JP2017010526A - 料金の前払い精算システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 幾度も幾度も行われる注文や、会計時での精算操作を可能な限り顧客任せにして、人件費のより一層の削減を可能とする。【解決手段】 料金の前払い精算機2と個別商品の発注機3とを備え、前払い精算機2と発注機3とをテーブル番号200で紐付け、前払い精算機2は前払いの金額から発注機3で注文があった商品の金額を差し引く処理を行い、追加で前払いがあった場合にはその金額を追加する処理を行い、精算時に紐付け手段としてのテーブル番号200に基づいて残高返金の処理を行うようにした。【選択図】図4

Description

本発明は飲食店等に於いて人件費を削減することが出来る、飲食等料金の精算システムに関するものである。
特開2002−183841号の食券管理装置は、顧客が店頭の自動食券発行機で購入した食券(例えばきつねうどん)を、テーブルに着いてテーブルに備え付けの読取装置に読み取らせ、これを厨房に報知するように構成したことによって、注文間違いや注文漏れを防ぎ、ウエイターやウエイトレスが顧客の注文をテーブルまで取りに行かなくとも顧客の注文を管理することを可能にしたものである。
またある種の回転寿司店では、顧客が食べ終えた皿に付されているバーコードを機械で読み込み、レジにて食器の数と食品の種類毎に定めた単価とにより代金を算出して、顧客に請求するようにしている。しかし皿等の食器の数と食品の種類毎に定めた単価とにより間違いなく客の代金を算出するのは容易でなく、混雑時には食器の数を間違えて数えたりするなどのミスを生ずることがあった。
特開2002−183841号公報
特開2002−183841号の食券管理装置や上記回転寿司店のバーコードを用いた精算システムによれば、確かに誤りなく飲食料金を精算することが可能にはなっている。しかしながら立ち食いのうどん店とは異なり居酒屋のような飲食店では、顧客が滞在している間に幾度も幾度も注文が為されるものである。従って上掲の食券管理装置ではこのような形態の飲食店には対応することが出来ない。そもそも注文毎に店員が対応しなくてはならないのも人件費を押し上げる悪因となっている。
また上述したような回転寿司店では、多数回の注文をセルフサービスに頼ることで人件費を削減しているが、それでも最終的にレジにて食品の種類毎の単価から総合計を算出しなくてはならず、ここに会計の待ち行列が出来ることが多々ある。近年ではスーパーマーケットのレジでのバーコード読み取り処理を顧客に任せることが行われており、その方がレジに並ばなくて済むからと顧客の好評を博してもいる。
本発明は上述したような問題点を解決して、幾度も幾度も行われる注文や、会計時での精算処理を可能な限り顧客任せにして、人件費のより一層の削減を可能とすることを課題とする。
そこで本発明では、料金の前払い精算機と、個別商品の発注機と、前記前払い精算機と前記発注機とを紐付ける紐付け手段とを備え、前記前払い精算機は前払いの金額から前記発注機で注文があった商品の金額を差し引く処理を行い、追加で前払いがある場合にはその金額を追加する処理を行い、精算時に残高返金の処理を行う、と言う料金の前払い精算システムを提供することにより上記課題を達成する。顧客は前払い精算機で、例えば1万円を前払いする。前払い精算機はこの顧客と発注機とを紐付け手段により紐付けて、顧客はこの発注機を使用して商品を注文することになる。この発注機からの注文は厨房に確実に伝達されるようにシステムを構成しておけば良い。顧客がこの発注機で例えば5百円の商品を10回注文すると、前払い精算機は上記1万円から発注の都度5百円を差し引き、この結果現在のところ5千円が差し引かれたことになる。従って顧客がこの時点で発注を終了して前払い精算機で最終的に精算すると店側の前払い精算機は1万円の前払い金額の中から5千円を領収し、残りの5千円を顧客に払い戻す。この一連の処理は顧客の前払い精算機や発注機に対する操作だけで行われるから、店側はこのための人員を必要とせず、人件費の削減となっている。また顧客の満足度も高い。なお紐付け手段は、上記前払いの1万円とこれを支払った顧客がこの後で個別商品の注文に使用する発注機とを紐付けているので、店側と顧客側との取引に齟齬を生ずるようなことはない。この紐付け手段の詳細は後述する。
