JP2003030752A - 入退店制御システム及び退店ゲート - Google Patents

入退店制御システム及び退店ゲート

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JP2003030752A
JP2003030752A JP2001216868A JP2001216868A JP2003030752A JP 2003030752 A JP2003030752 A JP 2003030752A JP 2001216868 A JP2001216868 A JP 2001216868A JP 2001216868 A JP2001216868 A JP 2001216868A JP 2003030752 A JP2003030752 A JP 2003030752A
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drink
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Masahiro Horiuchi
正宏 堀内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無銭飲食の防止や従業員の削減をできる新規な
飲食店用の入退店制御システムを提供する。 【課題を解決するための手段】来店客に対して入店方向
のみの通行を許容する入店ゲート1と、来店客に渡され
た精算媒体91を退店時に読み取り来店客の飲食にかか
る飲食代金の精算を促すとともに、飲食代金の精算を終
えた来店客に退店媒体92を発行する店内側に設けた精
算機3と、前記退店媒体により通行不可状態から通行可
能状態にすることができる退店ゲート1とから構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲食店に導入可能
な入退店制御システムに関するものである。
【0002】
【従来技術】従前より、飲食サービスの業務形態とし
て、入店時に券売機で食券を購入し、それを従業員に渡
して料理を受け取る食券方式を採ることがある。この食
券方式は、無銭飲食を防止できるものであるうえ、飲食
店におけるレジ業務を不要にできるものである。すなわ
ち、経営者側にしてみれば、一般従業員が金銭に関わる
ことを不要とし、従業員の削減が可能となるほか、従業
員にレジ業務の指導を行う必要や、釣銭やレジ入力の間
違い等から生じる現金の過不足が生じないという効果を
享受できることになる。
【0003】他方、来店客側にしてみれば、券売機によ
る精算のため、飲食代金の精算が明朗になり安心して利
用できるという効果を享受できることになる。
【0004】
【発明が解決しよとする課題】しかしながら、上述した
食券方式は、入店時に食券を購入しなければならないの
で、社員食堂やドライブイン等の比較的メニューが少な
く、かつ、何を飲食するのか入店時点で決定できる飲食
店には導入し易いが、レストラン等のメニュ−の豊富な
飲食店や、回転すし店等の入店時点では飲食内容が確定
できない飲食店には導入し難いものであった。
【0005】そして、来店客側にしてみれば、上述した
食券方式は、追加注文する場合は店頭に戻って、再度食
券を購入しなければならず非常に手間が掛かるものであ
った。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本願発明は、以
下に記載する入退店制御システムにより、新規な飲食サ
ービスの業務形態を実現しようとしたものである。
【0007】すなわち、本発明の入退店制御システム
は、来店客に対して入店方向のみの通行を許容する入店
ゲートと、来店客に渡された精算媒体を退店時に読み取
り来店客の飲食にかかる飲食代金の精算を促すととも
に、飲食代金の精算を終えた来店客に退店媒体を発行す
る店内側に設けた精算機と、前記退店媒体により通行不
可状態から通行可能状態にすることができる退店ゲート
とから構成してある。
【0008】ここで、「来店客」とは、飲食するために
飲食店に入店したグループのことであるが、その人数は
一人でも複数人でもよい。
【0009】また、「飲食代金」とは、飲食メニューそ
のものの代金だけでなく、サービス料金、深夜料金、消
費税等を含めた金額をいうも場合、これらを含めない金
額をいう場合を含む概念である。
