JP2000187676A - 論理合成装置および論理合成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

論理合成装置および論理合成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2000187676A
JP2000187676A JP10365691A JP36569198A JP2000187676A JP 2000187676 A JP2000187676 A JP 2000187676A JP 10365691 A JP10365691 A JP 10365691A JP 36569198 A JP36569198 A JP 36569198A JP 2000187676 A JP2000187676 A JP 2000187676A
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ideal
circuit
information
timing
standard
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Takashi Ozaki
傑 尾崎
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の論理合成においては、複数のトライス
テートバッファが接続されたトライステートバスを好適
に生成することができなかった。 【解決手段】 論理合成スクリプト中に、同期用のクロ
ック信号とともにバスタイミング指定用スクリプト11
〜14を記述し、これに基づいて論理合成をするもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はハードウェア記述
言語で記述された仕様情報に基づいて複数のセルからな
る回路構成情報を出力する論理合成装置および論理合成
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体に係り、詳しくは、トライステートバスを好適に生
成することができる論理合成装置および論理合成プログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハードウェア記述言語で記述された仕様
情報に基づいて複数のセルからなる回路構成情報を出力
する論理合成装置は例えば、特開平3−182969号
公報、特開平6−251104号公報、特開平10−1
87787号公報などに開示されている。図12はこの
ような従来の論理合成装置の基本的な構成を示すブロッ
ク図である。図において、1は論理合成処理を実行する
中央処理装置、2は論理合成に必要な情報などを記憶す
るメモリ、3は入力手段、4は表示手段、5はI/Oポ
ート、6はシステムバスである。また、7はセルライブ
ラリ、8はハードウェア記述言語(HDL)を用いて記
述された仕様情報、54は論理合成対象回路が満足すべ
きタイミング制約として与えられる情報、すなわちフリ
ップフロップやラッチなどに供給されるクロック信号の
タイミング情報である。
【0003】次に動作について説明する。中央処理装置
1は、メモリ2から読み出した仕様情報8に基づいて論
理解析などを行なって標準回路情報を生成し、メモリ2
から読み出したクロック信号のタイミング情報54を満
たすように上記標準回路情報を変更してタイミング回路
情報を生成する。この時、各フリップフロップやラッチ
の間におけるデータ転送が例えば1クロックサイクル内
に完結するように、各フリップフロップ、ラッチ、論理
ゲートなどの回路素子の駆動能力を調整してタイミング
回路情報を生成し、このタイミング回路情報を回路構成
情報としてメモリ2などに出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の論理合成装置に
おけるタイミング制約としては以上のようにフリップフ
ロップやラッチのような記憶素子に入力されるクロック
のタイミング情報が主体となり、トライステートバッフ
ァの制御信号は単なるデータ信号の一種とみなされてし
まっているため、トライステートバスに関係する信号の
相互のタイミングを最適化させることができない。特
に、本来トライステートバスで兼用して1本の双方向バ
スで形成することができる回路構成であるにもかかわら
ず、バスの信号が入力されるセルや順序回路毎に片方向
バスを設け、バスに対して信号を出力するセルや順序回
路はこれら各個別の片方向バスに対してセレクタなどの
回路を介して別々にデータなどを出力する構成をとらざ
るを得なかった。その結果、本来不要であるはずの多数
の片方向バスを回路内で引き回す必要があり、回路構成
の複雑化、回路規模の増大などの問題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、トライステートバスに関係する信
号の相互タイミングを最適化させることができ、トライ
ステートバスを好適に生成させることができる論理合成
装置および論理合成プログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体は、複数のセルを組み合わ
せてハードウェア記述言語で記述された仕様情報と論理
的に整合がある標準回路情報を生成する標準設計機能
と、クロック信号が入力される順序回路の理想クロック
信号条件、および、トライステートバッファの理想アサ
ート期間条件を満たすように上記標準回路情報の一部あ
るいは全部のセルを変更してタイミング回路情報を生成
