JP2003029472A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2003029472A
JP2003029472A JP2001217577A JP2001217577A JP2003029472A JP 2003029472 A JP2003029472 A JP 2003029472A JP 2001217577 A JP2001217577 A JP 2001217577A JP 2001217577 A JP2001217577 A JP 2001217577A JP 2003029472 A JP2003029472 A JP 2003029472A
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JP2001217577A
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Tetsuya Yano
哲哉 矢野
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作が簡単な画像読取装置を提供する。 【解決手段】 原稿を載置するコンタクトガラス7と、
コンタクトガラス上の原稿を覆いつつ押さえる圧板21
とを備え、圧板21が前後の二方向から開閉可能であ
り、コンタクトガラス7には、圧板21の開閉方向に対
応して原稿の読取の基準位置を表示する第1及び第2ス
ケール9、11が設けられており、原稿が第1又は第2
スケール9、11に示された基準位置に合わせて載置さ
れる画像読取装置1において、コンタクトガラス上の原
稿のサイズを検知するAPSセンサ13、15、17、
19と、圧板21の開閉を検知する開閉検知センサ3
3、35とを備え、APSセンサは各基準位置に対応し
て設けられ、開閉検知センサ33、35が圧板21の開
閉を検知することにより、基準位置に対応した原稿サイ
ズ検知センサが動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に設けられ、原稿の
画像を読み取る画像読取装置に間する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像読取装置は、複写機、プリ
ンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に搭載されてお
り、原稿載置ガラス(原稿載置部)上に載置した原稿を
圧板によって押さえつけた後、原稿画像を読み取ってい
る。一般に、圧板は、画像読取装置の前方向からしか開
かないようになっているので、操作者は画像読取装置の
前面からしか圧板を開閉できず、画像読取装置の設置の
自由度が小さい。そこで、特開平5−204057号公
報では、画像形成装置の設置の自由度を増すために、画
像読取装置の前後左右の4方向から圧板を開閉可能にし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の技術で
は、画像読取装置の前後左右の4方向から圧板を開閉可
能にしていることにより、画像読取装置の設置の自由度
を増しているが、載置した原稿のサイズ(出力する用紙
のサイズ)を操作部等から入力しなければならないの
で、操作が複雑になってしまうという課題がある。
【0004】そこで、本発明は、操作が簡単な画像読取
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、原稿を載置する原稿載置部と、原稿載置部上の原稿
を覆いつつ押さえる圧板とを備え、圧板が前後左右のう
ち少なくとも二方向から開閉可能であり、原稿載置部に
は、圧板の開閉方向に対応して原稿の読取の基準位置を
表示する表示部が設けられており、原稿が表示部に示さ
れた基準位置に合わせて載置される画像読取装置におい
て、原稿載置部上の原稿のサイズを検知する原稿サイズ
検知センサと、圧板の開閉を検知する開閉検知センサと
を備え、原稿サイズ検知センサは各基準位置に対応して
設けられ、開閉検知センサが圧板の開閉を検知すること
により、基準位置に対応した原稿サイズ検知センサが動
作することを特徴とする。
【0006】この請求項1に記載の発明では、圧板を開
け、圧板の開方向に対応した表示部に示された基準位置
に合わせて原稿を載置した後に圧板を閉めると、この圧
板の開閉を検知した開閉検知センサにより、原稿が載置
された基準位置に対応する原稿サイズ検知センサが動作
する。そして、原稿サイズ検知センサが基準位置に載置
された原稿のサイズを検知した後、画像読取装置の読取
部が原稿サイズに応じた読取を行う。原稿を原稿載置台
の基準位置に載置するだけで、載置した原稿のサイズを
自動的に検知するので、原稿サイズや原稿画像に対応し