上掲例では顧客が1万円の前払い金額の中から5千円を支払う状況を説明したが、ここで発注を終了することなく継続させたとする。そして顧客の支払額が前払い金額の1万円を超えるような場合には、前払い精算機は顧客にその旨を報知すると共に前払い精算機にて追加の前払いをするように促す。前払い精算機は前払い金額を超えての受注はしないように設定することが好ましいが、例えば1回だけなら前払い金額を超えたとしても受注しておき、前払い精算機にての超過分払いや追加の前払いを促すなどと設定しても良い。
上記説明は、料金の前払い精算機で現金で前払いをする例であったが、更にクレジットカードや電子マネーカードのカードリーダを備えるようにすることで、現金を用いることなく前払いし、また残金の払い戻しを受けることが出来るようになる。クレジットカードや電子マネーカードを使用する顧客には、予め店側にその旨を伝えさせ、カードリーダは店員が操作するようにすると良い。なお将来的にクレジットカードや電子マネーカードで先払いした分から釣りを返金することが出来れば、クレジットカードや電子マネーカードを使用する場合でも請求項1の発明を適用することが可能になる。そうなると現金を扱う必要はなく完全な電子取引である。
請求項3の発明によれば、前記発注機がテーブル備え付けのものであり、前記前払い精算機はテーブル指定機能を有しており、前記紐付け手段は顧客または店員によって指定されたテーブルに備え付けの前記発注機と前払いの金額とを紐付けるようにすることが可能である。この発明では飲食店などで顧客をテーブルに着かせてサービスする場合を想定している。顧客は前払い精算機で前払いをすると共にテーブル指定機能によりこれから着席するテーブルを指定することで、本発明のシステムは前払いの金額と当該テーブルとを、すなわち当該テーブルに備え付けの発注機とを、すなわち当該発注機を操作して商品注文を行う上記前払いの顧客とを紐付ける。テーブル指定機能は紐付け手段なのである。なお顧客が本発明のシステムに不慣れな場合には、自らテーブル指定機能を操作してテーブル指定を行わず、代わりにこの操作を店員を呼んで店員にしてもらうようにしても良い分けである。当然のことながら本発明のシステムに慣れてしまえば店員を呼ぶようなことはなくなる。
請求項4の発明によれば、前記発注機がテーブル備え付けのものであり、前払い精算機はユニークコードを印刷した印刷物を発行するものであって、前記紐付け手段はテーブルに備え付けの前記発注機にコード読み取り機を設けて前記印刷物のユニークコードを読み込ませる、または前記発注機にキーボードを設けて顧客に前記印刷物のユニークコードを撃ち込ませることによって、前記紐付を行うようにすることが可能である。これも紐付け手段の一例である。
ところで、前記発注機は個別商品を外国語表記で表示し得るものとすることで、次のような2つの効果を奏することとなる。すなわちその一は日本語が不自由な外国人に本発明のシステムを利用してもらうことが出来るようになることである。例えば飲食店で本発明のシステムを採用した場合、そもそもメニューに上げられる料理名は専門色やローカル色が極めて強いものであることもあって、料理名の表示に当該国の国語が表示されることは外国人の顧客に大きな安心感を与える。その二は日本語が不自由な外国人従業員のためになることである。従って発注機には、日本語、英語、中国語、韓国語、スペイン語、アラビア語と言った言語に表示を切り替えるための切替スイッチを設けておき(物理的なものでもタッチパネルに表示する仮想的なものでも)、これにより言語が選択されることで、選択された言語に表示替えする機能を設けるのである。なお発注機に各国語での音声案内を付けるようにすればなお良い。
