JP2003028269A - 変速装置 - Google Patents

変速装置

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JP2003028269A
JP2003028269A JP2001211720A JP2001211720A JP2003028269A JP 2003028269 A JP2003028269 A JP 2003028269A JP 2001211720 A JP2001211720 A JP 2001211720A JP 2001211720 A JP2001211720 A JP 2001211720A JP 2003028269 A JP2003028269 A JP 2003028269A
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    • F16H1/32Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion in which the central axis of the gearing lies inside the periphery of an orbital gear
    • F16H1/321Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion in which the central axis of the gearing lies inside the periphery of an orbital gear the orbital gear being nutating
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で、かつ、取扱い及び製作が容易
で、広範囲の変速域で高効率な変速装置を提供すること
にある。 【解決手段】 同一の第1軸心L1 上に回転自在に枢支
された入力軸1及び出力軸2を備える。また、入力軸1
に回転自在に外嵌されると共に第1軸心L1 と所定角度
θで交差する偏角軸心Pを軸心とする変速用偏心軸3
と、偏角軸心P廻りに自転自在として変速用偏心軸3に
外嵌された変速用入力盤4と、入力軸1の出力軸2側の
端部に回転自在に軸支された偏角軸心Pを軸心とする出
力偏心軸5とを備える。また、偏角軸心P廻りに自転自
在として出力偏心軸5に外嵌されかつ変速用入力盤4と
接触して第1軸心L1 廻りの公転力が付与されるケーシ
ング部6及びケーシング部6と入力軸1とを連結する継
手本体7を有する自在継手部8と、変速用偏心軸3を回
転させて変速用入力盤4の公転速度を変化させる変速手
段Yとを具備し、出力偏心軸5に一体状に出力軸2を取
付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変速装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】工作機械、産業機械、建設機械、農業機
械、車両機械等に用いられる変速装置としては、従来、
インバーターやサーボモータ等の電気制御による変速装
置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の変速装置では、低速域においては、低トルク
で出力不足であり、効率が悪いという問題がある。ま
た、電力を使用しない自動車等に用いられる変速装置で
は、制御に難があり、構造が複雑化する問題がある。
【0004】そこで、本発明は、構造が簡単で、かつ、
取扱い及び製作が容易で、広範囲の変速域で高効率な変
速装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る変速装置は、同一の第1軸心上に回
転自在に枢支された入力軸及び出力軸を備えた変速装置
に於て、上記入力軸に回転自在に外嵌されると共に上記
第1軸心と所定角度で交差する偏角軸心を軸心とする変
速用偏心軸と、上記偏角軸心廻りに自転自在かつ上記第
1軸心廻りに公転自在として上記変速用偏心軸に外嵌さ
れた変速用入力盤と、入力軸の出力軸側の端部に回転自
在に軸支された上記偏角軸心を軸心とする出力偏心軸
と、偏角軸心廻りに自転自在かつ第1軸心廻りに公転自
在として上記出力偏心軸に外嵌されかつ上記変速用入力
盤と接触して第1軸心廻りの公転力が付与されるケーシ
ング部及び該ケーシング部と入力軸とを連結する継手本
体を有する自在継手部と、上記出力偏心軸に一体状に設
けられた上記出力軸と、上記変速用偏心軸を回転させて
上記変速用入力盤の公転速度を変化させる変速手段と、
を備えたものである。
【0006】また、同一の第1軸心上に回転自在に枢支
された入力軸及び出力軸を備えた変速装置に於て、上記
第1軸心廻りに上記入力軸と一体回転する入力歯車と、
上記入力軸に回転自在に外嵌されると共に上記第1軸心
と所定角度で交差する偏角軸心を軸心とする変速用偏心
軸と、上記偏角軸心廻りに自転自在かつ上記第1軸心廻
りに公転自在として上記変速用偏心軸に外嵌された変速
用入力盤と、入力軸の出力軸側の端部に回転自在に軸支
された上記偏角軸心を軸心とする出力偏心軸と、偏角軸
心廻りに自転自在かつ第1軸心廻りに公転自在として上
記出力偏心軸に外嵌された筒部と該筒部に連設されて上
記入力歯車と噛合する受力歯車部及び該受力歯車部に連
設されて上記変速用入力盤と接触して第1軸心廻りの公
転力が付与される受力盤部を有する回転体と、上記出力
偏心軸に一体状に設けられた上記出力軸と、上記変速用
偏心軸を回転させて上記変速用入力盤の公転速度を変化
させる変速手段と、を備えたものである。このとき、変
速用入力盤が自動調芯コロ軸受を介して変速用偏心軸に
外嵌されている。
【0007】また、同一の第1軸心上に回転自在に枢支
された入力軸及び出力軸を備えた変速装置に於て、上記
第1軸心廻りに上記入力軸と一体回転する入力歯車と、
上記入力軸に回転自在に外嵌されると共に上記第1軸心
と平行に偏心した第2軸心を軸心とする変速用偏心軸
と、上記第2軸心廻りに自転自在かつ上記第1軸心廻り
に公転自在として上記変速用偏心軸に外嵌されて上記入
力歯車と噛合する受力歯車と、入力軸の出力軸側の端部
に回転自在に軸支された上記第2軸心を軸心とする出力
偏心軸と、第2軸心廻りに自転自在かつ第1軸心廻りに
公転自在として上記受力歯車に一体状に設けられた歯車
型変速クラッチ部と、第2軸心廻りに自転自在かつ第1