た画像を出力する用紙のサイズを操作部から入力する必
要がなく、操作が簡単である。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、原稿サイズ検知センサを移動させる移
動手段を備え、移動手段は圧板の開方向に対応した位置
に原稿サイズ検知センサを移動させることを特徴とす
る。
【0008】この請求項2に記載の発明では、請求項1
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、移動
手段が、原稿サイズ検知センサを圧板の開方向に対応し
た位置に移動させることにより、圧板の開方向に対応し
た位置にそれぞれ原稿サイズ検知センサを設置する必要
がないので、原稿サイズ検知センサの設置数を低減で
き、画像読取装置内の簡略化が図れる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、移動手段は、回転軸を中心に回転自在
な回転部材を備え、この回転部材には原稿サイズ検知セ
ンサが取り付けられており、原稿サイズ検知センサが、
回転部材の回転によって圧板の開方向に対応した位置に
移動させられることを特徴とする。
【0010】この請求項3に記載の発明では、請求項2
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、開閉
検知センサの検知により圧板の開方向を得ると、回転部
材が所定角度回転することにより、原稿サイズ検知セン
サを圧板の開方向に対応した位置に移動する。回転部材
を設ける簡単な構成であり、回転部材を回転するだけ
で、原稿サイズ検知センサを圧板の開方向に容易に移動
させることができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の発明において、圧板の開き方向に対
応した基準位置に原稿が載置されたか否かを検知する原
稿有無検知センサを備えることを特徴とする。
【0012】この請求項4に記載の発明では、請求項1
乃至3のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏す
るとともに、原稿有無検知センサが原稿載置部の基準位
置における原稿の有無を検知することにより、原稿を誤
って別の基準位置に載置した場合であっても、原稿が載
置された基準位置に対応する原稿サイズ検知センサが原
稿サイズを検知するので、原稿サイズの誤検知を防止で
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しなが
ら本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、第1
実施の形態に係る原稿載置台を示す平面図であり、図2
は、第1実施の形態に係る画像読取装置を示す側面図で
ある。
【0014】図1及び図2に示す画像読取装置1は、図
示しない複写機の上部に取り付けられており、原稿載置
台3と、原稿押さえ5とを備えている。画像読取装置1
は原稿載置台3に載置された原稿の画像を図示しないス
キャナ装置等によって読み取っており、画像読取装置1
が読み取った画像に基づいて複写機による画像形成が行
われる。
【0015】図1の下側は画像読取装置1の正面側であ
り、上部は画像読取装置1の背面側となっており、図2
の右側は画像読取装置1の正面側であり、左側は画像読
取装置1の背面側である。本実施の形態では、原稿押さ
え5は、画像読取装置1の正面側及び背面側の二方向に
開閉可能となっている。この原稿押さえ5は、原稿載置
台3の後述するコンタクトガラス7上の原稿を覆いつつ
押さえる原稿圧着板(圧板)21と、原稿台7に固定さ
れた取付部材23と、取付部材23に第1スプリング2
5を介して取り付けられた第1支持部材27と、第1支
持部材27に第2スプリング29を介して取り付けられ
た第2支持部材31とを備えている。
【0016】第1支持部材27の一端部は、原稿台3に
固定された取付部材23の支点23aに取り付けられて
おり、第1支持部材27は取付部材23の支点23aを
中心に回動可能になっている。また、第1支持部材27
の他端部には、原稿圧着板21を固定した第2支持部材
29の一端部が取り付けられた支点27aが設けられて
おり、第2支持部材29は支点27aを中心に回動可能
になっている。
【0017】図3に示すように、第1支持部材27が原
稿台3の上方に回動することによって、第2支持部材2
9を原稿圧着板21とともに持ち上げ、画像読取装置1
の正面側が開放されるようになっている。また、図4に
示すように、第2支持部材29が原稿台3の上方に回動
することによって、原稿圧着板21がコンタクトガラス
