JP2003030267A - タイミングバジェット設計方法 - Google Patents

タイミングバジェット設計方法

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JP2003030267A JP2001211556A JP2001211556A JP2003030267A JP 2003030267 A JP2003030267 A JP 2003030267A JP 2001211556 A JP2001211556 A JP 2001211556A JP 2001211556 A JP2001211556 A JP 2001211556A JP 2003030267 A JP2003030267 A JP 2003030267A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】LSIの設計において、初期の段階で信号遅延
を適切に考慮しながら、論理ブロックの配置等を行うこ
との出来るタイミングバジェット設計方法を提供する。 【解決手段】LSIの論理設計の段階で、論理ブロック
を構築する際、各ブロックの端子間のディレイ値の最大
値を設計者の見積り、あるいは、ネットリスト作成後
は、ネットリストの情報を基に設定する。端子は、グル
ープ化することができる。複数の端子間の接続における
ディレイ値は、最も大きいもので代表させる。また、論
理ブロック内にある複数の内部記憶素子は、1又は複数
のインターナルラッチによって代表させ、端子とインタ
ーナルラッチ及びインターナルラッチと端子間のディレ
イ値も複数あるディレイ値の中から最大のものを選択
し、これによってディレイ値の代表値とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSIの設計段階
におけるタイミングバジェット設計方法にかかり、特に
は、LSIの論理ブロックを配置する場合に、信号遅延
を適切に考慮しながらLSIの設計を行うことのできる
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LSIの設計は、LSIに組み込
むべき論理を組み立て、この論理をブロックに分けた
後、この論理ブロックをLSIのどの部分に配置するか
を決定するフロアプランのステップと、該フロアプラン
によって配置された論理ブロックをトランジスタなどの
素子で置き換えるステップと、該素子間を配線するステ
ップとからなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の設
計方法では、フロアプランの時点では、後に、論理回路
を配線したときに生じる信号遅延が所定の仕様を満たす
か否かについて検討を行わずに、論理ブロックの配置を
決めていたため、実際に論理ブロックを素子で置き換え
論理回路を形成し、これらの間を配線すると、信号遅延
が仕様を満たさない場合が生じていた。
【0004】このとき、従来では、論理ブロックの配置
を換える必要があるため、再びフロアプランのステップ
に戻って、作業をやり直すという手戻りが頻繁に生じる
結果となっていた。この手戻り作業におけるフロアプラ
ンのやり直しにおいては、論理のブロック分けの仕方の
見直しも含まれることがしばしばである。
【0005】このように、従来のLSIの設計手法で
は、手戻りが頻繁に生じ、設計に時間がかかると共に、
設計者の労力も多く、設計にかけるコストが大きいとい
う問題があった。
【0006】これは、フロアプランにおいて、信号遅延
を全く考慮しないで作業を行うため、実際に、論理回路
を配置してみると信号遅延が仕様を満たさないことが頻
繁に起こることによると考えられる。
【0007】本発明の課題は、LSIの設計において、
初期の段階で信号遅延を適切に考慮しながら、論理ブロ
ックの配置等を行うことの出来るタイミングバジェット
設計方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】タイミングバジェット設
計方法は、LSIの設計において、タイミングバジェッ
トを評価しながら設計を進める方法であって、LSIに
組み込まれる論理を設計し、該論理を論理ブロックに分
割するステップと、該論理ブロックの端子間のディレイ
値を設定し、信号遅延のモデルを構築するステップと、
該論理ブロック間の接続関係と共に、該設定されたディ
レイ値を設計者に表示するステップと、該ディレイ値を
考慮しながら、論理ブロックの設計を行うステップとを
備えることを特徴とする。
【0009】本発明によれば、論理ブロックのディレイ
値を考慮しながらLSIの設計を進めるタイミングバジ
ェット設計方法を提供することによって、LSIの設計
が進んだ段階で、信号のディレイが要求される時間内に
収まらなくなる事態を減らすことが出来、従って、設計
段階における手戻りの回数を減らし、設計にかかるコス
トを減少して、効率の良いLSIの設計を実現すること
が出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を適用
したLSIの設計・製造段階を説明する図である。
【0011】ステップS1は、レジスタ・トランスファ
ー・レベル設計(Register Transfer Level設計)と
呼ばれる段階であり、RTL記述を用いてLSIに実装
すべき論理の設計をするものである。本発明の実施形態
においては、このRTL設計の段階において、設計者が
自分の見積りで信号遅延(ディレイ)値を決定し、概略
のディレイ値を各論理ブロック間で計算しながら、論理
ブロックの設計をする。これにより、設計者は、論理ブ
ロック間を配線した場合のディレイ値を概略望ましい値
に設定することが出来る。
【0012】ステップS2においては、ステップS1に
おいて作成されたRTL記述に基づいて、各論理ブロッ
ク間の論理合成(論理の構築)がなされる。これは、一
旦RTL記述が得られれば、既存のプログラムによって
自動的に実行可能である。ステップS2の論理合成によ
り、ステップS3に示されるネットリストが生成され
る。ネットリストとは、LSIに実装されるトランジス
タなどのコンポーネント間が論理的にどのように接続さ
れるかを示したデータである。
【0013】ステップS4においては、ステップS3で
