JP4739588B2 - 燃料電池用セパレータのシール材塗布方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シール材の塗り始め部分及び塗り終わり部分でのシール材塗布品質を高め、シール性を向上させるための燃料電池用セパレータのシール材塗布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料電池は、水の電気分解の逆の原理を利用し、水素と酸素とを反応させて水を得る過程で電気を得ることができる電池である。一般に、水素に燃料ガスを置き換え、酸素に空気や酸化剤ガスを置き換えるので、燃料ガス、空気、酸化剤ガスの用語を使用することが多い。
【0003】
このような燃料電池としては、例えば、特開2000−123848公報「燃料電池」が知られている。
同公報の図1によれば、電解質膜18(符号は公報に記載されているものを使用した。以下同様。)にアノード側電極20及びカソード側電極22を添わせ、これらをガスケット24,26を介して第1セパレータ14及び第2セパレータ16で挟むことでセルモジュールを構成する。
【0004】
詳細には、第1セパレータ14の面14aに燃料ガスの流路となる第1流路38が形成され、第2セパレータ16の面16aに酸化剤ガスの流路となる第2流路46が形成され、各々中央の電解質膜18に燃料ガスと酸化剤ガスとを臨ませる構造である。
【0005】
図1に記載の1個のセルモジュールで得る電気出力はごく小さいので、このようなセルモジュールを多数個積層することで、所望の電気出力を得る。従って、第1・第2セパレータ14,16は隣のセルに燃料ガスや酸化剤ガスが洩れないようにする分離部材であることから「セパレータ」と呼ばれる。
【0006】
第1セパレータ14は面14aに燃料ガスのための流路38を備え、第2セパレータ16は面16aに酸化剤ガスのための流路46を備えるが、ガスを効果的にアノード側電極20及びカソード側電極22に接触させる必要があり、そのために、流路38,46はごく浅い溝を多数本条設する必要がある。
【0007】
そして、第1・第2セパレータ14,16は、流路38,46に燃料ガス又は酸化剤ガスを供給するために一端部にそれぞれ燃料ガス供給孔部32a、酸化剤ガス供給孔部34aを備え、他端部にそれぞれ燃料ガス排出孔部32b、酸化剤ガス排出孔部34bを備え、また、冷却水を通すための冷却水供給孔部36aを一端部に備え、冷却水排出孔部36bを他端部に備える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者等は、ガスケット24,26の代わりに液状シール材をセパレータに塗布し、2枚のセパレータで電解質膜及び電極からなる膜・電極接合体を挟んでセルモジュールの製造を種々試みたが、次に示す課題が発生した。
【0009】
図12(a),(b)は従来のシール材の塗布要領を説明する作用図である。
(a)において、セパレータ201にシール材塗布装置202でシール材203を塗り始めるときに、セパレータ201へのシール材203の密着が十分でないためにシール材203の塗り始め部分がめくれたり、図に示すようにシール材203が引き摺られてシール材203の欠肉部204ができる。
【0010】
また、(b)において、シール材203の塗り終わり部分でシール材塗布装置202を停止させ、シール材203の吐出を停止しても、シール材塗布装置202内に残っていたシール材203が垂れ落ち、液だれ部205ができることがある。
【0011】
上記した(a)及び(b)のようにシール材203に欠肉部204又は液だれ部205が出来れば、シール材203の塗布品質を損ない、シール材203の塗り始め部分や塗り終わり部分で良好なシール性が得られない。
【0012】
