JP2003029392A - 描画用データの作成方法および描画方法 - Google Patents

描画用データの作成方法および描画方法

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JP2003029392A
JP2003029392A JP2001210668A JP2001210668A JP2003029392A JP 2003029392 A JP2003029392 A JP 2003029392A JP 2001210668 A JP2001210668 A JP 2001210668A JP 2001210668 A JP2001210668 A JP 2001210668A JP 2003029392 A JP2003029392 A JP 2003029392A
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cell
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pattern
cells
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Masataka Yamaji
山地  正高
Yasuo Jinbo
安男 神保
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 描画用のパターンデータのデータ量の増大化
にも対応できる、描画方法とそのための描画用データの
作成方法を提供する。 【解決手段】 描画用の第1のパターンデータに対し、
所定の評価を行ない、独立の描画データとして扱う方
が、描画処理に対してデータ量的に有利であるセルを抽
出するセル評価処理と、セル評価処理の結果に基づき、
元の描画用の第1のパターンデータから、その階層にお
いて、抽出された全てのセル部を除去した階層構造のG
DSIIデータからなる第2のパターンデータと、第2
のパターンデータとは別に、独立して、前記セル評価処
理により抽出された全てのセルにそれぞれ対応した、G
DSIIデータからなるパターンデータと、前記各パタ
ーンデータに対応した、面付け情報データとからなる、
描画用データを構築する描画データ構築処理とを、行な
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォトマスク作製
のための描画用データの作成方法および描画方法に関
し、特に、階層構造を有するGDSIIデータからなる
描画用のパターンデータとした場合に、フォトマスク作
製のための描画を行なう際のデータ量を実質的に減らす
ためのデータ処理方法と、フォトマスク作製のための描
画を行なう際のデータ量を実質的に減らした描画方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子(チップ)の高密度化
は激しく、0. 35μm設計ルールの64MDRAMの
量産もすでに行なわれ、0.25μm設計ルールの25
6MDRAMの時代へと移ろうとしている。そして、最
近では、コスト低減を目指したチップ縮小が著しく、6
4MDRAMを0.25設計ルールまで微細化して、あ
るいは、256MDRAMを0.18設計ルールまで微
細化してチップ縮小化を行っている。0.18μm設計
ルールは開発完了し、0.15μmから0. 13μm設
計ルールへの切り換えが行われている。このため、ウエ
ハへの露光を行うためのマスタマスクを作成するため
の、あるいは、ウエハへ直接縮小投影するためのレチク
ルについても、ますますその精度が求められるようにな
ってきた。
【0003】このような中、多くのアプリケーションに
すばやく、しかも柔軟に対応できるセミカスタムLSI
であるロジックLSIは、数十万〜数百万ゲートに達す
るようになってきた。このようなロジックLSIを作製
するための、ウエーハへの回路パターン転写用のレチク
ル(フォトマスクとも言う)を、作製するためのパター
ン描画においては、描画用のデータ量が大きくなってき
た。特に、最近では、作製するパターンサイズの微細化
は著しく、ウエーハに転写する際の、露光光の回折に起
因する潜像の歪みが無視できなくなり、設計データに対
し、OPC(Optical Proximity C
orrect)補正処理が必要となることもあるが、数
百万ゲートに達するようなロジックLSIの場合、OP
C処理が施されたパタンデータのデータ量は、一段と大