【0010】また、「精算媒体」とは、当該「精算媒
体」に記録した内容を精算機において読み取ることが可
能なものであり、例えば、カード式の磁器媒体が考えら
れるが、これに限られるものではない。
【0011】「退店媒体」とは、当該「退店媒体」に記
録した内容を退店ゲートにおいて読み取ることが可能な
ものであり、例えば、カード式の磁器媒体が考えられる
が、これに限られるものではない。
【0012】また、「入店ゲート」及び「退店ゲート」
は、それぞれ単独で設けたものであってもよいし、「入
店ゲート」としての役割と「退店ゲート」としての役割
との双方を果たす併用型のものでもよい。
【0013】したがって、上述の入退店制御システムで
あると、飲食代金を精算機により精算しなければ退店ゲ
ートを通行不可状態から通行可能状態にすることができ
ないので、無銭飲食の防止や、飲食店におけるレジ業務
の省略ができるようになり、結果として入店時に食券を
購入しなければならない食券方式を導入せずとも、食券
方式がもたらす効果を享受できるようになる。したがっ
て、レストラン等のメニュ−の豊富な飲食店や、回転す
し店等の飲食終了時まで飲食内容が確定できない飲食店
においても、食券方法がもたらす効果を同様に享受でき
るようになるうえ、来店客にとっては、追加注文のため
に再度食券を購入するような手間がかからないようにな
る。
【0014】また、飲食代金の支払い形態における利便
性を考慮すると、精算機が、飲食代金を一括で支払うこ
とを可能にする一括精算手段と、飲食代金を複数人で割
り勘して支払うことを可能にする割勘精算手段とを具備
するものが好ましい。
【0015】また、この場合、割勘精算手段が、飲食代
金を複数人で均等額づつ支払うことを可能にする人数均
等割勘手段と、飲食代金を所望の飲食メニュ−ごとに支
払うことを可能にする内容指定割勘手段とを具備してい
るものが好ましい。
【0016】そして、具体的な実施の態様としては、人
数均等割勘手段が、飲食代金の割勘人数の決定を促すス
テップと、飲食代金を割勘人数分に等分割し、一人当り
が支払う割勘代金を算出するステップと、決定された割
勘人数回分、割勘代金の支払いの促進を繰り替えすステ
ップとからなるものであり、内容指定割勘手段が、来店
客が注文した飲食メニューを全部表示し、これら飲食メ
ニューのなかから支払を望む飲食メニューの選択を促す
とともに、選択された飲食メニューにかかる割勘代金を
算出してその飲食代金の支払いを促すことを、全ての飲
食メニューが選択されて飲食代金が全て支払い終わるま
で繰り返し行うものが挙げられる。
【0017】
【発明の実施の形態】(第一実施の形態)次に本発明の
第一実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、
調理場Kや複数の客席Cを備え、来店客CRの注文に従
って料理を供給し、飲食後に飲食代金を支払うようにな
っているレストラン等の飲食店10を示している。そし
て、特に本第一実施の形態における飲食店10は、入退
店ゲート1と、従業員SRが使用する注文受付機器2
と、入退店ゲート1の近傍に設けた精算機3とから構成
した入退店制御システム44を備えている。
【0018】以下、入退店制御システム44を構成する
入退店ゲート1、注文受付機器2及び精算機3について
説明する。
【0019】入退店ゲート1は、来店客CRに対して入
店方向のみの通行を許容する入店ゲートとしての役割
と、後述する退店媒体92により通行不可状態から通行
可能状態にすることができる退店ゲートとしての役割と
の双方を果たすものである。具体的には、この入退店ゲ
ート1は、店外側から店内側へ通行しようとする者を赤
外線センサや振動センサにより感知して、入退店通路4
5の左右に設けたフラップFを開き、入退店通路45を
開放するようにしてある。これに対し、店内側から店外
側へ通行する者に対しては、当該入退店ゲート1の店内
側に設けた退店媒体挿入口に退店媒体92を挿入するこ
とにより前記フラップを開くことができるようにしてあ
る。なお、この入退店ゲートは、フラップを用いたもの
以外にも、ロータリー式やバー式のものでもよい。更に
言えば、退店媒体を挿入せずに入退店ゲートを通過して
退店しようとした際、音声アナウンスや警告音を発する
ようにした入退店ゲートであってもよい。この場合、フ
ラップやバー等を不要とし、結果として、来店客に余計