するタイミング設計機能と、上記タイミング回路情報を
回路構成情報として出力する出力機能とを実現させるた
めの論理合成プログラムを記録したものである。なお、
この発明において、上記順序回路は、フリップフロップ
又はラッチ回路を含む回路を意味している。
【0007】この発明に係るコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、タイミング設計機能が、クロック信号が
入力される順序回路、および、理想アサート期間が設定
されたトライステートバッファにおいて標準回路情報を
複数の標準分割回路に分割し、各標準分割回路毎に理想
クロック信号条件および理想アサート期間条件を満たす
ように理想分割回路を生成し、この複数の理想分割回路
を組みあわせたものをタイミング回路情報とすることを
特徴とする請求項2記載の論理合成プログラムを記録し
たものである。
【0008】この発明に係るコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、複数のセルを組み合わせてハードウェア
記述言語で記述された仕様情報と論理的に整合がある標
準回路情報を生成する標準設計機能と、クロック信号が
入力される順序回路の理想クロック信号条件、および、
トライステートバッファ出力をラッチする順序回路の理
想アサート期間条件を満たすように上記標準回路情報の
一部あるいは全部のセルを変更してタイミング回路情報
を生成するタイミング設計機能と、上記タイミング回路
情報を回路構成情報として出力する出力機能とを実現さ
せるための論理合成プログラムを記録したものである。
【0009】この発明に係るコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、タイミング設計機能が、クロック信号が
入力される順序回路、および、理想アサート期間が設定
された順序回路において標準回路情報を複数の標準分割
回路に分割し、各標準分割回路毎に理想クロック信号条
件および理想アサート期間条件を満たすように理想分割
回路を生成し、この複数の理想分割回路を組みあわせた
ものをタイミング回路情報とするものである。
【0010】この発明に係るコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、複数のセルを組み合わせてハードウェア
記述言語で記述された仕様情報と論理的に整合がある標
準回路情報を生成する標準設計機能と、クロック信号が
入力される順序回路の理想クロック信号条件、トライス
テートバッファの理想アサート期間条件、および、当該
トライステートバッファの出力をラッチする順序回路の
理想アサート期間条件を満たすように上記標準回路情報
からタイミング回路情報を生成するタイミング設計機能
と、上記タイミング回路情報を回路構成情報として出力
する出力機能とを実現させるための論理合成プログラム
を記録したものである。
【0011】この発明に係るコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、タイミング設計機能が、クロック信号が
入力される順序回路、および、理想アサート期間が設定
されたトライステートバッファや順序回路において標準
回路情報を複数の標準分割回路に分割し、各標準分割回
路毎に理想クロック信号条件および理想アサート期間条
件を満たすように理想分割回路を生成し、この複数の理
想分割回路を組みあわせたものをタイミング回路情報と
するものである。
【0012】この発明に係るコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、理想アサート期間が設定されたトライス
テートバッファから、当該トライステートバッファより
も信号経路上流側に配設されるとともにクロック信号が
入力される順序回路までの区間に相当する理想分割回路
は、所定の最大遅延時間条件を満たすように生成される
ものである。
【0013】この発明に係るコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、理想アサート期間が設定された順序回路
から、当該順序回路よりも信号経路上流側に配設される
とともにクロック信号が入力される順序回路までの区間
に相当する理想分割回路は、所定の最大遅延時間条件を
満たすように生成されるものである。
【0014】この発明に係る論理合成装置は、セル情
報、ハードウェア記述言語で記述された仕様情報、順序
回路の理想クロック信号条件、ならびに、トライステー
トバッファおよび/または当該トライステートバッファ
の出力をラッチする順序回路の理想アサート期間条件を
記憶する記憶手段と、上記仕様情報およびセル情報を読
み出し、複数のセルを組み合わせて当該仕様情報と論理
的に整合がある標準回路情報を生成する標準設計手段
と、上記理想クロック信号条件および上記理想アサート
期間条件を読み出し、これらの条件を満たすように上記
標準回路情報の一部あるいは全部のセルを変更してタイ
ミング回路情報を生成するタイミング設計手段と、上記
タイミング回路情報を回路構成情報として出力する出力
手段とを備えるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による論
理合成装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、1は論理合成処理を実行する中央処理装置(標準設
計機能、タイミング設計機能、出力機能、標準設計手
段、タイミング設計手段、出力手段)、2は論理合成に