得られたネットリストを基に、各論理ブロックをLSI
のどの部分に配置するかを決定するフロアプランを作成
する。このフロアプランを作成する段階においても、本
発明の実施形態を利用する。すなわち、ネットリストに
よってどのコンポーネントがどのコンポーネントと接続
されるかが分かるので、これらの情報から、論理ブロッ
クを接続した場合のディレイ値を算出し、当該LSIの
動作に要求されるディレイ値になっているか否かを判断
することが出来る。ここで、ディレイ値が要求される値
を満足しない場合には、ステップS2の論理合成に戻っ
てネットリストの再作成などを行う。ステップS4のフ
ロアプランの作成において、ディレイ値が要求される値
に収まった場合には、ステップS5において、各論理ブ
ロックの配置情報が得られる。
【0014】ステップS5において配置情報が得られる
と、ステップS6において、得られた配置情報に基づい
て各論理ブロックを配置し、仮の配線を行う。そして、
ステップS6において、得られた仮配線に基づいて、配
線長から遅延計算を行い、ステップS7において、遅延
シミュレーションを行う。
【0015】ステップS7の遅延シミュレーションで
は、仮に配線を行っているので、ネットリストからでは
分からない、配線の迂回は位置などによる遅延の存在な
どが明らかになる。ここで、遅延シミュレーションの結
果、ディレイ値が要求される値になっていない場合に
は、ステップS4のフロアプランを再作成する。また、
ステップS4のフロアプランの再作成でも不十分と考え
られる場合には、ステップS2の論理合成に戻って、作
業を再び行う。
【0016】ステップS7の遅延シミュレーションにお
いて、ディレイ値が要求される値に収まったと判明した
場合には、ステップS8において、各論理ブロック内の
各コンポーネントをセル単位で自動配置及び自動配線す
る。そして、ステップS9において、全てのコンポーネ
ントが配置・配線された状態での遅延計算を行い、ステ
ップS10において、遅延シミュレーションを行う。ス
テップS10の遅延シミュレーションにおいて、ディレ
イ値が要求される値になっていないと判断された場合に
は、ステップS8の自動配置配線をやり直す、あるい
は、フロアプランを作成し直す、あるいは、論理合成を
やり直すなどして、作業を繰り返す。ステップS10の
遅延シミュレーションにおいて、ディレイ値が要求され
る値に収まったと判断された場合には、LSIの設計が
完了したとして、ステップS11の製造段階に入る。
【0017】図2は、本発明の実施形態に従ったタイミ
ングバジェット設計装置における論理ブロックのタイミ
ング条件の設定方法を説明する図である。図2の四角で
囲まれた部分は、タイミングバジェットの評価のための
ディレイ値の分布を示すモデルの論理ブロックとその内
部で定義されるディレイ値の設定の様子を示す。また、
図2上部の記述は、論理ブロックのディレイ値の分布の
モデルを記述している。本実施形態では、論理ブロック
内に多数含まれるはずのFFやラッチなどの記憶素子を
一つもしくは複数個の内部記憶素子グループで代表させ
て、論理ブロックのタイミング条件を記述する。
【0018】論理ブロックのタイミングは、RTL設計
の段階で本実施形態を利用する場合は、チップ全体のサ
イクルタイムから各論理ブロック単位のタイミングを設
計者の感で大まかに割り振ったり、論理ブロックの大き
さや内部のセル数から見積もる。また、フロアプランを
作成する段階で、本実施形態を利用する場合は、ネット
リストの情報を基に、各論理ブロックの設計担当者は、
内部のセルのつながりをみながらパスごとにテクノロジ
情報(各コンポーネントの製造者が提供する特性デー
タ)から得られるRC(抵抗とキャパシタ)の代表値を
元にディレイ値を計算してタイミング条件を記述する。
【0019】図2上部の記述においては、2つの端子グ
ループが定義されている。端子グループは、pingrp A
及びpingrp Bと名付けられており、pingrp Aには、ビ
ット0〜ビット11からなる端子ADDRA T、ADDRA C、
ADDRB T、ADDRB C及び、ビット0〜ビット2からなる
NULL T及び、NULL Cなどからなる。同様に、pingrpB
は、ビット0〜ビット11からなるDOUTとXDOUTが定義
されている。
【0020】また、FF1、FF2、FF3などの内部
記憶素子は、一つのインターナルラッチIL0として定
義されている。更に、path from A to B delay 5
00という記載は、A端子(今の場合、端子グループA)
からB端子(今の場合、端子グループB)へのパスのデ
ィレイ値が500psであると定義している。同様に、
A端子からOFLG端子へのパスのディレイ値は600
ps、A端子からIL(インターナルラッチ)へのディ
レイ値は250ps、ILから端子Bへのディレイ値は
230ps、端子CK0からB端子へは450ps、端
子CK1からB端子へは430ps、端子RST0から
B端子へは400ps、端子RST1からB端子へは4
20psのディレイがあることが定義され、1つの論理
ブロックのタイミング条件のモデル化を行っている。
【0021】このように、本来なら多数ある内部記憶素
子を、1つまたは複数のインターナルラッチで代表し、
タイミング条件を記述することにより、論理ブロックの
タイミング条件のモデル化を簡単化する事が出来る。
【0022】図3は、本発明の実施形態に従った、論理
ブロックのタイミング条件のモデル化方法の変形例を説
明する図である。本実施形態では、論理ブロックのタイ
ミング条件記述において、論理ブロックを階層的に記述
する。すなわち、図3下に示されるように、外枠の大き
な論理ブロックの中に、ブロック1と示される小さな論
理ブロックが含まれている。このようにすることによ
り、タイミング条件記述の自由度を増やし、より正確な
モデル化ができるようにすることができる。
【0023】図3上部は、タイミング記述例であり、
(a)で示される行より上の部分は、図2と同様なの
で、説明を省略する。(a)で示される行の下側には、
ブロック1を通過するパスのディレイ値が設定されてい
る。ブロック1には、入力が二つと出力が二つ設けられ
ている。A端子からブロック1のin 1端子へのディレ
イ値は、200psであり、A端子からブロック1のin