そこで、本発明の目的は、燃料電池用セパレータのシール材塗布方法を改良することで、シール材の塗り始め部分及び塗り終わり部分でのシール材塗布品質を高め、シール性を向上させることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、液状のシール材を吐出するノズル部に分岐路を設けるとともにこの分岐路にノズル部内のシール材を吸引するシール材吸引手段を設けたシール材塗布手段を用いて、セパレータのガス通路及び水通路の周囲にシール材を塗布する燃料電池用セパレータのシール材塗布方法であって、ノズル部がシール材の塗り始め部分にあるときに、ノズル部を基準となる高さから所定距離だけ下降させた状態で、シール材吸引手段を作動させ、ノズル部内のシール材を分岐路へ流すことで、ノズル部からのシール材の吐出量を制御し、所定時間が経過したらノズル部を基準となる高さに戻すと共に、ノズル部が塗り始め部分以外にあるときのノズル部の水平移動速度よりも、ノズル部が塗り始め部分にあるときのノズル部の水平移動速度を小さくするよう制御することを特徴とする。
【0014】
ノズル部が塗り始め部分にあるときにシール材吸引手段でノズル部内のシール材を分岐路へ流すようにしたことで、シール材の吐出量を少なくするとともに、ノズル部の水平移動速度を小さくすることで、セパレータへシール材を時間を掛けて塗布することができ、セパレータへシール材を十分に密着させてシール材のめくれや欠肉部の発生を防止することができる。
【0015】
請求項2は、分岐路を、シール材の供給源側へ通じるシール材リターン通路としたことを特徴とする。
分岐路を、シール材の供給源側へ通じるシール材リターン通路としたことで、ノズル部内のシール材をシール材の供給源側へ戻すことができ、シール材を無駄なく塗布することができる。
【0016】
請求項3は、分岐路の内径を、ノズル部の内径よりも大きくしたことを特徴とする。
分岐路の内径を、ノズル部の内径よりも大きくしたことで、分岐路内をシール材が流れるときの抵抗を小さくすることができ、ノズル部のシール材を素早く分岐路に流すことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る燃料電池用セパレータのシール塗布積層装置の正面図(第1の実施の形態)であり、シール塗布積層装置10は、セパレータにシール材を塗布するシール材塗布ステーション11と、シール材を塗布したセパレータに膜・電極接合体を積層する積層ステーション12とを備える。なお、13はシール材塗布ステーション11へセパレータを投入する投入ステーション、14は膜・電極接合体をトリミングするトリミングステーションである。
【0018】
膜・電極接合体は、高分子化合物からなる高分子電解質膜の両面に、カーボンペーパーからなるアノード側電極及びカソード側電極をそれぞれ貼り合わせたものである。
【0019】
図2は本発明に係るシール材塗布ステーションの要部拡大正面図(第1の実施の形態)であり、シール材塗布ステーション11は、ベース部21に取付けたセパレータ載置台22と、ベース部21に取付けたアーム部23と、このアーム部23に取付けたシール材塗布手段としてのシール材塗布ガン24と、このシール材塗布ガン24の先端に近接させて配置した非接触式センサ25とからなる。
【0020】
シール材塗布ガン24は、シール材を蓄えるとともに交換可能としたシール材カートリッジ27と、このシール材カートリッジ27に取付けたシール材供給ホース28と、このシール材供給ホース28の先端を連結したシール材押出し部31と、このシール材押出し部31を駆動する電動モータ32と、シール材を吐出するためにシール材押出し部31の先端に取付けたノズル部33とからなる。なお、34はシール材塗布ガン24を左右方向(x−x方向)に移動させる左右移動装置、35はシール材塗布ガン24を鉛直方向(z−z方向)に移動させる鉛直移動装置である。
【0021】
非接触式センサ25は、ノズル部33のほぼ下方のセパレータ面に、例えばレーザを照射することで、シール材をセパレータに塗布中に、既に塗布したシール材を非接触の状態で検知するものであり、後述する制御装置は、この非接触式センサ25からの信号に基づいて、上記した左右移動装置34、鉛直移動装置35及び後述する前後移動装置を駆動して、シール材塗布ガン24の水平移動や昇降を制御する。
【0022】
シール材塗布ガン24のシール材押出し部31は、後述するように、螺旋状の溝を設けたスクリューをシリンダ内に挿入したものであり、電動モータ32でスクリューを回転させることで、シール材カートリッジ27内のシール材をシール材供給ホース28を介して吸引するとともに、シリンダ内壁とスクリューの溝との間でシール材を押出し、ノズル部33から吐出させる。