必要な情報や一時的な中間情報などを記憶するメモリ
(記憶手段)、3はキーボードやポインティングデバイ
スなどの入力手段、4はCRTなどの表示手段、5はこ
れら入力手段3や表示手段4と直接データ交換を行なう
I/Oポート、6はこれら中央処理装置1、メモリ2、
I/Oポート5などの間でデータ交換に利用されるシス
テムバスである。
【0016】また、7はゲートレベルのスタンダードセ
ルからこれらスタンダードセルを組み合わせて構成され
るマクロ的なブロックレベルセルまでの多数のセルのセ
ル情報からなるセルライブラリ、8はハードウェア記述
言語(HDL)を用いてRTレベルで記述された仕様情
報、9は論理合成スクリプト中に記述され、論理合成の
際に使用するタイミング制約情報である。このタイミン
グ制約情報9において、10は同期用フリップフロップ
の理想クロック信号条件、11はトライステートバッフ
ァの理想アサート期間条件、12はトライステートバッ
ファの出力をラッチするデータラッチ用ハーフラッチの
理想アサート期間条件、13は理想アサート期間が設定
されたトライステートバッファから、当該トライステー
トバッファよりも信号経路(伝播バス)上流側に配設さ
れるとともにクロック信号が入力される同期用フリップ
フロップまでの区間に相当する回路の最大遅延時間条
件、14は理想アサート期間が設定されたデータラッチ
用ハーフラッチから、当該ハーフラッチよりも信号経路
(伝播パス)上流側に配設されるとともにクロック信号
が入力される同期用フリップフロップまでの区間に相当
する回路の最大遅延時間条件である。
【0017】次に動作について説明する。図2はこの発
明の実施の形態1による論理合成装置において論理合成
可能なトライステートバスを含む回路の構成例を示すブ
ロック図である。但し、同図においては1つのトライス
テートバスについてのみ示している。図において、15
はトライステートバス、16,17はそれぞれ出力制御
端子を有するトライステートバッファ、18,19はそ
れぞれ当該出力制御端子に入力されるアウトプットイネ
ーブル信号(OE信号)、20,21はそれぞれラッチ
制御端子を有するデータラッチ用ハーフラッチ(順序回
路)、22,23はそれぞれ当該ラッチ制御端子に入力
されるライトイネーブル信号(WE信号)、24〜31
はそれぞれクロック信号が入力される同期用フリップフ
ロップ(順序回路)、32〜43はそれぞれこれらトラ
イステートバス15の前後のトライステートバッファ1
6,17やデータラッチ用ハーフラッチ20,21なら
びに同期用フリップフロップ24〜31を含まない組合
せ回路である。
【0018】そして、ここではこのようなトライステー
トバス15を含む回路を論理合成する場合を例に論理合
成動作を説明する。
【0019】まず、キーボードやポインティングデバイ
スなどの入力手段3を用いて、トライステートバス信号
線15の定義情報、トライステートバッファ16,17
の定義情報、データラッチ用ハーフラッチ20,21の
定義情報、同期用フリップフロップ24〜31の定義情
報、組合せ回路32〜43の定義情報を入力し、これら
の情報をメモリ2に記憶させる。
【0020】図3はこの発明の実施の形態1によるトラ
イステートバス前後の要部構成例を示すブロック図であ
る。図において、44はトライステートバス、45はト
ライステートバッファ、46はデータラッチ用ハーフラ
ッチ、47,48はそれぞれ組合せ回路である。そし
て、同図に示すように信号BUS1,OE,D1,W
E,D2,Y2を定義した場合、各セルはハードウェア
記述言語(HDL)を用いて例えば以下のように記述す
ることができる。下記定義式1はトライステートバス4
4を宣言する論理合成スクリプト、定義式2はトライス
テートバス44に接続されるトライステートバッファ4
5のHDL記述、定義式3はトライステートバス44上
のデータをラッチするデータラッチ用ハーフラッチ46
に用いるレベルセンシティブラッチのHDL記述であ
る。これらの式において、「use_tristate
”信号”」はこの信号がトライステートバスであるこ
とを宣言する論理合成スクリプトであり、「出力データ
= アウトプットイネーブル信号?第一入力データ:第
二入力データ」はアウトプットイネーブル信号が「1」
(アクティブ)の時に第一入力データを出力データとし
て出力し、アウトプットイネーブル信号が「0」(イン
アクティブ)の時に第二入力データを出力データとして
出力することを示すトライステートバッファのHDL記
述であり、「1’bz」はハイインピーダンス出力を意
味する1ビット値であり、「always@(ライトイ
ネーブル信号or入力データ) if(ライトイネーブ
ル信号)出力データ<=入力データ」はレベルセンシテ
ィブラッチのHDL記述である。
【0021】 use_tristate "BUS1"; ・・・定義式1 Y1= OE?D1:1’bz; ・・・定義式2 always@(WE or D2) if(WE)Y2<=D2; ・・・定義式3
【0022】次に、キーボードやポインティングデバイ
スなどの入力手段3を用いて、同期用フリップフロップ
24〜31の理想クロック信号条件10、アウトプット
イネーブル信号の理想アサート期間条件11、ライトイ
ネーブル信号の理想アサート期間条件12、理想クロッ
ク信号条件10を基準としたアウトプットイネーブル信
号のトライステートバッファ16,17への入力タイミ
ングの最大遅延時間条件13、理想クロック信号条件1
0を基準としたライトイネーブル信号のデータラッチ用
ハーフラッチ20,21への入力タイミングの最大遅延