2端子へは150ps、ブロック1のout 1からB端
子へは300ps、ブロック2のout 2からB端子へは
250psのディレイがあることが定義されている。更
に、ブロック1内部のディレイも設定することが可能で
あり(不図示)、例えば、図2右下のように設定するこ
とが可能である。また、前述したように、本実施形態の
タイミング条件の記述は、ネットリストが作成されたの
後では、各タイミング条件記述をネットリストから作成
することができる。図4は、ネットリストとタイミング
条件記述、モデルとの関係を説明する図である。
【0024】図4のようにネットリストからモデルを簡
略化してタイミング条件を記述できるように作成する場
合、下記の3種類のディレイを求めることにより、ブロ
ックのタイミング条件記述を作成する。 ・1つの入力ピン→すべての内部記憶素子の経路のma
xディレイ ・1つの入力ピン→1つの出力ピンの経路のmaxディ
レイ ・全ての内部記憶素子→1つの出力ピンの経路のmax
ディレイ すなわち、モデルにおいては、内部記憶素子は、1つ以
上のインターナルラッチに集合的に代表されるので、ネ
ットリストにおいて、複数の内部記憶素子とその接続関
係が記載されていても、これらは、モデルにおいては、
1つあるいは複数のインターナルラッチへの接続、イン
ターナルラッチからの接続に集約される。ここで、イン
ターナルラッチへの接続において使用するディレイ値
は、ネットリストで記述されるインターナルラッチへの
複数の記述の内、ディレイ値が最も大きい接続を代表し
て1つ設定する。同様に、インターナルラッチからの接
続においても、最もディレイ値の大きい接続を1つ代表
して設定する。
【0025】また、論理ブロック内における端子から端
子への接続も、ネットリストにおいては、複数の経路が
記述される可能性があるが、このような複数の経路の
内、最もディレイ値が大きい経路を代表して1つ設定す
る。このようにして、構成されたモデルに基づいて、タ
イミング条件記述を行う。
【0026】ここで、ディレイ値は、前述したように、
ネットリストができあがった後は、テクノロジ情報を基
に、算出する。図5は、パスディレイの計算式例を示す
図である。
【0027】同図においては、ブロック1のインターナ
ルラッチから始まり、ブロック2を通過して、ブロック
3のインターナルラッチで終了するパスのディレイ値が
チップ内サイクルタイム(ここでは、1000psとし
ている)ないに収まるか田舎の検証を行う。
【0028】計算の仕方としては、まず送り側FFであ
るインターナルラッチのディレイ値をaとする。また、
ブロック1内でのインターナルラッチから出力端子まで
のディレイ値bとし、同様に、ブロック1の出力からブ
ロック2の入力までのディレイ値をc、ブロック2内の
ディレイ値をd、ブロック2からブロック3までのディ
レイ値をe、そして、ブロック3内の入力端子からイン
ターナルラッチまでのディレイ値をf、ブロック3のイ
ンターナルラッチのディレイ値をgとすると、これらを
合計したものが、信号遅延量(パスのディレイ値)であ
り、これにクロックスキューαを加算したものが、チッ
プ内サイクルタイムである1000ps内に収まるか否
かを判断することによって、ディレイ値が適切に設計さ
れているかを判断することが出来る。
【0029】図6及び図7は、ブロック間ネットリスト
とブロックのタイミング条件記述から、ブロックをまた
がる記憶素子間のディレイが目標ディレイに収まってい
るかをチェックし、チェック結果を出力する方法を説明
する図である。
【0030】図6は、パスディレイのリストを生成する
処理のフローチャートである。まず、ステップS20に
おいて、ネットリスト、タイミング記述、サイクルタイ
ムを入力する。そして、ネットリストからパスを抽出し
(ステップS21)、ステップS22において、パスの
ディレイ値をタイミング記述より図5で説明した計算式
より計算する。そして、ステップS23において、パス
のディレイ値がサイクルタイムをオーバーしているか否
かを判断し、オーバーしていない場合には、ステップS
21に進み、別のパスについて処理をする。ステップS
23において、パスのディレイ値がサイクルタイムをオ
ーバーしていると判断された場合には、ステップS24
において、パスリストを出力し、設計者に新たなネット
リストの作成やフロアプランの作成などを行わせる。
【0031】図7は、パスディレイのリストとモデルの
例を示す図である。同図上がモデル例であり、同図下が
パスディレイのリストの例である。同図下のリストにお
いて、その1番のリストでは、FFから出て、ブロック
間を通り、別のブロックのFFで終端するパスを記述し
ている。出力論理ブロックはFADと名付けられてお
り、FADのインターナルラッチからパスは始まる。F
ADのインターナルラッチは、FADの端子、A148
に接続されていることが1番のリストの最初の行から分
かり、ディレイ値は1552psであることが分かる。
次の行では、ブロック間のネットを示しており、FAD
の端子A148からブロックOPRの端子A64Hへの
接続を示している。また、このネットの名前として、M
FAD RESULT BYTE7 P7が付けられ
ている。このネットのディレイ値は0psと設定されて
いる。更に、OPRの端子A64HからOPRのインタ
ーナルラッチまでのパスが1番のリストの最後の行に記
載されており、ディレイ値は、129psであることが
記載されている。このパスの全体のディレイ値は、リス
トの後ろから2番目のコラムに記載されており、168
1psとなっている。リストの最後のコラムには、タイ
ムサイクルである1000psとパスの全体のディレイ
値との差が記載されており、今の場合、パスのディレイ
値がタイムサイクルに比べて681psだけ大きいこと
が示されている。
【0032】その他のリストの読み方も同様なので説明
を省略する。図8は、論理ブロックのタイミング条件を
入力ピン及び出力ピンでの信号到達時刻に変換した論理
ブロックのタイミングバジェットを作成する方法を説明
する図である。
【0033】下記のように入力ピンにArrival time
(到着時間)、出力ピンにDeparturetime(出力時間)
を作成する。作成する方法は、各ピンより後ろ側にパス
をトレースをして内部記憶素子までの最大ディレイを計
