JP2003032626A - 電子撮像装置 - Google Patents

電子撮像装置

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JP2003032626A
JP2003032626A JP2002181817A JP2002181817A JP2003032626A JP 2003032626 A JP2003032626 A JP 2003032626A JP 2002181817 A JP2002181817 A JP 2002181817A JP 2002181817 A JP2002181817 A JP 2002181817A JP 2003032626 A JP2003032626 A JP 2003032626A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録した画像データ毎に表示許可/表示不許
可を設定でき、任意の画像データを他人に見られること
を防止できる電子撮像装置を提供する。 【解決手段】 電源投入時に「+」キーが押下されてい
れば、CPU10は、非表示再生モードに設定し、
「−」キーが押下されていれば、通常再生モードに設定
する。通常再生モードでは、「+」、「−」キーで記録
された画像データを順次LCD19に表示する。このと
き、再生許可/不許可切り替えキーを押下することによ
り、表示中の画像データに対して、再生許可であるか再
生不許可であるかが設定される。非表示再生モードで
は、CPU10は、フラッシュメモリ8に記録されてい
る画像データをLCD19に表示する際、上記再生不許
可の画像データをスキップして、再生許可の画像データ
のみをLCD19に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像した画像デー
タを記録媒体に記録する電子撮像装置に係り、特に、上
記記憶媒体に記憶した画像データを他の電子撮像装置と
の間で送受信する電子撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子撮像装置として、レンズ
で捉えた光学的な静止画像をCCD(Charge Coupled D
evice;電荷結合素子)により電気信号に変換し、半導体
メモリや、フロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒
体に記憶する電子スチルカメラが知られている。この電
子スチルカメラでは、静止画像を電気的な情報として記
録しているので、そのままテレビ受像機で再生したり、
通信回線を利用して遠隔地に転送したり、種々の画像処
理を施すことができるという特徴を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の電子スチルカメラでは、画像データを外部の電子機
器(例えば、パーソナルコンピュータ等)に対して送信
あるいは受信するものはある。しかしながら、電子カメ
ラ同士で画像データの送受信するものはない。このた
め、例えば、ある電子カメラから他の電子カメラへ画像
データを送信するとき、送信したい画像データを一旦パ
ーソナルコンピュータ等の外部機器に転送した後、この
パーソナルコンピュータから他の電子カメラへ画像デー
タを転送しなければならず、非常に手間がかかるという
問題があった。
【0004】また、上述した従来の電子スチルカメラで
は、画像データを再生する場合、メモリに記録されてい
る画像データを全て順番に再生していた。このため、あ
るユーザが使用した電子スチルカメラを他人に貸す際
に、他人には見せたくない画像データが記録されている
場合であっても、誰でも自由に見ることができるので、
予め画像データを消去してから渡さなければならず、手
間がかかるという問題があった。
【0005】また、電子スチルカメラで記録した画像デ
ータを他の機器(例えば、コンピュータ等)に転送する
場合にも、全ての画像データが転送対象となっていたた
め、他人には見せたくない、または転送したくない画像
データがあった場合には、予め消去するなどしてから転
送処理を実行しなければならず、手間がかかるという問
題があった。
【0006】また、近年、電子スチルカメラ同士での画
像転送に加えて、他方の電子スチルカメラをリモートコ
ントロール(遠隔操作)し、該他方の電子スチルカメラ
で撮影した画像を手元の電子スチルカメラで確認した
り、他方の電子スチルカメラの画像データを消去したい
という要望がある。しかしながら、従来の電子スチルカ
メラは、単体での使用しか実現されておらず、他方の電
子スチルカメラをリモートコントロールするという技術
は適用されておらず、上記要望に応えることができない
という問題があった。
【0007】そこで本発明は、簡単な操作および制御で
電子撮像装置同士で通信でき、また、記録した画像デー
タ毎に表示許可/表示不許可を設定でき、また、任意の
画像データを他方の電子撮像装置に送信でき、さらに、
任意の画像データを他人に見られることを防止できる電
子撮像装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による電子撮像装置は、被写体像を電
子的に撮像して、この撮像した画像データを符号化圧縮
して記憶媒体に記憶する電子撮像装置において、他の電
子撮像装置と通信し、画像データおよび送受信に伴う各
種データを送受信する送受信手段と、通信を指示する指
示手段と、前記記憶媒体に記憶された画像データ毎に他
の電子撮像装置に転送を許可するか否かを設定する転送
設定手段と、前記指示手段により送信指示されると、前
記送受信手段によって、他の電子撮像装置に対して画像
データを送信することを伝える送信コードを送信し、そ
の後、前記転送設定手段により転送許可に設定された画
像データのみを送信し、該画像データの送信を終了する
と、該他の電子撮像装置の記憶媒体に記憶するように記
憶指示コードを送信する一方、前記指示手段により受信
指示されると、前記送受信手段によって、他の電子撮像
装置に対して画像を受信することを伝える受信コードを
送信し、その後、該他の電子撮像装置から送られてきた
画像データを一時記憶メモリに記憶し、画像データの受
信が終了すると、前記一時記憶メモリに記憶した画像デ
ータを前記記憶媒体に記憶する制御手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0009】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、少なくとも、転送する画像データを表
示する表示手段を具備するようにしてもよい。
【0010】また、上記目的達成のため、請求項3記載
の発明による電子撮像装置は、被写体像を電子的に撮像
して、この撮像した画像データを圧縮符号化して記憶媒
体に順次記憶し、再生時に該記憶媒体に記憶した画像デ
ータを表示する表示装置を有する電子撮像装置におい
て、前記記憶媒体に記憶された画像データ毎に再生を許
可するか否かを設定する再生設定手段と、前記再生設定
手段によって再生が許可されている画像データのみを前
記記憶媒体から読み出し、前記表示装置に表示する表示
制御手段と、他の電子撮像装置と通信し、画像データお
よび送受信に伴う各種データを送受信する送受信手段
と、通信を指示する指示手段と、前記指示手段により送
信指示されると、前記送受信手段によって、他の電子撮
像装置に対して画像データを送信することを伝える送信
コードを送信し、その後、前記再生設定手段によって再
生が許可されている画像データのみを送信し、該画像デ
ータの送信を終了すると、該他の電子撮像装置の記憶媒
体に記憶するように記憶指示コードを送信する一方、前
記指示手段により受信指示されると、前記送受信手段に
よって、他の電子撮像装置に対して画像を受信すること
を伝える受信コードを送信し、その後、該他の電子撮像
装置から送られてきた画像データを一時記憶メモリに記
憶し、画像データの受信が終了すると、前記一時記憶メ
モリに記憶した画像データを前記記憶媒体に記憶する制
御手段とを具備することを特徴とする。
【0011】また、好ましい態様として、例えば請求項
4記載のように、前記再生設定手段による設定結果に拘
らず、前記記憶媒体に記憶された画像データを全て前記
表示装置に表示する通常再生モードとするか、前記再生
設定手段による設定結果に基づいて、前記記憶媒体に記
憶された画像データを前記表示装置に表示する非表示再
生モードとするかを設定する再生モード設定手段を具備
するようにしてもよい。
【0012】また、好ましい態様として、例えば請求項
5記載のように、前記制御手段は、再生不許可に設定さ
れている画像データであっても、前記送受信手段によっ
て他の電子撮像装置に送信するようにしてもよい。
【0013】また、好ましい態様として、例えば請求項