次に請求項6の発明によれば、前記個別商品の発注機は顧客の所有に係るものであり、この発注機と前記前払い精算機とは、インターネットなどのネットワークを通じて接続し得るようにしても良い。近年携帯電話機としてスマートフォンが普及するようになった。またパーソナルコンピュータも可搬型のタブレット端末が多く使用されるようになっている。これらはアプリと呼ばれているようなソフトウェアプログラムを導入することによって、各種の機能を追加することが出来るようになっている。そこで店側の前払い精算機と通信すると共に発注機として機能するような専用のソフトウェアプログラムを顧客が所有するスマートフォンやタブレット端末にインストールすることにより、これを上記発注機として動作するように設計するのである。店側の前払い精算機と、言わば顧客所有の発注機とは、一対一対応を行うものであるから、前払い精算機と発注機とは互いに紐付け手段を備えていることになる。
顧客は前払い精算機で例えば1万円を前払いする。この際に顧客は自己所有のスマートフォンやタブレット端末の専用のソフトウェアプログラムを起動させておく。前払い精算機はこの顧客所有の発注機との間で通信を行うので、すなわち当該発注機は前払い精算機に紐付けられているので、顧客は店内のどこにいようとも(飲食店であればどの席に着いていようとも)上記前払い精算機と接続されており、顧客はこの発注機を使用して商品を注文することになる。発注の仕方は請求項1の発明の箇所で説明した通りである。
なお請求項3、4の発明で解説したテーブル備え付けの発注機と顧客所有の発注機とが共存し得るように、前払い精算機を設計することが望ましい。上述のようなソフトウェアプログラムがインストールされたスマートフォンやタブレット端末を持ち合わせていない顧客に対してサービス可能に設計することが第一だからである。しかしながら将来的には全て顧客所有の発注機との間で販売精算するような状況になるやも知れない。
更に前記前払い精算機は前記顧客の発注機に、クーポンを発行するまたは広告を配信するようにしても良い。顧客所有の発注機、すなわち専用のソフトウェアプログラムが導入されている顧客のスマートフォンやタブレット端末に、クーポンや広告を配信することによって顧客を店に誘導しやすくするのである。クーポンが料金割引であるならば、前払い精算機でのチャージに適用したり、最終的な精算で顧客に払い戻す金額に更に割引料金を適用したりすれば良い。また飲食料金に応じたポイントの発行も可能である。また季節のフェアやセールの案内、新規開店店舗の情報などを広告として提供することが出来る。
本発明は、前払いの金額から発注機で注文があった商品の金額を差し引く処理を行い、追加で前払いがある場合にはその金額を追加する処理を行い、精算時に残高返金の処理を行う、と言う料金の前払い精算システムとしたことにより、幾度も幾度も行われる注文や会計時の精算処理が顧客だけで行えるようになり、店側として人件費のより一層の削減が可能となる効果を奏する。飲食店を例に上げれば注文取りとレジ係とをセルフサービス化することに成功している点で、本発明は正に画期的なものであると言い得る。
実施例1の前払い精算機をブロック図で表した説明図である。 実施例1の前払い精算機の外観を表した説明図である。 実施例1の発注機を表した説明図である。 実施例1を流れ図で表した説明図である。 実施例1の発注機の表示画面を表した説明図である。 実施例1の発注機の表示画面を表した説明図である。 実施例2をブロック図で表した説明図である。 実施例2の前払い精算機の外観を表した説明図である。 実施例2のスイッチの説明図である。 実施例2を流れ図で表した説明図である。 実施例3のネットワーク構成を表した説明図である。 実施例3の前払い精算機をブロック図で表した説明図である。 実施例3の発注機アプリケーションを表した説明図である。 (A)(B)は実施例3の発注機の表示画面を表した説明図である。 実施例4のネットワーク構成を表した説明図である。
本実施例は居酒屋での飲食を例に取ったものであり、クレジットカードなどでのカード支払いを希望する飲食客には、後述する前払い精算機2のカードボタン21を押す操作をさせることでテーブル番号200を印刷したレシート29を発行するが、現金での支払いを希望する飲食客には、後述する現金ボタン20を押させ現金投入口22に紙幣を挿入させる操作を行わせて先に支払いをしてもらう方式としたものである。