7から離れ、画像読取装置1の背面側が開放される。
【0018】原稿載置台3は、原稿が載置されるコンタ
クトガラス7と、コンタクトガラス7と、コンタクトガ
ラス7への原稿載置位置を示す第1及び第2スケール
(表示部)9、11と、コンタクトガラス7に載置され
た原稿サイズを検知する4つのAPSセンサ(原稿サイ
ズ検知センサ)13、15、17、19と、原稿押さえ
5の開閉を検知する開閉検知センサ33、35とを備え
ている。
【0019】本実施の形態では、画像読取装置1の正面
側から原稿を載置する場合(正面側からの操作をする場
合)には、図1に示すように、コンタクトガラス7の左
上角がスキャナによる読み取り基準位置(原稿を載置す
る基準位置)となり、正面側からの原稿セット位置を示
す第1スケール9が表示向きを下向きにして設置されて
いる。正面側からの操作をする場合には、原稿は第1ス
ケール9に示された位置にセットする。
【0020】また、画像読取装置1の背面側から原稿を
載置する場合(背面側からの操作をする場合)には、コ
ンタクトガラス7の右下角が読み取り基準位置となり、
背面側からの原稿セット位置を示す第2スケール11が
表示向きを上向きにして設置されている。背面側からの
操作をする場合には、原稿は第2スケール11に示され
た位置にセットする。尚、図1に示すコンタクトガラス
7上の二点鎖線は、画像読取装置1の正面側から原稿を
載置したときの各サイズの原稿の配置位置を示してい
る。
【0021】APSセンサ13はそれぞれ、原稿の有無
を検知する2つの検知素子13a、13bを有してい
る。同様にAPSセンサ15は検知素子15a、15b
を有し、APSセンサ17は検知素子17a、17bを
有しており、APSセンサ19は検知素子19a、19
bを有している。また、APSセンサ13、17は、画
像読取装置1の正面側から原稿を載置した場合に原稿の
サイズを検知し、APSセンサ15、19は、画像読取
装置1の背面側から原稿を載置した場合に、この原稿の
サイズを検知する。これらAPSセンサ13、17と、
APSセンサ15、19とは、コンタクトガラス7の中
心を軸に対象な位置に配置されている。
【0022】尚、原稿サイズは、APSセンサ13、1
7、或いはAPSセンサ15、19の各検知素子におけ
る原稿有無の検知の組み合わせによって検知する。例え
ば、画像読取装置1の正面側から原稿を載置した場合に
おいて、APSセンサ13の2つの検知素子13a、1
3bが原稿無しを検知し、APSセンサ17の検知素子
17aが原稿有りを検知し、検知素子17bが原稿無し
を検知した場合には、コンタクトガラス7に載置された
原稿のサイズは、B5縦であると検知する。
【0023】図2において、右側の開閉検知センサ33
は第1支持部材の開閉、即ち、原稿圧着板21の正面側
の開閉を検知しており、左側の開閉検知センサ35は第
2支持部材の開閉、即ち、原稿圧着板21の背面側の開
閉を検知している。本実施の形態では、開閉検知センサ
33、35から得られる最新の開情報(開信号)によ
り、原稿圧着板21の開方向を把握し、原稿圧着板21
が閉められたとき(原稿押さえ5が閉められたとき)、
或いはコピースタートボタンが押下されたときに、原稿
圧着板21の開方向に応じたAPSセンサ13、17又
はAPSセンサ15、19を動作させるようになってい
る。尚、図3及び図4においては、開閉検知センサ3
3、35の図示を省略している。
【0024】次に、上述した構成に基づき、本実施の形
態の作用を説明する。画像読取装置1の正面側から原稿
圧着板21を開け、第1スケール9に表示された基準位
置に合わせて原稿をコンタクトガラス7に載置(セッ
ト)した後、原稿圧着板21を閉める。このとき、開閉
検知センサ33が原稿圧着板21の正面側への開閉を検
知することにより、APSセンサ13、17が動作し、
コンタクトガラス7の原稿のサイズを検知する。同様
に、画像読取装置1の背面側から原稿圧着板21を開け
て、第2スケール11に表示された基準位置に合わせて
コンタクトガラス7に原稿をセットした場合には、原稿
圧着板21の背面側への開閉を検知した開閉検知センサ
35により、APSセンサ15、19が動作し、コンタ
クトガラス7bの原稿のサイズを検知する。
【0025】このように、複数の方向から原稿押さえ5
が開閉可能な画像読取装置1であっても、原稿押さえ5
の開閉方向に対応したAPSセンサ13、15、17、
19がコンタクトガラス7上に載置した原稿のサイズを
自動的に検知するので、原稿サイズや原稿画像に対応し
た画像を出力する用紙のサイズを入力する必要がないの
で、操作が簡単である。
【0026】次に、他の実施の形態を説明するが、その
説明にあたり、上述した部分と同様な部分には、同一の
符号を付することにより、その説明を省略する。