6記載のように、前記表示制御手段は、他の電子撮像装
置からの画像データを前記送受信手段によって受信した
場合、再生が許可されている画像データのみを前記表示
装置に表示するようにしてもよい。
【0014】また、上記目的達成のため、請求項7記載
の発明による電子撮像装置は、被写体像を電子的に撮像
して、この撮像した画像データを圧縮符号化して記憶媒
手段に順次記憶し、再生時に該記憶手段に記憶した画像
データを表示する表示装置を有する電子撮像装置におい
て、前記記憶手段に記憶された画像データ毎に他の電子
撮像装置に送信するか否かを設定する送信許可設定手段
と、前記送信許可設定手段によって送信が許可されてい
る画像データを他の電子撮像装置に送信する送信手段と
を具備し、前記表示装置に画像データを表示する際、該
画像データが前記送信許可設定手段により送信許可に設
定されたか、不許可に設定されたかを、前記表示装置に
前記画像データとともに認識可能に表示することを特徴
とする。
【0015】また、好ましい態様として、前記転送手段
は、例えば請求項8記載のように、有線または無線のい
ずれかで画像データを転送するようにしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、電
子スチルカメラに適用した一実施例として、図面を参照
して説明する。
【0017】A.第1実施例の構成 図1は本発明の第1実施例における電子スチルカメラの
構成を示すブロック図である。図において、1はCCD
であり、図示しないレンズを介して結像した静止映像を
電気信号に変換し、バッファ2へ供給する。バッファ2
は、上記静止映像信号を所定レベルに増幅した後、A/
D変換部3へ供給する。A/D変換部3は、上記静止映
像信号をデジタルデータ(以下、画像データという)に
変換した後、TG(Timing Generater;タイミング発生
器)4へ供給する。TG4は、CCD1を駆動する駆動
回路4を制御するためのタイミング信号を生成し、これ
を駆動回路5へ供給するとともに、このタイミング信号
に従って、上記画像データを取り込み、データバスへ出
力する。
【0018】次に、6はDRAM(ダイナミックメモ
リ)であり、上記TG4が出力する画像データを一時記
憶する記憶媒体である。この画像データは、1画面分の
撮影が終了した時点で読み出され、輝度信号と色信号と
を分離する色演算処理が施される。また、7は、色演算
処理により分離された上記輝度信号と色信号とを、例え
ばJPEG(Joint Photographic Coding Experts Grou
p)方式などの圧縮方式により圧縮する一方、圧縮され
た画像データを伸張する処理を施す圧縮/伸張部であ
る。8は上記圧縮された画像データ(輝度信号と色信
号)を格納するフラッシュメモリである。
【0019】また、9はキー入力部であり、当該電子ス
チルカメラの動作モード(シャッターキー、再生キー、
画像送りキー)や、各種設定値を設定するスイッチ等か
ら構成される。キー入力部9の状態は、CPU(中央処
理装置)10に取り込まれるようになっている。CPU
10は、ROM11内のプログラム、および上記キー入
力部9のスイッチの状態に従って各部の動作を制御す
る。特に、CPU10は、他の電子撮像装置を後述する
I/Oポート13を介して接続した状態において画像デ
ータを送受信する際の送受信制御を行う。
【0020】12はRAM(ランダムアクセスメモリ)
であり、上記CPU10のワーキングエリアとして用い
られる。また、13は、シリアル信号に変換された映像
信号等を入出力するインターフェースとして機能するI
/Oポートであり、特に、本第1実施例では、他の機器
(例えば、電子スチルカメラ、コンピュータ等)との間
で、記録した画像データを授受する際に用いられる。実
際の接続は、次に述べるように、該I/Oポート13に
接続されている通信端子14によって行われる。
【0021】ここで、図2は、電子スチルカメラ同士
を、通信(画像転送)に先立って、互いのI/Oポート
13を介して、所定のケーブルによって接続した状態を
示す模式図である。図において、電子スチルカメラ20
a,20bは、各々、同一機能、同一形態のカメラであ
り、ファインダ21や図示しないレンズ部等が設けら
れ、当該電子スチルカメラを固定するために握持される
握持部22と、回転自在な回転軸23によって該握持部
22に連結され、LCD19やキー入力部(図示略)9
等が設けられた本体部24とからなる。また、該本体部
の側面には、上記I/Oポート13に所定のケーブル2
5を接続するための通信端子14が設けられている。一
方に記録された画像データを他方に転送する際には、上
記通信端子14,14同士を所定のケーブル25によっ
て接続するようになっている。
【0022】次に、15はSG(Signal Generater;ビ
デオ信号発生器)であり、圧縮/伸張部7により伸張さ
れた輝度信号に色信号を重畳し、同期信号等を付加し
て、デジタルビデオ信号を作成し、VRAM(ビデオR
AM)16およびD/A変換器17へ出力する。
【0023】VRAM16は、上記デジタルビデオ信号
を記憶する記憶媒体である。また、D/A変換器17
は、上記SG15が出力するデジタルビデオ信号をアナ
ログ信号(以下、アナログビデオ信号という)に変換
し、バッファ18を介して、出力端から出力するととも
に、LCD(液晶表示器)19へ供給する。LCD19
はバッファ18を介して供給されるアナログビデオ信号
に従って、画像データを映像として表示する。
【0024】B.第1実施例の動作 次に、上述した第1実施例による電子スチルカメラの動
作について説明する。なお、本第1実施例における電子
スチルカメラでは、通常の撮影の際には、従来と同様の
一連のシーケンスで映像が記録されるので、その説明は
省略する。また、図2に示すように、当該電子スチルカ
メラ20aは、通信に先立って、他の電子スチルカメラ
20bと、互いのI/Oポート13に接続されている通
信端子14を介して、所定のケーブル25によって接続
されているものとする。
【0025】(a)送信処理 まず、送信処理の動作について説明する。ここで、図3
は、上述した電子スチルカメラの送信処理の動作を説明
するためのシーケンスフローチャートであり、図4は、
送信処理における操作およびLCDの表示例を示す模式
図である。まず、一方の電子スチルカメラ20a側で、
図4(a),(b)に示すように、「+」、「−」キー
を操作し、転送したい画像をLCD19に表示させる。
なお、「+」キーは、表示する画像データを1つ進める
ための指示キーとして、「−」キーは、表示する画像デ
ータを1つ後退させるための指示キーとして機能する。
ユーザは、転送したい画像データが表示されると、シャ
ッターキーを押下する。一方の電子スチルカメラ20a
は、シャッターキーが押下されると、図3に示すよう
に、他方の電子スチルカメラ20bに対してネゴシエー
ションを行い、通信を確立させる。この時点で、シャッ
ターキーを押下した方の電子スチルカメラ20aがマス
タになり、他方の電子スチルカメラ20aがスレーブと
なる。
【0026】また、マスタ側の電子スチルカメラ20a
では、図4(c)に示すように、LCD19に送受信選
択画面が表示される。ここで、ユーザが送信を選択する
と、図3に示すように、マスタ側の電子スチルカメラ2
0aは、スレーブ側の電子スチルカメラ20bに対して
送信コードTCを送出する。これに対して、スレーブ側
の電子スチルカメラ20bは、送信コードTCを受信す
ると、自身を受信モードに設定する。
【0027】続いて、マスタ側の電子スチルカメラ20
aは、上述した操作によって選択された画像データをス
レーブ側の電子スチルカメラ20bに送信する。上記画
像データは、符号化された圧縮画像データである。ま
た、送信過程において、マスタ側の電子スチルカメラ2
0aのLCD19には、図4(d)に示すように、画像
転送中であることを示す「WAIT」というメッセージ
が表示される。
【0028】一方、スレーブ側の電子スチルカメラ20
bは、上記画像データを受信すると、一旦、DRAM6
に記憶する。該DRAM6に記憶された画像データは、
圧縮/伸張部7によって伸張された後、図4(e)に示
すように、SG15を介してLCD19に表示される。
【0029】マスタ側の電子スチルカメラ20aは、画
像データの送信が終了すると、記録コードMCをスレー
ブ側の電子スチルカメラ20bに送信する。スレーブ側
の電子スチルカメラ20bは、上記記録コードMCを受
信すると、上記DRAM6に一旦記憶した画像データ
を、フラッシュメモリ8に記憶する。そして、マスタ側
の電子スチルカメラ20aは、スレーブ側の電子スチル
カメラ20bに対して解放コードRLCを送信し、通信
を終了させる。
【0030】(b)受信処理 次に、受信処理の動作について説明する。ここで、図5