軸心廻りに公転自在として上記出力偏心軸に外嵌されて
上記歯車型変速クラッチ部と噛合する歯車型受力クラッ
チ部と、出力偏心軸に一体状に設けられた上記出力軸
と、上記変速用偏心軸を回転させて上記受力歯車の公転
速度を変化させる変速手段と、を備えたものである。
【0008】また、同一の第1軸心上に回転自在に枢支
された入力軸及び出力軸を備えた変速装置に於て、上記
第1軸心廻りに上記入力軸と一体回転する入力歯車と、
上記入力軸に回転自在に外嵌されると共に上記第1軸心
と所定角度で交差する偏角軸心を軸心とする変速用偏心
軸と、上記偏角軸心廻りに自転自在かつ上記第1軸心廻
りに公転自在として上記変速用偏心軸に外嵌されて上記
入力歯車と噛合する受力歯車と、入力軸の出力軸側の端
部に回転自在に軸支されると共に上記第1軸心と平行な
第2軸心を軸心とする出力偏心軸と、偏角軸心廻りに自
転自在かつ第1軸心廻りに公転自在として上記受力歯車
に一体状に設けられた歯車型変速クラッチ部と、上記第
2軸心廻りに自転自在かつ第1軸心廻りに公転自在とし
て上記出力偏心軸に回転自在に外嵌されて上記歯車型変
速クラッチ部と噛合する歯車型受力クラッチ部と、上記
出力偏心軸に一体状に設けられた上記出力軸と、上記変
速用偏心軸を回転させて上記受力歯車の公転速度を変化
させる変速手段と、を備えたものである。
【0009】また、同一の第1軸心上に回転自在に枢支
された入力軸及び出力軸を備えた変速装置に於て、上記
第1軸心廻りに上記入力軸と一体回転する入力歯車と、
入力軸の出力軸側の端部に回転自在に軸支されると共に
上記第1軸心と平行な第2軸心を軸心とする出力偏心軸
と、第1軸心廻りに公転自在として上記出力偏心軸に外
嵌された受力歯車と、第1軸心廻りに回転自在として入
力軸に外嵌されると共に第1軸心と直交方向の取付軸部
を有する遊星キャリヤーと、該遊星キャリヤーの取付軸
部に回転自在に取着されると共に上記入力歯車及び上記
受力歯車に噛合する第1遊星歯車及び第2遊星歯車と、
入力軸に回転自在に外嵌されると共に上記第1遊星歯車
と噛合する変速用歯車と、上記出力偏心軸に一体状に設
けられた上記出力軸と、上記変速用歯車の回転速度を変
化させる変速手段と、を備えたものである。
【0010】また、同一の第1軸心上に回転自在に枢支
された入力軸及び出力軸を備えた変速装置に於て、上記
第1軸心廻りに上記入力軸と一体回転する入力歯車と、
入力軸の出力軸側の端部に回転自在に軸支されると共に
上記第1軸心と平行な第2軸心を軸心とする出力偏心軸
と、第1軸心廻りに公転自在として上記出力偏心軸に外
嵌された受力歯車と、第1軸心廻りに回転自在として入
力軸に外嵌されると共に第1軸心と直交方向の取付軸部
を有する遊星キャリヤーと、該遊星キャリヤーの取付軸
部に回転自在に取着されると共に上記入力歯車及び上記
受力歯車に噛合する第1遊星歯車及び第2遊星歯車と、
上記出力偏心軸に一体状に設けられた上記出力軸と、上
記遊星キャリヤーの回転速度を変化させる変速手段と、
を備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0012】図1は、本発明に係る変速装置の実施の一
形態(第1の実施の形態)を示す。この変速装置は、同
一の第1軸心L1 上に回転自在に枢支された入力軸1及
び出力軸2を備えた変速装置であって、入力軸1に回転
自在に外嵌されると共に第1軸心L1 と所定角度θで交
差する偏角軸心Pを軸心とする変速用偏心軸3と、偏角
軸心P廻りに自転自在かつ第1軸心L1 廻りに公転自在
として変速用偏心軸3に外嵌された変速用入力盤4と、
入力軸1の出力軸2側の端部に回転自在に軸支された偏
角軸心Pを軸心とする出力偏心軸5と、偏角軸心P廻り
に自転自在かつ第1軸心L1 廻りに公転自在として出力
偏心軸5に外嵌されかつ変速用入力盤4と接触して第1
軸心L1 廻りの公転力が付与されるケーシング部6及び
該ケーシング部6と入力軸1とを連結する継手本体7を
有する自在継手部8と、出力偏心軸5に一体状に設けら
れた上記出力軸2と、変速用偏心軸3を回転させて変速
用入力盤4の公転速度を変化させる変速手段Yと、を備
えている。
【0013】具体的に説明すると、入力軸1と出力軸2
は、第1軸心L1 を中心に回転自在にケーシング等の固
定部材に枢支されている。また、入力軸1の基端側は、
駆動源16に接続されて回転駆動され、出力軸2の先端側
は、変速駆動される機械等に接続される。なお、図1に
於て左側が先端側、右側が基端側である。
【0014】出力偏心軸5は、入力軸1側に開口する凹
部を第1軸心L1 上に有し、軸受を介して入力軸1の端
部に外嵌状に取付けられている。また、出力偏心軸5
は、その先端側にバランスウェイト17が付設されてお
り、出力軸2と一体状に連設(連結)されている。
【0015】偏角軸心Pを軸心とする筒状の変速用偏心
軸3は、軸受を介して入力軸1に外嵌状に取付けられて
おり、その外周面の基端側に外鍔部35を有し、外周面と
外鍔部35との隅部に自動調芯コロ軸受9の内輪が固着さ
れ、かつ、外鍔部35の一部にバランスウェイト10が付設
されている。なお、自動調芯コロ軸受9はスラスト自動
調芯コロ軸受であっても良い。また、変速用偏心軸3の
(第1軸心L1 と直交する)基端面には、軸受を介して
入力軸1に外嵌された筒部11が連設されている。12はケ
ーシング等の固定部材であり、この固定部材12の孔部内
周縁と変速用偏心軸3の基端面との間にスラスト軸受13
が介装されている。
【0016】変速用入力盤4は、入力軸1を挿通させる
中心孔部を有する円板部14と、円板部14の外周縁から基
端側へ突出した外周壁部15とから成り、円板部14と外周
壁部15との隅部が上記自動調芯コロ軸受9の外輪に固着
されている。
【0017】自在継手部8の継手本体7は、入力軸1の
大径部18(出力偏心軸5と変速用入力盤4との間の部
位)に第1軸心L1 と直交方向(図1の紙面直交方向)
に貫通状に付設された第1軸19と、入力軸1の大径部18
の外周側に配設されると共に第1軸19の両端を軸支する
ボス部20,20(図1では一方のみを示す)を有するリン
グ部21と、リング部21の外周面にかつ第1軸19及び偏角
軸心Pと直交方向に突設された一対の第2軸22,22と、
を有している。
【0018】また、自在継手部8のケーシング部6は、
(図示省略のボルトやビス等で連結された)先端側半割
体6a・基端側半割体6bから成る。先端側半割体6a
は、軸受を介して出力偏心軸5に外嵌された筒部23と、