【0023】
図3は図2の3矢視図であり、シール材塗布ガン24の後部に背板36を取付け、この背板36の下端からステー37,37(奥側のステー37は不図示)を斜め下方に延ばし、これらのステー37,37の先端に非接触式センサ25を取付けたことを示す。なお、38はシール塗布ガン24を前後方向(y−y方向)に移動させるためにアーム部23の下部に設けた前後移動装置、39は電動モータ32、左右移動装置34、鉛直移動装置35及び前後移動装置38の駆動を制御する制御装置である。
非接触式センサ25は、先端をノズル部33の下方に向けたものである。
【0024】
図4は図3の4−4線断面図であり、シール材塗布ガン24のシール材押出し部31に第1シリンダ部41及び第2シリンダ部42を設け、これらの第1シリンダ部41及び第2シリンダ部42にそれぞれ第1スクリュー43及び第2スクリュー44を挿入したシール材押出し軸45を電動モータ32(図3参照)の出力軸に連結し、ノズル部33に分岐路としてのシール材リターン通路46の一端を連結するとともにシール材リターン通路46の他端を第2シリンダ部42と一体に形成したケース部47の内部に連結することでノズル部33内のシール材をシール材の供給側に戻すようにしたことを示す。
【0025】
シール材リターン通路46は、シール材の流れの流通又は遮断を切換えるバルブ48及びシール材を強制的に流すポンプ49を途中に介在させたものであり、51は制御装置39からの制御信号によりバルブ48を開閉するためのバルブ駆動装置、52は制御信号39からの制御信号によりポンプ49を駆動するためのポンプ駆動装置である。
【0026】
上記した制御装置39、シール材リターン通路46、バルブ48、ポンプ49、バルブ駆動装置51及びポンプ駆動装置52は、第1のシール材吸引手段50を構成するものである。
【0027】
シール材リターン通路46は、その内径Drをノズル部33のノズル径Dnよりも大きくしたものであり、これによって、シール材リターン通路46内を流れるシール材に作用する抵抗をより小さくすることができ、シール材リターン通路46内をシール材がより流れやすくしてポンプ49に作用する負荷を小さくし、ポンプ49の能力を小さくすることができる。
【0028】
また、シール材リターン通路46でシール材を素早く流すことができ、ノズル部33からのシール材吐出量制御の応答性を高めることができる。
ポンプ49としては、回転ポンプ、例えば歯車ポンプが好適である。
【0029】
ここで、46aはジョイント、46b,46cはナット、53はシール材押出し軸45を支持するためにケース部47に設けた軸受部、54はシール材供給ホース28及びシール材リターン通路46に連通させるためにケース部47に形成したシール材の供給源側としてのシール材導入室、55はジョイント、56,56はホースバンドである。
【0030】
図5は本発明に係るセパレータの平面図であり、セパレータ57に図示せぬガス通路及び水通路を形成し、これらのガス通路及び水通路の周囲にシール材塗布溝58を設け、このシール材塗布溝58にシール材61を塗布した状態を示す。
シール材塗布溝58は、幅が他の部分より大きな拡張部62を備えた平面視環状の溝であり、拡張部62の溝幅をw1とし、拡張部62以外の溝幅をw2とすると、w1>w2である。
【0031】
シール材61は、シール溝58の拡張部62に直線状の塗り始め部分63を塗布し、この塗り始め部分63から順に、第1曲線部64、第1直線部65、第2曲線部66、第2直線部67、第3曲線部68を塗布し、この第3曲線部68に続く直線状の塗り終わり部分71を拡張部62に塗布したものである。
【0032】
ここで、72はシール材61を塗布せずにシール材塗布ガン24を水平移動する移動経路、80〜88はシール材61の各部を塗布する際にシール材塗布ガン24の移動の始点又は終点とするために、図5において、シール材塗布溝58上に設けた架空の点、91は第1曲線部64上の点、92は第1直線部65上の点、93は第2曲線部66上の点、94は第2直線部67上の点、95は第3曲線部68上の点である。
【0033】
次にシール材塗布方法について説明する。
