JP2003031235A - 燃料電池用セパレータのシール材塗布方法 - Google Patents

燃料電池用セパレータのシール材塗布方法

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 シール材61の塗り始め部分では、後の
塗布部分よりもシール塗布ガンに設けたノズル部33を
セパレータ57に接近させるとともにノズル部33の水
平移動速度を下げた。 【効果】 ノズル部をセパレータに接近させることで、
吐出するシール材をセパレータに押付ける押付け力を大
きくすることができ、シール材をセパレータにより密着
させることができる。従って、例えば、塗布したシール
材端部のめくれを防止することができる。また、ノズル
部の水平移動速度を下げたことで、シール材をより均一
な厚さに塗布することができ、また、時間を掛けてセパ
レータにシール材を密着させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シール材の塗り始
め部分でのシール材塗布品質を高め、シール性を向上さ
せるのに好適な燃料電池用セパレータのシール材塗布方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は、水の電気分解の逆の原理を
利用し、水素と酸素とを反応させて水を得る過程で電気
を得ることができる電池である。一般に、水素に燃料ガ
スを置き換え、酸素に空気や酸化剤ガスを置き換えるの
で、燃料ガス、空気、酸化剤ガスの用語を使用すること
が多い。
【0003】このような燃料電池としては、例えば、特
開2000−123848公報「燃料電池」が知られて
いる。同公報の図1によれば、電解質膜18(符号は公
報に記載されているものを使用した。以下同様。)にア
ノード側電極20及びカソード側電極22を添わせ、こ
れらをガスケット24,26を介して第1セパレータ1
4及び第2セパレータ16で挟むことでセルモジュール
を構成する。
【0004】詳細には、第1セパレータ14の面14a
に燃料ガスの流路となる第1流路38が形成され、第2
セパレータ16の面16aに酸化剤ガスの流路となる第
2流路46が形成され、各々中央の電解質膜18に燃料
ガスと酸化剤ガスとを臨ませる構造である。
【0005】図1に記載の1個のセルモジュールで得る
電気出力はごく小さいので、このようなセルモジュール
を多数個積層することで、所望の電気出力を得る。従っ
て、第1・第2セパレータ14,16は隣のセルに燃料
ガスや酸化剤ガスが洩れないようにする分離部材である
ことから「セパレータ」と呼ばれる。
【0006】第1セパレータ14は面14aに燃料ガス
のための流路38を備え、第2セパレータ16は面16
aに酸化剤ガスのための流路46を備えるが、ガスを効
果的にアノード側電極20及びカソード側電極22に接
触させる必要があり、そのために、流路38,46はご
く浅い溝を多数本条設する必要がある。
【0007】そして、第1・第2セパレータ14,16
は、流路38,46に燃料ガス又は酸化剤ガスを供給す
るために一端部にそれぞれ燃料ガス供給孔部32a、酸
化剤ガス供給孔部34aを備え、他端部にそれぞれ燃料
ガス排出孔部32b、酸化剤ガス排出孔部34bを備
え、また、冷却水を通すための冷却水供給孔部36aを
一端部に備え、冷却水排出孔部36bを他端部に備え
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、ガスケ
ット24,26の代わりに液状シール材をセパレータに
塗布し、2枚のセパレータで電解質膜及び電極からなる
膜・電極接合体を挟んでセルモジュールの製造を種々試
みたが、次に示す課題が発生した。
【0009】図10(a),(b)は従来のシール材塗
布要領を説明する説明図である。(a)において、ノズ
ル101からシール材102を吐出し、ノズル101を
白抜き矢印のように移動させながらセパレータ103に
シール材102を塗り始めるときに、セパレータ103
とシール材102の塗り始め部分104との密着が十分
でないために塗り始め部分104の先端がめくれること
がある。
【0010】(b)において、シール材102の塗り始
めの白抜き矢印で示すノズル移動速度が適当でないため
に、シール材102の塗り始め部分104が切れて欠肉
部105が生じることがある。以上の(a),(b)の
ように、シール材102の塗り始め部分104のシール