筒部23の基端側に設けられた一対の円弧状壁部24,24と
を有する。また、基端側半割体6bは、入力軸1を挿通
する中心孔部を有すると共に変速用入力盤4に接触する
円環突条部25aを有する受力盤部25と、受力盤部25の先
端側に設けられると共に上記一対の円弧状壁部24,24と
共働きして一対の第2軸22,22を軸受を介して保持する
円弧状壁部26,26とを有する。
【0019】変速手段Yは、変速用偏心軸3の基端側に
連設された(上述の)筒部11と、筒部11の基端に一体状
に設けられた外鍔部材27と、入力軸1に滑りキー等で軸
方向スライド可能かつ一体回転可能に設けられた外鍔部
材28と、これら一対の外鍔部材27,28にS極とN極の一
対乃至複数対が付設されたマグネット29…と、を備えて
いる。
【0020】次に、この変速装置の動作について説明す
る。変速手段Yの一対の外鍔部材27,28が十分に離間し
た状態では、入力軸1が回転しても変速用偏心軸3は回
転しない(静止している)。従ってこのとき、入力軸1
の回転により自在継手部8は偏角軸心P廻りに自転する
のみで第1軸心L1 廻りには公転しない。即ち、自在継
手部8の筒部23は出力偏心軸5の廻りを回っているだけ
なので出力偏心軸5は静止状態にあり、よって出力軸2
は静止している。なお、変速用入力盤4は、自在継手部
8の受力盤部25と接触しているため偏角軸心P廻りに自
転している。
【0021】そしてこの状態から、入力軸1と共に回転
する一方の外鍔部材28を他方の外鍔部材27の方へ徐々に
接近させていくと、変速用偏心軸3側の外鍔部材27が磁
力によって入力軸1と同じ方向に回転を開始し、それに
よって変速用偏心軸3が第1軸心L1 廻りに公転してい
く。すると、変速用入力盤4が偏角軸心P廻りに自転し
つつ第1軸心L1 廻りに公転すると共に、変速用入力盤
4から自在継手部8の受力盤部25に公転力が付与され
て、自在継手部8が偏角軸心P廻りに自転しつつ第1軸
心L1 廻りに公転していき、それによって出力偏心軸5
が第1軸心L1 廻りの公転を開始し、よって出力軸2が
(入力軸1と同じ方向に)回転を開始する。このとき、
変速用入力盤4と受力盤部25との間にはほとんど滑りが
生じない。
【0022】そして、両方の外鍔部材27,28を密着させ
て変速用偏心軸3が入力軸1と一体的に回転すれば、出
力軸2は入力軸1と同一回転速度となって変速動作が完
了する。このとき、バランスウェイト10,17によって、
変速装置全体の動的バランスが良好となり、回転時の振
動が抑制されている。また、逆に外鍔部材27,28を相互
に離間させていくと、出力軸2の回転は遅くなってい
く。
【0023】この変速装置によれば、入力軸1と出力軸
2との間の動力伝達経路に(歯車を用いず)自在継手部
8を用いているため、動力の伝達が円滑であると共に、
動力損失が小さく効率が極めて良く、広範囲な変速域で
高効率に変速動作を行うことができる。また、動作音が
小さく静かであると共に、コンパクトで安価に製作でき
るという利点がある。また、出力軸2の反力を自動調芯
コロ軸受9に圧接させることによって、変速用入力盤4
をあたかもターンテーブルのように作用させ、出力の反
力を自在継手部8のケーシング部6に返すことができる
ので、変速用偏心軸3は反力によって回転することがな
く、変速手段Yによってスムーズに回転することができ
る。また、変速手段Yをマグネット29…を使用した構成
とすることにより、摩擦熱による損失を無くすることが
できる。
【0024】次に、図2は、本発明の変速装置の第2の
実施の形態を示し、この変速装置は、図1で説明した変
速装置の自在継手部8の代わりに歯車を用いた構成であ
って、第1軸心L1 廻りに入力軸1と一体回転する入力
歯車30と、第1軸心L1 と所定角度θで交差する偏角軸
心P廻りに自転自在かつ第1軸心L1 廻りに公転自在と
して出力偏心軸5に外嵌された筒部31と筒部31に連設さ
れて入力歯車30と噛合する受力歯車部32及び受力歯車部
32に連設されて変速用入力盤4と接触して第1軸心L1
廻りの公転力が付与される受力盤部33を有する回転体34
と、を備えている。このとき、入力歯車30としてはカサ
歯車が使用され、その歯を基端側へ向けて入力軸1の外
鍔部35に固着されている。また、受力歯車部32としては
冠歯車が使用され、この冠歯車の一部を上記カサ歯車と
噛合させている。
【0025】その他の構成は図1の変速装置とほぼ同様
であるが、(図1の変速装置と比較して)変速用偏心軸
3の外径及び自動調芯コロ軸受9のサイズが大きく設定
されると共に、変速用入力盤4に接触する受力盤部33の
円環突条部33aが小径に設定されており、それによって
ターンテーブル効果を高めている。
【0026】しかして、この図2の変速装置の動作は
(図1の変速装置と同様に)、変速手段Yの一対の外鍔
部材27,28が十分に離間した状態では、入力軸1が回転
しても変速用偏心軸3は回転しない。そして、入力軸1
の回転により入力歯車30が回転し、入力歯車30と噛合す
る受力歯車部32は偏角軸心P廻りに自転する(第1軸心
1 廻りに公転しない)。即ち、回転体34の筒部31は出
力偏心軸5の廻りを回っているだけなので出力偏心軸5
は静止状態にあり、よって出力軸2は静止している。
【0027】そしてこの状態から、変速手段Yによって
変速用偏心軸3を第1軸心L1 廻りに公転させていく
と、変速用入力盤4が偏角軸心P廻りに自転しつつ第1
軸心L 1 廻りの公転を開始すると共に、変速用入力盤4
から回転体34の受力盤部33に公転力が付与されて、回転
体34が偏角軸心P廻りに自転しつつ第1軸心L1 廻りに
公転していく。それによって出力偏心軸5が第1軸心L
1 廻りに公転していき、出力軸2が(入力軸1と同じ方
向に)回転していく。そして、変速用偏心軸3が入力軸
1と一体的に回転すれば、出力軸2は入力軸1と同一回
転速度となって変速動作が完了する。
【0028】なお、第1軸心L1 に対する偏角軸心Pの
角度θを小さくすることにより、変速手段Yによる変速
入力(トルク)が小さくて済み、外鍔部材27,28を小型
化することができる。また、回転体34は、例えば筒部31
側と受力歯車部32側を別体として作製してボルト等にて
連結する構成であっても良い。
【0029】次に、図3は、本発明の変速装置の第3の
実施の形態を示す。この変速装置は、同一の第1軸心L
1 上に回転自在に枢支された入力軸1及び出力軸2を備
