032795A JP2001219859A JP2001219859A JP2003032795A JP 2003032795 A JP2003032795 A JP 2003032795A JP 2001219859 A JP2001219859 A JP 2001219859A JP 2001219859 A JP2001219859 A JP 2001219859A JP 2003032795 A JP2003032795 A JP 2003032795A
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piezoelectric element
diameter
electrode plate
metal blocks
center hole
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JP2001219859A
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Toru Yokose
徹 横瀬
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SANSHIN DENSHI KK
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SANSHIN DENSHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電極板間の放電を生じ難くする。 【解決手段】電極板2a、2b、2cの端子部21a、
21b、21cを除いた円環形状の直径を、圧電素子1
a、1bの直径よりも小さく設定することにより、隣接
する電極板2a、2b、2c間の最短放電沿面距離を大
きくし、これらの間の放電を抑止する。また、各金属ブ
ロック6a、6bの圧電素子側端部62a、62bの直
径を絶縁板3a、3bの直径よりも小さく設定し、電極
板2a、2cと、金属ブロック6a、6b間の最短放電
沿面距離を大きくし、これらの間の放電を抑止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】本発明は超音波振動子における耐電圧性能を向
上する技術に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
【0004】プラスチックの超音波溶着、金属線の超音波ボ
ンディング、医療分野の超音波メス、その他の高周波超
音波機器等の強力超音波応用などに用いられる従来の超
音波振動子としては、たとえば、図5に示すようなボル
ト締ランジュバン型の超音波振動子が知られている。
【0005】図5に、従来の超音波振動子の典型的な構造を
示す。
【0006】図中、aは超音波振動子の上面図、bは超音波
振動子の正面図、cは超音波振動子の構造を部分断面に
より示した模式図である。
【0007】また、図中において、101a、101bは圧
電素子、102a、102b、102cは電極板、10
3a、103bは絶縁板、104は絶縁管、105はボ
ルト、106a、106bは金属ブロック(前面板、裏
打板)である。
【0008】図示するように、この超音波振動子は、絶縁板
103a、103bを介して、金属ブロック106a、
106bによって、3つの電極板102a、102b、
102cと、これらの間に挟んだ二つの圧電素子101
a、101bを挟持した構造を有している。また、圧電
素子101a、101b、絶縁板103a、103b
は、同直径の円環形状を有し、また、電極板102a、
102b、102cも部分的に水平方向に突出した端子
部121a、121b、21cを除きこれらと同直径の円
環形状を有している。また、各金属ブロック106a、
106bは略円柱形状を有しており、その圧電素子側端
部は、圧電素子101a、101b等と同直径を有し、
中心には螺子孔61、62が設けられている。
【0009】そして、二つの金属ブロック106a、106
bによる3つの電極板102a、102b、102c、
二つの圧電素子101a、101b、二つの絶縁板10
3a、103bの挟持は、絶縁板3a、電極板102
a、圧電素子101a、電極板102b、圧電素子10
1b、電極板102c、絶縁板103bそれぞれの内孔
に、この順に挿入したボルト105を二つの金属ブロッ
ク106a、106bの螺子孔161、162に螺合さ
せることにより行われている。また、ボルト105と3
つの電極板102a、102b、102c及び二つの圧
電素子101a、101bの絶縁は、これらのボルト1
05の間にギャップと絶縁管104を設けることにより
実現されている。
【0010】さて、このような構造において、各電極板10
2a、102b、102cの端子部121a、121