図6(a)〜(g)は本発明に係るシール材塗布方法(第1の実施の形態)を説明する第1作用図であり、シール材塗布ガンのノズル部の移動及びシール材の塗布動作を順に説明する。
(a)において、ノズル部33の先端をセパレータ57から所定距離d1だけ離して配置する。
【0034】
(b)において、ノズル部33を(a)の位置から所定距離d2だけ下降させ、ノズル部33からシール材を吐出してシール材の塗布を開始する。また、シール材の吐出とほぼ同時にシール材吸引手段によるノズル部からのシール材の吸引を開始する。
これらのノズル部からのシール材の吐出及びノズル部からのシール材の吸引について次図で説明する。
【0035】
図7は本発明に係るシール材塗布方法(第1の実施の形態)を説明する第2作用図であり、シール材塗布ガン24内のシール材の流れを説明する。
シール材61の塗布を開始するには、電動モータを作動させることで、シール材押出し軸45を白抜き矢印の方向へ回転させる。
【0036】
これにより、シール材カートリッジからシール材供給ホース28を通じてシール材導入室54内に流れ込んだシール材61を、矢印に示すように、第2シリンダ部42と第2スクリュー44の溝との間及び第1シリンダ部41と第1スクリュー43の溝との間から下方へ押出し、ノズル部33から外部に吐出させ、セパレータ57に塗布する。
【0037】
シール材61の塗り始め部分では、ノズル部33からのシール材61の吐出量を制御するために、制御装置39は、バルブ駆動装置51に制御信号SC1を送り、バルブ48を開くとともに、ポンプ駆動装置52に制御信号SC2を送り、ポンプ49を駆動する。
【0038】
この結果として、ノズル部33内のシール材61を吸引し、シール材リターン通路46を通じてシール材導入室54側に戻すため、ノズル部33からのシール材61の吐出量は減少する。
【0039】
図6(c)において、シール材61の塗布を開始してから所定時間t1経過するまで一旦ノズル部33を停止させてシール材61をセパレータ57に十分に密着させる。
そして、上記所定時間t1経過後、ノズル部33を水平移動速度v1で移動させながら(a)の高さまで上昇させる。
【0040】
(d)において、ノズル部33が(a)に示した高さまで上昇し、ノズル部33が塗り始め部分の終点である点81(図5参照)に達したら、図7において、制御装置39は、バルブ駆動装置51に制御信号SC1を送ってバルブ48を閉じるとともに、ポンプ駆動装置52に制御信号SC2を送ってポンプ49を停止させ、ノズル部33からのシール材61の吸引を終了する。
【0041】
また、このシール材吸引終了とともに、ノズル部33を水平移動速度v2(v2>v1である。)に増速して移動させながらセパレータ57にシール材61を塗布する。このときには非接触式センサからレーザ74をセパレータ57に照射している。
【0042】
(e)において、ノズル部33が塗り終わり部分の始点である点86(図5参照)に達するか、又はレーザ74がシール材61の塗り始め部分63に当たって非接触式センサが塗り始め部分63を検知したら、(f)において、シール材吸引手段で再びノズル部33のシール材吸引動作を行わせながら(次図で説明する。)ノズル部33を水平移動速度v3(v3<v2である。)で水平移動させ、ノズル部33からのシール材61の吐出量を減少させる。
【0043】
図8は本発明に係るシール材塗布方法(第1の実施の形態)を説明する第3作用図であり、シール材吸引手段でのシール材吸引動作について説明する。
図6(e)において、ノズル部33が点86(図5参照)に達するか、非接触式センサがシール材61の塗り始め部分63を検知すると、この検知信号に基づいて、図8において、制御装置39は、シール材61の塗り終わり部分71(図5参照)におけるシール材61の吐出量を制御するために、バルブ駆動装置51に制御信号SC1を送ってバルブ48を開くとともに、ポンプ駆動装置52に制御信号SC2を送ってポンプ49を駆動する。
【0044】
この結果、ノズル部33内のシール材61を吸引し、矢印のようにシール材リターン通路46を通じてシール材導入室54側に戻すため、ノズル部33からのシール材61の吐出量は減少する。
【0045】