は、上述した電子スチルカメラの受信処理の動作を説明
するためのシーケンスフローチャートであり、図6およ
び図7は、受信処理における操作およびLCDの表示例
を示す模式図である。まず、他方の電子スチルカメラ2
0b側で、図6(a),(b)に示すように、「+」、
「−」キーを操作し、転送したい画像をLCD19に表
示させる。ユーザは、転送したい画像データが表示され
たら、一方の電子スチルカメラ20a側でシャッターキ
ーを押下する。一方の電子スチルカメラ20aは、シャ
ッターキーが押下されると、図5に示すように、他方の
電子スチルカメラ20bに対してネゴシエーションを行
い、通信を確立させる。この時点で、シャッターキーが
押下された一方の電子スチルカメラ20aがマスタにな
り、他方の電子スチルカメラ20bがスレーブとなる。
【0031】また、マスタ側の電子スチルカメラ20a
では、図6(c)に示すように、LCD19に送受信選
択画面が表示される。ここで、ユーザが図7(a)に示
すように、「+」、「−」キーを操作することにより、
受信を選択すると、図5に示すように、マスタ側の電子
スチルカメラ20aは、スレーブ側の電子スチルカメラ
20bに対して受信コードRCを送出する。これに対し
て、スレーブ側の電子スチルカメラ20bは、受信コー
ドRCを受信し、自身を送信モードに設定する。
【0032】引続き、スレーブ側の電子スチルカメラ2
0bは、上述した操作によって選択された画像データを
マスタ側の電子スチルカメラ20aに送信する。上記画
像データは、前述同様、符号化された圧縮画像データで
ある。送信過程において、マスタ側の電子スチルカメラ
20aのLCD19には、図7(b)に示すように、画
像転送中であることを示す「WAIT」というメッセー
ジが表示される。
【0033】このとき、マスタ側の電子スチルカメラ2
0aは、上記画像データを受信すると、一旦、DRAM
6に記憶する。該DRAM6に記憶された画像データ
は、圧縮/伸張部7によって伸張された後、図7(c)
に示すように、SG15を介してLCD19に表示され
る。
【0034】そして、マスタ側の電子スチルカメラ20
aは、画像データの受信が終了すると、上記DRAM6
に一旦記憶した画像データを、フラッシュメモリ8に記
憶する。その後、マスタ側の電子スチルカメラ20a
は、スレーブ側の電子スチルカメラ20bに対して解放
コードRLCを送信し、スレーブ側の電子スチルカメラ
20bとの間の通信を終了させる。
【0035】C.第2実施例の構成 次に、本発明の第2実施例について説明する。なお、本
第2実施例による電子スチルカメラの構成は、基本的
に、前述した図1に示す構成と同様であるので省略し、
相違点のみを説明する。本第2実施例では、フラッシュ
メモリ8は、図8および図9に示すように、画像データ
毎に、画像データが格納されているアドレス、表示可能
であるか否かを示す再生許可/不許可情報が格納される
ヘッダ部、および当該電子スチルカメラの再生モード
(通常再生モードまたは非表示再生モード)を示す再生
モード情報を格納する。ヘッダ部において、再生許可/
不許可情報は、対応する画像データが再生許可
(「0」)に設定されているか、あるいは再生不許可
(「1」)に設定されているかを示す。また、ラストメ
モリ部において、再生モード情報は、全ての画像データ
を再生(表示)する通常再生モード(「0」)に設定さ
れているか、あるいは上記再生不許可に設定されている
画像データを表示しない非表示再生モード(「1」)に
設定されているかを示す。
【0036】また、キー入力部9は、シャッターキー、
再生キー、画像送りキーに加えて、再生許可/不許可切
り替えキーを備える。CPU10は、後述する通常再生
もしくは非表示再生のどちらで画像データを再生するか
を設定する再生モード設定処理、表示不許可にされた画
像データも含め、記録した全ての画像データを表示する
通常再生処理、通常再生において再生許可/不許可を指
定する再生許可/不許可設定処理、該再生許可/不許可
設定処理で再生不許可に設定された画像データを表示し
ない非表示再生処理、および記録した画像データを上記
再生許可/不許可の設定に応じて他の機器へ転送する画
像転送処理を実行する。
【0037】すなわち、本第2実施例による電子スチル
カメラでは、任意の画像データに対して再生許可/不許
可を設定できるようにするとともに、上記設定を無効と
し、全ての画像データを表示する通常再生モードと、上
記設定を有効とする非表示再生モードとを切替可能に
し、さらに、他の機器へ画像データを転送する場合にお
いても、上記再生許可/不許可の設定に応じて、転送す
べき画像データを自動的に取捨選択可能としている。
【0038】D.第2実施例の動作 次に、上述した第2実施例による電子スチルカメラの動
作について説明する。なお、本第1実施例における電子
スチルカメラでは、通常の撮影の際には、従来と同様の
一連のシーケンスで映像が記録されるので、その説明は
省略する。
【0039】(a)再生モード設定処理 図10は、上述した電子スチルカメラの再生モード設定
処理の動作を説明するためのフローチャートである。本
第2実施例では、前述したように、記録された画像デー
タの再生方式に2つの再生モードを用意しており、その
1つは、全ての画像データを再生する通常再生モードで
あり、他の1つは、後述する通常再生処理における再生
許可/不許可設定処理で再生を許可された画像データの
みを再生し、非許可とされた画像データは再生しない非
表示再生モードである。
【0040】上記再生モードの切り換えは、まず、ステ
ップS10において、電源投入時に「+」キーが押下さ
れているか否かを判断する。ここで、「+」キーが押下
されていれば、ステップS12に進み、前述したラスト
メモリ部に「1」を設定し、非表示再生モードにする。
【0041】一方、電源投入時に「+」キーが押下され
ていなければ、ステップS10からステップS14に進
む。ステップS14では、「−」キーが押下されている
か否かを判断する。ここで、「−」キーが押下されてい
れば、ステップS16に進み、前述したラストメモリ部
に「0」を設定し、通常再生モードにする。
【0042】また、電源投入時に「−」、「+」いずれ
のキーも押下されていない場合には、ステップS18に
進み、ラストメモリ部に格納されている再生モード情報
を読み込み、ステップS20で、再生モード情報が
「1」であるか否か、すなわち、非表示再生モードであ
るか否かを判断する。そして、再生モード情報が「1」
であれば、ステップS20における判断結果は「YE
S」となり、非表示再生モードにする。一方、再生モー
ド情報が「0」であれば、ステップS20における判断
結果は「NO」となり、通常再生モードにする。
【0043】(b)通常再生モード 次に、上述した通常再生モードにおける動作について説
明する。ここで、図11は、通常再生モードにおける動
作を説明するためのフローチャートである。通常再生モ
ードにおいては、まず、ステップS30で、「+」また
は「−」キーが押下されたか否かを判断する。「+」キ
ーは、記録された画像データを1つ進めるための指示キ
ーとして、「−」キーは、記録された画像データを1つ
後退させるための指示キーとして機能する。そして、
「+」または「−」キーが押下された場合には、ステッ
プS32に進み、ヘッダ部の画像データアドレスに従っ
て、画像データを送り(進退)、ステップS34でLC
D19で表示する。
【0044】一方、「+」または「−」キーが押下され
ない場合には、ステップS36で、再生許可/不許可切
り替えキーが押下されたか否かを判断する。該再生許可
/不許可切り替えキーは、通常再生モードにおいて、表
示中の画像データに対して、再生可とするか、再生不可
とするかを切り替えるキーである。そして、再生許可/
不許可切り替えキーが押下されていなければ、ステップ
S36における判断結果は「NO」となり、上述したス
テップS30に戻る。すなわち、いずれのキーも操作さ
れない場合には、ステップS30,S36を繰り返し実
行することになる。
【0045】(c)再生許可/不許可設定処理 一方、再生許可/不許可切り替えキーが押下されると、
ステップS36における判断結果が「YES」となり、
ステップS38に進む。ステップS38では、表示中の
画像データが現在再生許可となっているか否かを判断す
る。そして、現在、再生許可となっていれば、ステップ
S40で、表示中の画像データに対応するヘッダ部に不
許可「1」をセットし、不許可となっていれば、ステッ
プS42で、表示中の画像データに対応するヘッダ部に
許可「0」をセットする。すなわち、表示中の画像デー
タに対して、再生許可/不許可切り替えキーを押下する
と、現在再生許可であれば、不許可とし、現在不許可で
あれば、再生許可となるように、交互にその状態を変更