その何れの支払い方法にせよ、レシート発行口24から図4のレシート29を発行するが、この際に前払い精算機2は飲食客を座らせるテーブルに関して、飲食客の人数は何人であるかをテンキー25を用いて入力してもらったり、禁煙席が希望か喫煙席が所望なのかをテンキー25の所定のキーから選んで押してもらい、この条件で空いているテーブルの中から自動で選んで指定して、テーブル番号200を印刷したレシート29を発行し、飲食客をテーブル番号200に着かせてこのテーブルの発注機3を使用してもらうことで発注機3と飲食客とを紐付ける。特に本実施例で特徴的な点は、前払いを行った飲食客に関してであって、発注機3と上述の前払い金額とを紐付け、この発注機3での注文金額を注文の都度前払い金額から引き落とし、また精算の際には前払い精算機2でテーブル番号200を指定することによって当該飲食客に未使用分の金額が返金される方式としたことである。なお飲食客の人数が空いている1つのテーブルで受け入れ可能な人数を超えるような場合は、なるべく隣り合うテーブルで複数テーブルを選ぶように設計することが好ましい。
さて前払い精算機1は店舗内に設置したコンピュータに専用のソフトウェアプログラムを導入することで実現されている。また飲食客が実際に操作する操作パネルを有する機器としての前払い精算機2は図2で表す通りのものである。その内部は、制御部10とこの制御部10が制御する各部とをバス接続して成る。表示部11は店員管理下にある図示しないディスプレイに接続されている。テンキー入力部12は飲食客が操作する現金ボタン20やカードボタン21やテンキー25や精算ボタン26に接続されている。印刷部13はレシート発行口24内部の図示しないプリンターに接続されている。制御部10は上記レシート29に記載されたテーブル番号200の飲食客が前払い精算機2で前払いした時から最後に精算する時まで使用するように、この飲食客専用のアカウントを設けて記憶部14に記録する。前払いの金額は現金ボタン20が押されて現金入金口22に挿入された紙幣の金額である。ここから飲食客が発注機3で発注した料理の金額が引き落とされる。飲食客がテンキー25でテーブル番号200を指定して精算ボタン26を押すと、制御部10は前払い金と飲食代との差額を求め、入出金部15によって紙幣の払い戻しがあれば紙幣出口27へ、あるいは小銭の払い戻しがあれば釣銭取出口28へ返金する。レシートはレシート発行口24から発行する。なお現金を用いずにクレジットカードなどのカードで精算する場合には、前払いなしにカードボタン21を押させることによりテーブル番号200を指定し、飲食後にカードボタン21を押させてカード受入口23にカードを挿入させることで清算処理を行う例とした。なおこの際には店員に立ち合いを求める。
上述の発注機3は図3の通り、タッチパネルディスプレイに料理の写真付きで料理名が表された料理名ボタン31を一覧表示するが、全てのメニューを一度に見せることが出来ない場合にスクロールバー32を表示して飲食客に指先でドラッグ操作をしてもらうようにした。なお言語選択ボタン30は日本語以外の所定の言語でメニュー表示等を行うためのものである。飲食客により料理名ボタン31がタップされて料理が単品でまたは複数品目で選択されるとそのことは注文表示部33に表示する。もしも取り消したい品目があればその料理名ボタン31を再度タップさせ、注文表示部33の表示で良ければ注文ボタン34をタップしてもらう。こうして発注機3から上述の前払い精算機2へと注文が送信される。具体的には注文は厨房の調理人に伝達される。なお上記注文ボタン34の右隣には残高表にボタン300を表示する。この残高表示ボタン300がタップされた場合には、制御部10は画面上に残高(後述する前払い金額とオーダー金額との差額)をメニューに重ねて大きく表示する。