b、121cに適当な電圧信号を供給して圧電素子101
a、101bを駆動することにより、超音波振動子を超
音波域で振動させることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】さて、図5に示した超音波振動子では、高出力
を得るために電圧信号によって各電極板間に高電圧差を
与えると電極板間の放電が生じることがある。そして、
このような放電は、超音波振動子の動作不良を生じさせ
るのみならず、超音波振動子自体を破壊してしまうこと
も多かった。
【0013】従来、このような電極板間の放電の防止のため
には、圧電素子の厚みを大きくすることにより電極板間
の距離を大きくしたり、補助的に周辺に絶縁剤を塗布し
たりする手法が主に取られてきた。しかし、このような
圧電素子の厚みを大きくする手法は、放電防止の観点か
らあまり効果的なものではなかった。なぜならば、圧電
素子の厚みを大きくした場合に、電素子の厚みが小さい
場合と同出力を得ようとするならば、電極板間に与える
電圧差をより大きくする必要があり、そして、電極板間
に与える電圧差を大きくすることは、放電を引き起こす
方向に働くからである。
【0014】そこで、本発明は、より効果的に電極板間の放
電を防止することのできる超音波振動子を提供すること
を課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
【0016】前記課題達成のために、本発明は、たとえば、
中心孔を有する円環形状の圧電素子と、中心孔を有する
円環形状のコンタクト部分と当該円環形状部分の外周の
一部を水平方向に突出させて形成した端子部分とを有し
前記圧電素子に前記コンタクト部分が当接した電極板と
を、前記圧電素子の円環形状の中心孔と前記電極板の円
環形状の中心孔を貫通させた連結部材で上下一対の金属
ブロックを連結することにより、当該上下一対の金属ブ
ロックの間に挟持した超音波振動子において、前記電極
板のコンタクト部分の円環形状の直径を、前記圧電素子
の円環形状の直径よりも小さく設定したものである。
【0017】このように、前記電極板のコンタクト部分の円
環形状の直径を、前記圧電素子の円環形状の直径よりも
小さくすることにより、隣接する電極板間又は電極板と
金属ブロック間の最短放電沿面距離が従来より大きくな
り、放電の発生を効果的に抑止することができる。
【0018】また、前記課題達成のために本発明は、中心孔
を有する円環形状の圧電素子と、中心孔を有する円環形
状のコンタクト部分と当該円環形状部分の外周の一部を
水平方向に突出させて形成した端子部分とを有し前記圧
電素子に前記コンタクト部分が当接した電極板とを、前
記圧電素子の円環形状の中心孔と前記電極板の円環形状
の中心孔を貫通させた連結部材で上下一対の略円柱形状
の金属ブロックを連結することにより、当該上下一対の
金属ブロックの間に挟持した超音波振動子において、少
なくとも一つの金属ブロックの少なくとも圧電素子側端
部の直径は前記圧電素子の円環形状の直径よりも小さく
設定したものである。
【0019】このように、前記金属ブロックの少なくとも圧
電素子側端部の直径を前記圧電素子の円環形状の直径よ
りも小さくことにより、前記金属ブロックと、これと圧
電素子等の他の部材によって絶縁される電極板との間の
最短放電沿面距離が従来より大きくなり、放電の発生を
効果的に抑止することができる。
【0020】また、前記課題達成のために本発明は、中心孔
を有する円環形状の圧電素子と、中心孔を有する円環形
状のコンタクト部分と当該円環形状部分の外周の一部を
水平方向に突出させて形成した端子部分とを有し前記圧
電素子に前記コンタクト部分が当接した電極板とを、前
記圧電素子の円環形状の中心孔と前記電極板の円環形状
の中心孔を貫通させた連結部材で上下一対の略円柱形状
の金属ブロックを連結することにより、当該上下一対の
金属ブロックの間に挟持した超音波振動子において、前
記金属ブロックと前記電極板との間に配置され両者を絶
縁する絶縁板を有し、当該絶縁板は、前記連結部材によ
って貫通された中心孔を有する円環形状を有し少なくと
も一つの前記金属ブロックの少なくとも圧電素子側端部
の直径、及び、前記電極板のコンタクト部分の円環形状
の直径は、前記絶縁板の円環形状の直径よりも小さく設
定したものである。
【0021】このように、前記金属ブロックの少なくとも圧
電素子側端部の直径、及び、前記電極板のコンタクト部
分の円環形状の直径を、前記絶縁板の円環形状の直径よ
りも小さく設定することにより、前記金属ブロックと、
これと絶縁板によって絶縁された電極板の間の最短放電
沿面距離が従来より大きくなり、放電の発生を効果的に
抑止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
【0023】以下、本発明の実施形態について説明する。