きく、現状の描画装置では描画できず問題となってい
た。従来は、セル階層構造を持つGDSIIデータ(ス
トリームフォーマットデータとも言う)のソースデータ
に対して、OPC補正処理を施し、得られたGDSII
データを直接描画装置にそのまま入れて使用するもの
が、一般的であった。
【0004】尚、描画用のパターンデータのデータ量増
大化に対応する方法として、設計の階層情報を用いて、
マスクパターンデータを分割し、効率的に配置する手法
も、行われているが、OPC後のデータにおいては、O
PCを発生させるツールによって、階層構造が崩されて
しまうため、設計の階層情報をそのまま利用できない、
と言う問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ますま
すフォトマスクのパターンの微細化が進み、描画用のパ
ターンデータのデータ量が増大化する中、特に、500
万ゲートレベルのロジックLSI作製用等の、GDSI
IデータからなるソースデータにOPC補正(Opti
cal Proximity Correction)
処理が施された、GDSIIデータからなる、データ量
が極端に大きい描画用のパターンデータが、従来の描画
方法では描画できず、この対応が求められていた。本発
明は、これに対応するもので、描画用のパターンデータ
のデータ量の増大化にも対応できる、描画方法とそのた
めの描画用データの作成方法を提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の描画用データの
作成方法は、セル階層構造を有するGDSIIデータ
(ストリームフォーマットデータ)からなる描画用のパ
ターンデータに対して、フォトマスク作製のための描画
を行なう際のデータ量を実質的に減らすためのデータ処
理方法であって、描画用の第1のパターンデータに対
し、所定の評価を行ない、独立の描画データとして扱う
方が、描画処理に対してデータ量的に有利であるセルを
抽出するセル評価処理と、セル評価処理の結果に基づ
き、元の描画用の第1のパターンデータから、その階層
において、抽出された全てのセル部を除去した階層構造
のGDSIIデータからなる第2のパターンデータと、
第2のパターンデータとは別に、独立して、前記セル評
価処理により抽出された全てのセルにそれぞれ対応し
た、GDSIIデータからなるパターンデータと、前記
各パターンデータに対応した、面付け情報データとから
なる、描画用データを構築する描画データ構築処理と
を、行なうことを特徴とするものである。そして、上記
において、セル評価処理における所定の評価は、対象と
するパタンデータのトップセルCtを全て図形データに
展開した場合の図形数をF0、各セルCiを全て図形デ
ータに展開した場合の図形数をFi、各セルCiのトッ
プセルCtにおけるのべ配置数をNiとした場合、各セ
ルの評価関数Efiを下記式にて表し、 Efi=[Σ(Fi×Ni)]/[Σ(Fi×Ni)−
Fi×Ni+Fi] 評価関数Efiの値が大きいセルほど、独立の描画デー
タとして扱う方が、描画処理に対してデータ量的に有利
であると判断するものであることを特徴とするものであ
り、評価関数Efiの値が1番大きいセルを、独立の描
画データとして扱う方が、描画処理に対してデータ量的
に有利であるセルとして抽出するセル抽出処理を行なう
もので、第1のパターンデータに対し、次いで、第1の
パターンデータの階層構造から、順次抽出されたセルを
除去しながら、抽出されたセルを除去した階層構造のパ
ターンデータについて、前記セル抽出処理を繰り返し行
なうことを特徴とするものである。そしてまた、上記に
おいて、第1のパターンデータが、階層構造を有するG
DSIIデータ(ストリームフォーマットデータ)から
なるソースデータにOPC補正(Optical Pr
oximity Correction)処理が施され
た、GDSIIデータからなる描画用のパターンデー
タ、あるいは該パターンデータに対して、サイジング等
の前処理を施した描画用のパターンデータであることを
特徴とするものである。
【0007】本発明の描画方法は、階層構造を有するG
DSIIデータ(ストリームフォーマットデータ)から
なるソースデータにOPC補正(Optical Pr
oximity Correction)処理が施され
た、GDSIIデータからなる描画用のマスクパターン
データに対応した、フォトマスク作製のためのパターン
描画を行なう、描画方法であって、上記本発明の描画用