時間条件14を入力し、これらの情報をメモリ2に記憶
させる。
【0023】下記定義式4は理想クロック信号の論理合
成スクリプトであり、下記定義式5はローアクティブな
アウトプットイネーブル信号の理想アサート期間の論理
合成スクリプトであり、定義式6はローアクティブなラ
イトイネーブル信号の理想アサート期間の論理合成スク
リプトである。これらの式において、「 create
_clock −name ”クロック信号名”−pe
riod 周期値 −waveform {”ハイレベ
ルスタートタイミング” ”ローレベルスタートタイミ
ング”}」は理想クロック信号の論理合成スクリプトで
あり、「create_output/write_e
nable −negedge/posedge ”基
準信号名” −period 周期値 −name ”
信号名”−waveform {”アクティブ期間開始
タイミング” ”アクティブ期間終了タイミング”}
−low_active/high_active −
level_sense −sync ”同期信号
名”」は各種の信号の論理合成スクリプトであり、
「\」は信号の定義が次行に渡っていることを示す記述
制御シンボルである。
【0024】 create_clock −name ”CLK”\ −period 100 −waveform {”0” ”50”} ・・・定義式4 create_output_enable\ −negedge ”CLK” −period 200\ −name ”OE” −waveform {”60” ”260”}\ −low_active ・・・定義式5 create_write_enable −posedge ”CLK”\ −period 200 −name ”WE”\ −waveform{”110” ”210”} −low_active\ −level_sense −sync ”OE” ・・・定義式6
【0025】図4はこの発明の実施の形態1による上記
定義式5および定義式6における理想アサート期間を示
すタイミングチャートである。図5はこの発明の実施の
形態1において定義式5および定義式6により規定され
る回路区間を図示する説明図である。図4において、O
Eはアウトプットイネーブル信号の波形、WEはライト
イネーブル信号の波形、ΔT1はアウトプットイネーブ
ル信号のアサートを開始してから、ライトイネーブル信
号のアサートが完了するまでの期間であり、図5におい
て、P1はこの期間ΔT1の間に信号が伝播しなければ
ならない信号経路である。このようにアウトプットイネ
ーブル信号の理想アサート期間およびライトイネーブル
信号の理想アサート期間をともに指定した場合には、そ
れらの間である組合せ回路(図2でいえば34と41,
34と37,40と41,40と37)などの遅延時間
も規定されることになる。
【0026】下記定義式7は理想クロック信号条件10
を基準としたアウトプットイネーブル信号のトライステ
ートバッファ16,17への入力タイミングの最大遅延
時間の論理合成スクリプトである。この式において、
「set_enable_delay 遅延時間 −n
egedge/posedge 基準信号名 ”信号
名”」はトリガタイミングを定義する論理合成スクリプ
トである。
【0027】 set_enable_delay 5\ −negedge CLK ”OE” ・・・定義式7
【0028】図6はこの発明の実施の形態1による上記
定義式7における最大遅延時間を示すタイミングチャー
トである。図7はこの発明の実施の形態1において定義
式7により規定される回路区間(組合せ回路50)を図
示する説明図である。図7において、49はクロック信
号が入力される同期用フリップフロップ、50は組合せ
回路である。図6において、CLKは理想クロック信号
の波形、ΔT2は同期用フリップフロップ24〜31に
理想クロック信号の立下がりエッジが入力してからアウ
トプットイネーブル信号が反転するまでの期間であり、
上記定義式7によりこの最大期間が規定される。
【0029】下記定義式8は理想クロック信号条件10
を基準としたライトイネーブル信号のデータラッチ用ハ
ーフラッチ20,21への入力タイミングの最大遅延時
間の論理合成スクリプトである。
【0030】 set_enable_delay 8\ −posedge CLK ”WE” ・・・定義式8
【0031】図8はこの発明の実施の形態1による上記
定義式8における最大遅延時間を示すタイミングチャー
トである。図9はこの発明の実施の形態1において定義
式8により規定される回路区間(組合せ回路52)を図
示する説明図である。図9において、51は理想クロッ
ク信号が入力される同期用フリップフロップ、52は組
合せ回路である。図8において、ΔT3は同期用フリッ
プフロップ24〜31に理想クロック信号の立上がりエ
ッジが入力してからライトイネーブル信号が反転するま
での期間であり、上記定義式8によりこの最大期間が規
定される。
【0032】そして、以上のような各種の情報、又は条
件8,9,10,11,12,13,14が設定される
と、中央処理装置1はこれら情報に基づいて論理合成を
実行する。
【0033】まず、中央処理装置1は、メモリ2から読
み出した仕様情報8の論理解析を行ない、この解析した
理論に基づいてゲートレベルの標準セルへの回路機能の
マッピング処理や標準セル同士の接続情報(ネットリス
ト)生成処理を行なう。これにより、ネットリスト、マ
ッピング、セルの種類などの情報からなる標準回路情報
が生成される。
【0034】なお、標準セルとは、セルライブラリ7に