する。
【0046】(d)非表示再生モード 次に、上述した非表示再生モードにおける動作について
説明する。ここで、図12は、非表示再生モードにおけ
る動作を説明するためのフローチャートである。非表示
再生モードにおいては、まず、ステップS50で、
「+」または「−」キーが押下されたか否かを判断す
る。そして、「+」または「−」キーが押下された場合
には、ステップS52に進み、ヘッダ部の画像データア
ドレスに従って、表示中の画像データを1つ進めるか、
1つ後退させる。次に、ステップS54で、表示中の画
像データに対するヘッダ部の再生許可/不許可情報を参
照し、再生許可であるか否かを判断する。
【0047】そして、再生許可/不許可情報が「1」で
あれば、すなわち不許可であれば、ステップS54にお
ける判断結果は「NO」となり、ステップS52に戻っ
て、表示中の画像データを1つ進めるか、1つ後退させ
る。一方、再生許可/不許可情報が「0」であれば、す
なわち再生許可であれば、ステップS54における判断
結果は「YES」となり、ステップS56に進み、LC
D19で表示する。したがって、非表示再生モードで
は、再生が不許可となっている画像データは飛び越すの
で(スキップ)、LCD19に表示されない。
【0048】ここで、図13は、通常再生モードと後述
する非表示再生モードとの表示の違いを説明するための
概念図である。図において、上段が通常再生モードにお
ける表示例であり、下段は非表示再生モードにおける表
示例である。また、各画像データの右上隅に付された数
字は、画像データの番号であり、また、「P」は、その
画像データが後述する処理により再生不許可に設定され
ている画像データであることを示している。通常再生モ
ードでは、後述する再生許可/不許可設定に拘らず、図
7の上段に示すように、全ての画像データを表示する。
一方、非表示再生モードでは、図7の下段に示すよう
に、再生不許可(「P」が付けられている)に設定され
ている画像データを飛び越しながら表示する。
【0049】(e)画像転送処理 次に、当該電子スチルカメラから他の機器(電子スチル
カメラ)へ記録した画像データを転送する画像転送処理
について説明する。ここで、図14は、画像転送処理を
説明するための概念図である。まず、互いの電子スチル
カメラのI/Oポート13同士を所定のケーブルで接続
する。この状態で、一方の電子スチルカメラ側で、図1
4(a),(b)に示すように、「+」、「−」キーを
操作し、転送したい画像をLCD19に表示させ、シャ
ッターキーを押下して、転送すべき画像を選択する。こ
の時点で、シャッターキーを押下した方の電子スチルカ
メラがマスタになり、他方がスレーブとなる。
【0050】マスタ側の電子スチルカメラでは、図14
(c)に示すように、LCD19に送受信選択画面が表
示される。ここで、送信を選択すると、図14(e)に
示すように、上記選択した画像データがマスタ側の電子
スチルカメラからスレーブ側の電子スチルカメラへI/
Oポート13を介して転送される。一方、受信を選択す
ると、スレーブ側の電子スチルカメラからマスタ側の電
子スチルカメラへ、選択した画像データが転送される。
このとき、マスタ側のLCD19には、図14(d)に
示すように、画像転送中であることを示す「WAIT」
というメッセージが表示される。
【0051】このように、上述した第2実施例によれ
ば、電子スチルカメラの再生モードを非表示再生モード
に設定していれば、再生不許可の画像データは、選択画
像としてLCD19に表示されないので、不用にコピー
されることを防止することができる。
【0052】なお、上述した第2実施例では、通常再生
モードと非表示再生モードとの切替を電源投入時のキー
操作により切り替えていたが、これに限ることなく、暗
証番号でモードの切替をしてもよい。あるいは、通常再
生モードと非表示再生モードとを切り替えるための電源
投入時のキーを任意に設定可能としてもよい。
【0053】E.第3実施例の構成 次に、本発明の第3実施例について説明する。なお、本
第3実施例による電子スチルカメラの構成は、基本的
に、前述した図1に示す構成と同様であるので省略し、
相違点のみを説明する。本第3実施例では、フラッシュ
メモリ8は、図15に示すように、画像データ毎に、画
像データが格納されているアドレス、送信可能であるか
否かを示す送信許可/不許可情報が格納されるヘッダ部
を格納する。ヘッダ部において、送信許可/不許可情報
は、対応する画像データが送信許可(「0」)に設定さ
れているか、あるいは送信不許可(「1」)に設定され
ているかを示す。
【0054】本第3実施例では、少なくも、2台の電子
スチルカメラを、双方のI/Oポート13を所定のケー
ブルによって接続するか、有線、無線、またはモデムに
よって通信回線を介して、一方の電子スチルカメラの画
像データを他方の電子スチルカメラに転送するものであ
る。また、本第3実施例では、前述したように、記録さ
れた画像データのうち、転送したい画像データを選択
し、該選択した画像データのみを他の電子スチルカメラ
に送信する選択転送モードと、記録された全画像データ
を一括して他の電子スチルカメラに送信する一括転送モ
ードとを有する。選択転送処理に先だって、上述した送
信許可/不許可情報が参照される。
【0055】F.第3実施例の動作 次に、上述した第3実施例による電子スチルカメラの動
作について説明する。図16および図17は、上述した
電子スチルカメラの選択転送処理および一括転送処理の
動作を説明するためのフローチャートである。また、図
18は、選択転送処理を説明するための概念図、図19
は、一括転送処理を説明するための概念図である。な
お、本第3実施例における電子スチルカメラでは、通常
の撮影の際には、従来と同様の一連のシーケンスで映像
が記録されるので、その説明は省略する。
【0056】(a)選択転送処理 まず、ステップS60において、双方の電子スチルカメ
ラで、通信を確立するためのネゴシエーションを行う。
このとき、電子スチルカメラのLCD19には、図18
(a)に示すように、送受信選択画面が表示される。ど
ちらを選択するかは、例えば、キー入力部9の「+」、
「−」キーでカーソルを移動させ、シャッターキーを押
下することで指示する。ここで、ユーザが送信を選択す
ると、マスタ側の電子スチルカメラは、スレーブ側の電
子スチルカメラに対して送信コードTCを送出する。こ
れに対して、スレーブ側の電子スチルカメラは、送信コ
ードTCを受信すると、自身を受信モードに設定する。
【0057】次に、ステップS62で、送信許可に設定
した画像データのみを送信する選択転送か、あるいは全
ての画像データを送信する一括転送のどちらが指示され
たか否かを判断する。このとき、マスタ側の電子スチル
カメラのLCD19には、図18(b)に示すように、
選択転送/一括転送選択画面が表示される。ここで、ユ
ーザが選択転送を選択すると、図18(c)に示すよう
な表示画面となる。図示するように、この時のLCD1
9には、現在、所定のポインタで指示されるページの画
像データが縮小表示されるとともに、その下部に、その
時点で入力可能なキーとして、ページ送りキー、選択キ
ー、および送信キーが表示される。ページ送りキーは、
次のページの画像データを表示させるためのキーであ
り、例えば、前述した実施例でも用いた、キー入力部9
の「+」、「−」キーで進退させる。選択キーは、表示
されている画像データを送信可に設定するためのキーで
あり、送信キーは、送信可に設定した画像データをスレ
ーブ側の電子スチルカメラに送信するためのキーであ
る。
【0058】選択転送が選択されると、ステップS64
で、ページ送りキーが操作されたか否かを判断し、ペー
ジ送りキーが操作された場合には、ステップS66に進
み、画像データを1つだけ送る。次に、ステップS68
で、当該ページにプロテクトが設定されているか否かを
判断する。本第3実施例では、プロテクトが設定されて
いる画像データは、送信することができないようなって
いる。なお、プロテクトの設定については本発明と関係
がないので説明を省略する。
【0059】そして、プロテクトが設定されている場合
には、ステップS66に戻り、画像データを1つだけ送
る。一方、プロテクトが設定されていなければ、ステッ
プS70に進み、現在の画像データを、図18(c)に
示すように、LCD19に縮小表示させる。したがっ
て、プロテクトが設定されている画像データはスキップ
されるので、送信可に設定することはできず、プロテク
トが設定されていない画像データのみが表示されること
になる。そして、ステップS64に戻り、以下、ページ
送りが指示される度に、ステップS64〜S70を繰り
返し実行する。ユーザは、ページ送りを行うことで、送
信可に設定したい画像データを表示させ、選択キーを操
作する。
【0060】選択キーが操作されると、ステップS64