【0024】まず、第1の実施形態について説明する。
【0025】図1、2に本実施形態に係る超音波振動子の構
造を示す。
【0026】図中、aは超音波振動子の上面図、bは超音波
振動子の正面図、cは超音波振動子の構造を部分断面に
より示した模式図である。また、図2は超音波振動子の
組立構造を模式的に示した模式図である。
【0027】また、図中において、1a、1bは圧電素子、
2a、2b、2cは電極板、3a、3bは絶縁板、4は
絶縁管、5はボルト、6a、6bは金属ブロック(前面
板、裏打板)である。
【0028】図示するように、この超音波振動子は、絶縁板
3a、3bを介して、金属ブロック6a、6bによっ
て、3つの電極板2a、2b、2cと、これらの間に挟
んだ二つの圧電素子1a、1bを挟持した構造を有して
いる。
【0029】また、圧電素子1a、1b、絶縁板3a、3b
は同直径の円環形状を有し、電極板2a、2b、2cも
周方向について部分的に水平方向に突出した端子部21
a、21b、21cを除き円環形状を有している。また、
各金属ブロック6a、6bは略円柱形状を有しており、
その圧電素子側端部の中心には螺子孔61、62が設け
られている。また、電極板2a、2b、2cの各端子部
21a、21b、21cは、隣接する電極板の端子部と周
方向について180度の角度を成すように互い違いの向
きに配置される。また、圧電素子1a、1bの両面の、
電極板2a、2b、2cと当接する領域11には、電極
板2a、2b、2cとの電気的接触を良好に確保するた
めに導電体が蒸着あるいは塗布されている。
【0030】そして、二つの金属ブロック6a、6bによる
3つの電極板2a、2b、2c、二つの圧電素子1a、
1b、二つの絶縁板3a、3bの挟持は、絶縁板3a、
電極板2a、圧電素子1a、電極板2b、圧電素子1
b、電極板2c、絶縁板3bそれぞれ内孔に、この順に
挿入したボルト5を二つの金属ブロック6a、6bの螺
子孔61、62に螺合させることにより行われている。
また、ボルト5と3つの電極板2a、2b、2c及び二
つの圧電素子1a、1bの絶縁は、これらのボルト5の
間に絶縁管4を設けることにより実現されている。
【0031】さて、このような構造において、各電極板2
a、2b、2cの端子部21a、21b、21cに適当な
電圧信号を供給して圧電素子1a、1bを駆動すること
により、超音波振動子を超音波域で振動させることがで
きる。
【0032】さて、本第1実施形態に係る超音波振動子が、
先に図5を用いて説明した従来の超音波振動子と異なる
点は、まず、第1に電極板2a、2b、2cの周方向に
ついて部分的に水平方向に突出した端子部21a、21
b、21cを除いた円環形状の直径を、圧電素子1a、1
bの直径よりも小さく設定している点である。なお、圧
電素子1a、1bの両面の導電体が塗布される円環状の
領域11の直径も、電極板2a、2b、2cの端子部2
1a、21b、21cを除いた円環形状の直径と一致させ
る。
【0033】このように、電極板2a、2b、2cの端子部
21a、21b、21cを除いた円環形状の直径(及び導
電体塗布領域11)を、圧電素子1a、1bの直径より
も小さく設定することにより、隣接する電極板2a、2
b、2c間の最短放電沿面距離は、電極板2a、2b、
2cの端子部21a、21b、21cを除いた円環形状の
直径を、圧電素子1a、1bの直径と同じ直径に設定し
た場合に比べ、大きくなる。したがって、従来に比べ、
電極板2a、2b、2c間の放電が生じ難くなる。
【0034】また、本第1実施形態では、さらに、電極板2
a、2b、2cの端子部21a、21b、21cを除いた
円環形状の直径を圧電素子1a、1bの直径よりも小さ
くすることにより生じる、圧電素子1a、1b間の隙
間、及び、圧電素子1a、1bと絶縁板3a、3bとの
間の隙間に、図1のd、e、fに示すように絶縁性の接着
剤20を充填する。そして、これにより、さらに電極板
2a、2b、2c間の放電を生じ難くしている。
【0035】次に、本第1実施形態の、先に図5を用いて説
明した従来の超音波振動子と異なる第2の点は、各金属
ブロック6a、6bの圧電素子側端部62a、62bの
直径を絶縁板3a、3bの直径よりも小さく設定してい
る点である。すなわち、金属ブロック6a、6bに関し
ては、たとえば、図示するように、圧電素子1a、1b
の直径と同じ直径を有する円柱状の各金属ブロック6
a、6bを圧電素子側端付近で面取り状に直径を絞るこ
とにより、金属ブロック6a、6bの圧電素子側端部6
2a、62bの直径を圧絶縁板3a、3bの直径よりも
小さくしている。ただし、これは一例であり、圧電素子
1a、1bの直径と同じ直径を有する円柱状の各金属ブ
ロック6a、6bの圧電素子側端付近で同軸の階段状に
直径を小さくし、その圧電素子側端部62a、62bの