な刺激を与えることもない。
【0020】注文受付機器2は、図2に示すように、注
文受付時に来店客CRが注文した飲食メニューD1と来
店客数D2と客認識データD3とを、調理場K、ストア
ーコンピュータSS、精算機3、精算媒体発行機4及び
注文明細印字プリンタ5に送信するものである。特に、
本実施の形態においては、注文受付機器2として、ハン
ディーターミナルと称される携帯端末機器を用い、スト
アーコンピュータSSや精算機3とは、無線基地局7及
びコントローラ8を介して、データの送受信を行ってい
るが、これ限られず適宜変更してもよいのは言うまでも
ない。
【0021】精算機3は、注文受付機器2から送信され
た飲食メニューD1と来店客数D2と客認識データD3
とをそれぞれ関連付けて記録する。そして、この精算機
3の正面パネル側には、精算媒体挿入口、現金投入口、
退店媒体発行口やタッチパネル式のモニタが設けてあ
る。しかして、本実施の形態においては、精算媒体挿入
口に客認識データD3を記録させた精算媒体91を挿入
すると、精算機3が精算媒体91から客認識データD3
を読み出してそれに対応する飲食メニューD1と来店客
数D2を抽出し、来店客CRに飲食代金の精算を促すよ
うにしてあり、来店客CRがモニタの指示にしたがって
飲食メニューD1にかかる飲食代金を精算すると、退店
媒体発行口から来店客数枚の退店媒体92が発行される
ようになっている。
【0022】そして、特に、本実施の形態における精算
機3は、図3のフローチャートに示すように、飲食代金
を一括で支払うことを可能にする一括精算手段と、飲食
代金を複数人で割り勘して支払うことを可能にする割勘
精算手段とを具備する。前記割勘精算手段は、飲食代金
を複数人で均等額づつ支払うことを可能にする人数均等
割勘手段と、飲食代金を所望の飲食メニュ−ごとに支払
うことを可能にする内容指定割勘手段とを具備してい
る。人数均等割勘手段は、飲食代金の割勘人数の決定を
促すステップS1と、飲食代金を割勘人数分に等分割
し、一人当りが支払う割勘代金を算出するステップS2
と、割勘代金の支払いを決定された割勘人数回繰り替え
すステップS3とからなるものである。他方、内容指定
割勘手段は、来店客CRが注文した飲食メニューを全部
表示し、これら飲食メニューのなかから支払を望む飲食
メニューの選択を促すとともに、選択された飲食メニュ
ーにかかる割勘代金を算出してこの割勘代金の支払いを
促すことを、全ての飲食メニューが選択されて飲食代金
が全て支払い終わるまで繰り返し行うものである。
【0023】次に、本実施の形態における飲食店10の
利用方法につき、図2を参照して説明する。
【0024】まず、入退店通路45を通って店内に入る
(T1)。なお、入退店通路45を通る際は、それを入
退店ゲート1が感知するのでフラップFは開放される。
次に、着席して従業員SRに飲食メニューを注文する
(T2)。その際、従業員SRが、注文された飲食メニ
ューD1と来店客数D2と客認識データD3とを注文受
付機器2に入力し、これら飲食メニューD1、来店客数
D2及び客認識データD3を、調理場K、ストアーコン
ピュータSS、注文明細印字プリンタ5、精算機3、精
算媒体発行機4に送信する(T3)。なお、追加注文す
る場合も同様である。そして、従業員SRが、注文の料
理とともに、精算媒体発行機4により発行され客認識デ
ータD3が記録してある精算媒体91と、注文明細印字
プリンタ5によりプリントアウトした飲食代金明細書と
を来店客CRに渡す(T4)。そして、飲食後は精算機
3の精算媒体挿入口に精算媒体91を挿入し、モニタの
表示に従って飲食代金の精算を行う(T5)。その際、
精算媒体91は精算機3により回収される。そして。飲
食代金の精算を終了すると、退店媒体発行口から来店客
数枚の退店媒体92が発行されるので、この退店媒体9
2を入退店ゲート1の退店媒体挿入口に挿入してフラッ
プFを開放し、退店する(T6)。
【0025】次に、精算機3の使用において特に飲食代
金を複数人で割り勘して支払う場合の操作方法につき、
図4〜図17の画面説明図を参照して説明する。
【0026】まず、初期画面(図4)において、「割り
勘精算」と表示されたタッチボタンB1を指で触る。す
ると、飲食代金を複数人で均等額づつ支払うか、それと
も、飲食代金を所望の飲食メニュ−ごとに支払うかの選