算することにより決定される。
【0034】到着時間及び出力時間のモデルにおける設
定フォーマット例としては、以下のようにする。 入力ピンのフォーマット input delay 通過時刻 入力ピン名 通過時刻は、入力ピンを通過するパスの内で最もディレ
イ値の大きいパスの通過時刻が設定される。
【0035】入力ピン名は、処理対象のブロックの入力
ピン名である。 出力ピンのフォーマット output delay 通過時刻 出力ピン名 通過時刻は、出力ピンを通過するパスの内で最もディレ
イ値の大きいパスの通過時刻が設定される。
【0036】出力ピン名は、処理対象のブロックの出力
ピン名である。図8下の記述例では、ブロック1の入力
ピンとして、A01、A02、A03、・・・があり、
ブロック1の出力ピンとして、O01、O02、・・・
があることが示されている。入力ピンへの到着時刻は、
問題のピンを通るパスを後ろ方向に辿っていき、いずれ
かの論理ブロックのインターナルラッチに至るまでに通
過した部分のディレイ値を合計したものの内、最も時刻
の遅いパスについての到着時刻である。従って、入力ピ
ンA01の到着時刻は431.00psとなっている
が、これは、いずれかの論理ブロック内のインターナル
ラッチからの伝搬遅延の最大値が431.00psであ
るので、当該インターナルラッチの出発時刻を0とする
と時刻431.00psには入力ピンA01に到着する
と言う意味である。同様に、入力ピンA02の到着時刻
は423.00psであり、入力ピンA03の到着時刻
は531.00psであることが記述されている。
【0037】また、出力ピンの出力時刻は、ある出力ピ
ンから当該論理ブロック内を入力ピンまで辿ったパスの
中で、最もディレイ値の合計が大きいパスのディレイ値
を入力ピンの到着時刻に加算したものとなる。従って、
出力ピンO01の出力時刻は、802.00psであ
り、出力ピン002の出力時刻は、822.00psと
記述されている。
【0038】なお、ブロック1には、図8に示されてい
る以外の入力ピン及び出力ピンが設けられており、その
記述が省略されている。従って、必ずしも、入力ピンA
01に信号が時刻431.00psに入力し、出力ピン
O01から時刻802.00psに信号が出力されると
いう意味ではない。同図の記述は一般的なものであり、
出力ピンO01、O02から出力される信号は、入力ピ
ンA01、A02、A03のいずれかから入っていなく
てはいけないというものではない。
【0039】図9は、本発明の実施形態を利用して各パ
スのディレイ値を算出した結果、ディレイ値が要求を満
たさないと判明した場合の処理の方法を示す図である。
本実施形態においては、タイミングバジェット(タイミ
ングのずれの許容範囲)の修正に対して、タイミングバ
ジェットに矛盾がないかをチェックする。
【0040】すなわち、図9に示されるように、サイク
ルタイム内に信号の到着時刻が収まらないパス(NGパ
ス)が発見されたとすると、これを設計者が画面上で認
識し、各論理ブロックの入力及び出力ピンでの到着時刻
及び出力時刻を手修正する。その結果、図9の下側の図
のようになったとする。この場合、ブロック3の入力時
刻atimeが、前段の論理ブロック2の出力時刻dtimeより
小さな値となっている。信号がブロック2からブロック
3に伝搬する場合に、ブロック3の到着時刻が、ブロッ
ク2の出発時刻より前の時刻になるのは矛盾であるの
で、エラーであるとし、設計者に表示の色を変えるなど
して警告する。また、同様に、ブロック3内において、
出力ピンの出力時刻dtimeが入力ピンの到着時刻atimeよ
り小さいのは矛盾であるので、エラーとして、同じく設
計者に警告する。
【0041】このように、上述の実施形態のモデルを設
計者の端末のスクリーンに表示して、設計者がキーボー
ドなどを用いてモデルの変更を可能とすることにより、
効率的に設計を行うことが出来る。
【0042】図10は、タイミングバジェットの修正方
法の他の例を説明する図である。また、上述のように、
サイクルタイム内にパスの到着時刻が収まらない場合
に、到着時刻及び出力時刻を修正する方法として、以下
のような方法がある。すなわち、ブロックをまたがる記
憶素子間のディレイが目標ディレイに収まっていない場
合、目標ディレイに収まるように比例配分計算で自動的
にブロックのタイミングバジェット記述を作成する。こ
のための計算式が以下の式である。
【0043】
【数1】
【0044】なお、τ:回路内のサイクルタイム、T
(A、Backward):Aから後方に開始点までト
レースしたときのmax値、T(A、Forwar
d):Aから前方に終了点までトレースしたときのma
x値である。B、C、Dについても同様である。
【0045】このような比例計算によって到着時刻、出
力時刻を調整することにより、各パスの部分のディレイ
値を均等に調整することが出来る。この演算は、計算機
に行わせ、結果のみを設計者に提示して(例えば、端末
のスクリーン上に表示して)、設計者にその結果を利用
するか否かを判断させても良い。
【0046】また、上記のように比例配分を行う際、既
に設計が完了しているブロックについては、変更しない
ように固定するようにするとより便利になる。すなわ
ち、各論理ブロックの内部は、異なる設計者が設計する
ことが多いので、他の設計者からその人の担当ブロック
の設計が終了したという通知を受けた場合には、設計が
終了したブロックについては、ディレイ値を変更するた
めに再設計を行わせるのではなく、設計の終わっていな
いブロックにタイミングのずれを吸収させるようにす
る。これにより、先に設計の終わったブロックから固定
されていくので、設計が何遍も後戻りするようなことな
しに進行するようになる。
【0047】また、設計の終わっていないブロックにタ
イミングバジェットの調整を吸収させる場合にも、前述
の各ブロックのピンについて比例配分によるタイミング
バジェットを決定する方式を適用して、あるブロックの
設計が完了している場合などは、そのブロックをタイミ
ングバジェット的に固定することにより、固定されてい
ないブロックに比例配分するようにすれば、タイミング
バジェットの調整を、設計の終わっていないブロック間
で均等に調整することができ、1つのブロックにタイミ
ングバジェットの吸収を行わせるような負荷の不均等を