材塗布品質を損ねると、シール性を低下させるととも
に、シール材102の塗り始め部分104から後の塗布
部分のシール材塗布品質にも影響を与える。
【0011】そこで、本発明の目的は、燃料電池用セパ
レータのシール材塗布方法を改良することで、シール材
の塗り始め部分でのシール材塗布品質を高め、シール性
を向上させることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、セパレータのガス通路及び水通路の周囲
に液状のシール材をシール材塗布手段を用いて塗布する
燃料電池用セパレータのシール材塗布方法において、シ
ール材の塗り始め部分では、後の塗布部分よりもシール
塗布手段に設けたノズル部をセパレータに接近させると
ともにノズル部の水平移動速度を下げたことを特徴とす
る。
【0013】ノズル部をセパレータに接近させること
で、吐出するシール材をセパレータに押付ける押付け力
を大きくすることができ、シール材をセパレータに密着
させることができる。従って、例えば、塗り始め部分の
端部のめくれを防止することができる。
【0014】また、ノズル部の水平移動速度を下げたこ
とで、シール材をより均一な厚さに塗布することがで
き、例えば、シール材の欠肉を防止することができる。
【0015】以上より、ノズル部をセパレータに接近さ
せたこと、及びノズル部の水平移動速度を下げたこと
で、シール材の塗り始め部分のシール材塗布品質を高め
るとともにシール性をより高めることができる。
【0016】請求項2は、ノズル部をセパレータに接近
させたときには、シール材の吐出開始から所定時間ノズ
ル部を停止させ、この後に水平移動を行うことを特徴と
する。シール材の吐出開始から所定時間ノズル部を停止
させることで、吐出するシール材をセパレータに時間を
掛けて押し付けて密着させることができ、シール材の塗
布品質をより高めることができ、シール性をより向上さ
せることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る燃料電池用セパレータ
のシール塗布積層装置の正面図であり、シール塗布積層
装置10は、セパレータにシール材を塗布するシール材
塗布ステーション11と、シール材を塗布したセパレー
タに膜・電極接合体を積層する積層ステーション12と
を備える。なお、13はシール材塗布ステーション11
へセパレータを投入する投入ステーション、14は膜・
電極接合体をトリミングするトリミングステーションで
ある。
【0018】膜・電極接合体は、高分子化合物からなる
高分子電解質膜の両面に、カーボンペーパーからなるア
ノード側電極及びカソード側電極をそれぞれ貼り合わせ
たものである。
【0019】図2は本発明に係るシール材塗布ステーシ
ョンの要部拡大正面図であり、シール材塗布ステーショ
ン11は、ベース部21に取付けたセパレータ載置台2
2と、ベース部21に取付けたアーム部23と、このア
ーム部23に取付けたシール材塗布手段としてのシール
材塗布ガン24と、このシール材塗布ガン24の先端に
接近させて配置した非接触式センサ25とからなる。
【0020】シール材塗布ガン24は、シール材を蓄え
るとともに交換可能としたシール材カートリッジ27
と、このシール材カートリッジ27に取付けたシール材
供給ホース28と、このシール材供給ホース28の先端
を連結したシール材押出し部31と、このシール材押出
し部31を駆動する電動モータ32と、シール材を吐出
するためにシール材押出し部31の先端に取付けたノズ
ル部33とからなる。なお、34はシール材塗布ガン2
4を左右方向(x−x方向)に移動させる左右移動装
置、35はシール材塗布ガン24を鉛直方向(z−z方
向)に移動させる鉛直移動装置である。
【0021】非接触式センサ25は、ノズル部33のほ
ぼ下方のセパレータ面に、例えばレーザを照射すること
で、シール材をセパレータに塗布中に、既に塗布したシ
ール材を非接触の状態で検知するものであり、後述する
制御装置は、この非接触式センサ25からの信号に基づ
いて、上記した左右移動装置34、鉛直移動装置35及
び後述する前後移動装置を駆動して、シール材塗布ガン
24の水平移動や昇降を制御する。
【0022】シール材塗布ガン24のシール材押出し部
31は、後述するように、螺旋状の溝を設けたスクリュ
ーをシリンダ内に挿入したものであり、電動モータ32
でスクリューを回転させることで、シール材カートリッ