択を促す画面(図5)に切り替わるので、前者の場合は
「人数均等割勘方式」と表示されたタッチボタンB2を
指で触り、後者の場合は「内容指定割勘方式」と表示さ
れたタッチボタンB3を指で触る。
【0027】タッチボタンB2を指で触ったときは、精
算機3が客識別コードD3から来店客数D2を抽出し
て、その来店客数D2で飲食代金の割り勘を行うか、そ
れとも、それ以外の人数で割り勘を行うかの選択を促す
画面(図6)に切り替わる。次に、割勘人数を決定して
「確認」と表示されたタッチボタンB4を押すと、精算
機3が飲食代金を割勘人数分に等分割して一人当りが支
払う割勘代金を算出し、一人目に対して割勘代金の精算
を促す画面(図7)に切り替わる。そして、一人目の精
算が終了すると二人目に割勘代金の精算に移ること伝え
るとともに未精算の飲食代金を表示する画面(図8)に
切り替わる。ここで、「確認」と表示されたタッチボタ
ンB5を押すと、二人目対して割勘代金の精算を促す画
面(図9)に切り替わる。以上のことを決定された割勘
人数回繰り返えすと、精算終了画面(図10)に切り替
わることとなる。なお、本第一の実施の形態において
は、その際、退店媒体92が精算機3により発行され
る。
【0028】一方、タッチボタンB3と指で触ったとき
は、来店客CRの注文した飲食メニューを全て表示し、
これら飲食メニューのなかから一人目に支払を望む飲食
メニューの選択を促す画面(図11)に切り替わる。そ
して、支払を望む飲食メニューを指でタッチすると、そ
れが支払を望む飲食メニューとして精算機3に認識さ
れ、選択した飲食メニューにかかる割勘代金が同画面
(図11)に表示される。そして、支払を望む飲食メニ
ューの選択を終了して「精算」と表示されたタッチボタ
ンB6を指で触ると、選択された飲食メニューにかかる
割勘代金の支払いを促す画面(図12)に切り替わる。
この割勘代金の精算が終了すると、二人目に割勘代金の
精算に移ること伝えるとともに未精算の飲食代金を表示
する画面(図13)、一人目において選択されなかった
飲食メニューを全て表示して、二人目に支払を望む飲食
メニューの選択を促す画面(図14)、次いで、二人目
に飲食代金の精算を促す画面(図15)を経る。以上の
ことを全ての飲食メニューが選択されてそれにかかる割
勘代金が支払い終わるまで繰り返すと、精算終了画面
(図16)に切り替わることとなる。そして、本第一の
実施の形態においては、その際、退店媒体92が精算機
3により発行される。 (第二実施の形態)次に本発明の第一実施の形態を、図
17を参照して説明する。
【0029】本第二実施の形態は、第一実施の形態と比
較して入退店制御システム44が異なる。すなわち、こ
の入退店制御システム44は、予め退店媒体92を来店
客CRに渡しておき、精算機3により飲食代金の精算を
終えた場合にのみ、この退店媒体92が使用できるよう
にしたものである。
【0030】以下、入退店制御システム44を構成する
入退店ゲート1、注文受付機器2及び精算機3について
具体的に説明する。
【0031】入退店ゲート1は、基本的には前記第一実
施の形態と同様のものであるが、本第二実施の形態にお
いては、退店媒体92が挿入された際、当該退店媒体9
2に精算媒体91と同様に記録してある客認識コードD
3を読み出し、その客認識コードD3が退店許可の客認
識コードD3であるとして精算機3から当該入退店ゲー
ト1に連絡されているものである場合に限りフラップF
を開放するものである。
【0032】注文受付機器2は、第一実施の形態と同様
にハンディーターミナルであり、注文受付時に来店客C
Rが注文した飲食メニューD1と来店客数D2と客認識
データD3とを、無線基地局7及びコントローラ8を介
して、調理場K、ストアーコンピュータSS、精算機
3、退店媒体発行機H、注文明細印字プリンタ5とに送
信することができるものである。そして、特に本第二実
施の形態における注文受付機器2は、当該注文受付機器
2に精算媒体91を記録媒体として接続できるものであ
り、接続した精算媒体91に客認識データD3を記録で
きるようにしてある。
【0033】精算機3は、基本的には前記第一実施の形
態と同様のものであり、飲食代金の精算を終えた来店客
CRの客識別コードD3を、退店を許可する客識別コー
ドD3であるとして入退店ゲート1に通知し、退店媒体
92を入退店ゲート1において使用可能とするものであ