図6(g)において、ノズル部33が塗り終わり部分の終点である点87(図5参照)に達したら、シール材吸引手段でのシール材吸引動作を終了し、電動モータを停止させてノズル部33からのシール材61の吐出を終了する。そして、点87からノズル部33を点88(図5参照)まで水平移動速度v3で移動して、セパレータ57へのシール材61の塗布工程を完了する。
【0046】
以上に述べたシール材塗布ガン24の動作のフローを次に説明する。
図9は本発明に係るシール材塗布ガンの動作を説明するフロー図(第1の実施の形態)である。ST××はステップ番号を示す。
ST01…電動モータを作動させ、シール材の吐出を開始する。また、このシール材吐出とほぼ同時に、シール材吸引手段でノズル部のシール材の吸引を開始する。
【0047】
ST02…塗り始め部分が終了したか(即ち、ノズル部が点81(図5参照)に達したか)どうか判断する。
塗り始め部分が終了しない(NO)場合、再度ST02を実行する。
塗り始め部分が終了した(YES)場合、ST03に進む。
ST03…シール材吸引手段を停止させ、ノズル部のシール材の吸引を終了する。
【0048】
ST04…ノズル部が塗り終わり部分又は交差位置(塗り始め部分と塗り終わり部分との交差位置である。)に達したかどうか判断する。
ノズル部が塗り終わり部分又は交差位置に達しない(NO)場合、再度ST04を実行する。
ノズル部が塗り終わり部分又は交差位置に達した(YES)場合、ST05に進む。
ST05…ノズル部のシール材の吸引を開始する。
【0049】
ST06…塗り終わり部分が終了したか(即ち、ノズル部が点87(図5参照)に達したか)どうか判断する。
塗り終わり部分が終了しない(NO)場合、再度ST06を実行する。
塗り終わり部分が終了した(YES)場合、ST07に進む。
ST07…ノズル部のシール材の吸引を終了する。また、これと同時に電動モータを停止させ、シール材の吐出を終了する。
これで、シール材塗布ガンによるシール材塗布を終了する。
【0050】
以上の図4及び図5で説明したように、本発明は第1に、液状のシール材61を吐出するノズル部33にシール材リターン通路46を設けるとともにこのシール材リターン通路46にノズル部33内のシール材61を吸引するシール材吸引手段50を設けたシール材塗布ガン24を用いて、セパレータ57のガス通路及び水通路の周囲にシール材61を塗布する燃料電池用セパレータ57のシール材塗布方法であって、ノズル部33がシール材61の塗り始め部分63にあるとき又は塗り終わり部分71に達したときに、シール材吸引手段50を作動させ、ノズル部33内のシール材61をシール材リターン通路46へ流すことで、ノズル部33からのシール材61の吐出量を制御するようにしたことを特徴とする。
【0051】
ノズル部33が塗り始め部分63にあるとき又は塗り終わり部分71に達したときにシール材吸引手段50でノズル部33内のシール材61をシール材リターン通路46へ流すようにしたことで、シール材61の塗り始め部分63では、例えば、シール材61の吐出量を少なくするとともにノズル部33の水平移動速度を小さくすることで、セパレータ57へシール材61を時間を掛けて塗布することができ、セパレータ57へシール材61を十分に密着させてシール材61のめくれや欠肉部の発生を防止することができる。
【0052】
また、シール材61の塗り終わり部分71では、例えば、ノズル部33からのシール材61の吐出終了時に、ノズル部33からシール材61が垂れ落ちるのを防止することができる。
従って、塗り始め部分63及び塗り終わり部分71でのシール材61の塗布品質を高めることができ、シール性を向上させることができる。
【0053】
本発明は第2に、分岐路を、シール材61の供給源側であるシール材導入室54へ通じるシール材リターン通路46としたことを特徴とする。
分岐路を、シール材導入室54へ通じるシール材リターン通路46としたことで、ノズル部33内のシール材61をシール材導入室54へ戻すことができ、シール材61を無駄なく塗布することができる。
【0054】
本発明は第3に、シール材リターン通路46の内径Drを、ノズル部33の内径、即ちノズル径Dnよりも大きくしたことを特徴とする。