避けることが出来る。
【0048】図11は、目標到達度を加味しながらタイ
ミングバジェットを調整する方法を説明する図である。
前述のようにタイミングバジェットの比例配分を行う
際、各ブロック毎の目標到達度を表示して、それを加味
しながら調整する。各ブロックの目標到達度は、それぞ
れ設計段階に応じて異なる。ブロック1を調整したいが
関連するブロック2、3にどれだけのディレイの許容が
あるか分からないので調整具合が分からない場合が多
い。この場合、ブロック2、3の目標到達度が仮に10
0%固定であったとき、ブロック1だけでディレイを調
整するしかない。このとき関連する他のブロックの目標
到達度が表示されれば、自分と他とで調整を配分するこ
とが明瞭に分かる。このような目標到達度を加味しなが
ら比例配分を行う。
【0049】この目標到達度は、各ブロックの設計者が
自分の設計作業がどの程度まで進行しているかを概略の
パーセンテージで示す。この場合、目標達成度の値をタ
イミングバジェットの調整に使用する。すなわち、比例
配分でディレイを調整する場合、目標達成度が100%
の場合には、調整量は0とするが、例えば、あるブロッ
クと別のブロックが目標達成度が30%と50%である
場合には、5:3の重みを付けて比例配分するなどであ
る。
【0050】図11には、様々な場合の上記方法の説明
がなされている。ケース1は、ブロック2と3の目標達
成度が100%であるので、ブロック1〜ブロック3に
至るパスにおいて、ディレイを調整できるのは、ブロッ
ク1のみであり、ブロック1内でディレイを調整しなく
てはならない。ケース2は、ブロック3の目標達成度が
100%であり、ディレイの調整が出来ないが、ブロッ
ク1は、目標達成度が50%、ブロック2は、目標達成
度が30%である。従って、ディレイの調整は、ブロッ
ク1とブロック2で行えばよい。この場合、例えば、ブ
ロック1とブロック2のディレイの調整比率を3:5と
するようにすればよい。また、ケース3の場合、ブロッ
ク1の目標達成度は50%、ブロック2の目標達成度は
30%、ブロック3の目標達成度は40%であるので、
ブロック1〜ブロック3の全てをディレイ調整に使うこ
とが出来る。このときの調整比率は、1/5:1/3:
1/4としても良いし、あるいは、各ブロックの目標達
成率がほぼ同じであると概略認識して、各ブロックがお
互いに同等の比率で調整するとしてもよい。
【0051】また、ブロックのタイミングバジェット記
述(到着時刻、出力時刻の記述)からタイミング条件記
述(ディレイ値の記述)に変換する場合には、例えば、
入力ピンAがatime=pで、出力ピンXがdtime=qの場
合、タイミング条件記述におけるピンAからXまでのデ
ィレイ値をq−pとして算出する。
【0052】図12は、内部記憶素子のグループ化にお
ける記述例を示している図である。本発明の実施形態に
おいては、論理ブロックのタイミングバジェット記述や
タイミング条件記述において、内部記憶素子にクロック
スキューを与えることができる。
【0053】そのために、内部記憶素子をグループ化し
て、IL1 IL2、・・・、ILnのような名前を付
与し、そのグループに対してスキュー値を指定し、その
グループに属する内部記憶素子を羅列する。
【0054】記述例としては、図12の例がある。図1
2においては、CZEU2ALU Aというモデルにおい
て、内部記憶素子を代表するインターナルラッチがIL
1〜IL4まで記述されている。IL1は、クロックス
キューが0psであり、IL2は、100ps、IL3
は300ps、IL4は−100psと設定されてい
る。また、このようなクロックスキューを持つ内部記憶
素子が、それぞれの行に記述され、グループ化されてい
る。
【0055】図13は、ブロックのタイミングバジェッ
ト記述やタイミング条件記述において、内部記憶素子に
クロックスキューを与える方式において、記述を簡略化
するようにルールを設ける方法を説明する図である。
【0056】同図(1)に示されているように、モデル
内で、ILという記号が省略された場合には、クロック
スキューを0と扱う。同図(2)に示されるように、
「IL」というグループ名を持つグループは、ディフォ
ルトの設定であるとし、「ILn」(nは整数)という
名前のグループと「IL」のグループの両方に同じ内部
記憶素子が含まれている場合には、「ILn」の設定を
優先するようにする。また、(3)のように、インター
ナルラッチILのグループ名は、「ILn」と言う名前
とし、グループの記述の場合、nの数字が大きいグルー
プが小さいグループより上に記述されていても良いと
し、また、nは連続数字で使用しなくても、とびとびの
数字でグループ名を指定しても良いとする。また、
(4)のように、ILグループ名が二重定義された場合
には、警告を発するとし、ILグループの記述順では、
後に記述された記述文の設定を優先する。また、ILグ
ループ内で、異なる内部記憶素子であるFFが二重に定
義された場合には、警告を出すものとし、基本的には後
に記述されたグループ定義文を優先する。
【0057】図14は、クロックスキューを考慮したタ
イミングのチェック例を説明する図である。ブロック間
ネットリストとブロックのタイミング条件記述と前述の
内部記憶素子のクロックスキューから、ブロックをまた
がる記憶素子間のディレイが目標ディレイに収まってい
るかをチェックする。
【0058】例えば、図14の上段の図のように、クロ
ックスキューが0psの場合、タイミングの調整は、前
述の到着時刻、出力時刻の記述から得られたパスのタイ
ミング時間がサイクルタイム(今の場合1000ps)
に収まっているか否かを判断する。また、図14の中段
の図のように、発側のインターナルラッチILのクロッ
クスキューが−300psで、着側のインターナルラッ
チILのクロックスキューが500psである場合に
は、通常のサイクルタイム1000psに、300ps
と500psを加えた1800psの間にタイミングが
収まるか否かを判断する。これは、発側のインターナル
ラッチが300ps進んでおり、着側のインターナルラ
ッチが500ps遅れているため、クロックに従ったタ
イミングを合わせるためには、サイクルタイムにクロッ
クのスキューを加えた800psを加えた分だけタイミ