る。なお、この精算機3は、上記第一実施の形態と同様
に、一括精算手段と割勘精算手段とを具備している。
【0034】以上のような第二実施の形態における飲食
店10の利用方法につき、図17を参照して説明する。
【0035】まず、入退店通路45を通って店内に入る
(T1)。なお、入退店通路45を通る際は、それを入
退店ゲート1が感知するのでフラップFは開放される。
次に、着席して従業員SRに飲食メニューを注文する
(T2)。その際、従業員SRが、注文した飲食メニュ
ーD1と来店客数D2と客認識データD3とを注文受付
機器2に入力し、これら飲食メニューD1、来店客数D
2及び客認識データD3を、調理場K、ストアーコンピ
ュータSS、注文明細印字プリンタ5、精算機3、退店
媒体発行機Hに送信する一方、注文受付機器2に接続し
た精算媒体91に客認識データD3を記録させる(T
3)。そして、従業員SRが、注文の料理とともに、精
算媒体91と、注文明細印字プリンタによりプリントア
ウトした飲食メニューを表示する飲食代金明細書と、退
店媒体発行機Hにより発行され、客認識データD3を記
録してある退店媒体92とを来店客CRに渡す(T
4)。そして、精算機3に向かい、精算媒体挿入口に精
算媒体91を挿入し、モニタの表示に従って飲食代金の
精算を終えると、精算機3から当該客識別コードD2が
入店を許可する客識別コードD2であるとして入退店ゲ
ート1に通知される(T5)。そして、この退店媒体9
2を入退店ゲート1の退店媒体挿入口に挿入してフラッ
プFを開放し、退店する(T6)。
【0036】(第三実施の形態)次に本発明の第三実施
の形態を、図18を参照して説明する本第三実施の形態
は、環状ベルトコンベアの上を流れる複数のすし皿か
ら、所望のすし皿を適宜取って飲食し、皿の枚数から算
出した飲食代金を飲食後に支払う形式の回転すし店にお
いて、前記第一実施の形態と同様に、入退店制御システ
ム44を設けたものである。
【0037】以下、前記入退店制御システム44を構成
する入退店ゲート1、注文受付機器2及び精算機3にに
ついて説明する。
【0038】入退店ゲート1は、第一実施の形態におけ
るものと同一のもので、来店客CRに対して入店方向の
みの通行を許容する入店ゲートとしての役割と、後述す
る退店媒体92により通行不可状態から通行可能状態に
することができる退店ゲートとしての役割の双方を果た
す。
【0039】注文受付機器2は、当該注文受付機器2に
精算媒体91を記録媒体として接続できるものであり、
接続した精算媒体91に来店客CRの飲食したすし皿の
枚数と来店客数D2と記録することを可能とする。そし
て、特に本第二実施の形態における注文受付機器2に
は、飲食したすし皿の枚数やそれにかかる飲食代金を印
字した飲食代金明細書をプリントアウトできるように明
細書プリントアウト機能を有したハンディーターミナル
を用いている。
【0040】精算機3は、前記第一実施の形態と同様
に、精算媒体挿入口と現金投入口と退店媒体発行口とタ
ッチパネル式のモニタとが設けてある。しかして、精算
媒体挿入口に精算媒体91を挿入すると、精算機3が飲
食したすし皿の枚数D4と来店客数D2を読み出し、飲
食したすし皿の枚数にかかる飲食代金の精算をモニタの
表示にしたがって終了すると、退店媒体発行口から来店
客数枚の退店媒体92が発行されるようにしてある。な
お、この精算機3は、上記第一実施の形態と同様に、一
括精算手段と割勘精算手段とを具備している。
【0041】次に、本実施の形態における回転すし店の
利用方法につき、図2を参照して説明する。
【0042】まず、入退店通路45を通って店内に入る
(T1)。なお、入退店通路45を通る際は、それを入
退店ゲート1が感知するのでフラップFは開放される。
次に、着席し、所望のすし皿を適宜取って飲食する。飲
食が終了すると、従業員SRがすし皿の枚数を数え、そ
のすし皿の枚数D4と来店客数D2とを注文受付機器2
に入力し、これらすし皿の枚数D4と来店客数D2とを
記録した精算媒体91が来店客CRに渡される(T3、
T4)。そして、精算機3に向かい、精算媒体挿入口に
精算媒体91を挿入し、モニタの表示に従って飲食代金
の精算を行う(T5)。飲食代金の精算を終了すると、
退店媒体発行口から来店客数枚の退店媒体92が発行さ
れるので、この退店媒体92を入退店ゲート1の退店媒
体挿入口に挿入してフラップFを開放し、退店する(T