からステップS72に進む。ステップS72では、選択
キーが操作されたか否かを判断しているので、この場
合、ステップS74に進み、現在表示されている画像デ
ータのヘッダ部に送信可(「0」)をセットした後、ス
テップS64に戻る。このようにして、ページ送りする
ことにより、順次、画像データを表示させ、送信可に設
定したい画像データが表示されたところで、選択キーを
操作し、送信可に設定する。選択キーが操作されたと
き、マスタ側の電子スチルカメラのLCD19には、図
18(d)に示すように、表示中の画像データの横に、
送信可に設定されたことを示すマーク(この場合、
「●」)を表示し、送信可に設定したことを明示する。
【0061】次に、ユーザが送信キーを送信すると、ス
テップS64、ステップS72を経てステップS76に
進む。ステップS76では、送信キーが操作されたか否
かを判断しているので、この場合、ステップS78に進
み、ヘッダ部が送信可(「0」)に設定されている画像
データをスレーブ側の電子スチルカメラに順次送信し、
当該処理を終了する。送信中、LCD19には、図18
(e)に示すように、送信中の画像データとともに、画
像送信中であることを示す「WAIT」というメッセー
ジが表示される。
【0062】(b)一括転送処理 一方、ネゴシエーション終了後、すなわちステップS6
2で(図18(b)参照)、一括転送が選択されると、
図17に示すステップS80に進む。このとき、マスタ
側の電子スチルカメラのLCD19には、図19(a)
に示すように、一括転送であることを示すタイトルと、
送信開始を指示するための送信キーが表示される。ステ
ップS80では、送信キーが操作されたか否かを判断
し、送信キーが操作されると、ステップS82に進み、
ヘッダ部が送信可/不許可のどちらに設定されているか
に拘らず、スレーブ側の電話スチルカメラに画像データ
を送信する。次に、ステップS84で、最終ページであ
るか否かを判断し、最終ページでなければ、ステップS
82に戻り、以下、ステップS82〜S86で、全画像
データを順次送信する。このとき、マスタ側の電子スチ
ルカメラのLCD19には、図19(b)に示すよう
に、送信中の画像データとともに、画像送信中であるこ
とを示す「WAIT」というメッセージが表示される。
そして、最終ページの画像データの送信が終了すると、
当該処理を終了する。
【0063】このように、本第3実施例によれば、転送
したい画像データのみ、あるいは全画像データを他方の
電子スチルカメラに選択可能に送信することができる。
【0064】G.第4実施例の構成 次に、本発明の第4実施例について説明する。なお、本
第4実施例による電子スチルカメラの構成は、基本的
に、前述した図1に示す構成と同様であるので省略し、
相違点のみを説明する。本第4実施例では、双方のI/
Oポート13を所定のケーブルによって接続するか、有
線、無線、またはモデムによって通信回線を介して、一
方の電子スチルカメラ(マスタ側)から他方の電子スチ
ルカメラ(スレーブ側)の動作(撮影、消去)を制御す
るようになっている。
【0065】H.第4実施例の動作 ここで、図20ないし図22は、マスタ側の電子スチル
カメラによるリモートコントロール処理を説明するため
のフローチャートである。図23ないし図25は、スレ
ーブ側の電子スチルカメラによるリモートコントロール
処理を説明するためのフローチャートである。また、図
26ないし図28は、マスタ側のリモートコントロール
処理における表示例を示す概念図である。なお、本第3
実施例における電子スチルカメラでは、通常の撮影の際
には、従来と同様の一連のシーケンスで映像が記録され
るので、その説明は省略する。
【0066】(a)リモート撮影処理 まず、マスタとなる電子スチルカメラでは、図20に示
すステップS60において、スレーブとなる電子スチル
カメラでは、図23に示すステップS140において、
双方の電子スチルカメラで、通信を確立するためのネゴ
シエーションを行う。このとき、電子スチルカメラのL
CD19には、図26(a)に示すように、リモート撮
影であるか、リモート消去であるかの選択画面が表示さ
れる。どちらを選択するかは、例えば、キー入力部9の
「+」、「−」キーでカーソルを移動させ、シャッター
キーを押下することで指示する。ここで、ユーザがリモ
ート撮影またはリモート消去のどちらかを選択すると、
選択した側の電子スチルカメラは、他方の電子スチルカ
メラに対して送信コードTCを送出する。これにより、
送信コードTCを送信した側がマスタ(制御する側)と
なり、送信コードTCを受信した側のスレーブ(制御さ
れる側)となる。
【0067】次に、マスタ側の電子スチルカメラにおい
て、ステップS92で、リモート撮影が選択されたか、
リモート消去が選択されたかを判断する。そして、リモ
ート撮影が選択されると、ステップS94に進み、シャ
ッターキーが押下されたか否かを判断する。このとき、
マスタ側の電子スチルカメラのLCD19には、図26
(b)に示すように、リモート撮影であることを示すタ
イトルと、現時点で入力可能なキーとして、スレーブ側
の電子スチルカメラでの撮影を指示するためのシャッタ
ーキーおよびリモート撮影を終了するための終了キーが
表示される。ここで、ユーザがシャッターキーを操作す
ると、ステップS96に進み、スレーブ側の電子スチル
カメラに撮影コマンドを送信する。
【0068】一方、スレーブ側の電子スチルカメラで
は、ネゴシエーションの後、図23に示すステップS1
42で、撮影コマンドまたは消去コマンドのどちらを受
信したかを判断する。そして、上記撮影コマンドを受信
すると、ステップS144に進み、CCD1により画像
を取り込み、ステップS146で、DRAM6に記憶し
ていく。次に、ステップS148で、1ページ分の撮影
が終了したか否かを判断し、終了していなければ、ステ
ップS144に戻り、ステップS144〜S148を繰
り返し実行し、画像を取り込んでいく。そして、1ペー
ジ分の撮影が終了すると、ステップS150で、DRA
M6に記憶した画像データを圧縮してフラッシュメモリ
8に転送して記憶する。次に、ステップS152で、フ
ラッシュメモリ8に記憶した画像データをマスタ側の電
子スチルカメラに送信した後、ステップS154で、記
録コードMCを送信する。
【0069】これに対して、マスタ側の電子スチルカメ
ラでは、図20に示すステップS98で、スレーブ側の
電子スチルカメラからの送信されてきた画像データを受
信し、ステップS100で、DRAM6に記憶してい
く。そして、ステップS102で、記録コードMCを受
信したか否かを判断し、受信していなければ、ステップ
S98に戻り、以下、記録コードMCを受信するまで、
スレーブ側の電子スチルカメラから送信される画像デー
タ(1ページ分)を受信し、DRAM6に記憶してい
く。このとき、マスタ側の電子スチルカメラのLCD1
9には、図26(c)に示すように、画像データを受信
中である旨が表示される。そして、記録コードMCを受
信すると、ステップS104で、DRAM6に記憶した
1ページ分の画像データをフラッシュメモリ8に転送し
て記憶する。その後、ステップS106で、フラッシュ
メモリ8に記憶した画像データ、すなわち、スレーブ側
の電子スチルカメラで撮影した画像データを、図26
(d)に示すように、LCD19に表示し、ステップS
94に戻る。
【0070】以下、シャッターキーが操作される度に、
マスタ側の電子スチルカメラから撮影コマンドが送信さ
れ、スレーブ側の電子スチルカメラで撮影が行われる。
そして、スレーブ側の電子スチルカメラで撮影された画
像データは、マスタ側の電子スチルカメラに送信され、
該マスタ側の電子スチルカメラで表示される。そして、
マスタ側の電子スチルカメラで、終了キーが操作される
と、ステップS108で終了キーが操作されたか否かを
判断しているので、当該処理を終了する。
【0071】(b)リモート消去(ページ単位) 次に、マスタ側の電子スチルカメラで、ネゴシエーショ
ンの後、リモート消去が選択されると、図21に示すス
テップS110に進む。このとき、マスタ側の電子スチ
ルカメラのLCD19には、図27(a)に示すよう
に、ページ消去であるか、一括消去であるかの選択画面
が表示される。ページ消去では、マスタ側の電子スチル
カメラで選択された、スレーブ側の電子スチルカメラに
記憶されている画像データがページ単位で消去される。
また、一括消去では、マスタ側の電子スチルカメラの指
示で、スレーブ側の電子スチルカメラに記憶されている
全画像データが一度に消去される。
【0072】一方、スレーブ側の電子スチルカメラで
は、消去コマンドを受信するので、図24に示すステッ
プS156に進み、ページ消去コマンドまたは一括消去
コマンドのどちらを受信したかを判断する。ここで、マ