【0027】図5は、第2実施の形態に係る原稿載置台
を示す平面図である。第2実施の形態では、図5に示す
ように、APSセンサ13が支点40aを中心に回動可
能な回動部材(移動手段)40に一体に設けられ、AP
Sセンサ17が支点41aを中心に回動可能な回動部材
(移動手段)41に一体に設けられていることが第1実
施の形態と異なる。尚、図5において、コンタクトガラ
ス7上の一点鎖線は、画像読取装置1の背面側から原稿
を載置したときの各サイズの原稿の配置位置を示してい
る。
【0028】第2実施の形態では、回動部材40、41
は、図示しないモータ等の駆動を受けて、図中破線の位
置と実線の位置との間を回動可能になっている。開閉検
知センサ33、35によって検知された原稿圧着板21
の最新の開方向が正面側であった場合には、回動部材4
0、41が支点40a、41aを中心とした回動によ
り、図5の破線の位置に移動し、原稿圧着板21の最新
の開方向が背面側であった場合には、回動部材40、4
1が図5の実線の位置に移動するようになっている。
【0029】画像読取装置1の正面側から操作を行う場
合には、回動部材40、41はAPSセンサ13、17
とともに破線の位置にあり、コンタクトガラス7の左上
側に載置された原稿(正面側の基準位置に載置された原
稿)のサイズを検知する。このとき、APSセンサ13
は原稿の幅方向の端部を検知しており、APSセンサ1
7は正面側の基準位置に載置された原稿の長さ方向の端
部を検知している。
【0030】また、画像読取装置1の背面側から操作を
行う場合においては、回動部材40、41が破線の位置
から実線の位置に向けて移動する。即ち、正面側の基準
位置に載置された原稿の幅方向の端部を検知していたA
PSセンサ13が、実線の位置に移動することによっ
て、コンタクトガラス7の右下側に載置された原稿(背
面側の基準位置に載置された原稿)の長さ方向の端部を
検知し、正面側の基準位置に載置された原稿の長さ方向
を検知していたAPSセンサ17が、実線の位置に移動
して背面側の基準位置に載置された原稿の幅方向の端部
を検知する。
【0031】回動部材40、41がAPSセンサ13、
17を、原稿圧着板21の開方向に対応した位置に移動
させることにより、開方向に対応した位置にそれぞれA
PSセンサを設置する必要がないので、APSセンサの
設置数を低減でき、画像読取装置1内の簡略化が図れ
る。
【0032】図6は、第3実施の形態に係る原稿載置台
を示す平面図である。第3実施の形態では、図6に示す
ように、APSセンサ13、17がコンタクトガラス7
の中心にある回転軸43aを中心に回転可能な円盤台
(移動手段)43に取り付けられており、正面側の基準
位置に載置された原稿の有無を検知する原稿有無検知セ
ンサ47がコンタクトガラス7の左上に設けられている
ことが第1実施の形態と異なる。
【0033】第3実施の形態では、円盤台43は、図示
しないモータ等の駆動を受けて、回転軸43aを中心に
回転するようになっている。開閉検知センサ33、35
によって検知された原稿圧着板21の最新の開方向が正
面側であった場合には、APSセンサ13、17が図中
実線の位置にあり、原稿圧着板21の開方向が背面側で
あった場合には、円盤台43が180°回転することに
より、APSセンサ13、17をそれぞれ破線の位置に
移動させる。
【0034】このように、円盤台を180°回転させ
て、APSセンサ13、17を実線の位置及び破線の位
置に移動させることによって、実線及び破線の位置にあ
るAPSセンサ13は、正面側及び背面側の基準位置に
載置された原稿の幅方向の端部を検知し、同様に実線及
び破線の位置にあるAPSセンサ13は、正面側及び背
面側の基準位置に載置された原稿の長さ方向の端部を検
知する。
【0035】即ち、各APSセンサ13、15を実線の
位置及び破線の位置のいずれに移動させても、これらA
PSセンサ13、15は原稿の幅方向又は長さ方向の端
部のみを検知すれば良いので制御が容易になる。また、
原稿の幅方向又は長さ方向に対して、3つ、4つ等複数
のAPSセンサを使用した場合、そのまま円盤台43を
回転すれば良いので、これらAPSセンサの移動が複雑
化せず容易である。
【0036】次に、図7のフローチャートに基づいて第
3実施の形態の作用を説明する。原稿圧着板21が開け
られ(ステップS1)、原稿圧着板21の開方向(画像
読取装置1の操作方向)が正面側であった場合には(ス
テップS2)、前回の読取の際の原稿の基準位置が正面
側か背面側かを判断し(ステップS3)、背面側であっ
た場合には、円盤台43を回転して破線の位置にあるA
PSセンサ13、17を実線の位置に移動させ(ステッ
プS4)、正面側であった場合にはステップS5に進
む。
【0037】そして、原稿圧着板21が閉じられた後
