JP2003028231A - ストラットマウント - Google Patents
ストラットマウントInfo
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- shock absorber
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
トを得る。 【解決手段】 ストラットマウント10にはショックア
ブソーバの作動軸12が連結されたバウンドストッパー
ケース16が設けられている。このバウンドストッパー
ケース16の周壁にはゴム製の弾性体26が一体成形さ
れ、バウンドストッパーケース16の周壁に沿って環状
に設けられると共に、軸方向に沿って天井部16A及び
フランジ部16Bから延出している。また、バウンドス
トッパーケース16の外周側にはロアーブラケット28
が設けられており、弾性体26を介してバウンドストッ
パーケース16が支持され、軸方向及び半径方向の移動
量が制限される。このため、バウンドストッパーケース
16の移動量を制限する部品が不要となり、ストラット
マウント10のコストダウンを図ることができる。
Description
ョン機構を構成するショックアブソーバを車体へ取付け
るストラットマウントに関するものである。 【0002】 【従来の技術】自動車等の車両には、ホイールと車体と
の間にショックアブソーバ等により構成されるストラッ
ト型のサスペンション機構を用いたものがあり、このス
トラット型のサスペンション機構では、ストラットマウ
ントを介してショックアブソーバが車体側へマウントさ
れている。 【0003】図2には従来のストラットマウント100
が示されている。このストラットマウント100には図
示しないショックアブソーバの作動軸102が連結され
ており、これにより、サスペンション機構の一部を構成
するショックアブソーバが、ストラットマウント100
を介して車体パネル(図示省略)へ取付けられる。 【0004】ここで、ストラットマウント100の中心
側には、略ドーム状のバウンドストッパーケース106
が配置されている。バウンドストッパーケース106に
は、バウンドストッパー108が支持されており、この
バウンドストッパー108によって、ショックアブソー
バを通じて伝達される振動荷重が緩和される。 【0005】また、バウンドストッパーケース106の
外周側には、バウンドストッパーケース106の天井部
106Aに当接すると共に、バウンドストッパーケース
106を覆うようにして内筒金具110が配置されてい
る。 【0006】この内筒金具110の天井部110A及び
バウンドストッパーケース106の天井部106Aには
それぞれ貫通穴112、114が形成されており、貫通
穴112、114にはショックアブソーバの作動軸10
2の先端部が挿通可能となっている。 【0007】作動軸102の先端部には雄ねじ部102
Aが形成されており、この雄ねじ部102Aにナット1
16がねじ込まれることより、作動軸102がバウンド
ストッパーケース106及び内筒金具110に連結され
る。 【0008】また、内筒金具110の外周側には、有底
円筒状のロアーブラケット118が設けられており、底
板部118Aの中心部には、円形の開口部120が形成
され、バウンドストッパーケース106が挿通可能な大
きさとなっている。 【0009】また、ロアーブラケット118の上端部に
は、フランジ部118Bが全周に亘って外側へ張り出し
ている。一方、略ドーム状を成したアッパーブラケット
122の外周部には、フランジ部118Bと当接するフ
ランジ部122Bが形成されており、フランジ部118
Bとフランジ部122Bとが当接した状態で、ロアーブ
ラケット118とアッパーブラケット122とで構成さ
れる空間には、バウンドストッパーケース106及び内
筒金具110が収納される。 【0010】ここで、内筒金具110の周壁には、ゴム
製の弾性体124が一体成形されており、内筒金具11
0の周壁に沿って環状に設けられると共に、内筒金具1
10の軸方向に沿って内筒金具110の上下から延出し
ている。 【0011】この弾性体124は圧縮された状態でアッ
パーブラケット122及びロアーブラケット118に当
接しており、これにより、内筒金具110を介してバウ
ンドストッパーケース106の軸方向及び半径方向への
移動量が所定の範囲内に制限されると共に、内筒金具1
10を介してバウンドストッパーケース106がロアー
ブラケット118又はアッパーブラケット122に直接
衝突することがないようにして打音発生を防止してい
る。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】しかし、ショックアブ
ソーバの作動軸102を連結すると共にバウンドストッ
パー108を支持するためバウンドストッパーケース1
06を設け、また、バウンドストッパーケース106の
軸方向及び周方向への移動量を所定の範囲内に制限する
と共に打音発生を防止するため内筒金具110を設ける
ことで、ストラットマウント100の部品点数が多くな
り、作業工数も増えるため、ストラットマウント100
がコストアップしてしまう。 【0013】本発明は上記事実を考慮し、コストダウン
が実現可能なストラットマウントを提供することが目的
である。 【0014】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、サスペンション機構を構成するショックアブソーバ
を車体へ取付けるストラットマウントには、ショックア
ブソーバの作動軸に連結されるカバーが備えられてお
り、カバーによって車体に伝達される振動を吸収するバ
ウンドストッパーが支持される。 【0015】このカバーの外周部に緩衝部材を一体に設
け、車体に固定されたストッパ部材及びケースに当接さ
せる。これにより、カバーの軸方向及び半径方向の移動
量が制限される。 【0016】このように、ショックアブソーバの作動軸
に連結されるカバーに直接緩衝部材を設け、緩衝部材を
ストッパ部材及びケースに当接させることでカバーの軸
方向及び半径方向の移動量を制限することによって、カ
バーの移動量を制限するために用いられていた内筒金具
が不要となるため、ストラットマウントのコストダウン
を図ることができる。 【0017】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係るストラ
ットマウントについて説明する。 【0018】図1に示すように、ストラットマウント1