格納された多数のセル情報のうちの一部のセルの情報の
ことを言う。詳しくは、セルライブラリ7には、同一機
能でありつつも互いにファンアウト、ゲート遅延時間な
どの電気的特性の異なる複数のセル情報(例えば、2入
力and機能における、2ANDS(シングルサイズの
2入力andセル),2ANDW(ダブルサイズの2入
力andセル),2ANDQ(クアッドサイズの2入力
andセル)など)が格納されることが一般的であり、
このうちの1つのセルが標準セルとして予め設定され
る。また、上記複数のセル情報のうち最も消費電力が小
さく回路規模が小さいものなどが標準セルとして予め設
定されるのが一般的である。
【0035】次に、中央処理装置1は、メモリ2から各
種のタイミング制約情報9を読み出し、このタイミング
を満たすように上記標準回路情報の全部あるいは一部の
情報を変更し、チップ上にレイアウト可能な最終的なネ
ットリストやセルのマッピング情報などからなるタイミ
ング回路情報を生成し、このタイミング回路情報を回路
構成情報としてメモリ2などに出力する。
【0036】具体的には、まず、タイミング制約条件が
課された素子、すなわち同期用フリップフロップ24〜
31、トライステートバス15からみて最初にくるデー
タラッチ用ハーフラッチ20,21およびトライステー
トバッファ16,17を抽出し、これらの素子において
上記標準回路情報の論理回路を複数の標準分割回路(図
2では各組合せ回路32〜43がこれに相当する)に分
割する。次に、各標準分割回路毎にその前後の素子のタ
イミング制約情報9に基づいてそのタイミング制約条件
を満たすように各標準分割回路毎にマッピングやセルの
種類などの変更処理を行なう。
【0037】例えば、図2を標準回路の例として説明す
れば、同期用フリップフロップ24〜31の理想クロッ
ク信号条件10とアウトプットイネーブル信号の理想ア
サート期間条件11とに基づいて組合せ回路33,39
の遅延期間をこの期間内に収めるように変更処理を行な
い、同期用フリップフロップ24〜31の理想クロック
信号条件10とライトイネーブル信号の理想アサート期
間条件12とに基づいて組合せ回路35,42の遅延期
間をこの期間内に収めるように変更処理を行ない、アウ
トプットイネーブル信号の理想アサート期間条件11と
ライトイネーブル信号の理想アサート期間条件12とに
基づいて組合せ回路(34と41,34と37,40と
41,40と37)の遅延期間をこの期間内に収めるよ
うに変更処理を行ない、理想クロック信号条件10を基
準としたアウトプットイネーブル信号のトライステート
バッファ16,17への入力タイミングの最大遅延時間
条件13に基づいて組合せ回路32,38の遅延期間を
この期間内に納めるように変更処理を行ない、理想クロ
ック信号条件10を基準としたライトイネーブル信号の
データラッチ用ハーフラッチ20,21への入力タイミ
ングの最大遅延時間条件14に基づいて組合せ回路3
6,43の遅延期間をこの期間内に納めるように変更処
理を行なう。
【0038】図10はこの発明の実施の形態1による論
理合成により構成することができるトライステートバス
15のバスタイミングを示すタイミングチャートであ
る。図において、ADRはトライステートバッファ1
6,17のアクセス先を示すアドレスデータである。そ
して、同図に示すように、アウトプットイネーブル信号
OEおよびライトイネーブル信号WEのタイミングを設
定することにより、トライステートバス15を用いつつ
も、2クロックサイクルを1バスサイクルとするバスサ
イクルにて複数のトライステートバッファ16,17に
おいてデータ出力切り替えを行なうことができる。ま
た、これを複数のデータラッチ用ハーフラッチ20,2
1でラッチすることができる。
【0039】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、標準回路情報の一部あるいは全部のセルを変更して
タイミング回路情報を生成する際に、中央処理装置1が
同期用フリップフロップ24〜31の理想クロック信号
条件10とともにトライステートバッファ16,17の
理想アサート期間条件11およびトライステートバッフ
ァ16,17の出力をラッチするデータラッチ用ハーフ
ラッチ20,21の理想アサート期間条件12を満たす
ように変更処理を行なうので、トライステートバッファ
16,17の理想アサート期間をそれぞれ別々の期間に
指定することにより、これら複数のトライステートバッ
ファ16,17の出力側に接続されるトライステートバ
ス15における出力衝突を避けることができる。また、
このように出力衝突が避けられた安定した状態におい
て、データラッチ用ハーフラッチ20,21によるラッ
チを実行することができる。従って、双方向のトライス
テートバスのように複数のトライステートバッファ1
6,17の出力側に接続されるトライステートバス15
に関係する信号の相互タイミングを最適化させることが
でき、動作タイミングがタイトな場合であってもトライ
ステートバス15を好適に生成させることができる効果
がある。
【0040】この実施の形態1によれば、中央処理装置
1は、クロック信号が入力される同期用フリップフロッ
プ24〜31、および、理想アサート期間が設定された
トライステートバッファ16,17やデータラッチ用ハ
ーフラッチ20,21において標準回路情報を複数の標
準分割回路に分割し、各標準分割回路毎に理想クロック
信号条件10および理想アサート期間条件11,12を
満たすように理想分割回路を生成し、この複数の理想分
割回路を組みあわせたものをタイミング回路情報とする