本発明で重要な点は、図4で表したように前払いのアカウントとテーブルの飲食客とを紐付け出来ないと、注文した料理の金額をアカウントの金額から減算したり追加で前払いしたりすることが出来ないことにある。また精算時に飲食客に残額を返金するわけであるがこの際にも紐付けが必要である。本発明は紐付け手段を以て上述のシステムを完成させたが、本実施例ではこの紐付けを前払い精算機2が指定するテーブル番号200によって行うものである。なおこのテーブル番号200はレシート29に印刷することで飲食客に確認してもらう。
前払い精算機1の上記制御部10は飲食客が発注機3を用いて繰り返す注文を監視しており、積算したオーダー金額が前払い精算機2で支払われた前払い金額を超過した時には図5に表したような残高不足表示画面35を発注機3に表示して飲食客に注意喚起すると共に、チャージ希望ボタン36及び精算希望ボタン37を表示して、それ等をタップさせることで飲食客の意思を確認しようとする。なおここではチャージも精算も行われずただ意思を確認するのみではあるが、精算希望ボタン37がタップされた場合には、発注機3に図6で表したような最終表示画面38を表示する。ここには当店舗を利用してくれたことに対するお礼の言葉と、レシートの出力の仕方とを表示する。後者に付いてレシートを印刷するのか、飲食客のメールアドレス宛てに送信するのかを選択させるためのボタンを表示する。送付ボタン39がタップされた場合には制御部10は後にレシートを生成して図示しない送信部から電子メールで送信する。印刷にする場合は制御部10は後に印刷部13でレシート発行口24に出力する。なおこの後の実際のチャージや精算やレシートの発行は、顧客を図2の前払い精算機3に導いてからとなる。
上述のチャージ希望ボタン36がタップされると、前払い精算機2はこのテーブル番号200の飲食客により現金ボタン20に続きテンキー25からテーブル番号200が押されるのを待って、この飲食客のアカウントに追加のチャージを行う。こうしてこの飲食客のオーダー金額の超過が解消される。一方、上述した精算希望ボタン37が押された場合であるが、積算したオーダー金額が前払い精算機2で支払われた前払い金額を超過している場合には、前払い精算機2の現金入金口22に紙幣を投入してもらい、差額を釣りとして紙幣出口27や釣銭取出口28から返金する処理を行う。
なおこれとは別に積算したオーダー金額が前払い精算機2で支払われている前払い金額を超過していない内の精算では、図5の残高不足表示画面35は表示されないから、飲食客には前払い精算機2の所に行って、テンキー25でテーブル番号200を押してもらうことで、上記制御部10はこれまでに積算したオーダー金額を前払い金額から差し引いて未使用残高を計算し、これを差額を釣りとして紙幣出口27や釣銭取出口28から返金する処理を行う。なおこの際に制御部10は、テーブル番号200の発注機3にて精算希望ボタン37が押されているため、テンキー25でテーブル番号200が押された時に返金の処理が行えることになる。
本実施例の前払い精算機4は店舗内に設置したコンピュータに専用のソフトウェアプログラムを導入することで実現されている。また飲食客が実際に操作する操作パネルを有する機器としての前払い精算機5は図8で表す通り、制御部40とこの制御部40が制御する各部とをバスで接続して成る。表示部41は店員管理下にある図示しないディスプレイに接続されている。テーブル番号入力部42は飲食客が操作を行うテーブルボタン50に接続されている。印刷部43はレシート発行口52内部の図示しないプリンターに接続されている。制御部40は飲食客が空いているテーブルの中から選んでテーブルボタン50を押したら、テーブル番号501を印刷したレシート500を発行し、制御部40はこのレシート500に記載されたテーブル番号501の飲食客が前払い精算機5で前払いした時から最後に精算する時まで使用するように、この飲食客専用のアカウントを設けて記憶部44に記録する。前払いの金額はテーブルボタン50が押されて現金入金口51に挿入された紙幣の金額である。なおこのチャージ金額は上述のレシート500にテーブル番号501と共に印刷する。このチャージ金額から飲食客が発注機3で発注した料理の金額が引き落とされる。飲食客がテーブルボタン50のテーブル番号501を押すことで精算しようとしたら、制御部40は前払い金と飲食代との差額を求め、紙幣の払い戻しがあれば入出金部45によって紙幣出口53へ、あるいは小銭の払い戻しがあれば釣銭取出口54へ返金する。レシートはレシート発行口52から発行する。