えた変速装置であって、第1軸心L1 廻りに入力軸1と
一体回転する入力歯車30と、入力軸1に回転自在に外嵌
されると共に第1軸心L1 と平行に偏心した第2軸心L
2 を軸心とする変速用偏心軸36と、第2軸心L2 廻りに
自転自在かつ第1軸心L1 廻りに公転自在として変速用
偏心軸36に外嵌されて入力歯車30と噛合する受力歯車37
と、入力軸1の出力軸2側の端部に回転自在に軸支され
た第2軸心L2を軸心とする出力偏心軸38と、第2軸心
2 廻りに自転自在かつ第1軸心L1 廻りに公転自在と
して受力歯車37に一体状に設けられた歯車型変速クラッ
チ部39と、第2軸心L2 廻りに自転自在かつ第1軸心L
1 廻りに公転自在として出力偏心軸38に外嵌されて歯車
型変速クラッチ部39と噛合する歯車型受力クラッチ部40
と、出力偏心軸38に一体状に設けられた上記出力軸2
と、変速用偏心軸36を回転させて受力歯車37の公転速度
を変化させる変速手段Yと、を備えている。
【0030】入力歯車30は、入力軸1の先端側に設けら
れた(先端側へ縮径する)テーパ部にキー41等にて一体
回転可能に取付けられた筒部42と、筒部42の基端開口端
縁に連設された円板部43と、円板部43の外周縁に沿って
基端側へ突出した外周壁部44と、外周壁部44の内周面に
設けられた内接歯車部45と、を有している。そして、入
力歯車30の筒部42に出力偏心軸38が軸受を介して外嵌状
に取付けられている。また、受力歯車37は、変速用偏心
軸36に軸受を介して回転自在に取付けられた筒部46と、
筒部46の外周面に設けられて上記内接歯車部45と噛合す
る外接歯車部47と、を有している。
【0031】歯車型変速クラッチ部39は、受力歯車37の
筒部46の外周面に設けられた外鍔部48と、外鍔部48の外
周縁に沿って先端側へ突出する外周壁部49と、外周壁部
49の先端面に設けられた歯部50と、を有している。ま
た、歯車型受力クラッチ部40は、出力偏心軸38に軸受を
介して回転自在に取付けられる筒部51と、筒部51の外周
面に連設された外鍔部52と、外鍔部52の外周縁に沿って
基端側へ突出する外周壁部53と、外周壁部53の基端面に
設けられて上記歯部50と噛合する歯部54と、を有してい
る。このとき、歯車型変速クラッチ部39と歯車型受力ク
ラッチ部40は、冠歯車型とされている。なお、55は出力
偏心軸38に一体状に設けられたバランスウェイトであ
り、56は変速用偏心軸36に一体状に設けられたバランス
ウェイトである。
【0032】変速手段Yは、変速用偏心軸36の基端面に
一体状に設けられて軸受を介して入力軸1に回転自在に
取付けられた筒部57と、筒部57に設けられたプーリ58と
を備え、駆動源16とは異なる電動機等にて回転する(図
示省略の)別のプーリと、上記プーリ58とが、ベルト59
にて懸架されている。さらに、プーリ58は、筒部57に固
定された先端側の第1半体58aと、滑りキー等にて筒部
57と一体回転可能かつ軸心方向スライド可能とされた基
端側の第2半体58bと、から成る。この変速手段Yで
は、上述の(図示省略の)電動機等が回転駆動すると、
プーリ58と変速用偏心軸36が一体回転し、また、第1半
体58aに対して第2半体58bを接近・離間させることに
より、ベルト59をプーリ58の径方向にスライドさせ、プ
ーリ58及び変速用偏心軸36の回転速度を変化させること
ができる。
【0033】この変速装置の動作を説明すると、変速手
段Yの停止状態(変速用偏心軸36の停止状態)に於て、
入力軸1が回転して入力歯車30が回転すると、受力歯車
37及び歯車型変速クラッチ部39は第2軸心L2 廻りに自
転するのみで第1軸心L1 廻りには公転しない。従っ
て、歯車型変速クラッチ部39と噛合する歯車型受力クラ
ッチ部40の筒部51は出力偏心軸5の廻りを回っているだ
けなので出力偏心軸5は静止状態にあり、よって出力軸
2は静止している。
【0034】そしてこの状態から、変速手段Yのプーリ
58を入力軸1と同じ方向に徐々に回転させていくと、変
速用偏心軸3の第1軸心L1 廻りの公転が開始すると共
に、第2軸心L2 廻りに自転している受力歯車37が第1
軸心L1 廻りにも公転していく。従って、第2軸心L2
廻りに自転している歯車型変速クラッチ部39及び歯車型
受力クラッチ部40が第1軸心L1 廻りの公転を開始する
と共に、出力偏心軸38が第1軸心L1 廻りの公転を開始
し、よって出力軸2が入力軸1と同じ回転方向へ回転し
ていく。そして、変速用偏心軸36が入力軸1と同一速度
で回転すると、入力歯車30と受力歯車37の噛合部位が変
化しないロック状態となり、受力歯車37の第2軸心L2
廻りの自転は停止し、第1軸心L1 廻りの公転のみとな
り、出力軸2の回転速度が入力軸1の回転速度と等しく
なって変速動作が完了する。この変速装置によれば、極
めて小さい力で出力軸2を制動変速することができる。
なお、変速クラッチ部39及び受力クラッチ部40を歯車型
(冠歯車)とすることにより、径方向のずれ力を逃がし
て各軸受を保護している。
【0035】次に、図4は、本発明の第4の実施の形態
を示し、この変速装置は、図3で説明した変速装置の入
力歯車30及び受力歯車37の形状を冠歯車型としたもので
ある。このとき、図4と図5に示すように、噛合状態に
於て、入力歯車30の歯30aと受力歯車37の歯37aの間に
隙間部60を形成しかつ歯数を少なくすると共に、接触面
を直角として径方向に滑り接触させる歯形に形成して、
摩耗を少なくするようにしている。さらに、入力歯車30
と受力歯車37の歯数を同数とすることで、高速回転時の
歯30aと歯37aの面圧が小さくなり、高効率と耐摩耗を
向上させている。なお、変速手段Yは図1と図2で説明
したマグネット式を採用し、その他の構成は図3の変速
装置と同様である。
【0036】また、図6は、本発明の第5の実施の形態
を示し、この変速装置は、同一の第1軸心L1 上に回転
自在に枢支された入力軸1及び出力軸2を備えた変速装
置であって、第1軸心L1 廻りに入力軸1と一体回転す
る入力歯車30と、入力軸1に回転自在に外嵌されると共
に第1軸心L1 と所定角度θで交差する偏角軸心Pを軸
心とする変速用偏心軸3と、偏角軸心P廻りに自転自在
かつ第1軸心L1 廻りに公転自在として変速用偏心軸3
に外嵌されて入力歯車30と噛合する受力歯車63と、入力
軸1の出力軸2側の端部に回転自在に軸支されると共に
第1軸心L1 と平行な第2軸心L2 を軸心とする出力偏