6)。
【0043】なお、本発明は上記第一、第二、及び第三
実施の形態に限られるものではない。例えば、客席にタ
ッチパネル式のモニタを設けておき、このモニタを操作
することにより来店客が飲食メニューを注文するように
してもよい。
【0044】また、上記第一、第二及び第三実施の形態
においては、飲食代金を算出する役割は精算機に担わせ
ているが、予め精算媒体に飲食代金を記録させるように
してもよい。
【0045】更に言えば、来店客が、客席が2つに分か
れるほどの複数人数のグループであり精算媒体が一つの
グループに複数枚発行された場合を考慮して、複数枚の
精算媒体を連続して精算媒体挿入口に挿入し、これら精
算媒体にかかる飲食代金を一括に精算できるようにして
もよい。もちろん、この場合、一括した飲食代金を人数
均等割勘手段及び内容指定割勘手段により、割り勘でき
るようにしてもよいのは言うまでもない。
【0046】また、他の実施の形態としては、例えば、
入退店ゲート1を通過して店内に入った際に、例えば入
退店ゲートから、退店媒体が一人ずつ配布されるように
し、これら退店媒体を飲食メニューの注文時に従業員S
Rが集めて当該退店媒体それぞれに同一の客識別コード
を記録できるようにした形態が考えられる。
【0047】更に言えば、入退店ゲート1を通過して店
内に入った際に、例えば、入退店ゲート1から精算媒体
としても使用できる退店媒体が一人ずつに配布されるよ
うにし、これら退店媒体を飲食メニューの注文時に従業
員が集めて当該退店媒体それぞれに互いに関連付けた客
識別コードを記録して、これら退店媒体を一つのグルー
プとし、精算の際には、これら退店媒体のうち一の退店
媒体により当該グループにおける飲食代金をまとめて精
算できるようにしてもよい。
【0048】くわえて、第一、第二及び第三実施の形態
に記載した内容を適宜組み合わせることは自由である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
である。
【0049】
【発明の効果】したがって、本発明の入退店制御システ
ムであると、飲食代金を精算機により精算しなければ退
店ゲートを通行不可状態から通行可能状態にすることが
できないので、無銭飲食の防止や、飲食店におけるレジ
業務の省略ができるようになり、結果として入店時に食
券を購入しなければならない食券方式を導入せずとも、
食券方式がもたらす効果を享受できるようになる。した
がって、レストラン等のメニュ−の豊富な飲食店や、回
転すし店等の飲食終了時まで飲食内容が確定できない飲
食店においても、食券方法がもたらす効果を同様に享受
できるようになるうえ、来店客にとっては、追加注文の
ために再度食券を購入するような手間がかからないよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施の形態における飲食店を示す
概略図。
【図2】同実施の形態における飲食店の利用方法を示す
説明図。
【図3】同実施の形態における一括精算手段と割勘精算
手段とを示すフローチャート。
【図4】同実施の形態における精算機の初期画面を示す
画面説明図。
【図5】同実施の形態における精算機の割り勘方法の選
択を促す画面を示す画面説明図。
【図6】同実施の形態における精算機の割勘人数の決定
を促す画面を示す画面説明図。
【図7】同実施の形態における精算機の一人目に割勘代
金の精算を促す画面を示す画面説明図。
【図8】同実施の形態における精算機の二人目に割勘代
金の精算に移ることを伝える画面を示す画面説明図。
【図9】同実施の形態における精算機の二人目に割勘代
金の精算を促す画面を示す画面説明図。
【図10】同実施の形態における精算機の精算終了画面
を示す画面説明図
【図11】同実施の形態における精算機の一人目が支払
を望む飲食メニューの選択を促す画面を示す画面説明
図。
【図12】同実施の形態における精算機の一人目に割勘
代金の支払いを促す画面を示す画面説明図。
【図13】同実施の形態における精算機の二人目の割勘
代金の精算に移ることを伝える画面を示す画面説明図。
【図14】同実施の形態における精算機の二人目が支払
を望む飲食メニューの選択を促す画面を示す画面説明
図。
【図15】同実施の形態における精算機の二人目に選択
した飲食メニューにかかる割勘代金の支払いを促す画面
を示す画面説明図。