ところで上述したテーブルボタン50の詳細を図9で表す。テーブルボタン50は基本的にテーブル番号を表示したものであるが、空席表示部55が点灯していることで空席であることを、逆に満席表示部56が点灯していることで満席であることを示す。受入人数表示部57はこのテーブルに座ることが可能な人数を示す。次に飲食料金の支払い方法を選択させるためのボタンは、現金ボタン58とカードボタン59とを並べて設けた。
この飲食店にはエントランスに図示しない音声案内装置が設けられており、客が進入するとこれを感知して「前払い精算機でテーブルを決めて、飲食料金をチャージする」ように案内する。なお音声案内は文字による案内表示に代えることも可能である。そこで飲食客は前払い精算機5に進むので、飲食客には都合の良いテーブルを選ばせるべくテーブルボタン50を押してもらう。「現金支払いにするか、カード支払いにするか」を尋ねると共に、現金で払いの場合は「現金入金口51にご入金ください」と、またカード支払いの場合は上述した精算時に「レジに進む」ようにアナウンスする。店側として都合が良いのは現金払いであるが、飲食客が現金ボタン58を押して現金入金口51に紙幣を挿入したらこの金額のアナウンスをすると共に、「金額がよろしければ再度テーブルボタン50を押す」ようにアナウンスする。これによって前払い精算機5は空席表示部55を消灯して満席表示部56を点灯させ、レシート発行口52からチャージ金額とテーブル番号501とを印刷したレシート500を発行する。
このように本実施例では、図10に表すように、飲食客が指定したテーブルボタン50に対応するテーブル番号501に飲食客を着かせ、このテーブルの発注機を使用してもらうことで発注機と飲食客のアカウントとを紐付けるようにしている。また返金時に発注機の精算希望ボタンを押させると共に、前払い精算機5でテーブルボタン50を押させることで、当該飲食客のアカウントに残っている未使用分の金額を誤りなく返金するようにしている。
さて上述した実施例1および実施例2では、店側のテーブルに備え付けた発注機を使用してもらうようにシステムを構成していた。これに対して実施例3では発注機を飲食客側に持ち込んでもらうようにしている。そうすることで前払い精算機の前で発注機を操作するのと同様のことが出来るようになったりする。このため店側にサーバコンピュータ6を備えると共に、飲食客が所有するスマートフォンやタブレットコンピュータ7などに店側提供のアプリ(発注機の機能を実現するアプリケーションソフトウェア)をインストールしてもらい、サーバコンピュータ6とタブレットコンピュータ7などとをインターネットNを介して通信可能に接続する。この状態を図11で表すが、店の専用アプリが導入されているタブレットコンピュータ7でこのアプリを起動すると、前払い画面70が表示される。事前にサーバコンピュータ6はこのタブレットコンピュータ7にクーポン券の形態のクーポンデータを送信してあるため、前払い画面70にはクーポンボタン71が表示されている。この他ドロワー表示の金額指定部72や前払いボタン73が表示されている。
上記サーバコンピュータ6は、図12で表す通り、制御部60とこの制御部60が制御する各部とをバスで接続して成る。表示部61と入力部62とはコンソールに接続されている。印刷部43は図示しないプリンターに接続されている。制御部40は通信部65を介して飲食客が所有するタブレットコンピュータ7と通信を行って、上述した実施例2の前払い精算機5と同郷の機能をタブレットコンピュータ7に持たせる。また記憶部64にはこのタブレットコンピュータ7を所有する飲食客のアカウントが記録される。