ジ27内のシール材をシール材供給ホース28を介して
吸引するとともに、シリンダ内壁とスクリューの溝との
間でシール材を押出し、ノズル部33から吐出させる。
また、シール材押出し部31は、後述するように、スク
リューを上記とは逆に回転させることで、シリンダ内壁
とスクリューとの間でシール材を押し上げ、ノズル部3
3から吸引する。
【0023】図3は図2の3矢視図であり、シール材塗
布ガン24の後部に背板36を取付け、この背板36の
下端からステー37,37(奥側のステー37は不図
示)を斜め下方に延ばし、これらのステー37,37の
先端に非接触式センサ25を取付けたことを示す。な
お、38はシール塗布ガン24を前後方向(y−y方
向)に移動させるためにアーム部23の下部に設けた前
後移動装置、39は電動モータ32、左右移動装置34
及び鉛直移動装置35の駆動を制御する制御装置であ
る。非接触式センサ25は、先端をノズル部33の下方
に向けたものである。
【0024】図4は図3の4−4線断面図であり、シー
ル材塗布ガン24のシール材押出し部31に第1シリン
ダ部41及び第2シリンダ部42を設け、これらの第1
シリンダ部41及び第2シリンダ部42にそれぞれ第1
スクリュー43及び第2スクリュー44を挿入したシー
ル材押出し軸45を電動モータ32(図3参照)の出力
軸に連結することを示す。
【0025】ここで、47は第2シリンダ部42と一体
に形成したケース部、48はシール材押出し軸45を支
持するためにケース部47に設けた軸受部、51はシー
ル材供給ホース28に連通させるためにケース部47に
形成したシール材導入室、52はジョイント、53,5
3はホースバンドである。
【0026】図5は本発明に係るセパレータの平面図で
あり、セパレータ57に図示せぬガス通路及び水通路を
形成し、これらのガス通路及び水通路の周囲にシール材
塗布溝58を設け、このシール材塗布溝58にシール材
61を塗布した状態を示す。シール材塗布溝58は、幅
が他の部分より大きな拡張部62を備えた平面視環状の
溝であり、拡張部62の溝幅をw1とし、拡張部62以
外の溝幅をw2とすると、w1>w2である。
【0027】シール材61は、シール溝58の拡張部6
2に直線状の塗り始め部分63を塗布し、この塗り始め
部分63から順に、第1曲線部64、第1直線部65、
第2曲線部66、第2直線部67、第3曲線部68を塗
布し、この第3曲線部68に続く直線状の塗り終わり部
分71を拡張部62に塗布したものである。
【0028】ここで、72はシール材61を塗布せずに
シール材塗布ガン24を水平移動する移動経路、80〜
88はシール材61の各部を塗布する際にシール材塗布
ガン24の移動の始点又は終点とするために、図5にお
いて、シール材塗布溝58上に設けた架空の点、91は
第1曲線部64上の点、92は第1直線部65上の点、
93は第2曲線部66上の点、94は第2直線部67上
の点、95は第3曲線部68上の点である。
【0029】次にシール材塗布方法について説明する。
図6は本発明に係るシール材塗布方法を説明する第1作
用図であり、シール材塗布ガン24内のシール材の流れ
を説明する。シール材61の塗布を開始するには、電動
モータを作動させることで、シール材押出し軸45を白
抜き矢印の方向へ回転させる。ここでの電動モータ及び
シール材押出し軸45の回転方向を正方向とする(正回
転とする。)。
【0030】これにより、シール材カートリッジからシ
ール材供給ホース28を通じてシール材導入室51内に
吸引したシール材61を、矢印に示すように、第1シリ
ンダ部41と第1スクリュー43の溝との間及び第2シ
リンダ部42と第2スクリュー44の溝との間から下方
へ押出し、ノズル部33から外部に吐出させ、セパレー
タ57に塗布する。
【0031】図7(a)〜(g)は本発明に係るシール
材塗布方法を説明する第2作用図であり、シール材塗布
ガンのノズル部の移動及びシール材の塗布動作を順に説
明する。(a)において、ノズル部33の先端をセパレ
ータ57から所定距離d1だけ離して配置する。(b)
において、ノズル部33を(a)の位置から所定距離d
2だけ下降させ、シール材の塗布を開始する。
【0032】(c)において、シール材61の塗布を開
始してから所定時間t1経過するまで一旦ノズル部33
を停止させてシール材61をセパレータ57に十分に密
着させる。そして、上記所定時間t1経過後、ノズル部
33を水平移動速度v1で移動させながら(a)の高さ