(ステップS5)、原稿有無検知センサ47が正面側の
基準位置の原稿有りを検知した場合には(ステップS
6)、実線の位置にあるAPSセンサ13、17による
原稿のサイズの検知を行う(ステップS7)。また、ス
テップS6において原稿無しを検知した場合には、後述
するステップS10に進む。
【0038】一方、原稿圧着板21の開方向が背面側で
あった場合には(ステップS2)、前回の読取の際の原
稿の基準位置が正面側か背面側かを判断し(ステップS
9)、正面側であった場合には、実線の位置にあるAP
Sセンサ13、17を破線の位置に移動させ(ステップ
S10)、背面側であった場合にはステップS11に進
む。
【0039】そして、原稿圧着板21が閉じられた後
(ステップS11)、原稿有無検知センサ47が正面側
の基準位置の原稿有りを検知した場合には(ステップS
12)、ステップS4に戻った後、同様な動作を行い、
原稿無しを検知した場合には(ステップS12)、破線
の位置にあるAPSセンサ13、17による原稿のサイ
ズの検知を行う。
【0040】このように、原稿有無検知センサ47が正
面側の基準位置における原稿の有無を検知することによ
り、原稿を誤って別の基準位置に載置した場合、即ち、
正面側(背面側)から原稿圧着板21を開けたのにもか
かわらず背面側(正面側)の基準位置に原稿を載置した
場合であっても、原稿が載置された基準位置に対応する
APSセンサ13、17が原稿サイズを検知するので、
原稿サイズの誤検知を防止できる。
【0041】図8は、第4実施の形態にかかる原稿読取
装置を示す斜視図である。第4実施の形態では、原稿読
取装置1の圧板300は、矢印Aに示す画像読取装置1
の前面側、矢印Bに示す左側、矢印Cに示す背面側、矢
印Dに示す右側の4方向から開閉可能である。この圧板
300はコンタクトガラス7の4辺の外側を覆う圧板第
1部材301及びコンタクトガラス面を覆う圧板第2部
材302の2つの部材から構成される。第1部材301
は、第1ヒンジ部310によって原稿読取装置本体20
0に取り付けられている。第1ヒンジ部310は、支持
板310a、軸311、312を有する。第1部材30
1は、その突起部301aで軸311を介して支持板3
10aに回動可能に連結され、その支持板320aの一
側部は上記軸311と直行する向きの軸312を介して
回動可能に画像読取装置本体200に連結されている。
【0042】一方、第2部材302は、第1ヒンジ部3
10と対角の位置関係に配置される第2のヒンジ部32
0によって、第1301に取り付けられている。台ヒン
ジ部320は、支持板320a、軸321、322を有
する。第2部材302は、その突起部302aで軸32
1を介して支持板320aに回動可能に連結され、その
支持板320aの一側部は上記軸321と直行する向き
の軸322を介して回動可能に第1部材301に結合さ
れる。
【0043】また、画像読取装置本体200には、軸3
31と332とが固定されている。その位置関係は、第
1部材301が閉まった状態において、軸331は第1
ヒンジ部310の軸311と同一直線上になるように設
けられている。そしてこれらの軸331と軸332に対
応して、第1部材301には第1の回動支持部301b
及び第2の回動支持部材301cが設けられている。第
1及び第2の回動支持部301b、301cには、軸3
31、332に係合して回動可能となるようU字溝が形
成されている。
【0044】更に、第1部材301には、軸341と軸
342が固定されている。その位置関係は、第2部材部
材302が閉まった状態において、軸341は第2ヒン
ジ部320の軸321と同一直線上になるように設けら
れ、軸342は第2ヒンジ部の軸322と同一直線上に
なるように設けられている。そして、これらの軸34
1、342に対応して、第2部材302には、軸34
1、342に係合して回動可能になるよう形成されたU
字溝を有する第3の回動支持部302b及び第4の回動
支持部302cが設けられている。
【0045】第3及び第4の回動支持部302b、30
2cには、341、342に係合して回動可能になるよ
うにU字溝が形成されている。尚、第2部材302の第
2のヒンジ部320と対角位置の裏面には、マグネット
350が貼着されており、それに向かい合って第1部材
301には、図示しない磁性体が貼着されている。ま
た、図示しないが、第1部材301及び第2部材302
の開閉を検知する開閉検知センサが画像読取装置本体2
00に取り付けられている。
【0046】操作者が第1部材301の把持部301d
を持ち上げることによって、第1部材301は第1ヒン
ジ部310の軸311を中心として、第2部材302と
ともに回動する。このとき、同時に第1部材301の回