シール材リターン通路46の内径Drを、ノズル部33のノズル径Dnよりも大きくしたことで、シール材リターン通路46内をシール材61が流れるときの抵抗を小さくすることができ、ポンプ49の能力を小さくすることができる。
また、シール材リターン通路46でシール材を素早く流すことができ、ノズル部33からのシール材吐出量制御の応答性を高めることができる。
【0055】
図10は本発明に係るシール材塗布ガンの断面図(第2の実施の形態)であり、図4に示した第1の実施の形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
シール材塗布手段としてのシール材塗布ガン100は、ノズル部33に分岐路としてのシール材リターン通路101の一端を連結するとともにシール材リターン通路101の他端をケース部47の内部に連結することでノズル部33内のシール材をシール材の供給側に戻すようにしたことを示す。
【0056】
シール材リターン通路101は、ポンプ49を途中に介在させたものであり、制御装置39からポンプ駆動装置52に制御信号SC2を送り、ポンプ49を駆動させることで、ノズル部33内のシール材を吸引し、供給側であるシール材導入室54へ戻してノズル部33からのシール材の吐出量を制御する。
【0057】
また、シール材リターン通路101は、第1の実施の形態として示したシール材リターン通路46(図4参照)と同じ内径Drにしたものである。
上記した制御装置39、ポンプ49、ポンプ駆動装置52及びシール材リターン通路101は、第2のシール材吸引手段105を構成するものである。
【0058】
図11は本発明に係るシール材塗布ガンの断面図(第3の実施の形態)であり、図4に示した第1の実施の形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
シール材塗布手段としてのシール材塗布ガン110は、ノズル部33に分岐路111を設け、この分岐路111にシール材吸引手段としてのシリンダ装置112を連結したものである。
【0059】
分岐路111は、その内径Dbをノズル部33のノズル径Dn(図4参照)よりも大きくしたものである。なお110aはケース、110bはシール材押出し軸45を回転可能に支持するためにケース110aに設けた軸受部である。
【0060】
シリンダ装置112は、シリンダ本体113と、このシリンダ本体113内に移動可能に挿入したピストン114と、このピストン114に取付けたピストンロッド115と、このピストンロッド115を往復動させるロッド駆動装置116と、このロッド駆動装置116の駆動を制御する制御装置117とからなる。なお、118はシリンダ本体113を加熱するためにシリンダ本体113の外周に近接又は接触させたヒータである。
【0061】
このヒータ118は、供給側から所定温度に加熱されてノズル部33に送られてくるシール材の温度が、シリンダ本体113内で低下しないようにするためのものである。
【0062】
このシール材塗布ガン110において、ノズル部33からのシール材の吐出量を制御するには、シール材の塗り始め部分又は塗り終わり部分で、制御装置117からロッド駆動装置116に制御信号SC3を送ってピストンロッド115を引き、ピストン114を図の左方へ移動させ、ノズル部33内のシール材を分岐路111を介してシリンダ本体113内に吸引する。
【0063】
また、シール材の吸引が終了したら、制御装置117からロッド駆動装置116に制御信号SC3を送り、ピストンロッド115を押出してピストン114を図の右方へ移動させ、シリンダ本体113内に吸引していたシール材を再びノズル部33内へ押し戻し、ノズル部33の先端から吐出させるようにする。
【0064】
尚、本発明の実施の形態において、図4に示したバルブ48をオンオフバルブとしたが、これに限らず、流路断面積を変更することでシール材の流量を調整することができる流量調整バルブでもよい。この流量調整バルブを用いることで、分岐路に流れるシール材の流量を調整し、ノズル部からのシール材の吐出流量を細かく制御することができる。