データを用いて、それぞれ各パターンデータについて、
それぞれの面付け情報に基づき描画を行なうことを特徴
とするものである。
【0008】
【作用】本発明の描画用データの作成方法は、このよう
な構成にすることにより、描画用のパターンデータのデ
ータ量の増大化にも対応でき、従来の描画装置にて描画
を行なうことができる描画用データの作成方法の提供を
可能としている。これにより、描画装置において扱う、
描画用のパターンデータのデータ量を大幅に削減でき
る。これに伴ない、描画用のパターンデータへの変換時
間を大幅に短縮できる。また、設計の階層情報に関係な
く、OPC補正処理後のパターンデータにおいても、階
層構造を保ったまま変換できる。具体的には、描画用の
第1のパターンデータに対し、所定の評価を行ない、独
立の描画データとして扱う方が、描画処理に対してデー
タ量的に有利であるセルを抽出するセル評価処理と、セ
ル評価処理の結果に基づき、元の描画用の第1のパター
ンデータから、その階層において、抽出された全てのセ
ル部を除去した階層構造のGDSIIデータからなる第
2のパターンデータと、第2のパターンデータとは別
に、独立して、前記セル評価処理により抽出された全て
のセルにそれぞれ対応した、GDSIIデータからなる
パターンデータと、前記各パターンデータに対応した、
面付け情報データとからなる、描画用データを構築する
描画データ構築処理とを、行なうことにより、これを達
成している。尚、描画に際しては、GDSIIデータか
らなる第2のパターンデータと、第2のパターンデータ
とは別に、独立して、前記セル評価処理により抽出され
た全てのセルにそれぞれ対応した、GDSIIデータか
らなるパターンデータとを、それぞれ、独立に階層のな
い、図形データのみからなるパターンデータとして用い
る。
【0009】また、評価処理における所定の評価が、対
象のパタンデータのトップセルCtを全て図形データに
展開した場合の図形数をF0、各セルCiを全て図形デ
ータに展開した場合の図形数をFi、各セルCiのトッ
プセルCtにおけるのべ配置数をNiとした場合、その
評価関数Efiを下記式にて表し、 Efi=[Σ(Fi×Ni)]/[Σ(Fi×Ni)−
Fi×Ni+Fi] 評価関数Efiの値が大きいセルほど、独立の描画デー
タとして扱う方が、描画処理に対してデータ量的に有利
であると判断するものであることにより、更に、評価関
数Efiの値が1番大きいセルを、独立の描画データと
して扱う方が、描画処理に対してデータ量的に有利であ
るセルとして抽出するセル抽出処理を行なうもので、第
1のパターンデータに対し、次いで、第1のパターンデ
ータの階層構造から、順次抽出されたセルを除去しなが
ら、抽出されたセルを除去した階層構造のパターンデー
タについて、前記セル抽出処理を繰り返し行なうことに
より、データ量の圧縮効率を、確実に上げることができ
るものとしている。
【0010】特に、第1のパターンデータが、階層構造
を有するGDSIIデータ(ストリームフォーマットデ
ータ)からなるソースデータにOPC補正(Optic
alProximity Correction)処理
が施された、GDSIIデータからなる描画用のパター
ンデータ、あるいは該パターンデータに対して、サイジ
ング等の前処理を施した描画用のパターンデータである
場合には、有効である。
【0011】本発明の描画方法は、このような構成にす
ることにより、描画用のパターンデータのデータ量の増
大化にも対応でき、従来の描画装置にて描画を行なうこ
とができる描画方法の提供を可能としている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態例を、図に基
づいて説明する。図1は本発明の描画用データの作成方
法の実施の形態例の処理フローを示した図で、図2はセ
ル階層構造とOPC補正処理に伴なうセル階層構造の変
化を説明するための図、図3はセル評価を説明するため
の図、図4はパタンデータにおける階層構造と、再構築
された描画データを説明するための図である。図1中、
S11〜S51は処理ステップを示す。図1中、100
はソースパターンデータ、110はOPC付きパターン
データ、120は前処理後のパターンデータ、131は
パターンデータ(第2のパターンデータ)、132は
(セルC1の)パターンデータ、132は(セルC2
の)のパターンデータ、134は(セルC3の)パター
ンデータ、135は面付け情報データ、131A〜13
4Aはパターンデータ、135Aは面付け情報データで
ある。