ングが遅れても十分であることになるからである。一
方、図14の下段の図のように、発側のインターナルラ
ッチは、クロックスキューが0psで、着側のクロック
スキューが−200psである場合には、着側のクロッ
クが200ps進んでいるため、信号は、その分早く到
着しなくてはならない。従って、当該パスのタイミング
は、サイクルタイム1000psから200psを引い
た、800ps以内に収まらなければならない。
【0059】以上のようにすれば、クロックスキューを
考慮したタイミングの調整を行うことが出来る。図15
は、本発明の実施形態に従った、フロアプラン上での信
号やパスを表示する方法を説明する図である。
【0060】本表示方法では、設計者の使用する端末の
スクリーン上において、ブロック図の信号名とネットリ
ストの信号名の対応表を基に、フロアプラン上でブロッ
ク図上の信号やクリティカルパスを表示する。
【0061】図15左のブロックダイアグラムは、各機
能ブロック間の接続関係を示す図である。一方、図15
右は、デザインプランナ画面であり、実際の素子や機能
ブロックのLSI上での配置を示す図である。設計者の
使用する設計用ツールをインストールした端末では、こ
のような図がスクリーンに表示されるが、設計者は、ブ
ロックダイアグラムにおける信号や配線を表示用に記述
することによって、デザインプランナ画面上において、
記述した信号が実際にはどのような経路を通って伝搬す
るか、あるいは、記述した配線がどのような経路を使っ
て配線されているかを視覚的にとらえることが出来る。
【0062】これにより、設計したLSIの信号の流れ
や配線が設計上好ましくない配置となっていないかどう
かを確認することが出来る。図16は、図15の表示に
おける表示方法の別の例を説明する図である。
【0063】本発明の実施形態においては、フロアプラ
ン上で、信号を条件によりグループ化してグループに名
前を与え、指定されたグループ名を基にフロアプラン上
に信号の流れを表示する。
【0064】例えば、図16の左上の記述に示されてい
るように、inter-blockはブロック間の配線を示し、Len
gth≧8000gridは、配線の長さがデザインププラン
ナ画面上のグリッドの数で、8000グリッド以上の長
さを持つものを表示することを指示するもので、このグ
ループにAというグループ名を付けている。Inter-bloc
k(p,q)は、pとqで指定されるブロック間を示し、Bu
s A*は、この名前のバスによって接続されているブ
ロックを示し、これをBというグループ名でグループ化
している。Inter-block&&Length≧3000grid⇒C
も同様である。これらのグループ化による表示例が、図
16の右上の図である。
【0065】例えば、グループAのように、配線長が長
い場合、設計した直後では、通常、非常に複雑な経路を
辿って配線されている可能性が高い。従って、配線長の
長い配線をデザインプランナ画面上に表示させることに
より、配線の最適化を考える上で非常に有益な視覚的情
報が得られる。
【0066】また、図16の下段に示されるように、信
号を条件によりグループ化する際、リピータセルがない
として条件を判定する。これは、以前に設計したLSI
の設計情報を資源として再利用しながら、新しいLSI
の設計をするのに有効である。すなわち、以前に設計し
たLSIの設計情報は、完成品の設計情報であるため
に、多くの場所に、リピータが挿入されている。しか
し、新しくLSIを設計する場合には、以前のLSIと
異なる機能のLSIとなるので、実装される論理も異な
り、配線も異なったものとなる。従って、タイミングの
調整などに使用されるリピータをどこに配置したらよい
かについては、以前のLSIとは全く異なったものとな
るのが通常である。従って、ディレイ値を見積もるため
には、リピータが無い状態から設計をはじめた方が効率
がよいので、以前のLSIの設計情報を資源として再利
用する場合、リピータがないとして、信号条件など、前
述した表示のための条件を判定して表示させることは有
効である。
【0067】この場合は、図16の左上の図のように、
通常は「Consider-repeaterの場合」という状態で信号
をグループ化するが、リピータを無視することが指定さ
れた場合には、「Ignore-repeaterの場合」のようにリ
ピータがないと仮定して条件の判定を行い、信号のグル
ープ化を行うようにする。
【0068】リピータが設計情報に含まれているが、表
示の際にリピータの存在を無視する場合の概念を示した
図が図16の下の図である。リピータを考慮する場合と
しない場合では、ディレイの大きさが異なってくるの
で、当該表示を見て、適切にディレイの設計を行うよう
にする。
【0069】図17は、本発明の実施形態に従ったタイ
ミングバジェット設計装置のブロック構成図である。本
実施形態のタイミングバジェット設計装置10は、モデ
ル・タイミング条件記述部11、演算部12、既存設計
ツール13及び表示装置14からなっている。LSIの
設計者であるユーザは、既存設計ツールを使ってLSI
の設計を行うが、このとき、論理ブロックの構築やネッ
トリストの作成、フロアプランの作成において、表示装
置14に必要な情報を表示しながら設計を行う。このと
き、本発明の実施形態では、タイミングバジェットを評
価しながら設計するために、モデル・タイミング条件記
述部11と、モデルやタイミング条件記述の必要な演算
を行う演算部12とを更に備える。
【0070】モデル・タイミング条件記述部11では、
ユーザの入力によって、図2に示したようなモデルの記
述とそのモデルの中のタイミング条件の記述を解釈し、
モデルを構築すると共に、構築されたモデルを表示装置
14に表示する。また、タイミングバジェットの調整な
どの処理や、配線のデザインプランナ画面上での表示を
行う場合には、演算部12に必要な演算を行わせ、その
結果を表示装置14に表示させる。
【0071】LSI設計者であるユーザは、表示装置1
4の表示を見ながら、インタラクティブに設計作業を進
め、モデルを用いてタイミングバジェットの調整をしな
がら、図1に示したような設計段階をクリアしていく。
【0072】図18は、本発明の実施形態に従ったタイ
ミングバジェット設計装置をプログラムで実現する場合
に必要とされるコンピュータのハードウェア環境を説明