【図16】同実施の形態における精算機の精算終了画面
を示す画面説明図。
【図17】本発明の第二実施の形態における飲食店の利
用方法を示す説明図。
【図18】本発明の第三実施の形態における回転すし店
の利用方法を示す説明図。
【符号の説明】
1…入退店ゲート(入店ゲート、退店ゲート) 3…精算機 91…精算媒体 92…退店媒体 44…入退店制御システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07B 15/04 G07B 15/04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 来店客に対して入店方向のみの通行を
    許容する入店ゲートと、来店客に渡された精算媒体を退
    店時に読み取り来店客の飲食にかかる飲食代金の精算を
    促すとともに、飲食代金の精算を終えた来店客に退店媒
    体を発行する店内側に設けた精算機と、前記退店媒体に
    より通行不可状態から通行可能状態にすることができる
    退店ゲートとから構成してある飲食店用の入退店制御シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 来店客に対して入店方向のみの通行を
    許容する入店ゲートと、来店客に渡された精算媒体を退
    店時に読み取り来店客の飲食にかかる飲食代金の精算を
    促すとともに、飲食代金の精算を終えると予め渡してあ
    る退店媒体を使用できるようにする精算機と、前記退店
    媒体により通行不可状態から通行可能状態にすることが
    できる退店ゲートとから構成してある飲食店用の入退店
    制御システム。
  3. 【請求項3】 精算機が、飲食代金を一括で支払うこ
    とを可能にする一括精算手段と、飲食代金を複数人で割
    り勘して支払うことを可能にする割勘精算手段とを具備
    することを特徴とする請求項1又は2記載の入退店制御
    システム。
  4. 【請求項4】 割勘精算手段が、飲食代金を複数人で
    均等額づつ支払うことを可能にする人数均等割勘手段
    と、飲食代金を所望の飲食メニュ−ごとに支払うことを
    可能にする内容指定割勘手段とを具備していることを特
    徴とする請求項3記載の入退店制御システム。
  5. 【請求項5】 人数均等割勘手段が、飲食代金の割勘
    人数の決定を促すステップと、飲食代金を割勘人数分に
    等分割し、一人当りが支払う割勘代金を算出するステッ
    プと、決定された割勘人数回分、割勘代金の支払いの促
    進を繰り替えすステップとからなるものであり、内容指
    定割勘手段が、来店客が注文した飲食メニューを全部表
    示し、これら飲食メニューのなかから支払を望む飲食メ
    ニューの選択を促すとともに、選択された飲食メニュー
    にかかる割勘代金を算出してその割勘代金の支払いを促
    すことを、全ての飲食メニューが選択されて飲食代金が
    全て支払い終わるまで繰り返し行うものであることを特
    徴とする請求項4記載の入退店制御システム。
  6. 【請求項6】 飲食代金の精算が終わった来店客にの
    み渡される退店媒体、または飲食代金の精算が終わった
    来店客のみ使用できるようにした退店媒体により、通行
    不可状態から通行可能状態にすることができる飲食店用
    の退店ゲート。
JP2001216868A 2001-07-17 2001-07-17 入退店制御システム及び退店ゲート Pending JP2003030752A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014049859A1 (ja) * 2012-09-28 2014-04-03 グローリー株式会社 チケット販売システム及びチケット販売方法
JP2018097808A (ja) * 2016-12-16 2018-06-21 グローリー株式会社 自動精算システム、自動精算装置および自動精算方法
JP2020004099A (ja) * 2018-06-28 2020-01-09 株式会社寺岡精工 精算装置及び精算システム及び精算方法

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