【0013】本発明の描画用データの作成方法の実施の
形態の1例を、図1に基づいて説明する。本例は、セル
階層構造を有するGDSIIデータ(ストリームフォー
マットデータ)からなるソースデータ100にOPC補
正(Optical Proximity Corre
ction)処理が施された、GDSIIデータからな
る描画用のパターンデータ110(これを第1のパター
ンデータとも言う)に対し、フォトマスク作製のための
描画を行なう際のデータ量を実質的に減らすためのデー
タ処理方法である。先ず、ソースデータ100(S1
1)にOPC補正処理(S12)が施された、GDSI
Iデータからなる描画用のパターンデータ110(S1
2)に含まれる階層を構成するセル毎に、最上位のセル
(トップセル)内における、各セル内の図形数、各セル
の配置数を把握し、これより、セル毎に所定の評価を行
ない、独立の描画データとして扱う方が、描画処理に対
してデータ量的に有利であるセルを抽出するセル評価処
理を行なう。(S40) 尚、ソースパターンデータ100にOPC補正処理が施
された場合、通常、OPC補正処理後の、OPC付きパ
ターンデータ110は、元のソースパターンデータ11
0とはセル階層構造が異なる。
【0014】ここで、セル階層構造とOPC補正処理に
よるセル階層構造の変化について、簡単に、説明してお
く。例えば、図4(a)のように、TOPセル、セル
D、セルE、セルF、セルAの配置が表示される場合、
一般に、階層構造は、図4(b)のように示され、図4
(c)のように、配置の位置座標が表される。各セル
は、セルあるいは図形を含むものである。そして、例え
ば、ソースデータが図2(a)に示すような階層構造で
ある場合、即ち、セルT(トップセル)が、セルP、セ
ルQから成る場合、これにOPC補正処理を施すと、図
2(b)に示すように、セルT(トップセル)が、セル
P、セルP1、セルP2、セルQ、セルQ1とから成る
ようにセル数が増えるのが一般的である。これは、セル
P、セルQが配置等により、補正のされ方が異なるため
である。OPC補正処理も階層管理下で行われるため、
OPC補正処理後も階層構造を持つ。
【0015】ここでは、OPC補正処理後のパターンデ
ータ110の階層のセル名をC1、C2、C3、C4、
・・・・とし、各セルCiについて、先ず、セル毎に全
て図形に展開した場合の展開図形数Fiと、各セルCi
のトップセルCtにおけるのべ配置数をNi(セルの面
付け数とも言う)を把握し、これから、セル毎に、それ
ぞれのセルに対応する最上位のセル(トップセル)内に
おいて、各セルを図形に展開した場合の図形数、セル展
開図形数Fi×Niを求めておく。これらはパターンデ
ータ110の階層構造データと図形データから得ること
ができる。次いで、下記式にて表される評価関数Efi
を各セル毎に求めておく。例えば、各セルと展開図形数
Fi,のべ配置数をNi、セル展開図形数Fi×Ni、
評価関数Efiは、例えば、図3のように関連付けて表
される。 Efi=[Σ(Fi×Ni)]/[Σ(Fi×Ni)−
Fi×Ni+Fi] ここで、評価関数Efiの値が1番大きいセルを抽出す
る。例えば、セルC1が1番大きい場合、セルC1を、
独立の描画データとして扱う方が、描画処理に対してデ
ータ量的に有利であるセルと判断する。
【0016】次いで、パターンデータ110の階層構造
からセルC1を除いた階層構造のパターンデータについ
て、同様に、 評価関数Efiの値が1番大きいセルを
抽出する処理を行なう。尚、セルを階層構造から除去す
るということは、階層構造のそのセルにつながるそれ以
下の下位のセル、図形を除去することを意味する。パタ
ーンデータが図4(b)のような階層構造である場合、
これからセルAを除去した階層構造は図4(d)(イ)
のようになる。こんどの場合、セルC2が1番大きいな
らば、セルC2を、独立の描画データとして扱う方が、
描画の際にデータ量的に有利であるセルと判断する。こ
のようにして、順次、同様の処理を行なうことにより、
独立の描画データとして扱う方が、描画処理に対してデ
ータ量的に有利であるセルを抽出していく。このように
して、セルC1、セルC2、セルC3が抽出されたとす
る。通常は、各セルを抽出する際の評価関数Efiが予
め決めた所定以上である場合まで繰り返すが、これに限
定はされない。繰り返す回数を決めても良い。
【0017】次いで、描画用のパターンデータを再構築
する。(S50) ここでは、元の描画用の第1のパターンデータ110か