心軸38と、偏角軸心P廻りに自転自在かつ第1軸心L1
廻りに公転自在として受力歯車63に一体状に設けられた
歯車型変速クラッチ部65と、第2軸心L2 廻りに自転自
在かつ第1軸心L1 廻りに公転自在として出力偏心軸38
に回転自在に外嵌されて歯車型変速クラッチ部65と噛合
する歯車型受力クラッチ部40と、出力偏心軸38に一体状
に設けられた上記出力軸2と、変速用偏心軸3を回転さ
せて受力歯車63の公転速度を変化させる変速手段Yと、
を備えている。
【0037】図6と図7に示すように、第1軸心L1
平行な第2軸心L2 は、偏角軸心Pと第1軸心L1 を通
る平面に対して第1軸心L1 から直角方向(図6の紙面
直交方向)に所定寸法εだけ偏心した位置とされてい
る。即ち、歯車型受力クラッチ部40はこの第2軸心L2
上に配設して歯車形変速クラッチ部65と一部を噛合させ
ることによりクランクを形成している。なお、図6で
は、第2軸心L2 を説明しやすいように第1軸心L1
ら僅かにずらして図示している。このとき、各歯車(歯
車型変速クラッチ部65、歯車型受力クラッチ部40、入力
歯車30、受力歯車63)は、ハスバカサ歯車又はハイポイ
ドギヤとされる。
【0038】また、出力偏心軸38は、入力軸1の先端の
テーパ外周面にキー41にて一体回転可能に取付けられた
リング部材67に、軸受を介して外嵌されており、その内
部にはバランスウェイト68が埋設されている。変速手段
Yは、(図3で説明したように)変速用偏心軸3の基端
側に連設された筒部57に、固定の先端側第1半体58aと
可動の基端側第2半体58bから成るプーリ58を一体回転
可能に設け、図示省略の電動機等からのトルクをベルト
59を介してプーリ58に伝達すると共に、ベルト59を径方
向に移動させてプーリ58の回転速度を変化させて変速用
偏心軸3の第1軸心L1 廻りの公転速度を変化させるよ
うに構成している。なお、プーリ58の第1半体58aには
バランスウェイト69が付設されている。
【0039】次に、この変速装置の動作を説明する。変
速手段Yの停止状態(変速用偏心軸3の停止状態)に於
て、入力軸1が回転して入力歯車30が回転すると、受力
歯車63及び歯車型変速クラッチ部65は偏角軸心P廻りに
自転するのみで第1軸心L1廻りには公転しない。従っ
て、歯車型変速クラッチ部65と噛合する歯車型受力クラ
ッチ部40の筒部70は出力偏心軸38の廻りを回っているだ
けであり、出力偏心軸38は静止状態にあり、よって出力
軸2は静止している。
【0040】そしてこの状態から、変速手段Yのプーリ
58を入力軸1と同じ方向に同一速度で回転させると、変
速用偏心軸3が第1軸心L1 廻りに公転すると共に、受
力歯車63が第1軸心L1 に公転する。そして、歯車型変
速クラッチ部65及び歯車型受力クラッチ部40が第1軸心
1 廻りに公転し、それによって出力偏心軸38が第1軸
心L1 廻りを公転し、よって出力軸2が(入力軸1と同
じ方向に同一速度で)回転する。なお、変速手段Yにて
変速用偏心軸3の第1軸心L1 廻りの公転速度を変化さ
せることによって、全域定出力で出力軸2の制動変速が
行い得る。
【0041】図8は、本発明の第6の実施の形態を示
す。この変速装置は、同一の第1軸心L1 上に回転自在
に枢支された入力軸1及び出力軸2を備えた変速装置で
あって、第1軸心L1 廻りに入力軸1と一体回転する入
力歯車30と、入力軸1の出力軸2側の端部に回転自在に
軸支されると共に第1軸心L1 と平行な第2軸心L2
軸心とする出力偏心軸38と、第1軸心L1 廻りに公転自
在として出力偏心軸38に外嵌された受力歯車73と、第1
軸心L1 廻りに回転自在として入力軸1に外嵌されると
共に第1軸心L1 と直交方向の取付軸部74を有する遊星
キャリヤー75と、遊星キャリヤー75の取付軸部74に回転
自在に取着されると共に入力歯車30及び受力歯車73に噛
合する第1遊星歯車76及び第2遊星歯車77と、入力軸1
に回転自在に外嵌されると共に第1遊星歯車76と噛合す
る変速用歯車78と、出力偏心軸38に一体状に設けられた
上記出力軸2と、変速用歯車78の回転速度を変化させる
変速手段Yと、を備えている。
【0042】入力軸1はその先端に、出力軸2側に開口
する凹部及び外鍔部を有し、この外鍔部の先端面に、中
心孔部を有する入力歯車30が歯を基端側へ向けるように
してボルトにて固定されている。このとき入力歯車30は
カサ歯車とされている。
【0043】出力偏心軸38はその基端面に第1軸心L1
を軸心とする小径軸部79を有し、この小径軸部79が入力
歯車30の中心孔部に軸受を介して挿通されかつ入力軸1
の凹部に挿入されている。また、出力偏心軸38の先端側
には外鍔部80が設けられると共に、外鍔部80にバランス
ウェイト81が付設されている。
【0044】82は出力偏心軸38に外嵌されたラジアル玉
軸受であり、このラジアル玉軸受82の内輪が出力偏心軸
38の外周面に固着されると共に、外輪に上記受力歯車73
が外嵌固着されている。なお、受力歯車73はカサ歯車と
されている。
【0045】遊星キャリヤー75は、入力軸1に軸受を介
して外嵌された筒部83と、筒部83の先端外周面に中心角
度 180°で第1軸心L1 と直交方向に突設された2本の
上記取付軸部74,74と、を有している。そして、第1・
第2軸心L1 ,L2 を通る平面上に一対の取付軸部74,
74が配置された状態に於て、各取付軸部74に第1遊星歯
車(カサ歯車)76と第2遊星歯車(カサ歯車)77が軸受
を介して取付けられている。なお、84はスペーサであ
る。このとき、入力歯車30と第1遊星歯車76とが噛合す
る噛合点の延長線M1 は、直交軸心Q(取付軸部74の軸
心)と第1軸心L 1 との交点O1 で交わる。また、受力
歯車73と第2遊星歯車77とが噛合する噛合点の延長線M
2 は、第2軸心L2 と直交軸心Qとの交点O2 で交わ
る。
【0046】変速手段Yは、変速用歯車(カサ歯車)78
の基端面に連設されて入力軸1に回転自在に外嵌された
筒部85と、筒部85の先端に連設された変速用の第4歯車
89と、第4歯車89よりも基端側に入力軸1にキー等を介
して一体回転可能に設けられた入力用の第1歯車86と、
第1歯車と噛合する第2歯車87を有する油圧ポンプ部93
及び第4歯車89と噛合する第3歯車88を有する油圧モー
タ部94を有するアキシャルプランジャーポンプ変速機90
と、を備える。なお、ポンプ変速機90に於て、91は油圧
ポンプ部93側の揺動可能な変速調整用傾斜板であり、92