まで上昇させる。
【0033】(d)において、ノズル部33が(a)に
示した高さまで上昇したらノズル部33を水平移動速度
v2(v2>v1である。)に増速して移動させながら
セパレータ57にシール材61を塗布する。このときに
は非接触式センサからレーザ74をセパレータ57に照
射している。
【0034】(e)において、レーザ74がシール材6
1の塗り始め部分63に当たって非接触式センサが塗り
始め部分63を検知すると、(f)において、シール材
塗布ガンはシール材吸引動作を行いながら(詳細は後述
する。)水平移動速度v3(v3<v2である。)で水
平移動するため、ノズル部33からのシール材61の吐
出量が減少し、(g)に示すように、やがてノズル部3
3からのシール材61の吐出は止まる。ノズル部33が
図5に示した点87まで移動したら、電動モータを停止
させ、シール材塗布ガンのシール材吸引動作を終了して
シール材の塗布を終了し、この点87からノズル部33
を点88まで水平移動速度v3で移動して、セパレータ
57へのシール材61の塗布工程を完了する。
【0035】図8は本発明に係るシール材塗布方法を説
明する第3作用図であり、シール材塗布ガン24の上記
したシール材吸引動作について説明する。図7(e)に
おいて、非接触式センサがシール材61の塗り始め部分
63を検知すると、この検知信号に基づいて制御装置
は、電動モータを、図6で示した回転方向に対して逆回
転させ、図8に示すようにシール材押出し軸45を白抜
き矢印の方向に回転させる。即ち、電動モータ及びシー
ル材押出し軸45の回転方向を逆方向とする(逆回転と
する)。
【0036】これにより、第1シリンダ部41と第1ス
クリュー43の溝との間のシール材61及び第2シリン
ダ部42と第2スクリュー44の溝との間のシール材6
1を矢印のように上方に移動させ、ノズル部33内のシ
ール材61を吸引する。従って、ノズル部33からのシ
ール材61の吐出量は減少し、やがてノズル部33から
のシール材61の吐出は止まる。
【0037】図9は本発明に係るシール材塗布方法のフ
ロー図であり、図7で説明したシール材塗布方法を再度
説明する。なお、ST××はステップ番号を示す。 ST01…シール材塗布ガンのノズル部をセパレータか
ら所定距離d1だけ離して配置する。 ST02…ノズル部を所定距離d2だけ下降させる。 ST03…ノズル部を停止させた状態でノズル部からシ
ール材の吐出を開始し、セパレータへのシール材の塗布
を開始する。
【0038】ST04…シール材の吐出開始後、所定時
間t1が経過したかどうか判断する。所定時間t1が経
過していない(NO)場合は、ST04を再度実行す
る。所定時間t1が経過した(YES)場合は、ST0
5に進む。
【0039】ST05…ノズル部を水平移動速度v1で
移動させながら元の高さまで上昇させる。 ST06…ノズル部を水平移動速度v2に増速して移動
させながらシール材を塗布する。 ST07…シール材の塗り始め部分と塗り終わり部分と
の交差位置で電動モータを逆回転させ、シール材の吸引
を開始する。これと同時に、ノズル部の水平移動速度v
2を水平移動速度v3に減速する。
【0040】ST08…シール材の吸引を終了して、シ
ール材の塗布を終了する。 ST09…ノズル部を退避位置まで移動させる。 これで、セパレータへのシール材の塗布は完了する。
【0041】以上の図2、図5及び図7(b),(c)
で説明したように、本発明は第1に、セパレータ57の
ガス通路及び水通路の周囲に液状のシール材61をシー
ル材塗布ガン24を用いて塗布する燃料電池用セパレー
タ57のシール材塗布方法において、シール材61の塗
り始め部分63では、後の塗布部分よりもシール塗布ガ
ン24に設けたノズル部33をセパレータ57に接近さ
せるとともにノズル部33の水平移動速度を下げたこと
を特徴とする。
【0042】ノズル部33をセパレータ57に接近させ
ることで、吐出するシール材61をセパレータ57に押
付ける押付け力を大きくすることができ、シール材61
をセパレータ57に密着させることができる。従って、
例えば、塗り始め部分63の端部のめくれを防止するこ
とができる。また、ノズル部33の水平移動速度v1を
小さくしたことで、シール材61をより均一な厚さに塗
布することができ、例えば、シール材の欠肉を防止する
ことができる。
【0043】以上より、ノズル部33をセパレータ57
に接近させたこと、及びノズル部33の水平移動速度v