ら、その階層構造において、抽出された全てのセルを全
て除去した階層構造のGDSIIデータからなる第2の
パターンデータ131と、第2のパターンデータ131
とは別に、独立して、先に述べたセル評価処理により抽
出された全てのセルにそれぞれ対応した、GDSIIデ
ータからなるセルC1に対応するパターンデータ13
2、セルC2に対応するパターンデータ133、セルC
3に対応するパターンデータ134と、これらの各パタ
ーンデータに対応した、面付け情報データ135とを準
備する。(S51) この段階で、処理を止めても良いが、場合によっては、
第2のパターンデータ131と、パターンデータ13
2、133、134から、それぞれ、フラットの状態
(階層のない図形だけのデータ)に図形展開したパター
ンデータ131A、132A、133A、134Aと、
これらの面付け情報データ135Aを準備しておく。
【0018】本例では、評価関数をこのように設定した
が、他の適当な関数を用いても良い。
【0019】本発明の描画用データの作成方法の実施の
形態の別の例を、図1に基づいて簡単に、説明する。本
例は、階層構造を有するGDSIIデータ(ストリーム
フォーマットデータ)からなるソースデータ100にO
PC補正(Optical Proximity Co
rrection)処理が施された、GDSIIデータ
からなる描画用のパターンデータ110に対し、更に、
プロセス処理等を考慮し、サイジング処理S31を施す
ものである。通常、サイジング処理S31を行った後、
オーバーラップの除去を行なう。(S32) また、通常、サイジング処理、オーバーラップの除去を
併せて前処理(S30)とも言う。各処理は、階層構造
を持った状態で行なわれ、前処理S30により得られた
前処理後のパターンデータ120(これを第1のパタン
データとも言う)も、階層構造を有するGDSIIデー
タとして得られる。次いで、第1の例と同様に、セル評
価処理S40を行ない、更に、描画用データの再構築S
50を行ない、再構築描画用データS51を得ることが
できる。各処理は、第1の例と同様でここでは、説明を
省略する。
【0020】次に、本発明の描画方法について、簡単に
説明しておく。先に述べた描画用データの作成方法によ
り、得られた各パターンデータと、面付け情報データを
用いるもので、実際の描画の際に必要なデータは、先に
述べた、フラットの状態(階層のない図形だけのデー
タ)に図形展開したパターンデータ131A、132
A、133A、134Aと、これらの面付け情報データ
135Aに相当するものを用いる。ベクター型の描画装
置の場合、ラスター型の描画装置とも、得られパターン
データをそれぞれ面付け情報にしたがい描画することと
なる。尚、ベクター型の描画装置の場合には、階層構造
を持てるものもあるが、ラスター型の描画装置にの場
合、一般には、各パターンデータの描画をJOBで指示
する。JOBのパターンデータ名と配列情報にしたが
い、通常、各パターンデータ毎に描画が行なわれる。こ
のようにして、フォトマスク作製のための描画を行なう
際、元のパタンデータ(図1の110あるいは120)
に比べ、データ量を実質的に減らした状態で、描画を行
なうことができる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、上記のように、描画用のパタ
ーンデータのデータ量の増大化にも対応できる、描画方
法とそのための描画用データの作成方法の提供を可能と
した。特に、OPC補正処理が施されたGDSIIデー
タからなる大容量のロジックLSIを作製するためのフ
ォトマスクのパターン描画を実用レベルで可能にでき
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の描画用データの作成方法の実施の形態
例の処理フローを示した図
【図2】セル階層構造とOPC補正処理に伴なうセル階
層構造の変化を説明するための図
【図3】セル評価を説明するための図
【図4】パタンデータにおける階層構造と、再構築され
た描画データを説明するための図
【符号の説明】
100 ソースパターンデータ 110 OPC付きパターンデータ 120 前処理後のパターンデータ 131 パターンデータ(第2のパターン
データ) 132 (セルC1の)パターンデータ 133 (セルC2の)のパターンデータ 134 (セルC3の)パターンデータ 1135 面付け情報データ 131A〜134A パターンデータ 135A 面付け情報データ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セル階層構造を有するGDSIIデータ