は油圧モータ部94側の固定の出力用傾斜板である。
【0047】次に、この変速装置の動作を説明する。
(図8の如く)ポンプ変速機90の変速調整用傾斜板91を
傾斜させた状態に於て、入力軸1を回転させると、入力
歯車30が回転すると共に、変速手段Yの第1歯車86が回
転する。そして、第1歯車86の回転によって、ポンプ変
速機90の第2歯車87が回転して、油圧ポンプ部93から油
圧モータ部94にオイルが供給されて第3歯車88が回転
し、それによって第4歯車89及び筒部85を介して変速用
歯車78が入力軸1と同一方向に同一速度で回転する。す
ると、入力歯車30と変速用歯車78の両方に噛合する第1
遊星歯車76,76は、取付軸部74廻りに回転することなく
遊星キャリヤー75と共に入力軸1と同一の回転方向・回
転速度で回転する。即ち、遊星キャリヤー75と共に一対
の第2遊星歯車77,77が入力軸1と同一方向に同一速度
で回転し、第2遊星歯車77,77と噛合する受力歯車73が
第1軸心L1 廻りに公転すると共に、出力偏心軸38が第
1軸心L1 廻りに公転し、よって出力軸2が入力軸1と
同一の回転方向・回転速度で回転する。
【0048】この状態から、油圧ポンプ部93の傾斜板91
を、矢印A方向(入力軸1と直交する方向)に揺動させ
ていくと、油圧ポンプ部93からの油圧が低下して油圧モ
ータ部94の第3歯車88の回転が遅くなり、入力歯車30の
回転速度よりも変速用歯車78の回転速度が遅くなってい
く。そして、油圧モータ部94の第3歯車88が停止し、変
速用歯車78が停止することにより、各第1遊星歯車76は
各取付軸部74廻りを自転しつつ第1軸心L1 廻りを公転
する。即ち、遊星キャリヤー75が入力軸1の半分の回転
速度となる。従って、受力歯車73及び出力偏心軸38の第
1軸心L1 廻りの公転速度が半分となり、出力軸2の回
転速度が半分まで低下する。
【0049】さらに、ポンプ変速機90の油圧ポンプ部93
の傾斜板91を(仮想線で示す如く)逆向きに傾斜させて
いくことにより、油圧モータ部94の第3歯車88が逆回転
(入力軸1と同一回転方向)を開始し、変速用歯車78が
入力軸1と逆方向に回転を開始する。そして、変速用歯
車78の回転速度が入力軸1と同じになると、第1遊星歯
車76,76は自転するのみとなって遊星キャリヤー75が停
止する。従って、受力歯車73の第1軸心L1 廻りの公転
及び出力偏心軸38の第1軸心L1 廻りの公転が停止し、
よって出力軸2が停止する。なお、ポンプ変速機90の傾
斜板91を矢印B方向に揺動させていくと、再び遊星キャ
リヤー75が回転を開始し、第1軸心L1に対して第2軸
心L2 が公転して出力軸2が回転していく。
【0050】次に、図9は、本発明の第7の実施の形態
を示す。この変速装置は、図8で説明した変速装置の変
速用歯車78を省略し、かつ、変速手段Yにて遊星キャリ
ヤーの回転速度を調整可能として回転・停止させるよう
に構成している。
【0051】変速手段Yは、遊星キャリヤー75の基端面
に連設されかつ軸受を介して入力軸1に外嵌された筒部
95と、トルクコンバータ96とを備え、トルクコンバータ
96は、入力軸1とキー等にて一体回転可能に設けられた
入力側インペラ97と、上記筒部95に滑りキー等にて一体
回転可能かつ軸方向スライド可能に設けられた受力側イ
ンペラ98とを具備する。
【0052】この変速装置の場合、入力側インペラ97と
受力側インペラ98とが十分離間した状態では、入力軸1
が回転しても受力側インペラ98は回転せず、遊星キャリ
ヤー75は停止している。従って、第2遊星歯車77,77及
び受力歯車73は停止状態にあり、出力偏心軸38は停止
し、出力軸2は停止している。なお、入力歯車30の回転
により各遊星歯車76は取付軸部74廻りに自転している。
【0053】そしてこの状態から、受力側インペラ98を
入力側インペラ97に接近させていくと、受力側インペラ
98と共に遊星キャリヤー75が入力軸1と同じ回転方向に
回転し、第2遊星歯車77,77と噛合する受力歯車73及び
出力偏心軸38が第1軸心L1廻りに公転し、よって出力
軸2が入力軸1と同一回転方向に回転する。そして、遊
星キャリヤー75が入力軸1と同じ回転速度となれば、出
力軸2が入力軸1と同じ回転速度となって変速動作が完
了する。
【0054】このように、トルクコンバータ96により遊
星キャリヤー75の回転速度を変化させることにより、全
域定出力で出力軸2の制動変速が行い得る。また、従来
使用しているトルクコンバータよりも小型のものが使用
可能となり、例えば、大型トラックでも軽四輪車用のト
ルクコンバータで十分となり、大幅に効率が良くなる。
また、従来の自動車用の変速機では、変速が飛び変速で
ありその間がないため、原動機の回転出力が多すぎたり
少なすぎたりする不具合を有するが、本発明では常に適
当な回転を維持することができ、省エネや低公害に有効
となる。
【0055】次に、図10は、本発明の第8の実施の形態
を示し、この変速装置は、図9で説明した変速手段Yの
トルクコンバータ96の代わりに、電磁パウダークラッチ
99を使用したものである。この電磁パウダークラッチ99
は、入力軸1と一体回転可能に設けられた電磁石部100
と、遊星キャリヤー75に連設された筒部95に一体回転可
能に設けられた受力鉄心部101 と、を備える。
【0056】この変速装置の場合、電磁パウダークラッ
チ99が非通電状態であれば、入力軸1と共に電磁石部10
0 が回転しても遊星キャリヤー75は回転しない。従っ
て、出力軸2は停止状態である。この状態から、電磁パ
ウダークラッチ99を通電すると、電磁石部100 と受力鉄
心部101 との間でパウダー(鉄粉)が結合して遊星キャ
リヤー75が入力軸1と同一回転方向に回転し、よって出
力軸2が入力軸1と同じ回転方向に回転する。このと
き、電流の強弱を調整してパウダーの結合度合いを変化
させることにより、遊星キャリヤー75の回転速度を変化
させ、出力軸2の回転速度を変化させることができる。
【0057】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、例えば、図1のマグネット式の変速手段Yを(図
3の)プーリ回転駆動型や(図9の)トルクコンバータ
に変更自由であると共に、変速手段Yとしては上述以外
のものであっても使用可能である。そして、変速手段Y
による変速作用はサーボ制御やマイコン等によって行わ