する図である。
【0073】CPU21は、バス20によって接続され
たROM22あるいは、RAM23からプログラムを逐
次読み込みつつ実行する。本発明の実施形態を実現する
プログラムは、ハードディスクなどの記憶装置27から
RAM23にコピーされた後、CPU21によって実行
されるか、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−R
OM、DVD、MOなどの可搬記録媒体29に記録され
ている当該プログラムを読み取り装置28によって読み
取り、RAM23にコピーしてCPU32が実行する。
また、可搬記録媒体29に記録された当該プログラムを
記憶装置27にコピーすることによってコンピュータに
インストールしてから実行しても良い。
【0074】入出力装置30は、キーボード、マウス、
テンプレート、CRTモニタ、液晶モニタなどからな
り、LSIの設計者であるユーザからの入力をCPU2
1に命令として通知したり、モデルの構築にあたって
は、タイミング記述などのモデルの記述を記憶装置27
に格納させたりする。また、モデルをグラフィカルに表
示したり、デザインプランナ画面を表示するためにも使
用される。
【0075】通信インターフェース24は、ネットワー
ク25を介して、コンピュータを情報提供者26と接続
し、情報提供者26から当該プログラムのダウンロード
を可能とするものである。あるいは、情報提供者26の
代わりに、LSI設計者であって、他の論理ブロックを
設計しているユーザと接続し、互いにネットワーク環境
下で当該プログラムを実行し、設計を進めても良い。こ
の場合には、各設計者が設定する目標達成度をネットワ
ークを介して、全てのLSI設計者であるユーザに通知
することが出来るので、より設計環境を便利なものとす
ることが出来る。
【0076】(付記1)LSIの設計において、タイミ
ングバジェットを評価しながら設計を進める方法であっ
て、LSIに組み込まれる論理を設計し、該論理を論理
ブロックに分割するステップと、該論理ブロックの端子
間のディレイ値を設定し、信号遅延のモデルを構築する
ステップと、該論理ブロック間の接続関係と共に、該設
定されたディレイ値を設計者に表示するステップと、該
ディレイ値を考慮しながら、論理ブロックの設計を行う
ステップと、を備えることを特徴とするタイミングバジ
ェット設計方法。
【0077】(付記2)前記論理ブロックの端子は、複
数の端子をグループ化して設定されることを特徴とする
付記1に記載のタイミングバジェット設計方法。 (付記3)前記ディレイ値として、複数のディレイ値が
考えられる場合、その中の最大値を代表値として設定す
ることを特徴とすることを特徴とすることを特徴とする
付記1に記載のタイミングバジェット設計方法。
【0078】(付記4)前記ディレイ値を設定するステ
ップにおいて、前記論理ブロック内に、複数の内部記憶
素子がある場合、該複数の内部記憶素子を1つ以上のイ
ンターナルラッチで代表して、ディレイ値を設定するこ
とを特徴とする付記1に記載のタイミングバジェット設
計方法。
【0079】(付記5)前記論理ブロックは、論理ブロ
ックの中に別の論理ブロックを含むように階層構造を有
することを特徴とする付記1に記載のタイミングバジェ
ット設計方法。
【0080】(付記6)前記ディレイ値は、ネットリス
トから得られる情報を用いて設定されることを特徴とす
る付記1に記載のタイミングバジェット設計方法。 (付記7)前記ディレイ値から、一の論理ブロックへの
信号の到着時刻と出力時刻を算出することによって、信
号伝搬タイミングのタイミング条件を記述することを特
徴とする付記1に記載のタイミングバジェット設計方
法。
【0081】(付記8)前記タイミング条件に基づい
て、論理ブロックをまたがる内部記憶素子間のタイミン
グバジェットが目標値に収まっていない場合、各論理ブ
ロックのタイミングバジェットを比例配分に従って変更
することを特徴とする付記7に記載のタイミングバジェ
ット設計方法。
【0082】(付記9)前記タイミングバジェットの変
更において、既に設計を終えている論理ブロックのタイ
ミングバジェットは変更しないことを特徴とする付記8
に記載のタイミングバジェット設計方法。
【0083】(付記10)前記各論理ブロックの設計の
達成度を考慮して各論理ブロックのタイミングバジェッ
トを変更することを特徴とする付記8に記載のタイミン
グバジェット設計方法。
【0084】(付記11)前記ディレイ値の他に、内部
記憶素子にクロックスキューを与え、該ディレイ値とク
ロックスキューを考慮して、前記論理ブロックの設計を
することを特徴とする付記1に記載のタイミングバジェ
ット設計方法。
【0085】(付記12)前記論理ブロックに指定され
る信号名とネットリストの信号名からデザインプランナ
画面上に信号の流れ、あるいは、パスの配置を表示する
ことを特徴とする付記1に記載のタイミングバジェット
設計方法。
【0086】(付記13)前記信号の流れ、あるいは、
パスの配置は、信号あるいはパスを条件によりグループ
化して指定することによって表示されることを特徴とす
る付記12に記載のタイミングバジェット設計方法。
【0087】(付記14)前記信号あるいはパスを表示
させる際の前記条件の判断において、パス上にリピータ
がないと見なして該条件を判断することを特徴とする付
記13に記載のタイミングバジェット設計方法。
【0088】(付記15)LSIの設計において、タイ
ミングバジェットを評価しながら設計を進める装置であ
って、LSIに組み込まれる論理を設計し、該論理を論
理ブロックに分割する手段と、該論理ブロックの端子間
のディレイ値を設定し、信号遅延のモデルを構築する手
段と、該論理ブロック間の接続関係と共に、該設定され
たディレイ値を設計者に表示する手段と、該ディレイ値
を考慮しながら、論理ブロックの設計を行う手段と、を
備えることを特徴とするタイミングバジェット設計装
置。
【0089】(付記16)LSIの設計において、タイ
ミングバジェットを評価しながら設計を進める方法であ
って、LSIに組み込まれる論理を設計し、該論理を論
理ブロックに分割するステップと、該論理ブロックの端
子間のディレイ値を設定し、信号遅延のモデルを構築す
るステップと、該論理ブロック間の接続関係と共に、該