    (ストリームフォーマットデータ)からなる描画用のパ
    ターンデータに対して、フォトマスク作製のための描画
    を行なう際のデータ量を実質的に減らすためのデータ処
    理方法であって、描画用の第1のパターンデータに対
    し、所定の評価を行ない、独立の描画データとして扱う
    方が、描画処理に対してデータ量的に有利であるセルを
    抽出するセル評価処理と、セル評価処理の結果に基づ
    き、元の描画用の第1のパターンデータから、その階層
    において、抽出された全てのセル部を除去した階層構造
    のGDSIIデータからなる第2のパターンデータと、
    第2のパターンデータとは別に、独立して、前記セル評
    価処理により抽出された全てのセルにそれぞれ対応し
    た、GDSIIデータからなるパターンデータと、前記
    各パターンデータに対応した、面付け情報データとから
    なる、描画用データを構築する描画データ構築処理と
    を、行なうことを特徴とする描画用データの作成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、セル評価処理におけ
    る所定の評価は、対象とするパタンデータのトップセル
    Ctを全て図形データに展開した場合の図形数をF0、
    各セルCiを全て図形データに展開した場合の図形数を
    Fi、各セルCiのトップセルCtにおけるのべ配置数
    をNiとした場合、各セルの評価関数Efiを下記式に
    て表し、 Efi=[Σ(Fi×Ni)]/[Σ(Fi×Ni)−
    Fi×Ni+Fi] 評価関数Efiの値が大きいセルほど、独立の描画デー
    タとして扱う方が、描画処理に対してデータ量的に有利
    であると判断するものであることを特徴とする描画用デ
    ータの作成方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、評価関数Efiの値
    が1番大きいセルを、独立の描画データとして扱う方
    が、描画処理に対してデータ量的に有利であるセルとし
    て抽出するセル抽出処理を行なうもので、第1のパター
    ンデータに対し、次いで、第1のパターンデータの階層
    構造から、順次抽出されたセルを除去しながら、抽出さ
    れたセルを除去した階層構造のパターンデータについ
    て、前記セル抽出処理を繰り返し行なうことを特徴とす
    る描画用データの作成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3において、第1のパタ
    ーンデータが、階層構造を有するGDSIIデータ(ス
    トリームフォーマットデータ)からなるソースデータに
    OPC補正(Optical Proximity C
    orrection)処理が施された、GDSIIデー
    タからなる描画用のパターンデータ、あるいは該パター
    ンデータに対して、サイジング等の前処理を施した描画
    用のパターンデータであることを特徴とする描画用デー
    タの作成方法。
  5. 【請求項5】 階層構造を有するGDSIIデータ(ス
    トリームフォーマットデータ)からなるソースデータに
    OPC補正(Optical Proximity C
    orrection)処理が施された、GDSIIデー
    タからなる描画用のマスクパターンデータに対応した、
    フォトマスク作製のためのパターン描画を行なう、描画
    方法であって、請求項1ないし3に記載の描画用データ
    を用いて、それぞれ各パターンデータについて、それぞ
    れの面付け情報に基づき描画を行なうことを特徴とする
    描画方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009229623A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Fujitsu Microelectronics Ltd パターンデータの作成方法、そのパターンデータを作成するプログラム、及び、そのプログラムを含む媒体

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