動支持部301bのU字溝は、画像読取装置本体200
に係合して回動するので、第1部材301は、矢印Aで
示す画像読取装置1の前面方向に開く。
【0047】操作者が第2部材302の把持部307d
を持ち上げることによって、磁石350と磁性体との付
着が解除されるとともに、第2部材302は、第2ヒン
ジ部の軸321を中心として回動する。このとき、同時
に第2部材の回動支持部302dbのU字溝は第1部材
に固定された軸341に係合して回動し、第2部材30
2は矢印Cで示す画像読取装置1の背面方向に開く。
【0048】操作者が、第2部材の把持部302eを持
ち上げることによって、磁石350と磁性体との付着が
解除されるとともに、第2部材302は、第2ヒンジ部
320の軸322を中心として回動する。このとき、同
時に、第2部材支持部302cのU字溝は、第1部材3
01に固定された軸342に係合して回動し、第2部材
302は矢印Bで示す画像読取装置1の左側に開く。
【0049】また、操作者が、第1部材301の把持部
301eを持ち上げることによって、第1部材301は
第1ヒンジ部310の軸312を中心として回動する。
このとき、同時に第1部材301の回動支持部301c
のU字溝は、画像読取装置本体200に固定された軸3
32に係合して回動し、第1部材301は矢印Dで示す
画像読取装置1の右側に開く。
【0050】本実施の形態では、矢印A又は矢印D方向
に第1部材301が開けたときには、図1に示す第1ス
ケール9に表示された原稿の基準位置に合わせて原稿を
コンタクトガラス7上に載置し、矢印B方向又は矢印C
方向に第2部材301を開けたには、第2スケール11
に合わせて原稿をコンタクトガラス7上に載置する。
【0051】そして、開閉検知センサによる開情報が、
矢印A又はD方向であった場合には、APSセンサ1
3、17が作動し、矢印B又はC方向であった場合に
は、APSセンサ15、19が作動する。このように、
圧板300が前後左右の4方向から開閉可能な画像読取
装置1であっても、第1実施の形態と同様な効果を奏す
る。
【0052】本発明は、上述した実施の形態に限定され
ず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形
が可能である。
【0053】第3実施の形態において、円盤台43によ
ってAPSセンサ13、17を移動させたが、例えば、
回転軸43aを中心に回転可能な棒部材にAPSセンサ
13、17を取り付けても良く、回転軸43aを中心に
回転できるようになっていれば、特に限定しない。
【0054】また、第3実施の形態では、コンタクトガ
ラス7の左上に原稿有無検知センサ47を設けたが、コ
ンタクトガラス7の右下に原稿有無検知センサを追加
し、これら2つの原稿有無検知センサ47によって、正
面側又は背面側の基準位置にある原稿の有無を検知する
ようにしても良い。
【0055】本発明の画像読取装置1は複写機に適用し
たが、これに限定されず、複写機の他に、プリンタ、フ
ァクシミリ、或いはこれらの複合機等の画像形成装置に
適用しても同様な作用効果を得る。
【0056】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、原稿を原稿
載置台の基準位置に載置するだけで、載置した原稿のサ
イズを自動的に検知するので、原稿サイズや原稿画像に
対応した画像を出力する用紙のサイズを操作部から入力
する必要がなく、操作が簡単である。
【0057】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、移動手段を設
けることにより、圧板の開方向に対応した位置にそれぞ
れ原稿サイズ検知センサを設置する必要がないので、原
稿サイズ検知センサの設置数を低減でき、画像読取装置
内の簡略化が図れる。
【0058】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明と同様な効果を奏するとともに、回転部材を設け
る簡単な構成であり、回転部材を回転するだけで、原稿
サイズ検知センサを圧板の開方向に容易に移動させるこ
とができる。
【0059】請求項4に記載の発明では、請求項1乃至
3のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するととも
に、原稿有無検知センサを設けることにより、原稿を誤
って別の基準位置に載置した場合であっても、原稿が載
置された基準位置に対応する原稿サイズ検知センサが原
稿サイズを検知するので、原稿サイズの誤検知を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態に係る原稿載置台を示す平面図
である。
【図2】第1実施の形態に係る画像読取装置を示す側面