ので、各トライステートバッファ16,17のバス出力
タイミングを別々のタイミングに指定し、且つ、そのタ
イミング期間内にラッチタイミングも指定することがで
きる。従って、これら複数のトライステートバッファ1
6,17の出力側に接続されるトライステートバス15
における出力衝突を避けて安定した状態でデータをラッ
チすることができる効果がある。
【0041】この実施の形態1によれば、理想アサート
期間が設定されたトライステートバッファ16,17か
ら、当該トライステートバッファ16,17よりも信号
経路上流側に配設されるとともにクロック信号が入力さ
れる同期用フリップフロップ24,28までの区間に相
当する理想分割回路(組合せ回路32,38)は、所定
の最大遅延時間条件を満たすように生成されるので、こ
の理想分割回路の回路規模が大きくともアウトプットイ
ネーブル信号の出力タイミングを特定することができ、
理想分割回路の回路規模が大きくともトライステートバ
ス15における出力衝突を避けることができる効果があ
る。
【0042】この実施の形態1によれば、理想アサート
期間が設定されたデータラッチ用ハーフラッチ20,2
1から、当該データラッチ用ハーフラッチ20,21よ
りも信号経路上流側に配設されるとともにクロック信号
が入力される同期用フリップフロップ27,31までの
区間に相当する理想分割回路(組合せ回路36,43)
は、所定の最大遅延時間条件を満たすように生成される
ので、この理想分割回路の回路規模が大きくともライト
イネーブル信号をレベルラッチするタイミングを特定す
ることができ、安定した状態のトライステートバス15
のデータをラッチすることができる効果がある。
【0043】この実施の形態1によれば、セル情報、ハ
ードウェア記述言語で記述された仕様情報8とともに、
同期用フリップフロップ24〜31の理想クロック信号
条件10、ならびに、トライステートバッファ16,1
7および/または当該トライステートバッファ16,1
7の出力をラッチするデータラッチ用ハーフラッチ2
0,21の理想アサート期間条件11,12をメモリ2
に記憶させ、標準回路情報の一部あるいは全部のセルを
変更してタイミング回路情報を生成する際に、中央処理
装置1がこれらの条件10〜12の情報を読み出し、こ
れらの条件10〜12を満たすように変更処理を行なう
ので、双方向のトライステートバスのように複数のトラ
イステートバッファ16,17の出力側に接続されるト
ライステートバス15における出力衝突を避けるように
トライステートバス15に関係する信号の相互タイミン
グを最適化させることができ、動作タイミングがタイト
な場合であってもトライステートバス(15)を好適に
生成させることができる効果がある。
【0044】なお、この実施の形態1では、同期用フリ
ップフロップ24〜31の理想クロック信号条件10、
トライステートバッファ16,17の理想アサート期間
条件11、および、当該トライステートバッファ16,
17の出力をラッチするデータラッチ用ハーフラッチ2
0,21の理想アサート期間条件12とともに、トライ
ステートバッファ16,17の制御信号の最大遅延時間
条件13およびデータラッチ用ハーフラッチ20,21
の制御信号の最大遅延時間条件14を指定して変更処理
を行なうようにしたが、トライステートバッファ16,
17の制御端子の前段の組合せ回路32,38やデータ
ラッチ用ハーフラッチ20,21の制御端子の前段の組
合せ回路36,43の規模などが小さく、それら組合せ
回路32,38,36,43における遅延を考慮する必
要が無いような場合などにおいてはこれら制御信号の最
大遅延時間を設定しなくとも良い。
【0045】また、この実施の形態1では、同期用フリ
ップフロップ24〜31の理想クロック信号条件10と
ともに、トライステートバッファ16,17の理想アサ
ート期間条件11、および、当該トライステートバッフ
ァ16,17の出力をラッチするデータラッチ用ハーフ
ラッチ20,21の理想アサート期間条件12を指定し
て変更処理を行なうようにしたが、この場合であっても
トライステートバッファ16,17やデータラッチ用ハ
ーフラッチ20,21の前後の組合せ回路の規模が小さ
い場合などにおいては適宜設定条件を削除してもかまわ
ない。
【0046】実施の形態2.図11はこの発明の実施の
形態2におけるトライステートバス前後の要部構成例を
示すブロック図である。図において、53はエッジセン
シティブのデータラッチ用フリップフロップである。こ
れ以外の構成は図3と同様であり同一の符号を付して説
明を省略する。そして、下記定義式9はこの発明の実施
の形態2において、トライステートバス15上のデータ
をラッチするデータラッチ用フリップフロップ53に用
いるエッジセンシティブラッチのHDL記述であり、定
義式10はライトイネーブル信号の理想アサート期間の
論理合成スクリプトである。
【0047】 always@(negedge WE) Y2<=D2; ・・・定義式9 create_write_enable −posedge ”CLK”\ −period350 −name ”WE”\ −waveform {”110” ”360”} −low_active\ −edge_trigger −sync ”OE” ・・・定義式10
【0048】そして、このようにデータラッチ用フリッ
プフロップ53をエッジトリガのフリップフロップで定
義したとしても、そのトリガタイミングをタイミング制
約情報9として指定することにより、この発明に係る論
理合成装置はそのエッジトリガのフリップフロップをト