スタ側の電子スチルカメラで、ユーザがページ消去を選
択すると、ステップS112で、スレーブ側の電子スチ
ルカメラに画像データ送信要求を送信する。
【0073】これに対して、スレーブ側の電子スチルカ
メラでは、ページ消去コマンドを受信するので、ステッ
プS158に進み、画像データ送信要求を受信したか否
かを判断し、画像データ送信要求を受信すると、ステッ
プS160に進み、所定のポインタで示される画像デー
タをマスタ側の電子スチルカメラに送信する。その後、
ページ送りコマンドを受信したか否かを判断する。
【0074】マスタ側の電子スチルカメラでは、ステッ
プS114で、スレーブ側の電子スチルカメラが送信し
てくる画像データを受信し、DRAM6を介してフラッ
シュメモリ8に記憶した後、受信した画像データを、図
27(b)に示すようにLCD19に表示する。次に、
ステップS116で、ページ送りキーが操作されたか否
かを判断し、ページ送りキーが操作されると、ステップ
S118に進み、スレーブ側の電子スチルカメラにペー
ジ送りコマンドを送信した後、ステップS112に戻
る。そして、上述したように、ステップS112で、画
像データ送信要求を送信する。
【0075】これに対して、スレーブ側の電子スチルカ
メラでは、ページ送りコマンドを受信するので、ステッ
プS162からステップS164に進み、画像データを
1つだけ送り、ステップS158に戻る。ステップS1
58では、前述したように、画像データ送信要求を受信
したかを判断しているので、マスタ側の電子スチルカメ
ラからの画像データ送信要求を受信すると、上記1つだ
けページ送りした画像データをマスタ側の電子スチルカ
メラに送信する。
【0076】以下、マスタ側の電子スチルカメラでは、
ステップS112〜S118、スレーブ側の電子スチル
カメラでは、ステップS158〜S164を繰り返し実
行することにより、マスタ側の電子スチルカメラで、ペ
ージ送りキーを操作する度に、スレーブ側の電子スチル
カメラに記憶されている画像データがページ送りされ、
マスタ側の電子スチルカメラで表示される。
【0077】そして、マスタ側の電子スチルカメラにお
いて、消去したい画像データがLCD19に表示された
ところで、ユーザが消去キーを操作すると、ステップS
116からステップS120を経て、ステップS122
に進み、スレーブ側の電子スチルカメラにページ消去コ
マンドを送信する。消去の間、マスタ側の電子スチルカ
メラのLCD19には、図27(c)に示すように、消
去中である旨が表示される。
【0078】これに対して、スレーブ側の電子スチルカ
メラでは、ステップS166で、ページ消去コマンドを
受信したか否かを判断しているので、ページ消去コマン
ドを受信すると、ステップS168に進み、現在、マス
タ側の電子スチルカメラで表示されている画像データ、
すなわち所定のポインタで指示され、スレーブ側に記憶
されている画像データを消去し、ステップS170で、
消去終了コードをマスタ側の電子スチルカメラに送信す
る。
【0079】マスタ側の電子スチルカメラでは、ステッ
プS124で、消去終了コードを受信したか否かを判断
しており、上記消去終了コードを受信すると、ステップ
S126で、スレーブ側の電子スチルカメラにページ送
りコマンドを送信した後、ステップS112に戻る。そ
して、前述したように、ステップS112で、画像デー
タ送信要求を送信するので、ページ消去後は、次のペー
ジの画像データが表示される。
【0080】以下、マスタ側の電子スチルカメラで、ス
テップS112〜S126を繰り返し実行することで、
スレーブ側の電子スチルカメラに記憶されている画像デ
ータのうち、所望する任意の画像データを消去する。そ
して、マスタ側の電子スチルカメラで、終了キーが操作
されると、ステップS128からステップS130に進
み、スレーブ側の電子スチルカメラに終了コマンドを送
信した後、当該処理を終了する。スレーブ側の電子スチ
ルカメラでは、ステップS172で、終了コマンドを受
信したか否を判断しているので、上記終了コマンドを受
信することで当該処理を終了する。
【0081】(c)リモート消去(一括) また、マスタ側の電子スチルカメラで、一括消去が選択
されると、図22に示すステップS132に進み、消去
キーが操作されたか否かを判断する。このとき、マスタ
側の電子スチルカメラのLCD19には、図28(a)
に示すように、一括消去であることを示すタイトルと、
消去キーが操作可能である消去キーが表示される。そし
て、ユーザが消去キーを操作すると、ステップS134
に進み、スレーブ側の電子スチルカメラに一括消去コマ
ンドを送信する。消去の間、マスタ側の電子スチルカメ
ラのLCD19には、図28(b)に示すように、消去
中である旨が表示される。
【0082】これに対して、スレーブ側の電子スチルカ
メラでは、マスタ側で一括消去が選択されると、一括消
去コマンドを受信するので、ステップS156から図2
5に示すステップS174に進む。ステップS174で
は、一括消去コマンドを受信したか否かを判断し、一括
消去コマンドを受信すると、ステップS176に進み、
フラッシュメモリ8に記憶している全画像データを消去
する。そして、ステップS178で、マスタ側の電子ス
チルカメラに消去終了コードを送信し、当該処理を終了
する。マスタ側の電子スチルカメラでは、ステップS2
136で、消去終了コードを受信したか否かを判断して
おり、上記消去終了コマンドを受信すると、当該処理を
終了する。
【0083】このように、上述した第4実施例によれ
ば、マスタ側の電子スチルカメラの制御により、ケーブ
ル、無線、モデムでの通信回線等により接続されたスレ
ーブ側の電子スチルカメラの動作を制御することによ
り、スレーブ側の電子スチルカメラで撮影させることが
でき、かつ該撮影された画像を手元のマスタ側で確認す
ることができる。また、マスタ側の電子スチルカメラの
制御により、スレーブ側の電子スチルカメラに記憶され
ている画像データを確認しながら消去することができ
る。
【0084】なお、上述した第1および第2実施例で
は、画像転送処理において、双方の電子スチルカメラの
I/Oポート13を所定のケーブルによって接続して画
像を転送したが、これに限らず、有線、無線、またはモ
デムによって通信回線を介して転送するようにしてもよ
い。また、上述した第1ないし第4実施例では、電子ス
チルカメラは、画像データを表示するLCD19を備え
ていたが、これに限らず、表示装置を備えない構成であ
ってもよく、この場合、画像データを見るときには別体
に設けられた表示装置で表示するようにすればよい。
【0085】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、指示手段
により送信指示されると、転送設定手段により転送許可
に設定された画像データのみを送信するとともに、指示
手段により受信指示されると、他の電子撮像装置から送
られてきた画像データを受信し、記憶媒体に記憶するよ
うにしたので、簡単な操作および制御で電子撮像装置同
士で通信でき、また、任意の画像データを他の電子撮像
装置に送信でき、さらに、任意の画像データを他人に見
られることを防止できるという利点が得られる。
【0086】また、請求項2記載の発明によれば、転送
する画像データを表示手段に表示するようにしたので、
簡単な操作および制御で電子撮像装置同士で通信できる
という利点が得られる。
【0087】また、請求項3記載の発明によれば、指示
手段により送信指示されると、再生設定手段によって再
生が許可されている画像データのみを送信するととも
に、前記指示手段により受信指示されると、他の電子撮
像装置から送られてきた画像データを記憶媒体に記憶す
るようにしたので、簡単な操作および制御で電子撮像装
置同士で通信でき、また、記録した画像データ毎に表示
許可/表示不許可を設定でき、任意の画像データを他方
の電子撮像装置に送信でき、さらに、任意の画像データ
を他人に見られることを防止できるという利点が得られ
る。
【0088】また、請求項4記載の発明によれば、再生
モード設定手段が通常再生モードとすると、前記再生設
定手段による設定結果に拘らず、前記記憶媒体に記憶さ
れた画像データを全て前記表示装置に表示し、非表示再
生モードとするとすると、前記再生設定手段による設定
結果に基づいて、前記記憶媒体に記憶された画像データ
を前記表示装置に表示するようにしたので、簡単な操作
および制御で電子撮像装置同士で通信でき、また、記録
した画像データ毎に表示許可/表示不許可を設定でき、
任意の画像データを他方の電子撮像装置に送信でき、さ
らに、任意の画像データを他人に見られることを防止で
きるという利点が得られる。
【0089】また、請求項5記載の発明によれば、再生
不許可に設定されている画像データであっても、他の電
子撮像装置に送信するようにしたので、再生が不許可で