タブレットコンピュータ7にアプリが導入・起動された結果、タブレットコンピュータ7には発注アプリ動作構成8が実現される。図13で表すように制御部80は通信部81を用いて上記サーバコンピュータ6と通信を行い、表示部82により前払い画面70や、図14(A)のテーブルボタン74の画面や、図14(B)の料理名ボタン75の画面を表示し、入力部83によってこのタブレットコンピュータ7のタッチパネルからの入力を制御する。従って飲食客は、前払い精算機の前で行うチャージ操作や精算による払い戻しを受けること以外の、他の実施例では前払い精算機の前で行う操作やテーブル備え付けの発注機で行う操作を、このタブレットコンピュータ7上で行うことが出来るようになっている。なお払い戻しがクレジットカードやデビットカードなどで可能であれば、上述した前払い精算機の前で行う操作さえも不要となる。
ところでタブレットコンピュータ7の前払い画面70にはクーポンボタン71が表示されているが、クーポンデータ分の割り引きを利用するのであればこのクーポンボタン71をタップする。するとドロワー表示の金額指定部72にはクーポンデータ分を差し引いた金額が表示されるように設計されている。また前払いボタン73をタップすると本実施例ではデビットカードからチャージ金額が引き落とされ、また払い戻しは、このタブレットコンピュータ7を用いない飲食客と同様に、前払い精算機の前で行われるように設計されている。
上述した実施例3では、飲食客が所有するタブレットコンピュータ7に専用のアプリを導入してなる言わば自前の発注機を持ち込んでもらい、飲食店側のサーバコンピュータ6とインターネットNを介して通信可能に接続して、本発明の料金の前払い精算システムを構成していた。このようにインターネットNを利用するのであれば次に述べるようなことも可能になる。
すなわち、図15で表すように、飲食店紹介サイト66は飲食チェーン店67や独立系飲食店68やホテル・旅館69や鉄道・観光会社サイト600などと提携して紹介業務を行う。飲食店紹介サイト66もその提携先も、各々インターネットNに接続されたサーバコンピュータを所有する。飲食店紹介サイト66は飲食客の会員登録を受け付けて会員の情報を管理する。飲食店紹介サイト66の飲食客の会員登録は、タブレットコンピュータ76で動作するWWWブラウザ上に、HTML形式の登録ページを表示させることで行われる。なお登録会員からのアクセスを受けて会員認証を行うことで、上述した紐付け手段を実現する。
そこで例えば飲食客はタブレットコンピュータ76に表示される飲食店紹介サイト66で、ここと提携している独立系飲食店68を選び、この独立系飲食店68のWWWページにアクセスする。独立系飲食店68のサーバコンピュータからネットワークローダブルなソフトウェアプログラムと共に前払い画面77がダウンロードされて表示される。そこで会員である飲食客は前払い画面77で前払いをする。後は当該独立系飲食店68に行き、前記前払い画面77に続いて、図示しない注文画面をタブレットコンピュータ76に表示させて料理の注文を行う。すなわちネットワークローダブルなソフトウェアプログラムが動作することで、このタブレットコンピュータ76によれば前払い精算機の前で発注機を操作するのと同様のことが出来るようになる。このようなソフトウェアプログラムが動作するプラットフォームとして有名なものにJAVA(登録商標)がある。
上述したような清算のための一連の操作もタブレットコンピュータ76から行い得る。やはり払い戻しがクレジットカードやデビットカードなどで可能であれば、上述の前払い精算機の前で行う操作さえも不要となる。なおこの精算時には、当該独立系飲食店68のサーバコンピュータが飲食店紹介サイト66に会員認証を依頼する。従って紐付け手段がこの場面でも機能している。飲食店紹介サイト66が介在することで、飲食料金に応じたポイントの発行及びその利用の共通化が行えるようになると言う利点もある。
これまで飲食店での本発明の実施に付き説明して来たが、本発明はこれに限定されるものではなく、スーパーマーケットでの買い物や、テーマパークでのアトラクションの利用や、競馬場などでの券売等々、チャージした金額から消費したサービスや物の金額を順次差し引く形態の経済活動全般に於ける実施も、本発明の範囲に含まれるものとする。