ライステートバス(15)のデータをラッチするデータ
ラッチ用フリップフロップ53としつつタイミング回路
情報を生成し、論理合成を行なうことができる。
【0049】
【発明の効果】この発明によれば、標準回路情報の一部
あるいは全部のセルを変更してタイミング回路情報を生
成する際に、タイミング設計手段が順序回路の理想クロ
ック信号条件とともにトライステートバッファの理想ア
サート期間条件を満たすように変更処理を行なうので、
トライステートバスに関係する信号の相互タイミングを
最適化させることができ、トライステートバスを好適に
生成させることができる効果がある。
【0050】この発明によれば、タイミング設計機能
は、クロック信号が入力される順序回路、および、理想
アサート期間が設定されたトライステートバッファや順
序回路において標準回路情報を複数の標準分割回路に分
割し、各標準分割回路毎に理想クロック信号条件および
理想アサート期間条件を満たすように理想分割回路を生
成し、この複数の理想分割回路を組みあわせたものをタ
イミング回路情報とするので、各トライステートバッフ
ァのバス出力タイミングを指定し、且つ、そのラッチタ
イミングも指定することができ、これら複数のトライス
テートバッファの出力側に接続されるバスにおける出力
衝突を避けて安定した状態でデータをラッチすることが
できる効果がある。
【0051】この発明によれば、理想アサート期間が設
定されたトライステートバッファから、当該トライステ
ートバッファよりも信号経路上流側に配設されるととも
にクロック信号が入力される順序回路までの区間に相当
する理想分割回路は、所定の最大遅延時間条件を満たす
ように生成されるので、この理想分割回路の回路規模が
大きくともトライステートバッファのバス出力タイミン
グを特定することができ、複数のトライステートバッフ
ァの出力側に接続されるバスにおける出力衝突を避ける
ことができる効果がある。
【0052】この発明によれば、理想アサート期間が設
定された順序回路から、当該順序回路よりも信号経路上
流側に配設されるとともにクロック信号が入力される順
序回路までの区間に相当する理想分割回路は、所定の最
大遅延時間条件を満たすように生成されるので、この理
想分割回路の回路規模が大きくともトライステートバッ
ファの出力を順序回路でラッチするタイミングを特定す
ることができ、安定した状態のバスのデータをラッチす
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による論理合成装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による論理合成装置
において論理合成可能なトライステートバスを含む回路
の構成例を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるトライステー
トバス前後の要部構成例を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による定義式5およ
び定義式6における理想アサート期間を示すタイミング
チャートである。
【図5】 この発明の実施の形態1において定義式5お
よび定義式6により規定される回路区間を図示する説明
図である。
【図6】 この発明の実施の形態1による定義式7にお
ける最大遅延時間を示すタイミングチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態1において定義式7に
より規定される回路区間を図示する説明図である。
【図8】 この発明の実施の形態1による定義式8にお
ける最大遅延時間を示すタイミングチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態1において定義式8に
より規定される回路区間を図示する説明図である。
【図10】 この発明の実施の形態1による論理合成に
より構成することができるトライステートバスのバスタ
イミングを示すタイミングチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態2におけるトライス
テートバス前後の要部構成例を示すブロック図である。
【図12】 従来の論理合成装置の基本的な構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置(標準設計機能、タイミング設計機
能、出力機能、標準設計手段、タイミング設計手段、出
力手段)、2 メモリ(記憶手段)、8 仕様情報、1
0 理想クロック信号条件、11,12 理想アサート
期間条件、13,14 最大遅延時間条件、16,17
トライステートバッファ、20,21データラッチ用
ハーフラッチ(順序回路)、24,…,31 同期用フ
リップフロップ(順序回路)、32,36,38,43
組合せ回路(理想分割回路)。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセルを組み合わせてハードウェア
    記述言語で記述された仕様情報と論理的に整合がある標
    準回路情報を生成する標準設計機能と、 クロック信号が入力される順序回路の理想クロック信号
    条件、および、トライステートバッファの理想アサート
    期間条件を満たすように上記標準回路情報の一部あるい
    は全部のセルを変更してタイミング回路情報を生成する
    タイミング設計機能と、 上記タイミング回路情報を回路構成情報として出力する