れることが望ましい。また、図3の変速装置に於て、入
力歯車30を外接歯車とし、受力歯車37を内接歯車として
噛合させたり、また、歯車型変速クラッチ部39・歯車型
受力クラッチ部40を内外接歯車型としたり、あるいは図
2の変速装置に於て、入力歯車30を先端向きとし、受力
歯車部32を基端向きとして噛合させるように構成するな
ど設計変更可能である。また、図8〜図10で説明した変
速装置に於て、第1遊星歯車76と第2遊星歯車77を一体
化して取付軸部74に回転自在に取付けるも良い。この場
合、遊星キャリヤー75の静止状態に於て、入力歯車30の
回転によって受力歯車73が第2軸心L2廻りに自転す
る。
【0058】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0059】(請求項1又は2によれば)変速手段Yに
て変速用偏心軸3及び変速用入力盤4の公転速度を変化
させるだけで、出力軸2を無段階かつ全域定出力で、所
望回転数に変速することができ、低速域においても十分
なトルクを出力できて効率が良い。
【0060】(請求項1によれば)入力軸1と出力軸2
との間の動力伝達経路に自在継手部8を用い、歯車を省
略したことにより、動力の伝達が円滑であると共に、動
力損失が小さく効率が極めて良く、広範囲な変速域で高
効率に変速動作を行うことができる。また、歯車を省略
したことにより動作音が小さく静かであると共に、コン
パクトで安価に製作できる。
【0061】(請求項3によれば)出力軸2の反力を自
動調芯コロ軸受9に圧接させることによって、変速用入
力盤4をあたかもターンテーブルのように作用させ、出
力の反力を出力軸2側に返すことができるので、変速用
偏心軸3は反力によって回転することがなく変速手段Y
によってスムーズに回転することができる。
【0062】(請求項4又は5によれば)変速手段Yに
て変速用偏心軸3及び変速用入力盤4の公転速度を変化
させるだけで、出力軸2を無段階かつ全域定出力で、所
望回転数に変速することができ、かつ、動力損失をベア
リング損失程度に低減でき、低速域においても十分なト
ルクを出力できて効率が良い。また、歯車型の変速クラ
ッチ部39及び受力クラッチ部40により、径方向のずれ力
を逃がして各軸受を保護できる。また、歯車等の簡単な
形状・構造の部品により構成されているので、取扱い操
作及び製作が容易である。
【0063】(請求項6又は7によれば)変速手段Yに
て変速用偏心軸3及び変速用入力盤4の公転速度を変化
させるだけで、出力軸2を無段階かつ全域定出力で、所
望回転数に変速することができ、かつ、動力損失をベア
リング損失程度に低減でき、低速域においても十分なト
ルクを出力できて効率が良い。また、歯車等の簡単な形
状・構造の部品により構成されているので、取扱い操作
及び製作が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る変速装置の第1の実施の形態を示
す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図5】入力歯車と受力歯車の噛合状態を示す要部断面
図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図7】歯車の位置関係を示す説明図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図9】本発明の第7の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図10】本発明の第8の実施の形態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 入力軸 2 出力軸 3 変速用偏心軸 4 変速用入力盤 5 出力偏心軸 6 ケーシング部 7 継手本体 8 自在継手部 30 入力歯車 31 筒部 32 受力歯車部 33 受力盤部 34 回転体 36 変速用偏心軸 37 受力歯車 38 出力偏心軸 39 歯車型変速クラッチ部 40 歯車型受力クラッチ部 63 受力歯車 65 歯車型変速クラッチ部 73 受力歯車 74 取付軸部 75 遊星キャリヤー 76 第1遊星歯車 77 第2遊星歯車 78 変速用歯車 L1 第1軸心 L2 第2軸心 P 偏角軸心 Y 変速手段 θ 所定角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 23/00 F16H 23/00 35/00 35/00 A 47/04 47/04 A Fターム(参考) 3J027 FA11 FA17 FA36 FA50 FC04 GA02 GB03 GC10 GC13 GC22 3J028 EA01 EA07 EA25 EA27 EB35 FB03 FC03 FC05 FC23 FC62 GA01 GA13 GA15 GA25 3J062 AA13 AA21 AB03 AB06 AB12 AB37 AC03 BA12 BA26 BA31 CG02 CG13 CG32 CG46 CG52 CG66 CG83

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の第1軸心L1 上に回転自在に枢支
    された入力軸1及び出力軸2を備えた変速装置に於て、
    上記入力軸1に回転自在に外嵌されると共に上記第1軸
    心L1 と所定角度θで交差する偏角軸心Pを軸心とする
    変速用偏心軸3と、上記偏角軸心P廻りに自転自在かつ
    上記第1軸心L1 廻りに公転自在として上記変速用偏心
    軸3に外嵌された変速用入力盤4と、入力軸1の出力軸
    2側の端部に回転自在に軸支された上記偏角軸心Pを軸
    心とする出力偏心軸5と、偏角軸心P廻りに自転自在か
    つ第1軸心L1 廻りに公転自在として上記出力偏心軸5
    に外嵌されかつ上記変速用入力盤4と接触して第1軸心
    1 廻りの公転力が付与されるケーシング部6及び該ケ
    ーシング部6と入力軸1とを連結する継手本体7を有す
    る自在継手部8と、上記出力偏心軸5に一体状に設けら
    れた上記出力軸2と、上記変速用偏心軸3を回転させて
    上記変速用入力盤4の公転速度を変化させる変速手段Y
    と、を備えたことを特徴とする変速装置。
  2. 【請求項2】 同一の第1軸心L1 上に回転自在に枢支
    された入力軸1及び出力軸2を備えた変速装置に於て、