あっても、簡単な操作および制御で、任意の画像データ
を他方の電子撮像装置に送信できるという利点が得られ
る。
【0090】また、請求項6記載の発明によれば、他の
電子撮像装置からの画像データを前記送受信手段によっ
て受信した場合、再生が許可されている画像データのみ
を前記表示装置に表示するようにしたので、再生不許可
の画像データを送信した場合であっても、任意の画像デ
ータを他人に見られることを防止できるという利点が得
られる。
【0091】また、請求項7記載の発明によれば、送信
許可設定手段によって、前記記憶手段に記憶された画像
データ毎に他の電子撮像装置に送信するか否かを設定
し、前記送信許可設定手段によって送信が許可されてい
る画像データを、送信手段によって他の電子撮像装置に
送信するとともに、前記表示装置に画像データを表示す
る際、該画像データが前記送信許可設定手段により送信
許可に設定されたか、不許可に設定されたかを、前記表
示装置に前記画像データとともに認識可能に表示するよ
うにしたので、任意の画像データを他方の電子撮像装置
に送信でき、任意の画像データを他人に見られることを
防止できるという利点が得られる。
【0092】また、請求項8記載の発明によれば、有線
または無線のいずれかで、画像データを転送するように
したので、如何なる状況であっても、簡単な操作および
制御で電子撮像装置同士で通信できるという利点が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電子スチルカメラの構
成を示すブロック図である。
【図2】電子スチルカメラ同士を、通信(画像転送)に
先立って、互いのI/Oポート13を介して、所定のケ
ーブルによって接続した状態を示す模式図である。
【図3】電子スチルカメラの送信処理の動作を説明する
ためのシーケンスフローチャートである。
【図4】送信処理における操作およびLCDの表示例を
示す模式図である。
【図5】電子スチルカメラの受信処理の動作を説明する
ためのシーケンスフローチャートである。
【図6】受信処理における操作およびLCDの表示例を
示す模式図である。
【図7】受信処理における操作およびLCDの表示例を
示す模式図である。
【図8】本発明の第2実施例による電子スチルカメラの
フラッシュメモリにおけるヘッダ部の構成を示す概念図
である。
【図9】電子スチルカメラのフラッシュメモリにおける
データ構成を示す概念図である。
【図10】電子スチルカメラの再生モード設定処理の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図11】電子スチルカメラの通常再生モードにおける
動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】電子スチルカメラの非表示再生モードにおけ
る動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】通常再生モードと後述する非表示再生モード
との表示の違いを説明するための概念図である。
【図14】画像転送処理を説明するための概念図であ
る。
【図15】フラッシュメモリにおけるデータ構成を示す
概念図である。
【図16】電子スチルカメラの選択転送処理および一括
転送処理の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図17】電子スチルカメラの選択転送処理および一括
転送処理の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図18】選択転送処理を説明するための概念図であ
る。
【図19】一括転送処理を説明するための概念図であ
る。
【図20】本発明の第4実施例による電子スチルカメラ
におけるマスタ側の電子スチルカメラでのリモートコン
トロール処理を説明するためのフローチャートである。
【図21】マスタ側の電子スチルカメラでのリモートコ
ントロール処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図22】マスタ側の電子スチルカメラでのリモートコ
ントロール処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図23】スレーブ側の電子スチルカメラによるリモー
トコントロール処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【図24】スレーブ側の電子スチルカメラによるリモー
トコントロール処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【図25】スレーブ側の電子スチルカメラによるリモー
トコントロール処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【図26】マスタ側のリモートコントロール処理におけ
る表示例を示す概念図である。
【図27】マスタ側のリモートコントロール処理におけ
る表示例を示す概念図である。
【図28】マスタ側のリモートコントロール処理におけ
る表示例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 CCD(撮影手段) 3 A/D変換器 4 TG 5 駆動回路 6 DRAM(一時記憶メモリ) 7 圧縮/伸張部 8 フラッシュメモリ(記憶媒体) 9 キー入力部(指示手段) 10 CPU(制御手段、表示制御手段、再生許可設定
手段、再生モード設定手段、選択手段、送信許可設定手
段、操作指示手段) 11 ROM 12 RAM 13 I/Oポート(転送手段) 15 SG 16 VRAM 17 D/A変換器 19 LCD(表示装置) TC 送信コード RC 受信コード MC 記録コード(記憶指示コード) RLC 解放コード
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月18日(2002.7.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像した画像デー
タを記録媒体に記録する電子撮像装置に係り、特に、上
記記憶媒体に記憶した画像データを他の電子撮像装置
消去する電子撮像装置の画像消去方法に関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】そこで本発明は、電子スチルカメラ同士を
通信回線を介して接続し、マスタ側電子スチルカメラの
制御により、スレーブ側の電子スチルカメラに記憶され
ている画像データを確認しながら消去することができる
電子撮像装置の画像消去方法を提供することを目的とす
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による電子撮像装置の画像消去方法
は、電子撮像装置の画像消去方法であって、撮像素子と
メモリとディスプレイと通信手段を備えた電子撮像装置
同士を通信回線を介して接続し、一方をマスタ側、他方
をスレーブ側としてネゴシエーションを確立し、リモー
ト消去モードが選択されると、前記マスタ側撮像装置
は、前記スレーブ側撮像装置に画像データ送信要求を出
し、前記スレーブ側撮像装置は、指定された画像データ
を前記マスタ側撮像装置に送信し、前記マスタ側撮像装
置は、受信した画像データをディスプレイに表示し、前
記マスタ側撮像装置において消去指示がなされると、前
記マスタ側撮像装置に送信された前記スレーブ側撮像装
置の画像データを消去することを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、請求項1記載の電子撮像装置の画像消
去方法において、前記マスタ側撮像装置は、前記スレー
ブ側撮像装置に画像データ送信要求をページ単位で送出
し、ページ送りコマンドによって前記マスタ側撮像装置
がページ送り指示を出す毎に、前記スレーブ側撮像装置
に記憶されている画像データがページ送りされ、前記マ
スタ側撮像装置のディスプレイで表示されるようにして
もよい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また、好ましい態様として、例えば請求項
3記載のように、請求項1記載の電子撮像装置の画像消
去方法において、前記マスタ側撮像装置は、前記スレー
ブ側撮像装置に一括消去指令を送信し、前記スレーブ側
撮像装置は、一括消去指令に従って、自己のメモリに記
憶されている全ての画像データを消去するようにしても
よい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】変更
【補正内容】
【0085】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、撮像素子
とメモリとディスプレイと通信手段を備えた電子撮像装