    出力機能とを実現させるための論理合成プログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  2. 【請求項2】 タイミング設計機能は、クロック信号が
    入力される順序回路、および、理想アサート期間が設定
    されたトライステートバッファにおいて標準回路情報を
    複数の標準分割回路に分割し、各標準分割回路毎に理想
    クロック信号条件および理想アサート期間条件を満たす
    ように理想分割回路を生成し、この複数の理想分割回路
    を組みあわせたものをタイミング回路情報とすることを
    特徴とする請求項1記載の論理合成プログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  3. 【請求項3】 複数のセルを組み合わせてハードウェア
    記述言語で記述された仕様情報と論理的に整合がある標
    準回路情報を生成する標準設計機能と、 クロック信号が入力される順序回路の理想クロック信号
    条件、および、トライステートバッファ出力をラッチす
    る順序回路の理想アサート期間条件を満たすように上記
    標準回路情報の一部あるいは全部のセルを変更してタイ
    ミング回路情報を生成するタイミング設計機能と、 上記タイミング回路情報を回路構成情報として出力する
    出力機能とを実現させるための論理合成プログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  4. 【請求項4】 タイミング設計機能は、クロック信号が
    入力される順序回路、および、理想アサート期間が設定
    された順序回路において標準回路情報を複数の標準分割
    回路に分割し、各標準分割回路毎に理想クロック信号条
    件および理想アサート期間条件を満たすように理想分割
    回路を生成し、この複数の理想分割回路を組みあわせた
    ものをタイミング回路情報とすることを特徴とする請求
    項3記載の論理合成プログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
  5. 【請求項5】 複数のセルを組み合わせてハードウェア
    記述言語で記述された仕様情報と論理的に整合がある標
    準回路情報を生成する標準設計機能と、 クロック信号が入力される順序回路の理想クロック信号
    条件、トライステートバッファの理想アサート期間条
    件、および、当該トライステートバッファの出力をラッ
    チする順序回路の理想アサート期間条件を満たすように
    上記標準回路情報からタイミング回路情報を生成するタ
    イミング設計機能と、 上記タイミング回路情報を回路構成情報として出力する
    出力機能とを実現させるための論理合成プログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】 タイミング設計機能は、クロック信号が
    入力される順序回路、および、理想アサート期間が設定
    されたトライステートバッファや順序回路において標準
    回路情報を複数の標準分割回路に分割し、各標準分割回
    路毎に理想クロック信号条件および理想アサート期間条
    件を満たすように理想分割回路を生成し、この複数の理
    想分割回路を組みあわせたものをタイミング回路情報と
    することを特徴とする請求項5記載の論理合成プログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  7. 【請求項7】 理想アサート期間が設定されたトライス
    テートバッファから、当該トライステートバッファより
    も信号経路上流側に配設されるとともにクロック信号が
    入力される順序回路までの区間に相当する理想分割回路
    は、所定の最大遅延時間条件を満たすように生成される
    ことを特徴とする請求項1または請求項5記載の論理合
    成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  8. 【請求項8】 理想アサート期間が設定された順序回路
    から、当該順序回路よりも信号経路上流側に配設される
    とともにクロック信号が入力される順序回路までの区間
    に相当する理想分割回路は、所定の最大遅延時間条件を
    満たすように生成されることを特徴とする請求項1また
    は請求項3記載の論理合成プログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 セル情報、ハードウェア記述言語で記述
    された仕様情報、順序回路の理想クロック信号条件、な
    らびに、トライステートバッファおよび/または当該ト
    ライステートバッファの出力をラッチする順序回路の理
    想アサート期間条件を記憶する記憶手段と、 上記仕様情報およびセル情報を読み出し、複数のセルを
    組み合わせて当該仕様情報と論理的に整合がある標準回
    路情報を生成する標準設計手段と、 上記理想クロック信号条件および上記理想アサート期間
    条件を読み出し、これらの条件を満たすように上記標準
    回路情報の一部あるいは全部のセルを変更してタイミン
    グ回路情報を生成するタイミング設計手段と、 上記タイミング回路情報を回路構成情報として出力する
    出力手段とを備える論理合成装置。
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