    上記第1軸心L1 廻りに上記入力軸1と一体回転する入
    力歯車30と、上記入力軸1に回転自在に外嵌されると共
    に上記第1軸心L1 と所定角度θで交差する偏角軸心P
    を軸心とする変速用偏心軸3と、上記偏角軸心P廻りに
    自転自在かつ上記第1軸心L1 廻りに公転自在として上
    記変速用偏心軸3に外嵌された変速用入力盤4と、入力
    軸1の出力軸2側の端部に回転自在に軸支された上記偏
    角軸心Pを軸心とする出力偏心軸5と、偏角軸心P廻り
    に自転自在かつ第1軸心L1 廻りに公転自在として上記
    出力偏心軸5に外嵌された筒部31と該筒部31に連設され
    て上記入力歯車30と噛合する受力歯車部32及び該受力歯
    車部32に連設されて上記変速用入力盤4と接触して第1
    軸心L1 廻りの公転力が付与される受力盤部33を有する
    回転体34と、上記出力偏心軸5に一体状に設けられた上
    記出力軸2と、上記変速用偏心軸3を回転させて上記変
    速用入力盤4の公転速度を変化させる変速手段Yと、を
    備えたことを特徴とする変速装置。
  3. 【請求項3】 変速用入力盤4が自動調芯コロ軸受9を
    介して変速用偏心軸3に外嵌されている請求項1又は2
    記載の変速装置。
  4. 【請求項4】 同一の第1軸心L1 上に回転自在に枢支
    された入力軸1及び出力軸2を備えた変速装置に於て、
    上記第1軸心L1 廻りに上記入力軸1と一体回転する入
    力歯車30と、上記入力軸1に回転自在に外嵌されると共
    に上記第1軸心L1 と平行に偏心した第2軸心L2 を軸
    心とする変速用偏心軸36と、上記第2軸心L2 廻りに自
    転自在かつ上記第1軸心L1 廻りに公転自在として上記
    変速用偏心軸36に外嵌されて上記入力歯車30と噛合する
    受力歯車37と、入力軸1の出力軸2側の端部に回転自在
    に軸支された上記第2軸心L2 を軸心とする出力偏心軸
    38と、第2軸心L2 廻りに自転自在かつ第1軸心L1
    りに公転自在として上記受力歯車37に一体状に設けられ
    た歯車型変速クラッチ部39と、第2軸心L2 廻りに自転
    自在かつ第1軸心L1 廻りに公転自在として上記出力偏
    心軸38に外嵌されて上記歯車型変速クラッチ部39と噛合
    する歯車型受力クラッチ部40と、出力偏心軸38に一体状
    に設けられた上記出力軸2と、上記変速用偏心軸36を回
    転させて上記受力歯車37の公転速度を変化させる変速手
    段Yと、を備えたことを特徴とする変速装置。
  5. 【請求項5】 同一の第1軸心L1 上に回転自在に枢支
    された入力軸1及び出力軸2を備えた変速装置に於て、
    上記第1軸心L1 廻りに上記入力軸1と一体回転する入
    力歯車30と、上記入力軸1に回転自在に外嵌されると共
    に上記第1軸心L1 と所定角度θで交差する偏角軸心P
    を軸心とする変速用偏心軸3と、上記偏角軸心P廻りに
    自転自在かつ上記第1軸心L1 廻りに公転自在として上
    記変速用偏心軸3に外嵌されて上記入力歯車30と噛合す
    る受力歯車63と、入力軸1の出力軸2側の端部に回転自
    在に軸支されると共に上記第1軸心L1 と平行な第2軸
    心L2 を軸心とする出力偏心軸38と、偏角軸心P廻りに
    自転自在かつ第1軸心L1廻りに公転自在として上記受
    力歯車63に一体状に設けられた歯車型変速クラッチ部65
    と、上記第2軸心L2 廻りに自転自在かつ第1軸心L1
    廻りに公転自在として上記出力偏心軸38に回転自在に外
    嵌されて上記歯車型変速クラッチ部65と噛合する歯車型
    受力クラッチ部40と、上記出力偏心軸38に一体状に設け
    られた上記出力軸2と、上記変速用偏心軸3を回転させ
    て上記受力歯車63の公転速度を変化させる変速手段Y
    と、を備えたことを特徴とする変速装置。
  6. 【請求項6】 同一の第1軸心L1 上に回転自在に枢支
    された入力軸1及び出力軸2を備えた変速装置に於て、
    上記第1軸心L1 廻りに上記入力軸1と一体回転する入
    力歯車30と、入力軸1の出力軸2側の端部に回転自在に
    軸支されると共に上記第1軸心L1 と平行な第2軸心L
    2 を軸心とする出力偏心軸38と、第1軸心L1 廻りに公
    転自在として上記出力偏心軸38に外嵌された受力歯車73
    と、第1軸心L1 廻りに回転自在として入力軸1に外嵌
    されると共に第1軸心L1 と直交方向の取付軸部74を有
    する遊星キャリヤー75と、該遊星キャリヤー75の取付軸
    部74に回転自在に取着されると共に上記入力歯車30及び
    上記受力歯車73に噛合する第1遊星歯車76及び第2遊星
    歯車77と、入力軸1に回転自在に外嵌されると共に上記
    第1遊星歯車76と噛合する変速用歯車78と、上記出力偏
    心軸38に一体状に設けられた上記出力軸2と、上記変速
    用歯車78の回転速度を変化させる変速手段Yと、を備え
    たことを特徴とする変速装置。
  7. 【請求項7】 同一の第1軸心L1 上に回転自在に枢支
    された入力軸1及び出力軸2を備えた変速装置に於て、
    上記第1軸心L1 廻りに上記入力軸1と一体回転する入
    力歯車30と、入力軸1の出力軸2側の端部に回転自在に
    軸支されると共に上記第1軸心L1 と平行な第2軸心L
    2 を軸心とする出力偏心軸38と、第1軸心L1 廻りに公
    転自在として上記出力偏心軸38に外嵌された受力歯車73
    と、第1軸心L1 廻りに回転自在として入力軸1に外嵌
    されると共に第1軸心L1 と直交方向の取付軸部74を有
    する遊星キャリヤー75と、該遊星キャリヤー75の取付軸
    部74に回転自在に取着されると共に上記入力歯車30及び
    上記受力歯車73に噛合する第1遊星歯車76及び第2遊星
    歯車77と、上記出力偏心軸38に一体状に設けられた上記
    出力軸2と、上記遊星キャリヤー75の回転速度を変化さ
    せる変速手段Yと、を備えたことを特徴とする変速装
    置。
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