置同士を通信回線を介して接続し、一方をマスタ側、他
方をスレーブ側としてネゴシエーションを確立し、リモ
ート消去モードが選択されると、前記マスタ側撮像装置
は、前記スレーブ側撮像装置に画像データ送信要求を出
し、前記スレーブ側撮像装置により、指定された画像デ
ータを前記マスタ側撮像装置に送信し、前記マスタ側撮
像装置により、受信した画像データをディスプレイに表
示し、前記マスタ側撮像装置において消去指示がなされ
ると、前記マスタ側撮像装置に送信された前記スレーブ
側撮像装置の画像データを消去するようにしたので、
子スチルカメラ同士を通信回線を介して接続し、マスタ
側電子スチルカメラの制御により、スレーブ側の電子ス
チルカメラに記憶されている画像データを確認しながら
消去することができるという利点が得られる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正内容】
【0086】また、請求項2記載の発明によれば、前記
マスタ側撮像装置により、前記スレーブ側撮像装置に画
像データ送信要求をページ単位で送出し、ページ送りコ
マンドによって前記マスタ側撮像装置がページ送り指示
を出す毎に、前記スレーブ側撮像装置に記憶されている
画像データをページ送りして、前記マスタ側撮像装置の
ディスプレイで表示するようにしたので、電子スチルカ
メラ同士を通信回線を介して接続し、マスタ側電子スチ
ルカメラの制御により、スレーブ側の電子スチルカメラ
に記憶されている画像データを確認しながら消去するこ
とができるという利点が得られる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0087
【補正方法】変更
【補正内容】
【0087】また、請求項3記載の発明によれば、前記
マスタ側撮像装置により、前記スレーブ側撮像装置に一
括消去指令を送信し、前記スレーブ側撮像装置により、
一括消去指令に従って、自己のメモリに記憶されている
全ての画像データを消去するようにしたので、電子スチ
ルカメラ同士を通信回線を介して接続し、マスタ側電子
スチルカメラの制御により、スレーブ側の電子スチルカ
メラに記憶されている画像データを確認しながら消去す
ることができるという利点が得られる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0088
【補正方法】削除
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0089
【補正方法】削除
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0090
【補正方法】削除
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】削除
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】削除

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を電子的に撮像して、この撮像
    した画像データを圧縮符号化して記憶媒体に記憶する電
    子撮像装置において、 他の電子撮像装置と通信し、画像データおよび送受信に
    伴う各種データを送受信する送受信手段と、 通信を指示する指示手段と、 前記記憶媒体に記憶された画像データ毎に他の電子撮像
    装置に転送を許可するか否かを設定する転送設定手段
    と、 前記指示手段により送信指示されると、前記送受信手段
    によって、他の電子撮像装置に対して画像データを送信
    することを伝える送信コードを送信し、その後、前記転
    送設定手段により転送許可に設定された画像データのみ
    を送信し、該画像データの送信を終了すると、該他の電
    子撮像装置の記憶媒体に記憶するように記憶指示コード
    を送信する一方、前記指示手段により受信指示される
    と、前記送受信手段によって、他の電子撮像装置に対し
    て画像を受信することを伝える受信コードを送信し、そ
    の後、該他の電子撮像装置から送られてきた画像データ
    を一時記憶メモリに記憶し、画像データの受信が終了す
    ると、前記一時記憶メモリに記憶した画像データを前記
    記憶媒体に記憶する制御手段とを具備することを特徴と
    する電子撮像装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも、転送する画像データを表示
    する表示手段を具備することを特徴とする請求項1また
    は2記載の電子撮像装置。
  3. 【請求項3】 被写体像を電子的に撮像して、この撮像
    した画像データを圧縮符号化して記憶媒体に順次記憶
    し、再生時に該記憶媒体に記憶した画像データを表示す
    る表示装置を有する電子撮像装置において、 前記記憶媒体に記憶された画像データ毎に再生を許可す
    るか否かを設定する再生設定手段と、 前記再生設定手段によって再生が許可されている画像デ
    ータのみを前記記憶媒体から読み出し、前記表示装置に
    表示する表示制御手段と、 他の電子撮像装置と通信し、画像データおよび送受信に
    伴う各種データを送受信する送受信手段と、 通信を指示する指示手段と、 前記指示手段により送信指示されると、前記送受信手段
    によって、他の電子撮像装置に対して画像データを送信
    することを伝える送信コードを送信し、その後、前記再
    生設定手段によって再生が許可されている画像データの
    みを送信し、該画像データの送信を終了すると、該他の
    電子撮像装置の記憶媒体に記憶するように記憶指示コー
    ドを送信する一方、前記指示手段により受信指示される
    と、前記送受信手段によって、他の電子撮像装置に対し
    て画像を受信することを伝える受信コードを送信し、そ
    の後、該他の電子撮像装置から送られてきた画像データ
    を一時記憶メモリに記憶し、画像データの受信が終了す
    ると、前記一時記憶メモリに記憶した画像データを前記
    記憶媒体に記憶する制御手段とを具備することを特徴と
    する電子撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記再生設定手段による設定結果に拘ら
    ず、前記記憶媒体に記憶された画像データを全て前記表
    示装置に表示する通常再生モードとするか、前記再生設
    定手段による設定結果に基づいて、前記記憶媒体に記憶
    された画像データを前記表示装置に表示する非表示再生
    モードとするかを設定する再生モード設定手段を具備す
    ることを特徴とする請求項3記載の電子撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、再生不許可に設定され
    ている画像データであっても、前記送受信手段によって
    他の電子撮像装置に送信することを特徴とする請求項3
    記載の電子撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記表示制御手段は、他の電子撮像装置
    からの画像データを前記送受信手段によって受信した場
    合、再生が許可されている画像データのみを前記表示装
    置に表示することを特徴とする請求項5記載の電子撮像
    装置。
  7. 【請求項7】 被写体像を電子的に撮像して、この撮像
    した画像データを圧縮符号化して記憶手段に順次記憶
    し、再生時に該記憶手段に記憶した画像データを表示す
    る表示装置を有する電子撮像装置において、 前記記憶手段に記憶された画像データ毎に他の電子撮像
    装置に送信するか否かを設定する送信許可設定手段と、 前記送信許可設定手段によって送信が許可されている画
    像データを他の電子撮像装置に送信する送信手段とを具
    備し、 前記表示装置に画像データを表示する際、該画像データ
    が前記送信許可設定手段により送信許可に設定された
    か、不許可に設定されたかを、前記表示装置に前記画像
    データとともに認識可能に表示することを特徴とする電
    子撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記転送手段は、有線または無線のいず
    れかで画像データを転送することを特徴とする請求項1
    ないし7のいずれかに記載の電子撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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