図である。
【図3】図2の画像読取装置の正面側から原稿押さえを
開けた状態を示す側面図である。
【図4】図2の画像読取装置の背面側から原稿押さえを
開けた状態を示す側面図である。
【図5】第2実施の形態に係る原稿載置台を示す平面図
である。
【図6】第3実施の形態に係る原稿載置台を示す平面図
である。
【図7】第3実施の形態に係る画像読取装置の動作の流
れを示すフローチャートである。
【図8】第4実施の形態に係る画像読取装置を示す斜視
図である。
【符号の説明】 1 画像読取装置 7 コンタクトガラス(原稿載置部) 9 第1スケール(表示部) 11 第2スケール(表示部) 21、300 原稿圧着板(圧板) 13、15、17、19 APSセンサ(原稿サイズ検
知センサ) 33、35 開閉検知センサ 40、41 回動部材(移動手段) 43 円盤台(回転部材) 43a 回転軸 47 原稿有無検知センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/107 Fターム(参考) 2H012 CA01 CA07 CA08 CB01 CB12 CB22 2H076 BA03 BA07 BA08 BB04 BB05 BB10 5C062 AA02 AA05 AB00 AB23 AC67 AD02 AD06 BA04 5C072 AA01 BA02 BA03 LA02 LA08 XA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置する原稿載置部と、原稿載置
    部上の原稿を覆いつつ押さえる圧板とを備え、圧板が前
    後左右のうち少なくとも二方向から開閉可能であり、原
    稿載置部には、圧板の開閉方向に対応して原稿の読取の
    基準位置を表示する表示部が設けられており、原稿が表
    示部に示された基準位置に合わせて載置される画像読取
    装置において、 原稿載置部上の原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知
    センサと、圧板の開閉を検知する開閉検知センサとを備
    え、原稿サイズ検知センサは各基準位置に対応して設け
    られ、開閉検知センサが圧板の開閉を検知することによ
    り、基準位置に対応した原稿サイズ検知センサが動作す
    ることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 原稿サイズ検知センサを移動させる移動
    手段を備え、移動手段は圧板の開方向に対応した位置に
    原稿サイズ検知センサを移動させることを特徴とする請
    求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 移動手段は、回転軸を中心に回転自在な
    回転部材を備え、この回転部材には原稿サイズ検知セン
    サが取り付けられており、原稿サイズ検知センサが、回
    転部材の回転によって圧板の開方向に対応した位置に移
    動させられることを特徴とする請求項2に記載の画像読
    取装置。
  4. 【請求項4】 圧板の開き方向に対応した基準位置に原
    稿が載置されたか否かを検知する原稿有無検知センサを
    備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
    載の画像読取装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012044440A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Nec Access Technica Ltd 画像処理装置および原稿の画像処理方法
CN105991872A (zh) * 2015-03-18 2016-10-05 富士施乐株式会社 纸张接收装置、图像读取装置以及图像形成设备

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JP2012044440A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Nec Access Technica Ltd 画像処理装置および原稿の画像処理方法
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CN105991872B (zh) * 2015-03-18 2019-05-31 富士施乐株式会社 纸张接收装置、图像读取装置以及图像形成设备

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