1 前払い精算機 10 制御部 11 表示部
12 テンキー入力部 13 印刷部 14 記憶部
15 入出金部
2 前払い精算機 20 現金ボタン 21 カードボタン
22 現金入金口 23 カード受入口 24 レシート発行口
25 テンキー 26 精算ボタン 27 紙幣出口
28 釣銭取出口 29 レシート 200テーブル番号
3 発注機 30 言語選択ボタン 31 料理名ボタン
32 スクロールバー 33 注文表示部 34 注文ボタン
35 残高不足表示画面 36 チャージ希望ボタン 37 精算希望ボタン
38 最終表示画面 39 送付ボタン 300残高表示ボタン
4 前払い精算機 40 制御部 41 表示部
42 テーブル番号入力部 43 印刷部 44 記憶部
45 入出金部
5 前払い精算機 50 テーブルボタン 51 現金入金口
52 レシート発行口 53 紙幣出口 54 釣銭取出口
55 空席表示部 56 満席表示部 57 受入人数表示部
58 現金ボタン 59 カードボタン 500レシート
501テーブル番号
6 サーバコンピュータ 60 制御部 61 表示部
62 入力部 63 印刷部 64 記憶部
65 通信部 66 飲食店紹介サイト 67 飲食チェーン店
68 独立系飲食店 69 ホテル・旅館 600鉄道・観光会社サイト
7 タブレットコンピュータ 76 タブレットコンピュータ
70 前払い画面 71 クーポンボタン 72 金額指定部
73 前払いボタン 74 テーブルボタン 75 料理名ボタン
77 前払い画面
8 発注アプリ動作構成 80 制御部 81 通信部
82 表示部 83 入力部

Claims (7)

  1. 料金の前払い精算機と、個別商品の発注機と、前記前払い精算機と前記発注機とを紐付ける紐付け手段とを備え、前記前払い精算機は前払いの金額から前記発注機で注文があった商品の金額を差し引く処理を行い、追加で前払いがある場合にはその金額を追加する処理を行い、精算時に残高返金の処理を行うようにしたことを特徴とする、料金の前払い精算システム。
  2. 更にクレジットカードや電子マネーカードのカードリーダを備えている、請求項1に記載の料金の前払い精算システム。
  3. 前記発注機がテーブル備え付けのものであり、前記前払い精算機はテーブル指定機能を有しており、前記紐付け手段は顧客または店員によって指定されたテーブルに備え付けの前記発注機と前払いの金額とを紐付けるものである、請求項1に記載の料金の前払い精算システム。
  4. 前記発注機がテーブル備え付けのものであり、前記前払い精算機はユニークコードを印刷した印刷物を発行するものであり、前記紐付け手段はテーブルに備え付けの前記発注機にコード読み取り機を設けて前記印刷物のユニークコードを読み込ませる、または前記発注機にキーボードを設けて顧客に前記印刷物のユニークコードを撃ち込ませることによって前記紐付を行うものである、請求項1に記載の料金の前払い精算システム。
  5. 前記発注機は個別商品を外国語表記で表示し得るものである、請求項1に記載の料金の前払い精算システム。
  6. 前記個別商品の発注機は顧客の所有に係るものであり、この発注機と前記前払い精算機とはインターネットなどのネットワークを通じて接続し得るものである、請求項1に記載の料金の前払い精算システム。
  7. 更に前記前払い精算機は前記顧客の発注機に、クーポンを発行するまたは広告を配信するものである、請求項6に記載の料金の前払い精算システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019197543A (ja) * 2018-05-02 2019-11-14 株式会社アルファクス・フード・システム セルフオーダーシステム、セルフオーダー管理方法、およびプログラム

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