を小さくしたことで、シール材の塗り始め部分のシール
材塗布品質を高めるとともにシール性を向上させること
ができる。
【0044】本発明は第2に、ノズル部33をセパレー
タ57に接近させたときには、シール材61の吐出開始
から所定時間t1だけノズル部33を停止させ、この後
に水平移動を行うことを特徴とする。シール材61の吐
出開始から所定時間t1だけノズル部33を停止させる
ことで、吐出するシール材61をセパレータ57に時間
を掛けて押し付けて密着させることができる。従って、
塗り始め部分63のシール材塗布品質をより高め、シー
ル性をより向上させることができる。
【0045】尚、本発明の実施の形態では、図7
(b),(c)に示したように、所定距離d2だけセパ
レータに接近させた状態から、ノズル部33を水平移動
速度v1で移動させながら元も高さd1まで上昇させた
が、これに限らず、まず、ノズル部33を水平移動速度
v1で水平に移動させ、次に元も位置まで上昇させた
り、あるいは、ノズル部33を元の位置まで上昇させ、
次にノズル部33を水平移動速度v1で水平に移動させ
てもよい。
【0046】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1の燃料電池用セパレータのシール材塗布
方法は、シール材の塗り始め部分では、後の塗布部分よ
りもシール塗布手段に設けたノズル部をセパレータに接
近させるとともにノズル部の水平移動速度を下げたの
で、ノズル部をセパレータに接近させることによって、
吐出するシール材をセパレータに押付ける押付け力を大
きくすることができ、シール材をセパレータに密着させ
ることができる。従って、例えば、塗り始め部分の端部
のめくれを防止することができる。
【0047】また、ノズル部の水平移動速度を下げたこ
とで、シール材をより均一な厚さに塗布することがで
き、例えば、シール材の欠肉を防止することができる。
【0048】以上より、ノズル部をセパレータに接近さ
せたこと、及びノズル部の水平移動速度を下げたこと
で、シール材の塗り始め部分のシール材塗布品質を高め
るとともにシール性をより高めることができる。
【0049】請求項2の燃料電池用セパレータのシール
材塗布方法は、ノズル部をセパレータに接近させたとき
には、シール材の吐出開始から所定時間ノズル部を停止
させ、この後に水平移動を行うので、吐出するシール材
をセパレータに時間を掛けて押し付けて密着させること
ができ、シール材の塗布品質をより高めることができ、
シール性をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料電池用セパレータのシール塗
布積層装置の正面図
【図2】本発明に係るシール材塗布ステーションの要部
拡大正面図
【図3】図2の3矢視図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】本発明に係るセパレータの平面図
【図6】本発明に係るシール材塗布方法を説明する第1
作用図
【図7】本発明に係るシール材塗布方法を説明する第2
作用図
【図8】本発明に係るシール材塗布方法を説明する第3
作用図
【図9】本発明に係るシール材塗布方法のフロー図
【図10】従来のシール材塗布要領を説明する説明図
【符号の説明】
24…シール材塗布手段(シール材塗布ガン)、33…
ノズル部、57…セパレータ、61…シール材、63…
塗り始め部分、t1…所定時間、v1水平移動速度。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セパレータのガス通路及び水通路の周囲
    に液状のシール材をシール材塗布手段を用いて塗布する
    燃料電池用セパレータのシール材塗布方法において、 前記シール材の塗り始め部分では、後の塗布部分よりも
    前記シール塗布手段に設けたノズル部をセパレータに接
    近させるとともに前記ノズル部の水平移動速度を下げた
    ことを特徴とする燃料電池用セパレータのシール材塗布
    方法。
  2. 【請求項2】 前記ノズル部をセパレータに接近させた
    ときには、シール材の吐出開始から所定時間ノズル部を
    停止させ、この後に前記水平移動を行うことを特徴とす
    る請求項1記載の燃料電池用セパレータのシール材塗布
    方法。
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