直径を絶縁板3a、3bの直径よりも小さくするように
しても良い。
【0036】このようにすることにより、電極板2a、2c
と、金属ブロック6a、6b間の最短放電沿面距離は、
各金属ブロック6a、6bの圧電素子側端部62a、6
2bの直径を絶縁板3a、3bの直径と同じ直径にした
場合に比べ大きくなる。したがって、従来に比べ、電極
板2a、2cと金属ブロック6a、6b間の放電が生じ
難くなる。
【0037】なお、本第1実施形態において、さらに、各金
属ブロック6a、6bの圧電素子側端部62a、62b
の直径を絶縁板3a、3bの直径よりも小さく設定する
ことにより生じる金属ブロック6a、6bと絶縁板3
a、3bの間の隙間にも、絶縁性の接着剤20を充填す
ることにより、さらに電極板2a、2cと金属ブロック
6a、6b間の放電を生じ難くするようにしても良い。
【0038】以上、本発明の第1の実施形態について説明し
た。
【0039】以下、本発明の第2の実施形態について説明す
る。
【0040】図3に本実施形態に係る超音波振動子の構造を
示す。
【0041】図中、aは超音波振動子の上面図、bは超音波
振動子の正面図、cは超音波振動子の構造を部分断面に
より示した模式図である。
【0042】図示するように、本第2実施形態に係る超音波
振動子は前記第1実施形態に係る超音波振動子と同様な
基本構造を有しているが、以下の点が異なる。
【0043】すなわち、本第2実施形態では、電極板2a、
2b、2cの端子部21a、21b、21cを除いた円環
形状の直径と各金属ブロック6a、6bの直径を同程度
とし、これらの直径より、圧電素子1a、1bの直径と
絶縁板3a、3bの直径を大きくしている。
【0044】このようにしても、隣接する電極板2a、2
b、2c間の最短放電沿面距離や、電極板2a、2cと
金属ブロック6a、6b間の最短放電沿面距離を、圧電
素子1a、1bと電極板2a、2b、2cの端子部21
a、21b、21cを除いた円環形状の直径を同じくした
場合や金属ブロック6a、6bの圧電素子側端部62
a、62bの直径を絶縁板3a、3bの直径と同じくし
た場合に比べ大きくすることができ、前記第1実施形態
同様に隣接する電極板2a、2b、2c間の放電や、電
極板2a、2cと金属ブロック6a、6b間の放電を生
じ難くすることができる。
【0045】なお、本第2実施形態においても、圧電素子1
a、1b間の隙間や圧電素子1a、1bと絶縁板3a、
3bとの間の隙間に絶縁性の接着剤を充填したり、金属
ブロック6a、6bの圧電素子側端部62a、62bに
絶縁性の接着剤を塗布して、より放電を生じ難くするよ
うにしてもよい。
【0046】以上、本発明の第2実施形態について説明し
た。
【0047】以下、本発明の第3実施形態について説明す
る。
【0048】本第3実施形態は、前記第1、第2実施形態で
用いた絶縁板3a、3bを用いないタイプの超音波振動
子についてのものである。
【0049】図4に本実施形態に係る超音波振動子の構造を
示す。
【0050】図中、aは超音波振動子の上面図、bは超音波
振動子の正面図、cは超音波振動子の構造を部分断面に
より示した模式図である。
【0051】図示するように、本超音波振動子は、ちょう
ど、図1に示した第1実施形態に係る超音波振動子か
ら、絶縁板3a、3b、電極板2cを除いた構造を有し
ている。
【0052】そして、本第3実施形態において、電極板2
a、2bの周方向について部分的に水平方向に突出した
端子部21a、21bを除いた円環形状の直径と、各金
属ブロック6a、6bの圧電素子側端部62a、62b
の直径は、共に圧電素子1a、1bの直径よりも小さく
設定している。
【0053】このようにすることにより隣接する電極板2
a、2b間の最短放電沿面距離は、電極板2a、2bの
端子部21a、21bを除いた円環形状の直径を、圧電
素子1a、1bの直径と同じ直径に設定した場合に比べ
大きくなる。また、電極板2a、2bと金属ブロック6
a、6b間の最短放電沿面距離も、金属ブロック6a、
6bの圧電素子側端部62a、62bの直径を圧電素子
1a、1bの直径と同じ直径に設定した場合に比べ大き
くなる。
【0054】したがって、従来に比べ、電極板2a、2b間
の放電や、電極板22bと金属ブロック6a、6b間の
放電が生じ難くなる。
【0055】なお、本第3実施形態においても、圧電素子1
a、1b間の隙間や圧電素子1a、1bと金属ブロック
6a、6bの圧電素子側端部62a、62bとの間の隙
間に絶縁性の接着剤を充填して、より放電を生じ難くす
るようにしてもよい。
【0056】また、本第3実施形態は、前記第2実施形態と
同様に、電極板2a、2bの端子部21a、21bを除
いた円環形状の直径と各金属ブロック6a、6bのを同
程度とし、これらの直径より、圧電素子1a、1bの直
径を大きくするようにしても良く、この場合も同様の効