設定されたディレイ値を設計者に表示するステップと、
該ディレイ値を考慮しながら、論理ブロックの設計を行
うステップと、を備えることを特徴とするタイミングバ
ジェット設計方法をコンピュータに実行させるプログラ
ム。
【0090】(付記17)LSIの設計において、タイ
ミングバジェットを評価しながら設計を進める方法であ
って、LSIに組み込まれる論理を設計し、該論理を論
理ブロックに分割するステップと、該論理ブロックの端
子間のディレイ値を設定し、信号遅延のモデルを構築す
るステップと、該論理ブロック間の接続関係と共に、該
設定されたディレイ値を設計者に表示するステップと、
該ディレイ値を考慮しながら、論理ブロックの設計を行
うステップと、を備えることを特徴とするタイミングバ
ジェット設計方法をコンピュータに実行させるためのプ
ログラムを格納した、コンピュータ読み取り可能な記録
媒体。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、タイミングバジェット
の評価を行いながら、LSIの設計を順次進めるので、
詳細な設計をした後に、信号伝送タイミングが要求され
る条件を満たさない場合を減らすことが出来、従って、
LSIの設計段階の手戻りを減らし、効率的にコストを
抑えてLSIの設計を進めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を適用したLSIの設計・製
造段階を説明する図である。
【図2】本発明の実施形態に従ったタイミングバジェッ
ト設計装置における論理ブロックのタイミング条件の設
定方法を説明する図である。
【図3】本発明の実施形態に従った、論理ブロックのタ
イミング条件のモデル化方法の変形例を説明する図であ
る。
【図4】ネットリストとタイミング条件記述、モデルと
の関係を説明する図である。
【図5】パスディレイの計算式例を示す図である。
【図6】ブロック間ネットリストとブロックのタイミン
グ条件記述から、ブロックをまたがる記憶素子間のディ
レイが目標ディレイに収まっているかをチェックし、チ
ェック結果を出力する方法を説明する図(その1)であ
る。
【図7】ブロック間ネットリストとブロックのタイミン
グ条件記述から、ブロックをまたがる記憶素子間のディ
レイが目標ディレイに収まっているかをチェックし、チ
ェック結果を出力する方法を説明する図(その2)であ
る。
【図8】論理ブロックのタイミング条件を入力ピン及び
出力ピンでの信号到達時刻に変換した論理ブロックのタ
イミングバジェットを作成する方法を説明する図であ
る。
【図9】本発明の実施形態を利用して各パスのディレイ
値を算出した結果、ディレイ値が要求を満たさないと判
明した場合の処理の方法を示す図である。
【図10】タイミングバジェットの修正方法の他の例を
説明する図である。
【図11】目標到達度を加味しながらタイミングバジェ
ットを調整する方法を説明する図である。
【図12】内部記憶素子のグループ化における記述例を
示している図である。
【図13】ブロックのタイミングバジェット記述やタイ
ミング条件記述において、内部記憶素子にクロックスキ
ューを与える方式において、記述を簡略化するようにル
ールを設ける方法を説明する図である。
【図14】クロックスキューを考慮したタイミングのチ
ェック例を説明する図である。
【図15】本発明の実施形態に従った、フロアプラン上
での信号やパスを表示する方法を説明する図である。
【図16】図15の表示における表示方法の別の例を説
明する図である。
【図17】本発明の実施形態に従ったタイミングバジェ
ット設計装置のブロック構成図である。
【図18】本発明の実施形態に従ったタイミングバジェ
ット設計装置をプログラムで実現する場合に必要とされ
るコンピュータのハードウェア環境を説明する図であ
る。
【符号の説明】
10 タイミングバジェット設計装置 11 モデル・タイミング条件記述部 12 演算部 13 既存設計ツール 14 表示装置
フロントページの続き (72)発明者 石川 陽一郎 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B046 AA08 BA05 BA06 CA06 DA05 GA01 HA09 JA03 JA05 5F064 BB12 BB19 BB26 DD04 DD20 DD25 EE08 EE47 EE54 HH07 HH09 HH10 HH13 HH14 HH15 HH17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】LSIの設計において、タイミングバジェ
    ットを評価しながら設計を進める方法であって、 LSIに組み込まれる論理を設計し、該論理を論理ブロ
    ックに分割するステップと、 該論理ブロックの端子間のディレイ値を設定し、信号遅
    延のモデルを構築するステップと、 該論理ブロック間の接続関係と共に、該設定されたディ
    レイ値を設計者に表示するステップと、 該ディレイ値を考慮しながら、論理ブロックの設計を行
    うステップと、を備えることを特徴とするタイミングバ
    ジェット設計方法。
  2. 【請求項2】前記ディレイ値として、複数のディレイ値
    が考えられる場合、その中の最大値を代表値として設定
    することを特徴とすることを特徴とすることを特徴とす
    る請求項1に記載のタイミングバジェット設計方法。
  3. 【請求項3】前記ディレイ値を設定するステップにおい
    て、前記論理ブロック内に、複数の内部記憶素子がある
    場合、該複数の内部記憶素子を1つ以上のインターナル
    ラッチで代表して、ディレイ値を設定することを特徴と
    する請求項1に記載のタイミングバジェット設計方法。
  4. 【請求項4】前記論理ブロックは、論理ブロックの中に
    別の論理ブロックを含むように階層構造を有することを
    特徴とする請求項1に記載のタイミングバジェット設計
    方法。
  5. 【請求項5】前記ディレイ値は、ネットリストから得ら
    れる情報を用いて設定されることを特徴とする請求項1
    に記載のタイミングバジェット設計方法。
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