0には図示しないショックアブソーバの作動軸12が連
結されており、これにより、サスペンション機構の一部
を構成するショックアブソーバが、ストラットマウント
10を介して車体パネル(図示省略)へ取付けられる。 【0019】ここで、ストラットマウント10の中心側
には、略ドーム状のバウンドストッパーケース16が配
置されている。バウンドストッパーケース16の天井部
16Aには貫通穴18が形成されており、貫通穴18に
はショックアブソーバの作動軸12の先端部が挿通可能
となっている。作動軸12の先端部には、雄ねじ部12
Aが形成されており、この雄ねじ部12Aにナット20
がねじ込まれることより、作動軸12がバウンドストッ
パーケース16に連結される。 【0020】バウンドストッパーケース16には、バウ
ンドストッパー22が支持されており、このバウンドス
トッパー22によって、ショックアブソーバを通じて伝
達される振動荷重が緩和される。また、バウンドストッ
パーケース16には環状のフランジ部16Bが外側へ向
かって張り出している。 【0021】バウンドストッパーケース16の周壁に
は、ゴム製の弾性体26が一体成形されており、バウン
ドストッパーケース16の周壁に沿って環状に設けられ
ると共に、バウンドストッパーケース16の軸方向に沿
ってバウンドストッパーケース16の天井部16A及び
フランジ部16Bから延出している。 【0022】また、バウンドストッパーケース16の外
周側には、有底円筒状のロアーブラケット28が設けら
れており、このロアーブラケット28の底板部28Aの
中心部には円形の開口部30が形成され、バウンドスト
ッパー22が挿通可能となっている。 【0023】一方、ロアーブラケット28の内周壁に
は、薄肉円筒状の外筒金具24が圧入固定されており、
外筒金具24には弾性体26が固着され、外筒金具24
とバウンドストッパーケース16とは、弾性体26によ
り連結されている。この弾性体26を介してバウンドス
トッパーケース16がロアーブラケット28に支持され
る。 【0024】ところで、ロアーブラケット28の上端部
には、フランジ部28Bが全周に亘って外側へ張り出し
ている。一方、略ドーム状を成したアッパーブラケット
32の外周部には、フランジ部28Bと当接するフラン
ジ部32Bが形成されており、フランジ部28Bとフラ
ンジ部32Bとが当接した状態で、ロアーブラケット2
8とアッパーブラケット32とで構成される空間には、
バウンドストッパーケース16、弾性体26及び外筒金
具24が収納される。 【0025】ここで、弾性体26はアッパーブラケット
32及びロアーブラケット28に当接しており、これに
より、ショックアブソーバの作動軸12が連結されたバ
ウンドストッパーケース16は、アッパーブラケット3
2及びロアーブラケット28によって軸方向への移動量
が所定の範囲内に制限され、また、ロアーブラケット2
8によって半径方向への移動量が所定の範囲内に制限さ
れる。 【0026】このため、バウンドストッパーケース16
がロアーブラケット28及びアッパーブラケット32に
直接衝突することがないので、打音は生じない。 【0027】このように、ショックアブソーバの作動軸
12が連結されたバウンドストッパーケース16に直接
弾性体26を設け、弾性体26をロアーブラケット28
とアッパーブラケット32とに当接させることによっ
て、弾性体26を介してバウンドストッパーケース16
の軸方向及び半径方向の移動量を制限することができ
る。 【0028】これにより、バウンドストッパーケース1
6の移動量を制限するため、従来用いられた内筒金具が
不要となり、ストラットマウント10のコストダウンを
図ることができる。 【0029】なお、本形態では、バウンドストッパーケ
ース16の形状を略ドーム状としたが、バウンドストッ
パーケース16の軸方向及び半径方向への移動量を所定
の範囲内に制限できれば良いため、この形状に限るもの
ではない。 【0030】 【発明の効果】本発明は上記構成としたので、カバーの
移動量を制限するために用いられていた内筒金具が不要
となるため、ストラットマウントのコストダウンを図る
ことができる。
を示す断面図である。 【図2】従来のストラットマウントを示す断面図であ
る。 【符号の説明】 10 ストラットマウント 16 バウンドストッパーケース(カバー) 26 弾性体(緩衝部材) 28 ロアーブラケット(ケース) 32 アッパーブラケット(ストッパ部材)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車両のサスペンション機構を構成するシ
ョックアブソーバを車体へ取付けるストラットマウント
において、 前記ショックアブソーバの作動軸に連結され、前記車体
に伝達される振動を吸収するバウンドストッパーを支持
するカバーと、 前記カバーの外周部に一体に設けられた緩衝部材と、 前記車体に固定され、前記緩衝部材と当接して前記カバ
ーの軸方向の移動量を制限するストッパ部材と、 前記車体に固定され、前記緩衝部材と当接して前記カバ
ーの半径方向の移動量を制限するケースと、 を有することを特徴とするストラットマウント。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001217098A JP4658398B2 (ja) | 2001-07-17 | 2001-07-17 | ストラットマウント |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JP4658398B2 JP4658398B2 (ja) | 2011-03-23 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005241630A (ja) * | 2004-01-29 | 2005-09-08 | Mitsutoyo Corp | 計測器カバーおよび計測器 |
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-
2001
- 2001-07-17 JP JP2001217098A patent/JP4658398B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4630674B2 (ja) * | 2004-01-29 | 2011-02-09 | 株式会社ミツトヨ | 計測器カバー |
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