果を得ることができる。
【0057】以上、本発明に係る超音波振動子の実施形態に
ついて説明した。
【0058】なお、以上の各実施形態において、電極板の端
子部を除いた円環形状の直径と金属ブロックの圧電素子
側端部62a、62bの直径は、出力の低下を防ぎつつ
実効的な放電防止の効果を得るために、圧電素子や絶縁
板の直径の70パーセントから95パーセントの範囲内とす
ることが好ましい。
【0059】また、以上の各実施形態では圧電素子の数が2
である場合について説明したが、圧電素子の数は任意で
良く、たとえば3以上であても良い。そして、これらの
場合についても、本実施形態は同様に適用することがで
きる。
【0060】
【発明の効果】
【0061】以上のように、本発明によれば、より効果的に
電極板間の放電を防止することのできる超音波振動子を
提供することができる。
【0062】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る超音波振動子の構
造を示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る超音波振動子の組
立構造を示す図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る超音波振動子の構
造を示す図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る超音波振動子の構
造を示す図である。
【図5】従来の超音波振動子の構造を示す図である。
【符号の説明】
1a、1b:圧電素子、2a、2b、2c:電極板、3
a、3b:絶縁板、4:絶縁管、5:ボルト、6a、6
b:金属ブロック(前面板、裏打板)、20:接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C060 FF02 JJ27 JJ30 4C301 EE12 GB14 GB18 GB34 GB35 GB40 5D019 AA21 BB08 5D107 AA14 AA15 BB01 BB07 CC02 CC05 FF03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心孔を有する円環形状の圧電素子と、中
    心孔を有する円環形状のコンタクト部分と当該円環形状
    部分の外周の一部を水平方向に突出させて形成した端子
    部分とを有し前記圧電素子に前記コンタクト部分が当接
    した電極板とを、前記圧電素子の円環形状の中心孔と前
    記電極板の円環形状の中心孔を貫通させた連結部材で上
    下一対の金属ブロックを連結することにより、当該上下
    一対の金属ブロックの間に挟持した超音波振動子であっ
    て、 前記電極板のコンタクト部分の円環形状の直径は、前記
    圧電素子の円環形状の直径よりも小さいことを特徴とす
    る超音波振動子。
  2. 【請求項2】中心孔を有する円環形状の圧電素子と、中
    心孔を有する円環形状のコンタクト部分と当該円環形状
    部分の外周の一部を水平方向に突出させて形成した端子
    部分とを有し前記圧電素子に前記コンタクト部分が当接
    した電極板とを、前記圧電素子の円環形状の中心孔と前
    記電極板の円環形状の中心孔を貫通させた連結部材で上
    下一対の略円柱形状の金属ブロックを連結することによ
    り、当該上下一対の金属ブロックの間に挟持した超音波
    振動子であって、 少なくとも一つの金属ブロックの少なくとも圧電素子側
    端部の直径は前記圧電素子の円環形状の直径よりも小さ
    いことを特徴とする超音波振動子。
  3. 【請求項3】中心孔を有する円環形状の圧電素子と、中
    心孔を有する円環形状のコンタクト部分と当該円環形状
    部分の外周の一部を水平方向に突出させて形成した端子
    部分とを有し前記圧電素子に前記コンタクト部分が当接
    した電極板とを、前記圧電素子の円環形状の中心孔と前
    記電極板の円環形状の中心孔を貫通させた連結部材で上
    下一対の略円柱形状の金属ブロックを連結することによ
    り、当該上下一対の金属ブロックの間に挟持した超音波
    振動子であって、 前記金属ブロックと前記電極板との間に配置され両者を
    絶縁する絶縁板を有し、 当該絶縁板は、前記連結部材によって貫通された中心孔
    を有する円環形状を有し少なくとも一つの前記金属ブロ
    ックの少なくとも圧電素子側端部の直径、及び、前記電
    極板のコンタクト部分の円環形状の直径は、前記絶縁板
    の円環形状の直径よりも小さいことを特徴とする超音波
    振動子。
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