【0065】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1の燃料電池用セパレータのシール材塗布方法は、ノズル部に分岐路を設けるとともにこの分岐路にシール材吸引手段を設けたシール材塗布手段を用いて、セパレータのガス通路及び水通路の周囲にシール材を塗布する燃料電池用セパレータのシール材塗布方法であって、ノズル部がシール材の塗り始め部分にあるときに、シール材吸引手段を作動させ、ノズル部内のシール材を分岐路へ流すことで、ノズル部からのシール材の吐出量を制御するようにしたので、シール材の塗り始め部分でノズル部からシール材が垂れ落ちたりシール材の欠肉が生じたりするのを防止することができ、シール材の塗布品質を高めることができ、シール性を向上させることができる。
加えて、ノズル部の水平移動速度を小さくすることで、セパレータへシール材を時間を掛けて塗布することができ、セパレータへシール材を十分に密着させてシール材のめくれや欠肉部の発生を防止することができる。
【0066】
請求項2の燃料電池用セパレータのシール材塗布方法は、分岐路を、シール材の供給源側へ通じるシール材リターン通路としたので、ノズル部内のシール材をシール材の供給源側へ戻すことができ、シール材を無駄なく塗布することができる。
【0067】
請求項3の燃料電池用セパレータのシール材塗布方法は、分岐路の内径を、ノズル部の内径よりも大きくしたので、分岐路内をシール材が流れるときの抵抗を小さくすることができ、ポンプの能力を小さくすることができるとともに、ノズル部からのシール材吐出量制御の応答性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料電池用セパレータのシール塗布積層装置の正面図(第1の実施の形態)
【図2】本発明に係るシール材塗布ステーションの要部拡大正面図(第1の実施の形態)
【図3】図2の3矢視図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】本発明に係るセパレータの平面図
【図6】本発明に係るシール材塗布方法(第1の実施の形態)を説明する第1作用図
【図7】本発明に係るシール材塗布方法(第1の実施の形態)を説明する第2作用図
【図8】本発明に係るシール材塗布方法(第1の実施の形態)を説明する第3作用図
【図9】本発明に係るシール材塗布ガンの動作を説明するフロー図(第1の実施の形態)
【図10】本発明に係るシール材塗布ガンの断面図(第2の実施の形態)
【図11】本発明に係るシール材塗布ガンの断面図(第3の実施の形態)
【図12】従来のシール材の塗布要領を説明する作用図
【符号の説明】
24,100,110…シール材塗布手段(シール材塗布ガン)、33…ノズル部、46,101,111…分岐路、50,105,112…シール材吸引手段、54…シール材の供給源側(シール材導入室)、57…セパレータ、61…シール材、63…塗り始め部分、71…塗り終わり部分、Db,Dr…内径、Dn…ノズル部の内径(ノズル径)。
Claims (3)
- 液状のシール材を吐出するノズル部に分岐路を設けるとともにこの分岐路に前記ノズル部内のシール材を吸引するシール材吸引手段を設けたシール材塗布手段を用いて、セパレータのガス通路及び水通路の周囲にシール材を塗布する燃料電池用セパレータのシール材塗布方法であって、
前記ノズル部が前記シール材の塗り始め部分にあるときに、前記ノズル部を基準となる高さから所定距離だけ下降させた状態で、前記シール材吸引手段を作動させ、前記ノズル部内のシール材を前記分岐路へ流すことで、ノズル部からのシール材の吐出量を制御し、所定時間が経過したら前記ノズル部を前記基準となる高さに戻すと共に、
前記ノズル部が前記塗り始め部分以外にあるときの前記ノズル部の水平移動速度よりも、前記ノズル部が前記塗り始め部分にあるときの前記ノズル部の水平移動速度を小さくするよう制御することを特徴とする燃料電池用セパレータのシール材塗布方法。 - 前記分岐路は、シール材の供給源側へ通じるシール材リターン通路であることを特徴とする請求項1記載の燃料電池用セパレータのシール材塗布方法。
- 前記分岐路の内径を、前記ノズル部の内径よりも大きくしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の燃料電池用セパレータのシール材塗布方法。
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